JP5806507B2 - ディスク式スチームトラップ - Google Patents

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Description

本発明は、変圧室すなわち熱力学的蒸気室の圧力変化に応じて弁ディスクが開閉することにより、蒸気配管系に発生する復水を自動的に排出するディスク式スチームトラップに関し、特にバイメタルを用いてエアバインディングを解消できるようにしたものに関する。
従来のディスク式スチームトラップは、例えば特許文献1に示されている。これは、内外輪弁座と蓋部材とにより形成する変圧室内に弁ディスクを配置し、外輪弁座の外周に形成した円錐状の斜面部に有端のバイメタル環を配置すると共に、弁ディスクとバイメタル環の間に環状板を配置し、斜面部と温度変化によるバイメタル環の拡開縮閉作用との協働によって低温時に縮閉したバイメタル環が環状板を介して弁ディスクを内外輪弁座から離座せしめてエアバインディングを解消するディスク式スチームトラップにおいて、バイメタル環の外側に上面が高温時に拡開したバイメタル環の上面よりも上方に位置して環状板の外周下面を係止する環状の外ストッパー部を形成し、バイメタル環の内側に上面を外ストッパー部の上面と同一平面に形成して環状板の内周下面を係止する環状の内ストッパー部を形成したことを特徴とする。
特開2009−097575号公報
上記従来のディスク式スチームトラップは、高温時に拡開して斜面部を下動したバイメタル環の上面よりも上面が上方に位置する環状の外ストッパー部と環状の内ストッパー部により環状板がバイメタル環よりも上方で係止されるので、環状板が上下に激しく動揺して弁ディスクに叩かれても、バイメタル環は環状板を介して弁ディスクに叩かれることがなく損傷することがない優れたものであるが、バイメタル環が高温時に拡開し、環状板が環状の外ストッパー部と環状の内ストッパー部に当接した状態において、流体がバイメタル環の周囲に流入し難いために、バイメタル環が不必要に頻繁に縮閉して磨耗し易い問題があった。
したがって本発明が解決しようとする課題は、バイメタル環が高温時に拡開し、環状板が外ストッパー部と内ストッパー部に当接した状態において、流体がバイメタル環の周囲に流入し易いディスク式スチームトラップを提供することである。
上記の課題を解決するために、本発明のディスク式スチームトラップは、内外輪弁座と蓋部材とにより形成する変圧室内に弁ディスクを配置し、外輪弁座の外周に形成した円錐状の斜面部に有端のバイメタル環を配置すると共に、弁ディスクとバイメタル環の間に環状板を配置し、斜面部と温度変化によるバイメタル環の拡開縮閉作用との協働によって低温時に縮閉したバイメタル環が環状板を介して弁ディスクを内外輪弁座から離座せしめてエアバインディングを解消するディスク式スチームトラップにおいて、バイメタル環の外側に上面が高温時に拡開したバイメタル環の上面よりも上方に位置して環状板の外周下面を係止する複数個の突起から成る外ストッパー部を形成し、バイメタル環の内側に上面を外ストッパー部の上面と同一平面に形成して環状板の内周下面を係止する複数個の突起から成る内ストッパー部を形成したことを特徴とするものである。
本発明によれば、外ストッパー部及び内ストッパー部を複数個の突起から形成しているので、バイメタル環が高温時に拡開し、環状板が外ストッパー部及び内ストッパー部に当接した状態において、流体が環状板の下方の外ストッパー部の突起と突起の間の隙間及び内ストッパー部の突起と突起の隙間を通してバイメタル環の周囲に流入し易くなり、バイメタル環が不必要に頻繁に縮閉することを防止でき、バイメタル環の磨耗を防止できるという優れた効果を生じる。
本発明の実施の形態に係わるディスク式スチームトラップの断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図1を参照して説明する。本体1に同一軸上に入口2と出口3を形成し、この入口2及び出口3と連通する変圧室4を蓋部材5と本体1とで形成する。入口2と出口3の変圧室4側開口端に内輪弁座6と外輪弁座7を同心円状で同一平面に形成してその間に環状溝8を形成する。内外輪弁座6,7に離着座する円板状の弁ディスク9を変圧室4内に配置する。入口2と変圧室4は内輪弁座6に形成した入口通路10を介して連通し、変圧室4と出口3は環状溝8の一部から形成した出口通路11を介して連通する。蓋部材4の外側にキャップ12を被せて空気保温室13を形成する。
外輪弁座7の外周に円錐状の斜面部14を形成し、有端のバイメタル環15を配置すると共に、バイメタル環15と弁ディスク9の間に環状板16を配置する。バイメタル環15の外側の本体1に上面が高温時に拡開したバイメタル環15の上面よりも上方に位置して環状板16の外周下面を係止する複数個の突起から成る外ストッパー部17を形成する。外ストッパー部17は右側と左側と手前側と向かい側の合計4個設ける。外ストッパー部17の数は4個に限られることなく、突起と突起の間に隙間を形成できるように2個以上3個、5個、6個等の複数個設けることができる。バイメタル環15の内側の本体1に上面を外ストッパー部17の上面と同一平面に形成して環状板16の内周下面を係止する複数個の突起から成る内ストッパー部18を形成する。内ストッパー部18は右側と左側と手前側と向かい側の合計4個設ける。内ストッパー部18の数は4個に限られることなく、突起と突起の間に隙間を形成できるように2個以上3個、5個、6個等の複数個設けることができる。
上記実施例の作動を説明する。トラップ本体が低温の場合、バイメタル環15は縮閉して斜面部14を上動し、環状板16を介して弁ディスク9を持上げて内外輪弁座6,7から離座開弁状態にし、低温の復水や空気を出口通路11から出口3に排出する。高温復水が流入してくると、バイメタル環15は拡開して斜面部14を下動し、これに伴って環状板16も下動し、環状板16はバイメタル環15の上面よりも上方に形成された複数個の突起から成る外ストッパー部17と複数個の突起から成る内ストッパー部18により外周下面と内周下面がバイメタル環15よりも上方で係止される。そのため、環状板16が上下に激しく動揺して弁ディスク9に叩かれても、バイメタル環15は環状板16を介して弁ディスク9に叩かれることがなく損傷することがない。また、バイメタル環15が高温時に拡開し、環状板16が複数個の突起から成る外ストッパー部17及び複数個の突起から成る内ストッパー部18に当接した状態において、流体が環状板16の下方の外ストッパー部17の突起と突起の間の隙間及び内ストッパー部18の突起と突起の隙間を通してバイメタル環15の周囲に流入し易く、バイメタル環15が不必要に頻繁に縮閉することを防止でき、バイメタル環15の磨耗を防止できる。
入口通路10を介して弁ディスク9に作用する入口2側の流体圧力により、弁ディスク9は内外輪弁座6,7から離座開弁し、高温復水を出口通路11から出口3に排出する。高温復水が排出されて蒸気が内外輪弁座6,7と弁ディスク9の間を高速に通過することによって内外輪弁座6,7と弁ディスク9の間の圧力が低下し、また蒸気が変圧室4に廻り込むことによって変圧室4の圧力が上昇することによって、弁ディスク9が内外輪弁座6,7に着座閉弁して出口通路11を閉止する。そして、変圧室4内の蒸気が放熱等により凝縮しその蒸気圧力が低下してくると、弁ディスク9は内外輪弁座6,7から離座開弁する。このような開閉弁のサイクルを繰り返す。
本発明は、蒸気配管系に発生する復水を自動的に排出するディスク式スチームトラップに利用することができる。
1 本体
2 入口
3 出口
4 変圧室
5 蓋部材
6 内輪弁座
7 外輪弁座
8 環状溝
9 弁ディスク
10 入口通路
11 出口通路
12 キャップ
13 空気保温室
14 斜面部
15 バイメタル環
16 環状板
17 外ストッパー部
18 内ストッパー部

Claims (1)

  1. 内外輪弁座と蓋部材とにより形成する変圧室内に弁ディスクを配置し、外輪弁座の外周に形成した円錐状の斜面部に有端のバイメタル環を配置すると共に、弁ディスクとバイメタル環の間に環状板を配置し、斜面部と温度変化によるバイメタル環の拡開縮閉作用との協働によって低温時に縮閉したバイメタル環が環状板を介して弁ディスクを内外輪弁座から離座せしめてエアバインディングを解消するディスク式スチームトラップにおいて、バイメタル環の外側に上面が高温時に拡開したバイメタル環の上面よりも上方に位置して環状板の外周下面を係止する複数個の突起から成る外ストッパー部を形成し、バイメタル環の内側に上面を外ストッパー部の上面と同一平面に形成して環状板の内周下面を係止する複数個の突起から成る内ストッパー部を形成したことを特徴とするディスク式スチームトラップ。
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