JP5758476B2 - Injection molding machine - Google Patents
Injection molding machine Download PDFInfo
- Publication number
- JP5758476B2 JP5758476B2 JP2013249422A JP2013249422A JP5758476B2 JP 5758476 B2 JP5758476 B2 JP 5758476B2 JP 2013249422 A JP2013249422 A JP 2013249422A JP 2013249422 A JP2013249422 A JP 2013249422A JP 5758476 B2 JP5758476 B2 JP 5758476B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hoop
- hot runner
- resin molding
- hoop material
- mold
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Encapsulation Of And Coatings For Semiconductor Or Solid State Devices (AREA)
Description
本開示は、射出成形機に関する。 The present disclosure relates to an injection molding machine.
従来から、樹脂成形金型のランナー部を加熱して、熱可塑性樹脂を流動状態に保ってリードフレームに配設する樹脂部を射出成形するにおいて、リードフレームの樹脂成形予定部の、任意の数であるNピッチ毎に一つの周期に合致して、等間隔に配設された任意の数であるn個のゲートおよびキャビティを設け、第一の射出成形から第Nの射出成形を行う間にN−1回のピッチ送りを伴い、次に、N×(n−1)+1ピッチ送るまでを1サイクルとして繰り返す事を特徴とする射出成形方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。 Conventionally, in the injection molding of the resin part to be disposed in the lead frame while keeping the thermoplastic resin in a fluid state by heating the runner part of the resin molding die, an arbitrary number of resin molding scheduled parts of the lead frame N gates and cavities, which are arbitrarily arranged at equal intervals, are provided for each N pitch, and between the first injection molding and the Nth injection molding. An injection molding method characterized by repeating N-1 times pitch feed and then repeating N × (n-1) +1 pitch feed as one cycle is known (for example, see Patent Document 1). .
また、半導体チップが搭載されたリードフレームをクランプした上で、当該リードフレームの一部を樹脂にて封止するための樹脂封止金型であって、樹脂封止後のリードフレームを金型表面から離型するためのエジェクトピンを備える樹脂封止金型が開示されている(例えば、特許文献2参照)。 Also, it is a resin-sealed mold for clamping a lead frame on which a semiconductor chip is mounted and sealing a part of the lead frame with a resin. A resin-sealed mold including an eject pin for releasing from the surface is disclosed (for example, see Patent Document 2).
ところで、フープ材上への樹脂封止後の成形品を金型表面から離型するためにエジェクトピンを移動させる際、フープ材が横に長いため、フープ材にたわみが生じるという問題が生じる。 By the way, when the eject pin is moved in order to release the molded product after resin sealing onto the hoop material from the mold surface, the hoop material is long in the lateral direction, which causes a problem that the hoop material bends.
そこで、本開示は、エジェクタ動作に伴うフープ材にたわみを低減できる成形機の提供を目的とする。 Therefore, an object of the present disclosure is to provide a molding machine that can reduce the deflection of the hoop material accompanying the ejector operation.
本開示の一局面によれば、樹脂成形金型とエジェクタ機構とを備える射出成形機であって、
前記金型の外側でフープ材を型閉方向に突き出す突出し手段であって、前記エジェクタ機構のクロスヘッドを延長させることにより前記エジェクタ機構のエジェクタ動作と同期して動作する突出し手段を備え、前記エジェクタ機構は固定プラテン又は可動プラテンに設けられ、前記固定プラテン又は前記可動プラテンにフープ送り方向に貫通する中空部が形成され、前記エジェクタ機構のクロスヘッドが前記中空部を貫通するように延長されることを特徴とする、射出成形機が提供される。
According to one aspect of the present disclosure, an injection molding machine including a resin molding die and an ejector mechanism,
Protruding means for projecting a hoop material in the mold closing direction outside the mold, the projecting means operating in synchronization with the ejector operation of the ejector mechanism by extending a crosshead of the ejector mechanism, and the ejector The mechanism is provided on a fixed platen or a movable platen, a hollow portion penetrating in the hoop feed direction is formed in the fixed platen or the movable platen, and a cross head of the ejector mechanism is extended so as to penetrate the hollow portion. An injection molding machine is provided.
本開示によれば、エジェクタ動作に伴うフープ材にたわみを低減できる成形機が得られる。 According to the present disclosure, it is possible to obtain a molding machine that can reduce the deflection of the hoop material accompanying the ejector operation.
以下、添付図面を参照しながら各実施例について詳細に説明する。 Hereinafter, embodiments will be described in detail with reference to the accompanying drawings.
図1は、本発明による樹脂成形金型で使用されてよいホットランナ20の単品構成を示す図である。図1は、単一のホットランナノズル12を備えるホットランナ10を示し、図1(A)は、ホットランナノズル12の軸方向を視た上面視を示し、図1(B)は、ホットランナノズル12の軸方向を含む側面視を示す。尚、このホットランナ10を複数個列状に設ける場合、隣接するホットランナ10のホットランナノズル12間の間隔Lは、L=l1+l2となる。
FIG. 1 is a diagram showing a single product configuration of a
図2は、本発明による樹脂成形金型で使用されてよい別のホットランナ20の単品構成を示す図である。図1は、2つのホットランナノズル22を備える2連方式のホットランナ20を示し、図2(A)は、ホットランナノズル22の軸方向を視た上面視を示し、図2(B)は、ホットランナノズル22の軸方向を含む側面視を示す。尚、このホットランナ20を使用する場合、隣接するホットランナノズル22間の間隔Lは、図示のように定まる。
FIG. 2 is a diagram showing a single product configuration of another
尚、本発明が適用されるホットランナの構成は、図1や図2に示したものに限られず、3連方式等の3連方式以上のホットランナが使用されてもよい。また、例えば図2に示したホットランナ20を複数個列状に配置して、4つ以上のホットランナノズルを一列内に配置することも可能である。尚、以下では、説明の複雑化を防止するため、図2に示したホットランナ20を使用する場合を代表して説明する。
Note that the configuration of the hot runner to which the present invention is applied is not limited to that shown in FIGS. 1 and 2, and a hot runner of a triple system or more such as a triple system may be used. Further, for example, a plurality of
図3は、本発明による樹脂成形金型で使用されてよいフープ材100の一例を示す平面図である。図3は、フープ材100の面直方向に視た平面視である。尚、フープ材100は、典型的には、金属材料からなる。
FIG. 3 is a plan view showing an example of a
フープ材100は、フープ材100の送り方向に対応したフープ送り方向ラインと列方向ラインに沿って碁盤目状に規則正しく樹脂成形予定部が設定される。図3に示す例では、列方向ライン上に8つの樹脂成形予定部101−108を備える。
In the
尚、本発明による樹脂成形金型で使用されてよいフープ材の構成は、図3に示したものに限られず、フープ送り方向ラインに垂直な方向の列方向ラインに沿って2個以上の樹脂成形予定部を有するものであれば、任意である。 The configuration of the hoop material that may be used in the resin molding die according to the present invention is not limited to that shown in FIG. 3, and two or more resins are arranged along the column direction line perpendicular to the hoop feed direction line. It is optional as long as it has a part to be molded.
ここで、フープ材100の列方向ラインに沿った樹脂成形予定部間の間隔をLfとする。即ち、樹脂成形予定部101,102間の間隔、樹脂成形予定部102,103間の間隔、樹脂成形予定部103,104間の間隔等は、同一のLfであるとする。樹脂成形予定部間の間隔Lfは、一般的に、上述したホットランナノズル22間の間隔Lよりも小さい。これは、樹脂成形予定部の小型化が進んでいることに起因している。また、1つのフープ材100上にできるだけ多くの樹脂成形予定部を設定することがスループットを高める観点から有利であるのに対して、ホットランナノズル22間の間隔Lは、ホットランナノズル22の構造上の制約(特にヒータを搭載する関係上の制約)から小さくするのに限界があることに起因している。
Here, the interval between the resin molding scheduled portions along the row direction line of the
ここでは、一例として、ホットランナノズル22間の間隔Lが、樹脂成形予定部間の間隔Lfの4倍であるとする。即ちL=4Lfである。尚、一列(列方向ラインに沿った列)に2つ以上のホットランナノズルを配置する場合、ホットランナノズル間の間隔Lは、樹脂成形予定部間の間隔Lfの2倍、3倍といった具合に、整数倍であることが望ましい。
Here, as an example, it is assumed that the interval L between the
図4は、本発明による樹脂成形金型におけるホットランナ配列態様の一例をフープ材100との関係で示す平面図である。図4は、フープ材100の面直方向に視た平面視である。
FIG. 4 is a plan view showing an example of a hot runner arrangement mode in the resin mold according to the present invention in relation to the
図4では、図2に示したホットランナ20が8つ設けられており、ここでは、8つのホットランナは、それぞれ、フープ材100の送り方向で先頭側から順に201−208の符号を用いて指示し、各ホットランナ201−208のホットランナノズルは、それぞれ、221−228で指示する。
In FIG. 4, eight
図4に示すように、ホットランナ201−208は、フープ材100の送り方向に対して垂直な方向に配列される。即ち、ホットランナ201−208は、フープ材100の列方向ラインに平行に配置される。
As shown in FIG. 4, the
ホットランナ201−204(第1のホットランナ群)は、フープ材100の送り方向で、フープ材100の列方向ラインを1つずつ空けて配置されている。即ち、ホットランナ201−204は、フープ材100の送り方向で、フープ材100の列方向ラインの2ライン分だけ互いに離間して配置されている。また、ホットランナ201−204は、フープ材100の送り方向に垂直な方向(即ち列方向)で、フープ材100のフープ送り方向ラインの1ライン分(=Lf)だけ互いにオフセットして配置されている。即ち、ホットランナ204は、ホットランナ203に対して、フープ材100の送り方向に垂直な方向でフープ材100のフープ送り方向ラインの1ライン分だけ(図中の下方向に)オフセットして配置され、ホットランナ203は、ホットランナ202に対して同様にフープ送り方向ラインの1ライン分だけオフセットして配置され、ホットランナ202は、ホットランナ201に対して同様にフープ送り方向ラインの1ライン分だけオフセットして配置されている。
The
同様に、ホットランナ205−208(第2のホットランナ群)は、フープ材100の送り方向で、フープ材100の列方向ラインを1つずつ空けて配置されている。即ち、ホットランナ205−208は、フープ材100の送り方向で、フープ材100の列方向ラインの2ライン分だけ互いに離間して配置されている。また、ホットランナ205−208は、フープ材100の送り方向に垂直な方向(即ち列方向)で、フープ材100のフープ送り方向ラインの1ライン分だけ互いにオフセットして配置されている。即ち、ホットランナ208は、ホットランナ207に対して、フープ材100の送り方向に垂直な方向でフープ材100のフープ送り方向ラインの1ライン分だけ(図中の下方向に)オフセットして配置され、ホットランナ207は、ホットランナ206に対して同様にフープ送り方向ラインの1ライン分だけオフセットして配置され、ホットランナ206は、ホットランナ205に対して同様にフープ送り方向ラインの1ライン分だけオフセットして配置されている。
Similarly, the
ホットランナ204は、ホットランナ205に対して、フープ材100の送り方向で、フープ材100の列方向ラインの3ライン分だけ離間して配置されている。ホットランナ201とホットランナ205は、フープ材100の送り方向に垂直な方向でオフセットしておらず、ホットランナ202とホットランナ206は、フープ材100の送り方向に垂直な方向でオフセットしておらず、ホットランナ203とホットランナ207は、フープ材100の送り方向に垂直な方向でオフセットしておらず、ホットランナ204とホットランナ208は、フープ材100の送り方向に垂直な方向でオフセットしていない。より具体的には、ホットランナ201は、フープ材100の図中上から1番目と5番目のフープ送り方向ラインに位置合わせされる2つのホットランナノズル221を備える。また、ホットランナ205は、フープ材100の図中上から1番目と5番目のフープ送り方向ラインに位置合わせされる2つのホットランナノズル225を備える。同様に、ホットランナ202は、フープ材100の図中上から2番目と6番目のフープ送り方向ラインに位置合わせされる2つのホットランナノズル222を備える。また、ホットランナ206は、フープ材100の図中上から2番目と6番目のフープ送り方向ラインに位置合わせされる2つのホットランナノズル226を備える。同様に、ホットランナ203は、フープ材100の図中上から3番目と7番目のフープ送り方向ラインに位置合わせされる2つのホットランナノズル223を備える。また、ホットランナ207は、フープ材100の図中上から3番目と7番目のフープ送り方向ラインに位置合わせされる2つのホットランナノズル227を備える。同様に、ホットランナ204は、フープ材100の図中上から4番目と8番目のフープ送り方向ラインに位置合わせされる2つのホットランナノズル224を備える。また、ホットランナ208は、フープ材100の図中上から4番目と8番目のフープ送り方向ラインに位置合わせされる2つのホットランナノズル228を備える。
The
図4に示す例では、フープ材100は、図中Pで示す送り方向に、2ピッチずつ送られる。ここで、1ピッチは、フープ材100の送り方向での、フープ材100における隣接する樹脂成形予定部間の間隔に対応し、フープ材100の列方向ラインの2ライン分に相当する。即ち、フープ材100は、ホットランナ201−204又は205−208における各隣接するホットランナ間の距離に相当するピッチずつ送られる。
In the example shown in FIG. 4, the
図5は、図4に示したホットランナ配列態様により実現される射出成形の流れを示す図である。図5(A)〜図5(E)は、時系列順にホットランナ配列態様とフープ材100との位置関係を示すと共に、各樹脂成形予定部への樹脂成形が実行される態様を示す。図5(A)〜図5(E)において、樹脂成形が実行された樹脂成形予定部は、黒塗りにより指示される。
FIG. 5 is a diagram showing a flow of injection molding realized by the hot runner arrangement mode shown in FIG. 5 (A) to 5 (E) show the positional relationship between the hot runner arrangement mode and the
図5(A)では、各ホットランナ201−208の全てのホットランナノズル221−228から熱可塑性樹脂が同時に射出され、ホットランナノズル221−228のそれぞれに対応する位置にあるフープ材100上の各樹脂成形予定部への樹脂成形が実行される。
In FIG. 5 (A), thermoplastic resin is simultaneously injected from all the hot runner nozzles 221-228 of each hot runner 201-208, and on the
次いで、図5(B)に示すように、図5(A)に示すフープ材100の位置から2ピッチ送られる。そして、当該2ピッチ送られた位置で、各ホットランナ201−208の全てのホットランナノズル221−228から熱可塑性樹脂が同時に射出され、ホットランナノズル221−228のそれぞれに対応する位置にあるフープ材100上の各樹脂成形予定部への樹脂成形が実行される。
Next, as shown in FIG. 5B, the pitch is fed by 2 pitches from the position of the
次いで、同様に、図5(C)に示すように、図5(B)に示すフープ材100の位置から2ピッチ送られる。そして、当該2ピッチ送られた位置で、各ホットランナ201−208の全てのホットランナノズル221−228から熱可塑性樹脂が同時に射出され、ホットランナノズル221−228のそれぞれに対応する位置にあるフープ材100上の各樹脂成形予定部への樹脂成形が実行される。
Next, similarly, as shown in FIG. 5 (C), the sheet is fed by 2 pitches from the position of the
以下、同様に、図5(D)及び図5(E)に示すように、フープ材100が2ピッチ送られつつ、その都度、各ホットランナ201−208の全てのホットランナノズル221−228から熱可塑性樹脂が同時に射出され、ホットランナノズル221−228のそれぞれに対応する位置にあるフープ材100上の各樹脂成形予定部への樹脂成形が実行される。このようにして更にフープ材100が2ピッチ送られつつ、その都度、各ホットランナ201−208の全てのホットランナノズル221−228から熱可塑性樹脂が同時に射出され、ホットランナノズル221−228のそれぞれに対応する位置にあるフープ材100上の各樹脂成形予定部への樹脂成形が実行される。
Hereinafter, similarly, as shown in FIGS. 5D and 5E, the
ここで、図5(A)〜図5(E)を参照し、先ず、図5(A)に示すフープ材100上の列方向ラインPに着目して、列方向ラインP上の各樹脂成形予定部101−108への樹脂成形態様について説明する。
Here, referring to FIG. 5 (A) to FIG. 5 (E), first, focusing on the column direction line P on the
列方向ラインP上の各樹脂成形予定部101−108は、各ホットランナ205−208に対して、フープ材100の送り方向で、フープ材100の列方向ラインの1ライン分だけずれている。従って、図5(E)に示す位置にフープ材100が送られるまでは、各樹脂成形予定部101−108への樹脂成形が実現されない。図5(E)に示す位置にフープ材100が送られると、先ず、ホットランナ204により、各樹脂成形予定部101−108のうち上から4番目と8番目の樹脂成形予定部104,108への樹脂成形が実行される。次いで、図5(E)に示す位置からフープ材100が2ピッチ送られると(図示せず)、ホットランナ203により、各樹脂成形予定部101−108のうち上から3番目と7番目の樹脂成形予定部103,107への樹脂成形が実行される。次いで、フープ材100が2ピッチ送られると(図示せず)、ホットランナ202により、各樹脂成形予定部101−108のうち上から2番目と6番目の樹脂成形予定部102,106への樹脂成形が実行される。次いで、フープ材100が2ピッチ送られると(図示せず)、ホットランナ201により、各樹脂成形予定部101−108のうち上から1番目と5番目の樹脂成形予定部101,105への樹脂成形が実行される。
Each resin molding scheduled portion 101-108 on the row direction line P is shifted by one line in the row direction line of the
このようにして、列方向ラインP上の各樹脂成形予定部101−108の全てへの樹脂成形は、フープ材100が2ピッチずつ順に送られる過程で実現される。
In this way, resin molding to all of the resin molding scheduled portions 101-108 on the row direction line P is realized in a process in which the
次いで、図5(A)〜図5(E)を参照し、先ず、図5(A)に示すフープ材100上の列方向ラインQに着目して、列方向ラインQ上の各樹脂成形予定部101−108への樹脂成形態様について説明する。
Next, referring to FIG. 5A to FIG. 5E, first, focusing on the column direction line Q on the
図5(A)に示す位置では、先ず、ホットランナ208により、各樹脂成形予定部101−108のうち上から4番目と8番目の樹脂成形予定部104,108への樹脂成形が実行される。次いで、フープ材100が図5(A)に示す位置から図5(B)に示す位置へと2ピッチ送られると、ホットランナ207により、各樹脂成形予定部101−108のうち上から3番目と7番目の樹脂成形予定部103,107への樹脂成形が実行される。次いで、フープ材100が図5(B)に示す位置から図5(C)に示す位置へと2ピッチ送られると、ホットランナ206により、各樹脂成形予定部101−108のうち上から2番目と6番目の樹脂成形予定部102,106への樹脂成形が実行される。次いで、フープ材100が図5(C)に示す位置から図5(D)に示す位置へと2ピッチ送られると、ホットランナ205により、各樹脂成形予定部101−108のうち上から1番目と5番目の樹脂成形予定部101,105への樹脂成形が実行される。以後は、フープ材100が更に2ピッチずつ送られ、フープ材100がホットランナ201−204の下方を通過することになるが、この間は、列方向ラインQ上の各樹脂成形予定部101−108への樹脂成形は行われることはない。これは、列方向ラインQ上の各樹脂成形予定部101−108は、各ホットランナ201−204に対して、フープ材100の送り方向で、フープ材100の列方向ラインの1ライン分だけずれているためである。
At the position shown in FIG. 5A, first, the
このようにして、列方向ラインQ上の各樹脂成形予定部101−108の全てへの樹脂成形は、フープ材100が2ピッチずつ順に送られる過程で実現される。
In this way, resin molding to all of the resin molding scheduled portions 101-108 on the row direction line Q is realized in the process in which the
列方向ラインPから下流側(図中の右側)の各列方向ライン上の各樹脂成形予定部101−108の全てに対しては、列方向ラインP及びQのいずれかと同様の態様で、フープ材100が2ピッチずつ順に送られる過程で樹脂成形が実現される。
For all of the resin molding scheduled portions 101-108 on each column direction line on the downstream side (right side in the drawing) from the column direction line P, a hoop is formed in the same manner as any of the column direction lines P and Q. Resin molding is realized in the process in which the
尚、列方向ラインPよりも先頭側(図中の左側)の各列方向ラインの幾つかは、ホットランナ201を通過した段階で、樹脂成形が実行されていない樹脂成形予定部を有する。かかる部分は、樹脂成形が実行された樹脂成形予定部だけを利用してもよいし、その他の方法で樹脂成形予定部に樹脂成形を実行した上で利用してもよいし、破棄されてもよい。ホットランナ201を通過した段階で樹脂成形が実行されていない樹脂成形予定部を有する列方向ラインを破棄する場合、ホットランナ201を通過した段階で樹脂成形が実行されていない樹脂成形予定部を有する列方向ラインに対しては、最初から樹脂成形を実施しないようにして、熱可塑性樹脂材料を節約することとしてもよい。また、列方向ラインPよりも先頭側の全部分を破棄する場合、かかる部分に対しては、最初から樹脂成形を実施しないようにして、熱可塑性樹脂材料を節約することとしてもよい。即ち、列方向ラインPから下流側の各列方向ラインに対してのみ樹脂成形を実行することとしてもよい。
It should be noted that some of the column direction lines on the head side (left side in the drawing) from the column direction line P have a resin molding scheduled portion where the resin molding is not performed at the stage of passing through the
ところで、フープ材(リードフレーム)をピッチ送りしつつ、フープ材上に設定された複数の樹脂成形予定部に樹脂成形を行う場合、フープ材上のフープ送り方向に垂直なライン上に設定された樹脂成形予定部の数と同一の数のランナノズルを、同一のピッチで樹脂成形金型の列方向に設けることが効率的である。 By the way, when pitching the hoop material (lead frame) and performing resin molding on a plurality of resin molding scheduled portions set on the hoop material, the hoop material is set on a line perpendicular to the hoop feed direction on the hoop material. It is efficient to provide the same number of runner nozzles as the number of resin molding scheduled portions in the row direction of the resin molding die at the same pitch.
しかしながら、フープ材上に設定される複数の樹脂成形予定部の高密化、即ち成形部品等に伴い、フープ材上のフープ送り方向に垂直なライン上に設定された樹脂成形予定部の数と同一の数のランナノズルをフープ送り方向に垂直な方向に設けることが困難になってきている。即ち、フープ材におけるフープ送り方向に垂直な方向で隣接する樹脂成形予定部間の間隔が小さくなると、それに応じて、フープ送り方向に垂直な方向で隣接するランナノズル間の間隔を小さくする必要があるが、かかる構成が、ランナノズル及びそれに関連する部位の物理的な構造の制約から困難となる場合がある。 However, due to the increase in the density of a plurality of resin molding scheduled portions set on the hoop material, that is, the number of the resin molding planned portions set on the line perpendicular to the hoop feed direction on the hoop material due to the molded parts, etc. It has become difficult to provide a number of runner nozzles in a direction perpendicular to the hoop feed direction. That is, when the interval between the resin molding scheduled portions adjacent to each other in the direction perpendicular to the hoop feed direction in the hoop material is reduced, it is necessary to reduce the interval between the runner nozzles adjacent in the direction perpendicular to the hoop feed direction accordingly. However, such a configuration may be difficult due to physical structure limitations of the runner nozzle and its associated parts.
これに対して、以上のように上述した本実施例によれば、とりわけ、以下のような優れた効果が奏される。 On the other hand, according to the present embodiment described above, the following excellent effects can be obtained.
上述の如く、フープ材100上の列方向ラインに沿った樹脂成形予定部101−108の個数(本例では、8個)に対応した個数のホットランナノズルを1列内に配置することができない場合でも、ホットランナノズルの同個数を、フープ送り方向及びそれに垂直な方向(列方向)でオフセットして配置したホットランナ201−204又は205−208により協動して実現することができる。また、フープ材100も所定ピッチ(本例では、2ピッチ)ずつ送るだけの制御であるため、例えばフープ材100の送るピッチを周期的に可変する構成(特許文献1に開示の構成)に比べて、制御内容を簡素化することができる。
As described above, the number of hot runner nozzles corresponding to the number (8 in this example) of the resin molding scheduled portions 101-108 along the row direction line on the
また、ホットランナの幅(フープ送り方向の長さ)が、フープ送り方向でのフープ材100における隣接する樹脂成形予定部間の間隔よりも小さくできない場合でも、図4及び図5に示したような態様でホットランナ201−204を配列することにより、フープ材100における所定数の列以降(本例では、先頭から15番目の列方向ラインP以降)の各列方向ライン上の各樹脂成形予定部101−108の全てに対して樹脂成形を実現することができる。尚、ホットランナの幅(即ち、フープ送り方向での隣接するホットランナ間の間隔)が、フープ送り方向でのフープ材100における隣接する樹脂成形予定部間の間隔以下とすることができる場合は、フープ送り方向でホットランナ201−204を(列を空けずに)詰めて配置することとしてもよい。この場合、フープ材100を1ピッチずつ順に送る構成に変更すれば、ホットランナ205−208を不要とすることができる。或いは、フープ送り方向でホットランナ201と202の間に、ホットランナ205を配置し、フープ送り方向でホットランナ202と203の間に、ホットランナ206を配置し、フープ送り方向でホットランナ203と204の間に、ホットランナ207を配置し、フープ送り方向でホットランナ205の後流側にホットランナ208を(列を空けずに)詰めて配置することとしてもよい。この場合、フープ材100を2ピッチずつ順に送る構成を維持して、高い生産速度を維持することができる。
Further, even when the width of the hot runner (the length in the hoop feed direction) cannot be made smaller than the interval between adjacent resin molding scheduled portions in the
尚、上述した本実施例は、図4及び図5に示した特定のホットランナ配列態様に関するものであるが、本実施例と同様の効果を得ることができるホットランナ配列態様は多種多様である。 In addition, although the present Example mentioned above is related to the specific hot runner arrangement | positioning aspect shown in FIG.4 and FIG.5, the hot runner arrangement | positioning aspect which can acquire the effect similar to a present Example is various. .
例えば、図4及び図5に示した特定のホットランナ配列態様において、フープ送り方向でホットランナ201−204内の順番を任意に変更してもよい。例えば、フープ送り方向でホットランナ201とホットランナ204とを入れ替えて配置してもよい。同様に、フープ送り方向でホットランナ205−208内の順番を任意に変更してもよい。
For example, in the specific hot runner arrangement mode shown in FIGS. 4 and 5, the order in the
また、図4及び図5に示した特定のホットランナ配列態様において、フープ材100を1ピッチずつ順に送る構成に変更し、ホットランナ205−208を省略してもよい。また、この場合も、フープ送り方向でホットランナ201−204内の順番を任意に変更してもよい。また、上述の例では、2つのホットランナ群を用いているが、3つ以上のホットランナ群を用いてもよい。これは、ホットランナの幅(ホットランナ単品のフープ送り方向の長さ)が、フープ送り方向でのフープ材100における隣接する樹脂成形予定部間の間隔の2倍以上よりも小さくできない場合に好適である。
Moreover, in the specific hot runner arrangement | positioning aspect shown to FIG.4 and FIG.5, it changes into the structure which sends the
尚、本実施例と同様の効果を得ることができるホットランナ配列態様は、例えば、以下の条件を満たせばよい。
(1)フープ材100の同一の列方向ライン上の複数の樹脂成形予定部が、フープ送り方向及びそれに垂直な方向(列方向)でオフセットして配置された複数のホットランナを協動して樹脂成形される。
(2)フープ材100の同一の列方向ライン上の複数の樹脂成形予定部のそれぞれは、複数列のホットランナのうちのいずれか1つの列のホットランナにより樹脂成形され、他の列のホットランナにより樹脂成形可能な位置に案内及び設定されない。
(3)上記(1)及び(2)の条件は、フープ材100が所定ピッチずつ規則的に送られる場合に満たされる。
In addition, the hot runner arrangement | positioning aspect which can acquire the effect similar to a present Example should just satisfy the following conditions, for example.
(1) A plurality of resin molding scheduled portions on the same row direction line of the
(2) Each of the plurality of resin molding scheduled portions on the same row direction line of the
(3) The above conditions (1) and (2) are satisfied when the
尚、以上説明した上述した実施例による射出成形方法、これに用いる樹脂成形金型及びこれを備える成形機は、電子部品のベース部分を製造するのに好適である。 The above-described injection molding method according to the above-described embodiment, the resin molding die used therefor, and the molding machine including the same are suitable for manufacturing the base portion of the electronic component.
ここで、特許文献2には、半導体チップが搭載されたリードフレームをクランプした上で、当該リードフレームの一部を樹脂にて封止するための樹脂封止金型であって、樹脂封止後のリードフレームを金型表面から離型するためのエジェクトピンを備える樹脂封止金型が開示されている。 Here, Patent Document 2 discloses a resin-sealing mold for clamping a lead frame on which a semiconductor chip is mounted and sealing a part of the lead frame with a resin. A resin-sealed mold including an eject pin for releasing a later lead frame from the mold surface is disclosed.
ところで、フープ材上への樹脂封止後の成形品を金型表面から離型するためにエジェクトピンを移動させる際、フープ材が横に長いため、フープ材にたわみが生じるという問題が生じる。 By the way, when the eject pin is moved in order to release the molded product after resin sealing onto the hoop material from the mold surface, the hoop material is long in the lateral direction, which causes a problem that the hoop material bends.
そこで、以下では、図6以降を参照して、かかる問題点を解消できる成形機の構成について説明する。 Therefore, hereinafter, a configuration of a molding machine capable of solving such a problem will be described with reference to FIG.
図6は、本発明の一実施例による成形機600の主要構成を示す断面図(正面視)である。本実施例の成形機600は、竪型射出成形機として具現化される。図6(A)は、成形機600の型締・成形中の状態を示し、図6(B)は、成形機600の型開・製品突き出し・フープフィーダ上昇状態を示す。図7は、成形機600の固定プラテン620の断面図を示す。
FIG. 6 is a cross-sectional view (front view) showing a main configuration of a
成形機600は、可動金型602と、フープフィーダ603と、可動プラテン604と、固定金型606と、エジェクタプレート608と、Eピン610と、エジェクタロッド612と、固定プラテン620と、エジェクタ622と、トグルリンク624と、クロスヘッド630と、フープフィーダ用昇降ロッド632とを備える。
The
可動金型602は、可動プラテン604に固定される。可動金型602は、図4及び図5に示した特定のホットランナ配列態様(又は、その他の上述した配列態様)を備える樹脂成形金型として具現化されてもよい。但し、可動金型602には、コールドランナ等の他の形式のランナーが設置されてもよいし、(上述の実施例によらない)通常の配列態様のホットランナが設置されてもよい。 The movable mold 602 is fixed to the movable platen 604. The movable mold 602 may be embodied as a resin mold having the specific hot runner arrangement mode shown in FIGS. 4 and 5 (or other above-described arrangement modes). However, other types of runners such as a cold runner may be installed in the movable mold 602, or a hot runner having a normal arrangement (not according to the above-described embodiment) may be installed.
フープフィーダ603は、フープ材100(図3等参照)を可動金型602及び固定金型606に対して移動させて供給する。フープフィーダ603は、成形機600の型開・製品突き出し・フープフィーダ上昇後に、例えば所定ピッチ(2ピッチ)ずつフープ材100を送るように制御される。フープフィーダ603は、図示しない支持機構により型締方向(図の上下方向)に往復動可能に支持される。
The
固定金型606は、固定プラテン620に固定される。固定金型606には、フープ材100(ひいてはそこに成形された成形品)を突き出すためのエジェクタプレート608及びEピン610が設けられる。Eピン610は、エジェクタプレート608に接続される。エジェクタプレート608は、固定金型606内で型締方向(図の上下方向)に往復動可能に支持される。
The fixed
固定プラテン620には、トグルリンク624が接続される。トグルリンク624は、トグルサポート(図示せず)に接続され、トグルサポートは、タイバ(図示せず)を介して可動プラテン604に接続される。トグルリンク624は、図示しない駆動機構(例えば電動モータ)により駆動され、可動プラテン604を固定プラテン620に対して移動させて型締及び型開を実現する。尚、トグルリンク624は、ベルクランプ形式を含む任意の形式であってもよい。
A toggle link 624 is connected to the fixed
固定プラテン620には、フープ送り方向に貫通する中空部628が形成される。中空部628は、固定プラテン620の鋳抜き穴として形成されてもよいし、加工穴として形成されてもよい。中空部628は、好ましくは、固定プラテン620の剛性の観点から、後述のクロスヘッド630の可動範囲を確保するための必要最小限の大きさ(断面内の穴の部分の面積)で形成される。
The fixed
固定プラテン620の中空部628には、クロスヘッド630が設けられる。クロスヘッド630は、フープ送り方向に延在する部材であり、固定プラテン620の中空部628を貫通するように設けられる。クロスヘッド630は、フープ送り方向での固定プラテン620の両側から露出する端部(延長部)631を有する。クロスヘッド630の端部631には、フープフィーダ用昇降ロッド632の一端(下端)が接続される。フープフィーダ用昇降ロッド632は、フープフィーダ603に向けて延在するように配置される。即ち、フープフィーダ用昇降ロッド632の他端(上端)は、フープフィーダ603の下面付近まで延在する。
A
クロスヘッド630には、エジェクタ622が接続される。エジェクタ622は、クロスヘッド630を型開閉方向(図中の上下方向)に駆動する駆動機構として機能する。エジェクタ622は、例えばボールネジ機構と電動モータを含んでよい。図示の例では、エジェクタ622は、クロスヘッド630の下面に当接するボールネジ上端部623(図6(B)参照)を備え、ボールネジ上端部623でクロスヘッド630を突き上げることでクロスヘッド630を型閉方向(図中の上方向)に移動させる。
An
クロスヘッド630には、固定プラテン620の中空部628内でエジェクタロッド612の一端(下端)が接続される。エジェクタロッド612は、エジェクタプレート608の下面に向けて延在するように配置される。即ち、エジェクタロッド612の他端(上端)は、エジェクタプレート608の下面付近まで延在する。エジェクタロッド612は、固定プラテン620を型開閉方向に貫通するように設けられる。この目的のため、固定プラテン620には、型開閉方向に貫通するエジェクタロッド用中空部629が形成される。エジェクタロッド用中空部629は、固定プラテン620の鋳抜き穴として形成されてもよいし、加工穴として形成されてもよい。エジェクタロッド用中空部629は、固定プラテン620の中空部628に連通するように形成される。
One end (lower end) of the
本実施例では、クロスヘッド630がエジェクタ622により型閉方向に移動されると、クロスヘッド630に接続されたエジェクタロッド612が型閉方向に移動されると共に、それと同時にクロスヘッド630に接続されたフープフィーダ用昇降ロッド632が型閉方向に移動される。エジェクタロッド612が型閉方向に移動されると、エジェクタロッド612の端部がエジェクタプレート608の下面に当接し、エジェクタロッド612が型閉方向に更に移動されると、エジェクタプレート608及びEピン610が型閉方向に移動される。これにより、Eピン610によるフープ材100の突き出しが実現される。同様に、フープフィーダ用昇降ロッド632が型閉方向に移動されると、フープフィーダ用昇降ロッド632の端部がフープフィーダ603の下面に当接し、フープフィーダ用昇降ロッド632が型閉方向に更に移動されると、フープフィーダ603が型閉方向に移動される(リフトアップされる)。これにより、フープフィーダ603に支持されたフープ材100の型閉方向への移動が実現される。
In this embodiment, when the
ここで、好ましくは、エジェクタロッド612の端部がエジェクタプレート608の下面に当接するタイミングと、フープフィーダ用昇降ロッド632の端部がフープフィーダ603の下面に当接するタイミングとが、同一になるように調整される。即ち、エジェクタロッド612を介したフープ材100の型閉方向への突き出し量と、フープフィーダ用昇降ロッド632を介したフープ材100の型閉方向への移動量とが、同一になるように調整される。
Here, preferably, the timing at which the end of the
このように、本実施例では、エジェクタロッド612を介したフープ材100の突き出しと、フープフィーダ用昇降ロッド632を介したフープ材100の型閉方向への移動とが、機械的に連動して同時に実現される。
Thus, in this embodiment, the protrusion of the
尚、クロスヘッド630に関連した組み立て方法は、固定プラテン620の中空部628にクロスヘッド630を差し込んだ後に、クロスヘッド630をエジェクタロッド612にナットで締結する。この際、エジェクタロッド用中空部629を利用してソケットレンチ及びナット締結治具による締結が実現されてもよい。
In the assembly method related to the
以上のように上述した本実施例の成形機600によれば、とりわけ、以下のような優れた効果が奏される。
As described above, according to the
上述の如く、本実施例では、上述の如く、エジェクタロッド612を介したフープ材100の突き出しと、フープフィーダ用昇降ロッド632を介したフープ材100の型閉方向への移動とが同一の駆動によって実現されているので、これらの動作の同期を確実に取ることができる。これにより、フープ材100の突き出し時におけるフープ材100のたわみを適切に防止することができる。
As described above, in this embodiment, as described above, the protrusion of the
また、クロスヘッド630は、固定プラテン620の中空部628を貫通して延長され、固定プラテン620の両側でフープフィーダ603のリフトアップ機能を実現している。このように、本実施例によれば、固定プラテン620に横穴状の中空部628を空けてクロスヘッド630の延長用のスペースを確保することにより、クロスヘッド630の延在方向に亘って設けられるトグルリンク624のリンク部材の制約を受けずにクロスヘッド630を延長することができる。また、中空部628は、パンチ面と反パンチ面に固定プラテン620の要素が連続して(つながった状態で)残るように形成されるので、中空部628に起因した固定プラテン620の剛性の低下を最小限に抑えることができる。特に、図7に示すように中空部628がトグルリンク624の上部に位置するように形成することで、剛性の低下を更に抑えることができる。これは、型締力をかけた際、固定プラテン620におけるトグルリンク624の上部は、両側に比べてパンチ面の凹み量が少ない部分(むしろ凸になる部分)であるためである。
The
図8は、本発明のその他の一実施例による成形機800の主要構成を示す断面図(正面視)である。本実施例の成形機800は、横型射出成形機として具現化される。図8(A)は、成形機800の型締・成形中の状態を示し、図8(B)は、成形機800の型開・製品突き出し・フープフィーダ突き出し状態を示す。
FIG. 8 is a cross-sectional view (front view) showing a main configuration of a
成形機800は、固定金型802と、フープフィーダ803と、固定プラテン804と、可動金型806と、エジェクタプレート808と、Eピン810と、エジェクタロッド812と、可動プラテン820と、エジェクタ822と、トグルリンク824と、クロスヘッド830と、フープフィーダ用突出ロッド832とを備える。
The
同様に、可動プラテン820には、フープ送り方向に貫通する中空部828が形成される。中空部828は、可動プラテン820の鋳抜き穴として形成されてもよいし、加工穴として形成されてもよい。中空部828は、後述のクロスヘッド830の可動範囲を確保するための必要最小限の大きさ(断面内の穴の部分の面積)で形成される。
Similarly, a
可動プラテン820の中空部828には、クロスヘッド830が設けられる。クロスヘッド830は、フープ送り方向に延在する部材であり、可動プラテン820の中空部828を貫通するように設けられる。クロスヘッド830は、フープ送り方向での可動プラテン820の両側から露出する端部831を有する。クロスヘッド830の端部831には、フープフィーダ用突出ロッド832の一端(左端)が接続される。フープフィーダ用突出ロッド832は、フープフィーダ803に向けて延在するように配置される。即ち、フープフィーダ用突出ロッド832の他端(右端)は、フープフィーダ803の左面付近まで延在する。
A cross head 830 is provided in the
クロスヘッド830には、エジェクタ822が接続される。エジェクタ822は、クロスヘッド830を型開閉方向(図中の左右方向)に駆動する駆動機構として機能する。エジェクタ822は、例えばボールネジ機構と電動モータを含んでよい。図示の例では、エジェクタ822は、クロスヘッド830の左面に当接するボールネジ右端部823(図8(B)参照)を備え、ボールネジ右端部823でクロスヘッド830を突き出すことでクロスヘッド830を型閉方向(図中の右方向)に移動させる。
An ejector 822 is connected to the crosshead 830. The ejector 822 functions as a drive mechanism that drives the cross head 830 in the mold opening / closing direction (left-right direction in the drawing). The ejector 822 may include, for example, a ball screw mechanism and an electric motor. In the illustrated example, the ejector 822 includes a ball screw right end 823 (see FIG. 8B) that contacts the left surface of the cross head 830, and the cross head 830 is projected by the ball screw
クロスヘッド830には、可動プラテン820の中空部828内でエジェクタロッド812の一端(左端)が接続される。エジェクタロッド812は、エジェクタプレート808の左面に向けて延在するように配置される。即ち、エジェクタロッド812の他端(右端)は、エジェクタプレート808の左面付近まで延在する。エジェクタロッド812は、可動プラテン820を型開閉方向に貫通するように設けられる。この目的のため、可動プラテン820には、型開閉方向に貫通するエジェクタロッド用中空部829が形成される。エジェクタロッド用中空部829は、可動プラテン820の鋳抜き穴として形成されてもよいし、加工穴として形成されてもよい。エジェクタロッド用中空部829は、可動プラテン820の中空部828に連通するように形成される。
One end (left end) of an
上述した本実施例の成形機800によれば、上述の成形機600と同様に、可動プラテン820に中空部828を空けてクロスヘッド830の延長用のスペースを確保することにより、トグルリンク824のリンク部材の制約を受けずにクロスヘッド830を延長することができる。また、中空部828は、パンチ面と反パンチ面に可動プラテン820の要素が連続して残るように形成されるので、剛性の低下を最小限に抑えることができる。特に、中空部828がトグルリンク824に型開閉方向で隣接した部分に位置するように形成することで、剛性の低下を更に抑えることができる(図7参考)。
According to the
図9は、本発明の更なるその他の一実施例による成形機900の主要構成を示す断面図(上面視)である。本実施例の成形機900は、横型射出成形機として具現化される。図9(A)は、成形機900の型締・成形中の状態を示し、図9(B)は、成形機900の型開・製品突き出し・フープフィーダ突き出し状態を示す。
FIG. 9 is a cross-sectional view (top view) showing a main configuration of a
本実施例の成形機900は、フープ送り方向が横方向である点が、フープ送り方向が縦方向である図8に示した成形機800と異なる。その他の点は、図8に示した成形機800と実質的に同じであるので、同一の参照符号を付して説明を省略する。尚、フープ送り方向が横方向である場合は、トグルリンク824のリンク部材は、図9に示すように、クロスヘッド830の延在方向に交差する方向に亘って設けられるので、クロスヘッド830の延長に対して大きな制約とならない。但し、本実施例の成形機900の場合も、同様に、中空部828は、パンチ面と反パンチ面に可動プラテン820の要素が連続して残るように形成されるので、剛性の低下を最小限に抑えることができる。
The
以上、本発明の好ましい実施例について詳説したが、本発明は、上述した実施例に制限されることはなく、本発明の範囲を逸脱することなく、上述した実施例に種々の変形及び置換を加えることができる。 The preferred embodiments of the present invention have been described in detail above. However, the present invention is not limited to the above-described embodiments, and various modifications and substitutions can be made to the above-described embodiments without departing from the scope of the present invention. Can be added.
例えば、上述した実施例では、クロスヘッドを可動プラテンから貫通させて金型の外側からフープ材を突き出す構成としているが、本発明はこれに限定されず、例えば、可動プラテンの反パンチ面側の空間を利用してクロスヘッドを延長させてもよいし、反パンチ面に溝を形成してクロスヘッドを延長させてもよい。但し、これらの場合には、トグル機構を採用する場合に、クロスヘッドの延長方向が限定されてしまうため、上述した実施例のように可動プラテンに中空部を設けてクロスヘッドを延長させる構成とするのが設計自由度の観点から好ましい。 For example, in the above-described embodiment, the cross head is penetrated from the movable platen and the hoop material is protruded from the outside of the mold. However, the present invention is not limited to this, for example, the anti-punch surface side of the movable platen. The crosshead may be extended using space, or the crosshead may be extended by forming a groove on the anti-punch surface. However, in these cases, when the toggle mechanism is employed, the extension direction of the crosshead is limited. Therefore, as in the above-described embodiment, the movable platen is provided with a hollow portion to extend the crosshead. This is preferable from the viewpoint of design freedom.
10 ホットランナ
12 ホットランナノズル
20 ホットランナ
22 ホットランナノズル
100 フープ材
101−108 樹脂成形予定部
201−208 ホットランナ
221−228 ホットランナノズル
600,800,900 成形機
602 固定金型
603 フープフィーダ
604 可動プラテン
606 可動金型
608 エジェクタプレート
610 Eピン
612 エジェクタロッド
620 固定プラテン
622 エジェクタ
623 ボールネジ上端部
624 トグルリンク
628 中空部
629 エジェクタロッド用中空部
630 クロスヘッド
631 クロスヘッドの端部
632 フープフィーダ用昇降ロッド
802 固定金型
803 フープフィーダ
804 固定プラテン
806 可動金型
808 エジェクタプレート
810 Eピン
812 エジェクタロッド
820 可動プラテン
822 エジェクタ
823 ボールネジ上端部
824 トグルリンク
828 中空部
829 エジェクタロッド用中空部
830 クロスヘッド
831 クロスヘッドの端部
832 フープフィーダ用突出ロッド
DESCRIPTION OF
Claims (1)
前記金型の外側でフープ材を型閉方向に突き出す突出し手段であって、前記エジェクタ機構のクロスヘッドを延長させることにより前記エジェクタ機構のエジェクタ動作と同期して動作する突出し手段を備え、前記エジェクタ機構は固定プラテン又は可動プラテンに設けられ、前記固定プラテン又は前記可動プラテンにフープ送り方向に貫通する中空部が形成され、前記エジェクタ機構のクロスヘッドが前記中空部を貫通するように延長されることを特徴とする、射出成形機。 An injection molding machine comprising a resin mold and an ejector mechanism,
Protruding means for projecting a hoop material in the mold closing direction outside the mold, the projecting means operating in synchronization with the ejector operation of the ejector mechanism by extending a crosshead of the ejector mechanism, and the ejector The mechanism is provided on a fixed platen or a movable platen, a hollow portion penetrating in the hoop feed direction is formed in the fixed platen or the movable platen, and a cross head of the ejector mechanism is extended so as to penetrate the hollow portion. Features an injection molding machine.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013249422A JP5758476B2 (en) | 2013-12-02 | 2013-12-02 | Injection molding machine |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013249422A JP5758476B2 (en) | 2013-12-02 | 2013-12-02 | Injection molding machine |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010091660A Division JP5456548B2 (en) | 2010-04-12 | 2010-04-12 | Resin molding mold and injection molding method |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014061713A JP2014061713A (en) | 2014-04-10 |
JP5758476B2 true JP5758476B2 (en) | 2015-08-05 |
Family
ID=50617410
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013249422A Expired - Fee Related JP5758476B2 (en) | 2013-12-02 | 2013-12-02 | Injection molding machine |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5758476B2 (en) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3677740B2 (en) * | 2001-10-19 | 2005-08-03 | 日精樹脂工業株式会社 | Insert molding method and molding apparatus for resin on strip |
-
2013
- 2013-12-02 JP JP2013249422A patent/JP5758476B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2014061713A (en) | 2014-04-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN101733870A (en) | Mould fastener | |
JP5456548B2 (en) | Resin molding mold and injection molding method | |
CN101332658B (en) | Hot runner injection method of plastic part with side core-pulling and forming mold thereof | |
KR100794110B1 (en) | Apparatus and method for forming plate | |
JP5758476B2 (en) | Injection molding machine | |
TWI626142B (en) | Injection molding machine | |
TWI840031B (en) | Resin seal | |
KR20110006710U (en) | Apparatus for forming plate | |
KR101179388B1 (en) | A mould assembly | |
CN105773937A (en) | Fixed platen of injection molding machine | |
JP5976568B2 (en) | Injection molding machine | |
SK50282009A3 (en) | Mold for injection molding and molding method using the same | |
KR200444344Y1 (en) | Slide core structure for multiplex under cut processing | |
JP2007130976A (en) | Resin molding apparatus | |
JP2009000854A (en) | Injection molding device | |
CN208305713U (en) | Moulding arc-shaped side corner anti-deformation mould unloading structure and injection mold | |
JP5653859B2 (en) | Injection molding machine | |
EP3075514B1 (en) | Injection molding machine | |
JP6699138B2 (en) | Resin mold | |
CN202805533U (en) | Locating device for adjusting chain belt stepping length in zipper machine | |
CN108819127A (en) | Slider-actuated pulling block forced demoulding mechanism | |
CN102950646A (en) | Mold for processing hollow spiral ceramic piece | |
CN220095400U (en) | Novel mould structure of position is moved to secondary motion | |
CN211640843U (en) | Mould capable of automatically demoulding | |
CN201264341Y (en) | Hot runner injection forming mould for side core pulling plastic member |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20141008 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20141014 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20141215 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150602 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150603 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5758476 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |