JP5798340B2 - 基地局、及びその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、携帯通信システムにおける基地局、及びその制御方法に関する。
従来、携帯通信は音声通話を主体とし、様々な場所での通話を可能とするために、基地局の設置を広くおこなってきた。この間、狭帯域ではあるが、メールなど情報の送受信サービスがなされてきた。狭帯域な環境下では、大容量のデータ、ソフトウェアをネットワークから取得するには、相当量の時間を要することになる。このため、必要なデータ、ソフトウェアは前もって携帯通信端末の記憶手段に記憶し、必要に応じて記憶手段から読み出し実行する形をとっていた。携帯通信端末の演算処理環境は、コンピュータ、サーバの演算処理環境に比べると、CPU、メモリ、ハードディスクなど、いずれにしても低いものである。このため、携帯通信端末上で実行されるソフトウェアは、機能、能力を削減され、携帯通信端末の低い演算処理環境下でも、快適な操作性を確保しつつ実行できるものが提供された。
様々な出力レベルの基地局が様々な場所に設置された結果、現在どこにいてもネットワークに接続できる環境が整いつつある。そして、携帯通信における伝送帯域は、LTE(Long Term Evolution)やWiMAX(Worldwide interoperability for Microwave Access)によって、さらに広帯域化していく方向にある。
携帯通信端末は、内蔵するバッテリーから電力を供給して動作している。このため、携帯通信端末の動作時間は、バッテリーの電力容量と、携帯通信端末の消費電力に依存することになる。長時間の動作時間を実現するためには、バッテリーの電力容量を増大させるか、端末自体の消費電力を低減する必要があることになる。ただし、バッテリーの電力容量を増大させるということは、バッテリーの容積を大きくさせ、重量を重くさせることになるという問題を有している。このため、携帯通信端末自体の消費電力の低減ということが重要な課題となる。携帯通信端末自体の消費電力の低減方法としては、各部品の消費電力の低減、未使用時の画面消灯などの未使用部分への電力供給停止などがある。また、通話を主体とする携帯通信端末では、待ち受け時間中、基地局からの信号受信を、常時行うのではなく、間欠的に行うことにより、消費電力の低減を図っている。この技術を、間欠受信(DRX: Discontinuous Reception)という。
間欠受信制御は、通信中と判断した場合には、通信回路への電力供給を常時行い、通信が終了したと判断した場合には、通信回路への電力供給を間欠的に行うようにする(例えば、特許文献1)。
LTEを例に説明する。間欠受信制御は、ユーザパケットの送受信がある場合、通信中(通信状態)と判断する。一定時間drxInactivityTimer(1〜1260ms)以上ユーザパケットの送受信がない場合、通信が終了したと判断し、第1の間欠受信状態に遷移する。第1の間欠受信状態に入ってから更に一定時間drxShortCycleTimer(1〜10240ms)以上ユーザパケットの送受信がない場合、第2の間欠受信状態に遷移する。
第1の間欠受信状態の場合、
T modulo ShortDrxCycle = StartOffset
となる時間Tに通信回路への電力供給を開始し、一定時間OnDurationTimer(1〜200ms)経過後に、通信回路への電力供給を停止する。ここで、ShortDrxCycle(1〜640ms)は間欠受信周期、StartOffset(<ShortDrxCycle)は送受信開始オフセットである。
第2の間欠受信状態の場合、
T modulo LongDrxCycle = StartOffset
となる時間Tに通信回路への電力供給を開始し、一定時間OnDurationTimer(1〜200ms)経過後に、通信回路への電力供給を停止する。ここで、LongDrxCycle(10〜2560ms)は間欠受信周期、StartOffset(<LongDrxCycle)は送受信開始オフセットである。
これにより、第2の間欠受信状態の場合では、LongDrxCycleの時間のうち、OnDurationTimerの時間のみ、通信回路へ電力供給を行うため、(LongDrxCycle - OnDurationTimer)の分の通信回路へ電力を低減することが可能となる。
なお、第1の間欠受信状態の設定がない場合、通信状態から第2の間欠受信状態に遷移する。また、基地局から間欠受信要求(DRX Command MAC Control Element)を受信した場合、通信状態から間欠受信状態に遷移する。
特開2009−77288号公報
しかしながら、間欠受信制御では、携帯通信端末が通信状態にある場合、ユーザパケットの送受信が一定時間drxInactivityTimer(1〜1260ms)以上ないことを検知して、第1の間欠受信状態に移行する。このため、常時、ユーザパケットの送受信がない時間を計測し続けることとなる。つまり、ユーザパケットの送受信があれば、計測値を0にリセットし、ユーザパケットの送受信がなければ、計測値を更新(+1)し、一定時間drxInactivityTimerに達したか否かを判定する。同様に、第1の間欠受信状態の場合、ユーザパケットの送受信があれば、計測値を0にリセットし、通信状態に戻し、ユーザパケットの送受信がなければ、計測値を更新(+1)し、一定時間drxShortCycleTimer(1〜10240ms)に達したか否かを判定する。
携帯通信端末と無線接続する基地局は、携帯通信端末が間欠受信状態にある場合、送受信可能な時間OnDurationTimerに合わせて通信を行う必要がある。この為、携帯通信端末において間欠受信制御を行っているのと同じように、基地局においても、間欠受信制御を行い、携帯通信端末の状態を監視することを行う。
携帯通信端末は、端末自身のみの通信状態を把握すれば良い。これに対して、基地局は、無線接続している携帯通信端末全ての通信状態を把握する必要がある。例えば、無線接続する端末が500台ある場合、基地局は、500台の端末の通信状態を把握しなければならない。このため、間欠受信制御による基地局の処理負荷は、携帯通信端末1台の場合に比べ、単純計算で500倍になることになる。LTEの場合、伝送タイムインターバル(TTI: Transmission Time Interval)となる1 サブフレーム(subframe)は、1msと非常に短い時間である。よって、TTI毎に無線接続している端末数分の間欠受信制御を行うことは、基地局の処理能力に多大な負荷を与えるという問題がある。
したがって、かかる点に鑑みてなされた本発明の目的は、間欠受信制御における基地局の処理負荷を軽減することができる基地局、及びその制御方法を提供することである。
本発明の基地局は、複数の携帯通信端末と無線通信が可能な基地局であって、前記携帯通信端末の間欠受信の状態を複数の異なる状態監視周期を用いて監視する制御部と、前記複数の状態監視周期のうち何れか1つを有する前記携帯通信端末と次回の状態監視の開始タイミングを規定する満了時間とを対応付けた要素を前記満了時間の短い順番に並べたリストを記憶する記憶部と、を備え、前記制御部は、新たな満了時間を算出した際、前記状態監視の開始タイミングの存在確率の累積分布に基づき、前記リストの先頭又は最後尾のいずれかの要素から順番に当該要素の満了時間と前記新たな満了時間とを比較して前記リストの各要素の並び換えを行うかを決定することを特徴とする。
本発明の基地局の制御方法は、複数の携帯通信端末の間欠受信の状態を複数の異なる状態監視周期を用いて監視する制御部と、前記複数の状態監視周期のうち何れか1つを有する前記携帯通信端末と次回の状態監視の開始タイミングを規定する満了時間とを対応付けた要素を満了時間の短い順番に並べたリストを記憶する記憶部と、を備えた基地局の制御方法であって、新たな満了時間を算出した際、前記状態監視の開始タイミングの存在確率の累積分布に基づき、前記リストの先頭又は最後尾のいずれかの要素から順番に当該要素の満了時間と前記新たな満了時間とを比較して前記リストの各要素の並び換えを行うかを決定するステップを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、間欠受信制御における基地局の処理負荷を軽減することができる。
本発明の実施の形態1の携帯通信システムを示すブロック図である。 本発明の実施の形態1の基地局が特定の携帯通信端末の状態監視を行うための状態監視タイミングを説明するための図である。 本発明の実施の形態1の基地局に記憶される第2の設定値を説明するための図である。 ランダムアクセス(Random Access)手順完了時に、本発明の実施の形態1における基地局が行う間欠受信制御の処理を示すフローチャートである。 TTI毎に、本発明の実施の形態1における基地局が行う間欠受信制御処理を示すフローチャートである。 ユーザパケットの送受信時に、本発明の実施の形態1における基地局が行う間欠受信制御処理を示すフローチャートである。 帯域割り当てにおいて、本発明の実施の形態1における基地局が行う間欠受信制御処理のフローチャートである。 本発明の実施の形態1における基地局が満了時間ExpTimをDrxTimer管理表に登録する際に行う処理を示すフローチャートである。 3つの異なる状態監視周期c1、c2、c3を持つ携帯通信端末の存在確率pと時間tとの関係の1例を示すグラフである。 3つの異なる状態監視周期c1、c2、c3を持つ携帯通信端末の存在確率の累積分布pと時間tとの関係の1例を示すグラフである。 3つの異なる状態監視周期c1、c2、c3を持つ携帯通信端末の存在確率の累積分布pと時間tとの関係の他の例を示すグラフである。 本発明の実施の形態2における基地局が満了時間ExpTimをDrxTimer管理表に登録する際に行う処理を示すフローチャートである。 図10に対応する携帯通信端末の密集度dと時間tとの関係を示すグラフである。 図11に対応する携帯通信端末の密集度dと時間tとの関係を示すグラフである。
実施の形態1.
図1〜図8を参照して、本発明の実施の形態1を説明する。なお、実施の形態1では、本発明をLTEに適用している。
図1は、実施の形態1の携帯通信システムを示すブロック図である。携帯通信システム1は、基地局10と、基地局10と無線通信が可能な複数の携帯通信端末(UE: User Equipment)20とを備える。基地局10は、CPUなどからなる制御部100と、RAMなどからなる記憶部200とを備える。記憶部200には、後述するDrxTimer管理表201とDrx設定値202を記憶する他、間欠受信制御プログラムを記憶する。制御部100は、記憶部200に記憶される間欠受信制御プログラムを実行することにより、間欠受信制御を行う。
図2は、実施の形態1の基地局が特定の携帯通信端末の状態監視を行うための状態監視タイミングを説明するための図である。横軸は時間を示している。時間T = SFN ×10 + subframeである。ここで、SFNとは、システムフレーム番号(System Frame Number)である。基地局10は、時間Tが以下の式(1)を満たす場合、携帯通信端末20の状態監視、すなわち状態遷移を行うか否かの判定を行う。
( T - Offset ) modulo Cycle = 0 ・・・(1)
式(1)において、Cycleは、状態遷移を行うと判定した場合に状態遷移した後の間欠受信状態における間欠受信周期である。Offsetは、状態遷移を行うと判定した場合に状態遷移した後の間欠受信状態における時間T=0からの送受信開始オフセット、すなわち間欠受信状態での送受信時間(On Duration)の開始タイミングである。
次に、基地局10の記憶部200に記憶されるDrx設定値202について説明する。Drx設定値202は、携帯通信端末20の間欠受信動作を規定する第1の設定値と、基地局10の状態監視動作を規定する第2の設定値とを含む。
第1の設定値は、サービス種別やQoSクラス等に応じて設定され、より一般的には無線ベアラ毎に設定されてもよい。第1の設定値は、任意のタイミングで携帯通信端末20に通知される。これにより、携帯通信端末20は、基地局10からの指示なしに、適宜状態遷移を行う。第1の設定値は、以下の表1に示すように、単一の間欠受信周期を規定する場合と、異なる2つの間欠受信周期を規定する場合とがある。実施の形態1において、単一の間欠受信周期を規定する場合とは、長い間欠受信周期に対応した設定値のみが設定され、短い間欠受信周期に対応した設定値が設定されていない場合である。異なる2つの間欠受信周期を規定する場合とは、短い間欠受信周期と長い間欠受信周期とのそれぞれに対応した設定値が設定されている場合である。
Figure 0005798340
表1において、Cycleは間欠受信周期であり、TTI < ShortDrxCycle < LongDrxCycleである。DurTimは間欠受信状態での送受信時間であり、TTI ≦ShortOnDuration < LongOnDurationである。Offsetは、送受信開始オフセット、すなわち間欠受信状態での送受信時間DurTimの開始タイミングを規定する値である。
図3は、実施の形態1の基地局に記憶される第2の設定値を説明するための図である。第2の設定値は、各第1の設定値と対応付けて、それぞれ記憶部200に記憶される。図3において、「ShortDRX」の各列は、それぞれ第1の設定値の中にShortDRX設定値が含まれる場合と含まれない場合とに対応付けられている。「ShortDRX設定なし」とは第1の設定値の中にShortDRX設定値が含まれていない場合を意味し、「ShortDRX設定あり」とは第1の設定値の中にShortDRX設定値が含まれている場合を意味する。また、「Drx状態」の各行は、それぞれ基地局10が状態監視により判定する携帯通信端末20の状態に対応付けられている。「Non」とは略連続的に通信中(以下、「通信状態」と呼ぶ。)を意味し、「Short」とは第1の設定値のShortDRX設定値を用いた間欠受信制御中(以下、「第1の間欠受信状態」と呼ぶ。)を意味し、「Long」とは第1の設定値のLongDRX設定値を用いた間欠受信制御中(以下、「第2の間欠受信状態」と呼ぶ。)を意味する。
