JP5766738B2 - コンピュータによって訪問被検者グループのecg波形を表示する方法 - Google Patents

コンピュータによって訪問被検者グループのecg波形を表示する方法 Download PDF

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Description

本発明はECG波形について訪問被検者グループを解析する方法と装置に関し、更に詳しくは心電計、ホルター心電計によりデジタル化して取得、または心電図記録紙からデジタル化して取得されたECG波形について訪問被検者グループを解析する方法と装置に関するものである。
関連出願の参照
本出願は、米国特許商標庁において2005年5月13日に出願された米国仮出願番号60/680,525の優先権を主張するものであり、当該開示はすべて、本明細書にも取り入れられているものとする。
心臓は電気的刺激に反応する筋肉繊維から成るポンプである。心拍とは、ポンプとしての効率が最大になるよう、心房と心室腔が同期することに基づき、正確に制御される事象である。洞房結節は、心臓の右心房にあり、電気的刺激を発生させる。健康な人間では、洞房結節は通常、60から100Hzの電気的刺激となる信号を発生させ、心筋の興奮と収縮の波が、明確な方式で心臓全体に広がっていく。電気的刺激となる信号は心室を収縮させ、これにより、心室を通して血液が送られる。左心房と右心房は、まず短い時間、収縮し、その後、左心室と右心室が短い時間、収縮する。正常な心拍リズムは、洞房結節(洞結節とも呼ばれる)から始まるので、“洞性”リズムと呼ばれる。洞房結節により出力される電気的刺激となる信号は、まず左心房と右心房に送られ、その後、房室結節を通って、左心室と右心室に送られる。
心電図(ECG)とは心臓の電気的挙動を計測するものである。電極を人体の特定の位置に配置することにより、心臓の電気的挙動の出力記録が得られる。心臓の脱分極と再分極に起因する電気的挙動が各リードにより記録される。ECGは各リードから記録された情報を統合したものである。得られたECGは電流の方向と、脱分極させられた筋肉の大きさを反映している。従って、心房が脱分極(および収縮)した時のECGトレースは、心室が収縮した時に比べ、これよりも小さい。なぜなら、心房は心室よりもはるかに小さいからである。心室の再分極は、心室の脱分極と同じ方向(プラスの方向)となる。ECGは膜が脱分極している間は、プラス電位となり、再分極している間はマイナス電位となるが、心室は内側から外側へ(心内膜から心外膜へ)脱分極するので、その方向は心室が向いている方向と同じである。一方、再分極は、これとは逆の方向に起きる。
図1を参照し、ECGトレースを説明する。心周期はP−波から始まり、ここでは、洞房結節で自然に発火している細胞が閾値に達し、活動電位を発生させる。左心房と右心房を通って、左および下方へ広がる脱分極の波は、図1で“P波”と名付けられている。過分極化された心房は突然、脱分極され、ECGはプラスの偏位を記録する。左心房と右心房が脱分極されると、ECGはゼロに戻る。電流が房室結節を流れ、約0.1秒の遅延が生じ、房室結節の質量が小さいため、ECGトレースに、まったく電気的挙動は記録されない。房室結節が脱分極されると、プルキンエ線維の脱分極が誘発される。プルキンエ線維は左心室と右心室全体に電流を流し、これにより各心室に渡り、同時に脱分極が起こる。プルキンエ線維の組織の質量は小さいので、ECGトレースに、まったく電気的挙動は記録されない。房室結節とプルキンエ線維に流れる電流は、図1で“PRセグメント”と名付けられている。
左心室と右心室の脱分極は“QRS群”と呼ばれ、図1でも、そのように名付けられている。QRS群は、かなり大きいが、これは、左心室と右心室の組織が洞房結節に比べて大きいためである。この3つのピークは、左心室と右心室を通って広がる電流の広がり方、すなわち、内側から外側へ広がることを示し、また、これらのピークは左心室の組織の質量が右心室の組織の質量よりも大きいという事実を示している。左心室と右心室の脱分極の完了は、QRS群が終了したことを示す。
図2を参照すると、QRS群の中の各点には名が付けられている。上記のように、QRS群は左心室と右心室の脱分極を示す。心室の脱分極は心室中隔の左側で始まり、この脱分極のピークはQRS群のピーク“Q”により示される。心室の脱分極は左心室の心内膜表面から、左心室の心外膜面へ広がり、QRS群のピーク“R”により示される。右心室への心室の脱分極はQRS群のピーク“S“により示される。
“T波”と名付けられたセグメントは左心室と右心室の再分極を示す。左心室と右心室は再分極しているが、心臓は外側から内側へと、脱分極とは逆の方向(内側から外側へ)に再分極するので、T波はプラス電位となる。T波の終了は心周期の終了を示す。
図3を参照すると、得られた電気的挙動のトレースは紙テープにプリント・アウトまたはディスプレイ上に表示される。ECG内の異常は様々な心臓に関連する症状、例えば、虚血、心筋梗塞、伝導障害、電解質平衡異常、心膜炎、弁疾患、あるいは心臓肥大等を表す。ある種の不整脈は、たまにしか、あるいは、精神的または肉体的な要因(すなわち、疲労等)がある場合のみしか、起こらないかもしれない。一般的なECG記録は、長さが数分しかなく、この種の不整脈を捕らえることは難しい。ホルター心電計と呼ばれる、もっと長時間のECGトレースができるものが、あらゆる不整脈、または他の異常な挙動を捕らえるために使用される。ホルター心電計は、数日間に渡って、心臓の挙動を記録することができる。
図1を参照すると、計測されるセグメントの1つにQT間隔と呼ばれるものがあり、QT間隔は心筋の細胞の収縮を管理する電気的挙動の期間を表す。QT間隔は心室の脱分極と、それに続く再分極の期間を表し、QRS群のQ波の始点から始まり、T波が基準等電位線に戻ったところで終わる。QT間隔の延長は心臓不整脈、ほぼ明らかに心室性不整脈、あるいは他の心室性不整脈の可能性もあるが、このような不整脈の進行を助長する電気生理学的環境を生む。QT延長症候群は、ECGトレースに異常に長いQT間隔が存在する症状よって特定される。“先天性QT延長”とは、遺伝した長いQT間隔のことを示す。遺伝の仕方は特定の心臓細胞のタンパク質異常に起因するもので、むろん、このタンパク質異常は、このタンパク質を作る遺伝子の異常により起こる。“後天性QT延長”という用語は、薬剤、または血液中の塩分、例えば、カリウムやマグネシウムの異常なレベルによりもたらされる長いQT間隔を指す。
ある人が普通の状態ではQT間隔に異常がなくても、ある種の薬剤を摂取した時、その人にQT延長が現れたり、心室性不整脈(TdP)を患ったりすることがある。図4に示すように、TdPは律動異常を示す心電図の特徴的な所見に関連し、一般的にQT間隔の長くなっている状況で起きる。TdPは基準等電位線を中心としたQRS群のベクトルの連続的なねじれとしてECGトレース上に現れる多形性心室頻脈である。TdPの特徴は、不整脈に先立つ洞性拍動におけるQT間隔の著しい延長である。TdPは生命にかかわるような心調律の悪化を招くことがあり、意識喪失や突然死に至る可能性もある。ECGトレース上のQT間隔の計測は、今なお、被検者がQT延長症候群かどうか、先天性か、後天性かを判定する主要な方法である。
非抗不整脈薬の好ましくない副作用は心臓再分極を遅延させる可能性があることである。QT間隔が心拍数に依存するので、QT間隔は心拍数に無関係な“修正”(corrected)値に補正され、それはQTC間隔と呼ばれている。QTC間隔は、基準心拍数におけるQT間隔(原則として、心拍数が60bpmの時のQT間隔)を表す。TdPを引き起こした、いくつかの薬剤は、QT絶対値ならびにQTCのいずれをも明らかに延長させる。
