JP5748373B1 - 光通信システム、負荷分散装置、負荷分散方法及び負荷分散プログラム - Google Patents

光通信システム、負荷分散装置、負荷分散方法及び負荷分散プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、一定の時間帯におけるOSUの下りトラフィック負荷を計測して最大負荷のOSUと最小負荷のOSUを割り出し、両OSUに論理接続されているONUを交換することによりOSUの負荷を均一化するため、OSU内のバッファ数を抑制しながらOSUの負荷の分散を行うことを目的とする。【解決手段】本発明は、各リンクが接続する各加入者側装置毎に、複数の局内装置における下りトラフィックの負荷を測定する下りトラフィック負荷測定部と、局内装置に収容し接続されている複数の加入者側装置の収容リンクが各加入者側装置の時間帯だけ不変に接続を維持し、時間帯の経過とともにトラフィック負荷測定部で測定した測定結果に応じて下りトラフィックの負荷が均一に分散するように、局内装置に収容し接続されている複数の加入者側装置の収容リンクを変更する収容リンク変更部と、を備える光通信システムである。【選択図】図4

Description

本発明は、光通信システム、負荷分散装置、負荷分散方法及び負荷分散プログラムに関する。
1本の回線の容量を複数のユーザで共有する集線を行うことで、光ファイバや局側装置を複数のユーザで共有することが可能である。その結果、経済的なネットワークの実現が可能となり、高速光アクセス回線が広く普及することとなった。
しかし、近年、ブロードバンドユーザ1人当たりの平均トラフィックの1000倍以上のトラフィックを発生させるヘビーユーザの存在が確認されており、集線の際にヘビーユーザの帯域占有による局側装置のトラフィック負荷が増大するという課題が生じている。
これに対し、局内装置であるOSU(Optical Subscriber Unit)間でトラフィック負荷の分散が可能である波長可変型WDM/TDM−PON(Wavelength Division Multiplexing/Time Division Multiplexing―Passive Optical Network)の研究が行われている(例えば、非特許文献1参照。)。図1の波長可変型WDM/TDM−PON構成では、OSU1と加入者側装置であるONU2(Opitcal Network Unit)に波長可変レーザを備え、ONU2とOSU1との間の論理接続が変更可能なシステムであり、ONU2単位で、論理接続するOSU1を変更することで、OSU1毎のトラフィック負荷を均一化できる。そのため、ヘビーユーザが特定のOSU1に論理接続されることによるOSU1のトラフィック負荷の偏りを軽減できる。
一方で、TDM技術を用いたPONではMPCP(Multi Point Control Protocol)を使用して上り信号の帯域制御を実現する。ONU2はREPORTフレームによりONU2のバッファに蓄積されている送信待ちのデータ量をOSU1に伝える。OSU1は、GATEフレームにより、それぞれのONU2が時間的に衝突することなく送信できるように送信開始時刻、送信量を指示する。
例えば、GE−PONでは、MPCPの制御フレームにより信号の伝送効率が95%に低下する場合がある。そこで、ONU2−OSU1間とOSU1−スイッチ7間で、最大帯域が同一だとしても、OSU1にて速度変換をする必要がある。PON区間の伝送劣化分を考慮すると、下り通信において、ONU単位の最低帯域を補償するためには、OSU1にてONU単位の公平制御を行わなければならない。OSU1にてONU単位の公平制御を行う方法として、ONU単位のバッファを用意してフェアキューイングを行う方法がある。
40Gbit/s−class―λ―tunable WDM/TDM−PON using Tunable B−Tx and Cyclic AWG Router for Flexible Photonic Aggregation Networks Flexible load balancing technique using dynamic wavelength bandwidth allocation (DWBA) toward 100Gbit/s−class−WDM/TDM−PON Throughput Fairness Index: An Explaination
例えば、図1のスイッチ7における下りフレームの振り分けにラウンドロビン・アルゴリズムを用い、フレームの到着順に出力OSU1を輪番に決定することにより、OSU1毎の下りトラフィック負荷を均一化できる。ここで本明細書では、OSU1とスイッチ7の間に位置する回線をリンク3とする。また、OSU数をK、1つの波長可変型WDM/TDM−PONシステムに収容される全ONU数をJ、各OSU1内に具備するONU単位のバッファ数をNとする。
図2に、負荷分散を行わない場合と、ラウンドロビン・アルゴリズムを用いて負荷分散を行う場合における、スイッチ7から出力されるフレームを示す。図中の実線の四角は下りフレームを示し、図中の実線の四角の中の数字はフレームの宛先のONU番号を示す。また、単位時間Δt毎の時間の区切りを図中の点線で示す。
負荷分散を行わない場合、スイッチ7からOSU1#1にONU2#2−1〜ONU2#2−3を宛先とするフレームが、OSU1#2にONU2#2−4〜ONU2#2−6を宛先とするフレームが、OSU1#3にONU2#2−7〜ONU2#2−9を宛先とするフレームが出力されている。ここで、スイッチ7が、フレームの振り分けにラウンドロビン方式を採用してフレームの到着順に出力OSU1をOSU1#1、OSU1#2、OSU1#3の順に輪番に変更することにより、負荷分散を行う。
例えば、1番目に到着したフレームはOSU1#1に、2番目に到着したフレームはOSU1#2に、3番目に到着したフレームはOSU1#3に、4番目に到着したフレームはOSU1#1に、と順番に振分先を決定する。図3に、図2における一定時間Δt間の各OSU1の合計トラフィック負荷を示す。
負荷分散を行わない場合はOSU1毎のトラフィック負荷がばらついているが、ラウンドロビン・アルゴリズムにより負荷分散を行うことで、OSU1毎のトラフィック負荷のばらつきが軽減されていることが分かる。このように、フレームの到着順に振分先OSU1を輪番に変更することで、一定時間Δt間の各OSU1の合計トラフィック負荷を分散できる。
しかし、ラウンドロビン・アルゴリズムでは、OSU1毎のトラフィック負荷を分散することはできるが、ONU2の振分先OSU1はスイッチ7に到着するフレームの順に輪番するため、あるONU2から見た振り分けOSU1はランダムに変わる。したがって、1つのOSU1に収容されるONU数はランダムに変わることになる。
例えば、図3において、負荷分散なしの場合は、時間t〜t+Δtとt+Δt〜t+2Δtの両時間において各OSU1に収容されるONU数は3であるが、ラウンドロビン・アルゴリズムにより負荷分散を行うとで、時間t〜t+ΔtにおいてOSU1#1に収容されるONU数は5、OSU1#2に収容されるONU数は4、OSU1#3に収容されるONU数は6、時間t+Δt〜t+2ΔtにおいてOSU1#1に収容されるONU数は5、OSU1#2に収容されるONU数は5、OSU1#3に収容されるONU数は4であり、時間に応じて、1つのOSU1に収容されるONU数はランダムに変わる。
そこで、OSU1内にONU単位のバッファを用意する場合に、用意するONU単位のバッファ数を1つのOSU1に収容されうる最大ONU数に設定する必要がある。例えば、図3において、負荷分散を行わない場合は、各OSU1に収容されるONU数は3なので、各OSU1内に3つのONU毎のバッファを用意すればよいが、ラウンドロビン・アルゴリズムにより負荷分散を行う場合は、各OSU1に収容されるONU数はランダムに変わるため、各OSU1に最大9つのONU2が収容されうるため、各OSU1に9つのONU毎のバッファを用意しなければならない。