図3において、DrxTimは、状態監視に用いられる閾値である状態監視時間である。Cycleは、状態監視周期である。Offsetは、状態監視開始オフセット、すなわち状態監視周期Cycleの開始タイミングを規定する値である。
図3の「ShortDRX設定なし」の列において、Drx状態=Nonの場合、状態監視時間DrxTimは、drxInactivityTimerに設定される。また、状態監視周期Cycle及び状態監視開始オフセットOffsetは、それぞれ第1の設定値のLongDRX設定値における間欠受信周期Cycle及び送受信開始オフセットOffsetと同じ値に設定される。
Drx状態=Longの場合、状態監視時間DrxTim、状態監視周期Cycle、及び状態監視開始オフセットOffsetは、それぞれDrx状態=Nonの場合と同じ値に設定される。
一方、図3の「ShortDRX設定あり」の列において、Drx状態=Nonの場合、状態監視時間DrxTimは、drxInactivityTimerに設定される。また、状態監視周期Cycle及び状態監視開始オフセットOffsetは、それぞれ第1の設定値のShortDRX設定値における間欠受信周期Cycle及び送受信開始オフセットOffsetと同じ値に設定される。
Drx状態=Shortの場合、状態監視時間DrxTimは、drxInactivityTimer + ShortDrxCycle ×drxShortCycleTimeに設定される。ここで、間欠受信状態におけるユーザパケットの送受信が行われない時間(以下、「無通信時間」と呼ぶ。)をDrx状態=Nonの時からの継続として観るため、Drx状態=Shortの場合における無通信時間の閾値ShortDrxCycle×drxShortCycleTimeにdrxInactivityTimerを加えている。また、状態監視周期Cycle及び状態監視開始オフセットOffsetは、それぞれ第1の設定値のLongDRX設定値における間欠受信周期Cycle及び送受信開始オフセットOffsetと同じ値に設定される。
Drx状態=Longの場合、状態監視時間DrxTim、状態監視周期Cycle、及び状態監視開始オフセットOffsetは、それぞれDrx状態=Shortの場合と同じ値に設定される。
このように、実施の形態1では、状態監視の開始タイミングを、状態遷移を行うと判定した場合に状態遷移した後の間欠受信状態における送受信の開始タイミングに合わせる。すなわち、Drx状態=Nonである間の状態監視の開始タイミングは、ShortDRX設定がある場合はDrx状態=Shortにおける送受信の開始タイミングに合わせ、ShortDRX設定がない場合はDrx状態=Longにおける送受信の開始タイミングに合わせる。同様に、Drx状態=Shortである間の状態監視の開始タイミングは、Drx状態=Longである場合の送受信の開始タイミングに合わせる。ただし、Drx状態=Longである間の状態監視の開始タイミングは、Drx状態=Longにおける送受信開始タイミングに合わせる。
次に、基地局10の記憶部200に記憶されるDrxTimer管理表201について説明する。DrxTimer管理表201には、各携帯通信端末20と満了時間ExpTimとの対応付け(以下、「要素」と呼ぶ。)が、満了時間ExpTimの短い順番に並べて記憶される。満了時間ExpTimは、状態監視の開始タイミングを規定する値である。よって、基地局10は、各携帯通信端末20の状態監視を、DrxTimer管理表201の先頭にある要素に対応する携帯通信端末20から順番に行う。
次に、図4〜図8を参照して、実施の形態1における基地局の間欠受信制御の処理を説明する。なお、基地局10は、図4〜図6の処理で状態監視を行って新たな満了時間ExpTimを算出し、その後、図8の処理でDrxTimer管理表201の各要素が満了時間ExpTimの短い順番に並ぶように、各要素を並び換える。
図4は、ランダムアクセス(Random Access)手順完了時に実施の形態1における基地局が行う間欠受信制御の処理を示すフローチャートである。基地局10が特定の携帯通信端末20に対してランダムアクセスを行った後、制御部100は、この携帯通信端末20について、DrxTimer管理表201への登録又はDrx設定値202の設定が行われているか否かを判断する(ステップS10)。S10で登録又は設定が行われていないと判断した場合、処理を終了する。
一方、S10で登録又は設定が行われていると判断した場合、制御部100は、この携帯通信端末20がDrx状態=Longにあるか否かを判断し(ステップS11)、Drx状態=Longにある場合は、DrxTimer管理表201のLong状態リストからこの携帯通信端末20に対応する要素を切り取り(ステップS12)、S13に進む。S12により、基地局10は、この携帯通信端末20とのユーザパケットの送受信を検知するまで、この携帯通信端末20を状態監視の対象から除く。よって、基地局10の処理負荷が軽減される。一方、S11でDrx状態=Longにないと判断した場合、そのままS13に進む。
S13では、制御部100はこの携帯通信端末20をDrx状態=Nonに設定し、最古送信時間TimSndLstを現在時間CurTimに設定する(ステップS13)。次に、制御部100は、この携帯通信端末20についてDrx設定値202の第1の設定値がShortDRX設定値を含むか否かを判断する(ステップS14)。S14で第1の設定値がShortDRX設定値を含まないと判断した場合は、第2の設定値を図3の「ShortDRX設定なし」の列及び「Non」の行に対応する値に設定し、満了時間ExpTimの移動量ShiftTimを0に設定し(ステップS15)、S17に進む。一方、S14で第1の設定値がShortDRX設定値を含むと判断した場合は、第2の設定値を図3の「ShortDRX設定あり」の列及び「Non」の行に対応する値に設定し、満了時間ExpTimの移動量ShiftTimを0に設定し(ステップS16)、S17に進む。なお、移動量ShiftTimについては、後に、図8を参照しながら説明する。
S17では、制御部100は現在時間CurTimが状態監視開始オフセットOffset以上か否かを判断する(ステップS17)。S17で現在時間CurTimが状態監視開始オフセットOffset未満であると判断した場合は、次回の状態監視の満了時間ExpTimを、
ExpTim = Offset + ShiftTim
により算出し(ステップS18)、算出した満了時間ExpTimをDrxTimer管理表201に登録し(ステップS20)、処理を終了する。
一方、S17で現在時間CurTimが状態監視開始オフセットOffset以上であると判断した場合は、次回の満了時間ExpTimを、
Pwr = (INT) (CurTim / Cycle)
ExpTim = Cycle ×(Pwr + 1) + Offset + ShiftTim
により算出し(ステップS19)、算出した満了時間ExpTimをDrxTimer管理表201に登録し(ステップS20)、処理を終了する。
図4の処理により、TTIより長い周期毎に状態監視を行うので、基地局の処理負荷を軽減することができる。
図5は、TTI毎に実施の形態1における基地局が行う間欠受信制御処理を示すフローチャートである。制御部100は、DrxTimer管理表201の先頭にある要素の満了時間ExpTimを読み込み(ステップS40)、現在時間CurTimが満了時間ExpTimに達しているか否かを判断する(ステップS41)。S41で現在時間CurTimが満了時間ExpTimに達していないと判断した場合、制御部100はDrxTimer管理表201に登録されている他の要素について何もせずに処理を終了する。これにより、状態監視開始タイミングになるまで状態監視を行わないことを担保することができ、基地局10の処理負荷を軽減することができる。
一方、S41で現在時間CurTimが満了時間ExpTimに達していると判断した場合、この要素に対応する携帯通信端末20がDrx状態=Longにあるか否かを判断する(ステップS42)。S42でDrx状態=Longにあると判断した場合、この要素を現在使用しているリストからLong状態リストに移動する(ステップS57)。S57の後、S40に戻る回数がDrxTimer管理表に登録された要素の数に達していない場合はS40に戻る。一方、S57の後、S40に戻る回数がDrxTimer管理表に登録された要素の数に達している場合は、処理を終了する。
一方、S42でDrx状態=Longにないと判断した場合、無通信時間TimNonを
TimNon = CurTim - TimLstSnd
により算出する(ステップS43)。ここで、TimLstSndは、最古送信時間、すなわち最後に基地局10から携帯通信端末20にユーザパケットを送信した時間である。
次に、制御部100は、無通信時間TimNonが状態監視時間DrxTim以上であるか判断する(ステップS44)。S44で無通信時間TimNonが状態監視時間DrxTim未満であると判断した場合、制御部100は次回の状態監視の満了時間ExpTimを
ExpTim = ExpTim + Cycle
により算出し(ステップS45)、算出した満了時間ExpTimをDrxTimer管理表201に登録する(ステップS53)。S53の後、S40に戻る回数がDrxTimer管理表に登録された要素の数に達していない場合はS40に戻る。一方、S53の後、S40に戻る回数がDrxTimer管理表に登録された要素の数に達している場合は、処理を終了する。
一方、S44で無通信時間TimNonが状態監視時間DrxTim以上であると判断した場合、制御部100は、この携帯通信端末20がDrx状態=Shortにあるか否か、又はこの携帯通信端末20の第1の設定値がShortDRX設定値を含むか否かを判断する(ステップS46)。S46でこの携帯通信端末20がDrx状態=Shortにない、又は第1の設定値がShortDRX設定値を含むと判断した場合、基地局10から携帯通信端末20に間欠受信要求(DRX Command MAC Control Element)を送信する(ステップS47)。次に、制御部100は、Drx設定値202の第2の設定値を図3の「ShortDRX設定あり」の列及び「Short」の行に対応する値に設定し、満了時間ExpTimの移動量ShiftTimを0に設定し(ステップS48)、この携帯通信端末20をDrx状態=Shortに状態遷移させる(ステップS49)。
次に、制御部100は現在時間CurTimが状態監視開始オフセットOffset以上か否かを判断する(ステップS50)。S50で現在時間CurTimが状態監視開始オフセットOffset未満であると判断した場合は、次回の状態監視の満了時間ExpTimを、
ExpTim = Offset + ShiftTim
により算出し(ステップS51)、算出した満了時間ExpTimをDrxTimer管理表201に登録する(ステップS53)。S53の後、S40に戻る回数がDrxTimer管理表に登録された要素の数に達していない場合はS40に戻る。一方、S53の後、S40に戻る回数がDrxTimer管理表に登録された要素の数に達している場合は、処理を終了する。
一方、S50で現在時間CurTimが状態監視開始オフセットOffset以上であると判断した場合は、次回の満了時間ExpTimを、
Pwr = (INT) (CurTim / Cycle)
ExpTim = Cycle ×(Pwr + 1) + Offset + ShiftTim
により算出し(ステップS52)、算出した満了時間ExpTimをDrxTimer管理表201に登録する(ステップS53)。S53の後、S40に戻る回数がDrxTimer管理表に登録された要素の数に達していない場合はS40に戻る。一方、S53の後、S40に戻る回数がDrxTimer管理表に登録された要素の数に達している場合は、処理を終了する。
S46でこの携帯通信端末20がDrx状態=Shortにある、又は第1の設定値がShortDRX設定値を含まないと判断した場合、次に制御部100はこの携帯通信端末20がDrx状態=Nonにあるか否かを判断する(ステップS54)。S54でこの携帯通信端末20がDrx状態=Nonにないと判断した場合は、S56に進む。一方、S54でDrx状態=Nonにあると判断した場合は、基地局10から携帯通信端末20に間欠受信要求(DRX Command MAC Control Element)を送信し(ステップS55)、S56に進む。
S56では、制御部100はこの携帯通信端末20をDrx状態=Longに状態遷移させ(S56)、この要素を現在使用している状態リストからLong状態リストに移動する(ステップS57)。S57の後、S40に戻る回数がDrxTimer管理表に登録された要素の数に達していない場合はS40に戻る。一方、S57の後、S40に戻る回数がDrxTimer管理表に登録された要素の数に達している場合は、処理を終了する。
図5の処理により、各TTI毎の基地局の処理負荷を軽減することができる。
図6は、ユーザパケットの送受信時に実施の形態1における基地局が行う間欠受信制御処理を示すフローチャートである。基地局10が特定の携帯通信端末20とのユーザパケットの送受信を行った後、制御部100は、この携帯通信端末20について、Drx設定値202の設定が行われているか否かを判断する(ステップS70)。S70で設定が行われていないと判断した場合、処理を終了する。
一方、S70でDrx設定値202の設定が行われていると判断した場合、制御部100は、最古送信時間TimSndLstを現在時間CurTimに設定し(ステップS71)、この携帯通信端末20がDrx状態=Nonにあるか否かを判断する(ステップS72)。S72でDrx状態=Nonにあると判断した場合、この携帯通信端末20をDrx状態=Nonに設定し(ステップS81)、処理を終了する。
一方、S72でこの携帯通信端末20がDrx状態=Nonにないと判断した場合、次に制御部100はこの携帯通信端末20がDrx状態=Longにあるか否かを判断する(ステップS73)。S73でDrx状態=Longにないと判断した場合、S75に進む。一方、S73でDrx状態=Longにあると判断した場合、この携帯通信端末20に対応する要素をDrxTimer管理表201のLong状態リストから切り取り(ステップS74)、その後、S75に進む。
