JP5797134B2 - 表示装置およびその駆動方法 - Google Patents
表示装置およびその駆動方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5797134B2 JP5797134B2 JP2012055611A JP2012055611A JP5797134B2 JP 5797134 B2 JP5797134 B2 JP 5797134B2 JP 2012055611 A JP2012055611 A JP 2012055611A JP 2012055611 A JP2012055611 A JP 2012055611A JP 5797134 B2 JP5797134 B2 JP 5797134B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- line
- data
- scanning
- transistor
- scanning line
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Electroluminescent Light Sources (AREA)
- Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
- Control Of El Displays (AREA)
Description
Vg=Vdata−Vth …(1)
ここで、Vdataはデータ電圧であり、Vthは駆動用トランジスタM1のしきい値電圧である。
I=(β/2)・(Vgs−Vth)2 …(2)
ここで、βは定数、Vgsは駆動用トランジスタM1のソース−ゲート間電圧を表す。駆動用トランジスタM1のソース−ゲート間電圧Vgsは、次式(3)で与えられる。
Vgs=ELVDD−Vg
=ELVDD−Vdata+Vth …(3)
I=β/2・(ELVDD−Vdata)2 …(4)
式(4)では、しきい値電圧Vthの項がなくなっている。このため、駆動用トランジスタM1のしきい値電圧Vthのばらつきが補償される。なお、駆動用トランジスタM1のしきい値電圧Vthのばらつきを補償するための構成は、例えば特許文献2などにも開示されている。このような駆動用トランジスタM1のしきい値電圧Vthのばらつきは、駆動用トランジスタM1をダイオード接続とすることによりしきい値電圧Vthの補償を行う期間(本明細書では「しきい値電圧補償期間」といい、符号「Tcomp」で示す。)を長く設けるほど抑制されることが従来から知られている。
前記データ信号が供給される複数のデータ線と、
それぞれが前記複数の原色のいずれかに対応する複数の走査線と、
前記複数のデータ線および前記複数の走査線に対応して設けられ、それぞれが前記複数の原色のいずれかに対応する複数の画素回路と、
各原色に対応するデータ信号の前記データ線への供給に応じたタイミングで、当該原色に対応する走査線の選択を開始する走査線駆動回路とを備え、
各原色に対応する画素回路は、
電気光学素子と、
前記電気光学素子に流れる電流を制御すると共に、対応する走査線が選択状態のときに制御端子と第1導通端子とが互いに電気的に接続される駆動用トランジスタと、
対応する走査線が非選択状態のときに前記駆動用トランジスタの前記制御端子と前記第1導通端子との間の電圧を保持するための第1容量素子とを含み、
前記走査線駆動回路は、前記複数の原色のうち少なくとも1つの原色につき、当該原色に対応するデータ信号の前記データ線への供給が停止している期間であって当該原色以外の別の原色に対応するデータ信号が別の前記データ線に供給される期間において、当該原色に対応する走査線が選択状態となるように、前記複数の走査線を駆動することを特徴とする。
本発明の第2の局面は、本発明の第1の局面において、
前記複数のデータ線に、複数の原色のいずれかに対応するデータ信号を順次に供給するための複数の選択出力回路と、
前記複数の選択出力回路のそれぞれに前記データ信号を供給するためのデータ線駆動回路と、
前記データ信号を保持するために各データ線に設けられたデータ容量素子とをさらに備え、
前記複数の選択出力回路は、前記複数の原色のうち少なくとも1つの原色につき、当該原色に対応する走査線が選択状態のときに、当該原色に対応するデータ信号の前記データ線への供給を停止すると共に当該原色以外の別の原色に対応するデータ信号を別の前記データ線に供給することを特徴とする。
前記複数の画素回路に共通して電源電位を供給する第1電源線および第2電源線をさらに備え、
前記電気光学素子は、前記第1電源線と前記第2電源線との間に設けられ、
前記駆動用トランジスタは、前記第1電源線と前記第2電源線との間に前記電気光学素子と直列に設けられ、
各原色に対応する画素回路は、
当該原色に対応する走査線に制御端子が接続され、前記駆動用トランジスタの第2導通端子と前記データ線との間に設けられた書き込み用トランジスタと、
当該原色に対応する走査線に制御端子が接続され、前記駆動用トランジスタの前記制御端子と前記第1導通端子との間に設けられた補償用トランジスタとをさらに含むことを特徴とする。
前記走査線駆動回路は、前記走査線を選択状態とする選択期間の長さを、前記複数の原色で互いに同じにすることを特徴とする。
前記走査線駆動回路は、前記走査線を選択状態とする選択期間の終了タイミングを、前記複数の原色で互いに同じにすることを特徴とする。
前記複数の走査線に沿って設けられた複数の制御線と、
前記走査線の前記選択期間の終了タイミングに応じて、当該走査線に対応する画素回路における電気光学素子を発光させる制御線駆動回路とをさらに備えることを特徴とする。
前記画素回路は、
前記制御線に制御端子が接続され、前記駆動用トランジスタの前記第1導通端子と前記第1電源線との間に設けられた電源供給用トランジスタと、
前記制御線に制御端子が接続され、前記駆動用トランジスタの前記第2導通端子と前記電気光学素子の一端との間に設けられた発光制御用トランジスタとをさらに含み、
前記制御線駆動回路は、前記走査線の前記選択期間の終了タイミングに応じて、当該走査線に対応する画素回路における前記電源供給用トランジスタおよび前記発光制御用トランジスタのそれぞれを導通状態にする電位を前記制御線に供給することを特徴とする。
前記走査線の延伸する方向において並んだ複数の画素回路のそれぞれは、当該複数の画素回路のいずれかが対応する走査線の直前の走査線に制御端子が接続され、前記駆動用トランジスタの前記制御端子および前記第1容量素子の一端と、初期化用の電位を供給する初期化線との間に設けられた初期化用トランジスタをさらに含むことを特徴とする。
各原色に対応する画素回路は、当該原色に対応する走査線と前記駆動用トランジスタの前記制御端子との間に設けられた第2容量素子をさらに含むことを特徴とする。
前記複数のデータ線に、複数の原色のいずれかに対応するデータ信号を順次に供給するための複数の選択出力回路と、
前記複数の選択出力回路のそれぞれに前記データ信号を供給するためのデータ線駆動回路とをさらに備えることを特徴とする。
前記データ信号を保持するために各データ線に設けられたデータ容量素子とをさらに備えることを特徴とする。
前記走査線駆動回路は、前記複数の原色にそれぞれ対応する複数の走査線駆動回路からなり、
各原色に対応する走査線駆動回路は、
当該原色に対応する複数の走査線を選択的に駆動し、
当該原色に対応するデータ信号の前記データ線への供給に応じたタイミングで、当該原色に対応する走査線の選択を開始することを特徴とする。
各原色に対応するデータ信号の前記データ線への供給に応じたタイミングで、当該原色に対応する走査線の選択を開始する走査ステップを備え、
各原色に対応する画素回路は、
電気光学素子と、
前記電気光学素子に流れる電流を制御すると共に、対応する走査線が選択状態のときに制御端子と第1導通端子とが互いに電気的に接続される駆動用トランジスタと、
対応する走査線が非選択状態のときに前記駆動用トランジスタの前記制御端子と前記第1導通端子との間の電圧を保持するための第1容量素子とを含み、
前記走査ステップでは、前記複数の原色のうち少なくとも1つの原色につき、当該原色に対応するデータ信号の前記データ線への供給が停止している期間であって当該原色以外の別の原色に対応するデータ信号が別の前記データ線に供給される期間において、当該原色に対応する走査線が選択状態となるように、前記複数の走査線が駆動されることを特徴とする。
前記走査ステップでは、前記走査線を選択状態とする選択期間の長さが前記複数の原色で互いに同じにされることを特徴とする。
前記走査ステップでは、前記走査線を選択状態とする選択期間の終了タイミングが前記複数の原色で互いに同じにされることを特徴とする。
本発明の第2の局面は、本発明の第1の局面と同様の効果を奏する。
<1.1 全体構成>
