JP5773619B2 - 需要予測システム - Google Patents

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Description

本発明需要予測システムに関し、需要者(顧客)の属性(大口顧客であるか小口顧客であるか、予測精度が高い顧客か低い顧客か等)を加味して需要予測をすることにより、精度高く需要予測ができるように工夫したものである。
製造業においては、製造業者は数多くの部品(いわゆる「部品」のみならず、「中間製品」や「材料」等を含む)を部品納入者から取り寄せ、取り寄せた部品の組み立て等をして製品を製造している。
例えば、フォークリフトを製造する場合には、製造業者は、中長期的な需要予測を実施し、その予測にしたがって部品の取り寄せなどの手配を行うことで、需要者(フォークリフトを購入する者)から製品の受注があった時から、実際に製品を需要者に納品する時までの期間を短縮しようと努力している。
ここで従来の需要予測手法を説明する。
世界の主要国には、フォークリフト等の産業用車両のための組織(国際機関や協会)がある。例えば、日本には日本産業車両協会(JIVA)が、アメリカには産業トラック連合(ITA)が、イギリスには産業トラック連合(BITA)が、ヨーロッパには物品取扱いのヨーロッパ連合(FEM)が、韓国には建設用機器の製造業者連合(KOCEMA)が存在する。
このような組織では、その組織が存在する国や、その国の近隣国における、1年間の産業用車両の需要予想台数を出している。
例えば、アメリカの産業トラック連合(ITA)では、北米や南米の各国における、1年間の産業用車両の需要予想台数を、1年に数回の割合で出している。
ある製造業者(これを「A社」とする)が、アメリカ合衆国におけるA社の需要予測をする場合には、ITAが出したアメリカ合衆国の1年間の産業用車両の需要予想台数に、アメリカ合衆国におけるA社のシェアを掛けて、A社の需要予測台数を求めていた。
ところが、上記のような組織が出した需要予想台数にシェアを掛けて需要予測をしたとしても、求めた需要予測精度はあまり良くなかった。これは、上記の組織が出した需要予想台数がラフであるのみならず、需要予想台数に単純にシェアを掛けて需要予測をする手法は精度的に劣るからである。
このように精度があまり良くない需要予測を基に、製造業者がフォークリフトを製造していくと、ある時期では部品が不足し、他の時期では部品が過剰になることがあった。また、需要者(顧客)への製品の納入が遅れたり、過剰部品の管理等に余分なコストがかかったりするというような課題があった。
更に、製造業者は、足りない部品はすぐに欲しく、また、余分な部品は持ちたくないという心情が働くため、部品が不足しそうな場合には、部品納入者に対して至急に部品を納品するように注文したり、部品が過剰になりそうな場合には、部品納入者に対して部品納品のキャンセルや延期を求めたりするという事態が発生していた。
このような事態が多発すると部品納入者は、製造業者の要求に対応できなくなることもあり、部品納入者から製造業者への部品のスムーズな納入が阻害される傾向となり、結果的に、製造業者が効率的に製品を製造することができなくなり、また、コストアップを招来することになることがあった。
かかる悪循環の根源は、最初の需要予測の精度が悪いことにある。このような需要予測の精度を向上すれば、製品の納入遅れやコストアップを防ぐことができる。
そこで、製品の需要予測手法がすでに幾つか提案されている。例えば、注文に至った情報のみならず、受注確度の高かった引合情報を加味して、需要予測をする需要予測手法(例えば特許文献1参照)がある。
また、商談・コンタクト情報(引合情報)に、引合情報と実際に注文を受けた情報との誤差量から求めた受注確度を加味して、需要予測をする需要予測手法(例えば特許文献2参照)がある。
特開2006−072590号公報 特開2001−134643号公報
上記の特許文献1,2の発明では、現在の引合情報を考慮したり適切な統計処理をしたりして、需要予測をしているが、精度的にまだ不足していた。特に、需要者(顧客)の属性については、何らの考慮もされていなかった。
本発明は、上記従来技術に鑑み、需要者(顧客)の属性をも考慮して、精度の高い需要予測のできる需要予測システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明の構成は、
ある属性を有する複数の顧客による需要を予測する需要予測システムであって、
大口顧客について、属性ごとの顧客の引合情報を時系列的に並べて記憶した引合情報データベースと、
大口顧客と小口顧客のそれぞれについて、属性ごとの顧客の受注情報を時系列的に並べて記憶した受注情報データベースと、
前記引合情報データベースと前記受注情報データベースの情報から属性ごとの、大口顧客の引合が受注に至った割合である受注率を演算する受注率演算部と、
前記受注情報データベースの情報から属性ごとの、大口顧客の受注から出荷日までの期間であるリードタイムの分布を計算するリードタイム演算部と、
前記受注情報データベースの情報から同種の属性ごとの、ある属性の小口顧客の一定期間の出荷総台数を同種の属性の大口顧客の出荷総台数で割った値であるアカウント比率を計算するアカウント比率演算部と、
前記引合情報、前記受注情報、前記受注率、前記リードタイムおよび前記アカウント比率を用いて、属性ごとの一定期間の出荷予想台数を計算する需要予測演算部と、
属性ごとの前記受注情報の出荷台数と前記需要予測演算部により計算された属性ごとの前記出荷予想台数を加算して、一定期間ごとの総出荷予測台数を求める合算部を
備えることを特徴とする。
また本発明の構成は、
前記需要予測システムはさらに、一定期間ごとに特定の日時に需要予測演算をしており、一定期間を単位時間すなわちタイムバケットとして、需要予測を行うことを特徴とする。
また本発明の構成は、
大口顧客のディーラーから引合があったときの引合日と引合台数を示す引合情報idL(r)と、大口顧客の法人から引合があったときの引合日と引合台数を示す引合情報icL(r)が入力され、両引合情報idL(r),icL(r)を時系列的に並べて記憶した引合情報データベース部(21)と、
大口顧客のディーラーから受注があったときの受注日と受注により決定した出荷日と出荷台数を示す受注情報idL(o)と、小口顧客のディーラーから受注があったときの受注日と受注により決定した出荷日と出荷台数を示す受注情報idS(o)と、大口顧客の法人から受注があったときの受注日と受注により決定した出荷日と出荷台数を示す受注情報icL(o)と、小口顧客の法人から受注があったときの受注日と受注により決定した出荷日と出荷台数を示す受注情報icS(o)が入力され、これらの受注情報idL(o),idS(o),icL(o),icS(o)を時系列的に並べて記憶した受注情報データベース部(22)と、
前記受注情報データベース部(22)から得た前記受注情報idL(o)と前記引合情報データベース部(21)から得た前記引合情報idL(r)から大口のディーラーの受注率Rdを演算し、前記受注情報データベース部(22)から得た前記受注情報icL(o)と前記引合情報データベース部(21)から得た前記引合情報icL(r)から大口の法人の受注率Rcを演算する受注率演算部(31)と、
前記受注情報データベース部(22)から得た前記受注情報idL(o)から大口顧客のディーラーのリードタイムLTdの分布を演算し、前記受注情報データベース部(22)から得た前記受注情報icL(o)から大口顧客の法人のリードタイムLTcを演算するリードタイム演算部(41)と、
前記受注情報データベース部(22)から得た前記受注情報idS(o)と受注情報idL(o)からディーラーのアカウント比率Hdを演算し、前記受注情報データベース部(22)から得た前記受注情報icS(o)と受注情報icL(o)から法人のアカウント比率Hcを演算するアカウント比率演算部(51)と、
ディーラー需要予測演算部(200),法人需要予測演算部(300)及び合算部(400)からなる需要予測演算部(100)とからなり、
前記ディーラー需要予測演算部(200)は、
前記引合情報データベース部(21)から得た前記引合情報idL(r)から求めた演算時タイムバケットの引合台数と、前記受注率演算部(31)から得た前記受注率Rdと、前記リードタイム演算部(41)から得た前記リードタイムLTdを用いて演算をすることにより、演算時点よりも時間的に後のタイムバケットの出荷予測台数を求める需要予測演算部(201)と、
前記引合情報データベース部(21)から得た前記引合情報idL(r)から求めた演算時タイムバケットに対応する過去のタイムバケットの引合台数と、前記受注率演算部(31)から得た前記受注率Rdと、前記リードタイム演算部(41)から得た前記リードタイムLTdを用いて演算をすることにより、演算時点よりも時間的に後のタイムバケットの出荷予測台数を求める需要予測演算部(202)と、
前記需要予測演算部(201)により求めた出荷予測台数と、前記需要予測演算部(202)により求めた出荷予測台数と、前記受注率演算部(31)から得た前記受注情報idL(o)と、前記アカウント比率演算部(51)から得たアカウント比率Hdを用いて演算することにより、演算時点よりも時間的に後のタイムバケットの出荷予測台数を求める需要予測演算部(203)と、
前記需要予測演算部(201)、需要予測演算部(202)、需要予測演算部(203)で演算した出荷予測台数をタイムバケットごとに加算して、ディーラーの出荷予測台数とする合算部(204)とを有し、
前記法人需要予測演算部(300)は、
前記引合情報データベース部(21)から得た前記引合情報icL(r)から求めた演算時タイムバケットの引合台数と、前記受注率演算部(31)から得た前記受注率Rcと、前記リードタイム演算部(41)から得た前記リードタイムLTcを用いて演算をすることにより、演算時点よりも時間的に後のタイムバケットの出荷予測台数を求める需要予測演算部(301)と、
前記引合情報データベース部(21)から得た前記引合情報icL(r)から求めた演算時タイムバケットに対応する過去のタイムバケットの引合台数と、前記受注率演算部(31)から得た前記受注率Rcと、前記リードタイム演算部(41)から得た前記リードタイムLTcを用いて演算をすることにより、演算時点よりも時間的に後のタイムバケットの出荷予測台数を求める需要予測演算部(302)と、
前記需要予測演算部(301)、需要予測演算部(302)で演算した出荷予測台数をタイムバケットごとに加算して、法人の出荷予測台数とする合算部(304)とを有し、
前記合算部(400)は、前記合算部(204)で求めたタイムバケットごとのディーラーの出荷予測台数と、前記合算部(304)で求めたタイムバケットごとの法人の出荷予測台数とを、タイムバケットごとに加算して、総出荷予測台数を求めることを特徴とする。
本発明によれば、顧客属性を加味して需要予測をするため、需要予測精度が向上する。
本発明の実施例に係る需要予測システムを示すブロック構成図。 実施例のディーラー需要予測演算部を示すブロック構成図。 実施例の法人需要予測演算部を示すブロック構成図。
以下、本発明の実施の形態について、実施例に基づき詳細に説明する。
図1は、フォークリフトの出荷台数(需要台数)を予測する、本発明の実施例1に係る需要予測システム1を示すブロック構成図である。
図1に示す、フォークリフトの需要予測システム1の入力部10からは、引合情報や受注情報が入力される。具体的には、
(1) 大口顧客(大量にフォークリフトを購入する需要者)のディーラーから引合があったときには、引合日と引合台数を示す引合情報idL(r)が入力され、
(2) 大口顧客(大量にフォークリフトを購入する需要者)の法人から引合があったときには、引合日と引合台数を示す引合情報icL(r)が入力され、
(3) 大口顧客(大量にフォークリフトを購入する需要者)のディーラーから受注があったときには、受注日と受注により決定した出荷日と出荷台数(=「受注台数」)を示す受注情報idL(o)が入力され、
(4) 小口顧客(小量にフォークリフトを購入する需要者)のディーラーから受注があったときには、受注日と受注により決定した出荷日と出荷台数(受注台数)を示す受注情報idS(o)が入力され、
(5) 大口顧客(大量にフォークリフトを購入する需要者)の法人から受注があったときには、受注日と受注により決定した出荷日と出荷台数(受注台数)を示す受注情報icL(o)が入力され、
(6) 小口顧客(小量にフォークリフトを購入する需要者)の法人から受注があったときには、受注日と受注により決定した出荷日と出荷台数(受注台数)を示す受注情報icS(o)が入力される。
引合情報データベース部21は、入力部10から入力される、大口顧客のディーラーの引合情報idL(r)と大口顧客の法人の引合情報icL(r)を時系列的に並べて記憶して引合情報データベースを構築している。
受注情報データベース部22は、入力部10から入力される、大口顧客のディーラーの受注情報idL(o)と、小口顧客のディーラーの受注情報idS(o)と、大口顧客の法人の受注情報icL(o)と、小口顧客の法人の受注情報icS(o)とを、時系列的に並べて記憶して、受注情報データベースを構築している。
受注率演算部31は、大口顧客のディーラーの受注率Rdを演算により求める。受注率Rdは、大口顧客のディーラーから引合があってから実際に受注に至った割合をいう。
上記の演算は具体的には、受注情報データベース部22に記憶している大口顧客のディーラーの受注情報idL(o)から求めた一定期間(現時点から予め決めた過去の時点までの期間)の出荷台数(受注台数)を、引合情報データベース部21に記憶している大口顧客のディーラーの引合情報idL(r)から求めた一定期間(現時点から予め決めた過去の時点までの期間)の引合台数で除算して、受注率Rdを求める。
例えば、大口顧客のディーラーからの引合台数が100台あって、この引合から受注に至った出荷台数(受注台数)が44台であれば、受注率Rdは44%となる。
また、受注率演算部31は、大口顧客の法人の受注率Rcを演算により求める。受注率Rcは、大口顧客の法人から引合があってから実際に受注に至った割合をいう。
上記の演算は具体的には、受注情報データベース部22に記憶している大口顧客の法人の受注情報icL(o)から求めた一定期間(現時点から予め決めた過去の時点までの期間)の出荷台数(受注台数)を、引合情報データベース部21に記憶している大口顧客の法人の引合情報icL(r)から求めた一定期間(現時点から予め決めた過去の時点までの期間)の引合台数で除算して、受注率Rcを求める。
例えば、大口顧客の法人からの引合台数が100台あって、この引合から受注に至った受注台数が44台であれば、受注率Rdは44%となる。
リードタイム演算部41は、大口顧客のディーラーの「受注日から出荷日までの期間(日数)であるリードタイム(LTd)の分布」を、受注情報データベース部22に記憶してある、大口顧客のディーラーの受注情報idL(o)から求める。
具体的には、大口顧客のディーラーの受注情報idL(o)の中から、一定期間(現時点から予め決めた過去の時点までの期間)の情報を取り出し、取り出した情報に示されている受注日と受注により決定した出荷日までの期間(リードタイム)の分布を求める。
表1は、大口顧客のディーラーの「受注日から出荷日までリードタイム(LTd)の分布」の一例を示すものである。表1の例は、1週間ごとに、リードタイム(LTd)の分布をまとめたものである。
Figure 0005773619
また、リードタイム演算部41は、大口顧客の法人の「受注日から出荷日までの期間(日数)であるリードタイム(LTc)の分布」を、受注情報データベース部22に記憶してある、大口顧客の法人の受注情報icL(o)から求める。
具体的には、大口顧客の法人の受注情報icL(o)の中から、一定期間(現時点から予め決めた過去の時点までの期間)の情報を取り出し、取り出した情報に示されている受注日と受注により決定した出荷日までの期間(リードタイム)の分布を求める。
表2は、大口顧客の法人の「受注日から出荷日までリードタイム(LTc)の分布」の一例を示すものである。表2の例は、1週間ごとに、リードタイム(LTc)の分布をまとめたものである。
Figure 0005773619
一般的には、大口顧客のディーラーの「リードタイム(LTd)」に比べて、大口顧客の法人の「リードタイム(LTc)」の方が長い傾向にある。
なお、表1、表2において、リードタイム(LTd,LTc)が1週間とは、受注日から出荷日までの期間が1週間であることを意味し、リードタイム(LTd,LTc)が2週間とは、受注日から出荷日までの期間が2週間であることを意味する。リードタイム(LTd,LTc)が3週間、4週間、5週間も同様の意味である。
アカウント比率演算部51は、ディーラーのアカウント比率Hd(=小口顧客のディーラーの一定期間の出荷総台数÷大口顧客のディーラーの一定期間の出荷総台数)を求める。
具体的には、受注情報データベース部22に記憶してある小口顧客のディーラーの受注情報idS(o)から得られる一定期間(現時点から予め決めた過去の時点までの期間)の出荷総台数(受注総台数)を、受注情報データベース部22に記憶してある大口顧客のディーラーの受注情報idL(o)から得られる一定期間(現時点から予め決めた過去の時点までの期間)の出荷総台数(受注総台数)で除算して、ディーラーのアカウント比率Hdを求める。
また、アカウント比率演算部51は、法人のアカウント比率Hc(=小口顧客の法人の一定期間の出荷総台数÷大口顧客の法人の一定期間の出荷総台数)を求める。
具体的には、受注情報データベース部22に記憶してある小口顧客の法人の受注情報icS(o)から得られる一定期間(現時点から予め決めた過去の時点までの期間)の出荷総台数(受注総台数)を、受注情報データベース部22に記憶してある大口顧客の法人の受注情報icL(o)から得られる一定期間(現時点から予め決めた過去の時点までの期間)の出荷総台数(受注総台数)で除算して、法人のアカウント比率Hcを求める。
需要予測演算部100は、ディーラー需要予測演算部200と法人需要予測演算部300と合算部400とで構成されている。この需要予測演算部100の演算機能・演算動作の詳細は後述する。
この需要予測演算部100で予測した需要予測台数(出荷台数)は、出力部500に出力されて表示や印刷等がされる。
ここで、需要予測演算部100の演算機能・演算動作の詳細を、ディーラー需要予測演算部200と法人需要予測演算部300と合算部400のそれぞれについて分けて説明する。
なお、需要予測演算部100では、1週間ごとに各週の特定の日時(例えば、最終日時)に需要予測演算をしており、1週間を単位時間(タイムバケット)として、需要予測をしている。
以下の例では、例えば、5月の第3週の最終日時に演算をしたときに、演算時点を含むタイムバケット(5月の第3週)に対して、時間的に1つ後のタイムバケットである5月の第4週、時間的に2つ後のタイムバケットである6月の第1週、時間的に3つ後のタイムバケットである6月の第2週、時間的に4つ後のタイムバケットである6月の第3週の、各週の出荷台数(受注台数、需要台数)を需要予測する演算を行う場合について説明する。
なお、演算時点を含むタイムバケット(5月の第3週)を、「演算時タイムバケット」と定義して説明する。
ディーラー需要予測演算部200は、図2に示すように、需要予測演算部201,202,203と合算部204とで構成されている。
需要予測演算部201は、未受注であるが引合があった場合における、大口のディーラーの需要予測演算をするものである。
需要予測演算部202は、未受注であり引合が無い場合における、大口のディーラーの需要予測演算をするものである。
需要予測演算部203は、未受注である場合における、小口のディーラーの需要予測演算をするものである。
需要予測演算部201は、次に示す(1)〜(3)の演算を行う。
(1) 引合情報データベース部21から、大口顧客のディーラーの引合情報idL(r)を取り込み、演算時タイムバケットである5月の第3週における、引合台数を求める。ここでは、引合台数が例えば10台であるとする。
(2) 受注率演算部31から、大口顧客のディーラーの受注率Rdを取り込み、上記(1)で求めた引合台数(10台)に、受注率Rd(例えば44%)を乗算して、予測受注台数(例えば4.4台)を求める。
(3) リードタイム演算部41から、大口顧客のディーラーのリードタイム(LTd)の分布(表1参照)を取り込む。そして、
・予測受注台数(例えば4.4台)に、リードタイムLTdが1週間のときの比率(15%)を乗算することにより、演算時タイムバケット(5月の第3週)に対して時間的に1つ後のタイムバケットである5月の第4週の出荷予測台数(0.66台)を求め、
・予測受注台数(例えば4.4台)に、リードタイムLTdが2週間のときの比率(45%)を乗算することにより、演算時タイムバケット(5月の第3週)に対して時間的に2つ後のタイムバケットである6月の第1週の出荷予測台数(1.98台)を求め、
・予測受注台数(例えば4.4台)に、リードタイムLTdが3週間のときの比率(30%)を乗算することにより、演算時タイムバケット(5月の第3週)に対して時間的に3つ後のタイムバケットである6月の第2週の出荷予測台数(1.32台)を求め、
・予測受注台数(例えば4.4台)に、リードタイムLTdが4週間のときの比率(5%)を乗算することにより、演算時タイムバケット(5月の第3週)に対して時間的に4つ後のタイムバケットである6月の第3週の出荷予測台数(0.22台)を求める。
次表3は、需要予測演算部201により求めた、各出荷週(各タイムバケット)の出荷予測台数を示すものである。
Figure 0005773619
需要予測演算部202は、次に示す(11)〜(13)の演算を行う。
(11) 引合情報データベース部21から、大口顧客のディーラーの引合情報idL(r)を取り込み、
・演算時タイムバケットである5月の第3週に対して時間的に1つ後のタイムバケットである5月の第4週の、過去数年分の引合台数の平均引合台数(例えば0.44台)を求め、
・演算時タイムバケットである5月の第3週に対して時間的に2つ後のタイムバケットである6月の第1週の、過去数年分の引合台数の平均引合台数(例えば0.44台)を求め、
・演算時タイムバケットである5月の第3週に対して時間的に3つ後のタイムバケットである6月の第2週の、過去数年分の引合台数の平均引合台数(例えば0.88台)を求め、
・演算時タイムバケットである5月の第3週に対して時間的に4つ後のタイムバケットである6月の第3週の、過去数年分の引合台数の平均引合台数(例えば3.52台)を求める。
そして、上記の4つの平均引合台数を加算して、加算引合台数(例えば5.28台)を求める。
このようにして、実際には引合がないが、過去数年分の引合台数を参照して求めた加算引合台数(例えば5.28台)だけ、演算時タイムバケット(5月の第3週)に引合があったものと想定するのである。
次表4は、需要予測演算部により求めた、各出荷週(各タイムバケット)の平均引合台数を示すものである。
Figure 0005773619
(12) 受注率演算部31から大口顧客のディーラーの受注率Rd(例えば44%)を取り込み、上記(11)で求めた加算引合台数(例えば5.28台)に、受注率Rd(例えば44%)を乗算して、予測受注台数(例えば2.32台)を求める。
(13) リードタイム演算部41から大口顧客のディーラーのリードタイム(LTd)の分布(表1参照)を取り込む。そして、
・予測受注台数(例えば2.32台)に、リードタイムLTdが1週間のときの比率(15%)を乗算することにより、演算時タイムバケット(5月の第3週)に対して時間的に1つ後のタイムバケットである5月の第4週の出荷予測台数(0.35台)を求め、
・予測受注台数(例えば2.32台)に、リードタイムLTdが2週間のときの比率(45%)を乗算することにより、演算時タイムバケット(5月の第3週)に対して時間的に2つ後のタイムバケットである6月の第1週の出荷予測台数(1.05台)を求め、
・予測受注台数(例えば2.32台)に、リードタイムLTdが3週間のときの比率(30%)を乗算することにより、演算時タイムバケット(5月の第3週)に対して時間的に3つ後のタイムバケットである6月の第2週の出荷予測台数(0.70台)を求め、
・予測受注台数(例えば2.32台)に、リードタイムLTdが4週間のときの比率(5%)を乗算することにより、演算時タイムバケット(5月の第3週)に対して時間的に4つ後のタイムバケットである6月の第3週の出荷予測台数(0.12台)を求める。
次表5は、需要予測演算部202により求めた、各出荷週(各タイムバケット)の出荷予測台数を示すものである。
Figure 0005773619
需要予測演算部203は、次に示す(21)〜(25)の演算を行う。
(21) 受注情報データベース部22から、大口顧客のディーラーの受注情報idL(o)を取り込み、
・演算時タイムバケットである5月の第3週に対して時間的に1つ後のタイムバケットである5月の第4週の、大口顧客のディーラーの受注台数を取り込み、
・演算時タイムバケットである5月の第3週に対して時間的に2つ後のタイムバケットである6月の第1週の、大口顧客のディーラーの受注台数を取り込み、
・演算時タイムバケットである5月の第3週に対して時間的に3つ後のタイムバケットである6月の第2週の、大口顧客のディーラーの受注台数を取り込み、
・演算時タイムバケットである5月の第3週に対して時間的に4つ後のタイムバケットである6月の第3週の、大口顧客のディーラーの受注台数を取り込む。
(22) 需要予測演算部201から、この需要予測演算部201により求めた下記の出荷予測台数を取り込む。
・演算時タイムバケット(5月の第3週)に対して時間的に1つ後のタイムバケットである5月の第4週の出荷予測台数(0.66台)と、
・演算時タイムバケット(5月の第3週)に対して時間的に2つ後のタイムバケットである6月の第1週の出荷予測台数(1.98台)と、
・演算時タイムバケット(5月の第3週)に対して時間的に3つ後のタイムバケットである6月の第2週の出荷予測台数(1.32台)と、
・演算時タイムバケット(5月の第3週)に対して時間的に4つ後のタイムバケットである6月の第3週の出荷予測台数(0.22台)。
(23) 需要予測演算部202から、この需要予測演算部202により求めた下記の出荷予測台数を取り込む。
・演算時タイムバケット(5月の第3週)に対して時間的に1つ後のタイムバケットである5月の第4週の出荷予測台数(0.35台)と、
・演算時タイムバケット(5月の第3週)に対して時間的に2つ後のタイムバケットである6月の第1週の出荷予測台数(1.05台)と、
・演算時タイムバケット(5月の第3週)に対して時間的に3つ後のタイムバケットである6月の第2週の出荷予測台数(0.70台)と、
・演算時タイムバケット(5月の第3週)に対して時間的に4つ後のタイムバケットである6月の第3週の出荷予測台数(0.12台)。
(24) 上記の(21)〜(23)により取り込んだ各台数を用いて、
・演算時タイムバケット(5月の第3週)に対して時間的に1つ後のタイムバケットである5月の第4週について、上記の(21)〜(23)により取り込んだ5月の第4週の各台数を加算した加算予測台数(例えば1.1台)を求め、
・演算時タイムバケット(5月の第3週)に対して時間的に2つ後のタイムバケットである6月の第1週について、上記の(21)〜(23)により取り込んだ6月の第1週の各台数を加算した加算予測台数(例えば3.1台)を求め、
・演算時タイムバケット(5月の第3週)に対して時間的に3つ後のタイムバケットである6月の第2週について、上記の(21)〜(23)により取り込んだ6月の第2週の各台数を加算した加算予測台数(例えば2.1台)を求め、
・演算時タイムバケット(5月の第3週)に対して時間的に4つ後のタイムバケットである6月の第3週について、上記の(21)〜(23)により取り込んだ6月の第3週の各台数を加算した加算予測台数(例えば0.4台)を求める。
次表6は、各出荷週(各タイムバケット)について、上記の(21)〜(23)により取り込んだ各台数を加算した加算予測台数を示すものである。
Figure 0005773619
(25) アカウント比率演算部51から、ディーラーのアカウント比率Hd(例えば1.52)を取り込み、
・演算時タイムバケット(5月の第3週)に対して時間的に1つ後のタイムバケットである5月の第4週について、上記の(24)により求めた加算予測台数(1.1台)にアカウント比率Hd(例えば1.52)を乗算して出荷予測台数(例えば1.67台)を求め、
・演算時タイムバケット(5月の第3週)に対して時間的に2つ後のタイムバケットである6月の第1週について、上記の(24)により求めた加算予測台数(3.1台)にアカウント比率Hd(例えば1.52)を乗算して出荷予測台数(例えば4.71台)を求め、
・演算時タイムバケット(5月の第3週)に対して時間的に3つ後のタイムバケットである6月の第2週について、上記の(24)により求めた加算予測台数(2.1台)にアカウント比率Hd(例えば1.52)を乗算して出荷予測台数(例えば3.19台)を求め、
・演算時タイムバケット(5月の第3週)に対して時間的に4つ後のタイムバケットである6月の第3週について、上記の(24)により求めた加算予測台数(0.4台)にアカウント比率Hd(例えば1.52)を乗算して出荷予測台数(例えば0.61台)を求める。
次表7は、各出荷週(各タイムバケット)について、上記の(25)の演算により求めて、各出荷週(各タイムバケット)の出荷予測台数を示すものである。
Figure 0005773619
合算部204は、受注データベース部22から、大口顧客のディーラーの受注情報idL(o)の出荷台数と、小口顧客のディーラーの受注情報idS(o)の出荷台数と、需要予測演算部201,202,203で演算した各出荷予測台数を取り込む。
そして、
・演算時タイムバケット(5月の第3週)に対して時間的に1つ後のタイムバケットである5月の第4週について、大口顧客のディーラーの受注情報idL(o)の出荷台数と、小口顧客のディーラーの受注情報idS(o)の出荷台数と、需要予測演算部201,202,203で演算した5月の第4週の各出荷予測台数とを加算して、ディーラーの出荷予測台数を求め、
・演算時タイムバケット(5月の第3週)に対して時間的に2つ後のタイムバケットである6月の第1週について、大口顧客のディーラーの受注情報idL(o)の出荷台数と、小口顧客のディーラーの受注情報idS(o)の出荷台数と、需要予測演算部201,202,203で演算した6月の第1週の各出荷予測台数とを加算して、ディーラーの出荷予測台数を求め、
・演算時タイムバケット(5月の第3週)に対して時間的に3つ後のタイムバケットである6月の第2週について、大口顧客のディーラーの受注情報idL(o)の出荷台数と、小口顧客のディーラーの受注情報idS(o)の出荷台数と、需要予測演算部201,202,203で演算した6月の第2週の各出荷予測台数とを加算して、ディーラーの出荷予測台数を求め、
・演算時タイムバケット(5月の第3週)に対して時間的に4つ後のタイムバケットである6月の第3週について、大口顧客のディーラーの受注情報idL(o)の出荷台数と、小口顧客のディーラーの受注情報idS(o)の出荷台数と、需要予測演算部201,202,203で演算した6月の第3週の各出荷予測台数とを加算して、ディーラーの出荷予測台数を求める。
法人需要予測演算部300は、図3に示すように、需要予測演算部301,302と合算部304とで構成されている。
需要予測演算部301は、未受注であるが引合があった場合における、大口の法人の需要予測演算をするものである。
需要予測演算部302は、未受注であり引合が無い場合における、大口の法人の需要予測演算をするものである。
需要予測演算部301は、需要予測演算部201と同様な演算を行う。ただし、
・大口顧客のディーラーの引合情報idL(r)の代わりに、大口顧客の法人の引合情報icL(r)を用い、
・大口顧客のディーラーの受注率Rdの代わりに、大口顧客の法人の受注率Rcを用い、
・大口顧客のディーラーのリードタイムLTdの代わりに、大口顧客の法人のリードタイムLTcを用いる。
演算手法は、需要予測演算部201で行ったのと同じ演算手法を用いて、各出荷週(バケットタイム)の出荷予測台数を求める。
需要予測演算部302は、需要予測演算部202と同様な演算を行う。ただし、
・大口顧客のディーラーの引合情報idL(r)の代わりに、大口顧客の法人の引合情報icL(r)を用い、
・大口顧客のディーラーの受注率Rdの代わりに、大口顧客の法人の受注率Rcを用い、
・大口顧客のディーラーのリードタイムLTdの代わりに、大口顧客の法人のリードタイムLTcを用いる。
演算手法は、需要予測演算部202で行ったのと同じ演算手法を用いて、各出荷週(バケットタイム)の出荷予測台数を求める。
合算部304は、受注データベース部22から、大口顧客の法人の受注情報icL(o)の出荷台数と、小口顧客の法人の受注情報icS(o)の出荷台数と、需要予測演算部301,302で演算した各出荷予測台数を取り込む。
そして、
・演算時タイムバケット(5月の第3週)に対して時間的に1つ後のタイムバケットである5月の第4週について、大口顧客の法人の受注情報icL(o)の出荷台数と、小口顧客の法人の受注情報icS(o)の出荷台数と、需要予測演算部301,302で演算した各出荷予測台数とを加算して、法人の出荷予測台数を求め、
・演算時タイムバケット(5月の第3週)に対して時間的に2つ後のタイムバケットである6月の第1週について、大口顧客の法人の受注情報icL(o)の出荷台数と、小口顧客の法人の受注情報icS(o)の出荷台数と、需要予測演算部301,302で演算した各出荷予測台数とを加算して、法人の出荷予測台数を求め、
・演算時タイムバケット(5月の第3週)に対して時間的に3つ後のタイムバケットである6月の第2週について、大口顧客の法人の受注情報icL(o)の出荷台数と、小口顧客の法人の受注情報icS(o)の出荷台数と、需要予測演算部301,302で演算した各出荷予測台数とを加算して、法人の出荷予測台数を求め、
・演算時タイムバケット(5月の第3週)に対して時間的に4つ後のタイムバケットである6月の第3週について、大口顧客の法人の受注情報icL(o)の出荷台数と、小口顧客の法人の受注情報icS(o)の出荷台数と、需要予測演算部301,302で演算した各出荷予測台数とを加算して、法人の出荷予測台数を求める。
合算部400は、ディーラー需要予測演算部200で求めた出荷予測台数と、法人需要予測演算部300で求めた出荷予測台数を取り込む。
そして、
・演算時タイムバケット(5月の第3週)に対して時間的に1つ後のタイムバケットである5月の第4週について、ディーラー需要予測演算部200で求めた出荷予測台数と、法人需要予測演算部300で求めた出荷予測台数を加算して、5月の第4週の総出荷予測台数を求め、
・演算時タイムバケット(5月の第3週)に対して時間的に2つ後のタイムバケットである6月の第1週について、ディーラー需要予測演算部200で求めた出荷予測台数と、法人需要予測演算部300で求めた出荷予測台数を加算して、6月の第1週の総出荷予測台数を求め、
・演算時タイムバケット(5月の第3週)に対して時間的に3つ後のタイムバケットである6月の第2週について、ディーラー需要予測演算部200で求めた出荷予測台数と、法人需要予測演算部300で求めた出荷予測台数を加算して、6月の第2週の総出荷予測台数を求め、
・演算時タイムバケット(5月の第3週)に対して時間的に4つ後のタイムバケットである6月の第3週について、ディーラー需要予測演算部200で求めた出荷予測台数と、法人需要予測演算部300で求めた出荷予測台数を加算して、6月の第3週の総出荷予測台数を求める。
出力部500は、合算部400で求めた、5月の第4週の総出荷予測台数と、6月の第1週の総出荷予測台数と、6月の第2週の総出荷予測台数と、6月の第3週の総出荷予測台数を、必要に応じて表示したり印刷したりデータ出力をする。
このように本実施例では、顧客の属性、例えばディーラーであるか法人であるか、大口顧客であるか小口顧客であるか、という顧客属性を加味して出荷予測台数を予測するため、精度よく出荷台数を予測することができる。
本発明は、フォークリフトの出荷台数(需要台数)を予測するのみならず、
・予測精度が高い顧客と、予測精度が低い顧客を持つ事業、
・将来の情報が取れる顧客と、将来の情報が取れない顧客を持つ事業、
において、顧客属性を加味して、需要予測をするに適用することができる。
10 入力部
21 引合情報データベース部
22 受注情報データベース部
31 受注率演算部
41 リードタイム演算部
51 アカウント比率演算部
100 需要予測演算部
200 ディーラー需要予測演算部
201,202,203 需要予測演算部
204 合算部
300 法人需要予測演算部
301,302 需要予測演算部
304 合算部
400 合算部
500 出力部

Claims (3)

  1. ある属性を有する複数の顧客による需要を予測する需要予測システムであって、
    大口顧客について、属性ごとの顧客の引合情報を時系列的に並べて記憶した引合情報データベースと、
    大口顧客と小口顧客のそれぞれについて、属性ごとの顧客の受注情報を時系列的に並べて記憶した受注情報データベースと、
    前記引合情報データベースと前記受注情報データベースの情報から属性ごとの、大口顧客の引合が受注に至った割合である受注率を演算する受注率演算部と、
    前記受注情報データベースの情報から属性ごとの、大口顧客の受注から出荷日までの期間であるリードタイムの分布を計算するリードタイム演算部と、
    前記受注情報データベースの情報から同種の属性ごとの、ある属性の小口顧客の一定期間の出荷総台数を同種の属性の大口顧客の出荷総台数で割った値であるアカウント比率を計算するアカウント比率演算部と、
    前記引合情報、前記受注情報、前記受注率、前記リードタイムおよび前記アカウント比率を用いて、属性ごとの一定期間の出荷予想台数を計算する需要予測演算部と、
    属性ごとの前記受注情報の出荷台数と前記需要予測演算部により計算された属性ごとの前記出荷予想台数を加算して、一定期間ごとの総出荷予測台数を求める合算部を
    備えることを特徴とする需要予測システム。
  2. 前記需要予測システムはさらに、一定期間ごとに特定の日時に需要予測演算をしており、一定期間を単位時間すなわちタイムバケットとして、需要予測を行うことを特徴とする請求項1に記載の需要予測システム。
  3. 大口顧客のディーラーから引合があったときの引合日と引合台数を示す引合情報idL(r)と、大口顧客の法人から引合があったときの引合日と引合台数を示す引合情報icL(r)が入力され、両引合情報idL(r),icL(r)を時系列的に並べて記憶した引合情報データベース部(21)と、
    大口顧客のディーラーから受注があったときの受注日と受注により決定した出荷日と出荷台数を示す受注情報idL(o)と、小口顧客のディーラーから受注があったときの受注日と受注により決定した出荷日と出荷台数を示す受注情報idS(o)と、大口顧客の法人から受注があったときの受注日と受注により決定した出荷日と出荷台数を示す受注情報icL(o)と、小口顧客の法人から受注があったときの受注日と受注により決定した出荷日と出荷台数を示す受注情報icS(o)が入力され、これらの受注情報idL(o),idS(o),icL(o),icS(o)を時系列的に並べて記憶した受注情報データベース部(22)と、
    前記受注情報データベース部(22)から得た前記受注情報idL(o)と前記引合情報データベース部(21)から得た前記引合情報idL(r)から大口のディーラーの受注率Rdを演算し、前記受注情報データベース部(22)から得た前記受注情報icL(o)と前記引合情報データベース部(21)から得た前記引合情報icL(r)から大口の法人の受注率Rcを演算する受注率演算部(31)と、
    前記受注情報データベース部(22)から得た前記受注情報idL(o)から大口顧客のディーラーのリードタイムLTdの分布を演算し、前記受注情報データベース部(22)から得た前記受注情報icL(o)から大口顧客の法人のリードタイムLTcを演算するリードタイム演算部(41)と、
    前記受注情報データベース部(22)から得た前記受注情報idS(o)と受注情報idL(o)からディーラーのアカウント比率Hdを演算し、前記受注情報データベース部(22)から得た前記受注情報icS(o)と受注情報icL(o)から法人のアカウント比率Hcを演算するアカウント比率演算部(51)と、
    ディーラー需要予測演算部(200),法人需要予測演算部(300)及び合算部(400)からなる需要予測演算部(100)とからなり、
    前記ディーラー需要予測演算部(200)は、
    前記引合情報データベース部(21)から得た前記引合情報idL(r)から求めた演算時タイムバケットの引合台数と、前記受注率演算部(31)から得た前記受注率Rdと、前記リードタイム演算部(41)から得た前記リードタイムLTdを用いて演算をすることにより、演算時点よりも時間的に後のタイムバケットの出荷予測台数を求める需要予測演算部(201)と、
    前記引合情報データベース部(21)から得た前記引合情報idL(r)から求めた演算時タイムバケットに対応する過去のタイムバケットの引合台数と、前記受注率演算部(31)から得た前記受注率Rdと、前記リードタイム演算部(41)から得た前記リードタイムLTdを用いて演算をすることにより、演算時点よりも時間的に後のタイムバケットの出荷予測台数を求める需要予測演算部(202)と、
    前記需要予測演算部(201)により求めた出荷予測台数と、前記需要予測演算部(202)により求めた出荷予測台数と、前記受注率演算部(31)から得た前記受注情報idL(o)と、前記アカウント比率演算部(51)から得たアカウント比率Hdを用いて演算することにより、演算時点よりも時間的に後のタイムバケットの出荷予測台数を求める需要予測演算部(203)と、
    前記需要予測演算部(201)、需要予測演算部(202)、需要予測演算部(203)で演算した出荷予測台数をタイムバケットごとに加算して、ディーラーの出荷予測台数とする合算部(204)とを有し、
    前記法人需要予測演算部(300)は、
    前記引合情報データベース部(21)から得た前記引合情報icL(r)から求めた演算時タイムバケットの引合台数と、前記受注率演算部(31)から得た前記受注率Rcと、前記リードタイム演算部(41)から得た前記リードタイムLTcを用いて演算をすることにより、演算時点よりも時間的に後のタイムバケットの出荷予測台数を求める需要予測演算部(301)と、
    前記引合情報データベース部(21)から得た前記引合情報icL(r)から求めた演算時タイムバケットに対応する過去のタイムバケットの引合台数と、前記受注率演算部(31)から得た前記受注率Rcと、前記リードタイム演算部(41)から得た前記リードタイムLTcを用いて演算をすることにより、演算時点よりも時間的に後のタイムバケットの出荷予測台数を求める需要予測演算部(302)と、
    前記需要予測演算部(301)、需要予測演算部(302)で演算した出荷予測台数をタイムバケットごとに加算して、法人の出荷予測台数とする合算部(304)とを有し、
    前記合算部(400)は、前記合算部(204)で求めたタイムバケットごとのディーラーの出荷予測台数と、前記合算部(304)で求めたタイムバケットごとの法人の出荷予測台数とを、タイムバケットごとに加算して、総出荷予測台数を求めることを特徴とする需要予測システム。
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