JP5789099B2 - 混相系に対する電気ネットワーク解析 - Google Patents

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Description

本発明は、全般的には多重材料物体内部の個々の材料の組成及び特性を決定するための方法に関し、またさらに具体的には、多重材料物体の電気ネットワーク表現を解析する方法に関する。
混相流(multiphase flow)は、パイプやコンジットの内部を少なくとも2つの材料または相が一緒に流れている多重材料物体の一例である。混相流処理は、例えば石油業界、薬品業界、食品業界、化学業界を含む多種多様な産業分野にとって重要である。これらの種類の混相流処理では既存の処理装置や新規の処理装置に対する設計の改善及び動作効率の向上を可能にするためにその内部流特性に関する直接的な知見が必要である。混相処理のパフォーマンスの予測に使用される特性には例えば、空間的な相分布(空間体積相比率)、フローレジーム(flow regime)、界面面積、並びに絶対速度及び相間や材料間での相対速度を含むことがある。材料の分布が不均一であると化学反応や変換に利用可能な材料間の界面面積を低減させる傾向となると共に空間的に不均一な反応ゾーンや濃度を生成させるような再循環フローを生じさせることがあるため、材料の空間分布を知ることは特に有用である。さらに体積相比率及び速度が、混相流の適正かつ適時の制御を可能にする重要なパラメータである。
電気インピーダンス断層撮像法(EIT)は、多重材料物体内部の材料分布に関する定量的マッピングに使用可能な侵害性を最小とした計測技法の1つである。EITでは、導電率と誘電率のマップを使用し多重材料物体内部の様々な材料からなる分布を推定する。物体を取り囲む電極を介して物体に対して様々な電流パターンまたは電圧パターンが印加され、これに対応する電圧や電流が計測される。この電流−電圧の関係に基づいて、内部インピーダンスまたは内部アドミッタンス分布が決定される。
米国特許第7167009号
様々な画像処理アルゴリズムを用いて計算したインピーダンス分布に基づく画像再構成は、多重材料物体内部の異なる材料の分布を決定するための1つの方法である。しかし、画像処理アルゴリズムは時間がかかり過ぎることや計算集約的(computationally intensive)過ぎることが多い。これらではさらに、空間的な対称性や非対称性などの問題に関する多くの定性的側面が無視されている。
したがって、上述の問題に対処するような方法及びシステムを決定することが望ましい。
本発明の一実施形態では、多重材料物体の特性を決定するための方法を提供する。本方法は、多重材料物体を表現した電気要素行列を決定するステップと、第1の変換済み電気要素行列を取得するために該電気要素行列に第1の数学的変換行列を前側乗算するステップと、を含む。本方法はさらに、第2の変換済み電気要素行列を取得するために該第1の変換済み電気要素行列に第2の数学的変換行列を後側乗算するステップを含む。本方法はさらに、該第2の変換済み電気要素行列に基づいて多重材料物体の特性を決定するステップを含む。
本発明の別の実施形態では多重材料検知システムを提供する。本システムは、多重材料物体を取り囲む電極に印加電気信号組を提供するための電源と、該電極から計測電気信号組を取得するための計測ユニットと、を含む。本システムはさらに、印加及び計測の信号組に基づいて電気要素行列を決定するため並びに第1の変換済み電気要素行列を取得するように該電気要素行列に第1の数学的変換行列を前側乗算するための処理回路を含む。この処理回路はさらに、第2の変換済み電気要素行列を取得するために該第1の変換済み電気要素行列に第2の数学的変換行列を後側乗算すると共に、該第2の変換済み電気要素行列に基づいて多重材料物体の特性を決定する。
本発明のさらに別の実施形態では、多重材料物体の特性を決定するための方法を提供する。本方法は、多重材料物体を取り囲む電極に印加電気信号組を提供するステップと、該電極から計測電気信号からなる計測電気信号組を取得するステップと、を含む。本方法はさらに、第1の変換済み計測電気信号組を取得するため該計測電気信号組に第1の数学的変換行列を前側乗算するステップと、第2の変換済み計測電気信号組を取得するために該第1の変換済み計測電気信号組に第2の数学的変換行列を後側乗算するステップと、を含む。本方法はさらに、該第2の変換済み計測電気信号組に基づいて多重材料物体の特性を決定するステップを含む。
本発明に関するこれらの特徴、態様及び利点、並びにその他の特徴、態様及び利点については、同じ参照符号が図面全体を通じて同じ部分を表している添付の図面を参照しながら以下の詳細な説明を読むことによってより理解が深まるであろう。
例示の一実施形態による石油産生施設のブロック図である。 本発明の一実施形態で使用される電気インピーダンス断層撮像(EIT)式の混相流量計の概要図である。 本発明の一実施形態による電圧印加型EITシステムのブロック図である。 2相成分からなる混合物に関する3種類のフローレジームを表した図である。 行列要素
の変動を副次相の比率に対して表したグラフである。
行列要素
の変動をコンジットの中心軸からの副次相の距離に対して表したグラフである。
本発明の一実施形態に従った副次相の元の分布とその等価分布を表したグラフである。 本発明の一実施形態に従った多重材料物体の特性を決定する方法を表した流れ図である。 本発明の一実施形態に従った多重材料物体の解析を表した流れ図である。 本発明の一実施形態に従った電気信号組に基づいて多重材料物体の特性を決定する方法を表した流れ図である。
以下で詳細に検討するように、本発明の実施形態は多重材料物体の特性を計測するためのシステム及び方法を提供するように機能する。混相流の一例における物体の特性には、コンジット内を流れる石油、水及び気体(このコンテキストでは、気体状の炭化水素について言及)に関する体積率及び流量を含むことがある。本発明について石油/気体/水の計測値の使用に関連して記載しているが、本発明はこうした用途に限定されるものではなく、本発明の態様は、がん診断や水処理などの広く多種多様な産業上の処理、ヘルスケア処理及び化学処理に用途を見出すことができる。こうした多重材料物体の特性は混相流に関して得られる例とかなり異なることがある。
図1は、例示の一実施形態に従った石油産生施設10を表している。この石油産生施設は典型的には、その各々が配管系14に相互接続された複数の油井12を含む。配管系14は混相流量計(MPFM)18に結合させた産生物分岐管16を含む。混相流量計は、油井の非常に近くにおける未処理の油井ストリームの計測を可能にし、これによりリザーバ管理の向上に使用し得る油井パフォーマンスの連続監視の提供が可能となる。油井12から汲み出された流体は、産生物分岐管16を通して産生物分離装置20に送られる。施設10内において追加的な試験分離装置(図示せず)がMPFMに加えて用いられること、あるいはこれに代えて用いられることがあることに留意すべきである。試験分離装置に対するMPFMの利点の1つは、計測実行に要する時間が短縮されることである。試験分離装置では油井が変化したときに充填及び安定化をさせなければならないが、MPFMでは油井流体の変化により迅速に応答できると共に安定化に要する時間がより短い。
産生物分離装置20は、油井から汲み出された石油、気体及び水を分離させる。産生物分離装置20は、1つまたは複数の計測機器を含むことがある。この計測機器には例えば、油井から抽出される水の量または流速を計測するための水メーターや、油井から抽出される石油の量を計測するためのエマルジョン(emulsion)メーターを含むことがある。さらに計測機器は、油井ヘッド圧力センサ、温度計、塩分計、pH計など油井パフォーマンスの監視に典型的に利用されるような別の機器を含むことがある。
図2は、電気インピーダンス断層撮像(EIT)式のMPFMシステム40を表している。EITでは、物体を取り囲む電極を介して実施した電気計測から多重材料物体内部の導電率または誘電率分布が推定される。多重材料物体の周りに導電性の電極が取り付けられ、この電極の幾つかまたはすべてに交番電流または電圧が印加される。得られる電気ポテンシャルまたは電流がそれぞれ計測されると共に、印加する電流及び/または電圧の構成またはパターンを数多く異ならせて処理が反復される。
図2のMPFMシステム40は、コンジット46の周りに分布させた多数の電極44を備えた電極アレイ42を含む。このコンジットは複数の材料やその内部の相を保持するパイプやタンクなどの容器を成すことがあり、またこのコンジットは人体の一部や人の全身など別の受け容れ体を成すことがある。より具体的な実施形態ではその電極数は、コンジットのサイズ及び必要とする確度に応じて8個、12個または16個とすることがある。これらの電極は、良好な電気的接触を保証するのに適したコーティングの必要に応じた使用を含むような一実施形態によるコンジットの内部壁に直接取り付けられることがある。これらの電極は、電流または電圧源、D−A変換器、A−D変換器、差動増幅器、濾過器、ディジタルマルチプレクサ、アナログマルチプレクサ、クロック、及び/またはコンピュータ50に結合させたディジタルI/Oユニットなどの構成要素を含み得る電子コンディショニング回路48に接続されている。一実施形態ではコンピュータ50は、画像再構成処理で使用されるディジタル信号プロセッサカード及び画像の表示に適したディスプレイ52を装備したパーソナルコンピュータを含む。別の実施形態では、現場プログラム可能ゲートアレイ(field−programmable gate array:FPGA)やプログラム可能複合論理デバイス(complex programmable logic device:CPLD)などの別の処理回路を使用することもある。本発明の一実施形態では電極44は、コンジット内の多重材料物体内部に回転電界を生成するような電圧パターンからなる電圧の組を電極の両端に印加することによって付勢を受ける。ある任意の時点において、1つまたは複数の電圧源を用いて電極にある電圧パターンを印加しており、電極の各々において対応する電流信号の組が計測される。一実施形態では、電圧の印加に代えて1つまたは複数の電流源を用い電流を電極内に注入することによりこれを付勢させており、その電極の両端において対応する電圧が計測される。
図3は、L個の電極を有する電圧印加型EITシステムのブロック図60である。各電極61は、印加電圧を発生させるための電圧源62、印加電流を計測する電流計、並びに印加電圧を直接計測する電圧計を含む回路に接続されている。システム全体に対する単一の基準に合わせた較正を可能とさせるために、切替ネットワーク63によって、電圧源/電流計/電圧計回路のいずれに対しても単一の較正回路64を接続することを可能としている。電圧源(電流計及び電圧計を伴う)並びにスイッチに対してディジタル制御器(図示せず)がインタフェースされることがあり、また較正回路はシステム構成を設定すると共に電圧及び電流のディジタル計測値を収集するために使用されることがある。電極に対して電圧に代えて電流が印加されるような別の実施形態では、例えば直流源または電圧対電流変換器系を備え得る電流源を用いて電流を発生させている。
電流源と電圧源のいずれの実施形態においても、得られた計測値はコンピュータ50(図2)により処理されると共に、多重材料物体内部の電気インピーダンスまたはアドミッタンス分布に関する表現が決定される。この電気インピーダンスまたはアドミッタンス分布は次いで、多重材料物体の特性を提供するようにコンピュータ50によってさらに解析を受ける。多重材料物体の特性は例えば、系の材料組成や分布を含むことがある。またこの電気インピーダンスまたはアドミッタンス分布は、多重材料物体の個々の材料のフローレジーム、相比率及び速度を決定するためにさらに解析を受けることもある。フローレジームは、例えばバブリー(bubbly)フロー、チャーン(churn)フロー、スラグ(slug)フロー、アニュラー(annular)フロー(ただし、これらに限らない)を含むことがある。
電圧源の実施形態では、ある電極から別の電極まで流れる電流は、すべての電極両端に印加された相対電圧並びにすべての電極同士の間に存在する材料の導電率及び誘電率の関数である。この材料は例えば、石油だけのことや、石油と気体の混合体のこともある。材料とその分布に応じて、すべての電極同士の間のインピーダンスまたはアドミッタンスは異なると共に、電極間を流れる電流も異なる。したがって、印加した電圧組と計測した電流組から、各電極対間のインピーダンス組または該インピーダンスからなるインピーダンス行列を計算することが可能である。同様に別法としてあるいは追加として、印加した電圧組と計測した電流組から各電極対間のアドミッタンス組またはインピーダンスからなるアドミッタンス行列を計算することが可能である。インピーダンスやアドミッタンスは電極間の材料の導電率や誘電率の関数であるためインピーダンスまたはアドミッタンスネットワークの解析によって、材料分布及びその特性を決定することができる。印加電気信号組及び計測電気信号組からインピーダンスまたはアドミッタンス行列を算出するためには幾つかの方法を利用することが可能である。これらの方法には、擬似逆行列(pseudo inverse)や反復式アルゴリズム(ただし、これらに限らない)を含む得る。一実施形態では、電極からの電気信号からなる計測電気信号組を解析すること、並びに多重材料物体の特性を決定することが可能である。この計測電気信号は電圧信号や電流信号からなることがある。この計測電気信号はまた電極間での材料の導電率及び誘電率の関数でもあるため、一実施形態では計測電気信号からなる計測電気信号組を解析することによって多重材料物体の特性を解析することが可能であることに留意すべきである。
本発明の一実施形態ではそのアドミッタンスネットワークの解析は、式(1)に示したように、インピーダンスまたはアドミッタンス行列Yに第1の数学的変換行列Aを前側乗算し、かつ得られた積行列に第2の数学的変換行列Bを後側乗算することを含む。したがって、変換済みインピーダンスまたはアドミッタンス行列は
で表されると共に、次式のようにして得られる。
行列Y及び
はL個の横列とL個の縦列(ここで、Lは電極の数)を有することがある。ある種の実施形態では、より高速の処理に供するために物体内部の材料に関する事前情報に応じて1つまたは複数の横列または縦列だけインピーダンス及びアドミッタンス行列を切り詰めることが可能である。行列A及びBは互いに関連することも、関連しないこともある。さらに行列A及びBは、式(1)に示した乗算を実現し得るような適当な数の横列及び縦列を有することになる。式(1)に示した式において、前側乗算とは左側の乗算に相当し、また後側乗算は右側の乗算に対応することは当業者であれば理解されよう。
行列A及びBに応じて、行列YとA及びBとの乗算によって、座標系の変換、あるいはインピーダンスまたはアドミッタンス行列の空間フーリエ変換領域への変換がなされる。一実施形態では、式(1)で与えられる行列A及びBはそれ自体が幾つかの行列の積であることがあり得る。別の実施形態では、行列AまたはBは恒等行列(identity matrix)とすることがある。さらに別の実施形態では、式(1)の行列A及びBは、それぞれL点離散形フーリエ変換(DFT)行列とその逆行列とすることがある。DFT行列A及びその逆行列BがそれぞれCおよびC−1で表されれば、式(1)は次式のように修正することが可能である。
行列Cの第m番目の横列で第n番目の縦列にある要素は、次式のように得ることが可能である。
C(m,n)=a(m−1)(n−1) (3)
上式において、
eはオイラーの定数、iは−1の平方根、またLは付勢される電極の数である。付勢される電極とは電圧信号または電流信号が加えられる電極のことを意味する。一実施形態では、8個の電極が存在し、そのうち4個の電極だけが付勢されることがある。mとnの値は0から最大L−1の間で様々である。したがって、4電極型のシステムでは、Cは以下の式(4)で与えられる。
変換済みの行列
の様々な要素には、多重材料物体の特性に関する有用な情報が包含される。定性的には、変換済みインピーダンス行列の対角線は、多重材料物体内部の材料の分布の空間的対称性を表しており、また対角線外の要素は多重材料物体内部の材料の分布の非対称性を表している。使用される電極から離れて電流を通過させる代替的な経路が存在し得るようなケースを除けば、行列
の第1縦列内及び第1横列内の要素はすべて、典型的には値ゼロを有する。したがって、
の第1横列内及び第1縦列内にある要素は、漏れ電流やこうした電流の代替的経路が存在すること、あるいはEITシステム内に接地欠陥が存在することに関する指標として用いることが可能である。一実施形態では
は時変動性の要素を含み得ることに留意すべきである。しかし行列
はリアルタイムで連続的に解析を受けるため、多重材料物体の特性決定への影響は全くない。上で言及したように一実施形態では、計測電気信号からなる計測電気信号組を解析し、多重材料物体の特性を決定することが可能である。こうした実施形態では、計測電気信号組が数学的に変換され、またこの変換済み計測電気信号組の要素に基づいて多重材料物体の特性が決定される。数学的には、この実施形態における唯一の違いは、式(2)では行列Yが計測電気信号組(すなわち、電圧行列または電流行列)に置き換えられるという点だけである。
図4は、2つの材料からなる混合物がコンジット内を流れる際の3種類のレジームを表している。図4の例における2つの相は気体と液体を含む。フローレジーム82は、気相がコンジットの中心を通って移動する傾向がありかつ液相が気相の周りに環形(annulus)を形成するようなアニュラーフローレジームである。フローレジーム84は、例えばバブリーフローであって、気相が液相を通過するバブルとして分布することによって特徴付けられる。フローレジーム86はチャーンフローを表しており、液体の振動性の上下運動によって特徴付けられる。地球の重力に対するコンジットの向きに応じて幾つかの別のフローレジームも可能となる。これらのフローレジームはコンジット内部における材料の特異的な分布を生成する傾向があることに留意すべきである。これらの分布は、その空間的対称性及び空間的非対称性に関して時変動する特異的な特徴を有するように定量化され得る。
様々なフローレジームを特定するために、行列
の異なる要素を使用することが可能である。例えば、単一の均質材料がコンジット内を流れているとき、そのフローは空間的に対称であると云うことが可能である。このケースにおいては、行列
の対角線に沿った要素以外(すなわち、対角線外要素)では、すべての要素が値ゼロを有する。接地欠陥や漏れ電流がなければ、第1横列及び第1縦列の要素もゼロである。4電極のEITで空間的に対称なフローでは、その行列
は次式で記載することができる。
式(5)のa、b及びcの値は、コンジット内を流れる均質材料の電気的特性に応じて直線的に上下にスケール調整されることになる。したがって式(5)のa、b及びcの値を用いてコンジット内部の均質材料の電気的特性を決定することができる。
別の実施形態では、そのフローレジームが対称性の環形である場合、その材料分布は空間的に対称であると云うことが可能である。ここでも、行列
の対角線に沿った要素以外の他のすべての要素は、以下の
行列で示したようにゼロになることになる。
しかし、非ゼロの対角線要素の絶対値に加えて、異なる対角線要素の比によって環形のサイズに関する評価が提供されることになる。式(6)の対角線に沿ったa’、b’及びc’の要素は、単一の均質材料がコンジット内を流れているようなケースと異なることに留意すべきである。
フローレジームがバブリーであるようなさらに別の実施形態では、そのフローは空間的に対称でなくまた適度な非対称性が存在していると云うことが可能である。このケースでは、行列
内の要素は、以下の
行列に示したように第1横列及び第1縦列に存在する要素以外は非ゼロとなり得る。
式(7)内の対角線に沿った要素a”、b”及びc”は、単一の均質材料がコンジット内を流れているようなケースと異なる。対角線及び非対角線の要素の絶対値と相対値を使用してフローレジームを特定することが可能である。
図5は、行列
の第2横列で第2縦列にある要素(すなわち、
)の変動を、副次相または材料の比率の上昇に対してプロット90して表したものである。水平軸91は副次相の相比率を表しており、また垂直軸92は行列
の要素(2,2)の値を表している。したがって、このプロットがコンピュータ内に保存されていれば、計算した行列
の要素(2,2)の値を保存してあるプロットと比較することによって、系の相比率を決定することが可能である。
図6は、行列
の第2横列で第3の縦列にある要素(すなわち、
)の変動を、コンジットの中心軸からの副次的な相または材料部分の平均距離の増加に対してプロット94して表したものである。水平軸95はコンジットの中心軸からの副次相の平均距離を表しており、また垂直軸96は行列
の要素(2,3)の値を表している。ここでも、これらのプロットがコンピュータ内に保存されていれば、計算した行列
の要素(2,3)の値を保存してあるプロットと比較することによって、パイプの中心からバブルの集中までの平均距離をリアルタイムで決定することが可能である。
図5及び図6に示したデータは、ランダムに発生させたフローレジームに関する幾つかの数値的シミュレーション並びに実験結果に基づいて補正し得るコンジット内部の材料分布によって取得することができる。様々なフローレジーム及び材料分布に関する
行列内の他の要素の値は、数値計算することかつ/または実験により補正することができる。このその他の要素は、図5及び図6のグラフに示した線形関係と異なり、元の分布に対して非線形の環形を有することがあることに留意すべきである。
図7は、本発明の一実施形態による
行列の様々な要素の挙動から視覚化した副次相の元の分布97とその等価分布98を表している。図示した元の分布97は例えばバブリーフロー分布である。このバブリー分布を通しているコンジットの周りに配置した電極に対して実施した電流及び電圧の計測から、Y行列また引き続き
行列を算出することができる。すでに示したように、要素
は電極の平面内にある副次相が占有する総比率を意味しており、また
はコンジットの中心軸からの副次相の平均距離を意味している。
行列のこれら2つの要素から、コンジット内部の材料分布を等価分布98に示したように等価的に表現することが可能である。この等価分布98では、副次相の様々な分布エリア99が単一のエリア100に合成されており、またコンジットの中心軸から副次相の単一エリアへの平均距離を変数Rによって示している。コンジット内部の材料に関する等価表現はフル画像処理または再構成アルゴリズムが電流及び電圧の情報を用いて作成する結果と異なることに留意すべきである。等価分布98の利点は、コンジット内部の元の材料分布を表す視覚的方法でありながら、必要となる計算が有意に増大しないことにある。
一実施形態では、1組または複数組の電極からの
行列の要素によって、コンジット内部の様々な相または材料の速度及び密度に関する指標が提供される。これらのモデルは、計測値のリアルタイムでの予測及び補正のために、混相流の数値的流体力学モデルや電磁気学的モデルと結合させることができる。
図8は、本発明の一実施形態による多重材料物体の特性を決定する方法の流れ図101である。本方法は、ステップ102における多重材料物体を表現した電気要素行列を決定するステップを含む。このステップは多くの方法により実施することが可能であり、また例えば印加したまたは計測した電気信号組の擬似逆行列の利用を必要とすることがある。ステップ104では、第1の変換済み電気要素行列を計算するために、電気要素行列に事前定義の第1数学的変換行列Aが前側乗算される。ステップ106では、第2の変換済み電気要素行列を計算するために、第1の変換済み電気要素行列に事前定義の第2の数学的変換行列Bが後側乗算される。ステップ108では、第2の変換済み電気要素行列の解析から多重材料物体の特性が決定される。この電気要素行列は、例えば多重材料物体を表現したインピーダンス行列またはアドミッタンス行列とすることが可能である。
図9は、本発明の一実施形態に従って実行可能な多重材料物体の解析に関する流れ図110である。本方法は、ステップ112において多重材料物体を表現した電気要素行列を決定するステップを含む。ステップ114では、第1の変換済み電気要素行列を計算するために電気要素行列に事前定義の第1数学的変換行列Aが前側乗算される。ステップ116では、第2の変換済み電気要素行列を計算するために第1の変換済み電気要素行列に事前定義の第2の数学的変換行列Bが後側乗算される。ステップ118では、第2の変換済み電気要素行列の解析から多重材料物体の特性が決定される。ステップ120では、多重材料物体内部の材料分布の等価的視覚表現が決定され表示される。この等価的視覚表現の一例を図7に示している。
図10は、本発明の一実施形態に従った電気信号組に基づいて多重材料物体の特性を決定する方法の流れ図130である。電気要素行列は印加電気信号及び計測電気信号から決定可能であるため、一実施形態では印加電気信号組及び計測電気信号組から多重材料物体の特性を直接決定することが可能である。本方法は、ステップ132で多重材料物体を取り囲む電極に印加電気信号組を提供するステップを含む。ステップ134では、該電極から計測電気信号からなる計測電気信号組が取得される。一実施形態では、電極からの計測電流信号からなる電流行列Iまたは計測電圧信号からなる電圧行列Vを直接用いて(電気要素行列を形成する中間ステップを存在させずに)多重材料物体の特性が決定される。電極に電圧が印加される場合は電流が計測され、また電極に電流が印加される場合は電圧が計測される。ステップ136では、第1の変換済み計測電気信号組を計算するために計測電気信号組に事前定義の第1数学的変換行列A’が前側乗算される。ステップ138では、第2の変換済み計測電気信号組を計算するために第1の変換済みの第2の電気信号組に事前定義の第2の数学的変換行列B’が後側乗算される。こうしたケースでは、行列A’及びB’は図8に示した方法のA及びBと比較して異なる値を有することになる。ステップ140では、第2の変換済み計測電気信号組の解析から多重材料物体の特性が決定される。
本発明のある種の特徴についてのみ本明細書において図示し説明してきたが、当業者によって多くの修正や変更がなされるであろう。したがって添付の特許請求の範囲が、本発明の真の精神の範囲に属するこうした修正や変更のすべてを包含させるように意図したものであることを理解されたい。
10 石油産生施設
12 油井
14 配管系
16 産生物分岐管
18 混相流量計(MPFM)
20 産生物分離装置
40 電気インピーダンス断層撮像方式のMPFMシステム
42 電極アレイ
44 電極
46 コンジット
48 電子コンディショニング回路
50 コンピュータ
52 ディスプレイ
60 電圧印加型EITシステムのブロック図
61 電極
62 電圧源
63 切替ネットワーク
64 較正回路
82 アニュラーフローレジーム
84 バブリーフローレジーム
86 チャーンフローレジーム
90
の変動を副次相の比率の増加に対して表したプロット
91 水平軸
92 垂直軸
94
の変動を副次相部分の平均距離の増加に対して表したプロット
95 水平軸
96 垂直軸
97 副次相の元の分布
98 副次相の等価分布
99 副次相の分布エリア
100 副次相の分布エリアに関する単一エリア表現
101 多重材料物体の特性を決定するための方法
102 方法ステップ
104 方法ステップ
106 方法ステップ
108 方法ステップ
110 多重材料物体の解析のための方法
112 方法ステップ
114 方法ステップ
116 方法ステップ
118 方法ステップ
120 方法ステップ
130 電気信号組に基づいて多重材料物体の特性を決定するための方法
132 方法ステップ
134 方法ステップ
136 方法ステップ
138 方法ステップ
140 方法ステップ

Claims (8)

  1. 多重材料物体を取り囲む電極から計測された電気信号組を取得する計測ユニットと、処理回路とを備える多重材料物体の特性を決定するためのシステムであって、
    前記処理回路が、
    前記計測された電気信号組から多重材料物体を表現した電気要素行列を決定するステップ(102)と、
    第1の変換済み電気要素行列を取得するために前記電気要素行列に第1の数学的変換行列を前側乗算するステップ(104)と、
    第2の変換済み電気要素行列を取得するために前記第1の変換済み電気要素行列に第2の数学的変換行列を後側乗算するステップ(106)と、
    前記第2の変換済み電気要素行列に基づいて多重材料物体の特性を決定するステップ(108)と、
    を処理する処理回路であり、
    前記多重材料物体の特性は物体内部の異なる材料の組成及び分布を含む、
    システム。
  2. 前記第1の数学的変換行列は離散形フーリエ変換行列を含みかつ前記第2の数学的変換行列は該離散形フーリエ変換行列の逆行列を含む、請求項1に記載のシステム。
  3. 多重材料物体の特性を決定する前記ステップは、第2の変換済みインピーダンス行列の対角線に沿った要素に基づいて多重材料物体内部の材料の分布内の空間的対称性を決定するステップと、第2の変換済みインピーダンス行列の対角線に沿っていない要素に基づいて多重材料物体内部の材料の分布内の非対称性を決定するステップと、を含む請求項1に記載のシステム。
  4. 多重材料物体の特性を決定する前記ステップは、ランダム発生させたフローレジームの数値的シミュレーション及び材料分布から取得した電気要素行列の情報を利用するステップを含む、請求項1に記載のシステム。
  5. 多重材料物体の特性を決定する前記ステップは、事前実験結果に基づいた電気要素行列に関する情報を利用するステップを含む、請求項1に記載のシステム。
  6. 多重材料物体の特性を決定する前記ステップは、多重材料物体内部の材料のフローレジーム、体積比率、密度及び速度を決定するステップを含む、請求項1に記載のシステム。
  7. 前記処理回路が、多重材料物体内部の材料分布に関する等価的視覚表現を決定するように構成されている、請求項1に記載のシステム。
  8. 多重材料物体を取り囲む電極に印加電気信号組を提供するための電源(62)と、
    前記電極から計測電気信号組を取得するための計測ユニット(62)と、
    印加及び計測の電気信号組に基づいて電気要素行列を決定するため、第1の変換済み電気要素行列を取得するために該電気要素行列に第1の数学的変換行列を前側乗算するため、第2の変換済み電気要素行列を取得するために該第1の変換済み電気要素行列に第2の数学的変換行列を後側乗算するため、かつ該第2の変換済み電気要素行列に基づいて多重材料物体の特性を決定するための処理回路(50)と、
    を備え、
    前記多重材料物体の特性は物体内部の異なる材料の組成及び分布を含む、
    多重材料検知システム(40)。
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