JP5716707B2 - connector - Google Patents
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Description
本発明は、治具を差し込む位置を示す目印が形成されたコネクタに関する。 The present invention relates to a connector in which a mark indicating a position for inserting a jig is formed.
この種の目印が形成されたコネクタとして、例えば特許文献1に記載のものが知られている。このものは、コネクタを構成するハウジングとは別の樹脂部品に目印を形成したものである。このように樹脂部品に目印を形成した理由は、ハウジングに目印を形成するには、目印を成形するためのスライド金型を追加する必要があり、コネクタを成形する成形型のコストが高くなってしまうからである。
As a connector in which this kind of mark is formed, for example, a connector described in
しかしながら、上記のコネクタでは、樹脂部品を成形する際に無理抜きを行う必要があり、無理抜きが可能となる位置は限定されるため、設計の自由度という観点から見ても、好ましいとは言えない。また、コネクタを納入する客先の仕様によっては、目印が不要となる場合もあり、客先毎に複数の成形型を用意するとした場合、成形型の管理が複雑になるおそれもある。 However, in the above connector, it is necessary to forcibly remove the resin part when molding, and the position where the forcible removal is possible is limited. Therefore, it can be said that it is preferable from the viewpoint of the degree of freedom in design. Absent. In addition, depending on the specifications of the customer to whom the connector is delivered, the mark may not be necessary. If a plurality of molding dies are prepared for each customer, the management of the molding dies may be complicated.
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、低コストで目印を成形可能にし、成形型の管理を容易にすることを目的とする。 The present invention has been completed based on the above-described circumstances, and an object of the present invention is to make it possible to mold a mark at low cost and to facilitate management of a mold.
本発明は、前後一対の金型と上下一対の金型とを備えた成形型を型閉じすることで同成形型の内部に形成された成形空間に樹脂を射出し、この樹脂が冷え固まった後に、成形型を型開きすることで成形されたハウジングと、ハウジングの内部に収容された端子金具と、ハウジングに上下方向から装着され端子金具を抜け止めするリテーナとを備え、ハウジングの外面のうち前後の面と上下の面とを除く側面には、リテーナを離脱させるための治具を差し込む位置を示す目印が形成されている一方、前後一対の金型には、成形空間に樹脂を射出するゲートが形成されており、目印は、成形型を型開きする際にゲートで樹脂が破断された痕であるゲート痕によって形成されている構成としたところに特徴を有する。 The present invention closes a mold having a pair of front and rear molds and a pair of upper and lower molds to inject a resin into a molding space formed inside the mold, and the resin is cooled and solidified. A housing formed by opening the mold later, a terminal fitting housed in the housing, and a retainer mounted on the housing from above and below to prevent the terminal fitting from being removed, of the outer surface of the housing On the side surfaces other than the front and rear surfaces and the upper and lower surfaces, marks indicating the position for inserting the jig for removing the retainer are formed, while the pair of front and rear molds inject resin into the molding space. A gate is formed, and the mark is characterized in that it is formed by a gate mark which is a mark that the resin is broken at the gate when the mold is opened.
このような構成によると、ゲート痕によって目印を形成しているため、目印を成形するスライド金型を追加しなくてもよい。したがって、低コストで目印を成形することができる。また、目印を形成したい位置とゲートの位置とが一致している場合には、そのゲートの断面形状を目印の形状にすることで目印を形成することができる。さらに、ゲート痕は、射出成形を行う以上、どのような成形品においても必ず形成されるものであることから、目印が不要となる客先が目印として認識することはなく、ゲート痕として認識されるに過ぎない。したがって、成形型を共用化して、成形型の管理を容易にすることができる。 According to such a configuration, since the mark is formed by the gate mark, it is not necessary to add a slide mold for forming the mark. Therefore, the mark can be formed at low cost. Further, when the position where the mark is desired to be formed coincides with the position of the gate, the mark can be formed by changing the cross-sectional shape of the gate to the shape of the mark. Furthermore, since the gate mark is always formed in any molded product as long as injection molding is performed, a customer who does not need the mark is not recognized as a mark, but is recognized as a gate mark. It's just Therefore, the mold can be shared and the mold can be easily managed.
