JP5788986B2 - Dslシステムで干渉を制御する方法および装置 - Google Patents

Dslシステムで干渉を制御する方法および装置 Download PDF

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Description

本発明は、全般的には通信システムに関し、より具体的には、そのようなシステムの通信チャネルの間の干渉を軽減し、抑制し、または他の形で制御する技法に関する。
マルチチャネル通信システムは、しばしば、クロストークまたはチャネル間クロストークとも称する、さまざまなチャネルの間の干渉を受けやすい。たとえば、ディジタル加入者回線(DSL)ブロードバンドアクセスシステムは、通常、より対銅線上で離散マルチトーン(DMT)変調を使用する。そのようなシステムの主な欠陥の一つは、同一バインダ内のまたは複数のバインダにまたがる複数の加入者回線の間のクロストークである。したがって、ある加入者回線を介して送信される信号が、他の加入者回線に結合され、システムのスループット性能を劣化させ得る干渉につながる可能性がある。より一般的に、所与の「犠牲者」チャネルは、複数の「妨害者」チャネルからのクロストークを受け、やはり望ましくない干渉につながる可能性がある。
クロストークを軽減し、抑制し、または他の形で制御し、有効スループット、到達範囲、および回線安定性を最大にするために、さまざまな技法が開発されてきた。これらの技法は、静的なまたは動的なスペクトル管理技法からマルチチャネル信号調整へと徐々に進歩しつつある。
たとえば、上述の技法のいくつかは、プリコーダの使用を介してチャネル間クロストークの能動的キャンセルを可能にする。DSLシステムでは、プリコーダの使用は、電話局(CO)または別のタイプのアクセスノード(AN)と顧客構内設備(customer premises equipment、CPE)ユニットまたは他のタイプのネットワーク端末(NT)との間のダウンストリーム通信についてクロストークキャンセルを達成することが企図されている。ポストコーダによって実施されるいわゆる事後補償(post−compensation)技法を使用して、NTからANへのアップストリーム通信についてクロストーク制御を実施することも可能である。
DSLシステムでダウンストリームまたはアップストリームのクロストークキャンセルのためにクロストーク係数を推定する1つの知られている手法は、ANとシステムのそれぞれのNTとの間のそれぞれの加入者回線を介して別個のパイロット信号を送信することを含む。その後、送信されたパイロット信号に基づくNTからの誤差フィードバックを使用して、クロストークを推定する。他の知られている手法は、プリコーダ係数の摂動と、信号対雑音比(SNR)または他の干渉情報のフィードバックとを必要とする。
クロストーク推定は、一般に、1つまたは複数の非アクティブ回線がDSLシステム内でアクティブ化されつつある状況で利用される。アクティブ化されつつある回線を、「アクティブ化処理中回線(activating line)」または「参加処理中回線(joining line)」と称する。たとえば、既に複数のアクティブ回線を含む同期化グループ内で1つまたは複数の非アクティブ回線をアクティブ化することが必要になる場合があり、この文脈での同期化は、異なる回線に関するDMTシンボルの時間における整列を指す。追加の回線のそのようなアクティブ化は、システム性能を最適化するために、クロストーク補償をそれ相応に調整することを必要とする場合がある。参加処理中回線に関連するクロストークを制御する例示的な技法が、引用によって本明細書に組み込まれている欧州特許出願公開第EP 1936825A1号、名称「A Transient Crosstalk Controlling Device」で開示されている。クロストーク推定は、他の状況でも、たとえば、経時的なクロストークの変化を追跡する手段として使用される。
所与の通信システムが、異なるDSL標準規格に準拠するさまざまな異なるタイプのCPEユニットを組み込む場合がある。たとえば、CPEユニットの一部が、特定のベクトル化標準規格に準拠し、他の「レガシ」CPEユニットが、その特定のベクトル化標準規格に準拠しない場合がある。そのような通信システムでは、アクティブベクトル化準拠回線からアクティブ化処理中レガシ回線へのクロストークの推定値を判定することが、特にむずかしくなる可能性がある。その結果、アクティブ化処理中レガシ回線は、フルレートアクティブ化を達成できない可能性があり、システムの性能は、悪影響を受ける。この状況は、CPEユニットが、ITU−T勧告G.993.5で最近標準化されたG.vector技術をサポートするために徐々にアップグレードされつつあるシステムなど、多数の実用的な通信システムで生じる。これらのシステムは、特にCPEユニットのリモートソフトウェアアップグレードが望ましくないか実現可能でない場合に、かなりの期間にわたってG.vector準拠CPEユニットおよびレガシCPEユニットの混合物を含むと期待される。
欧州特許出願公開第1936825号明細書 米国特許出願公開第2009/0116582号明細書 米国特許出願公開第2010/0177855号明細書 米国特許出願公開第2009/0245081号明細書
ITU−T勧告G.993.5 ITU−T勧告G.993.2、「Very high speed digital subscriber line transceiver 2 (VDSL2)」、2006年2月
本発明の例示的実施形態は、ベクトル化準拠CPEユニットとベクトル化準拠ではないレガシCPEユニットとの組合せを含むシステムでクロストーク推定値を生成する改善された技法を提供する。
本発明の一態様では、通信システムのアクセスノードは、通信システムの第1ネットワーク端末に関連するアクティブ化処理中チャネルと通信システムのそれぞれの他のネットワーク端末に関連するアクティブチャネルとの間のクロストークを制御するように構成される。アクセスノードは、たとえば、DSLシステムのDSLアクセスマルチプレクサを含むことができる。そのような実施形態では、他のネットワーク端末のうちの所与の1つは、G.vectorベクトル化標準規格に実質的に準拠するCPEユニットを含むことができるベクトル化準拠ネットワーク端末であり、第1ネットワーク端末は、G.vectorベクトル化標準規格に実質的に準拠しないCPEユニットを含むことができるレガシネットワーク端末である。
アクセスノードは、第1ネットワーク端末の初期化プロセスの指定されたフェーズ内でアクティブ化処理中チャネルを介して第1ネットワーク端末によって送信される制御信号を検出し、検出された制御信号から誤差信号を判定し、誤差信号を、アクティブチャネルを介して他のネットワーク端末のうちのそれぞれのネットワーク端末によって送信される1つまたは複数の対応する信号に相関させ、相関に基づいて、アクティブチャネルからアクティブ化処理中チャネルへのクロストークを推定し、推定されたクロストークを制御するためにベクトル化信号処理モジュールを構成する。第1ネットワーク端末によって送信される制御信号は、複数の値のセットから第1ネットワーク端末によって選択される値を含み、その検出の前に、特定の選択された値は、アクセスノードに知られていない。
クロストーク推定値の品質を評価することができ、クロストーク推定値の品質が指定された品質より低い場合には、検出する動作、判定する動作、相関させる動作、および推定する動作が、得られるクロストーク推定値が指定された品質以上になるまで1つまたは複数の追加の反復について繰り返される。
検出する動作、判定する動作、相関させる動作、および推定する動作の少なくとも1つの反復の実行に十分な時間を与えるために、初期化プロセスの指定されたフェーズの持続時間を、指定されたフェーズの指定された持続時間に対して相対的に増やすことができる。
有利なことに、例示的実施形態は、レガシ回線の初期化処理中にG.vector回線からレガシ回線へのクロストークをキャンセルする能力を提供する。これは、レガシCPEユニットについてフルレートアクティブ化を達成することを可能にし、G.vector準拠CPEユニットのアップストリーム電力バックオフ(upstream power back−off、UPBO)などのデータレート削減技法の利用を回避することができる。したがって、アクティブ化処理中レガシ回線によってそのアクティブ状態(たとえば、VDSLシステムでの「ショウタイム(show−time)」状態)の始めにアクティブ化処理中レガシ回線によって達成できるデータレートは、高出力G.vector準拠回線の存在によって実質的に影響されない。例示的実施形態は、CPEユニットが、G.vector技術が展開されるにつれて徐々にアップグレードされ、G.vector準拠CPEユニットおよびレガシCPEユニットが同一のアクセスネットワーク内に同時に存在するアクセスネットワークで、または他の形である種のレガシCPEユニットをアップグレードもしくは交換することがむずかしいアクセスネットワークで、特に有利である。
本発明の上記および他の特徴および利益は、添付図面および次の詳細な説明からより明白になる。
本発明の例示的実施形態のマルチチャネル通信システムを示すブロック図である。 例示的実施形態の図1のシステムの1つの考えうるDSL実施態様を示す図である。 図2のシステムのDSLアクセスマルチプレクサでのベクトル化プロセスの動作を示す流れ図である。 図2のシステムのベクトル化準拠DSL回線の初期化タイムラインを示す図である。 図2のシステムのレガシDSL回線の初期化タイムラインを示す図である。
本発明を、本明細書で例示的な通信システムおよびそのようなシステムでのクロストーク制御の関連する技法に関連して例示する。クロストーク制御を、実質的に連続的に適用することも、そのようなシステム内の加入者回線または他の通信チャネルのアクティブ化と共に適用し、経時的なクロストークの変化を追跡することも、他の回線管理用途に適用することもできる。しかし、本発明が、開示される特定のタイプの通信システムおよびクロストーク制御アプリケーションと共に使用することに限定されないことを理解されたい。本発明を、さまざまな他の通信システムで、および多数の代替のクロストーク制御アプリケーションで実施することができる。たとえば、DMT変調に基づくDSLシステムの環境で示されるが、開示される技法を、セルラシステム、多重入力多重出力(MIMO)システム、Wi−FiシステムまたはWiMaxシステム、その他を含むさまざまな他のタイプの有線または無線の通信システムに単純な形で適合させることができる。したがって、本技法は、DSL文脈の外の他のタイプの直交周波数分割多重(OFDM)システムならびに時間領域でのより高次の変調を利用するシステムに適用可能である。
図1に、アクセスノード(AN)102およびネットワーク端末(NT)104を含む通信システム100を示す。NT 104は、より具体的には、NT 1、NT 2、…NT Lと個別に表され、図示されているようにそれぞれの符号104−1、104−2、…104−Lによってさらに識別されるL個の別個のNT要素を含む。所与のNT要素は、たとえば、モデム、コンピュータ、または他のタイプの通信デバイス、あるいはそのようなデバイスの組合せを含むことができる。アクセスノード102は、チャネル1、チャネル2、…チャネルLとも表されるそれぞれのチャネル106−1、106−2、…106−Lを介してこれらのNT要素と通信する。
本明細書で前に示したように、システム100がDSLシステムとして実施される実施形態では、AN 102は、たとえば、電話局(CO)を含むことができ、NT 104は、たとえば、顧客構内設備(CPE)ユニットのそれぞれのインスタンスを含むことができる。そのようなDSLシステムのチャネル106は、それぞれの加入者回線を含む。各そのような加入者回線は、たとえば、より対銅線接続を含むことができる。回線は、同一バインダ内または隣接するバインダ内である可能性があり、その結果、クロストークが回線の間で生じる可能性がある。下の説明の諸部分は、システム100がDSLシステムであると仮定するが、これが実施例にすぎないことを理解されたい。
例示的なDSL実施形態では、L個の回線106−1から106−Lのすべて未満が、当初にアクティブ回線であり、L個の回線のうちの少なくとも1つは、アクティブ化され、アクティブ回線の既存のセットに加えられる「参加処理中回線」である。そのような参加処理中回線を、本明細書では「アクティブ化処理中回線」とも称する。回線の所与のセットを、たとえば、プリコーディンググループもしくはベクトル化されたグループと称する場合もある同期化グループ、またはアクティブ回線および/もしくは非アクティブ回線の任意の他の組合せとすることができる。
AN 102とNT 104との間の通信は、アクティブ回線のそれぞれについてダウンストリーム通信とアップストリーム通信との両方を含む。ダウンストリーム方向は、ANからNTへの方向を指し、アップストリーム方向は、NTからANへの方向である。図1に明示的に図示されてはいないが、限定なしに、システム100の加入者回線のそれぞれに、ダウンストリーム方向で通信する際に使用されるAN送信器およびNT受信器と、アップストリーム方向で通信する際に使用されるNT送信器およびAN受信器とが関連すると仮定する。AN送信器およびAN受信器またはNT送信器およびNT受信器を組み合わせる所与のモジュールを、一般に、本明細書ではトランシーバと称する。対応するトランシーバ回路網を、よく知られている従来の技法を使用してAN内およびNT内で実施することができ、そのような技法は、本明細書で詳細には説明しない。
この実施形態のAN 102は、クロストーク制御モジュール112に結合されたクロストーク推定モジュール110を含む。ANは、クロストーク推定モジュールを使用して、回線106の少なくともサブセットのそれぞれの回線についてクロストーク推定値を入手する。クロストーク制御モジュール112は、クロストーク推定値に基づいて回線106の少なくともサブセットの間のクロストークを軽減し、抑制し、または他の形で制御するのに使用される。たとえば、クロストーク制御モジュールを利用して、ANからNTに送信されるダウンストリーム信号の事前補償および、それに加えてまたはその代わりに、NTからANに送信されるアップストリーム信号の事後補償を提供することができる。本発明の例示的実施形態で実施される事後補償技法のより詳細な例を、下で図2および3に関連して説明する。
クロストーク推定モジュール110を、NT 104から受信された信号に基づいてAN 102内で生成された誤差サンプル、SNR値、もしくは他のタイプの測定値、またはNT 104内で生成されNT 104からAN 102にフィードバックされた測定値からクロストーク推定値を生成するように構成することができる。本明細書で使用される時に、用語SNRが、信号対干渉雑音比(SINR)など、他の類似する測定値を包含するように広く解釈されることを意図されていることに留意されたい。
他の実施形態では、クロストーク推定値を、AN 102の外部で生成し、将来の処理のためにANに供給することができる。たとえば、そのような推定値を、NT 104内で生成し、プリコーディング、事後補償、または他のクロストーク制御アプリケーションでの使用のためにANに返すことができる。クロストーク推定値を、本明細書で、より一般的にクロストークチャネル係数、クロストークキャンセル係数、または単純にクロストーク係数と称する場合がある。
クロストーク推定モジュール110は、補間されたクロストーク推定値を生成するために補間機能性を組み込むことができる。本発明と共に利用できる補間技法の例が、本願と同一の譲受人に譲渡され、引用によって本明細書に組み込まれている、米国特許出願公開第2009/0116582号、名称「Interpolation Method and Apparatus for Increasing Efficiency of Crosstalk Estimation」で開示されている。
AN 102を、さらにまたはその代わりに、線形モデル補間を使用するチャネル推定の技法を実施するように構成することができる。そのような技法を実施する際に、ANは、回線106のそれぞれの回線を介してパイロット信号を送信する。誤差サンプルまたはSNR値などの対応する測定値が、NTからANにフィードバックされ、クロストーク推定モジュール110内でクロストーク推定値を生成するのに利用される。その後、ANは、クロストーク推定値に基づいて、事前補償、事後補償を実行し、または他の形でクロストークを制御する。上記および他の類似する構成に関する追加の詳細が、本願と同一の譲受人に譲渡され、引用によって本明細書に組み込まれている、2009年6月29日に出願した米国特許出願第12/493328号、名称「Crosstalk Estimation and Power Setting Based on Interpolation in a Multi−Channel Communication System」に記載されている。
クロストーク推定モジュール110は、雑音除去されたクロストーク推定値を生成するために雑音除去機能性を組み込むことができる。本発明の実施形態と共に使用するのに適するクロストーク推定値雑音除去技法の例が、本願と同一の譲受人に譲渡され、引用によって本明細書に組み込まれている、米国特許出願公開第2010/0177855号、名称「Power Control Using Denoised Crosstalk Estimates in a Multi−Channel Communication System」に記載されている。しかし、本発明が、特定の雑音除去技法の使用を必要としないことを了解されたい。本明細書で説明される例示的実施形態は、チャネル係数推定プロセスの一部として周波数フィルタを使用する雑音除去機能性を組み込むことができる。
AN 102は、さらに、メモリ120に結合されたプロセッサ115を含む。メモリを使用して、本明細書で説明される機能性を実施するためにプロセッサによって実行される1つまたは複数のソフトウェアプログラムを格納することができる。たとえば、クロストーク推定モジュール110およびクロストーク制御モジュール112に関連する機能性を、少なくとも部分的にそのようなソフトウェアプログラムの形で実施することができる。メモリは、本明細書でより一般的に、実行可能プログラムコードを格納するコンピュータ可読記憶媒体と称するものの例である。コンピュータ可読記憶媒体の他の例は、ディスクまたは他のタイプの磁気媒体または光媒体を含むことができる。
図1に示されたAN 102が、本明細書でこの用語が使用される時の「アクセスノード」の1つの例示にすぎないことを了解されたい。そのようなアクセスノードは、たとえば、DSLアクセスマルチプレクサ(DSLAM)を含むことができる。しかし、本明細書で使用される時の用語「アクセスノード」は、たとえば、DSLAMなどのCO内の特定の要素またはCO自体ならびにCOを含まないシステム内の他のタイプのアクセスポイント要素を包含するように広く解釈されることが意図されている。
図1の例示的実施形態では、回線106は、すべてが同一のAN 102に関連する。しかし、他の実施形態では、これらの回線が、複数のアクセスノードにまたがって分配される場合がある。そのような複数のアクセスノードの異なるアクセスノードが、異なるベンダからのものである場合がある。たとえば、従来のシステムでは、別個のベンダの複数のアクセスノードをDSL回線の同一バンドルに接続できることが、よく知られている。これらおよび他の条件の下で、さまざまなアクセスノードが、最適の干渉除去を達成するためにお互いと相互作用しなければならない場合がある。
NT 104のそれぞれを、本願と同一の譲受人に譲渡され、引用によって本明細書に組み込まれている、米国特許出願公開第2009/0245081号、名称「Fast Seamless Joining of Channels in a Multi−Channel Communication System」に記載されているように、制御信号経路を介してAN 102によって供給される制御信号に応答して動作の複数のモードに構成可能とすることができる。そのような動作モードは、たとえば、参加モードおよび追跡モードを含むことができる。しかし、このタイプの複数モード動作は、本発明の要件ではない。
