JP5781040B2 - 行動推定装置およびそのプログラム - Google Patents

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Description

この発明は、行動情報及び音響イベント情報を利用して行動生成モデルを作成する技術、及び、作成された行動生成モデルを利用して行動を推定する技術に関する。
非特許文献1に開示された従来技術では、行動(例えば、人が料理をしている行動等)を表す音響信号に対して、短時間(20msec〜100msec程度)ごとにその短時間音響信号が何の音(足音,水が流れる音;以後、音響イベントとする)であるかを示すラベルが付与された、音響イベントラベル付き音響信号列を入力とし、連続する有限個のフレーム分の音響イベントラベルを用いて音響イベントラベルごとのヒストグラムを作成する。また、生成された音響イベントラベルごとのヒストグラムに対してGMM(Gaussian Mixture Model)、HMM(Hidden Markov Model)、SVM(Support Vector Machine)等のモデル化手法を用い、行動モデルを生成する。
さらに、上記行動モデルと新たに入力されたラベル付き音響信号列から算出された音響イベントのヒストグラムをそれぞれ比較し(例えば、ユークリッド距離やコサイン距離などを用いて比較する)、複数の行動モデルのうち、最も判断基準に適合しているものをその音響信号列に対応する行動を表すと判定する。このように、従来技術では音響信号列から行動を推定することができる。
井本他,「複数の生活音の出現頻度に基づくユーザ行動の識別手法とコミュニケーションへの応用」,画像電子学会第32回VMA研究会
従来技術では、モデル算出に利用するデータが表す音響イベントの発生頻度そのものを直接モデル化している。このような方法では、他の音響イベントの発生頻度を適切にモデル化できない。このような方法で生成された行動モデルは、モデル算出に利用したデータに過剰にフィッティングしてしまう。そのため、従来技術によって算出された行動モデルを用いて行動識別を行う際、モデル算出に利用するデータから、わずかに異なるデータが入力されただけでも、類似度が非常に低い行動と判定されてしまう。しかしながら、行動モデルを算出する際に利用したデータと、推定時に入力されるデータがほぼ同一であることは稀である。よって、従来技術の行動モデルの利用は、行動推定精度の劣化につながる。
本発明では、生成されたモデルがモデル算出に利用されたデータに過剰にフィッティングすることなく、新たなデータに対して精度のよい行動推定を行うことを可能にする技術を提供する。
本発明では、行動の内容を表す行動情報と、行動に付随する音響イベントを表す音響イベント情報と、を含む学習用情報を用い、行動が音響イベントを生成する確率をP(音響イベント|行動)としたときの行動−音響イベント生成モデルを得る。
本発明では、音響イベントの発生頻度そのものを直接モデル化するのではなく、生成モデルの生成過程を、確率P(音響イベント|行動)によって確率的に取り扱う。これにより、生成モデルがそのモデル算出に利用されたデータに過剰にフィッティングすることを抑制でき、新たなデータに対して精度のよい推定を行うことが可能となる。
第1実施形態の行動生成モデル作成装置のブロック図。 音響イベントラベル及び行動ラベル付き音響信号列を例示した図。 第1実施形態の変形例1の行動生成モデル作成装置のブロック図。 第1実施形態の変形例2の行動生成モデル作成装置のブロック図。 第2実施形態の行動推定装置のブロック図。 第2実施形態の変形例1の行動推定装置のブロック図。 第2実施形態の変形例2の行動推定装置のブロック図。 第3実施形態の行動推定装置のブロック図。 第3,4実施形態の変形例1の行動推定装置のブロック図。 第3,4実施形態の変形例2の行動推定装置のブロック図。 第4実施形態の行動推定装置のブロック図。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
<用語の定義>
実施形態で用いる用語を定義する。
「行動」とは、人間、動物、装置などの主体が行う何らかの行動を意味する。「行動」の具体例は「料理」「掃除」などである。
「音響イベント」とは、行動に伴って発生する音の事象を意味する。「音響イベント」の具体例は、「包丁の音」「水が流れる音」「水音」「着火音」「火の音」「足音」「掃除機の排気音」などである。例えば、「包丁の音」「水が流れる音」等は、「料理」という行動に伴って発生する音響イベントである。
「XがYを生成する確率」とは、事象Xが起こるという条件のもとでの事象Yが起こる確率をいう。「XがYを生成する確率」は、「XのもとでのYの条件付き確率」や「XにおけるYの条件付き確率」とも表現できる。
<第1実施形態>
第1実施形態では、学習用情報として音響イベントラベル及び行動ラベル付き音響信号を入力とし、学習によって、行動が音響イベントを生成する確率をP(音響イベント|行動)としたときの行動−音響イベント生成モデルを算出する。
図1に例示するように、本形態の行動生成モデル作成装置100は、音響信号列合成部101、行動モデル化部102、及び記憶部103を有する。行動生成モデル作成装置100は、例えば、公知又は専用のコンピュータに所定のプログラムが読み込まれることで構成される。
まず音響信号列合成部101に、音響イベントラベル及び行動ラベル付き音響信号列11−1,・・・,11−D(ただし、Dは1以上の整数)が入力される。図2に例示するように、音響イベントラベル及び行動ラベル付き音響信号列は、短時間(数10msec〜数sec)ごとに区分された時系列の音響信号列、短時間ごとに区分された音響信号列の各要素に対応する要素番号、短時間ごとに決定されて付与された音響イベントラベル(「音響イベント情報」に相当)、及び長時間(数sec以上)ごとに決定されて短時間ごとに付与された行動ラベル(「行動情報」に相当)を含む。音響信号列は行動に付随する音を表すデジタル信号列(例えば、5〜20秒程度のデジタル信号列)である。音響信号列は、例えば単一又は複数の行動がなされる環境での録音によって得られる。音響イベントラベルは、行動に付随する音響イベントを表すラベルである。行動ラベルは、行動の内容を表すラベルである。要素番号、音響イベントラベル及び行動ラベルは、音響信号列の要素ごとに付与される。1つの音響信号列に複数種類の行動ラベルが対応してもよい。また、1つの要素番号に複数種類の行動ラベルが対応してもよい。
複数個の音響イベントラベル及び行動ラベル付き音響信号列11−1,・・・,11−D(以下、単に「ラベル付き音響信号列11−1,・・・,11−D」という)が音響信号列合成部101に入力された場合、音響信号列合成部101は、それらを時系列方向につなぎ合わせ、それによって1つの音響イベントラベル及び行動ラベル付き音響信号列11(以下、単に「ラベル付き音響信号列11」という)を得て出力する(合成処理)。音響信号列合成部101に1つの音響信号列11−1のみが入力された場合、音響信号列合成部101はそれをラベル付き音響信号列11として出力する。音響信号列合成部101から出力された音響イベントラベル及び行動ラベル付き音響信号列は、行動モデル化部102に入力される。なお、音響信号列合成部101を経由することなく、1つラベル付き音響信号列11がそのまま行動モデル化部102に入力されてもよい。
行動モデル化部102は、以下の手順に従って、入力されたラベル付き音響信号列11から、行動−音響イベント生成モデル14を生成し、それを記憶部103に格納する。
[行動から音響イベントが生成される過程の論理的説明]
行動モデル化部102は、ラベル付き音響信号列11から、行動が音響イベントを生成する確率P(音響イベント|行動)を算出し、それに対応する行動−音響イベント生成モデル14を得る。つまり本形態では、行動が音響イベントの生成確率を規定すると考え、この関係を生成モデルとして記述する。
生成確率Φ及び行動の列Ωが与えられた場合における、音響イベントの列eの生成確率P(e|Φ,Ω)は以下の通りである。
Figure 0005781040