本発明の実施の態様として、以下の構成が好ましい。
一対の目印を備えたものにおいて、一対の目印は、ハウジングの両側面にそれぞれ形成されている構成としてもよい。
このような構成によると、一対の目印を形成する場合には、両側面にそれぞれゲートを設定すればよく、容易に一対の目印を形成することができる。
The following configuration is preferable as an embodiment of the present invention.
In the structure including a pair of marks, the pair of marks may be formed on both side surfaces of the housing.
According to such a configuration, when forming a pair of marks, it is only necessary to set gates on both side surfaces, and the pair of marks can be easily formed.
樹脂は、ハウジングの側面に対して斜め方向に射出される構成としてもよい。
このような構成によると、樹脂の射出方向を適宜設定することにより、目印の形状を自由に変更することができる。例えば、ゲートの開口が真円形状の場合には、長孔形状の目印を形成することができ、ゲートの開口が略三角形状の場合には、涙マーク形状の目印を形成することができる。
The resin may be configured to be injected in an oblique direction with respect to the side surface of the housing.
According to such a configuration, the shape of the mark can be freely changed by appropriately setting the injection direction of the resin. For example, when the gate opening has a perfect circle shape, a long hole-shaped mark can be formed, and when the gate opening has a substantially triangular shape, a tear mark-shaped mark can be formed.
本発明によれば、低コストで目印を成形可能にし、成形型の管理を容易にすることができる。 According to the present invention, it is possible to form a mark at a low cost and to easily manage the mold.
<実施形態>
本発明の実施形態を図1ないし図17の図面を参照しながら説明する。本実施形態におけるジョイントコネクタ10は、図16に示すように、合成樹脂製のハウジング20、大小2種類のバスバーB1,B2、カバー付きリテーナ40などを備えて構成されている。このジョイントコネクタ10は、例えば、ワイヤハーネス(図示せず)の幹線から引き出された支線を分岐して電気信号を取り出したり、複数の電線をまとめてアース接続したりするのに使用される。また、ジョイントコネクタ10の後面11側には、複数の端子金具(図示せず)が挿入されるようになっており、これらの端子金具は、同一のバスバーB1,B2に接続されることによって互いに短絡される。なお、ジョイントコネクタ10の上面12には、金属ブラケット(図示せず)が差し込まれて装着されるカセット部13が設けられている。
<Embodiment>
An embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings of FIGS. As shown in FIG. 16, the
バスバーB1,B2は、導電性の良い金属板をプレス加工することによって形成されている。バスバーB1,B2は、板状をなすつなぎ部C1,C2と、このつなぎ部C1,C2の側縁から角棒状をなして突出する複数のタブ状端子T1,T2とを備えて構成されている。各バスバーB1,B2のつなぎ部C1,C2には、抜止突起P1,P2が複数設けられている。これらの抜止突起P1,P2は、各タブ状端子T1,T2と対応する位置に配されている。 The bus bars B1 and B2 are formed by pressing a metal plate having good conductivity. The bus bars B1 and B2 are configured to include plate-like connecting portions C1 and C2 and a plurality of tab-like terminals T1 and T2 projecting in a square bar shape from the side edges of the connecting portions C1 and C2. . A plurality of retaining protrusions P1 and P2 are provided on the connecting portions C1 and C2 of the bus bars B1 and B2. These retaining projections P1, P2 are arranged at positions corresponding to the tab-shaped terminals T1, T2.
ハウジング20の前面21には、図3に示すように、各バスバーB1,B2が挿入される上下2段の挿入口22が形成されている。各段の挿入口22には、大きいバスバーB1と小さいバスバーB2が1個ずつ左右に並んで挿入されるようになっている。図6に示すように、抜止突起P1,P2が挿入口22の内壁上面に形成された段差23に係止することによってバスバーB1,B2が前方に移動することが規制され、ハウジング20の内部に保持されている。なお、前方とは図6におけるFで示した方向(図示左側に向かう方向)をいい、後方とは図6におけるRで示した方向(図示右側に向かう方向)をいうものとする。このF,Rの表記は、図11ないし図13においても同様である。
As shown in FIG. 3, the
ハウジング20における挿入口22の後方には、端子金具が挿入されるキャビティ24が形成されている。キャビティ24の内壁下面には、片持ち状をなして前方に突出するランス25が形成されている。このランス25は、上下方向に撓み可能とされている。ハウジング20におけるランス25の前方には、同ランス25を成形するための型抜き孔26が形成されている。この型抜き孔26には、ランス25を下方に撓ませるための解除治具(図示せず)が挿入可能とされている。
A
ハウジング20におけるランス25の後方には、リテーナ装着口27が設けられている。このリテーナ装着口27は、図16に示すように、全てのキャビティ24を横切る配置でハウジング20の下面14と左右両側面28L,28Rとの3面に開口するように切り欠かれて形成されている。リテーナ装着口27には、後述するカバー付きリテーナ40のリテーナ部42が装着されるようになっている。
A
カバー付きリテーナ40は上面開口の略箱形をなし、左右方向に長い板状をなすカバー部41と、左右方向に長い格子状のリテーナ部42と、カバー部41とリテーナ部42を連結する連結部43とを備えて構成されている。連結部43は、底板44と、底板44の両側縁から上方に立ち上がる一対の側板45,45とを備えている。カバー部41は、底板44の前縁から上方に立ち上がる形態とされている。連結部43の側板45は、カバー部41の側縁とリテーナ部42の側面とを互いに連結している。
The cover-equipped
カバー付きリテーナ40は、ハウジング20に対して図2に示す仮係止位置と図1に示す本係止位置との間で上下方向に移動可能に装着されている。側板45の内側面における上縁には、前後方向に延びる係止突縁48が形成されている。一方、ハウジング20の左右両側面28L,28Rには、側板45が装着される装着凹部29が形成されている。この装着凹部29には、係止突縁48が係止可能な上下一対の突起30,31が形成されている。上側に位置する突起30は本係止突起とされ、下側に位置する突起31は仮係止突起とされている。
The cover-equipped
係止突縁48が仮係止突起31と本係止突起30の間に嵌まり込んで上下方向に係止すると、カバー付きリテーナ40が仮係止位置に保持される。また、係止突縁48が本係止突起30と装着凹部29の上縁との間に嵌まり込んで上下方向に係止すると、カバー付きリテーナ40が本係止位置に保持される。本係止位置では、図7に示すように、側板45が装着凹部29に対してほぼ適合して装着され、ハウジング20の下面14と底板44とがほぼ面一をなして配置される。
When the locking
カバー部41には、複数の開口46が同カバー部41の板厚方向に貫通して形成されている。開口46は略正方形状をなし、上下2段で左右方向に複数並んで配されている。開口46は、図6に示すように、仮係止位置においてハウジング20の型抜き孔26と並ぶように配されている。したがって、図6に示す仮係止位置においては、開口46と型抜き孔26を通してランス25がジョイントコネクタ10の前方に臨んだ状態となる。この状態では、ジョイントコネクタ10の前方から開口46と型抜き孔26を通して解除治具が挿入され、ランス25の先端を下方に撓ませて端子金具との係止を解除できるようになっている。
A plurality of
一方、図7に示す本係止位置においては、ランス25がカバー部41における開口46の下側部分によってほぼ覆われた状態となっているものの、バスバーB1,B2が挿入口22と開口46を通してジョイントコネクタ10の前方に臨んだ状態となる。
On the other hand, in the final locking position shown in FIG. 7, the
リテーナ部42は、カバー付きリテーナ40の装着に伴ってリテーナ装着口27に装着されるようになっている。図6に示す仮係止位置では、リテーナ部42の格子部分を構成する上下一対の係止壁47,47がキャビティ24の下方に退避しており、端子金具のキャビティへの挿抜を許容するようになっている。一方、図7に示す本係止位置では、各係止壁47,47がキャビティ24に入り込んで端子金具に対して後方から係止可能とされている。このため、端子金具は、ランス25と係止壁47によって二重係止状態で抜け止めされる。
The
カバー部41には、複数の隔壁49が配設されている。隔壁49は、左右方向に隣り合う一対の開口46,46の間に形成されている。また、隔壁49は、挿入口22に挿入されたバスバーB1,B2の隣り合うタブ状端子T1,T2の間の隙間を前方から覆うように配されている。また、隣り合う一対のバスバーB1,B2の間の隙間も、隔壁49によって前方から覆われるようになっている。これにより、隣り合う一対のバスバーB1,B2の間においては、隔壁49によって結露の発生や異物付着が抑制されるため、バスバーB1,B2が電気的にリークすることが規制される。
A plurality of
ジョイントコネクタ10の後面11には、図9に示すように、バスバーB1,B2の配置を示すライン15が形成されている。このライン15は、例えば、レーザーマーカーによって印字される。図9において図示左側のライン15は、小さいバスバーB2に対応するものであって、一番左側から5番目までの5つのキャビティ24に端子金具を挿入すると、各端子金具が小さいバスバーB2によって互いに短絡することを意味している。一方、図9において図示右側のライン15は、大きいバスバーB1に対応するものであって、一番右側から6番目までの6つのキャビティ24に端子金具を挿入すると、各端子金具が大きいバスバーB1によって互いに短絡することを意味している。本実施形態では、上段側のキャビティ24に対応するライン15は、同キャビティ24とジョイントコネクタ10の上面12との間の狭小領域に配され、下段側のキャビティ24に対応するライン15は、同キャビティ24とジョイントコネクタ10の下面14との間の領域に配されている。これにより、端子金具とこれに対応したバスバーB1,B2とを正しく接続することができる。
As shown in FIG. 9, a
さて、装着凹部29の上縁には、図16に示すように、解除治具(図示せず)を挿入するための解除凹部32が形成されている。この解除凹部32は、装着凹部29と連通しており、解除治具が挿入されて側板45の内側に引っ掛けることができるようになっている。このため、解除治具を解除凹部32に挿入して側板45を外側に開くように変形させると、係止突縁48と各係止突起30,31との係止状態を解除することができる。したがって、カバー付きリテーナ40をハウジング20から取り外すことができる。
Now, as shown in FIG. 16, a
ここで、ハウジング20の左右両側面28L,28Rには、図10に示すように、解除治具が挿入される解除凹部32の位置を示す目印33が凹設されている。この目印33は、解除凹部32の前方に位置しており、解除凹部32に近づくほど先細りとなる鋭端部を有し、この鋭端部の前方に連なる周縁は円弧状とされている。すなわち、目印33の鋭端部が指す方向である後方に解除凹部32が位置していることを視認しやすくなっている。このような目印33は、涙マークなどの称呼で呼ばれる場合がある。
Here, on the left and right side surfaces 28L, 28R of the
目印33は、成形型50のゲート51の位置に形成されている。成形型50は、図11に示すように、前後一対の金型52,52と、上下一対の金型(図示せず)とを備えて構成されている。上下一対の金型は、リテーナ装着口27などを成形するために必要であり、前後一対の金型は、キャビティ24などを成形するために用いられている。前側の金型52には、一対のエジェクタピン53,53が設けられている。このエジェクタピン53は、図11および図12に示すように、成形空間54に射出された樹脂が冷え固まるまでは成形空間54の外側に退避しているものの、図13に示すように、樹脂が冷え固まって型開きする際に成形空間54側に飛び出すことでハウジング20を離型させることができる。
The
成形空間54は、前後一対の金型52,52の内壁と、上下一対の金型の内壁とによって構成されている。成形空間54の内壁における前面に、一対のエジェクタピン53,53が埋設されている。一方、成形空間54の内壁における左右両面には、一対のゲート51,51が形成されている。各ゲート51,51は、前側の金型52の内壁に開口している。各ゲート51,51から射出された樹脂は、成形空間54に充填され、この樹脂が冷え固まって一対のエジェクタピン53,53によって後方に押し出された際に、各ゲート51,51の開口付近で樹脂が破断することになる。このようにして樹脂が破断した痕をゲート痕と呼ぶ。本実施形態の目印33は、ゲート痕によって形成されている。
The
ゲート51は、詳細には図14に示すように、やや成形空間54の内部に入り込んでいる。そして、ハウジング20を離型させると、図15に示すように、表面が凹凸状をなす目印33が形成される。この目印33は、ハウジング20の左右両側面28L,28Rから突出しないように左右両側面28L,28Rから凹んだ位置に形成されている。したがって、目印がハウジング20の左右両側面28L,28Rから突出してハウジング20の最大寸法を変動させることはない。
As shown in detail in FIG. 14, the
本実施形態は以上のような構成であって、ジョイントコネクタ10の製造方法を説明する。まず、前後一対の金型52,52および上下一対の金型を型閉じすることで成形型50の内部に成形空間54を形成する。そして、図11に示すように、斜め前方からゲート51を通って成形空間54に樹脂を射出し、この樹脂が冷え固まると、ハウジング20が成形される。次に、図12に示すように、前後一対の金型52,52を後方に型開きした時点では、ハウジング20がゲート51でランナー55内の樹脂と連結されているため、ゲート51側(前側)の金型52にハウジング20が保持された状態となっている。このとき、ゲート51は、図14に示すように、成形空間54に少し入り込んだ状態となっている。
The present embodiment is configured as described above, and a method for manufacturing the
この後、図13に示すように、各エジェクタピン53,53を後方に押し出すと、ゲート51において樹脂が破断されるとともに、ハウジング20が前側の金型52から離型することになる。その際、ハウジング20におけるゲート51の開口と対応する位置には、樹脂の破断痕であるゲート痕が形成され、このゲート痕が目印33となる。本実施形態では、ランナー55の断面形状が図17に示す略三角形状とされており、その鋭端部を後方に向けた姿勢でランナー55が成形空間54に対して斜め前方から連結されているため、目印33は図10に示す涙マーク形状となる。また、ゲート51が成形空間54に少し入り込んだ状態とされているため、目印33は、図15に示すように、ハウジング20の左右両側面28L,28Rから少し凹んだ位置に形成される。
Thereafter, as shown in FIG. 13, when the ejector pins 53, 53 are pushed backward, the resin is broken at the
こうして成形されたハウジング20にカバー付きリテーナ40を下方から組み付けると、リテーナ装着口27にリテーナ部42が装着されるとともに、ハウジング20の前面21に沿ってカバー部41が配置される。この間、ハウジング20におけるリテーナ装着口27よりも前方部分が、カバー部41とリテーナ部42の間に収容され、カバー付きリテーナ40が上方へ平行移動しながら仮係止位置へと案内される。
When the
側板45が外側に(側板45同士が離れる方向に)開き変形しながら係止突縁48が仮係止突起31を乗り越えると、両側板45,45が弾性的に復帰して係止突縁48が仮係止突起31と本係止突起30の間に嵌まり込み、カバー付きリテーナ40が仮係止位置に至る。この仮係止位置では、係止突縁48が仮係止突起31に係止することでカバー付きリテーナ40がハウジング20の下方へ抜けることが規制される。また、係止突縁48が本係止突起30に係止することでカバー付きリテーナ40が仮係止位置から本係止位置へ移動することが規制される。この状態で端子金具をハウジング20の後方からキャビティ24に挿入すると、端子金具が係止壁47と干渉することなく移動し、ランス25を下方に撓ませつつ正規の装着位置に至ると、ランス25が弾性的に復帰するとともに、端子金具に対して後方から係止した状態となる。これにより、端子金具がキャビティ24からハウジング20の後方へ抜けることが規制される。
If the locking
次に、カバー付きリテーナ40を仮係止位置から本係止位置へ移動させると、側板45が外側に開き変形しながら係止突縁48が本係止突起30を乗り越えて、側板45が内側に弾性的に復帰するとともに、係止突縁48が本係止突起30と装着凹部29の上縁との間に嵌まり込む。この状態では、側板45が装着凹部29にほぼ適合して装着されており、係止突縁48が本係止突起30に係止することでカバー付きリテーナ40が本係止位置から仮係止位置へ移動することが規制される。また、リテーナ部42がリテーナ装着口27にほぼ適合して装着されることにより、係止壁47が端子金具に対して後方から係止した状態となる。この結果、端子金具は、ランス25とリテーナ部42によって二重係止された状態となり、後方へ抜け止めされた状態でキャビティ24に強固に保持される。このようにしてジョイントコネクタ10が製造される。
Next, when the
ところで、メンテナンスなど理由でカバー付きリテーナ40をハウジング20から離脱させる場合には、まず、ハウジング20の目印33の位置を確認する。本実施形態では目印33がハウジング20の左右両側面28L,28Rに形成されており、各目印33の鋭端部の先に解除凹部32が形成されていることを容易に知ることができる。そして、解除凹部32に解除治具を挿入し、各側板45を開き変形させることで係止突縁48と本係止突起30との係止状態を解除させ、カバー付きリテーナ40を仮係止位置に移動させることができる。
By the way, when the
以上のように本実施形態では目印33を成形するためのスライド金型が不要となるため、低コストで目印33を成形することができる。また、客先において目印33が不要な場合でも、目印33がゲート痕として認識されるだけであり、目印33が成形されない成形型を別途用意する必要もない。
As described above, in the present embodiment, a slide mold for forming the
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では略三角形の断面形状を有するランナー55を例示しているものの、本発明によると、円形の断面形状を有するランナーとしてもよい。このランナーを成形空間54に対して斜め前方から連結すると、図18に示すような長孔形状の目印34が形成されることになる。
<Other embodiments>
The present invention is not limited to the embodiments described with reference to the above description and drawings. For example, the following embodiments are also included in the technical scope of the present invention.
(1) Although the
(2)上記実施形態では前側の金型52にゲート51を設定しているものの、本発明によると、後側の金型52にゲート51を設定してもよい。
(2) Although the
(3)上記実施形態ではハウジング20の左右両側面28L,28Rに対して斜め前方から樹脂を射出しているものの、本発明によると、左右両側面28L,28Rに対して垂直方向に樹脂を射出してもよい。
(3) In the above embodiment, the resin is injected obliquely forward from the left and right side surfaces 28L and 28R of the
10...ジョイントコネクタ
11...後面
12...上面
14...下面
20...ハウジング
21...前面
28L,28R...側面
33,34...目印
40...カバー付きリテーナ
50...成形型
51...ゲート
52...金型
54...成形空間
10 ...
Claims (3)
前記ハウジングの内部に収容された端子金具と、
前記ハウジングに上下方向から装着され前記端子金具を抜け止めするリテーナとを備え、
前記ハウジングの外面のうち前後の面と上下の面とを除く側面には、前記リテーナを離脱させるための治具を差し込む位置を示す目印が形成されている一方、前記前後一対の金型には、前記成形空間に前記樹脂を射出するゲートが形成されており、前記目印は、前記成形型を型開きする際に前記ゲートで前記樹脂が破断された痕であるゲート痕によって形成されていることを特徴とするコネクタ。 By closing a mold having a pair of front and rear molds and a pair of upper and lower molds, a resin is injected into a molding space formed inside the mold, and after the resin has cooled and solidified, the molding is performed. A housing molded by opening the mold,
Terminal fittings housed inside the housing;
A retainer mounted on the housing from above and below to prevent the terminal fitting from being removed;
On the side surfaces excluding the front and rear surfaces and the upper and lower surfaces of the outer surface of the housing, a mark indicating a position for inserting a jig for detaching the retainer is formed. A gate for injecting the resin is formed in the molding space, and the mark is formed by a gate mark that is a mark that the resin is broken at the gate when the mold is opened. Features a connector.
一対の前記目印は、前記ハウジングの両側面にそれぞれ形成されていることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。 In what is provided with a pair of said landmarks,
The connector according to claim 1, wherein the pair of marks are respectively formed on both side surfaces of the housing.
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