JP5792755B2 - 通信装置および方法 - Google Patents

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Description

本発明は、通信装置および方法に関する。
ネットワークにおいて複数の回線を集約して1つの論理回線として扱う技術として、LAG(Link Aggregation)という機能がある。LAGは、集約している回線で障害が発生した場合、残った回線で通信を継続することができる縮退機能を含んでいる。LAG機能は隣接する装置間で用いられるため、両装置でLAGの設定を合わせておく必要がある。そうした設定を動的に組み上げる制御プロトコルとしてLACP(Link Aggregation Control Protocol)が規定されている。
しかし、LACPを使用せずに手動でLAG設定を行う場合、隣接する2つの装置の少なくとも一方において設定ミスがあるとループが発生することがある。
このようなループを検出し、回避する方法として、次の方法が特許文献1に開示されている。
すなわち、まず、LAGポートから送信するフレームの送信元MAC(Media Access Control)アドレスを保持しておく。次に、同LAGポートにて、保持したMACアドレスと同じものを送信元MACアドレスに持つフレームを受信した場合、リンクアグリゲーションの縮退機能を利用して、集約している回線のうちの1つ以外のフレームの送受信を停止する方法である。
また、関連する技術が特許文献2に開示されている。これは、ネットワーク上のフレームのフロー情報を収集し、フロー情報から算出したブロードキャストまたはマルチキャストのフレームのトラフィック量が所定の閾値を超えた場合、ネットワークにおいてループが発生していると判断するものである。また、これは、ブリッジ装置にループ検出用の専用機能を追加することなく、ネットワークに発生したループを検出することが可能なループ検出装置及びループ検出方法を提供することを目的としている。
特開2007−104512号公報 特開2012−175184号公報
特許文献1の方法において、隣接装置においてLAG設定ミスによらないループ、例えば、隣接装置に接続される端末に対するポート設定ミスによるループなど、が発生した場合、自装置においてそのようなループを検出できないことがあるという課題がある。したがって、特許文献1の方法において、そのようなループに対処していないという課題もある。
ここで、隣接装置におけるLAG設定ミスによらないループについて、図7を参照して説明する。図7において、通信装置400でポート7、8が互いに接続されてループが発生しているものとする。回線31、32、33については、通信装置300、400でLAG設定されているものとする。また、特許文献1における上述のLAGポートから送信するフレーム(ループ検出フレーム)がブロードキャストフレームまたは通信装置400においてアドレステーブルにないアンノウンなユニキャストフレームであるとする。
図7において、まず、通信装置300は端末5からのループ検出フレームをLAG30aへ送出する。ここでは回線31へ送出するものとする。通信装置400は回線31から該ループ検出フレームを受信する。該フレームは、ブロードキャストフレームまたは通信装置400においてアンノウンなユニキャストフレームなので、通信装置400において端末6、ポート7、およびポート8へ送出される。ポート7とポート8とが接続されていることにより、ポート7へ送出された該フレームをポート8が受信し、ポート8で受信した該フレームは同様にLAG30b、端末6、ポート7へ送出される。すると、再び、ポート7へ送出された該フレームをポート8が受信し、ポート8で受信した該フレームはLAG30b、端末6、ポート7へ送出され、この動作が繰り返される(ストーム現象)。その度に、該フレームがLAG30bおよび通信装置300へ送出される。ところが、ループ検出フレームが通信装置400においてアンノウンでなく、例えば端末6宛てのユニキャストであると、該フレームはポート7およびポート8へ送出されないのでLAG30bおよび通信装置300へ送出されない。特許文献1の方法において、ループ検出フレームは通信装置400においてアンノウンでないユニキャストである場合が多く、上述のように、LAG設定ミスによらないループを検出できないことがある。
さらに、特許文献2の技術では、ネットワークにおいて通信装置の他にループ検出装置を設ける必要があり、特許文献2の技術の実施において、その装置に関して設計、製造、設置、保守などの多大なコストが掛かるという課題がある。