ただし、Aは行動の種類の個数、Eは音響イベントの種類の個数、eはラベル付き音響信号列11に与えられた音響イベントの列(ベクトル)、Φは行動a(ただし、a∈{1,・・・,A})が音響イベントε(ただし、ε∈{1,・・・,E})を生成する確率P(ε|t)を(t,ε)要素とするA×E行列、Ωはラベル付き音響信号列11を構成する、ラベル付き音響信号列11−dに付与される行動の集合の列(ただし、各ラベル付き音響信号列11−dには複数個の行動が付与されてもよい)、e’は各ラベル付き音響信号列11−dに与えられた音響イベントの列(N次元ベクトル:Nはラベル付き音響信号列11−dに対応する音響イベントの個数)、aはラベル付き音響信号列11−dに付与され得る行動の集合、Dはラベル付き音響信号列11を構成するラベル付き音響信号列11−dの個数を表す。なお、Ωとaの関係は以下のように表される。
Ω=[a,a,…,a,…,a
生成確率Φ及び行動の集合の列Ωが与えられたときの、音響イベントの列e’の生成確率P(e’|Φ,Ω)は、以下の通りである。
Figure 0005781040

ただし、eはラベル付き音響信号列11−dの要素番号iに対応する音響イベントラベルが表す音響イベント、Nはラベル付き音響信号列11−dに対応する要素数(要素番号iの最大値)、xはラベル付き音響信号列11−dの要素番号iに対応する行動ラベルが表す行動、Aはラベル付き音響信号列11−dの行動ラベルが表す行動の総数(行動の種類数)、φaは行動aが音響イベントε(ただし、ε∈{1,・・・,E})を生成する確率P(ε|a)をε番目の要素とするE次元ベクトル、φei,a(下付き添え字の「ei,a」は「e,a」)は行動aが音響イベントeを生成する確率P(e|a)、βはφ及びφei,aが従うDirichlet分布の性質を決める超パラメータ(例えば0.01などの非負値をとる)、Uni(・|・)は一様分布を表す。ここで、P(x=a|a)は一様分布に従い、P(φ|β)はそれぞれβをパラメータとするDirichlet分布に従うと仮定する。W−1次(Wは2以上の整数)のDirichlet分布の確率密度関数は以下の通りである。
Figure 0005781040

ただし、Γはガンマ関数を表す。
[生成モデルの算出過程の説明]
行動モデル化部102は、行動が音響イベントを生成する確率P(音響イベント|行動)を算出し、それに対応する行動−音響イベント生成モデル14を算出する。
行動−音響イベント生成モデル14の算出には、マルコフ連鎖モンテカルロ法(MCMC法:Markov Chain Monte Carlo methods)や変分ベイズ法(VB法:Variational Bayes methods)などの手法を用いることができる。また、MCMC法には,M−Hアルゴリズムやギブスサンプリングなどの手法があるが、ここではギブスサンプリングによる生成モデルの算出手法について説明を行う。
[生成モデルの算出方法の例示]
以下に、ギブスサンプリングを用いた行動−音響イベント生成モデル14の算出方法を例示する。
(I)行動モデル化部102は、ハイパパラメータβを決定する。ハイパパラメータβは、行動モデル化部102が持つ記憶部にあらかじめ保存された値を用いても良いし、ランダムに決定しても良い。また、ハイパパラメータβは、行動モデル化部102が持つ記憶部にあらかじめ保存された値やランダムに決定された値を初期値として、以下の手順により算出、更新してもよい。
(II)行動モデル化部102は、入力されたラベル付き音響信号列11が含む音響信号列の各要素に行動aを一様分布に従って割り当てる。ただし、行動aの割り当ては、各ラベル付き音響信号列11−dに与えられた行動aから一様分布に従って行われる。或いは、行動モデル化部102は、事前に行動モデル化部102に設定されていた方法に従って、音響信号列の各要素に行動aを割り当ててもよい。
さらにD≧2の場合、行動モデル化部102は、ラベル付き音響信号列11が含む音響信号の各要素に対して要素番号iを付与しなおす。すなわち、ラベル付き音響信号列11が含むすべての要素に対して互いに異なる要素番号i(ただし、i∈{1,・・・,U})を付与する。ただし、Uはラベル付き音響信号列11に対応する要素の総数であり、U=N+・・・+Nを満たす。
行動モデル化部102は、各要素に行動aが割り当てられ、要素番号iが付与しなおされた(D≧2の場合)音響信号列を、「更新対象のラベル付き音響信号列」の初期値とする。
(III)行動モデル化部102は、更新対象のラベル付き音響信号列の全ての要素(要素番号i∈{1,・・・,N})について、以下の(III-1)及び(III-2)を規定の回数(正値、1〜1000回程度)、若しくは、所望の結果が得られるまで(例えば、割り当ての前後において、行動の割り当て先の変化が一定の閾値(例えば30%)以下になるまでなど)繰り返す。
(III-1)行動モデル化部102は、更新対象のラベル付き音響信号列について、要素番号iの音響イベントεに行動aが割り当てられる確率分布を、全ての行動aについて更新する。以下に、更新後の確率分布P(x=a|e=ε,x−i,e−i,Ω,β)を示す。
Figure 0005781040

ただし、Cεa EAは更新対象のラベル付き音響信号列で音響イベントεに行動aが割り当てられた回数を表す。なお、表記制約上の都合から「Cεa EA」と表記するが、本来は式(3)に示すように「Cεa EA」の「EA」は「εa」の上に表記される。また、x−iは要素番号i以外の要素番号に対応する行動からなる列、e−iは要素番号i以外の要素番号に対応する音響イベントからなる列を表す。
(III-2)行動モデル化部102は、上記の更新式(3)で得られた確率分布P(x=a|e=ε,x−i,e−i,Ω,β)に従って、各要素番号iの要素に割り当てる行動をランダムにサンプリングする。行動モデル化部102は、このようにサンプリングした行動を各要素番号iの要素に割り当て、更新対象のラベル付き音響信号列を更新する。
(IV)行動モデル化部102は、上記の(III-1)(III-2)の繰り返しによって最終的に得られたCεa EAを用い、以下を計算する。
Figure 0005781040
これによって行動モデル化部102は、行動が音響イベントを生成する確率φεa(ただし、a∈{1,・・・,A},ε∈{1,・・・,E})の集合を得、それを行動−音響イベント生成モデル14とする。例えば行動モデル化部102は、確率φεaを(a,ε)要素とするA×E行列を行動−音響イベント生成モデル14とする。
或いは、行動モデル化部102は、(III-1)の繰り返し処理時に、式(3)の算出過程で得られる確率φεaをそれぞれ1個以上サンプリングし、式(4)に代えて、サンプリングされた確率φεaの平均値を用い、行動−音響イベント生成モデル14を得てもよい。
また行動モデル化部102は、(III)に示す更新処理を1回行うごとに、以下に示す更新式を用いてハイパパラメータβを更新することも可能である。
Figure 0005781040

ただし、βnextは更新後のハイパパラメータβであり、ψ(z)はディガンマ関数を表す。また、ディガンマ関数は以下の式で表わされる、ガンマ関数Γ(z)の対数微分である。
Figure 0005781040

ただし、Γ’(z)はガンマ関数Γ(z)の導関数である。
また、βの更新を行った結果、βの値がある閾値δ(>0)を超える又は下回る場合に対して、
if β<δ then β=δ
等の処理を加えてもよい。
<第1実施形態の変形例1>
第1実施形態の変形例1では、行動ラベル付き音響信号列(「行動情報付き音響信号列」に相当)を入力として、学習によって、行動−音響イベント生成モデル14を算出する。以降、同一のものには同じ参照符号を付し、説明は繰り返さない。
図3に例示するように、本形態の行動生成モデル作成装置110は、特徴量算出部111、音響イベント判定部112、音響イベントモデルデータベース(DB)113、音響信号列合成部101、行動モデル化部102、及び記憶部103を有する。行動生成モデル作成装置110は、例えば、公知又は専用のコンピュータに所定のプログラムが読み込まれることで構成される。
まず特徴量算出部111に行動ラベル付き音響信号列15−1,・・・,15−Dが入力される。各行動ラベル付き音響信号列15−d(ただし、d∈{1,・・・,D})は、短時間(数10msec〜数sec)ごとに区分された時系列の音響信号列、短時間ごとに区分された音響信号列の各要素に対応する要素番号、及び長時間(数sec以上)ごとに決定されて短時間ごとに付与された行動ラベル(「行動情報」に相当)を含む。要素番号及び行動ラベルは、音響信号列の要素ごとに付与される。1つの音響信号列に複数種類の行動ラベルが対応してもよい。また、1つの要素番号に複数種類の行動ラベルが対応してもよい。
特徴量算出部111は、各行動ラベル付き音響信号列15−dが含む音響信号列(「行動情報が表す行動に付随する音を表す時系列の音響信号列」に相当)から、各行動ラベル付き音響信号列15−dに対応する音響特徴量列(ベクトル)を算出して出力する。例えば特徴量算出部111は、入力された行動ラベル付き音響信号15−dが含む音響信号列に対し、前述の短時間(数10msec〜数sec)からなるフレームごとに、音圧レベル、音響パワー、MFCC(Mel-Frequency Cepstrum Coefficient)特徴量、LPC(Linear Predictive Coding)特徴量などを算出し、これらを音響特徴量列として出力する。さらに立ち上がり特性、調波性、時間周期性など(例えば、非特許文献1参照)の音響特徴量が音響特徴量列に加えられてもよい。
立ち上がり特性とは、数十から数百ミリ秒ごとにおける、音響信号の大きさを表す指標の増加の度合いを表す指標である。ここで、音響信号の大きさを表す指標とは、例えば、音響信号の振幅の絶対値、音響信号の振幅の絶対値の対数値、音響信号のパワー又は音響信号のパワーの対数値である。例えば、以下の式(10)で得られる値が0以上であればその値が立ち上がり特性とされ、式(10)で得られる値が0未満であれば0が立ち上がり特性とされる。
Figure 0005781040

ただし、kはフレームをK個の微小な時間区間(例えば1msec程度)に区分した場合の各時間区間に対応し、p ̄はk番目の時間区間でのサンプルの大きさを表す指標の代表値又は平均値を表す。なお、「サンプルの大きさを表す指標」の例は、サンプルの振幅、サンプルの振幅の絶対値、サンプルの振幅の対数値、サンプルのエネルギー、サンプルのパワー、又はサンプルのパワーの対数値などである。「サンプル」は音響信号列の各音響信号を表す。また、Δp ̄はp ̄の変化率を表す。例えば、Δp =p −p k−1である。Δp =p k+1−p としてもよい。また、最小二乗法等の近似手法を用いてk番目の時間区間におけるp を近似した直線を求め、その時間区間におけるその直線の傾きをΔp としてもよい。また、k番目の時間区間を含む複数の時間区間におけるp ̄k-κ,・・・,p ̄k-1,p ,p ̄k+1,...p ̄k-κ’の近時曲線を求め、そのk番目の時間区間に対応する点での傾き(微分値)をΔp としてもよい。またχを任意の文字として、χの右肩の「−」は、χの上付きバーを意味する。また式(10)の分子における(p ̄を(p ̄とし、mを任意の値としても良い。
以下に調波性を例示する。
Figure 0005781040

また、Nはフレームに含まれるサンプル数を表す1以上の整数、nはフレーム内の各サンプル点を表す1以上のN以下の整数、x(n)はサンプル点nでのサンプルの大きさを表す指標である。Rff(τ)はf(n)のラグτでの自己相関係数、max{・}は「・」の最大値を表す。ラグτは1以上N以下の整数である。Rff(τ)は、例えば以下のように定義される。
Figure 0005781040
以下に時間周期性を例示する。
Figure 0005781040

ただし、Lは一周期とみなすサンプル数、Mは時間周期性の度合を計算するための周期数を表す1以上の整数、p(・)はサンプルの大きさを表す指標を時間平滑化した値、p ̄はフレーム内でのサンプルの大きさを表す指標の平均値を表す。
音響イベントモデルDB113には、事前に算出された音響イベントモデルが複数保存されている。各音響イベントモデルは、音響イベントラベルが付された学習用の音響信号列から音響特徴量列を算出し、各音響イベントに対応する音響特徴量列をGMM,HMM,SVM等の周知のモデル化手法を用いてモデル化することで得られる(例えば参考文献:奥村学、高村大也、「言語処理のための機械学習入門」コロナ社)。
例えば、GMMの場合、音響イベントごとに音響特徴量の各種別に対応する音響イベントモデルが得られる。例えば、音響特徴量列がF種類(Fが1以上の整数)の音響特徴量yι(ただし、ι∈{1,・・・,F})からなる列y,・・・,yである場合、各音響イベントに対応する音響イベントモデルは、それぞれ、以下のような確率モデルp(yι)を要素とする列p(y),・・・,p(y)となる。
Figure 0005781040

