JP5755598B2 - ファイル配信システム - Google Patents

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Description

本発明は、スキャナで原稿画像を読み取って生成した画像ファイルを配信するファイル配信システムに係り、特に、ファイル配信に失敗した場合に別の装置で再配信を行うファイル配信システムに関する。
下記特許文献1では、スキャナで読み取った画像のファイルを、その属性ファイル(メタ情報ファイル)とともにファイル配信装置の共有フォルダに入れ、この装置が、該共有フォルダ内の該メタ情報ファイルの内容並びに該画像ファイルのフォーマット及びファイル名内の文字列とファイル配信先決定ルールとに基づき配信先を決定し、自装置の所定のフォルダや他のコンピュータなどの配信先に該画像ファイルを配信する配信システムが開示されている。
このシステムにおいて、例えば、ファイル配信先のコンピュータがスリープ状態、電源オフの状態又はメンテナンス中となっているために、又は配信途中での故障のために、このコンピュータとの接続を確立できない場合、次のような再配信処理を行っている。
すなわち、配信対象の画像ファイルを、配信失敗フォルダ内へ移動させ、インターパルタイマーのインスタンスを生成してタイマーを起動させ、これがタイムアップすると、該画像ファイル及び該メタ情報ファイルを該共有フォルダ内へ戻している。
このシステムによれば、通常の配信処理と同様にして再配信を行うことができる。
特開2011−129051号公報
しかしながら、ファイル配信装置で配信失敗時の再配信も行っており、失敗が繰り返される毎に再配信処理が行われるので、失敗原因が直ぐに除去されなければ、再配信処理が増大し、通常配信処理が遅延する原因となる。
この問題を解決するため、配信失敗時の再配信を専用のファイル再配信装置で行うように構成すると、システムが複雑になる。また、配信失敗が繰り返されると、上記同様に再配信処理が増大する原因となる。
本発明の目的は、このような問題点に鑑み、比較的簡単な構成で再配信を行うことが可能なファイル配信システムを提供することにある。
本発明の他の目的は、比較的簡単な構成で再配信を行うとともに、再配信処理の増大を抑制することが可能なファイル配信システムを提供することにある。
本発明によるファイル配信システムの第1態様では、スキャナで読み取った画像のファイルをファイル配信装置で仲介して配信し、該ファイル配信装置で配信に失敗した場合に再配信をファイル再配信装置に代替させるファイル配信システムであって、該ファイル配信装置及び該ファイル再配信装置のそれぞれのプログラムは、対応するプロセッサに対し受信した画像ファイルを、そのメタ情報と、ファイル配信先決定ルールとに基づき、配信先を決定させ、該配信先へ該画像ファイルを配信させる部分の構成が互いに同一であり、該ファイル再配信装置のプログラムは、そのプロセッサに対し、(a)画像ファイルを受信してから所定時間経過後に、(b)該画像ファイルとともに受信したメタ情報と該ファイル配信先決定ルールとに基づき配信先を決定させ、(c)該配信先へ該画像ファイルを配信させ、(d)該画像ファイルの配信に失敗した場合、該画像ファイルを新たに受信したとみなして配信させ、該ファイル再配信装置のプログラムはそのプロセッサに対し、受信フォルダ内にファイルが投入されたか否かを監視させ、ファイルが投入された場合には、所定の画像ファイル及びメタ情報を含んでいるか否かを判定させ、肯定判定した場合には、現時刻を読み取らせてタイムスタンプとさせ、このタイムスタンプと、該画像ファイルの識別情報と、値が1回目に初期化された回数との組又はその識別子を、待行列要素としてキューの後端に追加させ、該キューの先頭の待行列要素がNULL又は空でなければ、該待行列要素を該キューから取り出させ、現時刻と該取り出した待行列要素に属するタイムスタンプとの差を定期的に算出させ、この差が、第1設定値又は該第1設定値と該回数とで定まる値以上であれば、該画像ファイルを受信してから所定時間が経過したと判定させる、ことにより処理(a)を実行させ、処理(b)において、該取り出した待行列要素に属する該識別情報に対応する画像ファイル及びメタ情報を該受信フォルダ内から取得させ、処理(d)において、該画像ファイルの配信に失敗した場合、該取り出した待行列要素に属する回数を正又は負の一方向に変化させ、その回数が第2設定値に等しくないときのみこの待行列要素を該キューの後端に追加させる
本発明によるファイル配信システムの第2態様では、第1態様において、該ファイル配信装置及び該ファイル再配信装置のプログラムはいずれも、対応するプロセッサに対し、決定した配信先のURIがインターネット上の文書管理サービスのURIである場合、該画像ファイルを該文書管理サービスに登録させる。
本発明によるファイル配信システムの第態様では、第1又は2態様において、処理(a)において、該第1設定値と該回数とで定まる値は、該第1設定値と該回数との積である。
本発明によるファイル配信システムの第態様では、第1又は2態様において、処理(a)において、該第1設定値と該回数とで定まる値は、該第1設定値と2の該回数乗との積である。
上記第1態様の構成によれば、ファイル配信装置で配信に失敗した場合に再配信をファイル再配信装置に代替させるので、該ファイル配信装置の負荷が低減されるとともにそのソフトウェア構成を簡単化でき、また、該ファイル配信装置及び該ファイル再配信装置のそれぞれのプログラムは、対応するプロセッサに対し受信した画像ファイルを、そのメタ情報と、ファイル配信先決定ルールとに基づき、配信先を決定させ、該配信先へ該画像ファイルを配信させる部分の構成が互いに同一であるので、システム開発コストを低減できるという効果を奏する。また、ファイル再配信装置において、配信順のキューの要素に受信時のタイムスタンプと再配信の回数とを持たせ、現時刻と該キューから取り出した先頭の要素のタイムスタンプとの差を定期的に算出し、この差が第1設定値又は該第1設定値と該回数とで定まる値以上であれば、該画像ファイルを受信してから所定時間が経過したと判定しており、配信失敗毎にタイマーを生成しそれぞれについて処理を行う必要がないので、CPUの負荷が低減され、これにより、例えば、管理者PCにファイル再配信アプリケーションをインストールしてファイル再配信装置を兼用することが可能となるという効果を奏する。また、値が1回目に初期化された回数も待行列要素に含まれ、該画像ファイルの配信に失敗した場合、該取り出した待行列要素に属する回数を正又は負の一方向に変化させ、その回数が、第2設定値に等しくないときのみこの待行列要素を該キューの後端に追加させるので、簡単な構成で、再配信を所定回数まで繰り返し行うことができるという効果を奏する。
上記第2態様の構成によれば、配信先のURIがインターネット上の文書管理サービスのURIである場合、該画像ファイルを該文書管理サービスに登録させるので、各種配信を仲介することができるという効果を奏する。
上記第態様の構成によれば、処理(a)において、該第1設定値と該回数とで定まる値が、該第1設定値と該回数との積であるので、再配信の繰り返し回数に比例して再配信間隔が長くなり、通信経路や配信先での故障などにより再配信処理の負荷が必要以上に増大するのを防止することができ、例えば上述の、管理者PCにファイル再配信アプリケーションをインストールしてファイル再配信装置を兼用する可能性が増大する。
上記第態様の構成によれば、処理(a)において、該第1設定値と該回数とで定まる値が、該第1設定値と2の該回数乗との積であるので、再配信する毎に再配信間隔が前回の2倍になり、第態様で述べた効果が高められるという効果を奏する。
本発明の他の目的、特徴的な構成及び効果は、以下の説明を特許請求の範囲及び図面の記載と関係づけて読むことにより明らかになる。
本発明の実施例1に係るファイル配信システムの概略説明図である。 ファイル配信装置と配信先PCとのファイル送信に関するハードウェア概略ブロック図である。 図2中のファイル配信装置の概略機能ブロック図である。 ユーザによる画像形成装置の操作及びそれにより生成されるスキャン画像のファイルを自動配信する処理のシーケンス図である。 図3中のフォルダ内監視部の構成を示す概略機能ブロック図である。 図3中の配信先決定処理部の構成を示す概略機能ブロック図である。 図3中のファイル配信先決定ルールの構成例を示す図である。 配信先がクラウド上文書管理サービスである場合の文書登録処理を示す概略フローチャートである。 管理者PCによるファイル配信の機能ブロック図である。 図9中のフォルダ内監視部及び伝達遅延部の構成を示す概略機能ブロック図である。 本発明の実施例2に係る、再配信用のフォルダ内監視部及び伝達遅延部の構成を示す概略機能ブロック図である。 本発明の実施例3に係るファイル配信システムの概略説明図である。
図1は、本発明の実施例1に係るファイル配信システムの概略説明図である。
ファイル送信を仲介するファイル配信装置10は、送信元の画像形成装置20と、配信先のN台のPC(パーソナルコンピュータ)30−1〜30−Nと共に、LAN(ローカルエリアネットワーク)40に結合されている。画像形成装置20からファイル配信装置10へのファイル送信及びファイル配信装置10からPC30−1〜30−Nのうちの1つ以上の装置へのファイル配信は、これらのOSに備えられているファイル共有サービスを用いて行うことにより、ファイル配信アプリケーションの構成を簡単化している。すなわち、ファイル配信先の補助記憶装置に共有フォルダを作成し、配信元でこれを操作可能にして、この共有フォルダへファイルを投入することにより、ファイルを配信する。
ファイル配信装置10の配信先は、LAN40上のPCに限定されず、また、配信は単なる配信に限定されず、ルータ41を介してインターネット42上のクラウド50の文書管理サービス51を配信先(登録先)とすることもできる。
文書への検索用タグ付けに関しては、画像形成装置20よりもPCの方が操作性がよいので、まず、画像形成装置20で読み取った画像ファイルを電子文書としてファイル配信装置10を介し文書管理サービス51に登録する。文書管理サービス51はこの際、文書に登録日時を自動的に紐付けする。ユーザはこの後、PCから文書管理サービス51にこの登録日時の範囲を指定して文書を読み出し、その文書を指定してこれにタグを紐付けることにより、容易かつ適切に検索が行えるようにする。
図2は、ファイル配信装置10とPC30−iとのファイル送信に関するハードウェア概略ブロック図である。このPC30−iは、図1のPC31〜30−Nのいずれかである。
ファイル配信装置10では、CPU11がインターフェイス12を介してPROM13、DRAM14、ハードディスクドライブ15及びネットワークインターフェイス16に結合されている。図2では、簡単化の為に、複数種のインターフェイスを1つのブロック12で表している。
PROM13は、例えばフラッシュメモリであり、BIOSが格納されている。DRAM14は、主記憶装置として用いられる。ハードディスクドライブ15には、仮想記憶方式のOS、各種ドライバ及びファイル配信アプリケーションが格納されている。ネットワークインターフェイス16は、ネットワークLAN40に結合されている。
PC30−iは構成要素31〜37を備え、構成要素31〜36はそれぞれファイル配信装置10の構成要素11〜16に対応している。会話型入出力装置37は、例えばキーボード、ポインティングデバイス及び表示装置を備えている。ハードディスクドライブ35には、原稿画像をスキャンしその画像を処理して画像ファイルを生成するアプリケーション及びスキャナドライバが格納されている。管理者PC30−1の場合にはハードディスクドライブ35にさらに、ファイル再配信ソフトウェアが格納されている。
図3は、ファイル配信装置10の機能ブロック図である。各機能ブロックは、コンピュータのハードウェアとソフトウェアとの協働により動作する。図4は、ユーザUが画像形成装置20を操作して原稿画像をスキャンさせることにより、スキャン画像を生成し、そのファイルを、ファイル配信装置10を介しPC30−iに自動配信する処理のシーケンス図である。
以下、図4のシーケンスを参照して、図3の構成及びその動作を説明する。以下の括弧内は、図4中のシーケンスのステップ識別符号である。
(S1)ユーザUは、画像形成装置20の操作パネルを操作し又はICカードにより、ユーザIDとパスワードとを画像形成装置20に入力してログインし、操作パネルでスキャン・配信機能又は文書管理サービス51への文書登録機能(ScanToDocManager)を選択し、画像読取りにおけるカラー/モノクロモード、解像度、画像ファイルのフォーマット等の条件を選択し、スキャン開始ボタンを押下する。
(S2)画像形成装置20はこれに応答して、選択された条件の下で原稿画像をスキャンし、その画像ファイルGFを画像形成装置20のメモリ上又は補助記憶装置内に生成する。
ステップS1でScanToDocManagerが選択された場合には、この機能名"ScanToDocManager"がスキャン画像ファイルGFの名前に付加される。
(S3)画像形成装置20は次に、この画像ファイルに関し、ログインの際に入力されたユーザ識別子と、画像形成装置20の識別子(送信元識別子)、例えば型式とシリアル番号の組とを含むメタ情報ファイルMFを生成する。
(S4)画像形成装置20は次に、OSのファイル共有サービスを用いてこれらスキャン画像ファイルGF及びメタ情報ファイルMFをファイル配信装置10内の共有フォルダである受信フォルダ70内へ送信(投入)する。これにより、受信フォルダ70内には、スキャン画像ファイル71及びメタ情報ファイル72が格納される。構成の簡単化のため、スキャン画像ファイルGFとメタ情報ファイルMFとは、ファイル名の本体部が互いに同一にされて両者が紐付けられており、ファイル名の拡張子のみ互いに異なる。なお、画像ファイルとメタ情報ファイルとをアーカイブして1つのファイルにして送信してもよい。
ここで、図5に示すようにフォルダ内監視部73は、キュー管理部74と、キュー75とを備えている。
(S5)キュー管理部74は、OSの、バックグラウンドで動作するサービスソフトウェアに含まれるイベント通知機能を介して、受信フォルダ70内にファイルが投入されたか否かを監視し、ファイルが投入されたことを検出した場合には、それらの拡張子からスキャン画像ファイルGFとメタ情報ファイルMFの組であるか否かを判定する。肯定判定した場合には、キュー75の後端に、スキャン画像ファイルGFの名前の本体部FNmを待行列要素75eとして追加する。図5では、キュー75は、値がFNm〜FN0のそれぞれの要素75eを保持しており、FNmが後端、FN0が先頭に位置している。
ここで、図6に示すように配信先決定処理部76は、ファイル形式検出部画像ファイル形式検出部77と、メタ情報取出部78と、配信先決定部79とを備えている。
(S6)画像ファイル形式検出部77は、図5のキュー75に要素75eが存在すれば、すなわち先頭要素75eがNULLでなければ、この要素75eを取り出し、次のような処理を行う。
すなわち、ファファイル形式検出部画像ファイル形式検出部77は、受信フォルダ70内のファイルのうち、ファイル名本体部がFN0と一致するものを見つけ出し、そのうち、拡張子が"pdf"又は"jpg"、"png"、"bmp"などの所定画像ファイル拡張子のいずれかと一致するものを見つけ、これをスキャン画像ファイルのフォーマット識別子とする。
(S7)次いでメタ情報取出部78は、受信フォルダ70内のファイルのうち、ファイル名本体部がFN0と一致し拡張子が"meta"であるメタ情報ファイルからユーザ識別子及び送信元識別子を取り出す。
(S8)次いで配信先決定部79は、これらファイル名本体部FN0、画像ファイルフォーマット、ユーザ識別子及び送信元識別子を含むメタ情報と、例えば図7に示すようなファイル配信先決定ルール80とから、配信先URIを決定し、制御を配信部81へ移す。このファイル配信先決定ルール80は、階層構造になっているので、例えばXMLファイルで構成することができる。
図7のファイル配信先決定ルール80では、ユーザ識別子(ユーザID)と送信元識別子とファイルに含まれる文字列と画像ファイルフォーマット識別子(ファイル拡張子)との組み合わせにより配信先が定まることを示している。空欄は任意であることを示し、また、同一ユーザ識別子の場合、上の行ほど優先順位が高く、上の行から順にメタ情報を照合し、最初にマッチした行の配信先が適用される。
ファイル配信先決定ルール80の第1行は、ファイル名本体部に"ScanToDocManager"が含まれていれば、ユーザIDや送信元識別子や画像ファイルのフォーマットとは無関係に、配信先Aに配信することを示している。
本実施例では、図7中の配信先Aは文書管理サービス51のURIであり、配信先B〜Iはいずれもファイル配信装置10内の図3に示すフォルダ61若しくはフォルダ62のパス又はファイル配信装置10外の共有フォルダのURIであって、例えば、A="SMB://192.168.126.162/SCAN/稟議.jpeg/"、E="c:/Design"であるとする。
(S9)配信部81は、決定された配信先へスキャン画像ファイル71を、配信先のURIに応じ、OSのファイルシステムを介して移動し、SMBプロトコルで配信し、又は文書管理サービス51への登録処理を行う。本明細書では、「移動」及び「登録」はいずれも配信の一形態である。
図8は、1つの要素75eに関する配信先が文書管理サービス51である場合の文書登録処理を示す概略フローチャートである。以下、括弧内は、図8中のステップ識別符号である。
(S10)ファイル配信装置10は、SOAP/HTTPプロトコルにより、文書管理サービス51に対し登録要求する。
(S11)この要求に対する応答がまだ無ければ、ステップS12へ進み、有ればステップS13へ進む。
(S12)ステップS10での要求開始から設定時間、例えば30秒が経過していなければステップS11へ戻り、経過していれば、すなわち、例えばファイル配信先のPC31がスリープ状態や電源オフの状態となっていたり、又は配信途中が故障であるなどの理由により、文書管理サービス51との接続を設定時間内に確立できなかった場合には、ステップS15へ進む。
(S13)文書管理サービス51は、ファイル配信装置10に対しユーザのIDとパスワードを要求する。ファイル配信装置10はこれに応答して、不図示のテーブルを参照し、画像形成装置20で入力されたユーザのIDに対応した文書管理サービス51に対するユーザのIDとパスワードを読み出して、これらを文書管理サービス51に送信する。認証をパスするとステップS14へ進む。
(S14、S15)所定のプロトコルに従って、スキャン画像ファイルGFを文書管理サービス51に登録することにより、上記要素75eに関する文書登録処理を終了する。但し、登録処理の途中で上記理由が発生して文書管理サービス51との接続が遮断された場合には、ステップS16へ進む。
(S16)配信部81は、スキャン画像ファイル71及びメタ情報ファイル72を管理者PC30−1へ送信して、上記要素75eに関する配信処理を終了する。
次に、管理者PC30−1でのファイル再配信について説明する。
独立のファイル再配信装置を備えずに管理者PC30−1にファイル再配信アプリケーションをインストールする理由は、通常は再配信処理が殆ど生じないことと、後述のようにプロセッサの負担を軽減するようにファイル再配信アプリケーションを構成しているからである。
図9は、管理者PC30−1にインストールされたファイル再配信アプリケーションとハードウェアとで構成されるファイル再配信機能部60Rの機能ブロック図である。
このファイル再配信機能部60Rは、図3のファイル配信機能部60に伝達遅延部90を付加し、図3のフォルダ内監視部73の構成を少し変更してフォルダ内監視部73Rとし、また、再配信先を受信フォルダ70R内とする構成となっており、すなわちファイル配信機能部60との共通部分を多くした構成となっており、これにより、システム全体の開発コストを低減している。ファイル再配信機能部60Rの配信先決定処理部76R、ファイル配信先決定ルール80R及び配信部81Rはそれぞれ図3のファイル配信機能部60の配信先決定処理部76、ファイル配信先決定ルール80及び配信部81と同一構成である。
図10は、フォルダ内監視部73R及び伝達遅延部90の構成を示す機能ブロック図である。
キュー管理部74Rは、図5のキュー管理部74と同様にして、受信フォルダ70R内にファイルが投入されたか否かを監視し、ファイルが投入されたことを検出した場合には、それらのファイル名からスキャン画像ファイルGFとメタ情報ファイルMFとの組であるか否かを判定する。肯定判定した場合には、伝達遅延部90の時計部91から現時刻を読み取ってタイムスタンプTSmとし、このTSmと、スキャン画像ファイルGFの名前の本体部FNmと、回数Nmとの組を、待行列要素としてキュー75の後端に追加する。ここに回数Nmは、ファイル再配信機能部60Rでの同一対象の配信回数であり、初期値は1である。
伝達遅延部90において、差算出部92は、キュー75Rの先頭の要素75ReがNULL(又は空)でなければ、要素75Reをキュー75Rから取り出してその値を変数920に代入し、そのタイムスタンプTS0を読み取り、時計部91が示す現時刻とこのタイムスタンプTS0との差を定期的に算出する。比較部93は、この差が設定値94以上であれば、図9の配信先決定処理部76Rを実行させる。
配信先決定処理部76Rは、変数920の内容を読み出し、そのファイル名本体部FN0に基づき、上述の配信先決定処理部76と同様に配信先を決定する。配信部81Rは、上述の配信部と同様に、この配信先へ画像ファイルを配信する。配信部81Rは、この配信に失敗した場合、そのことをキュー管理部74Rに通知する。
キュー管理部74Rはこれに応答して、変数920の回数N0を1だけインクリメントし、回数N0が設定値M以下であれば、変数920の内容を新たな要素75Reに代入し、この要素75Reをキュー75Rの後端に追加する。これにより、設定値94の時間間隔で再配信が最大M回まで繰り返されることになる。
本実施例1によれば、ファイル配信装置10で配信に失敗した場合に再配信をファイル再配信機能を持たせた管理者PC30−1に代替させるので、ファイル配信装置10の負荷が低減されるとともにそのソフトウェア構成を簡単化でき、また、ファイル配信装置10及び管理者PC30−1のファイル配信に関するそれぞれのプログラムは、対応するプロセッサに対し受信した画像ファイルGFを、そのメタ情報と、ファイル配信先決定ルール80とに基づき、配信先を決定させ、配信先へ画像ファイルGFを配信させる部分の構成が互いに同一であるので、システム開発コストを低減できるという効果を奏する。
また、配信先のURIがインターネット上の文書管理サービスのURIである場合、画像ファイルGFを文書管理サービス51に登録させるので、このシステムは各種配信を仲介することができるという効果を奏する。
さらに、ファイル再配信装置10において、配信順のキュー75Rの要素に受信時のタイムスタンプTSmと再配信の回数Nmとを持たせ、現時刻とキュー75から取り出した先頭の要素のタイムスタンプTS0との差を定期的に算出し、この差が設定値94以上であれば、画像ファイルGFを受信してから所定時間が経過したと判定しており、配信失敗毎にタイマーを生成しそれぞれについて処理を行う必要がないので、CPUの負荷が低減され、これにより、管理者PC30−1にファイル再配信アプリケーションをインストールしてファイル再配信装置を兼用することが可能となるという効果を奏する。
また、値が1回目に初期化された回数Nmも待行列要素に含まれ、画像ファイルGFの配信に失敗した場合、取り出した待行列要素75Reの回数N0を1だけインクリメントさせ、その回数が、設定値に等しくないときのみこの待行列要素をキュー75Rの後端に追加させるので、簡単な構成で、再配信を所定回数まで繰り返し行うことができるという効果を奏する。
図11は、本発明の実施例2に係る、フォルダ内監視部73R及び伝達遅延部90Aの構成を示す機能ブロック図である。
この実施例2では、図10の伝達遅延部90において、比較部93と設定値94との間に乗算部95を挿入したものを伝達遅延部90Aとして用いている。乗算部95は、設定値94に、変数920内の回数N0を乗じた値を出力する。比較部93は、差算出部92が求めた差がこの値以上であれば、図9の配信先決定処理部76Rを実行させる。
他の点は、上記実施例1と同一である。
本実施例2によれば、再配信回数N0に比例して再配信間隔が長くなるので、通信経路や配信先での故障などにより再配信処理の負荷が必要以上に増大するのを防止することができ、管理者PC30−1などにファイル再配信アプリケーションをインストールしてファイル再配信装置を兼用する可能性が増大する。
なお、乗算部95は、設定値94に値2N0を乗じたものを出力する構成であってもよい。この場合、再配信間隔が前回の間隔の2倍となり、前記効果が高められるという効果を奏する。
上記実施例1及び2では、管理者PC30−1にファイル再配信機能を持たせているので、管理者PC30−1又はLAN40に故障が発生した場合には、文書管理サービス51への再配信を行うことができず、故障が継続した場合にはその間、再配信が失敗する。
図12は、この問題を解決するための、本発明の実施例3に係るファイル配信システムの概略説明図である。
この実施例3では、インターネット42上のクラウド52に、実施例2の管理者PC30−1内のファイル再配信機能と同一のものをファイル再配信サービス53として提供している。そして、文書管理サービス51への再配信に関してのみ、再配信対象のスキャン画像ファイルGF及びメタ情報ファイルMFをファイル配信装置10からファイル再配信サービス53へ送信することにより、ファイル再配信サービス53で文書管理サービス51への再配信を行っている。
他の点は、上記実施例1と同一である。
以上において、本発明の好適な実施例を説明したが、本発明には他にも種々の変形例が含まれ、上記実施例で述べた各構成要素の機能を実現する他の構成を用いたもの、当業者であればこれらの構成又は機能から想到するであろう他の構成も、本発明に含まれる。
例えば、メタ情報は、配信先と関連づける情報であればよく、配信元ユーザIDと文書種別とを含むもの、画像ファイルGFに埋め込まれたもののみ、又は、画像ファイルGFのファイル名のみであってもよい。
また、待行列要素は、上述のような値の組自体であってもその識別子(ポインタ)であってもよい。
さらに、再配信回数Nmの初期値を例えば10とし、再配信を繰り返す毎に1だけデクリメントし、回数Nmが設定値0になったら再配信を停止するように構成してもよいことは勿論である。
10 ファイル配信装置
11、31 CPU
12、32 インターフェイス
13、33 PROM
14、34 DRAM
15、35 ハードディスクドライブ
16、36 ネットワークインターフェイス
20 画像形成装置
30−1 管理者PC
30−i PC
37 会話型入出力装置
40 LAN
41 ルータ
42 インターネット
50、52 クラウド
51 文書管理サービス
53 ファイル再配信サービス
60 ファイル配信機能部
60R ファイル再配信機能部
61、62 フォルダ
70、70R 受信フォルダ
71、GF スキャン画像ファイル
72、MF メタ情報ファイル
73、73R フォルダ内監視部
74、74R キュー管理部
75、75R キュー
75e、75Re 要素
76、76R 配信先決定処理部
77 画像ファイル形式検出部
78 メタ情報取出部
79 配信先決定部
80、80R ファイル配信先決定ルール
81、81R 配信部
90、90A 伝達遅延部
91 時計部
92 差算出部
93 比較部
94 設定値
95 乗算部
U ユーザ

Claims (5)

  1. スキャナで読み取った画像のファイルをファイル配信装置で仲介して配信し、該ファイル配信装置で配信に失敗した場合に再配信をファイル再配信装置に代替させるファイル配信システムであって、
    該ファイル配信装置及び該ファイル再配信装置のそれぞれのプログラムは、対応するプロセッサに対し受信した画像ファイルを、そのメタ情報と、ファイル配信先決定ルールとに基づき、配信先を決定させ、該配信先へ該画像ファイルを配信させる部分の構成が互いに同一であり、
    該ファイル再配信装置のプログラムは、そのプロセッサに対し、(a)画像ファイルを受信してから所定時間経過後に、(b)該画像ファイルとともに受信したメタ情報と該ファイル配信先決定ルールとに基づき配信先を決定させ、(c)該配信先へ該画像ファイルを配信させ、(d)該画像ファイルの配信に失敗した場合、該画像ファイルを新たに受信したとみなして配信させ
    該ファイル再配信装置のプログラムはそのプロセッサに対し、
    受信フォルダ内にファイルが投入されたか否かを監視させ、
    ファイルが投入された場合には、所定の画像ファイル及びメタ情報を含んでいるか否かを判定させ、
    肯定判定した場合には、現時刻を読み取らせてタイムスタンプとさせ、このタイムスタンプと、該画像ファイルの識別情報と、値が1回目に初期化された回数との組又はその識別子を、待行列要素としてキューの後端に追加させ、
    該キューの先頭の待行列要素がNULL又は空でなければ、該待行列要素を該キューから取り出させ、
    現時刻と該取り出した待行列要素に属するタイムスタンプとの差を定期的に算出させ、
    この差が、第1設定値又は該第1設定値と該回数とで定まる値以上であれば、該画像ファイルを受信してから所定時間が経過したと判定させる、
    ことにより処理(a)を実行させ、
    処理(b)において、該取り出した待行列要素に属する該識別情報に対応する画像ファイル及びメタ情報を該受信フォルダ内から取得させ、
    処理(d)において、該画像ファイルの配信に失敗した場合、該取り出した待行列要素に属する回数を正又は負の一方向に変化させ、その回数が第2設定値に等しくないときのみこの待行列要素を該キューの後端に追加させる、
    ことを特徴とするファイル配信システム。
  2. 該ファイル配信装置及び該ファイル再配信装置のプログラムはいずれも、対応するプロセッサに対し、決定した配信先のURIがインターネット上の文書管理サービスのURIである場合、該画像ファイルを該文書管理サービスに登録させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載のファイル配信システム。
  3. 処理(a)において、該第1設定値と該回数とで定まる値は、該第1設定値と該回数との積であることを特徴とする請求項1又は2に記載のファイル配信システム。
  4. 処理(a)において、該第1設定値と該回数とで定まる値は、該第1設定値と2の該回数乗との積であることを特徴とする請求項1又は2に記載のファイル配信システム。
  5. 該ファイル再配信装置は、インターネット上のクラウドの一部であり、
    該スキャナと該ファイル配信装置とがローカルエリアネットワークで結合され、
    該ローカルエリアネットワークがルータを介してインターネットに結合されている、
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1つに記載のファイル配信システム。
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