JP5730883B2 - 無線通信システムにおける電力決定パイロットの選択的送信 - Google Patents

無線通信システムにおける電力決定パイロットの選択的送信 Download PDF

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Description

[I.分野]
本発明は、一般に通信に関し、特に、無線通信システムのためのデータ送信技術に関する。
[II.背景]
無線通信システムは、例えば音声、ビデオ、パケット・データ、メッセージング、ブロードキャスト等のような様々な通信コンテンツを提供するために幅広く開発されている。これらの無線システムは、利用可能なシステム・リソースを共有することによって複数のユーザをサポートすることができる多元接続システムであることができる。そのような多元接続システムの例は、符号分割多元接続(CDMA)システム、時分割多元接続(TDMA)システム、周波数分割多元接続(FDMA)システム、直交FDMA(OFDMA)システム、及びシングル・キャリアFDMA(SC−FDMA)システムを含む。
無線通信システムは、複数の端末のための通信をサポートすることができる複数の基地局を含むことができる。端末は、順方向リンク及び逆方向リンクを介して基地局と通信することができる。順方向リンク(すなわち、ダウンリンク)は、基地局から端末への通信リンクを称し、逆方向リンク(すなわち、アップリンク)は、端末から基地局への通信リンクを称する。
基地局は、順方向リンクにおいて1つ又は複数の端末へデータを送信することができ、逆方向リンクにおいて1つ又は複数の端末からのデータを受信することができる。順方向リンクにおいて、基地局からのデータ送信は、近隣の基地局からのデータ送信による干渉を観察することがある。逆方向リンクにおいて、各端末からのデータ送信は、近隣の基地局と通信中である他の端末からのデータ送信による干渉を観察することがある。順方向リンク及び逆方向リンク両方に関して、干渉している基地局及び干渉している端末による干渉は、性能を低下させうる。
当該技術分野において、性能を改善するために干渉を緩和するための技術へのニーズがある。
電力決定パイロット(power decision pilot)を選択的に送信するための技術が本明細書において説明される。電力決定パイロットは、所与の時間間隔において送信され、未来の時間間隔におけるデータ送信のために用いる送信電力を示すことができる。電力決定パイロットは、チャネル推定の正確さを改善することができるが、データ送信におけるレイテンシ(latency)を増加させうる。
態様において、電力決定パイロットは、十分に利益がある場合、選択的に送信され、そうでない場合、レイテンシを低減するために省略されうる。1つの設計において、電力決定パイロットを送信するか否かは、システム・タイプ(例えば、異種システム又は同種システム)、有力な干渉者の有無、干渉低減要求の有無、等に基づいて決定されうる。例えば電力決定パイロットは、(i)基地局が、その基地局によってサービス提供されていない端末への高い干渉の原因となっている場合、(ii)基地局によってサービス提供されている端末が、近隣基地局からの高い干渉を観察した場合、(iii)基地局が、その基地局によってサービス提供されていない端末からの干渉低減要求を受信した場合、又は(iv)他の何らかの基準が満たされた場合、ダウンリンクにおいて送信されうる。電力決定パイロットは、同様の基準に基づいて、端末によってアップリンクにおいて送信されうる。電力決定パイロットは、パイロットを送信することが決定された場合送信され、そうでない場合省略されうる。
本開示の様々な態様及び特徴が、以下で更に詳しく説明される。
図1は、無線通信システムを示す。 図2は、ハイブリッド自動反復送信(HARQ)を用いたデータ送信を示す。 図3は、サブキャリアのセットに関する二元チャネル・ツリーを示す。 図4は、順方向リンク(FL)におけるデータ送信を示す。 図5は、短期間干渉緩和を用いたFLデータ送信を示す。 図6は、逆方向リンク(RL)におけるデータ送信を示す。 図7は、短期間干渉緩和を用いたRLデータ送信を示す。 図8は、短期間干渉緩和を用いたFLデータ送信とRLデータ送信との多重化を示す。 図9は、電力決定パイロットを送信するための処理を示す。 図10は、電力決定パイロットを送信するための装置を示す。 図11は、端末によって電力決定パイロットを送信するための処理を示す。 図12は、端末によって電力決定パイロットを送信するための装置を示す。 図13は、送信電力を前もって通知するための処理を示す。 図14は、送信電力を前もって通知するための装置を示す。 図15は、電力決定パイロットを受信するための処理を示す。 図16は、電力決定パイロットを受信するための装置を示す。 図17は、電力決定パイロットの選択的送信のための処理を示す。 図18は、電力決定パイロットの選択的送信のための装置を示す。 図19は、端末及び2つの基地局のブロック図を示す。
詳細な説明
本明細書で説明された技術は、例えばCDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC−FDMA、及び他のシステムのような様々な無線通信システムのために用いることができる。「システム」及び「ネットワーク」という用語は、しばしば相互置換性をもって用いられる。CDMAシステムは、例えばユニバーサル地上ラジオ・アクセス(UTRA)、cdma2000等のようなラジオ技術を実現することができる。UTRAは、広帯域CDMA(WCDMA)及び他の様々なCDMAを含む。cdma2000は、IS−2000規格、IS−95規格、及びIS−856規格をカバーする。TDMAシステムは、例えばグローバル・システム・フォー・モバイル・コミュニケーション(GSM(登録商標))のようなラジオ技術を実現することができる。OFDMAは、例えば次世代UTRA(E−UTRA)、ウルトラ・モバイル・ブロードバンド(UMB)、IEEE802.11(Wi−Fi)、IEEE802.16(WiMAX)、IEEE802.20、Flash−OFDM(登録商標)等のようなラジオ技術を実現することができる。UTRA及びE−UTRAは、ユニバーサル・モバイル・テレコミュニケーション・システム(UMTS)の一部である。3GPPロング・ターム・エボリューション(LTE)は、E−UTRAを用いるUMTSの新しいリリースであり、ダウンリンクではOFDMAを用い、アップリンクではSC−FDMAを用いる。UTRA、E−UTRA、UMTS、LTE、及びGSMは、「第3世代パートナーシップ・プロジェクト」(3GPP)と名付けられた組織からの文書において説明される。cdma2000及びUMBは、「第3世代パートナーシップ・プロジェクト2」(3GPP2)と名付けられた組織からの文書において説明される。
図1は、基地局110及び他のネットワーク・エンティティを含むことができる無線通信システム100を示す。基地局は、端末と通信する固定局であることができ、アクセス・ポイント、ノードB、次世代ノードB等とも称されうる。各基地局110は、特定の地理的領域のための通信カバレージを提供することができる。「セル」という用語は、その用語が用いられる文脈によって、基地局のカバレージ・エリア及び/又はそのカバレージ・エリアにサービス提供している基地局サブシステムを称することができる。基地局は、マクロ・セル、ピコ・セル、フェムト・セル、及び/又は他のタイプのセルのための通信カバレージを提供することができる。マクロ・セルは、比較的大きい地理的領域(例えば、半径数キロメートル)をカバーすることができ、システム内でのサービス加入している全ての端末のための通信をサポートすることができる。ピコ・セルは、比較的小さい地理的領域をカバーすることができ、サービス加入している全ての端末のための通信をサポートすることができる。フェムト・セルは、比較的小さい地理的領域(例えば、家庭内)をカバーすることができ、フェムト・セルとの接続を有する端末のセット(例えば、その家庭の居住者が所有する端末)のための通信をサポートすることができる。フェムト・セルによってサポートされる端末は、クローズド加入者グループ(CSG)に属することができる。本明細書で説明された技術は、全てのタイプのセルのために用いることができる。マクロ・セルのための基地局は、マクロ基地局と称されうる。ピコ・セルのための基地局は、ピコ基地局と称されうる。フェムト・セルのための基地局は、フェムト基地局又はホーム基地局と称されうる。
システム100は、例えばマクロ基地局、ピコ基地局、フェムト基地局、中継局等のような様々なタイプの基地局を含む異種システムであることができる。これら様々なタイプの基地局は、異なる送信電力レベル、異なるカバレージ・エリア、及びシステム100内の干渉への異なる影響を有することができる。例えば、マクロ基地局は高い送信電力レベル(例えば、20ワット)を有するが、ピコ基地局及びフェムト基地局は低い送信電力レベル(例えば、1ワット)を有することができる。システム100はまた、例えばマクロ基地局のみ、あるいはフェムト基地局のみといった、1つのタイプの基地局を含む同種システムであることもできる。本明細書で説明された技術は、異種システム及び同種システム両方のために用いることができる。
システム・コントローラ130は、基地局のセットに接続し、それらの基地局のための調整及び制御を提供することができる。システム・コントローラ130は、単一のネットワーク・エンティティあるいはネットワーク・エンティティの集合であることができる。システム・コントローラ130は、簡略化のために図1には示されないバックホールを介して基地局と通信することができる。
端末120は、システム中に散在することができ、各々が固定式又は移動式であることができる。端末は、アクセス端末、モバイル局、ユーザ機器、加入者ユニット、局等とも称されうる。端末は、セルラ電話、パーソナル・デジタル・アシスタント(PDA)、無線モデム、無線通信デバイス、ハンドヘルド・デバイス、ラップトップ・コンピュータ、コードレス電話、無線ローカル・ループ(WLL)局等であることができる。端末は、サービス提供基地局と通信することができ、干渉の原因となりうる、及び/又は1つ又は複数の干渉基地局からの干渉を受信することがある。サービス提供基地局は、順方向リンク及び/又は逆方向リンクにおいて端末にサービス提供するように指定された基地局である。干渉基地局は、順方向リンクにおいて端末への干渉の原因となっている基地局である。干渉端末は、逆方向リンクにおいて基地局への干渉の原因となっている端末である。図1において、実線の両矢印は、端末とサービス提供基地局との間の所望のデータ送信を示す。点線の両矢印は、端末と干渉基地局との間の干渉送信を示す。
システムは、データ送信の信頼性を高めるために、HARQをサポートすることができる。HARQの場合、送信機は、データ送信を送信し、データが受信機によって正しく復号されるまで、又は最大数の送信が送信されるまで、あるいは他の何らかの終了条件が満たされるまで、必要であれば、1つ又は複数の追加の送信を送信することができる。
図2は、HARQを用いた、逆方向リンクにおけるデータ送信の例を示す。送信時間軸は、フレーム単位に分割されうる。各フレームは、例えば1ミリ秒(ms)といった予め定められた持続期間をカバーすることができる。フレームは、サブフレーム、スロット等とも称されうる。
端末は、逆方向リンクにおいて送信するためのデータを有し、リソース要求(図2には図示せず)を送信することができる。サービス提供基地局は、リソース要求を受信し、リソース許可を返信することができる。端末は、データのパケットを処理し、許可されたリソースでパケット送信を送信することができる。サービス提供基地局は、端末からの送信を受信し、パケットを復号することができる。サービス提供基地局は、パケットが正しく復号された場合、アクノレッジメント(ACK)を送信し、パケットが誤って復号された場合、ネガティブ・アクノレッジメント(NAK)を送信することができる。端末は、ACK/NAKフィードバックを受信し、NAKが受信された場合、そのパケットの別の送信を送信し、ACKが受信された場合、新たなパケットの送信を送信するか終了することができる。
0乃至M−1のインデクスを有するM個のHARQインタレースが、順方向リンク及び逆方向リンクの各々のために定められうる。この場合Mは、4、6、8、又は他の何らかの整数値であることができる。HARQインタレースは、HARQインスタンスとも称されうる。各HARQインタレースは、M個のフレーム離れたフレームを含むことができる。例えば、HARQインタレースmは、フレームm、m+M、m+2M等を含むことができ、この場合、m∈{0,・・・,M−1}である。パケットは1つのHARQインタレースにおいて送信され、パケットの全ての送信が、M個のフレーム離れたフレームにおいて送信されうる。パケットの各送信は、HARQ送信と称されうる。
