JP5798659B1 - 障害検知装置および障害検知方法 - Google Patents

障害検知装置および障害検知方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5798659B1
JP5798659B1 JP2014072531A JP2014072531A JP5798659B1 JP 5798659 B1 JP5798659 B1 JP 5798659B1 JP 2014072531 A JP2014072531 A JP 2014072531A JP 2014072531 A JP2014072531 A JP 2014072531A JP 5798659 B1 JP5798659 B1 JP 5798659B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
aircraft
position information
antenna
satellite
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2014072531A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015195505A (ja
Inventor
泰司 大川
泰司 大川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sky Perfect Jsat Corp
Original Assignee
Sky Perfect Jsat Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sky Perfect Jsat Corp filed Critical Sky Perfect Jsat Corp
Priority to JP2014072531A priority Critical patent/JP5798659B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5798659B1 publication Critical patent/JP5798659B1/ja
Publication of JP2015195505A publication Critical patent/JP2015195505A/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】静止衛星との間の通信において、航空機の通過に起因して発生する通信障害を検知する障害検知装置を提供する。【解決手段】アンテナを用いて静止人工衛星との間で電波を送受信するシステムにおける障害検知装置であって、航空機の飛行位置に関する情報である航空機位置情報を取得する航空機情報取得手段と、前記航空機位置情報に基づいて、前記航空機による、前記アンテナと前記静止人工衛星との間の伝播経路の遮蔽を検知する遮蔽検知手段と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、人工衛星との通信において発生する通信障害を検知する装置に関する。
衛星放送や衛星通信などのサービスに静止人工衛星が利用されている。静止人工衛星は、静止軌道を地球の自転と同じ周期で周回しており、地上からは常に同じ方位角及び仰角のところに見えるという特徴をもつ。
静止人工衛星との通信には、通常、UHF帯やSHF帯といった高い周波数帯の電波が使用される。一般的に、高周波数帯の電波は直進性が高く、遮蔽物への回り込みが起きにくい。したがって、電波が進行する経路上に山や建物といった障害物があった場合、通信障害の発生原因となりうる。特に、対象の衛星が非静止衛星であった場合、障害物の存在が問題となる。
衛星通信における障害物の影響を低減するための発明として、例えば、特許文献1には、電波が進行する経路上に障害物があることを検出し、当該障害物の影響を受けない場所に位置する衛星にハンドオフすることで通信経路を切り替え、通信障害を回避する装置および方法が記載されている。
特表2000−513912号公報
特許文献1に記載の発明によると、非静止衛星との通信において、障害物の存在に起因して通信障害が発生することを事前に予測し、通信障害を回避することができる。
一方、通信相手の人工衛星が静止衛星である場合、前述したような通信障害は基本的に発生しない。静止衛星は基本的に、障害物による電波の遮蔽が発生しない位置に配置されるためである。
しかし、上空を航空機などの飛行体が通過した場合、予期しない通信障害が発生するおそれがある。このような航空機による遮蔽は、短時間であるものの、発生の予測が難しいため、事前に対応することが困難である。また、障害が発生した後に、当該障害の原因が航空機にあったのか、それ以外にあったのかを切り分けることができないという問題があった。
また、特許文献1に記載の発明をはじめとする従来技術においては、当該問題を解決することができなかった。
本発明は上記の課題を考慮してなされたものであり、静止衛星との間の通信において、航空機の通過に起因して発生する通信障害を検知する障害検知装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る障害検知装置は、航空機の飛行位置に関する情報を取得し、当該情報に基づいて伝播経路の遮蔽を検知するという構成をとった。
具体的には、本発明に係る障害検知装置は、
アンテナを用いて静止人工衛星との間で電波を送受信するシステムにおける障害検知装置であって、航空機の飛行位置に関する情報である航空機位置情報を取得する航空機情報取得手段と、前記航空機位置情報に基づいて、前記航空機による、前記アンテナと前記静止人工衛星との間の伝播経路の遮蔽を検知する遮蔽検知手段と、を有することを特徴とする。
