JP5797134B2 - 表示装置およびその駆動方法 - Google Patents

表示装置およびその駆動方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5797134B2
JP5797134B2 JP2012055611A JP2012055611A JP5797134B2 JP 5797134 B2 JP5797134 B2 JP 5797134B2 JP 2012055611 A JP2012055611 A JP 2012055611A JP 2012055611 A JP2012055611 A JP 2012055611A JP 5797134 B2 JP5797134 B2 JP 5797134B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
line
data
scanning
transistor
scanning line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012055611A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013190526A (ja
Inventor
将紀 小原
将紀 小原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2012055611A priority Critical patent/JP5797134B2/ja
Publication of JP2013190526A publication Critical patent/JP2013190526A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5797134B2 publication Critical patent/JP5797134B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Electroluminescent Light Sources (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Control Of El Displays (AREA)

Description

本発明は表示装置に関し、より詳しくは、有機EL表示装置などの電流で駆動される電気光学素子を備えた表示装置およびその駆動方法に関する。
薄型、高画質、低消費電力の表示装置として、有機EL(Electro Luminescence)表示装置が知られている。有機EL表示装置には、電流で駆動される自発光型表示素子である有機EL素子および駆動用トランジスタ等を含む複数の画素回路がマトリクス状に配置されている。
ところで、有機EL表示装置など各種表示装置の駆動方式の1つとして、SSD(Source Shared Driving)と呼ばれる駆動方式(以下「SSD方式」という)が知られている。図12は、特許文献1に開示された、SSD方式を採用した有機EL表示装置における画素回路と各種配線との接続関係を示す回路図である。このSSD方式を採用した有機EL表示装置では、RGB3原色によるカラー表示が行われる。m×k(m,kは2以上の整数)本のデータ線とn(nは2以上の整数)本の走査線との交差点に対応して、m×k×n個の画素回路11が設けられている。本明細書では、R(赤)に対応する画素回路のことを「R画素回路」といい、符号「11r」で表す。また、G(緑)に対応する画素回路のことを「G画素回路」といい、符号「11g」で表す。また、B(青)に対応する画素回路のことを「B画素回路」といい、符号「11b」で表す。
図示しないデータドライバの出力端子に接続されたm本の出力線Di(i=1〜m)は、m個のデマルチプレクサ41にそれぞれ対応している。各デマルチプレクサ41に対応する出力線Diは、当該デマルチプレクサ41に含まれる3個の選択トランジスタMr,Mg,Mbを介して、3本のデータ線Dri,Dgi,Dbiにそれぞれ接続されている。選択トランジスタMr,Mg,MbはすべてPチャネル型である。選択トランジスタMr,Mg,MbはそれぞれR,G,Bに対応している。選択トランジスタMrは、Rに対応するデータ信号(以下「Rデータ信号」という。)をデータ線Driに供給すべきときにデータ制御信号SSDrに応じてオン状態になる。選択トランジスタMgは、Gに対応するデータ信号(以下「Gデータ信号」という。)をデータ線Dgiに供給すべきときにデータ制御信号SSDgに応じてオン状態になる。選択トランジスタMbは、Bに対応するデータ信号(以下「Bデータ信号」という。)をデータ線Dbiに供給すべきときにデータ制御信号SSDbに応じてオン状態になる。以下では、選択トランジスタMr,Mg,Mbのことをそれぞれ「R選択トランジスタ」、「G選択トランジスタ」、および「B選択トランジスタ」という。また、データ制御信号SSDr,SSDg,SSDbのことをそれぞれ「Rデータ制御信号」、「Gデータ制御信号」、および「Bデータ制御信号」という。また、データ線Dri,Dgi,Dbiのことをそれぞれ「Rデータ線」、「Gデータ線」、および「Bデータ線」という。データドライバから出力されるデータ信号は、各デマルチプレクサ41により時分割されて当該デマルチプレクサ41に接続されたRデータ線Dri、Gデータ線Dgi、およびBデータ線Dbiに順に与えられる。このようなSSD方式を採用することにより、データドライバの回路規模を縮小することができる。
特許文献1に開示された有機EL表示装置では、図12に示すように、Rデータ線Dri、Gデータ線Dgi、およびBデータ線Dbiに、データ信号の電圧(以下「データ電圧」という。)を保持するためのデータコンデンサCdri,Cdgi,Cdbiがそれぞれ接続されている。以下では、データコンデンサCdri,Cdgi,Cdbiのことをそれぞれ「Rデータコンデンサ」、「Gデータコンデンサ」、および「Bデータコンデンサ」という。各画素回路11は、1個の有機EL素子OLED、6個のトランジスタM1〜M6、2個のコンデンサC1,C2を含んでいる。トランジスタM1〜M6はすべてPチャネル型である。トランジスタM1は、有機EL素子OLEDに供給すべき電流を制御するための駆動用トランジスタである。トランジスタM2は、データ信号の電圧(以下「データ電圧」ということがある。)を画素回路に書き込むための書き込み用トランジスタである。トランジスタM3は、輝度ムラの原因となる駆動用トランジスタM1のしきい値電圧のばらつきを補償するための補償用トランジスタである。トランジスタM4は、駆動用トランジスタM1のゲート電位Vgを初期化するための初期化用トランジスタである。トランジスタM5は、画素回路11へのハイレベル電源電位ELVDDの供給を制御するための電源供給用トランジスタである。トランジスタM6は、有機EL素子OLEDの発光期間を制御するための発光制御用トランジスタである。コンデンサC1,C2は、駆動用トランジスタM1のソース−ゲート間電圧Vgsを保持するためのコンデンサである。R画素回路11r、G画素回路11g、およびB画素回路11bのそれぞれで、書き込みトランジスタM2のゲート端子は、これらのR画素回路11r、G画素回路11g、およびB画素回路11bに沿った走査線Sjに接続されている。
図13は、図12に示す画素回路の駆動方法を示すタイミングチャートである。時刻t1〜t2では、初期化用トランジスタM4がオン状態になることにより駆動用トランジスタM1のゲート電位Vgが初期化される。時刻t2〜t3では、Rデータ線DriにRデータ信号が供給され、RデータコンデンサCdriに当該Rデータ信号の電圧が保持される。時刻t3〜t4では、Gデータ線DgiにGデータ信号が供給され、GデータコンデンサCdgiに当該Gデータ信号の電圧が保持される。時刻t4〜t5では、Bデータ線DbiにBデータ信号が供給され、BデータコンデンサCdbiに当該Bデータ信号の電圧が保持される。時刻t5になると、R画素回路11r、G画素回路11g、およびB画素回路11bのそれぞれで書き込み用トランジスタM2がオン状態になることにより、書き込み用トランジスタM2、駆動用トランジスタM1、および補償用トランジスタM3を介して、データ電圧が駆動用トランジスタM1のゲート端子に与えられる。このため、駆動用トランジスタM1はダイオード接続となる。このときの駆動用トランジスタM1のゲート電位Vgは、次式(1)で与えられる。
Vg=Vdata−Vth …(1)
ここで、Vdataはデータ電圧であり、Vthは駆動用トランジスタM1のしきい値電圧である。
時刻t6になると、書き込み用トランジスタM2および補償用トランジスタM3がオフ状態になり、電源供給用トランジスタM5および発光制御用トランジスタM6がオン状態になる。このため、次式(2)で与えられる駆動電流Iが有機EL素子OLEDに供給され、駆動電流Iの電流値に応じて有機EL素子OLEDが発光する。
I=(β/2)・(Vgs−Vth)2 …(2)
ここで、βは定数、Vgsは駆動用トランジスタM1のソース−ゲート間電圧を表す。駆動用トランジスタM1のソース−ゲート間電圧Vgsは、次式(3)で与えられる。
Vgs=ELVDD−Vg
=ELVDD−Vdata+Vth …(3)
式(2)および式(3)から、次式(4)が導かれる。
I=β/2・(ELVDD−Vdata)2 …(4)
式(4)では、しきい値電圧Vthの項がなくなっている。このため、駆動用トランジスタM1のしきい値電圧Vthのばらつきが補償される。なお、駆動用トランジスタM1のしきい値電圧Vthのばらつきを補償するための構成は、例えば特許文献2などにも開示されている。このような駆動用トランジスタM1のしきい値電圧Vthのばらつきは、駆動用トランジスタM1をダイオード接続とすることによりしきい値電圧Vthの補償を行う期間(本明細書では「しきい値電圧補償期間」といい、符号「Tcomp」で示す。)を長く設けるほど抑制されることが従来から知られている。
特許第4637070号公報 特開2005−31630号公報
ところで、特許文献1に開示された有機EL表示装置では、Rデータ信号、Gデータ信号、およびBデータ信号を順にそれぞれRデータ線Dri、Gデータ線Dgi、およびBデータ線Dbiに供給している。また、図12に示すように、書き込みトランジスタM2のゲート端子の接続先は、R画素回路11r、G画素回路11g、およびB画素回路11bのいずれにおいても走査線Sjとなっている。このため、Bデータ線DbiへのBデータ信号の供給終了後に走査線Sjが選択状態となり、R画素回路11r、G画素回路11g、およびB画素回路11bのそれぞれでデータ電圧の書き込みが開始される。仮にRデータ線DriへのRデータ信号の供給終了後などに、走査線Sjを選択状態にすると、G画素回路11gおよびB画素回路11bには所望のデータ電圧が書き込まれない。このようにして、特許文献1に開示された有機EL表示装置では、図13に示すように、R画素回路11r、G画素回路11g、およびB画素回路11bのそれぞれで、同じ長さのしきい値補償期間Tcomp(時刻t5〜t6)が設けられる。
このように、特許文献1に開示された有機EL表示装置では、B画素回路11bへのデータ電圧の書き込みに合わせて、各画素回路におけるしきい値電圧補償期間Tcompを設定する必要がある。このため、しきい値電圧補償期間を十分に確保できない。その結果、駆動用トランジスタM1のしきい値電圧Vthのばらつきに起因する輝度ムラを十分に抑制できない。
そこで、本発明は、輝度ムラを従来よりも抑制可能な、SSD方式を採用した表示装置、およびその駆動方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の局面は、複数の原色のいずれかに対応するデータ信号を時分割に画素回路に供給することにより当該複数の原色に基づくカラー表示を行うアクティブマトリクス型の表示装置であって、
前記データ信号が供給される複数のデータ線と、
それぞれが前記複数の原色のいずれかに対応する複数の走査線と、
前記複数のデータ線および前記複数の走査線に対応して設けられ、それぞれが前記複数の原色のいずれかに対応する複数の画素回路と、
各原色に対応するデータ信号の前記データ線への供給に応じたタイミングで、当該原色に対応する走査線の選択を開始する走査線駆動回路とを備え、
各原色に対応する画素回路は、
電気光学素子と、
前記電気光学素子に流れる電流を制御すると共に、対応する走査線が選択状態のときに制御端子と第1導通端子とが互いに電気的に接続される駆動用トランジスタと、
対応する走査線が非選択状態のときに前記駆動用トランジスタの前記制御端子と前記第1導通端子との間の電圧を保持するための第1容量素子とを含み、
前記走査線駆動回路は、前記複数の原色のうち少なくとも1つの原色につき、当該原色に対応するデータ信号の前記データ線への供給が停止している期間であって当該原色以外の別の原色に対応するデータ信号が別の前記データ線に供給される期間において、当該原色に対応する走査線が選択状態となるように、前記複数の走査線を駆動することを特徴とする。
本発明の第2の局面は、本発明の第1の局面において、
前記複数のデータ線に、複数の原色のいずれかに対応するデータ信号を順次に供給するための複数の選択出力回路と、
前記複数の選択出力回路のそれぞれに前記データ信号を供給するためのデータ線駆動回路と、
前記データ信号を保持するために各データ線に設けられたデータ容量素子とをさらに備え、
前記複数の選択出力回路は、前記複数の原色のうち少なくとも1つの原色につき、当該原色に対応する走査線が選択状態のときに、当該原色に対応するデータ信号の前記データ線への供給を停止すると共に当該原色以外の別の原色に対応するデータ信号を別の前記データ線に供給することを特徴とする
本発明の第3の局面は、本発明の第1または第2の局面において、
前記複数の画素回路に共通して電源電位を供給する第1電源線および第2電源線をさらに備え、
前記電気光学素子は、前記第1電源線と前記第2電源線との間に設けられ、
前記駆動用トランジスタは、前記第1電源線と前記第2電源線との間に前記電気光学素子と直列に設けられ、
各原色に対応する画素回路は、
当該原色に対応する走査線に制御端子が接続され、前記駆動用トランジスタの第2導通端子と前記データ線との間に設けられた書き込み用トランジスタと、
当該原色に対応する走査線に制御端子が接続され、前記駆動用トランジスタの前記制御端子と前記第1導通端子との間に設けられた補償用トランジスタとをさらに含むことを特徴とする。
本発明の第4の局面は、本発明の第3の局面において、
前記走査線駆動回路は、前記走査線を選択状態とする選択期間の長さを、前記複数の原色で互いに同じにすることを特徴とする。
本発明の第5の局面は、本発明の第3の局面において、
前記走査線駆動回路は、前記走査線を選択状態とする選択期間の終了タイミングを、前記複数の原色で互いに同じにすることを特徴とする。
本発明の第6の局面は、本発明の第3、第4、または第5の局面において、
前記複数の走査線に沿って設けられた複数の制御線と、
前記走査線の前記選択期間の終了タイミングに応じて、当該走査線に対応する画素回路における電気光学素子を発光させる制御線駆動回路とをさらに備えることを特徴とする。
本発明の第7の局面は、本発明の第6の局面において、
前記画素回路は、
前記制御線に制御端子が接続され、前記駆動用トランジスタの前記第1導通端子と前記第1電源線との間に設けられた電源供給用トランジスタと、
前記制御線に制御端子が接続され、前記駆動用トランジスタの前記第2導通端子と前記電気光学素子の一端との間に設けられた発光制御用トランジスタとをさらに含み、
前記制御線駆動回路は、前記走査線の前記選択期間の終了タイミングに応じて、当該走査線に対応する画素回路における前記電源供給用トランジスタおよび前記発光制御用トランジスタのそれぞれを導通状態にする電位を前記制御線に供給することを特徴とする。
本発明の第8の局面は、本発明の第3の局面において、
前記走査線の延伸する方向において並んだ複数の画素回路のそれぞれは、当該複数の画素回路のいずれかが対応する走査線の直前の走査線に制御端子が接続され、前記駆動用トランジスタの前記制御端子および前記第1容量素子の一端と、初期化用の電位を供給する初期化線との間に設けられた初期化用トランジスタをさらに含むことを特徴とする。
本発明の第9の局面は、本発明の第3の局面において、
各原色に対応する画素回路は、当該原色に対応する走査線と前記駆動用トランジスタの前記制御端子との間に設けられた第2容量素子をさらに含むことを特徴とする。
本発明の第10の局面は、本発明の第3の局面において、
前記複数のデータ線に、複数の原色のいずれかに対応するデータ信号を順次に供給するための複数の選択出力回路と、
前記複数の選択出力回路のそれぞれに前記データ信号を供給するためのデータ線駆動回路とをさらに備えることを特徴とする。
本発明の第11の局面は、本発明の第3の局面において、
前記データ信号を保持するために各データ線に設けられたデータ容量素子とをさらに備えることを特徴とする。
本発明の第12の局面は、本発明の第1の局面から第11の局面までのいずれかにおいて、
前記走査線駆動回路は、前記複数の原色にそれぞれ対応する複数の走査線駆動回路からなり、
各原色に対応する走査線駆動回路は、
当該原色に対応する複数の走査線を選択的に駆動し、
当該原色に対応するデータ信号の前記データ線への供給に応じたタイミングで、当該原色に対応する走査線の選択を開始することを特徴とする。
本発明の第13の局面は、複数の原色のいずれかに対応するデータ信号を時分割に画素回路に供給することにより、当該複数の原色に基づくカラー表示を行い、前記データ信号が供給される複数のデータ線と、それぞれが前記複数の原色のいずれかに対応する複数の走査線と、前記複数のデータ線および前記複数の走査線に対応して設けられ、それぞれが前記複数の原色のいずれかに対応する複数の画素回路とを備える、アクティブマトリクス型の表示装置の駆動方法であって、
各原色に対応するデータ信号の前記データ線への供給に応じたタイミングで、当該原色に対応する走査線の選択を開始する走査ステップを備え、
各原色に対応する画素回路は、
電気光学素子と、
前記電気光学素子に流れる電流を制御すると共に、対応する走査線が選択状態のときに制御端子と第1導通端子とが互いに電気的に接続される駆動用トランジスタと、
対応する走査線が非選択状態のときに前記駆動用トランジスタの前記制御端子と前記第1導通端子との間の電圧を保持するための第1容量素子とを含み、
前記走査ステップでは、前記複数の原色のうち少なくとも1つの原色につき、当該原色に対応するデータ信号の前記データ線への供給が停止している期間であって当該原色以外の別の原色に対応するデータ信号が別の前記データ線に供給される期間において、当該原色に対応する走査線が選択状態となるように、前記複数の走査線が駆動されることを特徴とする。
本発明の第14の局面は、本発明の第13の局面において、
前記走査ステップでは、前記走査線を選択状態とする選択期間の長さが前記複数の原色で互いに同じにされることを特徴とする。
本発明の第15の局面は、本発明の第13の局面において、
前記走査ステップでは、前記走査線を選択状態とする選択期間の終了タイミングが前記複数の原色で互いに同じにされることを特徴とする。
本発明の第1の局面によれば、SSD方式を採用した表示装置において、複数の原色のいずれかに対応する複数の走査線が設けられる。また、駆動用トランジスタは、走査線が選択状態のときに制御端子と第1導通端子とが互いに電気的に接続されることにより、そのしきい値電圧が補償される。さらに、原色に対応するデータ信号の前記データ線への供給に応じたタイミングで、当該原色に対応する走査線の選択が開始される。このため、少なくとも上記複数の原色のうちの1原色以外に対応する画素回路については、しきい値電圧補償期間が従来よりも長くなる。これにより、駆動用トランジスタのしきい値電圧のばらつきが従来よりも抑制される。したがって、駆動用トランジスタのしきい値電圧のばらつきに起因する輝度ムラを従来よりも抑制できる。
本発明の第2の局面は、本発明の第1の局面と同様の効果を奏する。
本発明の第3の局面によれば、書き込み用トランジスタにより画素回路にデータ電圧を書き込み、補償用トランジスタを用いて駆動用トランジスタのしきい値電圧を補償する場合に、本発明の第1の局面と同様の効果を奏することができる。
本発明の第4の局面によれば、各原色に対応する走査線の選択期間の長さの同じになる。このため、各原色に対応する画素回路において、しきい値電圧補償期間が従来よりも長くなる。これにより、各原色に対応する画素回路において、駆動用トランジスタのしきい値電圧のばらつきが従来よりも抑制される。したがって、駆動用トランジスタのしきい値電圧のばらつきに起因する輝度ムラをさらに抑制できる。
本発明の第5の局面によれば、各原色に対応する走査線で選択期間の終了タイミングを同じにすることにより、各原色に対応する走査線で選択期間の長さが異なることとなる。このような態様において、本発明の第1の局面と同様の効果を奏することができる。
本発明の第6の局面によれば、電気光学素子の発光期間を制御することができる。
本発明の第7の局面によれば、電源供給用トランジスタおよび発光制御用トランジスタを用いて、本発明の第6の局面と同様の効果を奏することができる。
本発明の第8の局面によれば、初期化用トランジスタにより、駆動用トランジスタの制御端子の電位が初期化される。このため、画素回路へのデータ電圧の書き込みを確実に行うことができる。
本発明の第9の局面によれば、第2容量素子を用いて、走査線が非選択状態であるときの駆動用トランジスタの制御端子の電位を確実に保持することができる。
本発明の第10の局面によれば、選択出力回路を用いて、SSD方式を実現することができる。
本発明の第11の局面によれば、データ容量素子を用いて、データ信号に供給されたデータ信号を保持することができる。
本発明の第12の局面によれば、複数の原色にそれぞれ対応する複数の走査線駆動回路を用いて、本発明の第1の局面から第11の局面までのいずれかと同様の効果を奏することができる。
本発明の第13の局面によれば、表示装置の駆動方法において、本発明の第1の局面と同様の効果を奏することができる。
本発明の第14の局面によれば、表示装置の駆動方法において、本発明の第4の局面と同様の効果を奏することができる。
本発明の第15の局面によれば、表示装置の駆動方法において、本発明の第5の局面と同様の効果を奏することができる。
