JP5748529B2 - 樹木上作業安全帯用胴綱 - Google Patents

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Description

本発明は、樹木に登って枝や幹の切断作業等を安全に行えるように使用する樹木上作業安全帯用胴綱に関するものである。
従来の樹木上作業安全帯用胴綱として、特許公報等の公知文献を具体的に挙げることはできないが、従来のこの種の胴綱として、一端部にフックを取り付けたメインロープと、メインロープの所要部に設けられていて、係止部を有する伸縮調整具と、からなるものが知られ、その伸縮調整具は、これを掴んでメインロープを押し引き操作することによりメインロープに沿って移動可能で、ロック部材に張力にかけることによりこのロック部材の作用でメインロープ上での移動を阻止されるようになっいる。しかして、樹木の高所で枝や幹の切断作業を行う際に、樹木上作業安全帯を装着した作業者は、樹木上の作業位置でメインロープを1本の幹にU字状に回し掛けて、その一端部の係止部を胴ベルトに係止し、伸縮調整具の他端部の係止部を胴ベルトに係止した状態で、伸縮調整具を手で押し引き操作してメインロープ沿いにスライドさせながら、所要位置でロック部材に所定方向の張力をかけることによって、伸縮調整具をロックしてメインロープを所要長さに調整する。このようにして、作業者は、樹木上の高所で胴綱に体を預けて安全に作業を行うことができる。
上記のように、従来の樹木上作業安全帯用胴綱は、メインロープに1つの伸縮調整具を設けたもので、胴綱使用時に、メインロープを1本の幹に回し掛けて、その一端部の係止部と伸縮調整具の係止部とを胴ベルトに係止し、伸縮調整具によりメインロープを所要長さに調整するようにしているが、この従来の胴綱では、支持形態が、作業者自身とメインロープを回し掛ける1本の幹との1点支持となることから、作業中に作業者の体が左右に揺れ易く、不安定な状態となり、またこの1点支持の場合は、メインロープを回し掛ける1本の幹が唯一の固定支持体であるから、その1本の幹が折れた時は、作業者が落下するという危険性がある。
本発明は、上記の事情に鑑み、ロープを、樹木の少なくとも2本の幹又は枝に回し掛けできるようにすると共に、作業者と各幹又は枝との間では互いに他の幹又は枝に対し独立してU字状の回し掛け状態を維持できるようにすることにより、高所での作業を安定状態で安全に行えるようにした樹木上作業安全帯用胴綱を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための手段を、後述する実施形態の参照符号を付して説明すると、請求項1に係る発明の樹木上作業安全帯用胴綱1は、図3に示すように、メインロープ2と、メインロープ2の少なくとも3箇所に設けられた伸縮調整具4,4,4と、各伸縮調整具4と作業者Sが装着した作業安全帯9の被連結部12,13,14とをつなぐ連結部材6とからなり、各伸縮調整具4は、所定の操作をすることによりメインロープ2に沿って移動し、所定の荷重がかかることによってメインロープ2上での移動を阻止されるようになっており、メインロープ2の両端部2a,2bには夫々伸縮調整具4の抜け出しを阻止するストッパー5,5を設け、胴綱使用時には、メインロープ2を樹木の2つの異なる幹T1,T2又は枝に回し掛けて、その2つの異なる幹T1,T2又は枝の中間に位置する伸縮調整具4を連結部材6を介して作業安全帯9の被連結部12に連結し、前記2つの異なる幹T1,T2又は枝の両側に位置する2つの伸縮調整具4,4を夫々連結部材6を介して作業安全帯9の被連結部13,14に連結するようにしたことを特徴とする。
請求項2に係る発明の樹木上作業安全帯用胴綱11は、図6に示すように、メインロープ2と、このメインロープ2の少なくとも2箇所に設けられた伸縮調整具4,4と、各伸縮調整具4と作業者Sが装着した作業安全帯9の被連結部12,13,14とをつなぐ連結部材6とからなり、各伸縮調整具4は、所定の操作をすることによりメインロープ2に沿って移動し、所定方向の荷重がかかることによってメインロープ2上での移動を阻止されるようになっており、メインロープの一端部2aには伸縮調整具4の抜け出しを阻止するストッパー5を設け、メインロープ2の他端部2bには作業安全帯9の被連結部14に連結する連結部材6を設け、胴綱使用時には、メインロープ2を樹木の2つの異なる幹T1,T2又は枝に回し掛けて、その2つの異なる幹T1,T2又は枝の中間に位置する伸縮調整具4を連結部材6を介して作業安全帯9の被連結部12に連結し、メインロープ2の一端部2a側にある伸縮調整具4及びメインロープ2の他端部2bを夫々連結部材6を介して作業安全帯9の被連結部13,14に連結するようにしたことを特徴とする。
請求項3に係る発明の樹木上作業安全帯用胴綱21は、図7に示すように、メインロープ2と、このメインロープ2の少なくとも2箇所に設けられた伸縮調整具4と、各伸縮調整具4と作業者Sが装着した作業安全帯9の被連結部12,13,14とをつなぐ連結部材6とからなり、各伸縮調整具4は、所定の操作をすることによりメインロープ2に沿って移動し、所定方向の荷重がかかることによってメインロープ2上での移動を阻止されるようになっており、メインロープ2の両端部2a,2bには作業安全帯9の被連結部13,14に連結する連結部材6を設け、胴綱使用時には、メインロープ2を樹木の2異なる幹T1,T2又は枝に回し掛けて、その2つの異なる幹T1,T2又は枝の中間に位置する伸縮調整具4,4を夫々連結部材6を介して作業安全帯9の被連結部12に連結し、メインロープ2の両端部2a,2bを夫々連結部材6を介して作業安全帯9の被連結部13,14に連結するようにしたことを特徴とする。
請求項4に係る発明の樹木上作業安全帯用胴綱31は、図8の(a) に示すように、メインロープ2と、このメインロープ2の少なくとも2箇所に設けられた伸縮調整具4,4と、各伸縮調整具4と作業者Sが装着した作業安全帯9の被連結部12,13,14とをつなぐ連結部材6とからなり、各伸縮調整具4は、所定の操作をすることによりメインロープ2に沿って移動し、所定方向の荷重がかかることによってメインロープ2上での移動を阻止されるようになっており、メインロープ2の両端部2a,2bには夫々伸縮調整具4の抜け出しを阻止するストッパー5を設け、メインロープ2の所要部にロープ固定部20を設けて、これには作業安全帯9の被連結部12に連結する連結部材6を設け、胴綱使用時には、メインロープを樹木の2つの異なる幹T1,T2又は枝に回し掛けて、両伸縮調整具4,4を夫々連結部材6を介して作業安全帯9の被連結部13,14に夫々連結し、メインロープ2のロープ固定部20を連結部材6を介して作業安全帯9の被連結部12に連結するようにしたことを特徴とする。
請求項5は、請求項1〜4の何れかに記載の樹木上作業安全帯用胴綱において、伸縮調整具4は、図4に示すように、ロープ部材3の一端部3a側をメインロープ2に結び付けて結び目4Aを形成したものからなることを特徴とする。
請求項6は、請求項1〜4の何れかに記載の樹木上作業安全帯用胴綱において、伸縮調整具4は、図5の(c) ,図9の(a) ,図10〜図12に示すように、所定の操作をすることによりメインロープ2に沿って移動し、所定方向の荷重がかかることよってメインロープ2上での移動を阻止されるように構成されたロック金具4B,4Cからなることを特徴とする。
請求項7は、請求項1,2又は4に記載の樹木上作業安全帯用胴綱において、メインロープ2の端部に設けられるストッパー5は、ロープ端部にループ状に形成されたアイ部からなることを特徴とする。
請求項8は、請求項4に記載の樹木上作業安全帯用胴綱において、ロープ固定部20は、例えば図8の(b) に示すように、メインロープ2を折り曲げて中間部に固定した輪22を形成したロープ結び20Aからなることを特徴とする。
上記解決手段による発明の効果を、後述する実施形態の参照符号を付して説明すると、請求項1に係る発明の樹木上作業安全帯用胴綱1は、図2に示すように、メインロープ2と、メインロープ2の少なくとも3箇所に設けられた伸縮調整具4,4,4と、各伸縮調整具4と作業者Sが装着した作業安全帯9の被連結部12,13,14とをつなぐ連結部材6とからなるもので、メインロープ2の両端部2a,2bには夫々伸縮調整具4の抜け出しを阻止するストッパー5,5を設けているから、胴綱使用時に、メインロープ2を樹木の2つの異なる幹T1,T2又は枝に回し掛けて、その2つの異なる幹T1,T2又は枝の中間に位置する伸縮調整具4を連結部材6を介して作業安全帯9の被連結部12に連結し、前記2つの異なる幹T1,T2又は枝の両側に位置する2つの伸縮調整具4,4を夫々連結部材6を介して作業安全帯9の被連結部13,14に連結することにより、胴綱1は、図3に例示するように、作業者Sが2つの異なる幹T1,T2(又は枝)との2点で支持されると共に、作業者Sと各幹T1,T2(又は枝)との間では互いに他の異なる幹T1,T2(又は枝)に対してU字状の回し掛け状態が維持されるため、作業中に作業者Sの体が左右に揺れるようなことがなく、作業者Sは安定状態を維持できて、作業を能率よく行うことができ、そして仮に一方の幹T1(又は枝)が折れたとしても、胴綱1は他方の異なる幹T2(又は枝)と作業者Sとの間でU字状の回し掛け状態が維持されるから、作業者が落下するという危険性を回避することができる。
また、この胴綱1は、メインロープ2の両端部2a,2b側及びその中間部に夫々伸縮調整具4を設けているから、図3に示すように、作業者Sから一方の幹T1又は枝に対しU字状に回し掛けされる胴綱1部分と、他方の異なる幹T2又は枝に対しU字状に回し掛けされる胴綱1部分とで夫々独立して長さ調整ができ、それにより作業者Sと樹木の各幹T1,T2又は枝との距離に応じて、作業者Sの適正な作業位置を容易に調整することができ、従って樹木上での切断等の作業が非常にやり易くなる。また樹木の異なる幹T1,T2(又は枝)のいずれかが比較的細く、強度的にそれほど強くなくても、メインロープ2をそれら2異なる幹T1,T2(又は枝)に回し掛けすることによって、作業者Sを安全に保持できると共に、樹木上での切断等の作業を容易に行うことができる。
請求項2に係る発明の樹木上作業安全帯用胴綱11は、図6に示すように、メインロープ2と、メインロープ2の少なくとも2箇所に設けられた伸縮調整具4,4と、各伸縮調整具4と作業者Sが装着した作業安全帯9の被連結部12,13,14とをつなぐ連結部材6とからなり、メインロープの一端部2aには伸縮調整具4の抜け出しを阻止するストッパー5を設け、メインロープ2の他端部2bには作業安全帯9の被連結部14に連結する連結部材6を設け、胴綱11の使用時には、図3に示す胴綱1の場合と同様、メインロープ2を樹木Tの2つの異なる幹T1,T2又は枝に回し掛けて、その2つの異なる幹T1,T2又は枝の中間に位置する伸縮調整具4を連結部材6を介して作業安全帯9の被連結部12に連結し、メインロープ2の一端部2a側にある伸縮調整具4及びメインロープ2の他端部2bを夫々作業安全帯9の被連結部13,14に連結することにより、作業者Sが2つの異なる幹T1,T2(又は枝)との2点で支持されると共に、作業者Sと各幹T1,T2(又は枝)との間では互いに他の異なる幹T1,T2(又は枝)に対してU字状の回し掛け状態が維持されるため、作業中に作業者Sの体が左右に揺れるようなことがなく、作業者Sは安定状態を維持できて、作業を能率よく行うことができ、そして仮に一方の幹T1(又は枝)が折れても、胴綱1は他方の異なる幹T2(又は枝)と作業者Sとの間でU字状の回し掛け状態が維持されるから、作業者が落下するという危険性を回避することができる。
また、この胴綱11は、メインロープ2の少なくとも2箇所に夫々伸縮調整具4を設けているから、作業者Sから一方の幹T1(又は枝)に対しU字状に回し掛けされる胴綱11部分と、他方の異なる幹T2(又は枝)に対しU字状に回し掛けされる胴綱11部分とで夫々独立して長さ調整ができ、それにより作業者Sと樹木の異なる各幹T1,T2又は枝との距離に応じて作業者Sの適正な作業位置を容易に調整でき、従って樹木上での作業が非常にやり易くなる。また樹木の幹T1,T2(又は枝)のいずれかが比較的細く、強度的にそれ程強くなくても、メインロープ2をそれら2本の異なる幹T1,T2に回し掛けすることにより、作業者Sを安全に保持できると共に、樹木上での作業を容易に行うことができる。
請求項3に係る発明の樹木上作業安全帯用胴綱21は、図7に示すように、メインロープ2と、メインロープ2の少なくとも2箇所に設けた伸縮調整具4,4と、各伸縮調整具4と作業安全帯9の被連結部12,13,14とをつなぐ連結部材6とからなるもので、メインロープ2の両端部2a,2bにも連結部材6を設けているから、胴綱使用時には、メインロープ2を樹木Tの2異なる幹T1,T2又は枝に回し掛けて、例えば、2つの異なる幹T1,T2又は枝の中間に位置する伸縮調整具4,4を夫々連結部材6を介して作業安全帯9の被連結部12に連結し、両幹T1,T2又は枝の両側に位置するメインロープ2の両端部2a,2の連結部材6,6を作業安全帯9の被連結部13,14に夫々連結することにより、作業者Sが2つの異なる幹T1,T2又は枝との2点で支持されると共に、作業者Sと各幹T1,T2(又は枝)との間では互いに他の異なる幹T1,T2(又は枝)に対してU字状の回し掛け状態が維持されるため、作業中に作業者Sの体が左右に揺れるようなことがなく、作業者Sは安定状態を維持できて、作業を能率よく行うことができ、そして仮に一方の幹T1(又は枝)が折れても、胴綱1は他方の異なる幹T2(又は枝)と作業者Sとの間でU字状の回し掛け状態を維持するから、作業者が落下するという危険性を回避できる。
また、この胴綱21は、メインロープ2の少なくとも2箇所に夫々伸縮調整具4を設けているから、作業者Sから一方の幹T1(又は枝)に対しU字状に回し掛けされる胴綱21部分と、他方の異なる幹T2(又は枝)に対しU字状に回し掛けされる胴綱21部分とで夫々独立して長さ調整ができ、それにより作業者Sと樹木の異なる各幹T1,T2又は枝との距離に応じて作業者Sの適正な作業位置を容易に調整でき、従って樹木上での作業が非常にやり易くなる。また樹木の幹T1,T2(又は枝)のいずれかが比較的細く、強度的にそれ程強くなくても、メインロープ2をそれら2本の異なる幹T1,T2に回し掛けすることにより、作業者Sを安全に保持できると共に、樹木上での作業を容易に行うことができる。
請求項4に係る発明の樹木上作業安全帯用胴綱31は、図8の(a) に示すように、メインロープ2と、メインロープ2の少なくとも2箇所に設けた伸縮調整具4,4と、各伸縮調整具4と作業安全帯9の被連結部12,13,14とをつなぐ連結部材6とからなり、メインロープ2の両端部2a,2bに夫々伸縮調整具4の抜け出しを阻止するストッパー5を設け、メインロープ2の所要部にロープ固定部20を設けて、これに連結部材6を設けているから、胴綱使用時には、メインロープ2を樹木の2つの異なる幹T1,T2又は枝に回し掛けて、両伸縮調整具4,4を夫々連結部材6を介して作業安全帯9の被連結部13,14に連結し、ロープ固定部20を連結部材6を介して作業安全帯9の被連結部12に連結することによって、胴綱31は、作業者Sが2つの異なる幹T1,T2との2点で支持されると共に、作業者Sと各幹T1,T2との間では互いに他の異なる幹T1,T2に対してU字状の回し掛け状態が維持されるから、作業者Sの体が左右に揺れるようなことがなく、作業者Sは安定状態を維持して作業を能率よく行える。そして、仮に一方の幹T1が折れても、胴綱1は他方の異なる幹T2と作業者Sとの間でU字状の回し掛け状態を維持できるから、作業者が落下する危険性を回避できる。
またこの胴綱31は、メインロープ2の2箇所に夫々伸縮調整具4を設けているから、作業者Sと一方の幹T1との間でU字状の回し掛けされた胴綱31部分と、他方の異なる幹T2との間で回し掛けされた胴綱31部分とを夫々独立して長さ調整ができ、それにより作業者Sと樹木の各幹T1,T2との距離に応じて作業者Sの適正な作業位置を容易に調整でき、従って樹木上での作業が非常にやり易くなる。また樹木の異なる幹T1,T2(又は枝)のいずれかが比較的細くて、強度的にそれ程強くなくても、メインロープ2をそれら2異なる幹T1,T2に回し掛けすることによって、作業者Sを安全に保持できると共に、樹木上での作業を容易に行うことができる。
請求項5に記載のように、伸縮調整具4として、ロープ部材3の一端部3a側をメインロープ2に結び付けて結び目4Aを形成したものを使用すれば、結び目4Aの形成及び操作に多少の熟練を要するが、伸縮調整具4の製作コストを大幅に低減できる。
請求項6に記載のように、伸縮調整具4として、所定の操作をすることによりメインロープ2に沿って移動し、所定方向の荷重がかかることよってメインロープ2上での移動を阻止されるように構成されたロック金具4Bを使用すれば、操作が簡単容易となり、熟練を要しない。
請求項7に記載のように、メインロープ2の端部に設けられるストッパー5としては、例えば図5の(c) に示すように、ロープ端部にループ状に形成されたアイ部からなるものが好ましく、これによれば、ストッパー5として十分な機能を有すると共に、製作が容易で、外観上の体裁も良く、そしてまたこのアイ部を利用して、フックやカラビナ等からなる連結部材を取り付けることができる。
請求項8に記載のように、ロープ固定部20としては、図8の(b) に例示するように、メインロープ2を折り曲げて中間部に固定した輪22を形成する結び20Aからなるものが望ましく、これによれば、メインロープ2の一部を利用して形成されるから、そのロープ結び20Aの形成に多少の熟練を要するが、ロープ固定部20を安価に形成することができる。
本発明に係る樹木上作業安全帯用胴綱の使用状態を示す斜視図である。 同上の樹木上作業安全帯用胴綱を示す斜視図である。 同上の樹木上作業安全帯用胴綱の使用状態を示す平面図である。 (a) 〜(f) はプルージック結びの結び方法を説明する説明図である。 (a) 及び(b) は伸縮調整具のプルージック結びを示すもので、(a) はプルージック結びの4回結びの拡大斜視図、(b) は6回結びを示す拡大斜視図であり、(c) はロック金具からなる伸縮調整具と開閉式フックからなる連結部材を示す斜視図である。 本発明に係る他の樹木上作業安全帯用胴綱を示す斜視図である。 本発明に係る更に他の樹木上作業安全帯用胴綱を示す斜視図である。 (a) は本発明に係る更に他の樹木上作業安全帯用胴綱の使用状態を示す平面図、(b) は(a) の一部拡大図である。 (a) は伸縮調整具及び連結部材の他の実施形態を示す斜視図、(b) はその使用状態を示す樹木上作業安全帯用胴綱の平面図である。 伸縮調整具及び連結部材の更に他の実施形態を示す斜視図である。 (a) ,(b) は夫々伸縮調整具及び連結部材の更に他の実施形態を示す斜視図である。 (a) ,(b) は夫々伸縮調整具及び連結部材の更に他の実施形態を示す斜視図である。
以下に本発明の好適な実施形態を図面に基づいて説明すると、図1は本発明に係る樹木上作業安全帯用胴綱1を樹木上で使用している状態を示す斜視図、図2は同胴綱1を詳細に示す斜視図、図3は同胴綱1の使用状態を示す平面図である。これら図1〜図3に示す樹木上作業安全帯用胴綱1は、メインロープ2と、このメインロープ2の中間部とその両端部2a,2b側との3箇所に設けられた伸縮調整具4,4,4と、各伸縮調整具4と作業者Sが装着した作業安全帯9の被連結部12,13,14とをつなぐ連結部材6とからなり、メインロープ2の両端部2a,2bには夫々メインロープ伸縮調整具4の抜け出しを阻止するストッパー5が設けられ、各伸縮調整具4には連結部材6が一体に設けてある。各伸縮調整具4は、後記のロープ部材3によるプルージック結び4Aからなるもので、手で掴んで押し引き操作することにより、メインロープ2に沿ってスライドさせることができ、そして所定方向の張力をかけることにより、メインロープ2上にロックされて動かなくなるようになっている。
各伸縮調整具4は、ロープ部材3の一端部3a側をメインロープ2に結び付けて形成されるプルージック結び4Aからなるもので、このプルージック結び4Aは、これを手で掴んでメインロープ2に沿って押し引きすることでスライド可能となり、そしてロープ部材3を介してメインロープ2と交差する方向に引っ張ることによってメインロープ2上にロックさせることができる。各連結部材6は、ここでは開閉式フック26からなるが、フック26以外にカラビナやリンクスを使用することもできる。
各伸縮調整具4を形成するプルージック結び4Aは、径の太いメインロープ2にこれより細いロープ部材3の一部を結び付ける周知のもので、その結び付け方法は、図4の(a) 〜(f) に示すように、無端リング状に形成したロープ部材3を細長に折り曲げた状態で、一端側折り曲げ部分3aをメインロープ2の上に直交させ((a) 参照)、その状態でロープ部材3の他端側折り曲げ部分3bを、メインロープ2の下方に回し、一端側折り曲げ部分3aとメインロープ2の間から上方へ通し((b) ,(c) 参照)、この上方へ通したロープ部材3の他端側折り曲げ部分3bを下に返す。ここで(d) に示すように2つのロープ部材3部分が一端側折り曲げ部分3aの内側に入っているかを確認し、(e) に示すように、メインロープ2に結着しているロープ部材3部分を緩めて、再びロープ部材3の他端側折り曲げ部分3bを一端側折り曲げ部分3aの中に通して下に引っ張ることにより、(f) に示すような4回巻きプルージック結び4Aを形成する。(f) に示すプルージック結び4Aを拡大図示したものを図5の(a) に示す。
図5の(b) は、6回巻きプルージック結び4Aを示したもので、この6回巻きプルージック結び4Aは、図4の(f) に示す状態にある4回巻きプルージック結び4Aを緩めて、(f) に示すロープ部材3の端末3bを折り曲げ部分3aに通して下に引っ張ることにより形成することができる。尚、この実施形態では、ロープ結びとしてプルージック結び4Aを使用しているが、プルージック結び4Aに限らず、ロープ部材3を緩める時はメインロープ2上を自由に移動し、ロープ部材3を緊張すると、結び目4Aが締まって移動を阻止されるものであれば、どのようなロープ結びでもよい。
図4の(a) 〜(f) に示す結び付け方法によって基端部(一端部)3aがメインロープ2に対しメインロープ伸縮調整具4を形成したロープ部材3の先端部(他端部)3b側に、図2に示すように樹脂製の筒状部材8が套嵌され、この筒状部材8から突出した折り曲げ部分3bに、連結部材6としての開閉式フック26の取付リング26aが取り付けられる。また、メインロープ2の両端部2a,2bに夫々設けてあるストッパー5は、メインロープ2の端部にループ状に形成されたアイ部からなるものである。このように、ストッパー5をアイ部からなるものとすれば、ストッパー5として十分な機能を有すると共に、製作が容易で、外観上の体裁も良く、またこのアイ部を利用して、フックやカラビナなどからなる連結部材6を簡単に取り付けることができる。尚、ストッパー5としては、この実施形態に示すようなアイ部に限らず、メインロープ2をその端部に結び目ができるように結ぶだけでもよいし、またメインロープ2の端部にメインロープ2より径大の金属片等を固着したものでもよい。
尚、作業者Sが装着する作業安全帯9としては、図1に示すようなフルハーネス型の安全帯の他に、イージーハーネス型安全帯、シットハーネス型安全帯、腿ベルト型安全帯、胴ベルト型安全帯等を使用することができる。そして、作業安全帯9の被連結部12,13,14は、図1〜図3、図6〜図9に示す実施形態では、安全帯9の胴ベルト10の両側部と正面部とに設けているが、胴ベルト10のどこに設けてもよく、またそのような胴ベルトに限らず、各種作業安全帯の胸ベルトや肩ベルト等に設けることができる。
上記のような構成よりなる樹木上作業安全帯用胴綱1の使用にあたって、作業者Sは、図1に示すように、例えばフルハーネス型の作業安全帯9を装着した状態で、樹木の所定箇所において、メインロープ2の中間部に位置する伸縮調整具4につながれた連結部材6(開閉式フック26)を、作業安全帯9の胴ベルト10の正面側にある被連結部としての連結用リング12に連結し、このメインロープ2の両端部2a,2b側を樹木Tの二股に分かれた異なる幹T1,T2に回し掛けて、メインロープ2の両端部2a,2b側にある伸縮調整具4,4につながれた連結部材6,6を、胴ベルト10の両側にある被連結部としての連結用リング13,14に夫々連結して、図1に示すような状態とする。この図1に示す状態のメインロープ2及び各伸縮調整具4のロープ部材3は夫々緩んだ状態にある。尚、樹木上作業安全帯9の胴ベルト10は、図3に示すように、外締めベルト10aとこれの内側にある胴当てベルト10bとからなるもので、外締めベルト10aの正面側と両側に連結用リング(被連結部)12〜14が取り付けられている。また、メインロープ2を回し掛ける樹木は、二股に分かれた2つの異なる幹T1,T2に限らず、幹から分かれた比較的太い2つの異なる枝でもよいし、あるいは幹と枝の2つでもよい。
しかして、作業者Sは、樹木上において幹T1,T2の切断作業等に最適な姿勢を確保するようにメインロープ2を伸縮調整する。このメインロープ2の伸縮調整にあたって、作業者Sは、メインロープ2の両端部2a,2b側にある伸縮調整具4のロープ部材3及び中間にある伸縮調整具4のロープ部材3を十分に緩めた状態から、必要な伸縮調整具4を掴んでメインロープ2沿いにスライドさせながら作業者Sの位置と幹T1,T2との夫々の距離を所望に調節し、最適な作業姿勢を確保したら、腰を後方へ突っ張った状態でロープ部材3を緊張させて、伸縮調整具4をメインロープ2上にロックすればよい。
図3は、上記のようにメインロープ2の両端部2a,2b側にある伸縮調整具4,4及びその中間部にある伸縮調整具4の何れかをメインロープ2に沿って適宜にスライドさせることによって、作業者Sが最適な作業姿勢を確保できるようにした状態を示すもので、メインロープ2及び3つの伸縮調整具4,4,4のロープ部材3,3,3は互いに緊張状態にある。また、この図3に示す状態から、作業者Sが例えば同図の右側へ少しだけ移動した作業姿勢を確保したい場合には、作業者Sが一旦メインロープ2の中央部側へ近づくように体勢移動して各伸縮調整具4のロープ部材3を緩めた状態から、図3の右側にある伸縮調整具4の結び4A部分を掴んで、幹T1側へ近づくようにメインロープ2に沿ってスライドさせる一方、図3の左側にある伸縮調整具4の結び4A部分を掴んで、幹T2側から離れるようにメインロープ2に沿って適宜スライドさせた後、作業者Sがメインロープ2の中央部側から離れるように体勢移動すればよい。
上述したように、図1〜図3に示す樹木上作業安全帯用胴綱1は、メインロープ2と、メインロープ2の3箇所に設けられた伸縮調整具4,4,4と、各伸縮調整具4と作業安全帯9に設けてある連結用リング((被連結部)12,13,14とをつなぐ連結部材6とからなるもので、メインロープ2の両端部2a,2bに夫々伸縮調整具4の抜け出しを阻止するストッパー5,5を設けているから、胴綱使用時に、メインロープ2を樹木の2つの幹T1,T2に回し掛けて、その2つの幹T1,T2の中間に位置する伸縮調整具4を連結部材6を介して胴ベルト10の正面側にある連結用リング(被連結部)12に連結し、前記2つの幹T1,T2の両側に位置する2つの伸縮調整具4,4の連結部材6,6を胴ベルト10の両側にある連結用リング(被連結部)13,14に連結することにより、胴綱1は、図3に例示するように、作業者Sが2つの幹T1,T2との2点で支持されると共に、作業者Sと各幹T1,T2との間では互いに他の幹T1,T2に対してU字状の回し掛け状態が維持されるため、作業中に作業者Sの体が左右に揺れるようなことがなく、作業者Sは安定状態を維持できて、作業を能率よく行うことができ、そして仮に一方の幹T1(又は枝)が折れたとしても、胴綱1は他方の幹T2(又は枝)と作業者Sとの間でU字状の回し掛け状態が維持されるから、作業者が落下するという危険性を回避することができる。
また、この樹木上作業安全帯用胴綱は、メインロープ2の両端部2a,2b側及びその中間部に夫々伸縮調整具4を設けているから、図3に示すように、作業者Sから一方の幹T1に対しU字状に回し掛けされる胴綱1部分と、他方の幹T2に対してU字状に回し掛けされる胴綱1部分とで夫々独立して長さ調整ができ、それにより作業者Sと樹木の各幹T1,T2又は枝との距離に応じて、作業者Sの適正な作業位置を容易に調整することができ、従って樹木上での切断等の作業が非常にやり易くなる。また樹木の幹T1,T2(又は枝)のいずれかが比較的細く、強度的にそれほど強くなくても、メインロープ2をそれら2本の幹T1,T2に回し掛けすることによって、作業者を安全に保持できると共に、樹木上での切断等の作業を容易に行うことができる。
図1〜図3によって説明した樹木上作業安全帯用胴綱1では、メインロープ2の中間部側と両端部2a,2b側との3箇所に伸縮調整具4を設けているが、伸縮調整具4は3つに限るものではなく、4つ以上の伸縮調整具4をメインロープ2に設けてもよい。
図6は、本発明に係る他の樹木上作業安全帯用胴綱11を示す。この胴綱11は、メインロープ2と、このメインロープ2の2箇所に設けられた伸縮調整具4,4と、各伸縮調整具4と作業者Sが装着した作業安全帯9の連結用リング(被連結部)12,13,14とをつなぐ連結部材6とからなり、各伸縮調整具4は、図1〜図3に示す胴綱1と同様にロープ部材3によるプルージック結び4Aからなるもので、手で掴んで押し引き操作することによりメインロープ2に沿ってスライドさせることができ、ロープ部材3を介してメインロープ2と交差する方向に引っ張ることにより、メインロープ2上にロックできるようになっている。また、メインロープ2の一端部2aには伸縮調整具4の抜け出しを阻止するストッパー5が設けられ、その他端部2bには開閉式フック26からなる連結部材6が連結され、そして各伸縮調整具4にも同じ開閉式フック26からなる連結部材6が連結されている。ストッパー5は、メインロープ2の一端部2aにループ状に形成されたアイ部からなるものである。
この樹木上作業安全帯用胴綱11の使用にあたり、作業者Sは、図1に示すような樹木上作業安全帯9を装着した状態で、メインロープ2を樹木Tの2本の異なる幹T1,T2に回し掛けて、その2つの異なる幹T1,T2の中間に位置する伸縮調整具4を、連結部材6を介して作業安全帯9の胴ベルト10の正面側連結用リング(被連結部)12に連結し、メインロープ2の一端部2a側にある伸縮調整具4及びメインロープ2の他端部2bを、夫々連結部材6を介して胴ベルト10の両側にある連結用リング(被連結部)13,14に連結することによって、胴綱11は、作業者Sが2つの異なる幹T1,T2との2点で支持されると共に、作業者Sと各幹T1,T2との間では互いに他の異なる幹T1,T2に対しU字状の回し掛け状態が維持されるため、作業中に作業者Sの体が左右に揺れるようなことがなく、作業者Sは安定状態を維持でき、作業を能率よく行うことができる。そして仮に一方の幹T1が折れたとしても、胴綱11は他方の異なる幹T2と作業者Sとの間でU字状の回し掛け状態が維持されるから、作業者が落下するという危険性を回避することができる。
またこの樹木上作業安全帯用胴綱11は、メインロープ2の2箇所に伸縮調整具4,4を設けているから、作業者Sから一方の幹T1に対しU字状に回し掛けされる胴綱1部分と、他方の幹T2に対しU字状に回し掛けされる胴綱1部分とで夫々独立してメインロープ2の長さ調整ができ、それにより作業者Sと樹木の各幹T1,T2との距離に応じて、作業者Sの適正な作業位置を容易に調整でき、従って樹木上での作業がやり易くなる。また樹木の幹T1,T2(又は枝)のいずれかが比較的細く、強度的にそれほど強くなくても、メインロープ2をそれら2本の幹T1,T2に回し掛けすることにより、作業者Sを安全に保持できると共に、樹木上での作業を容易に行うことができる。尚、図6に示す実施形態の胴綱11ではメインロープ2に2つの伸縮調整具4,4を設けているが、伸縮調整具4は2つに限るものではなく、3つ以上設けてもよい。
図7は本発明に係る更に他の樹木上作業安全帯用胴綱21を示している。この胴綱21は、メインロープ2と、このメインロープ2の中間部2箇所に設けられた伸縮調整具4,4と、各伸縮調整具4と作業者Sが装着した作業安全帯9の連結用リング(被連結部)12,13,14とをつなぐ連結部材6とからなり、メインロープ2の両端部2a,2bにも夫々連結部材6を連結したもので、各連結部材6は開閉式フック26からなる。各伸縮調整具4は、前記胴綱1,11のものと同様にロープ部材3によるプルージック結び4Aからなるもので、手で掴んで押し引き操作することによりメインロープ2に沿ってスライドさせることができ、ロープ部材3を介してメインロープ2と交差する方向に引っ張ることにより、メインロープ2上にロックさせることができる。
この胴綱21の使用にあたって、作業者Sは、図1に示すような樹木上作業安全帯9を装着した状態で、樹木の所定箇所において、図7に示すように、メインロープ2を樹木Tの2つの異なる幹T1,T2に回し掛け、このメインロープ2の両端部2a,2bにある連結部材6,6を胴ベルト10の両側にある連結用リング(被連結部)13,14に夫々連結し、2つの異なる幹T1,T2の間に位置させた2つの伸縮調整具4,4を、夫々連結部材6を介して胴ベルト10の正面側の連結用リング(被連結部)12に連結する。これにより、胴綱21は、作業者Sが2つの異なる幹T1,T2との2点で支持されると共に、作業者Sと各幹T1,T2との間では互いに他の異なる幹T1,T2に対してU字状の回し掛け状態が維持されるため、作業者Sの体が左右に揺れるようなことがなく、作業者Sは安定状態を維持して作業を能率よく行うことができる。そして、仮に一方の幹T1が折れても、胴綱1は他方の異なる幹T2と作業者Sとの間でU字状の回し掛け状態を維持するから、作業者が落下するという危険性を回避できる。
またこの胴綱21は、メインロープ2の中間部2箇所に夫々伸縮調整具4を設けているから、作業者Sから一方の幹T1に対しU字状に回し掛けされる胴綱21部分と、他方の幹T2に対しU字状に回し掛けされる胴綱21部分とで夫々独立してメインロープ2の長さ調整ができ、それにより作業者Sと樹木の各幹T1,T2との距離に応じて、作業者Sの適正な作業位置を容易に調整でき、従って樹木上での作業が非常にやり易くなる。また樹木の幹T1,T2(又は枝)のいずれかが比較的細く、強度的にそれほど強くなくても、メインロープ2をそれら2本の幹T1,T2に回し掛けすることにより、作業者を安全に保持できると共に、樹木上での作業を容易に行うことができる。尚、図7に示す実施形態の胴綱21では、メインロープ2の中間部に2つの伸縮調整具4,4を設けているが、伸縮調整具4は2つに限るものではなく、3つ以上設けてもよい。
以上説明した図1〜図3、図6〜図7に示す樹木上作業安全帯用胴綱1,11,21の各伸縮調整具4は、図4の(a) 〜(f) によって説明したようなロープ部材3によるプルージック結び4Aからなるものであるが、伸縮調整具4はそのようなプルージック結び4Aからなるものに限らず、図5の(c) に示すようなロック金具4Bからなるものでもよい。即ち、この(c) に示すロック金具4Bは、所定方向に荷重をかけることによって作動するロック部材15のロック作用によりメインロープ2上での移動を阻止され、前記荷重を解放することによってロック部材15によるロックが解除され、そのロック解除状態で金具本体16を押し引き操作することによってメインロープ2上で移動可能となるように構成されたもので、ロック部材15は、メインロープ2を保持する断面略U字形金具本体16に枢軸19により枢着されていて、一端部にはメインロープ2に対し接離可能な偏心カム部17を有し、他端部に取付孔18を有し、常時はバネ(図示せず)により、ロック部材15を、その偏心カム部17がメインロープ2から離間して金具本体16をメインロープ2に沿ってスライド可能なロック解除位置に付勢し、そしてロック部材15の取付孔18に取り付けた操作用紐体25を、前記バネに抗して所定方向(例えば、図5の(c) に関して右斜め上方向)に引張することにより、ロック部材15が枢軸19を中心に回動して、偏心カム部17がメインロープ2に圧接し、その圧接摩擦力によって金具本体16をメインロープ2上にロックする構成となっている。
図5の(c) に示すロック金具4Bは、操作用紐体25の一端部に設けた輪っか25aがロック部片15の取付孔18に取り付けられ、その他端部に設けた同様な輪っか25bに開閉式フック26(連結部材6)の取付リング26a取り付けられる。尚、図5の(c) に示すロック金具4Bは、一例であって、所定方向に荷重をかけることによって作動するロック部材15のロック作用によりメインロープ2上での移動を阻止されて動かなくなり、その荷重を解放することによってロック部材15がロック解除され、そのロック解除状態で金具本体16がメインロープ2沿いに移動可能となるように構成されたものであれば、どのような構成でもよい。
図8の(a) は、本発明に係る更に他の樹木上作業安全帯用胴綱31の使用状態を示し、この胴綱31は、メインロープ2と、このメインロープ2の両端部2a,2b側に設けられた2つの伸縮調整具4,4と、各伸縮調整具4と作業者Sが装着した作業安全帯9の連結用リング(被連結部)12,13,14とをつなぐ連結部材6とから構成され、メインロープ2の両端部2a,2bに夫々伸縮調整具4の抜け出しを阻止するストッパー5を設け、メインロープ2の中間部にロープ固定部20を設け、このロープ固定部20には例えばカラビナ24からなる連結部材6を設け、しかして胴綱31の使用にあたり、図示のように、メインロープ2を樹木の2つの異なる幹T1,T2に回し掛けて、メインロープ2の両端部2a,2b側の伸縮調整具4,4を、夫々連結部材6を介して胴ベルト10の両側にある連結用リング(被連結部)13,14に連結し、メインロープ2の中間部側にあるロープ固定部20を連結部材6を介して胴ベルト10の正面側にある連結用リング(被連結部)12に連結するようにしたものである。各伸縮調整具4は、前述した胴綱1,11,21と同様に、ロープ部材3によるプルージック結び4Aからなるもので、手で掴んで押し引き操作することによりメインロープ2に沿ってスライドさせることができ、ロープ部材3を介してメインロープ2と交差する方向に引っ張ることにより、メインロープ2上にロックさせることができる。尚、ロープ固定部20の連結部材6は、図8の(b) に示すようなカラビナ24に限らず、開閉式フックやリンクスでもよい。
メインロープ2の中間部に設けられるロープ固定部20は、メインロープ2を折り曲げて中間部に固定した輪22を形成するようなロープ結びからなるもので、具体的に、図8の(b) に示すようなバタフライノット20Aや、図示は省略するが、ダブルエイトノット等もある。このようなバタフライノット20Aやダブルエイトノット等によって形成されるロープ固定部20によれば、メインロープ2の一部を利用して形成されるから、ロープ固定部20を簡単容易に形成できる利点がある。
尚、上記樹木上作業安全帯用胴綱31のメインロープ2、伸縮調整具4、ストッパー5及び連結部材6については、胴綱1,11,21と全く同じである。
上記胴綱31の使用にあたって、作業者Sは、図1に示すような樹木上作業安全帯9を装備した状態で、樹木の所定箇所において、図8の(a) に示すように、メインロープ2を樹木の2つの異なる幹T1,T2に回し掛けて、このメインロープ2の両端部2a,2b側にある伸縮調整具4,4を、夫々連結部材6を介して胴ベルト10の両側にある連結用リング(被連結部)13,14に連結し、メインロープ2の中間部にあるロープ固定部20の輪22に取り付けたカラビナ24からなる連結部材6を、胴ベルト10の正面側にある連結用リング(被連結部)12に連結する。これによって、胴綱31は、作業者Sが2つの異なる幹T1,T2の2点で支持されると共に、作業者Sと各幹T1,T2との間では互いに他の異なる幹T1,T2に対してU字状の回し掛け状態が維持されるため、作業者Sの体が左右に揺れるようなことがなく、作業者Sは安定状態を維持して作業を能率よく行うことができる。仮に一方の幹T1が折れても、胴綱1は他方の異なる幹T2と作業者Sとの間でU字状の回し掛け状態を維持できるから、作業者が落下すると危険性を回避することができる。
またこの胴綱31は、メインロープ2の2箇所に夫々伸縮調整具4を設けているから、作業者Sと一方の幹T1との間でU字状に回し掛けされた胴綱31部分と、他方の幹T2との間でU字状に回し掛けされた胴綱31部分とを夫々独立して長さ調整ができ、それにより作業者Sと樹木の各幹T1,T2との距離に応じて作業者Sの適正な作業位置を容易に調整でき、従って樹木上での作業が非常にやり易くなる。また樹木の幹T1,T2が比較的細くて、強度的にそれほど強くなくても、メインロープ2をそれら2本の幹T1,T2に回し掛けすることによって、作業者を安全に保持できると共に、樹木上での作業を容易に行うことができる。尚、図8に示す実施形態の胴綱31では、メインロープ2に2つの伸縮調整具4,4を設けているが、伸縮調整具4は2つに限るものではなく、3つ以上設けてもよい。
図9の(a) は、図5の(c) に示されるものと同様なロック金具4Bからなる伸縮調整具4に、カラビナ27からなる連結部材6を着脱自在に取り付けた実施形態を示している。このカラビナ27は、あくまでも一例であるが、略C字形の本体部27aと、本体部27aの下端部側に枢軸27bを介して回動可能に枢着され、C字形本体部27aの開口を閉鎖する回動部27cと、回動部27cの遊端部と本体部27aの上端部側とに亘って螺嵌された安全リング27dとにより構成され、使用にあたっては、安全リング27dを回して本体部27aの上端部側から回動部27c側に引き込んだ後、この回動部27cを枢軸27bを中心に回動して、C字形本体部27aの開口を開放することにより、ロック金具4Bのロック部材15に設けてある取付孔18に挿通して取付け可能な状態となる。
図9の(b) は、上記のようなロック金具4Bからなる伸縮調整具4とカラビナ27からなる連結部材6とを備えた樹木上作業安全帯用胴綱1の使用状態を示したもので、その使用形態は、図1〜図3に示される胴綱1と同様であるから、その説明を省略する。
図10には、カムレバーロック機構を有するロック金具4Cからなる伸縮調整具4に、開閉式フック26とカラビナ27とからなる連結部材6を着脱自在に取り付けた実施形態を示す。ロック金具4Cは、メインロープ2を保持する断面略U字形の金具本体28に、夫々下端部側に偏心カム29a,29aを形成した前後一対のカムレバー29,29を夫々枢軸30により枢着し、両カムレバー29,29の上端部どうしをグリップレバー35によって枢軸32で枢支連結すると共に、グリップレバー35の一端部に取付部片33を取り付け、そして常時はバネ(図示せず)によって両カムレバー29,29を図示のように夫々の偏心カム29a,29aがメインロープ2に圧接するように付勢したもので、取付部片33のリング部33aに、開閉式フック26のフック部26bが取り付けられると共に、このフック26の基端側取付リング26aにカラビナ27が取り付けられる。
しかして、上記ロック金具4Cは、図10に示す状態において、金具本体28を掴んで図中の矢印a方向には移動できるが、矢印aと反対方向に移動させようとしても、両カムレバー29,29の偏心カム29a,29aにより一方向ロックがかかっているため移動できず、そこでグリップレバー31を握って矢印b方向に押えると、両カムレバー29,29が矢印c方向に傾転し、偏心カム29a,29aがメインロープ2から離間してロック解除し、金具本体28は矢印a方向及びその反対方向の何れにも移動可能となり、また図10に示す状態から連結部材6を図10に関して右斜め方向に引っ張ることにより、偏心カム29a,29aによるロック状態が更に強くなって、金具本体28がメインロープ2上に強固に固定される。
また、図10に示す開閉式フック26は、周知構造のもので、常時はフック部26bの開口がストッパー26cにより閉鎖されており、ストッパー526cはその位置にロックされているが、ロック解除レバー26d先端側を図中の矢印d方向に押すと、ストッパー26cのロックが解除されるから、このストッパー26cの先端側を矢印e方向に押すことにより、フック部26bの開口が開放される。カラビナ27は、図9の(a) に示すものと同じ構造である。
この図10に示すような開閉式フック26とカラビナ27とからなる連結部材6を伸縮調整具4に取り付けた胴綱1,11,21,31の使用においては、開閉式フック26とカラビナ27とを互いに連結した連結部材6のカラビナ27を先に作業者の胴ベルト10の被連結部に取り付けておいて、その後に連結部材6の開閉式フック26フック部26bを、伸縮調整具4であるロック金具4Cの取付部片33のリング部33aに取り付けるようにすれば、連結作業が容易となる。
図9の(a) に示す伸縮調整具4及び連結部材6と、図10に示す伸縮調整具4及び連結部材6とは、いずれも連結部材6を伸縮調整具4に対し着脱自在に取り付けた場合であるが、図11の(a) ,(b) 及び図12の(a) ,(b) は、いずれも連結部材6を伸縮調整具4に対し取り外し不能に一体に取り付けた実施形態を示す。先ず、図11の(a) は、図9の(a) に示すものと同じロック金具4Bからなる伸縮調整具4に、図10に示すものと同様の開閉式フック26からなる連結部材6を一体的に取り付けたものであって、ロック金具4Bの金具本体16に枢着されているロック部材15の上端部にフック26の基端側取付部26aを例えば溶接によって接合している。
図11の(b) は、図9の(a) に示すものと同じロック金具4Bからなる伸縮調整具4に、図10に示すものと同じ開閉式フック26からなる連結部材6を一体的に取り付けたものであり、ロック金具4Bの金具本体16に枢着されているロック部材15の上端部に、フック26の基端側取付部26aを、連結軸体34によって、フック26の縦軸線G回りに回転可能に一体的に連結している。このように伸縮調整具4に回転可能に一体的に連結した連結部材6によれば、連結部材6が図11の(b) の矢印で示すように縦軸線G回りに回転できるから、胴綱1,11,21,31の使用において、メインロープ2やロープ部材3が捻じれるのを防止することができる。
図12の(a) は、図10に示すものと同様なロック金具4Cからなる伸縮調整具4に、図10に示すような開閉式フック26からなる連結部材6を一体的に取り付けたもので、ロック金具4Cのグリップレバー35の一端部にフック26の基端側取付部26aをビス等によって一体的に取り付けている。また、図12の(b) は、図10に示すものと同じロック金具4Cからなる伸縮調整具4に図10に示すような開閉式フック26からなる連結部材6を一体的に取り付けたもので、ロック金具4Cのグリップレバー35の一端部に取付部材36をビス等によって一体的に取り付け、この取付部材36に、フック26の基端側取付部26aを、連結軸体34によって、フック26の縦軸線G回りに回転可能に一体に連結している。この図12の(b) に示すような連結部材6では、この連結部材6が伸縮調整具4に対し回転できるから、胴綱1,11,21,31の使用において、メインロープ2やロープ部材3が捻じれるのを防止できる。
1 樹木上作業安全帯用胴綱
2 メインロープ
3 ロープ部材
4 伸縮調整具
4A プルージック結び(伸縮調整具)
4B ロック金具(伸縮調整具)
4C ロック金具(伸縮調整具)
5 ストッパー
6 連結部材
T 樹木
T1,T2 樹木の幹
9 樹木上作業安全帯
10 胴ベルト
11 樹木上作業安全帯用胴綱
12〜14 連結用リング(被連結部)
20 ロープ固定部
20A バタフライノット(ロープ固定部)
20B ロック金具(ロープ固定部)
21 樹木上作業安全帯用胴綱
25 操作用紐体
26 開閉式フック(連結部材)
27 カラビナ(連結部材)
31 樹木上作業安全帯用胴綱

Claims (8)

  1. メインロープと、メインロープの少なくとも3箇所に設けられた伸縮調整具と、各伸縮調整具と作業者が装着した作業安全帯の被連結部とをつなぐ連結部材とからなり、各伸縮調整具は、所定の操作をすることによりメインロープに沿って移動し、所定方向の荷重がかかることによってメインロープ上での移動を阻止されるようになっており、メインロープの両端部には夫々伸縮調整具の抜け出しを阻止するストッパーを設け、胴綱使用時には、メインロープを樹木の2つの異なる幹又は枝に回し掛けて、その2つの異なる幹又は枝の中間に位置する伸縮調整具を連結部材を介して作業安全帯の被連結部に連結し、前記2つの異なる幹又は枝の両側に位置する2つの伸縮調整具を夫々連結部材を介して作業安全帯の被連結部に連結するようにした樹木上作業安全帯用胴綱。
  2. メインロープと、メインロープの少なくとも2箇所に設けられた伸縮調整具と、各伸縮調整具と作業者が装着した作業安全帯の被連結部とをつなぐ連結部材とからなり、各伸縮調整具は、所定の操作をすることによりメインロープに沿って移動し、所定方向の荷重がかかることによってメインロープ上での移動を阻止されるようになっており、メインロープの一端部には伸縮調整具の抜け出しを阻止するストッパーを設け、メインロープの他端部には作業安全帯の被連結部に連結する連結部材を設け、胴綱使用時には、メインロープを樹木の2つの異なる幹又は枝に回し掛けて、その2つの異なる幹又は枝の中間に位置する伸縮調整具を連結部材を介して作業安全帯の被連結部に連結し、メインロープの一端部側にある伸縮調整具及びメインロープの他端部を夫々連結部材を介して作業安全帯の被連結部に連結するようにした樹木上作業安全帯用胴綱。
  3. メインロープと、メインロープの少なくとも2箇所に設けられた伸縮調整具と、各伸縮調整具と作業者が装着した作業安全帯の被連結部とをつなぐ連結部材とからなり、各伸縮調整具は、所定の操作をすることによりメインロープに沿って移動し、所定方向の荷重がかかることによってメインロープ上での移動を阻止されるようになっており、メインロープの両端部には作業安全帯の被連結部に連結する連結部材を設け、胴綱使用時には、メインロープを樹木の2つの異なる幹又は枝に回し掛けて、その2つの異なる幹又は枝の中間に位置する伸縮調整具を夫々連結部材を介して作業安全帯の被連結部に連結し、メインロープの両端部を夫々連結部材を介して作業安全帯の被連結部に連結するようにした樹木上作業安全帯用胴綱。
  4. メインロープと、メインロープの少なくとも2箇所に設けられた伸縮調整具と、各伸縮調整具と作業者が装着した作業安全帯の被連結部とをつなぐ連結部材とからなり、各伸縮調整具は、所定の操作をすることによりメインロープに沿って移動し、所定方向の荷重がかかることによってメインロープ上での移動を阻止されるようになっており、メインロープの両端部には夫々伸縮調整具の抜け出しを阻止するストッパーを設け、メインロープの所要部にロープ固定部を設けて、これには作業安全帯の被連結部に連結する連結部材を設け、胴綱使用時には、メインロープを樹木の2つの異なる幹又は枝に回し掛けて、両伸縮調整具を夫々連結部材を介して作業安全帯の被連結部に連結し、メインロープのロープ固定部を連結部材を介して作業安全帯の被連結部に連結するようにした樹木上作業安全帯用胴綱。
  5. 伸縮調整具は、ロープ部材の一端部側をメインロープに結び付けて結び目を形成したものからなる請求項1〜4の何れかに記載の樹木上作業安全帯用胴綱。
  6. 伸縮調整具は、所定の操作をすることによりメインロープに沿って移動し、所定方向の荷重がかかることによってメインロープ上での移動を阻止されるように構成されたロック金具からなる請求項1〜4の何れかに記載の樹木上作業安全帯用胴綱。
  7. メインロープの端部に設けられるストッパーは、ロープ端部にループ状に形成されたアイ部からなる請求項1,2又は4に記載の樹木上作業安全帯用胴綱。
  8. ロープ固定部は、メインロープを折り曲げて中間部に固定した輪を形成したものからなる請求項4に記載の樹木上作業安全帯用胴綱。
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