航空機位置情報とは、航空機の飛行位置に関する情報であり、典型的には緯度、経度、高度を含んだ情報である。航空機位置情報は、例えば、飛行中の航空機から発信されたものを直接取得してもよいし、航空機を管制する手段がある場合、そこから取得してもよい。
また、遮蔽検知手段は、航空機位置情報に基づいて、当該航空機の通過に起因する、アンテナと静止人工衛星とを結ぶ経路(伝播経路)の遮蔽を検知する。かかる構成によると、航空機の通過に起因する通信障害の発生を事前または事後的に検知することができる。
また、前記航空機情報取得手段は、航空機から無線によって送信される当該航空機の位置情報および気圧高度値を受信して、航空機位置情報を生成することを特徴としてもよい。
航空機の位置情報を取得する方法には、レーダーを用いる方法と、当該航空機から通報された情報を受信する方法の二つの方法がある。このうち、後者の方法を用いると、低コストで航空機の位置情報を取得することができる。具体的には、航空機から無線で放送された位置情報と高度情報を受信することで、空間内における位置を特定する。
また、本発明における障害検知装置は、地上における気圧値を取得し、前記取得した気圧値を用いて、前記航空機から送信された気圧高度値を絶対高度値に補正する気圧補正手段をさらに有することを特徴としてもよい。
航空機は外部の気圧を取得することで高度を測定している。航空機は、14,000フィート未満の高度では、航空管制機関が取得した地上気圧によって較正した絶対高度を通報する一方、14,000フィート以上の高度では、標準大気の気圧を用いて、海面上での高度が0になるように調整された高度を通報する。当該高度は気圧高度と呼ばれ、絶対高度(実際の地上の気圧を基準として調整された高度)ではない。よって、航空機から通報された高度をそのまま用いると、14,000フィート以上の高度では、実際の高度が最大数百メートルずれるおそれがある。そこで、気圧情報取得手段が、地上における気圧値を取得し、航空機情報取得手段が、当該気圧値を用いて航空機の高度を補正する。これにより、地上の気圧を基準とする高度(絶対高度)を得ることができる。すなわち、アンテナに対する航空機の絶対高度を取得することができるため、航空機による遮蔽の発生をより精度よく検知することができる。
また、前記気圧補正手段は、地上における気温を取得し、前記取得した気温をさらに用いて、前記航空機から送信された気圧高度値を絶対高度値に補正することを特徴としてもよい。
気圧高度は、標準大気を基準として調整された高度であるため、気温が標準大気の気温と異なっていると、高度値が変化する。そこで、地上における気温を取得し、当該気温をさらに用いて高度の補正を行うことで、より正確な絶対高度を得ることができる。
また、前記気圧補正手段は、定時航空実況気象通報式を取得することで、地上における気圧値を取得することを特徴としてもよい。
定時航空実況気象通報式(METAR)とは、航空気象情報を英数字によって通報する式であり、主に飛行場から発信されている。また、METARには、ゼロ高度における気圧値が含まれている。すなわち、衛星と通信を行うアンテナに近い飛行場から発信されたMETARを受信することで、航空機付近の地上における気圧値を推定することができる。
また、前記航空機位置情報は、前記航空機の針路についての情報をさらに含み、前記遮蔽検知手段は、前記取得した航空機位置情報に基づいて、前記アンテナと前記静止人工衛星との間の伝播経路が遮蔽されることを予測することを特徴としてもよい。
このように、航空機の針路についての情報をさらに取得することで、当該航空機によって今後伝播経路が遮蔽されるか否かを予測することができる。
また、本発明に係る障害検知装置は、前記アンテナに対する前記静止人工衛星の相対的な位置情報である衛星位置情報と、地上における前記アンテナの設置位置に関する情報である地球局位置情報を取得する位置情報取得手段をさらに有し、前記遮蔽検知手段は、前記衛星位置情報および前記地球局位置情報を用いて前記伝播経路を特定することを特徴としてもよい。
アンテナと静止人工衛星とを結ぶ電波の経路は、アンテナの位置情報と、静止人工衛星の位置情報によって特定することができる。前者が地球局位置情報であり、後者が衛星位置情報である。地球局位置情報は、例えばアンテナが位置する場所の緯度と経度、および高度にて表すことができる。また、衛星位置情報は、アンテナから見た当該衛星の方角(方位角や仰角)で表すことができる。もちろん、他の方法によってそれぞれの位置を表してもよい。
また、前記位置情報取得手段は、前記アンテナの方位角または仰角を微調整するアンテナ調整手段から取得した情報に基づいて、前記衛星位置情報を補正することを特徴としてもよい。
静止衛星は、地球の自転周期と同じ周期で公転しているため、通信を行うアンテナの角度(方位角および仰角)は基本的には固定されている。しかし、実際には運用中に僅かな位置ずれが発生するため、アンテナ調整手段によってアンテナの方向を微調整し、当該ずれを補正する必要がある。この際の補正量を用いて衛星位置情報を補正することで、装置の判定精度をより向上させることができる。
また、本発明に係る障害検知システムは、前述した障害検知装置と、前記静止人工衛星との間で電波を送受信するアンテナと、を含むことを特徴としてもよい。
なお、本発明は、上記手段の少なくとも一部を含む障害検知装置として特定することができる。また、前記障害検知装置が実行する障害検知方法として特定することもできる。上記処理や手段は、技術的な矛盾が生じない限りにおいて、自由に組み合わせて実施することができる。
本発明によれば、静止衛星との間の通信において、航空機の通過に起因して発生する通信障害を検知する障害検知装置を提供することができる。
地球局と衛星との位置関係を説明する図である。 第一の実施形態に係る障害検知システムのシステム構成図である。 ADS−Bによって取得した航空機位置情報の例である。 METARによって送信された電文の意味を説明する図である。 航空機による伝播経路の遮蔽判定方法を説明する図である。 ユーザに提供される障害発生情報の例である。 航空機位置情報を収集する処理のフローチャートである。 通信障害が発生した際の判定処理のフローチャートである。
(第一の実施形態)
実施形態の説明に入る前に、図1を参照しながら、本発明に係る障害検知システムの概要について説明する。
符号101は、赤道上に位置する静止軌道上を周回する静止人工衛星(以下、衛星)であり、符号102は、衛星101と通信を行う無線局(以下、地球局)である。地球局と衛星との間の通信は、UHF帯やSHF帯といった高い周波数の電波を用いて行われる。符号103は、電波の伝播経路である。当該伝播経路は、衛星101と地球局102とを直線で結ぶ経路となる。
一方、衛星101と地球局102との間の見通しは常に良好なわけではなく、空中を飛行する物体がある場合、当該物体によって一時的に遮蔽される可能性がある。例えば、航空機104が上空を通過することによって、伝播経路103が遮蔽されることがある。地球局102が有するパラボラアンテナは一般的に数mの大きさであり、航空機は一般的に10〜数10m程度の大きさであるため、伝播経路の一部または全部が航空機によって遮蔽されることがあり、このような場合、一時的な信号レベルの低下や、通信の断絶が発生することがある。本明細書では、このような現象を通信障害と総称する。
本発明に係る障害検知システムは、航空機の通過に起因して通信障害が発生した場合、または、通信障害の発生が予測される場合に、その旨を利用者に通知するシステムである。
(第一の実施形態)
<システム構成>
第一の実施形態に係る障害検知システムは、航空機から、当該航空機の飛行位置についての情報を取得したうえで、衛星通信に障害が発生した場合に、当該障害の原因が飛行中の航空機にあるか否かを判定するシステムである。図2は、第一の実施形態に係る障害検知システムのシステム構成図である。第一の実施形態に係る障害検知システムは、アンテナ装置10と、受信装置20と、障害検知装置30と、からなるシステムである。
まず、アンテナ装置10について説明する。アンテナ装置10は、静止人工衛星との通信を行うためのアンテナ(衛星通信アンテナ11)と、当該アンテナを制御する装置(アンテナ制御部12)からなるユニットである。
衛星通信アンテナ11は、UHFまたはSHF帯の電波を送受信するパラボラアンテナであり、通信を行う対象の衛星の方向を向いて設置されたアンテナである。衛星通信アンテナ11は、複数のパラボラアンテナから構成されてもよい。
また、アンテナ制御部12は、衛星通信アンテナ11を制御する手段であり、アンテナを通して送受信された無線信号を通信装置に中継する機能と、衛星通信アンテナ11の方向(方位角および仰角)を調整する機能を有する。また、通信の状態を表す信号(以下、状態信号)を障害検知装置30に送信する機能を有する。
アンテナの方向を調整する理由について説明する。
地球は完全な球体ではなく多少いびつな形をしており、場所によって引力が異なる。また、月や太陽の引力の影響を受けるため、衛星の移動速度は一日を通して若干変化する。また、軌道面も赤道面に対して傾きを持つように変化する。このため、地上から見ると、衛星は8の字や楕円を描いて移動するように見える。アンテナ制御部12は、これを補正するため、衛星から送信されたビーコン(テレメトリ)信号に基づいて、衛星通信アンテナ11の方位角および仰角を微調整する。特に、衛星通信に用いられる大型のアンテナは指向性が鋭いため、衛星に追従したアンテナ方向の微調整が必須となっている。
次に、受信装置20について説明する。受信装置20は、航空機から無線によって放送されるADS−B(Automatic Dependent Surveillance-Broadcast:放送型自動従属監視)と呼ばれる信号を受信し、当該信号を復調して情報を取得する装置である。ADS−Bとは、航空機がGPS受信機や慣性航法装置などを用いて算出した自らの位置や速度、進行方向などを、自機の識別符号とともに外部に向けて所定の周波数(1090MHz)で無線放送するシステムである。受信装置は、UHFアンテナ21と、復号部22から構成される。
UHFアンテナ21は、無線によって送信されるADS−B信号を受信するためのアンテナである。ADS−B信号は上空から送信されるため、送信された信号は広い範囲(概ね直径100km以上)で受信することができる。
復号部22は、UHFアンテナ21で受信した無線信号を復調する手段である。これにより、信号を送信した航空機の識別番号と位置情報(緯度・経度・高度)などを取得することができる。当該航空機についての情報は、障害検知装置30へ随時送信される。
次に、障害検知装置30について説明する。障害検知装置30は、衛星との通信に障害が発生したことを検知し、その原因が航空機にあるか否かを判定する装置である。障害検知装置30は、航空機位置情報記憶部31、高度補正部32、通信状態監視部33、判定部34、入出力部35から構成される。
航空機位置情報記憶部31は、受信装置20から取得した情報に基づいて、航空機を識別する符号と、当該航空機の位置情報とを関連付けて記憶する手段である。航空機位置情報記憶部31は、航空機ごとに位置情報を記憶しており、受信装置20から情報を取得するたびに位置情報を最新のものに更新する。具体的な例については後述する。
