JP5802165B2 - Actuator cover - Google Patents
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Description
本発明は、排熱回収装置に付属されるサーモアクチュエータを覆うアクチュエータカバーに関する。 The present invention relates to an actuator cover that covers a thermoactuator attached to an exhaust heat recovery apparatus.
内燃機関において発生した排気ガスの熱を利用して、熱交換器内の媒体を温める排熱回収装置が知られている。この排熱回収装置は、複数の排気ガス流路を有し、任意の流路に排気ガスを通すためのバルブが設けられている。このバルブを開閉するために媒体の温度によって作動するサーモアクチュエータが、バルブに連結されている(例えば、特許文献1(図1)参照。)。 2. Description of the Related Art An exhaust heat recovery apparatus that warms a medium in a heat exchanger using heat of exhaust gas generated in an internal combustion engine is known. This exhaust heat recovery apparatus has a plurality of exhaust gas passages, and is provided with a valve for passing exhaust gas through an arbitrary passage. A thermoactuator that operates according to the temperature of the medium to open and close the valve is connected to the valve (see, for example, Patent Document 1 (FIG. 1)).
特許文献1を図9に基づいて説明する。
図9に示されるように、排熱回収装置200は、排気ガスが導入される導入口201と、この導入口201の下流に設けられる第1及び第2流路202,203と、第2流路203に設けられ排気ガスの熱で媒体を温める熱交換器210と、この熱交換器210又は第1流路202を通過した排気ガスが排出される排出口205と、熱交換器210に接続され媒体の温度によって作動されるサーモアクチュエータ220と、このサーモアクチュエータ220に連結されているリンク機構206とからなる。
As shown in FIG. 9, the exhaust
サーモアクチュエータ220から熱交換器210に向かって管部221が延びている。この管部221の先端にフランジ222が取付けられ、このフランジ222が複数のボルト224により熱交換器210の本体211に取付けられている。
A
管部221内を流れる媒体の温度がサーモアクチュエータ220に伝わり、サーモアクチュエータ220は作動する。即ち、媒体の温度が高いと、サーモアクチュエータ220のロッド225が図面左に前進し、媒体の温度が低いと、ロッド225が後退する。ロッド225が作動することにより、リンク機構206がバルブを開閉する。バルブの切替えによって、第1又は第2流路202,203へ排気ガスの流路が切替えられる。
The temperature of the medium flowing in the
排熱回収装置200が車両に搭載される場合には、排熱回収装置200は、車体の底部に取付けられることが多い。車両が走行すると、車体の底部に向かって車輪の巻き上げた小石が飛ぶことがある。飛んだ小石が、車体の底部近傍に設けられているサーモアクチュエータ220に当たることがある。サーモアクチュエータは高価な部品であり、保護が求められる。また、飛んだ小石は、リンク機構206にも当たることがある。当たった小石がリンク機構206の動作に影響を及ぼす虞があり、保護が求められる。
When the exhaust
サーモアクチュエータ及びリンク機構を保護することのできる技術の提供が望まれる。 It is desired to provide a technology capable of protecting the thermoactuator and the link mechanism.
本発明は、サーモアクチュエータ及びリンク機構を保護することのできる技術の提供を課題とする。 An object of the present invention is to provide a technique capable of protecting a thermoactuator and a link mechanism.
請求項1に係る発明は、排熱回収装置に付属されるサーモアクチュエータを覆うアクチュエータカバーであって、このアクチュエータカバーは、前記サーモアクチュエータと共にこのサーモアクチュエータに連結されバルブを作動させるリンク機構も覆うアクチュエータカバーであり、このアクチュエータカバーは、前記サーモアクチュエータの下部から前記リンク機構の下部に渡って配置される下部カバー半体に、上部カバー半体を被せる構成とされ、前記アクチュエータカバー内に篭もる熱を排出するための通気孔を有すると共に、通気性を有し異物を遮断するメッシュ部材を着脱自在に備え、このメッシュ部材で前記サーモアクチュエータの本体部を囲い、この囲ったメッシュ部材を前記下部カバー半体と前記上部カバー半体とで挟持することを特徴とする。
The invention according to
請求項2に係る発明は、前記通気孔の近傍には、前記通気孔に被せられ外部からの異物の侵入を防止する防塵部材を有することを特徴とする。
The invention according to
請求項3に係る発明は、前記上部カバー半体又は前記下部カバー半体には、前記リンク機構から離れる方向に向かって膨出する膨出部が形成され、この膨出部の近傍に前記通気孔が形成されていることを特徴とする。 According to a third aspect of the present invention, the upper cover half or the lower cover half is formed with a bulge that bulges in a direction away from the link mechanism, and the passage is located near the bulge. It is characterized in that pores are formed.