本発明の第1の実施形態に係る表示装置の全体構成を示すブロック図である。 上記第1の実施形態における、画素回路と各種配線との接続関係を示す回路図である。 図2に示す画素回路の駆動方法を示すタイミングチャートである。 しきい値電圧補償期間の長さに対するしきい値電圧ばらつき補償率を示す図である。 上記第1の実施形態の第1の変形例における、画素回路と各種配線との接続関係を示す回路図である。 図5に示す画素回路の駆動方法を示すタイミングチャートである。 上記第1の実施形態の第2の変形例に係る表示装置の全体構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態における画素回路の駆動方法を示すタイミングチャートである。 上記第2の実施形態の変形例に係る表示装置の全体構成を示すブロック図である。 上記第2の実施形態における、画素回路と各種配線との接続関係を示す回路図である。 図10に示す画素回路の駆動方法を示すタイミングチャートである。 従来の有機EL表示装置における、画素回路と各種配線との接続関係を示す回路図である。 図12に示す画素回路の駆動方法を示すタイミングチャートである。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の第1〜第3の実施形態について説明する。なお、各実施形態におけるトランジスタはすべてPチャネル型であるものとして説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。また、各実施形態におけるトランジスタは例えば薄膜トランジスタであるが、本発明はこれに限定されるものではない。
<1.第1の実施形態>
<1.1 全体構成>
図1は、本発明の第1の実施形態に係る表示装置1の全体構成を示すブロック図である。表示装置1は、RGB3原色によるカラー表示を行う有機EL表示装置である。表示装置1は、図1に示すように、表示部10、表示制御回路20、データドライバ30、デマルチプレクサ部40、Rに対応する走査ドライバ50r(以下「R走査ドライバ」という。)、Gに対応する走査ドライバ50g(以下「G走査ドライバ」という。)、Bに対応する走査ドライバ50b(以下「B走査ドライバ」という。)、およびエミッションドライバ60を備えている。表示装置1は、デマルチプレクサ部40を介して、データドライバ30からデータ線にデータ信号を供給するSSD方式を採用した表示装置である。本実施形態では、データドライバ30によりデータ線駆動回路が実現され、走査ドライバにより走査線駆動回路が実現され、エミッションドライバ60により制御線駆動回路が実現されている。R走査ドライバ50r、G走査ドライバ50g、B走査ドライバ50b、およびエミッションドライバ60は、例えば表示部10と一体的に形成されている。ただし、本発明はこれに限定されるものではない。
表示部10には、m×k(m,kは2以上の整数であり、本実施形態ではk=3である。)本のデータ線Dr1〜Drm,Dg1〜Dgm,Db1〜Dbmと、これらに直交する、Rに対応するn本の走査線Sr1〜Srn(以下「R走査線」という。)、Gに対応するn本の走査線Sg1〜Sgn(以下「G走査線」という。)、およびBに対応するn本の走査線Sb1〜Sbn(以下「B走査線」という。)とが配設されている。また、表示部10は、データ線と、R走査線、G走査線、およびB走査線との交差点に対応して、m×3×n個の画素回路11が設けられている。より詳細には、m本のRデータ線Dr1〜Drmとn本のR走査線Sr1〜Srnとの交差点に対応してm×n個のR画素回路11rが設けられ、m本のGデータ線Dg1〜Dgmとn本のG走査線Sg1〜Sgnとの交差点に対応してm×n個のG画素回路11gが設けられ、m本のBデータ線Db1〜Dbmとn本のB走査線Sb1〜Sbnとの交差点に対応してm×n個のB画素回路11bが設けられることにより、合計m×3×n個の画素回路11が設けられている。また、表示部10には、n本のR走査線Sr1〜Srn、n本のG走査線Sg1〜Sgn、およびn本のB走査線Sb1〜Sbnと平行にn本の制御線としてのエミッション線E1〜Enが配設されている。m×k本のデータ線Dr1〜Drm,Dg1〜Dgm,Db1〜Dbmはデマルチプレクサ部40に接続されている。n本のR走査線Sr1〜SrnはR走査ドライバ50rに接続されている。n本のB走査線Sb1〜SbnはG走査ドライバ50gに接続されている。n本のB走査線Sb1〜SbnはB走査ドライバ50bに接続されている。n本のエミッション線E1〜Enはエミッションドライバ60に接続されている。
また、表示部10には、各画素回路11に共通の図示しない電源線が配設されている。より詳細には、後述の有機EL素子を駆動するためのハイレベル電位ELVDDを供給する電源線(以下「ハイレベル電源線」といい、ハイレベル電源電位と同じく符号ELVDDで表す。)および有機EL素子を駆動するためのローレベル電位ELVSSを供給する電源線(以下「ローレベル電源線」といい、ローレベル電位と同じく符号ELVSSで表す。)が配設されている。さらに、後述の初期化動作のための初期化電位Viniを供給する初期化線(初期化電位と同じく符号Viniで表す。)が配設されている。これらの電位は、図示しない電源回路から供給される。本実施形態では、ハイレベル電源線ELVDDにより第1電源線が実現され、ローレベル電源線ELVSSにより第2電源線が実現されている。
m本のRデータ線Dr1〜Drmにはそれぞれ、m個のRデータコンデンサCdr1〜Cdrmが接続されている。m本のGデータ線Dg1〜Dgmにはそれぞれ、m個のGデータコンデンサCdg1〜Cdgmが接続されている。m本のBデータ線Db1〜Dbmにはそれぞれ、m個のBデータコンデンサCdb1〜Cdbmが接続されている。各データコンデンサの一端(データ線が接続されていない側)には例えば接地電位が与えられるが、本発明はこれに限定されるものではない。
表示制御回路20は、データドライバ30、デマルチプレクサ部40、R走査ドライバ50r、G走査ドライバ50g、B走査ドライバ50b、およびエミッションドライバ60に各種制御信号を出力する。より詳細には、表示制御回路20は、データドライバ30にデータスタートパルスDSP、データクロックDCK、表示データDA、およびラッチパルスLSを出力する。表示データDAには、Rデータ、Gデータ、およびBデータが含まれる。表示制御回路20はまた、デマルチプレクサ部40にRデータ制御信号SSDr、Gデータ制御信号SSDg、およびBデータ制御信号SSDbを出力する。表示制御回路20はまた、R走査ドライバ50rにR走査スタートパルスSSPrおよびR走査クロックSCKrを出力し、G走査ドライバ50gにG走査スタートパルスSSPgおよびG走査クロックSCKgを出力し、B走査ドライバ50bにB走査スタートパルスSSPbおよびB走査クロックSCKbを出力する。表示制御回路20はまた、エミッションドライバ60にエミッションスタートパルスESPおよびエミッションクロックECKを出力する。
データドライバ30は、図示しないmビットのシフトレジスタ、サンプリング回路、ラッチ回路、およびm個のD/Aコンバータなどを含んでいる。シフトレジスタは、互いに縦続接続されたm個の双安定回路を有し、初段に供給されたデータスタートパルスDSPをデータクロックDCKに同期して転送し、各段からサンプリングパルスを出力する。サンプリングパルスの出力タイミングに合わせて、サンプリング回路には表示データDAが供給される。サンプリング回路は、サンプリングパルスに従って表示データDAを記憶する。サンプリング回路に1行分の表示データDAが記憶されると、表示制御回路20はラッチ回路に対してラッチパルスLPを出力する。ラッチ回路は、ラッチパルスLPを受け取ると、サンプリング回路に記憶された表示データDAを保持する。D/Aコンバータは、データドライバ30のm個の出力端子(図示しない)にそれぞれ接続されたm本の出力線D1〜Dmに対応して設けられており、ラッチ回路に保持された表示データDAをアナログ信号であるデータ信号に変換し、得られたデータ信号を出力線D1〜Dmに供給する。本実施形態に係る表示装置1はRGB3原色によるカラー表示を行い、かつSSD方式を採用しているので、各出力線にはRデータ信号、Gデータ信号、およびBデータ信号が順次に供給される。
デマルチプレクサ部40は、m個のデマルチプレクサ41を含んでいる。m個のデマルチプレクサ41の入力端はそれぞれ、m本の出力線D1〜Dmに接続されている。第iデマルチプレクサ41(i=1〜m)のk個(k=3)の出力端はそれぞれ、Rデータ線Dri、Gデータ線Dgi、およびBデータ線Dbiに接続されている。デマルチプレクサ41は、順次供給されるRデータ信号、Gデータ信号、およびBデータ信号を、Rデータ線Dri、Gデータ線Dgi、およびBデータ線Dbiにそれぞれ供給する。デマルチプレクサ41の動作は、Rデータ制御信号SSDr、Gデータ制御信号SSDg、およびBデータ制御信号SSDbにより制御される。このようにして、SSD方式を採用しない場合に比べて、データドライバ30に接続される出力線の数を例えば1/3にすることができる。これにより、データドライバ30の回路規模が縮小されるので、データドライバ30の製造コストを削減できる。
R走査ドライバ50rは、n本のR走査線Sr1〜Srnを駆動する。より詳細には、R走査ドライバ50rは、図示しないシフトレジスタおよびバッファなどを含んでいる。シフトレジスタは、R走査クロックSCKrに同期してR走査スタートパルスSSPrを順次転送する。シフトレジスタの各段からの出力である走査信号は、バッファと経由して対応するR走査線Srj(j=1〜n)に供給される。アクティブな(本実施形態ではローレベルの)走査信号により、R走査線Srjに接続されたm個のR画素回路11rが一括して選択される。
G走査ドライバ50gは、n本のG走査線Sg1〜Sgnを駆動する。より詳細には、G走査ドライバ50gはR走査ドライバ50rと同様に、図示しないシフトレジスタおよびバッファなどを含んでいる。シフトレジスタは、G走査クロックSCKgに同期してG走査スタートパルスSSPgを順次転送する。シフトレジスタの各段からの出力である走査信号は、バッファと経由して対応するG走査線Sgjに供給される。アクティブな走査信号により、G走査線Sgjに接続されたm個のG画素回路11gが一括して選択される。
B走査ドライバ50bは、n本のB走査線Sb1〜Sbnを駆動する。より詳細には、B走査ドライバ50bにはR走査ドライバ50rと同様に、図示しないシフトレジスタおよびバッファなどを含んでいる。シフトレジスタは、B走査クロックSCKbに同期してB走査スタートパルスSSPbを順次転送する。シフトレジスタの各段からの出力である走査信号は、バッファと経由して対応するB走査線Sbjに供給される。アクティブな走査信号により、B走査線Sbjに接続されたm個のB画素回路11bが一括されて選択される。
本実施形態では、例えば、R走査スタートパルスSSPr、G走査スタートパルスSSPg、およびB走査スタートパルスSSPbのパルス幅は互いに異なっている。すなわち、R走査線Srj、G走査線Sgj、およびB走査線Sbjに与えられる走査信号のパルス幅が互いに異なっている。このため、後述のようにR走査線Srj、G走査線Sgj、およびB走査線Sbjの選択期間の長さが互いに異なることになる。
エミッションドライバ60は、n本のエミッション線E1〜Enを駆動する。より詳細には、エミッションドライバ60は、図示しないシフトレジスタおよびバッファなどを含んでいる。シフトレジスタは、エミッションクロックECKに同期してエミッションスタートパルスESPを順次転送する。シフトレジスタの各段からの出力であるエミッション信号は、バッファを経由して対応するエミッション線Ejに供給される。
図1に示すように、R走査ドライバ50rおよびG走査ドライバ50gは表示部10の一端側(図1における、表示部10に対する左側)に配置され、B走査ドライバ50bは表示部10の他端側(図1における、表示部10に対する右側)に配置されている。また、エミッションドライバ60は表示部10の他端側に配置されている。このように、各種ドライバが表示部10の両側に均等に配置されている。
<1.2 画素回路と各種配線との接続関係>