高度補正部32は、航空機から送信された高度情報を補正する手段である。航空機は、外部の気圧を測定することで高度を取得している。このようにして取得した高度は気圧高度と呼ばれ、地面や海面を基準とした高度(絶対高度)ではない。そこで、高度補正部32が、地上における気圧値を取得し、当該気圧値を用いて、航空機から送信された高度を補正する。具体的な方法については後述する。
通信状態監視部33は、アンテナ制御部12から送信された状態信号を監視し、衛星通信に障害が生じたことを検出する手段である。具体的には、衛星との通信における信号レベルの低下や、通信の瞬断が生じたことを検出する。また、通信状態監視部33は、アンテナ制御部12から、衛星通信アンテナ11の方位角および仰角を補正するための補正値を取得する機能を有している。
判定部34は、衛星通信に障害が生じた場合に、航空機位置情報記憶部31に記憶された情報に基づいて、当該障害の原因が航空機であったか否かを判定する手段である。具体的な方法については後述する。
また、入出力部35は、ユーザが行った操作を取得し、ユーザに対して情報を提示する手段である。入出力部35は、例えば入力装置とそのインタフェース、表示装置とそのインタフェースからなる。
以上に説明した各手段の制御は、制御プログラムをCPUなどの処理装置(不図示)が実行することによって実現される。また、当該機能は、FPGA(Field-programmable Gate Array)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)などによって実現されてもよいし、これらの組合せによって実現されてもよい。
<航空機位置情報の取得>
次に、航空機の位置情報を取得する処理について説明する。
受信装置20が有する復号部22は、ADS−B信号が送信される周波数を常時受信し、信号を検知すると、当該信号を復号して情報を生成する。図3(A)は、ADS−Bによって送信される情報の例である。固有番号は無線装置の固有番号であり、機体番号は航空機の固有番号である。また、高度は気圧高度であり、生成時刻は、航空機において当該情報が生成された時刻である。
復号部22が生成した情報は、航空機位置情報記憶部31へ送信され、記憶される。なお、記憶される情報は、少なくとも航空機を識別する番号(固有番号または機体番号)、生成時刻、高度、緯度、経度を含んでいればよい。本実施形態では、図3(B)に示した情報を航空機位置情報として記憶するものとする。なお、ADS−Bでは、時刻は協定世界時(UTC)によって送信されるため、記憶する際に日本標準時(JST)への変換を行う。
<高度の補正>
次に、高度補正部32が行う補正処理について説明する。
航空機位置情報に含まれる高度が14,000フィート以上である場合、当該高度は気圧高度であるため、これを絶対高度に補正する処理が必要となる。気圧高度は、ある基準となる大気状態において高度が0となるように調整された値である。すなわち、気圧高度から絶対高度を得るためには、地上における気圧値を取得し、基準値との気圧差を用いて高度を補正する必要がある。また、気圧は気温によっても変化するため、地上における気温を取得し、基準値との温度差を求めてさらに高度を補正する必要がある。
高度補正部32は、ネットワークを経由し、定時航空実況気象通報式(METAR)と呼ばれる電文を取得することで、地上における気圧値および気温を取得し、これを用いて高度の補正を行う。METARは、飛行場から定期的に発せられ、公開されている情報である。METARは、以下のような電文であり、電文を構成する文字列のブロックは図4に示したような意味を持っている。
RJTT 041600Z 19019G31KT 310V290 1400 FEW020 18/12 Q1005 A2970 NOSIG
電文のうち、Q(またはA)で始まる4桁の数値が、当該飛行場における気圧値(hPaまたはinHg)である。また、スラッシュで区切られた数値のうち前半の2桁が、当該飛行場における気温(摂氏)である。
高度を補正する具体的な例について説明する。
気圧高度の基準となる大気状態は、国際標準大気(以下、標準大気)として定義されており、その気圧は29.92[inHg](1013.25hPa)である。また、ここでは、METARによって取得した飛行場の気圧が29.70[inHg](1005.8hPa)であったとする。すなわち、気圧差は−0.22[inHg](−7.45[hPa])である。
一般的には、高度が10m異なると、気圧差が約1hPa生じるため、本例の場合、取得した気圧高度から75mを減じた値を補正後の値とする。
また、標準大気の温度は15℃である。ここでは、METARによって取得した飛行場
の気温が18℃であったとする。すなわち、気温差は+3℃である。一般的には、大気の温度が標準大気より高い場合、気圧高度は、気温が5.5℃高くなるにつき約2%高くなる。したがって、本例の場合、補正後の値をさらに1.011倍した値が絶対高度となる。
高度補正部32は、判定部34から航空機位置情報を受信すると、以上に説明した方法によって、当該航空機位置情報に含まれる気圧高度を絶対高度に変換する。
なお、ここでは簡易的な計算例を挙げたが、他の演算方法によって気圧高度を絶対高度に変換してもよい。
<障害原因の判定>
次に、通信障害が発生した場合に、航空機位置情報記憶部31に記憶された情報に基づいて、判定部34が、その原因を判定する処理について説明する。
通信状態監視部33は、アンテナ制御部12から送信される状態信号を監視しており、衛星との通信における信号レベルの低下や、通信の瞬間的な断絶を検出した場合に、判定部34へ通知を送信する。
また、判定部34は、通信障害を意味する通知を受信した場合に、航空機位置情報記憶部31に記憶された航空機位置情報を参照して、当該通信障害の原因が航空機にあるか否かを判定する。判定は、具体的には以下のステップを実行することで行う。