これは、図1のOSU1内のONU単位のバッファ数Nが、負荷分散なしの場合はN=J/Kとなるのに対し、ラウンドロビン・アルゴリズムを用いて分散を行った場合は、OSU1毎に収容されるONU数はランダムに変わるため、N=Jと増加することを示す。よって、ラウンドロビン・アルゴリズムを用いて負荷分散を行う場合、OSU1間のトラフィック負荷を分散させることはできるが、負荷分散を行わない場合よりも多くのバッファをOSU1内に具備する必要があり、OSU1内のバッファを経済的に構成することが難しい。
課題を解決するために、本発明は、ONU単位の最適保証帯域の確保を行う波長可変型WDM/TDM−PONにおいて、1つのOSU内のONU単位のバッファ数を抑制しつつ、OSU毎の下りトラフィック負荷を均一化することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明では、一定の時間帯におけるOSUの下りトラフィック負荷を計測して最大負荷のOSUと最小負荷のOSUを割り出し、両OSUに論理接続されているONUを交換することによりOSUの負荷を均一化するため、OSU内のバッファ数を抑制しながらOSUの負荷分散を行う。
具体的には、本発明に係る光通信システムは
複数の加入者側装置と、
下りトラフィックを出力する複数の出力ポートを有し、局内装置を介して下りトラフィックを複数の加入者側装置に伝送するように複数の出力ポートに振り分けるスイッチと、
スイッチが振り分けた下りトラフィックを複数の加入者側装置に伝送し、複数の加入者側装置のうち1以上の加入者側装置を収容する複数の局内装置と、
局内装置を介して複数の加入者側装置及び複数の出力ポートを接続し、複数の加入者側装置に下り信号を伝送する複数のリンクと、
各リンクが接続する各加入者側装置毎に、下りトラフィックのフレーム間隔以上の時間帯で複数の局内装置における下りトラフィックの負荷を測定する下りトラフィック負荷測定部と、
局内装置に収容し接続されている複数の加入者側装置の収容リンクが各加入者側装置の時間帯だけ不変に接続を維持し、時間帯の経過とともにトラフィック負荷測定部で測定した測定結果に応じて下りトラフィックの負荷が均一に分散するように、局内装置に収容し接続されている複数の加入者側装置の収容リンクを変更する収容リンク変更部と、を備える。
本発明に係る光通信システムでは、
収容リンク変更部は、
局内装置に収容し接続されている複数の加入者側装置の収容リンクのうち、下りトラフィック負荷測定部で測定した下りトラフィックの負荷が最大である第1のリンクと、下りトラフィックの負荷が最小である第2のリンクと、を判定し、
第1のリンクの下りトラフィックの負荷と第2のリンクの下りトラフィックの負荷との差分値を算出し、当該差分値の半分を参照値として算出し、
差分値が参照値に最も近い値となるよう、第1のリンクを収容リンクとする加入者側装置と、第2のリンクを収容リンクとする加入者側装置と、を相互に収容先を入れ替えてもよい。
本発明に係る光通信システムでは、
収容リンク変更部は、
第1のリンクの下りトラフィックの負荷と、第2のリンクの下りトラフィックの負荷との差分値を算出し、当該差分値の半分を参照値として算出し、
複数の局内装置における加入者側装置の下りトラフィックの負荷の組み合わせについて、第1のリンクを収容リンクとする加入者側装置と、第2のリンクを収容リンクとする加入者側装置との全ての組み合わせについて比較し、差分値が参照値に最も近い値となる加入者側装置の下りトラフィックを選別してもよい。
本発明に係る光通信システムでは、
収容リンク変更部は、
各リンク毎の時間帯における下りトラフィックの負荷の均一性が向上するかどうかを判定し、
下りトラフィックの負荷の均一性が向上すると判定した場合、複数の加入者側装置の収容リンクを変更し、
下りトラフィックの負荷の均一性が向上しないと判定した場合、複数の加入者側装置の収容リンクの変更処理を停止してもよい。
本発明に係る光通信システムでは、
収容リンク変更部は、
局内装置に収容し接続されている複数の加入者側装置の収容リンクのうち、下りトラフィック負荷測定部で測定した下りトラフィックの負荷が最大である第1のリンクと、時間帯における下りトラフィックの負荷が最小である第2のリンクと、を判定し、
第1のリンクの時間帯における下りトラフィックの負荷と、第2のリンクの時間帯における下りトラフィックの負荷との差分値を算出し、当該差分値の半分を第1の参照値として算出し、
差分値が、第1の参照値に最も近い値となる加入者側装置の組み合わせを選択し、選択した第1のリンクを収容リンクとする各加入者側装置のトラフィックの負荷の総和から選択した第2のリンクを収容リンクとする各加入者側装置のトラフィックの負荷の総和を引いた値を第2の参照値とし、
第1のリンクの時間帯における下りトラフィックの負荷と、第2のリンクの時間帯における下りトラフィックの負荷と、の差分を閾値として算出し、
第2の参照値が閾値未満の場合、第1のリンクを収容リンクとする加入者側装置と、第2のリンクを収容リンクとする加入者側装置と、を相互に収容先を入れ替え、第2の参照値が閾値以上の場合、収容リンクの変更処理を停止してもよい。
具体的には、本発明に係る負荷分散装置は
複数の加入者側装置と、
下りトラフィックを出力する複数の出力ポートを有し、局内装置を介して下りトラフィックを複数の加入者側装置に伝送するように複数の出力ポートに振り分けるスイッチと、
スイッチが振り分けた下りトラフィックを複数の加入者側装置に伝送し、複数の加入者側装置のうち1以上の加入者側装置を収容する複数の局内装置と、
局内装置を介して複数の加入者側装置及び複数の出力ポートを接続し、複数の加入者側装置に下り信号を伝送する複数のリンクと、
を備える光通信システムの負荷分散装置であって、
各リンクが接続する各加入者側装置毎に、下りトラフィックのフレーム間隔以上の時間帯で複数の局内装置における下りトラフィックの負荷を測定する下りトラフィック負荷測定部と、
局内装置に収容し接続されている複数の加入者側装置の収容リンクが各加入者側装置の時間帯だけ不変に接続を維持し、時間帯の経過とともにトラフィック負荷測定部で測定した測定結果に応じて下りトラフィックの負荷を均一に分散するように、局内装置に収容し接続されている複数の加入者側装置の収容リンクを変更する収容リンク変更部と、を備える。
具体的には、本発明に係る負荷分散方法は
複数の加入者側装置と、
下りトラフィックを出力する複数の出力ポートを有し、局内装置を介して下りトラフィックを複数の加入者側装置に伝送するように複数の出力ポートに振り分けるスイッチと、
スイッチが振り分けた下りトラフィックを複数の加入者側装置に伝送し、複数の加入者側装置のうち1以上の加入者側装置を収容する複数の局内装置と、
局内装置を介して複数の加入者側装置及び複数の出力ポートを接続し、複数の加入者側装置に下り信号を伝送する複数のリンクと、
を有する光通信システムの負荷分散方法であって、
各リンクが接続する各加入者側装置毎に、下りトラフィックのフレーム間隔以上の時間帯で複数の局内装置における下りトラフィックの負荷を測定する下りトラフィック負荷測定手順と、
局内装置に収容し接続されている複数の加入者側装置の収容リンクが各加入者側装置の時間帯だけ不変に接続を維持し、時間帯の経過とともにトラフィック負荷測定手順で測定した測定結果に応じて下りトラフィックの負荷を均一に分散するように、局内装置に収容し接続されている複数の加入者側装置の収容リンクを変更する収容リンク変更手順と、を順に行う。
具体的には、本発明に係る負荷分散プログラムは
複数の加入者側装置と、
下りトラフィックを出力する複数の出力ポートを有し、局内装置を介して下りトラフィックを複数の加入者側装置に伝送するように複数の出力ポートに振り分けるスイッチと、
スイッチが振り分けた下りトラフィックを複数の加入者側装置に伝送し、複数の加入者側装置のうち1以上の加入者側装置を収容する複数の局内装置と、
局内装置を介して複数の加入者側装置及び複数の出力ポートを接続し、複数の加入者側装置に下り信号を伝送する複数のリンクと、
を備える光通信システムにおける負荷分散プログラムであって、
各リンクが接続する各加入者側装置毎に、下りトラフィックのフレーム間隔以上の時間帯で複数の局内装置における下りトラフィックの負荷を測定する下りトラフィック負荷測定手順と、
局内装置に収容し接続されている複数の加入者側装置の収容リンクが各加入者側装置の時間帯だけ不変に接続を維持し、時間帯の経過とともにトラフィック負荷測定手順で測定した測定結果に応じて下りトラフィックの負荷を均一に分散するように、局内装置に収容し接続されている複数の加入者側装置の収容リンクを変更する収容リンク変更手順と、をコンピュータに順に実行させる。
なお、上記各発明は、可能な限り組み合わせることができる。
本発明によれば、一定の時間帯におけるOSUの下りトラフィック負荷を計測して最大負荷のOSUと最小負荷のOSUを割り出し、両OSUに論理接続されているONUを交換することによりOSUの負荷を均一化するため、OSU内のバッファ数を抑制しながらOSUの負荷分散を行うことができる。
波長可変型WDM/TDM−PONの構成を示す一例である。 負荷分散におけるフレームを示す一例である。 動的負荷分散におけるトラフィック負荷を示す一例である。 動的負荷分散手法を用いた光通信システムの構成を示す一例である。 N×Mポート周回性AWGの波長振り分け特性を示す表である。 動的負荷分散手法を示すフローチャートの一例である。 動的負荷分散手法におけるOSUのトラフィック負荷の分散の一例である。 論理接続OSUの変更手順を示す一例である。 第2の実施形態に係る動的負荷分散手法を示すフローチャートの一例である。 第2の実施形態に係る動的負荷分散手法におけるOSUのトラフィック負荷の分散の一例である。 第2の実施形態に係る動的負荷分散手法を示すフローチャートの一例である。 光スイッチ機能部を用いた波長可変型WDM/TDM−PONの構成を示す一例である。 リンクアグリゲーションを適用した動的負荷分散手法を示す一例である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本発明は、以下に示す実施形態に限定されるものではない。これらの実施の例は例示に過ぎず、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した形態で実施することができる。なお、本明細書及び図面において符号が同じ構成要素は、相互に同一のものを示すものとする。
(第1の実施形態)
本実施形態に係る光通信システムは、複数の加入者側装置2と、スイッチ7と、複数のリンク3と、下りトラフィック負荷測定部として機能する下りトラフィック負荷取得部17と、収容リンク変更部18と、を備える。負荷分散装置は、下りトラフィック負荷取得部17と、収容リンク変更部18と、を備える。負荷分散方法は、下りトラフィック負荷測定手順と、収容リンク変更手順と、を順に行う。負荷分散プログラムは、下りトラフィック負荷測定手順と、収容リンク変更手順と、をコンピュータに順に実行させる。
本発明における第1の実施形態について以下に説明する。図4に示す第1の実施形態では、光通信システムは、上位ネットワーク8に繋がるスイッチ7と、本発明の動的負荷分散手法を用いてONU2単位で振分先OSU1、つまりONU2−OSU1論理接続を決定する負荷分散装置として機能する割当回路13と、複数のOSU1と、複数のONU2と、複数のリンク3と、複数のOSU1と複数の光スプリッタの間に位置する波長ルータ6から構成される。
波長ルータ6は、入力ポートと信号波長から出力ポートが一意に決まる波長振り分け機能を有する。ある一つの入力ポートから入力された複数の波長は、波長ごとに異なる出力ポートから出力される。波長ルータ6としては、例えば、図5のような波長周回性を有するN×Mポート周回性AWG(Arrayed−Waveguide Grating)が考えられる。
OSU1内に波長可変レーザを搭載し、送信波長を変更することにより、下り方向通信においてONU単位でONU2−OSU1論理接続が変更可能で、トラフィック負荷状態に応じて振り分け先OSU1を変更することができる。
スイッチ7の出力ポートを下りフレームの宛先であるONU単位で動的に変更することで、OSU1毎の下りトラフィック負荷を均一化することができる。スイッチ7の出力ポートの変更は、例えば、スイッチ7の内部に持つスイッチングテーブルの書替えを行い、そのスイッチングテーブルに従って、信号を出力ポートに振り分けることで実現する。
図4では、波長ルータ6とONU2との間に1個の光スプリッタを直列に配置しているが、複数個を直列に配置してもよい。波長ルータ6の代わりに1×NポートAWGと光スプリッタを組み合わせた構成を配置することも可能である(例えば、非特許文献2参照。)。波長ルータ6の代わりに、光スプリッタ(不図示)を配置することも可能である。下り方向通信及び上り方向通信は、以下のように行われる。
下り方向通信では、各OSU1はOSU1ごとに固有の波長である下り信号光を送出し、各ONU2は波長可変フィルタ等を用いて、入力される波長多重信号光からONU2−OSU1論理接続に基づく下り波長を選択的に受信する。選択的に受信する波長を切り替えることにより、下り方向通信のONU2−OSU1論理接続を変更できる。
上り方向通信では、各ONU2はONU2−OSU1論理接続に基づく上り波長の上り信号光を送出し、各OSU1は波長可変フィルタ等を用いて、入力される波長多重信号光からOSU1ごとに固有の波長を選択的に受信する。ONU2内の波長可変レーザの波長を変更することにより、上り方向通信のONU2−OSU1論理接続を変更できる。
第1の実施形態では、新たに、波長可変OSU1内にカウンタ12を備える。カウンタ12は、ONU2毎の一定時間(下りトラフィックのフレーム間隔より長い)におけるトラフィック負荷を測定する。カウンタ12での測定値を用いて、OSU1毎の一定時間における総トラフィック負荷が均一に近づくように、ONU2−OSU1論理接続を変更する。
カウンタ12は、ONU2単位の一定時間におけるトラフィック負荷を測定できればよく、波長可変OSU1内、スイッチ7内、波長可変ONU2内、負荷分散装置内やそれ以外に備えてもよい。本発明の動的負荷分散手法の手順を以下に要約する。本発明の動的負荷分散手法は、負荷分散装置内の下りトラフィック負荷取得部17及び収容リンク変更部18が行う。
(1)OSU1毎の負荷を算出し、トラフィック負荷が最も大きいOSU1に収容されているONU2のトラフィック負荷から、トラフィック負荷が最も小さいOSU1に収容されているONU2のトラフィック負荷を引いた値が所定量に最も近くなる2つのONU2を、トラフィック負荷が最も多いOSU1と、トラフィック負荷が最も少ないOSU1からそれぞれ1つのONU2ずつ選別し、2つのONU2が論理接続するOSU1を入れ替える。
(2)(1)の操作を、目標とする均一性に到達しているか、これ以上均一性が向上しない場合まで繰り返し、移動する全ONU2を決定する。目標とする均一性に到達しているかの判断例としては、トラフィック負荷が最も多いOSU1のトラフィック負荷がトラフィック負荷が最も少ないOSU1のトラフィック負荷の何倍以下であるというような指標を設け、その倍率を設定することで判断できる。
(3)一定時間毎に、論理接続するOSU1を変更する全ONU2を決定した後に、一度に全ONU2の論理接続OSU1の変更を行うことで、一定時間におけるOSU1間のトラフィック負荷の公平化を行う。
図6は、本発明の第1の実施形態の動的負荷分散手法の概要を示すフローチャート図である。トラフィック負荷算出手順では手順S1を実行し、論理接続OSU1を変更するONU2の決定手順では手順S3、手順S4、手順S6を実行し、変更処理の終了手順では手順S2、S5を実行する。
手順S1:ONU2ごとの一定時間(下りトラフィックのフレーム間隔より長い)におけるトラフィック負荷を用いて、OSU1#1〜OSU#Kのトラフィック負荷を算出する。
手順S2:OSU1#1〜OSU#Kのトラフィック負荷が、目標とする均一性を満たしているか否かを判定する。例えば、トラフィック負荷が最大の第1のOSU1と、トラフィック負荷が最小の第2のOSU1と、のトラフィック負荷を用いて判定してもよい。均一性を満たしている場合は変更処理を終了し、均一性を満たしていない場合は手順S3へ移行する。