請求項4に係る発明は、前記下部カバー半体の最下部には、前記アクチュエータカバー内に発生し得る水滴等を排出するための排出穴が形成されていることを特徴とする。
The invention according to
請求項1に係る発明では、排熱回収装置に付属されるサーモアクチュエータと共にこのサーモアクチュエータに連結されバルブを作動させるリンク機構も覆うアクチュエータカバーを備えている。
ただし、単にアクチュエータカバーを設けただけでは、このアクチュエータカバー近傍を流れる排気ガスの熱の影響により、アクチュエータカバー内に熱が篭もる。
The invention according to
However, if the actuator cover is simply provided, heat is trapped in the actuator cover due to the heat of the exhaust gas flowing in the vicinity of the actuator cover.
このため、メッシュ部材でサーモアクチュエータの本体部を囲い、この囲ったメッシュ部材を下部カバー半体と上部カバー半体とで挟持すると共に、アクチュエータカバー内に篭もる熱を排出するための通気孔を有する構成とした。メッシュ部材は通気性を有する。メッシュ部材から空気を取込み、取込まれた空気は通気孔から排出される。このことにより、サーモアクチュエータ及びリンク機構の周りに熱が篭もることを防止することができる。 For this reason, the main body portion of the thermoactuator is enclosed by the mesh member, and the enclosed mesh member is sandwiched between the lower cover half and the upper cover half, and at the same time, vent holes for discharging the heat trapped in the actuator cover It was set as the structure which has. The mesh member has air permeability. Air is taken in from the mesh member, and the taken-in air is discharged from the vent hole. This can prevent heat from being trapped around the thermo actuator and the link mechanism.
即ち、本発明に係るアクチュエータカバーによれば、飛び石等からサーモアクチュエータを保護しつつ、アクチュエータカバー内に熱が篭もることを防止することができる。 That is, according to the actuator cover according to the present invention, it is possible to prevent heat from being trapped in the actuator cover while protecting the thermoactuator from stepping stones and the like.
加えて、アクチュエータカバーによってサーモアクチュエータを覆うことにより、サーモアクチュエータへの水の浸入を抑制することで錆の発生を抑制でき、また泥水の浸入や異物の噛込みを防止することでサーモアクチュエータの円滑な作動を確保でき、さらにサーモアクチュエータ近傍に配置されている他の部品からの輻射熱を遮断することでサーモアクチュエータを熱から保護することができる。 In addition, by covering the thermoactuator with the actuator cover, it is possible to suppress the occurrence of rust by suppressing the intrusion of water into the thermoactuator, and also to prevent the intrusion of muddy water and the intrusion of foreign matter to make the thermoactuator smooth. Thus, the thermoactuator can be protected from heat by blocking radiant heat from other components arranged in the vicinity of the thermoactuator.
請求項2に係る発明では、通気孔の近傍には、通気孔に対して防塵部材が被せられている。防塵部材によって外部からのちり等の浸入を防止しつつ、アクチュエータカバー内に篭もる熱を排出することができる。
In the invention which concerns on
請求項3に係る発明では、リンク機構から離れる方向に向かって膨出する膨出部が形成され、この膨出部の近傍に通気孔が形成されている。膨出部を形成し広いスペースを形成することにより、サーモアクチュエータの周辺の狭いスペースに熱が篭もることを防止する。 In the invention which concerns on Claim 3, the bulging part which bulges toward the direction away from a link mechanism is formed, and the vent hole is formed in the vicinity of this bulging part. By forming the bulging portion and forming a wide space, heat is prevented from being trapped in a narrow space around the thermoactuator.
請求項4に係る発明では、下部カバー半体の最下部には、アクチュエータカバー内に発生し得る水滴等を排出するための排出穴が形成されている。排出穴から水滴を排出することにより、水滴がアクチュエータカバー内に残存することを防止し、アクチュエータカバー内における錆の発生を防止することができる。
In the invention which concerns on
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。 Embodiments of the present invention will be described below with reference to the accompanying drawings. The drawings are viewed in the direction of the reference numerals.
本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1に示されるように、排熱回収装置10は、内燃機関において発生した排気ガスが導入される導入口11と、この導入口11に接続されている分岐部12と、この分岐部12に接続され導入口11の下流に延びている第1流路13と、この第1流路13に沿って分岐部12から延びている第2流路14と、この第2流路14の一部を形成し排気ガスの熱を媒体に伝える熱交換器40と、この熱交換器40に接続されているアクチュエータ支持部材70と、このアクチュエータ支持部材70に支持されるサーモアクチュエータ(詳細は後述)を覆っているアクチュエータカバー130と、第1及び第2流路13,14の下流端が接続されているバルブ室17と、このバルブ室17に接続され排気ガスを排出する排出口18とからなる。バルブ室17は、第1又は第2流路13,14内を通過した排気ガスが合流する合流部を兼ねている。
Embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
As shown in FIG. 1, the exhaust
熱交換器40の側方には、媒体を導入するための媒体導入管21が接続されている。また、アクチュエータ支持部材70には、熱交換器40内の媒体を排出するための媒体排出管22が接続されている。
A
即ち、媒体は、媒体導入管21から熱交換器40に導入される。導入された媒体は、熱交換器40内において排気ガスの熱を受け、媒体排出管22から排出される。アクチュエータカバー130によって覆われている部材等について詳細を図2において説明する。
That is, the medium is introduced from the
図2に示されるように、排熱回収装置10は、さらに、アクチュエータ支持部材70に支持されているサーモアクチュエータ80と、このサーモアクチュエータ80の先端に連結されているリンク機構110と、このリンク機構110に接続され第1流路13を開閉するバルブ50とを有している。図3において排熱回収装置10をより詳細に説明する。
As shown in FIG. 2, the exhaust
図3に示されるように、分岐部12は、それぞれ箱状に形成された第1及び第2箱状部材31,32を重合わせてなる。
第1箱状部材31の底部には、導入口11を差込むための導入口差込み穴31aが形成されている。
第2箱状部材32の底部には、流路を差込むための2つの流路差込み穴、即ち、第1及び第2流路差込み穴32a,32bが形成されている。
As shown in FIG. 3, the
An introduction
At the bottom of the second box-shaped
第1流路差込み穴32aには、第1流路13が差込まれている。第1流路差込み穴32aは、導入口差込み穴31aに対して同軸上に形成されている。このことにより、導入口11及び第1流路13は同軸上に配置されている。
The
第2流路差込み穴32bには、熱交換器40が差込まれている。熱交換器40は、第2流路14の一部を構成する部材であり、第2流路差込み穴32bには、第2流路14が差込まれているということもできる。
The
熱交換器40は、内部に媒体が流される略角筒形状のケース41と、このケース41の両端の開口を塞ぐように取付けられている第1及び第2エンドプレート42,43と、これらの第1及び第2エンドプレート42,43間に取付けられ内部を排気ガスが通過する複数の伝熱チューブ44とからなる。
The
ケース41の側方には、媒体導入管21を差込むための導入管差込み穴41aが形成されている。媒体排出管(図1、符号22)の接続については、詳細を後述する。第2エンドプレート43には、熱交換器40からバルブ室17まで曲がりながら延びる曲がり管49が取付けられている。
An introduction
バルブ50は、バルブ室17内に収納されている。バルブ室17は、バルブ50の弁箱としての役割も果たす。バルブ50は、第1及び第2流路13,14の間に設けられ回転の中心となるバルブ軸51と、このバルブ軸51に取付けられ第1流路13を閉じる弁体52と、第1流路13の端部に一体的に形成され弁体52が着座する弁座53と、弁体52と共にバルブ軸51に取付けられ第2流路14を開閉する補助弁体54とからなる。弁体52には、振動を抑制するための錘57が取付けられている。