図1は、本発明の第1の実施形態に係る表示装置1の全体構成を示すブロック図である。表示装置1は、RGB3原色によるカラー表示を行う有機EL表示装置である。表示装置1は、図1に示すように、表示部10、表示制御回路20、データドライバ30、デマルチプレクサ部40、Rに対応する走査ドライバ50r(以下「R走査ドライバ」という。)、Gに対応する走査ドライバ50g(以下「G走査ドライバ」という。)、Bに対応する走査ドライバ50b(以下「B走査ドライバ」という。)、およびエミッションドライバ60を備えている。表示装置1は、デマルチプレクサ部40を介して、データドライバ30からデータ線にデータ信号を供給するSSD方式を採用した表示装置である。本実施形態では、データドライバ30によりデータ線駆動回路が実現され、走査ドライバにより走査線駆動回路が実現され、エミッションドライバ60により制御線駆動回路が実現されている。R走査ドライバ50r、G走査ドライバ50g、B走査ドライバ50b、およびエミッションドライバ60は、例えば表示部10と一体的に形成されている。ただし、本発明はこれに限定されるものではない。
図2は、本実施形態における一部のR画素回路11r、G画素回路11g、およびB画素回路11bと各種配線との接続関係を示す回路図である。まず、デマルチプレクサ41の構成について説明する。デマルチプレクサ41は、図2に示すように、R選択トランジスタMr、G選択トランジスタMg、およびB選択トランジスタMbを含んでいる。R選択トランジスタMrのゲート端子にはRデータ制御信号SSDrが与えられる。G選択トランジスタMgのゲート端子にはGデータ制御信号SSDgが与えられる。B選択トランジスタMbのゲート端子にはBデータ制御信号SSDbが与えられる。R選択トランジスタMrを介して出力線DiとRデータ線Driとが互いに接続されている。G選択トランジスタMgを介して出力線DiとGデータ線Dgiとが互いに接続されている。B選択トランジスタMbを介して出力線DiとBデータ線Dbiとが互いに接続されている。
図3は、図2に示す画素回路の駆動方法を示すタイミングチャートである。時刻t1の直前において、エミッション線Ejの電位がローレベルからハイレベルに変化する。このため、電源供給用トランジスタM5および発光制御用トランジスタM6がオフ状態に変化する。これにより、有機EL素子OLEDが非発光状態になる。なお、例えば、時刻t1においてエミッション線Ejの電位がローレベルからハイレベルに変化するようにしても良い。
Vini−Vdata<−Vth …(5)
このような初期化動作を行うことにより、画素回路へのデータ電圧の書き込みを確実に行うことができる。
図4は、しきい値電圧補償期間Tcompの長さ[a.u.]に対するしきい値電圧ばらつき補償率Rcomp[%]を示す図である。しきい値電圧ばらつき補償率Rcompは次式(6)で与えられる。
Rcomp=(Vcomp/Vdif)×100 …(6)
ここで、Vcompはしきい値電圧補償期間Tcompにおいて補償される電圧を表し、Vdifは想定されるしきい値電圧Vthの最大値と最小値との差を表す。図4に示すように、しきい値電圧補償期間Tcompが長いほど、しきい値ばらつき補償率Rcompが高くなる。すなわち、しきい値電圧補償期間Tcompが長いほど、駆動用トランジスタM1のしきい値電圧Vthのばらつきを抑制できる。
本実施形態によれば、SSD方式を採用し、画素回路内の駆動用トランジスタM1のしきい値電圧Vthを補償する有機EL表示装置において、RGB3原色にそれぞれ対応したR走査線Srj、G走査線Sgj、およびB走査線Sbjが設けられ、これらをそれぞれ駆動するR走査ドライバ50r、G走査ドライバ50g、およびB走査ドライバ50bが設けられる。R走査線Srjの選択期間はRデータ線DriへのRデータ信号の供給後(時刻t3)に開始し、G走査線Sgjの選択期間はGデータ線DgiへのGデータ信号の供給後(時刻t4)に開始し、B走査線Sbjの選択期間はBデータ線DbiへのBデータ信号の供給後(時刻t5)に開始する。そして、R走査線Srj、G走査線Sgj、およびB走査線Sbjのそれぞれの選択期間は、B画素回路11bへのデータ電圧の書き込み後(時刻t6)に終了する。このため、Rしきい値電圧補償期間Tcomprは時刻t3〜t6で設けられ、Gしきい値電圧補償期間Tcompgは時刻t4〜t6で設けられ、Bしきい値電圧補償期間Tcompbは時刻t5〜t6で設けられる。これにより、Rしきい値電圧補償期間Tcomprについては時刻t3〜t5だけ従来のものよりも長く、Gしきい値電圧補償期間Tcompgについては時刻t4〜t5だけ従来のものよりも長くなる。したがって、R画素回路11rおよびG画素回路11gにおいて、駆動用トランジスタM1のしきい値電圧Vthのばらつきが従来よりも抑制される。その結果、駆動用トランジスタM1のしきい値電圧Vthのばらつきに起因する輝度ムラを従来よりも抑制できる。
