JP5761331B2 - 入出力制御装置,情報処理システム,及びログ採取プログラム - Google Patents

入出力制御装置,情報処理システム,及びログ採取プログラム Download PDF

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Description

本件は、入出力制御装置,情報処理システム,及びログ採取プログラムに関する。
複数のメインフレーム(Mainframe)等の基幹システムのサーバ装置と、IO(Input Output)装置とを含む大規模システム等においては、これら複数のメインフレームのチャネルとIO装置とを動的に切り換えて接続する入出力制御装置が備えられることがある。
図20は、情報処理システム100の構成例を示す図である。
図20に例示する情報処理システム100は、情報処理装置200−1及び200−2、IO装置400−1及び400−2、並びにスイッチ装置500を備える。
情報処理装置200−1及び200−2は、それぞれチャネル(図20中、CHと表記)300−1及び300−2により、スイッチ装置500を介してIO装置400−1、400−2又は制御ユニット900とデータやコマンド等の送受信を行なう。
なお、図20に示す例において、情報処理装置200−1及び200−2としては、例えばメインフレーム(MF)が挙げられる。また、IO装置400−1及び400−2としては、例えばHDD(Hard Disk Drive)等の磁気ディスク装置やSSD(Solid State Drive)等の半導体ディスク装置又はテープドライブ等の各種記憶装置(ストレージ装置)や、コンソール等が挙げられる。
スイッチ装置500は、外部ポート600−1〜600−4と、内部ポート700と、スイッチ部800と、制御ユニット900とを備える。
外部ポート600−1〜600−4には、それぞれチャネル300−1及び300−2並びにIO装置400−1及び400−2が接続される。また、内部ポート700は、制御ユニット900に備えられる。
なお、図20において、チャネル300−1が接続される外部ポート600−1はC0と表記し、チャネル300−2が接続される外部ポート600−2はC1と表記している。また、IO装置400−1が接続される外部ポート600−3はD1と表記し、IO装置400−2が接続される外部ポート600−4はD2と表記し、制御ユニット900に備えられた内部ポート700はFEと表記している。以下の説明において、外部ポート600−1〜600−4を、それぞれポートC0、C1、D1、D2ともいい、内部ポート700を、ポートFEともいう。
スイッチ部800は、各外部ポート600−1〜600−4及び内部ポート700に接続され、各外部ポート600−1〜600−4の状態を管理して、任意のポート間の接続関係を制御する。この接続関係の制御により、スイッチ部800は、チャネル300−1及び300−2並びにIO装置400−1及び400−2間の接続を動的に切り換えて、n対n(nは1以上の整数)接続を可能とする。
制御ユニット900は、内部ポート700を介して外部ポート600−1〜600−4と接続され、外部ポート600−1〜600−4のオンライン/オフライン等の構成制御等を行なう。
制御ユニット900による各外部ポート600−1〜600−4の制御は、情報処理装置200−1又は200−2等からの指示に基づいて当該指示により指定されたポートについて行なわれる。情報処理装置200−1又は200−2等は、外部ポート600−1〜600−4及びスイッチ部800を経由して、制御ユニット900に対してコマンドを発行することにより、上記の指示を行なう。
上述の如きスイッチ装置500により、情報処理システム100において、複数の情報処理装置200−1及び200−2並びにIO装置400−1及び400−2間のフレキシブルな接続が可能となるとともに、チャネル数及びIO接続の際のチャネル接続数の削減が可能となる。
また、上述したチャネル300−1及び300−2、外部ポート600−1〜600−4、並びに内部ポート700は、それぞれ自身のチャネル内又はポート内のトレースログを保持することができる。このトレースログは、情報処理システム100においてエラーが発生した場合に、エラーの解析に用いられる。
以下、図21を参照しながら、上述の如く構成された情報処理システム100におけるエラー処理手順の一例を説明する。
図21は、図20に例示する情報処理システム100におけるエラー処理手順の一例を説明するためのシーケンス図である。
チャネル300−1によりIO装置400−1に対してコマンドが発行されると、ポートC0−D1間は接続状態となる(ステップS101)。すなわち、チャネル300−1からのコマンド送信により、チャネル300−1とIO装置400−1とがスイッチ装置500を経由して接続される。
この接続中において、チャネル300−1とIO装置400−1とのやりとりについて、例えばチャネル300−1でICC(Interface Control Check)等のエラーが検出されると(ステップS102)、チャネル300−1内のトレースメモリの内容が採取される(ステップS103)。このトレースメモリの内容は、チャネル300−1によりICCの解析等のためのエラーログとして用いられる。
トレースメモリの内容が採取されると、チャネル300−1により、チャネル300−1及びIO装置400−1のIOインタフェースの解除(切り離し)が行なわれる(ステップS104)。
具体的には、チャネル300−1により、ポートC0に対してチャネル300−1との接続の解除を指示するコマンドが送信される。このコマンドを受信すると、ポートC0により、チャネル300−1とポートC0との接続が解除されるとともに(ステップS104a)、ポートC0と接続中のポートD1に対して、IO装置400−1との接続の解除を指示するコマンドが送信される。ポートC0からコマンドを受信すると、ポートD1により、ポートD1とIO装置400−1との接続が解除される(ステップS104b)。
ステップS104においてポートC0−D1間の接続が解除されると、チャネル300−1は、IO装置400−1に対して次のフレームの送信が可能となる。
なお、ステップS102でチャネル300−1によりエラーが検出されたことをIO装置400−1は判断できないため、IO装置400−1はチャネル300−1と動作継続中であると認識している。そこで、チャネル300−1により、IO装置400−1との接続のリセット処理が行なわれる(ステップS105)。このリセット処理は、チャネル300−1からIO装置400−1に対してリセットを指示することにより行なわれ、リセットを指示されたIO装置400−1により、IO装置400−1内でのチャネル300−1との接続がリセットされる(ステップS105a)。
上述のように、チャネル300−1がIO装置400−1とのやりとりについてICCを検出した場合、図21に例示するようなエラー処理が行なわれる。このエラー処理において採取されたエラーログは、ICCの解析等による被疑箇所の特定に用いられ、管理者や作業者等により、特定された被疑箇所が修理,交換等されることによって障害復旧が行なわれる。
特開昭48−071155号公報 特開平04−336636号公報 特開2009−223702号公報
上述の如きチャネル300とIO装置400とがスイッチ装置(入出力制御装置)500を経由して接続される情報処理システム100でエラーが発生した場合、障害復旧、つまり被疑箇所の特定及び修理,交換等は、短時間で行なわれることが望まれる。
図21に例示したエラー処理においては、チャネル300−1がICCを検出した場合、エラー解析用のエラーログとして、チャネル300−1内のトレースログが採取される。一方、スイッチ装置500は、チャネル300−1がICCを検出したことを認識する機能を備えていないため、チャネル300−1によりICCが検出されても、スイッチ装置500内のトレースログを必要とするか否かを認識することができない。
すなわち、スイッチ装置500が外部ポート600−1〜600−4のIOインタフェースのトレースログをメモリに格納する機能を持つ場合、接続の解除処理が行なわれた後の他の処理により、外部ポート600−1〜600−4のトレースログは継続してメモリに格納される。
例えば、図21に示すエラー処理が行なわれた後に、チャネル300−1の動作に関係なく、接続の解除が行なわれたIO装置400−1側の外部ポート600−3へ、他の外部ポート600−2からの接続要求が発行される場合がある。そして、この接続要求が外部ポート600−3において受け付けられた場合、エラー発生時のトレース内容が上書きされて喪失する可能性がある。
図21に例示したエラー処理が行なわれ、スイッチ装置500側のログ、特にIO装置400−1に接続される外部ポート600−3のログが上述の如く上書きされて喪失した場合、ICCの解析においては、IOインタフェースのエラーログとしてチャネル300−1内のトレースログのみが用いられる。
しかしながら、従来、このチャネル300−1内のトレースログによっては被疑箇所が特定できず、エラーの再現性もない場合には、被疑箇所の装置及びケーブルの全てが交換対象となっていた。例えば、図20及び図21に示す例では、チャネル300−1、チャネル300−1及び外部ポート600−1間のケーブル、スイッチ装置500、外部ポート600−3及びIO装置400−1間のケーブル、並びにIO装置400−1の多数の装置及びケーブルが交換対象となっていた。
被疑箇所が多数ある場合、交換部品数が多くなるとともに、部品の交換時間が交換部品数の増加に伴い長くなるため、部品及び作業時間のコストアップとなる。また、障害の復旧にかかる時間も長時間となる。
コストダウンと障害復旧時間の短縮の要求が高まっているという実状もあり、被疑部品の交換点数の削減、交換作業時間を短縮して、低コストかつ短時間の復旧を行なうために、被疑箇所を特定するためのエラー解析に有効なエラーログの収集が望まれている。
上述の点に鑑み、本件の目的の1つは、チャネルと入出力装置とを接続する入出力制御装置とを備えた情報処理システムにおいて、ログ解析に有効な入出力制御装置のログを採取することである。
なお、前記目的に限らず、後述する発明を実施するための形態に示す各構成により導かれる作用効果であって、従来の技術によっては得られない作用効果を奏することも本発明の他の目的の1つとして位置付けることができる。
本件の入出力制御装置は、複数の装置間を接続する入出力制御装置であって、前記複数の装置が接続される複数のポートと、前記複数のポートの制御を行なう制御部と、前記複数のポートそれぞれのステータスを保持する記憶部と、前記記憶部が保持する各ステータスに基づいて前記複数のポート間の接続を行なうスイッチ部とを備え、前記制御部は、前記複数の装置のうちのいずれかの装置から、前記複数のポートのうち当該装置が接続された第1ポートを介してログ採取指示を受信した場合に、前記複数のポートのうち、前記ログ採取指示により指定された採取対象ポートのログを採取し、前記採取対象ポートは、前記制御部がログを収集しているログ採取期間が開始するとき、自身に対応するステータスとしてビジーを示す情報を前記記憶部に対して設定し、前記スイッチ部は、前記採取対象ポート以外のポートから前記採取対象ポートへの接続要求があった場合、前記記憶部が保持する前記採取対象ポートに対応するステータスを参照し、当該ステータスにビジーを示す情報が設定されている場合に、前記採取対象ポート以外のポートに対してビジー応答を返すものである。
また、本件の情報処理システムは、複数の装置と、前記複数の装置間を接続する上記入出力制御装置とを備えるものである。
さらに、本件の入出力制御装置のログ採取プログラムは、複数の装置が接続される複数のポートと、前記複数のポートの制御を行なう制御部とを備え、前記複数の装置間を接続する入出力制御装置としてのコンピュータに、複数の装置のうちのいずれかの装置から、前記複数のポートのうち当該装置が接続された第1ポートを介してログ採取指示を受信し、前記複数のポートのうち、前記受信したログ採取指示により指定された採取対象ポートのログを採取し、前記制御部がログを収集しているログ採取期間が開始するとき、当該採取対象ポートに対応するステータスとしてビジーを示す情報を前記複数のポートそれぞれのステータスを保持する記憶部に対して設定し、前記採取対象ポート以外のポートから前記採取対象ポートへの接続要求があった場合、前記記憶部が保持する各ステータスに基づいて前記複数のポート間の接続を行なうスイッチ部において、前記記憶部が保持する前記採取対象ポートに対応するステータスを参照し、当該ステータスにビジーを示す情報が設定されている場合に、前記採取対象ポート以外のポートに対してビジー応答を返す、処理を実行させるものである。
開示の技術によれば、チャネルと入出力装置とを接続する入出力制御装置とを備えた情報処理システムにおいて、ログ解析に有効な入出力制御装置のログを採取することができる。
一実施形態に係る情報処理システムの構成例を示す図である。 本実施形態の情報処理システムにおけるエラー処理手順の一例を説明するシーケンス図である。 本実施形態の情報処理システムにおけるエラー処理手順の一例を説明するシーケンス図である。 本実施形態のスイッチ装置の構成例を示す図である。 本実施形態のスイッチ部におけるポート状態値の一例を示す図である。 本実施形態の情報処理システムにおけるエラー処理手順の一例を説明する図である。 本実施形態の情報処理システムにおいて用いられるコマンドのフォーマット例を示す図であり、(a)はコマンドのフォーマット例、(b)はログ採取コマンドの設定例、(c)はログ採取コマンド応答の設定例である。 本実施形態の情報処理システムにおけるエラー処理手順の詳細な一例を説明するシーケンス図である。 本実施形態の情報処理システムにおけるエラー処理手順の一例について、ポートD1の処理に注目して説明するシーケンス図である。 本実施形態の情報処理システムにおけるエラー処理手順の一例について、ポートC0の処理に注目して説明するシーケンス図である。 本実施形態の情報処理システムにおけるエラー処理手順の一例について、ポートD1の処理に注目して説明するシーケンス図である。 本実施形態の情報処理システムにおけるエラー処理手順の一例について、ポートC0の処理に注目して説明するシーケンス図である。 本実施形態のエラー処理手順におけるポート状態値の変化を説明するフローチャートである。 本実施形態のチャネルにおけるIO装置との接続中の処理手順を説明するフローチャートである。 本実施形態のチャネルにおけるIOインタフェースのエラー処理手順を説明するフローチャートである。 本実施形態の制御装置におけるエラーログ採取手順を説明するフローチャートである。 本実施形態のチャネルのIOインタフェースのエラー処理に係る機能ブロックの構成例を示す図である。 本実施形態のポートのIOインタフェースのトレースに関する処理に係る機能ブロックの構成例を示す図である。 本実施形態の制御装置のエラーログ採取処理に係る機能ブロックの構成例を示す図である。 情報処理システムの構成例を示す図である。 図20に例示する情報処理システムにおけるエラー処理手順の一例を説明するシーケンス図である。
以下、図面を参照して実施の形態を説明する。
〔1〕一実施形態
〔1−1〕全体の構成
図1は、一実施形態に係る情報処理システム1の構成例を示す図である。
図1に例示するように、情報処理システム1は、情報処理装置2−1及び2−2、IO装置4−1及び4−2、並びにスイッチ装置5を備える。
なお、図1に示す例において、情報処理装置2−1及び2−2としては、例えばメインフレーム(MF)等の基幹システムのサーバ装置等が挙げられる。また、IO装置(入出力装置)4−1及び4−2としては、例えばHDD等の磁気ディスク装置やSSD等の半導体ディスク装置又はテープドライブ等の各種記憶装置(ストレージ装置)や、コンソール等が挙げられる。
情報処理装置2−1及び2−2は、それぞれチャネル3−1及び3−2を備える。
なお、以下の説明において情報処理装置2−1及び2−2を区別しない場合には単に符号2で示し、チャネル3−1及び3−2を区別しない場合には単に符号3で示し、IO装置4−1及び4−2を区別しない場合には単に符号4で示す。
チャネル3は、情報処理装置2と情報処理装置2の外部に接続された装置との間のデータやコマンド等の入出力を制御する装置である。情報処理装置2は、チャネル3により、スイッチ装置5を介してIO装置4又は後述する制御装置9とデータやコマンド等の送受信を行なうことができる。
また、チャネル3は、自身のチャネル3内のトレース情報(トレースログ)を採取し、保持することができる。
さらに、チャネル3は、チャネル3がスイッチ装置5を介してIO装置4等の他の装置と接続された状態において、エラーを検出すると、スイッチ装置5に対して、IO装置4との接続の解除(切り離し)を指示することができる。なお、チャネル3により検出されるエラーとしてはICC等のエラーが挙げられる。以下、このエラーは、チャネル3とIO装置4との間のIOインタフェースにおいて発生するものとして説明する。
以下、チャネル3がスイッチ装置5を介してIO装置4等の他の装置と接続された状態を、単にチャネル3とIO装置4との接続中という。
また、チャネル3は、スイッチ装置5の後述する制御装置9に対して、指定したポート、つまり採取対象ポートのエラーログ採取を指示する、ログ採取コマンド(ログ採取指示)を発行する。このコマンドは、IO装置4とIO装置側の外部ポート6間が接続中であっても、チャネル3とIO装置側の外部ポート6間の接続が解除されていれば、チャネル3によりIOインタフェースエラーのエラーが検出された場合に発行されても良い。なお、採取対象ポートには、外部ポート6及び内部ポート7のうちの少なくとも1つのポートが含まれる。
さらに、チャネル3が送信したログ採取コマンドに基づいて、スイッチ装置5からエラーログを含む応答コマンドが送信されると、チャネル3は、当該エラーログを受信して保持することができる。スイッチ装置5から受信したエラーログやチャネル3のトレースログは、例えば、チャネル3又は情報処理装置2によって、又は管理者や作業者等によって、エラーの解析等に用いられる。
スイッチ装置5は、複数の装置間、例えばチャネル3とIO装置4との間に備えられ、これらチャネル3及びIO装置4間を接続する入出力制御装置であって、外部ポート6−1〜6−4と、内部ポート7とを備える。また、スイッチ装置5は、各外部ポート6−1〜6−4及び内部ポート7間の接続を行なうスイッチ部8と、制御装置(図1中、CUとも表記;制御部)9とを備える。
外部ポート6−1〜6−4は、チャネル3及びIO装置4をスイッチ装置5に接続するポートであり、それぞれチャネル3−1及び3−2並びにIO装置4−1及び4−2が接続される。内部ポート7は、制御装置9に備えられ、外部ポート6−1〜6−4に接続される。
なお、以下の説明において外部ポート6−1〜6−4を区別しない場合には単に符号6で示す。また、外部ポート6及び内部ポート7は、それぞれ単にポート6及びポート7ともいう。
外部ポート6及び内部ポート7は、それぞれ自身のポート6及び7内のトレース情報を採取し、保持することができる。これらのトレース情報は、チャネル3からのログ採取コマンドにおいて採取対象ポートに指定された場合に、制御装置9によって採取される。
また、外部ポート6は、チャネル3とIO装置4との接続中において、チャネル3から接続解除指示を受信すると、チャネル3に接続された外部ポート6とチャネル3との接続、及びIO装置4に接続された外部ポート6とIO装置4との接続をそれぞれ解除する。
さらに、接続解除を行なった一方の外部ポート6は、制御装置9によるログの採取期間は、接続解除を行なった他方の外部ポート6以外の第3の外部ポート6からの接続要求の受付を拒否することができる。
この接続要求の受付拒否により、接続解除を行なった外部ポート6が保持するトレース情報が、第3の外部ポート6からの接続により上書きされることを抑止でき、接続解除を行なった外部ポート6が採取対象ポートに指定された場合に、制御装置9によるログ採取を確実に行なうことができる。
なお、ログ採取期間は、例えば接続解除が行なわれるときから制御装置9がログ採取コマンドにより指定された採取対象ポートのログを採取するまで、或いは接続解除が行なわれるときから所定の時間が経過するまで、のいずれか一方の期間である。ここで、接続解除が行なわれるときとは、接続解除処理中及び完了後を含むものとする。
外部ポート6−1〜6−4は、それぞれ監視タイマ68(図6,図18参照)を備え、このタイマ68により、接続解除を行なった外部ポート6は、第3の外部ポート6からの接続要求の受付を拒否する期間を設定することができる。つまり、接続解除を行なった外部ポート6は、接続解除を行なったときからタイマ68をスタートさせ、所定の時間が経過する前に制御装置9がログを採取したとき、又は所定の時間が経過したときに、第3の外部ポート6からの接続要求を受け入れるように構成することができる。
なお、以下、説明の中で用いる各図において、チャネル3−1が接続される外部ポート(第1ポート)6−1はC0と表記し、チャネル3−2が接続される外部ポート(第3ポート)6−2はC1と表記している。また、IO装置4−1が接続される外部ポート(第2ポート)6−3はD1と表記し、IO装置4−2が接続される外部ポート6−4はD2と表記し、制御装置9に備えられた内部ポート7はFEと表記している。以下の説明において、外部ポート6−1〜6−4を、それぞれポートC0、C1、D1、D2ともいい、内部ポート7を、ポートFEともいう。
スイッチ部8は、各外部ポート6及び内部ポート7に接続され、各外部ポート6−1〜6−4及び内部ポート7の状態を管理して、任意のポート間の接続関係を制御する。この接続関係の制御により、スイッチ部8は、チャネル3−1及び3−2並びにIO装置4−1及び4−2並びに制御装置9間の接続を動的に切り換えて、n対n接続を可能とする。
スイッチ部8の詳細な構成については、後述する。
制御装置9は、内部ポート7を介して全ての外部ポート6と接続され、各ポート6及び7の制御を行なうものであり、具体的には、外部ポート6間の接続許可の設定、外部ポート名の設定、外部ポート6のオンライン/オフライン等の構成制御等を行なう。
制御装置9による各ポート6及び7の制御は、情報処理装置2又はチャネル3からの指示に基づいて当該指示により指定されたポート6又は7について行なわれる。情報処理装置2又はチャネル3は、外部ポート6及びスイッチ部8を経由して、制御装置9に対してコマンドを発行することにより、当該指示を行なう。
上述の如きスイッチ装置5により、情報処理システム1において、情報処理装置2並びにIO装置4間のフレキシブルな接続が可能となるとともに、チャネル数及びIO接続の際のチャネル接続数の削減が可能となる。
また、制御装置9は、チャネル3から、チャネル3を接続された外部ポート6−1を介してログ採取コマンドを受信した場合に、このコマンドにより指定された少なくとも1つの採取対象ポートのトレース情報を採取(収集)する。
さらに、制御装置9は、採取した採取対象ポートのトレース情報を含む応答コマンドを、ログ採取コマンドの送信元であるチャネル3に送信する。
また、制御装置9は、採取対象ポートからトレース情報を採取する際に、採取対象ポートに対してトレース情報の採取、つまりトレースメモリへの書き込みを停止させる指示を送信することができる。この指示により、制御装置9による採取対象ポートのトレース情報の採取のタイミングと、採取対象ポートによるトレース情報の書き込みのタイミングとが重なることを防止することができる。また、この指示により、採取対象ポートが複数ある場合に、他の採取対象ポートからのコマンドによるトレース情報の上書きを抑止することができる。
このように、制御装置9によれば、チャネル3がIOインタフェースエラーを検出したタイミングを知る契機を得ることが可能となる。従って、スイッチ装置5が外部ポート6のIOインタフェースのトレース情報を格納する機能を持つ場合、チャネル3からスイッチ装置5の制御装置9に対して、指定したポート番号のエラーログを採取することが可能となる。
なお、以下、説明の中で用いる各図において、チャネル3はCHと表記し、IO装置4はIOと表記する場合がある。
また、図1に例示する情報処理装置2−1及び2−2は、それぞれチャネルを1つずつ備えているが、これに限定されるものではなく、各情報処理装置2−1及び2−2は、それぞれ複数のチャネルを備えても良い。また、図1に例示する情報処理システム1は、2つの情報処理装置2を備えているが、3つ以上の情報処理装置2を備えても良い。同様に、図1に例示する情報処理システム1は、2つのIO装置4を備えているが、3つ以上のIO装置4を備えても良い。
以下、図2〜図4を参照しながら、本実施形態の情報処理システム1におけるエラー処理手順の一例を説明する。
図2は、チャネル3からログ採取コマンドが発行され、制御装置9により採取対象ポートのトレース情報が採取される場合の、情報処理システム1におけるエラー処理手順の一例を示すシーケンス図である。また、図3は、チャネル3の故障等により、ログ採取コマンドが発行されない場合の、情報処理システム1におけるエラー処理手順の一例を示すシーケンス図である。
はじめに、図2に例示するエラー処理手順について説明する。
チャネル3−1によりIO装置4−1に対してコマンドが発行されると、ポートC0−D1間は接続状態となる(ステップS1)。すなわち、チャネル3−1からのコマンド送信により、チャネル3−1とIO装置4−1とがスイッチ装置5を経由して接続される。
この接続中において、チャネル3−1とIO装置4−1とのやりとりについて、例えばチャネル3−1によりICC等のエラーが検出されると(ステップS2)、チャネル3−1内のトレースの内容(トレース情報)が採取される(ステップS3)。
トレース情報を採取すると、チャネル3−1により、チャネル3−1及びIO装置4−1のIOインタフェースの解除(切り離し)が行なわれる(ステップS4)。
具体的には、チャネル3−1により、ポートC0に対してチャネル3−1との接続解除の指示が送信される。この指示を受信すると、ポートC0により、チャネル3−1とポートC0との接続が解除されるとともに(ステップS4a)、ポートC0と接続中のポートD1に対して、IO装置4−1との接続解除の指示が送信される。ポートC0からこの指示を受信すると、ポートD1により、ポートD1とIO装置4−1との接続が解除される(ステップS4b)。
ステップS4においてチャネル3−1及びIO装置4−1間の接続が解除されると、チャネル3−1は、IO装置4−1に対して次のフレームの送信が可能となる。
次いで、スイッチ装置5において、エラーログの収集が行なわれる(ステップS5)。
具体的には、接続解除が行なわれたポートC0により、制御装置9によるログの採取期間は、接続解除を行なった他方の外部ポート6、つまりポートD1以外の第3の外部ポート6からの接続要求の受付が拒否される(ステップS5a)。同様に、接続解除が行なわれたポートD1により、制御装置9によるログの採取期間は、ポートC0以外の第3の外部ポート6からの接続要求の受付が拒否される(ステップS5b)。
なお、ログ採取期間は、例えばポートC0及びD1がそれぞれ接続解除を行なったときから、制御装置9がログを採取したとき、又は所定の時間が経過したときのいずれか一方の期間である。この所定の時間は、上述の如く、ポートC0及びD1がそれぞれ備える監視タイマ68により計測される。図2に示す例においては、ポートC0及びD1により、それぞれ制御装置9によってログが採取されたときに、ログ採取期間の終了が判断され、ログ採取期間が終了した以降の第3の外部ポートからの接続要求が受け入れられる。
また、チャネル3−1により、接続解除が行なわれたポートC0及びD1を採取対象ポートに指定したログ採取コマンドが、制御装置9に対して送信される。そして、このコマンドを受信した制御装置9により、ポートC0及びD1のトレース情報が採取される(ステップS5c)。制御装置9により採取されたポートC0及びD1のトレース情報は、エラーログとして、ログ採取コマンドに対する応答コマンドに含められ、制御装置9によりチャネル3−1に送信される。なお、図2に示すように、以下、制御装置9をポートCUともいう。
なお、ステップS2でチャネル3−1によりエラーが検出されたことをIO装置4−1は判断できないため、IO装置4−1はチャネル3−1と動作継続中であると認識している。そこで、チャネル3−1により、IO装置4−1との接続のリセット処理が行なわれる(ステップS6)。このリセット処理は、チャネル3−1からIO装置4−1に対してリセットを指示することにより行なわれ、リセットを指示されたIO装置4−1により、IO装置4−1内でのチャネル3−1との接続がリセットされる(ステップS6a)。
次に、図3に例示するエラー処理手順を説明する。
なお、図3におけるステップS1〜S4の処理は、図2に示すものと同様であるため、その説明は省略する。
ステップS4においてチャネル3−1及びIO装置4−1間の接続が解除されると、接続解除が行なわれたポートC0により、制御装置9によるログの採取期間は、接続解除を行なった他方の外部ポート6、つまりポートD1以外の第3の外部ポート6からの接続要求の受付が拒否される(ステップS5a)。同様に、接続解除が行なわれたポートD1により、制御装置9によるログの採取期間は、ポートC0以外の第3の外部ポート6からの接続要求の受付が拒否される(ステップS5b)。
ここで、チャネル3の故障等により、ログ採取コマンドが発行されない場合には、制御装置9によるログ採取は行なわれない。従って、図1に示す例においては、ポートC0及びD1により、それぞれ監視タイマ68により所定の時間が経過したとき、つまりタイムアウトしたときに(ステップS7)、ログ採取期間の終了が判断され、ログ採取期間が終了した以降の第3の外部ポートからの接続要求が受け入れられる。
そして、ポートC0及びD1においては、全てのポートからの接続要求が受け入れられる(ステップS8)。
上述のように、本実施形態における制御装置9によれば、チャネル3からログ採取コマンドを受信することにより、チャネル3がIOインタフェースエラーを検出したタイミングを知る契機を得ることが可能となる。従って、スイッチ装置5が外部ポート6のIOインタフェースのトレース情報を格納する機能を持つ場合、制御装置9は、チャネル3から送信されるログ採取コマンドに基づいて、エラーが検出された際のスイッチ装置5のエラーログを確実に採取することが可能となる。
すなわち、チャネル3とIO装置4とがスイッチ装置5を経由して接続される情報処理システム1においてIOインタフェースの解除(切り離し)を伴うエラーが発生した場合、エラー解析に有効なスイッチ装置5のエラーログを採取することができる。
また、チャネル3によりエラーが検出された場合、エラー解析用のIOインタフェースのエラーログとして、エラーを検出したチャネル3内のみだけでなく、スイッチ装置5の外部ポート6のトレース情報の採取が可能となる。これにより、エラー解析に有効なエラーログを収集することができ、チャネル3、チャネル3−外部ポート6間ケーブル、スイッチ装置5、外部ポート6−IO装置4間ケーブル、及びIO装置4の何れにおいてエラーが発生したかの切り分けが容易となる。従って、障害交換部品の手配数を削減し、障害復旧時間を短縮することができる。
さらに、ログ採取コマンドに含まれる採取対象ポートとして、例えばポートC0及びD1のように特定のポートを指定することができる。これにより、制御装置9は、スイッチ装置5において複数のポート6が備えられる場合においても、採取対象ポートについてのみトレースログを採取すれば済むため、ログ採取に係る制御装置9の処理負荷の増加及び採取したログを格納するためのメモリ容量の増加を抑えることができる。
また、本実施形態において、接続解除を行なった外部ポート6によれば、制御装置9によるログの採取期間は、第3の外部ポート6からの接続要求の受付を拒否することができる。この接続要求の受付拒否により、接続解除を行なった外部ポート6が保持するトレース情報が、第3の外部ポート6からの接続により上書きされることを抑止できる。従って、チャネル3により発行されたログ採取コマンドにより、接続解除を行なった外部ポート6が採取対象ポートに指定された場合に、制御装置9によるログ採取を確実に行なうことができる。
〔1−2〕スイッチ部の構成
次に、図4〜図6を参照しながら、本実施形態におけるスイッチ部8の構成例について説明する。
図4は、本実施形態のスイッチ装置5の構成例を示す図であり、図5は、本実施形態のスイッチ部8におけるポート状態値の一例を示す図である。また、図6は、本実施形態の情報処理システム1におけるエラー処理手順の一例を説明する図である。
図4に示すように、スイッチ部8は、ポート間接続部81と、ポートステータス記憶部(記憶部)82とを備える。
ポート間接続部81は、外部ポート6−1〜6−4及び内部ポート7のそれぞれと接続されたスイッチであり、各ポート6及び7間の接続を行なう。
ポートステータス記憶部82は、ポートごとのステータスを保持するメモリまたはレジスタであり、例えばRAM(Random Access Memory)等の揮発性メモリが用いられる。
具体的には、ポートステータス記憶部82は、ポート単位で、図5に例示するようなポート状態値を保持する。
図5に例示するように、ポート状態値には、ポート6及び7ごとに、そのポートがビジーであるか否かを示す“B(Busy;ビジー)”、そのポートが接続相手のポートと接続中であるか否かを示す“C(Connection;接続中)”が含まれる。また、ポート状態値には、ポート6及び7ごとに、そのポートがエラーによって接続を解除され、エラー処理中であるか否かを示す“RB(Recovery Busy;リカバリ・ビジー)”が含まれる。さらに、ポート状態値には、ポート6及び7ごとに、そのポートが接続中の、または接続されていた相手ポート番号(アドレス)を示す“DPN(Destination Port Number;ポート番号)”が含まれる。
このポート状態値には、例えば、各ポート6及び7に対応して、“B”,“C”,“RB”ごとに現在のポートの状態に対応したオン又はオフの状態が設定され、“DPN”に相手先ポートの番号が設定される。以下、ポート状態値の設定の一例として、ポート状態値“B”,“C”,“RB”は、それぞれオンを示す“1”と、オフを示す“0”のビットによって設定されるものとして説明する。
スイッチ部8は、ポートステータス記憶部82が保持する各ポート状態値に基づいて、ポート間接続部81によるポート6及び7間の接続を行なう。
ここで、ポート状態値における“B”及び“RB”は、いずれもビジーの状態を示す情報であり、これら“B”又は“RB”のビットが“1”であるポート6に対する他のポート6、つまり“DPN”に設定された番号以外のポート6からの接続要求は、スイッチ部8により拒否される。
また、各ポート6及び7は、接続相手のチャネル3、IO装置4又は他のポート6又は7からの要求や指示に応じて、自身のポート状態値を設定(変更)するステータス制御を行なう。
例えば、図6に示すように、エラー発生パスにおけるポートD1(採取対象ポート)は、自身のポートに対応するステータスとしてポート状態値の“RB”のビットに“1”を設定する。これにより、ポートD1の状態値は、リカバリ・ビジーとなり、制御装置9によるログ採取期間が開始される。
例えば、スイッチ部8は、採取対象ポート以外のポートであるポートC1から採取対象ポートD1への接続要求があった場合(図6の矢印a1参照)、ポートステータス記憶部82が保持する採取対象ポートD1に対応するステータスを参照する。そして、スイッチ部8は、当該ステータスにおける“RB”のビットが“1”であった場合は、ポートC1に対してビジー応答を返す(図6の矢印a2参照)。
なお、チャネル3−1は、ログ採取期間内に、ログ採取コマンドをポートFE、つまり制御装置9に対して送信する(図6の矢印a3参照)。
また、採取対象ポートD1は、自身のポートに対応するステータスとして設定された“RB”をクリア、すなわち“RB”のビットに“0”を設定することにより、ログ採取期間を終了する。つまり、採取対象ポートD1は、制御装置9によるポートD1のログ採取が完了したとき、或いは監視タイマ68による計測がタイムアウトしたとき、のいずれかによってログ採取期間が終了したときに、自身のポートに対応するステータスとして設定された“RB”をクリアする。このように、例えばチャネル3−2に接続されたポートC1からポートD1への接続要求は、ログ採取期間はその受付が拒否される。
なお、ポート間接続部81としては、マルチプレクサやクロスポイントスイッチ、クロスバースイッチ等が挙げられる。また、本実施形態においては、ポートステータス記憶部82は、ポート間接続部81と分離して備えられているが、これに限定されるものではなく、ポート間接続部81の内部に備えられても良い。
また、図4及び図5に示す如く、スイッチ装置5は、接続制御バス及びポートバスにより、外部ポート6、内部ポート7、及びスイッチ部8間を接続する。
接続制御バスは、外部ポート6及び内部ポート7が、接続に関するコマンドをスイッチ部8に転送するためのバスである。
ポートバスは、制御装置9から外部ポート6への制御情報を転送するためのバスであるとともに、外部ポート6から制御装置9へトレース情報等のポート状態を転送するためのバスである。
なお、図4及び図5に示す例においては、図の簡略化のため、ポート6及び7が接続制御バス及びポートバスによってカスケード状に接続されている。しかし、実際には複数の接続制御バスが備えられ、これら複数の接続制御バスは、内部ポート7と、各外部ポート6、ポート間接続部81及びポートステータス記憶部82とを、それぞれ一対一に接続する。また、これら複数の接続制御バスは、各外部ポート6と、ポート間接続部81及びポートステータス記憶部82とを、それぞれ一対一に接続する。
同様に、実際には複数のポートバスが備えられ、これら複数のポートバスは、内部ポート7と、各外部ポート6とを、それぞれ一対一に接続する。
〔1−3〕コマンドの説明
次に、本実施形態の情報処理システム1において用いられるコマンドのフォーマット例について説明する。
図7は、本実施形態の情報処理システム1において用いられるコマンドのフォーマット例を示す図であり、(a)はコマンドのフォーマット例、(b)はログ採取コマンドの設定例、(c)はログ採取コマンド応答の設定例である。また、図8は、本実施形態の情報処理システム1におけるエラー処理手順の詳細な一例を説明するシーケンス図である。
本実施形態における情報処理システム1において用いられるコマンドは、図7(a)に例示するフォーマットに従って生成される。
ここで、図7(a)において、SOF(Start of Frame)には、フレームの開始を示す所定の値が設定され、DA(Destination Address)には、コマンドの宛先を示すポート番号が設定され、SA(Source Address)には、コマンドの送信元を示すポート番号が設定される。
LCTL(Link Control)には、コマンドの種類が設定される。例えばLCTLには、コマンドが図7(b)に示すログ採取コマンドであれば、ログ採取の指示を示す所定のログ採取指示コードが設定される。また、例えばLCTLには、コマンドが図7(c)に示すログ採取コマンドに対する応答コマンドであれば、ログ採取の応答を示す所定のログ採取応答コードが設定される。
DATA(Data)には、コマンドの宛先に通知されるデータが設定される。例えばDATAには、コマンドが図7(b)に示すログ採取コマンドであれば、トレース収集ポート(採取対象ポート)番号が設定され、図7(c)に示すログ採取コマンド応答であれば、採取対象ポートごとのトレースデータがエラーログとして設定される。
CRC(Cyclic Redundancy Checksum)には、誤り検出符号であり、フレーム内のビットエラーを検出するために設定される。なお、CRCに代えて、他のビットエラー検出の手法を用いても良い。EOF(End of Frame)には、フレームの終了を示す所定の値が設定される。
以下、図8を参照しながら、情報処理システム1において用いられる図7(a)〜(c)の各コマンド及びシーケンスについて説明する。
なお、図8におけるステップS1〜ステップS6の処理は、図2に示すものと同様であるため、その詳細な説明は省略する。
チャネル3−1がデータ転送を開始する際、図7(a)に例示するコマンドフレームが、起動のためのコマンドとしてターゲットとなるIO装置4−1へ送信される。この起動のためのコマンドにおいては、チャネル3−1が接続されたポートC0の番号がSAに設定され、IO装置4−1が接続された相手先ポートD1の番号がDAに設定される。
また、LCTLには、宛先ポートD1への指示は不要であるため、無効な指示のコードとして、例えば所定のビット数分“0”がセットされ、DATAには、IO装置4−1への指示、例えば読み込み/書き込みの指示、又は/及びデータ等を含むコマンドが設定される。
起動のためのコマンドフレームを受信したポートC0では、そのコマンドフレームで指定された相手先ポートD1の状態が接続可能であることが確認され、ポートC0−D1間の接続が確立される。そして、コマンドフレームは、ポートD1を経由してIO装置4−1に転送される(ステップS1a)。チャネル3−1において、IO装置4−1との接続を行なうプログラム等の実行中は、チャネル側ポートC0とIO側ポートD1間とが接続された状態になる(ステップS1)。
IO装置4−1からチャネル3−1へ送信された応答コマンドが、チャネル3−1において認識できず、チャネル3−1においてエラーが検出された場合(ステップS1b及びS2)、チャネル3−1により、エラー処理が開始される。まずチャネル3−1により自身のIOインタフェースのトレース情報が採取される(ステップS3)。
さらに、チャネル3−1及びIO装置4間の接続解除処理が行なわれる(ステップS4)。ステップS4においては、チャネル3−1により、UD(Unconditional Disconnect)シーケンスがポートC0に対して送信される。このUDシーケンスを受信すると、ポートC0によりチャネル3−1とポートC0との接続の解除が試みられる。
具体的には、ポートC0からUDR(Unconditional Disconnect Response)シーケンスが送信される。UDRシーケンスがチャネル3−1において受信され、チャネル3−1及びポートC0間が互いにIDLE状態になると、チャネル3−1及びポートC0間の接続が解除される(ステップS4a)。
また、ポートC0がUDシーケンスを受信したことを契機に、ポートD1からIO装置4−1に対してUDシーケンスが送信される。このUDシーケンスを受信すると、IO装置4−1からUDRシーケンスが送信される。UDRシーケンスがポートD1において受信され、ポートD1及びIO装置4−1間で互いにIDLEシーケンスが送信されると、ポートD1及びIO装置4−1間の接続が解除される(ステップS4b)。そして、チャネル3−1は、IO装置4−1に対して次のフレームの送信が可能となる。
なお、UD、UDR、及びIDLEシーケンスは、それぞれ接続の解除要求、その応答、及びアイドル状態の通知であり、図7(a)に示すコマンドよりも下層の信号である。
また、ステップS5a及びS5bにおいて、ポートC0及びD1がリカバリ・ビジー状態になりログ採取期間が開始されると、チャネル3−1により、制御装置9に対して、図7(b)に例示したログ採取コマンドが送信される。そして、制御装置9により、ログ採取コマンドにより指定されたポートC0及びD1のトレース情報が採取され(ステップS5c)、採取されたエラーログが、図7(c)に例示したログ採取コマンド応答(応答コマンド)のDATAに格納されて、チャネル3−1に送信される。
さらに、制御装置9により、ポートC0及びD1のトレース情報が採取されると、ポートC0及びD1のリカバリ・ビジー状態が解除されてログ採取期間が終了し、全てのポートから接続可能となる(ステップS5d)。
最後に、チャネル3−1及びIO装置4−1間のリセット処理が行なわれる(ステップS6)。具体的には、チャネル3−1により、IO装置4−1に対して図7(a)に例示したフォーマットのリセットコマンドが送信され(ステップS6a)、その応答(リセット応答)があると(ステップS6b)、IO装置4−1においてリセット処理が行なわれたものとして、エラー処理が完了する。
〔1−4〕エラー処理手順
次に、図9〜図13を参照しながら、本実施形態の情報処理システム1におけるエラー処理手順の一例について、詳細に説明する。
図9及び図10は、チャネル3からログ採取コマンドが発行され、制御装置9により採取対象ポートのトレース情報が採取される場合の、情報処理システム1における詳細なエラー処理手順の一例を示すシーケンス図である。
図11及び図12は、チャネル3の故障等により、ログ採取コマンドが発行されない場合の、情報処理システム1におけるエラー処理手順の一例を示すシーケンス図である。
なお、図9及び図11は、それぞれポートD1の処理に注目し、図10及び図12は、それぞれポートC0の処理に注目して説明するものである。
図13は、本実施形態のエラー処理手順におけるポート状態値の変化を説明するフローチャートである。
図9に示すように、チャネル3−1、ポートC0、ポートD1、及びIO装置4−1が接続された状態において、チャネル3−1によりエラーが検出されると(ステップT1)、チャネル3−1及びポートC0間の接続が解除される(ステップT2)。
また、ポートD1及びIO装置4−1の接続が解除されると(ステップT3)、ポートD1においては、ポートステータス記憶部82に対して、対応するポート状態値のリカバリ・ビジービット(“RB”)に“1”がセットされる(ステップT4)。なお、リカバリ・ビジービットのセットは、ポートD1及びIO装置4−1の接続解除処理中に行なわれても良い。
そして、ポートD1により、ポートD1が備える監視タイマ68が起動され、時間監視が開始される(ステップT5)。
ステップT4においてポートD1のリカバリ・ビジービットに“1”がセットされることにより、ポートC0以外の第3のポートからポートD1への接続要求コマンドに対して、スイッチ部8によりビジー応答が返される。これにより、ポートD1のトレース情報が第3のポートからの接続により上書きされることを防止することができる。
一方、チャネル3−1においては、チャネル3−1及びIO装置4−1間の接続の解除が行なわれると、エラー処理が開始される。このエラー処理では、チャネル3−1により、ポートD1及びC0がログの採取対象ポートに指定されたログ採取コマンドが、制御装置9に対して送信される(ステップT6)。
ログ採取コマンドを受信すると、制御装置9により、採取対象ポートであるポートD1のトレース情報が採取され(ステップT7及びT8)、ポートD1の監視タイマ68の時間監視が停止される(ステップT9)。
ポートD1においては、監視タイマ68の時間監視が停止すると、ポートステータス記憶部82に対して、対応するポート状態値のリカバリ・ビジービット(“RB”)に“0”がセットされ、リカバリ・ビジービットがクリアされる(ステップT10)。これにより、スイッチ部8においては、ポートC0以外の第3のポートからポートD1への接続要求コマンドが受け付けられ、ポートD1はアイドル状態となる(ステップT11)。
なお、制御装置9では、ステップT7におけるポートD1のトレース情報の収集が完了すると、採取対象ポートであるポートC0のトレース情報が採取される(ステップT17;図10参照)。また、制御装置9により、採取したポートD1及びC0のトレース情報がログ採取コマンドへの応答(応答コマンド)のDATAにエラーログとしてセットされ、応答コマンドがチャネル3−1に送信される(ステップT12)。
一方、ログの採取対象ポートであるポートC0側の処理に着目すると、図10に示すように、チャネル3−1によりエラーが検出されると(ステップT1)、チャネル3−1及びポートC0間の接続の解除処理が行なわれる(ステップT2及びT13)。
また、ポートC0においては、ポートステータス記憶部82に対して、対応するポート状態値のリカバリ・ビジービット(“RB”)に“1”がセットされる(ステップT14)。なお、リカバリ・ビジービットのセットは、チャネル3−1及びポートC0の接続解除処理中に行なわれても良い。
そして、ポートC0が備える監視タイマ68が起動され、時間監視が開始される(ステップT15)。
ステップT14においてポートC0のリカバリ・ビジービットに“1”がセットされることにより、ポートD1以外の第3のポートからポートC0への接続要求コマンドに対して、スイッチ部8によりビジー応答が返される。これにより、ポートC0のトレース情報が第3のポートからの接続により上書きされることを防止することができる。
また、図9に示したものと同様に、ステップT6においてチャネル3−1により、ログ採取コマンドが送信されると、制御装置9により、採取対象ポートであるポートD1のトレース情報が採取される(ステップT7;図9参照)。
次いで、制御装置9によりC0のトレース情報が採取され(ステップT17及びT18)、ポートC0の監視タイマ68の時間監視が停止される(ステップT19)。
ポートC0においては、図9におけるステップT10と同様に、リカバリ・ビジービットがクリアされる(ステップT20)。これにより、スイッチ部8においては、ポートD1以外の第3のポートからポートC0への接続要求コマンドが受け付けられ、ポートC0はアイドル状態となる(ステップT21)。
なお、ステップT17におけるポートC0のトレース情報の収集が完了すると、制御装置9により、ポートD1及びC0のトレース情報が応答コマンドにセットされ、チャネル3−1に送信される(ステップT12)。
次に、チャネル3の故障等により、ログ採取コマンドが発行されない場合の、情報処理システム1におけるエラー処理手順を、図11及び図12を参照しながら説明する。
なお、図11におけるステップT1〜T5及び図12におけるステップT1、T2、T13〜T15の処理は、それぞれ図9及び図10に示すものと同様であるため、その説明は省略する。
図11に示すように、ステップT4においてポートD1がリカバリ・ビジーとなり、ステップT5においてポートD1の監視タイマ68による時間監視が開始された状態で、チャネル3−1によるログ採取コマンドが発行されない場合には(ステップT22)、ポートD1の監視タイマ68において監視タイムアウトが発生する(ステップT23)。
ポートD1では、このタイムアウトを契機に監視タイマ68の時間監視が停止され(ステップT9)、ポートD1のリカバリ・ビジービットがクリアされて(ステップT10)、ポートC0以外の第3のポートからポートD1への接続要求コマンドが受け付けられ、ポートD1はアイドル状態となる(ステップT11)。
なお、ログ採取コマンドが発行されない場合としては、例えば、上述の如くチャネル3が故障等によってエラーログ採取を実行できない場合のほか、チャネル3がエラーログ採取は不要と判断した場合、或いはチャネル3がエラーログ採取コマンドを未サポートである場合等が挙げられる。
同様にポートC0においては、図12に示すように、ステップT14においてポートC0がリカバリ・ビジーとなり、ステップT15においてポートC0の監視タイマ68による時間監視が開始された状態で、チャネル3−1によるログ採取コマンドが発行されない場合には(ステップT22)、ポートC0の監視タイマ68において監視タイムアウトが発生する(ステップT24)。
ポートC0では、このタイムアウトを契機に監視タイマ68の時間監視が停止され(ステップT19)、ポートC0のリカバリ・ビジービットがクリアされて(ステップT20)、ポートD1以外の第3のポートからポートC0への接続要求コマンドが受け付けられ、ポートC0はアイドル状態となる(ステップT21)。
なお、図9〜図12に示す例においては、チャネル3−1から制御装置9に対して送信されるログ採取コマンドに、採取対象ポートとしてポートC0及びD1が指定された場合について説明したが、これに限定されるものではない。
例えば、ログ採取コマンドおいて、採取対象ポートとしてポートC0又はD1のいずれか一方のみが指定されても良い。採取対象ポートしてポートD1が指定された場合には、制御装置9により、図9におけるステップT17の処理が省略されるとともに、図10に示す処理が省略される。また、採取対象ポートしてポートC0が指定された場合には、制御装置9により、図10におけるステップT7の処理が省略されるとともに、図9に示す処理が省略される。
また、図9〜図12に示す例においては、採取対象ポートとしてポートC0及びD1が指定された場合に、制御装置9により、先にポートD1のトレース情報の採取が行なわれ、その後にポートC0のトレース情報の採取が行なわれる場合について説明した。これは、チャネル3−1によるエラー処理の前に、チャネル3−1自身のトレース情報が採取されるため(図2、図3及び図8のステップS3参照)、優先的に、チャネル3−1から遠い側、つまりIO装置4−1側のポートD1のトレース情報を採取するためである。
すなわち、チャネル3−1側のポートC0のトレース情報には、チャネル3−1のトレース情報と共通した情報が含まれる可能性が高い。従って、図9〜図12に示す例においては、制御装置9は、採取対象ポートとして複数のポート6が指定された場合には、ログ採取コマンドの送信元であるチャネル3から遠い側、つまりチャネル3の通信相手側のポート6から、優先的にログ採取を行なう。
なお、ポートD1及びIO装置4−1の接続解除処理(図8のステップS4b参照)は、IO装置4−1からのUDRシーケンスの遅延等により、チャネル3−1からログ採取コマンドが発行される前に完了しない場合がある。
従って、制御装置9は、接続解除処理が先に完了する可能性の高い、ログ採取コマンドの送信元であるチャネル3から近い側、つまり、チャネル3に接続されたポート6から、優先的にログ採取を行なっても良い。すなわち、図9〜図12に示す例においては、ステップT7及びT17の処理の順序を入れ替えても良い。
上述のことから、採取対象ポートが複数ある場合には、採取対象ポートごとに、トレース情報の重要度、つまり制御装置9によるトレース情報の採取の優先度を予め定めておくことが好ましい。これにより、制御装置9によるログ採取処理が行なわれる順序を、各採取対象ポートの優先度に基づいて決定することができ、重要なポートのトレース情報を優先的に、確実に取得することができる。
なお、上述の如く採取対象ポートが複数ある場合には、制御装置9によるログ採取処理が行なわれるタイミングに時間差が生じる。そこで、例えば、監視タイマ68がタイムアウトする所定の時間を、先にログ採取処理が行なわれる採取対象ポートよりも、後にログ採取が行なわれる採取対象ポートの方が長くなるように設定しても良い。
次に、図13を参照しながら、本実施形態のエラー処理手順について、ポート状態値の変化に着目して説明する。なお、図13においては、チャネル3−1によるエラー検出時の、チャネル3−1側のポートC0、又はIO装置4−1側のポートD1に対する状態制御を左側のフローチャートに示す。また、図13においては、接続解除が行なわれたポートD1又はC0の状態の変化を中央に示し、接続解除が行なわれたポートD1又はC0のポート状態値の変化を右側に示す。
図13に示す例においても、図6に示す情報処理システム1と同様に、チャネル3−1とIO装置4−1とがポートC0及びD1を経由して接続されている(ステップA1)。
この接続中においては、ポートD1及びC0のポート状態値は、それぞれ“B”及び“C”に“1”がセットされ、“RB”に“0”がセットされる。また、ポートD1のポート状態値における“DPN”には、接続相手のポートC0の番号として“0xC0がセットされ、ポートC0のポート状態値における“DPN”には、接続相手のポートD1の番号として“0xD1がセットされる(P1参照)。
また、この接続中においては、ポートD1及びC0に対する接続中のポート6以外からの接続要求には、ポート状態値における“B”のビットがオンであるため、スイッチ部8によるビジー応答が返される。
次いで、チャネル3−1によりエラーが検出されると、チャネル3−1とIO装置4−1との間の通信が中断する。このとき、ポートC0及びD1により、ポートC0及びD1のポート状態値における“C”には、“0”がセットされる(P2参照)。
ポートC0及びD1による接続解除処理(ステップA2、図9のステップT3及び図10のステップT13)において、ポートC0及びD1のポート状態値における“B”に“0”が、“RB”に“1”が、それぞれセットされ(P3参照)、ポートC0及びD1は、それぞれリカバリ・ビジー状態となる。つまり、ポートD1及びC0のポート状態値がP3に示すものになると、接続解除を行なったポートC0及びD1により、接続解除を行なった相手ポートD1又はC0以外のポートに対するビジー状態が継続される。一方、接続解除を行なった相手ポートC0又はD1に対してのみ、ビジー状態が解除され、接続要求が受け付けられる(ステップA3、図9のステップT4及び図10のステップT14)。
また、ポートC0及びD1がそれぞれ備える監視タイマ68により、時間監視が開始される(ステップA4、図9のステップT5及び図10のステップT15)。時間監視中は、各ポートC0及びD1において、制御装置9による各ポートC0及びD1のトレース情報がエラーログとして採取されたか否かが判断される(ステップA5)。この判断は、制御装置9からの指示(通知)、例えばエラーログの採取の完了指示(完了通知)を受信したか否かによって行なわれる。
制御装置9から指示を受信し、エラーログの採取が完了したと判断された場合(ステップA5のYesルート)、当該指示を受信したポートC0又はD1において、監視タイマ68による時間監視が停止される(ステップA7、図9のステップT9及び図10のステップT19)。
一方、エラーログの採取が完了していないと判断された場合(ステップA5のNoルート)、ポートC0又はD1により、監視タイマ68の監視時間が時間監視閾値を越えたか否か、つまりタイムアウトしたか否かが判断される(ステップA6)。監視時間が時間監視閾値を越えていないと判断された場合(ステップA6のNoルート)、ステップA5の処理に戻る。一方、監視時間が時間監視閾値を越えたと判断された場合(ステップA6のYesルート)、ステップA7の処理に移行する。
ステップA7において時間監視が停止すると、時間監視を停止したポートC0又はD1のポート状態値における“RB”には“0”がセットされ(P4参照)、ポートC0又はD1のリカバリ・ビジー状態が解除される。つまり、リカバリ・ビジー状態が解除されたポートC0又はD1により、相手ポートD1又はC0以外のポートに対するビジー状態が解除され、全てのポートからの接続要求が受け付けられ、アイドル状態となる(ステップA8及びA9、図9のステップT10及びT11並びに図10のステップT20及びT21)。
次に、図14〜図16を参照しながら、本実施形態の情報処理システム1におけるチャネル3及び制御装置9のそれぞれの処理について説明する。
図14は、本実施形態のチャネル3におけるIO装置4との接続中の処理手順を説明するフローチャートであり、図15は、チャネル3におけるIOインタフェースのエラー処理手順を説明するフローチャートである。図16は、本実施形態の制御装置9におけるエラーログ採取手順を説明するフローチャートである。
図14に示すように、IO装置4と接続中のチャネル3により、IO装置4からのコマンド等の受信による接続の終了条件が検出されると(ステップB1)、検出された終了条件が正常であるか否かが判断される(ステップB2)。
比較の結果、正常であると判断された場合(ステップB2のYesルート)、チャネル3とIO装置4との接続が正常終了する(ステップB3)。一方、正常ではないと判断された場合(ステップB2のNoルート)、チャネル3において異常が検出され(ステップB4)、検出された異常がIOインタフェースのエラーであるか否かが判断される(ステップB5)。
検出された異常がIOインタフェースのエラーではないと判断された場合(ステップB5のNoルート)、チャネル3により、他の異常が検出されたと判断され(ステップB6)、所定の処理が行なわれる。
一方、検出された異常がIOインタフェースのエラーであると判断された場合(ステップB5のYesルート)、チャネル3により、ICCが開始される(ステップB7)。なお、チャネル3によるステップB1〜B7の処理は、上述した図2及び図6のステップS1及びS2の処理に相当する。
次いで、図15に示すように、チャネル3により、自身のトレース情報が採取される(ステップC1、図2及び図6のステップS3)。
また、チャネル3と、チャネル3の通信相手のIO装置4との接続解除処理が行なわれる(ステップC2、図2及び図6のステップS4)。
そして、チャネル3により、制御装置9に対して、採取対象ポートの番号を指定したログ採取コマンドが発行され、エラーが発生したパスの外部ポート6のトレース情報が採取される(ステップC3、図2及び図6のステップS5)。
最後に、チャネル3により、通信相手であるIO装置4に対してリセットコマンドが発行され、IO装置4のリセット処理が行なわれる(ステップC4、図2及び図6のステップS6)。
次に、制御装置9におけるログ採取コマンドに基づく処理について説明する。
図16に示すように、制御装置9において、チャネル3から外部ポート6及びスイッチ部8を経由してコマンドフレームが受信されると(ステップD1)、受信コマンドフレームの解析が行なわれる(ステップD2)。そして、制御装置9により、受信コマンドフレームがログ採取コマンドであるか否かが判断される(ステップD3)。
ログ採取コマンドではないと判断されると(ステップD3のNoルート)、制御装置9により、他のコマンドの処理が行なわれる(ステップD4)。
一方、ログ採取コマンドであると判断されると(ステップD3のYesルート)、制御装置9により、ログ採取コマンドで指定された採取対象ポートに対して、採取対象ポートのトレースメモリに対するトレースの書き込みの停止が指示される(ステップD5)。
そして、制御装置9により、採取対象ポートのトレース情報が、制御装置9のエラーログメモリにコピーされ(ステップD6)、採取対象ポートに対してエラーログの採取完了が通知される(ステップD7)。
また、制御装置9により、ログ採取コマンドに対する応答コマンドを送信するためのフレームが生成される(ステップD8;図7(c)参照)。この応答コマンドには、採取した採取対象ポートのトレース情報がエラーログとして設定される。そして、生成したコマンドフレームが、制御装置9からスイッチ部8及び外部ポート6を経由してチャネル3に送信される(ステップD9)。
以上により、制御装置9によるログ採取コマンドに基づく処理が完了する。
上述のように、〔1−2〕〜〔1−4〕において述べた本実施形態の情報処理システム1によれば、〔1−1〕における効果と同様の効果を奏することができる。
また、本実施形態の採取対象ポートによれば、採取対象ポート以外のポート6からの接続要求を拒否するログ採取期間は、接続解除処理が行なわれたときから制御装置9が採取対象ポートのログを採取するまで、或いは接続解除処理が行なわれたときから監視タイマ68による時間監視により所定の時間が経過するまで、のいずれか一方の期間とすることができる。
すなわち、ログ採取コマンドが発行される場合は、制御装置9による採取対象ポートのログ採取が行なわれるまで、採取対象ポートにおけるエラー発生のトレース情報の内容が第3のポートからの接続のやりとりによって上書きされることを防ぐことができる。また、監視タイマ68による時間監視のタイムアウト後は、採取対象ポートに対する第3のポートからの接続要求が受け付けられるため、チャネル3によりログ採取コマンドが発行されない場合でも、採取対象ポートを有効に用いることができる。
さらに、本実施形態のスイッチ部8によれば、第3のポートによるログ採取期間中の採取対象ポートへの接続要求に対して、ポートステータス記憶部82のポート状態値に基づいて、ビジー応答を返すことができる。これにより、エラー時のトレース情報が第3のポートとの接続のやりとりによって上書きされることを防ぐことができ、チャネル3によるログ採取コマンドを用いた採取対象ポートのトレース情報の採取を確実に行なうことができる。
〔1−5〕チャネル、外部ポート及び制御装置の構成例
〔1−5−1〕チャネルの構成例
以下、上述した本実施形態のエラー処理方法を実現する、チャネル3、外部ポート6及び制御装置9の構成例について説明する。なお、図17がチャネル3のIOインタフェースのエラー処理に係る機能ブロックの構成例、図18がポート6のIOインタフェースのトレースに関する処理に係る機能ブロックの構成例、図19が制御装置9のエラーログ採取処理に係る機能ブロックの構成例を示す図である。
図17に示すように、本実施形態の一例としてのチャネル3は、受信部31、送信部32、トレース制御部33、トレースメモリ34、制御処理部35、及びエラーログメモリ37を備える。
受信部31は、接続されているスイッチ装置5の外部ポート6からのシーケンスやコマンドフレームを受信するものであり、受信バッファ31a、フレーム受信制御部31b、シーケンス受信制御部31c、及び光/電気変換部31dを備える。
光/電気変換部31dは、外部ポート6から光信号として入力されたシーケンスやコマンドフレームを、電気信号に変換するものである。
シーケンス受信制御部31cは、外部ポート6からシーケンスを受信した場合に、受信したシーケンス、例えば外部ポート6からのUDRシーケンスやIDLEシーケンス等について受信に係る処理を行ない、後段の受信バッファ31aに出力する。なお、シーケンスの出力は、受信バッファ31aへ出力せずに、シーケンス制御バスを介して直接制御処理部35に出力されても良い。
フレーム受信制御部31bは、外部ポート6からコマンドフレームを受信した場合に、受信したコマンドについて受信に係る処理を行ない、後段の受信バッファ31aに出力する。なお、フレーム受信制御部31bが受信するコマンドフレームとしては、例えばIO装置4から外部ポート6を経由して送信されたコマンドや、制御装置9から外部ポート6を経由して送信された、ログ採取コマンドに対する応答コマンド等が挙げられる。
受信バッファ31aは、外部ポート6から受信したシーケンスやコマンドフレームを一時的に格納する。
送信部32は、接続されているスイッチ装置5の外部ポート6に対して、シーケンスやコマンドフレームを送信するものであり、送信バッファ32a、フレーム送信制御部32b、シーケンス送信制御部32c、及び電気/光変換部32dを備える。
送信バッファ32aは、外部ポート6に対して送信するシーケンスやコマンドフレームを一時的に格納する。
フレーム送信制御部32bは、送信バッファ32aに格納されたコマンドフレームについて送信に係る処理を行ない、外部ポート6に対して送信する。なお、フレーム送信制御部32bが送信するコマンドフレームとしては、例えば外部ポート6を経由してIO装置4に対して送信するコマンドや、外部ポート6を経由して制御装置9に対して送信するログ採取コマンド等が挙げられる。
シーケンス送信制御部32cは、送信バッファ32aに格納されたシーケンス、例えばUDシーケンスやIDLEシーケンス等について送信に係る処理を行ない、外部ポート6に対して送信する。なお、シーケンス送信制御部32cは、制御処理部35からシーケンス制御バスを介して入力されたシーケンスを送信しても良い。
電気/光変換部32dは、フレーム送信制御部32b及びシーケンス送信制御部32から電気信号として入力されたシーケンスやコマンドフレームを、光信号に変換して外部ポート6に送信するものである。
なお、チャネル3と外部ポート6との通信が電気信号によって行なわれる場合には、上述した光/電気変換部31d及び電気/光変換部32dは省略しても良い。
トレース制御部33は、フレーム受信制御部31b、シーケンス受信制御部31c、フレーム送信制御部32b、及びシーケンス送信制御部32cにおいて受信制御又は送信制御が行なわれたシーケンス及びフレームの内容を、トレース情報としてトレースメモリ34に格納する。
なお、トレースメモリ34としては、例えば高速なRAM等の揮発性メモリが用いられる。
制御処理部35は、図示しない情報処理装置2に接続され、送信部32から外部ポート6に対してシーケンスやコマンドを送信するとともに、受信部31で受信したシーケンスやコマンドについて、所定の処理を行なう。
例えば、制御処理部35は、情報処理装置2からの指示に基づいて、接続対象のIO装置4を指定した起動のためのコマンドを生成し、送信部32に出力する処理を行なう。また、制御処理部35は、接続対象のIO装置4から受信したコマンドについて、当該コマンドに含まれるデータを情報処理装置2に対して出力する処理を行なう。
また、制御処理部35は、受信部31で受信したコマンドについてICCを検出した場合、トレース制御バスを介してトレース制御部33に対して、トレースメモリ34に格納されたトレース情報を、エラーログメモリ37に格納(コピー)する処理を行なう。なお、トレースメモリ34内のトレース情報をエラーログメモリ37に格納する処理は、制御処理部35からの掃き出し指示を受けたトレース制御部33が行なっても良い。
なお、エラーログメモリ37としては、例えばフラッシュメモリやEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)等の不揮発性メモリが挙げられるが、RAM等の揮発性メモリが用いられても良い。
さらに、制御処理部35は、トレース情報をエラーログメモリ37に格納すると、シーケンス制御バスを介してシーケンス送信制御部32cに対して、ICCを検出したコマンドの送信相手(例えばIO装置4)との接続を解除するべく、UDシーケンスを出力させる。
また、制御処理部35は、UDRシーケンスの受信による接続解除処理の完了を検出すると、接続解除が行なわれた外部ポート6を採取対象ポートに指定したログ採取コマンドを生成し、フレーム送信制御部32bに出力する。
スイッチ装置5の制御装置9から、ログ採取コマンドに対する応答コマンドを受信すると、制御処理部35は、当該応答コマンドのDATAに格納された採取対象ポートのトレース情報を、採取対象ポートの番号と対応付けてエラーログメモリ37に格納しても良い。
なお、制御処理部35は、応答コマンドを受信すると、接続相手のIO装置4に対するリセットコマンドをフレーム送信制御部32に出力する。
エラーログとしてのチャネル3及び採取対象ポートのトレース情報は、例えば情報処理装置2に対して送信され、制御処理部35又は/及び情報処理装置2におけるエラーの解析等に用いられる。
〔1−5−2〕外部ポートの構成例
図18に示すように、本実施形態の一例としての外部ポート6は、受信部61、送信部62、トレース制御部63、トレースメモリ64、ステータス制御部66、及び監視タイマ68を備える。
受信部61は、接続されているチャネル3又はIO装置4からのシーケンスやコマンドフレームを受信するものであり、受信バッファ61a、フレーム受信制御部61b、シーケンス受信制御部61c、及び光/電気変換部61dを備える。
送信部62は、接続されているチャネル3又はIO装置4に対して、シーケンスやコマンドフレームを送信するものであり、送信バッファ62a、フレーム送信制御部62b、シーケンス送信制御部62c、及び電気/光変換部62dを備える。
なお、受信バッファ61a、送信バッファ62a、光/電気変換部61d、及び電気/光変換部62dについては、チャネル3において説明したものと同様の構成のため、その詳細な説明を省略する。
なお、受信バッファ61aの出力側及び送信バッファ62aの入力側は、それぞれスイッチ部8を経由して他の外部ポート6又は内部ポート7に接続される。
シーケンス受信制御部61cは、チャネル3又はIO装置4からシーケンスを受信した場合に、受信したUDシーケンス、UDRシーケンス又はIDLEシーケンス等のシーケンスについて受信に係る処理を行ない、後段の受信バッファ61aに出力する。
フレーム受信制御部61bは、チャネル3又はIO装置4からコマンドフレームを受信した場合に、受信したコマンドについて受信に係る処理を行ない、後段の受信バッファ61aに出力する。なお、フレーム受信制御部61bが受信するコマンドフレームとしては、例えばチャネル3から送信されたログ採取コマンドを含む各種のコマンド、又はIO装置4から送信されたコマンド等が挙げられる。
フレーム送信制御部62bは、送信バッファ62aに格納されたコマンドフレームについて送信に係る処理を行ない、チャネル3又はIO装置4に対して送信する。なお、フレーム送信制御部62bが送信するコマンドフレームとしては、例えばIO装置4から送信されたチャネル3に対するコマンドや、ログ採取コマンドに対する制御装置9からの応答コマンド等が挙げられる。
シーケンス送信制御部62cは、送信バッファ62aに格納されたUDシーケンス、UDRシーケンス、又はIDLEシーケンス等のシーケンスについて送信に係る処理を行ない、チャネル3又はIO装置4に対して送信する。
トレース制御部63は、フレーム受信制御部61b、シーケンス受信制御部61c、フレーム送信制御部62b、及びシーケンス送信制御部62cにおいて受信制御又は送信制御が行なわれたシーケンス及びフレームの内容を、トレース情報としてトレースメモリ64に格納する。
なお、トレースメモリ64としては、例えば高速なRAM等の揮発性メモリが用いられる。
また、トレース制御部63は、制御装置9から、トレース情報のトレースメモリ64への格納停止指示をポートバスを介して受信すると、トレース情報のトレースメモリ64への格納を停止することができる。
さらに、トレースメモリ64に格納されたトレース情報は、制御装置9によりポートバスを介して採取され、エラーログとしてエラーログメモリ97に格納(コピー)される。これにより、制御装置9は、チャネル3からのログ採取コマンドにおいて指定される採取対象ポートのトレース情報を収集することができる。なお、ポート6のトレース情報は、トレース制御部63により、ポート6自身のポート番号と対応付けられて制御装置9に対して送信されても良い。
ステータス制御部66は、フレーム受信制御部61b、シーケンス受信制御部61c、フレーム送信制御部62b、及びシーケンス送信制御部62cにおいて受信制御又は送信制御が行なわれたシーケンス及びフレームの内容に基づいて、ポートステータス記憶部82に記憶されたポート状態値に対する制御を行なう。
例えば、ステータス制御部66は、チャネル3或いはチャネル3側の外部ポート6から、起動のためのコマンドを受信したとき、又は当該コマンドをIO装置4側の外部ポート6或いはIO装置4に対して送信したときに、接続制御バスを介してポート状態値の“C”のビットに“1”を、“DPN”のビットに接続相手のポート6の番号をセットするように構成することができる。
また、ステータス制御部66は、エラー処理において、UDシーケンスを受信又は受信したときに、接続制御バスを介してポート状態値の“B”のビットに“0”をセットするように構成することができる。これにより、自身のポート6における接続解除処理が行なわれる。
さらに、ステータス制御部66は、エラー処理において、UDシーケンス、UDRシーケンス、或いはIDLEシーケンスを受信又は受信したとき、つまり接続解除処理中、又は接続解除処理の完了後に、接続制御バスを介してポート状態値の“RB”のビットに“1”をセットするように構成することができる。すなわち、ステータス制御部66は、接続解除処理中、又は接続解除処理の完了後に、制御装置9によるログ採取期間の開始として、接続制御バスを介してリカバリ・ビジービットの設定(セット)を行なうことができる。
また、ステータス制御部66は、監視タイマ68からの指示に応じて、制御装置9によるログ採取期間の終了として、接続制御バスを介してポート状態値の“RB”のビットに“0”をセットして、リカバリ・ビジービットの解除(クリア)を行なうことができる。
監視タイマ68は、エラー採取の完了を監視するための時間監視を行なうタイマであり、タイマ回路等により構成される。なお、各外部ポート6が監視タイマ68を備えず、例えば制御装置9が各外部ポート6に対応する監視タイマを備えても良く、また、制御装置9におけるプロセッサによって各外部ポート6の監視タイマ68の機能が実現されても良い。
監視タイマ68は、例えば、シーケンス受信制御部61cにより、IDLEシーケンスが受信されたとき、つまり接続解除処理が完了したときに、時間監視をスタートする。
また、監視タイマ68は、制御装置9からポートバスを介してログ採取完了の通知があったとき、又は時間監視がタイムアウトしたとき、のいずれか一方の場合に、ステータス制御部66に対してリカバリ・ビジービットのクリアを指示する。
〔1−5−3〕制御装置の構成例
図19に示すように、本実施形態の一例としての制御装置9は、受信部91、送信部92、トレース制御部93、トレースメモリ94、制御処理部95、エラーログメモリ97、及び監視タイマ98を備える。
受信部91は、接続されているスイッチ部8からのコマンドフレームを受信するものであり、受信バッファ91a及びフレーム受信制御部91bを備える。
送信部92は、接続されているスイッチ部8に対して、コマンドフレームを送信するものであり、送信バッファ92a及びフレーム送信制御部92b備える。
なお、受信バッファ91a及び送信バッファ92aについては、チャネル3において説明したものと同様な構成のため、その詳細な説明を省略する。
フレーム受信制御部91bは、スイッチ部8からコマンドフレームを受信した場合に、受信したコマンドについて受信に係る処理を行ない、後段の受信バッファ91aに出力する。なお、フレーム受信制御部91bが受信するコマンドフレームとしては、例えばチャネル3から送信され、外部ポート6及びスイッチ部8を介して入力されたログ採取コマンドを含む各種のコマンド等が挙げられる。
フレーム送信制御部92bは、送信バッファ92aに格納された制御装置9からのコマンドフレームについて送信に係る処理を行ない、スイッチ部8に対して送信する。なお、フレーム送信制御部92bが送信するコマンドフレームとしては、例えばチャネル3からのログ採取コマンドに対する応答コマンド等が挙げられる。
トレース制御部93は、フレーム受信制御部91b及びフレーム送信制御部92bにおいて受信制御又は送信制御が行なわれたフレームの内容を、トレース情報としてトレースメモリ94に格納する。
なお、トレースメモリ94としては、例えば高速なRAM等の揮発性メモリが用いられる。
また、トレース制御部93は、制御処理部95から、トレース情報のトレースメモリ94への格納停止指示を、ポートバスを介して受信すると、トレース情報のトレースメモリ94への格納を停止することができる。
さらに、トレースメモリ94に格納されたトレース情報は、制御処理部95によりポートバスを介して採取され、エラーログとしてエラーログメモリ97に格納(コピー)される。なお、トレースメモリ94のトレース情報をエラーログメモリ97に格納する処理は、トレース情報の収集の指示を受けたトレース制御部93が行なっても良い。
制御処理部95は、送信部92からスイッチ部8に対してコマンドフレームを送信するとともに、受信部91で受信したコマンドフレームについて、所定の処理を行なう。
例えば、制御処理部95は、チャネル3からスイッチ部8を介してログ採取コマンドを受信すると、ログ採取コマンドにより指定されたログの採取対象ポートに対して、トレース情報のトレースメモリ64又は94への格納停止指示をポートバスを介して送信する。また、制御処理部95は、上述のように、ログの採取対象ポートに対して、トレース情報の収集をポートバスを介して行なう。
また、制御処理部95は、各採取対象ポートのトレース情報が、ポートバスを介してエラーログとしてエラーログメモリ97に格納されると、これらのエラーログをチャネル3に対して送信する。具体的には、制御処理部95は、上述の如く、エラーログメモリ97に格納されたエラーログを、ログ採取コマンドの応答コマンドのDATAにセットし、宛先(DA)にはチャネル3に接続された外部ポート6の番号をセットして、当該応答コマンドを送信バッファ92aに出力する。
さらに、制御処理部95は、各採取対象ポートのトレース情報がエラーログメモリ97に格納されると、ログの採取対象ポートに対して格納停止指示が送信されている場合には、当該採取対象ポートに対して、ポートバスを介してトレース情報のトレースメモリ64又は94への格納再開を指示する。
また、制御処理部95は、各採取対象ポートのトレース情報がエラーログメモリ97に格納されると、ログの採取対象ポートに対して、ポートバスを介して監視タイマ68又は98による時間監視の停止を指示する。
なお、エラーログメモリ97としては、例えばフラッシュメモリやEEPROM等の不揮発性メモリが挙げられるが、RAM等の揮発性メモリが用いられても良い。
また、制御処理部95は、ステータス制御部96を備える。
ステータス制御部96は、外部ポート6のステータス制御部66と同様に、フレーム受信制御部91b及びフレーム送信制御部92bにおいて受信制御又は送信制御が行なわれたフレームの内容に基づいて、ポートステータス記憶部82に記憶されたポート状態値に対する制御を行なう。
監視タイマ98は、外部ポート6の監視タイマ68と同様に、エラー採取の完了を監視するための時間監視を行なうタイマであり、タイマ回路等により構成される。なお、監視タイマ98を備えず、例えば制御装置9におけるプロセッサによって監視タイマ98の機能が実現されても良い。
監視タイマ98は、例えば接続解除処理が完了したときに、時間監視をスタートする。
また、監視タイマ98は、制御処理部95からポートバスを介してログ採取完了の通知があったとき、又は時間監視がタイムアウトしたとき、のいずれか一方の場合に、ステータス制御部96に対してリカバリ・ビジービットのクリアを指示する。
なお、制御装置9における、上述した受信部91、送信部92、トレース制御部93、トレースメモリ94及び監視タイマ98により、内部ポート7(ポートFE)としての機能が実現する。
なお、図17〜図19を用いて上述したチャネル3、外部ポート6、及び制御装置9における各送信部及び各受信部は、送信側と受信側の機能を共通とした送受信部としても良い。
〔2〕その他
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は、かかる特定の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変形、変更して実施することができる。
例えば、本実施形態におけるチャネル3は、チャネル3とIO装置4との接続中にエラーが検出された場合にログ採取コマンドを発行するものとして説明したが、これに限定されるものではなく、チャネル3と内部ポート7(制御装置9)との接続中にエラーが検出された場合にログ採取コマンドが発行されても良い。
チャネル3と内部ポート7(制御装置9)との接続中にエラーが検出された場合、ログ採取コマンドの発行に先立ち、チャネル3側のポート6において、チャネル3との上述した接続解除処理、及びリカバリ・ビジービットのセットが行なわれる。また、内部ポート7においては、ステータス制御部96により、リカバリ・ビジービットのセットが行なわれる。そして、外部ポート6及び内部ポート7においては、監視タイマの設定等の処理が行なわれ、チャネル3からログ採取コマンドが送信される。なお、ステータス制御部96によるリカバリ・ビジービットのセットは、例えばチャネル3側の外部ポート6に対するUDシーケンスの送信とともに、又は送信前後に、チャネル3により、接続解除を指示するコマンドが送信され、これを内部ポート7が受信したことを契機に行なわれても良い。
また、本実施形態におけるログ採取コマンドには、採取対象ポートとして、エラーを検出したチャネル3側の外部ポート6、及び/又はチャネル3の通信相手であるIO装置4側の外部ポート6が指定されるものとして説明したが、これに限定されるものではない。例えば、これらの外部ポート6以外の他の外部ポート6が、採取対象ポートに含まれても良い。この場合においても、制御装置9によるトレース情報の収集は、採取対象ポートごとの優先度に応じて順に、つまりシーケンシャルに行なわれる。
さらに、本実施形態におけるログ採取コマンドの発行は、チャネル3においてエラーが検出されたときに行なわれるものとしたが、これに限定されるものではない。例えば、所定の外部ポート6及び/又は内部ポート7について、所定の時点(タイミング)のトレース情報を採取したい場合に、チャネル3により、所定の外部ポート6及び/又は内部ポート7を採取対象ポートに指定したログ採取コマンドが発行されても良い。この場合、ログ採取コマンドの発行に先立ち、上述した採取対象ポートの接続解除処理、リカバリ・ビジービットのセット、及び監視タイマの設定等の処理が行なわれることが好ましい。
また、本実施形態において、外部ポート6又は内部ポート7によるリカバリ・ビジービットのセットは、接続解除処理の途中に行なわれるものとして説明したが、これに限定されるものではない。
リカバリ・ビジービットのセットは、接続解除処理が行なわれる前、例えばチャネル3によりエラーが検出されてから、チャネル3により外部ポート6又は内部ポート7に対して所定のコマンドが送信されることを契機に行なわれても良い。
さらに、本実施形態における監視タイマ68及び98は、接続解除処理が完了したときに、時間監視をスタートするものとして説明したが、これに限定されるものではない。例えば、監視タイマ68及び98は、ステータス制御部66及び96によりポート状態値の“RB”のビットに“1”がセットされたとき、つまり制御装置9によるログ採取期間が開始したときに、時間監視をスタートしても良い。
また、本実施形態におけるログ採取期間は、制御装置9により採取対象ポートのログが採取されると、終了するものとして説明したが、これに限定されるものではなく、制御装置9により採取対象ポートのログが採取されても終了せずに、接続解除を行なったときから所定の時間が経過したときに終了しても良い。
上述したチャネル3においては、図示しないCPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等のプロセッサとメモリとが備えられ、チャネル3は、このプロセッサによって、情報処理装置2における入出力の制御を行なう。また、このプロセッサによって、メモリに格納された所定のプログラムが実行されることにより、上述した制御処理部35としての機能が実現される。なお、フレーム受信制御部31b、シーケンス受信制御部31c、フレーム送信制御部32b、シーケンス送信制御部32c、及びトレース制御部33としての機能は、ハードウェア(回路)によって実現されても良いし、プロセッサによる所定のプログラムの実行によって実現されても良い。
同様に、制御装置9においても、スイッチ装置5に図示しないCPUやMPU等のプロセッサとメモリとが備えられ、このプロセッサによって、メモリに格納された所定のプログラム(ログ採取プログラム)が実行されることにより、上述した制御処理部95としての機能が実現される。なお、フレーム受信制御部91b、フレーム送信制御部92b、トレース制御部93、及びステータス制御部96としての機能は、ハードウェア(回路)によって実現されても良いし、プロセッサによる所定のプログラムの実行によって実現されても良い。
また、外部ポート6においては、フレーム受信制御部61b、シーケンス受信制御部61c、フレーム送信制御部62b、シーケンス送信制御部62c、トレース制御部63、及びステータス制御部66としての機能は、ハードウェア(回路)によって実現されても良いし、例えばスイッチ装置5のプロセッサによるメモリに格納された所定のプログラム(ログ採取プログラム)の実行によって実現されても良い。
なお、これらの少なくとも制御処理部95としての機能を実現するためのプログラム(ログ採取プログラム)は、例えばフレキシブルディスク,CD(CD−ROM,CD−R,CD−RW等),DVD(DVD−ROM,DVD−RAM,DVD−R,DVD+R,DVD−RW,DVD+RW,HD DVD等),ブルーレイディスク,磁気ディスク,光ディスク,光磁気ディスク等の、コンピュータ読取可能な記録媒体に記録された形態で提供される。そして、コンピュータはその記録媒体からプログラムを読み取って内部記憶装置または外部記憶装置に転送し格納して用いる。また、そのプログラムを、例えば磁気ディスク,光ディスク,光磁気ディスク等の記憶装置(記録媒体)に記録しておき、その記憶装置から通信回線を介してコンピュータに提供するようにしても良い。
少なくとも制御処理部95としての機能を実現する際には、内部記憶装置(本実施形態ではスイッチ装置5のメモリ)に格納されたプログラムがコンピュータのマイクロプロセッサ(本実施形態ではスイッチ装置5のプロセッサ)によって実行される。このとき、記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータが読み取って実行するようにしても良い。
なお、本実施形態において、コンピュータとは、ハードウェアとオペレーティングシステムとを含む概念であり、オペレーティングシステムの制御の下で動作するハードウェアを意味している。また、オペレーティングシステムが不要でアプリケーションプログラム単独でハードウェアを動作させるような場合には、そのハードウェア自体がコンピュータに相当する。ハードウェアは、少なくとも、CPU等のマイクロプロセッサと、記録媒体に記録されたコンピュータプログラムを読み取るための手段とをそなえており、本実施形態においては、スイッチ装置5がコンピュータとしての機能を有しているのである。
〔3〕付記
以上の実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
複数の装置間を接続する入出力制御装置であって、
前記複数の装置が接続される複数のポートと、
前記複数のポートの制御を行なう制御部とを備え、
前記制御部は、前記複数の装置のうちのいずれかの装置から、前記複数のポートのうち当該装置が接続された第1ポートを介してログ採取指示を受信した場合に、前記複数のポートのうち、前記ログ採取指示により指定された採取対象ポートのログを採取することを特徴とする入出力制御装置。
(付記2)
前記採取対象ポートは、前記制御部がログを収集しているログ採取期間は、前記採取対象ポート以外のポートから前記採取対象ポートへの接続要求の受付を拒否することを特徴とする、付記1記載の入出力制御装置。
(付記3)
前記ログ採取指示は、前記第1ポートと前記複数のポートのうちの第2ポートとが接続された状態において、前記第1ポートと前記第2ポートとの接続解除処理が行なわれる場合に、前記装置によって送信されることを特徴とする、付記2記載の入出力制御装置。
(付記4)
前記採取対象ポートには、前記第1及び第2ポートの少なくとも一方が含まれることを特徴とする、付記3記載の入出力制御装置。
(付記5)
前記ログ採取期間は、前記接続解除処理が行なわれたときから前記制御部が前記採取対象ポートのログを採取するまで、或いは前記接続解除処理が行なわれたときから所定の時間が経過するまで、のいずれか一方の期間であることを特徴とする、付記3又は付記4記載の入出力制御装置。
(付記6)
前記複数のポートそれぞれのステータスを保持する記憶部と、
前記記憶部が保持する各ステータスに基づいて前記複数のポート間の接続を行なうスイッチ部とを更に備え、
前記採取対象ポートは、前記ログ採取期間が開始するとき、自身に対応するステータスとしてビジーを示す情報を前記記憶部に対して設定し、
前記スイッチ部は、前記採取対象ポート以外のポートから前記採取対象ポートへの接続要求があった場合、前記記憶部が保持する前記採取対象ポートに対応するステータスを参照し、当該ステータスにビジーを示す情報が設定されている場合に、前記採取対象ポート以外のポートに対してビジー応答を返すことを特徴とする、付記2〜5のいずれか1項記載の入出力制御装置。
(付記7)
前記採取対象ポートは、前記ログ採取期間が終了するとき、自身に対応するステータスとして前記記憶部に設定されたビジーを示す情報をクリアすることを特徴とする、付記6記載の入出力制御装置。
(付記8)
前記制御部は、採取した前記採取対象ポートのログを、前記ログ採取指示に対する応答として前記ログ採取指示を行なった装置に送信することを特徴とする、付記1〜7のいずれか1項記載の入出力制御装置。
(付記9)
前記制御部は、
前記複数のポートに接続される内部ポートを備え、
前記採取対象ポートは、前記複数のポート及び前記内部ポートのうちの少なくとも1つであることを特徴とする、付記1〜8のいずれか1項記載の入出力制御装置。
(付記10)
前記装置は、情報処理装置に備えられたチャネルであり、
前記第2ポートは、前記複数の装置のうちの入出力装置に接続されることを特徴とする、付記3〜5のいずれか1項記載の入出力制御装置。
(付記11)
複数の装置と、前記複数の装置間を接続する入出力制御装置とを備えた情報処理システムであって、
前記入出力制御装置は、
前記複数の装置が接続される複数のポートと、
前記複数のポートの制御を行なう制御部とを備え、
前記制御部は、前記複数の装置のうちのいずれかの装置から、前記複数のポートのうち当該装置が接続された第1ポートを介してログ採取指示を受信した場合に、前記複数のポートのうち、前記ログ採取指示により指定された採取対象ポートのログを採取することを特徴とする情報処理システム。
(付記12)
前記採取対象ポートは、前記制御部がログを採取しているログ採取期間は、前記採取対象ポート以外のポートから前記採取対象ポートへの接続要求の受付を拒否することを特徴とする、付記11記載の情報処理システム。
(付記13)
前記装置は、前記第1ポートと前記複数のポートのうちの第2ポートとが接続された状態において、前記第1ポートと前記第2ポートとの接続解除処理が行なわれる場合に、前記ログ採取指示を送信することを特徴とする、付記12記載の情報処理システム。
(付記14)
複数の装置が接続される複数のポートと、前記複数のポートの制御を行なう制御部とを備え、前記複数の装置間を接続する入出力制御装置としてのコンピュータに、
複数の装置のうちのいずれかの装置から、前記複数のポートのうち当該装置が接続された第1ポートを介してログ採取指示を受信し、
前記複数のポートのうち、前記受信したログ採取指示により指定された採取対象ポートのログを採取する、
処理を実行させる、入出力制御装置のログ採取プログラム。
(付記15)
前記コンピュータに、
前記コンピュータがログを収集しているログ採取期間は、前記採取対象ポート以外のポートから前記採取対象ポートへの接続要求の受付を拒否する、
処理を実行させる、付記14記載のログ採取プログラム。
(付記16)
前記第1ポートと前記複数のポートのうちの第2ポートとが接続された状態において、前記第1ポートと前記第2ポートとの接続解除処理が行なわれる場合に、前記ログ採取指示の受信を、前記コンピュータに実行させることを特徴とする、付記15記載のログ採取プログラム。
(付記17)
前記ログ採取期間は、前記接続解除処理が行なわれたときから前記制御部が前記採取対象ポートのログを採取するまで、或いは前記接続解除処理が行なわれたときから所定の時間が経過するまで、のいずれか一方の期間であることを特徴とする、付記16記載のログ採取プログラム。
1,100 情報処理システム
2,2−1,2−2,200−1,200−2 メインフレーム(情報処理装置)
3,3−1,3−2 チャネル(装置)
4,4−1,4−2 IO装置(装置,入出力装置)
5 スイッチ装置(入出力制御装置)
6,6−1〜6−4 外部ポート(ポート)
7 内部ポート(ポート)
8,800 スイッチ部
9 制御装置(制御部)
31,61,91 受信部
31a,61a,91a 受信バッファ
31b,61b,91b フレーム受信制御部
31c,61c シーケンス受信制御部
31d,61d 光/電気変換部
32,62,92 送信部
32a,62a,92a 送信バッファ
32b,62b,92b フレーム送信制御部
32c,62c シーケンス送信制御部
32d,62d 電気/光変換部
33,63,93 トレース制御部
34,64,94 トレースメモリ
35,95 制御処理部
37,97 エラーログメモリ
66,96 ステータス制御部
68,98 監視タイマ(タイマ)
81 ポート間接続部
82 ポートステータス記憶部(記憶部)
300−1,300−2 チャネル
400−1,400−2 IO装置
500 スイッチ装置
600−1〜600−4 外部ポート
700 内部ポート
900 制御ユニット

Claims (11)

  1. 複数の装置間を接続する入出力制御装置であって、
    前記複数の装置が接続される複数のポートと、
    前記複数のポートの制御を行なう制御部と
    前記複数のポートそれぞれのステータスを保持する記憶部と、
    前記記憶部が保持する各ステータスに基づいて前記複数のポート間の接続を行なうスイッチ部とを備え、
    前記制御部は、前記複数の装置のうちのいずれかの装置から、前記複数のポートのうち当該装置が接続された第1ポートを介してログ採取指示を受信した場合に、前記複数のポートのうち、前記ログ採取指示により指定された採取対象ポートのログを採取し、
    前記採取対象ポートは、前記制御部がログを収集しているログ採取期間が開始するとき、自身に対応するステータスとしてビジーを示す情報を前記記憶部に対して設定し、
    前記スイッチ部は、前記採取対象ポート以外のポートから前記採取対象ポートへの接続要求があった場合、前記記憶部が保持する前記採取対象ポートに対応するステータスを参照し、当該ステータスにビジーを示す情報が設定されている場合に、前記採取対象ポート以外のポートに対してビジー応答を返すことを特徴とする入出力制御装置。
  2. 前記採取対象ポートは、前記ログ採取期間は前記採取対象ポート以外のポートから前記採取対象ポートへの接続要求の受付を拒否することを特徴とする、請求項1記載の入出力制御装置。
  3. 前記ログ採取指示は、前記第1ポートと前記複数のポートのうちの第2ポートとが接続された状態において、前記第1ポートと前記第2ポートとの接続解除処理が行なわれる場合に、前記装置によって送信されることを特徴とする、請求項2記載の入出力制御装置。
  4. 前記採取対象ポートには、前記第1及び第2ポートの少なくとも一方が含まれることを特徴とする、請求項3記載の入出力制御装置。
  5. 前記ログ採取期間は、前記接続解除処理が行なわれたときから前記制御部が前記採取対象ポートのログを採取するまで、或いは前記接続解除処理が行なわれたときから所定の時間が経過するまで、のいずれか一方の期間であることを特徴とする、請求項3又は請求項4記載の入出力制御装置。
  6. 前記採取対象ポートは、前記ログ採取期間が終了するとき、自身に対応するステータスとして前記記憶部に設定されたビジーを示す情報をクリアすることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項記載の入出力制御装置。
  7. 前記制御部は、採取した前記採取対象ポートのログを、前記ログ採取指示に対する応答として前記ログ採取指示を行なった装置に送信することを特徴とする、請求項1〜のいずれか1項記載の入出力制御装置。
  8. 前記制御部は、
    前記複数のポートに接続される内部ポートを備え、
    前記採取対象ポートは、前記複数のポート及び前記内部ポートのうちの少なくとも1つであることを特徴とする、請求項1〜のいずれか1項記載の入出力制御装置。
  9. 前記装置は、情報処理装置に備えられたチャネルであり、
    前記第2ポートは、前記複数の装置のうちの入出力装置に接続されることを特徴とする、請求項のいずれか1項記載の入出力制御装置。
  10. 複数の装置と、前記複数の装置間を接続する入出力制御装置とを備えた情報処理システムであって、
    前記入出力制御装置は、
    前記複数の装置が接続される複数のポートと、
    前記複数のポートの制御を行なう制御部と
    前記複数のポートそれぞれのステータスを保持する記憶部と、
    前記記憶部が保持する各ステータスに基づいて前記複数のポート間の接続を行なうスイッチ部とを備え、
    前記制御部は、前記複数の装置のうちのいずれかの装置から、前記複数のポートのうち当該装置が接続された第1ポートを介してログ採取指示を受信した場合に、前記複数のポートのうち、前記ログ採取指示により指定された採取対象ポートのログを採取し、
    前記採取対象ポートは、前記制御部がログを収集しているログ採取期間が開始するとき、自身に対応するステータスとしてビジーを示す情報を前記記憶部に対して設定し、
    前記スイッチ部は、前記採取対象ポート以外のポートから前記採取対象ポートへの接続要求があった場合、前記記憶部が保持する前記採取対象ポートに対応するステータスを参照し、当該ステータスにビジーを示す情報が設定されている場合に、前記採取対象ポート以外のポートに対してビジー応答を返すことを特徴とする情報処理システム。
  11. 複数の装置が接続される複数のポートと、前記複数のポートの制御を行なう制御部とを備え、前記複数の装置間を接続する入出力制御装置としてのコンピュータに、
    複数の装置のうちのいずれかの装置から、前記複数のポートのうち当該装置が接続された第1ポートを介してログ採取指示を受信し、
    前記複数のポートのうち、前記受信したログ採取指示により指定された採取対象ポートのログを採取し、
    前記制御部がログを収集しているログ採取期間が開始するとき、当該採取対象ポートに対応するステータスとしてビジーを示す情報を前記複数のポートそれぞれのステータスを保持する記憶部に対して設定し、
    前記採取対象ポート以外のポートから前記採取対象ポートへの接続要求があった場合、前記記憶部が保持する各ステータスに基づいて前記複数のポート間の接続を行なうスイッチ部において、前記記憶部が保持する前記採取対象ポートに対応するステータスを参照し、当該ステータスにビジーを示す情報が設定されている場合に、前記採取対象ポート以外のポートに対してビジー応答を返す
    処理を実行させる、入出力制御装置のログ採取プログラム。
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