The
補助弁体54は、弁体52に対してバルブ軸51を挟むようにして設けられていると共に、バルブ軸51を中心とした円弧形状を呈する板状の弁体である。弁体52をバルブ軸51に取付けるためのボルト58によって、補助弁体54もバルブ軸51に取付けられている。1本のバルブ軸51に取付けられた2つの弁体52,54によって第1及び第2流路13,14を開閉することができる。
The
バルブ室17は、それぞれ箱状に形成された第3及び第4箱状部材61,62を重合わせてなる。
第3箱状部材61の底部には第1流路13を差込むための第1流路差込み穴61aが形成されている。また、第3箱状部材61の内、第2流路14の接続される部位はバルブ軸51を中心とした円弧形状を呈する。この円弧形状の部位には、第2流路14とバルブ室17とを連通する連通孔64が形成されている。
The
A first
連通孔64が形成される部位及び補助弁体54は、共にバルブ軸51を中心とした円弧形状を呈する。即ち、連通孔64と補助弁体54とは、同心円上に配置されている。同心円上に配置されていることにより、第1流路13を開放するためにバルブ軸51を回転させると、補助弁体54によって第2流路14を閉じることができる。バルブ室17に形成されている連通孔64と、板状の補助弁体54とによる、簡便且つコンパクトなバルブを提供することができる。
The portion where the
加えて、第1流路13と第2流路14との間にバルブ軸51が配置されているため、補助弁体54の軌道に合わせて連通孔64を形成する必要がない。このため、排熱回収装置10をコンパクトにすることができる。
また、補助弁体54は、バルブ軸51からの距離が近く設けることができるため、補助弁体54の回動範囲を覆うように設けられるバルブ室17もコンパクトにすることができる。
In addition, since the
Further, since the
第4箱状部材62の底部には排出口18を差込むための排出口差込み穴62aが形成されている。
A discharge
図2に戻り、熱交換器40のケース41の上面に、曲がり管によって形成され媒体が流される管部45が接続されている。この管部45の先端には、アクチュエータ支持部材70へ接続するための熱交換器側フランジ部46が固定されている。
Returning to FIG. 2, a
アクチュエータ支持部材70は、サーモアクチュエータ80を支持する支持部71と、熱交換器側フランジ部46へ接続するための支持部材側フランジ部72とが一体的に形成されてなる。このようなアクチュエータ支持部材70から、媒体排出管22は延びている。
The
サーモアクチュエータ80は、本体部81が支持部71に差込まれることにより支持され、本体部81から進退可能に設けられたロッド82を備えている。ロッド82は、蛇腹状に形成されているゴム製のロッドカバー83によって覆われている。
The
ロッド82は、本体部81に収納されているワックスが膨張又は伸縮することによって、図面左右方向に進退する。このロッド82の進退軸RCは、第1流路13の軸線CLに対して略平行に延びている。即ち、サーモアクチュエータ80は、第1流路13に沿って配置されている。ロッド82の先端には、バルブ50を回転させるためのリンク機構110が取付けられている。即ち、サーモアクチュエータ80は、リンク機構110を介してバルブ50に連結されている。
The
支持部材側フランジ部72と熱交換器側フランジ部46とは、ボルト86,86及びナット87,87によって締結されている。支持部材側フランジ部72と熱交換器側フランジ部46との合わせ面から延びる線SLは、ロッド82の進退軸RCを略垂直に分断している。また、支持部材側フランジ部72と熱交換器側フランジ部46との軸線FCは、一致していると共に、ロッド82の進退軸RCに平行に延びている。
The support member
ロッド82を進退させることにより、支持部材側フランジ部72には、弁体52からの反力が作用する。この反力は、支持部材側フランジ部72を介して熱交換器側フランジ部46及びこれらを連結するボルト86,86にも影響を及ぼす。特に、ボルト86,86は、せん断方向への負荷に弱い部品である。支持部材側及び熱交換器側フランジ部72,46を進退軸RCに垂直に配置することにより、ボルト86,86へ加わるせん断方向の負荷を大幅に軽減することができる。負荷を軽減することにより、排熱回収装置10の長寿命化を図ることができる。
図4において、排熱回収装置10をさらに詳細に説明する。
By moving the
In FIG. 4, the exhaust
図4に示されるように、バルブ室17の上部にバルブ軸51を支持するための円筒状のボス91が固定されている。このボス91内にバルブ軸51を回転可能に支持するための軸受92が圧入されている。これらの軸受92とボス91との間には、バルブ軸51が回転した際に、軸受92がバルブ軸51によって連れ廻ることを防止する廻止め部材93が配置されている。廻止め部材93には、ばねピンを用いることができる。