ただし、yιは音響特徴量列(ベクトル)の要素、Jは正規分布の混合数、πは混合係数、N(・)は正規分布の確率密度関数、μは分布の平均、Σは分布の分散である。
或いは、音響イベントごとに音響特徴量列が対応付けられたものが音響イベントモデルとされてもよい。
特徴量算出部111から出力された音響特徴量列は音響イベント判定部112に入力される。音響イベント判定部112は、入力された音響特徴量列と、音響イベントモデルDB113に記憶されている複数の音響イベントモデルとをそれぞれ比較し、各フレーム(各要素番号iに対応)の音響特徴量列に対応する音響イベントを決定する。例えばGMMが音響イベントモデルとして用いられる場合、音響イベント判定部112は、フレーム(要素番号i)ごとに、入力された音響特徴量列の各要素ρι(ただし、ι∈{1,・・・,F})を各音響イベントに対応する式(13)の各確率モデルに代入し、各音響イベントに対応する確率p(ρ)×・・・×p(ρ)を最大にする音響イベントを決定する。或いは、例えば音響イベントごとに音響特徴量列が対応付けられた音響イベントモデルの場合、音響イベント判定部112は、フレーム(要素番号i)ごとに、入力された音響特徴量列との距離(ユークリッド距離やコサイン距離)が最も近い音響イベントモデルに対応する音響イベントを選択する。
音響イベント判定部112は、各要素番号iに対して決定した音響イベントを表す音響イベントラベルを、行動ラベル付き音響信号列15−dの各要素番号iの要素に付与する。音響イベント判定部112は、この処理を入力された行動ラベル付き音響信号列15−1,・・・,15−Dのすべての要素(すべての要素番号i)について行い、その結果得られる音響イベントラベル及び行動ラベル付き音響信号列11−1,・・・,11−Dを出力する。
音響イベントラベル及び行動ラベル付き音響信号列11−1,・・・,11−Dは、音響信号列合成部101に入力される。以降の処理は第1実施形態と同じである。
なお、音響信号列合成部101で音響イベントラベル及び行動ラベル付き音響信号列11−1,・・・,11−Dの合成処理を行うことに代えて、特徴量算出部111の前段で行動ラベル付き音響信号列15−1,・・・,15−Dの合成処理を行っても良いし、音響イベント判定部112の前段で音響特徴量列の合成処理を行っても良い。
<第1実施形態の変形例2>
第1実施形態の変形例2では、行動ラベル付き音響特徴量列(「行動情報付き音響特徴量列」に相当)を入力として、学習によって、行動−音響イベント生成モデル14を算出する。
図4に例示するように、本形態の行動生成モデル作成装置120は、音響イベント判定部112、音響イベントモデルデータベース(DB)113、音響信号列合成部101、行動モデル化部102、及び記憶部103を有する。行動生成モデル作成装置120は、例えば、公知又は専用のコンピュータに所定のプログラムが読み込まれることで構成される。
まず音響イベント判定部112に、行動ラベル付き音響特徴量列16−1,・・・,16−Dが入力される。各行動ラベル付き音響特徴量列16−d(ただし、d∈{1,・・・,D})は、短時間(数10msec〜数sec)ごとに区分された時系列の音響信号列、短時間ごとに区分された音響信号列の各要素に対応する要素番号、長時間(数sec以上)ごとに決定されて短時間ごとに付与された行動ラベル(「行動情報」に相当)、及び音響信号列の短時間ごとの音響特徴量列を含む。音響特徴量列の具体例は、第1実施形態で説明した通りである。
音響イベント判定部112は、入力された行動ラベル付き音響特徴量列16−dの音響特徴量列と、音響イベントモデルDB113に記憶されている複数の音響イベントモデルを、第1実施形態の変形例1で説明したようにそれぞれ比較し、各フレーム(各要素番号iに対応)の音響特徴量列に対応する音響イベントを決定する。音響イベント判定部112は、各要素番号iに対して決定した音響イベントを表す音響イベントラベルを、行動ラベル付き音響特徴量列16−dの各要素番号iの要素に付与する。音響イベント判定部112は、この処理を行動ラベル付き音響特徴量列16−1,・・・,16−Dのすべての要素(すべての要素番号i)について行い、その結果得られる音響イベントラベル及び行動ラベル付き音響信号列11−1,・・・,11−Dを出力する。
音響イベントラベル及び行動ラベル付き音響信号列11−1,・・・,11−Dは、音響信号列合成部101に入力される。以降の処理は第1実施形態と同じである。
なお、音響信号列合成部101で音響イベントラベル及び行動ラベル付き音響信号列11−1,・・・,11−Dの合成処理を行うことに代えて、音響イベント判定部112の前段で音響特徴量列の合成処理を行っても良い。
<第2実施形態>
第2実施形態では、第1実施形態で説明したように得られた行動−音響イベント生成モデル14を用い、新たに入力された音響イベントラベル付き音響信号列から行動を推定する。
図5に例示するように、本形態の行動推定装置200は、記憶部103及び生成モデル比較部201を有する。行動推定装置200は、例えば、公知又は専用のコンピュータに所定のプログラムが読み込まれることで構成される。
まず生成モデル比較部201に音響イベントラベル付き音響信号列21(「音響イベントを表す音響イベント情報を含む入力情報」に相当)が入力される。音響イベントラベル付き音響信号列21は、短時間(数10msec〜数sec)ごとに区分された時系列の音響信号列、短時間ごとに区分された音響信号列の各要素に対応する要素番号、及び短時間ごとに決定されて付与された音響イベントラベル(「音響イベント情報」に相当)を含む。要素番号及び音響イベントラベルは、音響信号列の要素ごとに付与される。
生成モデル比較部201は、入力された音響イベントラベル付き音響信号列21と、記憶部103に格納された行動−音響イベント生成モデル14とを比較し、音響イベントラベル付き音響信号列21に対し、最も適切であると判断した行動、又は最も適切なものから順番に複数個の行動を決定し、それらを判定結果として出力する。
[比較方法の例1]
音響イベントラベル付き音響信号列21と各生成モデルとの比較方法を例示する。この例では、まず生成モデル比較部201が、入力された音響イベントラベル付き音響信号列21から、以下のようにp(ε)(ただし、ε∈{1,・・・,E})を算出する。
Figure 0005781040

ただし、γは事前に設定された緩和パラメータ(例えば0.01などの非負値)を表し、Cεは、音響イベントラベル付き音響信号列21で音響イベントεを表す音響イベントラベルが付された要素の個数を表し、Nは音響イベントラベル付き音響信号列21が含む音響信号列の要素数を表す。N=Nであってもよいし、N≠Nであってもよい。
次に生成モデル比較部201は、p(ε)と行動−音響イベント生成モデル14とを、下記に記すカルバックライブラー情報量(Kullback-Leibler divergence: KL divergence)やイェンセンシャノン情報量(Jensen-Shannon divergence: JS divergence)などの情報量基準に基づいて比較することで、入力された音響イベントラベル付き音響信号列21に対応する行動を推定する。
Figure 0005781040
式(15)又は(16)の例の場合、生成モデル比較部201は、P(ε)にp(ε)(ただし、ε∈{1,・・・,E})を代入し、Q(ε)に式(4)のφεa(ただし、ε∈{1,・・・,E),a∈{1,・・・,A})を代入する。これにより、生成モデル比較部201は、各行動a∈{1,・・・,A}に対応する情報量(合計A個の情報量)を得る。
生成モデル比較部201は、各行動a∈{1,・・・,A}について算出された情報量のうち、最も小さな情報量に対応する行動、又は、最も小さな情報量から順番に選択した複数個の情報量に対応する複数個の行動を、音響イベントラベル付き音響信号列21に対応する行動として決定して出力する。
[比較方法の例2]
以下のように各生成モデルと音響イベントラベル付き音響信号列21との比較を行ってもよい。この手法では、生成モデル比較部201が、入力されたラベル付き音響信号列21に対し、行動−音響イベント生成モデル14のもとでの行動の尤度の和や積を求める。以下に具体例を示す。
≪行動−音響イベント生成モデル14のもとでの行動の尤度の和の例≫
Figure 0005781040
≪行動−音響イベント生成モデル14のもとでの行動の尤度の積の例≫
Figure 0005781040
ただし、式(17)及び(18)のeは、入力された音響イベントラベル付き音響信号列21の要素番号iに対応する音響イベントラベルが表す音響イベントを表す。式(17)及び(18)は、式(4)のφεaと、入力された音響イベントラベル付き音響信号列21のeとから算出できる。
生成モデル比較部201は、各行動について算出した尤度のうち、最も尤度の高い行動、又は、最も尤度の高いものから順番に選択した複数個の行動を、入力された音響イベントラベル付き音響信号列21に対応する行動として決定して出力する。
<第2実施形態の変形例1>
第2実施形態の変形例1では、第1実施形態で説明したように得られた行動−音響イベント生成モデル14を用い、新たに入力された音響信号列から行動を推定する。
図6に例示するように、本形態の行動推定装置210は、特徴量算出部211、音響イベント判定部212、音響イベントモデルDB113、記憶部103、生成モデル比較部201を有する。行動推定装置210は、例えば、公知又は専用のコンピュータに所定のプログラムが読み込まれることで構成される。
まず特徴量算出部211にラベルなし音響信号列22が入力される。ラベルなし音響信号列22は、短時間(数10msec〜数sec)ごとに区分された時系列の音響信号列、及び短時間ごとに区分された音響信号列の各要素に対応する要素番号を含む。
特徴量算出部211は、ラベルなし音響信号列22から音響特徴量列(ベクトル)を算出して出力する。例えば特徴量算出部211は、第1実施形態で説明した特徴量算出部111と同じ方法で音響特徴量列を算出する。
音響イベント判定部212は、第1実施形態の音響イベント判定部112と同じ方法で、特徴量算出部211から出力された音響特徴量列と、音響イベントモデルDB113に記憶されている複数の音響イベントモデルとをそれぞれ比較し、ラベルなし音響信号列22の全ての要素について音響イベントを決定する。音響イベント判定部212は、決定した音響イベントを表す音響イベントラベルをラベルなし音響信号列22の各要素に付することで、音響イベントラベル付き音響信号列21を生成して出力する。
音響イベントラベル付き音響信号列21は、生成モデル比較部201に入力される。以降の処理は第2実施形態と同じである。
<第2実施形態の変形例2>
第2実施形態の変形例2では、第1実施形態で説明したように得られた行動−音響イベント生成モデル14を用い、新たに入力された音響特徴量列から行動を推定する。
図7に例示するように、本形態の行動推定装置220は、音響イベント判定部212、音響イベントモデルDB113、記憶部103、生成モデル比較部201を有する。行動推定装置220は、例えば、公知又は専用のコンピュータに所定のプログラムが読み込まれることで構成される。
まず音響イベント判定部212にラベルなし音響特徴量列23が入力される。ラベルなし音響特徴量列23は、短時間(数10msec〜数sec)ごとに区分された時系列の音響信号列、短時間ごとに区分された音響信号列の各要素に対応する要素番号、及び音響信号列の音響特徴量列を含む。音響特徴量列の具体例は、第1実施形態で説明した通りである。
音響イベント判定部212は、第1実施形態の音響イベント判定部112と同じ方法で、ラベルなし音響特徴量列23の音響特徴量列と、音響イベントモデルDB113に記憶されている複数の音響イベントモデルとをそれぞれ比較し、ラベルなし音響特徴量列23が含む音響信号列の全ての要素について音響イベントを決定する。音響イベント判定部212は、決定した各要素の音響イベントを表す音響イベントラベルを、ラベルなし音響特徴量列23が含む音響信号列に付することで、音響イベントラベル付き音響信号列21を生成して出力する。
音響イベントラベル付き音響信号列21は、生成モデル比較部201に入力される。以降の処理は第2実施形態と同じである。
<第3実施形態>
本形態は第1実施形態と第2実施形態の組み合わせである。
本形態では、音響イベントラベル付き音響信号列21を入力として行動を推定することに加え、音響イベントラベル及び行動ラベル付き音響信号列11−1,・・・,11−Dを入力とし、行動−音響イベント生成モデル14の算出も行う。さらに、推定された行動を表す行動ラベルを、音響イベントラベル付き音響信号列21が含む音響信号列の各要素に付与することで、音響イベントラベル及び行動ラベル付き音響信号列を得、それを生成モデルの更新に利用することもできる。
図8に例示するように、本形態の行動推定装置300は、記憶部103,303、音響信号列合成部101、行動モデル化部102、及び生成モデル比較部201を有する。行動推定装置300は、例えば、公知又は専用のコンピュータに所定のプログラムが読み込まれることで構成される。
記憶部303には、第1実施形態で説明した音響イベントラベル及び行動ラベル付き音響信号列11−1,・・・,11−D、及び第2実施形態で説明した音響イベントラベル付き音響信号列21が格納されている。
音響イベントラベル及び行動ラベル付き音響信号列11−1,・・・,11−Dは音響信号列合成部101に入力される。音響信号列合成部101及び行動モデル化部102は、第1実施形態で説明したように、音響イベントラベル及び行動ラベル付き音響信号列11−1,・・・,11−Dから行動−音響イベント生成モデル14を生成し、それを記憶部103に格納する。
音響イベントラベル付き音響信号列21は生成モデル比較部201に入力される。音響イベントラベル付き音響信号列21は、第2実施形態で説明したように、入力された音響イベントラベル付き音響信号列21と、記憶部103に格納された行動−音響イベント生成モデル14とを比較し、音響イベントラベル付き音響信号列21に対し、最も適切であると判断した行動、又は最も適切なものから順番に複数個の行動を選択し、それらを判定結果として出力する。
さらに生成モデル比較部201は、決定した行動を表す行動ラベルを、音響イベントラベル付き音響信号列21の対応する各要素に付与し、それによって新たな音響イベントラベル及び行動ラベル付き音響信号列21’を生成して出力してもよい。この場合、音響イベントラベル及び行動ラベル付き音響信号列21’が、音響イベントラベル及び行動ラベル付き音響信号列11−1,・・・,11−Dとともに音響信号列合成部101に入力されてもよい。この場合、音響信号列合成部101は、入力されたすべての音響イベントラベル及び行動ラベル付き音響信号列11−1,・・・,11−D,21’を時系列方向につなぎ合わせ、それによって一つの音響イベントラベル及び行動ラベル付き音響信号列11’を得て出力する。行動モデル化部102は、入力された音響イベントラベル及び行動ラベル付き音響信号列11’から、第1実施形態で説明したように、再度、行動−音響イベント生成モデル14を生成し、それを記憶部103に格納してもよい。
また、生成モデル比較部201の処理及び行動モデル化部102の処理のどちらを先に行っても良い。ただし、行動モデル化部102の処理を行う前に生成モデル比較部201の処理を行う場合、記憶部103に予め得られた行動−音響イベント生成モデル14が格納されていることが必要である。
また、音響イベントラベル及び行動ラベル付き音響信号列21’が、新たに入力された音響イベントラベル及び行動ラベル付き音響信号列とともに音響信号列合成部101に入力されてもよい。音響信号列合成部101は、これらを時系列方向につなぎ合わせ、行動モデル化部102に送出してもよい。
その他の処理は第1実施形態及び第2実施形態と同様とする。
<第3実施形態の変形例1>
本形態は第1実施形態の変形例1と第2実施形態の変形例1の組み合わせである。
本形態では、行動ラベル付き音響信号列15−1,・・・,15−Dを入力として、学習によって、行動−音響イベント生成モデル14を算出する。さらに本形態では、行動−音響イベント生成モデル14を用い、新たに入力されたラベルなし音響信号列22から行動を推定する。
図9に例示するように、本形態の行動推定装置310は、特徴量算出部111−1,・・・,111−D,211、音響イベント判定部112−1,・・・,112−D,212、音響イベントモデルDB113、及び第3実施形態の行動推定装置300(図8参照)を有する。
行動ラベル付き音響信号列15−1,・・・,15−Dは、それぞれ特徴量算出部111−1,・・・,111−Dに入力される。特徴量算出部111−1,・・・,111−Dは、第1実施形態の変形例1で説明したように、行動ラベル付き音響信号列15−1,・・・,15−Dから、それぞれ音響特徴量列を得て出力する。音響イベント判定部112−1,・・・,112−Dは、それぞれ、第1実施形態の変形例1の音響イベント判定部112と同様に、入力された音響特徴量列と音響イベントモデルDB113に記憶されている複数の音響イベントモデルとから、音響イベントラベル及び行動ラベル付き音響信号列11−1,・・・,11−D(「学習用情報」に相当)を生成して出力する。
ラベルなし音響信号列22は特徴量算出部211に入力される。特徴量算出部211は、第2実施形態の変形例1で説明したように、ラベルなし音響信号列22から音響特徴量列(ベクトル)を算出して出力する。音響イベント判定部212は、第2実施形態の変形例1で説明したように、入力された音響特徴量列と音響イベントモデルDB113に記憶されている複数の音響イベントモデルとから、音響イベントラベル付き音響信号列21(「入力情報」に相当)を生成して出力する。
音響イベントラベル及び行動ラベル付き音響信号列11−1,・・・,11−D、音響イベントラベル付き音響信号列21は、記憶部303(図8)に格納される。以降の処理は第3実施形態と同じである。
<第3実施形態の変形例2>
本形態は第1実施形態の変形例2と第2実施形態の変形例2の組み合わせである。
本形態では、行動ラベル付き音響特徴量列16−1,・・・,16−Dを入力として、学習によって、行動−音響イベント生成モデル14を算出する。さらに本形態では、行動−音響イベント生成モデル14を用い、新たに入力されたラベルなし音響特徴量列23から行動を推定する。
図10に例示するように、本形態の行動推定装置320は、音響イベント判定部112−1,・・・,112−D,212、音響イベントモデルDB113、及び第3実施形態の行動推定装置300(図8参照)を有する。
行動ラベル付き音響特徴量列16−1,・・・,16−Dは、それぞれ音響イベント判定部112−1,・・・,112−Dに入力される。音響イベント判定部112−1,・・・,112−Dは、それぞれ、第1実施形態の変形例2の音響イベント判定部112と同様に、行動ラベル付き音響特徴量列16−1,・・・,16−Dの音響特徴量列と音響イベントモデルDB113に記憶されている複数の音響イベントモデルとから、音響イベントラベル及び行動ラベル付き音響信号列11−1,・・・,11−D(「学習用情報」に相当)を生成して出力する。
ラベルなし音響特徴量列23は音響イベント判定部212に入力される。音響イベント判定部212は、第2実施形態の変形例2と同様に、入力されたラベルなし音響特徴量列23の音響特徴量列と音響イベントモデルDB113に記憶されている複数の音響イベントモデルとから、音響イベントラベル付き音響信号列21(「入力情報」に相当)を生成して出力する。
音響イベントラベル及び行動ラベル付き音響信号列11−1,・・・,11−D、音響イベントラベル付き音響信号列21は、記憶部303(図8)に格納される。以降の処理は第3実施形態と同じである。
<第4実施形態>
本形態は第3実施形態の変形である。
本形態では、音響イベントラベル及び行動ラベル付き音響信号列11−1,・・・,11−D(「第1学習用情報」に相当)、及び音響イベントラベル付き音響信号列21(「第2学習用情報」に相当)を入力とし、行動−音響イベント生成モデル14を算出することに加え、音響イベントラベル付き音響信号列21に対応する行動を推定する。さらに、推定された行動を表す行動ラベルを、音響イベントラベル付き音響信号列21が含む音響信号列の各要素に付与することで、音響イベントラベル及び行動ラベル付き音響信号列を得、それを生成モデルの更新に利用することもできる。
図11に例示するように、本形態の行動推定装置400は、記憶部103、303、音響信号列合成部401、行動モデル化部402、及び生成モデル比較部403を有する。行動推定装置400は、例えば、公知又は専用のコンピュータに所定のプログラムが読み込まれることで構成される。
音響信号列合成部401に、音響イベントラベル及び行動ラベル付き音響信号列11−1,・・・,11−D(「行動の内容を表す行動情報と、行動に付随する音響イベントを表す音響イベント情報と、を含む第1学習用情報」に相当)及び音響イベントラベル付き音響信号列21(「未知の行動に付随する音響イベントを表す音響イベント情報を含む第2学習用情報」に相当)が入力される。音響信号列合成部401は、音響イベントラベル及び行動ラベル付き音響信号列11−1,・・・,11−D、音響イベントラベル付き音響信号列21を時系列方向につなぎ合わせ、それによって1つの音響イベントラベル及び行動ラベル付き音響信号列41(以下、単に「ラベル付き音響信号列41」という)を得て出力する。ラベル付き音響信号列41は、行動モデル化部402に入力される。なお、予め、音響イベントラベル及び行動ラベル付き音響信号列11−1,・・・,11−D、音響イベントラベル付き音響信号列21からラベル付き音響信号列41が得られている場合には、音響信号列合成部401を経由することなく、ラベル付き音響信号列41がそのまま行動モデル化部402に入力されてもよい。
行動モデル化部402は、入力されたラベル付き音響信号列41を用い、第1実施形態の行動モデル化部102と同じ方法で、行動−音響イベント生成モデル14を算出する。ただし、行動モデル化部402は、ラベル付き音響信号列41に含まれる音響イベントラベル付き音響信号列21の各要素に「行動が未知」であることを表す特別な行動ラベルが付与されているものとして算出処理を行う。すなわち行動モデル化部402は、「行動が未知」であることを一つの独立した「行動」(「未知の行動」と呼ぶ)とみなす。この特別な行動ラベルは、一般的な何れの行動(料理、掃除など)を表すものでもない。
すなわち行動モデル化部402は、行動が音響イベントを生成する確率P(音響イベント|行動)、及び未知の行動が音響イベントを生成する確率P(音響イベント|未知の行動)を得、それらに対応する行動−音響イベント生成モデル14を得る。行動−音響イベント生成モデル14は、記憶部103に格納される。
生成モデル比較部403には、行動−音響イベント生成モデル14が入力される。生成モデル比較部403は、入力された行動−音響イベント生成モデル14に対応する、確率P(音響イベント|行動)と確率P(音響イベント|未知の行動)とを比較し、未知の行動(音響イベントラベル付き音響信号列21に対応する行動)の内容を推定し、それらの推定結果を出力する。例えば、生成モデル比較部403は、音響イベントラベル付き音響信号列21に対し、最も適切であると判断した行動、又は最も適切なものから順番に複数個の行動を選択し、それらを判定結果として出力する。
[比較方法の例示]
生成モデル比較部403による比較は、例えば、第2実施形態で説明した情報量基準に基づいて行うことができる。例えば、式(15)又は(16)の情報量基準を用いる場合、生成モデル比較部403は、P(ε)に式(4)のφεaのうち未知の行動a’∈{1,・・・,A}に対応するφεa’(ただし、ε∈{1,・・・,E)}を代入し、Q(ε)に他の行動a’’≠a’(ただし、a’’∈{1,・・・,A})に対応するφεa’’(ただし、ε∈{1,・・・,E))を代入する。これにより、生成モデル比較部403は、他の行動a’’≠a’(ただし、a’’∈{1,・・・,A})に対応する情報量(合計A−1個の情報量)を得る。
生成モデル比較部403は、各行動a’’について算出された情報量のうち、最も小さな情報量に対応する行動、又は、最も小さな情報量から順番に選択した複数個の情報量に対応する複数個の行動を、音響イベントラベル付き音響信号列21に対応する行動として決定して出力する。
生成モデル比較部403は、以上のように決定した行動を表す行動ラベルを、音響イベントラベル付き音響信号列21の対応する各要素に付与し、それによって新たな音響イベントラベル及び行動ラベル付き音響信号列41’を生成して出力してもよい。この場合、音響イベントラベル及び行動ラベル付き音響信号列41’が、音響イベントラベル及び行動ラベル付き音響信号列11−1,・・・,11−Dとともに音響信号列合成部401に入力されてもよい。この場合、音響信号列合成部401は、入力されたすべての音響イベントラベル及び行動ラベル付き音響信号列11−1,・・・,11−D,41’を時系列方向につなぎ合わせ、それによって一つの音響イベントラベル及び行動ラベル付き音響信号列41’’を得て出力する。行動モデル化部402は、入力された音響イベントラベル及び行動ラベル付き音響信号列41’’から、再度、行動−音響イベント生成モデル14を生成し、それらを記憶部103に格納してもよい。
また、音響イベントラベル及び行動ラベル付き音響信号列21’が、新たに入力された音響イベントラベル及び行動ラベル付き音響信号列とともに音響信号列合成部401に入力されてもよい。音響信号列合成部401は、これらを時系列方向につなぎ合わせ、行動モデル化部402に送出してもよい。
その他の処理は第1実施形態、第2実施形態及び第3実施形態と同様とする。
<第4実施形態の変形例1>
本形態は第3実施形態の変形例1の変形である。
本形態では、行動ラベル付き音響信号列15−1,・・・,15−D及びラベルなし音響信号列22を入力として、学習によって、行動−音響イベント生成モデル14を算出する。さらに本形態では、行動−音響イベント生成モデル14を用い、ラベルなし音響信号列22に対応する行動を推定する。
図9に例示するように、本形態の行動推定装置410は、特徴量算出部111−1,・・・,111−D,211、音響イベント判定部112−1,・・・,112−D,212、音響イベントモデルDB113、及び第4実施形態の行動推定装置400(図11参照)を有する。
行動ラベル付き音響信号列15−1,・・・,15−Dは、それぞれ特徴量算出部111−1,・・・,111−Dに入力される。特徴量算出部111−1,・・・,111−Dは、第1実施形態の変形例1で説明したように、行動ラベル付き音響信号列15−1,・・・,15−Dから、それぞれ音響特徴量列を得て出力する。音響イベント判定部112−1,・・・,112−Dは、それぞれ、第1実施形態の変形例1の音響イベント判定部112と同様に、入力された音響特徴量列と音響イベントモデルDB113に記憶されている複数の音響イベントモデルとから、音響イベントラベル及び行動ラベル付き音響信号列11−1,・・・,11−D(「第1学習用情報」に相当)を生成して出力する。
ラベルなし音響信号列22は特徴量算出部211に入力される。特徴量算出部211及び音響イベント判定部212は、第2実施形態の変形例1で説明したように、ラベルなし音響信号列22から音響特徴量列(ベクトル)を算出して出力する。音響イベント判定部212は、第2実施形態の変形例1で説明したように、入力された音響特徴量列と音響イベントモデルDB113に記憶されている複数の音響イベントモデルとから、音響イベントラベル付き音響信号列21(「第2学習用情報」に相当)を生成して出力する。
音響イベントラベル及び行動ラベル付き音響信号列11−1,・・・,11−D、音響イベントラベル付き音響信号列21は、記憶部303(図11)に格納される。以降の処理は第4実施形態と同じである。
<第4実施形態の変形例2>
本形態は第3実施形態の変形例2の変形である。
本形態では、行動ラベル付き音響特徴量列16−1,・・・,16−D及びラベルなし音響特徴量列23を入力として、学習によって、行動−音響イベント生成モデル14を算出する。さらに本形態では、行動−音響イベント生成モデル14を用い、ラベルなし音響特徴量列23に対応する行動を推定する。
図10に例示するように、本形態の行動推定装置420は、音響イベント判定部112−1,・・・,112−D,212、音響イベントモデルDB113、及び第4実施形態の行動推定装置400(図11参照)を有する。
行動ラベル付き音響特徴量列16−1,・・・,16−Dは、それぞれ音響イベント判定部112−1,・・・,112−Dに入力される。音響イベント判定部112−1,・・・,112−Dは、それぞれ、第1実施形態の変形例2の音響イベント判定部112と同様に、入力された音響特徴量列と音響イベントモデルDB113に記憶されている複数の音響イベントモデルとから、音響イベントラベル及び行動ラベル付き音響信号列11−1,・・・,11−D(「第1学習用情報」に相当)を生成して出力する。
ラベルなし音響特徴量列23は音響イベント判定部212に入力される。音響イベント判定部212は、第2実施形態の変形例2と同様に、入力されたラベルなし音響特徴量列23の音響特徴量列と音響イベントモデルDB113に記憶されている複数の音響イベントモデルとから、音響イベントラベル付き音響信号列21(「第2学習用情報」に相当)を生成して出力する。
音響イベントラベル及び行動ラベル付き音響信号列11−1,・・・,11−D、音響イベントラベル付き音響信号列21は、記憶部303(図11)に格納される。以降の処理は第3実施形態と同じである。
<変形例等>
本発明は上述の各実施形態に限定されるものではない。例えば、行動生成モデル作成装置や行動推定装置の処理が複数の装置で分散処理されてもよいし、上記の各実施形態で記憶部やDBに格納された各データが複数の記憶部やDBに分散して格納されてもよい。
音響イベントラベル及び行動ラベル付き音響信号列に代えて、音響イベントラベル及び行動ラベル列が用いられてもよい。音響イベントラベル付き音響信号列に代えて、音響イベントラベル列が用いられてもよい。例えば、音響イベントラベル及び行動ラベル列のみが行動モデル化部102に入力されてもよし、音響イベントラベル列のみが生成モデル比較部201に入力されてもよいし、音響イベントラベル及び行動ラベル列、並びに音響イベントラベル列のみが行動モデル化部402に入力されてもよい。
音響イベントラベル及び行動ラベル列の例は、音響イベントラベル及び行動ラベル付き音響信号列から音響信号列を除いた列である。また、音響イベントラベル列の例は、音響イベントラベル付き音響信号列から音響信号列を除いた列である。ただし、ラベル列が時系列の順に入力され順次処理されるのであれば、音響イベントラベル及び行動ラベル列や音響イベントラベル列の例が要素番号を含まなくてもよい。
また、音響信号列が時系列の順に入力され順次処理されるのであれば、短時間ごとに区分された音響信号列の各要素に対応する要素番号が、音響イベントラベル付き音響信号列や、音響イベントラベル及び行動ラベル付き音響信号列に、含まれなくてもよい。
上述の各種の処理は、記載に従って時系列に実行されるのみならず、処理を実行する装置の処理能力あるいは必要に応じて並列的にあるいは個別に実行されてもよい。その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能であることはいうまでもない。
上述の構成をコンピュータによって実現する場合、各装置が有すべき機能の処理内容はプログラムによって記述される。このプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。各部での処理の結果得られたデータは逐一メモリに格納され、必要に応じて読み出されて利用される。
処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体の例は、非一時的な(non-transitory)記録媒体である。このような記録媒体の例は、磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリ等である。
このプログラムの流通は、例えば、そのプログラムを記録したDVD、CD−ROM等の可搬型記録媒体を販売、譲渡、貸与等することによって行う。さらに、このプログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することにより、このプログラムを流通させる構成としてもよい。
このようなプログラムを実行するコンピュータは、例えば、まず、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、一旦、自己の記憶装置に格納する。処理の実行時、このコンピュータは、自己の記録装置に格納されたプログラムを読み取り、読み取ったプログラムに従った処理を実行する。このプログラムの別の実行形態として、コンピュータが可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することとしてもよく、さらに、このコンピュータにサーバコンピュータからプログラムが転送されるたびに、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することとしてもよい。
上記実施形態では、コンピュータ上で所定のプログラムを実行させて本装置の処理機能が実現されたが、これらの処理機能の少なくとも一部がハードウェアで実現されてもよい。
100,110,120 行動生成モデル作成装置
200,210,220,300,310,320,400,410,420 行動推定装置

Claims (4)

  1. 行動の内容を表す行動情報と、前記行動に付随する音響イベントを表す音響イベント情報と、を含む第1学習用情報と、未知の行動に付随する音響イベントを表す音響イベント情報を含む第2学習用情報とを用い、行動が音響イベントを生成する確率P(音響イベント|行動)と、前記未知の行動が音響イベントを生成する確率P(音響イベント|未知の行動)とを得る、行動モデル化部と、
    前記確率P(音響イベント|行動)と、前記確率P(音響イベント|未知の行動)とを比較し、前記未知の行動の内容を推定する生成モデル比較部と、
    を有する行動推定装置。
  2. 請求項の行動推定装置であって、
    前記行動情報が表す行動に付随する音を表す時系列の第1音響信号列から、第1音響特徴量を算出する第1特徴量算出部と、
    前記第1音響特徴量を用い、音響イベントを決定する第1音響イベント判定部と、
    時系列の第2音響信号列から、第2音響特徴量を算出する第2特徴量算出部と、
    前記第2音響特徴量を用い、音響イベントを決定する第2音響イベント判定部と、を有し、
    前記第1学習用情報が含む音響イベント情報は、前記第1音響イベント判定部で決定された前記音響イベントを表し、
    前記第2学習用情報が含む音響イベント情報は、前記第2音響イベント判定部で決定された前記音響イベントを表す、
    ことを特徴とする行動推定装置。
  3. 請求項の行動推定装置であって、
    前記行動情報が表す行動に付随する音を表す時系列の音響信号列に対応する第1音響特徴量を用い、音響イベントを決定する第1音響イベント判定部と、
    第2音響特徴量を用い、音響イベントを決定する第2音響イベント判定部と、を有し、
    前記第1学習用情報が含む音響イベント情報は、前記第1音響イベント判定部で決定された前記音響イベントを表し、
    前記第2学習用情報が含む音響イベント情報は、前記第2音響イベント判定部で決定された前記音響イベントを表す、
    ことを特徴とする行動推定装置。
  4. 請求項1から3の何れかの行動推定装置としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
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