JP5715677B2 - 携帯機器およびその光学撮像レンズ - Google Patents

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Description

本発明は、携帯機器およびその光学撮像レンズに関し、特に、4つのレンズ素子を有する光学撮像レンズを適用した携帯機器およびその光学撮像レンズに関するものである。
携帯電話機、デジタルカメラなど、より小型の携帯機器に対する需要がますます高まることによって、それに応じて、その中に収容される小型化された撮影モジュールの必要性が高まっている。小型化は、携帯機器の様々な側面からもたらされる場合があり、それには、電荷結合素子(CCD:Charge Coupled Device)および相補型金属酸化膜半導体(CMOS:Complementary Metal‐Oxide Semiconductor)だけではなく、その内部に装着される光学撮像レンズが含まれる。ところが、光学撮像レンズのサイズを縮小する場合には、良好な光学特性を得ることが困難な問題となる。
特許文献1は、4つのレンズ素子を有する光学撮像レンズで構成された光学撮像レンズについて開示したものであり、この文献では、第1のレンズ素子は負の屈折力を有し、その物体側および像側の面は凹面である。
第2のレンズ素子は正の屈折力を有し、その物体側および像側の面は凸面であり、その結果、系の全長はおよそ18〜19mmに及び、これでは光学撮像レンズの長さを短縮し良好な光学特性を維持することは困難である。これは、携帯電話機やデジタルカメラなどの携帯機器の薄型化を試みるためには好ましくない。
特許文献2および特許文献3は、いずれも、4つのレンズ素子を有する光学撮像レンズで構成された光学撮像レンズについて開示したものである。
これらの文献では、第1および第2のレンズ素子は負の屈折力を有しているが、実施形態の一部には、第1のレンズ素子と第2のレンズ素子との間に過度の空隙がある。これでは系の全長を短縮することは困難であり、携帯電話機やデジタルカメラなどの携帯機器の薄型化を試みるためには好ましくない。
このほか、特許文献4、特許文献5、特許文献6および特許文献7は、いずれも、4つのレンズ素子を有する光学撮像レンズで構成された光学撮像レンズについて開示したものである。
これらの文献では、第1および第2のレンズ素子は、正/負の屈折力を有する配置になっているが、実施形態の一部には、第1のレンズ素子と第2のレンズ素子との間に過度の空隙がある。これでは系の全長を短縮することは困難であり、携帯電話機やデジタルカメラなどの携帯機器の薄型化を試みるためには好ましくない。
光学撮像レンズの長さをいかに効果的に短縮するかは、携帯機器をますます小型化する傾向を追求する産業界では最重要課題の1つである。よって、良好な光学特性も有しつつ、長さが短縮された光学撮像レンズを開発することが必要とされている。
米国特許出願公開第2011/0299178号 米国特許出願公開第2011/0188132号 米国特許出願公開第2011/0188133号 米国特許第7,345,830号 米国特許第7,375,903号 米国特許第8,253,843号 米国特許出願公開第2011/0157453号
本発明の目的は、携帯機器およびその光学撮像レンズを提供することである。レンズ素子の面の凸形状もしくは凹形状を制御することによって、光学撮像レンズの長さが短縮されると同時に、高解像度などの良好な光学特性が維持される。
例示的な実施形態において、光学撮像レンズは、物体側から像側へ順に、開口絞りと、第1、第2、第3、第4のレンズ素子とを備え、これらのレンズ素子の各々は、物体側に向いた物体側の面と、像側に向いた像側の面とを有する。
第1のレンズ素子は、正の屈折力を有し、その物体側の面は凸面である。第2のレンズ素子は、負の屈折力を有し、その物体側の面は、第2のレンズ素子の周縁部近傍に凹部を備え、その像側の面は、第2のレンズ素子の周縁部近傍に凸部を備える。第4のレンズ素子の像側の面は、光軸近傍に凹部を備えるとともに、第4のレンズ素子の周縁部近傍に凸部を備える。
光学撮像レンズは全体として、屈折力を有する4つのレンズ素子のみを有する。光軸に沿った第1のレンズ素子から第4のレンズ素子までの空隙の和をGaaとし、光軸に沿った第3のレンズ素子と第4のレンズ素子との間の空隙をG34として、GaaとG34とは、次の式を満たしている。
Figure 0005715677
光軸に沿った第1のレンズ素子から第4のレンズ素子までの空隙の和が一定になる場合、光軸G34に沿った第3のレンズ素子と第4のレンズ素子との間の空隙は増大することができ、その結果、GaaとG34とが式(1)を満たして良好な光学特性を有する。
例示的な実施形態において、式(1)を満たすようにGaaとG34とを制御するほか、第1のレンズ素子の像側の面は、第1のレンズ素子の周縁部近傍に凸部を有するように設計することができる。別の例示的な実施形態において、光軸に沿った各レンズ素子の各中心厚と、光軸に沿った2つの隣接するレンズ素子の間の各空隙との関係、光軸に沿った4つのレンズ素子の間の全空隙の和と、光軸に沿った4つのレンズ素子すべての厚さの和との関係、および2つの隣接するレンズ素子と各レンズ素子の各焦点レンズとの間の空隙など、光学撮像レンズに関連する他のパラメータを制御することができる。
この中の一例が、光学撮像レンズの背面焦点距離BFL(第4のレンズ素子の像側の面から光軸に沿った像面までの距離)と、光軸に沿った第1のレンズ素子と第2のレンズとの間の空隙G12と、光軸に沿った第3のレンズ素子の中心厚T3と、光軸に沿った第2のレンズ素子と第3のレンズとの間の空隙G23とを、次のような式の少なくとも1つを満たすように制御することである。
Figure 0005715677
別の例示的な実施形態において、式(1)を満たすようにGaaとG34とを制御し、式(2)を満たすようにG12とBFLとを制御するほか、光軸に沿った第2のレンズ素子と第3のレンズとの間の空隙G23と、光軸に沿った第1のレンズ素子の中心厚T1と、光軸に沿った4つのレンズ素子すべての厚さの和ALTとを、次のような式の少なくとも1つを満たすように制御することができる。
Figure 0005715677
別の例示的な実施形態において、式(1)を満たすようにGaaとG34とを制御するほか、G23と、BFLと、T1とを、次のような式の少なくとも1つを満たすように制御することができる。
Figure 0005715677
別の例示的な実施形態において、式(1)を満たすようにGaaとG34とを制御するほか、光軸に沿った第4のレンズ素子の中心厚T4と、T3とを、次のような式を満たすように制御することができる。
Figure 0005715677
別の例示的な実施形態において、式(1)を満たすようにGaaとG34とを制御し、式(7)を満たすようにT4とT3とを制御するほか、光軸近傍に凸部を有するように第1のレンズ素子の像側の面を設計することができる。
別の例示的な実施形態において、式(1)を満たすようにGaaとG34とを制御するほか、T3とG23とを、次のような式を満たすように制御することができる。
Figure 0005715677
前述の例示的な実施形態は、限定されるものではなく、本明細書に記載の他の実施形態に選択的に組み込むことができる。
別の例示的な実施形態において、携帯機器は、ハウジングと撮影モジュールとを備える。撮影モジュールは、ハウジング内に配置され、レンズ鏡筒と、光学撮像レンズと、モジュール収容ユニットと、基板と、撮像センサとを備える。光学撮像レンズは、レンズ鏡筒内に配置される。モジュール収容ユニットは、レンズ鏡筒を配置するスペースができるように構成される。基板は、モジュール収容ユニットを配置するスペースができるように構成される。撮像センサは、基板上で、光学撮像レンズの像側に配置される。
例示的な実施形態において、モジュール収容ユニットは、第1のレンズ台座と第2のレンズ台座とを有するレンズ支持台座を有するが、これに限定されず、第1のレンズ台座は、レンズ鏡筒の外側に近接して軸に沿って配置され、第2のレンズ台座は、軸に沿って第1のレンズ台座の外側の周りに配置され、レンズ鏡筒とこのレンズ鏡筒内に配置された光学撮像レンズとは、第1のレンズ台座によって駆動されて軸沿いに動く。
例示的な実施形態において、モジュール収容ユニットは、さらに、第1のレンズ台座と第2のレンズ台座と撮像センサとの間で、第2のレンズ台座の近くに配置された撮像センサ支持台座を備えるが、これに限定されない。
レンズ素子(複数の場合もある)の凸状もしくは凹状の面形状の構成および/または屈折力を制御することによって、前述の実施形態における携帯機器およびその光学撮像レンズは、良好な光学特性を実現するとともに、光学撮像レンズの長さを効果的に短縮している。
例示的な実施形態は、添付の図面を併用して以下の詳細な説明を読むことで、より容易に理解されるであろう。
本開示に係る4つのレンズ素子を有する光学撮像レンズの第1の実施形態の断面図である。 本開示に係る光学撮像レンズの第1の実施形態についての縦球面収差および他の種類の光学収差のチャートである。 本開示の例示的な実施形態の光学撮像レンズのレンズ素子の断面図である。 本開示に係る光学撮像レンズの第1の実施形態の各レンズ素子についての光学データの表である。 本開示に係る光学撮像レンズの第1の実施形態についての非球面データの表である。 本開示に係る4つのレンズ素子を有する光学撮像レンズの第2の実施形態の断面図である。 本開示に係る光学撮像レンズの第2の実施形態についての縦球面収差および他の種類の光学収差のチャートである。 本開示の第2の実施形態の光学撮像レンズの各レンズ素子についての光学データの表である。 本開示に係る光学撮像レンズの第2の実施形態についての非球面データの表である。 本開示に係る4つのレンズ素子を有する光学撮像レンズの第3の実施形態の断面図である。 本開示に係る光学撮像レンズの第3の実施形態についての縦球面収差および他の種類の光学収差のチャートである。 本開示の第3の実施形態の光学撮像レンズの各レンズ素子についての光学データの表である。 本開示に係る光学撮像レンズの第3の実施形態についての非球面データの表である。 本開示に係る4つのレンズ素子を有する光学撮像レンズの第4の実施形態の断面図である。 本開示に係る光学撮像レンズの第4の実施形態についての縦球面収差および他の種類の光学収差のチャートである。 本開示の第4の実施形態の光学撮像レンズの各レンズ素子についての光学データの表である。 本開示に係る光学撮像レンズの第4の実施形態についての非球面データの表である。 本開示に係る4つのレンズ素子を有する光学撮像レンズの第5の実施形態の断面図である。 本開示に係る光学撮像レンズの第5の実施形態についての縦球面収差および他の種類の光学収差のチャートである。 本開示の第5の実施形態の光学撮像レンズの各レンズ素子についての光学データの表である。 本開示に係る光学撮像レンズの第5の実施形態についての非球面データの表である。 本開示に係る4つのレンズ素子を有する光学撮像レンズの第6の実施形態の断面図である。 本開示に係る光学撮像レンズの第6の実施形態についての縦球面収差および他の種類の光学収差のチャートである。 本開示の第6の実施形態の光学撮像レンズの各レンズ素子についての光学データの表である。 本開示に係る光学撮像レンズの第6の実施形態についての非球面データの表である。 本開示に係る4つのレンズ素子を有する光学撮像レンズの第7の実施形態の断面図である。 本開示に係る光学撮像レンズの第7の実施形態についての縦球面収差および他の種類の光学収差のチャートである。 本開示の第7の実施形態の光学撮像レンズの各レンズ素子についての光学データの表である。 本開示に係る光学撮像レンズの第7の実施形態についての非球面データの表である。 本開示に係る4つのレンズ素子を有する光学撮像レンズの第8の実施形態についての断面図である。 本開示に係る光学撮像レンズの第8の実施形態についての縦球面収差および他の種類の光学収差のチャートである。 本開示の第8の実施形態の光学撮像レンズの各レンズ素子についての光学データの表である。 本開示に係る光学撮像レンズの第8の実施形態についての非球面データの表である。 本開示に係る4つのレンズ素子を有する光学撮像レンズの第9の実施形態の断面図である。 本開示に係る光学撮像レンズの第9の実施形態についての縦球面収差および他の種類の光学収差のチャートである。 本開示の第9の実施形態の光学撮像レンズの各レンズ素子についての光学データの表である。 本開示に係る光学撮像レンズの第9の実施形態についての非球面データの表である。 9つの例示的な実施形態すべての値(Gaa/G34)、(G12/BFL)、(T3/G23)、(G23/BFL)、(G23/T1)、(Gaa/ALT)、および(T4/T3)の表である。 携帯機器の例示的な実施形態の構造である。 携帯機器の別の例示的な実施形態の構造の部分拡大図である。
本開示およびその効果のより完全な理解のため、以下、同様の参照符号により類似の特徴を示している添付の図面を併用して、以下の説明を参照する。
当業者であれば、本明細書に記載のものを含む例示的な実施形態を実現するための他の様々な変形例を把握するであろう。図面は、特定の縮尺に限定されるものではなく、また、類似の要素を表すために同様の参照符号を使用している。本開示および添付の請求項で使用される場合の、「例示的な実施形態」「一実施形態」および「本実施形態」という表現は、1つのみの実施形態を指すこともあるものの、必ずしもそうであるとは限らず、種々の例示的な実施形態は、本発明の範囲または趣旨から逸脱することなく、容易に組み合わせおよび相互入れ替えすることができる。
また、本明細書で使用する専門用語は、単に例示的な実施形態を説明するためのものにすぎず、本発明を限定するものではない。これに関連して、本明細書で使用される場合の「〜において(in)」という表現は、「〜の中で(in)」と「〜の上で(on)」を含み得るものであり、また、「a」「an」および「the」という表現は、単数を指す場合と複数を指す場合を含み得る。
また、本明細書で使用される場合の「〜によって(by)」という表現は、文脈によっては、「〜から(from)」を意味することもある。さらに、本明細書で使用される場合の「〜場合に(if)」という表現は、文脈によっては、「〜ときに(when)」または「〜際に(upon)」を意味することもある。さらに、本明細書で使用される場合の「および/または(and/or)」という言葉は、関連して列挙されるアイテムのうち1つまたは複数からなるあらゆる可能な組み合わせを指すことができ、また、包含し得るものである。
光学撮像レンズの例示的な実施形態は、開口絞りと、第1のレンズ素子と、第2のレンズ素子と、第3のレンズ素子と、第4のレンズ素子とを備えることができ、これらのレンズ素子の各々は、物体側に向いた物体側の面と、像側に向いた像側の面とを有する。これらのレンズ素子は、物体側から像側へ順に配置することができ、また、レンズの例示的な実施形態は、全体として、屈折力を有する4つのレンズ素子を含み得る。
例示的な一実施形態において、第1のレンズ素子は、正の屈折力を有し、その物体側の面は凸面であり、第2のレンズ素子は、負の屈折力を有し、その物体側の面は、第2のレンズ素子の周縁部近傍に凹部を備え、その像側の面は、第2のレンズ素子の周縁部近傍に凸部を備え、第4のレンズ素子の像側の面は、光軸近傍に凹部を備え、第4のレンズ素子の周縁部近傍に凸部を備え、光学撮像レンズは、全体として、屈折力を有する4つのレンズ素子のみを有する。
また、光軸に沿った第1のレンズ素子から第4のレンズ素子までの空隙の和をGaaとし、光軸に沿った第3のレンズ素子と第4のレンズとの間の空隙をG34として、GaaとG34とは、次の式を満たしている。
Figure 0005715677