順方向リンクのためのM個のHARQインタレースは、逆方向リンクのためのM個のHARQインタレースに関連付けられうる。1つの設計において、順方向リンクにおけるHARQインタレースmは、逆方向リンクにおけるHARQインタレースr={(m+Δ)modM}に関連付けられうる。この場合Δは、順方向リンクと逆方向リンクとの間のフレーム・オフセットであり、modはモジュロ演算を示す。1つの設計において、ΔはM/2に等しく、順方向リンクにおける各HARQインタレースは、M/2フレーム離れた逆方向リンク上のHARQインタレースに関連付けられうる。
システムは、順方向リンク及び逆方向リンクの各々について、直交周波数分割多重(OFDM)又はシングル・キャリア周波数分割多重(SC−FDM)を用いることができる。OFDM及びSC−FDMは、システム対域幅を、一般的にトーン、ビン等とも称される複数(K個)の直交サブキャリアに分割する。隣接したサブキャリア間の間隔は一定であることができ、サブキャリアの総数(K)はシステム対域幅に依存することができる。例えばKは、1.25MHz、2.5MHz、5MHz、10MHz、又は20MHzのシステム対域幅についてそれぞれ128、256、512、1024、又は2048に等しくなりうる。各サブキャリアは、データを用いて変調されうる。一般に、変調シンボルは、周波数領域においてOFDMを用いて送信され、時間領域においてSC−FDMを用いて送信される。
1つの設計において、総数K個のサブキャリアがリソース・ブロックにグループ化されうる。各リソース・ブロックは、1つのスロット内にN個のサブキャリア(例えば、N=12のサブキャリア)を含むことができる。スロットは、0.5ms又は他の幾らかの持続時間にわたることができる。利用可能なリソース・ブロックが、データ送信のために端末に割り当てられうる。
別の設計において、リソースを識別するためにチャネル・ツリーが用いられうる。チャネル・ツリーは、リソースのグループ化を制約し、リソースを移送するためのオーバヘッドを低減することができる。
図3は、32個のサブキャリア・セットが利用可能である場合のチャネル・ツリー300の設計を示す。各サブキャリア・セットは、予め定められた数のサブキャリアを含むことができる。チャネル・ツリー300では、32個のサブキャリア・セットを有する32個のノードが階層1に整列され、階層1における32個のノードを有する16個のノードが階層2に整列され、階層2における16個のノードを有する8つのノードが階層3に整列され、階層3における8つのノードを有する4つのノードが階層4に整列され、階層4における4つのノードを有する2つのノードが階層5に整列され、階層5における2つのノードを有する1つのノードが階層6に整列されうる。階層2乃至6における各ノードは、直下の階層における2つのノードによって形成されうる。
チャネル・ツリー内の各ノードは、ユニークなチャネル識別子(ID)を割り当てられうる。ノードは、図3に示すように、上から下へ、かつ各階層について左から右へ順番に番号付けられたチャネルIDを割り当てられうる。最上部のノードは、0のチャネルIDを割り当てられ、32個のサブキャリア・セット全てを含むことができる。最も低い階層1における32個のノードは、31乃至62のチャネルIDを割り当てられ、基地ノードと称されうる。
図3に示すツリー構成は、サブキャリアの割り当てにある制限を与える。割り当てられた各ノードについて、割り当てられたノードのサブセット(すなわち、派生)である全てのノード、及び割り当てられたノードがサブセットであるノードの全てが制限される。2つのノードが同じサブキャリア・セットを同時に用いることはないので、制限されたノードは、割り当てられたノードと同時には用いられない。
利用可能な周波数リソース及び/又は時間リソースは、他の方式で分割及び識別されることもできる。総数K個のサブキャリアは、サブバンドに分割されることもできる。各サブバンドは、例えば1.08MHzにおいて72個のサブキャリアのように、予め定められた数のサブキャリアを含むことができる。
端末は、順方向リンク及び/又は逆方向リンクにおいて、サービス提供基地局と通信することができる。順方向リンクにおいて、端末は、干渉基地局からの高い/強い干渉を観察することがある。高い干渉は、測定された干渉が特定の閾値を上回ることによって、あるいは他の何らかの基準に基づいて量が定められうる。高い干渉は、例えば、サービス提供基地局がピコ・セル又はフェムト・セルをカバーし、干渉基地局よりも非常に低い送信電力しか有さない場合、順方向リンクにおいて観察されうる。逆方向リンクにおいて、サービス提供基地局は、干渉端末からの高い干渉を観察することがある。各リンクにおける干渉は、そのリンクで送信されるデータ送信の性能を低下させうる。干渉の緩和は、高い干渉を観察している局から干渉送信を遠ざけることもできる。
態様において、データ送信の性能を改善するために所与のリンクにおける干渉を緩和(例えば、回避あるいは低減)するために、短期間干渉緩和が用いられうる。干渉の緩和は、高い信号対雑音干渉比(SINR)が所望のデータ送信に関して達成されうるように、干渉している送信の送信電力を封鎖(blank)する又は低減することができる。
順方向リンク(FL)及び逆方向リンク(RL)における短期間干渉緩和をサポートするために、メッセージのセット及び/又は制御チャネルのセットが用いられうる。表1は、1つの設計に従って、短期間干渉緩和のために用いられうるメッセージのセットを列挙する。パイロットは、送信機及び受信機の両方によってプライオリが知られている送信であり、参照信号、プレアンブル、トレーニング・シーケンス等とも称されうる。パイロットは、信号のコンテンツではなく信号自体で情報を搬送するメッセージとみなされうる。
Figure 0005730883
表1におけるメッセージは、他の名称によって称されることもある。例えば、干渉緩和トリガ・メッセージは、プレ順方向リンク割当てブロック(プレFLAB)と称されることもあり、送信機能要求メッセージは、プレ逆方向リンク割当てブロック(プレPLAB)と称されることもあり、FLリソース許可は、順方向リンク割当てブロック(FLAB)と称されることもあり、RLリソース許可は、逆方向リンク割当てブロック(RLAB)と称されることもあり、干渉低減要求メッセージは、リソース使用メッセージ(RUM)と称されることもある。異なるメッセージ及び/又は追加のメッセージが、短期間干渉緩和のために用いられることもできる。表1におけるメッセージによって搬送される情報は、他の方式で伝送されることもできる。例えば、リソースにおいて用いられる送信電力レベルは、パイロットで伝送されるのではなく、メッセージで送信されることができる。明確化のために、以下の説明の大部分は、表1に示すメッセージを用いることを想定する。
短期間干渉緩和は、干渉低減要求メッセージの使用によって達成されうる。これらのメッセージは、順方向リンクにおけるリソースをめぐって競合するために端末によって送信されることができ、逆方向リンクにおけるリソースをめぐって競合するために基地局によって送信されることもできる。これらのメッセージは、短期間ベースでの近隣セルにわたるデータ送信の直交化を可能にすることができる。
一般に、リソースは、任意の周波数領域及び/又は時間領域をカバーし、任意の方式で伝送されうる。1つの設計において、リソースは、可変周波数領域をカバーすることができ、例えば図3に示すようなチャネル・ツリー上のノードのためのチャネルIDによって識別されうる。別の設計において、リソースは、例えば予め定められた数のサブキャリアのような一定の周波数領域をカバーすることができる。リソースはまた、一定の又は可変の時間領域をカバーすることもできる。いくつかの例によると、リソースは、特定のフレーム、特定のリソース・ブロック、特定の時間周波数ブロック等における特定のサブバンドをカバーすることができる。
図4は、干渉が存在する場合の順方向リンクにおけるデータ送信を示す。サービス提供基地局110xは、順方向リンクにおいて、端末120xへデータ送信を送信することができる。端末120xは、干渉基地局110yからの干渉送信を受信することもある。この干渉送信は、図4には示さない別の端末に向けられることもある。所望のデータ送信及び干渉送信が同一のリソースにおいて送信される場合、端末120xは、サービス提供基地局110xからのデータ送信を復号することができないことがある。
端末120xは、データ送信のために干渉基地局110yと通信することはできない。にもかかわらず、端末120xは、干渉基地局110yと確実にメッセージを送受信することができる。1つの設計において、例えば表1に示すメッセージのようなメッセージは、それらのメッセージに割り当てられたリソースにおいて送信されうる。それらのメッセージは、他の送信による干渉を回避することができる。一般に、短期間干渉緩和のために用いられるメッセージは、有力な干渉者が存在する場合でも、受信側の基地局/端末によって確実に受信されることができるような任意の方式で送信されうる。
図5は、短期間干渉緩和を用いた順方向リンク・データ送信のためのスキーム500の設計のタイミング図を示す。サービス提供基地局は、端末へ送信するためのデータを有し、その端末が順方向リンクにおいて高い干渉を観察していることを知っていることができる。サービス提供基地局は、端末からのパイロット測定レポートを受信することができ、そのレポートは、強い干渉基地局を示す及び/又は識別することができる。
サービス提供基地局は、短期間干渉緩和をトリガするために、フレームtにおいて、干渉緩和トリガ・メッセージ(あるいは単に、トリガ・メッセージ)を送信することができる。トリガ・メッセージは、端末に、順方向リンクにおける干渉を低減することを干渉基地局に要求するように指示することができる。サービス提供基地局はまた、端末からの正確なチャネル品質レポートを取得するためにトリガ・メッセージを送信し、このレポートを用いて短期間干渉緩和における決定をすることもできる。いずれの場合にも、トリガ・メッセージは、干渉を低減する1つ又は複数の特定のリソース、送信するデータの優先順位、及び/又は他の情報を識別することができる。各指定されたリソースは、チャネル・ツリーのためのチャネルID、サブバンド・インデクス、リソース・ブロック・インデクス等によって求められうる。
端末は、サービス提供基地局からのトリガ・メッセージを受信し、フレームt+Δにおいて逆方向リンクで干渉低減要求メッセージを送信することができる。1つの設計において、端末は、順方向リンクにおける端末への有力な干渉者である基地局のみへ干渉低減要求メッセージを送信することができる。端末は、これらの基地局から受信された順方向リンク・パイロットに基づいて、これらの有力な干渉基地局を識別することができる。別の設計において、端末は、メッセージを受信することができる近隣基地局全てへ干渉低減要求メッセージを送信することができる。一般に、干渉低減要求メッセージは、特定の基地局へ送信されるユニキャスト・メッセージ、基地局のセットへ送信されるマルチキャスト・メッセージ、又は基地局全てへ送信されるブロードキャスト・メッセージであることができる。いずれの場合にも、干渉低減要求メッセージは、例えば、指定されたリソースにおける送信を封鎖する、許容可能なレベルまで送信電力を低減する、あるいは端末とは異なる方向へビームステア(beamsteer)するなどして、1つ又は複数の指定されたリソースにおける干渉を低減するように干渉基地局に要求することができる。干渉低減要求メッセージは、要求の緊急性を示す優先順位メトリックを含むことができ、これは、要求を許可するか却下するかの決定において干渉基地局によって用いられうる。干渉低減要求メッセージにおいて送信された優先順位メトリック及び指定されたリソースは、干渉緩和トリガ・メッセージから直接取得されるか、又は他の方式で決定されうる。干渉低減要求メッセージは、図5に示すように、トリガ・メッセージが受信された時点からΔフレームで送信されうる。この場合Δは、順方向リンクHARQインタレースと、関連する逆方向リンクHARQインタレースとの間の一定のオフセットであることができる。
干渉基地局は、端末からの干渉低減要求メッセージを受信することができ、1つ又は複数の指定されたリソースにおける送信を低減又は封鎖することを決定することができる。干渉基地局は、自身の順方向リンク・バッファ状態、指定されたリソースに関して他の端末から受信された干渉低減要求メッセージ等に基づいて、各指定されたリソースにおいて自身が用いる送信電力レベルを決定することができる。例えば、干渉基地局は、メッセージ内の優先順位メトリック、干渉基地局の順方向リンク・バッファ状態等に基づいて、干渉低減要求メッセージを許可するか却下するかを決定することができる。干渉基地局はまた、全ての端末からの干渉低減要求メッセージのコンテンツ及び/又は受信電力に基づいて、各指定されたリソースのために自身が用いる送信電力レベルを決定することもできる。例えば、干渉基地局は、各端末からの干渉低減要求メッセージの受信電力に基づいて、その端末に関する経路損失を推定することができる。干渉基地局はその後、端末に関して推定された経路損失及び他の端末のための目標干渉レベルに基づいて、自身が用いる送信電力レベルを決定することができる。
1つの設計において、干渉基地局は、各指定されたリソースのために自身が用いる送信電力レベルを、対応するリソースにおいてその送信電力レベル(又は関連する送信電力レベル)で送信された電力決定パイロットを介して伝送することができる。対応するリソースは、指定されたリソースと同一の周波数をカバーするが、同一の順方向リンクHARQインタレースにおいてMフレーム先に発生することができる。干渉基地局は、フレームt+Mにおいて対応するリソースで電力決定パイロットを送信することができ、このパイロットのための送信電力レベルは、フレームt+2Mにおいて指定されたリソースのために干渉基地局が用いようとする送信電力レベルに関連する(例えば、等しい)ことができる。電力決定パイロットを介して示された送信電力レベルは、一時的な送信電力決定であることができる。干渉基地局は、サービス品質(QoS)、チャネル品質状態、及び/又は他の要因に基づいて、指定されたリソースにおいてより高い又は低い送信電力レベルを用いることができる。図5には示さないが、サービス提供基地局は、その基地局からの高い干渉を観察している他の端末からの干渉低減要求を受信することもできる。サービス提供基地局は、それらの他の端末へ電力決定パイロットを送信する、又はパイロットを受信することができる端末全てへ電力決定パイロットをブロードキャストすることもできる。
端末は、全ての干渉基地局からの電力決定パイロットを受信し、受信したパイロットに基づいて、各指定されたリソースに関するチャネル品質を推定することができる。電力決定パイロットによって、端末は、チャネル品質をより正確に推定することができる。端末は、各指定されたリソースに関して推定されたチャネル品質及び推定された干渉レベルに基づいて、そのリソースのためのリソース品質インジケータ(RQI)値を決定することができる。例えば、所与のリソースのためのRQI値は、(i)サービス提供基地局からのパイロットに基づいて推定されたチャネル品質、及び(ii)干渉基地局からのパイロットに基づいて推定された干渉、に基づいて決定されうる。端末はまた、指定されたリソース全てに関して単一のRQI値を決定することもできる。いずれの場合にも、RQI値は、RQI値によってカバーされるリソースのためのSINR値、データ・レート、又は、他の何らかの情報を示すことができる。端末は、フレームt+Δ+Mにおいて、対応するリソースのための1つ又は複数のRQI値を備えるRQI情報を送信することができる。RQI情報は、チャネル品質インジケータ(CQI)情報と称されることもできる。
サービス提供基地局は、端末からのRQI情報を受信し、1つ又は複数の割り当てられたリソースにおけるデータ送信のために端末をスケジュールすることができる。各割り当てられたリソースは、指定されたリソース全て又はそれらのサブセットに対応することができる。サービス提供基地局は、割り当てられたリソースのためのRQI情報に基づいて変調及びコーディング・スキーム(MCS)を選択することができる。MCSはまた、トランスポート・フォーマット、パケット・フォーマット、レート等と称されることもできる。サービス提供基地局は、MCSに従って端末のためのデータを処理することができる。サービス提供基地局は、割り当てられたリソース、MCS、及び/又は他の情報を含むことができるFLリソース許可を生成することができる。サービス提供基地局は、フレームt+2MにおいてFLリソース許可及びデータ送信を端末へ送信することができる。
端末は、サービス提供基地局からのFLリソース許可を受信し、割り当てられたリソース及びMCSを取得することができる。端末は、割り当てられたリソースにおいてデータ送信を受信し、受信したデータをMCSに従って復号し、復号結果に基づいてACK又はNAKを生成することができる。端末は、フレームt+Δ+2MにおいてACK又はNAKをサービス提供基地局へ送信することができる。サービス提供基地局は、NAKが受信された場合、フレームt+3Mにおいてそのデータの別の送信を送信し、ACKが受信された場合、終了することも新たなデータの送信を送信することもできる。
図5は、順方向リンクにおける短期間干渉緩和の特定の設計を示す。順方向リンクにおける短期間干渉緩和は、他の設計を用いて実現されることもできる。
干渉低減要求メッセージは、例えば、(上述したように)送信電力を低減すること及び/又は端末を空間ヌルに置くことによって、端末とは異なる方向に自身の電力をビームステアリングすることによって、干渉を低減することを干渉基地局に要求することができる。ビームステアリングは、プリコーディング・ウエイト(例えば、プリコーディング・マトリクス又はベクトル)、チャネル推定値、及び/又は自身の電力を空間的にステアするために送信機によって用いられる他の情報を備えることができる空間情報に基づいて実行されうる。空間情報は、様々な方式で取得又は提供されうる。1つの設計において、干渉低減要求メッセージは、端末IDを含むことができる。干渉基地局と端末との間の空間チャネルは、例えば長期間ベースで、干渉基地局に知られていることができる。別の設計において、メッセージはユニキャスト方式で干渉基地局へ送信され、空間チャネルにおける情報又は基地局と端末との間の好適なビームを含むことができる。また別の設計において、例えば、時分割多重化(TDD)を用いることによる、順方向リンクと逆方向リンクとの間の相互関係が想定されうる。干渉基地局は、メッセージに基づいて端末のための逆方向リンク・チャネルを推定し、順方向リンク・チャネル推定値として逆方向リンク・チャネル推定値を用いることができる。全ての設計について、干渉基地局は、空間チャネルにおける情報に基づいてプリコーディング・ウエイトを導出することができるか、あるいはプリコーディング・ウエイトを提供されうる。干渉基地局はその後、プリコーディング・ウエイトを用いてビームステアリングを実行することができる。
図5に示す設計において、干渉基地局は、指定されたリソースにおいて用いられるであろう送信電力レベルで電力決定パイロットを送信することができる。別の設計において、干渉基地局は、電力決定パイロットを送信せず、端末からの干渉低減要求メッセージに応答するメッセージを送信しない。この設計では、干渉基地局が指定されたリソースにおいて送信しないだろうことが想定され、RQIは、干渉基地局からの干渉がないことを想定して決定されうる。また別の設計において、干渉基地局は、指定されたリソースにおいて自身が送信しないであろう場合、電力決定パイロット又はメッセージを送信せず、指定されたリソースにおいて自身が送信するであろう場合、電力決定パイロット又はメッセージを送信する。また別の設計において、干渉基地局は、指定されたリソースにおいて自身が用いるであろう送信電力レベルを含むメッセージを送信することができる。また別の設計において、干渉基地局は、電力決定パイロットにおいて空間情報を提供することができる。例えば干渉基地局は、未来のフレームにおいて指定されたリソースで用いられる送信電力レベルに加えて、ビーム方向を示すことができる。干渉基地局は、基地局における各送信アンテナのために送信電力を調整することによって、これを達成することができる。また別の設計において、干渉基地局は、電力決定パイロットに加えて、あるいはそれとは別に、空間情報(例えば、プリコーディング・ウエイト)を送信することができる。
1つの設計において、干渉基地局は、パケットの第1の送信のためであることができる1つのHARQ送信に関する干渉を低減することができる。同一の手順が、干渉を低減するために各HARQ送信のために反復されうる。別の設計において、干渉基地局は、(例えば、同一のHARQインタレースにおける)L個のHARQ送信に関して干渉を低減することができる。この場合Lは、任意の整数値であることができる。例えばパケットは、目標数のHARQ送信の後に確実に復号されることができるように処理(例えば、符号化及び変調)されることができ、Lはこの目標数に等しくなりうる。別の設計において、干渉基地局は、複数のHARQインタレースに関して干渉を低減することができる。これらのHARQインタレースの識別は、干渉緩和トリガ・メッセージ及び/又は干渉低減要求メッセージにおいて伝送されうる。あるいはこれらのHARQインタレースは、全ての基地局及び端末によってプライオリを知られており、送信される必要がない。
図6は、干渉が存在する場合の逆方向リンクにおけるデータ送信を示す。端末120xは、逆方向リンクにおいてサービス提供基地局110xへデータ送信を送信することができる。サービス提供基地局110xは、干渉端末120yからの干渉送信を受信することもある。この干渉送信は、近隣基地局110yに向けられることもある。所望のデータ送信及び干渉送信が同一のリソースで送信された場合、サービス提供基地局110xは、端末120xからのデータ送信を復号することができないことがある。端末120xは、データ送信のために基地局110yと通信することができない。にもかかわらず、端末120xは、確実に基地局110とメッセージを送受信することができる。同様に、干渉端末120yは、サービス提供基地局110xと確実にメッセージを交換することができる。
図7は、短期間干渉緩和を用いた逆方向リンク・データ送信のためのスキーム700の設計のタイミング図を示す。端末は、サービス提供基地局へ送信するためのデータを有し、フレームtにおいてリソース要求を送信することができる。リソース要求は、端末におけるバッファ・サイズ、リソース要求の緊急性のインジケーション等を含むことができる。リソース要求は、一般に特定のリソースにおいて情報を搬送しないので、任意のフレームにおいて送信されうる。サービス提供基地局は、リソース要求を受信し、例えば端末に、指定されたリソースにおいて電力決定パイロットを送信することを要求するなどして、指定されたリソースにおける端末の送信機能を送信することを要求するために、フレームt+Δにおいて端末へ送信機能要求メッセージを送信することができる。送信機能要求メッセージは、要求に関する優先順位メトリック及び/又は他の情報を含むことができる。サービス提供基地局は、干渉端末に、指定されたリソースにおける干渉を低減する(例えば、それらの送信電力を許容可能レベルまで下げる又は封鎖する)ことを要求するために、フレームt+Δにおいて順方向リンクで干渉低減要求メッセージを送信することもできる。干渉低減要求メッセージは、要求の緊急性を示す優先順位メトリックを含むことができ、これは、要求を許可するか却下するかを決定するために干渉端末によって用いられうる。サービス提供基地局は、図7に示すように、送信機能要求メッセージと干渉低減要求メッセージとを同一フレームにおいて送信することも、異なるフレームにおいて送信することもできる。
端末は、サービス提供基地局からの送信機能要求メッセージを受信することができ、近隣基地局からの干渉低減要求メッセージを受信することもできる。簡略化のために、図7には1つの近隣基地局しか示さない。端末は、例えば、メッセージ内に含まれた優先順位に基づいて、各近隣基地局からの干渉低減要求メッセージに従うか否かを決定することができる。端末はその後、端末が従うであろう干渉低減要求メッセージに基づいて、指定されたリソースにおいて用いることができる最大送信電力レベルを決定することができる。各近隣基地局からの干渉低減要求メッセージは、基地局が耐えることのできる干渉の量を示すことができ、メッセージ内で提供されうる又は端末によってプライオリを知られうる周知の送信電力レベルで送信されうる。端末は、各近隣基地局からの干渉低減要求メッセージの受信電力レベル及び周知の送信電力レベルに基づいて、各近隣基地局に関する経路損失を推定することができる。端末は、順方向リンク及び逆方向リンクに関して同等の経路損失を想定し、各近隣基地局の干渉要件を満たすために、端末が用いることができる最大送信電力レベルを決定することができる。端末は、対応するリソースにおいて最大送信電力レベル(又は、拡大縮小された送信電力レベル)で送信される電力決定パイロットを介して最大送信電力レベルを伝送することができる。対応するリソースは、指定されたリソースと同一の周波数をカバーすることができるが、同一の逆方向リンクHARQインタレースにおいてMフレーム先に発生しうる。端末は、フレームt+Mにおいて対応するリソースで電力決定パイロットを送信することができ、そのパイロットのための送信電力レベルは、フレームt+2Mにおいて指定されたリソースのために端末が用いることができる最大送信電力レベルであることができる。フレームt+Δにおけるサービス提供基地局からの送信機能要求メッセージは、電力決定パイロットのために提案された送信電力レベルを搬送することもできる。この場合、端末は、近隣基地局から受信された干渉低減要求メッセージに基づいて、提案された送信電力レベルを調整することができる。
サービス提供基地局は、端末及び干渉端末からの電力決定パイロットを受信することができ、受信したパイロットに基づいて、指定されたリソースのチャネル品質を推定することができる。電力決定パイロットによって、サービス提供基地局は、チャネル品質及び干渉をより正確に推定することができる。例えば、サービス提供基地局は、端末からのパイロットに基づいてチャネル品質を推定し、干渉端末からのパイロットに基づいて干渉を推定し、チャネル品質推定値及び干渉推定値に基づいて端末のためのMCSを決定することができる。サービス提供基地局は、MCSに従って、指定されたリソースにおけるデータ送信のために端末をスケジュールすることができる。サービス提供基地局は、割り当てられたリソース、MCS、割り当てられたリソースのために用いるために割り当てられた送信電力レベル、及び/又は他の情報を含むことができるRLリソース許可を生成することができる。割り当てられた送信電力レベルは、電力決定パイロットを介して示された送信電力レベルよりも優先されうる。サービス提供基地局は、フレームt+Δ+MにおいてRLリソース許可を端末へ送信することができる。端末は、サービス提供基地局からのRLリソース許可を受信し、割り当てられたリソース、MCS等を取得することができる。端末は、フレームt+2Mにおいて割り当てられたリソースでデータ送信を送信することができる。
サービス提供基地局は、端末からのデータ送信を受信し、受信した送信を復号し、復号結果に基づいてACK又はNAKを生成することができる。サービス提供基地局は、フレームt+2MにおいてACK又はNAKを端末へ送信することができる。端末は、NAKが受信された場合、フレームt+3Mにおいてそのデータの別の送信を送信することができ、ACKが受信された場合、終了する又は新たなデータの送信を送信することができる。
図7は、逆方向リンクにおける短期間干渉緩和の特定の設計を示す。逆方向リンクにおける短期間干渉緩和は、他の設計を用いて実現することもできる。
図7に示す設計において、端末は、指定されたリソースにおいて用いることができる最大送信電力レベルで電力決定パイロットを送信することができる。別の設計において、端末は、指定されたリソースにおいて用いることができる最大送信電力レベルを含むメッセージを送信することができる。
1つの設計において、干渉端末は、パケットの第1の送信のためである1つのHARQ送信に関する干渉を低減することができる。同じ手順が、干渉を低減するために各HARQ送信のために反復されうる。別の設計において、干渉端末は、例えば、同一のHARQインタレースにおけるL個のHARQ送信に関する干渉を低減することができる。この場合、Lは任意の整数値であることができる。また別の設計において、干渉端末は、複数のHARQインタレースに関する干渉を低減することができる。
図8は、短期間干渉緩和を用いて、順方向リンク・データ送信と逆方向リンク・データ送信とを多重化するためのスキーム800の設計を示す。図8は、図5と図7とを重ね合わせることによって得ることができる。明確化のために、順方向リンクにおいてデータを送信するための送信の全てが、グレーの影によって図示される。図8において示すように、順方向リンク及び逆方向リンクにおけるデータ送信は、効率的に多重化されうる。
電力決定パイロットは、基地局が未来のフレームt+Mにおいて用いることを予定している送信電力を所与のフレームtにおいて通知するために、基地局によって用いられうる。基地局がこの動作を実行した場合、端末は、その端末が未来のフレームt+Mにおいて予想することができるチャネル品質を正確に推定することができる。チャネル品質は、信号対雑音比(SNR)、信号対雑音干渉比(SINR)、搬送波対干渉比(C/I)等によって求めることができる。端末は、推定されたSNRの関数に基づいてCQI情報を決定することができ、自身のサービス提供基地局へCQI情報を報告することができる。電力決定パイロットから取得された正確なSNR推定値によって、サービス提供基地局は、正確なレート予測を実行することができる。
端末によって観察されたSNRは、フレームごとに大幅に変化しうるので、電力決定パイロットは、高い干渉状態を観察している異種システムにおいて特に役立つことができる。しかし、基地局は、自身が今後用いる送信電力を前もって決定しなければならないので、電力決定パイロットは、レイテンシも発生させる。従って、基地局においてバッファ内にデータが突然現れた場合、基地局は、まず未来のフレームのための自身の送信電力を通知しなければならず、このデータを瞬時にスケジュールすることができない。同様のレイテンシがアップリンクにおいても発生しうる。端末は、未来のフレームにおいてデータを送信する前に、まず所与のフレームにおける自身の送信電力を通知しうる。
態様において、電力決定パイロットは、それによってチャネル推定を著しく改善することができる場合、選択的に送信され、そうでない場合、レイテンシを低減するために省略されることができる。電力決定パイロットを送信するか否かは、様々な方式によって決定されうる。
1つの設計において、電力決定パイロットを送信するか否かにおいて静的決定がされうる。例えば電力決定パイロットは、異種システムにおいて送信され、同種システムにおいて送信されないことができる。静的決定は、他の要因に基づくこともできる。
別の設計において、電力決定パイロットを送信するか否かにおいて半静的決定がされうる。例えば電力決定パイロットは、所与のリンクに有力な干渉者が存在する場合、そのリンクにおいて送信され、そうでない場合、省略されることができる。有力な干渉者は、電力決定パイロットを送信している局あるいは別の局であることができる。ダウンリンクにおいて、有力な干渉基地局が、端末からのパイロット測定レポートに基づいて決定されうる。例えば、端末からのパイロット測定レポートが、サービス提供していない基地局に関して強い受信電力を示した場合、その基地局は、ダウンリンクにおける端末への有力な干渉者であるとみなされうる。所与の基地局は、(i)その基地局によってサービス提供されていない任意の端末(すなわち、サービス提供されていない端末)が、有力な干渉者である基地局からの高い干渉を観察した場合、及び/又は(ii)その基地局によってサービス提供されている任意の端末が、ダウンリンクにおける有力な干渉者となっている別の基地局からの高い干渉を観察した場合、ダウンリンクにおいて電力決定パイロットを送信することができる。そうでない場合、基地局は、ダウンリンクにおける電力決定パイロットの送信をスキップすることができる。
アップリンクにおいて、有力な干渉端末は、基地局におけるその端末の受信電力に基づいて決定されうる。端末の受信電力は、端末におけるサービス提供基地局又は非サービス提供基地局のダウンリンク受信電力(又は、ChanDiffと称されうる、それらの受信電力の比)に基づいて確かめることができる。例えば、サービス提供基地局は、端末の受信電力を測定し、それを、ChanDiffに基づいて、サービス提供されていない基地局における端末の受信電力に置き換えることができる。このように、サービス提供基地局は、端末が別の基地局への有力な干渉者であるかを判定するために、その端末によって送信されたパイロット測定レポートを用いることができる。別の設計において、端末は、端末からのパイロット測定レポートに基づいて決定されうる、ダウンリンクにおける有力な干渉者を観察した場合、有力な干渉者であると想定されうる。いずれの場合にも、所与の端末は、(i)端末が、アップリンクにおいて非サービス提供基地局への高い干渉を招いている有力な干渉者である場合、及び/又は(ii)自身のサービス提供基地局が、アップリンクにおける有力な干渉者を観察した場合、電力決定パイロットを送信することができる。そうでない場合、端末は、アップリンクにおける電力決定パイロットの送信をスキップすることができる。ダウンリンク及びアップリンクにおける有力な干渉者は、長い時間スケールで決定され、電力決定パイロットは、この決定に基づいて送信される又は送信されないことができる。
また別の設計において、電力決定パイロットを送信するか否かにおいて動的決定がされうる。ダウンリンクにおいて、基地局は、近隣セル内のサービス提供されていない端末からの干渉低減要求を受信した場合のみ、電力決定パイロットを送信することができる。干渉低減要求の受信は、サービス提供されていない端末が、基地局からの高い干渉を観察しており、かつ同一フレーム内にスケジュールされることを所望していることを示すことができる。アップリンクにおいて、端末は、近隣基地局からの干渉低減要求を受信した場合のみ、電力決定パイロットを送信することができる。端末は、その端末によって受信された干渉低減要求の数を、自身のサービス提供基地局へ定期的に報告することができる。サービス提供基地局は、リソース許可を送信する前に、端末からの電力決定パイロットを待機するか否かを決定することができる。サービス提供基地局はまた、端末が電力決定パイロットを送信しないように設定する(又は、リソース要求が受信される度に、電力決定パイロットを送信しないように端末に要求する)こともできる。基地局又は端末は、干渉低減要求が許可された場合のみ電力決定パイロットを送信し、要求が却下された場合、電力決定パイロットの送信をスキップすることもできる。干渉低減要求を許可するか却下するかの決定は、要求における優先順位メトリック、基地局又は端末のバッファ状態等に基づいて決定されうる。端末はまた、非サービス提供基地局が、過去にその端末からの著しいSNR変化を観察した場合、電力決定パイロットを送信することもできる。同様に基地局は、サービス提供されていない端末が、過去にその基地局からの著しいSNR変化を観察した場合、電力決定パイロットを送信することができる。電力決定パイロットを送信するか否かの動的決定は、他の方式でなされることもできる。
上述した設計は、電力決定パイロットの送信に関連する著しい利益がある場合のみ、電力決定パイロットのレイテンシ・コストが負担されることを保証することができる。更に、電力決定パイロットを送信しないことにより、静的ケース及び半静的ケースにおけるオーバヘッドをセーブすることができる。基地局が、通常は電力決定パイロットのために用いられるリソースをデータ送信のために再利用することができる場合、動的ケースにおいてもオーバヘッドをセーブすることが可能となりうる。
図5及び7は、サービス提供基地局及び干渉基地局からの順方向リンク送信が1つの順方向リンクHARQインタレース上にあり、端末からの逆方向リンク送信が1つの逆方向リンクHARQインタレース上にある設計を示す。これらの設計は、以下で説明するように、短期間干渉緩和の動作を簡略化し、他の利点も提供することができる。
図5に示す順方向短期間干渉緩和スキームの場合、干渉緩和トリガ・メッセージによって、干渉低減要求メッセージがTフレーム後に送信され、それによって電力決定パイロットがTフレーム後に送信され、それによってRQI情報がTフレーム後に送信され、それによってデータの送信がTフレーム後に送信されうる。この場合、T、T、T、及びTの各々は、任意の適切な値であることができる。順方向リンク送信は、図5に示すように、T+T=T+T=Mである場合、1つのHARQインタレースにおいて送信されうる。逆方向リンク送信は、これも図5に示すように、T+T=Mである場合、1つのHARQインタレースにおいて送信されうる。
図7に示す逆方向リンク短期間干渉緩和スキームの場合、送信機能要求メッセージによって、電力決定パイロットがTフレーム後に送信され、それによってRLリソース許可がTフレーム後に送信され、それによってデータの送信がTフレーム後に送信されうる。この場合、T、T、及びTの各々は、任意の適切な値であることができる。順方向リンク送信は、図7に示すように、T+T=Mである場合、1つのHARQにおいて送信されうる。逆方向リンク送信は、これも図7に示すように、T+T=Mである場合、1つのHARQインタレースにおいて送信されうる。
別の設計において、全てのHARQインタレースのための干渉緩和トリガ・メッセージ及び干渉低減要求メッセージが、単一のHARQインタレースにおいて送信されうる。ビットマップは、異なるHARQインタレースのための異なるフレームをカバーすることができ、どのメッセージがどのHARQインタレースのために適用可能であるかを示すことができる。
1つの設計において、順方向リンク短期間干渉緩和のために用いられるメッセージは、例えば図5に示すように、予め定められた間隔が空いたフレームにおいて送信されうる。同様に、逆方向リンク短期間干渉緩和のために用いられるメッセージは、例えば図7に示すように、予め定められた間隔が空いたフレームにおいて送信されうる。この設計は、時間情報を暗黙に提供することができ、動作を簡略化し、オーバヘッドを低減することができる。別の設計において、時間情報は、メッセージ内で明白に提供されうる。例えば、所与のメッセージは、応答が指定された数のフレームだけ後に送信されることを要求することができる、あるいは、特定の数のフレームだけ後にリソースを指定することができる。この設計は、更なる柔軟性を提供することができる。
図5における順方向リンク短期間干渉緩和スキームは、図7における逆方向リンク短期間干渉緩和スキームとはいくつかの点で異なっている。順方向リンクの場合、サービス提供基地局は、干渉緩和トリガ・メッセージを送信し、端末に、逆方向リンクにおいて干渉低減要求メッセージを送信するように指示することができる。逆方向リンクの場合、サービス提供基地局は、送信機能要求メッセージを送信し、端末に、逆方向リンクにおいて電力決定パイロットを送信するように指示することができる。
表1及び図5及び7に示すメッセージ及びパイロットは、様々な方式及び様々なチャネルで送信されうる。表2は、1つの設計に従ってメッセージ及びパイロットのために用いられうるいくつかのチャネルを列挙する。
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表1及び図5及び7に示すメッセージ及びパイロットは、異なる方式で送信されることもできる。別の設計において、サービス提供基地局は、順方向リンク・データを用いて、干渉緩和トリガ・メッセージ又は送信機能要求メッセージを端末へ送信することができる。また別の設計において、サービス提供基地局は、バックホールを介して、干渉緩和トリガ・メッセージ及び/又は干渉低減要求メッセージを近隣基地局へ送信することができる。
上述したように、短期間干渉緩和のために用いられるメッセージは、それらが受信者側の局によって確実に受信されることができるように送信されうる。1つの設計において、干渉低減要求メッセージは、他の逆方向リンク送信が除去されうる第1のセグメントにおいて逆方向リンクで送信されうる。同様に、干渉低減要求メッセージは、他の順方向リンク送信が除去されうる第2のセグメントにおいて順方向リンクで送信されうる。この設計は、干渉低減要求メッセージが順方向リンク及び逆方向リンクで確実に送信されうることを保証することができる。一般に、メッセージは、有力な干渉者に対して直交化されうる制御チャネルで送信されうる。この直交化は、有力な干渉者によって用いられていないリソース(例えば、サブキャリアのセット、フレームのセット等)を用いることによって達成されうる。
1つの設計において、短期間干渉緩和のために用いられるメッセージは、順方向リンクにおいて単一のHARQインタレースで送信され、逆方向リンクにおいて単一の対応するHARQインタレースで送信されうる。この設計は、(例えば、異なる電力クラスの)異なる基地局間、及び中継局のバックホール・リンクとアクセス・リンクとの間での効率的なリソース分割を可能にすることができる。この設計の場合、同一のHARQインタレースがその他のリンクのための制御送信も提供するので、リソース分割は、各リンクにおける1つのHARQインタレースの粒度を用いて達成されうる。この設計の場合、信頼性のあるメッセージ受信を可能にするために、干渉基地局又は干渉端末からの協働が必要である場合、この協働は、HARQインタレースの単位で許可されうる。そのような協働は、制御ブランキング又はHARQインタレース分割の形式をとることができる。メッセージを各リンクにおける単一のHARQインタレースに限定することは、中継局を介してメッセージの転送をサポートすることもできる。例えば中継局は、端末からの干渉低減要求メッセージを受信し、そのメッセージをアップストリームで干渉基地局又は別の中継局へ転送することができる。中継局はまた、基地局からの干渉低減要求メッセージを受信し、そのメッセージをダウンストリームで端末又は別の中継局へ転送することができる。アップストリーム/ダウンストリーム分割は、HARQインタレースの単位で実行されうる。例えば端末は、HARQインタレースaにおいて干渉低減要求メッセージを送信することができ、中継局は、HARQインタレースbにおいてそのメッセージを転送することができる。この場合、a≠bである。
順方向リンク及び逆方向リンクの両方について、基地局は、実際のスケジューリングより前にプレスケジューリング決定を行うことができ、例えば、図5において干渉緩和トリガ・メッセージが生成された場合、又は図7において送信機能要求メッセージ及び干渉低減要求メッセージが生成された場合、プレスケジューリング決定を行うことができる。実際のスケジューリング決定は、様々な要因によって、プレスケジューリング決定と同一であることも同一でないこともある。例えば、指定されたリソースに関して推定されたチャネル品質が劣悪だった場合、そのリソースは端末に割り当てられないことがある。
順方向リンクにおいて、サービス提供基地局は、上述したように、指定されたリソースのための干渉緩和トリガ・メッセージを1つの端末へ送信することができ、その端末のためにこのリソースを用いることができる。サービス提供基地局はまた、例えば、干渉緩和トリガ・メッセージの送信後にスケジューリング決定が変更された場合、このリソースを別の端末のために用いることもできる。この場合、サービス提供基地局は、RQI情報を用いずに、あるいはその端末のために利用可能な最新RQI情報を用いて、他の端末のためのMCSを選択することができる。
順方向リンクにおいて、サービス提供基地局は、干渉緩和トリガ・メッセージを送信せずに、近隣基地局からの高い干渉を観察していない端末をスケジュールすることができる。逆方向リンクにおいて、サービス提供基地局は、送信機能要求メッセージを送信せずに、近隣基地局への強い干渉者ではない端末をスケジュールすることができる。サービス提供基地局は、端末からのパイロット測定レポートに基づいて、これらの決定をすることができる。短期間干渉緩和を用いずに可能な場合いつでもこれらの端末をスケジュールすることによって、更に効率的なリソース使用が可能となりうる。
1つの設計において、短期間干渉緩和のためのメッセージのオーバヘッドは、サブサンプリングによって低減されうる。各HARQインタレースのためにS個のフレームのスケジューリング期間が用いられ、この場合Sは、所望のサブサンプリングの量によって決定され、任意の適切な整数値であることができる。干渉低減要求メッセージは、所与のHARQインタレースにおけるS個のフレーム毎に1回送信されることができ、スケジューリングの決定は、そのHARQインタレースにおけるS個のフレームの間有効であることができる。異なるHARQインタレースのためのスケジューリング期間は、サブサンプリングによって生じる初期レイテンシを低減するために、時間を調整されうる。
1つの設計において、干渉緩和トリガ・メッセージ、送信機能要求メッセージ、及び/又は干渉低減要求メッセージは、持続性ビットを含むことができる。このビットは、メッセージがほんのわずかな期間(例えば、1フレーム)のみ有効であることを示すために第1の値(例えば、「0」)を設定し、メッセージが長期間(例えば、予め定められた数のフレーム)有効であることを示すために第2の値(例えば、「1」)を設定することができる。
本明細書で説明された短期間干渉緩和技術は、様々な開発シナリオのために用いることができる。この技術は、全ての基地局がマクロ・セルに関するシステムのために用いられうる。この技術は、順方向リンクにおいて近隣基地局からの高い干渉を観察しうる、及び/又は、逆方向リンクにおいて近隣基地局への高い干渉の原因となりうるセル端の端末のために呼び出されうる。
この技術はまた、例えばマクロ・セル、ピコ・セル、及びフェムト・セルのために、異なる電力レベルで送信している基地局をサポートしているシステムのためにも用いられうる。いくつかの基地局は、計画外の方式で、すなわち任意のネットワーク計画なしで、開発されていることもある。更に、基地局は、制約された関連付けをサポートし、端末全てが基地局へ接続することを許可しないことができる。制約された関連付けは、例えば、家庭内に居住しているユーザのみがその基地局へ接続することを許可されうるような、家庭内でインストールされた基地局のために役立つことができる。
本明細書で説明された技術は、有力な干渉シナリオに関して有利に用いられ、これは不可避な又は望ましいことである。例えば端末は、例えば制約された関連付けを可能にしている基地局によって、最も強い受信電力を有する基地局に接続することができない。この基地局は、有力な干渉者となりうる。別の例によると、端末は、その基地局が少ない経路損失を有する場合、低い受信電力を有する基地局に接続することを望むことがある。これは、例えば基地局が他の基地局よりも著しく低い(例えば、ピコ・セル又はフェムト・セルのための)送信電力レベルを有し、同様のデータ・レートを達成するためにシステムへの少ない干渉しか招かない場合、望ましいケースとなりうる。端末における高い受信電力を有する他の基地局がその後、有力な干渉者となるであろう。逆方向リンクにおいて、少ない経路損失で基地局へ送信された送信は、システム内での少ない干渉しか招かず、望ましい。
図9は、電力決定パイロットを送信するための処理900の設計を示す。処理900は、基地局又は端末であることができる第1の局によって実行されうる。処理900は、図5における送信スキーム500及び図7における送信スキーム700のために用いることができる。
第1の局は、少なくとも1つのリソースにおける干渉の低減を要求するために第2の局によって送信されたメッセージを受信することができる(ブロック912)。第1の局は、メッセージの受信に応答して、少なくとも1つのリソースのために用いる第1の送信電力レベルを決定することができる(ブロック914)。第1の局は、例えばメッセージ内で送信された優先順位目トリック、第1の局におけるバッファ・サイズ等のような1つ又は複数の要因に基づいて、第1の送信電力レベルを決定することができる。例えば第1の局は、優先順位メトリックに基づいて、メッセージを許可又は却下する(すなわち、自信の送信電力を低減するか否かを決定する)ことができる。1つの設計において、第1の局は、メッセージの受信電力に基づいて、第2の局に関する経路損失を推定することができる。第1の局はその後、目標干渉レベル、第2の局に関して推定された経路損失、第1の局におけるバッファ・サイズ等に基づいて、第1の送信電力レベルを決定することができる。
第1の局は、第1の送信電力レベルに基づいて決定された第2の送信電力レベルでパイロットを送信することができる(ブロック916)。第1の局は、(i)第1の送信電力レベルと等しい、又は(ii)例えば、第1の送信電力レベルから一定のデシベル(dB)数オフセットされた、第1の送信電力レベルの拡大縮小バージョンと等しい、第2の送信電力レベルを設定することができる。第1の局は、第1の期間内に少なくとも1つのリソースにおいてパイロットを送信することができ、第1の期間よりも後の第2の期間内に少なくとも1つのリソースのために第1の送信電力レベルを用いることができる。第1及び第2の期間は、同一のHARQ内の異なるフレームに対応することができる。
第1の局は、複数の送信アンテナを有することができ、その送信アンテナのために選択された送信電力レベルで各送信アンテナからのパイロットを送信することができる。複数の送信アンテナのための送信電力レベルは、第2の局とは異なる方向に電力を導くように選択されうる。例えば、複数の送信アンテナのためのプリコーディング・ウエイトが、第2の局への干渉を低減するために決定され、少なくとも1つのリソースのために用いられうる。1つの設計において、パイロットは、プリコーディング・ウエイトに従って複数の送信アンテナから送信されうる。別の設計において、パイロットが同一の送信電力レベルで複数の送信アンテナから送信され、プリコーディング・ウエイトは第2の局へ送信されうる。
図10は、電力決定パイロットを送信するための装置1000の設計を示す。装置1000は、少なくとも1つのリソースにおける干渉の低減を要求するために第2の局によって送信されたメッセージを第1の局において受信するためのモジュール1012と、メッセージの受信に応答して、第1の局によって少なくとも1つのリソースのために用いる第1の送信電力レベルを決定するためのモジュール1014と、第1の送信電力レベルに基づいて決定された第2の送信電力レベルで第1の局からのパイロットを送信するためのモジュール1016とを含む。
図11は、端末によって電力決定パイロットを送信するための処理1100の設計を示す。処理1100は、図7における送信スキーム700のために用いることができる。端末は、少なくとも1つのリソースに関する端末の送信機能を要求するメッセージをサービス提供基地局から受信することができる(ブロック1112)。端末はまた、少なくとも1つの近隣基地局からの、少なくとも1つのリソースにおける干渉の低減を要求する少なくとも1つのメッセージを受信することもできる(ブロック1114)。端末は、少なくとも1つのメッセージに基づいて、少なくとも1つのリソースのために使用可能な最大送信電力レベルを決定することができる(ブロック1116)。端末は、少なくとも1つのリソースのために使用可能な最大送信電力レベルを送信することができる(ブロック1118)。端末は、第1の期間内に少なくとも1つのリソースにおいてパイロットを送信することができ、第1の期間よりも後の第2の期間内に少なくとも1つのリソースのための最大送信電力レベルまでの電力を用いることができる。第1及び第2の期間は、同一のHARQインタレース内の異なるフレームに対応することができる。
ブロック1116の1つの設計において、端末は、近隣基地局から受信されたメッセージの受信電力に基づいて、各近隣基地局に関する経路損失を推定することができる。端末はその後、各近隣基地局に関して推定された経路損失及び目標干渉レベルに基づいて、最大送信電力レベルを決定することができる。
ブロック1118の1つの設計において、端末は、近隣基地局への干渉を低減するために、複数の送信アンテナのためのプリコーディング・ウエイトを決定することができる。端末は、プリコーディング・ウエイトに従ってパイロットを送信することができる。あるいは端末は、同一の送信電力レベルで複数の送信アンテナからパイロットを送信することができ、近隣基地局へプリコーディング・ウエイトを送信することができる。
図12は、端末によって電力決定パイロットを送信するための装置1200の設計を示す。装置1200は、少なくとも1つのリソースに関する端末の送信機能を要求するメッセージを受信するためのモジュール1212と、少なくとも1つの近隣基地局からの、少なくとも1つのリソースにおける干渉の低減を要求する少なくとも1つのメッセージを受信するためのモジュール1214と、少なくとも1つのメッセージに基づいて少なくとも1つのリソースのために端末によって使用可能な最大送信電力レベルを決定するためのモジュール1216と、少なくとも1つのリソースのために端末によって使用可能な最大送信電力でパイロットを送信するためのモジュール1218とを含む。
図13は、前もって送信電力を通知するための処理1300の設計を示す。処理1300は、基地局又は端末であることができる局によって実行されうる。局は、第1の期間内のデータ送信のために用いる第1の送信電力レベルを決定することができる(ブロック1312)。局は、第1の送信電力レベルに基づいて、パイロットのために用いる第2の送信電力レベルを決定することができる(ブロック1314)。局は、第2の送信電力レベルを、第1の送信電力レベル又は第1の送信電力の拡大縮小バージョンに等しく設定することができる。局は、第1の期間よりも前の第2の期間内に第2の送信電力でパイロットを送信することができる(ブロック1316)。
1つの設計において、局は、第1の時間間隔において、少なくとも1つのリソースにおける干渉の低減を要求するメッセージを受信することができる。局は、メッセージの受信に応答して、第2の時間間隔において、少なくとも1つのリソースにおいてパイロットを送信することができる。1つの設計において、局は、複数の送信アンテナを有することができ、パイロット及びデータ送信をステアするために複数の送信アンテナのためのプリコーディング・ウエイトを決定することができる。局は、プリコーディング・ウエイトに従って、複数の送信アンテナからパイロットを送信することができる。あるいは局は、同一の送信電力レベルで複数の送信アンテナからパイロットを送信することができ、メッセージの送信機へプリコーディング・ウエイトを送信することができる。
図14は、前もって送信電力を通知するための装置1400の設計を示す。装置1400は、第1の期間内のデータ送信のために用いる第1の送信電力レベルを決定するためのモジュール1412と、第1の送信電力レベルに基づいて、パイロットのために用いる第2の送信電力レベルを決定するためのモジュール1414と、第1の期間よりも前の第2の期間内に、第2の送信電力レベルでパイロットを送信するためのモジュール1416とを含む。
図15は、電力決定パイロットを受信するための処理1500の設計を示す。処理1500は、基地局又は端末であることができる第1の局によって実行されうる。処理1500は、図5における送信スキーム500及び図7における送信スキーム700のために用いることができる。
第1の局は、少なくとも1つの干渉局からの少なくとも1つのパイロットを受信することができる。各パイロットは、対応する干渉局によって少なくとも1つのリソースにおいて用いられる送信電力レベルで送信されている(ブロック1512)。第1の局は、第1の局へデータを送信しようとしている第2の局からのパイロットを受信することもできる(ブロック1514)。第1の局は、例えば、少なくとも1つの干渉局からの少なくとも1つのパイロット及び第2の局からのパイロットに基づいて、少なくとも1つの干渉局からの干渉が低減された少なくとも1つのリソースのチャネル品質を推定することができる(ブロック1516)。第1の局はその後、第2の局からの少なくとも1つのリソースにおけるデータ送信を受信することができる(ブロック1518)。
順方向リンクにおけるデータ送信の1つの設計において、第1の局は端末であり、第2の局はサービス提供基地局であることができる。端末は、少なくとも1つのリソースの推定されたチャネル品質を示すRQI情報をサービス提供基地局へ送信することができる。サービス提供基地局は、RQI情報を用いてデータ送信を送信することができる。逆方向リンクにおけるデータ送信の1つの設計において、第1の局はサービス提供基地局であり、第2の局は端末であることができる。サービス提供基地局は、少なくとも1つのリソースの推定されたチャネル品質に基づいて変調及びコーディング・スキームを選択することができ、選択された変調及びコーディング・スキームを備えるリソース許可を端末へ送信することができる。端末は、リソース許可に従って、サービス提供基地局へデータ送信を送信することができる。
図16は、電力決定パイロットを受信するための装置1600の設計を示す。装置1600は、対応する干渉局によって少なくとも1つのリソースにおいて用いられる送信電力レベルで各々が送信されている、少なくとも1つの干渉局からの少なくとも1つのパイロットを第1の局において受信するためのモジュール1612と、第1の局へデータを送信しようとしている第2の局からのパイロットを受信するためのモジュール1614と、少なくとも1つの干渉局からの干渉が低減された少なくとも1つのリソースのチャネル品質を推定するためのモジュール1616と、第2の局からの少なくとも1つのリソースにおけるデータ送信を受信するためのモジュール1618とを含む。
図17は、電力決定パイロットの選択的送信のための処理1700の設計を示す。電力決定パイロットを局(例えば、基地局又は端末)によって送信するか否かが決定されうる(ブロック1712)。電力決定パイロットは、未来の期間において局によるデータ送信のために用いる送信電力を示すことができる。電力決定パイロットは、電力決定パイロットを送信することが決定された場合、交換(例えば、送信又は受信)され、そうでない場合、省略されうる(ブロック1714)。
ブロック1712の1つの設計において、電力決定パイロットを送信するか又は送信しないかのいずれかのための静的決定がなされうる。例えば、電力決定パイロットは、異種システムの場合送信され、同種システムの場合送信されないことができる。別の設計において、電力決定パイロットを送信する又は送信しないための半静的決定又は動的決定がなされうる。
別の設計において、局は基地局であることができ、電力決定パイロットはダウンリンクにおいて送信されうる。電力決定パイロットは、(i)基地局が、その基地局によってサービス提供されていない端末への高い干渉の原因となっている場合、これは端末からのパイロット測定レポートに基づいて決定されうる、又は(ii)基地局によってサービス提供されている端末が、近隣基地局からの高い干渉を観察した場合、送信されうる。電力決定パイロットはまた、(i)基地局が、その基地局によってサービス提供されていない端末からの干渉低減要求を受信した場合、(ii)基地局が、干渉低減要求を許可した場合、又は(iii)他の何らかの基準が満たされた場合、送信されうる。
別の設計において、局は端末であることができ、電力決定パイロットはアップリンクにおいて送信されうる。電力決定パイロットは、(i)端末が近隣基地局への高い干渉の原因である場合、又は(ii)サービス提供基地局が、その基地局によってサービス提供されていない別の端末からの高い干渉を観察した場合、送信されうる。電力決定パイロットはまた、(i)端末が、近隣基地局からの干渉低減要求を受信した場合、(ii)端末が、サービス提供基地局からの、電力決定パイロットを送信するためのコマンドを受信した場合、又は(iii)他の何らかの基準が満たされた場合、送信されうる。
1つの設計において、処理1700は、ダウンリンクにおける電力決定パイロットの送信のために、サービス提供基地局によって実行されうる。サービス提供基地局は、ブロック1712において、電力決定パイロットを送信するか否かを決定することができ、パイロットを送信することが決定された場合、ブロック1714において、電力決定パイロットを送信することができる。別の設計において、処理1700は、端末によるアップリンクにおける電力決定パイロットの送信のために、サービス提供基地局によって実行されうる。サービス提供基地局は、ブロック1712において、端末が電力決定パイロットを送信するべきかを決定し、端末へコマンドを送信し、ブロック1714において、端末からの電力決定パイロットを受信することができる。別の設計において、処理1700は、アップリンクにおける電力決定パイロットの送信のために、端末によって実行されうる。端末は、ブロック1712において、電力決定パイロットを送信するかを決定することができ、パイロットを送信することが決定された場合、ブロック1714において、電力決定パイロットを送信することができる。処理1700は、他のエンティティによって実行されることもできる。
図18は、電力決定パイロットの選択的送信のための装置1800の設計を示す。装置1800は、局(例えば、基地局又は端末)によって電力決定パイロットを送信するか否かを決定するためのモジュール1812と、電力決定パイロットを送信することが決定された場合、電力決定パイロットを交換(例えば、送信又は受信)するためのモジュール1814とを含み、電力決定パイロットは、未来の期間においてその局によるデータ送信のために用いる送信電力を示す。
図10、12、14、16、及び18は、プロセッサ、電子デバイス、ハードウェア・デバイス、電子部品、論理回路、メモリ等、あるいはそれらの任意の組み合わせを備えることができる。
図19は、図4及び6におけるサービス提供基地局110x、干渉基地局110y、及び端末120xの設計のブロック図を示す。サービス提供基地局110xにおいて、送信プロセッサ1914xは、データ・ソース1912xからのトラヒック・データ、及びコントローラ/プロセッサ1930x及びスケジューラ1934xからのメッセージを受信することができる。例えば、コントローラ/プロセッサ1930xは、図5及び7に示す短期間干渉緩和のためのメッセージを提供することができる。スケジューラ1934xは、端末120xのためのリソース許可を提供することができる。送信プロセッサ1914xは、トラヒック・データ、メッセージ、及びパイロットを処理(例えば、符号化、インタリーブ、及びシンボル・マップ)し、データ・シンボル、制御シンボル、及びパイロット・シンボルをそれぞれ提供することができる。変調器(MOD)1916xは、データ・シンボル、制御シンボル、及びパイロット・シンボルに(例えば、OFDM、CDMA等のための)変調を実行し、出力サンプルを提供することができる。送信機(TMTR)1918xは、出力サンプルを調整(例えば、アナログ変換、増幅、フィルタ、及びアップコンバート)し、アンテナ1920xを介して送信されうる順方向リンク信号を生成することができる。
干渉基地局110yは、基地局110yによってサービス提供されている端末及び干渉端末のためのトラヒック・データ及びメッセージを同様に処理することができる。トラヒック・データ、メッセージ、及びパイロットは、送信プロセッサ1914yによって処理され、変調器1916yによって変調され、送信機1918yによって調整され、アンテナ1920yを介して送信されうる。
端末120xにおいて、アンテナ1952は、基地局110x及び110y、及び場合によっては他の基地局からの順方向リンク信号を受信することができる。受信機(RCVR)1954は、アンテナ1952からの受信信号を調整(例えば、フィルタ、増幅、ダウンコンバート、及びデジタル化)し、サンプルを提供することができる。復調器(DEMOD)1956は、サンプルに復調を実行し、検出されたシンボルを提供することができる。受信プロセッサ1958は、検出されたシンボルを処理(例えば、シンボル・デマップ、デインタリーブ、及び復号)し、復号されたトラヒック・データをデータ・シンク1960へ提供し、(例えば、リソース許可及び短期間干渉緩和のための)復号されたメッセージをコントローラ/プロセッサ1970へ提供することができる。復調器1956は、指定されたリソースのチャネル品質を推定し、推定したチャネル品質をコントローラ/プロセッサ1970へ提供することができる。
逆方向リンクにおいて、送信プロセッサ1982は、データ・ソース1980からのトラヒック・データ及びコントローラ/プロセッサ1970からの(例えば、リソース要求及び短期間干渉緩和のための)メッセージを受信及び処理し、データ・シンボル及び制御シンボルを提供することができる。変調器1984は、データ・シンボル、制御シンボル、及びパイロット・シンボルに変調を実行し、出力サンプルを提供することができる。送信機1986は、出力サンプルを調整し、アンテナ1952を介して送信されうる逆方向リンク信号を生成することができる。
各基地局において、端末120x及び他の端末からの逆方向リンク信号がアンテナ1920によって受信され、受信機1940によって調整され、復調器1942によって復調され、受信プロセッサ1944によって処理されうる。プロセッサ1944は、復号されたトラヒック・データをデータ・シンク1946へ提供し、復号されたメッセージをコントローラ/プロセッサ1930へ提供することができる。復調器1942は、端末120xのための1つ又は複数のリソースのチャネル品質を推定し、その情報をコントローラ/プロセッサ1930へ提供することができる。コントローラ/プロセッサ1930は、端末120xのためのMCS及び/又は他のパラメータを選択することができる。
コントローラ/プロセッサ1930x、1930y、及び1970はそれぞれ、基地局110x、110y、及び端末120xにおける動作を指示することができる。メモリ1932a、1932y、及び1972はそれぞれ、基地局110x、110y、及び端末120xのためのデータ及びプログラム・コードを格納することができる。スケジューラ1934x及び1934yはそれぞれ、基地局110x及び110yと通信している端末をスケジュールすることができ、その端末へリソースを割り当てることができる。
図19に示すプロセッサは、本明細書で説明された技術のための様々な機能を実行することができる。例えば、端末におけるプロセッサ120xは、図9における処理900、図11における処理1100、図13における処理1300、図15における処理1500、及び/又は本明細書で説明された技術のための他の処理を指示又は実行することができる。各基地局110におけるプロセッサは、図9における処理900、図13における処理1300、図15における処理1500、及び/又は本明細書で説明された技術のための他の処理を指示又は実行することができる。
当業者は、情報及び信号が、様々な異なる技術及び技法のうちのいずれを用いても表されうることを理解するであろう。例えば、上記説明を通して参照されたデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、及びチップは、電圧、電流、電磁波、磁場あるいは磁気粒子、光場あるいは光学粒子、又はそれらの任意の組み合わせによって表すことができる。
当業者は更に、本明細書における開示に関連して説明された様々な例示的な論理ブロック、モジュール、回路、及びアルゴリズムのステップが、電子工学ハードウェア、コンピュータ・ソフトウェア、又はそれら両者の組み合わせとして実現されうることを理解するであろう。このハードウェアとソフトウェアとの相互置換性を明確に示すために、様々な例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路、及びステップが、それらの機能の観点から一般的に上述された。そのような機能がハードウェアとして実現されるかソフトウェアとして実現されるかは、システム全体に課された設計制約及び特定のアプリケーションに依存する。当業者は、上述された機能を各特定のアプリケーションのために様々な方法で実現することができるが、そのような実現の決定は、本開示の範囲から逸脱させるものとして解釈されるべきではない。
本明細書における開示に関連して説明された様々な例示的な論理ブロック、モジュール、及び回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)あるいは他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリート・ゲートあるいはトランジスタ・ロジック、ディスクリート・ハードウェア部品、又は、本明細書で説明された機能を実行するように設計されたそれらの任意の組み合わせとして実現又は実行されうる。汎用プロセッサとしてマイクロプロセッサを用いることができるが、代わりに、任意の従来型プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、又はステート・マシンを用いることもできる。プロセッサはまた、例えばDSPとマイクロプロセッサとの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアに接続された1つ又は複数のマイクロプロセッサ、又は他の任意のそのような構成といったコンピュータ・デバイスの組み合わせとして実装されることもできる。
本明細書における開示に関連して説明されたアルゴリズム又は方法のステップは、ハードウェアによって直接、プロセッサによって実行されるソフトウェア・モジュールによって、又はそれら2つの組み合わせによって具現化されうる。ソフトウェア・モジュールは、RAMメモリ、フラッシュ・メモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハード・ディスク、リムーバブル・ディスク、CD−ROM、又は当該技術において周知である他の任意の形式の記憶媒体に収納されうる。典型的な記憶媒体は、プロセッサがそこから情報を読み取り、またそこへ情報を書き込むことができるように、プロセッサに結合される。あるいは記憶媒体は、プロセッサに統合されうる。プロセッサと記憶媒体とは、ASIC内に存在することができる。ASICは、ユーザ端末内に存在することができる。あるいはプロセッサと記憶媒体とは、ユーザ端末内のディスクリート部品として存在することができる。
1つ又は複数の典型的な設計において、説明された機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、又はそれらの任意の組み合わせによって実現されうる。ソフトウェアによって実現される場合、機能は、コンピュータ読取可能媒体上の1つ又は複数の命令又はコードを介して送信又は格納されうる。コンピュータ読取可能媒体は、1つの場所から別の場所へのコンピュータ・プログラムの転送を容易にする任意の媒体を含む通信媒体とコンピュータ記憶媒体との両方を含む。記憶媒体は、汎用コンピュータ又は専用コンピュータによってアクセスすることができる任意の利用可能な媒体であることができる。限定ではなく一例によると、そのようなコンピュータ読取可能媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROMあるいは他の光学ディスク記憶媒体、磁気ディスク記憶媒体あるいは他の磁気記憶デバイス、又は、所望のプログラム・コード手段を命令又はデータ構成の形式で搬送又は格納するために用いることができ、汎用コンピュータあるいは専用コンピュータ、又は汎用プロセッサあるいは専用プロセッサによってアクセスすることができる他の任意の媒体を備えることができる。例えば、ソフトウェアが、ウェブサイト、サーバ、又は他の遠隔ソースから、同軸ケーブル、光ファイバ・ケーブル、ツイスト・ペア、デジタル加入者線(DSL)、又は例えば赤外線、ラジオ、及びマイクロ波のような無線技術を用いて送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバ・ケーブル、ツイスト・ペア、DSL、又は例えば赤外線、ラジオ、及びマイクロ波のような無線技術は、媒体の定義に含まれる。ディスク(disk)及びディスク(disc)は、本明細書で用いられる場合、コンパクト・ディスク(CD)(disc)、レーザ・ディスク(disc)、光学ディスク(disc)、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)(disc)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)、及びブルーレイ(登録商標)ディスク(disc)を含み、ディスク(disk)が通用データを磁気的に再生するのに対し、ディスク(disc)はレーザを用いてデータを光学的に再生する。上記の組み合わせもまた、コンピュータ読取可能媒体の範囲に含まれるべきである。
本開示の上記説明は、当業者をして、本開示の製造又は利用を可能とするために提供された。本開示への様々な変形例が当業者には容易に明らかとなり、本明細書において定義された一般原理は、本開示の趣旨又は範囲から逸脱することなく他の変形例にも適用されうる。従って、本開示は、本明細書で説明された設計及び例に限定されることは意図されておらず、本明細書で開示された原理及び新規特徴と整合が取れた最も広い範囲と一致するように意図されている。
なお、本願の出願当初の請求項と同一の記載を以下に付記する。
[C1] 無線通信のための方法であって、
未来の期間における局によるデータ送信のために用いる送信電力を示す電力決定パイロットを前記局によって送信するか否かを決定することと、
前記電力決定パイロットを送信することが決定された場合、前記電力決定パイロットを交換することと
を備える方法。
[C2] 前記電力決定パイロットを送信するか否かを決定することは、
前記無線システムが異種システムである場合、前記電力決定パイロットを送信することを決定することと、
前記無線システムが同種システムである場合、前記電力決定パイロットを送信しないことを決定することと
を備える、C1に記載の方法。
[C3] 前記局は基地局であり、前記電力決定パイロットを交換することは、前記基地局によって前記電力決定パイロットを送信することを備える、C1に記載の方法。
[C4] 前記電力決定パイロットを送信するか否かを決定することは、前記基地局が、前記基地局によってサービス提供されていない端末への高い干渉の原因となっている場合、前記電力決定パイロットを送信することを決定することを備える、C3に記載の方法。
[C5] 前記端末からのパイロット測定レポートに基づいて、前記基地局が前記端末への高い干渉の原因となっているかを決定することを更に備える、C4に記載の方法。
[C6] 前記電力決定パイロットを送信するか否かを決定することは、前記基地局によってサービス提供されている端末が、近隣基地局からの高い干渉を観察した場合、前記電力決定パイロットを送信することを決定することを備える、C3に記載の方法。
[C7] 前記電力決定パイロットを送信するか否かを決定することは、前記基地局が、前記基地局によってサービス提供されていない端末からの干渉低減要求を受信した場合、前記電力決定パイロットを送信することを決定することを備える、C3に記載の方法。
[C8] 前記電力決定パイロットを送信するか否かを決定することは、前記基地局が、前記基地局によってサービス提供されていない端末からの干渉低減要求を許可した場合、前記電力決定パイロットを送信することを決定することを備える、C3に記載の方法。
[C9] 前記局は端末である、C1に記載の方法。
[C10] 前記電力決定パイロットを交換することは、前記端末によって前記電力決定パイロットを送信することを備える、C9に記載の方法。
[C11] 前記電力決定パイロットを交換することは、前記端末からの電力決定パイロットをサービス提供基地局によって受信することを備える、C9に記載の方法。
[C12] 前記電力決定パイロットを送信するか否かを決定することは、前記端末が、近隣基地局への高い干渉の原因となっている場合、又は前記端末のサービス提供基地局が、前記サービス提供基地局によってサービス提供されていない別の端末からの高い干渉を観察した場合、前記電力決定パイロットを送信することを決定することを備える、C9に記載の方法。
[C13] 前記電力決定パイロットを送信するか否かを決定することは、前記端末が、近隣基地局からの干渉低減要求を受信した場合、前記電力決定パイロットを送信することを決定することを備える、C9に記載の方法。
[C14] 前記電力決定パイロットを送信するか否かを決定することは、サービス提供基地局からのコマンドに基づいて、前記電力決定パイロットを送信するか否かを決定することを備える、C9に記載の方法。
[C15] 無線通信のための装置であって、
未来の期間における局によるデータ送信のために用いる送信電力を示す電力決定パイロットを前記局によって送信するか否かを決定するための手段と、
前記電力決定パイロットを送信することが決定された場合、前記電力決定パイロットを交換するための手段と
を備える装置。
[C16] 前記局は基地局であり、前記電力決定パイロットを送信するか否かを決定するための手段は、前記基地局が、前記基地局によってサービス提供されていない端末への高い干渉の原因となっている場合、又は前記基地局が、近隣基地局からの高い干渉を観察した場合、前記電力決定パイロットを送信することを決定するための手段を備える、C15に記載の装置。
[C17] 前記局は端末であり、前記電力決定パイロットを送信するか否かを決定するための手段は、前記端末が、近隣基地局への高い干渉の原因となっている場合、又は前記端末のサービス提供基地局が、前記サービス提供基地局によってサービス提供されていない別の端末からの高い干渉を観察した場合、前記電力決定パイロットを送信することを決定するための手段を備える、C15に記載の装置。
[C18] 前記電力決定パイロットを送信するか否かを決定するための手段は、前記局が干渉低減要求を受信した場合、前記電力決定パイロットを送信することを決定するための手段を備える、C15に記載の装置。
[C19] 無線通信のための装置であって、
未来の期間における局によるデータの送信のために用いる送信電力を示す電力決定パイロットを前記局によって送信するか否かを決定し、前記電力決定パイロットを送信することが決定された場合、前記電力決定パイロットを交換するように構成された少なくとも1つのプロセッサを備える装置。
[C20] 前記局は基地局であり、前記少なくとも1つのプロセッサは、前記基地局が、前記基地局によってサービス提供されていない端末への高い干渉の原因となっている場合、又は前記基地局によってサービス提供されている端末が、近隣基地局からの高い干渉を観察した場合、前記電力決定パイロットを送信することを決定するように構成される、C19に記載の装置。
[C21] 前記局は端末であり、前記少なくとも1つのプロセッサは、前記端末が、近隣基地局への高い干渉の原因となっている場合、又は前記端末のサービス提供基地局が、前記サービス提供基地局によってサービス提供されていない別の端末からの高い干渉を観察した場合、前記電力決定パイロットを送信することを決定するように構成された、C19に記載の装置。
[C22] 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記局が干渉低減要求を受信した場合、前記電力決定パイロットを送信することを決定するように構成された、C19に記載の装置。
[C23] 少なくとも1つのコンピュータに、未来の期間における局によるデータ送信のために用いる送信電力を示す電力決定パイロットを前記局によって送信するか否かを決定させるためのコードと、
前記少なくとも1つのコンピュータに、前記電力決定パイロットを送信することが決定された場合、前記電力決定パイロットを交換させるためのコードと
を備えるコンピュータ読取可能媒体を備えるコンピュータ・プログラム製品。

Claims (22)

  1. 無線通信のための方法であって、前記方法は局が実行し、
    無線システムが様々なタイプの複数の基地局を含む異種システムである場合、未来の期間における前記局によるデータ送信のために用いる送信電力を示す電力決定パイロットを前記局によって送信することを決定することと、
    前記無線システムが1つのタイプの複数の基地局を含む同種システムである場合、前記電力決定パイロットを送信しないことを決定することと、
    前記電力決定パイロットを送信することが決定された場合、前記電力決定パイロットをやり取りすることと、
    を備える、
    方法。
  2. 前記局は基地局であり、前記電力決定パイロットをやり取りすることは、前記基地局によって前記電力決定パイロットを送信することを備える、請求項1に記載の方法。
  3. 前記基地局が、前記基地局によってサービス提供されていない端末への高い干渉の原因となっている場合、前記電力決定パイロットを送信することを決定することをさらに備える、請求項2に記載の方法。
  4. 前記端末からのパイロット測定レポートに基づいて、前記基地局が前記端末への高い干渉の原因となっているかを決定することを更に備える、請求項3に記載の方法。
  5. 前記基地局によってサービス提供されている端末が、近隣基地局からの高い干渉を観察した場合、前記電力決定パイロットを送信することを決定することをさらに備える、請求項2に記載の方法。
  6. 前記基地局が、前記基地局によってサービス提供されていない端末からの干渉低減要求を受信した場合、前記電力決定パイロットを送信することを決定することをさらに備える、請求項2に記載の方法。
  7. 前記基地局が、前記基地局によってサービス提供されていない端末からの干渉低減要求を許可した場合、前記電力決定パイロットを送信することを決定することをさらに備える、請求項2に記載の方法。
  8. 前記局は端末である、請求項1に記載の方法。
  9. 前記電力決定パイロットをやり取りすることは、前記端末によって前記電力決定パイロットを送信することを備える、請求項8に記載の方法。
  10. 前記電力決定パイロットをやり取りすることは、前記端末からの電力決定パイロットをサービス提供基地局によって受信することを備える、請求項8に記載の方法。
  11. 前記端末が、近隣基地局への高い干渉の原因となっている場合、又は前記端末のサービス提供基地局が、前記サービス提供基地局によってサービス提供されていない別の端末からの高い干渉を観察した場合、前記電力決定パイロットを送信することを決定することをさらに備える、請求項8に記載の方法。
  12. 前記端末が、近隣基地局からの干渉低減要求を受信した場合、前記電力決定パイロットを送信することを決定することをさらに備える、請求項8に記載の方法。
  13. サービス提供基地局からのコマンドに基づいて、前記電力決定パイロットを送信するか否かを決定することをさらに備える、請求項8に記載の方法。
  14. 無線通信のための、局における装置であって、
    無線システムが様々なタイプの複数の基地局を含む異種システムである場合、未来の期間における前記局によるデータ送信のために用いる送信電力を示す電力決定パイロットを前記局によって送信することを決定するための手段と、
    前記無線システムが1つのタイプの複数の基地局を含む同種システムである場合、前記電力決定パイロットを送信しないことを決定するための手段と、
    前記電力決定パイロットを送信することが決定された場合、前記電力決定パイロットをやり取りするための手段と、
    を備える、
    装置。
  15. 前記局は基地局であり、前記基地局が、前記基地局によってサービス提供されていない端末への高い干渉の原因となっている場合、又は前記基地局によってサービス提供されている端末が、近隣基地局からの高い干渉を観察した場合、前記電力決定パイロットを送信することを決定するための手段をさらに備える、請求項14に記載の装置。
  16. 前記局は端末であり、前記端末が、近隣基地局への高い干渉の原因となっている場合、又は前記端末のサービス提供基地局が、前記サービス提供基地局によってサービス提供されていない別の端末からの高い干渉を観察した場合、前記電力決定パイロットを送信することを決定するための手段をさらに備える、請求項14に記載の装置。
  17. 前記局が干渉低減要求を受信した場合、前記電力決定パイロットを送信することを決定するための手段をさらに備える、請求項14に記載の装置。
  18. 無線通信のための、局における装置であって、
    無線システムが様々なタイプの複数の基地局を含む異種システムである場合、未来の期間における前記局によるデータの送信のために用いる送信電力を示す電力決定パイロットを前記局によって送信することを決定し、
    前記無線システムが1つのタイプの複数の基地局を含む同種システムである場合、前記電力決定パイロットを送信しないことを決定し、
    前記電力決定パイロットを送信することが決定された場合、前記電力決定パイロットをやり取りする
    ように構成された少なくとも1つのプロセッサを備える、
    装置。
  19. 前記局は基地局であり、前記少なくとも1つのプロセッサは、前記基地局が、前記基地局によってサービス提供されていない端末への高い干渉の原因となっている場合、又は前記基地局によってサービス提供されている端末が、近隣基地局からの高い干渉を観察した場合、前記電力決定パイロットを送信することを決定するようにさらに構成される、請求項18に記載の装置。
  20. 前記局は端末であり、前記少なくとも1つのプロセッサは、前記端末が、近隣基地局への高い干渉の原因となっている場合、又は前記端末のサービス提供基地局が、前記サービス提供基地局によってサービス提供されていない別の端末からの高い干渉を観察した場合、前記電力決定パイロットを送信することを決定するようにさらに構成された、請求項18に記載の装置。
  21. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記局が干渉低減要求を受信した場合、前記電力決定パイロットを送信することを決定するようにさらに構成された、請求項18に記載の装置。
  22. 局における少なくとも1つのコンピュータに、無線システムが様々なタイプの複数の基地局を含む異種システムである場合、未来の期間における前記局によるデータ送信のために用いる送信電力を示す電力決定パイロットを前記局によって送信することを決定させるためのコードと、
    前記少なくとも1つのコンピュータに、前記無線システムが1つのタイプの複数の基地局を含む同種システムである場合、前記電力決定パイロットを送信しないことを決定させるためのコードと、
    前記少なくとも1つのコンピュータに、前記電力決定パイロットを送信することが決定された場合、前記電力決定パイロットをやり取りさせるためのコードと、
    を備える、
    コンピュータ読取可能記憶媒体。
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