手順S3:第1のOSU1のトラフィック負荷と第2のOSU1のトラフィック負荷の差分の半分を算出し、移動量とする。
手順S4:第1のOSU1に収容されているONU2のトラフィック負荷から第2のOSU1に収容されているONU2のトラフィック負荷を引いた値が、手順S3で求めた移動量に最も近くなるよう、第1のOSU1と第2のOSU1からそれぞれ1台のONU2ずつ選択する。
手順S5:手順S4で選択した2つのONU2のトラフィック負荷を入れ替える。つまり、第1のOSU1に収容されるONU2を第2のOSU1に収容すると同時に、第2のOSU1に収容されるONU2を第1のOSU1に収容したときに、均一性が向上するか否かを判定する。具体的には、手順S4で選択した2つのONU2のトラフィック負荷の差分が、第1のOSU1と第2のOSU1のトラフィック負荷の差分以下であるか否かを判定する。均一性が向上する場合は手順S6へ移行し、均一性が低下する場合は変更処理を終了する。
手順S6:手順S4で選択した2つのONU2が論理接続するOSU1を入れ替える。つまり、第1のOSU1に収容されるONU2を第2のOSU1に収容すると同時に、第2のOSU1に収容されるONU2を第1のOSU1に収容する。
本発明では、手順S2において、OSU1毎のトラフィック負荷の均一性評価指標として、数1で定義されるFairness Index(f)(例えば、非特許文献3参照。)を用いる。OSU1#1〜OSU#Kのトラフィック負荷をX1〜XKとする。
Figure 0005748373
fは0から1の間をとり、fが大きいほどOSU1間のトラフィック負荷は均一性が高い。そこで、本実施形態においてfが最も早く最大値である1に近づくように、論理接続OSU1を変更するONU2を選別する手法を説明する。ここで、Xi>Xjの時、i番目のOSU1からj番目のOSU1へトラフィック負荷aが移動した場合のFairness Indexをf’とすると、f’は数2で表わされる。
Figure 0005748373
次に、トラフィック負荷aを移動させることにより、OSU1間のトラフィック負荷の均一性の改善される効果の指標Δf(=f’−f)を考える。トラフィック負荷の差分がaとなる2台のONU2ずつ当該ONU2の収容OSU1を入れ替え、fが最も早く最大値である1に近づくように、Δfが最大となるONU2のトラフィック負荷の移動を繰り返す逐次的な処理を行う。続いて、Δfを数3に示す。
Figure 0005748373
数3で表したΔfにおいて、fはONU2のトラフィック負荷の移動により変化しないため、Δfを最大にするためには、f’を最大とすればよい。数2で表したf’において、数4のg(a)のみがONU2のトラフィック負荷の移動により変化するため、f’を最大にするためには、数4のg(a)が最小となればよい。
Figure 0005748373
g(a)は、下に凸の二次関数であるので、a=(Xi−Xj)/2のときに最小となる。また、a=(Xi−Xj)/2のとき、g(a)は、−(1/2)・(Xi−Xj)^2となり、Xi−Xjが最大となるときに最小となる。
つまり、トラフィック負荷Xiが最大の第1のOSU1から、トラフィック負荷Xjが最小の第2のOSU1へと、第1のOSU1と第2のOSU1のトラフィック負荷の差分の半分(Xi−Xj)/2に最も近いトラフィック負荷となるようにONU2とOSU1の論理接続を入れ替えた場合に、最小のg(a)、つまり、最大のΔfを得ることができる。
ここで、実際に移動する2つのONU2のトラフィック負荷の差分と、トラフィック負荷が最大の第1のOSU1とトラフィック負荷が最小の第2のOSU1のトラフィック負荷の差分の半分(a)と、の差は、ONU2の使用状況により変化するため、常にΔf>0となるとは限らず、fが減少する移動を行ってしまう可能性がある。
この場合、ONU2とOSU1の論理接続の入れ替えにより、OSU1間のトラフィック負荷の均一性の劣化が生じる。そこで、fが減少するような移動を行わないよう、すなわちΔf>0となる条件を算出し、制限を追加する。まず、数3を数5のように変形する。
Figure 0005748373
数5において、{−2a(a−(Xi−Xj))}以外は全て正であるので、{−2a(a−(Xi−Xj))}>0、つまり、a(a−(Xi−Xj))<0の時に、Δf>0となる。a(a−(Xi−Xj))はaに関して下に凸の二次関数であるため、Δf>0となる条件は0<a<Xi−Xjである。このため、手順S5において、トラフィック負荷Xiが最大の第1のOSU1とトラフィック負荷Xjが最小の第2のOSU1のトラフィック負荷の差分Xi−Xjより、手順S3で求めたaが小さいことを判定することによって、手順S3で求めたaを移動させた場合に均一性が向上していることを確認することができる。
図7に、第1の実施形態における動的負荷分散手法を用いて、ONU2毎に論理接続されるOSU1の決定を行った場合の一例を示す。OSU1がOSU1#1、OSU1#2、OSU1#3と3つあり、ONU2#2−1〜ONU2#2−9がトラフィック負荷を発生させており、OSU1#1がONU2#2−1、ONU2#2−2、ONU2#2−3を収容しており、OSU1#2がONU2#2−4、ONU2#2−5、ONU2#2−6を収容しており、OSU1#3がONU2#2−7、ONU2#2−8、ONU2#2−9を収容している場合を想定する。尚、これは、図3の時間t〜t+Δtにおける動的負荷分散なしの状態と等しい。
図中の破線の四角は、各OSU1の最大容量を示し、図中の実線の四角は、一定時間(下りトラフィックのフレーム間隔より長い)におけるONU2毎の測定したトラフィック負荷を示す。動的負荷分散計算の1ループ目が開始する状態では、一定時間におけるOSU1毎の測定したトラフィック負荷は、OSU1#1ではX1、OSU1#2ではX2、OSU1#3ではX3であり、X1>X2>X3=0である(手順S1)。
続いて、目標とする均一性を満たしているか判定を行った結果、目標とする均一性を満たしていないと判断して(手順S2においてNO)、処理を続ける。目標とする均一性の指標は、一例として、X1≦1.05×X3を用いた。
続いて、(X1−X3)/2を算出する(手順S3)。続いて、OSU1#1に論理接続されるONU2と、OSU1#3に収容されるONU2のトラフィック負荷のなかで、トラフィック負荷の差分がOSU1毎のトラフィック負荷Xkの均一性を最も向上させる移動量(X1−X3)/2に対して、最も近い値であるONU2#2−3、ONU2#2−9のトラフィック負荷の組み合わせを選択する(手順S4)。
続いて、ONU2#2−3、ONU2#2−9のトラフィック負荷の合計がX1−X3以下となることから(手順S5においてYES)、ONU2#2−3、ONU2#2−9の論理接続を入れ替えた場合、均一性は向上すると判断する。続いて、ONU2#2−3、ONU2#2−9のOSU1との論理接続を入れ替える。つまり、ONU2#2−3の論理接続先OSU1をOSU1#1からOSU1#3へと変更し、ONU2#2−9の論理接続先OSU1をOSU1#3からOSU1#1へ変更する(手順S6)。その後、最初の手順S1へ戻り、動的負荷分散計算の1ループ目が終了する。
この一連の手順を、目標とする均一性が満たされるか、または、ONU2を移動させても均一性が向上しないと判断されるまで繰り返す。ここでは、1ループ目の計算開始前には、ONU2#2−1、ONU2#2−2、ONU2#2−3がOSU1#1に論理接続されており、ONU2#2−4、ONU2#2−5、ONU2#2−6がOSU1#2に論理接続されており、ONU2#2−7、ONU2#2−8、ONU2#2−9がOSU1#3に論理接続されている。
そして、3ループ目の計算終了後には、ONU2#2−1、ONU2#2−2、ONU2#2−4がOSU1#1に論理接続されており、ONU2#2−5、ONU2#2−6、ONU2#2−9がOSU1#2に接続されており、ONU2#2−7、ONU2#2−8、ONU2#2−3がOSU1#3に論理接続されている。そして、3ループ目で繰り返しが打ち切られている。よって、論理接続するOSU1を変更するONU2は、ONU2#2−3、ONU2#2−4、ONU2#2−9と決定される。
