JP5798903B2 - 情報入力システムとそのプログラム - Google Patents
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Description
(1) ユーザは指の爪先にカメラを装着しなければならず、しかもカメラとしては爪先が撮影できるような外部カメラを必要としていた。このため、スマートホンやタブレット型端末を使用するシーンを想定すると操作性に難点がある。
(2) 指先の光透過量は、指先の太さ等のユーザの特性に依存しやすい。そのため、ユーザごとに検出値の校正(キャリブレーション)を必要とするため、ユーザにとっては利便性が低い。
(3) 測定データの核となる指先角度と光量の関係を示す実験データでは、値の分散が大きく、ユーザが直感的に使用できるだけの精度を出すのが難しい。
(4) 指先でタッチパネルを押したときの押し込み量や姿勢の変化量は検出できても、実際にものが回転することを感じることはできない。
[一実施形態]
(構成)
図1はこの発明の一実施形態に係る情報入力システムの外観を示す斜視図である。
この実施形態に係る情報入力システムは、入力検出装置としての機能を有する情報端末1と、この情報端末1に操作データを入力するための操作器として用いるオブジェクト2とから構成される。
情報端末1は、上記した表示デバイス11及び入力デバイス12に加えて、表示インタフェース(表示I/F)13と、入力インタフェース(入力I/F)14と、制御ユニット15と、カメラ16と、検出データ記憶部17と、画像データ記憶部18を備えている。
カメラ制御部155は、上記接地面積認識部152により算出されたz座標、ロール角及びピッチ角と、上記接地点認識部153により算出されたx,y座標及びヨー角をもとにカメラ制御信号を生成する。そして、このカメラ制御信号をカメラ16に与えることで、物体に対するカメラ16の撮像位置と姿勢を制御する処理を行う。
表示I/F13は、ビデオメモリを有し、上記制御ユニット15から出力された映像データ等の表示データをビデオメモリ上に展開して表示デバイス11に表示させる機能を有する。
次に、以上のように構成されたシステムによる操作データの入力処理動作を説明する。図4は情報端末1による操作入力処理の手順と処理内容を示すフローチャートである。
ここでは、例えばカメラ16により撮像された物体の画像が表示デバイス11に表示されている状態で、オブジェクト2を情報端末1の入力デバイス12上で操作することによりその位置と姿勢に応じて上記カメラ16の撮像位置と姿勢をリアルタイムに制御し、これにより上記表示されている物体の画像を様々な視点で見ることができるようにする場合を例にとって説明を行う。
情報端末1では、制御ユニット15が一定の周期で操作データの取り込みタイミングを監視している。この状態で取り込みタイミングになると、ステップS1により操作データ取得制御部151が、入力デバイス12の抵抗膜シートにより検出された抵抗値のディジタル信号を入力I/F14から操作検出データとして取り込む。そして、ステップS2により、上記取り込んだ操作検出データをその取り込み時刻を表す情報と共に検出データ記憶部18に記憶させる。
上記検出データ記憶部18に操作検出データが記憶されるごとに、制御ユニット15はステップS3において接地面積認識部152を起動し、この接地面積認識部152の制御の下で、先ず上記検出データ記憶部18から操作検出データを読込む。そして、この読込んだ操作検出データをもとに、入力デバイス12のタッチパネルに対する接触子221〜224の接触面積を算出し、さらにこの算出された接触面積からオブジェクト2の姿勢を表すロール角φ及びピッチ角θと、押し込み量zを算出する処理を実行する。
すなわち、先ずステップS31において、検出データ記憶部18から、入力デバイス12のタッチパネル上におけるオブジェクト2の各接触子221〜224の接触抵抗を表すデータを、接触面積S1 ,S2 ,…,Sn (n≧3)を表すデータとして読込む。この実施形態では、接触子221〜224が4個であるため、上記nはn=4となる。
制御ユニット15は、次にステップS4において接地点認識部153を起動し、この接地点認識部153の制御の下で、上記検出データ記憶部17から操作検出データを読み込み、この読込んだ操作検出データをもとに入力デバイス12のタッチパネルに対する接触子221〜224の接触位置を表すx,y座標と、姿勢を表すヨー角ψを算出する。
すなわち、先ず検出データ記憶部18から、入力デバイス12のタッチパネル上におけるオブジェクト2の各接触子221〜224の接触抵抗の検出データを読込む。そして、先ずステップS41において、この読込んだ接触抵抗の検出データをもとに頂点の数を検出すると共にこの検出された頂点間の辺の長さを算出する。そして、この検出された頂点の数と算出された辺の長さを、予め記憶してあるオブジェクト2の接触子221〜224の数と接触子間の長さデータと照合し、これにより上記接触操作がオブジェクト2によるものか否かを判定する。
上記接地面積及び接地点の認識処理が終了すると制御ユニット15は、次にステップS5によりカメラ制御部155を起動し、このカメラ制御部155の制御の下で以下のようにカメラの位置及び撮像姿勢を制御する。
すなわち、上記接地面積認識部152により算出されたx軸周りの回転角(ロール角φ)、y軸周りの回転角(ピッチ角θ)及びz軸方向の押し込み量の各データと、上記接地点認識部153により算出されたx,y座標とヨー角ψの各データをもとに、カメラの位置及び撮像姿勢の制御量に変換する。この変換処理は、例えば予め上記各データ値とカメラ制御量との対応関係を表す情報をメモリに記憶しておき、このメモリから上記各データに対応する制御量を読み出すことにより実現できる。なお、その他に、上記対応関係を表す計算式を用いてその都度計算するようにしてもよい。
またこの実施形態では、カメラ16の撮像位置及び姿勢の制御の他、物体の三次元画像の表示状態を制御することもできる。この場合制御ユニット15は、表示制御部154の制御の下で、上記接地面積認識部152により算出されたx軸周りの回転角(ロール角φ)、y軸周りの回転角(ピッチ角θ)及びz軸方向の押し込み量の各データと、上記接地点認識部153により算出されたx,y座標とヨー角ψの各データをもとに、表示中の物体の三次元画像の表示位置座標と姿勢を表す回転量を変化させる。
以上詳述したようにこの実施形態では、弾性変形可能な4個の接触子221〜224を持つオブジェクト2を用意し、このオブジェクト2の接触子221〜224を入力デバイス12のタッチパネル上において操作したときのオブジェクト2の位置と姿勢を、接地面積認識部152及び接地点認識部153により接触子221〜224の接触面積から6つの自由度に分けて計算する。そして、この計算されたオブジェクト2の位置と姿勢をもとに、カメラ16の撮像位置と姿勢、又は表示中の三次元画像の表示位置と姿勢を可変制御するようにしている。
前記実施形態では、弾性変形可能な4個の接触子221〜224を持つオブジェクト2を用いて6自由度の操作を実現する場合について述べたが、弾性変形可能な3個の接触子を持つオブジェクトを用いてもよい。
この場合には、接地面積認識部において、3個の接触子により検出された接触面積S1 ,S2 ,S3をもとに、例えば図8に示すように仮想的な接触面積Sa ,Sb ,Sc ,Sd を算出する。そして、この算出された仮想的な接触面積Sa ,Sb ,Sc ,Sd から仮想的な接触点におけるz軸方向の変位量za ,zb ,zc ,zd を求める。さらに、この算出された変位量za ,zc をもとに回転角(ロール角φ)を算出すると共に、上記算出された変位zb ,zd をもとに回転角(ピッチ角θ)を算出する。
なお、x,y座標と、姿勢を表すヨー角ψについては、3個の接触子により検出された接触位置座標をもとに算出することができる。
その他、接触子の数やこの接触子が取着される支持部材の形状、情報端末の種類とその構成、接触子により指示された位置座標及び接触圧の検出処理の手順と処理内容等についても、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施可能である。
Claims (3)
- 弾性変形可能な球状体からなる3個以上の接触子を有するオブジェクトと、
前記オブジェクトの各接触子により押圧操作が行われたときにその接触位置及び接触圧を検出することが可能な検出シートを備えたタッチパネル型の入力検出装置と
を具備し、
前記入力検出装置は、
前記検出シートにより検出された前記タッチパネルに対する前記各接触子の接触位置をもとに、前記オブジェクト或いはタッチパネル上に定義されたx,y,zの各軸により表される三次元座標系において、前記オブジェクトのx軸及びy軸の座標値と、z軸を中心とする回転角をそれぞれ算出する手段と、
前記検出シートにより検出された各接触子の接触圧をもとに、前記タッチパネルに対する前記各接触子の弾性変形による接触面積を算出し、当該算出された接触面積をもとに、前記三次元座標系における前記オブジェクトのx軸を中心とする回転角及びy軸を中心とする回転角を、前記三次元座標系における幾何学的解析により算出する手段と、
前記算出された各接触子の接触面積の平均と分散を解析して、前記三次元座標系におけるz軸方向の変位を算出する手段と
を備えることを特徴とする情報入力システム。 - 弾性変形可能な球状体からなる2個の接触子を有するオブジェクトと、
前記オブジェクトの接触子により押圧操作が行われたときにその接触位置及び接触圧を検出することが可能な検出シートを備えたタッチパネル型の入力検出装置と
を具備し、
前記入力検出装置は、
前記検出シートにより検出された前記タッチパネルに対する前記各接触子の接触位置をもとに、前記オブジェクト或いはタッチパネル上に定義されたx,y,zの各軸により表される三次元座標系において、前記オブジェクトのx軸及びy軸の座標値と、z軸を中心とする回転角をそれぞれ算出する手段と、
前記検出シートにより検出された各接触子の接触圧をもとに、前記タッチパネルに対する前記各接触子の弾性変形による接触面積を算出し、当該算出された接触面積をもとに、前記三次元座標系における前記オブジェクトのx軸を中心とする回転角及びy軸を中心とする回転角のうちのいずれか一方を、前記三次元座標系における幾何学的解析により算出する手段と、
前記算出された各接触子の接触面積の平均と分散を解析して、前記三次元座標系におけるz軸方向の変位を算出する手段と
を備えることを特徴とする情報入力システム。 - 請求項1又は請求項2記載の情報入力システムの入力検出装置が備える各手段の処理を、当該入力検出装置が備えるコンピュータに実行させるプログラム。
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