As shown in FIG. 4, a
軸受92は、高さ方向を基準として、バルブ軸51の上端からバルブ軸51の略中央まで延びている。バルブ軸51の上端から略中央までを軸受92によって支持することにより、いわゆる掴み代を稼ぐことができ、片持ち梁状のバルブ軸51を確実に支持することができる。このような理由から、軸受92は、バルブ軸51に対して半分以上の長さを有することが望ましい。
The
軸受92の上部には鍔部92aが形成され、鍔部92aの下面はボス91の上端に接しており、鍔部92aの上面には、リング状のメッシュ素材を用いた防振メッシュ94が着脱自在に配置されている。
A
防振メッシュ94、軸受92及びバルブ軸51の上端にはキャップ部材100が被せられている。キャップ部材100は、バルブ軸51の周方向に向かって広がっている円盤状の底部101と、この底部101の周縁から立ち下げられている壁部102と、底部101の中心に形成されバルブ軸51の上端を嵌合させるために略半円形状に形成された嵌合穴103とからなる。壁部102は、バルブ軸51、軸受92、ボス91及び廻止め部材93の上端を囲っている。
A
バルブ軸51の上端から突出している突起部51aは、嵌合穴103と同一の形状を呈し、嵌合穴103に嵌合されている。嵌合穴103及び突起部51aが共に略半円形状を呈することにより、キャップ部材100の空回りを防止する。即ち、キャップ部材100とバルブ軸51とは、共に回転する部材である。
キャップ部材100と軸受92とにより防振メッシュ94を挟み込むことにより、振動の伝達を抑制することができると共に振動により発生し得る騒音を抑制することができる。
The protruding
By sandwiching the
リンク機構110は、サーモアクチュエータ80のロッド82の先端に取付けられている側面視略L字状の板状部材111と、この板状部材111に形成されている貫通穴112にナット113を介して固定されているピン114と、キャップ部材100の上面に固定されピン114に連結されているリンク部材120とからなる。
なお、リンク部材120は、部品点数の削減のためにキャップ部材100に一体的に形成されてもよい。
The
The
ロッド82が図面左右方向に向かって進退することにより、ロッド82の先端に取付けられている板状部材111及びピン114も図面左右方向に向かって進退する。ピン114に連結されているリンク部材120は、ピン114が進退することによって回転する。キャップ部材100及びバルブ軸51は、リンク部材120が回転することにより一体的に回転する。バルブ軸51が回転することにより弁体52も同時に回転する。バルブ軸51が回転する際に軸受92は回転しない。
As the
貫通穴112は、ピン114の外径に調整代を加えた大きな径に形成されている。調整代を有することにより、サーモアクチュエータ80の製造に際して不可避的に発生する製品間の寸法誤差を吸収することができる。
The through
アクチュエータカバー130は、下部カバー半体140に上部カバー半体150を被せる構成とされている。下部カバー半体140と上部カバー半体150とは、ボルト(図1、符号131)によって締結されている。
The
サーモアクチュエータ80の下側に配置されている下部カバー半体140は、サーモアクチュエータ80の本体部81下方からリンク機構110の下方までを覆う部材であり、第2流路14に取付けられたステー135によって支持されている。
The
図5には、底面から見た上部カバー150と、平面から見た下部カバー140とが示されている。
図4及び図5に示されるように、下部カバー半体140には、ボス91が差込まれるボス差込み穴143と、アクチュエータカバー130内に発生し得る水滴等を外部へ排出するための排出穴144とが形成されている。
排出穴144近傍の壁部145は、水滴等を排出穴144へ容易に導くことができるよう、排出穴144へ向かって傾斜して設けられている。
FIG. 5 shows an
As shown in FIGS. 4 and 5, the
The
ステー135は、第2流路14から排出穴144の下方に向かって延びている。ステー135の一部は、排出穴144に対して一定の間隔を保った状態で排出穴144に被るよう延びている。
The
上部カバー半体150の上面には、凹凸形状部151が形成されている。この凹凸形状部151が形成されることにより、アクチュエータカバー130の剛性を高めている。さらに、凹凸形状部151を形成することにより、アクチュエータカバー130と外気との接触面積を広くすることができる。接触面積を広くすることにより、凹凸形状部151が放熱フィンの役割を果たし、アクチュエータカバー130内に熱を篭もりにくくすることができる。
An
また、上部カバー半体150には、熱が篭もることを防止するための複数の通気孔152が開けられている。これらの通気孔152は、ロッド82から遠ざかる方向に向けて上部カバー半体を膨出させた膨出部153の近傍に形成されている。膨出部153を形成し広いスペースを形成することにより、サーモアクチュエータ80(特に、ロッド82)の周辺の狭いスペースに熱が篭もることを防止する。
Further, the
上部カバー半体150の通気孔152には、所定の間隔を開けて外部からの水等の浸入を防止するための防塵板154が被せられている。
なお、防塵板154を第2流路14まで延ばして第2流路14に接合することにより、上部カバー半体150を支持するためのステーとして用いることができる。この場合、別途ステーを設ける必要がなくなり、部品点数を削減することができる。
The
In addition, it can be used as a stay for supporting the upper
図6に示されるように、サーモアクチュエータ80の本体部81には、カバー部材130の一部を構成するメッシュ部材136が着脱自在に取付けられている。このメッシュ部材136を下部カバー半体140及び上部カバー半体150で挟み込むようにしてアクチュエータカバー130が取付けられている。
As shown in FIG. 6, a
メッシュ部材136を用いることにより、アクチュエータカバー130からサーモアクチュエータ80へ伝わる振動を抑制することができる。また、メッシュ部材136を挟み込むことにより、アクチュエータカバー130内への埃やちりの侵入を防ぎつつ、カバー内に外気を取り入れることができる。取入れられた外気は、通気孔(図4、符号152)や排出穴(図4、符号144)から排出され、アクチュエータカバー130内に篭もらない。
By using the
図4も参照して、排熱回収装置10は、車体の底部に取付けられている。この排熱回収装置10に取付けられるサーモアクチュエータ80は、車体の前方から後方に向かって配置されている。即ち、ロッド82が車体の後方に向かって進出するよう、サーモアクチュエータ80が取付けられている。このことにより、サーモアクチュエータ80の本体部81がロッド82よりも車体前方側に配置される。
Referring also to FIG. 4, the exhaust
本体部81が前方に配置されることにより、本体部81に取付けられるメッシュ部材136が通気孔152よりも前方に配置される。これにより、車両の走行中において、走行風はメッシュ部材136からアクチュエータカバー130内に取込まれ、通気孔152から排出される。メッシュ部材136により、走行風に含まれる異物を除去できる。アクチュエータカバー130内へのちりの侵入を防ぐことにより、アクチュエータカバー130内に異物が残存することを防止することができる。
By disposing the
さらに、メッシュ部材136が車体を基準としてアクチュエータカバー130の前端部に配置され、通気孔152(膨出部153)がアクチュエータカバー130の後端部に形成されていることが望ましい。このように構成することにより、アクチュエータカバー130の内部全体に異物が除去された走行風を流すことができる。
Further, it is desirable that the
図7に示されるように、アクチュエータカバー130内において発生した水滴は、排出穴144から外部に排出される(矢印(1)参照)。また、メッシュ部材(図4、符号136)から取入れられた外気の一部が排出される。これにより、アクチュエータカバー130内に熱が篭もることを防止することができる。即ち、排出穴144は、通気孔の役割をも果たしている。
As shown in FIG. 7, water droplets generated in the
一方、ステー135の一部を排出穴144の下部まで延ばすことにより、矢印(2)で示されるように、水等が外部から下部カバー半体140内へ向かって浸入することを防止することができる。即ち、下部カバー半体140を支持するためのステー135により水の浸入を防ぐことができる。水の浸入を防ぐために別の部品を設ける必要がなく、部品点数の削減を図ることができる。
アクチュエータカバー130は、図8に示されるような構成とすることもできる。アクチュエータカバー130の変更例を図8に示す。
On the other hand, by extending a part of the
The
図8は変更例によるアクチュエータカバーの断面構成を示し、上記図4に対応させて表している。防塵板(図4、符号154)に代え、通気孔152に一体的にルーバー161が形成されている。このようなルーバー161によっても、防塵板を設けたのと同様の効果を得ることができる。
FIG. 8 shows a cross-sectional structure of an actuator cover according to a modified example, which is shown corresponding to FIG. Instead of the dustproof plate (FIG. 4, reference numeral 154), a
さらに、ルーバー161は、上部カバー半体150に一体的に形成されているため、防塵板を取付ける場合に比べ部品点数を削減することができる。部品点数を削減することにより、アクチュエータカバー130を安価にすることができる。
Furthermore, since the
尚、本発明の排熱回収装置は、実施の形態では四輪車に適用したが、車両全般に適用可能であり、さらに車両以外の用途に用いることも差し支えない。 Although the exhaust heat recovery apparatus of the present invention is applied to a four-wheeled vehicle in the embodiment, it can be applied to all vehicles and can be used for purposes other than vehicles.
本発明の排熱回収装置は、四輪車に好適である。 The exhaust heat recovery apparatus of the present invention is suitable for a four-wheeled vehicle.
10…排熱回収装置、80…サーモアクチュエータ、81…本体部、110…リンク機構、130…アクチュエータカバー、136…メッシュ部材、140…下部カバー半体、144…排出穴、150…上部カバー半体、152…通気孔、153…膨出部、154…防塵板(防塵部材)、161…ルーバー(防塵部材)。
DESCRIPTION OF
Claims (4)
このアクチュエータカバーは、前記サーモアクチュエータと共にこのサーモアクチュエータに連結されバルブを作動させるリンク機構も覆うアクチュエータカバーであり、
このアクチュエータカバーは、
前記サーモアクチュエータの下部から前記リンク機構の下部に渡って配置される下部カバー半体に、上部カバー半体を被せる構成とされ、
通気性を有し異物を遮断するメッシュ部材を着脱自在に備え、
このメッシュ部材で前記サーモアクチュエータの本体部を囲い、この囲ったメッシュ部材を前記下部カバー半体と前記上部カバー半体とで挟持し、
前記上部カバー半体又は前記下部カバー半体に、前記アクチュエータカバー内に篭もる熱を排出するための通気孔が形成されていることを特徴とするアクチュエータカバー。 An actuator cover that covers a thermoactuator attached to the exhaust heat recovery device,
The actuator cover is an actuator cover that covers the link mechanism that is connected to the thermoactuator and operates the valve together with the thermoactuator,
This actuator cover
The lower cover half disposed from the lower part of the thermo actuator to the lower part of the link mechanism is configured to cover the upper cover half.
Removably equipped with a mesh member that has air permeability and blocks foreign matter,
Surrounding the thermoactuator body with this mesh member, sandwiching the enclosed mesh member between the lower cover half and the upper cover half,
The actuator cover, wherein a vent hole for discharging heat trapped in the actuator cover is formed in the upper cover half or the lower cover half.
この膨出部の近傍に前記通気孔が形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のアクチュエータカバー。 The upper cover half or the lower cover half is formed with a bulge that bulges in a direction away from the link mechanism,
The actuator cover according to claim 1, wherein the vent hole is formed in the vicinity of the bulging portion.
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