JP5719139B2 - モバイル装置上のアプリケーション間でコンテキストデータを交換するシステム及び方法 - Google Patents

モバイル装置上のアプリケーション間でコンテキストデータを交換するシステム及び方法 Download PDF

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優先権
[001]本特許出願は、2009年10月9日出願の「System and Method for Exchanging Contexual Data between Applications on a Mobile Device」という名称の対応特許仮出願第61/250382号の優先権を主張し、参照により組み込む。
発明の分野
[002]本発明の実施形態は、モバイル装置上の任意の二つ(又はそれ以上)のアプリケーション間でデータを交換する人間の労力を低減するミドルウェアサービス及びツールの分野に関し、より具体的には、本発明の実施形態は、アプリケーション間でコンテキスト情報を転送することを必要とするアプリケーションを跨がる作業に関する。
発明の背景
[003]記憶容量及びメモリ容量が向上し、したがってモバイル装置上でより良好な処理能力を可能にする多数のモバイル装置が現在入手可能である。こうした装置は、電子メール、連絡先、カレンダ、ウェブブラウザなどの利用可能な多数のネイティブアプリケーションを有し、ネイティブアプリケーションにより、ユーザは、移動中であっても有意義な作業を進めることが可能となる。ユーザが自身のモバイル装置を常に持ち運ぶとすると、こうした装置は関連作業を完了するための主な機構を形成する可能性を有する。カリフォルニア州マウンテンビューのGoogle,Inc.のアンドロイド(Android)、カリフォルニア州キューパティーノのApple Computerのアイフォーン(iPhone)などの新しいモバイルコンピューティングプラットフォーム上で利用可能な多数のアプリケーション、及びこうしたプラットフォームのオープンな性質は、モバイル装置の魅力をさらに高める。
[004]こうしたモバイル技術の進歩にも関わらず、モバイル装置の小さいフォームファクタがモバイル装置のユーザビリティの大きな妨げとなっている。小さいサイズの画面は画面の閲覧を難しくし、窮屈なキーパッドはユーザ入力を難しくする。ユーザが、アプリケーション間の切換えを必要とする二つ以上のアプリケーションが関係するような、アプリケーションを跨ぐ作業を実施する必要があるときに、問題は特に重大となる。アプリケーションを跨がる作業は通常、あるアプリケーションから別のアプリケーションへの情報の転送を含む。残念ながら、モバイル装置上でユーザがあるアプリケーション内に含まれる情報を別のアプリケーションに手動で転送することは一般的に面倒なことである。ここで、以下の例を考慮する。
[005]例1:ユーザがウェブサービスを介して金融ニュースを受信するために加入する(例えば、日本のNTTドコモによって提供されるアイチャネル(iChannel)サービス)。ニュースフィードは、ユーザが株価表示アプリケーションを用いて追跡された株価のリストに基づいてユーザ用にカスタマイズされる。
[006]例2:ユーザが、自身の電話帳アプリケーションの名簿中に載っていない連絡先を求めて、電話番号を含む連絡先情報を含む電子メールを読む。次にユーザが電話帳アプリケーションを開始するときに、アプリケーションは、電子メールから抽出された情報を用いて、連絡先をユーザの電話帳に追加するように当該ユーザに促す。
[007]例3:ユーザが、Appleというキーワードについて自身のウェブブラウザ上で検索を開始する。ユーザがソフトウェア会社に関する文書に対して同時に作業中であるとすると、文書アプリケーションからのコンテキスト情報を用いてウェブ検索が実行される。その結果、最上位の検索結果がApple Computerに関係付けられる。
[008]既存のコンピューティングプラットフォームは、本質的にコンテキストコンピューティングをサポートすることができない。第1に、プラットフォームとアプリケーションとの間にギャップが存在する。これはアプリケーションがプラットフォームにとって不透明であるからであり、そのことは、プラットフォームが基本的にはCPUやメモリのようなコンピューティングリソースを供給し、アプリケーションの追加の知識なしにアプリケーションを介してのデータフローを可能にすることを示唆する。第2に、アプリケーションは、大部分は、ファイルシステム及びデータベース内に格納されたデータのような低レベル機構を介して、又はリモート・プロシージャ・コール及び共有メモリを介してデータを共有する。これらは、プラットフォームに対してよりオープンとなるアプリケーションの現在の傾向である。例えば、WebOSプラットフォームは、ウェブベースのアプリケーションをサポートし、アンドロイドプラットフォーム用のアプリケーションは、アプリケーションが開始される前にロードされるマニフェストファイルを有し、したがって様々なアプリケーション構成要素の完全な知識をプラットフォームに与える。
[009]モバイル領域でコンテキストを処理するためにいくつかのミドルウェアアーキテクチャが提案されている。しかし、現在のミドルウェアの実装は、コンテキストに関する環境定義だけに焦点を当てている。ユビキタスコンピューティング環境は、協同して物理空間をスマートで対話型の環境に変換する多数の自律的エージェントからなる。このような状況では、「コンテキスト」とは、ユーザとユビキタスコンピューティング環境との間の対話に関連すると考えられる、ユーザが取り囲まれる状況、対象、又は条件についての任意の情報である。
[0010]コンテキスト認識モバイルサービスの構築に利用可能であるミドルウェアがあり、コンテキスト認識モバイルサービスではコンテキストがOWLで書かれた述語として表される。そのようなミドルウェアは、様々なソースからコンテキストを取得することや、コンテキストを解釈すること、コンテキストの配布を実行することなどの、コンテキストを扱うことに関係する作業の大部分に対するサポートを提供する。アーキテクチャはコンテキスト推論をサポートする。コンテキスト推論により、低レベルの明示的コンテキストから高レベルの暗黙的コンテキストを導出することができ、コンテキストに作用する前に、様々なコンテキストの信頼度という概念をアプリケーションに与えることができる。
[0011]アプリケーションを跨がる作業(クロスアプリケーションタスク)に対するユーザ対話監視に関するいくつかの研究がある。そのような研究では、マルチアプリケーションタスクを介する情報の流れが自動的に追跡される。この研究は、アプリケーションを跨がる動作を捕捉するマルチアプリケーションクライアントセッションのリッチ監視のための軽量フレームワークを提案する。このシステムは、システムレベルイベントを抽出することにより、目障りでない方式での自動データ収集を可能にする。別の研究は、どのようにユーザの現作業を識別し、複数の同時に使用されるアプリケーションにわたってユーザインターフェースを再構成するかに焦点を当てている。CroCoは、アプリケーションを跨がるコンテキストの収集、モデリング、及び供給を可能にするオントロジベースのコンテキスト管理サービスである。このサービスは、Jenaフレームワークを用いてSemantic Web推論を実行する。現在のモバイル技術及びデスクトップ技術は、複数のアプリケーションにわたって利用可能な機能を統合することによって様々なクロスアプリケーションタスクを処理するためのいくつかの有用なプラグインを提供する。
[0012]カリフォルニア州サニーベールのPalm Inc.のパームプレシナジー(Palm Pre Synergy)は、ユーザが様々なオンラインアカウントからの連絡先を一つのサービスで同期することを可能にする。シナジーサービスは、ユーザのジーメール(Gmail)アカウント、フェイスブック(Face−book)プロファイル、AIM識別、及びエクスチェンジ(Exchange)データから情報を収集し、モバイル装置上でデータをすべて一緒にマージし、重複するエントリを除去し、重なり合うソースを結合する。同様に、マイクロソフト・アウトルック(Microsoft Outlook)は、電子メール情報の検索を単純化し、連絡先情報を発見し、電子メール分析を実施するXobniプラグインを有する。ワシントン州レドモンドのMicrosoft Corporationのマイクロソフト・オフィス(Microsoft Office)XPでのスマートタグ(Smart Tag)は、ユーザが最も一般的な作業の一部を完了するのを容易にする。例えば、スマートタグアクション(Smart Tag Action)ボタンが、ワード(Word)でタイプされた名前又は住所、又はエクセル(Excel)での株価表示シンボルを認識し、ユーザがそのエントリと情報及びアクションとを関連付けることを可能にする。
[0013]オントロジマッピングとスキーママッピングとは関連分野である。明示的セマンティクスは通常、データベーススキーマの一部ではなく、設計時に指定されるだけである。一方、オントロジはそれ自体がセマンティクスを組み込む論理システムである。大まかに定義すると、オントロジは知識ベースに関するスキーマである。スキーマ及びオントロジマッチングシステムは、構文的及び意味的なマッチングシステムと見ることができる。
[0014]モバイル装置上のアプリケーション間でコンテキストデータを交換する方法及び装置を本明細書で開示する。一実施形態では、この方法は、少なくとも二つのアプリケーション内のアプリケーション概念と、モバイル装置上でグローバルに認識されるグローバル概念との間のマッピングを実施するステップと、マッピングに基づいて、モバイル装置上の少なくとも二つのアプリケーション間でアプリケーションコンテキストデータを交換するステップとを含む。
[0015]以下に示す詳細な説明と、本発明の様々な実施形態の添付図面とから、本発明をより完全に理解することができる。しかし、説明及び図面は、本発明を特定の実施形態に限定するように受け取られるものではなく、説明及び理解のためのものに過ぎない。
ミドルウェアソフトウェアに関連する基本概念の一例を示す図である。 モバイル対話コンテキストサービス(MICS)ミドルウェアの一実施形態の構成要素を示す図である。 電子メールアプリケーションがMICSミドルウェアに関連付けられていることを示すアンドロイド「トースト」を示す図である。 「第9地区(district 9)」及び「今夜(tonight)」という語句を含む電子メールの本文例を示す図である。 ブラウザウィンドウの下端にポップアウトして、電子メールアプリケーションからのコンテキストデータを使用することをユーザに思い起こさせる通知の一実施形態を示す図である。 図4の電子メールに返信中の、ユーザによるコンテキストクリップボードの一実施形態の起動を示す図である。 コンテキストクリップボード内の複数のコンテキストデータ項目からのユーザによる選択を示す図である。 ユーザによって選択されたコンテキストデータ項目が電子メール本文に貼り付けられることを示す図である。 一実施形態において「アラームを追加(Add Alarm)」通知をチェックすることによってユーザが応答できることを示す図である。 アラームクロック項目のフィールドが自動的に埋められた、アラーム追加の動作に関連するビューを示す図である。 「映画 第9地区(Movie district 9)」に関する検索結果への新しいリンクを有する、ブラウザ・ウィザードの「問合せ」ページの一例を示す図である。 選択された映画館までの地図への新しく作成されたリンクを有する、ブラウザ・ウィザードの「地図(Maps)」ページの一例を示す図である。 コンテキストクリップボードの別の実施形態を示す図である。 コンテキストデータ交換プロセスの一実施形態の流れ図である。 モバイル装置のブロック図である。
発明の詳細な説明
[0016]本発明の実施形態は、ミドルウェアであるモバイル対話コンテキストサービス(MICS)に関する。一実施形態では、MICSは、モバイル上のアプリケーションを跨がる作業を容易にする、計算的に軽量であり、一般的で安全なフレームワークを提供する。一実施形態では、MICSは、1)そのような作業に関するユーザの労力を低減し、2)そのような作業の生産性を向上させるという二つの目標を念頭に置いた、モバイル装置上のアプリケーション間のコンテキストデータ交換用の軽量プラットフォームである。
[0017]本発明の実施形態は、ローカルアプリケーションコンテキスト空間及びグローバルコンテキスト空間の使用に関し、ここで、コンテキストはあるアプリケーションのローカルコンテキスト空間からグローバルコンテキスト空間に変換され、次いで、グローバルコンテキスト空間から第2アプリケーションのローカルコンテキスト空間に変換される。このコンテキストブローカリング機能はこのようにして実行され、必要とされる処理及びデータストレージに関して交換のコスト効率が良いという点で、二つのアプリケーション間の軽量なコンテキスト交換が可能となる。一実施形態では、ローカル空間及びグローバル空間内のコンテキストが、所定のカテゴリタグの集合と、各カテゴリタグに関連する概念の集合とによって定義される。アプリケーションのローカルコンテキスト空間内の各概念は、アプリケーション自体によって定義され、テキストを解析するプログラムによって認識されるか、又はアプリケーション間のユーザ開始データ転送を監視することによりシステムによって認識される。
[0018]本発明の実施形態は、ソースアプリケーションから、シンクアプリケーションに貼り付けるためのボードに関連コンテキストデータが自動的にコピーされるコンテキストクリップボード機能を含む。本発明の実施形態は、ユーザにとって関心のあるコンテキストデータを収集及びクラスタ化し、将来起こり得るユーザのアクションを予期して、収集したコンテキストデータに関する所定のアクションを実行するブラウザ・ウィザード機能も含む。
[0019]以下では、本発明をより深く説明するために多数の詳細事項を述べる。しかし、こうした特別な詳細説明なしに本発明を実施できることは当業者には明らかであろう。別の例では、本発明をあいまいにすることを避けるために、周知の構造及び装置を詳細にではなくブロック図形式で示す。
[0020]以下の詳細な説明の一部が、コンピュータメモリ内のデータビットに対する演算のアルゴリズム及び記号表現によって提示される。こうしたアルゴリズムの記述及び表現は、データ処理技術の技術者によって、その研究の主旨を他の当業者に最も効果的に伝えるために使用される手段である。ここでは、且つ一般に、アルゴリズムとは、所望の結果を導く首尾一貫した一続きのステップと表現される。ステップとは、物理量の物理的操作を必要とするものである。必須ではないが、通常はこのような量は、格納、転送、組合せ、比較、或いは操作することのできる電気信号又は磁気信号の形を取る。主に一般的な用法のために、時には、こうした信号をビット、値、要素、シンボル、文字、項、数字などと呼ぶことが好都合であることが判明している。
[0021]しかし、こうした用語及び類似の用語のすべては、適切な物理量に関連付けられるべきであり、こうした量に適用された好都合なラベルに過ぎないことを念頭に置くべきである。以下の議論から明らかなように、別段の記述がない限り、この説明全体を通して、「処理」「演算」「計算」「決定」「表示」などの用語を用いる議論は、コンピュータシステムのレジスタ及びメモリ内の物理(電子)量として表現されるデータを操作し、コンピュータシステムメモリ又はレジスタ、或いは他のそのような情報記憶装置、情報伝送装置、又は情報表示装置内の物理量として同様に表現される別のデータに変換するコンピュータシステム又は類似の電子計算装置の動作又は作用を指すことを理解されたい。
[0022]本発明は、本明細書に記載の操作を実行する装置にも関する。この装置は、必要とされる目的のために特別に構築することができ、或いはコンピュータ内に格納されたコンピュータプログラムによって選択的に起動又は再構成される汎用コンピュータを含んでもよい。そのようなコンピュータプログラムは、限定はしないが、フロッピィディスク、光ディスク、CD−ROM、光磁気ディスク、読取専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、EPROM、EEPROM、磁気カード又は光学式カードを含む任意のタイプのディスク、或いは電子命令を格納するのに適しており、コンピュータシステムバスにそれぞれ結合された任意のタイプの媒体などのコンピュータ可読記憶媒体内に格納することができる。
[0023]本明細書で提示されるアルゴリズム及び表示は、何らかの特定のコンピュータ又は他の装置に固有に関係するものではない。様々な汎用システムを本明細書で示すプログラムと共に使用することができるし、必要な方法ステップを実行するためにより特殊な装置を構築することが好都合であると判明することもある。こうした様々なシステムに関する必要な構造を以下の説明で明らかにする。さらに、何らかの特定のプログラミング言語を参照して本発明を説明することはしない。当然のことながら、本明細書に記載の本発明の教示を実装するのに様々なプログラミング言語を使用することができる。
[0024]機械可読媒体は、機械(例えばコンピュータ)で読取り可能な形式で情報を格納又は伝送する任意の機構を含む。例えば、機械可読媒体は、読取り専用メモリ(「ROM」)、ランダムアクセスメモリ(「RAM」)、磁気ディスク記憶媒体、光記憶媒体、フラッシュメモリ装置などを含む。
[概要]
[0025]軽量コンテキスト変換を可能にするために、MICSは、コンテキストを、ミドルウェアプラットフォームによって認識される登録された各アプリケーションに関するアプリケーション特有の概念の集合まで削減する。以下の説明では、MICSミドルウェアの一実施形態の機能を理解する際に使用されるコンテキストの使用及び定義の基本を述べる。この説明では、ミドルウェアサービスに登録されたN個のアプリケーションの集合をAと表す。図1は、MICSミドルウェアアーキテクチャによって定義される概念定義及び使用モデルの例示を与える。図1では、電子メールアプリケーション101用の電子メールコンテキスト空間、グローバルコンテキスト空間102、及び電話帳アプリケーション103用の電話帳コンテキスト空間が示されている。
[0026]カテゴリタグセット(CT):一実施形態では、各アプリケーションが、アプリケーションに関する情報ドメインを識別するキーワードの集合によって表されるカテゴリタグセットCTと関連付けられる。例えば、図1に示されるアプリケーションの集合では、電子メールアプリケーション101が二つの情報ドメインキーワード、すなわちContact及びCalendarに関連付けられる。したがって、電子メールアプリケーション101に関するカテゴリタグセットは、Email×CT={Contact,Calendar}と表される。一実施形態では、各カテゴリタグは、ミドルウェアによって認識される、識別された概念Cの集合を有する。図1の電子メールアプリケーション101に関するカテゴリタグContactは「from」及び「phone number」によって表される二つの概念に関連付けられる。
[0027]グローバルタグセット(GT):一実施形態では、グローバルタグセットが、MICSミドルウェアフレームワークに関与するアプリケーションの集合にわたって定義される。

図1では、グローバルタグセットGT={Contact,Calendar}である。
[0028]グローバルコンテキスト空間:一実施形態では、グローバルコンテキストGCが概念の集合として定義され、各概念がカテゴリタグCTεGTに関連付けられる。

グローバルコンテキスト空間は、システムにとって既知の概念の集合に関するミドルウェアの表示を表す。アプリケーションは、自身のコンテキスト空間内の同じ概念を異なる仕方で参照することができる。グローバルコンテキスト空間内の概念は、そのカテゴリカテゴリタグ及び概念名で表される。例えば、図1の例に関するグローバルコンテキスト空間は、GC={Contact.name,Contact.phone,Calendar.date time,Calendar.location,Calendar.event}である。
[0029]アプリケーションコンテキスト空間:一実施形態では、アプリケーションコンテキストACがアプリケーションに特有な概念の集合として定義され、各概念がアプリケーション識別子及びカテゴリタグCTεCTによって表される。

一実施形態では、アプリケーションコンテキスト空間内の概念がそのアプリケーション識別子、カテゴリタグ、及び概念名によって表される。例えば、電話帳アプリケーション103のアプリケーションコンテキスト空間は以下のように表される。
AC(Phonebook)={Phonebook,Contact.contact name,Phonebook.Contact.mobile}
[0030]一実施形態では、アプリケーションコンテキスト空間内のあらゆる概念は、グローバルコンテキスト空間内の単一の概念に対するマッピングを有する。しかし、グローバルコンテキスト空間内のあらゆる概念が各アプリケーションのコンテキスト空間内の同等の概念を有するわけではない。例えば、電話帳アプリケーション103のコンテキスト空間及び電子メールアプリケーション101のコンテキスト空間内のあらゆる概念はグローバルコンテキスト空間内の同等の概念を有するが、グローバルコンテキスト空間内のCalendarタグに対応する概念は電話帳アプリケーション103のコンテキスト空間内の同等の概念を有さない。一実施形態では、AC⇔GCマッピングは、アプリケーションプロバイダで定義されてもよいし、及び/又は様々なアプリケーションにわたるユーザの対話コンテキストを介してコンテキスト決定サービスで学習されてもよい。
[0031]コンテキスト交換:コンテキスト交換は、アプリケーションA1のコンテキスト空間からの概念をアプリケーションA2のコンテキスト空間内の同等の概念に変換する処理である。電子メールアプリケーション101のコンテキスト空間内の概念Email.Contact.fromは、電話帳アプリケーション103のコンテキスト空間内の概念Phonebook.Contact.contact nameと同等である。これは以下のように表される。
Email.Contact.from⇔Phonebook.Contact.contact_name
この変換は、ミドルウェアにより、A1のアプリケーションコンテキスト空間内の概念をグローバルコンテキスト空間に変換し、その後にグローバルコンテキスト空間内の概念をA2のアプリケーションコンテキスト空間に変換することによって実行される。
[ミドルウェアサービスの一実施形態]
[0032]図2は、MICSミドルウェアに関するアーキテクチャの一実施形態のブロック図である。図2に示すように、MICSミドルウェア200は、アプリケーションペアリングサービス(APS)201、ユーザインターフェーシング用のコンテキストクリップボード203と結合されたコンテキストブローカサービス(CBS)202、コンテキスト抽出サービス(CES)206、及びコンテキスト決定サービス(CDS)205というサービスのセットを含んでいる。各サービスは、ハードウェア(回路、専用ロジックなど)、ソフトウェア(汎用コンピュータシステム又は専用マシン上で動作するものなど)、又はそれらの組合せを備える処理ロジックで実行される。
[0033]図2のアプリケーション1〜Nなどの各アプリケーションはインストール時にMICSミドルウェア200に登録し、アプリケーションのカテゴリタグセットをサービスに対して発行する。アプリケーションペアリングサービス201は、アクティブなアプリケーションのセットを監視し、そのカテゴリタグセットに基づいてコンテキスト情報を交換することのできるアプリケーションのセットを求める。一実施形態では、各アプリケーションは、同時に使用される場合に「アクティブ」である。別の実施形態では、各アプリケーションは、時間のウィンドウ内で使用された場合に「アクティブ」である。ある例では、ウィンドウのサイズは、時間の絶対量(「過去24時間」など)で定義される。別の例では、ウィンドウのサイズが、使用される別個のアプリケーションの個数で定義される(「最後の5個の別個のアプリケーションを伴う最小の時間ウィンドウ」など)。
[0034]一実施形態では、コンテキストブローカサービス202は(i)アクティブなペアリング済みアプリケーションの集合からのコンテキスト情報を探索するようにコンテキスト抽出サービス206に命令する機能、(ii)アプリケーション間のコンテキスト交換を実行する機能、(iii)推定されるコンテキストをコンテキスト決定サービス205から受け取ってコンテキストマッピング情報を維持する機能、及び(iv)ユーザがコンテキストクリップボード203を介してMICSミドルウェア200と対話できるようにする機能を実行する。コンテキスト抽出サービス206は、直接的な問合せ方法又は注釈付きコンテキスト抽出の一方又は両方を介して、アプリケーションからのコンテキスト情報を探索する。コンテキスト決定サービス205は、例えば、限定はしないが、一又は複数のアプリケーションとのユーザの対話のコンテキストに関係するデータフィールドなどの、関心を引くコンテキスト情報を発見するために、アプリケーションとのユーザ対話を監視する。様々なサービス間の情報の流れは図2に示される通りである。
[0035]こうしたサービスのそれぞれを以下でより詳細に説明する。
<アプリケーションペアリングサービスの一実施形態>
[0036]アプリケーションペアリングサービス201は、システムからアプリケーションインスタンス化イベントを受け取り、コンテキスト情報を交換することのできるアプリケーションのセットを求める。各アプリケーションAはインスタンス化時にMICSミドルウェア200に登録し、アプリケーションのカテゴリタグセットCTをミドルウェアサービスに供給する。このことを、アプリケーションインスタンス化メッセージREGISTER(A,CT)と表す。アプリケーションペアリングサービス201は各アプリケーションに関連するカテゴリタグセット情報を用いてアプリケーションペアリングを実行する。

上式で、A1←→A2はアプリケーション間のペアリングを表す。このことは、共通カテゴリタグを有する複数のアプリケーションが、共有カテゴリタグに関連する概念に関するコンテキスト情報を交換できる可能性があることを示唆している。そのようなタグの以下のような複数のソースがあることが想定されることに留意されたい。1)定義済みの標準タグのセット、2)サードパーティはこの標準タグのセットを拡張することが可能、3)システムはアプリケーション間の合致に関する一時タグを定義することができ(そのような合致する概念は標準タグセット内に包含済みなわけではない)、任意にそのような一時タグを用いて必要に応じて標準タグセットを拡張することが可能。
[0037]一実施形態では、アプリケーションペアリングサービス201は、小さいメインメモリグラフG=(V,E)の形で情報を維持する。ここで、頂点Vの集合はアクティブなアプリケーションを表し、辺の集合Eはアクティブなアプリケーション間のペアリングを表す。各辺は、対応するペアリング済みアプリケーション間で共有されるカテゴリタグに関連付けられる。この情報はコンテキストブローカサービス202で使用され、アプリケーションを跨ぐコンテキスト交換を容易にする。
<コンテキストブローカサービスの一実施形態>
[0038]コンテキストブローカサービス202は、MICSミドルウェア200の基盤を形成し、他のすべてのサービス構成要素と対話する。具体的には、コンテキストブローカサービス202は、アプリケーションペアリングサービスで生成されたメインメモリグラフを入力として受け取る。アプリケーションペアリング情報がコンテキストブローカサービス202にとって利用可能となると、コンテキストブローカサービス202は、ペアリング済みアプリケーションからコンテキスト情報を探索するようにコンテキスト抽出サービス206に命令する。コンテキストブローカサービス202は、メッセージRECEIVE(A×AC,V)の形で、コンテキスト抽出サービス206から興味深いコンテキスト情報を受け取る。ここで、すべてのcεA×ACについてvεVが存在する。集合Vは、ソースアプリケーションコンテキスト空間A×AC内の概念に関連する値の集合を表す。
[0039]コンテキストブローカサービス202は、マッピング情報を用いて、ソースアプリケーションコンテキスト空間からシンクアプリケーションコンテキスト空間へのコンテキスト変換を実行する。一実施形態ではこのことは二つのステップで実行される。まず、ソースアプリケーションコンテキスト空間からグローバルコンテキスト空間への変換が実行される。続いて、グローバルコンテキスト空間からシンクアプリケーションコンテキスト空間への第2変換が実行される。アプリケーションコンテキスト空間からグローバルコンテキスト空間へのマッピングをM:A×AC→GCと表す。次いで、以下の操作のセットによりコンテキスト変換が実行される。
[0040]次に、コンテキストブローカサービス202は、シンクアプリケーションが変換済コンテキストの利用を可能にする機構を用いて、コンテキスト交換を完了する。一実施形態では、このことは、ウェブアプリケーションに関するDOMツリーの修正、又はJavaアプリケーションに関する基礎となるデータファイルに対する修正を含み、元の入力インターフェースをアプリケーションに迂回することを必要とする。これを補償するために、アプリケーションに対する変更を行うことができ、及び/又はこれをミドルウェアで処理することもできる。例えば、シンクアプリケーションは、フォームを自動的に埋め、データを強調表示し、又は他の何らかの所定の動作の集合を実行することによって、情報を利用することができる。ミドルウェアサービスは、MICSミドルウェアによって提供されるコンテキストクリップボードツールにより、コンテキストクリップボード203を介して所望のアクションを選択するオプションをユーザに提供する。コンテキストクリップボード203は、変換済コンテキストを用いて実行することのできる動作を選択することによってユーザがMICSミドルウェアサービスと対話することを可能にするユーザインターフェース(UI)を提供する。或いは、MICSミドルウェア200によって実行されたコンテキスト交換に関するユーザからの確認を求める機構としてコンテキストクリップボード203を見ることもできる。
[0041]一実施形態では、コンテキストブローカサービス202によって実施される別の機能は、新しく発見された興味深いコンテキスト情報をコンテキスト決定サービス205から受け取ることである。一実施形態では、コンテキストブローカサービス202は、MICSミドルウェア200が現在理解していない二つのアプリケーションA1とA2の間の概念のマッピングを示す、A×AC×c=M−1[M[A×AC×c]]の形のメッセージを受け取る。例えば、ユーザは、アプリケーションA1内の既知の概念c1に関連するフィールドからのデータを、アプリケーションA2内の未知の概念c2に関連するフィールドに貼り付けることができる。この場合、コンテキストブローカサービス202は、グローバルコンテキスト空間内に現存する概念に概念c2をマッピングしようと試みる。コンテキストブローカサービス202は、基礎となるマッピングを修正する前に、ユーザからの確認を求めてもよい。どちらの概念も未知の概念である場合には、コンテキストブローカサービス202は、こうした概念を現存する概念にマッピングすることを試みてもよいし、対応する新しい概念をグローバルコンテキスト空間内のどこで宣言するかを決定してもよい。
<コンテキスト抽出サービスの一実施形態>
[0042]コンテキスト抽出サービス206はコンテキストブローカサービス202から命令を受け取り、一のアプリケーションとペアリングすることのできる他のアプリケーションで使用することのできる関連カテゴリタグに関連するコンテキスト情報を送達するように当該一のアプリケーションに要求する。一実施形態では、コンテキスト抽出サービス206はアプリケーションと連動し、直接的な問合せ方法及び注釈付きコンテキスト抽出という二つの方法でコンテキスト情報を抽出することができる。別の実施形態では、コンテキスト抽出サービス206は、それら二つの方法のうちの一方でコンテキスト情報を抽出する。コンテキスト抽出は、アプリケーションが探索なしにすべての(又は選択した)関連コンテキスト情報をコンテキスト抽出サービス206に送達するプッシュベースのものでもよいし、あるいはコンテキスト抽出サービス206が積極的にアプリケーションを探索し、他のアクティブなアプリケーションに応答してコンテキスト情報を要求するプルベースのものでもよい。
[0043]一実施形態では、直接的な問合せ方法は、アプリケーションが当該アプリケーションのAPIを介して利用可能なコンテキスト情報を送達することを必要とする。例えば、Googleのアンドロイドフレームワーク内のContentProvider構成要素は、データを格納及び検索し、データを他のすべてのアプリケーションからアクセス可能にする。実際にはすべてのアンドロイドパッケージがアクセスすることのできる共通記憶域がないので、コンテンツプロバイダは、アンドロイドフレームワーク内のアプリケーションを跨いでデータを共有する唯一の方法である。一実施形態では、コンテキスト抽出サービス206は、ブローカサービス202から受け取った命令に応答して、すべての関連コンテキスト情報を送達するようにアプリケーションに命令する。ブローカサービス202は、アプリケーションのペアリングについての何らかの情報を受け取るとすぐに、そのような命令を転送する。代替実施形態では、ブローカサービス202は、ユーザの対話コンテキストに基づいてそのような命令を発行する。例えば、二つのアプリケーションを跨ぐ第1カットアンドペースト操作は、ユーザがこの操作に続いて、その二つのアプリケーション間で別のカットアンドペースト操作を行うことを示唆することがある。そのようなユーザ対話ステップに応答して問合せを生成することができる。一実施形態では、直接的な問合せ方法は、概念−値の識別された対を示す、すべてのCTεACについてA×CT×c→vという形式のコンテキスト情報を提供する。
[0044]コンテキスト抽出のための使用可能な別の方法は、アプリケーションで送達されるテキスト情報内の関連概念を認識するものである。このシナリオでは、コンテキスト抽出サービス206は、コンテキスト情報を生成するために概念認識エンジン206Aで操作する必要のある非構造化テキストを送達するようにアプリケーションに命令する。一実施形態では、概念認識エンジンがグローバルコンテキスト空間内の各カテゴリタグに関連付けられ、シンクアプリケーションの消費のためにカテゴリタグに関連する概念−値の対を取り出す。この方法は、グローバルコンテキスト空間内の識別されたコンテキスト情報を示す、GC×c→vという形式のコンテキスト情報を生成する。例えば、一つのソフトウェアが、非構造化テキスト中の電話番号を識別するために正規表現の集合を使用してもよい。これを用いて、電子メールアプリケーション101の本文フィールド内の電話番号を識別することができ、図1の電話帳アプリケーション103の対応する概念Phonebook.Contact.mobileに電話番号を転送することができる。
<コンテキスト決定サービスの一実施形態>
[0045]コンテキスト決定サービス205は、各アプリケーションにわたるユーザ対話を監視することにより、各アプリケーションにわたる興味深いコンテキスト情報を求める。アプリケーションプロバイダが識別に失敗した可能性のあるアプリケーション内の有用な概念を求めるために、ユーザ対話コンテキストが使用される。ユーザが電子メールアプリケーション101を使って作業中であり、電話帳アプリケーション103などの新しい電話帳アプリケーションに、ミドルウェア200に登録するように命令することによってこのアプリケーションをMICSミドルウェアフレームワーク200に追加する例を考える。しかし、ユーザは、電話帳アプリケーション103に関する対応アプリケーションコンテキスト空間情報を全くアップロードしない。ここで、ユーザが頻繁に二つのアプリケーションに対して並行して対話し、しばしば電子メールアプリケーション101から電話帳アプリケーション103へのコピーアンドペースト操作を行うことを考える。MICSミドルウェア200はそのような対話に関する統計情報を保持し、Email.Contact.from概念が電話帳アプリケーション103のフィールドcontact nameへの入力にマッピングされることを発見する。サービスは、電話帳アプリケーション103に関する新しい概念Phonebook.Contact.contact nameを識別することができ、電子メールアプリケーション101内の概念と電話帳アプリケーション103内の概念との間のマッピング情報を、さらなる動作のためにコンテキストブローカサービス202に渡すことができる。
<ミドルウェアによって提供されるツールの例>
[0046]上述のサービスに加えて、一実施形態では、MICSミドルウェア200は、アプリケーション間のコンテキストデータの交換をより容易にし、ユーザがそのようなデータと対話することをより便利にするためのツールをさらに提供する。
[コンテキストクリップボード]
[0047]コンテキストクリップボード203は、コンテキストデータのソースアプリケーションとシンクアプリケーションとの間のセキュアバッファを提供する。一実施形態では、ソースアプリケーションからシンクアプリケーションにデータを直接転送する代わりに、データがまずコンテキストクリップボード203上に格納される。ユーザがシンクアプリケーションへの入力を行う必要があるとき、ユーザは、コンテキストクリップボード203から(おそらくはコンテキストクリップボード203上の利用可能な複数のコンテキストデータ項目から)コンテキストデータ項目を選択することができる。
[0048]コンテキストクリップボード203は、ユーザからの「コピー」動作を必要とすることなくコンテキストデータが自動的にボード上に置かれる点で、通常のコピー/ペーストクリップボードとは異なることに留意されたい。一実施形態では、コンテキストクリップボード203上のコンテキストデータは、明示的なユーザ対話なしにはシンクアプリケーションに転送されない。
[0049]一実施形態では、コンテキストクリップボード203はユーザインターフェースの複雑さの程度が様々である複数の動作モードを有する。その最も単純な形態では、コンテキストクリップボード203は、ユーザ確認時に、シンクアプリケーションで指定される動作を実行する通知である。別の形態では、コンテキストクリップボード203は、シンクアプリケーションのフォーカスされたテキスト入力フィールドにペーストされるコンテキストデータ項目のうちの一つをユーザが選ぶための単純なUIを提供する。図7は、ユーザの選択候補となる複数のコンテキストデータ項目をコンテキストクリップボード203上に提示する一例を示す図である。図7に示すように、複数のコンテキストデータ項目は、ウィンドウの部分701内に表示される場所、タイトル、時刻を含む。最後に、その最も複雑な形態では、コンテキストクリップボード203は、ユーザが候補アプリケーションのリストからソースアプリケーション及びシンクアプリケーションを選び、そのような複数のコンテキストデータ項目から一項目を選び、選択した項目をシンクアプリケーションに入力することの効果を視覚化することを可能にする。図13に、コンテキストクリップボード203のより複雑な形態を示す。図13に示すように、コンテキストクリップボードは、どのアプリケーションが合致するコンテキストを与えるかを示すエリア1301を含む。エリア1302は、テキスト本文の抜粋を示し、シンクアプリケーションで使用されるコンテキストテキストを強調表示する。パネル1303は、ユーザが、コンテキストデータを作成される大凡の時間を選択することを可能にする。この場合、矢印はタイムライン上のスライダである。エリア1304はシンクアプリケーションである。ユーザが「ok」ボタンをクリックするまではフィールドが実際には埋められないことを示すために、エリア1304の寸法が縮小され、マスクで覆われることに留意されたい。
[ブラウザ・ウィザード]
[0050]ブラウザ・ウィザードは、モバイル装置上に常駐する特別なアプリケーションであり、ウェブベースのユーザインターフェースを有する。ブラウザ・ウィザードは、ユーザが明示的に対話するすべてのコンテキストデータ項目(電子メールの本文へのペースト等)を聴取し、カテゴリタグの標準の集合についての所定の知識を用いて、そのようなデータ項目内に含まれる概念を少なくとも以下のカテゴリに分類する。
・無視:時刻などの既知の概念について
・地図:住所関連の概念について
・お気に入り及び履歴:URL関連の概念について
・問合せ:他のすべての概念について
[0051]具体的には、住所関連の概念について、ブラウザ・ウィザードは住所の地図案内へのリンクを生成する。問合せカテゴリ内の概念について、ブラウザ・ウィザードは、(場合によっては、各概念が属するカテゴリタグ名と組み合わされた)そのような概念の検索結果ページへのリンクを作成し、場合によってはそのような検索結果ページを事前にロードしキャッシュする。
[0052]一実施形態では、ブラウザ・ウィザードのユーザインターフェースは、ブックマークされた(ローカル)ページ、ブラウザのメインUI上のボタンなどの特別なUIウィジェット、特別なハードウェアボタンやキー、若しくはキーの組合せ、又は通知に対する確認を介してアクセスされる。さらに、ブラウザ・ウィザードのUIが最後の訪問以降に修正されている場合に、ブラウザホームサイトを上書きするようにブラウザ・ウィザードのUIを構成してもよい。
<アンドロイドプラットフォーム上の一実施形態>
[0053]一実施形態では、MICSミドルウェアサービス200は、例えば、ユーザの労力の低減及び時間の節約に関してMICSフレームワークによって達成される利点を示すためにアンドロイドフレームワーク上で実装することができる。ミドルウェアの一実装はアプリケーションレベルで実施され、したがってミドルウェアサービスはアプリケーションとして動作して、他の登録済アプリケーションがコンテキスト情報を交換することを可能にする。
[0054]アンドロイドフレームワーク内の各アプリケーションは、動作(activities)、サービス、ブロードキャスト受信機、及びコンテンツプロバイダという4つの構成要素だけからなる。あらゆる動作が、ユーザがアプリケーションと対話することを可能にするViewに関連付けられる。動作は、長期間の作業を扱うためにバックグラウンドで動作するサービスを開始することができる。ブロードキャスト受信機は、当技術分野で周知の方式で、アプリケーションが他のアプリケーションにメッセージを送信し、又はシステムレベルコンテキストメッセージを受信することを可能にする。一方、コンテンツプロバイダは、アプリケーションのデータを他のアプリケーションから利用可能にし、一実施形態では、SQLiteデータベース又はファイルシステム内にデータを格納することができる。
[0055]実装をより良く説明するために、以下で使用のシナリオを説明する。
[0056]MICSミドルウェアサービスが装置上で開始される。ここで、装置は、連続して動作する必要のあるアプリケーションペアリングサービス(Application Paring Service)、コンテキストブローカサービス(Context Broker Service)、コンテキスト抽出サービス(Context Extraction Service)、及びコンテキスト決定サービス(Context Determination Service)という様々なサービスをバックグラウンドでを開始する。第1ステップとして、図3に示されるように、電子メールアプリケーションがMICSミドルウェアサービスに登録される。ユーザは、本文が「第9地区は悪くないと聞いた。今夜見に行きたい?("heard district 9 is not bad. want to go watch tonight?")」である友人からの電子メールを読む。図4は、「第9地区(district 9)」及び「今夜(tonight)」を含む電子メール本文を示す図である。システムは、「第9地区」が映画(Cinema)カテゴリタグの「タイトル」概念に関連する概念であり、「今夜」という語が時間(Time)カテゴリタグに関連する概念であることを検出する。次にユーザは、映画ウェブサイトwww.fandango.com上で検索を実施し、システムは、電子メールアプリケーションから抽出されたコンテキスト情報を渡し、コンテキストキーワード「第9地区」及び「今夜」を用いた検索を改善するためにユーザ許可を求める。一実施形態では、このことが図5に示されるような通知によって行われ、この通知はブラウザウィンドウの下端でポップアウトされて、電子メールアプリケーションからのコンテキストデータを使用することをユーザに思い起こさせる。
[0057]ユーザは提案を受け、映画館の場所、タイトル、及び上映時刻にそれぞれ伴ういくつかのオプションを見つける。ミドルウェアサービスは、場所、タイトル、及び時刻に関連する関連概念をウェブページから抽出する。ユーザは電子メールアプリケーションに戻り、ユーザの友人の電子メールに返信する。ユーザは、「これはどうですか:("How about this:")」とタイプし、次いでクリップボードを起動し、一つ又は二つのキーを用いていくつかのオプションを検討し、最後に一つに決定する。
[0058]それに伴って、オプションの場所、上映時刻、及び価格情報がユーザの電子メールの本文に貼り付けられる。図6は、ユーザが電子メールに返信するときにMICSコンテキストクリップボードを起動でき、それによってユーザが返信をキー入力する代わりに返信を迅速に構成することが可能となることを示す図である。図7及び8に示すように、ユーザは、ウェブページから抽出された映画館の場所のいずれかを選択して、それを電子メール返信に挿入することができる。アプリケーションは、ブロードキャスト受信機を用いて、MICSミドルウェアサービスとメッセージを交換することができる。
[0059]特定のコンテキストデータ項目とのユーザの明示的な対話により、そのコンテキストデータ項目のアラームクロック(Alarm Clock)アプリケーションへの伝播も始動する。ウィンドウの上端のステータスバー上に示されるように、「アラームを追加(Add Alarm)」に関する通知が現れる。ユーザが、例えば図9に示されるような通知ウィンドウを開き、「アラームを追加(Add Alarm)」通知をクリックするとき、アラーム作成動作に関するビューが、アラームクロック項目の適切なフィールドが既に適切に埋められた状態で現れる。このことは図10に示されている。
[0060]図11はブラウザ・ウィザードの「問合せ(Queries)」ページの一実施形態を示す。ページは、問合せ「映画 第9地区(Movie district 9)」に関する検索結果について新しく作成された項目(例えばリンク)を有する。検索結果ページは装置上にも事前ロード及びキャッシュされるので、ユーザがリンクをクリックしたとき、装置の現在の接続状態に関わらずページが迅速に表示される。ブラウザ・ウィザードは、映画館までの地図案内へのリンクを含む「地図(Maps)」ページも有し、ユーザは「地図」ページからユーザの現在位置、自宅、オフィス、又は所定の場所を選択する。
[0061]図12に「地図(Maps)」ページの一例を示す。
[0062]図14はコンテキスト交換プロセスの一実施形態の流れ図である。
[モバイル装置の一例]
[0063]図15は、送信機及び/又は受信機を含み、上述の機能を実行する構成要素を含む携帯電話の一実施形態のブロック図である。
[0064]図15に示すように、携帯電話1510は、アンテナ1511、無線周波数トランシーバ(RFユニット)1512、モデム1513、信号処理ユニット1514、制御ユニット1515、外部インターフェースユニット(外部I/F)1516、スピーカ(SP)1517、マイクロフォン(MIC)1518、ディスプレイユニット1519、操作ユニット1520、及びメモリ1521を含む。
[0065]一実施形態では、外部端末1516は、外部インターフェース(外部I/F)、CPU(中央演算処理装置)、ディスプレイユニット、キーボード、メモリ、ハードディスク、及びCD−ROMドライブを含む。
[0066]CPUは、携帯電話1510のメモリ(例えばメモリ1521や、外部I/F1516のメモリ及びハードディスク)と協働して、上述の動作を実行する。
[0067]送信機及び/又は受信機を他のワイヤレス装置装置(例えばワイヤレスLAN)内に含めることができることに留意されたい。
[0068]ノートブック、ラップトップ、デスクトップ、又は他のコンピュータに外部I/Fを接続することができる。このことにより、携帯電話がコンピュータ用のワイヤレスモデムとして動作することが可能となる。携帯電話は、インターネット、WiFi及びWiMAX、ローカルエリアネットワーク、広域ネットワーク、パーソナルエリアネットワーク、Bluetoothに対するコンピュータ接続であってもよい。
[0069]上記の説明を読んだ後に、おそらくは本発明の多数の変更及び修正が当業者には明らかとなるであろうが、例として図示及び説明したいずれの特定のどんな実施形態も決して限定とみなすためのものではないことを理解されたい。したがって、様々な実施形態の詳細に対する参照は、本発明に不可欠であるとみなされる特徴だけを列挙する特許請求の範囲を限定しないものとする。
101…電子メールアプリケーション、102…グローバルコンテキスト空間、103…電話帳アプリケーション、200…MICSミドルウェア、201…アプリケーションペアリングサービス(APS)、202…コンテキストブローカサービス(CBS)、203…コンテキストクリップボード、205…コンテキスト決定サービス(CDS)、206…コンテキスト抽出サービス(CES)、206A…概念認識エンジン、1510…携帯電話、1511…アンテナ、1512…無線周波数トランシーバ(RFユニット)、1513…モデム、1514…信号処理ユニット、1515…制御ユニット、1516…外部インターフェースユニット(外部I/F)、1517…スピーカ(SP)、1518…マイクロフォン(MIC)、1519…ディスプレイユニット、1520…操作ユニット、1521…メモリ。

Claims (16)

  1. モバイル装置により実行される方法であって、
    複数のアプリケーションからカテゴリタグセットを受け取る受付ステップと、
    前記複数のアプリケーションから受け取った前記カテゴリタグセットに基づいて、該複数のアプリケーションのうちのどのアプリケーションが共通のカテゴリタグを有するかを判定することで、前記共通のカテゴリタグを有する第1のアプリケーションおよび第2のアプリケーションを、コンテキストデータを交換可能なアプリケーションセットとしてペアリングするペアリングステップと、
    ペアリングされた前記第1および第2のアプリケーション内のアプリケーション概念と、前記モバイル装置上でグローバルに認識されるグローバル概念との間のマッピングを実行するマッピングステップであって、前記第1および第2のアプリケーションの前記アプリケーション概念が該アプリケーションのカテゴリタグを用いて表され、前記グローバル概念がグローバルタグセットを用いて表される、該マッピングステップと、
    前記マッピングを示すマッピング情報を用いて、前記第1のアプリケーションのコンテキスト空間からの一又は複数の概念を前記第2のアプリケーションのコンテキスト空間内の一又は複数の同等の概念に変換することによってコンテキスト交換を実行するコンテキスト交換ステップと、
    前記マッピングに基づいて、前記モバイル装置上の前記第1および第2のアプリケーション間でアプリケーションコンテキストデータを交換するデータ交換ステップと、
    を含む方法。
  2. 前記第1および第2のアプリケーションのうちの一つに関する前記アプリケーションコンテキストデータが、ユーザと前記一つのアプリケーションとの間の対話に関連すると考えられる、前記ユーザが取り囲まれる状況、対象、又は条件についての情報を含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記コンテキスト交換ステップが、
    前記第1アプリケーションの第1ローカルコンテキスト空間からグローバルコンテキスト空間にコンテキストを変換するサブステップと、
    前記グローバルコンテキスト空間から前記第2アプリケーションの第2ローカルコンテキスト空間に前記コンテキストを変換するサブステップと
    を含む、請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記コンテキストが、名前を特定するデータと値を指定するデータとを含む対の集合によって定義される、請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記対の集合の中の各対が概念に対応する、請求項に記載の方法。
  6. 前記概念が前記アプリケーション又は前記モバイル装置によって識別される、請求項に記載の方法。
  7. 前記概念が前記カテゴリタグに属する、請求項4〜6のいずれか一項に記載の方法。
  8. アプリケーションのコンテキスト空間内の概念が、前記アプリケーションによって定義され、テキストを解析するプログラムによって認識されるか、又はユーザにより開始されたアプリケーション間のデータ転送を監視することによりシステムによって認識される、請求項に記載の方法。
  9. 前記コンテキスト交換ステップが、
    抽出サービスを用いて、アクティブなペアリング済みアプリケーションの集合からコンテキスト情報を探索するサブステップと、
    推定されるコンテキストをコンテキスト決定サービスから受け取るサブステップと
    を含む、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
  10. アプリケーション間でアプリケーションコンテキストデータを交換するためにコンテキストクリップボードを用いるクリップボードステップをさらに含み、
    前記コンテキストクリップボードが、前記第2のアプリケーションに貼り付けるために前記第1のアプリケーションから自動的にコピーされたコンテキストデータを格納する、請求項1〜9のいずれか一項に記載の方法。
  11. コンテキスト情報を発見するために、ユーザと複数の前記アプリケーションのうちの一つとの間の対話を監視することでコンテキストデータの自動定義及び抽出を実行する監視ステップをさらに含む請求項1〜10のいずれか一項に記載の方法。
  12. 複数のアプリケーションからコンテキスト情報を得るために構造化コンテキストデータに直接的に問い合わせる問合せステップ、又は複数のアプリケーションからコンテキスト情報を得るために非構造化テキストからのコンテキスト認識を実行する認識ステップをさらに含む請求項1〜11のいずれか一項に記載の方法。
  13. 命令が格納された一又は複数の非一時的コンピュータ可読記憶媒体を有する製品であって、前記命令が、モバイル装置によって実行されたときに、
    複数のアプリケーションからカテゴリタグセットを受け取る受付ステップと、
    前記複数のアプリケーションから受け取った前記カテゴリタグセットに基づいて、該複数のアプリケーションのうちのどのアプリケーションが共通のカテゴリタグを有するかを判定することで、前記共通のカテゴリタグを有する第1のアプリケーションおよび第2のアプリケーションを、コンテキストデータを交換可能なアプリケーションセットとしてペアリングするペアリングステップと、
    ペアリングされた前記第1および第2のアプリケーション内のアプリケーション概念と、前記モバイル装置上でグローバルに認識されるグローバル概念との間のマッピングを実行するマッピングステップであって、前記第1および第2のアプリケーションの前記アプリケーション概念が該アプリケーションのカテゴリタグを用いて表され、前記グローバル概念がグローバルタグセットを用いて表される、該マッピングステップと、
    前記マッピングを示すマッピング情報を用いて、前記第1のアプリケーションのコンテキスト空間からの一又は複数の概念を前記第2のアプリケーションのコンテキスト空間内の一又は複数の同等の概念に変換することによってコンテキスト交換を実行するコンテキスト交換ステップと、
    前記マッピングに基づいて、前記モバイル装置上の前記第1および第2のアプリケーション間でアプリケーションコンテキストデータを交換するデータ交換ステップと、
    を含む方法を前記装置に実施させる、製品。
  14. 前記方法が、コンテキスト情報を発見するために、ユーザと複数の前記アプリケーションのうちの一つとの間の対話を監視することでコンテキストデータの自動定義及び抽出を実行する監視ステップをさらに含む、請求項13に記載の製品。
  15. 前記方法が、構造化コンテキストデータに直接的に問い合わせて複数のアプリケーションからコンテキスト情報を取得し、且つ非構造化テキストからのコンテキスト認識を実行することで複数のアプリケーションからコンテキスト情報を取得する取得ステップをさらに含む、請求項13または14に記載の製品。
  16. 前記方法が、前記第2のアプリケーションに貼り付けるための、前記第1のアプリケーションから自動的にコピーされたコンテキストデータを受け取るクリップボードステップをさらに含む、請求項13〜15のいずれか一項に記載の製品。
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