(1)航空機位置情報から、直近に生成されたレコードを抽出する
まず、航空機位置情報記憶部31に記憶された航空機位置情報のうち、直近に生成されたレコードを抽出する。直近とは、例えば3秒以内とすることができる。抽出された複数のレコードは、高度補正部32に送信される。
(2)気圧高度を絶対高度に補正する
次に、高度補正部32が、前述した方法によって、取得したレコードが有する高度を全て絶対高度に変換し、判定部34に送信する。
(3)遮蔽判定を行う
次に、取得した航空機位置情報の複数のレコードを一つずつチェックし、伝播経路を遮蔽した可能性がある航空機を特定する。図5は、電波の伝播経路を符号501で示し、航空機の位置を符号502A〜Cで示した例である。このように、航空機の位置は点によって表される。
本実施形態では、地球局の位置、すなわち衛星通信アンテナ11の位置(北緯,東経)を(NLE,ELE)とする。また、通信を行う衛星の位置は、アンテナから見た方位角と仰角で表すことができる。ここでは、方位角をθAZ、仰角をθAとする。すなわち、空間
内において、座標(NLE,ELE)から、方位角θAZ、仰角θAの方向を向いて引かれた
直線が伝播経路501となる。なお、地球局(アンテナ)の位置を表す値であるNLE
ELEと、衛星の位置を表す値であるθAZ,θAは変化しない値であるため、判定部34によって、固定値として予め保持される。
なお、通信を行う衛星は静止衛星であるため、その位置は基本的には変化しないが、前述したように、若干の位置ずれが生じる。このため、アンテナ制御部12は、θAZおよびθAを補正する値を随時算出し、衛星通信アンテナ11の角度を補正することで衛星を追
尾する。当該角度を補正するための補正値は、アンテナ制御部12から判定部34に随時送信される。
判定部34は、障害が発生した時刻において、以上のようにして定められた伝播経路501を遮蔽する位置に航空機が存在したか否かを判定する。具体的には、伝播経路501から所定の距離以内に航空機が存在したかを判定し、存在した場合に、発生した通信障害は当該航空機の通過に起因するものであったと判断して、関連する情報を出力する。図5の例では、符号503で示した円柱の内部に、航空機に対応する点が位置した場合(航空機が符号502Bの位置にあった場合)に、当該航空機が障害の原因であると判定する。
なお、判定に用いる円柱の直径は任意の値とすることができる。例えば、衛星通信アンテナ11の直径が6mであった場合、その倍の値である12メートルを円柱503の直径としてもよい。当該直径は、航空機の形状を考慮し、若干大きめに設定するとよい。
<情報の出力>
判定部34が行った判定の結果は、入出力部35を通してユーザに提示される。
判定結果をユーザに提示する方向について例示する。本実施形態では、図6に示した情報を画面(不図示)に表示することで情報の提示を行う。当該画面には、通信障害が発生した日時、通信障害が復旧した日時、通信障害が発生した衛星(複数の衛星と通信を行う場合)、航空機が遮蔽を起こした位置に関する情報(緯度、経度、高度)と、当該航空機の便名といった情報が表示される。
<処理フローチャート>
次に、以上に説明した機能を実現するための処理フローチャートについて説明する。
図7は、本実施形態に係る障害検知装置が行う、航空機の位置情報を収集する処理のフローチャートである。当該処理は周期的に(例えば1秒周期で)実行される。
まず、ステップS11で、航空機位置情報記憶部31が、復号部22を通して、ADS−Bによって送信された航空機の位置情報を取得する。航空機の位置情報は周期的に送信されるため、本ステップを実行するごとに、航空機ごとの最新の位置情報が随時取得される。
次に、ステップS12で、航空機位置情報記憶部31が、取得した位置情報を記憶する。ここでは、図3(B)に示したように、航空機を識別する符号、便名、情報生成時刻、および緯度・経度・高度を記憶するものとする。この際、過去に位置情報を取得した航空機があって、当該航空機の新しい位置情報が取得された場合、新しい位置情報によって古い位置情報を上書きする。
以上に説明した処理によって、地球局の近傍を飛行する航空機についての最新の位置情報が取得され、航空機位置情報記憶部31に記憶された状態となる。
なお、ステップS12で、取得してから時間が経った情報がある場合、当該データを削除してもよい。ある程度古くなったデータを削除することで、記憶容量を確保すると共に、データの鮮度を確保することができる。もちろん、過去の情報と照合するために、古いデータを保存するようにしてもよい。
図8は、衛星との通信において発生した障害の原因を判定する処理のフローチャートである。当該処理は、通信状態監視部33が、何らかの通信障害を検知した場合に開始される。
まず、ステップS21で、判定部34が、航空機位置情報記憶部31から、航空機位置情報を取得する。取得対象は全てのレコードであるが、古いデータを残している場合、直近数秒間のデータのみを取得してもよい。
次に、ステップS22で、判定部34が、取得した航空機位置情報を高度補正部32に送信し、高度補正部32が、前述した方法によって高度の補正を行う。この結果、航空機位置情報に含まれる高度(気圧高度)が絶対高度に補正され、判定部34に返信される。
なお、高度の補正は、航空機位置情報に含まれる高度が14,000フィート以上である場合にのみ行われる。
次に、ステップS23で、判定部34が、予め設定された地球局(アンテナ)の位置情報(緯度,経度,高度)と、衛星の位置情報(方位角,仰角)と、航空機位置情報に含まれる位置情報(緯度,経度,高度)を参照し、前述した方法によって、障害発生時刻における伝播経路の遮蔽の有無を判定する(ステップS24)。
この結果、航空機によって伝播経路が遮蔽されたと判定された場合、処理はステップS25へ遷移し、入出力部35によって、関連する情報が画面に出力される。この際、画面表示のみを行ってもよいし、音声などによる通知を行ってもよい。航空機による伝播経路の遮蔽が発生しなかったと判定された場合、処理は終了する。なお、この際、障害の原因が不明である旨の通知を行うようにしてもよい。
以上説明したように、第一の実施形態に係る障害検知システムでは、航空機から放送された位置情報を取得し、衛星通信に障害が発生した際の判断材料として用いる。これにより、通信障害の原因が航空機の通過にあるのか否かを判定することができ、原因の切り分けに貢献することができる。
なお、第一の実施形態では、電波の伝播経路を中心とする所定の範囲内(円柱503の内部)に航空機が位置した場合に遮蔽が発生したと判断したが、遮蔽の発生を推定することができれば、他の方法によって判断を行ってもよい。例えば、航空機を点ではなく、高さ方向や進行方向に長さを持った平面や立体とみなして判定を行うようにしてもよい。この場合、当該平面や立体の一部が所定の範囲内にある場合に、遮蔽が発生したと判定するようにしてもよい。
(第二の実施形態)
第一の実施形態では、通信障害が発生した後で、当該障害の原因が航空機にあったのか否かを判定した。これに対し第二の実施形態は、航空機の針路(進行方向)を取得し、通信障害の発生が予測される場合に、ユーザに事前に通知する実施形態である。
第二の実施形態に係る障害検知システムの構成は第一の実施形態と同様であるため、詳細な説明は省略し、処理の相違点のみを説明する。
第二の実施形態では、航空機位置情報記憶部31が、復号部22によって復号された電文から航空機の速度および針路をさらに取得し、記憶する。航空機の速度および針路は、ADS−B信号に含まれており、それぞれ対気速度および方位角によって表される。
また、第二の実施形態では、通信状態監視部33は、障害発生有無の監視は行わず、アンテナの方位角および仰角の補正値のみをアンテナ制御部12から取得する。
また、判定部34は、図8に示した処理を周期的に実行する。この際、ステップS23では、伝播経路が航空機によって遮蔽されたかを判定するかわりに、今後遮蔽が発生する可能性があるか否かを予測する。
遮蔽の発生予測は、例えば、以下のようにして行うことができる。
まず、取得した航空機位置情報のレコードを一つずつ抽出し、対象の航空機について、このままの針路および高度で飛行した場合に、伝播経路の遮蔽が発生するか否かを判定する。また、航空機の現在の位置と、伝播経路を遮蔽する位置との距離を算出し、速度で除算することで、遮蔽が発生するまでの予測時間を算出する。
また、ステップS24では、遮蔽の発生が予測されるか否かを判定し、予測される場合、ステップS25に遷移し、図6に示した情報に加え、発生予測時刻(または発生までの残り時間)を出力する。なお、ステップS24では、航空機が伝播経路を遮蔽するまでの
時間が所定の時間よりも長い場合、あるいは、航空機と伝播経路との距離が所定の距離よりも長い場合は、否定判定を行う。このようなケースでは予測精度が低く、無用な通知が発生するおそれがあるためである。
第二の実施形態では、以上のように構成することにより、航空機の通過に起因する通信障害を事前に予測することができる。
なお、第二の実施形態の説明では、予測結果を画面に表示する例について述べたが、予測結果に基づいて、通信障害を回避する処理を実行してもよい。例えば、一時的に他の衛星に通信をハンドオフし、通信の品質を維持するようにしてもよい。
また、第二の実施形態では、航空機の高度は一定であるものとしたが、航空機の昇降率(上昇率または下降率)についての情報を取得可能である場合は、当該昇降率によって上昇または下降が継続した場合の高度を算出したうえで予測を行うようにしてもよい。
(変形例)
上記の実施形態はあくまでも一例であって、本発明はその要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施しうる。
例えば、実施形態の説明では、障害検知装置とアンテナ装置が1対1である例を挙げたが、障害検知装置を複数のアンテナ装置と接続して監視を行うようにしてもよい。また、複数の地球局が異なる場所にある場合、それぞれ対応するアンテナ装置からネットワーク経由で情報を取得し、一台の障害検知装置で遠隔監視を行うようにしてもよい。
また、実施形態の説明では、地球局(アンテナ)の位置を表す値(NLE,ELE)を固定値としたが、地球局が複数の場所にある場合は複数の値を保持してもよい。同様に、複数の衛星と通信を行う場合は、衛星の位置を表す値(θAZ,θA)を複数保持してもよい
。また、これらの値は、変更可能としてもよい。
また、実施形態の説明では、衛星に対する方位角と仰角を補正するための情報をアンテナ制御部12から取得しているが、設定された偏差に基づいて角度の補正を行うようにしてもよい。
また、実施形態の説明では、アンテナを基準とした高度を絶対高度としたが、海面を基準とした高度を用いてもよい。このような高度は真高度と呼ばれている。高度の基準を海面とする場合、海面における気圧値と、アンテナが設置されている場所の標高を得ることで、同様の判定を行うことができる。
また、実施形態の説明では、METARによって地上における気圧および気温を取得したが、気圧および気温は他の手段によって取得してもよい。例えば、飛行場から音声によって放送される気象通報(ATIS:Automatic Terminal Information Service)をオペレータが聴取し、気圧および気温を手動で入力するようにしてもよいし、気圧計や温度計を装置に接続し、直接値を取得するようにしてもよい。
10 アンテナ装置
11 衛星通信アンテナ
12 アンテナ制御部
20 受信装置
21 UHFアンテナ
22 復号部
30 障害検知装置
31 航空機位置情報記憶部
32 高度補正部
33 通信状態監視部
34 判定部
35 入出力部

Claims (10)

  1. アンテナを用いて静止人工衛星との間で電波を送受信するシステムにおける障害検知装置であって、
    航空機から無線によって送信される情報に基づいて、当該航空機の飛行位置に関する情報である航空機位置情報を取得する航空機情報取得手段と、
    前記航空機位置情報に基づいて、前記航空機による、前記アンテナと前記静止人工衛星との間の伝播経路の遮蔽を検知する遮蔽検知手段と、
    を有することを特徴とする、障害検知装置。
  2. 前記航空機情報取得手段は、航空機から無線によって送信される当該航空機の位置情報および気圧高度値を受信して、航空機位置情報を生成する
    ことを特徴とする、請求項1に記載の障害検知装置。
  3. 地上における気圧値を取得し、前記取得した気圧値を用いて、前記航空機から送信された気圧高度値を絶対高度値に補正する気圧補正手段をさらに有する
    ことを特徴とする、請求項2に記載の障害検知装置。
  4. 前記気圧補正手段は、地上における気温を取得し、前記取得した気温をさらに用いて、前記航空機から送信された気圧高度値を絶対高度値に補正する
    ことを特徴とする、請求項3に記載の障害検知装置。
  5. 前記気圧補正手段は、定時航空実況気象通報式を取得することで、地上における気圧値を取得する
    ことを特徴とする、請求項3または4に記載の障害検知装置。
  6. 前記航空機位置情報は、前記航空機の針路についての情報をさらに含み、
    前記遮蔽検知手段は、前記取得した航空機位置情報に基づいて、前記アンテナと前記静止人工衛星との間の伝播経路が遮蔽されることを予測する
    ことを特徴とする、請求項1から5のいずれかに記載の障害検知装置。
  7. 前記アンテナに対する前記静止人工衛星の相対的な位置情報である衛星位置情報と、地
    上における前記アンテナの設置位置に関する情報である地球局位置情報を取得する位置情報取得手段をさらに有し、
    前記遮蔽検知手段は、前記衛星位置情報および前記地球局位置情報を用いて前記伝播経路を特定する
    ことを特徴とする、請求項1から6のいずれかに記載の障害検知装置。
  8. 前記位置情報取得手段は、前記アンテナの方位角または仰角を微調整するアンテナ調整手段から取得した情報に基づいて、前記衛星位置情報を補正する
    ことを特徴とする、請求項7に記載の障害検知装置。
  9. 請求項1から8のいずれかに記載の障害検知装置と、
    前記静止人工衛星との間で電波を送受信するアンテナと、
    を含むことを特徴とする、衛星通信システム。
  10. アンテナを用いて静止人工衛星との間で電波を送受信するシステムにおける障害検知装置が行う障害検知方法であって、
    航空機から無線によって送信される情報に基づいて、当該航空機の飛行位置に関する情報である航空機位置情報を取得する航空機情報取得ステップと、
    前記航空機位置情報に基づいて、前記航空機による、前記アンテナと前記静止人工衛星との間の伝播経路の遮蔽を検知する遮蔽検知ステップと、
    を含むことを特徴とする、障害検知方法。
JP2014072531A 2014-03-31 2014-03-31 障害検知装置および障害検知方法 Expired - Fee Related JP5798659B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014072531A JP5798659B1 (ja) 2014-03-31 2014-03-31 障害検知装置および障害検知方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014072531A JP5798659B1 (ja) 2014-03-31 2014-03-31 障害検知装置および障害検知方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5798659B1 true JP5798659B1 (ja) 2015-10-21
JP2015195505A JP2015195505A (ja) 2015-11-05

Family

ID=54348652

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014072531A Expired - Fee Related JP5798659B1 (ja) 2014-03-31 2014-03-31 障害検知装置および障害検知方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5798659B1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112596494A (zh) * 2020-12-04 2021-04-02 中国航空工业集团公司成都飞机设计研究所 一种基于hmc码相关性分析的飞行器故障定位方法

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IL274997B2 (en) * 2020-05-27 2023-06-01 Israel Aerospace Ind Ltd Location according to Levin Communications
JP2022069708A (ja) * 2020-10-26 2022-05-12 充宏 前田 測位システム

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001289948A (ja) * 2000-04-05 2001-10-19 Mitsubishi Electric Corp 空港面監視装置
JP3474518B2 (ja) * 2000-05-17 2003-12-08 株式会社丸島アクアシステム 地下埋設設備
PL2296128T3 (pl) * 2009-09-10 2013-12-31 Thales Alenia Space Deutschland Gmbh Usługi monitorowania i nadawania ADS-B dla globalnego transportu powietrznego przy użyciu satelitów

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112596494A (zh) * 2020-12-04 2021-04-02 中国航空工业集团公司成都飞机设计研究所 一种基于hmc码相关性分析的飞行器故障定位方法
CN112596494B (zh) * 2020-12-04 2023-02-10 中国航空工业集团公司成都飞机设计研究所 一种基于hmc码相关性分析的飞行器故障定位方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015195505A (ja) 2015-11-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6937937B1 (en) Airborne based monitoring
EP1963888B1 (en) System for converting voice weather data into data for display in an aircraft cockpit
CN102483456B (zh) 用于空中交通管制的二次监视雷达系统
CN106415299B (zh) 用于飞行器的高可靠性监视的系统和方法
US20120262339A1 (en) Determination of State Vector, Timing, and Navigation Quality Metrics from Reception of ADS-B Transmissions
US20050278120A1 (en) Airborne based monitoring
US20050024236A1 (en) Weather information dissemination system for mobile vehicles
US20120191340A1 (en) Navigation systems
JP5798659B1 (ja) 障害検知装置および障害検知方法
CN203480030U (zh) 一种基于手机基站信号的无人机定位系统
Garcia et al. Aireon's initial on-orbit performance analysis of space-based ADS-B
US11119205B2 (en) Communication device, communication method, and communication program
JPH08181643A (ja) 衛星通信用通信可能時間通知方式
KR101861178B1 (ko) 시분할 다중 무선 통신 방식을 이용한 테더존데 시스템
US10834447B2 (en) Method and apparatus for determining obstructions based on satellite receive signals
JP2015025728A (ja) 航空機からの信号を用いた測位方法及び測位装置
KR101630666B1 (ko) 자체 상태감시 및 성능유지 기능을 갖는 의사위성 기반의 항법시스템
KR102041470B1 (ko) eLoran 기반의 시각동기 장치 및 방법
CN109884670B (zh) 一种便携式ads-b高精度时间协同处理方法
JP6015030B2 (ja) 航空路管理装置および航空路管理方法
Puricer et al. Telemetry system of FIK III. Stratospheric balloon
Neufeldt et al. An operational WAM in frankfurt airspace
EP4300137A1 (en) System and method for radio frequency fingerprint profile generation via airborne radios
US20240007179A1 (en) System and method for radio frequency fingerprint profile generation via airborne radios
Lachenmeier et al. Suitability of ads-b as a beacon for stratospheric balloon platforms and payloads

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150804

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150821

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5798659

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees