JP5787294B2 - 無線通信システム、基地局及び端末 - Google Patents

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Description

本発明は、無線基地局に複数の産業用機器が収容される無線通信システムに関する。特に通信の際に利用する無線リソースの消費量を抑制する技術に関する。
自動販売機やスマートメータ等の産業用機器が、IPネットワークに接続された機器同士で、相互に通信を行うM2M(Machine to MachineもしくはMachine to Management)システムにより、人間の手を介さずに機器の情報収集や、最適な制御を行う事が可能となる。
点在するM2Mシステムの端末(以下、M2M端末)は無線基地局に収容され、M2M端末は定期的に自身の管理データをサーバに送信する為、無線基地局とセッションを確立して通信を行う。
近年、M2M端末はスマートメータの普及などにより、爆発的な増加が予測されており、また、より精度の高い制御を実施する為、M2M端末の情報送信タイミングの短縮が見込まれ、無線リソースの逼迫が問題となっている。
上記特許文献1では、セッション管理手段が、固定端末のためのセッションと移動端末のためのセッションとについて、端末の種別を示す種別情報と通信の実施の状態を示す状態情報とを含むセッション情報を保持する。そして、セッション整理手段は、セッション管理手段にて保持されているセッション情報に基づき、種別情報が移動端末であり、かつ通信が行われない状態が第1の監視時間以上継続しているセッションを切断するという方法を開示しており、移動しない固定端末については、セッションを切らないことで産業用機器のセッションを張る際のオーバヘッドを削減する先行技術が開示されている。
特開2010−4122号公報
近年では、スマートメータ等の位置が固定されたM2M機器端末の増加が予測される。このような固定端末の増加により無線リソースが逼迫すると考えられる。M2M端末からデータを送信する際には、一般的には送信データ量は小さく、通信の開始、終了等の制御に掛る無線リソースのオーバヘッドが大きいことが問題である。こうした課題の解決手段として、上記特許文献1において、位置が固定された端末については、その種別情報を元に、セッションを切断しないという技術が知られている。
また、通常、基地局装置が接続されるネットワークはIP網(インターネットプロトコル・ネットワーク)によって構成され、各情報はパケットに分割され、各パケットには、送信元と宛先のIPアドレス情報などの、オーバヘッドが存在する。従来技術では、端末を特定するセッションID等を用いて、上記のIPアドレスなどのオーバヘッドを圧縮する技術(ヘッダコンプレッション)が公知である。
しかしながら、固定端末の数が増加することは、切断されないセッションが増加することを意味し、セッション数の増大は、セッションを識別するためのセッションIDのビット数が増加することを示し、セッションIDのビット数の増大によって、端末や基地局では通信処理のオーバヘッドが大きくなってしまう、という問題があった。
そこで本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、通信の開始、終了等の制御に掛る無線リソースの消費を抑制しながら、セッション数の増大も抑制して、固定端末が増加した場合であっても無線リソースの逼迫を回避する技術を提供することを目的とする。
本発明は、所定のデータを測定するデータ測定部と、基地局と無線通信を行う第1の無線通信部と、前記データを含むパケットを生成して前記第1の無線通信部に前記パケットの送信を指令する端末制御部と、を有して位置が固定された端末と、複数の前記端末と無線通信を行う第2の無線通信部と、前記第2の無線通信部で受信したパケットを解析する基地局制御部と、前記基地局制御部からの指令に応じて前記受信したパケットを転送する転送部と、を有する基地局と、を備えた無線通信システムであって、前記基地局制御部は、ひとつの受信周期を複数のセグメントに分割し、各セグメント毎にユニークなセッションIDを設定して、前記端末に前記セグメントとセッションIDを固定して割り当て、前記セッションIDと前記セグメントに対応して前記端末が送信する前記パケットのヘッダ情報を変換情報として保持し、前記端末制御部は、前記基地局から前記割り当てられた前記セグメントとセッションIDを保持し、前記セッションIDと前記測定したデータを含むパケットを生成してヘッダコンプレッションを実行し、前記割り当てられたセグメントに対応する前記受信周期になると前記生成したパケットを前記基地局に送信し、前記基地局制御部は、前記端末から受信した前記パケットから前記セッションIDを抽出し、前記パケットを受信した前記受信周期から前記セグメントを特定し、前記抽出したセッションIDと前記特定したセグメントで前記変換情報を検索して前記セッションIDとセグメントが一致するヘッダ情報を取得し、前記パケットのデータと前記ヘッダ情報から新たなパケットを生成するヘッダデコンプレッションを実行し、前記生成した新たなパケットを前記転送部から送信し、前記基地局制御部は、前記端末にセッションIDを固定して割り当てるか否かを判定する送信頻度閾値を前記端末に送信し、前記端末から前記セッションIDを固定化する要求を受け付けたときに前記セッションIDとセグメントを固定化して割り当て、前記端末制御部は、当該端末が前記パケットを送信する頻度が、前記基地局から受信した送信頻度閾値以上になると、前記基地局へセッションIDを固定化する要求を送信する。
本発明によれば、無線基地局へのデータ送信頻度が閾値以上である端末は、データ送信タイミング毎に行っていたセッションの確立に関する制御上のオーバヘッドを削減するのに加え、ヘッダ情報(IPアドレス情報)などのIPネットワーク上で情報を伝送するために必要となるオーバヘッドの削減も合わせて実現可能である。これにより、端末が増加した場合であっても無線リソースの逼迫を回避することが可能となる。
本発明の第1の実施形態を示し、端末とゲートウェイ、ネットワーク及びサーバで構成された通信システムの一例を示すブロック図である。 本発明の実施形態を示し、端末の構成の一例を示すブロック図である。 本発明の実施形態を示し、基地局の構成の一例を示すブロック図である。 本発明の実施形態を示し、ヘッダコンプレッションとヘッダデコンプレッションの一例を示す説明図である。 本発明の実施形態を示し、セグメント/固定セッションID変換テーブルの一例を示す説明図である。 本発明の実施形態を示し、セグメントの一例を示す説明図である。 本発明の実施形態を示し、端末のセッションIDを固定化する通信の一例を示すシーケンス図である。 本発明の実施形態を示し、閾値管理テーブルの一例を示すシーケンス図である。 本発明の実施形態を示し、端末のセッションIDを固定化した後の通信の一例を示すシーケンス図である。 本発明の実施形態を示し、端末で行われる処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態を示し、基地局で行われる処理の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施形態を示し、本発明を適用する通信システムのブロック図である。本実施形態は例示であり、本発明は図に示す実施形態の構成に限定されるものではない。
図1に本発明を適用する無線通信システムの構成例を示す。位置が固定された端末(固定端末)101は基地局102と通信を行う。端末101は、少ない情報量のデータを間欠的にサーバ104に送信する。端末101と無線によって接続する基地局102は、有線にてゲートウェイ103に接続される。ゲートウェイ103は更にはIP網(またはネットワーク)105に接続しており、端末101からの情報を収集するサーバ104と接続している。
ここで、端末101は、前記背景技術で述べたように、自動販売機やスマートメータ等の産業用機器を構成し、IPネットワークに接続された機器同士で、相互に通信を行うM2M(Machine to MachineもしくはMachine to Management)システムを構成するものである。
図2は本発明が適用される端末101のブロック図である。端末101はRFインタフェース1401にて基地局とデータ送受信を行い、高周波信号とベースバンド信号の相互変換はRF信号処理部1402にて行われる。セグメント/固定セッションID情報1003と、セッションID固定化閾値1001及びデータ送信頻度1002は端末メモリ1403に格納される。また、端末制御部1404が実行するプログラムは通信制御部1410として端末メモリ1403に格納される。端末制御部1404は、プログラムを実行するプロセッサを含む。端末制御部1404のプロセッサは、端末メモリ1403に読み込んだプログラムを実行することで機能部位として動作する。例えば、端末制御部1404のプロセッサは、通信制御プログラムを実行することで通信制御部1410として機能する。通信制御部1410は、後述するように、端末101の通信の頻度に基づいてセッションIDの固定化要求を行う。さらに、端末101がデータを送信するタイミングは、基地局102から受け付けたセグメントによって決定する。
また、端末101は、定期的にデータの収集を行うデータ収集インタフェース1405を具備する。データ収集インタフェース1405は、端末101の環境情報(例えば、温度)や監視対象の値(例えば、端末101を設置した装置の商品数など)を所定の周期または所定のタイミングで測定する。端末制御部1404は所定のタイミングでデータ収集インタフェース1405から所定の測定値をデータとして取得して基地局102へ送信する。なお、上記ではデータ収集インタフェース1405で環境情報や監視対象の値を測定する例を示したが、図示はしないが、データ収集インタフェース1405に代わって、ひとつまたは複数種のセンサを用いて、複数種類の値を測定してもよい。
図3は本発明が適用される基地局102のブロック図である。基地局102は、RFインタフェース1501にて基地局102とデータ送受信を行い、高周波信号と、ベースバンド信号の相互変換はRF信号処理部1502にて行われる。セグメント/固定セッションID変換テーブル502と、セッションID固定化閾値管理テーブルは基地局メモリ1203に格納される。
また、基地局制御部1504が実行するプログラムは通信管理部1510として基地局メモリ1503に格納される。基地局制御部1504は、プログラムを実行するプロセッサを含む。基地局制御部1504のプロセッサは、基地局メモリ1503に読み込んだプログラムを実行することで機能部位として動作する。例えば、基地局制御部1504のプロセッサは、通信管理プログラムを実行することで通信管理部1510として機能する。なお、通信管理部1510は、後述するようにセッションID固定化閾値1001の決定、及びセグメント/固定セッションIDの決定等を実行する。また、通信管理部1510は、ゲートウェイ103とデータの送受信を行う有線インタフェース(転送部)1505に接続される。
基地局102は、端末101からデータを受信すると、ゲートウェイ103及びIP網105を介してサーバ104に転送する。また、基地局102は端末101からセッションIDの固定化要求を受け付けると、端末101にセッションIDを割り当てて、当該端末101とはIPヘッダを削除したパケットで通信を行う。ここで、パケットからIPヘッダを削除することをヘッダコンプレッションという。そして、IPヘッダのないパケットを受信した基地局102は、セグメント/固定セッションID変換テーブル1520からIPヘッダを生成し、データにIPヘッダを付加したパケットを生成してゲートウェイ103へ送信する。ここで、データにIPヘッダを付加したパケットを生成することをヘッダデコンプレッションという。
一方、基地局102は端末101からセッションIDの解放通知を受け付けると、端末101にセッションIDに割り当てたセッションIDを削除して、当該端末101とはIPヘッダ付加したパケットで通信を行う。
なお、基地局102は、図6で示すように、ひとつの受信フレーム周期を複数のセグメントに分割して端末101と通信を行う。このため、基地局102は端末101と通信を開始する際にセグメントIDを端末101に付与する。端末101は、セグメントIDで特定される時刻になると測定したデータを基地局102へ送信することができる。
また、基地局102は、RFインタフェース1501で受信したパケットを、有線インタフェース1505からゲートウェイ103へ転送する例を示したが、有線インタフェース1505に代わって図示しない無線インタフェースからゲートウェイ103へパケットを転送しても良い。
図4はヘッダコンプレッション301とヘッダデコンプレッション302の一例を示す説明図である。
本実施形態の通信システムでは、通信頻度が所定値以上の端末101についてはヘッダコンプレッション301を実施してIPヘッダ1421に代わって固定セッションID1422を用いて通信量を低減することで、無線リソースの利用を低減する。ヘッダコンプレッション301では、イーサネット(登録商標)・フレームで構成されるIPパケット2000からIPヘッダ1421に代わって、基地局102が発行した固定セッションID1422を付与してデータ1420を含むパケット2001を送信する。ここで、固定セッションID1422は、例えば、12bitなどで構成され、IPヘッダ1421に比してデータ量が小さい分、通信量を低減することができる。また、後述するように、基地局102が管理するセッション数を増大させるために、パケット2001の送信は所定のセグメントで行われる。
一方、通信頻度が所定値未満の端末101についてはIPヘッダ1421を削除せずに、通常のIPパケット2000(IPヘッダ1421+データ1420)で通信を行う。なお、図中、IPパケット2000、パケット2001では、イーサネット(登録商標)・フレームのプリアンブル(宛先MAC、送信元MAC)やCRC等の図示は省略した。なお、端末101は通信開始時などで基地局102からセッションID1422とセグメントを受信し、セグメント/固定セッションID情報1003に保持しておく。
ヘッダコンプレッションを実施したパケット2001を受信した基地局102側では、端末101の送信元と送信先のIPアドレス情報(IPヘッダ1421)と、発行した固定セッションID1422から作成したセグメント/固定セッションID変換テーブル1520からIPヘッダ1421を復元するヘッダデコンプレッション302が実施される。
基地局102では、端末101から受信したパケット2001から固定セッションID1422を抽出し、パケット2001を受信した時刻から、後述するようにセグメントIDを特定する。そして、基地局102は、セッションID1422とセグメントIDからセグメント/固定セッションID変換テーブル1520を検索してIPアドレス情報を取得してIPヘッダ1421を復元する。基地局102は復元したIPヘッダ1421をデータ1420に付加してIPパケット2000を復元し、ゲートウェイ103へ送信する。
上記の処理で全ての端末101にセッションIDを固定で割り付けた場合、基地局102が管理できるセッションIDには限りがあるため、端末101の数が増大していくと、セッションIDの枯渇が問題となる。IEEE802.16eでは無線基地局102が管理できるセッションIDは4096個とされており、セッションIDを固定化した場合、全ての端末101を収容出来ない場合がある。
そこで、本実施形態では、十分な数のセッションIDを確保する為、基地局102の受信データフレームをセグメントに分け、それぞれのセグメントにおいて、セッションIDを定義する管理とする。異なるセグメントに属する同一のセッションIDは、異なる端末として区別する。このような管理とすることでセッションIDの使いまわしを可能とする。端末101には基地局102からセグメントを指定しデータを送信させる。
さらには、基地局102は受信したセッションIDとセグメントをインデックスとして、IPパケット2000のIPヘッダ1421を検索する新たなパケットコンプレッション/パケットデコンプレッションを備える。
更に、基地局102が管理するセッションIDの増加により基地局102のメモリが不足する事態を防止する為、端末101のセッションIDの固定化について条件を設け、基地局102が設定した送信頻度がセッションID固定化閾値1001未満の端末101に対しては、セッションIDを固定で割り当てない。一方、基地局102は、送信頻度がセッションID固定化閾値1001以上の端末101に着いてのみ、セッションIDを固定して割り当てる。
図5は、基地局102が管理するセグメント/固定セッションID変換テーブル1520の一例を示す。セグメント/固定セッションID変換テーブル1520は、端末101を特定する情報を格納する識別子1521と、端末101に割り当てたセッションID1422を格納するセッションID1522と、端末101の送信先のIPアドレスを格納する宛先IP1523と、送信元である端末101のIPアドレスを格納する送信元IP1524と、端末101に割り当てたセグメントを格納するセグメントID1525からひとつのエントリが構成される。
基地局102は、セグメントID1422の固定要求を受信した端末101からMACアドレスを取得して識別子1521へ格納し、送信先のIPアドレスと端末101のIPアドレスを取得して、それぞれ宛先IP1523と送信元IP1524へ格納する。さらに、基地局102は、端末101の通信を許可する時間帯を示すセグメントIDを決定し、セグメントID1525に格納する。基地局102は、決定したセッションIDとセグメントIDを端末101に通知する。
なお、基地局102は、セグメントID1422の固定化を要求しない端末101については、識別子1521とセッションID1522及びセグメントID1525を付与することができる。
なお、セッションIDは同一のセグメントID内でユニークな値であればよい。また、識別子1521は端末101のMACアドレスに限定されるものではなく、無線通信システム内でユニークな識別子であればよい。
図6は、基地局102が管理するセグメントの一例を示す図である。図示の例では、基地局102のひとつの受信フレーム周期を4つのセグメントに分割した例を示す。図示の例では、セグメントID=1に割り当てられた端末101は、基地局102の受信フレーム周期の0〜1/4の期間で基地局102と通信を行い、セグメントID=2に割り当てられた端末101は、基地局102の受信フレーム周期の1/4〜2/4の期間で基地局102と通信を行い、セグメントID=3に割り当てられた端末101は、基地局102の受信フレーム周期の2/4〜3/4の期間で基地局102と通信を行い、セグメントID=4に割り当てられた端末101は、基地局102の受信フレーム周期の3/4〜4/4の期間で基地局102と通信を行うことを示している。
ひとつの受信フレーム周期を複数のセグメントに分割することで、セッションIDを増やすことなく、基地局102が管理可能なセッションIDをセグメントの数に応じて増大させることができる。
なお、基地局102が図示しない移動端末を収容する場合も、移動端末にセグメントIDとセッションIDを発行するようにしても良い。
図7は、端末101が基地局102に対してセグメントIDを固定することを依頼したときのシーケンス図である。図示の例では、端末101は通信開始時に基地局102からセグメントIDとセッションID固定化閾値1001を受信して、セグメントIDをセグメント/固定セッションID情報1003に格納する。その後、端末101は所定の送信タイミングになると、セグメントIDに対応する期間内で基地局102へデータ1420を送信する(S701)。
データ送信頻度1002は、端末101毎に無線通信システムの管理者などが設定した1日当たりのアクセス回数を保持する。なお、端末101が基地局102へアクセスする度に、端末制御部1404はデータ送信頻度1002を測定するようにしてもよい。端末制御部1404は、所定のタイミング(例えば、1日ごと)でデータ送信頻度1002をセッションID固定化閾値1001と比較する。端末101では、基地局102が管理するセッション数の増加により基地局102のメモリ等のリソースが不足するのを防止する為、端末101のセッションIDを固定化する必要があるか否かを判定する(S702)。
この判定の結果、データ送信頻度1002が、セッションID固定化閾値1001よりも大きい場合、端末101は基地局102に対して、セッションID固定依頼501を発行する(S703)。逆に、データ送信頻度1002が、セッションID固定化閾値1001よりも小さい場合、セッションID固定依頼を発行しない。この場合端末101と基地局102間でヘッダコンプレッションは行われない。
基地局102により発行されるセッションID固定化閾値1001は、基地局102が管理する全セグメントに対しての固定セッションIDの払い出し数によって決定される。固定セッションIDの払い出し数と、セッションID固定化閾値1001については、後述する。セッションID固定化依頼を受け付けた基地局102は、セグメントID内で未使用のセッションIDとセグメントIDを取得して、セグメント/固定セッションID変換テーブル1520内の対象の端末101のエントリに格納する(S704)。
そして、基地局102は、固定化するセッションIDとセグメントIDを端末101へ送信する(S705)。さらに、基地局102は、端末101に対してヘッダコンプレッションの実施通知を送信する(S706)。
セッションIDとセグメントID及びヘッダコンプレッションの実施通知を受信した端末101は、セッションIDとセグメントIDをセグメント/固定セッションID情報1003へ格納して、次回の通信からヘッダコンプレッションを実施する。
図8は、基地局102にて管理されるセッションIDの固定化を判定するための閾値管理テーブル1530の一例である。
セッションIDの固定化を判定するための閾値管理テーブル1530は、全セグメントに対しての固定セッションIDの払い出し数1531と、端末101のデータ送信頻度閾値(/day)1532の2つのパラメータが設定される。2つのパラメータの設定は無線通信システムの管理者などにより行われ、端末101への通知は、端末101の初回登録アクセス時、および端末101からのデータ受信のackにて行われる。
基地局102は全セグメントのセッションID払い出し数を管理し、セッションID払い出し数に応じて端末101に通知するデータ送信頻度の閾値1532を決定し、セッションID固定化閾値1001をとして端末101へ送信する。
例えば、全てのセグメントにおいて固定セッションIDの払い出し数が、7000であった場合、一日の送信頻度が5回以上の端末101のみがセッションIDを固定化する。セッションIDを固定化するための閾値管理テーブル1530により、固定セッションIDの払い出し数が多くなった場合、よりアクセス頻度の高い端末101の固定セッションIDを優先して維持する事が出来る。一方、端末101の一日のデータ送信頻度が5階未満になると、端末101に割り当てられたセグメントIDは解放されて固定化を終了する。
図8の閾値管理テーブル1530では、セッションIDを固定化した端末101の数が増大するにつれて、データ送信頻度閾値(回数/day)を増大させて、通信頻度の高い端末101のみにセッションIDを固定させ、通信頻度の低い端末101のセッションIDは固定化しない。
以上の図7の処理と図8の閾値管理テーブル1530によって、データ送信頻度1002が、セッションID固定化閾値1001よりも大きい端末101は、セッションIDを固定化して、IPヘッダ1421に代わって固定のセッションID1422を付加したパケット2001によって基地局102と通信する。セッションIDはIPヘッダ1421よりもデータ量が少ないため、無線通信リソースの消費を抑制できる。
また、基地局102は、1回の受信フレーム周期を複数のセグメントに分割し、セッションIDをセグメント内でユニークな値とすることで、セッションIDの最大値を増大することなくセグメントの数に応じて管理するセッション数を増大させることができる。
図9は、ヘッダコンプレッションの実施通知を受信した後に、端末101から基地局102へデータを送信する為のシーケンス図である。端末101はデータ送信タイミングになると、データの収集を行い、割り当てられたセグメントIDに対応する時刻を待って、データ送信頻度1002とセッションID固定化閾値1001の比較を行う(S702)。データ送信頻度1002がセッションID固定化閾値1001以上であれば、ヘッダコンプレッション301を実行する。ヘッダコンプレッション301では固定セッションID1422とデータ1420からパケット2001を生成し、基地局102へ送信する。
基地局102では、ヘッダコンプレッションを実施されたパケット2001を受信すると、ヘッダデコンプレッション302を実施してIPヘッダ1421を再生する。ヘッダデコンプレッション302では、パケット2001からセッションID1422を抽出し、受信フレーム周期からセグメントIDを決定する。基地局102は、セッションID1422とセグメントIDからセグメント/固定セッションID変換テーブル1520を検索し、セッションID1522とセグメントID1525が一致するエントリから宛先IP1523と送信元IP1524を取得する。そして、基地局102はセグメント/固定セッションID変換テーブル1520から取得した宛先IP1523と送信元IP1524からIPヘッダ1421を生成し、IPパケット2000を再生してゲートウェイ103からサーバ104へ送信する。
なお、データ送信頻度1002がセッションID固定化閾値1001未満であれば、後述するように、セッションIDの解放を基地局102へ通知して、セッションIDの固定化を終了する。
図10は、端末101の通信制御部1410で行われるデータ送信処理の一例を示すフローチャートである。端末101の通信制御部1410は所定のデータ送信タイミングになると(S11)、データ収集インターフェース1405から送信するデータの収集を行う(S12)。次に、通信制御部1410は、管理者によって設定されたデータ送信頻度1002と、基地局102より通知されたセッションID固定化閾値1001の比較を行う(S13)。データ送信頻度1002がセッションID固定化閾値1001以上で、かつヘッダコンプレッション実施通知受領済みである場合(S14でYes)は、割り当てられたセグメントIDに対応する時刻になるまで待機する(S15)。セグメントIDに、対応する時刻になると通信制御部1410は、割り当てられたセッションIDとセグメントIDでヘッダコンプレッションを実施し(S16)、基地局102にデータを送信する(S17)。
一方、データ送信頻度1002がセッションID固定化閾値1001以上ではあるが、基地局102からヘッダコンプレッション実施通知を受信済みでない場合(S13,S14でNo)はステップS18に進む。この場合では、ヘッダコンプレッション実施通知を受信していないので、ステップS18へ進んで、固定セッションID発行依頼を基地局102に送信した後、ステップS19でデータ1420にIPヘッダ1421を付加したIPパケット2000を基地局102に送信する(S17)。
ステップS13の判定で、データ送信頻度1002がセッションID固定化閾値1001未満の場合は、セッションIDを固定化した後に、図8で示したように固定セッションID払い出し数1531が増大したことからセッションID固定化閾値1001も増大し、データ送信頻度1002がセッションID固定化閾値1001未満に変化した場合と、セッションID固定化閾値1001とデータ送信頻度1002が共に変化せずに、データ送信頻度1002がセッションID固定化閾値1001未満でセッションIDの固定化を行っていない場合の二通りがある。
通信制御部1410は、前記二通りの場合を判定して、端末101のデータ送信頻度1002がセッションID固定化閾値1001よりも低く、かつ固定セッションIDが割り当てられていない場合(S20でNo)はIPヘッダ1421をデータ1420に付加した(S23)IPパケット2000を基地局102に送信する(S17)。一方、固定セッションIDが割り当てられている場合は、固定セッションIDの解放を行い(S21)、基地局102に固定セッションID開放通知を行う(S22)。そして、通信制御部1410は固定セッションIDの解放後、データ1420にIPヘッダ1421を付加したIPパケット2000を基地局102に送信する(S23、S17)。
以上の処理により、端末101の通信制御部1410は、所定の送信タイミング(所定の周期等)になる度に、セッションIDが固定化されていればヘッダコンプレッションを実行して送信するデータ量を低減する。また、通信制御部1410は、所定の送信タイミングになる度にデータ送信頻度1002とセッションID固定化閾値1001を比較して、セッションID固定化の要否の判定を行うため、セッションID固定化閾値1001の変化に応じて、セッションIDの固定化と解放を行うことができ、有限のセッションID固定化を有効に利用することができる。
図11は、基地局102の通信管理部1510で行われるデータ送受信処理の一例を示すフローチャートである。この処理は、基地局102が端末101からパケット2001またはIPパケット2000を受信する度に実行される。
基地局102の通信管理部1510は、端末101からのデータを受信した後、受信データがヘッダコンプレッションされているか否かの判定を行う(S30)。受信したパケットにIPヘッダ1421が無ければヘッダコンプレッションが施されたパケット2001であると判定してステップS31へ進む。
ステップS31では、受信したパケット2001が、固定セッションID解放通知であるか否かを判定する。通信管理部1510は、受信したパケット2001が、固定セッションID解放通知でなければステップS32へ進む。
ステップS32では、通信管理部1510がパケット2001から固定セッションIDの抽出を行う。また、通信管理部1510はパケット2001を受信した時刻からセッションIDを決定する。
そして、ステップS33で通信管理部1510は、抽出したセッションIDとセグメントIDを、セグメント/固定セッションID変換テーブル1520から検索して宛先IP1523と送信元IP1524を取得してヘッダデコンプレッションを実施する。通信管理部1510はヘッダデコンプレッションによりIPヘッダ1421を復元する。
ステップS34では、通信管理部1510が受信したパケットに含まれるデータ1420に、IPヘッダ1421を付加してIPパケット2000を生成する。
ステップS35で、通信管理部1510は生成したIPパケット2000をゲートウェイ103へ送信する。
一方、ステップS31の判定で、受信したパケット2001が、固定セッションID解放通知である場合にはステップS36に進む。
ステップS36では、通信管理部1510が固定セッションID解放通知を送信した端末101のMACアドレスを取得して、セグメント/固定セッションID変換テーブル1520を検索する。そして、通信管理部1510は取得したMACアドレスを含むエントリを削除してセグメント/固定セッションID変換テーブル1520を更新し、当該端末101の固定セッションIDを解放する。
一方、ステップS30の判定で、受信したパケットにIPヘッダ1421があればヘッダコンプレッションのないIPパケット2000であると判定してステップS37へ進む。ステップS37では、通信管理部1510がIPパケット2000の内容を解析する。ステップS38では、IPパケット2000の内容が固定セッションID発行依頼であるか否かを判定し、固定セッションID発行依頼の場合は、ステップS39へ進む。
ステップS39では、固定セッションID発行依頼を送信した端末101に割り当てる固定セッションIDとセグメントIDを決定する。また、通信管理部1510は端末101のMACアドレスを受信したパケット2001から抽出する。
そして、ステップS40では、セグメント/固定セッションID変換テーブル1520のMACアドレスを識別子1521とするエントリを加えて、IPヘッダ1421の情報と、固定セッションID及びセグメントIDをそれぞれ格納する。これにより、通信管理部1510は、固定セッションIDを発行した端末101の情報についてセグメント/固定セッションID変換テーブル1520を更新する。
ステップS41では、通信管理部1510が端末101に対するヘッダコンプレッションの実施通知を生成する。そして、ステップS42で通信管理部1510が固定セッションIDとセグメントID及びヘッダコンプレッションの実施通知を端末101に送信して処理を終了する。
一方、ステップS36の判定で、受信したIPパケット2000の内容が固定セッションID発行依頼でない場合には、ステップS34へ進んで、サーバ104を宛先とするIPパケット2000を生成してから、ステップS35でゲートウェイ103へ送信する。
上記の処理により、基地局102は、ヘッダコンプレッションを実施したパケット2001を受信すると、セグメント/固定セッションID変換テーブル1520からIPヘッダ1421を復元し、IPパケット2000を生成してゲートウェイ103へ送信することができる。また、基地局102は、固定セッションID発行依頼を受信すると、端末101のMACアドレスを識別子1521とするエントリを生成して、固定セッションIDとセグメントIDを割り当ててから、ヘッダコンプレッションの実施通知を送信することで、端末101にヘッダコンプレッションを実行させることができる。また、基地局102は、固定セッションID解放通知を受信すると、端末101のMACアドレスを識別子1521とするエントリを削除して、当該端末101に割り当てられた固定セッションIDとセグメントIDを解放することができる。これにより、閾値管理テーブル1530の固定セッションID発行依頼払い出し数1531の変化に応じてデータ送信頻度閾値1532が変化したばあいでも通信量を低減するヘッダコンプレッションを実施する端末101の数を自動的に変更することができる。
本発明によれば、無線の基地局102へのデータ送信頻度が閾値以上である端末は、データ送信タイミング毎に行っていたセッションの確立に関する制御上のオーバヘッドを削減するのに加え、IPアドレス情報などのIPネットワーク上で情報を伝送するために必要となるオーバヘッドの削減も合わせて実現可能である。これにより、端末が増加した場合であっても無線リソースの逼迫を回避することが可能となる。
以上のように、本発明は、端末を収容する基地局がIPネットワークに接続される無線通信システムに適用するができる。
101 端末
102 基地局
103 ゲートウェイ
104 サーバ
105 IPネットワーク
1001 セッションID固定化閾値
1002 データ送信頻度
1003 セグメント/固定セッションID情報
1403 端末メモリ
1404 端末制御部
1410 通信制御部
1504 基地局制御部
1503 メモリ
1510 通信管理部
1520 セグメント/固定セッションID変換テーブル
1530 閾値管理テーブル

Claims (11)

  1. 所定のデータを測定するデータ測定部と、
    基地局と無線通信を行う第1の無線通信部と、
    前記データを含むパケットを生成して前記第1の無線通信部に前記パケットの送信を指令する端末制御部と、を有して位置が固定された端末と、
    複数の前記端末と無線通信を行う第2の無線通信部と、
    前記第2の無線通信部で受信したパケットを解析する基地局制御部と、
    前記基地局制御部からの指令に応じて前記受信したパケットを転送する転送部と、を有する基地局と、を備えた無線通信システムであって、
    前記基地局制御部は、
    ひとつの受信周期を複数のセグメントに分割し、各セグメント毎にユニークなセッションIDを設定して、前記端末に前記セグメントとセッションIDを固定して割り当て、
    前記セッションIDと前記セグメントに対応して前記端末が送信する前記パケットのヘッダ情報を変換情報として保持し、
    前記端末制御部は、
    前記基地局から前記割り当てられた前記セグメントとセッションIDを保持し、前記セッションIDと前記測定したデータを含むパケットを生成してヘッダコンプレッションを実行し、前記割り当てられたセグメントに対応する前記受信周期になると前記生成したパケットを前記基地局に送信し、
    前記基地局制御部は、
    前記端末から受信した前記パケットから前記セッションIDを抽出し、前記パケットを受信した前記受信周期から前記セグメントを特定し、前記抽出したセッションIDと前記特定したセグメントで前記変換情報を検索して前記セッションIDとセグメントが一致するヘッダ情報を取得し、前記パケットのデータと前記ヘッダ情報から新たなパケットを生成するヘッダデコンプレッションを実行し、前記生成した新たなパケットを前記転送部から送信し、
    前記基地局制御部は、
    前記端末にセッションIDを固定して割り当てるか否かを判定する送信頻度閾値を前記端末に送信し、前記端末から前記セッションIDを固定化する要求を受け付けたときに前記セッションIDとセグメントを固定化して割り当て、
    前記端末制御部は、
    当該端末が前記パケットを送信する頻度が、前記基地局から受信した送信頻度閾値以上になると、前記基地局へセッションIDを固定化する要求を送信することを特徴とする無線通信システム。
  2. 請求項1に記載の無線通信システムであって、
    前記セグメントは、
    前記分割した受信周期のうちセグメントのIDに応じた受信タイミングを特定することを特徴とする無線通信システム。
  3. 請求項1に記載の無線通信システムであって、
    前記変換情報は、
    前記ヘッダ情報として前記端末が送信する前記パケットの宛先と送信元を含むIPヘッダと、セッションIDと、セグメントのIDとを対応付けて保持することを特徴とする無線通信システム。
  4. 請求項1に記載の無線通信システムであって、
    前記基地局制御部は、
    前記端末にセッションIDを固定して割り当てるか否かを判定する送信頻度閾値を前記端末に送信し、前記端末から前記セッションIDを固定化する要求を受け付けたときに前記セッションIDとセグメントを前記端末に固定化して割り当てた後に、前記ヘッダコンプレッションを実行可能な通知を前記端末に送信し、
    前記端末制御部は、
    前記セッションIDとセグメントを前記基地局から受信し、前記ヘッダコンプレッションを実行可能な通知を前記基地局から受信した後に、前記ヘッダコンプレッションの実行を開始することを特徴とする無線通信システム。
  5. 請求項1に記載の無線通信システムであって、
    前記基地局制御部は、
    前記送信頻度閾値を格納する閾値管理情報を有し、
    前記閾値管理情報は、
    全ての前記セグメントの固定化したセッションIDの払い出し数の変化に応じた前記端末の送信頻度閾値を格納し、
    前記基地局制御部は、
    前記端末に前記送信頻度閾値を送信することを特徴とする無線通信システム。
  6. 請求項5に記載の無線通信システムであって、
    前記閾値管理情報は、
    全ての前記セグメントの固定化したセッションIDの払い出し数が増大するにつれて、前記端末の送信頻度閾値を増大することを特徴とする無線通信システム。
  7. 請求項1に記載の無線通信システムであって、
    前記端末制御部は、
    前記基地局が前記セッションIDを固定化して当該端末に割り当てた後、当該端末が前記パケットを送信する頻度が、前記基地局から受信した送信頻度閾値未満になると、前記基地局へセッションIDを解放する通知を送信することを特徴とする無線通信システム。
  8. 複数の端末と無線通信を行う第2の無線通信部と、
    前記第2の無線通信部で受信したパケットを解析する基地局制御部と、
    前記基地局制御部からの指令に応じて前記受信したパケットを転送する転送部と、を有する基地局であって、
    前記基地局制御部は、
    ひとつの受信周期を複数のセグメントに分割し、各セグメント毎にユニークなセッションIDを設定して、前記端末にセッションIDを固定して割り当てるか否かを判定する送信頻度閾値を前記端末に送信し、前記端末から前記セッションIDを固定化する要求を受け付けたときに前記セッションIDとセグメントを固定化して割り当て、
    前記セッションIDと前記セグメントに対応して前記端末が送信する前記パケットのヘッダ情報を変換情報として保持し、
    前記端末から受信した前記パケットから前記セッションIDを抽出し、前記パケットを受信した前記受信周期から前記セグメントを特定し、前記抽出したセッションIDと前記特定したセグメントで前記変換情報を検索して前記セッションIDとセグメントが一致するヘッダ情報を取得し、前記パケットのデータと前記ヘッダ情報から新たなパケットを生成するヘッダデコンプレッションを実行し、前記生成した新たなパケットを前記転送部から送信することを特徴とする基地局。
  9. 請求項8に記載の基地局であって、
    前記基地局制御部は、
    前記送信頻度閾値を格納する閾値管理情報を有し、
    前記閾値管理情報は、
    全ての前記セグメントの固定化したセッションIDの払い出し数の変化に応じた前記端末の送信頻度閾値を格納し、
    前記基地局制御部は、
    前記端末に前記送信頻度閾値を送信することを特徴とする基地局。
  10. 所定のデータを測定するデータ測定部と、
    基地局と無線通信を行う第1の無線通信部と、
    前記データを含むパケットを生成して前記第1の無線通信部に前記パケットの送信を指令する端末制御部と、を有して位置が固定された端末であって、
    前記端末制御部は、
    前記基地局の受信周期を複数に分割したセグメントと、各セグメント毎にユニークなセッションIDを当該端末にセッションIDを固定して割り当てるか否かを判定する送信頻度閾値を前記基地局から受信し、当該端末が前記パケットを送信する頻度が、前記基地局から受信した送信頻度閾値以上になると、前記基地局へセッションIDを固定化する要求を送信し、前記基地局から割り当てられた前記セグメントとセッションIDを保持し、前記セッションIDと前記測定したデータを含むパケットを生成してヘッダコンプレッションを実行し、前記割り当てられたセグメントに対応する前記受信周期になると前記生成したパケットを前記基地局に送信することを特徴とする端末。
  11. 所定のデータを測定するデータ測定部と、
    基地局と無線通信を行う第1の無線通信部と、
    前記データを含むパケットを生成して前記第1の無線通信部に前記パケットの送信を指令する端末制御部と、を有して位置が固定された端末であって、
    前記端末制御部は、
    前記基地局の受信周期を複数に分割したセグメントと、各セグメント毎にユニークなセッションIDを前記基地局から固定化して割り当てられた後、前記割り当てられた前記セグメントとセッションIDを保持し、前記セッションIDと前記測定したデータを含むパケットを生成してヘッダコンプレッションを実行し、前記割り当てられたセグメントに対応する前記受信周期になると前記生成したパケットを前記基地局に送信し、
    当該端末が前記パケットを送信する頻度が、前記基地局から受信した送信頻度閾値未満になると、前記基地局へセッションIDを解放する通知を送信することを特徴とする端末
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