S75では、制御部100は、この通信携帯端末20についてDrx設定値202の第1の設定値がShortDRX設定値を含むか否かを判断する(ステップS75)。S75でShortDRX設定値を含まないと判断した場合、Drx状態=Nonに設定し(ステップS81)、処理を終了する。
一方、S75で第1の設定値がShortDRX設定値を含むと判断した場合、制御部100は、Drx設定値202の第2の設定値を図3の「ShortDRX設定あり」の列及び「Non」の行に対応する値に設定し、満了時間ExpTimの移動量ShiftTimを0に設定し(ステップS76)、現在時間CurTimが状態監視開始オフセットOffset以上か否かを判断する(ステップS77)。S77で現在時間CurTimが状態監視開始オフセットOffset未満であると判断した場合、制御部100は次回の状態監視の満了時間ExpTimを、
ExpTim = Offset + ShiftTim
により算出し(ステップS78)、算出した満了時間ExpTimをDrxTimer管理表201に登録する(ステップS80)。S80の後、制御部100はDrx状態=Nonに状態遷移させ(ステップS81)、その後処理を終了する。
一方、S77で現在時間CurTimが状態監視開始オフセットOffset以上であると判断した場合は、次回の満了時間ExpTimを、
Pwr = (INT) (CurTim / Cycle)
ExpTim = Cycle ×(Pwr + 1) + Offset + ShiftTim
により算出し(ステップS79)、算出した満了時間ExpTimをDrxTimer管理表201に登録する(ステップS80)。S80の後、制御部100はDrx状態=Nonに状態遷移させ(ステップS81)、その後処理を終了する。
図6の処理により、TTIより長い周期毎に状態監視を行うので、基地局の処理負荷を軽減することができる。
図7は、帯域割り当てにおいて実施の形態1における基地局が行う間欠受信制御処理のフローチャートである。特定の携帯通信端末20から呼が発生すると、制御部100は、この携帯通信端末20についてDrx設定値202の設定が行われているか否かを判断する(ステップS100)。S100でDrx設定値202の設定が行われていないと判断した場合、処理を終了する。
一方、S100でDrx設定値202の設定が行われていると判断した場合、制御部100は、この携帯通信端末20がDrx状態=Nonにあるか否かを判断する(ステップS101)。S101でDrx状態=Nonにないと判断した場合、次に制御部100はこの携帯通信端末20がDrx状態=Shortにあるか否かを判断する(ステップS102)。S102でDrx状態=Shortにないと判断した場合、携帯通信端末20はDrx状態=Longにあることになる。次に、制御部100は状態監視周期Cycleと状態監視開始オフセットOffsetを、それぞれLongDrxCycle、drxStartOffsetに設定し、満了時間ExpTimの移動量ShiftTimを0に設定し(ステップS103)、S106に進む。
一方、S102でDrx状態=Shortにあると判断した場合、次に制御部100は、無通信時間TimNonが状態監視時間DrxTim以上であるか否かを判断する(ステップS104)。S104で無通信時間TimNonが状態監視時間DrxTim以上であると判断した場合、制御部100はスケジューラに帯域の割り当てを要求せず(ステップS110)、処理を終了する。一方、S104で無通信時間TimNonが状態監視時間DrmTim未満であると判断した場合、制御部100は状態監視周期Cycleと状態監視開始オフセットOffsetを、それぞれShortDrxCycle、drxStartOffset %ShortDrxCycleに設定し、満了時間ExpTimの移動量ShiftTimを0に設定し(ステップS105)、S106に進む。
S106では、状態監視開始オフセットOffsetからの経過時間TimJdgを
TimJdg = (CurTim - Offset) % Cycle
により算出する(ステップS106)。次に、制御部100は、この経過時間TimJdgが間欠受信状態の送受信時間DurTim未満であるか否かを判断する(ステップS107)。このS107で制御部100は、この携帯通信端末20が間欠受信状態における送受信時間中にあるか否かを判断している。S107で経過時間TimJdgが送受信時間DurTim以上であると判断した場合、制御部100はスケジューラに帯域の割り当てを要求せず(ステップS110)、処理を終了する。一方、S107で経過時間TimJdgが送受信時間DurTim未満であると判断した場合、S111に進む。
S101でこの携帯通信端末20がDrx状態=Nonにあると判断した場合、制御部100は、無通信時間TimNonを、
TimNon = CurTim - TimLstSnd
により算出し(ステップS108)、無通信時間TimNonが状態監視時間DrmTim以上であるか否かを判断する(ステップS109)。S109で無通信時間TimNonが状態監視時間DrmTim以上であると判断した場合、制御部100はスケジューラに帯域の割り当てを要求せず(ステップS110)、処理を終了する。一方、S109で無通信時間TimNonが状態監視時間DrmTim未満であると判断した場合、S111に進む。
S111では、制御部100はこの携帯通信端末20と同期が確立されているか否かを判断し(ステップS111)、同期が確立されていると判断した場合はスケジューラへ帯域の割り当てを要求し(ステップS112)、処理を終了する。
一方、S111で同期が確立されていないと判断した場合は、スケジューラにこの携帯通信端末20との同期確立要求(Format1A)を行い(ステップS113)、スケジューラへ帯域の割り当てを要求せず(ステップS114)、処理を終了する。
図8は、実施の形態1における基地局が満了時間ExpTimをDrxTimer管理表に登録する際に行う処理を示すフローチャートである。図8の処理は、図4〜図6において満了時間ExpTimをDrxTimer管理表に登録する処理に相当する。まず、新たな満了時間ExpTimを算出すると、制御部100はDrxTimer管理表201の現在使用している状態リストにおける要素の登録数が0か否かを判断する(ステップS130)。S130で登録数が0であると判断した場合、この算出した満了時間ExpTimに対応する要素(以下、「指定要素」と呼ぶ)を、現在使用している状態リストの最後尾(すなわち先頭)に配置し(ステップS146)、処理を終了する。
一方、S130で現在使用している状態リストにおける要素の登録数が0でないと判断した場合、次に制御部100は、新たに登録しようとする指定要素の満了時間ExpTim(A)を読み込む(ステップS131)。次に制御部100は、比較要素を現在使用している状態リストの最後尾ポインタに設定し(ステップS132)、比較要素の満了時間ExpTim(i)を読み込む(ステップS133)。次に制御部100は、指定要素の満了時間ExpTim(A)が比較要素の満了時間ExpTim(i)と一致するか否かを判断する(ステップS134)。S134で一致しないと判断した場合は、次に指定要素の満了時間ExpTim(A)が比較要素の満了時間ExpTim(i)より長いか否かを判断する(ステップS135)。S135で指定要素の満了時間ExpTim(A)が比較要素の満了時間ExpTim(i)より短いと判断した場合は、比較要素を一つ前の要素に設定する(ステップS136)。S136の後、S133に戻る回数が要素の登録数に達していない場合はS133に戻る。一方、S136の後、S133に戻る回数がDrxTimer管理表に登録された要素の数に達している場合は、指定要素を現在使用している状態リストの先頭に配置し(ステップS137)、処理を終了する。一方、S135で指定要素の満了時間ExpTim(A)が比較要素の満了時間ExpTim(i)より長いと判断した場合は、指定要素を比較要素の次に配置し(ステップS138)、処理を終了する。
S134で指定要素の満了時間ExpTim(A)が比較要素の満了時間ExpTim(i)と一致すると判断した場合は、次に制御部100は、比較要素の残り送受信時間RstTim(i)を、
RstTim(i) = DurTim(i) - ShiftTim(i)
により算出する(ステップS139)。ここで、残り送受信時間RstTimは、状態監視開始タイミングから送受信時間の終了タイミングまでの時間を意味する。DurTim(i)は比較要素の第1の設定値における送受信時間DurTimであり、ShiftTim(i)は比較要素の満了時間ExpTim(i)の移動量であり初期値は0である。
次に、制御部100は、比較要素の残り送受信時間RstTim(i)が指定要素の送受信時間DurTim(A)より長いか否かを判断する(ステップS140)。ここで、移動量ShiftTim(A)が0であることから、指定要素の送受信時間DurTim(A)は残り送受信時間RstTim(A)に相当する。すなわち、S140では、指定要素と比較要素の残り送受信時間RstTim同士を比較している。
S140で比較要素の残り送受信時間RstTim(i)が指定要素の送受信時間DurTim(A)より短いと判断した場合、制御部100は指定要素の移動量ShiftTim(A)を更新(+1)し(ステップS141)、指定要素を比較要素の次に配置する(ステップS142)。これにより、指定要素の満了時間ExpTim(A)が比較要素の満了時間ExpTim(i)より長くなる。
S142の後、比較要素を一つ前の要素に設定する(ステップS136)。S136の後、S133に戻る回数が要素の登録数に達していない場合はS133に戻る。一方、S136の後、S133に戻る回数がDrxTimer管理表に登録された要素の数に達している場合は、指定要素を現在使用している状態リストの先頭に配置し(ステップS137)、処理を終了する。
S140で比較要素の残り送受信時間RstTim(i)が指定要素の送受信時間DurTim(A)より長いと判断した場合、制御部100は比較要素の移動量ShiftTim(i)を更新(+1)し(ステップS143)、指定要素を比較要素の前に配置する(ステップS144)。これにより、比較要素の満了時間ExpTim(i)が指定要素の満了時間ExpTim(A)より長くなる。
S144の後、比較要素を指定要素に設定し(ステップS145)、次に比較要素を一つ前の要素に設定する(ステップS136)。S136の後、S133に戻る回数が要素の登録数に達していない場合はS133に戻る。一方、S136の後、S133に戻る回数がDrxTimer管理表に登録された要素の数に達している場合は、指定要素を現在使用している状態リストの先頭に配置し(ステップS137)、処理を終了する。
すなわち、実施の形態1では、原則としてDrxTimer管理表201の各要素は、満了時間ExpTimの短い順番に並べた状態で記憶される。しかし、同一の満了時間ExpTimを持つ要素が複数ある場合は、これらを残り送受信時間RstTimの短い順番に配置する。これにより、TTI毎に状態監視処理を行う携帯通信端末20の数を低減することができ、基地局10の処理負荷を軽減することができる。
なお、制御部100は、満了時間ExpTimを当初設定時間からずらした場合には、その移動量ShiftTimを保持しておき、次回の満了時間ExpTimの算出時において、
ExpTim = ExpTim + Cycle
により移動量ShiftTimを有効とする。すなわち、次回の満了時間ExpTimも、間欠受信状態における送受信の開始タイミングから移動量ShiftTimだけずらす。これにより、同じ状態監視周期Cycleにより状態監視される複数の携帯通信端末20が、繰り返し同一のタイミングで状態監視される可能性を低減することができる。
なお、移動量ShiftTimが、間欠受信状態での送受信時間DurTimと等しい場合、次回の満了時間ExpTimの算出時において、
ExpTim=ExpTim+Cycle-ShiftTim
ShiftTim=0
のように移動量ShiftTimを0に戻す。
以上より、実施の形態1では、状態監視の開始タイミングを、状態遷移を行うと判定した場合に状態遷移した後の間欠受信状態における送受信の開始タイミングに合わせる。すなわち、通信状態である間の状態監視の開始タイミングは、第1の間欠受信状態の設定がある場合は第1の間欠受信状態における送受信の開始タイミングに合わせ、第1の間欠受信状態の設定がない場合は第2の間欠受信状態における送受信の開始タイミングに合わせる。同様に、第1の間欠受信状態である間の状態監視の開始タイミングは、第2の間欠受信状態における送受信の開始タイミングに合わせる。ただし、第2の間欠受信状態である間の状態監視の開始タイミングは、第2の間欠受信状態における送受信開始タイミングに合わせる。これにより、TTIより長い周期毎に状態監視を行うので、基地局の処理負荷を軽減することができる。
また、実施の形態1では、基地局が複数の携帯通信端末の状態監視を行う場合、状態監視の開始タイミングが接近している順番に各携帯通信端末を順番付けする。そして、TTI毎に、先頭の携帯通信端末から順番に現在時間が状態監視の開始タイミングに達したか否かを判断し、状態監視の開始タイミングに達した携帯通信端末のみを状態監視し、他の携帯通信端末については何も処理をしない。また、状態監視の開始タイミングが同一である携帯通信端末が複数ある場合は、これらを状態監視開始タイミングから送受信時間の終了タイミングまでの時間の短い順番に順番付けする。これにより、TTI毎に状態監視処理を行う携帯通信端末の数を低減することができ、基地局の処理負荷を軽減することができる。
本実施の形態では、LTEにおける伝送タイムインターバル(TTI)で実施した場合について説明したが、本発明では、LTEおよび伝送タイムインターバルでの実施に限定するものではなく、所定の通信方式、適切な所定時間間隔であればよい。
実施の形態2.
図9〜図12を参照して、本発明の実施の形態2を説明する。なお、以降の説明では、実施の形態1と異なる部分を中心に説明し、他の部分の詳細の説明を省略する。
実施の形態1では、図8の指定要素をDrxTimer管理表201に登録する処理において、常にDrxTimer管理表201の最後尾の比較要素から先頭に向かって順番に満了時間ExpTimの比較を行うものである。しかし、仮に指定要素がDrxTimer管理表201の先頭に配置されるべきものである場合、この指定要素はDrxTimer管理表201の全ての比較要素との比較及び並び換えを行った後に登録されることになる。このような場合、基地局10の処理負荷は高いものとなる。実施の形態2は、この点を改善することにより、基地局10の処理負荷を軽減するものである。
実施の形態2は、図1〜図8の構成について、実施の形態1と同様であるので、詳細の説明を省略する。図9は、3つの異なる状態監視周期c1、c2、c3を持つ携帯通信端末の存在確率pと時間tとの関係の1例を示すグラフである。図9では、携帯通信端末X、Y、及びZがそれぞれ同じ台数だけ存在し、それぞれ状態監視周期c1、c2、c3(c1<c2<c3)を有する場合の、横軸を時間t、縦軸を携帯通信端末X、Y、Zの存在確率pとしたグラフを示している。携帯通信端末Xの状態監視周期c1は最も短いため、期間[0,c1]の任意の時間において、携帯通信端末Xが存在する確率は最も高い。同様に、携帯通信端末Zの状態監視周期がc3は最も長いため、期間[0,c3]の任意の時間において、携帯通信端末Zが存在する確率は最も低い。
図10は、3つの異なる状態監視周期c1、c2、c3を持つ携帯通信端末の存在確率の累積分布pと時間tとの関係の1例を示すグラフである。図11は、3つの異なる状態監視周期c1、c2、c3を持つ携帯通信端末の存在確率の累積分布pと時間tとの関係の他の例を示すグラフである。図10と図11は、互いに携帯通信端末X、Y、Zの各々の台数が異なる。
図10の場合、累積分布50%に対する時間t50は、t50<c1を満たす。よって、DrxTimer管理表201の各要素の全体の50%が、満了時間ExpTim<c1を満たすと予測される。したがって、新たに満了時間ExpTimが算出された指定要素をDrxTimer管理表201に登録する際には、その指定要素がどの携帯通信端末X、Y、Zに対応している場合でも、図8に従って、DrxTimer管理表201の最後尾の比較要素から先頭に向かって順番に満了時間ExpTimの比較及び並び替えを行う。これにより、DrxTimer管理表201の先頭の比較要素から順番に満了時間ExpTimの比較及び並び替えを行う場合と比べて、比較要素との比較及び並び替えの回数を少なくすることができる。
一方、図11の場合、累積分布50%に対する時間t50は、c1<t50<c2を満たす。よって、DrxTimer管理表201の各要素の全体の50%が、満了時間ExpTim<c2を満たすと予測される。したがって、新たに満了時間ExpTimが算出された指定要素をDrxTimer管理表201に登録する際には、その指定要素が携帯通信端末Xに対応している場合は、後に説明する図12に従って、DrxTimer管理表201の先頭の要素から最後尾に向かって順番に満了時間ExpTimの比較及び並び替えを行う。これにより、DrxTimer管理表201の最後尾の比較要素から先頭に向かって順番に満了時間ExpTimの比較及び並び替えを行う場合と比べて、比較要素との比較及び並び替えの回数を少なくすることができる。一方、その指定要素が携帯通信端末Y、Zに対応している場合は、図8に従って、DrxTimer管理表201の最後尾の要素から順番に満了時間ExpTimの比較及び並び替えを行う。これにより、DrxTimer管理表201の先頭の比較要素から順番に満了時間ExpTimの比較及び並び替えを行う場合と比べて、比較要素との比較及び並び替えの回数を少なくすることができる。
図12は、実施の形態2における基地局が満了時間ExpTimをDrxTimer管理表に登録する際に行う処理を示すフローチャートである。図12の処理は、図4〜図6において満了時間ExpTimをDrxTimer管理表に登録する処理に相当する。図8の処理はDrxTimer管理表201の最後尾の比較要素から順番に満了時間ExpTimの比較及び並び替えを行うのに対して、図12の処理はDrxTimer管理表201の先頭の比較要素から順番に満了時間ExpTimの比較及び並び替えを行う。
まず、新たな満了時間ExpTimを算出すると、制御部100はDrxTimer管理表201の現在使用している状態リストにおける要素の登録数が0か否かを判断する(ステップS160)。S160で登録数が0であると判断した場合、この算出した満了時間ExpTimを該当する携帯通信端末20と対応付けた指定要素を、現在使用している状態リストの最後尾(すなわち先頭)に配置し(ステップS176)、処理を終了する。
一方、S160で現在使用している状態リストにおける要素の登録数が0でないと判断した場合、次に制御部100は、新たに登録しようとする要素(以下、「指定要素」と呼ぶ)の満了時間ExpTim(A)を読み込む(ステップS161)。次に制御部100は、比較要素を現在使用している状態リストの先頭ポインタに設定し(ステップS162)、比較要素の満了時間ExpTim(i)を読み込む(ステップS163)。次に制御部100は、指定要素の満了時間ExpTim(A)が比較要素の満了時間ExpTim(i)と一致するか否かを判断する(ステップS164)。S164で一致しないと判断した場合は、次に比較要素の満了時間ExpTim(i)が指定要素の満了時間ExpTim(A)より長いか否かを判断する(ステップS165)。S165で比較要素の満了時間ExpTim(i)が指定要素の満了時間ExpTim(A)より短いと判断した場合は、比較要素を一つ後の要素に設定する(ステップS166)。S166の後、S163に戻る回数が要素の登録数に達していない場合はS163に戻る。一方、S166の後、S163に戻る回数がDrxTimer管理表に登録された要素の数に達している場合は、指定要素を現在使用している状態リストの最後尾に配置し(ステップS167)、処理を終了する。一方、S165で比較要素の満了時間ExpTim(i)が指定要素の満了時間ExpTim(A)より長いと判断した場合は、指定要素を比較要素の前に配置し(ステップS168)、処理を終了する。
S169〜S175の処理は、それぞれ図8のS139〜145の処理と同様であるので、詳細の説明を省略する。
このように、実施の形態2では、図4〜6の処理における満了時間ExpTimに対応する要素のDrxTimer管理表201への登録の前段階において、DrxTimer管理表201と無線通信する携帯通信端末20の存在確率の累積分布に基づいて、累積分布50%に対する時間t50を求める。なお、この携帯通信端末20の存在確率の累積分布は、基地局10が任意のタイミングで、携帯通信端末20の状態監視周期Cycle及び台数に基づき求める。次に、新たに登録する要素に対応する携帯通信端末20の状態監視周期Cycleと時間t50よりとの比較に基づいて、DrxTimer管理表201の先頭又は最後尾のいずれのの比較要素から順番に満了時間ExpTimの比較及び並び替えを行うかを決定する。
実施の形態2によれば、実施の形態1の効果に加え、基地局の間欠受信制御における満了時間の登録処理の負担を軽減することができる。
本実施の形態では、LTEにおける伝送タイムインターバル(TTI)で実施した場合について説明したが、本発明では、LTEおよび伝送タイムインターバルでの実施に限定するものではなく、所定の通信方式、適切な所定時間間隔であればよい。
実施の形態3.
