JP5774058B2 - 発電設備の作動方法 - Google Patents

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Description

本発明は、発電技術の分野に関し、請求項1の上位概念に記載された発電設備の作動方法に関する。
出力が100MWを超える領域内にある次のような大規模な発電設備、すなわち、発電ジェネレータがガスタービンおよび/または蒸気タービンによって駆動制御され、生成された電力を、所定の商用周波数(たとえば50Hzまたは60Hz)を有する商用電源網に供給する大規模な発電設備では通常、タービンの(機械的または空気力学的な)回転数と商用周波数との間が固定的に結合されている。このような発電設備では、ジェネレータの出力側は接続部を介して、周波数結合するように商用電源網に接続される。その際には、ジェネレータはタービンによって直接(単軸設備)、回転数結合するように駆動されるか、または機械的な伝動装置を介して、回転数結合するように駆動される。図2および図3に、発電設備のこのような構成が非常に簡単に示されている。伝動装置では、商用周波数とタービンとの間に固定的な変速比のみを実現することができる。また、本来のガスタービンから偏差する回転数で運転することができる有効タービンによってジェネレータが駆動される構成も考えられる。
図1に、ジェネレータ18に結合されたガスタービン12によって電流を生成して商用電源網21に供給する公知の形式の発電設備10’が非常に簡略化されて示されている。ガスタービン12とジェネレータ18とは共通のシャフト19によって接続されており、単軸タービン系統11を構成する。非常に簡単な事例では、ガスタービンはコンプレッサ13を有し、該コンプレッサ13は空気流入口16を介して燃焼用空気を吸引して圧縮する。コンプレッサ13は、相互に前後に接続された複数の部分コンプレッサから構成することができる。このような複数の部分コンプレッサが動作する圧力レベルは上昇し、場合によっては、圧縮された空気を中間冷却することができる。コンプレッサ13で圧縮された燃焼用空気は燃焼室15内に到達する。この燃焼室15内には、燃料供給部17を介して液体燃料(たとえば油)または気体状燃料(たとえば天然ガス)が噴入され、燃焼用空気を消費して燃焼される。
燃焼室15から流出した高温ガスは後続のタービン14内で作業出力で膨張され、コンプレッサ13と、フランジ結合されたジェネレータ18とを駆動する。タービンから流出する際には未だ比較的高温である排ガスは、さらに付加的に、後続の廃熱蒸気生成器23を通って送られることにより、別個の水‐蒸気循環路25において蒸気タービン24を作動させるための蒸気を生成することができる。このような組み合わせは、複合発電所と称される。このような複合発電所では、蒸気タービン24をジェネレータ18に、該タービン14に対向する側で結合することができる。蒸気タービン24はまた、固有のジェネレータを駆動することもできる。
図1の単軸設備では、ガスタービン12の回転数とジェネレータ18で生成される次のような交流電圧の周波数との比、すなわち、商用電源網21の商用周波数に等しくなければならない交流電圧の周波数との比は固定的である。現在慣用されており100MWを超える出力の大型のガスタービンユニットでは、60Hzのジェネレータ周波数ないしは商用周波数には、3600rpmのガスタービン(たとえば同出願人のガスタービンGT24)の回転数が対応し、50Hzのジェネレータ周波数には、3000rpmの回転数(たとえば同出願人のガスタービンGT26)が対応する。
ガスタービン12の回転数とジェネレータ周波数ないしは商用周波数との間で異なる比を実現しなければならない場合、図2の発電設備10″では基本的に、ガスタービン12のシャフト19とジェネレータ18との間に(タービン系統11’)機械的な伝動装置26を介挿することができる。この伝動装置26は通常、減速伝動装置として構成されることにより、より高い回転数かつより小型のガスタービン12を実現することができる。しかし耐性上の理由から、このような機械的伝動装置26は最大約130MWまでの電力でしか使用することができない。また、ガスタービン1機あたり100MWを超えるこのような大きな出力と高い効率とは、とりわけ比較的低速で回転する単軸機によって実現される。
タービン回転数と商用周波数との間の結合が固定的であることにより、以下の欠点が生じる。
・限られた条件でのみ、商用電源網で安定的に運転を行うことができる。
・ガスタービン流入温度の上昇により、タービンで出力が急激に降下したり、商用周波数を支えるためのダイナミック制御で熱的負荷および機械的負荷が高くなってしまう。
・商用周波数ないしは負荷に依存しない発電設備の出力制御を行うことができない。
・商用周波数ないしは負荷に依存しない発電設備の効率適応化を行うことができない。
・商用周波数ないしは負荷に依存しない発電設備の部分負荷最適化を行うことができない。
・ガスタービンのエミッション制御を、限られた条件でしか行えない。
・従来は、発電所は不足周波数の場合、とりわけ電力を損失していた。適切な追従制御によって過少出力を補償して初めて、発電所は能動的に出力上昇によって商用電源網を支えることができる。その逆に、発電所は過周波数の場合、とりわけ電力を上昇する。適切な追従制御によってこの電力の上昇を補償して初めて、発電所は能動的に出力低下によって商用電源網を支えることができる。
・周波数が変動すると過渡的現象が発生する。
○不足周波数の場合、まず第一に吸引質量流が低減される。このことにより、(燃料質量流が最初は一定である場合)オーバーファイアリングが発生し、通常はその後に短時間で、制御器介入によってアンダーファイアリングが発生する。
○同様に、過周波数の場合にはアンダーファイアリングが発生し、その後にオーバーファイアリングが発生する。
○このような過渡的現象によって寿命が短縮され、エミッション(オーバーファイアリングの場合にはNOx、アンダーファイアリングの場合にはCO)が増加してしまう。