事後補償器(post−compensator)を含む図1のシステム100の実施態様を、下で図2および3を参照して説明する。そのような事後補償器は、NT 104からAN 102へのアップストリーム通信の能動クロストークキャンセルに使用される。しかし、類似する技法を、ダウンストリーム通信のクロストークを制御する際の使用に適合させることができることを強調しなければならない。さらに、本明細書で開示される技法は、特定の定義されたダウンストリーム方向またはアップストリーム方向がない対称通信を必要とするシステムに適用可能である。
ここで図2を参照すると、ベクトル化されたDSLシステム200は、前に説明したマルチチャネル通信システム100の考えうる実施態様を表す。オペレータアクセスノード内のDSLAM 202は、複数のCPEユニット204を、バインダ206内のそれぞれの銅より対線を介して接続する。CPEユニット204は、より具体的には、リモートVDSLトランシーバユニット(VTU−R)204−1、204−2、204−3、および204−4を含む。これらのVTU−Rは、それぞれのオペレータ側VDSLトランシーバユニット(VTU−O)208−1、208−2、208−3、および208−4と通信する。DSLAM 202は、さらに、ベクトル制御エンティティ(VCE)210およびベクトル化信号処理モジュール212を含む。
この実施形態では、限定なしに、VTU−R 204−1および204−2が、特定のベクトル化標準規格、より具体的には、引用によって本明細書に組み込まれているITU−T勧告G.993.5、「Self−FEXT cancellation (vectoring) for use with VDSL2 transceivers」、2010年4月で開示されたG.vector標準規格に準拠すると仮定する。そのようなVTU−Rを、本明細書では「準拠」VTU−Rと称する。他の2つのVTU−R 204−3および204−4は、本明細書で「レガシ」VTU−Rと称するものの例であり、この実施形態では、G.vector標準規格に非準拠であるが、引用によって本明細書に組み込まれている、ITU−T勧告G.993.2、「Very high speed digital subscriber line transceiver 2 (VDSL2)」、2006年2月に準拠すると仮定する。変更を、レガシVTU−Rに対して行うことができないと仮定する。準拠VTU−RおよびレガシVTU−Rを定義するためのこれらの特定の標準規格の使用が、実施例にすぎず、本発明の技法を、ベクトル化準拠CPEユニットおよびレガシCPEユニットの他のタイプおよび構成に単純な形で適合させることができることに留意されたい。
DSLAM 202内のベクトル化信号処理ユニット212は、VCE 210の制御の下で、ダウンストリーム方向で送信される信号の事前補償およびアップストリーム方向で受信される信号の事後補償を実施するように構成される。前に示したように、これは、クロストークチャネル係数の正確な知識を必要とする。しかし、G.vector準拠とレガシとの両方のCPEユニット204の混合を含む図2のシステム200などのシステムでは、問題が生じる可能性がある。より具体的には、G.vector準拠VTU−R 204−1および204−2内の送信器からレガシVTU−R 204−3および204−4に接続されたVTU−O 208−3および208−4の受信器へのクロストーク係数を学習することは、従来の実践の下で特に問題がある可能性がある。
G.vector VTU−RとレガシVTU−Rとの両方が、図4および5の初期化タイムラインのアクティブ化処理中回線部分に示されている、ハンドシェークフェーズ、チャネルディスカバリフェーズ、トレーニングフェーズ、およびチャネル分析フェーズを含む複数のフェーズを使用して初期化される。チャネルディスカバリおよびトレーニングは、別々のフェーズと考えられるが、これらの図ではチャネルディスカバリ/トレーニングと表される。チャネル分析フェーズを、チャネル分析および交換(CAE)フェーズとも称する。VCE 210は、一般に、アクティブVTU−Rのセット(「妨害者」)からアクティブ化されつつある参加するVTU−R(「犠牲者」)へのクロストークチャネルを、犠牲者が初期化のチャネル分析フェーズに入る前に学習する必要がある。その後、事後補償を使用して、参加処理中回線が、本明細書で「フルレートアクティブ化」とも称する、最高の可能なデータレートでアクティブ化することを可能にすることができる。G.vector ITU G.993.5勧告は、アップストリーム方向とダウンストリーム方向との両方でのフルレートアクティブ化の機構を提供する。
たとえば、アップストリーム方向では、204−1または204−2などのG.vector準拠VTU−Rは、チャネルディスカバリ/トレーニングフェーズの後に一時停止し、チャネル分析フェーズに入る前に、O−P−VECTOR−2/R−P−VECTOR−2と表される新しいフェーズ(「ベクトル−2」フェーズ)に進む。図4の初期化タイムラインのアクティブ化処理中回線部分を参照されたい。ベクトル−2フェーズは、アクティブ化処理中VTU−Rに、知られているパイロットシーケンスをアップストリームに送信させるのに使用される。アクティブ妨害者回線も、図4の初期化タイムラインのアクティブ回線部分に示されているように、同期シンボル中に周期的にパイロットシーケンスを送信しつつある。その後、対応するアップストリームVTU−O受信器は、誤差信号すなわち、期待される信号と受信された信号との間の差を測定する。誤差信号を、妨害する回線によって送信されたパイロット信号と相関させることによって、各妨害者からのクロストークチャネルを推定することができる。これは、初期化するG.vector準拠VTU−R 204−1または204−2のフルレートアクティブ化を達成するための事後補償の使用を可能にする。
図2の実施形態の204−3または204−4などのレガシVTU−Rは、この機能性を有していない。というのは、ベクトル−2フェーズが、オリジナルのVDSL2初期化手順の一部ではないからである。より一般的に、レガシVTU−Rの初期化手順は、アクティブVTU−Rからのクロストークを測定するための備えを含まず、前に述べた問題につながる。したがって、従来の実践の下では、一般に、アクティブ化処理中VTU−RがG.vector準拠ではない時に、アップストリーム方向でフルレートアクティブ化を達成することができない。この問題は、下で説明する形で、この例示的実施形態で有利に解決される。
図3に、レガシVTU−R 204−3または204−4のうちの所与の1つのフルレートアクティブ化を提供するためにDSLAM 202内で実施されるプロセスを示す。G.vector準拠VTU−R 204−1または204−2のうちの少なくとも1つが、レガシVTU−Rがその初期化を開始する時にアクティブであると仮定する。したがって、これらのG.vector準拠VTU−R 204−1および204−2のうちの少なくとも1つは、レガシVTU−Rが初期化しつつある時にその動作のアクティブモードまたはショウタイムモードであり、したがって、図4および5の初期化タイムラインのアクティブ回線部分に示されているように、パイロット信号の散在するデータを送信しつつある。図3のプロセスは、図示のようにステップ302から316を含み、VCE 210、ベクトル化信号処理モジュール212、および少なくともVTU−O 208のサブセットを使用して実施される。
ステップ302では、初期化プロセスの早期部分でアクティブ化処理中レガシVTU−Rに関連するチャネル内でアップストリームに送信された制御信号が検出される。これらの検出された制御信号は、ステップ304で少なくとも1つの誤差信号を判定するのに使用される。1つまたは複数の妨害者VTU−Rに関連する1つまたは複数の干渉するチャネル内で同時に送信された信号に関する情報を、ステップ306で入手する。ステップ308で、誤差信号を、干渉するチャネル上で同時に送信された信号と相関させて、干渉チャネル特性および残っている雑音を判定する。ステップ310で、チャネル特性の品質を評価し、ステップ312で、残っている雑音成分の特性およびチャネル内の変化を分析する。ステップ314で、導出されたパラメータに十分な信頼度があるか否かを判定する。ない場合には、このプロセスは、示されたステップ302および306に戻る。ステップ314での判定が肯定である場合には、ステップ316に示されているように、得られるクロストーク係数を、ベクトル化信号処理モジュール212内の事後補償器に適用する
したがって、図3のプロセスは、レガシVTU−Rの初期化プロセスの早期部分でロバストに通信される制御信号を検出することによって、システム200内の他のアクティブチャネルからの干渉を推定する。誤差信号が、クロストーク係数を判定するために、導出され、評価され、アクティブ回線上で送信された信号と相関される。クロストーク推定プロセスは、推定の品質およびチャネル変動の起こりうる発生を判定するために監視される。
本明細書で使用される用語「検出」が、複数の取りうる制御信号値のうちのどれが送信されたのかを判定することを含む構成を包含するように広く解釈されることを意図されていることに留意されたい。たとえば、DSLAM 202が、特定のVTU−R 204が所与のトーン上で4つの取りうる信号値のうちの1つを送信していなければならないこと先験的に知っている実施形態では、検出器を、これらの4つの取りうる信号値のうちのどれが実際に送信されたのかを判定するように構成することができる。そのような構成は、検出される前に特定の選択された値がアクセスノードに知られていない、複数の値のセットからアクティブ化処理中ネットワーク端末によって選択された値を含む制御信号と本明細書でより広く称するものの例である。
ステップ314での判定が、推定プロセスを完了するのにより長い時間が必要であることを示す場合には、肯定応答を遅延させる、否定応答を送信する、または再送信を起こさせるために制御信号の一部を意図的に判別不能に劣化させるなど、複数の異なる技法を使用して、初期化プロセスを低速化することができる。
図3の図に示された特定の処理ステップが、実施例としてのみ提示され、追加のまたは代替のステップを他の実施形態で使用できることを了解されたい。
図3の流れ図で実行できるある種の信号処理動作のより詳細な例を、VTU−R 204−1、204−2、および204−3にそれぞれ関連する回線1、2、および3を参照して、これから提供する。この例では、VTU−R 204−1および204−2に関連する回線1および2が、アクティブのベクトル化準拠回線であり、VTU−R 204−3に関連する回線3が、アクティブ化処理中のレガシ回線であると仮定する。VTU−R 204−4に関連する回線4は、この例ではアクティブでもアクティブ化処理中でもない。シンボル期間t中に、送信される信号を、
[t]=p[t/257]、tが257の倍数である場合、
[t]=d[t]、それ以外の場合、
[t]=p[t/257]、tが257の倍数である場合、
[t]=d[t]、それ以外の場合、および
[t]=c[t]
と表すことができ、ここで、pおよびpは、パイロットシーケンスであり、dおよびdは、データシーケンスであり、cは、制御信号である。特定の制御信号は、DSLAM 202によって先験的に知られてはいないが、各シンボル期間に、4つの複素数値
=1+j、v=1−j、v=−1−j、およびv=1−j
のうちの1つになることが知られている。
周波数領域等化器(FEQ)および正規化による補償の後に、シンボル期間t中に回線3のVTU−O 208−3によって受信される信号は、
r[t]=x[t]+g3,1[t]+g3,2[t]+z[t]
であり、ここで、g3,1およびg3,2は、それぞれ回線1および回線から回線3への正規化されたクロストークチャネル係数であり、zは、正規化された背景雑音である。
ステップ302では、回線3のVTU−O 208−3が、r[t]を観察し、x[t]の値を判定することを試みる。たとえば、VTU−O 208−3は、次のようにx[t]の値を推定することができる。
Figure 0005788986
この例では、送信された値は、r[t]に最も近い値として判定される。この例示的検出器を、同一の値x[t]が10個のトーンおきに送信される、modulo a固定クォドラントスクランブリング回転パターンを考慮に入れることによって、よりロバストにすることができる。したがって、上の検出器などの検出器を、トーン1、11、21、31、…に独立に適用することができ、その後最終的な判断を、固定クォドラントスクランブリング回転パターンの影響を元に戻した後に、個々のトーン上で最も頻繁に検出される値を選択することによって行うことができる。代替案では、最尤検出を使用して、単一のステップでトーン1、11、21、31、…上で受信される値r[t]から単一の値
Figure 0005788986
を直接に推定することができる。
ステップ304では、誤差信号が
Figure 0005788986
として判定される。検出が正しく行われる場合には、
Figure 0005788986
であり、
e[t]=g3,1[t]+g3,2[t]+z[t]
が得られる。
ステップ308では、t=257kの形の時刻に観察された誤差が、回線1上で送信されたパイロットシーケンスと相関され、その結果に、正規化係数Cを乗じて、係数の推定値g3,1が得られる。
Figure 0005788986
ここで、Lは、パイロットシーケンスpおよびpの周期である。これらの2つのパイロットシーケンスは、相互に直交なので、
Figure 0005788986
が得られる。次に、
Figure 0005788986
になる。この式の右辺の和は、背景雑音による推定値の劣化を表す。これを、たとえばLを十分に長くすることによって小さく保つことができる。
ステップ310および312では、評価および分析を、複数の異なる形で行うことができる。1つの単純な手法は、L個のパイロットシンボルを使用して推定値
Figure 0005788986
の第1の値を入手し、その後、L個のパイロットシンボルの第2のシーケンスを使用して推定値
Figure 0005788986
の第2の値を入手することである。第1の推定値が値xを有し、第2の推定値が値yを有する場合には、不確実性を、
Figure 0005788986
と推定することができる。
ステップ314では、ステップ310および312で推定された不確実性が、指定されたしきい値未満である場合に、所与のトーンでの十分な信頼度を示すことができる。その後、トーンごとの不確実性が、十分な個数のトーンでしきい値未満である場合に、全体的な十分な信頼度を示すことができる。同様に、隣接するトーンでのクロストーク係数がほぼ同一になると期待されるシステムでは、値xが所与のトーンでのクロストーク推定値であり、値yが隣接するトーンでのクロストーク推定値であると解釈することができる。次に、上の式は、この2つのトーンでのクロストーク測定値の不確実性を推定する。信頼度測定値を、多数の他の形で判定することができ、補間技法を使用できることに留意されたい。また、しきい値を、トーンごとに、トーンのグループごとに、または他の形で定義することができる。
上で与えた特定の信号処理の例は、いかなる形でも限定的と解釈されてはならず、その代わりに、単に、図3のプロセスで実行できる信号処理動作の1つの考えうるセットを例示することが意図されている。
この実施形態では、DSLAM 202は、クロストーク係数を推定するために通常のVDSL2初期化プロセスの早期部分中に生成される制御信号を処理するように構成される。ベクトル化信号処理モジュール212は、アクティブVTU−Rからの信号と同時に、初期化プロセスの早期部分でレガシVTU−Rから信号を受信する。対応する誤差信号およびクロストーク推定値が、チャネルの初期化が確立されクロストーク推定値が十分に正確であるかどうかを判定するために評価される。
前に示したように、図3のプロセスのステップ302に示された制御信号は、正確に復号できる特にロバストな信号であり、受信器が対応する誤差信号を測定することを可能にする。したがって、所期の信号を復号し、誤差信号を測定し、誤差信号をアクティブ回線からの送信と相関させる推定ステップを、標準的なVDSL2初期化プロセス中に実行することができる。前に示したように、初期化プロセスの持続時間、特にチャネルディスカバリ/トレーニングフェーズを、肯定応答を遅延させる、否定応答を送信する、または再送信イベントを強制するために信号を意図的に劣化させることによって、延長することができる。
図4のG.vector初期化タイムラインを参照すると、G.vector準拠VTU−Rのアクティブ化処理中回線の場合に、アクティブ化処理中回線のフルレートアクティブ化を達成するために、アクティブ回線、アクティブ化処理中回線、およびVCEによって行われるアクションが示されている。図5は、レガシVTU−Rのアクティブ化処理中回線の場合の対応する初期化タイムラインを示す。初期化プロセスのチャネルディスカバリ/トレーニングフェーズ中に、アクティブ化処理中回線のレガシVTU−R 204は、知られていないが粗な信号をアップストリームに送信する。これらは、アクティブ化処理中回線の対応するVTU−O 208によって復号される制御信号であり、このVTU−O 208は、その後、期待される信号と受信された信号との間の差を測定する。これらの誤差測定値は、VCE 210に転送され、VCE 210は、クロストーク係数を推定し、ベクトル化信号処理ユニット212が計算された補償係数を使用して事後補償を開始できる時を判定する。事後補償が働くようになった後に、アクティブ化処理中回線は、チャネル分析フェーズに移動する。上で言及された粗な信号は、一般に、4−QAMなどの低次信号コンステレーションを利用し、ここで、コンステレーションポイントは、非常に遠く離れており、したがって、雑音および干渉/クロストークの存在の下で簡単に検出される。
ステップ302および304でのレガシVTU−Rからの制御信号の処理に関する追加の詳細を、これから説明する。VDSL2初期化プロセスの早期部分は、レガシVTU−Rが、事前定義のスクランブリングを使用して4−QAMコンステレーションにマッピングされたロバストな2進信号を送信することを要求する。情報は、反復を使用してロバストに符号化され、したがって、チャネルディスカバリ/トレーニングフェーズを含む初期化プロセスの早期部分で強い干渉および過度の雑音の存在下であっても、復号が簡単である。ベクトル化信号処理モジュール212は、これらの信号が複数のDMTシンボルにわたって符号化されていないのでこれらの信号を即座に復号でき、その後誤差信号を即座に判定することができる。これは、もちろん、VTU−Rが情報をまったく送信しない時、すなわちすべて0のパターンを送信する時にも可能である。導出される誤差信号は、クロストークを判定するために初期化プロセスの早期に、具体的にはチャネルディスカバリ/トレーニングフェーズ中に使用される。
制御信号が復号された後に、制御信号は、最終的には知られている信号になり、これを使用して、ステップ304でトーンごとの誤差信号を判定することができる。復号の前に、アクティブ化処理中回線上で送信された制御信号は、受信器に知られていない。この制御信号についてVTU−Rによって選択される値は、VTU−RとDSLAMとの間で以前に交換された制御信号とは独立に選択される。これは、DSLAMが対応するVTU−Rのパイロットシーケンスを割り当て、これがR−P−VECTOR−2信号を前もって決定する、G.vector準拠回線のプロセスとは対照的である。
その後、誤差信号を、ステップ308で、他の回線上で送信された信号に対して相関させることができる。例示のための実施例として、クロストークチャネルを推定するために、誤差信号を、妨害者回線上で周期的に送信されるパイロット信号に対して相関させることができる。妨害者回線上で送信される特定のパイロット信号は、VCE 210に前もって知られている。したがって、ステップ306を、メモリ120に格納された、VCE 210からアクセス可能なパイロット信号情報を入手することによって実行することができる。
初期化プロセスの早期部分で、誤差信号は、チャネルが既に安定しているかどうか、ならびにFEQおよび時間領域等化器(TEQ)がトレーニング済みであり、他のパラメータ、たとえばフィルタセッティングがセット済みであるかどうかを判定するのに使用される。VTU−O 208およびVCE 210は、直接チャネル内の変化を検出し、その影響の一部を変換して、調整されたチャネル干渉パラメータを判定することができる。それでも、チャネルディスカバリ/トレーニングフェーズは、クロストークを推定し、それを補償し始めるために限られた長さの時間だけを提供する。推定プロセスは、チャネルが安定した時に関する指示を提供するように設計される。干渉特性の一部は、既に判定されている可能性があるが、FEQ、TEQ、または他のチャネル関連パラメータの変化は、調整が行われることを必要とする可能性があり、変更を検証するため、たとえばパラメータが位相変化を引き起こしたことを確立し、調整される干渉パラメータを検証するためのある追加の測定を必要とする可能性がある。チャネルは、FEQ、TEQ、フィルタセッティング、および他のパラメータがトレーニングされた時に安定する。
レガシVTU−Rについて、ITU−T勧告G.993.2で指定される標準の初期化プロセスに従うと仮定する。しかし、前に示したように、DSLAM 202を、チャネル推定の品質を監視し、必要に応じてチャネルディスカバリ/トレーニングフェーズを延長するように構成することができる。その間に少数のトーンのみがアクティブであるハンドシェークフェーズが完了した後に、初期化プロセスは、チャネルディスカバリフェーズに継続し、これに、トレーニングフェーズ、および最終的にチャネル分析フェーズが続く。最後の3つのフェーズは、複数のサブフェーズを有し、初期化プロセスのこのより後の部分では、VTU−OとVTU−Rとの間に強い相互作用がある。この実施形態のレガシCPEユニットのタイムアウトは、フェーズごとに10秒である。初期化プロセスは、いずれかのフェーズのタイムアウト、いずれかのフェーズ中の欠けているまたは不完全なタスク、いずれかのフェーズ中の初期化プロトコルの違反(SOCメッセージを肯定応答するためのタイムアウトを含む)、または250msのスケジューリングされない沈黙の検出というイベントのうちのいずれかが発見される場合に、打ち切られる。
クロストークチャネル係数の推定用の追加の時間を可能にするために初期プロセスを遅延させる際には、ある種のフェーズが完了に最小の時間を必要とし、一般に、各フェーズの終りに向かって動作を遅延させ始めることが有利であることを理解されたい。通常は、クロストークの判定に重大な問題がない限り、特定のフェーズに関する全体的な10秒タイムアウトに違反することを避けることが望ましい。干渉チャネル自体が通常はかなりのタイムインターバルにわたって実用的に一定なので、初期化プロセスの再開始が、測定値の消失をもたらさない場合がある。シンボル同期化手順の再初期化ならびにFEQパラメータおよびTEQパラメータの調整は、通常、フェーズ変化をもたらし、このフェーズ変化は、直接チャネルおよび干渉チャネルの選択されたトーンの測定の際に、VCE 210が以前の測定値を使用して実際のチャネル係数を判定することを可能にする場合がある。
チャネルが正確に推定された後に、ベクトル化されたシステム200は、ベクトル化信号処理モジュール212内で実施される事後補償によって、妨害者からのクロストーク干渉を抑制することができる。この事後補償が、チャネル分析フェーズ中にアクティブである場合には、アクティブ化処理中レガシVTU−Rを、アクティブ状態で最高の可能なレートを達成するように構成することができ、このアクティブ状態を、前に注記したように、本明細書では「ショウタイム」とも称する。
レガシVTU−Rのフルレートアクティブ化を達成するこの能力は、特に有益であり、例示的実施形態の重要な利益である。フルレートアクティブ化の達成の失敗は、ある種のトーンが使用不能として指定されることにつながり、これによって、ショウタイム中に達成可能なデータレートを制限する可能性がある。
従来の実践の下で、DSLAMの近くに配置されるVTU−Rが、通常、より遠くのVTU−Rからの弱い信号を圧倒するのを避けるためにアップストリーム電力バックオフ(UPBO)を利用することを要求されることにも留意されたい。レガシ回線の初期化処理中にG.vector回線からレガシ回線へのクロストークをキャンセルする能力を提供することによって、例示的実施形態は、G.vector回線上でUPBOを利用する必要を回避することができ、あるいは、より少なく保守的なセッティングを用いてUPBOを使用することを可能にすることができる。したがって、ショウタイムの始めのアクティブ化処理中レガシ回線でのデータレートは、高出力G.vector準拠回線の存在によって大きくは影響されない。これらの実施形態は、G.vector技術が展開されるにつれてCPEユニットが徐々にアップグレードされ、G.vector準拠CPEユニットとレガシCPEユニットとの両方が同一のアクセスネットワーク内に同時に存在するアクセスネットワーク、または他の形である種のレガシCPEユニットをアップグレードしもしくは交換することがむずかしいアクセスネットワークで、特に有利である。
本発明の実施形態を、少なくとも部分的に、システム100のAN 102のメモリまたは他のプロセッサ可読媒体に格納された1つもしくは複数のソフトウェアプログラムの形で実施することができる。そのようなプログラムを、AN内のプロセッサによって取り出し、実行することができる。プロセッサ115を、そのようなプロセッサの例とみなすことができる。もちろん、任意の組合せのハードウェア、ソフトウェア、またはファームウェアの多数の代替構成を、本発明に従ってこれらおよび他のシステム要素を実施する際に利用することができる。たとえば、本発明の実施形態を、DSLチップまたは他の類似する集積回路デバイス内で実施することができる。したがって、トランシーバ208、VCE 210、およびベクトル化信号処理モジュール212などの要素を、単一の集積回路上で、または複数の集積回路を使用して、集合的に実施することができる。もう1つの例として、本発明の実施形態を、DSLAMまたは他のアクセスノードの複数の回線カードを使用して実施することができる。
本発明の実施形態を実施する際の使用に適合させることができる複数の回線カード構成を有するアクセスノードの例が、2009年6月24日に出願した欧州特許出願第09290482.0号、名称「Joint Signal Processing Across a Plurality of Line Termination Cards」で開示されている。
上で説明した実施形態が、実施例のみとして提示されることを、もう一度強調しなければならない。他の実施形態は、特定の通信アプリケーションの必要に応じて、異なる通信システム構成、ANおよびNTの構成、通信チャネル、クロストーク推定値生成およびクロストーク制御プロセスのステップを使用することができる。したがって、代替実施形態は、通信システムの複数のチャネルの間のクロストークを制御することが望ましい他の環境で、本明細書で説明される技法を利用することができる。
また、例示的実施形態を説明する文脈で設けられた特定の仮定を、本発明の要件と解釈してはならないことを理解されたい。本発明を、これらの特定の仮定があてはまらない他の実施形態で実施することができる。
添付の特許請求の範囲の範囲内の上記および多数の他の代替実施形態が、当業者にたやすく明白になるであろう。

Claims (10)

  1. 通信システムの第1ネットワーク端末に関連するアクティブ化処理中チャネルと通信システムのそれぞれの他のネットワーク端末に関連する複数のアクティブチャネルとの間のクロストークを制御する方法であって、通信システムのアクセスノード内で実施される方法において、
    第1ネットワーク端末の初期化プロセスの指定されたフェーズ内でアクティブ化処理中チャネルを介して第1ネットワーク端末から受信した信号に含まれている制御信号を検出するステップであって、第1ネットワーク端末によって送信される制御信号が、複数の値のセットから第1ネットワーク端末によって選択される値を含み、前記検出の前に、特定の選択された値が、アクセスノードに知られていない、検出するステップと、
    第1ネットワーク端末から受信した信号と、検出された制御信号から誤差信号を判定するステップと、
    誤差信号を、アクティブチャネルを介して他のネットワーク端末のうちのそれぞれのネットワーク端末によって送信される1つまたは複数の対応する信号に相関させるステップと、
    相関に基づいて、アクティブチャネルのうちの1つまたは複数からアクティブ化処理中チャネルへのクロストークを推定するステップと、
    推定されたクロストークを制御するためにアクセスノードのベクトル化信号処理モジュールを構成するステップと
    を含む、方法。
  2. 通信システムが、DSLシステムを含み、アクセスノードが、DSLアクセスマルチプレクサを含み、他のネットワーク端末が、指定されたベクトル化標準規格に実質的に準拠するベクトル化準拠ネットワーク端末を含み、第1ネットワーク端末が、指定されたベクトル化標準規格に実質的に準拠しないレガシネットワーク端末を含む、請求項1に記載の方法。
  3. 初期化プロセスの指定されたフェーズが、チャネルディスカバリフェーズ、トレーニングフェーズ、および初期化プロセスのチャネル分析フェーズの前のフェーズのうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の方法。
  4. 推定されたクロストークを制御するためにアクセスノードのベクトル化信号処理モジュールを構成することが、第1ネットワーク端末からアクセスノード内で受信された信号の事後補償を提供するために事後補償器を構成することをさらに含み、事後補償が、アクティブ化処理中チャネルの初期化プロセスのチャネル分析フェーズの少なくとも一部の間に提供され、初期化プロセスのチャネル分析フェーズ中の事後補償の提供が、チャネル分析フェーズ中の事後補償なしで別様に可能であるものより高いデータレートでアクティブ化処理中チャネルがその後にアクティブになることを可能にする、請求項1に記載の方法。
  5. 検出するステップ、判定するステップ、相関させるステップ、および推定するステップの少なくとも1つの反復の実行に十分な時間を与えるために、指定されたフェーズの指定された持続時間に対する相対的な初期化プロセスの指定されたフェーズの持続時間を増やすステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  6. 初期化プロセスの指定されたフェーズの持続時間が、アクセスノードから第1ネットワーク端末への肯定応答の送信を遅延させることと、アクセスノードから第1ネットワーク端末へ否定応答を送信することと、第1ネットワーク端末で再送信イベントを強制するためにアクセスノードから第1ネットワーク端末へ送信される信号を意図的に劣化させることとのうちの少なくとも1つによって増やされる、請求項5に記載の方法。
  7. 制御信号を検出するステップが、セット内の複数の値のうちのどれが特定のトーン上で第1ネットワーク端末によって送信されたのかを判定することを含む、請求項1に記載の方法。
  8. システムのアクセスノードのプロセッサによって実行された時に、アクセスノードに請求項1に記載の方法のステップを実行させる実行可能プログラムコードをその中で実施されるコンピュータ可読記憶媒体。
  9. 通信システムの第1ネットワーク端末に関連するアクティブ化処理中チャネルと通信システムのそれぞれの他のネットワーク端末に関連する複数のアクティブチャネルとの間のクロストークを制御するように構成されたアクセスノード
    を含む装置であって、アクセスノードが、
    複数のトランシーバと、
    ベクトル制御エンティティと
    ベクトル化信号処理モジュールと
    をさらに含み、第1ネットワーク端末からアクティブ化処理中チャネルを介して第1ネットワーク端末の初期化プロセスの指定されたフェーズ内に受信し信号に含まれている制御信号が、トランシーバのうちの1つによって検出され、誤差信号が、第1ネットワーク端末から受信した信号と、検出された制御信号から判定され、誤差信号が、アクティブチャネルを介して他のネットワーク端末のうちのそれぞれのネットワーク端末によって送信された1つまたは複数の対応する信号と相関され、
    第1ネットワーク端末によって送信された制御信号が、複数の値のセットから第1ネットワーク端末によって選択された値を含み、前記検出の前に、特定の選択された値が、アクセスノードに知られておらず、
    ベクトル制御エンティティが、相関に基づいて、アクティブチャネルのうちの1つまたは複数からアクティブ化処理中チャネルへのクロストークを推定し、
    ベクトル化信号処理モジュールが、推定されたクロストークを制御するように構成される
    装置。
  10. 請求項9に記載のアクセスノードを含む通信システム。
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