また、1ループ目の計算開始時には、各OSU1に論理接続されるONU数は3であり、3ループ目の計算終了時にも、各OSU1に論理接続されるONU数は3である。よって、OSU1内のONU毎のバッファ数は、OSU1に論理接続するONU2の初期設定数3でよい。
これは、図1で示したラウンドロビン・アルゴリズムを用いた動的負荷分散の場合に、各OSU1に9つのONU毎のバッファを用意しなければならない場合に比べて、必要なバッファ数を削減し、OSU1内のバッファを経済的に構成することができる。このバッファ数の削減効果は、1つのOSU1と論理接続するONU数が多くなるほど、また、1つの波長可変型WDM/TDM−PONシステム内のOSU数が多くなるほど大きくなる。
図8に、図6及び図7のような動的負荷分散手法を用いて、動的負荷分散を実現するための論理接続OSU1の変更手順の一例を示す。まず、例えば、各OSU1のカウンタ12が、一定時間(下りトラフィックのフレーム間隔より長い)におけるONU2毎のトラフィック負荷を測定する。
次に、下りトラフィック負荷取得部17が、一定時間におけるトラフィック負荷の測定結果を集めた後に、収容リンク変更部18は、本動的負荷分散手法を用いて、ONU2毎の論理接続OSU1を決定する。その後、決定したONU2と論理接続OSU1の関係に基づいて、波長選択ONU2、波長選択OSU1、スイッチ7に切替を指示する。
下りトラフィックでは、スイッチ7での出力ポートの変更と、OSU1−ONU2間の論理接続の変更により、ONU2の収容されるリンク3を時間的に変える。上りトラフィックでは、OSU1−ONU2間の論理接続の変更により、ONU2の収容されるリンク3を時間的に変える。この手順を毎一定時間周期繰り返し、収容リンク3の変更を行うことで、リンク3毎のトラフィック負荷を公平化する。
したがって、本発明による動的負荷分散手法は、一定時間毎の収容リンク3の変更によりリンク3毎のトラフィック負荷の公平化が可能であり、更に、下り方向通信のONU2−OSU1論理接続の入れ替えを行うことでOSU毎のトラフィック負荷を公平化できる。そこで、ラウンドロビン・アルゴリズムを用いた動的負荷分散を行う図1では各OSU1内にN=J個のONU単位のバッファを具備する必要があったが、本実施形態における図4では各OSU1内にM=J/K個のONU単位のバッファを具備すればよく、OSU1内のバッファ数を削減し、OSU内のバッファを経済的に構成することできる。
更に、本実施形態では、上記に加えて、他2点の利点が生じる可能性がある。1つめは、図4のOSU1内に具備するONU単位のカウンタ12の個数も、M=J/K個用意すればよく、必要なカウンタ数が少なく、OSU1内のカウンタ12を経済的に構成できることである。2つめは、本実施形態では、手順S4でリンク3を変更するONU2を1つだけ選択する場合に比べて、手順S1を行う回数を削減できる場合があるため、その場合は、アルゴリズム終了までの計算時間を短くできることである。
(第2の実施形態)
図9は、本発明の第2の実施形態の動的負荷分散手法の概要を示すフローチャート図である。論理接続OSU1を入れ替える2つのONU2の決定に関しては、第2の実施形態でも第1の実施形態と同様にFairness index(f)を用いて行うが、第2の実施形態では手順S2において均一性の指標を見て処理の終了判断を行うのに対し、第2の実施形態では手順S7において演算量を見て処理の終了判断を行う。
例えば、演算量の基準値として予め設定された演算時間を規定し、開始時から現時点までの演算時間が予め設定された演算時間を超えていたら、処理を終了することが考えられる。また、演算量の基準値として予め設定されたフローチャートの繰り返し回数を規定し、開始時から現時点までのフローチャートの繰り返し回数が予め設定されたフローチャートの繰り返し回数を超えていたら、処理を終了することも考えられる。
第2の実施形態に第1の実施形態を組み合わせて、均一性の指標(手順S2)と演算量(手順S7)の両方を見て、どちらかの基準を超えた場合に処理の終了判断を行うとしてもよい。手順S7のような終了判断を行うことで、演算量を見て、トラフィック負荷の変化が少ない短時間内に動的負荷分散計算を終了させることもでき、手順S2のような終了判断を行うことで、均一性の指標を見て、予め設定された演算量より少ない演算量でもって目標とする均一性を達成した場合に、その時点で動的負荷分散計算を終了させることもできる。
図10に、図9の動的負荷分散手法を用いてONU2毎の論理接続OSU1の入れ替えを行った時の一例を示す。基本的には、図7と同様であるが、例えば、図9のフローチャートの1ループめで予め設定された演算時間を超えた場合、その時点で動的負荷分散の計算を終了し、論理接続するOSU1を変更するONU2は、予め設定された演算時間内に論理接続するOSU1の変更が決定したONU2#2−3、ONU2#2−9のみと決定する。
第2の実施形態では、処理能力の低い割当回路13を用いた場合も、トラフィック負荷の変化が少ない短時間内で計算を終了させることで、トラフィック負荷の公平化を行うことが可能である。また、予め設定された演算時間によっては、途中で計算が終了してしまい、第2の実施形態では第1の実施形態に比べて十分な均一性を得ることができない場合も考えられるが、数1のFairness Indexに基づいて、OSU1間のトラフィック負荷の均一性の改善効果が最大となる処理を繰り返しているため、予め設定された演算時間の中では、最大の均一性を得ることができる。
(第3の実施形態)
第3の実施形態は、図6の手順S4において、論理接続先OSU1を入れ替える2つのONU2を選択する方法である。第3の実施形態における手順S4の詳細なフローチャートを図11に示す。
トラフィック負荷が最大である第1のOSU1に収容されるONU2と、トラフィック負荷が最小である第2のOSU1に収容されるONU2について、2つのONU2を選択するために、全通りのトラフィック負荷の差分を求め、図6の手順3で求めた移動量に一番近い2つのONU2を選択する。
次に、各手順について、以下に説明する。
手順S11:トラフィック負荷が最大である第1のOSU1に収容されているONU#iのトラフィック負荷をx(i=0,1,2・・・I)、トラフィック負荷が最小である第2のOSU1に収容されているONU#jのトラフィック負荷をy(j=0,1,2,・・・J)とする。
手順S12:用いるパラメータの初期設定として、第1のOSU1に収容されているONU2の番号iをi=0、第2のOSU1に収容されているONU2の番号jをj=0、選択した2つのONU2のトラフィック負荷の差分と図6の手順3で求めた移動量との差の最小値Z_minをZ_min=∞とする。
手順S13:選択した2つのONU2のトラフィック負荷の差分と図6の手順3で求めた移動量との差であるZをZ=(xi−yj)−(手順S3で求めた値)により求める。
手順S14:ZがZ_minより小さいか否かを判定する。ZがZ_minより小さい場合は手順S15へ移動し、ZがZ_minより大きい場合は、手順S16へ移動する。
手順S15:選択した2つのONU2のトラフィック負荷の差分と図6の手順3で求めた移動量との差の最小値Z_minをZ_min=Zとする。また、論理接続先OSU1を入れ替える、第1のOSU1に収容されているONU2の番号i_idouをi_idou=i、第2のOSU1に収容されているONU2の番号j_idouをj_idou=jとする。
手順S16:第1のOSU1に収容されているONU2の番号iをi=i+1とする。
手順S17:第1のOSU1に収容されているONU2の番号iが第1のOSU1に収容されている全ONU数Iより大きいかどうかを判定する。i>Iの場合は手順S18へ、i≦Iの場合は手順S13へ進む。
手順S18:第2のOSU1に収容されているONU2の番号jをj=j+1とし、1つ進める。
手順S19:第2のOSU1に収容されているONU2の番号jが第2のOSU1に収容されている全ONU数Jより大きいかどうかを判定する。j>Jの場合は終了し、j≦Jの場合は手順S20へ進む。
手順S20:第1のOSU1に収容されているONU2の番号iをi=0とし、ONU番号を始めに戻す。
第3の実施形態では、図6の手順3で求めた移動量に一番近い2つのONU2を選択することができる。
(第4の実施形態)
図4において、波長可変型WDM/TDM−PONは、ONU2毎に選択する波長を変更することで、同一のONU2でも異なるOSU1へ論理接続することができる。つまり、図12のように、波長可変型WDM/TDM−PONは、同一の入力ポートでも異なる出力ポートから出力させることが可能であり、光スイッチ機能部11として機能する。
そこで、図4のシステム構成は、図12のように、波長可変型WDM/TDM−PONを用いた光スイッチ機能部11と、上位ネットワーク8に繋がるスイッチ7と、の間で、複数のリンク3が平行に張られているシステムと見ることができる。このようなシステムでは、2つのスイッチである光スイッチ機能部11と、スイッチ7間で並行して張られた複数のリンク3を統合して、論理的に1本のリンク3のように取り扱うリンクアグリゲーション技術を用いることができる。ここで、負荷分散装置として機能する割当回路13は、CPUを有したコンピュータを備えてもよい。CPUは、予め下りトラフィック負荷測定手順及び収容リンク変更手順が書きこまれ、負荷分散プログラムを実行することができる。
そこで、本発明における動的負荷分散手法は、波長可変型WDM/TDM−PONを用いた場合だけに関わらず、リンクアグリゲーション16の状態が確立されたネットワークにおいて、各リンク3のトラフィック負荷に応じた負荷分散を行う手法としても適用できる。
図13にリンクアグリゲーション16の構成に本発明における動的負荷分散手法を適用した場合を示す。図13では、図12で波長可変OSU1内に備えたカウンタ12を光スイッチ機能部11内に備え、ONU2毎のトラフィック負荷を測定する。カウンタ12は、ONU2毎の一定時間(下りトラフィックのフレーム間隔より長い)におけるトラフィック負荷を測定できればよく、光スイッチ機能部11内にあってもよく、光スイッチ機能部11外にあってもよい。
図13でも、図12と同様に、負荷分散装置として機能する割当回路13を備え、負荷分散装置内で行う本発明における動的負荷分散計算によって、2つのスイッチである光スイッチ機能部11と、スイッチ7の使用ポートを変更し、ONU2毎に論理接続するリンクを変更する。
本発明による動的負荷分散手法を用いることで、少ないバッファ数で、各リンクに収容された複数ONU2の最低補償帯域を確保しつつ、各リンク3のトラフィック負荷を公平化することができる。
本発明は情報通信産業に適用することができる。
1:OSU
2:ONU
3:リンク
6:波長ルータ
7:スイッチ
8:上位ネットワーク
10:ユーザ端末
11:光スイッチ機能部
12:カウンタ
13:割当回路
14:バッファ
16:リンクアグリゲーション
17:下りトラフィック負荷取得部
18:収容リンク変更部

Claims (9)

  1. 複数の加入者側装置と、
    前記複数の加入者側装置のうち1以上の加入者側装置を収容し、入力された下りトラフィックを該収容する加入者側装置に伝送する複数の局内装置と、
    下りトラフィックを前記局内装置に出力する複数の出力ポートを有し、前記局内装置を介して下りトラフィックを前記複数の加入者側装置に伝送するように前記複数の出力ポートに振り分けるスイッチと、
    前記局内装置を介して前記複数の加入者側装置と前記複数の出力ポートとを論理接続することにより前記複数の加入者側装置に下りトラフィックを伝送する複数のリンクについて、各リンクが接続する各加入者側装置毎に、下りトラフィックのフレーム間隔以上の時間帯で前記複数の局内装置における下りトラフィックの負荷を測定する下りトラフィック負荷測定部と、
    前記局内装置に収容され論理接続されている1以上の加入者側装置の収容リンクが各加入者側装置の時間帯だけ不変に接続を維持し、前記時間帯の経過とともに前記トラフィック負荷測定部で測定した測定結果に応じて下りトラフィックの負荷が均一に分散するように、前記局内装置に収容され論理接続されている1以上の加入者側装置の収容リンクを変更する収容リンク変更部と、
    を備え
    前記収容リンク変更部は、
    前記局内装置に収容され論理接続されている1以上の加入者側装置の収容リンクのうち、前記下りトラフィック負荷測定部で測定した下りトラフィックの負荷が最大である第1のリンクと、下りトラフィックの負荷が最小である第2のリンクと、を判定し、
    前記第1のリンクの下りトラフィックの負荷と前記第2のリンクの下りトラフィックの負荷との差分値を算出し、当該差分値の半分を参照値として算出し、
    前記第1のリンクを収容リンクとする加入者側装置と前記第2のリンクを収容リンクとする加入者側装置とを1台ずつ、当該第1のリンクを収容リンクとする加入者側装置の下りトラフィックの負荷から当該第2のリンクを収容リンクとする加入者側装置の下りトラフィックの負荷を引いた差分値が前記参照値に最も近い値となるように選択し、該選択した第1のリンクを収容リンクとする加入者側装置と該選択した第2のリンクを収容リンクとする加入者側装置とを相互に収容先を入れ替える
    ことを特徴とする光通信システム。
  2. 複数の加入者側装置と、
    前記複数の加入者側装置のうち1以上の加入者側装置を収容し、入力された下りトラフィックを該収容する加入者側装置に伝送する複数の局内装置と、
    下りトラフィックを前記局内装置に出力する複数の出力ポートを有し、前記局内装置を介して下りトラフィックを前記複数の加入者側装置に伝送するように前記複数の出力ポートに振り分けるスイッチと、
    前記局内装置を介して前記複数の加入者側装置と前記複数の出力ポートとを論理接続することにより前記複数の加入者側装置に下りトラフィックを伝送する複数のリンクについて、各リンクが接続する各加入者側装置毎に、下りトラフィックのフレーム間隔以上の時間帯で前記複数の局内装置における下りトラフィックの負荷を測定する下りトラフィック負荷測定部と、
    前記局内装置に収容され論理接続されている1以上の加入者側装置の収容リンクが各加入者側装置の時間帯だけ不変に接続を維持し、前記時間帯の経過とともに前記トラフィック負荷測定部で測定した測定結果に応じて下りトラフィックの負荷が均一に分散するように、前記局内装置に収容され論理接続されている1以上の加入者側装置の収容リンクを変更する収容リンク変更部と、
    を備え
    前記収容リンク変更部は、
    前記局内装置に収容され論理接続されている1以上の加入者側装置の収容リンクのうち、前記下りトラフィック負荷測定部で測定した下りトラフィックの負荷が最大である第1のリンクと、下りトラフィックの負荷が最小である第2のリンクと、を判定し、
    前記第1のリンクの下りトラフィックの負荷と前記第2のリンクの下りトラフィックの負荷との差分値を算出し、当該差分値の半分を第1の参照値として算出し、
    前記第1のリンクを収容リンクとする加入者側装置と前記第2のリンクを収容リンクとする加入者側装置とを1台ずつ、当該第1のリンクを収容リンクとする加入者側装置の下りトラフィックの負荷から当該第2のリンクを収容リンクとする加入者側装置の下りトラフィックの負荷を引いた差分値が前記第1の参照値に最も近い値となるように選択し、該選択した第1のリンクを収容リンクとする加入者側装置のトラフィックの負荷から該選択した第2のリンクを収容リンクとする加入者側装置のトラフィックの負荷を引いた値を第2の参照値とし、
    前記第1のリンクの下りトラフィックの負荷と前記第2のリンクの下りトラフィックの負荷との差分を閾値として算出し、
    前記第2の参照値が前記閾値未満の場合、前記選択した第1のリンクを収容リンクとする加入者側装置と前記選択した第2のリンクを収容リンクとする加入者側装置とを相互に収容先を入れ替え、前記第2の参照値が前記閾値以上の場合、収容リンクの変更処理を停止する
    ことを特徴とする光通信システム。
  3. 前記収容リンク変更部は、
    各リンク間の下りトラフィックの負荷の均一性が向上するかどうかを判定し、
    下りトラフィックの負荷の均一性が向上すると判定した場合、前記複数の加入者側装置の収容リンクを変更し、
    下りトラフィックの負荷の均一性が向上しないと判定した場合、前記複数の加入者側装置の収容リンクの変更処理を停止する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の光通信システム。
  4. 複数の加入者側装置と、
    前記複数の加入者側装置のうち1以上の加入者側装置を収容し、入力された下りトラフィックを該収容する加入者側装置に伝送する複数の局内装置と、
    下りトラフィックを前記局内装置に出力する複数の出力ポートを有し、前記局内装置を介して下りトラフィックを前記複数の加入者側装置に伝送するように前記複数の出力ポートに振り分けるスイッチと、
    を備える光通信システムの負荷分散装置であって、
    前記局内装置を介して前記複数の加入者側装置と前記複数の出力ポートとを論理接続することにより前記複数の加入者側装置に下りトラフィックを伝送する複数のリンクについて、各リンクが接続する各加入者側装置毎に、下りトラフィックのフレーム間隔以上の時間帯で前記複数の局内装置における下りトラフィックの負荷を測定する下りトラフィック負荷測定部と、
    前記局内装置に収容され論理接続されている1以上の加入者側装置の収容リンクが各加入者側装置の時間帯だけ不変に接続を維持し、前記時間帯の経過とともに前記トラフィック負荷測定部で測定した測定結果に応じて下りトラフィックの負荷を均一に分散するように、前記局内装置に収容され論理接続されている1以上の加入者側装置の収容リンクを変更する収容リンク変更部と、
    を備え
    前記収容リンク変更部は、
    前記局内装置に収容され論理接続されている1以上の加入者側装置の収容リンクのうち、前記下りトラフィック負荷測定部で測定した下りトラフィックの負荷が最大である第1のリンクと、下りトラフィックの負荷が最小である第2のリンクと、を判定し、
    前記第1のリンクの下りトラフィックの負荷と前記第2のリンクの下りトラフィックの負荷との差分値を算出し、当該差分値の半分を参照値として算出し、
    前記第1のリンクを収容リンクとする加入者側装置と前記第2のリンクを収容リンクとする加入者側装置とを1台ずつ、当該第1のリンクを収容リンクとする加入者側装置の下りトラフィックの負荷から当該第2のリンクを収容リンクとする加入者側装置の下りトラフィックの負荷を引いた差分値が前記参照値に最も近い値となるように選択し、該選択した第1のリンクを収容リンクとする加入者側装置と該選択した第2のリンクを収容リンクとする加入者側装置とを相互に収容先を入れ替える
    ことを特徴とする負荷分散装置。
  5. 複数の加入者側装置と、
    前記複数の加入者側装置のうち1以上の加入者側装置を収容し、入力された下りトラフィックを該収容する加入者側装置に伝送する複数の局内装置と、
    下りトラフィックを前記局内装置に出力する複数の出力ポートを有し、前記局内装置を介して下りトラフィックを前記複数の加入者側装置に伝送するように前記複数の出力ポートに振り分けるスイッチと、
    を備える光通信システムの負荷分散装置であって、
    前記局内装置を介して前記複数の加入者側装置と前記複数の出力ポートとを論理接続することにより前記複数の加入者側装置に下りトラフィックを伝送する複数のリンクについて、各リンクが接続する各加入者側装置毎に、下りトラフィックのフレーム間隔以上の時間帯で前記複数の局内装置における下りトラフィックの負荷を測定する下りトラフィック負荷測定部と、
    前記局内装置に収容され論理接続されている1以上の加入者側装置の収容リンクが各加入者側装置の時間帯だけ不変に接続を維持し、前記時間帯の経過とともに前記トラフィック負荷測定部で測定した測定結果に応じて下りトラフィックの負荷を均一に分散するように、前記局内装置に収容され論理接続されている1以上の加入者側装置の収容リンクを変更する収容リンク変更部と、
    を備え
    前記収容リンク変更部は、
    前記局内装置に収容され論理接続されている1以上の加入者側装置の収容リンクのうち、前記下りトラフィック負荷測定部で測定した下りトラフィックの負荷が最大である第1のリンクと、下りトラフィックの負荷が最小である第2のリンクと、を判定し、
    前記第1のリンクの下りトラフィックの負荷と前記第2のリンクの下りトラフィックの負荷との差分値を算出し、当該差分値の半分を第1の参照値として算出し、
    前記第1のリンクを収容リンクとする加入者側装置と前記第2のリンクを収容リンクとする加入者側装置とを1台ずつ、当該第1のリンクを収容リンクとする加入者側装置の下りトラフィックの負荷から当該第2のリンクを収容リンクとする加入者側装置の下りトラフィックの負荷を引いた差分値が前記第1の参照値に最も近い値となるように選択し、該選択した第1のリンクを収容リンクとする加入者側装置のトラフィックの負荷から該選択した第2のリンクを収容リンクとする加入者側装置のトラフィックの負荷を引いた値を第2の参照値とし、
    前記第1のリンクの下りトラフィックの負荷と前記第2のリンクの下りトラフィックの負荷との差分を閾値として算出し、
    前記第2の参照値が前記閾値未満の場合、前記選択した第1のリンクを収容リンクとする加入者側装置と前記選択した第2のリンクを収容リンクとする加入者側装置とを相互に収容先を入れ替え、前記第2の参照値が前記閾値以上の場合、収容リンクの変更処理を停止する
    ことを特徴とする負荷分散装置。
  6. 複数の加入者側装置と、
    前記複数の加入者側装置のうち1以上の加入者側装置を収容し、入力された下りトラフィックを該収容する加入者側装置に伝送する複数の局内装置と、
    下りトラフィックを前記局内装置に出力する複数の出力ポートを有し、前記局内装置を介して下りトラフィックを前記複数の加入者側装置に伝送するように前記複数の出力ポートに振り分けるスイッチと、
    を備える光通信システムの負荷分散方法であって、
    下りトラフィック負荷測定部が、前記局内装置を介して前記複数の加入者側装置と前記複数の出力ポートとを論理接続することにより前記複数の加入者側装置に下りトラフィックを伝送する複数のリンクについて、各リンクが接続する各加入者側装置毎に、下りトラフィックのフレーム間隔以上の時間帯で前記複数の局内装置における下りトラフィックの負荷を測定する下りトラフィック負荷測定手順と、
    収容リンク変更部が、前記局内装置に収容され論理接続されている1以上の加入者側装置の収容リンクが各加入者側装置の時間帯だけ不変に接続を維持し、前記時間帯の経過とともに前記トラフィック負荷測定手順で測定した測定結果に応じて下りトラフィックの負荷を均一に分散するように、前記局内装置に収容され論理接続されている1以上の加入者側装置の収容リンクを変更する収容リンク変更手順と、
    を順に行い、
    前記収容リンク変更手順では、
    前記局内装置に収容され論理接続されている1以上の加入者側装置の収容リンクのうち、前記下りトラフィック負荷測定手順で測定した下りトラフィックの負荷が最大である第1のリンクと、下りトラフィックの負荷が最小である第2のリンクと、を判定し、
    前記第1のリンクの下りトラフィックの負荷と前記第2のリンクの下りトラフィックの負荷との差分値を算出し、当該差分値の半分を参照値として算出し、
    前記第1のリンクを収容リンクとする加入者側装置と前記第2のリンクを収容リンクとする加入者側装置とを1台ずつ、当該第1のリンクを収容リンクとする加入者側装置の下りトラフィックの負荷から当該第2のリンクを収容リンクとする加入者側装置の下りトラフィックの負荷を引いた差分値が前記参照値に最も近い値となるように選択し、該選択した第1のリンクを収容リンクとする加入者側装置と該選択した第2のリンクを収容リンクとする加入者側装置とを相互に収容先を入れ替える
    ことを特徴とする負荷分散方法。
  7. 複数の加入者側装置と、
    前記複数の加入者側装置のうち1以上の加入者側装置を収容し、入力された下りトラフィックを該収容する加入者側装置に伝送する複数の局内装置と、
    下りトラフィックを前記局内装置に出力する複数の出力ポートを有し、前記局内装置を介して下りトラフィックを前記複数の加入者側装置に伝送するように前記複数の出力ポートに振り分けるスイッチと、
    を備える光通信システムの負荷分散方法であって、
    下りトラフィック負荷測定部が、前記局内装置を介して前記複数の加入者側装置と前記複数の出力ポートとを論理接続することにより前記複数の加入者側装置に下りトラフィックを伝送する複数のリンクについて、各リンクが接続する各加入者側装置毎に、下りトラフィックのフレーム間隔以上の時間帯で前記複数の局内装置における下りトラフィックの負荷を測定する下りトラフィック負荷測定手順と、
    収容リンク変更部が、前記局内装置に収容され論理接続されている1以上の加入者側装置の収容リンクが各加入者側装置の時間帯だけ不変に接続を維持し、前記時間帯の経過とともに前記トラフィック負荷測定手順で測定した測定結果に応じて下りトラフィックの負荷を均一に分散するように、前記局内装置に収容され論理接続されている1以上の加入者側装置の収容リンクを変更する収容リンク変更手順と、
    を順に行い、
    前記収容リンク変更手順では、
    前記局内装置に収容され論理接続されている1以上の加入者側装置の収容リンクのうち、前記下りトラフィック負荷測定手順で測定した下りトラフィックの負荷が最大である第1のリンクと、下りトラフィックの負荷が最小である第2のリンクと、を判定し、
    前記第1のリンクの下りトラフィックの負荷と前記第2のリンクの下りトラフィックの負荷との差分値を算出し、当該差分値の半分を第1の参照値として算出し、
    前記第1のリンクを収容リンクとする加入者側装置と前記第2のリンクを収容リンクとする加入者側装置とを1台ずつ、当該第1のリンクを収容リンクとする加入者側装置の下りトラフィックの負荷から当該第2のリンクを収容リンクとする加入者側装置の下りトラフィックの負荷を引いた差分値が前記第1の参照値に最も近い値となるように選択し、該選択した第1のリンクを収容リンクとする加入者側装置のトラフィックの負荷から該選択した第2のリンクを収容リンクとする加入者側装置のトラフィックの負荷を引いた値を第2の参照値とし、
    前記第1のリンクの下りトラフィックの負荷と前記第2のリンクの下りトラフィックの負荷との差分を閾値として算出し、
    前記第2の参照値が前記閾値未満の場合、前記選択した第1のリンクを収容リンクとする加入者側装置と前記選択した第2のリンクを収容リンクとする加入者側装置とを相互に収容先を入れ替え、前記第2の参照値が前記閾値以上の場合、収容リンクの変更処理を停止する
    ことを特徴とする負荷分散方法。
  8. 複数の加入者側装置と、
    前記複数の加入者側装置のうち1以上の加入者側装置を収容し、入力された下りトラフィックを該収容する加入者側装置に伝送する複数の局内装置と、
    下りトラフィックを前記局内装置に出力する複数の出力ポートを有し、前記局内装置を介して下りトラフィックを前記複数の加入者側装置に伝送するように複数の出力ポートに振り分けるスイッチと、
    を備える光通信システムにおける負荷分散プログラムであって、
    前記局内装置を介して前記複数の加入者側装置と前記複数の出力ポートとを論理接続することにより前記複数の加入者側装置に下りトラフィックを伝送する複数のリンクについて、各リンクが接続する各加入者側装置毎に、下りトラフィックのフレーム間隔以上の時間帯で前記複数の局内装置における下りトラフィックの負荷を測定する下りトラフィック負荷測定手順と、
    前記局内装置に収容され論理接続されている1以上の加入者側装置の収容リンクが各加入者側装置の時間帯だけ不変に接続を維持し、前記時間帯の経過とともに前記トラフィック負荷測定手順で測定した測定結果に応じて下りトラフィックの負荷を均一に分散するように、前記局内装置に収容され論理接続されている1以上の加入者側装置の収容リンクを変更する収容リンク変更手順と、
    をコンピュータに順に実行させ
    前記収容リンク変更手順では、
    前記局内装置に収容され論理接続されている1以上の加入者側装置の収容リンクのうち、前記下りトラフィック負荷測定手順で測定した下りトラフィックの負荷が最大である第1のリンクと、下りトラフィックの負荷が最小である第2のリンクと、を判定し、
    前記第1のリンクの下りトラフィックの負荷と前記第2のリンクの下りトラフィックの負荷との差分値を算出し、当該差分値の半分を参照値として算出し、
    前記第1のリンクを収容リンクとする加入者側装置と前記第2のリンクを収容リンクとする加入者側装置とを1台ずつ、当該第1のリンクを収容リンクとする加入者側装置の下りトラフィックの負荷から当該第2のリンクを収容リンクとする加入者側装置の下りトラフィックの負荷を引いた差分値が前記参照値に最も近い値となるように選択し、該選択した第1のリンクを収容リンクとする加入者側装置と該選択した第2のリンクを収容リンクとする加入者側装置とを相互に収容先を入れ替える
    ことを特徴とする負荷分散プログラム。
  9. 複数の加入者側装置と、
    前記複数の加入者側装置のうち1以上の加入者側装置を収容し、入力された下りトラフィックを該収容する加入者側装置に伝送する複数の局内装置と、
    下りトラフィックを前記局内装置に出力する複数の出力ポートを有し、前記局内装置を介して下りトラフィックを前記複数の加入者側装置に伝送するように複数の出力ポートに振り分けるスイッチと、
    を備える光通信システムにおける負荷分散プログラムであって、
    前記局内装置を介して前記複数の加入者側装置と前記複数の出力ポートとを論理接続することにより前記複数の加入者側装置に下りトラフィックを伝送する複数のリンクについて、各リンクが接続する各加入者側装置毎に、下りトラフィックのフレーム間隔以上の時間帯で前記複数の局内装置における下りトラフィックの負荷を測定する下りトラフィック負荷測定手順と、
    前記局内装置に収容され論理接続されている1以上の加入者側装置の収容リンクが各加入者側装置の時間帯だけ不変に接続を維持し、前記時間帯の経過とともに前記トラフィック負荷測定手順で測定した測定結果に応じて下りトラフィックの負荷を均一に分散するように、前記局内装置に収容され論理接続されている1以上の加入者側装置の収容リンクを変更する収容リンク変更手順と、
    をコンピュータに順に実行させ
    前記収容リンク変更手順では、
    前記局内装置に収容され論理接続されている1以上の加入者側装置の収容リンクのうち、前記下りトラフィック負荷測定手順で測定した下りトラフィックの負荷が最大である第1のリンクと、下りトラフィックの負荷が最小である第2のリンクと、を判定し、
    前記第1のリンクの下りトラフィックの負荷と前記第2のリンクの下りトラフィックの負荷との差分値を算出し、当該差分値の半分を第1の参照値として算出し、
    前記第1のリンクを収容リンクとする加入者側装置と前記第2のリンクを収容リンクとする加入者側装置とを1台ずつ、当該第1のリンクを収容リンクとする加入者側装置の下りトラフィックの負荷から当該第2のリンクを収容リンクとする加入者側装置の下りトラフィックの負荷を引いた差分値が前記第1の参照値に最も近い値となるように選択し、該選択した第1のリンクを収容リンクとする加入者側装置のトラフィックの負荷から該選択した第2のリンクを収容リンクとする加入者側装置のトラフィックの負荷を引いた値を第2の参照値とし、
    前記第1のリンクの下りトラフィックの負荷と前記第2のリンクの下りトラフィックの負荷との差分を閾値として算出し、
    前記第2の参照値が前記閾値未満の場合、前記選択した第1のリンクを収容リンクとする加入者側装置と前記選択した第2のリンクを収容リンクとする加入者側装置とを相互に収容先を入れ替え、前記第2の参照値が前記閾値以上の場合、収容リンクの変更処理を停止する
    ことを特徴とする負荷分散プログラム。
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