JP5794505B2 - 二種類の歯科用麻酔液入りカートリッジ兼用電動注射器 - Google Patents

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Description

本発明は、麻酔液1.0ml及び1.8ml入りの二種類のカートリッジに共通に適用できる電動注射器に関する。
かかる電動注射器に使用されるカートリッジは透明なガラス製であって、その中に歯科用の局所麻酔注射液が充填されている。カートリッジには、注射液の容量が1.8mlおよび1.0mlの二種類があり、カートリッジの内径・外形が同じであるため、長さが異なる。いずれのカートリッジの場合にも、麻酔処置の際、電動注射器は、一般的には、カートリッジをカートリッジホルダに装填し、カートリッジホルダを電動注射器のカップリングに装着し、両頭注射針をカートリッジホルダの先端に取付けカートリッジの内部と連通させて使用される。
電動注射器は、カートリッジから麻酔液を、注射針を通して排出させるためにカートリッジのプランジャゴム栓を押すための押し棒と、押し棒を前進移動させるための作動装置とを備えている。かかる作動装置は、一般的には、モータ及び減速機を含む駆動ユニットの動力伝達によって回転されるピニオンと、ピニオンとの噛み合いで押し棒を直線的に移動させるための、押し棒に形成されたラックと、を含む。カートリッジホルダに装填されたカートリッジから麻酔液を、注射針を通して排出させるために、押し棒の直線移動は、カートリッジの麻酔液収容長さに相当する距離行われなければならない。押し棒の直線移動距離は、押し棒の特定部分でリミットスイッチをオフにし、それによってモータの回転を止めることによって規制されるようになっている。注射液の排出後は、カートリッジホルダをカップリングから外して駆動ユニットの動力伝達を絶ってピニオンを空回りの状態にし、押し棒を注射器本体内に同様の距離、手で押し戻す。その過程で、リミットスイッチは、押し棒の外面でオンの状態にされる。
現在本出願人が歯科医に販売しているカートリッジ式電動注射器は、麻酔液1.0ml及び1.8ml入りのカートリッジの長さの違いからカートリッジのプランジャゴム栓を、麻酔液の排出のために押す距離が異なることから、電動注射器に装着されるカートリッジホルダ及び押し棒も含めてそれぞれ専用のものであった。電動注射器の普及に伴って、麻酔液1.0ml及び1.8mlのカートリッジに共通して使用できる電動注射器の出現が歯科の業界で望まれてきた。在来の電動注射器の構成を念頭においてこのことを思考してみると、カートリッジホルダを麻酔液1.0ml及び1.8ml入りのカートリッジに共用できるようにすることは勿論であるが、1.0ml及び1.8mlのカートリッジにとって共通の、押し棒の前進終端位置を確立し、1.8mlのカートリッジについて、押し棒のスタート位置をカートリッジの長さの差に相当する距離だけ引っ込める必要がある。そうすると、電動注射器の押し棒は、1.8mlのカートリッジのプランジャゴム栓を押すのに必要とされる長さのものであることから、カートリッジの長さの差に相当する分だけ押し棒は後方に延びることになり、そのため電動注射器本体を後方に可成り出っ張らす必要がある。この考え方に基づいてなされた発明は、特許文献1に開示されている。この特許文献1には、また、いずれのカートリッジのセット位置においても押し棒をカートリッジのプランジャゴム栓に一定圧力で当接させることも記載されている。しかしながら、特許文献1に開示される発明の構成は、コンパクトな電動注射器を目指す上では必ずしも好ましいものではない。
特許第4198435号明細書
本発明の目的は、カートリッジホルダを麻酔液1.0ml及び1.8ml入りのカートリッジに共用できるように構成し、1.0mlのカートリッジのプランジャゴム栓を押すのに必要とされる長さの押し棒で1.8mlのカートリッジのプランジャゴム栓を押すことができるようにした二種類の歯科用麻酔液入りカートリッジ兼用電動注射器を提供することにある。