本発明の目的は、これらの課題を解決して、LAG設定ミスによらないループを検出し、また、実施コストを低減することが可能な通信装置および方法を提供することである。
本発明の通信装置は、所定の指標を含み、宛先MACアドレスがブロードキャストアドレスであるフレームを作成するフレーム作成手段と、前記フレームをLAGポートより送信する送信手段と、前記送信手段で前記フレームを送信するタイミングから所定の時間内に前記LAGポートより受信するフレームであって前記所定の指標が含まれているものをカウントした結果であるフレーム数情報を出力するカウント手段と、入力される前記フレーム数情報にもとづき前記LAGポートで隣接する通信装置におけるループ発生の有無を判断し、その結果を出力する判断手段とを備えることを特徴とする。
本発明の通信方法は、所定の指標を含み、宛先MACアドレスがブロードキャストアドレスであるフレームを作成するフレーム作成工程と、前記フレームをLAGポートより送信する送信工程と、前記送信手段で前記フレームを送信するタイミングから所定の時間内に前記LAGポートより受信するフレームであって前記所定の指標が含まれているものをカウントした結果であるフレーム数情報を出力するカウント工程と、入力される前記フレーム数情報にもとづき前記LAGポートで隣接する通信装置におけるループ発生の有無を判断し、その結果を出力する判断工程とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、LAG機能を備えた隣接装置においてLAG設定ミスによらないループ、例えば、隣接装置に接続される端末に対するポート設定ミスによるループなど、が発生した場合、自装置においてそのようなループを検出することが可能となる。また、自装置においてそのようなループに対処することが可能となる。さらに、ネットワークにおいて通信装置の他にループ検出装置などを設けずに済み、その装置に関する設計、製造、設置、保守などのコストを削減することが可能となる。
本発明の第1の実施の形態における通信システムの構成例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における通信装置の構成例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態におけるループ検出フレームの構成例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における通信装置の動作を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における通信システムの構成例を示す図(その2)である。 本発明の第2の実施の形態における通信装置の構成を示す図である。 背景技術における通信システムの構成例を示す図である。
本発明の第1の実施の形態について、図面を参照して説明する。
まず、本実施の形態の構成について、図1、図2を参照して説明する。
図1は本実施の形態における通信システムの構成例を示す。本通信システムは、通信装置100、200、回線11、12、13、端末1、2で構成され、通信装置100は、ポート3、4を含む。通信装置100は本実施の形態の通信装置である。通信装置100と通信装置200とは回線11、12、13で接続され、回線11、12、13はLAG10a、10bを構成することが可能である。回線11、12、13は通信装置100および通信装置200の各ポート(図示せず)に接続される。端末1は通信装置100のポート(図示せず)に接続され、端末2は通信装置200のポート(図示せず)に接続される。なお、回線、端末、およびポートの数量は上記の限りでない。
図2は通信装置100の構成例を示す。通信装置100は、ループ監視制御部110、インタフェース制御部101、102、103、104、中継処理部120、アドレス管理テーブル部105、アドレス管理処理部106、エージング処理部107で構成される。さらに、ループ監視制御部110は、ループ検出フレーム作成部111、受信フレームチェック部112、カウンタ部113、タイマ部114、実行処理部115で構成される。また、中継処理部120は、送信処理部121、受信処理部122、LAG設定部123で構成される。なお、インタフェース制御部の数量は上記の限りでない。
通信装置100の各部を説明する。
ループ検出フレーム作成部111は、ループ検出フレームを作成する。
ここで、ループ検出フレームについて、図3を参照して説明する。
ループ検出用フレームにおいて、宛先MACアドレスはブロードキャストアドレス(ALL1)、送信元MACアドレスは自装置(通信装置100)のMACアドレスとなる。また、タイプ(EtherType)は任意、ペイロードは46バイトから1500バイトで、値は任意であり、末尾に宛先MACアドレスからペイロードまでのCRC(Cyclic Redundancy Checking)値が設定される。
通信装置100の各部の説明に戻る。
受信フレームチェック部112は、受信したフレームをチェックしてループ検出フレームを検出する。カウンタ部113は、受信フレームチェック部112で検出したループ検出フレームの数をカウントする。タイマ部114は、ループ検出フレームを送出する間隔、受信フレームチェック部112でループ検出フレームの検出を行うための時間を計測する。実行処理部115は、ループ検出フレーム作成部111、受信フレームチェック部112、カウンタ部113、タイマ部114の全ての動作を制御する。インタフェース制御部101、102、103、104は、一般的なネットワーク通信装置が扱うフレームを送受信する。各インタフェース制御部は対応するポートを有する。また、インタフェース制御部101、102、103は、図1の回線11、12、13にそれぞれ対応する。送信処理部121は、フレームの送信処理を行う。受信処理部122は、フレームの受信処理を行う。LAG設定部123は、LAGの設定(LAGで集約された回線またはインタフェース制御部(ポート)の番号、LAGのグループ番号など)を記憶する。また、LAG設定部123は、LAGを構成するインタフェース制御部101、102、103のポートのいずれからフレームの送信を行うかを決定するアルゴリズムを有する。このアルゴリズムについて、ポートベース、アドレスベース、ラウンドロビンなどがあり、いずれかがLAG設定部123に予め実装されている。アドレス管理テーブル105は、送信元MACアドレスとそのアドレスを送信元MACアドレスに持つフレームを受信したインタフェース制御部101、102、103のいずれかの組を記録する。アドレス管理処理部106は、アドレス管理テーブルを管理、処理する。エージング処理部107は、アドレス管理テーブル105における送信元MACアドレスとそのアドレスを送信元MACアドレスに持つフレームを受信したインタフェース制御部101、102、103のいずれかの組の記録の保持を処理する。
次に、本実施の形態の動作について説明する。
本実施の形態の動作として、通信装置の動作について図4を参照して説明する。また、補足として、通信システムの動作について図1、図5を参照して説明する。
まず、通信装置の動作について説明する。
図4は本実施の形態における通信装置の動作を示す。
まず、運用者による本装置への開始操作により、タイマ部114はループ検出フレームを送出するためのタイマをスタートさせる(送出タイマスタートA301)。そのタイマにはスタートからループ検出フレームの作成を開始するまでの時間が運用者により予め設定されている。タイマ部114はループ検出フレーム作成開始のタイミングをフレーム作成部111に実行処理部115経由で指示し、フレーム作成部111はループ検出フレームを作成して(ループ検出フレーム作成A302)、送信処理部121に転送する。次に、LAG設定部123はLAG10aを構成するインタフェース制御部101、102、103のポートのいずれから該ループ検出フレームを送出するかを決定して、送信処理部121に指示する。送信処理部121はその指示にもとづき該ループ検出フレームを送出する(ループ検出フレーム送出A303)。ここではインタフェース制御部101のポートから送信するものとする。ループ検出フレームの送出後、タイマ部114は受信タイマをスタートさせる(受信タイマスタートA304)。受信タイマには受信フレームの検出を行うための時間が運用者により予め設定されている。その時間は、フレームが自装置と隣接装置との間を往復するのに要する時間およびフレームが隣接装置で処理されるのに要する時間の合計程度である。例えば、通信速度が100Mbps(Mega bit per second)〜1G(Giga)bpsである場合、数msec(milli second)程度である。受信処理部122でフレームを受信すると、受信フレームチェック部112は受信したフレームをチェックする(受信フレームチェックA305)。受信フレームチェック部112は、送信元MACアドレスが通信機器100のMACアドレスである受信フレームを検出した場合(ループ検出フレーム検出A306)、カウンタ部113にその旨を通知する。カウンタ部113はその通知によりカウンタ値を1つインクリメントさせる(カウンタインクリメントA307)。受信タイマの時間が満了するまでA305〜A307の動作が継続され、受信タイマの時間が満了したら(受信タイマ満了A308)、実行処理部115はカウンタ部113のカウンタ値を確認する。カウンタ値が0の場合(カウンタ値確認1A309)、実行処理部115はループが発生していないと判断し、送出タイマスタートA301に戻る。カウンタ値がLAG10aを構成する全ポートの数から1を引いた数以下の場合(カウンタ値確認2A310)、実行処理部115は隣接する通信装置200でLAG設定ミスのみによるループが発生していると判断する。詳細については後述の通信システムの動作の説明で述べる。次に、実行処理部115はLAG10aを縮退させループ検出フレームを送出したインタフェース処理部101のポートのみで送受信を行い、カウンタ値をクリアし(LAG縮退A311)、送出タイマスタートA301に戻る。カウンタ値がLAG10aを構成する全ポートの数以上の場合(カウンタ値確認2A310)、隣接する通信装置200においてLAG設定ミス以外によるループが発生していると判断する。詳細については後述の通信システムの動作の説明で述べる。次に、実行処理部115はインタフェース処理部101、102、103、104の全ポートの送受信を停止し、カウンタ値をクリアする(全ポート送受信停止A312)。
なお、カウンタ値がLAG10aを構成する全ポートの数から1を引いた数以下の場合として、カウンタ値が2(LAG10aを構成する全ポートの数から1を引いた数)の場合、隣接する通信装置200でLAG設定が行われていないと判断される。また、カウンタ値が1の場合、隣接する通信装置200で、2(LAG10aを構成する全ポートの数から1を引いた数の)ポートのみでLAG設定が行われているか、あるいはLAG設定が行われておらず、その内の1ポートで障害が発生していると判断される。
また、上述のカウンタ値による判断の結果は運用者に表示されるものとする。
さらに、本実施の形態では、ループ検出のため受信したフレームが自装置から送出されたものであるかを判断するために送信元MACアドレスを用いているが、他の指標を用いてもよい。
次に、上述の通信装置を含む通信システムの動作について説明する。
図1を参照して、通信装置200でLAG設定ミスのみによるループが発生している場合を説明する。回線11、12、13について、通信装置100ではLAG設定されているが、通信装置200では設定ミスによりLAG設定されていないものとする。これにより、通信装置200では回線11、12、13はLAG回線ではなく個別の回線として認識される。
図1において、まず、通信装置100はループ検出フレームをLAG10aへ送出する。ここでは回線11へ送出するものとする。通信装置200は回線11から該ループ検出フレームを受信する。該フレームは、ブロードキャストフレームなので、通信装置200において回線12、13、および端末2へ送出される。回線12、13へ送出された該フレームを通信装置100はLAG10aから受信する。通信装置100は送信元MACアドレスが自装置のMACアドレスである受信フレームの数を一定時間カウントしており、カウンタ値が2となる。LAG10aを構成する全回線(ポート)の数は3であり、カウンタ値がLAG10aを構成する全ポートの数から1を引いた数以下なので、通信装置100は隣接する通信装置200でLAG設定ミスのみによるループが発生していると判断する。次に、通信装置100はLAG10aを縮退させループ検出フレームを送出した回線11のポートのみで送受信を行う。
回線11のみで通信を行うことにより、例えば端末1から端末2へ送信されるフレームを通信装置200が回線12、13へ転送しても通信装置100は回線12、13からフレームを受信しないので、ループを回避することが可能となる。
なお、LAGを構成する全ポート数が2、または4以上の場合について補足する。隣接装置でLAG設定ミスのみによるループが発生している場合、ループ検出フレームに対する送信元MACアドレスが自装置のMACアドレスである受信フレームの数(カウンタ値)はLAGを構成する全ポート数から1を引いた数となる。これにより、隣接装置でのLAG設定ミスのみによるループの発生の判断が可能となる。
次に、図5を参照して、通信装置200においてLAG設定ミス以外によるループが発生している場合を説明する。通信装置200においてポート3、4が互いに接続されてループが発生しているものとする。回線11、12、13については、通信装置100、200でLAG設定されているものとする。
図5において、まず、通信装置100はループ検出フレームをLAG10aへ送出する。ここでは回線11へ送出するものとする。通信装置200は回線11から該ループ検出フレームを受信する。該フレームは、ブロードキャストフレームなので、通信装置200において端末2、ポート3、およびポート4へ送出される。ポート3とポート4とが接続されていることにより、ポート3へ送出された該フレームをポート4が受信し、ポート4で受信した該フレームは同様にLAG10b、端末2、ポート3へ送出される。すると、再び、ポート3へ送出された該フレームをポート4が受信し、ポート4で受信した該フレームはLAG10b、端末2、ポート3へ送出され、この動作が繰り返される(ストーム現象)。その度に、該フレームがLAG10bへ送出される。通信装置100はLAG10bへ送出された該フレームをLAG10aから受信する。通信装置100は送信元MACアドレスが自装置のMACアドレスである受信フレームの数を一定時間カウントしており、カウンタ値が3以上となる。LAG10aを構成する全回線(ポート)の数は3であり、カウンタ値がLAG10を構成する全ポートの数以上なので、通信装置100は隣接する通信装置200においてLAG設定ミス以外によるループが発生していると判断する。次に、通信装置100は全てのポートの送受信を停止する。なお、通信装置においてLAG設定ミスによらないループによりストーム現象が発生している場合、ストーム現象によるフレームはLAGポートへ送出される。
通信装置100の全てのポートの送受信を停止することにより、通信装置200におけるループによるストーム現象の拡大を防ぐことが可能となる。
なお、LAGを構成する全ポート数が2、または4以上の場合について補足する。隣接装置でLAG設定ミス以外によるループが発生している場合、ループ検出フレームに対する送信元MACアドレスが自装置のMACアドレスである受信フレームの数(カウンタ値)はLAGを構成する全ポート数以上となる。これにより、隣接装置でのLAG設定ミス以外によるループの発生の判断が可能となる。
さらに、通信装置200でLAG設定ミスによるループとLAG設定ミス以外によるループが発生している場合を説明する。
この場合、通信装置200でのLAG設定ミスによるループとLAG設定ミス以外によるループにより、ループ検出フレームに対する送信元MACアドレスが自装置のMACアドレスである受信フレームの数(カウンタ値)はLAGを構成する全ポート数以上となる。これにより、通信装置100は隣接する通信装置200においてLAG設定ミス以外によるループが発生していると判断する。
最後に、上述のカウンタ値に対する判断についてまとめる。
カウンタ値がLAGを構成する全ポートの数以上の場合、隣接装置においてLAG設定ミス以外によるループが発生していると判断する。この場合、LAG設定ミスによるループなども同時に発生している場合があるが、これについては、LAG設定ミス以外によるループを対処した後、再度、ループ検出フレームによる検査を行う。
カウンタ値がLAGを構成する全ポートの数から1を引いた数以下の場合、隣接装置においてLAG設定ミスによるループが発生していると判断する。この場合の内、まず、カウンタ値がLAGを構成する全ポートの数から1を引いた数の場合は、隣接装置においてLAG設定が行われていないと判断する。次に、カウンタ値が1の場合(全ポート数は3以上)は、隣接装置においてLAGを構成する全ポートの数から1を引いた数のポートのみでLAG設定が行われていると判断する。あるいは、隣接装置においてLAG設定が行われておらず、その内の全ポートの数から2を引いた数のポートで障害が発生していると判断する。次に、カウンタ値が2の場合(全ポート数は4以上)は、隣接装置においてLAGを構成する全ポートの数から2を引いた数のポートのみでLAG設定が行われていると判断する。あるいは、隣接装置においてLAG設定が行われておらず、その内の全ポートの数から3を引いた数のポートで障害が発生していると判断する。続いて、カウンタ値が3以上の場合も同様である。なお、カウンタ値が0の場合、ループが発生していないと判断する。
以上のように、LAG機能を備えた隣接装置においてLAG設定ミスによらないループ、例えば、隣接装置に接続される端末に対するポート設定ミスによるループなど、が発生した場合、自装置においてそのようなループを検出することが可能となる。また、自装置においてそのようなループに対処することが可能となる。さらに、ネットワークにおいて通信装置の他にループ検出装置などを設けずに済み、その装置に関する設計、製造、設置、保守などのコストを削減することが可能となる。
次に、本発明の第2の実施の形態について、図面を参照して説明する。
まず、本実施の形態の構成について、図6を参照して説明する。
図6は本実施の形態における通信装置の構成を示す。通信装置20は、フレーム作成部21、送信部22、カウント部23、判断部24で構成される。
フレーム作成部21は、所定の指標を含み、宛先MACアドレスがブロードキャストアドレスであるフレームを作成する。送信部22は、フレームをLAGポートより送信する。カウント部23は、所定の時間内にLAGポートより受信するフレームであって所定の指標が含まれているものをカウントした結果であるフレーム数情報を出力する。判断部24は、フレーム数情報にもとづきLAGポートで隣接する通信装置におけるループ発生の有無を判断し、その結果を出力する。
次に、本実施の形態の動作について説明する。
運用者による本装置への開始操作または設定により、フレーム作成部21は所定の指標を含み、宛先MACアドレスがブロードキャストアドレスであるフレームを作成し、送信部22へ転送する。なお、指標は、フレームが自装置から送出されたものであることを確認できるものであればよい。送信部22は、該フレームをLAGポートより隣接装置へ送信する。カウント部23は、送信部22で該フレームを送信したタイミングから所定の時間内にLAGポートより受信するフレームの内、所定の指標が含まれているものをカウントした結果であるフレーム数情報を出力する。判断部24は、該フレーム数情報にもとづきLAGポートで隣接する通信装置においてループが発生しているかを判断し、その結果を運用者などに出力する。
以上により、LAG機能を備えた隣接装置においてLAG設定ミスによらないループ、例えば、隣接装置に接続される端末に対するポート設定ミスによるループなど、が発生した場合、自装置においてそのようなループを検出することが可能となる。また、ネットワークにおいて通信装置の他にループ検出装置などを設けずに済み、その装置に関する設計、製造、設置、保守などのコストを削減することが可能となる。
本発明は、通信装置および方法に利用可能である。
1、2、5、6 端末
3、4、7、8 ポート
10a、10b、30a、30b LAG
11、12、13、31、32、33 回線
20 通信装置
21 フレーム作成部
22 送信部
23 カウント部
24 判断部
100、200、300、400 通信装置
101、102、103、104 インタフェース制御部
105 アドレス管理テーブル部
106 アドレス管理処理部
107 エージング処理部
110 ループ監視制御部
111 ループ検出フレーム作成部
112 受信フレームチェック部
113 カウンタ部
114 タイマ部
115 実行処理部
120 中継処理部
121 送信処理部
122 受信処理部
123 LAG設定部
A301 送出タイマスタート
A302 ループ検出フレーム作成
A303 ループ検出フレーム送出
A304 受信タイマスタート
A305 受信フレームチェック
A306 ループ検出フレーム検出
A307 カウンタインクリメント
A308 受信タイマ満了
A309 カウンタ値確認1
A310 カウンタ値確認2
A311 LAG縮退
A312 全ポート送受信停止

Claims (8)

  1. 所定の指標を含み、宛先MAC(Media Access Control)アドレスがブロードキャストアドレスであるフレームを作成するフレーム作成手段と、
    前記フレームをLAG(Link Aggregation)ポートより送信する送信手段と、
    前記送信手段で前記フレームを送信するタイミングから所定の時間内に前記LAGポートより受信するフレームであって前記所定の指標が含まれているものをカウントした結果であるフレーム数情報を出力するカウント手段と、
    入力される前記フレーム数情報にもとづき前記LAGポートで隣接する通信装置におけるループ発生の有無を判断し、その結果を出力する判断手段と
    を備え、
    前記判断手段は、入力される前記フレーム数情報が前記LAGポートを構成する全ポートの数である全ポート数から1を引いたもの以下である場合、前記隣接する通信装置においてLAG設定ミスによるループが発生していると判断し、前記フレーム数情報が前記全ポート数以上である場合、前記隣接する通信装置においてLAG設定ミス以外によるループが発生していると判断する
    ことを特徴とする通信装置。
  2. 前記フレーム数情報が前記LAGポートを構成する全ポートの数である全ポート数から1を引いたもの以下である場合、前記LAGポートを構成する全ポートの1ポート以外の送受信を停止し、前記フレーム数情報が前記全ポート数以上である場合、前記LAGポートを構成する全ポートの送受信を停止する処理手段を
    さらに備えることを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 所定の指標を含み、宛先MACアドレスがブロードキャストアドレスであるフレームを作成するフレーム作成手段と、
    前記フレームをLAGポートより送信する送信手段と、
    前記送信手段で前記フレームを送信するタイミングから所定の時間内に前記LAGポートより受信するフレームであって前記所定の指標が含まれているものをカウントした結果であるフレーム数情報を出力するカウント手段と、
    入力される前記フレーム数情報にもとづき前記LAGポートで隣接する通信装置におけるループ発生の有無を判断し、その結果を出力する判断手段と、
    前記フレーム数情報が前記LAGポートを構成する全ポートの数である全ポート数から1を引いたもの以下である場合、前記LAGポートを構成する全ポートの1ポート以外の送受信を停止し、前記フレーム数情報が前記全ポート数以上である場合、前記LAGポートを構成する全ポートの送受信を停止する処理手段と
    を備えることを特徴とする通信装置。
  4. 前記所定の指標は自装置のMACアドレスである
    ことを特徴とする請求項1乃至3に記載の通信装置。
  5. 所定の指標を含み、宛先MACアドレスがブロードキャストアドレスであるフレームを作成するフレーム作成工程と、
    前記フレームをLAGポートより送信する送信工程と、
    前記送信工程で前記フレームを送信するタイミングから所定の時間内に前記LAGポートより受信するフレームであって前記所定の指標が含まれているものをカウントした結果であるフレーム数情報を出力するカウント工程と、
    入力される前記フレーム数情報にもとづき前記LAGポートで隣接する通信装置におけるループ発生の有無を判断し、その結果を出力する判断工程と
    を備え、
    前記判断工程は、入力される前記フレーム数情報が前記LAGポートを構成する全ポートの数である全ポート数から1を引いたもの以下である場合、前記隣接する通信装置においてLAG設定ミスによるループが発生していると判断し、前記フレーム数情報が前記全ポート数以上である場合、前記隣接する通信装置においてLAG設定ミス以外によるループが発生していると判断する
    ことを特徴とする通信方法。
  6. 前記フレーム数情報が前記LAGポートを構成する全ポートの数である全ポート数から1を引いたもの以下である場合、前記LAGポートを構成する全ポートの1ポート以外の送受信を停止し、前記フレーム数情報が前記全ポート数以上である場合、前記LAGポートを構成する全ポートの送受信を停止する処理工程を
    さらに備えることを特徴とする請求項5に記載の通信方法。
  7. 所定の指標を含み、宛先MACアドレスがブロードキャストアドレスであるフレームを作成するフレーム作成工程と、
    前記フレームをLAGポートより送信する送信工程と、
    前記送信工程で前記フレームを送信するタイミングから所定の時間内に前記LAGポートより受信するフレームであって前記所定の指標が含まれているものをカウントした結果であるフレーム数情報を出力するカウント工程と、
    入力される前記フレーム数情報にもとづき前記LAGポートで隣接する通信装置におけるループ発生の有無を判断し、その結果を出力する判断工程と、
    前記フレーム数情報が前記LAGポートを構成する全ポートの数である全ポート数から1を引いたもの以下である場合、前記LAGポートを構成する全ポートの1ポート以外の送受信を停止し、前記フレーム数情報が前記全ポート数以上である場合、前記LAGポートを構成する全ポートの送受信を停止する処理工程と
    を備えることを特徴とする通信方法。
  8. 前記所定の指標は自装置のMACアドレスである
    ことを特徴とする請求項5乃至7に記載の通信方法。
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