図2は、本実施形態における一部のR画素回路11r、G画素回路11g、およびB画素回路11bと各種配線との接続関係を示す回路図である。まず、デマルチプレクサ41の構成について説明する。デマルチプレクサ41は、図2に示すように、R選択トランジスタMr、G選択トランジスタMg、およびB選択トランジスタMbを含んでいる。R選択トランジスタMrのゲート端子にはRデータ制御信号SSDrが与えられる。G選択トランジスタMgのゲート端子にはGデータ制御信号SSDgが与えられる。B選択トランジスタMbのゲート端子にはBデータ制御信号SSDbが与えられる。R選択トランジスタMrを介して出力線DiとRデータ線Driとが互いに接続されている。G選択トランジスタMgを介して出力線DiとGデータ線Dgiとが互いに接続されている。B選択トランジスタMbを介して出力線DiとBデータ線Dbiとが互いに接続されている。
次に、画素回路の構成について説明する。図2に示すように、R画素回路11r、G画素回路11g、およびB画素回路11bは、走査線の延伸する方向において順に並べて配置されている。なお、R画素回路11r、G画素回路11g、およびB画素回路11bの構成は基本的に同様であるので、以下では、これらの画素回路で互いに共通する部分についてはR画素回路11rの構成を例に挙げて説明し、これらの画素回路で互いに異なる部分については、適宜個別に説明する。
R画素回路11rは、1個の有機EL素子OLED、6個のトランジスタM1〜M6、2個のコンデンサC1,C2を含んでいる。より詳細には、R画素回路11rは、有機EL素子OLED、駆動用トランジスタM1、書き込み用トランジスタM2、補償用トランジスタM3、初期化用トランジスタM4、電源供給用トランジスタM5、発光制御用トランジスタM6、第1容量素子としての第1コンデンサC1、第2容量素子としての第2コンデンサを含んでいる。駆動用トランジスタM1は、ゲート端子、第1導通端子、および第2導通端子を有している。駆動用トランジスタM1では、キャリアの流れに応じて、第1導通端子および第2導通端子がそれぞれソース端子およびドレイン端子となる場合、または第1導通端子および第2導通端子がそれぞれドレイン端子およびソース端子となる場合がある。なお、G画素回路11gおよびB画素回路11bのそれぞれも、R画素回路11rと同様の素子を含んでいる。
R画素回路11rには、R走査線Srj(画素回路に注目した説明において便宜上「現R走査線」という。)、現R走査線Srjの直前のR走査線Srj−1(画素回路に注目した説明において便宜上「前R走査線」という。)、エミッション線Ej、Rデータ線Dri、ハイレベル電源線ELVDD、ローレベル電源線ELVSS、および初期化線Viniが接続されている。G画素回路11gには、現R走査線Srjに代えてG走査線Sgj(画素回路に注目した説明において便宜上「現G走査線」という。)が接続されている。その他の接続はR画素回路11rと同様である。B画素回路11bには、現R走査線Srjに代えてB走査線Sbj(画素回路に注目した説明において便宜上「現B走査線」という。)が接続されている。その他の接続はR画素回路11rと同様である。なお、上述のように、Rデータ線DriにはRデータコンデンサCdriが接続され、Gデータ線DgiにはGデータコンデンサCdgiが接続され、Bデータ線DbiにはBデータコンデンサCdbiが接続されている。
R画素回路11rでは、書き込み用トランジスタM2は、現R走査線Srjにゲート端子が接続され、Rデータ線Driにソース端子が接続されている。G画素回路11gでは、書き込み用トランジスタM2は、現G走査線Sgjにゲート端子が接続され、Gデータ線Dgiにソース端子が接続されている。B画素回路11bでは、書き込み用トランジスタM2は、現B走査線Sgjにゲート端子が接続され、Bデータ線Dbiにソース端子が接続されている。書き込み用トランジスタM2は、走査線の選択に応じてデータコンデンサに保持されたデータ電圧を供給する。
駆動用トランジスタM1の第2導通端子は、書き込み用トランジスタM2のドレイン端子に接続されている。駆動用トランジスタM1は、ソース−ゲート間電圧Vgsに応じた駆動電流Iを有機EL素子OLEDに供給する。
補償用トランジスタM3は、駆動用トランジスタM1のゲート端子と第1導通端子との間に設けられている。R画素回路11rでは、補償用トランジスタM3のゲート端子はR走査線Srjに接続されている。G画素回路11gでは、補償用トランジスタM3のゲート端子はG走査線Sgjに接続されている。B画素回路11bでは、補償用トランジスタM3のゲート端子はB走査線Sbjに接続されている。補償用トランジスタM3は、走査線の選択に応じて、駆動用トランジスタM1をダイオード接続にする。
初期化用トランジスタM4は、前R走査線Srj−1にゲート端子が接続され、駆動用トランジスタM1のゲート端子と初期線Viniとの間に設けられている。初期化用トランジスタM4は、前R走査線Srj−1の選択に応じて駆動用トランジスタM1のゲート電位Vgを初期化する。なお、初期化用トランジスタM4のゲート端子の接続先は現G走査線Sgjの直前のG走査線Sgj−1(画素回路に注目した説明において便宜上「前G走査線Sgj−1」という。)でも良く、現B走査線Sbjの直前のB走査線Sbj−1(画素回路に注目した説明において便宜上「前B走査線Sbj−1」という。)でも良い。
電源供給用トランジスタM5は、エミッション線Ejにゲート端子が接続され、ハイレベル電源線ELVDDと駆動用トランジスタの第1導通端子との間に設けられている。電源供給用トランジスタM5は、エミッション線Ejの選択に応じてハイレベル電源電位ELVDDを駆動用トランジスタM1のドレイン端子に供給する。
発光制御用トランジスタM6は、エミッション線Ejにゲート端子が接続され、駆動用トランジスタM1の第2導通端子と有機EL素子OLEDとの間に設けられている。発光制御用トランジスタM6は、エミッション線Ejの選択に応じて駆動電流Iを有機EL素子OLEDに伝達する。
第1コンデンサC1の第2端子はハイレベル電源線ELVDDに接続されている。第1コンデンサC1は、当該第1コンデンサC1を含む画素回路に接続された現走査線が非選択状態であるときの駆動用トランジスタM1のゲート電位Vgを保持する。
R画素回路11rでは、第2コンデンサC2の第2端子はRデータ線Driに接続されている。G画素回路11gでは、第2コンデンサC2の第2端子はGデータ線Dgiに接続されている。B画素回路11bでは、第2コンデンサC2の第2端子はBデータ線Dbiに接続されている。第2コンデンサC2は、当該第2コンデンサC2を含む画素回路に接続された現走査線が非選択状態であるときの駆動用トランジスタM1のゲート電位Vgを保持する。
有機EL素子OLEDは、駆動用トランジスタM1の第2導通端子にアノード(有機EL素子OLEDの一端)が接続され、ローレベル電源線ELVSSにカソード(有機EL素子OLEDの他端)が接続されている。有機EL素子OLEDは、駆動電流Iに応じた輝度で発光する。
<1.3 駆動方法>
図3は、図2に示す画素回路の駆動方法を示すタイミングチャートである。時刻t1の直前において、エミッション線Ejの電位がローレベルからハイレベルに変化する。このため、電源供給用トランジスタM5および発光制御用トランジスタM6がオフ状態に変化する。これにより、有機EL素子OLEDが非発光状態になる。なお、例えば、時刻t1においてエミッション線Ejの電位がローレベルからハイレベルに変化するようにしても良い。
時刻t1において、前R走査線Srj−1の電位がハイレベルからローレベルに変化する。このため、初期化用トランジスタM4がオン状態に変化する。これにより、駆動用トランジスタのゲート電位Vgが初期化電位Viniに初期化される。以下では、駆動用トランジスタのゲート電位Vgを初期化電位Viniに初期化する動作のことを「初期化動作」ということがある。初期化電位Viniは、画素回路へのデータ電圧の書き込み時に、駆動用トランジスタM1をオン状態に維持できる程度の電位である。より詳細には、初期化電位Viniは、次式(5)を満たす。
Vini−Vdata<−Vth …(5)
このような初期化動作を行うことにより、画素回路へのデータ電圧の書き込みを確実に行うことができる。
時刻t2において、前R走査線Srj−1の電位がローレベルからハイレベルに変化する。このため、初期化用トランジスタM4がオフ状態に変化する。駆動用トランジスタM1のゲート電位Vgは、第1コンデンサC1および第2コンデンサC2により保持される。また、時刻t2において、Rデータ制御信号SSDrの電位がハイレベルからローレベルに変化する。これにより、R選択トランジスタMrがオン状態に変化し、Rデータ信号のRデータ線Driへの供給が開始される。Rデータ信号のRデータ線Driへの供給が時刻t3まで行われることにより、RデータコンデンサCdriにRデータ信号の電圧(データ電圧Vdata)が書き込まれる。
時刻t3において、Rデータ制御信号SSDrの電位がローレベルからハイレベルに変化する。このため、Rデータ信号のRデータ線Driへの供給が停止する。また、時刻t3において、現R走査線Srjの電位がハイレベルからローレベルに変化する。このため、R画素回路11rにおいて、書き込み用トランジスタM2および補償用トランジスタM3がオン状態に変化する。これにより、RデータコンデンサCdriに保持されたデータ電圧Vdataが、書き込み用トランジスタM2、駆動用トランジスタM1、および補償用トランジスタM3を介して、駆動用トランジスタM1のゲート端子に供給される。このとき、駆動用トランジスタM1の第1導通端子および第2導通端子はそれぞれドレイン端子およびソース端子となっている。また、このとき、駆動用トランジスタM1の第1導通端子とゲート端子とが互いに電気的に接続されることにより、駆動用トランジスタM1はダイオード接続になる。駆動用トランジスタM1がダイオード接続となっている間、駆動用トランジスタのゲート電位Vgは上記式(1)で与えられる値に向かって変化する。なお、厳密には、RデータコンデンサCdriに保持された電荷が、RデータコンデンサCdri、第1コンデンサC1、および第2コンデンサに再分配されるので、駆動用トランジスタM1のゲート端子に実際に供給される電圧はデータ電圧Vdataよりも低いものになる可能性がある。ただし、このような影響は、後述の時刻t6においてゲート電位Vgが第2コンデンサC2を介してブーストされることにより軽減される。なお、G画素回路11gおよびB画素回路11bにおいても同様である。また、時刻t3において、Gデータ制御信号SSDgの電位がハイレベルからローレベルに変化する。このため、G選択トランジスタMgがオン状態に変化し、Gデータ信号のGデータ線Dgiへの供給が開始される。Gデータ信号のGデータ線Dgiへの供給が時刻t4まで行われることにより、GデータコンデンサCdgiにGデータ信号のデータ電圧が書き込まれる。
時刻t4において、Gデータ制御信号SSDgの電位がローレベルからハイレベルに変化する。このため、Gデータ信号のGデータ線Dgiへの供給が停止する。また、時刻t4において、現G走査線Sgjの電位がハイレベルからローレベルに変化する。このため、G画素回路11gにおいて、書き込み用トランジスタM2および補償用トランジスタM3がオン状態に変化する。これにより、R画素回路11rの場合と同様に、駆動用トランジスタM1がダイオード接続となっている間、駆動用トランジスタのゲート電位Vgは上記式(1)で与えられる値に向かって変化する。また、時刻t4において、Bデータ制御信号SSDbの電位がハイレベルからローレベルに変化する。このため、B選択トランジスタMbがオン状態に変化し、Bデータ信号のBデータ線Dbiへの供給が開始される。Bデータ信号のBデータ線Dbiへの供給が時刻t5まで行われることにより、BデータコンデンサCdbiにBデータ信号のデータ電圧が書き込まれる。
時刻t5において、Bデータ制御信号SSDbの電位がローレベルからハイレベルに変化する。このため、Bデータ信号のBデータ線Dbiへの供給が停止する。また、時刻t5において、現B走査線Sbjの電位がハイレベルからローレベルに変化する。このため、B画素回路11bにおいて、書き込み用トランジスタM2および補償用トランジスタM3がオン状態に変化する。これにより、R画素回路11rの場合と同様に、駆動用トランジスタM1がダイオード接続となっている間、駆動用トランジスタのゲート電位Vgは上記式(1)で与えられる値に向かって変化する。
なお、現R走査線Srjの電位をハイレベルからローレベルに変化させるタイミングは、時刻t3に限らず、時刻t2〜t3の間であっても良い。同様に、現G走査線Sgjの電位をハイレベルからローレベルに変化させるタイミングは、時刻t4に限らず、時刻t3〜t4の間であっても良い。同様に、現B走査線Sbjの電位をハイレベルからローレベルに変化させるタイミングは、時刻t5に限らず、時刻t4〜t5の間であっても良い。
時刻t6において、現R走査線Srj、現G走査線Sgj、および現B走査線Sbjの電位がローレベルからハイレベルに変化する。このため、R画素回路11r、G画素回路11g、およびB画素回路11bのそれぞれにおいて、書き込み用トランジスタM2および補償用トランジスタM3がオフ状態に変化する。図3に示すように、現R走査線Srj、現G走査線Sgj、および現B走査線Sbjの選択期間が互いに異なっている。現R走査線Srjの選択期間は時刻t3〜t6であり、現G走査線Sgjの選択期間は時刻t4〜t6であり、現B走査線Sbjの選択期間は時刻t5〜t6である。選択期間は、しきい値電圧補償期間Tcompに相当する。すなわち、R画素回路11rにおけるしきい値電圧補償期間Tcomp(「Rしきい値電圧補償期間Tcompr」という。)は時刻t3〜t6で設けられ、G画素回路11rにおけるしきい値電圧補償期間Tcomp(「Gしきい値電圧補償期間Tcompg」という。)は時刻t4〜t6で設けられ、B画素回路11bにおけるしきい値電圧補償期間Tcomp(「Gしきい値電圧補償期間Tcompb」という。)は時刻t5〜t6で設けられる。Gしきい値電圧補償期間Tcombについては従来と同じ長さであるが、Rしきい値電圧補償期間TcomrおよびBしきい値電圧補償期間Tcombは従来よりも長い(図13を参照)。なお、時刻t6において、現R走査線Srj、現G走査線Sgj、および現B走査線Sbjの電位がローレベルからハイレベルに変化することにより、上述のように、ゲート電位Vgが第2コンデンサC2を介してブーストされる。このため、RデータコンデンサCdriに保持された電荷の再分配に起因する駆動用トランジスタM1のゲート端子に実際に供給される電圧の低下は軽減される。
また、時刻t6において、エミッション線Ejの電位がハイレベルからローレベルに変化する。このため、電源供給用トランジスタM5および発光制御用トランジスタM6がオン状態に変化する。これにより、駆動用トランジスタM1のゲート電位Vgおよびハイレベル電源線ELVDDに応じた駆動電流Iが有機EL素子OLEDに供給され、駆動電流Iの電流値に応じて有機EL素子OLEDが発光する。このとき、駆動用トランジスタM1の第1導通端子および第2導通端子はそれぞれソース端子およびドレイン端子となっている。駆動電流Iは上記式(4)により与えられる。以上のような動作が、1フレーム期間においてn回繰り返されることにより、1フレーム分の画像が表示される。
<1.4 考察>
図4は、しきい値電圧補償期間Tcompの長さ[a.u.]に対するしきい値電圧ばらつき補償率Rcomp[%]を示す図である。しきい値電圧ばらつき補償率Rcompは次式(6)で与えられる。
Rcomp=(Vcomp/Vdif)×100 …(6)
ここで、Vcompはしきい値電圧補償期間Tcompにおいて補償される電圧を表し、Vdifは想定されるしきい値電圧Vthの最大値と最小値との差を表す。図4に示すように、しきい値電圧補償期間Tcompが長いほど、しきい値ばらつき補償率Rcompが高くなる。すなわち、しきい値電圧補償期間Tcompが長いほど、駆動用トランジスタM1のしきい値電圧Vthのばらつきを抑制できる。
従来は、Rしきい値電圧補償期間Tcompr、Gしきい値電圧補償期間Tcompg、およびBしきい値電圧補償期間Tcompbは互いに同じ長さであり、時刻t5〜t6においてのみ設けられていた(図13を参照)。これに対して、本実施形態では、Rしきい値電圧補償期間Tcomprについては時刻t3〜t5だけ従来のものよりも長く、Gしきい値電圧補償期間Tcompgについては時刻t4〜t5だけ従来のものよりも長い。このため、R画素回路11rおよびG画素回路11gにおいて、駆動用トランジスタM1のしきい値電圧Vthのばらつきが従来よりも抑制される。
<1.5 効果>
本実施形態によれば、SSD方式を採用し、画素回路内の駆動用トランジスタM1のしきい値電圧Vthを補償する有機EL表示装置において、RGB3原色にそれぞれ対応したR走査線Srj、G走査線Sgj、およびB走査線Sbjが設けられ、これらをそれぞれ駆動するR走査ドライバ50r、G走査ドライバ50g、およびB走査ドライバ50bが設けられる。R走査線Srjの選択期間はRデータ線DriへのRデータ信号の供給後(時刻t3)に開始し、G走査線Sgjの選択期間はGデータ線DgiへのGデータ信号の供給後(時刻t4)に開始し、B走査線Sbjの選択期間はBデータ線DbiへのBデータ信号の供給後(時刻t5)に開始する。そして、R走査線Srj、G走査線Sgj、およびB走査線Sbjのそれぞれの選択期間は、B画素回路11bへのデータ電圧の書き込み後(時刻t6)に終了する。このため、Rしきい値電圧補償期間Tcomprは時刻t3〜t6で設けられ、Gしきい値電圧補償期間Tcompgは時刻t4〜t6で設けられ、Bしきい値電圧補償期間Tcompbは時刻t5〜t6で設けられる。これにより、Rしきい値電圧補償期間Tcomprについては時刻t3〜t5だけ従来のものよりも長く、Gしきい値電圧補償期間Tcompgについては時刻t4〜t5だけ従来のものよりも長くなる。したがって、R画素回路11rおよびG画素回路11gにおいて、駆動用トランジスタM1のしきい値電圧Vthのばらつきが従来よりも抑制される。その結果、駆動用トランジスタM1のしきい値電圧Vthのばらつきに起因する輝度ムラを従来よりも抑制できる。
本実施形態では、R走査線Srj、G走査線Sgj、およびB走査線Sbjを個別に駆動するために、R走査ドライバ50r、G走査ドライバ50g、およびB走査ドライバ50bを設けているが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、R走査ドライバ50r、G走査ドライバ50g、およびB走査ドライバ50bのそれぞれの機能を包括的に有する1個の走査ドライバを設けるようにしても良い。
<1.6 第1の変形例>
図5は、上記第1の実施形態の第1の変形例における、一部のR画素回路11r、G画素回路11g、およびB画素回路11bと各種配線との接続関係を示す回路図である。上記第1の実施形態では、図2に示すように、初期化用トランジスタM4のゲート端子の接続先が、R画素回路11r、G画素回路11g、およびB画素回路11bにおいて互いに同じである。すなわち、R画素回路11r、G画素回路11g、およびB画素回路11bにおける初期化用トランジスタM4はいずれも、そのゲート端子が前R走査線Srj−1に接続されている。これに対して本変形例では、図5に示すように、初期化用トランジスタM4のゲート端子の接続先が、R画素回路11r、G画素回路11g、およびB画素回路11bにおいて互いに異なっている。すなわち、R画素回路11rにおける初期化用トランジスタM4のゲート端子は前R走査線Srj−1に接続され、G画素回路11gにおける初期化用トランジスタM4のゲート端子は前G走査線Sgj−1に接続され、B画素回路11bにおける初期化用トランジスタM4のゲート端子は前B走査線Sbj−1に接続されている。なお、本変形例における画素回路のその他の構成は図2に示す画素回路のものと同様であるので、その説明を省略する。
図6は、図5に示す画素回路の駆動方法を示すタイミングチャートである。時刻t1において、図3に示す例と同様に、前R走査線Srj−1の電位がハイレベルからローレベルに変化する。このため、R画素回路11rにおいて、初期化用トランジスタM4がオン状態に変化し、駆動用トランジスタのゲート電位Vgが初期化電位Viniに初期化される。次に、時刻t1aにおいて、前G走査線Sgj−1の電位がハイレベルからローレベルに変化する。このため、G画素回路11gにおいて、初期化用トランジスタM4がオン状態に変化し、駆動用トランジスタのゲート電位Vgが初期化電位Viniに初期化される。次に、時刻t1bにおいて、前B走査線Sbj−1の電位がハイレベルからローレベルに変化する。このため、B画素回路11bにおいて、初期化用トランジスタM4がオン状態に変化し、駆動用トランジスタのゲート電位Vgが初期化電位Viniに初期化される。そして、時刻t2において、前R走査線Srj−1、前記G走査線Sgj−1、および前B走査線Sbj−1の電位がローレベルからハイレベルに変化することにより、それぞれ前R画素回路11r、G画素回路11g、およびB画素回路11bにおける初期化用トランジスタM4がオフ状態に変化する。
本変形例のように、初期化用トランジスタM4のゲート端子の接続先を、R画素回路11r、G画素回路11g、およびB画素回路11bにおいて互いに異ならせても、上記第1の実施形態と同様に初期化動作を行うことができる。なお、初期化用トランジスタM4の接続先の前走査線が対応する原色と、当該初期化用トランジスタM4を含む画素回路が対応する原色とを互いに一致させることは必須でない。
<1.7 第2の変形例>
図7は、上記第1の実施形態の第2の変形例に係る表示装置1の全体構成を示すブロック図である。上記第1の実施形態では、図1に示すように、R走査ドライバ50rおよびG走査ドライバ50gは表示部10の一端側(図1における、表示部10に対する左側)に配置され、B走査ドライバ50bは表示部10の他端側(図1における、表示部10に対する右側)に配置されている。また、エミッションドライバ60は表示部10の他端側に配置されている。すなわち、各種ドライバが表示部10の両側に均等に配置されている。しかし、このように各種ドライバを表示部10の両側に均等に配置することは本発明にとって必須ではない。例えば本変形例のように、R走査ドライバ50r、G走査ドライバ50g、およびB走査ドライバ50bが表示部10の一端側(図2における、表示部10に対する左側)に配置され、エミッションドライバ60が表示部10の他端側(図2における、表示部10に対する右側)に配置されていても良い。すなわち、各種ドライバが表示部10の両側に不均等に配置されていても良い。
<2.第2の実施形態>
<2.1 動作>
図8は、本発明の第2の実施形態における画素回路の駆動方法を示すタイミングチャートである。なお、本実施形態の構成要素は上記第1の実施形態と同様であるので、説明を省略する。図8に示すように、時刻t2〜t5の動作は、上記第1の実施形態におけるものと同様であるので、その説明を省略する。本実施形態では、例えば、R走査スタートパルスSSPr、G走査スタートパルスSSPg、およびB走査スタートパルスSSPbのパルス幅は互いに同じである。すなわち、R走査線Srj、G走査線Sgj、およびB走査線Sbjに与えられる走査信号のパルス幅が互いに同じである。このため、R走査線Srj、G走査線Sgj、およびB走査線Sbjの選択期間の長さが互いに同じになる。
時刻t6において、現R走査線Srjの電位がローレベルからハイレベルに変化する。このため、R画素回路11rにおいて、書き込み用トランジスタM2および補償用トランジスタM3がオフ状態に変化する。本実施形態では、上記第1の実施形態と同様に、現R走査線Srjの選択期間は時刻t3〜t6である。すなわち、Rしきい値電圧補償期間Tcomprは時刻t3〜t6で設けられる。本変形例では、時刻t6において、エミッション線Ejの電位はハイレベルからローレベルに変化しない。
時刻t6aにおいて、現G走査線Sgjの電位がローレベルからハイレベルに変化する。このため、G画素回路11gにおいて、書き込み用トランジスタM2および補償用トランジスタM3がオフ状態に変化する。本実施形態では、上記第1の実施形態と異なり、現G走査線Sgjの選択期間は時刻t4〜t6aである。すなわち、Gしきい値電圧補償期間Tcomgは時刻t4〜t6aで設けられる。時刻t3〜t4、t4〜t5、t6〜t6a、t6a〜t6bが互いに同じ長さであるとすると、Gしきい値電圧補償期間TcomgはRしきい値補償期間と同じ長さになる。
時刻t6bにおいて、現B走査線Sbjの電位がローレベルからハイレベルに変化する。このため、B画素回路11bにおいて、書き込み用トランジスタM2および補償用トランジスタM3がオフ状態に変化する。本実施形態では、上記第1の実施形態と異なり、現B走査線Sbjの選択期間は時刻t5〜t6bである。すなわち、Bしきい値電圧補償期間Tcombは時刻t5〜t6bで設けられる。時刻t3〜t4、t4〜t5、t6〜t6a、t6a〜t6bが互いに同じ長さであるとすると、Bしきい値電圧補償期間TcombはRしきい値補償期間と同じ長さになる。また、時刻t6bにおいて、エミッション線Ejの電位がハイレベルからローレベルに変化する。このため、電源供給用トランジスタM5および発光制御用トランジスタM6がオン状態に変化する。これにより、駆動用トランジスタM1のゲート電位Vgおよびハイレベル電源線ELVDDに応じた駆動電流Iが有機EL素子OLEDに供給され、駆動電流Iの電流値に応じて有機EL素子OLEDが発光する。この駆動電流Iは上記式(4)により与えられる。
<2.2 効果>
本実施形態によれば、G走査線SgjおよびB走査線Sbjのそれぞれの選択期間の長さが、R走査線Srjの選択期間の長さと同じになる。このため、Gしきい値電圧補償期間TcompgおよびBしきい値電圧補償期間Tcompbが、上記第1の実施形態におけるしきい値電圧補償期間Tcompの中で最長のRしきい値電圧補償期間Tcomprと同じ長さになる。したがって、G画素回路11gおよびB画素回路11bにおいて、上記第1の実施形態よりも駆動用トランジスタM1のしきい値電圧Vthのばらつきが抑制される。特に、B画素回路11bについては、上記第1の実施形態では駆動用トランジスタM1のしきい値電圧Vthのばらつきを抑制する程度は従来のものと変わりなかったが、本実施形態では駆動用トランジスタM1のしきい値電圧Vthのばらつきが従来よりも抑制される。その結果、上記第1の実施形態に比べて、駆動用トランジスタM1のしきい値電圧Vthのばらつきに起因する輝度ムラをさらに抑制できる。
<2.3 変形例>
図9は、本発明の第2の実施形態の変形例に係る表示装置1の全体構成を示すブロック図である。なお、本実施形態の構成要素のうち上記第1の実施形態と同一の要素については、同一の参照符号を付して適宜説明を省略する。上記第1の実施形態に係る表示装置1は、図1に示すように、1個のエミッションドライバ60を備えている。これに対して本変形例に係る表示装置1は、図9に示すように、3個のエミッションドライバを備えている。より詳細には、Rに対応するエミッションドライバ60r(以下「Rエミッションドライバ」という。)、Gに対応するエミッションドライバ60g(以下「Gエミッションドライバ」という。)、およびBに対応するエミッションドライバ60b(以下「Bエミッションドライバ」という。)を備えている。
表示部10には、Rに対応するn本のエミッション線Er1〜Ern(以下「Rエミッション線」という。)、Gに対応するn本のエミッション線Eg1〜Egn(以下「Gエミッション線」という。)、およびBに対応するn本のエミッション線Eb1〜Ebn(以下「Bエミッション線」という。)が配設されている。n本のRエミッション線Er1〜ErnはRエミッションドライバ60rに接続され、n本のGエミッション線Eg1〜EgnはGエミッションドライバ60gに接続され、n本のBエミッション線Eb1〜EbnはBエミッションドライバ60bに接続されている。
表示制御回路20は、RエミッションスタートパルスESPrおよびRエミッションクロックECKrをRエミッションドライバ60rに出力し、GエミッションスタートパルスESPgおよびGエミッションクロックECKgをGエミッションドライバ60gに出力し、BエミッションスタートパルスESPbおよびBエミッションクロックECKbをBエミッションドライバ60bに出力する。
Rエミッションドライバ60rは、n本のRエミッション線Er1〜Ernを駆動する。より詳細には、Rエミッションドライバ60rは、図示しないシフトレジスタおよびバッファなどを含んでいる。シフトレジスタは、RエミッションクロックECKrに同期してRスタートパルスESPrを順次転送する。シフトレジスタの各段からの出力であるエミッション信号は、バッファを経由して対応するRエミッション線Erj(j=1〜n)に供給される。
Gエミッションドライバ60gは、n本のGエミッション線Eg1〜Egnを駆動する。より詳細には、Gエミッションドライバ60gは図示しないシフトレジスタおよびバッファなどを含んでいる。シフトレジスタは、GエミッションクロックECKgに同期してGスタートパルスESPgを順次転送する。シフトレジスタの各段からの出力であるエミッション信号は、バッファを経由して対応するGエミッション線Egjに供給される。
Bエミッションドライバ60bは、n本のBエミッション線Eb1〜Ebnを駆動する。より詳細には、Bエミッションドライバ60bは図示しないシフトレジスタおよびバッファなどを含んでいる。シフトレジスタは、BエミッションクロックECKbに同期してBスタートパルスESPbを順次転送する。シフトレジスタの各段からの出力であるエミッション信号は、バッファを経由して対応するBエミッション線Ebjに供給される。
図9に示すように、R走査ドライバ50r、G走査ドライバ50g、およびB走査ドライバ50bは表示部10の一端側(図9における、表示部10に対する左側)に配置されている。Rエミッションドライバ60r、Gエミッションドライバ60g、およびBエミッションドライバ60bは表示部10の他端側(図9における、表示部10に対する右側)に配置されている。このように、各種ドライバが表示部10の両側に均等に配置されている。ただし、各種ドライバが表示部10の両側に均等に配置されることは本発明にとって必須ではなく、上記第1の実施形態の第2の変形例のように、各種ドライバが表示部10の両側に不均等に配置されていても良い。
<2.2 画素回路と各種配線との接続関係>
図10は、本変形例における、一部のR画素回路11r、G画素回路11g、およびB画素回路11bと各種配線との接続関係を示す回路図である。本変形例では、図10に示すように、書き込み用トランジスタM2のゲート端子、補償用トランジスタM3のゲート端子、および第2コンデンサの第2端子のそれぞれの接続先が、R画素回路11r、G画素回路11g、およびB画素回路11bにおいて異なっている。すなわち、R画素回路11r、G画素回路11g、およびB画素回路11bにおける書き込み用トランジスタM2のゲート端子、補償用トランジスタM3のゲート端子、および第2コンデンサの第2端子のそれぞれの接続先が、R画素回路11rではRエミッション線Erjであり、G画素回路11gではGエミッション線Egjであり、B画素回路11bではBエミッション線Ebjである。
<2.3 動作>
図11は、図10に示す画素回路の駆動方法を示すタイミングチャートである。各走査線に着目した動作は、上記第2の実施形態におけるものと同様であるので、その説明を省略する。時刻t6において、Rエミッション線Erjの電位がハイレベルからローレベルに変化する。このため、R画素回路11rにおいて、電源供給用トランジスタM5および発光制御用トランジスタM6がオン状態に変化する。これにより、駆動用トランジスタM1のゲート電位Vgおよびハイレベル電源線ELVDDに応じた駆動電流Iが有機EL素子OLEDに供給され、駆動電流Iの電流値に応じて有機EL素子OLEDが発光する。この駆動電流Iは上記式(4)により与えられる。
時刻t6aにおいて、Gエミッション線Egjの電位がハイレベルからローレベルに変化する。このため、G画素回路11gにおいて、電源供給用トランジスタM5および発光制御用トランジスタM6がオン状態に変化する。これにより、駆動用トランジスタM1のゲート電位Vgおよびハイレベル電源線ELVDDに応じた駆動電流Iが有機EL素子OLEDに供給され、駆動電流Iの電流値に応じて有機EL素子OLEDが発光する。この駆動電流Iは上記式(4)により与えられる。
時刻t6bにおいて、Bエミッション線Ebjの電位がハイレベルからローレベルに変化する。このため、B画素回路11bにおいて、電源供給用トランジスタM5および発光制御用トランジスタM6がオン状態に変化する。これにより、駆動用トランジスタM1のゲート電位Vgおよびハイレベル電源線ELVDDに応じた駆動電流Iが有機EL素子OLEDに供給され、駆動電流Iの電流値に応じて有機EL素子OLEDが発光する。この駆動電流Iは上記式(4)により与えられる。
本変形例のように、原色毎にエミッションドライバを設けた態様においても、上記第2の実施形態と同様の効果を奏することができる。なお、本変形例では、Rエミッション線Erj、Gエミッション線Egj、およびBエミッション線Ebjを個別に駆動するために、Rエミッションドライバ60r、Gエミッションドライバ60g、およびBエミッションドライバ60bを設けているが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、Rエミッションドライバ60r、Gエミッションドライバ60g、およびBエミッションドライバ60bのそれぞれの機能を包括的に有する1個のエミッションドライバを設けるようにしても良い。
<3.その他>
上記各実施形態では、SSD方式を用いてRGB3原色によるカラー表示を行うものとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、RGBY4原色(Yは黄色)によるカラー表示などを行う態様にも、本発明を適用することができる。その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で上記各実施形態を種々変形して実施することができる。
以上により、本発明によれば、輝度ムラを従来よりも抑制可能な、SSD方式を採用した表示装置、およびその駆動方法を提供することができる。
1…表示装置
10…表示部
11…画素回路
20…表示制御回路
30…データドライバ(データ線駆動回路)
40…デマルチプレクサ部
41…デマルチプレクサ(選択出力回路)
50r,50g,50b…走査ドライバ(走査線駆動回路)
60r,60g,60b…エミッションドライバ(制御線駆動回路)
Di…出力線
Dri,Dgi,Dbi…データ線
Sj,Srj,Sgj,Sbj…走査線
Ej,Erj,Egj,Ebj…エミッション線(制御線)
M1〜M6,Mr,Mg,Mb…トランジスタ
C1,C2,Cdri,Cdgi,Cdbi…コンデンサ(容量素子)
ELVDD…ハイレベル電源線(第1電源線)
ELVSS…ローレベル電源線(第2電源線)
Vini…初期化線

Claims (15)

  1. 複数の原色のいずれかに対応するデータ信号を時分割に画素回路に供給することにより当該複数の原色に基づくカラー表示を行うアクティブマトリクス型の表示装置であって、
    前記データ信号が供給される複数のデータ線と、
    それぞれが前記複数の原色のいずれかに対応する複数の走査線と、
    前記複数のデータ線および前記複数の走査線に対応して設けられ、それぞれが前記複数の原色のいずれかに対応する複数の画素回路と、
    各原色に対応するデータ信号の前記データ線への供給に応じたタイミングで、当該原色に対応する走査線の選択を開始する走査線駆動回路とを備え、
    各原色に対応する画素回路は、
    電気光学素子と、
    前記電気光学素子に流れる電流を制御すると共に、対応する走査線が選択状態のときに制御端子と第1導通端子とが互いに電気的に接続される駆動用トランジスタと、
    対応する走査線が非選択状態のときに前記駆動用トランジスタの前記制御端子と前記第1導通端子との間の電圧を保持するための第1容量素子とを含み、
    前記走査線駆動回路は、前記複数の原色のうち少なくとも1つの原色につき、当該原色に対応するデータ信号の前記データ線への供給が停止している期間であって当該原色以外の別の原色に対応するデータ信号が別の前記データ線に供給される期間において、当該原色に対応する走査線が選択状態となるように、前記複数の走査線を駆動することを特徴とする、表示装置。
  2. 前記複数のデータ線に、複数の原色のいずれかに対応するデータ信号を順次に供給するための複数の選択出力回路と、
    前記複数の選択出力回路のそれぞれに前記データ信号を供給するためのデータ線駆動回路と、
    前記データ信号を保持するために各データ線に設けられたデータ容量素子とをさらに備え、
    前記複数の選択出力回路は、前記複数の原色のうち少なくとも1つの原色につき、当該原色に対応する走査線が選択状態のときに、当該原色に対応するデータ信号の前記データ線への供給を停止すると共に当該原色以外の別の原色に対応するデータ信号を別の前記データ線に供給することを特徴とする、請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記複数の画素回路に共通して電源電位を供給する第1電源線および第2電源線をさらに備え、
    前記電気光学素子は、前記第1電源線と前記第2電源線との間に設けられ、
    前記駆動用トランジスタは、前記第1電源線と前記第2電源線との間に前記電気光学素子と直列に設けられ、
    各原色に対応する画素回路は、
    当該原色に対応する走査線に制御端子が接続され、前記駆動用トランジスタの第2導通端子と前記データ線との間に設けられた書き込み用トランジスタと、
    当該原色に対応する走査線に制御端子が接続され、前記駆動用トランジスタの前記制御端子と前記第1導通端子との間に設けられた補償用トランジスタとをさらに含むことを特徴とする、請求項1または2に記載の表示装置。
  4. 前記走査線駆動回路は、前記走査線を選択状態とする選択期間の長さを、前記複数の原色で互いに同じにすることを特徴とする、請求項に記載の表示装置。
  5. 前記走査線駆動回路は、前記走査線を選択状態とする選択期間の終了タイミングを、前記複数の原色で互いに同じにすることを特徴とする、請求項に記載の表示装置。
  6. 前記複数の走査線に沿って設けられた複数の制御線と、
    前記走査線の前記選択期間の終了タイミングに応じて、当該走査線に対応する画素回路における電気光学素子を発光させる制御線駆動回路とをさらに備えることを特徴とする、請求項3、4、または5に記載の表示装置。
  7. 前記画素回路は、
    前記制御線に制御端子が接続され、前記駆動用トランジスタの前記第1導通端子と前記第1電源線との間に設けられた電源供給用トランジスタと、
    前記制御線に制御端子が接続され、前記駆動用トランジスタの前記第2導通端子と前記電気光学素子の一端との間に設けられた発光制御用トランジスタとをさらに含み、
    前記制御線駆動回路は、前記走査線の前記選択期間の終了タイミングに応じて、当該走査線に対応する画素回路における前記電源供給用トランジスタおよび前記発光制御用トランジスタのそれぞれを導通状態にする電位を前記制御線に供給することを特徴とする、請求項に記載の表示装置。
  8. 前記走査線の延伸する方向において並んだ複数の画素回路のそれぞれは、当該複数の画素回路のいずれかが対応する走査線の直前の走査線に制御端子が接続され、前記駆動用トランジスタの前記制御端子および前記第1容量素子の一端と、初期化用の電位を供給する初期化線との間に設けられた初期化用トランジスタをさらに含むことを特徴とする、請求項に記載の表示装置。
  9. 各原色に対応する画素回路は、当該原色に対応する走査線と前記駆動用トランジスタの前記制御端子との間に設けられた第2容量素子をさらに含むことを特徴とする、請求項に記載の表示装置。
  10. 前記複数のデータ線に、複数の原色のいずれかに対応するデータ信号を順次に供給するための複数の選択出力回路と、
    前記複数の選択出力回路のそれぞれに前記データ信号を供給するためのデータ線駆動回路とをさらに備えることを特徴とする、請求項に記載の表示装置。
  11. 前記データ信号を保持するために各データ線に設けられたデータ容量素子とをさらに備えることを特徴とする、請求項に記載の表示装置。
  12. 前記走査線駆動回路は、前記複数の原色にそれぞれ対応する複数の走査線駆動回路からなり、
    各原色に対応する走査線駆動回路は、
    当該原色に対応する複数の走査線を選択的に駆動し、
    当該原色に対応するデータ信号の前記データ線への供給に応じたタイミングで、当該原色に対応する走査線の選択を開始することを特徴とする、請求項1から11までのいずれか1項に記載の表示装置。
  13. 複数の原色のいずれかに対応するデータ信号を時分割に画素回路に供給することにより、当該複数の原色に基づくカラー表示を行い、前記データ信号が供給される複数のデータ線と、それぞれが前記複数の原色のいずれかに対応する複数の走査線と、前記複数のデータ線および前記複数の走査線に対応して設けられ、それぞれが前記複数の原色のいずれかに対応する複数の画素回路とを備える、アクティブマトリクス型の表示装置の駆動方法であって、
    各原色に対応するデータ信号の前記データ線への供給に応じたタイミングで、当該原色に対応する走査線の選択を開始する走査ステップを備え、
    各原色に対応する画素回路は、
    電気光学素子と、
    前記電気光学素子に流れる電流を制御すると共に、対応する走査線が選択状態のときに制御端子と第1導通端子とが互いに電気的に接続される駆動用トランジスタと、
    対応する走査線が非選択状態のときに前記駆動用トランジスタの前記制御端子と前記第1導通端子との間の電圧を保持するための第1容量素子とを含み、
    前記走査ステップでは、前記複数の原色のうち少なくとも1つの原色につき、当該原色に対応するデータ信号の前記データ線への供給が停止している期間であって当該原色以外の別の原色に対応するデータ信号が別の前記データ線に供給される期間において、当該原色に対応する走査線が選択状態となるように、前記複数の走査線が駆動されることを特徴とする、表示装置の駆動方法。
  14. 前記走査ステップでは、前記走査線を選択状態とする選択期間の長さが前記複数の原色で互いに同じにされることを特徴とする、請求項13に記載の駆動方法。
  15. 前記走査ステップでは、前記走査線を選択状態とする選択期間の終了タイミングが前記複数の原色で互いに同じにされることを特徴とする、請求項13に記載の駆動方法。
JP2012055611A 2012-03-13 2012-03-13 表示装置およびその駆動方法 Active JP5797134B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012055611A JP5797134B2 (ja) 2012-03-13 2012-03-13 表示装置およびその駆動方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012055611A JP5797134B2 (ja) 2012-03-13 2012-03-13 表示装置およびその駆動方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013190526A JP2013190526A (ja) 2013-09-26
JP5797134B2 true JP5797134B2 (ja) 2015-10-21

Family

ID=49390868

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012055611A Active JP5797134B2 (ja) 2012-03-13 2012-03-13 表示装置およびその駆動方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5797134B2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6427863B2 (ja) * 2013-10-31 2018-11-28 セイコーエプソン株式会社 電気光学装置、電気光学装置の駆動方法及び電子機器
US10950183B2 (en) 2017-03-24 2021-03-16 Sharp Kabushiki Kaisha Display device and driving method thereof
US20200035169A1 (en) * 2017-03-28 2020-01-30 Sharp Kabushiki Kaisha Display device and driving method thereof
US20200013331A1 (en) * 2017-09-14 2020-01-09 Sharp Kabushiki Kaisha Display device and driving method of display device
KR102458249B1 (ko) * 2017-11-14 2022-10-26 삼성디스플레이 주식회사 표시 장치
US11930680B2 (en) 2018-09-13 2024-03-12 Sharp Kabushiki Kaisha Display device and method for providing efficient display quality when a cover glass is attached to display surface
CN114097022B (zh) * 2019-06-25 2024-03-26 夏普株式会社 显示装置及其驱动方法
CN114467134B (zh) * 2019-10-02 2024-04-09 夏普株式会社 显示装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3659246B2 (ja) * 2002-11-21 2005-06-15 セイコーエプソン株式会社 駆動回路、電気光学装置及び駆動方法
KR100666640B1 (ko) * 2005-09-15 2007-01-09 삼성에스디아이 주식회사 유기 전계발광 표시장치
JP2009204882A (ja) * 2008-02-28 2009-09-10 Sony Corp El表示パネルモジュール、el表示パネル、集積回路装置、電子機器及び駆動制御方法
JP5439913B2 (ja) * 2009-04-01 2014-03-12 セイコーエプソン株式会社 電気光学装置及びその駆動方法、並びに電子機器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013190526A (ja) 2013-09-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5797134B2 (ja) 表示装置およびその駆動方法
EP3451321B1 (en) Electroluminescent display device and driving method thereof
KR102609494B1 (ko) 외부 보상용 표시장치와 그 구동방법
KR102307500B1 (ko) 표시 장치의 화소회로 및 이를 포함하는 표시 장치
KR102609509B1 (ko) 외부 보상용 표시장치와 그 구동방법
US20190012948A1 (en) Pixel circuit, and display device and driving method therefor
US8994621B2 (en) Display device and method for driving same
US20200135110A1 (en) Display device and driving method therefor
CN111326100B (zh) 电致发光显示装置
CN109493807B (zh) 有机发光显示器
WO2014021158A1 (ja) 表示装置およびその駆動方法
US10657893B2 (en) Display device
WO2019026170A1 (ja) 表示装置
JP5726325B2 (ja) 表示装置およびその駆動方法
KR102663402B1 (ko) 표시 장치
US10950183B2 (en) Display device and driving method thereof
US20200035169A1 (en) Display device and driving method thereof
KR20140030455A (ko) 유기 발광 표시 장치 및 그 구동 방법
US9361826B2 (en) Display device and drive method therefor
KR102604731B1 (ko) 표시 장치
KR20200069701A (ko) 발광표시장치
KR102656845B1 (ko) 표시 장치
KR102498990B1 (ko) 표시 장치
KR102692419B1 (ko) 표시 장치
KR102473218B1 (ko) 유기 발광 표시장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140306

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20141216

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20141217

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150216

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150728

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150818

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5797134

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150