JP5764132B2 - マルチチャンネルrf励起を用いるmr撮像 - Google Patents

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Description

本発明は、磁気共鳴(MR)の分野に関する。本発明は、検査ボリュームに配置される患者の体にRFパルスを送信し、及び体からのMR信号を受信する2つ又はこれ以上のRFアンテナのアレイを有するMR撮像装置に関する。そこでは、RFアンテナのRFフィードの位相及び振幅が、例えばRFシミングのために制御される。
特に医療診断の分野において、2次元又は3次元画像を形成するために磁場及び核スピンの間の相互作用を利用する画像形成MR法が、今日では広く使われている。なぜなら、軟組織の撮像に関して、これらが他の撮像法より多くの点で優れており、電離放射線を必要とせず、通常侵襲的でないからである。
MR方法によれば一般に、検査される患者の体は、強い、一様な磁場に配置される。磁場の方向は、同時に、測定のベースとなる座標系の軸(通常z軸)を規定する。磁場は、磁場強度に基づき、個別の核スピンに関する異なるエネルギー準位を生み出す。この核スピンは、所定の周波数(いわゆるラーモア周波数又はMR周波数)の交互電磁場(RF場)の印可により、励起されることができる(スピン共鳴)。巨視的な視点からは、個別の核スピンの分布は、適切な周波数の電磁パルス(RFパルス)の印加により平衡状態から偏向されることができる全体の磁化を生み出す。一方、磁場は、z軸(長手軸とも呼ばれる)に垂直に延在する。その結果、磁化が、z軸の周りで歳差運動を実行する。この歳差運動は、コーンの表面を表す。コーンの開口角度はフリップ角と呼ばれる。フリップ角の大きさは、印加電磁パルスの強度及び持続時間に依存する。いわゆる90°パルスの場合、スピンは、z軸から横断方向平面(フリップ角90°)まで偏向される。
RFパルスの停止後、磁化は、最初の平衡状態へと緩和する。ここで、z方向における磁化が、第1の時間定数T1(スピン格子又は長手方向緩和時間)で再び構築され、z方向に垂直な方向における磁化は、第2の時間定数T2(スピンスピン又は横断方向緩和時間)で緩和する。磁化の変動は、磁化の変動がz軸に垂直な方向で測定されるようにMRデバイスの検査ボリュームにおいて構成され、及び方向付けられる受信RFアンテナを用いて検出されることができる。横断方向の磁化の減衰は、例えば90°パルスの印可後、同じ位相にある規則正しい状態からすべての位相角が一様に分散される(ディフェージング)状態への核スピンの移行を(これは、局所磁場不均一性によりもたらされる)伴う。ディフェージングは、再フォーカスパルス(例えば180°パルス)を用いて補償されることができる。これは、受信RFアンテナにおけるエコー信号(スピンエコー)を生み出す。
体における空間分解能を実現するため、3つの主軸に沿って延在する線形傾斜磁場が、一様な磁場に重畳される。これは、スピン共鳴周波数の線形空間依存性をもたらす。すると受信コイルにおいて受信される信号は、体における異なる位置に関連付けられることができる異なる周波数の要素を含む。受信コイルを介して得られる信号データは、空間周波数領域に対応し、k空間データと呼ばれる。k空間データは通常、異なる位相エンコードで取得される複数のラインを含む。各ラインは、複数のサンプルを集めることによりデジタル化される。k空間データのセットは、フーリエ変換を用いてMR画像に変換される。
高い主磁場強度(3テスラ以上)でのMR撮像用途において、検査される体にRFパルスを送信し、及び体からのMR信号を受信する2つ又はこれ以上のRFアンテナのアレイは、複数の利点を提供する。高い主磁場強度でのMR撮像は一般に、送信されるRF場(B場)の不均一性に苦しむ。別々の通信チャネルが各RFアンテナに関連付けられるRFアンテナのアレイが、B場の均一性を改良するために用いられることができる(いわゆるRFシミング)。これは、RFパルスを送信するとき、個別の送信チャネルを介してRFフィードの位相及び振幅を制御することにより実現される。RFフィードの位相及び振幅の制御は、例えばいわゆる送信SENSE技術といった他の用途に関しても有益である。
国際公開第02/095435A1号は、MR装置に関するRFアンテナのアレイを開示する。このアレイは、個別に、即ち受信モード及び送信モードの両方に関して作動されることができる複数の個別のRFアンテナを含む。斯かるMR装置において、個別のRFアンテナ内の振幅及び位相を個別に設定することよりRFパルスを生成するとき、検査ボリュームにおけるRF場分布が完全に制御可能であることが有利には可能である。MR装置のソフトウェアを用いて、検査ボリューム内のRF場分布が、直接及び対話的に制御されることができる。既知のMR装置を用いて、例えば検査される患者の体の個別の誘電特性のため、RF場分布への変動する影響を補償するため、送信されるRF場の空間分布の完全自動制御を個別の撮像シーケンスに一体化することが考えられる。
個別のRFアンテナのRFフィードに関する振幅及び位相を決定することが可能であるよう、個別のRFアンテナの空間送信感度プロファイル(Bマップとも呼ばれる)が分かっていなければならない。例えばYarnykhらにより提案されるデュアルTR技術(Magnetic Resonance in Medicine、57: 192-200、2007)といった、送信感度プロファイルの決定に関する複数の従来技術が知られている。斯かる方法はBマッピングとも呼ばれる。
既知のBマッピング法の欠点は、それらが時間のかかるものである傾向がある点にある。実際、個別のBマップの決定に必要な測定は、RFアンテナ当たり約1分かかる。RFシミングのため、例えば、送信感度プロファイルは前もって、即ち実際の診断撮像セッションが始められる前に決定されなければならない。送信感度プロファイルの決定のため、対応するBマッピング測定が、各RFアンテナに関して順次実行されなければならない。従って、Bマッピングに関するプレスキャンの結果として生じる総長さは通常、数分のオーダーにある。これは、臨床応用にとって明らかに長すぎる。
上述に鑑み、改良されたMR撮像装置に関する必要性が容易に認められる。結果的に本発明の目的は、Bマッピングに関するプレスキャンの明らかに減らされた持続時間を可能にするMR装置を提供することである。
本発明によれば、検査ボリュームに配置される患者の体にRFパルスを送信し、上記体からMR信号を受信する2つ又はこれ以上のRFアンテナのアレイを有する磁気共鳴撮像装置が開示される。上記RFアンテナが、空間送信及び受信感度プロファイルを持つ。上記装置が、
各個別のRFアンテナのRFフィードの時間的連続性、位相及び振幅を制御するよう構成され、上記位相及び振幅が、上記RFアンテナの上記空間送信感度プロファイルから決定され、
上記装置が、上記個別のRFアンテナを介して受信される上記MR信号の組み合わせから、及び上記RFアンテナの上記空間受信感度プロファイルから、MR画像を再構成するよう構成され、
上記装置が更に、
上記RFアンテナの上記空間受信感度プロファイルから上記RFアンテナの上記空間送信感度プロファイルを決定し、又は、
上記RFアンテナの上記空間送信感度プロファイルから上記RFアンテナの上記空間受信感度プロファイルを決定するよう構成される。
RFアンテナのアレイが、本発明に基づき、RFパルスを送信するため、及びMR信号を受信するために用いられる。上述されるように、RFシミングのため、空間送信感度プロファイルが分かっていなければならない。
MR信号を受信するのに、同じRFアンテナアレイが用いられるので、個別のRFアンテナの受信感度プロファイルも、MR画像再構成に関して既知でなければならない。RFフィードに関する送信チャネルに適用される振幅及び位相と同様、対応する重み付け要素(再び振幅及び位相)が、個別のRFアンテナを介して受信されるMR信号を組み合わせるため、MR画像再構成の間、適用される。これらの重み付け要素は、個別のRFアンテナの感度の空間不均一性を補償する。重み付け要素を決定することができるよう、RFアンテナの空間受信感度プロファイルが分かっていなければならない。
RFアンテナの空間受信感度プロファイルは、単一のマッピングスキャン内で集合的に決定されることができる。マッピングスキャンにおいて、RFアンテナの受信感度プロファイルを得ることを可能にするマッピングMR信号が取得される。RFアンテナの空間受信感度プロファイルの決定のため、例えばSENSE撮像におけるプレスキャンとして、斯かるマッピングスキャンが日常的に適用される。すべてのRFアンテナの空間受信感度プロファイルが、単一のマッピングスキャンのみを用いて集合的に決定されることができるので、受信感度プロファイルの決定に必要とされる時間は、送信感度プロファイルを決定するのに必要な時間より明らかに短い。
一般に、RFアンテナの受信感度プロファイルは、それらの個別の送信感度プロファイルに等しいわけではない。しかしながら、本発明の洞察は、受信感度プロファイルが、送信感度プロファイルの決定に関して用いられることができる点にある。
近似として、空間送信及び受信感度プロファイルは、同等と考えられることができる。これは、(既知の)空間受信感度プロファイルが、RFシミングに関する振幅及び位相を得るために用いられることを意味する。こうして、十分に均一なRF場が、RF通信の間に得られる。この場合、振幅及び位相、即ちRFフィードに関するシムパラメータが、短いプレスキャンから得られる。個別の受信感度プロファイルの決定は、適切なプレスキャンを用いて、RFアンテナの完全なアレイに関して同時に実行されることができる。結果的に、本発明によるBマッピングに必要な時間は、もはやRFアンテナの数に比例しない。
他方、実際には、対応するプレスキャンを用いてRFアンテナの受信感度プロファイルを信頼性高く決定することがしばしば非常に困難であることが、考慮されなければならない。本発明によれば、RFアンテナの(既知の)空間送信感度プロファイルからRFアンテナの空間受信感度プロファイルを決定することが可能である。空間送信感度プロファイルは、例えばYarnykhらにより提案される方法(上記参照)により、信頼性高くかつ正確に決定されることができる。MR撮像再構成の間、個別のRFアンテナを介して受信されるMR信号の組合せのために使用される重み付け要素は、本発明によるRFアンテナのBマップから得られることができる。これらのBマップは、対応するマッピングスキャンを用いて決定されることができる。これにより、RFアンテナの空間送信感度プロファイルを得ることを可能にするマッピング信号のセットが取得される。
理論からは、RFアンテナの空間受信感度プロファイルは、その送信感度プロファイルと必ずしも等しいわけではない。しかし、対称的な構成に関して、この場合、RFアンテナが対称的な軸又は平面に対して対称的に構成され、その結果、鏡像RFアンテナが、アレイの各RFアンテナに起因されることができるが、RFアンテナの空間送信感度プロファイルは、個別の鏡像RFアンテナの受信感度プロファイルに等しいことが示される。この洞察は、本発明に利用される。本発明は、個別の鏡像RFアンテナの空間受信感度プロファイルから少なくとも1つのRFアンテナの空間送信感度プロファイルを決定する、又は個別の鏡像RFアンテナの空間送信感度プロファイルから少なくとも1つのRFアンテナの空間受信感度プロファイルを決定することを提案する。好ましくは、検査される患者の体は、RFアンテナのアレイの対称的な軸又は平面に対して基本的に対称である(例えば、中央矢状面は、本発明の意味に含まれる対称的な平面を構成することができる)。RFアンテナが患者の体の周りで対称的な構成において配置されるとき、前述したように、空間送信感度プロファイルは、個別の鏡像空間受信感度プロファイルから得られることができる。その逆も成り立つ。
更に、患者の体に対してRFパルスを送信し、及び体からMR信号を受信する2つ又はこれ以上のRFアンテナのアレイを有する磁気共鳴撮像装置が開示される。このRFアンテナは、空間送信及び受信感度プロファイルを持つ。上記装置は、各個別のRFアンテナのRFフィードの時間的連続性、位相及び振幅を制御するよう構成される。更に、この装置は、
a)上記RFアンテナの上記RFフィードの位相及び振幅の第1のセットを用いることにより生成されるRFパルスを有する絶対フィールドマッピングシーケンスに対して上記体を従属させるステップと、
b)MR信号を取得するステップであって、上記MR信号から、上記絶対フィールドマッピングシーケンスの間に送信される上記RF場の上記空間分布が得られる、ステップと、
c)上記RFアンテナの上記RFフィードの位相及び振幅の第2のセットを用いることにより生成されるRFパルスを有する相対フィールドマッピングシーケンスに対して上記体を従属させるステップと、
d)MR信号を取得するステップであって、上記MR信号から、上記相対フィールドマッピングシーケンスの間に送信される上記RF場の上記空間分布の相対的なマップが得られる、ステップと、
e)ステップb)において決定される上記空間的なRF場分布及びステップd)において得られる上記相対的なマップから、少なくとも1つの個別のRFアンテナの上記空間送信感度プロファイルを決定するステップとを実行するよう構成される。
本発明のこの側面によれば、完全な(絶対的な)Bマッピングステップが最初に実行される。この場合、RFアンテナのRFフィードの位相及び振幅の第1のセットが適用される(ステップa及びb)。Yarnykhらにより提案されるデュアルTR手法(上記参照)が、この目的のために用いられることができる。RFフィードの位相及び振幅の第1のセットに関して絶対的なBマップを知ることで、1つ又は複数の相対的なBマップが、例えば撮像シーケンスを用いて、ステップc及びdにおいて決定される。このシーケンスは、本発明の意味に含まれる相対フィールドマッピングシーケンスを構成する。そこで、RFフィードの位相及び振幅の第2のセットが適用される。この位相及び振幅は、第1のセットの位相及び振幅とは一般に異なるものである。好ましくは、高速3次元フィールドエコー撮像シーケンスが、小さいフリップ角(<5°)及び非常に短い反復時間(<10ms)でステップcにおいて用いられる。小さなフリップ角は、再構成されたMR画像の局所画像強度(相対フィールドマッピングシーケンスの間に送信されるRF場の空間分布の相対的なマップ)が、検査ボリューム内の個別の位置でのRF場強度を直接反映することを確実にする。ステップeにおいて、空間送信感度プロファイル、即ち、RFアンテナの絶対的なBマップが、ステップa及びbにおける絶対的なマッピングシーケンスを用いて得られるBマップと、MR画像、即ちステップc及びdにおいて得られる相対的なBマップとの組合せから決定される。
完全なBマッピングスキャンが、ステップa及びbにおいて、本発明の上述した手法に基づき一度だけ実行されなければならない。実際には、これは、約1分かかる場合がある。しかしながら、ステップb)において、即ち絶対フィールドマッピングシーケンスを用いて取得されるMR信号のセットでは、アレイにおけるRFアンテナの空間送信感度プロファイルを決定するには不十分である。相対的なBマップは、ステップc及びdにおいて非常に迅速に得られることができる。ステップc及びdが実際には数秒以下しか必要としないよう、対応する撮像シーケンスは、低い分解能(ボクセルサイズ>10mm)で適用されることができる。通常、ステップc及びdは、各RFアンテナに関して相対的なBマップを得るため、アレイに存在するRFアンテナの数と同じ回数分繰り返される。絶対的なBマップは、ステップa及びbにおいて決定される絶対的なBマップと相対的なBマップとを比較することにより、個別のRFアンテナに関して最終的に得られる。
好ましくは、絶対フィールドマッピングシーケンスにおいて及び相対フィールドマッピングシーケンスにおいて適用されるRFパルスは、同じ時間的波形を持つ。これは、ステップbにおいて得られる空間RF場分布、及びステップdにおいて得られる相対的なマップから、RFアンテナの空間送信感度プロファイルを決定することを容易にする。
本発明は、MR装置だけではなく、MR方法にも関し、この方法は、
磁気共鳴装置の検査ボリュームに配置される患者の体をRFパルスを有する撮像シーケンスに従属させるステップであって、上記RFパルスが、空間送信及び受信感度プロファイルを持つRFアンテナのアレイを介して生成され、各個別のRFアンテナのRFフィードの位相及び振幅は、RFシミングのため制御され、上記位相及び振幅が、上記RFアンテナの上記空間送信感度プロファイルから決定される、ステップと、
上記RFアンテナを介して患者の体からMR信号を取得するステップと、
上記個別のRFアンテナを介して受信される上記取得したMR信号の組合せから、及び上記RFアンテナの上記空間受信感度プロファイルから、MR画像を再構成するステップとを有する。RFアンテナの空間受信感度プロファイルが知られる場合、本発明は、RFアンテナの既知の空間受信感度プロファイルからRFアンテナの空間送信感度プロファイルを決定することを提案する。RFアンテナの空間送信感度プロファイルが知られる場合、本発明は、RFアンテナの既知の空間送信感度プロファイルからRFアンテナの空間受信感度プロファイルを決定することを提案する。
以上に説明されてきた本発明のMR撮像技術は、MR装置を用いて実行されることができる。この装置は、検査ボリューム内に一様な安定した磁場を生成する少なくとも1つの主な磁石コイルと、検査ボリューム内の異なる空間方向において切り替えられた傾斜磁場を生成する複数のグラジエントコイルと、検査ボリュームに配置される患者の体にRFパルスを送信し、この体からMR信号を受信する2つ又はこれ以上のRFアンテナのアレイと、RFパルスの時間的連続性及び切り替えられる傾斜磁場を制御する制御ユニットと、MR信号からMR画像を再構成する再構成ユニットとを含む。本発明の方法は、MRデバイスの再構成ユニット及び/又は制御ユニットの対応するプログラムにより実現されることができる。
本発明の方法は、現在臨床で使用されるほとんどのMRデバイスにおいて有利に実行されることができる。このためには、本発明の上述された方法ステップを実行するようMRデバイスが制御されるコンピュータプログラムを用いることだけが必要である。このコンピュータプログラムは、データ担体にあるか、又はMRデバイスの制御ユニットへのインストールのためダウンロードされるよう、データネットワークに存在することができる。
本発明によるMR装置を示す図である。 本発明により使用されるRFアンテナの送信及び受信感度プロファイルの対称性を概略的に示す図である。
図面は、本発明の好ましい実施形態を開示する。しかしながら、この図面は、説明のためだけに設計され、本発明の限界を規定するものではない点を理解されたい。
図1を参照すると、MRデバイス1が示される。このデバイスは、超伝導又は抵抗性の主磁石コイル(図示省略)を有する。その結果、実質的に一様な、時間的に一定の主磁場が検査ボリューム2を通りz軸に沿って作成される。
磁気共鳴生成及び操作システムは、MR撮像を実行するため、シリーズ状のRFパルス及び切り替えられる傾斜磁場を適用し、核磁気スピンを反転させ又は励起させ、磁気共鳴を誘導し、磁気共鳴をリフォーカスし、磁気共鳴を操作し、磁気共鳴を空間的に又は他の態様でエンコードし、スピンを飽和させる、等を行う。
より詳細には、グラジエントパルス増幅器3が、検査ボリューム2のx、y及びz軸に沿って全身グラジエントコイル4、5及び6の1つを選択するため、電流パルスを適用する。患者の体7は、患者テーブル8に配置される。RF場の生成は8つのRFアンテナ9を用いて行われる。これらのアンテナは、検査ボリューム2の周りに構成され、主磁石の長手方向軸(z軸)と平行に延びる導体要素を有する。RFアンテナ9は、図1に示されるMR装置1におけるアレイを形成する。このアンテナは、検査ボリューム2におけるMR信号の励起に加えて、MR信号の受信に関しても用いられる。RFスクリーン10も提供される。このスクリーンは、全体の検査ボリューム2を囲む。図1に示される8つのRFアンテナ9の各々は、小文字aからhで示される端子に接続される。対応する文字を持つRF分布ユニット11の入力/出力端子が、端子aからhに割り当てられる。こうして、RF分布ユニット11の1つのチャネルが、RFアンテナ9の各々に割り当てられる。RF送信機12は、RF分布ユニット11を介して、検査ボリューム2にRFパルスを送信するRFアンテナ9へとRFパルス又はパルスパケットを送信する。典型的な撮像シーケンスは、互いに一緒にとられる短い持続時間のRFパルスセグメントのパケットから作られ、任意の印加傾斜磁場が、核磁気共鳴の選択された操作を実現する。RFパルスは、飽和させ、共鳴を励起させ、磁化を反転させ、共鳴をリフォーカスさせ、又は共鳴を操作するのに使用され、検査ボリュームに配置される体10の部分を選択するのに使用される。RF分布ユニット11は、送信機12の出力信号がチャネルaからhにわたり分散されることを可能にする制御可能なマルチプレクサ/ディストリビュータネットワークを有する。RF分布ユニット11は、ホストコンピュータ13により制御される。チャネルaからhを介するRFフィードの振幅及び位相は、RFシミングのためホストコンピュータ13を用いて個別に制御可能である。
ホストコンピュータ13は、グラジエントパルス増幅器3、RF分布ユニット11、及び複数の撮像シーケンスのいずれかを生成する送信機12を制御する。例えば、エコープラナー撮像(EPI)、エコーボリューム撮像、グラジエント及びスピンエコー撮像、高速スピンエコー撮像等の撮像シーケンスがある。
結果として生じるMR信号は、RFアンテナ9により受信される。このため、RF分布ユニット11の各チャネルaからhは、感度の良いプリアンプ及び復調器を具備する。選択されるシーケンスに対して、各RF励起パルスのすぐあとに、単数又は複数のMRデータラインが続く。データ取得システム14は、受信信号のアナログデジタル変換を実行し、追加的な処理に適したデジタルフォーマットへと各MRデータラインを変換する。
究極的に、デジタルraw画像データが、フーリエ変換又は他の適切な再構成アルゴリズムを適用する再構成プロセッサ15により、画像表現へと再構成される。MR画像は、患者を通る平面スライス、パラレル平面スライスのアレイ、3次元ボリューム等を表すことができる。画像は、画像メモリに格納される。そこでは、画像が、スライス、プロテクション又は画像表現の他の部分を、例えば、ビデオモニタ16を介する視覚化のための適切なフォーマットへと変換するためにアクセスされることができる。このことは、結果として生じるMR画像の人間が見ることができる表示を提供する。
ホストコンピュータ13及び再構成プロセッサ15は、それらが本発明の上述のMR撮像方法を実行することを可能にするプログラムを有する。
図2は、ある実施形態の断面図を概略的に示す。この場合、アレイの6つのRFアンテナL1、L2、L3、L4、L5、L6が、患者の体7の周りに構成される。RFアンテナは、サイズ及び形式において同一ではない。例えば、RFアンテナL3は湾曲し、RFアンテナL1よりかなり大きい。しかしながら、RFアンテナL1、L2、L3、L4、L5、L6は、体7の中央矢状面17に関して対称的に構成される。例えば、RFアンテナL3及びL6は、同一のサイズであり、互いの鏡像RFアンテナを構成する。図2Aにおいて陰影のついたパターンは、RFアンテナL2の空間送信感度プロファイル(Bマップ)を表す。図2Bにおいて陰影のついたパターンは、RFアンテナL5の空間受信感度プロファイルを表す。これは、RFアンテナL2の鏡像RFアンテナである。RFアンテナL5の受信感度プロファイルは、RFアンテナL2の送信感度プロファイルの鏡像である。逆もまた同じである。結果的に、RFアンテナL2のBマップは、本発明に基づき、RFアンテナL5の受信感度プロファイルから決定されることができる。
本発明によれば、MR撮像は、検査ボリューム2に配置される体7をあるRFパルスを有する撮像シーケンスに従属させることにより実行される。このRFパルスは、RFアンテナL1、L2、L3、L4、L5、L6のアレイを介して生成される。各個別のRFアンテナのRFフィードの位相及び振幅は、RFシミングのために制御される。位相及び振幅は、個別のRFアンテナL1、L2、L3、L4、L5、L6を介して生成されるB場の線形重ね合せを決定する、重み付け要素W1、W2、W3、W4、W5、W6のセットとして表されることができる。結果として生じるMR信号は、同様にRFアンテナL1、L2、L3、L4、L5、L6を介して体7から受信される。最終的に、MR画像が、取得されたMR信号の組合せから再構成される。このため、RFアンテナL1、L2、L3、L4、L5、L6の空間受信感度プロファイルが、上記の対称的特性を利用することにより、送信感度プロファイルから決定される。これは、本発明の図示された実施形態において、単純にMR信号を線形に重畳することにより実現される。この場合、上記の重み付け要素は、ミラー反転される態様で適用される。均一な全体の送信及び受信感度を得るため、以下の重み付け要素が、それぞれ、「送信シム設定」及び「受信シム設定」として個別のチャネルに適用される。
Figure 0005764132
送信/受信シミングのこのスキームは、対応する対称性が存在する条件のもとで適用可能である。追加的な前提条件は、個別のRFアンテナのすべての減衰及び遅延が、うまく規定される、又は好ましくは等しいことである。これらの前提条件は、しばしば実際の状況に合致することになる。例えば、2つのフィード点を持つ直角位相ボディコイルは、本発明の意味に含まれるRFアンテナの2チャネルアレイとして考えられることができる。これは、検査される患者の体の中央矢状面に対して対称である。
受信シミングに関して説明されたように、重み付け要素が、受信MR信号の組合せに関して得られるとき、総送信感度プロファイルは、全体のアレイのミラー反転受信感度プロファイルである。均一性が、送信シミングを用いて全体の検査ボリュームに関して最適化されないが、例えば検査ボリュームの左半分といった部分に関してのみ最適化される場合、受信シム設定は、対応するミラー反転される部分、即ちこの例では検査ボリュームの右半分におけるB均一性を最適化する送信シム設定から得られなければならない。
本発明によれば、図2に示される構成の完全な送信及び受信感度プロファイルは、以下のように決定されることができる。
最初に、体7は、RFアンテナのRFフィードの位相及び振幅の第1のセットを用いることにより生成されるRFパルスを有する絶対フィールドマッピングシーケンスに従属される。位相及び振幅の第1のセットが、RFアンテナL1、L2、L3、L4、L5、L6のすべてが同時に送信するよう、選択される。Yarnykhらにより提案されるデュアルTR手法(上記参照)が、この目的のために用いられることができる。結果として生じるBマップは、
Figure 0005764132
として示される。次のステップとして、体7が、本発明の意味に含まれる相対フィールドマッピングシーケンスを構成する撮像シーケンスに従属される。この撮像シーケンスは、位相及び振幅の第2のセットを用いることにより生成されるRFパルスを有する。これも、RFアンテナL1、L2、L3、L4、L5、L6のすべてが同時に送信するよう選択される。受信したMR信号から、個別のMR画像
Figure 0005764132
が各チャネルj(j=1...6)に対して再構成される。低フリップ角(<5°、好ましくは1°)及び低分解能での非常に短い反復時間(<10ms、好ましくは1ms)を用いるMR画像
Figure 0005764132
の取得のため、高速3次元フィールドエコー撮像シーケンスが使用される。こうして、MR画像の取得は、わずか数秒で行われる。個別の画像
Figure 0005764132
から、和画像が計算され、
Figure 0005764132
となる。これから、相対的な受信感度プロファイルが
Figure 0005764132
として推定されることができる。構成の対称的特性を用いて、相対的な送信感度プロファイルが
Figure 0005764132
として推定されることができる。この場合、
Figure 0005764132
は、チャネルjのRFアンテナに関連付けられる鏡像RFアンテナの指数を表し、
Figure 0005764132
は、位置
Figure 0005764132
に関するミラー反転された位置を表す。これらの相対的な送信感度プロファイルは、相対フィールドマッピングシーケンスの間に送信されるRF場の空間分布の相対的なマップを表す。絶対的な送信感度プロファイル、即ちRFアンテナjのBマップは、個別の相対的な送信感度プロファイルに
Figure 0005764132
を乗算することに得られる。同様に、絶対的な受信感度プロファイルが、個別の相対的な受信感度プロファイルに
Figure 0005764132
を乗算することにより得られる。こうして、1つの高速撮像ステップと組み合わせる1つの単一の完全なBマッピングスキャンが、個別のRFアンテナの完全な空間送信及び受信感度プロファイルを生み出す。

Claims (10)

  1. 検査ボリュームに配置される患者の体にRFパルスを送信し、前記体からMR信号を受信する2つ又はこれ以上のRFアンテナのアレイを有する磁気共鳴撮像装置であって、
    前記RFアンテナが、空間送信及び受信感度プロファイルを持ち、
    前記装置が、各個別のRFアンテナのRFフィードの時間的連続性、位相及び振幅を制御するよう構成され、前記位相及び振幅が、前記RFアンテナの前記空間送信感度プロファイルから決定され、
    前記装置が、前記個別のRFアンテナを介して受信される前記MR信号の組み合わせから、及び前記RFアンテナの前記空間受信感度プロファイルから、MR画像を再構成するよう構成され、
    前記装置が更に、
    a)前記RFアンテナの前記RFフィードの位相及び振幅の第1のセットを用いることにより生成されるRFパルスを有する絶対フィールドマッピングシーケンスに前記体を従属させるステップと、
    b)MR信号を取得するステップであって、前記MR信号から、前記絶対フィールドマッピングシーケンスの間に送信される前記RF場の空間分布が得られる、ステップと、
    c)前記RFアンテナの前記RFフィードの位相及び振幅の第2のセットを用いることにより生成されるRFパルスを有する相対フィールドマッピングシーケンスに前記体を従属させるステップと、
    d)MR信号を取得するステップであって、前記MR信号から、前記相対フィールドマッピングシーケンスの間に送信される前記RF場の空間分布の相対的なマップが得られる、ステップと、
    e)ステップb)において決定される前記空間的なRF場分布及びステップd)において得られる前記相対的なマップから、少なくとも1つの個別のRFアンテナの前記空間送信感度プロファイルを決定するステップと
    を実行するよう構成されることを特徴とし、
    前記装置が更に、
    前記RFアンテナの前記空間送信感度プロファイルから前記RFアンテナの前記空間受信感度プロファイルを決定するよう構成される、磁気共鳴撮像装置。
  2. 前記装置が、前記空間送信及び受信感度プロファイルを同等に考えることにより、前記RFアンテナの前記空間受信感度プロファイルを決定するように構成される、請求項1に記載の磁気共鳴撮像装置。
  3. ステップb)において取得される前記MR信号のセットが、前記アレイにおけるすべてのRFアンテナの前記空間送信感度プロファイルを決定するには不十分である、請求項1又は2に記載の磁気共鳴撮像装置。
  4. 前記絶対フィールドマッピングシーケンスにおいて及び前記相対フィールドマッピングシーケンスにおいて適用される前記RFパルスが、同じ時間的波形を持つ、請求項1、2又は3に記載の磁気共鳴撮像装置。
  5. 前記絶対フィールドマッピングシーケンス及び前記相対フィールドマッピングシーケンスが、低い空間分解能で適用される、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の磁気共鳴撮像装置。
  6. 前記RFアンテナが、対称的な軸又は平面に関して対称的に構成され、鏡像RFアンテナが、前記アレイの各RFアンテナに起因しており、
    前記装置が、
    前記個別の鏡像RFアンテナの前記空間送信感度プロファイルから少なくとも1つのRFアンテナの前記空間受信感度プロファイルを決定するよう構成される、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の磁気共鳴撮像装置。
  7. 前記患者の体が、前記RFアンテナのアレイの前記対称的な軸又は平面に対して基本的に対称である、請求項6に記載の磁気共鳴撮像装置。
  8. 磁気共鳴装置の検査ボリュームに配置される患者の体をRFパルスを有する撮像シーケンスに従属させるステップであって、前記RFパルスが、空間送信及び受信感度プロファイルを持つRFアンテナのアレイを介して生成され、各個別のRFアンテナのRFフィードの位相及び振幅は制御され、前記位相及び振幅が、前記RFアンテナの前記空間送信感度プロファイルから決定される、ステップと、
    前記RFアンテナを介して患者の体からMR信号を取得するステップと、
    前記個別のRFアンテナを介して受信される前記取得したMR信号の組合せから、及び前記RFアンテナの前記空間受信感度プロファイルから、MR画像を再構成するステップと
    を有する磁気共鳴撮像の方法において、前記方法が、
    a)空間送信及び受信感度プロファイルを持つRFアンテナのアレイを介して生成されるRFパルスを有する絶対フィールドマッピングシーケンスに、磁気共鳴装置の検査ボリュームに配置される患者の体を従属させるステップであって、各個別のRFアンテナのRFフィードの位相及び振幅の第1のセットが用いられる、ステップと、
    b)MR信号を取得するステップであって、前記MR信号から、前記絶対フィールドマッピングシーケンスの間に送信される前記RF場の前記空間分布が得られる、ステップと、
    c)前記RFアンテナのRFフィードの位相及び振幅の第2のセットを用いることにより生成されるRFパルスを有する相対フィールドマッピングシーケンスに前記体を従属させるステップと、
    d)MR信号を取得するステップであって、前記MR信号から、前記相対フィールドマッピングシーケンスの間に送信される前記RF場の前記空間分布の相対的なマップが得られる、ステップと、
    e)ステップb)において決定される前記空間的なRF場分布及びステップd)において得られる前記相対的なマップから、少なくとも1つの個別のRFアンテナの前記空間送信感度プロファイルを決定するステップと
    を有することを特徴とし、
    前記RFアンテナの前記空間受信感度プロファイルが、前記RFアンテナの前記空間送信感度プロファイルから決定される、方法。
  9. 前記相対フィールドマッピングシーケンスが、5°未満のフリップ角を持つRFパルスを有する3次元フィールドエコー撮像シーケンスであり、前記撮像シーケンスの反復時間が、10msより短く、ボクセルサイズが、10mm より大きい、請求項8に記載の方法。
  10. 磁気共鳴撮像装置に関するコンピュータプログラムであって、
    RFパルスを有する撮像シーケンスを生成する命令であって、2つ又はこれ以上のRFアンテナのRFフィードの位相及び振幅が制御され、前記位相及び振幅が、前記RFアンテナの前記空間送信感度プロファイルから決定される、命令と、
    前記RFアンテナを介して受信されるMR信号の組み合わせから、及び前記RFアンテナの前記空間受信感度プロファイルから、MR画像を再構成する命令と
    を有し、前記プログラムが更に、
    a)空間送信及び受信感度プロファイルを持つRFアンテナのアレイを介して送信されるRFパルスを有する絶対フィールドマッピングシーケンスを生成する命令であって、各個別のRFアンテナのRFフィードの位相及び振幅の第1のセットが用いられる、命令と、
    b)MR信号を取得する命令であって、前記MR信号から、前記絶対フィールドマッピングシーケンスの間に送信される前記RF場の空間分布が得られる、命令と、
    c)前記RFアンテナのRFフィードの位相及び振幅の第2のセットを用いることにより送信されるRFパルスを有する相対フィールドマッピングシーケンスを生成する命令と、
    d)MR信号を取得する命令であって、前記MR信号から、前記相対フィールドマッピングシーケンスの間に送信される前記RF場の空間分布の相対的なマップが得られる、命令と、
    e)ステップb)において決定される前記空間的なRF場分布及びステップd)において得られる前記相対的なマップから、少なくとも1つの個別のRFアンテナの前記空間送信感度プロファイルを決定する命令とを有することを特徴とし、
    前記コンピュータプログラムはさらに、前記RFアンテナの既知の空間送信感度プロファイルから前記RFアンテナの前記空間受信感度プロファイルを決定する命令を有する、
    コンピュータプログラム。
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