商用電源網において過周波数現象または不足周波数現象が(短時間)発生した場合、発電設備のシャフト系統は非常に大きく加速ないしは制動される。このような加速時には、大量のエネルギーが蓄積されるかないしは放出される。このようなエネルギー吸収ないしは放出により、発電設備は商用周波数を、シャフトの慣性トルクによって一瞬支える。
US‐A‐5694026から、減速伝動装置を有さない単軸タービンジェネレータセットが公知である。この単軸タービンジェネレータセットでは、ジェネレータの出力側と商用電源網との間にスタティックなインバータが配置され、これによって、ジェネレータによって生成された交流電圧周波数は商用電源網の周波数に変換される。ガスタービンの始動時にはジェネレータは、商用電源網からスタティックなインバータを介してエネルギーが供給されるモータとして使用される。
US‐B2‐6979914から、ガスタービンとジェネレータとから成る単軸構成の発電設備が公知である。この発電設備でも、ジェネレータ出力側と商用電源網との間にインバータが設けられており、これによって、ジェネレータによって生成された交流電圧が商用周波数に適合される。
LJ.J Offringa, L.J.J. 等による『A 1600 kW IGBT Converter with interphase transformer for high speed gas turbine power plants』(Proc. IEEE - IAS Conf. 2000. 4, 2000年10月8〜12日、ローマ)第2243〜2248頁から、高速回転ガスタービン(18000rpm)を備え出力電力が比較的低い(1600kW)発電設備が公知である。この発電設備では、ジェネレータと商用電源網との間の周波数結合はインバータによって行われる。
しかしこれらの刊行物には、短時間の過周波数または不足周波数時の発生時に商用周波数を支えるための特別な制御作動コンセプト("Fast Frequency Support")は示唆されていない。
US‐A‐5694026 US‐B2‐6979914
LJ.J Offringa, L.J.J. 等による『A 1600 kW IGBT Converter with interphase transformer for high speed gas turbine power plants』(Proc. IEEE - IAS Conf. 2000. 4, 2000年10月8〜12日、ローマ)
本発明の課題は、周波数結合された発電設備の作動方法において、商用電源網における過周波数または不足周波数の発生に対して迅速に応答して発電設備における不所望の過渡的現象を十分に回避する作動方法を提供することである。
前記課題は、請求項1の特徴部分に記載された構成全体によって解決される。本発明による方法で重要なのは、商用電源網において過周波数または不足周波数の現象が短時間発生した場合に、ガスタービンの機械的な回転数を商用周波数に依存しないで制御できることである。商用電源網の周波数が不足する場合、ガスタービンの回転数を商用周波数より大きく低減するかまたは小さく低減し、商用電源網の周波数が過剰である場合には、ガスタービンの回転数を商用周波数より大きく低減するかまたは小さく低減することができる。
このようにして、ガスタービンのシャフト系統から得られる回転エネルギーを放出ないしは吸収することによって、周波数はより大きく支えられる。ここで商用周波数が短時間変化するということは、商用周波数が数秒または数十秒の間に変化することを意味し、たとえば、発電所のトリップまたは大きな負荷の投入接続によって商用周波数が数秒または数十秒の間に変化することを意味する。この表現では通常、短時間の変化とは数秒〜約30秒の時間を指す。また、たとえば1つの発電所がフェールした後に遅延して第2の発電所が商用周波数の降下によりフェールした場合には、このような短時間の変化は最大で数分にも及び、段階的に発生することもある。このような短時間の変化は、商用周波数が比較的長い時間にわたって低減された周波数で作動される比較的長い変化とは反対である。通常、比較的長い変化とは、30秒を超える時間をいう。このような変化はまた、最大で数分維持されることもあり、特別な事例では数時間維持されることもある。このような短時間の商用周波数の変化の後に、商用周波数が比較的長時間にわたって変化することがある。
ガスタービンと単軸タービン系統とを有する、従来技術の発電設備の非常に簡単な回路図である。 ガスタービンと機械的な伝動装置とを有する、従来技術の発電設備の非常に簡単な回路図である。 本発明を実施するのに使用することができる、ガスタービンと電子的な結合解除装置とを備えた発電設備の非常に簡単な回路図である。 電子的な結合解除装置として図4の設備で使用できる、マトリクスインバータの内部構成の一例を示す。 本発明による方法を実施するための、図4と同様の設備装置を示す。 商用周波数の変化とガスタービン回転数の変化との関係が不足周波数の発生に及ぼす影響を示す。 商用周波数の変化とガスタービン回転数の変化との関係が、予測される不足周波数の発生に及ぼす影響を示す。 固定的な連結の場合の不足周波数の発生を示す。 結合が固定的である場合に不足周波数が発生したときのガスタービン回転数およびダイナミックな出力の特性経過を示す。 電子的な連結解除が行われ回転数勾配が制御される場合に不足周波数が発生したときのガスタービン回転数およびダイナミックな出力の特性経過を示す。 電子的な連結解除が行われガスタービン回転数が一定である場合の不足周波数の発生を示す。 電子的な連結解除が行われ不足周波数の発生が予測される場合の不足周波数の発生を示す。
本発明の1つの実施形態では、ガスタービンの回転数低下ないしは回転数上昇を制御によって行う。回転数低下は制御によって行われるので、適切なパイロット制御によって高温ガス温度で過渡的なオーバーシュートおよびアンダーシュートを縮小することができる。
本発明の別の実施形態では、出力が100MWを超えるガスタービンを使用し、電子的な結合解除装置として、マトリクスインバータの形態のインバータを使用する。
別の実施形態では、作動周波数は商用周波数ないしは第2の周波数と格段に異なり、とりわけ商用周波数ないしは作動周波数は50Hzまたは60Hzである。一般的にこのような構成では、商用周波数と作動周波数とが格段に異なるということは、5%を超える偏差で偏差することを意味する。50Hzのガスタービンを60Hzの商用電源網で使用するためには、また、60Hzのガスタービンを50Hzの商用電源網で使用するためには、20%のオーダの差を期しなければならない。低速運転する大型機に適用する場合には、この偏差は100%を格段に超えることもできる。
有利にはガスタービンとして、連続燃焼方式のガスタービンも使用される。
さらに有利には、使用されるマトリクスインバータが、(m×n)行列で配置された複数の制御可能な双方向スイッチを有し、該双方向スイッチは制御回路によって制御されてm個の入力側とn個の出力側とを選択的に接続し、ただしm>nであり、前記入力側を流れる電流の正負符号を検出するための第1の手段と、該入力側の相互間の電圧の正負符号を検出するための第2の手段とが設けられており、前記第1の手段と第2の手段とは前記制御回路に作用接続されている。双方向スイッチは1つの部品から構成することもでき、また、複数の部品から構成することもできる。たとえば、導通方向が相互に逆である2つの逆並列のサイリスタを、制御可能な双方向スイッチとして使用することができる。電流の正負符号を検出するための手段は、たとえば電流測定器とすることができ、電圧の正負符号を検出するための手段はたとえば電圧測定器とすることができる。択一的にたとえば、正負符号のみを出力するバイナリセンサを使用することもできる。
図3に、ガスタービンと電子的な結合解除装置とを備えた発電設備を非常に簡単に示す回路図である。これは、本発明の方法を実施するのに適している。発電設備10は、コンプレッサ13を備えた連続燃焼方式のガスタービン12を有し、このガスタービン12では、第1の燃焼室15が第1の燃料供給部17を介して第1の燃料によって高温ガスを生成し、該高温ガスは第1のタービン14a内で膨張された後に第2の燃焼室15’内へ導かれ、第2の燃料供給部17’を介して第2の燃料によって、該高温ガスが中間過熱され、第2のタービン14b内で膨張される。効率上特に有利な連続燃焼の代わりに、単段燃焼が実施されるように構成することもできる。この設備の他の部分は、図1または図2中の同一の参照番号を有する部分に相応する。
ジェネレータ18はガスタービン12のシャフト19に直接フランジ結合されている。このことにより、ジェネレータ18はガスタービン12と等しい回転数で回転する。しかし、ジェネレータ18の出力側と商用電源網21との間には電子的な結合解除装置17が配置されており、該電子的な結合解除装置17によって、ジェネレータ18で生成される作動周波数ないしはガスタービン12の回転数と、商用電源網の所定の商用周波数とが分離される。
電子的な結合解除装置27は‐損失電力を制限するために‐有利には、直流電流中間回路を有さないマトリクスインバータとして構成されている。EP‐A2‐199794に、駆動制御方式から特に低損失で動作するこのようなマトリクスインバータの構成および動作が記載されている。EP‐A1‐1561273、DE‐A1‐102004016453、DE‐A1‐102004016463およびDE‐A1‐102004016464に、このようなマトリクスインバータに関するさらなる詳細が記載されている。図4に、入力相数が6であり出力相数が3であるマトリクスインバータの基本回路図が示されている。マトリクスインバータ27は時間的順序で、ソースであるジェネレータ18の6相G1〜G6を負荷30の3相L1〜L3に接続する。そのために必要なパワーセクション29は、逆並列接続されたサイリスタの形態の18個の双方向スイッチ32を有する(一般的には、入力相数/ソース相数がmであり出力相数/負荷相数がnである場合、スイッチ数はm×nとなる)。スイッチ32は(6×3)行列で配置される。スイッチ32を駆動制御するために制御部または制御回路31が設けられており、この制御部または制御回路31はクロック発生器28からタイミング信号(クロック周波数)を受け取る。スイッチ32のスイッチング状態(ON,OFF)は監視され、そのつど第1の信号線路36を介して制御回路31へ通知される。スイッチ32は制御回路31によって、そのつど制御線路35を介して駆動制御される。
ジェネレータ18の個々の相G1〜G6にそれぞれ電流測定装置34が配置されており、これらの電流測定装置34は相電流の正負符号を、第2の信号線路37を介して制御回路31へ通知する。さらに、ジェネレータ18の相G1〜G6の相互間に電圧測定装置33が配置されており、これらの電圧測定装置33はそれぞれの相間差電圧の正負符号を、第3の信号線路38を介して制御回路31に通知する。マトリクスインバータの動作の流れの詳細に関しては、上記の刊行物を参照されたい。
とりわけ上記の形式のマトリクスインバータの形態で構成された結合解除装置27によって電子的な結合解除の以下の利点が得られる:
・商用電源網21の商用周波数を、幅広い商用周波数領域において支えることができる。固定的な周波数結合の場合、商用周波数の5〜6%の領域で商用周波数を支えることができるのに対し、電子的な結合解除によって、最大20%までの領域において支えることができる。
・周辺条件(たとえば入口温度)に依存して作動最適値(出力、効率)を適合することができる。
・出力を上昇することができる。
・効率を改善することができる。
・負荷変動時のフレキシビリティとタービンの寿命とを改善することができる。
・さらに一定の回転数でタービンを運転させることができる。回転数を支えるための手段によって必要とされて従来発生していた付加的な熱的負荷または機械的負荷が除去される。
・エミッション値を改善することができる。可変の回転数の自由度が増加することにより、より高い回転数またはより低い回転数で所望の出力を発生させることができる。このことには、COおよびNOxのエミッションの影響の作用によりタービン入口温度が低くなるか高くなることが関連する。とりわけ、周波数を支える場合にエミッションの上昇を回避することができる。
本発明において、発電設備においてタービン系統‐タービンおよびジェネレータ‐を商用周波数に依存せずに所望の(設計)回転数で安定的に作動させることができるこのような有利な手段により、送電網の安定化が支援される。周波数の急激な降下時には発電所は、通常の商用周波数で出力される電力を維持するか、ないしは理想的には、より高い電力を送電網へ出力できる必要がある。従来の発電システムは、このことを保証できる程度は限られていた。商用周波数の低下は、商用周波数に固定的に結合されたシステムでは、タービンおよびジェネレータにおいて不所望の回転数低下となってしまい、その他の作動パラメータが一定である場合、出力される電力が低下してしまう。この場合、ガスタービンシステムの応答は、燃料供給量の著しい上昇となり、このことによってタービン内の高温ガス温度が高くなる。ひいてはこのことによって、タービンの寿命が著しく短縮され、設備の作動コストが上昇する。このような作動フェーズでは、NOxの形態の有害物質排出量も格段に上昇する。それゆえ、商用周波数の降下時の出力上昇を大きく制限する2つの限界‐寿命およびエミッション‐がすでに定義される。第3の側面として、機械的適合性が重要となる。6%を超える大きな周波数降下により、発電設備は遮断される。というのも、発電設備は機械的に、相応に低減された回転数で動作することができないからだ。
商用周波数が結合解除されるシステムの場合、上記すべての欠点が解消される。最小許容周波数変動に関しては制限は存在しない。というのも、タービン系統には顕著な回転数変動が発生しないからである。それゆえ、有害物質の増加および寿命へのダメージも発生しない。
商用周波数に依存しない発電システムの別のポジティブな側面は、設備を異なる現場条件により良好に適合できることである。既述の商用電源網安定性は、現場に決定的に依存する重要な側面である。また、その他にもとりわけ、たとえば外部温度、空気圧、とりわけ設置高度に起因する空気圧、空気湿度、燃料組成等の、発電所の作動状態に影響する異なる周辺条件が存在する。商用周波数に依存しない回転数制御の自由度がさらに増大することにより、実際の周辺条件に相応してそのつど最適化された作動条件を得ることができる。
このようにして、効率改善も出力上昇も実現することができる。
上記のように、回転数でガスタービンを商用周波数ないしは接続された負荷の作動周波数から結合解除することにより、ガスタービンの作動を改善することができる。
ガスタービンはすべての作動領域において、商用周波数ないしは負荷の作動周波数に依存せずに、空気力学的な設計回転数に可能な限り近くで作動されることにより、パフォーマンスすなわち効率および出力が最適化されるようにする。
図5に、本発明による作動方法のために構成された発電設備10の簡略図が示されている。ガスタービン12およびジェネレータ18を有するタービン系統11は、図4に示されたタービン系統11に相応する。このことは、電子的な結合解除装置27と、接続された商用電源網21とにも当てはまる。商用電源網21は一般的な給電網とすることができ、また、鉄道送電網とすることもできる。相応の水/蒸気循環路を有する実施可能な付加的な蒸気タービンを図示するのは、スペースの都合により省略した。
ガスタービン12を制御するためには、少なくとも位置調整可能なコンプレッサ翼列42がコンプレッサ13の入口で使用され、かつ、燃焼室15,15’への燃料供給部17ないしは17’内で制御弁40および41が使用される。相応の制御信号は、個々で使用されるかまたは選択可能な組み合わせで使用される所定の入口パラメータに応じて、制御部39から到来する。使用可能なパラメータに、空気流入口16に配置された第1の測定値センサ43によって測定されるコンプレッサ入口温度がある。別の使用可能なパラメータに、第2の測定値センサ44ないしは第3の測定値センサ45によってコンプレッサの出口で測定されるコンプレッサ終端温度およびコンプレッサ終端圧がある。コンプレッサ13からガスタービン12の熱負荷される部品までの冷却空気供給部50に配置された別の測定値センサ46が、冷却空気の圧力および/または温度および/または流量を測定する。前記ガスタービン12の熱負荷される部品は、たとえば両タービン14aおよび14bに設けられた部品である。第2の燃焼室内の圧力を測定するために、別の測定値センサ47を該第2の燃焼室15’に配置することができる。ガスタービン12の回転数をたとえばジェネレータ18で取り出し、測定線路48を介して制御部39へ入力することができる。商用電源網21において商用周波数を測定するために、商用周波数センサ49を設けることができる。
このような構成によって制御部39は、ガスタービン12の空気力学的または機械的な回転数が商用電源網21の商用周波数Fによって異なって影響されることなく、該回転数を一定値に制御することができる。
ガスタービン12と商用電源網21とが完全に分離されると、該ガスタービン12において、たとえば燃料質量流およびコンプレッサ翼列の位置等の相応のパラメータを介して、ガスタービン回転数の制御を行うことができる。択一的にたとえば、ガスタービンの制御部39において計算された目標回転数51を結合解除装置27の制御回路31へ伝送し、ジェネレータを介して回転数をガスタービン12に強制することによっても、回転数の制御を行うことができる。ジェネレータ18は結合解除装置27を介して、ガスタービン12と比較して準静的な商用電源網21に抗して支えられ、商用電源網Fとガスタービンの機械的回転数nmechとの周波数比の制御によって回転数nmechを制御する。結合解除装置27はこの場合、ガスタービンの機械的回転数nmechと商用周波数Fとの間の変速比が制御される可変伝動装置として動作する。
本発明では、商用電源網21において過周波数または不足周波数が短時間発生した場合、機械的回転数はあまり一定に維持されず、設備は以下のように運転される:
i.不足周波数が発生した場合、周波数変換を介して、ガスタービン12およびジェネレータ18から成るシャフト系統は商用周波数より大きく低減される。機械的回転数がこのようにより大きく低下することにより、回転エネルギーの放出によって周波数がより支えられるようになる。この場合、回転数低下が制御によって行われるので、適切なパイロット制御によって高温ガス温度の過渡的なオーバーシュートおよびアンダーシュートを縮小することができる。
ii.同様に、商用電源網21の過周波数が発生した場合、ガスタービン12の機械的回転数を商用周波数より大きく上昇することができる。機械的回転数がこのようにより大きく上昇することにより、シャフト系統において回転エネルギーが吸収され、周波数がより支えられるようになる。この場合も、適切なパイロット制御によって高温ガス温度の過渡的なオーバーシュートおよびアンダーシュートを縮小することができる。
図6〜10に、商用周波数の現象の特性経過と、電気的な結合解除がこのような現象の特性経過に及ぼすことができる影響とが、不足周波数に基づいて一例として図解されている。これらを50Hzの商用電源網21の場合で説明するが、60Hzの商用電源網21にも、他の設計周波数を有する商用電源網21にも同様に当てはまる。これらは類似していることから、当業者であれば過周波数現象に対する相応のコンセプトも理解することができる。妨害信号、商用周波数Fの高周波の小さな変動またはノイズは無視できる程度であり、これらの図には示されていない。
商用周波数Fの高周波の小さな変動またはノイズが制御に及ぼす影響は、デッドバンドによって抑圧することができる。このことは、周波数変化に対しては限界値を超えて初めて応答することを意味する。
商用周波数がデッドバンドから緩慢に移行するようにすることは可能であるが、このような緩慢な周波数シフトには、ガスタービンの迅速な負荷変化によって応答してはならないので、制御部において、商用周波数の平滑平均値+該平滑平均値の上下のデッドバンドに対する相対的な周波数偏差によって処理を行うことができる。平均給電網周波数とも称される平滑平均値およびデッドバンドは、EP0858153において、商用電源網21とガスタービン12との電気的な結合解除が行われない従来のガスタービン12に関して詳細に記載されている。EP0858153と、商用電源網21に対して電子的な結合解除が行われるガスタービン12に該文献を適用することとは、本願の構成要素である。
図6および7に、ガスタービン12のシャフト系統の回転数変化中に出力されるダイナミックな出力Pdynが、理想的な例に基づいて示されている。
図6には、不足周波数発生中のガスタービン回転数nmechの特性経過と、ガスタービンシャフト系統から商用電源網へ出力されるダイナミック出力Pdynとが概略的に示されている。この例では、商用周波数Fは時点Tと時点Tとの間で一定の勾配で50Hzから49Hzまで下降する。シャフト系統の回転運動エネルギーの変化に起因して、回転数変化が生じると、該回転数変化の勾配に比例するダイナミック出力Pdynが出力される。商用周波数はここでは公称商用周波数fとして示されており、商用周波数の変化が予め決定されている場合に、該商用周波数の変化とガスタービン回転数の変化との関係が不足周波数の現象に与える影響を、3つの関係に基づいて説明する。初期のケースでは、ガスタービンシャフト系統の機械的回転数nmech,1は商用周波数Fに対して1:1の比で変化する。このことは、機械的連結が固定的である場合にも必ず当てはまる。相応に、回転数が変化している間、公称のダイナミック出力Pdyn,1が出力される。この公称ダイナミック出力は、回転数変化の勾配と回転数とに比例する。ここでは簡単に、回転数勾配に対する依存性のみが図示されている。
第2のケースでは、回転数は2:1の比で、商用周波数fより大きく低減される。相応に、2倍のダイナミック出力Pdyn,2が出力される。しかしこうするためには、機械的回転数nmech,3の低下も2倍になることを甘受しなければならない。
第3のケースでは、回転数は1:2の比で、商用周波数fより小さく低減される。相応に、半分のダイナミック出力Pdyn,3のみが出力される。こうするためには、機械的回転数nmech,3の低下は半分のみになる。
図7に、不足周波数の発生が予測される場合に商用周波数の変化と電子的な結合解除のガスタービンの回転数の変化との関係が及ぼす影響が概略的に示されている。比較対照のために、シャフト系統の回転数の変化nmech,1が公称商用周波数fの変化に精確に追従する次のような第1のケース、すなわち、時点Tと時点Tとの間の移行中にダイナミック出力Pdyn,1が出力される第1のケースを再度示す。この実施例ではオペレータに対して、たとえば比較的大型の発電所が商用電源網から遮断されること、または比較的大型の負荷が商用電源網に投入されること等のイベントが間近に迫っていること、周波数の急激な降下が生じることが報告される。このことに相応して、オペレータは時点Tでガスタービンのスタンバイモードを選択する。ここで不足周波数の発生に備えるため、ガスタービンの機械的回転数nmechが上昇し、時点Tで、上昇された機械的回転数nmechに達する。このことに相応して、シャフト系統によってダイナミック出力Pdynが吸収される(図示されていない)。
予測される不足周波数発生のこの第1の例では、ガスタービン12の機械的回転数nmech,4は、まずTとTとの間で1%上昇する。さらに、商用周波数がTとTとの間で急激に降下する間、ガスタービンシャフト系統の回転数nmech,4は商用周波数fGより小さく、1:2の比で低下される。相応に、半分のダイナミック出力Pdyn,4のみが出力される。こうするために、機械的回転数nmech,4は半分の低下分だけ低下され、商用周波数の急激な降下の終了時には、ガスタービン12は未だ設計回転数で運転される。
予測される不足周波数発生の第2の例では、ガスタービン12の機械的回転数nmech,5は、まずTとTとの間で2%上昇する。さらに、商用周波数がTとTとの間で急激に降下する間、ガスタービンシャフト系統の回転数は商用周波数fGより大きく、2:1の比で低下される。相応に、2倍のダイナミック出力Pdyn,5が出力される。こうするためには、機械的回転数nmech,4の低下は2倍になる。しかし、回転数が商用周波数の急激な降下の前に上昇したことにより、ガスタービンは商用周波数のこの急激な降下の終了時にはなお、商用電源網21とガスタービン12とが固定的に連結されている基準例と等しい回転数nmechで運転される。
図8,9および10では、上記のダイナミック出力Pdynは無視できる程度であり、ガスタービン12の最も重要なプロセスパラメータおよび準定常状態の出力Prelが示されている。準定常状態の出力とはここでは、ガスタービン12が定常運転で、熱的なへり条件によってその時点の回転数で出力する出力を指す。図8aおよび8bを例に、ダイナミック出力Pdynの特性経過を説明する。
まず図8には、ガスタービン12と商用電源網21との間が固定的に連結された不足周波数の発生の一例が概略的に示されている。完全負荷運転により、時点Tと時点Tとの間に周波数の急激な降下が発生し、商用周波数Fが50Hzから49Hzに低下する。このことに相応して、機械的回転数nmechは100%から98%に低下する。回転数に比例して、ガスタービン12の吸引質量流(図示されていない)は低下し、燃料質量流が当初は一定である場合には(このことも図示されていない)、高温ガス温度Thotが上昇する。吸引質量流が低減されることにより、ガスタービン出力Prelが低下する。その際には、出力損失は一時的にのみ、高温ガス温度Thotの上昇に起因して小さくなる。時間遅延して、ガスタービン12の制御部39は高温ガス温度Thotの急峻な上昇に対抗しようとする。実際にはこのことによって、不足周波数の現象の過渡的な特性経過、測定チェーンの速度および制御部39の時定数に応じて、高温ガス温度Thotのアンダーシュートが発生する。この例では、時点Tで最小高温ガス温度Thotに達する。この時点で、商用周波数Fは49Hzに安定化することにもなる。時点Tで機械的回転数nmechが低く、かつ高温ガス温度Thotが低いことに相応して、ガスタービン出力Prelは格段に大きく降下する。時間遅延して初めて、制御回路は時点Tで高温ガス温度Thotを、周波数を支えるために設計値より高くされた目標値に調整する。高温ガス温度Thotの最小温度には、この例では単なる偶然により、時点Tで達する。
図8aでは、図8に示されたガスタービン12と商用電源網21とが固定的に連結された不足周波数の発生の例のガスタービン回転数nmechの特性経過を再度示す。さらに、関連する公称のダイナミック出力Pdynが時間軸に対して概略的に示されている。この周波数変化の特性経過に相応して、回転数勾配が最も急峻な時点で、ダイナミック出力Pdynは最大になる。図中の公称ダイナミック出力Pdynは、この最大値で規格化される。
不足周波数の現象とシャフト系統の慣性とに応じて、この最大出力は、ガスタービン12の完全負荷出力のオーダに達することがある。このような最大出力に相応して発電所を構成しなければならず、とりわけ、ガスタービン12のシャフト系統および電気的設備を構成しなければならない。
電気的な連結解除により、ダイナミック出力Pdynのこのような最大値を回避することができる。図8bには比較対照のために、機械的回転数nmechの勾配が一定である場合にT〜Tの間の時間で、図8aの例と等しい運動エネルギーがどのように出力されるかが示されている。しかし、ダイナミック出力Pdynは図8aの例の最大値の60%に制限される。このことに相応して発電所は、連結解除部と、回転数勾配が制御または制限されることとにより、より低い最大値に対して構成することができる。商用電源網21に依存せずに一定のガスタービン回転数nmechによって作動する場合、ダイナミック出力Pdynに対する構成を全く行わないことも可能である。
ガスタービン12の回転数nmechが制御されて商用電源網21から分離されて運転が行われる運転コンセプトをこのように選択することにより、制御部39は吸引質量流の変化および燃焼室15,15のへり条件の変化を近似的に予め計算し、相応に制御弁17,17のパイロット制御を行うことができる。このことにより、過渡特性経過を改善し、高温ガス温度の最大値を回避または低減することができる。
図9に、図8と同様に、電子的な連結解除が行われガスタービン回転数が一定である同じ不足周波数の現象が概略的に示されている。ガスタービンnmechの機械的回転数は、商用周波数Fに依存せずに一定に維持される。このことに相応して、商用周波数Fが高温ガス温度Thotおよびガスタービン出力Prelに時点Tで及ぼす直接的な影響も見られない。短時間の遅延後に初めて、制御部39は高温ガス温度Thotを上昇させることにより、周波数を支えるためにガスタービン出力Prelが上昇するようにする。商用周波数Fは時点Tにおいて、49Hzで安定化される。ガスタービン12、測定部および制御部39の慣性により、ガスタービン12は短時間の時間遅延後に初めて、時点Tにおいて、出力Prelおよび高温ガス温度Thotが一定である準定常運転になる。
別の例として図10に、電子的な連結解除が行われ不足周波数の発生が予測される不足周波数の現象が概略的に示されている。この不足周波数の現象では、周波数の急激な降下中にはガスタービン回転数nmechが一定に維持される。この実施例ではオペレータに対して、たとえば比較的大型の発電所が商用電源網21から遮断されること、または比較的大型の負荷が商用電源網21に投入されること等のイベントが間近に迫っていること、周波数の急激な降下が生じることが報告される。このことに相応して、オペレータは時点Tでガスタービン12のスタンバイモードを選択する。ここで不足周波数の発生に備えるため、ガスタービンの機械的回転数nmechが上昇し、時点Tでたとえば101%に達する。負荷Prelを設計完全負荷に一定に維持するためには、上昇された回転数nmechに相応して高温ガス温度Thotが低減される。その際には、設計回転数100%および設計高温ガス温度で作動するのとは異なり、場合によっては効率勾配の急激な降下を甘受する。このような回転数上昇に相応して、シャフト系統によってダイナミック出力Pdynが吸収される(図示されていない)。さらに、過剰回転数での無負荷運転との機械的回転数nmechの差が低減される。
時点Tで、予測された不足周波数の発生が開始する。ガスタービン回転数nmechと商用周波数Fとが分離されていることにより、ガスタービン12をさらに、上昇された回転数nmechで作動させることができる。ここで、時点Tと時点Tとの間の回転数nmechの上昇時に行われた高温ガス温度Thotの降下に相応して、高温ガス温度Thotは出力上昇のために完全負荷値まで上昇される。その結果として、ガスタービン12は設計高温ガス温度で、上昇された回転数nmechで作動され、この例では周波数を支えるために、完全負荷出力を超える公称出力を出力することができる。この公称出力は、この例では101%弱である。このことは、周波数を支えるために通常なされる寿命の急激な降下を甘受することなく実現することができる。
たとえば質量流、コンプレッサ圧、コンプレッサ出口温度、冷却空気温度および圧力等の別のプロセスパラメータ、ならびに排ガス温度は、当業者に公知のように、選択された運転コンセプトに依存して変化する。
連続燃焼方式のガスタービンにも、同様の運転コンセプトを実施することができる。その際には基本的に、2つの燃焼室15,15’の高温ガス温度Thotを制御のために使用するか、または1つの燃焼室15,15’の高温ガス温度Thotのみを変化することができる。その際には、運転コンセプトおよび作動点に応じて、別のパラメータとの組み合わせも実施することもできる。
回転数nmechおよび高温ガス温度Thotがガスタービン出力Prelに及ぼす影響の関係、ならびに制御部のダイナミックなフローは、ガスタービン12の構成形態と、実装される制御部39と、制御パラメータとに大きく依存する。たとえば、連続燃焼方式のガスタービン12において第2の燃焼室15’の高温ガス温度Thotの影響は、第1の燃焼室15の影響より格段に高い。ガスタービン12のたとえば機械的要件、空気力学的要件および冷却要件等の設計基準と、商用電源網の要件とに依存して、ガスタービン12の運転コンセプトを図中の実施例に相応して最適化することができる。その際には、運転コンセプトは図中の実施例に限定されることはなく、当業者によって要件に応じて組み合わせたり拡張したりすることができる。
商用電源網を高いダイナミック出力Pdynによって支えるためにはたとえば、まずはガスタービン回転数nmechを、商用周波数の変化の勾配より大きい回転数勾配で変化するのが有利である。ガスタービン12の許容可能な回転数領域は機械的限界および空気力学的限界によって制限されるので、ダイナミック出力Pdynのこの出力にはもちろん限界が設けられる。このような限界に達する前に、ガスタービン回転数nmechを十分な安全間隔で安定化しなければならない。非常に高いダイナミック出力Pdynが出力される運転方式から、ダイナミック出力Pdynが出力されない運転方式に急激にならないようにするためには、たとえばまず、未だガスタービン12の設計限界まで比較的大きいマージンを有する第1のリミットまで、商用周波数の変化の勾配より大きな勾配で機械的回転数nmechを低減することができる。この第1のリミットに達するとガスタービン12の回転数nmechを、低減された勾配で、たとえば商用周波数の変化の勾配より小さい勾配で、さらに変化することができる。このような低減された勾配に相応して、第2のリミットに達するまでなお、ダイナミック出力Pdynを商用電源網21へ出力することができる。この第2のリミットは、安全な作動を保証するために遵守しなければならないガスタービン12の設計限界までの最小間隔である。この設計限界は機械的限界も空気力学的限界も含むので、この限界はガスタービン12の作動条件に依存することができ、とりわけ、機械的回転数nmech、空気力学的回転数、圧力または圧力比に依存することができる。
限界で段階的に変化する固定的な勾配または比による運転方式の他に、機械的回転数nmechの変化と商用周波数変化との関係を、ガスタービン12の実際の機械的回転数nmechと設計リミットとの間隔に依存して選択することができる。その際には、機械的回転数nmechとガスタービン12の設計リミットとの間隔が最小間隔に近づくと、この比はほぼ0になる。
商用周波数Fが不足周波数または過周波数の発生後に安定化すると、電気的な連結解除によってガスタービン12は商用周波数Fの値に依存せずに、再び最適な機械的回転数nmechで運転することができる。こうするためには、シャフト系統は小さい勾配で制御されて加速ないしは減速される。とりわけシャフト系統の加速時には、該加速に必要なダイナミック出力Pdynによって、商用電源網21へ出力される出力が有意に低減することがないように、勾配を十分に小さく選択しなければならない。通常は、最大でガスタービン出力の約5%のみがダイナミック出力Pdynとして加速に使用されるように、この勾配を選択すべきである。有利には、この割合を3%未満に維持すべきである。実際には、1%未満の割合で十分である。
10,10’,10″ 発電設備
11,11’ タービン系統
12 ガスタービン
13 コンプレッサ
14,14a,14b タービン
15,15’ 燃焼室
16 空気流入口
17,17’ 燃料供給部
18 ジェネレータ
19 シャフト
20 商用電源網接続部(周波数結合)
21 商用電源網
22 排ガス排出口
23 廃熱蒸気生成器
24 蒸気タービン
25 水‐蒸気循環路
26 伝動装置(機械的)
27 結合解除装置
28 クロック発生器
29 パワーセクション
30 負荷
31 制御回路
32 スイッチ(双方向)
33 電圧測定装置
34 電流測定装置
35 制御線路
36〜38 信号線路
39 制御部
40,41 制御弁
42 位置調整可能なコンプレッサ翼
43〜47 測定値センサ
48 測定線路(回転数)
49 商用周波数センサ
50 冷却空気供給部
51 ジェネレータ目標回転数
G1〜G6 相(ジェネレータ)
L1〜L6 相(負荷)
hot ガスタービンのタービン入口前の高温ガス温度
rel ガスタービンの相対的出力
mech ガスタービンの公称機械的回転数
F 商用周波数、単位Hz
公称商用周波数
dyn 回転数勾配に基づいて商用電源網へ出力されるガスタービンシャフト系統のダイナミック出力
ガスタービンの回転数の上昇が開始される時点
ガスタービンの回転数が上昇される時点
商用周波数の低下が開始する時点
商用周波数が低下する時点
GTが安定化される時点

Claims (16)

  1. ガスタービン(12)と、該ガスタービン(12)によって直接駆動され作動周波数を有する交流電流を生成するジェネレータ(18)とから構成されるタービン系統(11)を備えた発電設備(10)の作動方法であって、
    前記ジェネレータ(18)の出力側は、所定の商用周波数(F)を有する商用電源網(21)に接続されており、
    前記ジェネレータ(18)と前記商用電源網(21)との間に、前記作動周波数と前記商用周波数(F)とを結合解除する電子的な結合解除装置(27)が配置されている作動方法において、
    前記商用電源網(21)において過周波数短時間発生した場合、前記ガスタービン(12)の機械的回転数(nmech)を増加させることにより、前記ガスタービン(12)のシャフト系統(19)により回転エネルギーを吸収するか、または、不足周波数が短時間発生した場合、前記ガスタービン(12)の機械的回転数(n mech )を低下させることにより、前記ガスタービン(12)のシャフト系統(19)から回転エネルギーを出力することを特徴とする作動方法。
  2. 前記商用電源網(21)の不足周波数が発生した場合、前記ガスタービン(12)の機械的回転数(nmech)を、前記商用周波数の低下分より大きく低減するかまたは小さく低減する、請求項1記載の作動方法。
  3. 前記商用電源網(21)の過周波数が発生した場合、前記ガスタービン(12)の機械的回転数(nmech)を、前記商用周波数(F)の増加分より大きく増加するかまたは小さく増加する、請求項1記載の作動方法。
  4. 所定の運動パワーがシャフト系統(19)から取り出されて電力として前記商用電源網(21)へ供給されるように、前記回転数の勾配を制御する、請求項1から3までのいずれか1項記載の作動方法。
  5. 前記シャフト系統(19)の回転数の変化と、前記商用周波数の変化とを、固定的な比に制御する、請求項1記載の作動方法。
  6. 前記商用周波数から結合解除されるガスタービン(12)を、不足周波数の発生前に、上昇された機械的回転数で運転することにより、不足周波数の発生時には付加的な運動エネルギーが前記シャフト系統(19)から電力として前記商用電源網(21)へ出力されるようにする、請求項1から5までのいずれか1項記載の作動方法。
  7. 前記商用周波数から結合解除されるガスタービン(12)を、過周波数の発生前に、低下された機械的回転数で運転することにより、過周波数の発生時にはエネルギーが前記商用電源網(21)から吸収されるようにする、請求項1から6までのいずれか1項記載の作動方法。
  8. 前記商用電源網(21)の周波数が変化した場合、前記ガスタービン(12)の機械的回転数(nmech)を第1のリミットになるまで、前記商用周波数(F)の変化に対して第1の比で変化し、該第1のリミットに達したら2のリミットになるまで、該商用周波数(F)の変化に対して第2の比で変化し、該第2のリミットに達したら、該商用周波数(F)に依存せずに一定に維持する、請求項1記載の作動方法。
  9. 両リミットのうち少なくともいずれかのリミットは、前記ガスタービン(12)の空気力学的回転数に依存する、請求項8記載の作動方法。
  10. 前記ガスタービン(12)の機械的回転数の変化の勾配は制限されている、請求項1から9までのいずれか1項記載の作動方法。
  11. 不足周波数または過周波数が発生した後、前記ガスタービンの機械的回転数(nmech)を低減された回転数勾配で、制御によって再び最適な作動点になるように制御する、請求項1から10までのいずれか1項記載の作動方法。
  12. 前記ガスタービン(12)の機械的回転数の変化の勾配に依存して、少なくとも1つの燃料制御弁のパイロット制御を行う、請求項1から11までのいずれか1項記載の作動方法。
  13. 前記商用電源網(21)の不足周波数または過周波数が発生した場合には、周波数変化が、前記商用周波数の上下に設けられたデッドバンドを超えた場合に初めて御部(39)は応答する、請求項1から12までのいずれか1項記載の作動方法。
  14. 前記商用電源網(21)の不足周波数または過周波数が発生した場合には、前記商用周波数の平滑平均値に対して相対的な周波数変化が、所定のデッドバンドに対して相対的な周波数変化より大きくなった場合に初めて御部(39)は応答する、請求項1から12までのいずれか1項記載の作動方法。
  15. トリクスインバータは、(m×n)行列で配置された複数の制御可能な双方向スイッチ(32)を有し、
    前記双方向スイッチ(32)は制御回路(31)によって制御されてm個の入力側とn個の出力側とを選択的に接続し、ただしm>nであり、
    前記入力側を流れる電流の正負符号を検出するための第1の手段(34)と、該入力側の相互間の電圧の正負符号を検出するための第2の手段(33)とが設けられており、
    前記第1の手段(34)と第2の手段(33)とは信号線路(38)によって前記制御回路(31)に接続されている、請求項1から14までのいずれか1項記載の作動方法。
  16. 前記商用電源網(21)の不足周波数または過周波数が発生した場合、前記ガスタービン(12)の機械的回転数(nmech)を一定に維持する、請求項1記載の作動方法。
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