図5は、上記第1の実施形態の第1の変形例における、一部のR画素回路11r、G画素回路11g、およびB画素回路11bと各種配線との接続関係を示す回路図である。上記第1の実施形態では、図2に示すように、初期化用トランジスタM4のゲート端子の接続先が、R画素回路11r、G画素回路11g、およびB画素回路11bにおいて互いに同じである。すなわち、R画素回路11r、G画素回路11g、およびB画素回路11bにおける初期化用トランジスタM4はいずれも、そのゲート端子が前R走査線Srj−1に接続されている。これに対して本変形例では、図5に示すように、初期化用トランジスタM4のゲート端子の接続先が、R画素回路11r、G画素回路11g、およびB画素回路11bにおいて互いに異なっている。すなわち、R画素回路11rにおける初期化用トランジスタM4のゲート端子は前R走査線Srj−1に接続され、G画素回路11gにおける初期化用トランジスタM4のゲート端子は前G走査線Sgj−1に接続され、B画素回路11bにおける初期化用トランジスタM4のゲート端子は前B走査線Sbj−1に接続されている。なお、本変形例における画素回路のその他の構成は図2に示す画素回路のものと同様であるので、その説明を省略する。
図7は、上記第1の実施形態の第2の変形例に係る表示装置1の全体構成を示すブロック図である。上記第1の実施形態では、図1に示すように、R走査ドライバ50rおよびG走査ドライバ50gは表示部10の一端側(図1における、表示部10に対する左側)に配置され、B走査ドライバ50bは表示部10の他端側(図1における、表示部10に対する右側)に配置されている。また、エミッションドライバ60は表示部10の他端側に配置されている。すなわち、各種ドライバが表示部10の両側に均等に配置されている。しかし、このように各種ドライバを表示部10の両側に均等に配置することは本発明にとって必須ではない。例えば本変形例のように、R走査ドライバ50r、G走査ドライバ50g、およびB走査ドライバ50bが表示部10の一端側(図2における、表示部10に対する左側)に配置され、エミッションドライバ60が表示部10の他端側(図2における、表示部10に対する右側)に配置されていても良い。すなわち、各種ドライバが表示部10の両側に不均等に配置されていても良い。
<2.1 動作>
図8は、本発明の第2の実施形態における画素回路の駆動方法を示すタイミングチャートである。なお、本実施形態の構成要素は上記第1の実施形態と同様であるので、説明を省略する。図8に示すように、時刻t2〜t5の動作は、上記第1の実施形態におけるものと同様であるので、その説明を省略する。本実施形態では、例えば、R走査スタートパルスSSPr、G走査スタートパルスSSPg、およびB走査スタートパルスSSPbのパルス幅は互いに同じである。すなわち、R走査線Srj、G走査線Sgj、およびB走査線Sbjに与えられる走査信号のパルス幅が互いに同じである。このため、R走査線Srj、G走査線Sgj、およびB走査線Sbjの選択期間の長さが互いに同じになる。
本実施形態によれば、G走査線SgjおよびB走査線Sbjのそれぞれの選択期間の長さが、R走査線Srjの選択期間の長さと同じになる。このため、Gしきい値電圧補償期間TcompgおよびBしきい値電圧補償期間Tcompbが、上記第1の実施形態におけるしきい値電圧補償期間Tcompの中で最長のRしきい値電圧補償期間Tcomprと同じ長さになる。したがって、G画素回路11gおよびB画素回路11bにおいて、上記第1の実施形態よりも駆動用トランジスタM1のしきい値電圧Vthのばらつきが抑制される。特に、B画素回路11bについては、上記第1の実施形態では駆動用トランジスタM1のしきい値電圧Vthのばらつきを抑制する程度は従来のものと変わりなかったが、本実施形態では駆動用トランジスタM1のしきい値電圧Vthのばらつきが従来よりも抑制される。その結果、上記第1の実施形態に比べて、駆動用トランジスタM1のしきい値電圧Vthのばらつきに起因する輝度ムラをさらに抑制できる。
図9は、本発明の第2の実施形態の変形例に係る表示装置1の全体構成を示すブロック図である。なお、本実施形態の構成要素のうち上記第1の実施形態と同一の要素については、同一の参照符号を付して適宜説明を省略する。上記第1の実施形態に係る表示装置1は、図1に示すように、1個のエミッションドライバ60を備えている。これに対して本変形例に係る表示装置1は、図9に示すように、3個のエミッションドライバを備えている。より詳細には、Rに対応するエミッションドライバ60r(以下「Rエミッションドライバ」という。)、Gに対応するエミッションドライバ60g(以下「Gエミッションドライバ」という。)、およびBに対応するエミッションドライバ60b(以下「Bエミッションドライバ」という。)を備えている。