図13〜図14を参照して、本発明の実施の形態3を説明する。なお、以降の説明では、実施の形態1と異なる部分を中心に説明し、他の部分の詳細の説明を省略する。
実施の形態1では、図8の指定要素をDrxTimer管理表201に登録する処理において、同一の満了時間ExpTimを持つ要素が複数存在する場合に、常にこれらの満了時間ExpTimをずらすものである。しかし、仮に同一の満了時間ExpTimを持つ要素が多数存在する場合、基地局10の処理負荷は高いものとなる。実施の形態3は、この点を改善することにより、基地局10の処理負荷を軽減するものである。
実施の形態3は、図1〜図8の構成について、実施の形態1と同様であるので、詳細の説明を省略する。図13は、図10に対応する携帯通信端末の密集度dと時間tとの関係を示すグラフである。図14は、図11に対応する携帯通信端末の密集度dと時間tとの関係を示すグラフである。図13及び図14において、端末密集度d(t)は、
d(t) = int( P(t) + 1 )
である。ここで、P(t)は、各携帯通信端末X、Y、Zの存在確率の合計である。図13及び図14の場合、時間t=0の付近において、端末密集度dは最大値d1を取る。すると、同一の満了時間ExpTimを持つ携帯通信端末20が平均的にd1だけ存在すると予測される。実施の形態3では、同一の満了時間ExpTimを持つ携帯通信端末20が最大d1まで存在することを許容する。すなわち、図8の処理において、同一の満了時間ExpTimを持つ要素の数がd1以下である場合は、これらの満了時間ExpTimをずらさない。これにより、同一満了時間ExpTimを持つ全ての要素について満了時間ExpTimをずらす場合に比べて、基地局10の処理負荷を軽減することができる。
このように、実施の形態3では、図4〜6の処理における満了時間ExpTimに対応する要素のDrxTimer管理表201への登録の前段階において、DrxTimer管理表201と無線通信する携帯通信端末20の端末密集度dの最大値を求める。次に、新たに登録する指定要素の満了時間ExpTim(A)と同一の満了時間ExpTimを持つ要素の数が、この端末密集度dの最大値に等しい場合、比較要素との並び換えを行う。一方、指定要素の満了時間ExpTim(A)と同一の満了時間ExpTim(i)を持つ比較要素の数が、この端末密集度dの最大値未満である場合、比較要素との並び換えを行わない。
実施の形態3によれば、実施の形態1の効果に加え、基地局の間欠受信制御における満了時間の登録処理の負担を軽減することができる。
なお、実施の形態3では、端末密集度dの最大値を閾値として用いたが、その代わりに、予め決定された任意の値を閾値として用いても、実施の形態3と同様の効果を得ることができる。
本実施の形態では、LTEにおける伝送タイムインターバル(TTI)で実施した場合について説明したが、本発明では、LTEおよび伝送タイムインターバルでの実施に限定するものではなく、所定の通信方式、適切な所定時間間隔であればよい。
1 携帯通信システム
10 基地局
20 携帯通信端末
100 制御部
200 記憶部

Claims (5)

  1. 複数の携帯通信端末と無線通信が可能な基地局であって、
    前記携帯通信端末の間欠受信の状態を複数の異なる状態監視周期を用いて監視する制御部と、
    前記複数の状態監視周期のうち何れか1つを有する前記携帯通信端末と次回の状態監視の開始タイミングを規定する満了時間とを対応付けた要素を前記満了時間の短い順番に並べたリストを記憶する記憶部と、を備え、
    前記制御部は、新たな満了時間を算出した際、前記状態監視の開始タイミングの存在確率の累積分布に基づき、前記リストの先頭又は最後尾のいずれかの要素から順番に当該要素の満了時間と前記新たな満了時間とを比較して前記リストの各要素の並び換えを行うかを決定することを特徴とする基地局。
  2. 前記制御部は、新たな満了時間を算出した際、前記累積分布の50%に対する時間が、新たな満了時間を算出した際の携帯通信端末が有する状態監視周期より小さい場合、前記リストの最後尾の要素から順番に当該要素の満了時間と前記新たな満了時間とを比較して前記リストの各要素の並び換えを行うことを特徴とする請求項1に記載の基地局。
  3. 前記制御部は、新たな満了時間を算出した際、前記累積分布の50%に対する時間が、新たな満了時間を算出した際の携帯通信端末が有する状態監視周期より大きい場合、前記リストの先頭の要素から順番に当該要素の満了時間と前記新たな満了時間とを比較して前記リストの各要素の並び換えを行うことを特徴とする請求項1に記載の基地局。
  4. 前記制御部は、前記新たな満了時間を算出した後、前記リスト内に前記新たな満了時間と一致する満了時間を持つ要素が所定数以上である場合に、当該各要素の満了時間をずらして前記並び換えを行うことを特徴とする請求項に記載の基地局。
  5. 複数の携帯通信端末の間欠受信の状態を複数の異なる状態監視周期を用いて監視する制御部と、
    前記複数の状態監視周期のうち何れか1つを有する前記携帯通信端末と次回の状態監視の開始タイミングを規定する満了時間とを対応付けた要素を満了時間の短い順番に並べたリストを記憶する記憶部と、を備えた基地局の制御方法であって、
    新たな満了時間を算出した際、前記状態監視の開始タイミングの存在確率の累積分布に基づき、前記リストの先頭又は最後尾のいずれかの要素から順番に当該要素の満了時間と前記新たな満了時間とを比較して前記リストの各要素の並び換えを行うかを決定するステップを備えたことを特徴とする基地局の制御方法。
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