本発明の上記の目的は、麻酔液入りカートリッジを装填したカートリッジホルダをカップリングによって電動注射器本体に装着し、駆動ユニットによって回転されるピニオンと押し棒のラックとの噛み合いにより、押し棒をゆっくり移動させ、麻酔液入りカートリッジのプランジャゴム栓を押してカートリッジの中の麻酔液をカートリッジから注射針を通して排出させるようにした歯科用麻酔液充填カートリッジ式電動注射器において、カートリッジホルダを、1.0mlのカートリッジ及び1.8mlのカートリッジに共用できるものとし、押し棒は、押し棒の移動が、1.0mlのカートリッジ及び1.8mlのカートリッジに共通の位置で終わるように1.0mlのカートリッジの設定位置及び該位置より引っ込んだ1.8mlのカートリッジ設定位置と、を有し、前記共通の終端位置から押し戻される押し棒の後端部分を受け入れ、押し棒が、1.0mlのカートリッジの設定位置にあるとき、押し棒の後端面によって干渉されないが、1.8mlのカートリッジ設定位置に押し戻されるとき、押し棒の後端面で後方に押される有底のスリーブと、押し棒の前進移動の際スリーブを押し棒と一緒に前方に移動させるための戻しばねと、を含む、二種類の歯科用麻酔液入りカートリッジ兼用電動注射器を提供することによって達成される。
また、本発明による電動注射器では、戻しばねはコイル戻しばねであり、有底スリーブの周りに配置され、一端がスリーブの前方端に形成された周囲フランジに、他端が電動注射器本体の後端に設けられたボアの肩部に当接し、常態では、スリーブを駆動ユニットの部分に当接状態に付勢し、押し棒の後端面に近接して位置する。
さらにまた、本発明による電動注射器では、スリーブは、麻酔液1.0mlのカートリッジと1.8mlのカートリッジとの長さの差よりも僅かに長い寸法のものであるのが望ましい。
さらにまた、本発明の電動注射器では、押し棒の後端面で前記スリーブが後方に押されるとき、スリーブは電動注射器本体の後端に設けられたボアを貫いて突出する。
本発明によれば、麻酔液1.0mlのカートリッジ及び1.8mlのカートリッジのいずれにおいても、カートリッジホルダに装填して、そのカートリッジホルダを、カップリングによって電動注射器に結合する。駆動ユニットによって回転されるピニオンと押し棒のラックとの噛み合いにより、押し棒をゆっくり移動させ、麻酔液入りカートリッジのプランジャゴム栓を押してカートリッジの中の麻酔液をカートリッジから注射針を通して排出させるものであるところ、押し棒の移動は、1.0mlのカートリッジ及び1.8mlのカートリッジに共通の位置で終わるように設定されているから、1.8mlのカートリッジ設定位置は、1.0mlのカートリッジの設定位置よりカートリッジの長さの差だけ引っ込んでおり、押し棒が前記共通の終端位置から押し戻されるとき、有底スリーブは、押し棒の後端部分を受け入れ、押し棒が1.0mlのカートリッジの設定位置にあるときには、押し棒の後端面によって押されることなくその場に留まり、押し棒が1.8mlのカートリッジ設定位置に戻されるときには、押し棒の後端面で後方に押されて戻しばねを蓄圧する。かくして、いずれのカートリッジの場合にも、麻酔液をカートリッジから注射針を通して排出させるために、押し棒の前進直線移動によりカートリッジのプランジャゴム栓を押すことになるが、1.8mlのカートリッジの場合にはスリーブが、その周囲フランジに及ぼされる戻しばねの作用で押し棒と一緒に、駆動ユニットに当接するまで、前方に移動する。
麻酔液1.0mlのカートリッジを使用している本発明による電動注射器の断面側面図である。 図1の電動注射器の平面断面図である。 麻酔液1.8mlのカートリッジを使用している本発明による電動注射器の断面側面図である。 押し棒の斜視図である。
図面の図1を参照すると、本発明の電動注射器1は、プラスチック製の注射器本体2を含み、その先端部に麻酔液充填カートリッジ3を装填した金属製のカートリッジホルダ4を着脱自在に装着するカップリング5を備えている。カップリング5は、注射器本体2に取付けられ、かつ金属製の丸棒状の押し棒6を通す貫通孔7及びカートリッジホルダ4がカップリング5に装着される際カートリッジホルダ4を受け入れる受け口8を有する金属製の支持体9にねじ結合されている。
カートリッジホルダ4は、その対向側面に、中に装填されたカートリッジを確認するのに都合のよい窓4a、4bを備え、麻酔液1.0ml入りカートリッジ3b及び1.8ml入りのカートリッジ3aに共用のものとして提供され、且つカートリッジホルダ4がカップリング5に装着されるとき後端面4’が受け口8の底に当たるような寸法形状をなしている。押し棒6は、先端にカートリッジ3のプランジャゴム栓10に後から当たる当接体11を備え、押し棒6の後方部分には、その片側に平坦なラック12が形成されている。押し棒6は、1.0mlのカートリッジ3bのプランジャゴム栓10を、その中の麻酔液の全ての排出のために押すのに必要とされる長さのものであるのがよい。
電動注射器1は、その本体2内に固定された作動装置15を含み、該作動装置15は、モータ及び減速機(図示せず)を含む駆動ユニット16を備え、その出力軸に固着されたピニオン17が押し棒6のラック12と噛み合っている。参照番号18は、カートリッジホルダ4が受け口8に差し込まれたとき、その後端面4’で押されて駆動ユニット16のクラッチ(図示せず)を繋ぐべくクラッチレバー19をそのクラッチ解除位置からクラッチ係合位置に操作するようになった制御ロッドである。制御ロッド18は、支持体9に、押し棒6用の貫通孔7と並行に設けられた貫通孔20に通され、カートリッジホルダ4がカップリング5から外されて受け口8から引き抜かれるとき、コイル状引っ張りばね21の作用によりクラッチレバー19をクラッチ解除位置に復帰させ、これにより受け口8の中へ前方に移動される。駆動ユニット16のクラッチはクラッチレバー19のかかる動作により解除され、ピニオン17への動力伝達が絶たれ、押し棒6の手動による移動を可能にする。
押し棒6の引っ込み位置において、その後端部分を受け入れるようになった有底スリーブ22が設けられ、該スリーブ22は、麻酔液1.0mlのカートリッジと1.8mlのカートリッジとの長さの差よりも僅かに長い寸法のものであるのが望ましい。コイル戻しばね23がスリーブ22の周りに配置され、一端がスリーブ22の周囲フランジ24に、他端が電動注射器本体2の後端に設けられたボア25の肩部26に当接し、常態では、スリーブ22を動力ユニット16の部分に当接状態に付勢する。その状態では、スリーブ22は押し棒6の後端面に近接して位置する。なお、参照番号27は電動注射器のメインスイッチ、28はリミットスイッチであって、押し棒6が所定距離移動して押し棒6に設けられた凹部29に対峙したときオンからオフに切り換えられて、駆動ユニット16のモータの回転を止める。30はモータ等の電源である電池ボックスである。
麻酔液1.0mlのカートリッジ3bを使用する場合には、カートリッジホルダ4にカートリッジ3bを装填して、そのカートリッジホルダ4を、受け口8にその底に当たるまで差し込んでカップリング5に結合する。その過程で、カートリッジ3bのプランジャゴム栓10が当接体11に当たって押し棒6を後方に少し押すが、押し棒6の後端面はスリーブ22の底に接触しない程度に最接近しカートリッジ3bの設定位置を確立する。
麻酔液1.8mlのカートリッジ3aを使用する場合にも、カートリッジホルダ4にカートリッジ3aを装填してから、カートリッジホルダ4を受け口8にその底に当たるまで差し込んでカップリング5に結合することはカートリッジ3bの場合と同じであるが、カートリッジ3aのプランジャゴム栓10が当接体11に当たって押し棒6をカートリッジ3aとカートリッジ3bとの長さの差に相当する距離、後方に押す。このとき、押し棒6の後端面がスリーブ22の底に当たってスリーブ22を押すため、スリーブ22はボア25の中を通って後方に突出し、且つコイル戻しばね23を圧縮する。かくしてコイル戻しばね23の大きな反発力で押し棒6はカートリッジ3aのブランジャゴム栓10に圧接してカートリッジ3aの設定位置を確立する。
電動注射器は、両頭注射針(図示せず)をカートリッジホルダ4の先端に取付けカートリッジの内部と連通させて使用の準備が整う。いずれのカートリッジの場合にも、電動注射器は、メインスイッチ27を操作することによって作動される。押し棒6は駆動ユニット16の動力伝達によって回転されるピニオン17とラック12との噛み合いで前進され、その先端でカートリッジのプランジャゴム栓10を押してカートリッジ内の麻酔液を、注射針を通して排出させる。麻酔液1.0mlカートリッジの場合には、押し棒6の前進直線移動は定置状態にあるスリーブ22から抜け出しながら行われ、押し棒の先端は、ついには終端位置に至り、注射を完了する。麻酔液1.8mlのカートリッジの場合には、圧縮された戻しばね23の反発力により、スリーブ22はその前方端面が駆動ユニット16の側面に当るまで、押し棒6と一緒に前方に移動する。駆動ユニット16の側面との当接によりスリーブ22の移動が止められ、押し棒6はスリーブ22から抜け出しながら前方に直線的に移動し続けて麻酔液1.0mlのカートリッジの場合同じ終端位置に至り、注射を完了する。
いずれのカートリッジの場合にも、注射の完了で、カートリッジホルダ4をカップリング5から外して受け口8から引き抜く。この時点では、先に述べたように、押し棒6を手でカップリング5に向かって自由に押し戻すことができる。押し戻し中、押し棒6の後端部分は定置状態にあるスリーブ22の中に入り込む。先に述べたように、スリーブ22は、1.0mlのカートリッジの設定位置では、押し棒の後端面によって押されることなくその場に留まり、1.8mlのカートリッジ設定位置では、押し棒の後端面で、戻しばねを蓄圧しながら、後方に押される。かくして、いずれのカートリッジの場合にも、麻酔液をカートリッジから注射針を通して排出させるために、押し棒の前進移動によりカートリッジのプランジャゴム栓を押すことになるが、1.8mlのカートリッジの場合にはスリーブが戻しばねの作用で押し棒と一緒に前方に移動する。
本発明によれば、カートリッジホルダを、1.0mlのカートリッジ及び1.8mlのカートリッジに共用できるものとし、押し棒は、押し棒の移動が、1.0mlのカートリッジ及び1.8mlのカートリッジに共通の位置で終わるように1.0mlのカートリッジの設定位置及び該位置より引っ込んだ1.8mlのカートリッジ設定位置とを有し、押し棒が前記共通の終端位置から押し戻されるとき、押し棒の後端部分を受け入れる有底のスリーブと、押し棒が1.8mlのカートリッジ設定位置に押し戻されるとき、押し棒の後端面で前記スリーブを後方に押し、押し棒の前進移動の際スリーブを押し棒6と一緒に前方に移動させるための戻しばねと、を含むから、1.0mlのカートリッジのプランジャゴム栓を押すのに必要とされる長さの押し棒で1.8mlのカートリッジのプランジャゴム栓を押すことができる。このことから、本発明では、電動注射器の寸法形状をコンパクトにすることができる。
1 電動注射器
2 注射器本体
3 麻酔液充填カートリッジ
3a 1.8mlのカートリッジ
3b 1.0mlのカートリッジ
4 カートリッジホルダ
5 カップリング
6 押し棒
8 受け口
4’後端面
10 プランジャゴム栓
12 ラック
15 作動装置
16 駆動ユニット
17 ピニオン
22 有底スリーブ
23 コイル戻しばね
24 周囲フランジ
25 ボア
26 肩部

Claims (3)

  1. 麻酔液入りカートリッジを装填したカートリッジホルダをカップリングによって電動注射器本体に装着し、駆動ユニットによって回転されるピニオンと押し棒のラックとの噛み合いにより、押し棒をゆっくり移動させ、麻酔液入りカートリッジのプランジャゴム栓を押してカートリッジの中の麻酔液をカートリッジから注射針を通して排出させるようにした歯科用麻酔液充填カートリッジ式電動注射器において、カートリッジホルダを、1.0mlのカートリッジ及び1.8mlのカートリッジに共用できるものとし、押し棒は、押し棒の移動が、1.0mlのカートリッジ及び1.8mlのカートリッジに共通の位置で終わるように1.0mlのカートリッジの設定位置及び該位置より引っ込んだ1.8mlのカートリッジ設定位置と、を有し、前記共通の終端位置から押し戻される押し棒の後端部分を受け入れ、押し棒が、1.0mlのカートリッジの設定位置にあるとき、押し棒の後端面によって干渉されないが、1.8mlのカートリッジ設定位置に押し戻されるとき、押し棒の後端面で後方に押される有底のスリーブと、押し棒の前進移動の際スリーブを押し棒と一緒に前方に移動させるための戻しばねと、を含む、二種類の歯科用麻酔液入りカートリッジ兼用電動注射器。
  2. 前記戻しばねはコイル戻しばねであり、有底スリーブの周りに配置され、一端がスリーブの前方端に形成された周囲フランジに、他端が電動注射器本体の後端に設けられたボアの肩部に当接し、常態では、スリーブを前記駆動ユニットの部分に当接状態に付勢し、押し棒の後端面に近接して位置し、押し棒の後端面で前記スリーブが後方に押されるとき、スリーブは電動注射器本体の後端に設けられたボアを貫いて突出する、請求項1に記載の二種類の歯科用麻酔液入りカートリッジ兼用電動注射器。
  3. スリーブは、麻酔液1.0mlのカートリッジと1.8mlのカートリッジとの長さの差よりも僅かに長い寸法のものである、請求項1又は2に記載の二種類の歯科用麻酔液入りカートリッジ兼用電動注射器。
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