心電計、ホルター心電計によりデジタル化して取得、または心電図記録紙からデジタル化して取得されたECG波形について訪問被検者グループを解析する方法と装置を提供する。
説明に役立ち、非限定的な本発明の実施例により、様々な難点が解決される。また、本発明は、これらの難点を解決することが要求されるものではなく、説明に役立ち、非限定的な本発明の一実施例においては、いずれかの難点が解決されないこともあり得る。
一実施例により、ECG波形について訪問被検者グループを解析する方法が提供される。一実施において、本方法は複数の訪問被検者グループの中から訪問被検者グループを選択し、その訪問被検者グループの各ECG波形にアーチファクトがないか精査し、アーチファクトを含むECG波形に注釈を付ける。また、本方法は各ECG波形に計測キャリパがあるかどうか判定し、計測キャリパのないECG波形に計測キャリパを加える。また、本方法は予備的解釈のない各ECG波形に予備的解釈を割り当てるステップを有する。更に、本方法は各ECG波形に分類尺度を割り当て、表示、評価のため、その分類尺度によって各ECG波形を分離する。
別の実施例により、本方法を実行する装置とソフトウェア・ルーチンが提供される。
本発明の説明に役立ち、非限定的な実施例の更なる態様が、以下で、ある程度、説明される。また、当業者は本出願を精査した後、通常の実験を行うことにより他の態様についても理解可能である。
心電計、ホルター心電計によりデジタル化して取得、または心電図記録紙からデジタル化して取得されたECG波形について訪問被検者グループを解析することができる。
ここでは、説明に役立ち、非限定的な本発明の実施例を添付された図面を参照し、より完全に説明していくことにする。説明する本実施例により、使用可能なコンピュータの一般的な例を以下に説明する。
コンピュータは1つ、または複数のプロセッサ、または処理ユニット、システム・メモリ、および、このシステム・メモリから成る様々なシステム・コンポーネントをプロセッサに接続するバスにより構成される。このバスは、1つ、または複数の任意のいくつかのバス構造とすることができ、メモリ・バスまたはメモリ・コントローラ、周辺機器用バス、アクセラレイティッド・グラフィックス・ポート、および、プロセッサ、または、任意の様々なバス・アーキテクチャを採用したローカル・バスにより構成することができる。システム・メモリは読み出し専用メモリ(ROM)とランダム・アクセス・メモリから成る。コンピュータ起動時等の、コンピュータ内の構成要素間での情報伝達を支援するルーチンが収容された基本入出力システム(BIOS)はROMまたは別のメモリに保存されている。
コンピュータは更に、1つ、または複数のハード・ディスク(図示省略)に対して読み出し、書き込みを行うハード・ディスク・ドライブを有する。コンピュータはリムーバブルな磁気ディスクの読み出し、書き込みを行う磁気ディスク・ドライブおよび/またはリムーバブルな光学ディスク、例えば、CD−ROMまたは、その他の光学メディア等の読み出し、書き込みを行う光学ディスク・ドライブを有することもある。ハード・ディスク・ドライブ、磁気ディスク・ドライブ、光学ディスク・ドライブは適当なインターフェースによってバスに接続される。これらのディスク・ドライブと、これらに対応するコンピュータ可読のメディアは、コンピュータ可読の命令、データ構造、プログラム・モジュール、および、その他のデータの不揮発性のコンピュータ用記憶装置となる。ここで説明する例示的な環境では、ハード・ディスク、リムーバブルな磁気ディスク、リムーバブルな光学ディスクが使用されているが、コンピュータによりアクセス可能なデータを保存できる他のタイプのコンピュータ可読のメディア、例えば、あくまで例であり、これに制限されるものではないが、磁気カセット・テープ、フラッシュ・メモリ・カード、デジタル・ビデオ・ディスク、RAM、ROM等が、この例示的な動作環境で利用可能であることもまた、当業者により理解されるところである。
オペレーティング・システムと、少なくとも1つ、または複数のアプリケーション・プログラム、その他のプログラム・モジュールやプログラム・データを含むハード・ディスク、磁気ディスク、光学ディスク、RAM、ROMに多数のプログラム・モジュールを保存することが可能である。キーボードやポインティング・デバイスなどの入力装置を介して、使用者がコンピュータに命令や情報を入力できるコンピュータもある。他の入力装置(図示省略)として、マイク、ジョイスティック、ゲーム・パッド、パラボラアンテナ、および/またはスキャナを含めてもよい。ただし、コンピュータに、このようなタイプの入力装置が備えられていない場合もある。これら、および、その他の入力装置はバスに接続されたインターフェースを介して、処理ユニットに接続される。また、モニタ、または、その他のタイプの表示装置をビデオ・アダプターなどのインターフェースを介してバスに接続することのできるコンピュータもある。
ただし、コンピュータに、このようなタイプの表示装置が備えられていない場合もある。モニタに加え、コンピュータは、スピーカーやプリンター等の、その他の周辺出力装置(図示省略)を含んでもよい。
コンピュータは、1つ、または複数のリモート・ターミナルへの論理接続を使用してネットワーク環境で動作することができるが、これは必須ではない。リモート・ターミナルは、他のパーソナル・コンピュータ、サーバー、ルーター、ネットワークPC、ピア・デバイス、または、他の一般的なネットワーク・ノードとすることができるが、これに限定されることはなく、また、通常、コンピュータに関連する上記の構成要素の多くまたは全部を装備している。コンピュータへの論理接続はローカル・エリア・ネットワーク(LAN)および広域ネットワーク(WAN)を含むことができる。このようなネットワーク環境は、オフィス、企業内(enterprise−wide)コンピュータ・ネットワーク、イントラネットおよびインターネットで普及している。
LANネットワーク環境で使用されるとき、コンピュータは、ネットワーク・インタフェースまたはアダプタを通してLANに接続されている。WANネットワーク環境で使用されるときは、コンピュータは通常、インターネットなどの、WAN上のコミュニケーションを確立するためのモデムまたは他の手段を装備している。モデムは内蔵型または外付け型とすることができ、シリアル・ポート・インタフェースを介してバスに接続される。ネットワーク環境では、コンピュータに関連して記述されているプログラムモジュールまたはその一部は、リモートのメモリ・ストレージ・デバイスに格納しておくことができる。ここに示したネットワーク接続は例示的なものであり、コンピュータ間の通信リンクを確立する他の手段を使用することも可能であることが、理解される。
一般的に、コンピュータのデータ・プロセッサは、コンピュータの様々なコンピュータ可読な記憶メディアへ異なる時間に保存された命令手段によりプログラムされている。プログラムとオペレーティング・システムの配布は通常、例えば、フロッピー(登録商標)・ディスクまたはCD−ROMで行われる。それらは、そこから、コンピュータの二次メモリにインストール、ロードされる。実行時には、コンピュータの電子的一次メモリに少なくとも、その一部がロードされる。本発明の説明に役立ち、非限定的な実施例は、これらの、および、その他の様々なタイプのコンピュータ可読な記憶メディアにより構成可能で、これら記憶メディアは、マイクロ・プロセッサや他のデータ・プロセッサと連携して、以下に示す動作の実行のための命令やプログラムを格納している。また、本実施例のいくつかは以下に示す方法と技術に従ってプログラムされているコンピュータそのものにより構成することができる。
本発明の例示的な一実施例は、ECG波形の評価において心臓専門医を支援する方法と装置から成る。本実施例は取得されたECGトレースの解釈において、熟練した心臓専門医を援助する比較的経験の浅い心臓専門医をシミュレートするコンピュータを含むことができる。このECGトレースまたはECG波形は、心電計またはホルター心電計を介してデジタル化されて取得、または心電図記録紙からデジタル化して取得される。
一実施では、コンピュータはECGトレース内のアーチファクトを確認し、ECGトレースの解釈を予備的に行う。また、コンピュータは波形について、わかっている情報に基づいて、いくつかのECG波形を比較し、それに応じて、それらの波形を分類することができる。
例えば、心臓専門医が、ある波形を正常な波形、別のものを異常な波形と記した場合、コンピュータは、それらに、いくつかの共通する特徴があっても、その波形が両方とも同じグループに属するものには、なりえないと判断することができる。加えて、心臓専門医が波形についてのコンピュータの解釈を変更した場合、コンピュータは、その変更を解析し、その変更に応じて残りの波形を再分類することができる。
また、ECGトレースは様々な種類のフォーマット、例えば、FDA XML、Mortara XML(E−Scribeからエクスポートされたもの)、やGE(登録商標) MUSE(登録商標)等で保存される。そのような、これらのフォーマットの1つで保存されたECGトレースを、コンピュータが使用しているフォーマットへ変換することを容易にする変換用ライブラリをコンピュータは含むことができる。つまり、この変換用ライブラリにより、コンピュータは、元になるECGトレースについてのデータの特定のフォーマット、サンプリング・レート、記録長、その他の細かい点について配慮する必要なく、一定のフォーマットから成るECGトレースを処理することができる。これにより、本実施例は、データ・ファイル・サイズ、フォーマット、サンプリング・レート、ビット深度、スケール係数に依存することなく機能する。
また、通常、ホルター心電図記録ファイルは毎秒1kのサンプリングで12誘導データを24または48時間、格納するようになっている。本発明の一実施例では、コンピュータは少なくとも毎秒1kのサンプリングによる48時間の12誘導データのホルター心電図記録を処理できる。ただし、本発明がこのような実施例に限定されないのは明らかであり、コンピュータは、これより長い記録や、これより高い、および/または低いサンプリング・レートにより取得された記録を扱うことができる。
図5は本発明の説明に役立ち、非限定的な実施例で使用可能なコンピュータの一例を示す。コンピュータはプロセッサ50、ユーザー・インターフェース51、ローカル・ストレージ54を有する。上記のように、プロセッサ50は1つ、または複数のプロセッサを有することが可能で、ユーザー・インターフェース51は、モニタ、キーボード、マウス、タッチ・スクリーン等を有することが可能である。プロセッサ50は、1つ(または複数)のバスを介してローカル・ストレージ54に接続され、ローカル・ストレージ54は、様々なタイプのディスク・メモリ、電子的メモリ(すなわち、RAM、ROM等)、または様々なそれらの組み合わせにより構成することが可能である。また、プロセッサ50はリモート・ストレージ53にアクセスすることができ、リモート・ストレージ53は様々なデータ記憶装置および/またはサーバー装置により構成することが可能である。
リモート・ストレージ53またはローカル・ストレージ54にはホルター心電図記録ファイル52が保存されている。また、この例では、ストレージ53または54にはホルター心電図記録ファイル52が保存されているが、リモート・ストレージ53またはローカル・ストレージ54には、更に、もしくは代わりに、他の方法で得られたデジタルECG波形を保存することもできる。例えば、ストレージ53または54には、心電計を介して取得、または心電図記録紙からデジタル化して取得された波形を保存することができる。任意のイベントで、プロセッサ50はストレージ53または54からホルター心電図記録ファイル52にアクセスする。
ホルター心電図記録ファイル52内のECGトレースの記録長の設定時間に制限はないが、通常、ECGトレースの記録長は約10秒である。本実施例では、トレースする時間の制限が設定可能で、制限時間の初期設定値は10秒としている。また、一実施において、コンピュータは設定された制限時間よりも長いECGトレースを切り捨てる。
また、コンピュータは3種の捕らえ方でデータを処理する。1つ目は訪問被検者グループ(SVG:Subject−Visit Group)という捕らえ方である。SVGとは、所定の被検者から得られた、すべてのECGトレースのグループで、このトレースは検査施設への1回の訪問、または1日の心電図記録により得ることができる。2つ目は単一ECGトレースという捕らえ方であり、これは通常、10秒の記録長だが、それ以外の時間長も可能である。このECGトレースは長時間の、または連続した心電図記録から抽出するか、もしくは個別に取得することができる。ECGトレースを連続した心電図記録から抽出する事に関するより詳しい情報は、S. Satin、R. Cochran、N. Patelにより考案された同時係属中の特許出願“Method and Apparatus for Sequenced Extraction from Electrocardiographic Waveforms”(心電図波形から順次、抽出を行う方法および装置)で開示されており、これは2006年5月15日に出願され、米国仮出願第60/680,524に基づいている。これらの特許出願と仮出願による開示は、すべての目的のため、ここに参照により取り入れられる。3つ目はECG波形という捕らえ方であり、これはECGトレースの一部である短いものであり、心拍1つ分を表すものである。ECG波形の長さは心拍に伴って変化するようになっている。
本実施例では、コンピュータは特定のSVGや、ある時刻のあるSVGの中にある1つ、または複数のECGトレースの処理、表示を行い、心臓専門医は表示された1つ、または複数のトレースの評価、解釈をすることができる。心臓専門医がSVGの中にある、すべてのECGトレースの評価を終えると、コンピュータは心臓専門医が次に調べるSVGを選択する。一実施において、コンピュータは、どのSVGが最も長い間、解釈されずに保存されていたかを、基準にして次のSVGを選択する。あるいは、コンピュータは予備的解釈の結果、または予備的スクリーニング(ただし、解釈ではない)の結果に基づいて次のSVGを選択することもできる。予備的解釈または予備的スクリーニングは、専門家またはコンピュータによる自動処理によって行うことができる。むろん、心臓専門医は何らかの優先順位が付けられたSVGの中にあるトレースの閲覧、解釈に対する制限に逆らって、特定のSVGを自由に選択することができる。
心臓専門医またはコンピュータが解釈のため、SVGを選択した後、心臓専門医またはコンピュータは各ECG波形を精査し、その波形に”アーチファクト”があるかどうか判定することができる。アーチファクトは異常な、すなわち過度のノイズを含むECG波形データに該当するものである。ECG波形にアーチファクトが含まれる場合、それに応じてマーキングされる。
また、コンピュータはSVGの中の各ECG波形を評価して、1組のキャリパ位置の配置を決定することができる。キャリパ位置はECG波形上の点で示され、波形上で1組を成す2つのキャリパ位置間の距離は、これに相当する波形上の2点間の距離に対応する。一例として、キャリパ位置はECG波形に関連付けられているデジタルデータの一部に含まれ、ECG記録計、専門家、別のコンピュータなどによって作成することができる。また、図1はQT間隔の長さを測定するために使用される2つのキャリパ位置CP1、CP2の説明に役立つ例を示している。図から明らかなように、位置CP1、CP2間の距離は、QT間隔の長さに対応している。
また、ECG波形に対応するデータにキャリパ位置がない場合、コンピュータはECG波形を解析し、波形の1つまたは複数の適切な部分を測定するためのキャリパ位置を割り当てることができる。波形を解析し、波形の状態を測定することのできるアルゴリズムの例が米国特許第6580817号により開示されており、その発明の名称は“Apparatus and Method for Reading and Analyzing ECG Images”(ECG画像の解釈と解析のための装置および方法)で、発明者はF. Badilini、2001年5月17日に出願されている。‘817特許による開示は、すべての目的のため、ここに参照により取り入れられる。
また、心臓専門医はECG波形を精査して、適当なアプリケーション・ソフトウェアを介して計測キャリパ位置をそこに割り当てることもできる。例えば、ECG波形が表示されている場合、心臓専門医はマウス、その他の入力装置を操作して、波形の様々な位置にキャリパ位置を割り当てることができる。
また、予備的解釈がない場合、コンピュータは各ECG波形の予備的解釈を行い、その波形を、まず、予備的に特定の種類の波形と関連付けることができる。そして、コンピュータはECG波形のデジタル・データの中に予備的解釈に相当するデータをインクルード、またはエンベッドすることができる。また、専門家は手作業で予備的解釈を行い、その結果をコンピュータに入力することもできる。一実施において、予備的解釈をする工程では、ECG波形のある特徴を評価し、これを特定の種類の波形と関連付ける。例えば、予備的解釈の際、コンピュータはECG波形の様々な特徴を評価し、その波形が正常な波形に相当するか、異常な波形に相当するかを予備的に判定する。更に、ある異常な波形が心房性細動を意味し、別の異常な波形が左心室肥大を意味すると判断する解釈が行われることもある。
コンピュータがECG波形上で予備的解釈の動作を行う場合、コンピュータは心臓専門医からのフィードバックを受け、そのフィードバックに基づき波形の解釈方法を調整することができる。例えば、コンピュータがECG波形上で予備的解釈を行った後、心臓専門医は解釈を調整または訂正し、この訂正をコンピュータに入力することができる。そして、コンピュータは予備的解釈処理における様々な閾値、評価パラメータ等を入力された訂正に基づいて調整することができる。
通常、従来の解釈アルゴリズムは熟練した心臓専門医による指導に頼っている。本発明の特別な一実施例では、コンピュータの解釈を変更するか、または正しい解釈として受け入れることによって、心臓専門医はコンピュータが実行する自動化された予備的解釈処理の成果を、根本的に訂正または承認する。どちらの場合にも、フィードバックは一括処理またはリアルタイム(インタラクティブ)処理に基づいて予備的解釈のアルゴリズムの性能を改善するために使用される。このフィードバック処理の結果、コンピュータによるECG波形の予備的解釈は改善され、心臓専門医の作業負荷は軽減される。
各ECG波形を精査した後、波形に分類尺度が割り当てられる。分類尺度は1組の1つ、または複数の数字または非数字(すなわち文字列)による値で、各ECG波形の特定の重要な特徴を反映するものである。これに応じて、コンピュータは2つのECG波形の分類尺度を評価し、これらのECG波形が、どの程度似ているかを心臓専門医が解釈する感覚で判定することができる。言い換えれば、2つのECG波形の分類尺度が非常に似ている場合、これらのECG波形は心臓専門医の視点から見ても非常に似ている。
一例として、正常なECG波形は所定の形、特徴を有する。また、同様に、ある異常を示すECG波形も所定の形、特徴を有する。例えば、患者が心房性細動であることを示す異常な波形は第1の所定の形、特徴を有するものとする。また、患者が左心室肥大であることを示す異常な波形は第2の所定の形、特徴を有するものとする。同様に、右脚ブロックまたは洞性徐脈を表す異常な波形も、それぞれ、別の所定の形、特徴を有する。
従って、コンピュータはECG波形のデータを所定の正常および異常な波形と比較することにより分類尺度を生成することができる。例えば、コンピュータはECG波形の対応する点と所定の正常な波形を比較し、これらの点において、そのECG波形が所定の正常な波形と異なる度合い、もしくは外れている度合いを判定することができる。一実施では、ECG波形上の点が所定の正常な波形の対応する点から何画素分、離れているかを判定することにより、コンピュータは対応する点の、ずれを測定する。画素についての、このずれは分類尺度を生成する1つの要素として使用することができる。同様に、コンピュータはECG波形を各所定の異常な波形と比較して、ECG波形が各所定の異常な波形と、どの程度、異なっているか判定し、分類尺度を生成するための更なる要素として、この差異を利用することができる。
また、コンピュータは心臓専門医の承認なしで受け入れられるほどの信頼性のある予備的解釈がSVG内の任意のECG波形にあるかどうか判定する。コンピュータは予備的解釈の1つ、または複数の内容を評価し、その解釈の信頼性を判定する。例えば、コンピュータは、(1)波形に何らかのアーチファクトがあるか、(2)波形内のアーチファクトの比率が所定の閾値未満かどうか、(3)波形内のアーチファクトの大きさ、または、その影響度が所定の閾値を超えているかどうか、(4)T−波(図1、2参照)の傾きが所定の範囲内かどうか、を判定することができる。ECG波形が非常に信頼できる予備的解釈を有する場合、コンピュータは、波形をそれ以上、解析する対象から除外し、心臓専門医の作業負荷を軽減させる。
次に、他の利用可能な情報と同様に、SVG内のECG波形の分類尺度が精査され、ECG波形を心臓専門医の視点から見て、それらがどの程度、似ているかによって分類する。例えば、一実施では、コンピュータはECG波形の、各所定の正常または異常な波形と異なる度合いを評価することができる。ECG波形が所定の度合い(例えば、所定の画素数より少ない等)より少なく、所定の波形の1つ(例えば、この所定の波形が異常であり、心房性細動を表す場合)と異なる場合、コンピュータは、そのECG波形を“心房性細動の波形”のグループに入れる。
分類解析の際、あらかじめ検出されたか、または心臓専門医により指摘された、あらゆるアーチファクトの存在が考慮される。加えて、あらゆる既存の予備的解釈の存在、心臓専門医による解釈、または自動的に受け入れられる解釈も考慮される。確認された計測キャリパ位置が、その位置で有効な場合、コンピュータは分類解析において、これらの測定を他の分類尺度と同様に評価する。
一例として、コンピュータは、アーチファクトのあるECG波形と、アーチファクトのないECG波形を一緒にして、同じグループにすることはしない。更に、一実施では、アーチファクトのある各ECG波形は、その波形1つだけが属するグループに割り当てられる。
また、一実施例では、最終的に受け入れられた解釈の付いたECG波形は、この最終的に受け入れられた解釈が、心臓専門医によるものか、自動化されたコンピュータ処理によるかに関わらず、いずれのグループにも属さない。一方、承認された解釈のない、すべてのECG波形は、それらの相似性に応じて、1つ、または複数のグループに入れられ、これらのグループには、実質的に互いに似た波形だけが属する。
また、コンピュータはECG波形のグループ間の関係についての情報を提供する自己組織化マップ(SOM:self−organizing map)と呼ばれるニューラル・ネットワークを利用することもできる。このように、似ているECG波形同士、分類するのに加え、SOMは波形のグループ間の関係についての何らかの指標も提供する。特に、このSOMは幾何学的および/または空間的な方法でグループを配列するが、似た傾向を持つグループ同士が互いに隣接または接近するように配列される。
また、説明に役立ち、非限定的な実施例において、心臓専門医はECG波形の分類を大まかにするか細かくするかを制御することができる。例えば、ECG波形を分類する際、過度に大まかに(例えば、異なるグループに含まれるべきECG波形を1つにまとめる。)、または、過度に細かく(例えば、ひとまとめにすべきECG波形を別のグループにする。)分類してしまうことがある。いずれの場合も、心臓専門医は分類された波形を調べ、グループを修正しなければならないので、心臓専門医の作業量は増える。分類を大まかにするか、細かくするかによって、心臓専門医はコンピュータによる波形の分類の仕方を最適化することができる。
分類を大まかにする、または細かくする一例として、心臓専門医は、ECG波形が所定の波形(例えば、心房性細動を表す所定の波形)に対して、ずれていてもなお、その所定の波形グループ(例えば、“心房性細動の波形”のグループ)に分類される、ずれの所定の最大量(例えば、最大画素数)を調節することができる。例えば、コンピュータが誤って、ある波形を“心房性細動の波形”のグループに分類したとする。このような場合、心臓専門医は、波形が所定の波形に対して、ずれていてもなお、そのグループに入れられる、ずれの所定の最大量(例えば、画素数)を減らすことにより、どの波形が“心房性細動の波形”のグループに属するか判定する選択基準をより厳しくするよう、コンピュータに命令することができる。
また、コンピュータは特定のSVGに関連付けられたECG波形のグループのすべてを表示する1つの画面を有することができる。一例として、この画面上には多数の表示枠があり、各表示枠は1つのグループに割り当てられたECG波形のすべてを表示することができる。また、コンピュータはECG波形をオーバーレイ表示させることができ、医師はマウスまたは他の装置を使い、カーソルをホルター心電図の誘導に移動し、それを選択することにより、誘導を選択することができる。1度に画面上に表示する表示枠が多すぎる場合、スクロール画面が表示され、コンピュータはグループに含まれる波形の数に基づいてグループに優先順位をつけることができる。そして、コンピュータは最も波形を多く含むグループに対応する表示枠をスクロール画面の最初に表示させることができる。
上記の方法でECG波形のグループを表示させることにより、心臓専門医が一見して、ECG波形はどのように分類されているかを、わかるようにすることができる。ECG波形が過度に大まかに(表示枠が少なすぎる)分類されていると心臓専門医が考えた場合、心臓専門医は上記のようにグループの数を増やしてECG波形を再分類する命令をコンピュータに入力することができる。同様に、ECG波形が不必要に細分化されている場合、心臓専門医は上記のようにグループの数を減らしてECG波形を再分類する命令をコンピュータに入力することができる。
また、コンピュータは自動的にグループを特定の順番で表示させることもできる。例えば、コンピュータはグループを、そのサイズ順に表示することができ、それにより、おそらく最も普通の波形を含むであろう最大のグループが最初に現われる。別の実施では、コンピュータは、ホルター心電図の記録中に見られる最も普通でない波形をハイライト表示するという方法で最小のグループを最初に表示する。別の例では、コンピュータは既にある解釈の記述を使用し、格付け方法と組み合わせて、グループを整理する。例えば、注目すべきであると判断された、いくつかの解釈は、他の注目しなくともよい解釈より先に表示することができる。更に別の例として、コンピュータは心臓専門医が画面を使って、分類を大まかにする、または細かくする調整ができるようにしたり、心臓専門医がすべてのECG波形のグループを見られるようにしたり、表示するグループを選択できるようにすることができる。また、心臓専門医は、自分がコンピュータに表示させたいのが、どのグループかを選択する命令を入力することもできる。
表示するECG波形のグループが選択されると、コンピュータは波形を1つ、または複数のサブグループに分割する。例えば、同時に表示できるECG波形の数に制限(コンピュータのハードウェアおよび/またはソフトウェアに依存する。)があるため、ECG波形のグループ全体を同時に画面に表示できない場合があるかもしれない。すべてのECG波形を表示することができない場合は、ECG波形のグループをサブグループに分割することにより、各サブグループの波形の数が、コンピュータで同時に表示できる波形の最大数以下にされる。また、ECG波形のグループ全体がECG波形のコンピュータの表示制限を超えない場合、サブグループはECG波形のグループ全体を含むこともできる、
そして、現在作業中の波形グループのサブグループの1つが心臓専門医に提示されるよう選択された場合、このサブグループをカレント表示サブグループと呼ぶことにする。そのようなカレント表示サブグループ内のECG波形のすべてが、実質的に同質であるかという判定を視覚的かつ迅速に、心臓専門医は解釈の視点から行うことができる。
表示されたサブグループとともに、心臓専門医には、いくつかの利用可能な選択肢がある。心臓専門医は表示されている任意のECG波形上のキャリパ位置の配置を変更することができる。また、心臓専門医は現在、表示されているECG波形のすべて、または任意のサブセットに新しい解釈を割り当てることができる。例えば、心臓専門医は解釈を“正常な波形”から“心房性細動の波形”に変更する命令をコンピュータに入力することができる。更に、心臓専門医は表示されているECG波形のすべて、または任意のサブセットの解釈とキャリパ位置を受け取り、確認することができる。また、心臓専門医は、カレント表示サブグループ内のECG波形だけでなく、現在作業中のグループ内の現在、表示されていないの残りのECG波形も含めて、そのグループ内のすべてのECG波形を受け取り、確認することもできる。更に、コンピュータが前もって、アーチファクトの認識、告知をしていなかった場合、心臓専門医はECG波形に“アーチファクト”があることを示すよう、命令を入力することができる。
心臓専門医がすべての希望する変更を行い、正しい数値をすべて受け取ってから、コンピュータは、どのサブグループ、グループ、ECG波形が今なお、解釈を必要としているか調査、確認する。現在作業中で表示されているグループ内のECG波形に、まだ調査されていないものがある場合、コンピュータは新たに表示するサブグループを選択する。現在作業中で表示されているグループの精査が完了すると、コンピュータは新たに表示するグループを選択する。また、心臓専門医はコンピュータに分類処理の繰り返し、または新しい予備的解釈の作成を命令することができる。
一実施では、コンピュータは、すべてのECG波形を個別に表示することによって、心臓専門医がキャリパ位置の配置を調査、確認できるようにする。QT間隔等ECG波形の特定の特徴を測定するための1組のキャリパ位置に、SVG内の各ECG波形が関連付けられていると判定された後、上記のように、キャリパ位置の確認を行うことができる。この確認動作は通常、コンピュータが自動化された予備的解釈処理をキャリパ位置に基づいて実行した場合に行われる。
ECG波形は長いスクロール・リストに1行につき、1つのECG波形となるよう、表示することができる。このような場合、心臓専門医は表示させるECGまたはホルター心電図の誘導を選択し、選択された各ECGまたはホルター心電図の誘導を同一のグラフ領域にオーバーレイ表示し、その色を変え、視覚的に識別しやすくすることができる。この処理により心臓専門医は、キャリパ位置の確認の際に使用するホルター心電図の誘導または、ホルター心電図の誘導の組み合わせを容易に選択できるようになる。また、コンピュータによって、心臓専門医はキャリパ位置を、その場で調節することもできる。更に、コンピュータによって、心臓専門医は各ECG波形を必要に応じてズームインまたは拡大し、キャリパの調整をより正確に行うことができる。心臓専門医はキャリパの設定と位置をスクロール・リスト全体に渡って、精査、確認をした後、リスト全体を受け取るための命令を入力することができる。
上記のように、コンピュータは心臓専門医からのフィードバックを受け、このフィードバックを予備的解釈のアルゴリズムの中に組み込む。キャリパ位置の変更において、コンピュータは心臓専門医からのフィードバックを利用して、この処理の初段でコンピュータが実行する動作またはアプリケーションを改善、修正することができる。特に、心臓専門医はコンピュータにキャリパ位置に関する有益で専門的な情報を提供し、コンピュータは、このような情報を利用し、今後のキャリパの配置の仕方を改善する。自動化されたシステムによってキャリパ位置を決定する場合、コンピュータは、この自動化されたシステムを改善するために使用可能な電子記録を生成することができる。専門家の場合、コンピュータは、修正前と修正後のキャリパの配置を比較したレポートを作成することができ、これは進行中の専門家向け訓練の一部として利用することができる。
1つのSVGについて、すべてのECG波形が処理された後、コンピュータは別のSVGについて、処理を繰り返す。
コンピュータ用の表示機構についての、説明に役立ち、非限定的な一実施例には、2つの基本的な動作原理がある。第1の表示機構は、画面上に、一度に複数のECG波形を表示するもので、この方法では、心臓専門医は、波形が互いに、ほぼ似ているかどうかを容易に判定することができる。第2の表示機構は、心臓専門医が任意の希望するECG波形のサブセットの選択、処理を迅速に行えるようにするものである。この処理には、既存の解釈の受け取り、既存の解釈から新しい解釈への置換、その他の動作が必要となる場合がある。また、この表示機構により、心臓専門医はECG波形を、その類似性、相違性について、迅速に精査し、任意の希望するECG波形のサブセットを選択できるようになる。そして、コンピュータは、1回の動作でサブセット全体を処理する。また、ECG波形が似ている場合、波形の複数表示によって、心臓専門医は、より迅速に作業を行うことができ、分類尺度に基づくECG波形の分類により、確実に、表示されているECG波形の各サブグループは概ね非常に似たものとなる。
複数のECG波形を最も視覚的効果のある方法で表示するため、コンピュータは時間内に波形を大まかに配列する。一例では、様々なECG波形の特徴(例えば、PRS群、Rピーク、Q−T間隔等)が、すべて精細に、つまり正確に配置されるような方法で、コンピュータは各ECG波形のセットを表示する。正確な配置が常に可能とは限らず、これはECG波形が常に似ているとは限らないためであるが、それでもなお、ECG波形が精細に配置されている限り、心臓専門医は波形を迅速に評価することができる。
ECG波形を配置する方法の1つは、そのRピークに基づいて波形を配置するものである。図8は3つの波形を、それぞれのRピークに基づいて配置した一例を示している。ECG波形のRピークの自動認識は、ある程度、公知で一般的な技術である。各ECG波形のRピークが認識されると、連続する各ECG波形のRピークを単に並べることにより、ECG波形は非常に適切に配置される。
ECG波形を配置する別の方法として、最小二乗誤差法によりスムージング処理された波形に基づいて波形を配置するものがある。この方法は様々なオフセット時間で1対の波形を重ね、2つのECG波形の各点の電位差のRMS(二乗平均平方根)を計算するものである。これにより、ECG波形を非常に適切な配置にするオフセット時間で、RMS値が最小になる曲線が得られる。
ECG波形を配置する別の方法として、”曲線下面積”(AUC:area under curve)の最大値に基づいて波形を配置するものがある。この方法では、2つのECG波形の対応する部分の面積を比較して、最適な時間調整点を見出す。例えば、図9に示すように、コンピュータはQRS群(図1参照)の曲線下面積を評価することができ、この図9では、QRS群をQRS1と名付けている。ECG波形を適切に並べた時、AUCの共通部分は最大になる。
図6はコンピュータがECGトレースの解釈を高速に行う処理の非限定的な例を説明するフローチャートを示している。
最初に、コンピュータは評価するSVGを選択する。(S100)上記のように、コンピュータは、処理の済んでいない状態で、最も長い期間、保存されているSVGを選択することができる。また、コンピュータは、予備的解釈の結果に基づいて、または予備的スクリーニング(解釈に関するもの以外)の結果に基づいてSVGを選択することもできる。予備的解釈または予備的スクリーニングは、専門家またはコンピュータによる自動処理によって行うことができる。むろん、心臓専門医は解釈するため、任意の特定のSVGを選択するよう、コンピュータに命令することができる。
そして、コンピュータはSVG内のECG波形を精査し、任意の波形に”アーチファクト”があるかどうか判定する。(S200)ECG波形にアーチファクトが含まれる場合、コンピュータはECG波形に適当な記号でマーキングする。例えば、コンピュータはECG波形のオーバーレイ表示(例えば、RR間隔(図1参照))に注釈を加えることができる。コンピュータが適当な解析プログラムのソフトウェアを使用して、アーチファクトを自動的に検出する間に、心臓専門医は“手作業で”ECG波形に注釈を付けることができ、例えば、“測定不能、解釈不能”といった注釈をコンピュータに適当な命令を入力することにより、付けることができる。
ECG波形に注釈を付けた後、SVG内の各ECG波形は解析され、波形の様々な特徴、例えばQT間隔等を測定するためのキャリパ位置が含まれているかどうか判定される。(S300)キャリパ位置は通常、インポートされたデータの一部となり、これはECG記録計、専門家、ECG記録計以外のコンピュータ処理、または、その他の方法で作成される。また、コンピュータは自動的に各ECG波形を解析し、波形にキャリパ位置が含まれているかどうか判定することができる。一方、心臓専門医は手作業で各波形を検査し、波形にキャリパ位置が含まれているかどうかを示す命令を入力することもできる。
いずれかのECG波形にキャリパ位置がない場合(S300でNoの場合)、コンピュータはECG波形を解析し、可能ならば、キャリパ位置を波形に割り当てる。一方、心臓専門医はECG波形を精査し、コンピュータに適当な命令を入力することにより、キャリパ位置を割り当てることもできる。
その後、コンピュータは予備的解釈が各ECG波形について有効になっているかどうかを判定する。(S400)通常、予備的解釈はECG波形データの中に埋め込まれ、専門家による手入力または、他のコンピュータ・プログラムにより作成することができる。いずれのECG波形にも予備的解釈がない場合(S400でNoの場合)、コンピュータは、その波形についての予備的解釈を作成する。また、一実施では、コンピュータは予備的解釈を任意のECG波形について実行する場合、SVG内の、すべてのECG波形について解釈を実行する。
その後、コンピュータは各ECG波形を精査し、各波形に分類尺度を割り当てる。(S500)上記のように、分類尺度は、各ECG波形の特定の重要な特徴を反映する1組の値とすることができ、2つのECG波形が互いに、どの程度、似ているかを判定するのに使用することができる。
更に、コンピュータは、SVG内の任意のECG波形の予備的解釈に心臓専門医の承認なしで受け入れてよいほどの信頼性があるかを判定することができる。ECG波形の予備的解釈が十分、信頼できる場合、コンピュータは、そのECG波形を更に解析する対象から除外する。信頼性のある解釈の付けられた波形を除外することにより、心臓専門医の作業量が軽減される。
次に、コンピュータは、他の利用可能な情報とともに、SVG内のECG波形の分類尺度を解析し、SVG内のECG波形で互いに似ているものに分類する。(S700)分類解析の際、コンピュータは、どのようなアーチファクトが現われても、心臓専門医により事前に発見または指摘されたものとみなす。また、コンピュータは、任意の既存の予備的解釈、心臓専門医が提供する解釈、または自動的に受け入れられた解釈の存在を考慮することができる。更に、確認された計測キャリパ位置が、有効な場合、コンピュータは分類解析において、これを他の分類解析と同様に考慮する。
図7A、7BはコンピュータがSVG内のECG波形を互いに似ているものに分類する処理の非限定的な例を説明するフローチャートを示している。
最初に、コンピュータは、SVG内の任意のECG波形にアーチファクトがあるか判定する。(S710)アーチファクトがECG波形の中にある場合(S710でYesの場合)、コンピュータはその波形を、それ1つだけが属するグループに割り当てる。(S715)
同様に、コンピュータはSVG内の任意のECG波形に最終的に受け入れられた解釈があるか判定する。(S720)一実施では、S600のステップで、波形に十分、信頼性のある予備的解釈があると、コンピュータが判定した場合、コンピュータは、その波形に最終的に受け入れられた解釈があると、判定する。代わりに、もしくは更に、心臓専門医が事前に波形を最終的に受け入れられたものとして認定した場合、コンピュータはその波形に最終的に受け入れられた解釈があると、判定することもできる。ECG波形に最終的に受け入れられた解釈がある場合(S720でYesの場合)、この最終的に受け入れられた解釈が、心臓専門医によるものか、自動化されたコンピュータ処理によるものかに関わらず、コンピュータは、それをどのグループにも入れない。(S725)
次に、コンピュータは残りのECG波形を分類尺度の値に従って分類するが、これにはアーチファクトがなく、最終的に受け入れられた解釈もない。(S730)つまり、コンピュータは残りのECG波形を、それらの相似性に応じて、1つ、または複数のグループに入れ、各グループには、実質的に互いに似た波形だけが属するようにする。
上記のように、心臓専門医はECG波形の分類を大まかにするか細かくするかを制御することができる。例えば、コンピュータがECG波形を分類する際、過度に大まかに(例えば、異なるグループに含まれるべきECG波形を1つにまとめる。)、または、過度に細かく(例えば、ひとまとめにすべきECG波形を別のグループにする。)分類してしまうことがある。いずれの場合も、心臓専門医の作業量は増える。そのため、心臓専門医が波形の分類の仕方を大まかにするか、細かくするかをコンピュータに命令することができるようにしている。
特に、ECG波形が過度に大まかに分類されていると心臓専門医が考えた場合(S740でYesの場合)、心臓専門医は、コンピュータがECG波形を分類するのに使用する分類尺度のパラメータを分類が細かくなるよう、コンピュータに命令することができる。(S745)逆に、ECG波形が過度に細かく分類されていると心臓専門医が考えた場合(S750でYesの場合)、心臓専門医は、コンピュータがECG波形を分類するのに使用する分類尺度のパラメータを分類が大まかになるよう、コンピュータに命令することができる。(S755)また、上記のように、コンピュータは様々なグループ間の関係を表すSOMを利用することができる。具体的に言うと、各グループには、似ているECG波形が入れられ、SOMはグループ間の類似性を表す。
最初にコンピュータが特定のSVG内のECG波形を分類した後、心臓専門医がその波形グループを評価できるよう、コンピュータはその波形グループをディスプレイ上に表示することができる。ディスプレイの画面には、多数の表示枠があり、各表示枠は1つのグループに割り当てられた、すべてのECG波形を表示することができる。また、コンピュータはECG波形をオーバーレイ表示させることができ、医師はマウスまたは他の装置を使い、カーソルをホルター心電図の誘導に移動させ、選択することにより、誘導を選択することができる。1度に画面上に表示する表示枠が多すぎる場合、スクロール画面が作成され、コンピュータはグループに含まれる波形の数に基づいてグループに優先順位をつけることができる。そして、コンピュータは最も波形を多く含むグループに対応する表示枠をスクロール画面の最初に表示させることができる。
図7Bに示したように、コンピュータは、どのECG波形のグループを解析のため、表示させるか選択する。(S760)例えば、上記のように、コンピュータは自動的に最も波形数の多いグループを最初に、または、最も波形数の少ないグループを最初に表示させることができる。別の実施では、コンピュータは既にある説明文を使用し、格付け方法と組み合わせて、どのグループを表示させるか決定する。また、心臓専門医は、自分がコンピュータに表示させたいのが、どのグループかを選択する命令を入力することもできる。
表示するECG波形のグループが選択されると、コンピュータは波形を1つ、または複数のサブグループに分割する。(S765)例えば、同時に表示できるECG波形の数に制限(コンピュータのハードウェアおよび/またはソフトウェアに依存する。)があるため、ECG波形のグループ全体を同時に画面に表示できない場合があるかもしれない。すべてのECG波形を表示することができない場合は、ECG波形のグループをサブグループに分割することにより、各サブグループの波形の数が、コンピュータで同時に表示できる波形の最大数以下にされる。また、ECG波形のグループ全体がコンピュータの表示制限を超えない場合、サブグループはECG波形のグループ全体とすることもできる、
そして、現在作業中の波形グループのサブグループの1つが心臓専門医に提示されるよう選択される。(S770)このようにして、心臓専門医は表示されているサブグループ内のECG波形を評価し、それらが、ほぼ同じものであるか判定する。(S780)
例えば、サブグループが表示されている時、心臓専門医は表示されている任意のECG波形上でキャリパ位置の配置を変更することができる。また、心臓専門医は現在、表示されているECG波形のすべて、または任意のサブセットに新しい解釈を割り当てることができる。更に、心臓専門医は表示されているECG波形のすべて、または任意のサブセットの解釈とキャリパ位置を受け取り、確認することができる。また、心臓専門医は、コンピュータがまだ、アーチファクトの認識、告知をしていなかった場合、ECG波形に“アーチファクト”があることを示すよう、命令を入力することができる。
心臓専門医がすべての希望する変更を行い、正しい数値をすべて受け取ってから、コンピュータはSVG内の、どのサブグループ、グループ、ECG波形が今なお、解釈を必要としているか調査、確認する。(S785)現在作業中で表示されているグループ内のECG波形に、まだ調査されていないものがある場合、コンピュータは新たに表示するサブグループを選択する。(S785でYesの場合)
現在作業中で表示されているグループの精査が完了すると(S785でNoの場合)、コンピュータは、グループ内のすべてのECG波形を表示して、心臓専門医が、そのグループのキャリパ位置の配置を検査、確認、承認できるようにする。(S790)また、上記のように、ECG波形は長いスクロール・リストに1行につき、1つのECG波形となるよう、表示することができる。このような場合、心臓専門医は表示させるECGまたはホルター心電図の誘導を選択し、選択された各ECGまたはホルター心電図の誘導を同一のグラフ領域にオーバーレイ表示し、その色を変え、視覚的に識別しやすくすることができる。この処理により心臓専門医は、キャリパ位置の確認の際に使用するECGまたはホルター心電図の誘導あるいは、ECGまたはホルター心電図の誘導の組み合わせを容易に選択できるようになる。また、上記のように、コンピュータによって、心臓専門医はキャリパ位置を調節することもできる。
上記のように、コンピュータは心臓専門医からのフィードバックを受け、このフィードバックを予備的解釈のアルゴリズムの中に組み込む。キャリパ位置の変更において、コンピュータは心臓専門医からのフィードバックを利用して、この処理の初段でコンピュータが実行する動作またはアプリケーションを改善、修正することができる。特に、心臓専門医はコンピュータにキャリパ位置に関する有益で専門的な情報を提供し、コンピュータは、このような情報を利用し、今後のキャリパの配置の仕方を改善する。自動化されたシステムによってキャリパ位置を決定する場合、コンピュータは、この自動化されたシステムを改善するために使用可能な電子記録を生成することができる。専門家の場合、コンピュータは、修正前と修正後のキャリパの配置を比較したレポートを作成することができ、これは進行中の専門家向け訓練の一部として利用することができる。
また、ECG波形の最終的な解釈、分類の仕方がコンピュータにフィードバックされ、コンピュータは、このような情報を利用して、それ以降の波形の解釈、分類を支援する。
1つのSVGについて、すべてのECG波形が処理された後、コンピュータは別のSVGについて、処理を繰り返す。
本発明の例示的な実施例の上記の説明は、例として図解、説明する目的のためのものである。開示された構成を正確に、すべて網羅したり、開示された構成に厳密に制限されたりすることは意図されておらず、本発明の実施から得ることのできる上記の技術に照らして、修正や変形が可能である。意図された特定の用途に適するように、本発明の原理と、当業者が様々な例示的な実施例で様々な修正とともに本発明を利用できるような実際の応用を説明するため、例示的な実施例を取り上げ、説明した。
従って、本発明の、ある種の例示的な実施例についてのみ、特にここでは説明をしたが、本発明の趣旨および範囲から逸脱することなく、多くの修正が本発明に対し、可能であることは明らかである。加えて、略語は明細書と特許請求の範囲の読み易さを向上させるため、使用したに過ぎない。これらの略語は使用した用語の一般性を損なうようには意図されておらず、これらは、その中で説明されている例示的な実施例に対応する特許請求の範囲を制限すると解釈されるものではない。
上記および、その他の特徴と利点は、例示的な実施例を詳細に説明することによって、更に明確なものとなる。添付された図面は本明細書の一部に組み込まれ、これを構成し、例示的な実施例を図解し、本説明とともに様々な態様、利点、原理の説明に供される。
正常な心拍の電気的記録データの様々な構成要素を区別するECGトレースの例である。 正常な心拍の電気的記録データの様々なピークを区別するECGトレースの例である。 12誘導ホルター心電計からの出力例である。 心室性不整脈を示すECGトレースの例である。 分析のために心電図トレースからセグメントを抽出するためのコンピュータ・システムの例示的で非制限的な例を示す図である。 ECGトレースの解釈を高速に行う方法の非限定的な例を説明するフローチャートである。 心臓専門医による解釈の基準に基づく心電図トレースの分類方法の非限定的な例の第1の部分を説明するフローチャートである。 心臓専門医による解釈の基準に基づく心電図トレースの分類方法の非限定的な例の第2の部分を説明するフローチャートである。 3つの波形を、それぞれのRピークを基準にして配置した非限定的な例である。 コンピュータによる波形の解析、配置が可能な曲線下面積(AUC)を示す波形の非限定的な例である。
50 プロセッサ
51 ユーザー・インターフェース
52 ホルター心電図記録
53 リモート・ストレージ
54 ローカル・ストレージ

Claims (9)

  1. コンピュータによって訪問被検者グループのECG波形を表示する方法であって、
    ンピュータが、複数の訪問被検者グループから訪問被検者グループを選択するステップと、
    前記コンピュータ、訪問被検者グループのECG波形の各々に対してアーチファクトを精査し、アーチファクトを含むECG波形に注釈を付けるステップと、
    前記コンピュータ、前記ECG波形の各々に計測キャリパがあるかどうかを判別し、計測キャリパのないECG波形に計測キャリパを加えるステップと、
    前記コンピュータ、前記ECG波形のデータを所定の波形と比較することによって、分類尺度を生成するステップと、
    前記コンピュータが、前記ECG波形の各々に対して生成された分類尺度に応じて前記ECG波形を分離するステップと、
    前記コンピュータが、分離されたECG波形を表示するステップと、
    を含むことを特徴とする方法。
  2. 前記コンピュータが、予備的解釈のないECG波形の各々に予備的解釈を割り当てるステップを更に含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記コンピュータが、所定レベルの信頼度を有するECG波形の予備的解釈を自動的に受け入れるステップを更に含むことを特徴とする請求項2に記載の方法。
  4. 前記ECG波形を分離するステップは、受け入れられた解釈を有するECG波形を、解釈のため、分類された他のECG波形から分離するステップを含むことを特徴とする請求項3に記載の方法。
  5. 前記ECG波形を分離するステップは、アーチファクトのあるECG波形を、解釈のために単一のグループへと分離するステップを更に含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  6. ECG波形を分離するステップは、受け入れられた解釈のないECG波形を、所定の尺度のセットに基づいたグループへと分類するステップを更に含むことを特徴とする請求項5に記載の方法。
  7. 前記所定の尺度は、受け入れられた解釈のないECG波形の分類を制御するために調整されることを特徴とする請求項6に記載の方法。
  8. 前記コンピュータが、グループのECG波形上へのQT計測用の計測キャリパの配置が必要であるか否かを判別するステップを更に含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  9. 前記コンピュータが、前記QT計測の配置を受け入れるステップをさらに有することを特徴とする請求項8に記載の方法。
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