JP5730731B2 - ブーツ取付構造 - Google Patents

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本発明は、ブーツ取付構造に関し、特に等速自在継手用ブーツの取付構造に関する。
例えば自動車や各種産業機械の動力伝達機構に組み込まれる等速自在継手には、継手内部への塵埃などの異物侵入防止や継手内部に封入されたグリースの漏洩防止を目的として、ブーツ(等速自在継手用ブーツ)が装着される。
この種のブーツ100は、例えば図6に示すように、円筒状の小径部101および大径端部102を有する。小径部101は、山部104と谷部105とが交互に形成された蛇腹部106を介して大径端部102に接続される。ブーツ100の小径部101および大径端部102は、その外周をブーツバンド108で締め付けることにより、それぞれ第1の相手部材および第2の相手部材に固定される。図示例において、第1の相手部材は等速自在継手110の内側継手部材111から延びるシャフト112であり、第2の相手部材は等速自在継手110の外側継手部材115である。
ブーツ100の小径部101および大径端部102の外周面には環状の凹溝107がそれぞれ設けられ、各凹溝107にブーツバンド108が嵌合される。一方、シャフト112の外周面のうち、小径部101の固定部には二条の環状突起113,114が設けられている。ところで、ブーツ100は樹脂材料で形成されるのが一般的で、小径部101および大径端部102のうち、特に小径部101におけるシール性は、ブーツバンド108を締め付けてシャフト112に設けた環状突起113,114を小径部101の内径面に食い込ませることによって確保される仕様となっている。
上記構造で安定したシール性を確保するには、ブーツバンド108を所定の締め代で精度良く締め付ける必要があるが、かかる高精度な締め付けを簡便にかつ個体間でのばらつきを生じさせることなく行うのは困難である。特に上記のようにシール性向上を目的として、第1の相手部材(シャフト112)の外周面に環状突起を設けた場合には、ブーツバンド108を精度良く締め付けることが一層難しくなる。そして、かかるブーツバンド締め付けの困難性とブーツバンド108を用いることによる部品点数増とから、等速自在継手のコスト増が避けられないものとなっている。
また、樹脂ブーツは一般に型成形されるが、上記のように小径部101および大径端部102の外周面に凹溝107を設ける場合、ブーツ100の成形型が複雑化する。さらに、上記構造においては、シャフト112に環状突起113,114を設ける分、シャフト112形状が複雑化している。これら成形型や部材形状の複雑化は等速自在継手のコスト高を招く。
そこで、近年では、安定したシール性能と低コストを確保し得るものとして、ブーツバンドを用いることなく、レーザ光照射によって接合するようにしたものがある(特許文献1)。
また、等速自在継手の外側継手部材の外径面やシャフトの外径面等においては、
防食性向上のため、リン酸皮膜処理等を施した防食用皮膜を形成する場合がある。
特開2009−185879号公報
このように、等速自在継手の外側継手部材の外径面にリン酸皮膜処理等を施した防食用皮膜が形成されていた場合、レーザ光照射による接合を行う場合、ブーツの被接合部である金属部分と、このブーツとの間に、防食用皮膜が存在することになって、ブーツと金属部分との接合力が弱くなる。
したがって、ブーツと接合する部位において、この防食用皮膜が存在しない状態とする必要がある。存在しない状態とする方法として、この部位にこのような処理層を形成しないように、防食用皮膜の処理工程においてこの部位にマスキングする方法がある。他の方法としては、防食用皮膜を形成した後、前記部位(接合部位)を除去する(削り落とす)方法がある。
マスキングする方法では、製品の一部(ブーツが装着される部位)のみをマーキングすることが難しく、また、防食用皮膜をスプレー塗装等にて形成する場合、塗料を噴射する処理上、塗装されていない面を完全に得るのは難しく、量産していく上でネックとなる。また、さらに接合前に不純物の除去を目的とした洗浄工程が必要なる。
削り落とす方法では、接合前に削り油を除去する必要があり、接合工程以外に2工程(削り工程・洗浄工程)を追加する必要がある。
このように、防食用皮膜が存在しない状態とする場合、工程に手間がかかり、コスト高となる。
そこで、本発明は斯かる実情に鑑み、ブーツ装着側にリン酸皮膜処理等を施した防食用皮膜が形成されていたとしても、安定した接合力を発揮して、安定したシール性能を低コストに確保し得る等速自在継手用ブーツの取付構造を提供することにある。
本発明のブーツ取付構造は、樹脂製の等速自在継手用ブーツの筒状開口部が金属製取付部材の被取付部に外嵌されて、レーザー光照射によって、被取付部に筒状開口部が固着されるブーツ取付構造であって、金属製取付部材の表面には表面処理層が形成され、被取付部に筒状開口部が固着される前工程において、レーザー光照射によって、前記被取付部の表面処理層が剥離されているとともに、不純物が除去されているものである。接合時には、金属材料と樹脂材料を合わせた状態で接合部の樹脂材料に気泡を発生させる温度まで接合部を加熱することになる。
被取付部に筒状開口部が固着される前工程において、レーザー光照射によって被取付部の表面処理層を剥離させることができる。すなわち、被取付部に対するレーザー光照射によって、表面処理層が除去されるとともに、被取付部(接合面)に付着するゴミ等の不純物が除去(クリーニング)されている状態となる。このため、レーザー光照射による接合時には、ブーツと、金属製取付部材の被取付部との間に表面処理層やゴミ等の不純が存在しない状態となっている。
筒状開口部が金属製取付部材の被取付部に外嵌された状態で、レーザー光を照射して、その接合部の金属材料および樹脂材料に対し、樹脂材料内部から熱分解されたガスが膨らみ、樹脂内部に気泡を発生させる程度まで加熱する。この時、マイクロサイズ領域ではあるが、気泡発生に伴う爆発的な圧力が接合部にかかり、接合部の金属材料及び樹脂材料の温度が高くなっていることと相まって、気泡周辺部の樹脂材料と金属材料が、アンカー効果などの物理的な接合又は金属酸化物を通じた化学的な接合を可能にする条件を満たし接合する。さらに、樹脂材料が冷え固まる際には、気泡の温度も減少するため、気泡内部の圧力が低下し、吸着力が発生する。特に、加熱源としてレーザー光を用いることによって、局所的な急激な冷却が可能となり、気泡発生にともなう圧力・吸着力を増加させることができ、金属材料と樹脂材料の接合を促進させることができる。
すなわち、レーザー溶着接合法は、金属とプラスチックとを重ねて、そこにレーザー光を照射するだけで接合できる手法である。原理は、プラスチックのレーザー透過性や金属でも局所的に十分に加熱できるレーザー光の高パワー密度を利用し、プラスチック側、金属側のどちらかからレーザー光を照射し、金属材料と接している境界部のプラスチックを選択的に、溶融させて分解温度以上に急速に加熱し、その分解によって泡を発生させる。泡周辺部の高温の融液と金属表面に対して、高温・高圧の条件が実現され、ミクロンオーダで接合(ファンデルワールス力)された接合部が得られる。このため、レーザー溶着接合法は、金属材料と樹脂材料とを、樹脂材料表面側からレーザー光を照射することで生じる物理的相互作用により、接合するものである。ここで、物理的相互作用とは分子間(引)力といわれるもので、あらゆる分子の間の引き合う力(ファンデルワールス力)をいい、二次結合力ともいう。
金属製取付部材の表面の表面処理層は防食用皮膜であるのが好ましい。表面処理層は、例えば、リン酸処理皮膜とすることができる。
外側継手部材と、内側継手部材と、外側継手部材と内側継手部材との間に配設されるトルク伝達部材とを備えた等速自在継手に用いられ、前記金属製取付部材が外側継手部材である場合がある。また、外側継手部材と、内側継手部材と、外側継手部材と内側継手部材との間に配設されるトルク伝達部材とを備えた等速自在継手に用いられ、前記金属製取付部材が前記内側継手部材に嵌入されるシャフトである場合がある。
使用する前記樹脂がレーザー透過性の熱可塑性エラストマーであるのが好ましい。このようにレーザー透過性のものを使用すれば、この樹脂に対してレーザー光を照射することによって、レーザー光が透過して接合部を加熱することができる。
前記筒状開口部と金属製取付部材の被取付部との締代を0.05mm以上0.5mm以下とするのが好ましい。このような締代とすることによって、接合時に、最適な高温・高圧の条件を実現することができる。
レーザーとして半導体レーザー又はファイバレーザーを使用することができ、既存のレーザー光照射装置を用いることができる。また、レーザーの照射方式を連続式とすることができる。レーザーのスポットが直径2mm以上の円形であっても、長辺が2mm以上の矩形形状であってもよい。
本発明のブーツ取付構造では、金属製取付部材の被取付部においては、表面処理層やゴミ等の不純が存在しない状態となっているため、レーザ光照射によるブーツの金属製取付部材の被取付部とブーツの筒状開口部とを強固に安定して接合することができる。このため、ブーツバンドを使用することなく、筒状開口部と被取付部とは安定した固定状態を維持することができ、しかも、高精度のシール機能を発揮する。
また、ブーツバンドを省略することができ、等速自在継手への組み付け時の部品点数を減少させることができるとともに、ブーツ端部の外周面形状を簡略化することができる。このため、ブーツの生産性及び組み付け性の向上を図ることができるとともに、低コスト化を達成できる。
表面処理層の除去と、ブーツの金属製取付部材の被取付部への接合とを、レーザ光照射にて行うことができるので、両者の工程において、同一のレーザ光照射装置を用いることができ、設備費の低コスト化を達成できる。
樹脂をレーザー透過性の熱可塑性エラストマーを使用すれば、この樹脂に対してレーザー光を照射することによって、レーザー光が透過して接合部を加熱することができ、短時間に効率よく接合できる。
筒状開口部と金属製取付部材の被取付部との締代を0.05mm以上0.5mm以下とすることによって、接合時に最適な高温・高圧の条件を実現することができ、より安定した接合力で接合することができる。
既存のレーザー光照射装置を用いることができ、コストの低減を図ることができる。また、レーザーの照射方式を連続式とすることができ、効率のよいレーザー照射を行うことができる。レーザーのスポットが直径2mm以上の円形であっても、長辺が2mm以上の矩形形状であっても、接合部の加熱が安定する。
本発明の第1の実施形態を示し、ブーツを装着した状態の等速自在継手の断面図である。 前記表面処理層を除去している状態の等速自在継手の断面図である。 前記ブーツを接合方法を説明する断面図である。 本発明の第2の実施形態を示し、ブーツを装着した状態の等速自在継手の断面図である。 比較品と発明品の接合強度を示した図である。 従来のブーツ取付構造を用いた等速自在継手の断面図である。
以下本発明の実施の形態を図1〜図4に基づいて説明する。
図1は、本発明のブーツ取付構造を用いて等速自在継手用ブーツを取り付けた状態の等速自在継手を示している。この場合の等速自在継手10は、内周面に複数のトラック溝12を形成した外側継手部材11と、外周面に複数のトラック溝14を形成した内側継手部材13と、外側継手部材11のトラック溝12と内側継手部材13のトラック溝14とで協働して形成されるボールトラックに配された複数のボール15と、ボール15を収容するためのポケット16aを有するケージ16とで主要部が構成されている。
内側継手部材13の軸心孔の内周には雌スプライン21が形成され、そして、シャフト17の端部雄スプライン22がこの内側継手部材13の軸心孔に嵌入され、端部雄スプライン22と内側継手部材13の雌スプライン21とが嵌合する。また、シャフト17の端部雄スプライン22には周方向溝23が設けられ、この周方向溝23にストッパとしての止め輪24が装着されている。そして、この止め輪24が、内側継手部材13の軸心孔内径面の継手奥側に係合する。なお、この等速自在継手10は外側継手部材11と内側継手部材13とが相対的な角度変位のみを許容する、いわゆる固定型等速自在継手である。
シャフト17は、例えば、S40C−HM、SBM40C等に代表される炭素鋼、特に高周波焼入れ等の焼入れ処理が施された炭素鋼を用いて中空軸あるいは中実軸に形成されている。シャフト17には、外側継手部材11から所定量突出した位置に平滑な円筒面状をなす被取付部(ブーツ取付部)18が設けられている。シャフト表面に防錆のためにリン酸処理を施して、表面処理層(図示省略)を形成している。
また、外側継手部材11はS53C等に代表される炭素鋼、特に高周波焼入れ等の焼入れ処理が施された炭素鋼を用いてカップ状に形成される。外側継手部材11の開口部外周面には平滑な円筒面状をなす被取付部(ブーツ取付部)19が設けられる。表面防錆のためにリン酸処理を施して、表面処理層(図示省略)を形成している。
ブーツ1は、小径部2と、大径部3と、小径部2と大径部3とを連結する蛇腹部4とを備える。蛇腹部4は、軸方向に沿って交互に配設される山部5および谷部6と、両部を接続する傾斜部8とからなる。小径部2がシャフト17に固定され、大径部3が外側継手部材11に固定される。すなわち、ブーツ1は、筒状開口部としての小径部2と大径部3を有し、一方の筒状開口部(小径部2)が、金属製取付部材(この場合、シャフト17)の被取付部18に外嵌さて、レーザー光照射によって、被取付部18に筒状開口部である小径部2が固着される。また、他方の筒状開口部(大径部3)が、金属製取付部材(この場合、外側継手部材11)の被取付部19(外側継手部材11の開口部側の外径面)に外嵌さて、レーザー光照射によって、被取付部19に筒状開口部である大径部3が固着される。
ブーツ1は、ポリエステル系、ポリウレタン系、ポリオレフィン系、ポリアミド系、ポリスチレン系、塩化ビニル系、フッ素系等の熱可塑性エラストマーを主成分とする樹脂材料で形成される。本実施形態ではこの中でも、コストに対して機械的強度、耐熱性、耐油性等に優れた特性を示すポリエステル系の熱可塑性エラストマー(熱可塑性ポリエステルエラストマー)を主成分とする樹脂材料で形成される。さらには、レーザー光照射による接合を行うので、ブーツ1に使用する樹脂としてはレーザー透過性を有するものとする。また、詳細は後述するが、ポリエステル系の熱可塑性エラストマーは、シャフト17の構成金属および外側継手部材11の構成金属との間に比較的大きなファンデルワールス力を生じさせることが、換言すると、ブーツ1とシャフト17との間、およびブーツ1と外側継手部材11との間に高い接合強度を確保することができるため好適である。このブーツ1の製造方法に特段の限定はないが、例えば、押出ブロー、射出ブロー、プレスブローなどのブロー成形や射出成形などが採用可能である。熱可塑性ポリエステルエラストマーは、高融点結晶性ポリエステル共重合体セグメントと低融点重合体セグメントとからなるポリエステルブロック共重合体を主体とするものである。
熱可塑性ポリエステルエラストマーを構成するポリエステルブロック共重合体の高融点結晶性ポリエステル重合体セグメント(a)は、芳香族ジカルボン酸またはそのエステル形成性誘導体と脂肪族ジオールから形成されるポリエステルであり、好ましくはテレフタル酸および/またはジメチルテレフタレートと1,4−ブタンジオールから誘導されるポリブチレンテレフタレートである。この他に、イソフタル酸、フタル酸、ナフタレン−2,6−ジカルボン酸、あるいはこれらのエステル形成性誘導体などのジカルボン酸成分と、分子量300以下のジオール、例えば、エチレングリコール、トリメチレングリコール、ペンタメチレングリコール、ヘキサメチレングリコール、ネオペンチルグリコール、デカメチレングリコールなどの脂肪族ジオール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、トリシクロデカンジメチロールなどの脂環式ジオール、ビス(p−ヒドロキシ)ジフェニル、ビス(p−ヒドロキシフェニル)プロパン、4,4’−ジヒドロキシ−p−タ−フェニル、4,4’−ジヒドロキシ−p−クオ−タ−フェニルなどの芳香族ジオールなどから誘導されるポリエステル、あるいはこれらのジカルボン酸成分およびジオール成分を2種以上併用した共重合ポリエステルであっても良い。また、アジピン酸やセバシン酸などの脂肪族ジカルボン酸を共重合しても良い。さらに、3官能以上の多官能カルボン酸成分、多官能オキシ酸成分および多官能ヒドロキシ成分などを5モル%以下の範囲で共重合することも可能である。
熱可塑性ポリエステルエラストマーを構成するポリエステルブロック共重合体の低融点重合体セグメント(b)は、脂肪族ポリエーテルおよび/または脂肪族ポリエステルである。脂肪族ポリエーテルとしては、ポリ(エチレンオキシド)グリコール、ポリ(プロピレンオキシド)グリコール、ポリ(テトラメチレンオキシド)グリコール、ポリ(ヘキサメチレンオキシド)グリコール、エチレンオキシドとプロピレンオキシドの共重合体、ポリ(プロピレンオキシド)グリコールのエチレンオキシド付加重合体、エチレンオキシドとテトラヒドロフランの共重合体などが挙げられる。また、脂肪族ポリエステルとしては、ポリカプロラクトン、ポリエナントラクトン、ポリカプリロラクトン、ポリブチレンアジペート、ポリエチレンアジペートなどが挙げられる。これらの脂肪族ポリエーテルおよび/または脂肪族ポリエステルのなかで、得られるポリエステルブロック共重合体の弾性特性からポリ(テトラメチレンオキシド)グリコール、ポリ(プロピレンオキシド)グリコールのエチレンオキシド付加物、ポリカプロラクトン、ポリブチレンアジペート、ポリエチレンアジペートなどが好ましい。また、これらの低融点重合体セグメントの数平均分子量としては共重合された状態において300〜6000程度であることが好ましい。ポリエステルブロック共重合体における低融点重合体セグメント(b)の共重合量は、好ましくは10〜80重量%、更に好ましくは15〜75重量%である。
このブーツ1を構成する熱可塑性ポリエステルエラストマーには、公知の酸化防止剤、耐光剤、耐加水分解防止剤、染料などの着色剤、難燃剤などの各種添加剤を任意に含有させることができる。但し、擦過音を抑制するための添加剤はレーザ光照射により素材表面に添加剤の膜を形成して接合強度を低下させることになる。そのため、擦過音抑制効果を発揮する添加剤として、一般的に潤滑作用を発揮し得るものであればよく、例えば、パラフィンワックス、ミクロクロスタリンワックス、ポリエチレンワックス、モンタンワックス、シリコーンオイル、脂肪酸、脂肪酸アミド、エステル系ワックス、脂肪アルコール、アルコールエステル、脂肪酸エステル、ポリエーテル化合物、鉱油、合成油、植物油など、ゴムや樹脂などに広く利用されているものや、その他の用途、例えば、潤滑油関連等に使用されているものなどが挙げられる。
次に、等速自在継手用ブーツの金属製取付部材の被取付部への取り付け方法を説明する。この場合、まず、小径部2をシャフト17の被取付部18への取り付け方法について述べる。この場合、図2と図3に示すようなレーザー光照射装置30を用いることになる。レーザー光照射装置30は、放電ランプや半導体レーザー等の励起源を備え、そのレーザー光照射口33からブーツ1の小径部2に向けて所定パワーのレーザー光31を照射するものである。レーザーとしては、ランプレーザー励起のYAGレーザーや同じ近赤外線レーザーである半導体レーザー,ファイバレーザーを使用することが可能であるが、本実施形態では、半導体レーザー(波長:808nm+904nm)を用いた。
まず、シャフト17の被取付部18に前記レーザー光照射装置30のレーザー光照射口33を介してレーザー光を照射する。この場合、被取付部18全体を照射することになる。照射に際しては、レーザー光照射装置30側を移動させても、シャフト17側を移動させても、レーザー光照射装置30側及びシャフト17側を移動させてもよい。レーザー光の照射方式を連続式とするのが好ましいが、間欠的(パルス的)に照射するものであってもよい。また、照射するレーザー光のパワーは任意に調整可能できるものが好ましい。この際のレーザー出力を例えば400Wとできる。
このように、被取付部18にレーザー光を照射することによって、この被取付部18における表面処理層を除去できる。この場合、このレーザー光照射時等に被取付部18に図示省略のエアブロー装置にてエアを吹き付けるようにしてもよい。このように、エアを吹き付けることによって、被取付部18、つまり接合面に除去物を残留させないようにできる。
被取付部18の表面処理層を除去した後、小径部2をシャフト17の被取付部18に外嵌した衝合状態とする。この状態では、筒状開口部(小径部2)と金属製取付部材(シャフト17)の被取付部18との締代を0.05mm以上0.5mm以下とする。小径部2の外径側からレーザー光照射装置30のレーザー光照射口33を介して小径部2にレーザー光を照射する。この場合、接合範囲H全体を照射することになる。照射に際しては、レーザー光照射装置30側を移動させても、シャフト17側を移動させても、レーザー光照射装置30側及びシャフト17側を移動させてもよい。レーザー光の照射方式を連続式とするのが好ましいが、間欠的(パルス的)に照射するものであってもよい。また、この際のレーザー出力を、表面処理層の除去時のレーザ出力よりも高い例えば800Wとする。
レーザー光を照射すれば、その接合部の金属材料および樹脂材料に対し、樹脂材料内部から熱分解されたガスが膨らみ、樹脂内部に気泡を発生させる程度まで加熱する。この時、マイクロサイズ領域ではあるが、気泡発生に伴う爆発的な圧力が接合部にかかり、接合部の金属材料及び樹脂材料の温度が高くなっていることと相まって、気泡周辺部の樹脂材料と金属材料が、アンカー効果などの物理的な接合又は金属酸化物を通じた化学的な接合を可能にする条件を満たし接合する。さらに、樹脂材料が冷え固まる際には、気泡の温度も減少するため、気泡内部の圧力が低下し、吸着力が発生する。特に、加熱源としてレーザー光を用いることによって、局所的な急激な冷却が可能となり、気泡発生にともなう圧力・吸着力を増加させることができる。このため、金属材料であるシャフト17と樹脂材料である小径部2の接合を促進させることができ、小径部2とシャフト17の被取付部18とは接合することになる。このため、レーザー溶着接合法は、金属材料と樹脂材料とを、樹脂材料表面側からレーザー光を照射することで生じる物理的相互作用により、接合するものである。ここで、物理的相互作用とは分子間(引)力といわれるもので、あらゆる分子の間の引き合う力(ファンデルワールス力)をいい、二次結合力ともいう。
すなわち、レーザー溶着接合法は、金属とプラスチックとを重ねて、そこにレーザーを照射するだけで接合できる手法である。原理は、プラスチックのレーザー透過性や金属でも局所的に十分に過熱できるレーザーの高パワー密度を利用し、プラスチック側、金属側のどちらかからレーザーを照射し、金属材料と接している境界部のプラスチックを選択的に、溶融させて分解温度以上に急速に加熱し、その分解によって泡を発生させる。泡周辺部の高温の融液と金属表面に対して、高温・高圧の条件が実現され、ミクロンオーダで接合(ファンデルワールス力)された接合部S(図3参照)が得られる。
また、大径部3においても、同様にレーザー光を照射することによって、外側継手部材11の被取付部19に接合することができる。すなわち、大径部3を外側継手部材11の被取付部19に外嵌した衝合状態とする。この場合も、まず、外側継手部材11の被取付部19にレーザー光(レーザー出力としては例えば400Wとする)を照射することによって、この取付部19における表面処理層を除去することになる。
大径部3を外側継手部材11の被取付部19に外嵌した状態(接合する前の状態)では、筒状開口部(大径部3)と金属製取付部材(外側継手部材11)の被取付部18との締代を0.05mm以上0.5mm以下とする。大径部3の外径側からレーザー光照射装置30のレーザー光照射口33を介して大径部3にレーザー光(レーザー出力としては例えば800Wとする)を照射する。このため、大径部3においても、大径部3にレーザ光を照射することによる作用が生じ、大径部3と外側継手部材11の被取付部19とは接合することになる。
被取付部18(19)に筒状開口部2(3)が固着される前工程において、レーザー光照射によって被取付部18(19)の表面処理層を剥離させることができる。すなわち、被取付部18(19)に対するレーザー光照射によって、表面処理層が除去されるとともに、被取付部18(19)(接合面)に付着するゴミ等の不純物が除去(クリーニング)されている状態となる。このため、レーザー光照射による接合時には、ブーツ1と、金属製取付部材17(11)の被取付部18(19)との間に表面処理層やゴミ等の不純物が存在しない状態となっている。このため、レーザ光照射によるブーツ1の金属製取付部材17(11)の被取付部18(19)とブーツ1の筒状開口部2(3)とを強固に安定して接合することができる。したがって、ブーツバンドを使用することなく、筒状開口部2(3)と被取付部18(19)とは安定した固定状態を維持することができ、しかも、高精度のシール機能を発揮する。
また、表面処理層の除去は削り取りではないので、削り油の除去作業の必要が無い。すなわち、接合工程以外に、削り取り工程や洗浄工程等を必要とせず、作業時間の短縮を図ることができ、生産性に優れる。
また、ブーツバンドを省略することができ、等速自在継手10への組み付け時の部品点数を減少させることができるとともに、ブーツ端部の外周面形状を簡略化することができる。このため、ブーツ1の生産性及び組み付け性の向上を図ることができるとともに、低コスト化を達成できる。
表面処理層の除去と、ブーツ1の金属製取付部材17(11)の被取付部18(19)への接合とを、レーザ光照射にて行うことができるので、両者の工程において、同一のレーザ光照射装置を用いることができ、設備費の低コスト化を達成できる。
前記筒状開口部(小径部2及び大径部3)と金属製取付部材(シャフト17及び外側継手部材11)の被取付部18との締代を0.05mm以上0.5mm以下とするのが好ましい。このような締代とすることによって、接合時に、最適な高温・高圧の条件を実現することができる。レーザー光を照射する際に、図示省略のクランプ機構等により接合部に対して加圧力を付加するようにしてもよい。このように、クランプ機構等により加圧力を付加するようにすれば、筒状開口部(小径部2及び大径部3)と金属製取付部材(シャフト17及び外側継手部材11)の被取付部18との締代を、前記のように設定することなく、最適な高温・高圧の条件で接合できる。
レーザーとして半導体レーザー又はファイバレーザーを使用することができるので、既存のレーザー光照射装置を用いることができ、コスト低減を図ることができる。また、レーザーの照射方式を連続式とすることができる。このように連続式とすることによって、高精度かつ高強度な接合部を形成でき、効率のよいレーザー照射を行うことができる。また、レーザーのスポットが直径2mm以上の円形であっても、長辺が2mm以上の矩形形状であってもよく、接合部の加熱が安定する。
ところで、使用する樹脂がレーザー透過性の熱可塑性エラストマーであるのが好ましい。このようにレーザー透過性のものを使用すれば、この樹脂に対してレーザー光を照射することによって、レーザー光が透過して接合部を加熱することができ、短時間に効率よく接合できる。
図3は、本発明に係る取付構造を採用した等速自在継手と等速自在継手用ブーツの第2実施形態を示すものである。この等速自在継手は、摺動式等速自在継手の一つであるクロスグルーブ式等速自在継手である。
等速自在継手は、外周面に複数の直線状トラック溝54を軸線に対して傾斜させた状態で軸方向に形成した内側継手部材53と、内周面に複数の直線状トラック溝52を軸線に対して前記内側継手部材のトラック溝54と反対方向に傾斜させた状態で軸方向に形成した外側継手部材51と、前記内側継手部材53のトラック溝54と外側継手部材51のトラック溝52との交叉部に組み込まれたボール55と、内側継手部材53の外周面と外側継手部材51の内周面との間に配されて前記ボール55を内側継手部材53のトラック溝54と外側継手部材51のトラック溝52との間で保持するケージとを備える。なお、内側継手部材53の内周には、セレーションやスプライン等のトルク伝達手段を介して金属製のシャフト57がトルク伝達可能に連結される。外側継手部材51の一端はエンドキャップ59によって封止される一方、他端はブーツ40およびブーツアダプタ44からなる密封装置によって封止され、これにより継手内部への塵埃などの異物侵入防止や継手内部に封入されたグリースの漏洩防止が図られる。
ブーツ40は小径部41、大径部42、および小径部41と大径部42を接続する中間部43を有する。このブーツ40は、図1に示すブーツ1と同様に、熱可塑性エラストマーで形成されている。
一方、ブーツアダプタ44は、例えば金属材料で略円筒状に形成され、その一端に外側継手部材51の外周面に加締め等の適宜の手段で固定されたフランジ44aを有する。また、シャフト57には、外側継手部材51から所定量突出した位置に平滑な円筒面状をなすブーツ取付部(被取付部)58が設けられる。ブーツ40の大径部42は、ブーツアダプタ44の反フランジ側の端部44bに加締固定されている。
被取付部58に筒状開口部(小径部41)が固着される前工程において、レーザー光照射によって被取付部58の表面処理層を剥離させることになる。このため、レーザー光照射による接合時には、ブーツ40と、金属製取付部材の被取付部58との間に表面処理層が存在しない状態となっている。
この状態で、この小径部41においても、同様にレーザー光を照射することによって、シャフト57の被取付部58に接合することになる。すなわち、小径部41をシャフト57の被取付部19に外嵌した衝合状態とする。この状態では、筒状開口部(小径部41)と金属製取付部材(シャフト57)の被取付部58との締代を0.05mm以上0.5mm以下とする。小径部41の外径側からレーザー光照射装置30のレーザー光照射口33を介して小径部41にレーザー光を照射する。
このため、このブーツ40の小径部41においても、小径部41にレーザー光を照射することによる作用が生じ、大径部3と外側継手部材11の被取付部19とは安定した接合力で、接合することになる。すなわち、この等速自在継手用ブーツであっても、前記図1に示すブーツ1と同様の作用効果を奏する。
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明は前記実施形態に限定されることなく種々の変形が可能であって、例えば、図1に示す実施形態においては、小径部2側及び大径部3側がレーザー光照射による金属樹脂接合法によって接合されているが、いずれか一方のみを金属樹脂接合法によって接合するようにしてもよい。この場合、金属樹脂接合法によって接合しない方においては、ブーツバンドによる締め付けによって、固定することになる。このように、一方のみを金属樹脂接合法によって接合する場合であっても、両者をブーツバンドにて締め付け従来のものに比べても十分低コスト化を図ることができる。
レーザー光照射装置30と、筒状開口部(小径部2、大径部3等)との間に、レーザー光のビーム径(スポット径)を調整するための凸レンズや凹レンズを有するビーム径調整手段を配設することも可能である。また、接合作業中にレーザーの照射部位近傍を冷却するためのアルゴンガス、窒素ガス、酸素ガス、あるいはこれらの混合ガス等を吹き付けるシールドガス噴射装置を配設することも可能である。
前記実施形態では、図1においてはバーフィールド型の固定式等速自在継手を示し、図4では、クロスグルーブ型の摺動式等速自在継手を示しているが、等速自在継手として、アンダーカットフリー型等の他の固定式等速自在継手であっても、ダブルオフセット型の他の摺動式等速自在継手であってもよい。表面処理層を形成する場合、スプレー塗装やカチオン塗装等であってもよい。
表面処理層を介してブーツ(ブーツ1の小径部2)と金属製取付部材の被取付部(シャフト17のブーツ取付部18)とを接合したもの(比較品1)と、表面処理層を除去してブーツと金属製取付部材の被取付部(シャフト17のブーツ取付部18)とを接合したもの(発明品)と、表面処理層を設けなかったものに対してブーツ1と金属製取付部材の被取付部(シャフト17のブーツ取付部18)とを接合したもの(比較品2)との接合強度を比較した。そして、その結果を次の表1と図5に示した。この場合、シャフト17のブーツ取付部18の外径寸法をφ20mm〜φ25mm程度とし、接合部Sの軸方向寸法を10mm〜15mm程度とした。また、接合強度の測定方法としては、引張圧縮試験機より引張強度を測定した。なお、各比較品1,2、及び発明品について5回ずつのテストを行った。また、各比較品1,2、及び発明品においては、半導体レーザー(波長:808nm+904nm)を用い、接合時のレーザー出力を800Wとし、本発明品における表面処理層の剥離(除去)作業時には、レーザー出力を400Wとした。
Figure 0005730731
表1と図5に示すように、表面処理層を残したままの比較品1では、接合強度が162Nから260Nであったが、発明品では接合強度が750Nから830Nであった。このように、発明品では接合強度は、当初から表面処理層を形成していない比較品2の接合強度(739N〜820N)とほぼ同一である。すなわち、発明品では、安定して高接合強度を発揮できる。
2 小径部(筒状開口部)
3 大径部(筒状開口部)
11 外輪(外側継手部材)
13 内輪(内側継手部材)
15 ボール(トルク伝達部材)
17 シャフト
18 被取付部
19 被取付部
41 小径部(筒状開口部)
51 外側継手部材
53 内側継手部材
55 ボール(トルク伝達部材)
57 シャフト
58 被取付部

Claims (10)

  1. 樹脂製の等速自在継手用ブーツの筒状開口部が金属製取付部材の被取付部に外嵌されて、レーザー光照射によって、被取付部に筒状開口部が固着されるブーツ取付構造であって、
    金属製取付部材の表面には表面処理層が形成され、被取付部に筒状開口部が固着される前工程において、レーザー光照射によって、前記被取付部の表面処理層が剥離されているとともに、不純物が除去されていることを特徴とするブーツ取付構造。
  2. 金属製取付部材の表面の表面処理層は防食用皮膜であることを特徴とする請求項1に記載のブーツ取付構造。
  3. 外側継手部材と、内側継手部材と、外側継手部材と内側継手部材との間に配設されるトルク伝達部材とを備えた等速自在継手に用いられ、前記金属製取付部材が外側継手部材であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のブーツ取付構造。
  4. 外側継手部材と、内側継手部材と、外側継手部材と内側継手部材との間に配設されるトルク伝達部材とを備えた等速自在継手に用いられ、前記金属製取付部材が前記内側継手部材に嵌入されるシャフトであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のブーツ取付構造。
  5. 使用する前記樹脂がレーザー透過性の熱可塑性エラストマーであることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のブーツ取付構造。
  6. 前記筒状開口部と金属製取付部材の被取付部との締代を0.05mm以上0.5mm以下としたことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載のブーツ取付構造。
  7. レーザー光として半導体レーザー又はファイバレーザーを使用したことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の等速自在継手用ブーツ。
  8. レーザー光の照射方式を連続式としたことを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載のブーツ取付構造。
  9. レーザー光のスポットが直径2mm以上の円形であることを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれか1項に記載のブーツ取付構造。
  10. レーザー光のスポットがその長辺が2mm以上の矩形形状であることを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれか1項に記載のブーツ取付構造。
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