JP5778791B2 - アンカー固定要素 - Google Patents

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Description

本発明は、アンカー基礎(anchoring base)としてのコンクリート部の穿孔に物体を固定するアンカー固定要素に関する。
建物の壁に物体を固定する様々な形状のアンカーが既知である。異常な負荷が予期される場合、拡張アンカー(spreading anchor)が使用される。拡張アンカーは特に、非常に堅固な固定手段でありそのため弾性をほとんど呈さず、したがって固定される物体と建物の壁との間に堅固な連結部をもたらす。堅固な連結部はエネルギー散逸挙動を呈さない。
特許文献1から、穿孔の欠損又はボルトの破壊を回避するために、激しい振動又は地震の際に発生する衝撃負荷等の衝撃負荷を吸収することが可能な、コンクリート部の穿孔にアンカーされる固定要素が既知である。この固定要素は、その自由端に拡張円錐部を有するねじ切りボルトと、拡張区分を画定する縦スロットを有する拡張スリーブとを備える。ねじ切りボルトはねじ切り部分を有する。ねじ切り部分は、拡張スリーブ内へ、次に拡張スリーブの内部ボアと同じ直径を有するカラー形状(collar-shaped)の部分内へ、最終的に拡張円錐部の前の浅いネック(shallow necking)内へと十分に続く。拡張スリーブの内部ボアは、拡張円錐部に重なる増大した壁厚を有する円筒形部分を有し、この壁厚は、浅いネックにかけて減少して拡張スリーブの始まりの壁厚に合流する。それにより、平坦な環状スペースが形成され、衝撃過負荷を吸収するために、軸方向の過負荷の場合には拡張円錐部が変形して入ることができる。この場合、ねじ切りボルトは拡張スリーブを僅かに滑り出て、固定される物体は固定要素がアンカーされた壁からずれる。拡張スリーブが変形している間、僅かなエネルギーしか吸収されない。
特許文献2から、堅牢な石造建築物の穿孔において使用される固定要素が既知である。ねじ切りボルトがその端に拡張体を有し、2つの連続した拡張領域を有する拡張スリーブと協働する。2つの連続した拡張領域は、過負荷の場合に破壊される所定の破壊領域によって互いにつながっている。このようにして、地震の場合に発生する振動等の過剰な振動の際であっても固定要素が穿孔から係脱することが回避される。
特許文献3から、アンカーボアに固定される拡張アンカーが既知である。アンカースリーブの拡張部分が拡張され、内側から窪んだ、壁の厚さが減少した部分により形成される反動リザーブ(backlash reserve)が存在する。反動リザーブは、アンカースリーブの拡張部分の閉縮(gripping)の際に可塑性変形可能であり、これはアンカー長さの短縮につながる。
拡張アンカーに関連して、地震の場合等に衝撃負荷を減衰することを意図される減衰装置が既知である(特許文献4)。エラストマースリーブが、拡張アンカーのねじ切りボルトを包囲し、ナットを締めると圧迫され、それによりエラストマースリーブは固定される部品のボア内での遊びがない状態でプリストレスをかけられる。
接着剤で固定されるアンカーが広く既知である(特許文献5、特許文献6)。
特許文献7から、軟鋼からなる端及びオーステナイトステンレス鋼からなる中央適応ゾーン(compliance zone)を有する引張材とアンカープレートとを備える、地下の鉱業構造物及びトンネル構造物における坑道及び空間において岩が崩れ落ちることを防止するロックアンカーが既知である。引張材の端は岩に接着剤で固定される。高い調整力を達成するように、アンカーのオーステナイト系の中央部分は歪み硬化される。
独国特許出願公開第4014522号 独国特許出願公開第3710964号 独国実用新案第9310357号 独国特許出願公開第102008063580号 独国実用新案第20201927号 欧州特許出願公開第1936212号 独国特許第3320460号
本発明の目的は、エネルギーを散逸する様式で地震中に発生する衝撃負荷等の猛烈な衝撃負荷を吸収することになる、コンクリート部の穿孔に物体を固定する固定要素を提供することである。
上記固定要素は、一方の端にねじ切り部分と、他方の端にアンカー体と、ねじ切り部分とアンカー部分との間にシャンク部分とを有するねじ切りボルトを備える。ねじ切りボルトは、そのねじ切り部分において低い延性挙動を呈する金属で作製され、そのシャンク部分においてより高い延性挙動を呈する金属で作製される。ねじ切りボルトと一体に又はねじ切りボルトとは別個に形成されるアンカー体は低い延性を有する。ナットにより、また任意選択でアンカープレートを用いて、物体を壁等に固定することができる。地震中に、ねじ切りボルトの長手方向及び/又は横断方向にねじ切りボルトに対して作用し、非常に大きいため材料の弾性限界を超えるような、多量の力が生じる可能性がある。この事象において、ねじ切りボルトのシャンク部分においてのみ可塑性変形が生じ、それによりねじ切りボルトの突然の破壊が回避されるように衝撃エネルギーが吸収される。
アンカー固定要素は可逆的に装着される(reversible loads)ように設計される、すなわち、装着に続いて取外され、その後再装着されることを繰返す。
引張力と剪断力とのあらゆる組合せが生じる可能性がある。アンカーの長手方向に引張力がない状態であっても、剪断力が生じることが可能である。シャンク部分の回りの隙間は、シャンク部分の一定の屈曲、したがってシャンクに対して横断方向に伝播する地震波からのエネルギー吸収を可能にする。
シャンク部分の所望の延性挙動を達成するために、シャンク部分をねじ切り部分の断面及びアンカー部分の断面に比較して減少した断面を有するように形成することが有利である。このようにして、シャンク部分の伸び延性及び曲げ延性を地震中のエネルギー散逸の目的に利用することができる。
シャンク部分の曲げ延性すなわち変位延性を示した目的に利用するために、穿孔内でシャンク部分の回りの少なくともねじ切り部分付近に径方向隙間が設けられる。この場合、シャンク部分は固定梁のように穿孔内で屈曲することができ、曲げ弾性限界を超えたときに地震波からのエネルギーを吸収し、それによりねじ切りボルトの危険な破壊を防止することができる。
支持要素の延性を考慮する場合、この延性は、支持要素の材料だけでなく形状及び負荷の性質にも依拠するため、全体的延性と称される(例えばHugo Bachmann著「Erdbebensicherung von Bauwerken」(Seismic Design of Structures)(2nd revised edition, Chapter 3.5, Birkenhauser Verlag, 2002, ISBN 3-7643-6941-8)を参照)。この全体的延性は少なくとも1.5であるべきであり、これは可塑性変形量対弾性変形量の比が1.5よりも大きいことを意味する。地震帯の通常のアンカーには、2〜4の全体的延性の範囲が提案される。
特に重要な構成において、4又は5よりも大きい全体的延性が選択される。
アンカー部分は延性を有しないか又は低い延性を有し、例えば接着剤を用いて穿孔の端に取り付けることができるか、又はねじ切りボルトのアンカー部分を穿孔の底部に固定する拡張セグメントを有するアンカースリーブが設けられる。後者の場合、固定要素は拡張アンカーと称される。
したがって、新規の拡張アンカーは、第1の端のねじ切り部分と、他方の第2の端の拡張部分と、それらの間のシャンク部分とを有するねじ切りボルトを備える。円形断面と、拡張部分に隣接する端の拡張セグメントとを有する円筒形アンカースリーブが設けられる。アンカープレート、したがって固定される物体を、拡張アンカー及びアンカー基礎において固定するように、ナットが、任意選択でワッシャとともに用いられる。ねじ切りボルトのシャンクはアンカースリーブ内に延びる減少した断面を有する伸張部分を有する。少なくともシャンクは、臨界負荷を超える場合に可塑性変形することが可能であり、それにより運動エネルギーを吸収して変形エネルギーに変換する延性材料で作製される。拡張アンカーに作用する剪断力はシャンクの可塑性屈曲変形により軽減することができ、その一方でシャンクの伸張変形により過剰な軸方向力が緩和される。概して、固定された物体に作用する衝撃エネルギーがそれによって部分的に散逸され、そのため穿孔に対する損傷のリスクが低減される。一時的な地震動発生中に、固定された物体が依然として保持されるように拡張アンカーのねじ切りボルトが伸張することが特に可能であるが、地震の短い曝露時間中には破壊されない。同様に、横方向衝撃力により延性材料で作製されるシャンクの屈曲が生じるが、シャンクは剪断されない。このようにして、地震動発生時に固定された物体が浮動するリスクが中和される。
拡張アンカーはヘビーデューティーアンカー(heavy-duty anchor)であり、2つの構成において、すなわち、円筒形穿孔に取り付けられるか、又は加えてアンダーカットを有するような孔に取り付けられるように設計することができる。2つの構成は拡張セグメントの拡張運動の範囲が異なる。単なる円筒形穿孔では、拡張セグメントは、穿孔の壁に密着することにより拡張アンカーが拡張アンカーの設置中にねじ切りボルトを締めるときに穿孔から抜け出るリスクを防止するために、僅かに間隔を広げて拡張することのみが必要である。アンダーカットを有する穿孔の場合、拡張セグメントのより大きい拡張が利用され、それにより穿孔に拡張アンカーを保持する力が大幅に増大し、穿孔から拡張アンカーが抜け出るリスクが低減される。
双方の構成について、設置される前から、拡張セグメントの屈曲ノッチを除いてその外周全体にわたって円筒形であるアンカースリーブが好ましい。拡張セグメントの拡張機能を促進するように、拡張セグメントの領域においてアンカースリーブの内径に壁の厚肉部が設けられる。壁の厚肉部は、拡張アンカーの設置中にアンカースリーブと拡張部分との軸方向相対変位により拡張セグメントの低摩擦拡張を達成するように、拡張部分に少なくとも部分的に係合する。軸方向相対変位の範囲は構成に依拠して異なる。アンダーカットを有しない円筒形穿孔ボアの場合、相対変位の範囲は狭く、アンダーカットを有する円筒形穿孔の場合、相対変位の範囲は広い。
拡張アンカーの最適性能に関しては、延性材料特性をねじ切りボルトのシャンク部分に実質的に集中させ、その一方でねじ切り部分及び拡張部分を延性材料よりも硬いものとすべきであることが重要である。これはアンカースリーブにも当てはまる。このようにして、エネルギー散逸が実質的に延性シャンクにおいて起こることが確実となる。
ねじ切り部分及び拡張部分の領域においては硬化することができるが、シャンク部分の領域においては硬化されないままであるねじ切りボルトに適した材料として、精錬された鉄鋼を考慮することができる。精錬された鉄鋼は、伸張するように可鍛性であるとともに、一部分においては硬化することができる一方で他の部分は硬化されないままである、全ての鉄合金を指す。
拡張アンカーのねじ切りボルトに適した他の材料には銅合金、例えば青銅又は真鍮が含まれる。
アンカースリーブには、鋼等の剛性材料が好ましい。しかし、延性材料がアンカースリーブに選択され、アンカースリーブにおいてもエネルギー散逸を達成する応用形態も存在することができる。アンカースリーブの材料として、水密性等に関する特定の要件を満たすように頑丈なプラスチックさえも考慮することができる。
ボルトのシャンクの延性材料よりも硬い材料で作製される拡張部分は、円錐形状を有するとともに伸張部分の方に肩部を有する。ねじ切りボルトの第2の端に拡張体をねじ固定することにより拡張部分を設けること、又はねじ山により軸方向に移動させることが可能である。この設計は、地震後に緩んだ物体を再び固定するときの、変形したねじ切りボルトの交換を容易にすることができる。
これより本発明の例示的な実施形態を、図面を参照して説明する。
設置状態の拡張アンカーの長手方向断面図である。 図1の細部の図である。 伸張により変形している拡張アンカーを示す図である。 屈曲により変形している拡張アンカーを示す図である。 接着アンカーを示す図である。
図1は、コンクリート壁2に物体を固定するように壁2のボア20に設置されている拡張アンカーを示しており、物体のアンカープレート3は貫通ボア30を有して示されている。このために、アンカープレート3を壁2に押圧するようにナット4及びワッシャ5が用いられている。拡張アンカーはアンカースリーブ10とねじ切りボルト1とを備える。ねじ切りボルト1は、いくつかの部分、すなわち、ねじ切り部分11とシャンク部分すなわち伸張部分12と拡張部分13とを有する。ねじ切り部分11をシャンク12につなぐ支持部分14を設けることができる。横断方向の良好な延性が重要である場合、図2に示すように、ねじ切りボルトのシャンク部分12の回りに隙間22を提供するように支持部分14は排除される。支持部分14(存在する場合)はアンカースリーブ10の内径に対応する外径を有する。これに比較して、シャンク部分すなわち伸張部分12は減少した断面を有し、この断面は、完全な断面の70%〜90%の範囲とすることができる。拡張部分13は肩部15を介して伸張部分12につながり、肩部15を除き、ボア20の断面に対応する基礎の断面に従ってテーパー形状又は円錐形状を有する。アンカースリーブ10は拡張部分に隣接するその端においてスロットが形成される。スロット17(図1a)は三角形状を有することができるが、他のスロット形状、例えばスロットの底部において円形リセスを有する形状も同様に可能である。これらのスロット17により、アンカースリーブ10の下側端は個々の拡張セグメント18に分割される。拡張セグメント18は、屈曲ノッチ19によりアンカースリーブ10の残りの部分から分離することができる。アンカースリーブ10の内面は、均一に丸みの付いた円筒形状とすることができるが、拡張セグメント18の領域において壁の厚肉部18aを設けることも可能である。壁の厚肉化された部分の外形は、拡張体13の輪郭に少なくとも部分的に沿い、拡張セグメントの端が拡張セグメントの拡張中に拡張体内に食い込むことを防止する。
図2は、長手方向に伸張した状態の拡張アンカーの別の実施形態を示している。図1の実施形態の部分に対応する部分は、同じ参照符号により示されている。図示されている拡張アンカーはアンダーカット21を有する穿孔20について構成されている。さらに、ねじ切りボルト1は2つの部分に形成されている、すなわち、拡張部分13をねじ首16によりねじ切りボルト1の肩部15にねじ込むことによって形成されている。シャンク部分12は延性材料で作製される一方、部分11、15、16、l3はより低い延性を有する。図1の実施形態とは対照的に支持部分l4が設けられておらず、シャンク部分12とアンカースリーブ10との間に径方向隙間22が存在するようになっている。隙間22の入口端において、ガイドリング(図示せず)を設けることができ、ガイドリングは、図3に示すようなシャンク12の横方向変位を可能にする圧潰可能な材料からなる。後者は、シャンク部分12が屈曲した図2の拡張アンカーを示しており、この屈曲はアンカーの長手方向の広がりに対して横断方向の衝撃力により生じる可能性がある。
図4はアンカー固定要素として機能するねじ切りボルトのシャンク12に連結されている接着アンカー23を示している。接着アンカー23は、接着剤24によりコンクリート壁2のボア20に固定される。接着アンカー23の形状は、このために適合される。残りの部分は図1又は図2のねじ切りボルト1の部分に対応する。
本発明によるアンカー固定要素の特徴は、要素の或る特定の部分又は領域についての増大した延性を有する材料の使用である。延性材料は、或る特定の負荷、降伏強さ又は降伏点までの弾性特性を呈し、極限強さ又は破壊限界までの降伏点を超えるときに可塑性変形可能な材料を指す。延性は材料体の最大変形と弾性変形との比を指す。本発明に関して、アンカー固定要素の異なる部分は異なる延性挙動を呈することが意図される。異なる延性挙動は、異なる延性を有する2つの材料を用いるか、又は各部が異なる延性を有する材料からなるかのように挙動するように各部の部分を異なるように寸法決め若しくは異なるように処理することによって呈される。
ねじ切りボルト1に特に適した材料は精錬された鉄鋼、すなわち低炭素含有量を有する鋼である。ねじ切り部分11及び拡張部分13の領域を浸炭することにより、材料の硬さを増加させることができ、したがって材料の変形能力(局所延性)を減少させることができ、そのためねじ切りボルトは異なる延性を有する2つの材料で作製されたボルトであるかのように形成される。硬化されないままであるシャンク部分すなわち伸張部分12はねじ切り部分11又は拡張部分13よりもはるかに高い延性を有し、そのため過負荷の際のアンカー固定要素の変形は実質的にシャンク部分においてのみ生じる。
同様にねじ切りボルト1に適した延性材料は青銅又は真鍮等の銅合金である。こうした材料を用いて、異なる強度、したがって異なる延性を有する部分を適切な処理により同様に得ることができる。
アンカースリーブ10の材料については、特に鋼が考慮される。長手方向及び横断方向の重い負荷下で、鋼の強度は穿孔20が欠損することを防止し、そのため導入される変形エネルギーは実質的にシャンクにおいて顕著となる。
地震中の衝撃エネルギーの一部がアンカースリーブにより吸収されるようにする場合、青銅又は真鍮等の銅合金はアンカースリーブの材料としても考慮される。銅合金は非常に延性があり、したがって変形により衝撃エネルギーを吸収することができる。
おそらくは壁の材料が非常に堅牢なコンクリートからなるという理由で穿孔が欠損するリスクがあまり大きくない場合、粘塑性エラストマープラスチックもアンカースリーブの材料として考慮される。
アンカー固定要素における延性の分布は変更することができる。例えば、ねじ切り部分11とシャンク部分12との間に遷移ゾーンを設けることが可能であり、この遷移ゾーンにおいて材料特性がより低い延性からより高い延性に徐々に変化する。遷移ゾーンは、ねじ切りボルト1がねじ切り部分11の領域において剪断されるリスクを低減させるように取り付けられる物体3とコンクリート壁2との間の接触面の領域にあるものとし、すなわちねじ切り部分11が貫通ボア30内で終端するものとする。
アンダーカット21(図2、図3)を有する穿孔20に取り付けられる、いわゆるアンダーカットアンカーの場合、ねじ切りボルト1は、ねじ切りボルト1に対する拡張体13の変位、したがってアーレンキー(図示せず)を用いて引き起こすことができるねじ切りボルト1の回転によるアンカースリーブ10に対する変位も得るために、ねじ16に関して伸張部分12の領域に延びてもよいし、拡張体13内に延びてもよい。この相対変位は穿孔20のアンダーカット部分21において拡張セグメント18を拡張する機能を果たす。アンダーカットアンカーのこの設計の場合、局所的に高強度の材料が拡張体内に延びるねじ16用に選択されることが理解される。
拡張アンカーの設置は、そのアンカーが、アンダーカット穿孔用のアンダーカットアンカー(2、3)であるか、設置プロセス中に或る特定のアンダーカットを自身で生成する自己アンダーカットするヘビーデューティーアンカー(図1)であるかに依拠する。
自己アンダーカットするヘビーデューティーアンカーの場合、図1に示すように、丸みの付いた円筒形穿孔20がアンカー基礎に設けられる。拡張体13上に位置する(sitting)アンカースリーブ10を有する拡張アンカーが穿孔20内に導入され、アンカースリーブ10の拡張セグメント端18が拡張体13上で摺動するように、アンカースリーブ10とねじ切りボルト1との相対変位が行われる。この操作について、設定治具を用いることができる。補助スリーブを介在させること、及び、拡張セグメント18をボア壁20に僅かに貫入させるように、ハンマーを用いてアンカースリーブ10を叩くことも可能である。次に、ワッシャ5及びナット4を用いて、固定される物体とともにアンカープレート3をアンカー基礎2に取り付けることができる。ねじ切りボルト1を締めることにより拡張セグメント18がボア壁20に更に食い込み、拡張アンカーの良好なアンカーをもたらす。
拡張アンカーが無関係にアンダーカットされた(extraneously undercut)孔用のヘビーデューティーアンカーとして構成される場合、穿孔20は、拡張セグメント18を展開することができる止まり端(blind end)にアンダーカット21を生成する特殊なドリルを用いてアンカー基礎2に形成される。これは、アンカースリーブ10の拡張セグメント端18が拡張体13上で更に摺動し、それにより拡張セグメント18が間隔を広げて拡張してアンダーカット21内に位置付けられるように、アンカースリーブ10及びねじ切りボルト1を互いに対して変位することによって達成される。これは自己アンダーカットするヘビーデューティーアンカーの場合と基本的に同じ態様で行われる。拡張セグメント18が拡張されると、ねじ切りボルト1を締めてアンカープレート3を押圧することができ、それにより拡張セグメント18とナット4との間に配置される材料が固定される。
地震の際、長手方向又は横断方向におけるアンカー固定要素のかなりの応力を引き起こす可能性がある振動が建物に発生する。固定された物体が地震の励起周波数に対応する固有周波数を有する場合、これによりアンカー固定要素の過負荷が引き起こされる可能性がある。固定される物体及び固定要素の振動系の減衰の結果、共振現象を離調させることによって過負荷が低減する。本発明によるアンカー固定要素は、地震の振動エネルギーを吸収し、このエネルギーをねじ切りボルトの延性シャンクの変形エネルギーに変換することにより、これを達成する。ねじ切りボルトの長手方向に過負荷が生じるとき、シャンク部分12は図2のΔUにおいて誇張されているように伸張し、それによりシャンク12の可塑性変形によって地震エネルギーを吸収する。アンカー固定要素に対して横断方向である地震動の場合、シャンク部分12は、同様に地震動からのエネルギーを吸収しながらΔUだけ変位する(図3)。地震の持続時間は通常1分よりも短く、そのためこうした地震中に導入され蓄積されるエネルギーはシャンク部分12に延性欠損をもたらすようには十分でない。
地震中にアンカー固定要素が損傷を受けた場合、アンカー固定要素は無効とするか、又は交換する必要がある。拡張体13を取り付ける又は変位させるねじ山16を有する拡張アンカー構成の場合、ねじ切りボルト1は場合によってアンカースリーブ10のスリーブボアから緩めて外すことができ、それによりねじ切りボルトの交換が可能になる。ねじ切りボルト1に固定取付けされる拡張体13を有する構成の場合、アンカー基礎から突出するねじ切りボルトの端を切断し、新たな拡張アンカーをアンカー基礎の損傷を受けていない地点に設置する。

Claims (12)

  1. アンカー基礎としてのコンクリート部(2)の穿孔(20)に物体(3)を固定し、地震中に発生する衝撃負荷等の衝撃負荷を、エネルギーを散逸する態様で吸収するアンカー固定要素であって、
    第1の端のねじ切り部分(11)と、他方の第2の端のアンカー部分(13)と、前記ねじ切り部分と前記アンカー部分との間のシャンク部分(12)と、低い延性から徐々に高い延性へと変化する、前記ねじ切り部分(11)と前記シャンク部分(12)との間の遷移ゾーンとを有するねじ切りボルト(1)と、
    前記ねじ切り部分(11)にねじ込まれるナット(4)であって、前記アンカー固定要素の取り付け状態においては、前記物体(3)が前記ナット(4)で前記コンクリート部(2)に固定される、ナット(4)とを備え、
    一方の前記ねじ切り部分(11)及び前記アンカー部分(13)と、他方の前記シャンク部分(12)とは、前記ねじ切りボルトの長手方向において前記物体(3)に作用する過負荷が生じるときに衝撃負荷を吸収するように異なる延性挙動を呈し、前記ねじ切り部分(11)及び前記アンカー部分(13)は低い可塑性変形能力を伴う低い延性を有し、前記シャンク部分(12)は高い可塑性変形能力を伴う高い延性を有する、アンカー固定要素。
  2. 前記シャンク部分(12)は前記ねじ切り部分(11)の断面に比較して減少した断面を有する、請求項1に記載のアンカー固定要素。
  3. 前記シャンク部分(12)は、前記穿孔(20)内で前記ねじ切り部分(11)付近に径方向隙間(22)を生じ、前記径方向隙間(22)は、前記シャンク部分が前記アンカー部分(13)により前記穿孔(20)に固定されるときの前記シャンク部分(12)の伸び延性及び曲げ延性に基づいて前記シャンク部分(12)の可塑性変形を可能にするように十分に大き
    前記アンカー固定要素は、可塑性変形量に対する弾性変形量の比が1.5よりも大きいという条件を満たす、請求項1又は2に記載のアンカー固定要素。
  4. 前記は2〜4の範囲にある、請求項3に記載のアンカー固定要素。
  5. 前記は4よりも大きい、請求項3に記載のアンカー固定要素。
  6. 前記アンカー固定要素は接着アンカーとして形成され、前記アンカー部分(23)は前記穿孔(20)に接着剤で固定することができる、請求項1〜5のいずれか1項に記載のアンカー固定要素。
  7. 前記アンカー固定要素を完成して拡張アンカーにするために、円筒形アンカースリーブ(10)が設けられ、前記円筒形アンカースリーブは、円形断面と、前記アンカースリーブの前記アンカー部分(13)に隣接する端にある拡張セグメント(18)とを有する、請求項1〜5のいずれか1項に記載のアンカー固定要素。
  8. 前記アンカースリーブ(10)は前記拡張セグメント(18)の領域において厚肉壁(18a)を有し、前記厚肉壁(18a)は、前記拡張アンカーの設置中に前記アンカースリーブ(10)と前記アンカー部分(13)との軸方向相対変位により前記拡張セグメント(18)の拡張を得るために、前記アンカー部分(13)に少なくとも部分的に係合する、請求項7に記載のアンカー固定要素。
  9. 前記ねじ切りボルト(1)は、前記シャンク部分(12)の領域において硬化されないままである精錬された鉄鋼で作製される、請求項1〜8のいずれか1項に記載のアンカー固定要素。
  10. 前記ねじ切りボルト(1)は、前記ねじ切り部分(11)及び前記アンカー部分(13)の領域において硬化されている銅合金で作製される、請求項1〜8のいずれか1項に記載のアンカー固定要素。
  11. 前記アンカー部分(13)は、円錐形状であると共に前記シャンク部分(12)の方に肩部(15)を有し、前記シャンク部分(12)の材料よりも硬い材料からなる、請求項1〜10のいずれか1項に記載のアンカー固定要素。
  12. 前記アンカー部分(13)は、前記ねじ切りボルト(1)の前記第2の端のねじ山と螺合するアンカー体である、請求項1〜11のいずれか1項に記載のアンカー固定要素。
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