図10は、本変形例における、一部のR画素回路11r、G画素回路11g、およびB画素回路11bと各種配線との接続関係を示す回路図である。本変形例では、図10に示すように、書き込み用トランジスタM2のゲート端子、補償用トランジスタM3のゲート端子、および第2コンデンサの第2端子のそれぞれの接続先が、R画素回路11r、G画素回路11g、およびB画素回路11bにおいて異なっている。すなわち、R画素回路11r、G画素回路11g、およびB画素回路11bにおける書き込み用トランジスタM2のゲート端子、補償用トランジスタM3のゲート端子、および第2コンデンサの第2端子のそれぞれの接続先が、R画素回路11rではRエミッション線Erjであり、G画素回路11gではGエミッション線Egjであり、B画素回路11bではBエミッション線Ebjである。
図11は、図10に示す画素回路の駆動方法を示すタイミングチャートである。各走査線に着目した動作は、上記第2の実施形態におけるものと同様であるので、その説明を省略する。時刻t6において、Rエミッション線Erjの電位がハイレベルからローレベルに変化する。このため、R画素回路11rにおいて、電源供給用トランジスタM5および発光制御用トランジスタM6がオン状態に変化する。これにより、駆動用トランジスタM1のゲート電位Vgおよびハイレベル電源線ELVDDに応じた駆動電流Iが有機EL素子OLEDに供給され、駆動電流Iの電流値に応じて有機EL素子OLEDが発光する。この駆動電流Iは上記式(4)により与えられる。
上記各実施形態では、SSD方式を用いてRGB3原色によるカラー表示を行うものとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、RGBY4原色(Yは黄色)によるカラー表示などを行う態様にも、本発明を適用することができる。その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で上記各実施形態を種々変形して実施することができる。
10…表示部
11…画素回路
20…表示制御回路
30…データドライバ(データ線駆動回路)
40…デマルチプレクサ部
41…デマルチプレクサ(選択出力回路)
50r,50g,50b…走査ドライバ(走査線駆動回路)
60r,60g,60b…エミッションドライバ(制御線駆動回路)
Di…出力線
Dri,Dgi,Dbi…データ線
Sj,Srj,Sgj,Sbj…走査線
Ej,Erj,Egj,Ebj…エミッション線(制御線)
M1〜M6,Mr,Mg,Mb…トランジスタ
C1,C2,Cdri,Cdgi,Cdbi…コンデンサ(容量素子)
ELVDD…ハイレベル電源線(第1電源線)
ELVSS…ローレベル電源線(第2電源線)
Vini…初期化線
Claims (15)
- 複数の原色のいずれかに対応するデータ信号を時分割に画素回路に供給することにより当該複数の原色に基づくカラー表示を行うアクティブマトリクス型の表示装置であって、
前記データ信号が供給される複数のデータ線と、
それぞれが前記複数の原色のいずれかに対応する複数の走査線と、
前記複数のデータ線および前記複数の走査線に対応して設けられ、それぞれが前記複数の原色のいずれかに対応する複数の画素回路と、
各原色に対応するデータ信号の前記データ線への供給に応じたタイミングで、当該原色に対応する走査線の選択を開始する走査線駆動回路とを備え、
各原色に対応する画素回路は、
電気光学素子と、
前記電気光学素子に流れる電流を制御すると共に、対応する走査線が選択状態のときに制御端子と第1導通端子とが互いに電気的に接続される駆動用トランジスタと、
対応する走査線が非選択状態のときに前記駆動用トランジスタの前記制御端子と前記第1導通端子との間の電圧を保持するための第1容量素子とを含み、
前記走査線駆動回路は、前記複数の原色のうち少なくとも1つの原色につき、当該原色に対応するデータ信号の前記データ線への供給が停止している期間であって当該原色以外の別の原色に対応するデータ信号が別の前記データ線に供給される期間において、当該原色に対応する走査線が選択状態となるように、前記複数の走査線を駆動することを特徴とする、表示装置。 - 前記複数のデータ線に、複数の原色のいずれかに対応するデータ信号を順次に供給するための複数の選択出力回路と、
前記複数の選択出力回路のそれぞれに前記データ信号を供給するためのデータ線駆動回路と、
前記データ信号を保持するために各データ線に設けられたデータ容量素子とをさらに備え、
前記複数の選択出力回路は、前記複数の原色のうち少なくとも1つの原色につき、当該原色に対応する走査線が選択状態のときに、当該原色に対応するデータ信号の前記データ線への供給を停止すると共に当該原色以外の別の原色に対応するデータ信号を別の前記データ線に供給することを特徴とする、請求項1に記載の表示装置。 - 前記複数の画素回路に共通して電源電位を供給する第1電源線および第2電源線をさらに備え、
前記電気光学素子は、前記第1電源線と前記第2電源線との間に設けられ、
前記駆動用トランジスタは、前記第1電源線と前記第2電源線との間に前記電気光学素子と直列に設けられ、
各原色に対応する画素回路は、
当該原色に対応する走査線に制御端子が接続され、前記駆動用トランジスタの第2導通端子と前記データ線との間に設けられた書き込み用トランジスタと、
当該原色に対応する走査線に制御端子が接続され、前記駆動用トランジスタの前記制御端子と前記第1導通端子との間に設けられた補償用トランジスタとをさらに含むことを特徴とする、請求項1または2に記載の表示装置。 - 前記走査線駆動回路は、前記走査線を選択状態とする選択期間の長さを、前記複数の原色で互いに同じにすることを特徴とする、請求項3に記載の表示装置。
- 前記走査線駆動回路は、前記走査線を選択状態とする選択期間の終了タイミングを、前記複数の原色で互いに同じにすることを特徴とする、請求項3に記載の表示装置。
- 前記複数の走査線に沿って設けられた複数の制御線と、
前記走査線の前記選択期間の終了タイミングに応じて、当該走査線に対応する画素回路における電気光学素子を発光させる制御線駆動回路とをさらに備えることを特徴とする、請求項3、4、または5に記載の表示装置。 - 前記画素回路は、
前記制御線に制御端子が接続され、前記駆動用トランジスタの前記第1導通端子と前記第1電源線との間に設けられた電源供給用トランジスタと、
前記制御線に制御端子が接続され、前記駆動用トランジスタの前記第2導通端子と前記電気光学素子の一端との間に設けられた発光制御用トランジスタとをさらに含み、
前記制御線駆動回路は、前記走査線の前記選択期間の終了タイミングに応じて、当該走査線に対応する画素回路における前記電源供給用トランジスタおよび前記発光制御用トランジスタのそれぞれを導通状態にする電位を前記制御線に供給することを特徴とする、請求項6に記載の表示装置。 - 前記走査線の延伸する方向において並んだ複数の画素回路のそれぞれは、当該複数の画素回路のいずれかが対応する走査線の直前の走査線に制御端子が接続され、前記駆動用トランジスタの前記制御端子および前記第1容量素子の一端と、初期化用の電位を供給する初期化線との間に設けられた初期化用トランジスタをさらに含むことを特徴とする、請求項3に記載の表示装置。
- 各原色に対応する画素回路は、当該原色に対応する走査線と前記駆動用トランジスタの前記制御端子との間に設けられた第2容量素子をさらに含むことを特徴とする、請求項3に記載の表示装置。
- 前記複数のデータ線に、複数の原色のいずれかに対応するデータ信号を順次に供給するための複数の選択出力回路と、
前記複数の選択出力回路のそれぞれに前記データ信号を供給するためのデータ線駆動回路とをさらに備えることを特徴とする、請求項1に記載の表示装置。 - 前記データ信号を保持するために各データ線に設けられたデータ容量素子とをさらに備えることを特徴とする、請求項1に記載の表示装置。
- 前記走査線駆動回路は、前記複数の原色にそれぞれ対応する複数の走査線駆動回路からなり、
各原色に対応する走査線駆動回路は、
当該原色に対応する複数の走査線を選択的に駆動し、
当該原色に対応するデータ信号の前記データ線への供給に応じたタイミングで、当該原色に対応する走査線の選択を開始することを特徴とする、請求項1から11までのいずれか1項に記載の表示装置。 - 複数の原色のいずれかに対応するデータ信号を時分割に画素回路に供給することにより、当該複数の原色に基づくカラー表示を行い、前記データ信号が供給される複数のデータ線と、それぞれが前記複数の原色のいずれかに対応する複数の走査線と、前記複数のデータ線および前記複数の走査線に対応して設けられ、それぞれが前記複数の原色のいずれかに対応する複数の画素回路とを備える、アクティブマトリクス型の表示装置の駆動方法であって、
各原色に対応するデータ信号の前記データ線への供給に応じたタイミングで、当該原色に対応する走査線の選択を開始する走査ステップを備え、
各原色に対応する画素回路は、
電気光学素子と、
前記電気光学素子に流れる電流を制御すると共に、対応する走査線が選択状態のときに制御端子と第1導通端子とが互いに電気的に接続される駆動用トランジスタと、
対応する走査線が非選択状態のときに前記駆動用トランジスタの前記制御端子と前記第1導通端子との間の電圧を保持するための第1容量素子とを含み、
前記走査ステップでは、前記複数の原色のうち少なくとも1つの原色につき、当該原色に対応するデータ信号の前記データ線への供給が停止している期間であって当該原色以外の別の原色に対応するデータ信号が別の前記データ線に供給される期間において、当該原色に対応する走査線が選択状態となるように、前記複数の走査線が駆動されることを特徴とする、表示装置の駆動方法。 - 前記走査ステップでは、前記走査線を選択状態とする選択期間の長さが前記複数の原色で互いに同じにされることを特徴とする、請求項13に記載の駆動方法。
- 前記走査ステップでは、前記走査線を選択状態とする選択期間の終了タイミングが前記複数の原色で互いに同じにされることを特徴とする、請求項13に記載の駆動方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012055611A JP5797134B2 (ja) | 2012-03-13 | 2012-03-13 | 表示装置およびその駆動方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012055611A JP5797134B2 (ja) | 2012-03-13 | 2012-03-13 | 表示装置およびその駆動方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013190526A JP2013190526A (ja) | 2013-09-26 |
JP5797134B2 true JP5797134B2 (ja) | 2015-10-21 |
Family
ID=49390868
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012055611A Active JP5797134B2 (ja) | 2012-03-13 | 2012-03-13 | 表示装置およびその駆動方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5797134B2 (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6427863B2 (ja) * | 2013-10-31 | 2018-11-28 | セイコーエプソン株式会社 | 電気光学装置、電気光学装置の駆動方法及び電子機器 |
US10950183B2 (en) | 2017-03-24 | 2021-03-16 | Sharp Kabushiki Kaisha | Display device and driving method thereof |
US20200035169A1 (en) * | 2017-03-28 | 2020-01-30 | Sharp Kabushiki Kaisha | Display device and driving method thereof |
US20200013331A1 (en) * | 2017-09-14 | 2020-01-09 | Sharp Kabushiki Kaisha | Display device and driving method of display device |
KR102458249B1 (ko) * | 2017-11-14 | 2022-10-26 | 삼성디스플레이 주식회사 | 표시 장치 |
US11930680B2 (en) | 2018-09-13 | 2024-03-12 | Sharp Kabushiki Kaisha | Display device and method for providing efficient display quality when a cover glass is attached to display surface |
CN114097022B (zh) * | 2019-06-25 | 2024-03-26 | 夏普株式会社 | 显示装置及其驱动方法 |
CN114467134B (zh) * | 2019-10-02 | 2024-04-09 | 夏普株式会社 | 显示装置 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3659246B2 (ja) * | 2002-11-21 | 2005-06-15 | セイコーエプソン株式会社 | 駆動回路、電気光学装置及び駆動方法 |
KR100666640B1 (ko) * | 2005-09-15 | 2007-01-09 | 삼성에스디아이 주식회사 | 유기 전계발광 표시장치 |
JP2009204882A (ja) * | 2008-02-28 | 2009-09-10 | Sony Corp | El表示パネルモジュール、el表示パネル、集積回路装置、電子機器及び駆動制御方法 |
JP5439913B2 (ja) * | 2009-04-01 | 2014-03-12 | セイコーエプソン株式会社 | 電気光学装置及びその駆動方法、並びに電子機器 |
-
2012
- 2012-03-13 JP JP2012055611A patent/JP5797134B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2013190526A (ja) | 2013-09-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5797134B2 (ja) | 表示装置およびその駆動方法 | |
EP3451321B1 (en) | Electroluminescent display device and driving method thereof | |
KR102609494B1 (ko) | 외부 보상용 표시장치와 그 구동방법 | |
KR102307500B1 (ko) | 표시 장치의 화소회로 및 이를 포함하는 표시 장치 | |
KR102609509B1 (ko) | 외부 보상용 표시장치와 그 구동방법 | |
US20190012948A1 (en) | Pixel circuit, and display device and driving method therefor | |
US8994621B2 (en) | Display device and method for driving same | |
US20200135110A1 (en) | Display device and driving method therefor | |
CN111326100B (zh) | 电致发光显示装置 | |
CN109493807B (zh) | 有机发光显示器 | |
WO2014021158A1 (ja) | 表示装置およびその駆動方法 | |
US10657893B2 (en) | Display device | |
WO2019026170A1 (ja) | 表示装置 | |
JP5726325B2 (ja) | 表示装置およびその駆動方法 | |
KR102663402B1 (ko) | 표시 장치 | |
US10950183B2 (en) | Display device and driving method thereof | |
US20200035169A1 (en) | Display device and driving method thereof | |
KR20140030455A (ko) | 유기 발광 표시 장치 및 그 구동 방법 | |
US9361826B2 (en) | Display device and drive method therefor | |
KR102604731B1 (ko) | 표시 장치 | |
KR20200069701A (ko) | 발광표시장치 | |
KR102656845B1 (ko) | 표시 장치 | |
KR102498990B1 (ko) | 표시 장치 | |
KR102692419B1 (ko) | 표시 장치 | |
KR102473218B1 (ko) | 유기 발광 표시장치 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140306 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20141216 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20141217 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150216 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150728 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150818 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5797134 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |