JP5789743B2 - 防水ソケットおよび照明装置 - Google Patents

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Description

本発明は、直管形ランプを装着させる防水ソケットおよびそれを備えた照明装置に関する。
従来から、家庭や各種施設の照明装置として、蛍光ランプを装着するランプソケットを備えた照明装置が広く用いられている。ランプソケットには、屋外や水回りでの使用を考慮した防水性や防塵性を備えた防水ソケットもある。
この種の防水ソケットとして、図7に示すように、直管形蛍光ランプ(図示していない)を装着可能なものであり、直管形蛍光ランプの口金部から突出する一対のランプピンを挿入する挿入口を備えたソケット本体711と、第2防水パッキン715と、ソケット本体711に直管形蛍光ランプの端部の外周面を覆い隠してソケット本体711に取り外し可能に取り付けられる締付け筒アセンブリ714とを具備し、締付け筒アセンブリ714は、締付け筒717と、スリップリング718と、第1防水パッキン713と、パッキン押え719とを備えて形成された防水ソケットが知られている(たとえば、特許文献1)。
ここで、ソケット本体711は、ベース部721につながった部分の外周面に雄螺子部725が設けられた螺合部722、パッキン受け部723が設けられており、前面を塞ぐ前面壁724を有している。螺合部722の外周面部分は、螺合部722の根元部722aをパッキン嵌合部としている。根元部722aには、第2防水パッキン715が嵌合される。また、螺合部722には、ソケット本体711の先端側に位置して雄螺子部725を横断するランプピン通過溝726が設けられている。そして、前面壁724には、二股状のランプピン回転用溝727が形成されていている。
締付け筒717の開口部には、内向き縁部731が形成され、締付け筒717の後部内周面には雄螺子部725に螺合する雌螺子部が形成されている。締付け筒717内には、スリップリング718が内向き縁部731の内面に接して収容される。締付け筒717内には、第1防水パッキン713とパッキン押え719とが夫々収容され、第1防水パッキン713は、パッキン押え719とスリップリング718との間に挟設される。スリップリング718は、締付け筒717を締付け方向に回転操作する際に締付け筒717が第1防水パッキン713に対して回転し易くするために使用されている。パッキン押え719は、第1防水パッキン713の内周面に嵌合して取付けられている。パッキン押え719には、第1防水パッキン713に当接する外向きのフランジ741が形成されているとともに、フランジ741から複数の係合突起742が後方に突出されている。パッキン押え719は、係合凸部742と係合凹部728との凹凸係合により、ソケット本体711に対して周方向に回らないように位置規制されている。
特開2001−52830号公報
ところで、近年、蛍光ランプに比べて長寿命で、消費電力をより低くすることが可能な発光ダイオードを用いたLEDランプが普及しつつあり、直管形蛍光ランプの代替光源としての直管形LEDランプおよび該直管形LEDランプを装着させる直管形LEDランプ専用照明装置が開発されつつある。なお、直管形LEDランプは、管本体の一端側の口金部から突出した2本のランプピンおよび他端側の口金部から突出した1本のランプピンを備えた構造をしており、日本電球工業会による規格(JEL801:2010)「L型ピン口金GX16t−5付直管形LEDランプシステム(一般照明用)」も制定されている。
そのため、直管形LEDランプにおいても従来からの直管形蛍光ランプと同様に屋外や水回りでの使用を考慮した防水性や防塵性が要求される構造を有する防水ソケットが望まれている。
ここで、直管形LEDランプは、アース用の1本のランプピンを備えたアース口金部と、給電用の2本のランプピンを備えた給電口金部とを有しており、給電口金部よりも先にアース口金部をアースに電気的に接続させる必要がある。そのため、ソケットは、直管形LEDランプを直管形LEDランプの軸回りに回動させて装着させる回転構造の防水ソケットが必要とされる。なお、直管形蛍光ランプの防水ソケットにおいても、片方のランプピンが防水ソケットと電気的に接触して給電された状態で、他方のランプピンに人が触れるという状態を防止するなどのため、回転構造の防水ソケットが望まれる場合もある。
ところで、上述の特許文献1に記載された防水ソケットは、直管形蛍光ランプのランプピンを差込口に差し込んで装着する差し込み構造のソケットであり、そのままでは、直管形LEDランプに使用できない。そのため、上述の特許文献1に記載された防水ソケットを回転式のソケットに応用することが考えられる。しかしながら、単に、上述の特許文献1に記載された防水ソケットを回転式のソケットに応用しただけでは、外側の締付け筒717をソケット本体部711に締め付ける際に、締付け筒717の回転とともに直管形LEDランプも意図せず回転する共回りが生ずる場合がある。特に、直管形LEDランプや直管形蛍光ランプである直管形ランプを直管形ランプの軸回りに回転させて装着させる回転構造の防水ソケットでは、直管形ランプの軸回りに回転しやすい。
そのため、回転構造のソケットに応用した防水ソケットでは、直管形ランプ側と防水ソケット側との電気的な接触不良を生じさせる原因となる恐れがある。
さらに、直管形LEDランプの場合、直管形LEDランプは、直管形LEDランプ自体が照射する光に指向性があり、直管形LEDランプの共回りにともない、所定の位置に直管形LEDランプがソケットに装着されなければ直管形LEDランプからの配光に影響を及ぼしやすいという問題がある。
本発明は、上記事由に鑑みてなされたものであり、その目的は、意図しない直管形ランプの回転を抑制する防水ソケットおよびそれを用いた照明装置を提供することにある。
本発明の防水ソケットは、直管形ランプの口金部から突出するランプピンをソケット本体の挿入口に挿入し、上記直管形ランプを該直管形ランプの軸回りに回動させて装着させる防水ソケットであって、上記ソケット本体と、該ソケット本体に装着される上記直管形ランプの上記口金部を覆い上記軸回りの螺合により上記ソケット本体に締め付ける締付カバーと、上記直管形ランプが挿通可能であり上記ソケット本体と上記締付カバーとの間に上記ソケット本体側から上記締付カバー側にかけて順に配される、上記ソケット本体側に当接させる第1内筒部と、挿通される上記直管形ランプとの間から水分が浸入することを抑制する筒状のシール材と、該シール材を収納し上記締付カバーの締め付けにより上記シール材を上記第1内筒部に押圧する第2内筒部とを備え、上記ソケット本体は、上記第1内筒部に設けられ上記軸回りに上記第1内筒部が回転することを規制させる回転規制部と係合する本体回転規制部を有し、上記第2内筒部は、上記直管形ランプの軸方向に上記第2内筒部を移動可能とし、かつ上記第1内筒部に設けられた第1位置規制部と係合して上記第2内筒部の上記軸回りの回転を規制させる第2位置規制部を設けていること特徴とする。
この防水ソケットにおいて、上記第1位置規制部および上記第2位置規制部は、一方が凸状部であり、他方が、上記凸状部に係合する切欠部、あるいは上記凸状部に係合する溝部であることが好ましい。
この防水ソケットにおいて、上記回転規制部および上記本体回転規制部は、一方が凸状の形状であって、他方が上記凸状の形状に係合する凹状の形状を備えていることが好ましい。
この防水ソケットにおいて、上記回転規制部は、鋸歯状の形状であって、上記本体回転規制部は、上記回転規制部と係合し、上記軸回りの一方の向きに回転が可能で上記一方と反対の他方の向きへの回転を規制する鋸歯状の形状を備えていることが好ましい。
この防水ソケットにおいて、上記締付カバーは、該締付カバーの内周面に上記ソケット本体と螺合する雌螺子部を備え、該雌螺子部には、上記軸方向に、上記第1内筒部の外周面に設けられた突出部を挿通する挿通部が設けられ、上記挿通部に挿通した上記突出部が上記挿通部から上記軸回りにずれた位置において、上記突出部と上記雌螺子部とが係止されてなることが好ましい。
この防水ソケットにおいて、上記挿通部は、上記ソケット本体側から離れるにしたがって、上記挿通部の幅が狭くなることが好ましい。
この防水ソケットにおいて、上記挿通部同士の間隔と、上記突出部同士の間隔とが上記軸回りにおいて異なっていることが好ましい。
本発明の照明装置は、上述のいずれかの防水ソケットを備えていることを特徴とする。
本発明の防止ソケットは、意図しない直管形ランプの回転を抑制する防水ソケットを提供できるという顕著な効果がある。
本発明の照明装置は、意図しない直管形ランプの回転を抑制する防水ソケットを備えた照明装置を提供できるという顕著な効果がある。
実施形態1の防水ソケットを示し、(a)は直管形ランプを装着させた使用状態を示す概略斜視図、(b)は防水ソケットの分解斜視図である。 同上の防水ソケットの縦断面図である。 同上の防水ソケットに装着される直管形ランプを示し、(a)は正面図、(b)は一端側の口金たる第1口金部に他端側の口金たる第2口金部のランプピンを投影した側面説明図である。 実施形態2の防水ソケットの要部を示し、(a)は第1内筒部の外観斜視図、(b)ソケット本体の部分説明図である。 実施形態3の防水ソケットの要部を示す分解斜視図である。 実施形態4の照明装置を示す概略構成図である。 従来の防水ソケットの分解斜視図である。
(実施形態1)
図1ないし図2に基づいて、本実施形態の防水ソケット10を説明し、図3に基づいて直管形ランプ20を説明する。なお、各図において、同様の構成要素に対しては、同じ番号を付して重複する説明を省略している。
最初に、本実施形態の防水ソケット10に装着するL型口金付直管形LEDランプからなる直管形ランプ20について説明する。図3に示す直管形ランプ20は、透光性材料(たとえば、ガラスや合成樹脂など)により円筒形状の直管に形成された管本体である発光管21を備えている。発光管21の軸方向の両端部には、口金がそれぞれ設けられている。本実施形態の防水ソケット10に装着される直管形ランプ20は、一方の端部における口金として、発光管21の一端部側を覆うように、有底円筒状の給電用の第1口金部22が設けられている。また、直管形ランプ20は、他方の端部における口金として、発光管21の軸方向の他端部側を覆うように、有底円筒状の接地用の第2口金部23が設けられている。
発光管21の内部には、図示していないが発光管21よりも全長が若干短い矩形板状の実装基板(たとえば、セラミック基板など)が収納されている。実装基板の一表面側には白色光が発光可能な複数個の発光ダイオード(図示していない)を所定の間隔で実装して電気的に接続する回路パターンが形成されている。また、実装基板の他表面側には、該他表面側と接する底面部から突出した側壁部が発光ダイオードからの光を所定の方向に反射させる断面C字形状の反射板(図示していない)を備えている。なお、反射板は、アルミニウムにより形成されており、実装基板の他表面側から底面部を介して発光ダイオードの熱を外部に放出させるヒートシンクとしても機能する。
直管形ランプ20の第1口金部22の端面には、側面視において、第1口金部22の径方向における中央部の両側に略半円状に凹んだ凹部22b,22bが設けられ(図3(b)を参照)、中央部が凹部22bよりも前方に突出した直方体状の突出部22aとなっている。突出部22aには、円筒形状の発光管21の中心軸(図示していない)を挟んで対称な位置に、金属材料により板状に形成され、直管形ランプ20の軸方向に沿って突出する給電用のランプピンたる2本の第1ランプピン24,24が略平行に設けられている。各第1ランプピン24は、直管形ランプ20の軸方向と平行に突出した板状突出部24aと、板状突出部24aの先端部が略直角に曲げられて、中心軸に向かう方向と反対側の外側方向に突出している折曲部24bとを備えている。
2本の第1ランプピン24,24は、たとえば、発光管21の内部で図示していないリード線を介して実装基板の回路パターンと電気的に接続させている。なお、実装基板には、発光ダイオードが実装されるとともに発光ダイオードを電気的に保護する全波整流器などの回路部品(図示していない)も実装させている。すなわち、直管形ランプ20は、いずれの第1ランプピン24,24が防水ソケット10を介して外部の直流電源の正極側と接続された場合でも、各発光ダイオードに順方向電流が流れるように、2本の第1ランプピン24,24と、各発光ダイオードとを全波整流器を介して電気的に接続させた構造としている。したがって、2本の第1ランプピン24,24は、直管形ランプ20の発光ダイオードに給電する端子として機能する。
なお、直管形ランプ20に収容されている発光ダイオードは、図示していないが、たとえば、通電することにより、ピーク波長が、420nm〜490nmの範囲内にある青色光を放射するLEDチップと、LEDチップを収納する収納凹所が一表面に設けられたセラミック(たとえば、アルミナなど)製のパッケージ本体とを備えている。収納凹所には、LEDチップから放射された青色光の一部を吸収し、より長波長の蛍光(たとえば、黄色光)を発する蛍光体(たとえば、Ceで付活されたYAl12、Ceで付活されたTbAl12などのアルミネート系の蛍光体やEuで付活されたBaSiOなどのシリケート系の蛍光体)が含有された透光性材料(たとえば、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂やガラスなど)からなる波長変換部材が埋設されている。また、発光ダイオードは、パッケージ本体の他表面に外部接続用電極(図示していない)が設けられており、該外部接続用電極と実装基板の回路パターンとが半田からなる接合部(図示していない)を介して電気的に接続されている。
直管形ランプ20の他端側の口金となる第2口金部23は、直管形ランプ20の軸方向に沿って第2口金部23から突出する接地用のランプピンたる1本の第2ランプピン25を備えている。第2ランプピン25は、第2口金部23の端面の中心部から直管形ランプ20の軸方向に沿って突出し、金属材料により丸棒状に形成された軸部25aを備えている。軸部25aの先端部には、直管形ランプ20の軸方向から見た形状が直管形ランプ20の第1口金部22から突出する2本の第1ランプピン24,24が並ぶ方向と平行方向を、長手方向とする長円形状に形成され、軸部25の軸径よりも大きな径大部25bを備えている(図3(b)を参照)。なお、径大部25bは、長円形状だけに限らず、楕円形状であってもよい。径大部25bは、金属材料からなり軸部25aと一体に形成されている。すなわち、第2ランプピン25は、直管形ランプ20の軸方向に沿って突出した丸棒状の軸部25aと、径大部25bとを有してT字状の形状となっている(図3(a)を参照)。第2ランプピン25は、実装基板の回路パターンと電気的に接続して接地用のアースピンとして機能させている。すなわち、直管形ランプ20は、一端部側の第1口金部22から給電する片側給電方式となっている。
このような直管形ランプ20の第1口金部22を装着可能な図1に示す本実施形態の防水ソケット10は、直管形ランプ20の第1口金部22から突出する第1ランプピン24,24をソケット本体1の挿入口1eに挿入し、直管形ランプ20を直管形ランプ20の軸回りに回動させて装着させる防水ソケット10である。防水ソケット10は、ソケット本体1と、ソケット本体1に装着される直管形ランプ20の第1口金部22を覆い上記軸回りの螺合によりソケット本体1に締め付ける締付カバー6と、直管形ランプ20が挿通可能でありソケット本体1と締付カバー6との間にソケット本体1側から締付カバー6側にかけて順に配される、ソケット本体1側に当接させる第1内筒部3と、挿通される直管形ランプ20との間から水分が浸入することを抑制する筒状のシール材4と、シール材4を収納し締付カバー6の締め付けによりシール材4を第1内筒部3に押圧する第2内筒部5とを備えている。さらに、防水ソケット10のソケット本体1は、第1内筒部3に設けられ軸回りに第1内筒部3が回転することを規制させる回転規制部3bと係合する本体回転規制部1gを有し、第2内筒部5は、直管形ランプ20の軸方向に第2内筒部5を移動可能とし、かつ第1内筒部3に設けられた第1位置規制部3cと係合して第2内筒部5の上記軸回りの回転を規制させる第2位置規制部5cを設けている。
より具体的には、本実施形態の防水ソケット10のソケット本体1は、開口部1caを備え内部が空洞なボディ部1cと、ボディ部1cの開口部1caの周部を除いて覆いボディ部1cに対して回動可能な回転子1iとを備えている。また、ソケット本体1には、ボディ部1cと回転子1iとで囲まれた空洞内に収納され、直管形ランプ20の2本の第1ランプピン24,24と個別に電気的に接続可能な給電用の導電板たる一対の導電部1h,1hが備えられている。
また、ソケット本体1は、ボディ部1cに、支持部1bを介して図示していない器具側に取り付けるためのベース基台1aを備えている。ボディ部1cは、合成樹脂により有底円筒状に形成されている。また、回転子1iは、合成樹脂により形成しており、直管形ランプ20の第1口金部22の凹部22bが当接可能な受口面1ia,1iaを有している。ここで、ボディ部1cの外周壁1dには、直管形ランプ20の第1口金部22から突出した2本の第1ランプピン24,24を挿入するための挿入口1eが1つ設けられている。また、回転子1iは、回転子1iの外周側から回転子1iの径方向に沿って、第1ランプピン24,24をソケット本体1の内部側に挿入するための直線状溝部1kbを備えている。回転子1iは、ボディ部1cの内底面における中央部から突出した一対の対応する半円筒状の突出部1jに対して回転自在に係合させるため、ボディ部1c側に突出し突出部1jの外径よりも内径が大きい円筒状の突部1kを備えている。また、回転子1iの突部1kには、突出部1jに設けられた挿入凹部1jaに挿入して係合するための係合爪部1kaを備えている(図2を参照)。すなわち、回転子1iは、回転により外周壁1d側で直線状溝部1kbと挿入口1eとの位置を一致させることが可能としている。なお、ボディ部1cおよび回転子1iは、電気絶縁性の合成樹脂を用いて形成することで絶縁性を確保している。
一対の導電部1h,1hは、それぞれ導電性の良好な金属材料(たとえば、銅合金など)の板状体を折り曲げ加工して形成される。一対の導電部1h,1hは、ボディ部1cの内部で、突出部1jを介して配置させている。なお、各導電部1hは、同形状で形成させても異なる形状であってもよい。ここで、導電部1hは、ボディ部1cの内部に設けた内壁部1mを利用して固定している。
各導電部1hは、中央部に直管形ランプ20の第1ランプピン24と接触する接触片1haを備えている。各導電部1hは、接触片1haの一端部に、一対の接触片1ha,1ha間の幅よりも、より広がる向きに接触片1haから折り曲げられたガイド片1hbを備えている。各導電部1hは、接触片1hを介してガイド片1hbと反対側の他端部にベース片1hcを備えている。
直管形ランプ20を装着させた防水ソケット10は、回転子1iにおける受口面1iaに直管形ランプ20の凹部22bが当接した状態で、ボディ部1c内に配置させた導電部1hの接触片1haと直管形ランプ20の第1ランプピン24とが接触する。ここで、直管形ランプ20を防水ソケット10に装着した場合、各第1ランプピン24の板状突出部24aは、各導電部1hの接触片1haとそれぞれ弾接され、第1ランプピン24が防水ソケット10側に保持される。なお、防水ソケット10は、第1ランプピン24が挿入口1eから直線状溝部1kdに沿って挿入された後、直管形ランプ20を直管形ランプ20の軸回りに回動させることにより、ボディ部1cの挿入口1eと、回転子1iの直線状溝部1kbとの位置がずれる。これにより直管形ランプ20は、第1ランプピン24の板状突起部24aが導電部1hの接触片1haに保持され、防水ソケット10から抜け出ることが防がれる。
また、ソケット本体1は、支持部1bを介して、ベース基台1a側からボディ部1c側まで貫通する複数個(ここでは、2個)の図示しない貫設孔を備えている。ベース基台1aの貫設孔は、一対の導電部1h,1h側とそれぞれ電気的に接続可能な電線(図示していない)の挿入孔としている。なお、導電部1hは、貫設孔に挿入された電線と、電気的に簡便に接続できるように速結端子(図示していない)を備えた構成としてもよい。また、ソケット本体1のベース基台1aには、ベース基台1aの両側面に防水ソケット10を取り付ける器具側と嵌合させる取付溝1aaを好適に設けている。
また、ソケット本体1は、ボディ部1cの外周壁1dにおける外周面に雄螺子部1fが設けられている。ボディ部1cの内底面は、円環状の防水パッキン2のフランジ部2bが収納できるように窪んだ環状溝1cdが形成されている(図2を参照)。ここで、本実施形態の防水ソケット10は、ソケット本体1に装着される直管形ランプ20の第1口金部22を覆いボディ部1cの雄螺子部1fとの螺合によりソケット本体1に締め付ける締付カバー6を備えている。
本実施形態の防水ソケット10は、図1(b)に示すように、ソケット本体1のボディ部1cと締付カバー6との間にソケット本体1側から締付カバー6側にかけて順に、円環状の防水パッキン2と、ソケット本体1側に当接させる円筒状の第1内筒部3と、挿通される直管形ランプ20との間から水分が浸入することを抑制する円筒状のシール材4と、シール材4を収納し締付カバー6の締め付けによりシール材4を第1内筒部3側に押圧する円環状の第2内筒部5とを備えている。
締付カバー6は、合成樹脂により円筒状に形成している。円筒状の締付カバー6は、カバー開口部6aに直管形ランプ20の第1口金部22を挿入することができるように、第1口金部22の外径よりも若干大きい内径を備えている。締付カバー6は、締付カバー6の内周面に雄螺子部1fと螺合する雌螺子部6dが形成されている(図2を参照)。締付カバー6は、直管形ランプ20の軸回りに回転させ、雌螺子部6dと雄螺子部1fとの螺合により、ソケット本体1に取付けられた直管形ランプ20の第1口金部22の外周面を覆ってソケット本体1に取外し可能に取付けられる。締付カバー6には、ボディ部1c側のカバー本体部6bと、カバー本体部6bからボディ部1cと反対側に向かうにつれカバー開口部6aの内径が小さくなるカバー傾斜部6cとを備えている。締付カバー6は、第2内筒部5を介して、リング状の弾性体により成形されたシール材4を第1内筒部3に押圧して圧縮できるように収容している。
第2内筒部5は、ボディ部1c側の第2内筒本体部5bと、第2内筒本体部5bからボディ部1cと反対側に向かうにつれ第2内筒開口部5aの内径が小さくなる第2内筒傾斜部5dとを備えている。円筒状の第2内筒部5は、第2内筒開口部5aに直管形ランプ20の第1口金部22を挿入することができるように、第1口金部22の外径よりも若干大きくカバー開口部6aよりも小さい内径を備えている。第2内筒部5に収容されるシール材4は、合成樹脂により形成した第2内筒部5と合成樹脂により形成した第1内筒部3とに跨って、第2内筒部5と第1内筒部3との内側に配置される(図2を参照)。シール材4には、シール本体部4cと、ボディ部1c側にシール本体部4cよりも外径が小さく、第1内筒部3と当接させる円筒状のシール当接部4bとを備えている。また、シール本体部4cは、ボディ部1cと反対側に向かうにつれシール開口部4aの内径が小さくなるように傾斜させており、端部に挿通される直管形ランプ20側と密着させる円環状のシール密着部4dを有している。円筒状のシール材4は、シール開口部4aに直管形ランプ20の第1口金部22を挿入することができるように、第1口金部22の外径よりも若干大きく第2内筒開口部5aよりも小さい内径を備えている。
第1内筒部3は、第1内筒開口部3aに直管形ランプ20の第1口金部22を挿入することができるように第1口金部22の外径よりも若干大きく、シール当接部4bを収容して当接する内径を備えた円筒状の第1内筒本体部3dにより形成している。
本実施形態の防水ソケット10では、図2に示す断面視において、締付カバー6と、挿通される直管形ランプ20とを密着するシール材4との間に、第1内筒部3および第2内筒部5が配置される。シール材4は、弾性を有するシール材4の外周面側に第1内筒部3および第2内筒部5が配され、内周面側で直管形ランプ20と密着可能としている。
締付カバー6は、ボディ部1c側と螺合することにより、カバー傾斜部6cが第2内筒部5を介してシール材4のシール開口部4aの内径を小さくし、シール密着部4dと直管形ランプ20とが密着するように締め付ける。ここで、第2内筒部5は、シール材4と比較して、非粘着性かつ低摩擦係数の合成樹脂材料により形成している。同様に、第1内筒部3は、シール材4と比較して、非粘着性かつ低摩擦係数の合成樹脂材料により形成している。
そのため、防水ソケット10は、締付カバー6をボディ部1cに対し軸回りに回転して締付ける場合、締付カバー6と、シール材4とが直接接触する防水ソケットの構造と比較して、直管形ランプ20とシール材4との密着性を維持したまま、締付カバー6をボディ部1cに対して回転し易くすることができる。
また、第1内筒部3には、締付カバー6の回転に伴い直管形ランプ20が締付カバー6と共に回転する共周りを防止するため、第1内筒本体部3dの端部からボディ部1c側に突出する凸状の形状の複数個の回転規制部3bを備えている。すなわち、第1内筒部3は、直管形ランプ20の軸回りに回転することを規制させる回転規制部3bを備えている。ソケット本体1には、ボディ部1cの外周壁1dの内壁面から突出し、第1内筒部3の回転規制部3bと係合する複数個の凹状形状の本体回転規制部1gを有している。
ここで、回転規制部3bおよび本体回転規制部1gは、互いに係合して第1内筒部3の回転を規制できればよい。したがって、本体回転規制部1gは、凸状の形状であって、回転規制部3bが凸状の形状に係合する凹状の形状を備えたものでもよい。
また、第1内筒部3は、締付カバー6の回転に伴い直管形ランプ20が共周りすることを規制するため、複数個の第1位置規制部3cを備えている。第1位置規制部3cは、凸状部として、直管形ランプ20の軸方向に沿って直方体状に外側に突出する形状に形成している。
第2内筒部5は、第1内筒部3に対して第2内筒部5が直管形ランプ20の軸方向に移動可能としている。また、第2内筒部5は、第1内筒部3に設けられた複数個の凸状部である第1位置規制部3cと係合して、直管形ランプ20の軸回りへの第2内筒部5の回転を規制する。そのため、第2内筒部5は、第2内筒本体部5bのボディ部1c側の端部から直管形ランプ20の軸方向に沿って切欠かれた切欠部である第2位置規制部5cを、第2内筒部5の外周に沿って複数個設けている。
これにより、本実施形態の防水ソケット10は、締付カバー6をボディ部1cに対し軸回りに回転して締付ける場合、直管形ランプ20が共周りすることを規制しつつ、締付カバー6をボディ部1cに螺合することが可能となる。
なお、第1位置規制部3cは、上述のように、凸状部で構成され、第2位置規制部を切欠部とする構成だけに限られない。したがって、第1位置規制部3cおよび第2位置規制部5cは、一方が凸状の形状をした凸状部であり、他方が凸状部に係合する切欠部、あるいは凸状部に係合する溝となる溝部であってもよい。
また、防水ソケット10は、第2内筒部5が直管形ランプ20の共周りすることを防止し、直管形ランプ20の軸方向に沿って移動可能なボディ部1cの形状であれば、必ずしも防水パッキン2および第1内筒部3を設ける必要はない。この場合、防水ソケット10は、たとえば、第2内筒部5と係合するため、ボディ部1cから突出する円環状突出部を備えた構成とすることもできる。しかしながら、本実施形態の防水ソケット10は、防水パッキン2および第1内筒部3を備えた構成とすることで、円環状突出部(図示していない)を備えたものと比較して、直管形ランプ20の着脱を容易にすることができる。
次に、直管形ランプ20の第2口金部23側が装着される防水ソケットは、図示していないが上述した直管形ランプ20の第1口金部22側が装着される防水ソケット10と外形を略同一形状としている。直管形ランプ20の第2口金部23側が装着される防水ソケットは、ソケット本体に直管形ランプ20の第2口金部23が当接可能な受口面を有している。防水ソケットは、受口面に直管形ランプ20の第2ランプピン25を挿入し、直管形ランプ20の軸回りに軸部25aを回転可能に保持できる溝部を備えた構成とすることができる。また、防水ソケットは、ソケット本体の外周壁となる外周壁側からソケット本体の中心部側に沿って設けられ直管形ランプ20の軸回りに軸部25aを回転可能に保持できる直線状溝部を備えた構成としてもよい。ここで、直線状溝部は、ソケット本体の外周壁の外周壁側が直管形ランプ20の第2口金部23から突出した第2ランプピン25を挿入する挿入口を成している。また、防水ソケット10は、内部に第2口金部23から突出した1本の第2ランプピン25と電気的に接続可能な導電部を構成する接地用の導電板たる第2の導電板を備えている。第2の導電板は、接地用のアースピンとなる第2ランプピン25と電気的に接続させることで、接地用のアース端子として機能させることができる。なお、第2の導電板は、接地用に防水ソケットの外部と電気的に接続させる場合だけでなく、単に第2ランプピン25を保持するだけの構成でもよい。また、直管形ランプ20の第2口金部23側が装着される防水ソケットは、上述した直管形ランプ20の第1口金部22側が装着される防水ソケット10の構造と同様に、直管形ランプ20の口金部である第2口金部23を覆い直管形ランプ20の軸回りの螺合によりソケット本体と締付カバーとの間にソケット本体側から締付カバー側にかけて順に配される、第1内筒部と、シール材と、第2内筒部とを備えている。さらに、直管形ランプ20の第2口金部23を装着させる防水ソケットのソケット本体は、回転規制部とに係合する本体回転規制部を有し、第2内筒部は、第1内筒部に対して第2内筒部が直管形ランプ20の軸方向に可動でき、かつ第1内筒部に設けられた第1位置規制部と係合して直管形ランプ20の回転方向への回動が規制される第2位置規制部を設けている。すなわち、直管形ランプ20の第2口金部23側が装着される防水ソケットは、直管形ランプ20の第1口金部22側を装着させる防水ソケット10と、直管形ランプ20の第2口金部23側を装着させる構造以外は、同様の構造としている。
次に、本実施形態の防水ソケット10に直管形ランプ20を装着させて防水構造とする方法について説明する。
直管形ランプ20を防水ソケット10に装着する際には、予め、防水パッキン2のパッキン開口部2a、第1内筒部3の第1内筒開口部3a、シール材4のシール開口部4a、第2内筒部5の第2内筒開口部5aおよび締付カバー6のカバー開口部6aに直管形ランプ20を挿通させておく。次に、防水ソケット10は、直管形ランプ20の第1口金部22を防水ソケット10の受口面1ia側、直管形ランプ20の第2口金部23を第2口金部23を装着させる防水ソケットの受口面側にして、直管形ランプ20を防水ソケット10に近付ける。そして、直管形ランプ20の第1口金部22側は、防水ソケット10の挿入口1e内に一対の第1ランプピン24,24を挿入させる。同様に、直管形ランプ20の第2口金部23側は、第2口金部23用の防水ソケットにおける第2の受口面の第2の挿入口内に第2ランプピン25を挿入させる。その後、直管形ランプ20は、防水ソケット10に対して、直管形ランプ20の軸回りに回動して防水ソケット10に装着される。
これにより、第1ランプピン24は、挿入口1eからソケット本体1の内部に挿入され回転子1iを回動させて、導電部1hの接触片1haと嵌合させられる。
なお、第1ランプピン24における板状突出部24aの挿入口1eへの挿入に伴って、導電部1hの接触片1haが外側に撓められた後、接触片1haの弾性力などで板状突出部24aが接触片1haに接触して保持される。
防水ソケット10は、一対の導電部1h,1hの各接触片1ha,1haが直管形ランプ20の2本の第1ランプピン24,24と各別に電気的に接続されるとともに、直管形ランプ20を機械的に保持する。
この状態で、直管形ランプ20は、発光管21内部の発光ダイオードが所定の照射面側を向くように、実装基板と第1ランプピン24,24や第2ランプピン25との位置関係を規定している。この時、2本の第1ランプピン24,24は、防水ソケット10のボディ部1cの内部に配置されている2個の導電部1h,1hと、各別に電気的に接続される。これにより、防水ソケット10は、ボディ部1cの内部に配置されている2個の導電部1h,1hを介して、防水ソケット10側から直管形ランプ20の発光ダイオードに直流電流を供給することが可能となる。また、直管形ランプ20の1本の第2ランプピン25の径大部25bは、第2の導電板と電気的に接続させることで、接地用のアースピンとなる。すなわち、第2口金部23用の防水ソケットは、直管形ランプ20の第2口金部23側の保持および直管形ランプ20のアース接続を行うことが可能となる。
次に、直管形ランプ20を挿通した、防水パッキン2、第1内筒部3、シール材4、第2内筒部5および締付カバー6を、それぞれソケット本体1側に移動させる。防水パッキン2は、フランジ部2bを環状溝1cdに収納する。また、防水パッキン2は、防水パッキン2の外周を第1内筒部3の第1内筒開口部3aに当接させる。ここで、第1内筒部3は、第1内筒部3に設けられた回転規制部3bをソケット本体1の本体回転規制部1gと係合させる。また、シール材4は、シール当接部4dを第1内筒開口部3aに収容させ、第1内筒部3の第1内筒本体部3dの端部と当接させる。第2内筒部5は、シール材4を覆って収容している。締付カバー6は、第2内筒部5を覆っている。ここで、第2内筒部5は、切欠部である位置規制部5cを第1内筒部3の凸状部である位置規制部3cに挿入している。防水ソケット10は、この状態で、直管形ランプ20を挿通した、防水パッキン2、第1内筒部3、シール材4、第2内筒部5を覆った締付カバー6をソケット本体1側と螺合する。なお、直管形ランプ20は、この状態で、発光ダイオードが所定の照射面側を向くように装着されている。
本実施形態の防水ソケット10は、ソケット本体1の回転規制部1gと、第1内筒部3の回転規制部3bとが係合しているため、第1内筒部3がソケット本体1に対して直管形ランプ20の軸回りに回転することを規制することができる。さらに、防水ソケット10の第1内筒部3と第2内筒部5とは、第1位置規制部3cと第2位置規制部5cとが係合しているため、締付カバー6を締め付けても、第2内筒部5および第1内筒部3がソケット本体1に対して、直管形ランプ20の軸回りに回転することを規制することができる。
しがたがって、本実施形態の防水ソケット10は、締付カバー6の回転に伴う直管形ランプ20の共回りが規制され、防水ソケット10に対する直管形ランプ20の挿入方向が一定方向に定まった状態で直管形ランプ20を装着することができる。すなわち、本実施形態の防止ソケット10は、意図しない直管形ランプ20の回転を抑制することができる。
なお、本実施形態の防水ソケット10は、直管形ランプ20として片側給電方式のL型口金付直管形LEDランプを用いて説明したが、両側給電方式の直管形ランプを装着させるために用いてもよい。すなわち、防水ソケット10は、直管形ランプ20の一端側の第1口金部22と当接するソケット本体1の一表面5a側だけで給電させる片側給電方式だけでなく、両側給電方式の直管形ランプを装着させるために、直管形ランプ20の一端側の第1口金部22と当接する防水ソケット10と、直管形ランプ20の他端側の第2口金部23と当接する防水ソケット10とから給電することが可能な構成としてもよい。
本実施形態の防水ソケット10は、締め付け部品として締付カバー6、シール材4を押圧して圧縮させる圧縮部品としての第2内筒部5、水分の浸入を抑制するシール材4、共回り防止部品としての第1内筒部3をそれぞれ機能分離させている。これにより、本実施形態の防水ソケット10は、締付カバー6のソケット本体1への締め付けにともない直管形ランプ20が共回りすることを防止することが可能となる。
(実施形態2)
本実施形態の防水ソケット10は、実施形態1の防水ソケット10のように、凸状の形状の回転規制部3bおよび凹状の形状の本体回転規制部1gを用いる代わりに、図4に示すように、鋸歯状の形状の回転規制部3bおよび鋸歯状の形状の本体回転規制部1gを用いた点が相違する。その他の構成および機能は実施形態1と同様である。
本実施形態の防水ソケット10の第1内筒部3は、図4(a)に示すように、第1内筒本体部3dの端部からボディ部1c側に突出する複数個(ここでは、8個)の鋸歯状の形状の回転規制部3bを備えている。また、本実施形態の防水ソケット10のボディ部1cには、図4(b)に示すように、外周壁1dの内壁面に直管形ランプ20の軸方向に沿って設けられた複数個(ここでは、8個)の鋸歯状の形状の本体回転規制部1gを有している。本体回転規制部1gは、第1内筒部3が直管形ランプ20の軸回りの一方の向きに回転することを可能とし、一方と反対の他方の向きへの第1内筒部3の回転を規制する。
なお、鋸歯状の回転規制部3bは、第1内筒部3の第1内筒本体部3dにおける外周に沿って、第1内筒本体部3dにおけるボディ部1c側の底面3daから突出している。ここで、ボディ部1c側の底面3daは、防水パッキン2のフランジ部2bと当接できる大きさとしている。
本実施形態の防水ソケット10は、直管形ランプ20の装着時において、第1内筒部3の鋸歯状の回転規制部3bと、ボディ部1cの鋸歯状の本体回転規制部1gとで係合させる。そのため、本実施形態の防水ソケット10は、回転規制部3bと本体回転規制部1gとが互いを係合する鋸歯状の形状であるため、締付カバー6を締め付ける方向への第1内筒部3の回転を規制することが可能となる。また、防水ソケット10は、締付カバー6をソケット本体1側から取り外す際、回転規制部3bと本体回転規制部1gとの係合が外れやすくすることが可能となる。
(実施形態3)
図5に示す本実施形態の防水ソケット10は、実施形態1の防水ソケット10における第1内筒部3の外周面に突出部3caを設けた点が相違する。その他の構成および機能は実施形態1と同様である。
本実施形態の防水ソケット10の締付カバー6は、図5に示すように、締付カバー6の内周面にソケット本体1と螺合する雌螺子部6dを備えている。雌螺子部6dには、直管形ランプ20の軸方向に挿通部6eが設けられている。また、第1内筒部3は、第1内筒部3の外周面に設けられた第1位置規制部3cから外方に突出する突出部3caを備えている。ここで、挿通部6eは、直管形ランプ20の軸方向に突出部3caを挿通させることができる。また、防水ソケット10は、挿通部6eに挿通した突出部3caが挿通部6eから直管形ランプ20の軸回りにずれた位置において、突出部3caと雌螺子部6dとが係止されることを可能としている。
本実施形態の防水ソケット10は、挿通部6eに突出部3caを通して挿通部6eと突出部3caとを直管形ランプ20の軸回りにずらした位置とした場合、締付カバー6と第1内筒部3とが容易に外れ難くすることができる。そのため、防水ソケット10は、締付カバー6と第1内筒部3との間に、シール材4および第2内筒部5を保持したまま、締付カバー6に第1内筒部3を組み込むことが可能となる。これにより、本実施形態の防水ソケット10は、締付カバー6のソケット本体1への締め付けが行い易く、直管形ランプ20を装着して防水構造とすることが容易となる。
なお、本実施形態の防水ソケット10の挿通部6eは、挿通部6eの幅が変らないものでもよいし、ソケット本体1側から離れるにしたがって、挿通部6eの幅が狭くものでもよい。ソケット本体1側から離れるにしたがって挿通部6eの幅が狭く挿通部6eは、突出部3caの挿通がし易く、より締付カバー6に対して第1内筒部3を外れにくくすることが可能となる。
また、本実施形態の防水ソケット10は、複数個の挿通部6e同士の間隔と、複数個の突出部3ca同士の間隔とを直管形ランプ20の軸回りに等間隔で設けられたものでもよい。また、本実施形態の防水ソケット10は、挿通部6e同士の間隔と、突出部3ca同士の間隔とを直管形ランプ20の軸回りにおいて異ならせたものでもよい。間隔を異ならせた挿通部6eは、締付カバー6に対して第1内筒部3をより外れにくくすることが可能となる。
(実施形態4)
以下に、実施形態1で説明した防水ソケット10を備える照明装置30について図6の概略構成図を参照して説明する。
本実施形態の照明装置30は、直管形ランプ20を装着させることが可能な直方体状の照明器具31を備えている。照明器具31は、直管形ランプ20の一端側の第1口金部22と当接して給電するための図1で示した実施形態1の防水ソケット10を備えている。また、照明器具31は、直管形ランプ20の他端側の第2口金部23と当接して接地端子となる第2ランプピン25と電気的に接続可能な実施形態1で説明した第2口金部23用の防水ソケット11とを備えている。照明器具31の内部には、商用電源ACからの電源線が接続される端子台33と、端子台33を介して入力される商用電源ACからの交流電圧を直管形ランプ20に適合した所定の直流電圧に変換して降圧し直管形ランプ20に供給する点灯回路32が収納されている。点灯回路32の出力端子は、配線34を介して防水ソケット10と接続されている。防水ソケット10は、防水ソケット10に装着された直管形ランプ20の第1口金部22側から給電する。また、点灯回路32のアース端子部は、配線36を介して、照明器具31の他方の端部(図6の右側)に設けた防水ソケット11と電気的に接続されている。
照明装置30は、照明器具31の長手方向の両端部に直管形ランプ20を保持できるように照明器具31の本体に防水ソケット10,11を突出させて備えている。すなわち、照明装置30は、直管形ランプ20における発光管21の両端に設けられた第1口金部22、第2口金部23をそれぞれ対応する防水ソケット10,11に装着させることで直管形ランプ20を保持する。なお、照明装置30は、防水ソケット10,11を直管形ランプ20の第1口金部22および第2口金部23間の長さに応じた所定の間隔で配置している。
なお、照明装置30は、実施形態1の防水ソケット10を備える構成だけでなく、実施形態2,3の防水ソケット10を備えた構成でもよい。
1 ソケット本体
1e 挿入口
1f 雄螺子部
1g 本体回転規制部
3 第1内筒部
3b 回転規制部
3c 第1位置規制部(凸状部)
3ca 突出部
4 シール材
5 第2内筒部
5c 第2位置規制部(切欠部)
6 締付カバー
6d 雌螺子部
6e 挿通部
10,11 防水ソケット
20 直管形ランプ
22 第1口金部
24 第1ランプピン
30 照明装置

Claims (8)

  1. 直管形ランプの口金部から突出するランプピンをソケット本体の挿入口に挿入し、前記直管形ランプを該直管形ランプの軸回りに回動させて装着させる防水ソケットであって、
    前記ソケット本体と、該ソケット本体に装着される前記直管形ランプの前記口金部を覆い前記軸回りの螺合により前記ソケット本体に締め付ける締付カバーと、前記直管形ランプが挿通可能であり前記ソケット本体と前記締付カバーとの間に前記ソケット本体側から前記締付カバー側にかけて順に配される、前記ソケット本体側に当接させる第1内筒部と、挿通される前記直管形ランプとの間から水分が浸入することを抑制する筒状のシール材と、該シール材を収納し前記締付カバーの締め付けにより前記シール材を前記第1内筒部に押圧する第2内筒部とを備え、
    前記ソケット本体は、前記第1内筒部に設けられ前記軸回りに前記第1内筒部が回転することを規制させる回転規制部と係合する本体回転規制部を有し、前記第2内筒部は、前記直管形ランプの軸方向に前記第2内筒部を移動可能とし、かつ前記第1内筒部に設けられた第1位置規制部と係合して前記第2内筒部の前記軸回りの回転を規制させる第2位置規制部を設けていること特徴とする防水ソケット。
  2. 前記第1位置規制部および前記第2位置規制部は、一方が凸状部であり、他方が、前記凸状部に係合する切欠部、あるいは前記凸状部に係合する溝部であることを特徴とする請求項1に記載の防水ソケット。
  3. 前記回転規制部および前記本体回転規制部は、一方が凸状の形状であって、他方が前記凸状の形状に係合する凹状の形状を備えていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の防水ソケット。
  4. 前記回転規制部は、鋸歯状の形状であって、前記本体回転規制部は、前記回転規制部と係合し、前記軸回りの一方の向きに回転が可能で前記一方と反対の他方の向きへの回転を規制する鋸歯状の形状を備えていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の防水ソケット。
  5. 前記締付カバーは、該締付カバーの内周面に前記ソケット本体と螺合する雌螺子部を備え、該雌螺子部には、前記軸方向に、前記第1内筒部の外周面に設けられた突出部を挿通する挿通部が設けられ、前記挿通部に挿通した前記突出部が前記挿通部から前記軸回りにずれた位置において、前記突出部と前記雌螺子部とが係止されてなることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の防水ソケット。
  6. 前記挿通部は、前記ソケット本体側から離れるにしたがって、前記挿通部の幅が狭くなることを特徴とする請求項5に記載の防水ソケット。
  7. 前記挿通部同士の間隔と、前記突出部同士の間隔とが前記軸回りにおいて異なっていることを特徴とする請求項5または請求項6に記載の防水ソケット。
  8. 請求項1ないし請求項7に記載のいずれか1項の防水ソケットを備えていることを特徴とする照明装置。
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