レンズ素子は、光学特性および光学撮像レンズの長さを考慮して設計されることが好ましい。例えば、正の屈折力と、凸面である物体側の面とを有する第1のレンズ素子は、光学撮像レンズに必要な集光能力を与える。負の屈折力と、第2のレンズ素子の周縁部近傍に凹部を備える物体側の面と、第2のレンズ素子の周縁部近傍に凸部を備える像側の面とを有する第2のレンズ素子は、光学レンズの収差を除去することができる。
像側の面の光軸近傍に凹部を有し、像側の面の周縁部近傍に凸部を有する第4のレンズ素子は、光学撮像レンズの像面湾曲を補正し、光学撮像レンズ高次収差を低減し、主光線の角度(撮像センサへの光の入射角)を小さくすることができ、これによって、系全体の感度が向上して良好な光学特性を実現する。
別の例示的な実施形態では、他の関係を選択的に満たすように他のパラメータを制御することができる。例えば、光学撮像レンズの背面焦点距離BFLと定義される距離である、第4のレンズ素子の像側の面から光軸に沿った像面までの距離と、光軸に沿った第1のレンズ素子と第2のレンズとの間の空隙G12とを、次のような式を満たすように制御することができる。
Figure 0005715677
任意に、光軸に沿った第3のレンズ素子の中心厚T3と、光軸に沿った第2のレンズ素子と第3のレンズとの間の空隙G23とを、次のような式を満たすように制御することができる。
Figure 0005715677
または
Figure 0005715677
任意に、G23とBFLとを、次のような式を満たすように制御することができる。
Figure 0005715677
または
Figure 0005715677
任意に、G23と光軸に沿った第1のレンズ素子の中心厚T1とを、次のような式を満たすように制御することができる。
Figure 0005715677
または
Figure 0005715677
任意に、Gaaと光軸に沿った4つのレンズ素子すべての厚さの和ALTとを、次のような式を満たすように制御することができる。
Figure 0005715677
任意に、T3と光軸に沿った第4のレンズ素子の中心厚T4とを、次のような式を満たすように制御することができる。
Figure 0005715677
前述の例示的な実施形態は、限定されるものではなく、本明細書に記載の他の実施形態に選択的に組み込むことができる。
ここで、式(1)を参照する。Gaaは、第1のレンズ素子から第4のレンズ素子までの3つの空隙(G12、G23、およびG34)の和を指し、G34は、3つの空隙のうちの1つである。小型の光学撮像レンズにする需要を満たすために、G12、G23、およびG34を可能な限り短縮しなければならないが、第3のレンズ素子と第4のレンズ素子との間に存在していた幅を引き続きある程度の距離に維持しなければならない。
その結果、第3のレンズ素子から放射される光が適切な高さで拡張して第4のレンズ素子に入射することができ、これは、第4のレンズ素子から放射される光(撮像光)が、像面に対しておよそ直角に像面に入射するのに好都合である。従って、すべての空隙の和Gaaを、光軸に沿った第3のレンズ素子と第4のレンズとの間の空隙G34の短縮範囲と比較することは、かなりの制限を受ける。換言すれば、(Gaa/G34)の値は、上限を式(1)のように制限すべきである。さらに好ましくは、(Gaa/G34)の値は、さらに下限を、例えば2.5≦(Gaa/G34)≦6.0に制限すべきだが、これに限定されない。
次に、式(2)を参照する。光学撮像レンズは小型設計になる傾向にあり、光軸に沿った第1のレンズ素子と第2のレンズとの間の空隙G12を短縮すべきだが、光学撮像レンズの背面焦点距離BFLは、組み立て、集光または赤外線カットフィルタを受け入れるために、引き続き適切な距離を維持すべきである。
従って、(G12/BFL)の値は大きすぎてはならず、好ましくは上限を式(2)のように制限すべきである。さらに好ましくは、(G12/BFL)の値は、さらに下限を、例えば0.1≦(G12/BFL)≦0.3に制限すべきだが、これに限定されない。
次に、式(3)を参照する。良好な光学特性および画像品質を維持するためには、光軸に沿った第3のレンズ素子の中心厚T3と、光軸に沿った第2のレンズ素子と第3のレンズとの間の空隙G23との比を、適切な範囲内に維持すべきである。
実際には、製造の点ではG23が大きい方が好ましく、より薄型の携帯機器にしようとすればT3が小さい方が好ましい。従って、(T3/G23)の値は、好ましくは上限を式(3)のように限定すべきである。さらに好ましくは、(T3/G23)の値は、さらに下限を、例えば式(3’)に制限すべきだが、これに限定されない。
次に、式(4)を参照すると、前述したように、光学撮像レンズの背面焦点距離BFLは、適切な範囲内に維持すべきであり、BFLの短縮範囲は、かなりの制限を受ける。その上、光軸に沿った第2のレンズ素子と第3のレンズとの間の空隙G23を小さくすることは、光学撮像レンズの長さを短縮するには好ましいことである。
従って、(G23/BFL)の値は、好ましくは、例えば式(4)だがこれに限定されない式を満たすように、光学撮像レンズの設計傾向に合わせて徐々に短縮することが推奨される。さらに好ましくは、(G23/BFL)の値は、さらに下限を、例えば式(4’)に制限すべきだが、これに限定されない。
次に、式(5)を参照する。光軸に沿った第2のレンズ素子と第3のレンズとの間の空隙G23と、光軸に沿った第1のレンズ素子の中心厚T1とを小さくすることは、光学撮像レンズの全長を短縮するには好ましいことだが、第1のレンズ素子は、全体としての光学撮像レンズの正の屈折力を提供して、T1の短縮範囲がかなりの制限を受けるようにしなければならない。従って、(G23/T1)の値は、好ましくは上限を式(5)のように制限すべきである。さらに好ましくは、(G23/T1)の値は、さらに下限を、例えば式(5’)に制限すべきだが、これに限定されない。
次に、式(6)を参照する。光学撮像レンズは小型設計になる傾向にあり、すべての空隙の和Gaa、および光軸に沿った全4つのレンズ素子の厚さALTはいずれも、可能な限り小さくすべきだが、第1から第4のレンズ素子の厚さは、製造技術によって受ける制限によって決まる。従って、ALTの短縮範囲は、かなりの制限を受ける。換言すれば、ALTの短縮範囲に比して、Gaaの短縮範囲は、それほど制限を受けない。
従って、(Gaa/ALT)の値は、好ましくは、例えば式(6)だがこれに限定されない式を満たすように、光学撮像レンズの設計傾向に合わせて徐々に短縮することが推奨される。さらに好ましくは、(Gaa/ALT)の値は、さらに下限を、例えば0.1≦(Gaa/ALT)≦0.29に制限すべきだが、これに限定されない。
次に、式(7)を参照する。第4のレンズ素子の像側の面は、光軸近傍に凹部を有し、第4のレンズ素子の周縁部近傍に凸部を有するため、第4のレンズ素子は、中心の屈折力と周縁部の屈折力との差から光学収差を改善することができる。
しかし、光軸に沿った第4のレンズ素子の中心厚T4が大きすぎれば、屈折力の差を制限することになる。そのため、T4は大きすぎてはいけない。T4に比して、T3には制限がない。換言すれば、(T4/T3)の値は、上限を式(7)のように制限すべきである。
例示的な実施形態を実施する際には、系の性能および/または解像度の制御を強化するため、以下の実施形態で示すように、凸面もしくは凹面構造および/または屈折力についてのさらなる詳細を、1つの特定のレンズ素子に、または広く複数のレンズ素子に、組み込むことができる。本明細書で記載する詳細は、いかなる矛盾も生じない限りにおいて、例示的な実施形態に組み込むことができるということに留意すべきである。
良好な光学特性を有するとともに長さが短縮された光学撮像レンズの例示的な実施形態について説明するため、以下、いくつかの例示的な実施形態および関連する光学データを提示する。ここで、図1〜5を参照する。
図1は、第1の例示的な実施形態による光学撮像レンズの、4つのレンズ素子を有する光学撮像レンズ1の例示的な断面図を示している。
図2(a)から2(d)は、例示的な一実施形態による光学撮像レンズ1の縦球面収差および他の種類の光学収差の例示的なチャートを示している。
図3は、例示的な一実施形態による光学撮像レンズ1のレンズ素子の他の例示的な断面図を示している。
図4は、例示的な一実施形態による光学撮像レンズ1の各レンズ素子についての光学データの例示的な表を示している。図5は、例示的な一実施形態による光学撮像レンズ1についての非球面データの例示的な表を示している。
図1に示すように、本実施形態の光学撮像レンズ1は、物体側A1から像側A2へ順に、開口絞り100と、第1のレンズ素子110と、第2のレンズ素子120と、第3のレンズ素子130と、第4のレンズ素子140とを備える。光学撮像レンズ1の像側A2に、フィルタユニット150、および撮像センサの像面160が配置される。さらに詳細には、フィルタユニット150は、第4のレンズ素子140と撮像センサの像面160との間に配置されるIRカットフィルタ(赤外線カットフィルタ)である。
フィルタユニット150は、光学撮像レンズ1を通過する光から、特定の波長の光を選択的に吸収する。例えば、IR光を吸収し、これによって、肉眼では見えないIR光が像面160に像を生成しないようになる。
以下、光学撮像レンズ1の各レンズ素子の例示的な実施形態について、図面を参照して説明する。
第1、第2、第3、第4のレンズ素子110、120、130、140はそれぞれ、物体側A1に向いた物体側の面111/121/131/141と、像側A2に向いた像側の面112/122/132/142とを有する。
開口絞り100は、第1のレンズ素子110の前面に配置される。第1のレンズ素子110は、正の屈折力を有し、これをプラスチック材料で構成することができる。物体側の面111は、凸面である。像側の面112は、凸面であり、この凸面は、光軸近傍に凸部1121を備え、第1のレンズ素子110の周縁部近傍に凸部1122を備えている。物体側の面111および像側の面112は、いずれも非球面であってよい。
第2のレンズ素子120は、負の屈折力を有することができ、これをプラスチック材料で構成することができる。物体側の面121は凹面であり、この凹面は、第2のレンズ素子120の周縁部近傍に凹部1212を備えている。像側の面122は、凸面であり、この凸面は、第2のレンズ素子120の周縁部近傍に凸部1222を備えている。物体側の面121および像側の面122は、いずれも非球面であってよい。
第3のレンズ素子130は、正の屈折力を有することができ、これをプラスチック材料で構成することができる。物体側の面131は凹面である。像側の面132は、凸面である。物体側の面131および像側の面132は、いずれも非球面であってよい。
第4のレンズ素子140は、負の屈折力を有することができ、これをプラスチック材料で構成することができる。物体側の面141は凹面である。像側の面142は、光軸近傍に凹部1421を備え、第4のレンズ素子140の周縁部近傍に凸部1422を備えている。物体側の面141および像側の面142は、いずれも非球面であってよい。
例示的な実施形態では、レンズ素子110〜140と、フィルタユニット150と、撮像センサの像面160との間に、空隙が存在する。例えば、図1では、第1のレンズ素子110と第2のレンズ素子120との間に存在する空隙d1と、第2のレンズ素子120と第3のレンズ素子130との間に存在する空隙d2と、第3のレンズ素子130と第4のレンズ素子140との間に存在する空隙d3と、第4のレンズ素子140とフィルタユニット150との間に存在する空隙d4と、フィルタユニット150と撮像センサの像面160との間に存在する空隙d5とを示している。
しかしながら、他の実施形態では、上記の空隙のいずれかは、存在しても存在しなくてもよい。例えば、いずれか2つの隣接するレンズ素子の相対する面の形状は、相互に対応している場合があり、そのような状況では、空隙は存在しないことがある。空隙d1はG12で示され、空隙d2はG23で示され、空隙d3はG34で示され、第1から第4のレンズ素子の間のすべての空隙d1、d2、d3の和はGaaで示される。
図4は、本実施形態の光学撮像レンズ1の各レンズ素子の光学特性を示しており、この場合、(Gaa/G34)、(G12/BFL)、(T3/G23)および(T4/T3)の値は、
Figure 0005715677
光学撮像レンズの背面焦点距離BFLは、0.591mmである。光軸に沿った第1のレンズ素子110から第4のレンズ素子140までのすべての空隙の和Gaaは、0.538mmである。第1のレンズ素子110の物体側の面111から像面160までの距離は、2.345mmであり、光学撮像レンズ1の長さは、実際に短縮されている。
例示的な実施形態では、各レンズ素子の構造について明確に説明するため、光が通過する部分のみを示しているということに留意すべきである。例えば、第1のレンズ素子110を例にとると、図1では、物体側の面111と像側の面112とを示している。ところが、本実施形態の各レンズ素子を実現する際には、光学撮像レンズ1の内部でレンズ素子を位置決めするための固定部が選択的に形成されることがある。
第1のレンズ素子110について、図3を参照すると、これは、固定部をさらに備えた第1のレンズ素子110を示している。この場合、固定部は、光学撮像レンズ1内に第1のレンズ素子110を取り付けるために、物体側の面111と像側の面112から第1のレンズ素子110のエッジまで拡張された突出部113に限定されず、また、理想的には、撮像用の光は、突出部113を通過しない。
物体側の面111、121、131、141および像側の面112、122、132、142を含む非球面はすべて、以下の非球面式で定義される。
Figure 0005715677
式中、
Rは、レンズ素子面の曲率半径を表す。
Zは、非球面の深さ(光軸から距離Yにある非球面上の点と、非球面の光軸上の頂点における接平面との間の垂直距離)を表す。
Yは、非球面上の点と光軸との間の垂直距離を表す。
Kは、円錐定数を表す。
2iは、2i次の非球面係数を表す。
各非球面パラメータの値K、および各レンズ素子110、120、130、140のa4〜a16を、図5に示している。
図2(a)は、本実施形態の縦球面収差を示し、この図では、いくつかの異なる波長が接近して分布しており、これはつまり、異なる波長の高さの異なる軸外光が像点の近傍で収束するということである。
図2(a)は、光と像点の異なる軸外光間のオフセットは、±0.02mmになるように制御されることを示している。よって、本実施形態は、異なる波長で球面収差を明らかに改善している。また、図示している3つの波長間の距離は、極めて接近しているが、これはつまり、異なる波長の像位置が互いに収束している結果、色収差が明らかに改善されているということである。
図2(b)は、本実施形態のサジタル方向の非点収差を示し、図2(c)は、本実施形態のタンジェンシャル方向の非点収差を示している。図示した3つの波長の全視野における焦点距離は、±0.10mm以内であり、サジタル方向の焦点距離は、さらに±0.05mm以内に制御される。よって、本実施形態の光学撮像レンズ1は、収差を効果的に除去することができる。また、図示した3つの波長の間の距離は極めて接近しているが、これはつまり、収差が明らかに改善されているということである。
図2(d)は、本実施形態の歪曲収差を示している。本実施形態の歪曲収差は、±2%の範囲内に維持されているが、これはつまり、歪曲収差が光学系の画像品質を満たしているということである。
従って、光学撮像レンズ1の系の長さは、およそ2.4mmまで短縮され、これによって色収差を克服でき、よりよい画像品質を提供できる。よって、本実施形態は、優れた光学性能を実現しており、光学撮像レンズ1の長さは、効果的に短縮されている。
以下、図6〜9を参照する。図6は、第2の例示的な実施形態による光学撮像レンズの、4つのレンズ素子を有する光学撮像レンズ2の例示的な断面図を示している。
図7は、第2の例示的な実施形態による光学撮像レンズ2の縦球面収差および他の種類の光学収差の例示的なチャートを示している。
図8は、第2の例示的な実施形態による光学撮像レンズ2の各レンズ素子についての光学データの例示的な表を示している。
図9は、第2の例示的な実施形態による光学撮像レンズ2についての非球面データの例示的な表を示している。
図6に示すように、第2の実施形態は、第1の実施形態と同様のものである。光学撮像レンズ2は、物体側A1から像側A2へ順に、開口絞り200と、第1のレンズ素子から第4のレンズ素子210〜240とを備えている。光学撮像レンズ2の像側A2には、フィルタユニット250および撮像センサの像面260が配置される。物体側の面211〜241および像側の面212〜242を含む、凸面もしくは凹面構造の配置、およびレンズ素子210〜240の屈折力は、光学撮像レンズ1と同じである。
さらに詳細には、第1のレンズ素子210の像側の面212は、光軸近傍に凸部2121を備え、第1のレンズ素子210の周縁部近傍に凸部2122を備え、第2のレンズ素子220の物体側の面221は、第2のレンズ素子220の周縁部近傍に凹部2212を備え、第2のレンズ素子220の像側の面222は、第2のレンズ素子220の周縁部近傍に凸部2222を備え、第4のレンズ素子240の像側の面242は、光軸近傍に凹部2421を備え、第4のレンズ素子240の周縁部近傍に凸部2422を備えている。
光学撮像レンズ1と光学撮像レンズ2との違いは、曲率半径、レンズ素子210〜240の中心厚の値であり、レンズ素子210〜240の間の空隙は、光学撮像レンズ1の値とは若干異なる。
本実施形態の光学撮像レンズ2の各レンズ素子の光学特性について、図8を参照すると、この場合、(Gaa/G34)、(G12/BFL)、(T3/G23)、および(T4/T3)の値は、
Figure 0005715677
光学撮像レンズの背面焦点距離BFLは、0.577mmであることに留意すべきである。光軸に沿った第1のレンズ素子210から第4のレンズ素子240までのすべての空隙の和Gaaは、0.567mmである。第1のレンズ素子210の物体側の面211から像面260までの距離は、2.367mmであり、光学撮像レンズ2の長さは、実際に短縮されている。
図7(a)〜7(d)に示すように、本実施形態の光学撮像レンズ2は、縦球面収差7(a)、サジタル方向の非点収差7(b)、タンジェンシャル方向の非点収差7(c)、および歪曲収差7(d)において、優れた特性を示す。従って、本実施形態の光学撮像レンズは、上記の実例によれば、実際に優れた光学性能を示し、また、光学撮像レンズ2の長さは効果的に短縮されている。
以下、図10〜13を参照する。
図10は、第3の例示的な実施形態による光学撮像レンズの、4つのレンズ素子を有する光学撮像レンズ3の例示的な断面図を示している。
図11は、第3の例示的な実施形態による光学撮像レンズ3の縦球面収差および他の種類の光学収差の例示的なチャートを示している。
図12は、第3の例示的な実施形態による光学撮像レンズ3の各レンズ素子についての光学データの例示的な表を示している。
図13は、第3の例示的な実施形態による光学撮像レンズ3についての非球面データの例示的な表を示している。
図10に示すように、第3の実施形態は、第1の実施形態と同様のものである。光学撮像レンズ3は、物体側A1から像側A2へ順に、開口絞り300と、第1のレンズ素子から第4のレンズ素子310〜340とを備える。フィルタユニット350および撮像センサの像面360は、光学撮像レンズ3の像側A2に配置される。物体側の面311〜341および像側の面312〜342を含む凸面もしくは凹面構造の配置、およびレンズ素子310〜340の屈折力は、光学撮像レンズ1と同じである。
さらに詳細には、第1のレンズ素子310の像側の面312は、光軸近傍に凸部3121を備え、第1のレンズ素子310の周縁部近傍に凸部3122を備え、第2のレンズ素子320の物体側の面321は、第2のレンズ素子320の周縁部近傍に凹部3212を備え、第2のレンズ素子320の像側の面322は、第2のレンズ素子320の周縁部近傍に凸部3222を備え、第4のレンズ素子340の像側の面342は、光軸近傍に凹部3421を備え、第4のレンズ素子340の周縁部近傍に凸部3422を備えている。
光学撮像レンズ1と光学撮像レンズ3との違いは、曲率半径、レンズ素子310〜340の中心厚の値であり、レンズ素子310〜340の間の空隙は、光学撮像レンズ1の値とは若干異なる。
本実施形態の光学撮像レンズ3の各レンズ素子の光学特性について、図12を参照すると、この場合、(Gaa/G34)、(G12/BFL)、(T3/G23)、および(T4/T3)の値は、
Figure 0005715677
光学撮像レンズの背面焦点距離BFLは、0.563mmであることに留意すべきである。光軸に沿った第1のレンズ素子310から第4のレンズ素子340までのすべての空隙の和Gaaは、0.714mmである。第1のレンズ素子310の物体側の面311から像面360までの距離は、2.485mmであり、光学撮像レンズ3の長さは、実際に短縮されている。
図11(a)〜11(d)に示すように、本実施形態の光学撮像レンズ3は、縦球面収差11(a)、サジタル方向の非点収差11(b)、タンジェンシャル方向の非点収差11(c)、および歪曲収差11(d)において、優れた特性を示す。従って、本実施形態の光学撮像レンズは、上記の実例によれば、実際に優れた光学性能を示し、また、光学撮像レンズ3の長さは効果的に短縮されている。
以下、図14〜17を参照する。
図14は、第4の例示的な実施形態による光学撮像レンズの、4つのレンズ素子を有する光学撮像レンズ4の例示的な断面図を示している。
図15は、第4の例示的な実施形態による光学撮像レンズ4の縦球面収差および他の種類の光学収差の例示的なチャートを示している。
図16は、第4の例示的な実施形態による光学撮像レンズ4の各レンズ素子についての光学データの例示的な表を示している。
図17は、第4の例示的な実施形態による光学撮像レンズ4についての非球面データの例示的な表を示している。
図14に示すように、第4の実施形態は、第1の実施形態と同様のものである。光学撮像レンズ4は、物体側A1から像側A2へ順に、開口絞り400と、第1のレンズ素子から第4のレンズ素子410〜440とを備える。フィルタユニット450および撮像センサの像面460は、光学撮像レンズ4の像側A2に配置される。物体側の面411〜441および像側の面412〜442を含む凸面もしくは凹面構造の配置、およびレンズ素子410〜440の屈折力は、光学撮像レンズ1と同じである。
さらに詳細には、第1のレンズ素子410の像側の面412は、光軸近傍に凸部4121を備え、第1のレンズ素子410の周縁部近傍に凸部4122を備え、第2のレンズ素子420の物体側の面421は、第2のレンズ素子420の周縁部近傍に凹部4212を備え、第2のレンズ素子420の像側の面422は、第2のレンズ素子420の周縁部近傍に凸部4222を備え、第4のレンズ素子440の像側の面442は、光軸近傍に凹部4421を備え、第4のレンズ素子440の周縁部近傍に凸部4422を備えている。
光学撮像レンズ1と光学撮像レンズ4との違いは、第3のレンズ素子430の像側の面432が光軸近傍に凸部4321を備え、第3のレンズ素子430の周縁部近傍に凹部4322を備えている点である。このほか、曲率半径、レンズ素子410〜440の中心厚の値が異なり、レンズ素子410〜440の間の空隙は、光学撮像レンズ1の値とは若干異なる。
本実施形態の光学撮像レンズ4の各レンズ素子の光学特性について、図16を参照すると、この場合、(Gaa/G34)、(G12/BFL)、(T3/G23)、(G23/BFL)、(G23/T1)、および(Gaa/ALT)の値は、
Figure 0005715677
光学撮像レンズの背面焦点距離BFLは、0.545mmであることに留意すべきである。光軸に沿った第1のレンズ素子410から第4のレンズ素子440までのすべての空隙の和Gaaは、0.318mmである。第1のレンズ素子410の物体側の面411から像面460までの距離は、2.466mmであり、光学撮像レンズ4の長さは、実際に短縮されている。
図15(a)〜15(d)に示すように、本実施形態の光学撮像レンズ4は、縦球面収差15(a)、サジタル方向の非点収差15(b)、タンジェンシャル方向の非点収差15(c)、および歪曲収差15(d)において、優れた特性を示す。従って、本実施形態の光学撮像レンズは、上記の実例によれば、実際に優れた光学性能を示し、また、光学撮像レンズ4の長さは効果的に短縮されている。
以下、図18〜21を参照する。
図18は、第5の例示的な実施形態による光学撮像レンズの、4つのレンズ素子を有する光学撮像レンズ5の例示的な断面図を示している。
図19は、第5の例示的な実施形態による光学撮像レンズ5の縦球面収差および他の種類の光学収差の例示的なチャートを示している。
図20は、第5の例示的な実施形態による光学撮像レンズ5の各レンズ素子についての光学データの例示的な表を示している。
図21は、第5の例示的な実施形態による光学撮像レンズ5についての非球面データの例示的な表を示している。
図18に示すように、第5の実施形態は、第1の実施形態と同様のものである。光学撮像レンズ5は、物体側A1から像側A2へ順に、開口絞り500と、第1のレンズ素子から第4のレンズ素子510〜540とを備える。フィルタユニット550および撮像センサの像面560は、光学撮像レンズ5の像側A2に配置される。物体側の面511〜541および像側の面512〜542を含む凸面もしくは凹面構造の配置、およびレンズ素子510〜540の屈折力は、光学撮像レンズ1と同じである。
さらに詳細には、第1のレンズ素子510の像側の面512は、光軸近傍に凸部5121を備え、第1のレンズ素子510の周縁部近傍に凸部5122を備え、第2のレンズ素子520の物体側の面521は、第2のレンズ素子520の周縁部近傍に凹部5212を備え、第2のレンズ素子520の像側の面522は、第2のレンズ素子520の周縁部近傍に凸部5222を備え、第4のレンズ素子540の像側の面542は、光軸近傍に凹部5421を備え、第4のレンズ素子540の周縁部近傍に凸部5422を備えている。
光学撮像レンズ1と光学撮像レンズ5との違いは、第3のレンズ素子530の像側の面532が光軸近傍に凸部5321を備え、第3のレンズ素子530の周縁部近傍に凹部5322を備え、第4のレンズ素子540の物体側の面541は、光軸近傍に凹部5411を備え、第4のレンズ素子540の周縁部近傍に凸部5412を備えている点である。このほか、曲率半径、レンズ素子510〜540の中心厚の値が異なり、レンズ素子510〜540の間の空隙は、光学撮像レンズ1の値とは若干異なる。
本実施形態の光学撮像レンズ5の各レンズ素子の光学特性について、図20を参照すると、この場合、(Gaa/G34)、(G12/BFL)、(T3/G23)、(G23/BFL)、(G23/T1)、および(Gaa/ALT)の値は、
Figure 0005715677
光学撮像レンズの背面焦点距離BFLは、0.546mmであることに留意すべきである。光軸に沿った第1のレンズ素子510から第4のレンズ素子540までのすべての空隙の和Gaaは、0.315mmである。第1のレンズ素子510の物体側の面511から像面560までの距離は、2.471mmであり、光学撮像レンズ5の長さは、実際に短縮されている。
図19(a)〜19(d)に示すように、本実施形態の光学撮像レンズ5は、縦球面収差19(a)、サジタル方向の非点収差19(b)、タンジェンシャル方向の非点収差19(c)、および歪曲収差19(d)において、優れた特性を示す。従って、本実施形態の光学撮像レンズは、上記の実例によれば、実際に優れた光学性能を示し、また、光学撮像レンズ5の長さは効果的に短縮されている。
以下、図22〜25を参照する。
図22は、第6の例示的な実施形態による光学撮像レンズの、4つのレンズ素子を有する光学撮像レンズ6の例示的な断面図を示している。
図23は、第6の例示的な実施形態による光学撮像レンズ6の縦球面収差および他の種類の光学収差の例示的なチャートを示している。
図24は、第6の例示的な実施形態による光学撮像レンズ6の各レンズ素子についての光学データの例示的な表を示している。
図25は、第6の例示的な実施形態による光学撮像レンズ6についての非球面データの例示的な表を示している。
図22に示すように、第6の実施形態は、第1の実施形態と同様のものである。光学撮像レンズ6は、物体側A1から像側A2へ順に、開口絞り600と、第1のレンズ素子から第4のレンズ素子610〜640とを備える。フィルタユニット650および撮像センサの像面660は、光学撮像レンズ6の像側A2に配置される。物体側の面611〜641および像側の面612〜642を含む凸面もしくは凹面構造の配置、およびレンズ素子610〜640の屈折力は、光学撮像レンズ1と同じである。
さらに詳細には、第1のレンズ素子610の像側の面612は、光軸近傍に凸部6121を備え、第1のレンズ素子610の周縁部近傍に凸部6122を備え、第2のレンズ素子620の物体側の面621は、第2のレンズ素子620の周縁部近傍に凹部6212を備え、第2のレンズ素子620の像側の面622は、第2のレンズ素子620の周縁部近傍に凸部6222を備え、第4のレンズ素子640の像側の面642は、光軸近傍に凹部6421を備え、第4のレンズ素子640の周縁部近傍に凸部6422を備えている。
光学撮像レンズ1と光学撮像レンズ6との違いは、第4のレンズ素子640の物体側の面641が光軸近傍に凹部6411を備え、第4のレンズ素子640の周縁部近傍に凸部6412を備えている点である。このほか、曲率半径、レンズ素子610〜640の中心厚の値が異なり、レンズ素子610〜640の間の空隙は、光学撮像レンズ1の値とは若干異なる。
本実施形態の光学撮像レンズ6の各レンズ素子の光学特性について、図24を参照すると、この場合、(Gaa/G34)、(G12/BFL)、(T3/G23)、(G23/BFL)、(G23/T1)、(Gaa/ALT)、および(T4/T3)の値は、
Figure 0005715677
光学撮像レンズの背面焦点距離BFLは、0.544mmであることに留意すべきである。光軸に沿った第1のレンズ素子610から第4のレンズ素子640までのすべての空隙の和Gaaは、0.286mmである。第1のレンズ素子610の物体側の面611から像面660までの距離は、2.311mmであり、光学撮像レンズ6の長さは、実際に短縮されている。
図23(a)〜23(d)に示すように、本実施形態の光学撮像レンズ6は、縦球面収差23(a)、サジタル方向の非点収差23(b)、タンジェンシャル方向の非点収差23(c)、および歪曲収差23(d)において、優れた特性を示す。従って、本実施形態の光学撮像レンズは、上記の実例によれば、実際に優れた光学性能を示し、また、光学撮像レンズ6の長さは効果的に短縮されている。
以下、図26〜29を参照する。
図26は、第7の例示的な実施形態による光学撮像レンズの、4つのレンズ素子を有する光学撮像レンズ7の例示的な断面図を示している。
図27は、第7の例示的な実施形態による光学撮像レンズ7の縦球面収差および他の種類の光学収差の例示的なチャートを示している。
図28は、第7の例示的な実施形態による光学撮像レンズ7の各レンズ素子についての光学データの例示的な表を示している。
図29は、第7の例示的な実施形態による光学撮像レンズ7についての非球面データの例示的な表を示している。
図26に示すように、第7の実施形態は、第1の実施形態と同様のものである。光学撮像レンズ7は、物体側A1から像側A2へ順に、開口絞り700と、第1のレンズ素子から第4のレンズ素子710〜740とを備える。フィルタユニット750および撮像センサの像面760は、光学撮像レンズ7の像側A2に配置される。物体側の面711〜741および像側の面712〜742を含む凸面もしくは凹面構造の配置、およびレンズ素子710〜740の屈折力は、光学撮像レンズ1と同じである。
さらに詳細には、第1のレンズ素子710の像側の面712は、光軸近傍に凸部7121を備え、第1のレンズ素子710の周縁部近傍に凸部7122を備え、第2のレンズ素子720の物体側の面721は、第2のレンズ素子720の周縁部近傍に凹部7212を備え、第2のレンズ素子720の像側の面722は、第2のレンズ素子720の周縁部近傍に凸部7222を備え、第4のレンズ素子740の像側の面742は、光軸近傍に凹部7421を備え、第4のレンズ素子740の周縁部近傍に凸部7422を備えている。
光学撮像レンズ1と光学撮像レンズ7との違いは、曲率半径、レンズ素子710〜740の中心厚の値であり、レンズ素子710〜740の間の空隙は、光学撮像レンズ1の値とは若干異なる。
本実施形態の光学撮像レンズ7の各レンズ素子の光学特性について、図28を参照すると、この場合、(Gaa/G34)、(G12/BFL)、(T3/G23)、(G23/BFL)、(G23/T1)、(Gaa/ALT)、および(T4/T3)の値は、
Figure 0005715677
光学撮像レンズの背面焦点距離BFLは、0.571mmであることに留意すべきである。光軸に沿った第1のレンズ素子710から第4のレンズ素子740までのすべての空隙の和Gaaは、0.299mmである。第1のレンズ素子710の物体側の面711から像面760までの距離は、2.489mmであり、光学撮像レンズ7の長さは、実際に短縮されている。
図27(a)〜27(d)に示すように、本実施形態の光学撮像レンズ7は、縦球面収差27(a)、サジタル方向の非点収差27(b)、タンジェンシャル方向の非点収差27(c)、および歪曲収差27(d)において、優れた特性を示す。従って、本実施形態の光学撮像レンズは、上記の実例によれば、実際に優れた光学性能を示し、また、光学撮像レンズ7の長さは効果的に短縮されている。
以下、図30〜33を参照する。
図30は、第8の例示的な実施形態による光学撮像レンズの、4つのレンズ素子を有する光学撮像レンズ8の例示的な断面図を示している。
図31は、第8の例示的な実施形態による光学撮像レンズ8の縦球面収差および他の種類の光学収差の例示的なチャートを示している。
図32は、第8の例示的な実施形態による光学撮像レンズ8の各レンズ素子についての光学データの例示的な表を示している。
図33は、第8の例示的な実施形態による光学撮像レンズ8についての非球面データの例示的な表を示している。
図30に示すように、第8の実施形態は、第1の実施形態と同様のものである。光学撮像レンズ8は、物体側A1から像側A2へ順に、開口絞り800と、第1のレンズ素子から第4のレンズ素子810〜840とを備える。フィルタユニット850および撮像センサの像面860は、光学撮像レンズ8の像側A2に配置される。物体側の面811〜841および像側の面812〜842を含む凸面もしくは凹面構造の配置、およびレンズ素子810〜840の屈折力は、光学撮像レンズ1と同じである。
さらに詳細には、第1のレンズ素子810の像側の面812は、光軸近傍に凸部8121を備え、第1のレンズ素子810の周縁部近傍に凸部8122を備え、第2のレンズ素子820の物体側の面821は、第2のレンズ素子820の周縁部近傍に凹部8212を備え、第4のレンズ素子840の像側の面842は、光軸近傍に凹部8421を備え、第4のレンズ素子840の周縁部近傍に凸部8422を備える。
光学撮像レンズ1と光学撮像レンズ8との違いは、第2のレンズ素子820の像側の面822が光軸近傍に凸部8221を備え、第2のレンズ素子820の周縁部近傍に凹部8222を備えている点である。このほか、曲率半径、レンズ素子810〜840の中心厚の値が異なり、レンズ素子810〜840の間の空隙は、光学撮像レンズ1の値とは若干異なる。
本実施形態の光学撮像レンズ8の各レンズ素子の光学特性について、図32を参照すると、この場合、(Gaa/G34)、(T3/G23)、(G23/BFL)、(G23/T1)、および(T4/T3)の値は、
Figure 0005715677
光学撮像レンズの背面焦点距離BFLは、0.568mmであることに留意すべきである。光軸に沿った第1のレンズ素子810から第4のレンズ素子840までのすべての空隙の和Gaaは、0.425mmである。第1のレンズ素子810の物体側の面811から像面860までの距離は、2.247mmであり、光学撮像レンズ8の長さは、実際に短縮されている。
図31(a)〜31(d)に示すように、本実施形態の光学撮像レンズ8は、縦球面収差31(a)、サジタル方向の非点収差31(b)、タンジェンシャル方向の非点収差31(c)、および歪曲収差31(d)において、優れた特性を示す。従って、本実施形態の光学撮像レンズは、上記の実例によれば、実際に優れた光学性能を示し、また、光学撮像レンズ8の長さは効果的に短縮されている。
以下、図34〜37を参照する。
図34は、第9の例示的な実施形態による光学撮像レンズの、4つのレンズ素子を有する光学撮像レンズ9の例示的な断面図を示している。
図35は、第9の例示的な実施形態による光学撮像レンズ9の縦球面収差および他の種類の光学収差の例示的なチャートを示している。
図36は、第9の例示的な実施形態による光学撮像レンズ9の各レンズ素子についての光学データの例示的な表を示している。
図37は、第9の例示的な実施形態による光学撮像レンズ9についての非球面データの例示的な表を示している。
図34に示すように、第9の実施形態は、第1の実施形態と同様のものである。光学撮像レンズ9は、物体側A1から像側A2へ順に、開口絞り900と、第1のレンズ素子から第4のレンズ素子910〜940とを備える。フィルタユニット950および撮像センサの像面960は、光学撮像レンズ9の像側A2に配置される。物体側の面911〜941および像側の面912〜942を含む凸面もしくは凹面構造の配置、およびレンズ素子910〜940の屈折力は、光学撮像レンズ1と同じである。
さらに詳細には、第1のレンズ素子910の像側の面912は、光軸近傍に凸部9121を備え、第1のレンズ素子910の周縁部近傍に凸部9122を備え、第2のレンズ素子920の物体側の面921は、第2のレンズ素子920の周縁部近傍に凹部9212を備え、第4のレンズ素子940の像側の面942は、光軸近傍に凹部9421を備え、第4のレンズ素子940の周縁部近傍に凸部9422を備える。
光学撮像レンズ1と光学撮像レンズ9との違いは、第4のレンズ素子940の物体側の面941が光軸近傍に凹部9411を備え、第4のレンズ素子940の周縁部近傍に凸部9412を備えている点である。このほか、曲率半径、レンズ素子910〜940の中心厚の値が異なり、レンズ素子910〜940の間の空隙は、光学撮像レンズ1の値とは若干異なる。
本実施形態の光学撮像レンズ9の各レンズ素子の光学特性について、図36を参照すると、この場合、(Gaa/G34)、(G12/BFL)、(T3/G23)、(G23/BFL)、(G23/T1)、(Gaa/ALT)、および(T4/T3)の値は、
Figure 0005715677
光学撮像レンズの背面焦点距離BFLは、0.552mmであることに留意すべきである。光軸に沿った第1のレンズ素子910から第4のレンズ素子940までのすべての空隙の和Gaaは、0.363mmである。第1のレンズ素子910の物体側の面911から像面960までの距離は、2.307mmであり、光学撮像レンズ9の長さは、実際に短縮されている。
図35(a)〜35(d)に示すように、本実施形態の光学撮像レンズ9は、縦球面収差35(a)、サジタル方向の非点収差35(b)、タンジェンシャル方向の非点収差35(c)、および歪曲収差35(d)において、優れた特性を示す。従って、本実施形態の光学撮像レンズは、上記の実例によれば、実際に優れた光学性能を示し、また、光学撮像レンズ9の長さは効果的に短縮されている。
図38を参照すると、9つすべての実施形態についての(Gaa/G34)、(G12/BFL)、(T3/G23)、(G23/BFL)、(G23/T1)、(Gaa/ALT)、および(T4/T3)の値を示しており、本発明の光学撮像レンズが(1)、(2)、(3)および/もしくは(3’)、(4)および/もしくは(4’)、(5)および/もしくは(5’)、(6)、または(7)を満たしていることは明らかである。
図39を参照すると、上述の光学撮像レンズを適用した携帯機器20の第1の実施形態についての例示的な構造図を示している。携帯機器20は、ハウジング21と、ハウジング21内に配置された撮影モジュール22とを備える。携帯機器20は、一例として携帯電話機とすることができるが、これに限定されない。
図39に示すように、撮影モジュール22は、4つのレンズ素子を有する上述の光学撮像レンズである、例えば第1の実施形態の光学撮像レンズ1と、光学撮像レンズ1を位置決めするためのレンズ鏡筒23と、レンズ鏡筒23を位置決めするためのモジュール収容ユニット24と、モジュール収容ユニット24を位置決めするための基板162と、光学撮像レンズ1の像側に配置される撮像センサ161とを備えることができる。像面160は、撮像センサ161上に形成される。
他のいくつかの例示的な実施形態では、フィルタユニット150の構成を省くことができる。いくつかの例示的な実施形態では、ハウジング21、レンズ鏡筒23、および/またはモジュール収容ユニット24は、1つのコンポーネントに統合するか、または複数のコンポーネントで組み立てることができる。
いくつかの例示的な実施形態では、本実施形態で用いる撮像センサ161は、チップ・オン・ボード(COB:Chip On Board)パッケージの形態で基板162に直接装着されており、そのようなパッケージは、従来のチップ・スケール・パッケージ(CSP:Chip Scale Package)とは異なり、COBパッケージは、光学撮像レンズ1における撮像センサ161の前面にカバーガラスを必要としない。上述の例示的な実施形態は、このパッケージ型式に限定されるものではなく、また、他の記載の実施形態に選択的に組み込むことができる。
4つのレンズ素子110、120、130、140は、隣接する2つのレンズ素子間を空隙で分離するようにして、レンズ鏡筒23内に配置される。
モジュール収容ユニット24は、レンズ鏡筒23を位置決めするための台座要素2401および撮像センサ支持台座2406を備え、この場合の撮像センサ支持台座2406は、他の実施形態では必要ない。レンズ鏡筒23と台座要素2401は同一の軸I−I’に沿って配置され、レンズ鏡筒23は台座要素2401の内部に配置される。
光学撮像レンズ1の長さは僅か2.345(mm)であるので、携帯機器20のサイズは極めて小さくすることができる。従って、本明細書に記載の実施形態は、小型化された製品設計に対する市場の需要を満たすものである。
次に、図40を参照すると、上述の光学撮像レンズ1を適用した携帯機器20’の第2の実施形態についての別の構造図を示している。携帯機器20’と携帯機器20との違いの1つは、台座要素2401が、第1のレンズ台座2402と、第2のレンズ台座2403と、コイル2404と、磁気ユニット2405とをさらに含むこと、とする点である。
レンズ鏡筒23の外側に接近している第1のレンズ台座2402と、レンズ鏡筒23とは、軸II’に沿って配置されている。第2のレンズ台座2403は、軸II’に沿って、第1のレンズ台座2402の外側の周りに配置されている。コイル2404は、第1のレンズ台座2402の外側と第2のレンズ台座2403の内側との間に配置されている。磁気ユニット2405は、コイル2404の外側と第2のレンズ台座2403の内側との間に配置されている。撮像センサ支持台座2406の像側に向いている端部は、第2のレンズ台座2403に接近している。
レンズ鏡筒23と、その中に配置された光学撮像レンズ1は、軸II’に沿って動くように、第1のレンズ台座2402で駆動される。携帯機器20’の残りの構造は、携帯機器20と同様である。
同様に、光学撮像レンズ1の長さが2.345(mm)と短縮されていることから、携帯機器20’は、より小型に設計することができると同時に、それでも良好な光学性能が得られる。
従って、本実施形態は、小型の製品設計に対する市場の需要を満たし、良好な光学特性および画像品質を維持するものである。よって、本実施形態は、経済的利益のためにハウジングの原料量を削減するだけでなく、製品設計の小型化傾向および消費者の需要も満たすものである。
上記の実例によれば、例示的な実施形態における携帯機器およびその光学撮像レンズは、4つのレンズ素子間の光軸に沿ったすべての空隙の和に対する少なくとも1つのレンズ素子の中心厚の比率を所定範囲内に制御するとともに、レンズ素子の詳細な構造および/または屈折力を組み込むことによって、光学撮像レンズの長さが効果的に短縮されると同時に、それでも良好な光学特性が得られることは、明らかである。
開示された原理による種々の実施形態について上記で説明したが、当然のことながら、これらは単なる例として提示したものにすぎず、限定するものではない。よって、例示的な実施形態の広さおよび範囲は、上記実施形態のいずれによっても限定されるべきではなく、本開示に係る請求項およびそれらの均等物によってのみ規定されるべきである。
また、記載した実施形態において上記効果および特徴を提示しているが、それらは、上記効果の一部またはすべてを実現するプロセスおよび構造への、かかる請求項の適用を限定するものではない。
また、本明細書におけるセクションの見出しは、本開示に係るいかなる請求項で記載される発明も、限定または特徴付けするものではない。特に、「背景技術」における技術の記載は、技術が、本開示の発明の先行技術であることを認めるものと解釈されるべきではない。
また、本開示における単数形での「発明」という表現は、本開示における新規な点が1つのみであることを主張するために用いられるものではない。本開示に係る複数の請求項での限定に従って複数の発明を規定することができ、よって、かかる請求項は、それらにより保護される発明およびそれらの均等物を規定するものである。いずれの場合も、かかる請求項の範囲は、本開示に照らして、それらの実体によって解釈されるものとし、本明細書の見出しによって制限されるべきではない。

Claims (5)

  1. 光学撮像レンズであって、
    開口絞りと、各々が物体側に向いた物体側の面と像側に向いた像側の面とを有する、第1のレンズ素子と、第2のレンズ素子と、第3のレンズ素子と、第4のレンズ素子と、を光軸に沿って当該順序で物体側から像側へ亘って備え、当該光学撮像レンズに対し全体として屈折力を有せしめるレンズ素子が前記第1乃至第4のレンズ素子のみからなり、
    前記第1のレンズ素子は、正の屈折力を有するとともに、凸面をなす前記物体側の面を有し、
    前記第2のレンズ素子は、負の屈折力を有するとともに、当該第2のレンズ素子の周縁部近傍に凹部をなす前記物体側の面と、当該第2のレンズ素子の周縁部近傍に凸部をなす前記像側の面と、を有し、
    前記第4のレンズ素子は、光軸近傍に凹部をなすとともに当該第4のレンズ素子の周縁部近傍に凸部をなす前記像側の面を有し、
    前記第1のレンズ素子から前記第4のレンズ素子までの光軸に沿った空隙の和を示すGaaと、前記第3のレンズ素子と前記第4のレンズとの間の光軸に沿った空隙を示すG34とは、不等式
    Figure 0005715677
    を満たし、
    前記第2のレンズ素子と前記第3のレンズとの間の光軸に沿った空隙を示すG 23 と、前記第1のレンズ素子の光軸に沿った中心厚を示すT 1 と、前記第3のレンズ素子の光軸に沿った中心厚を示すT 3 とは、不等式
    Figure 0005715677
    を満たす
    ことを特徴とする光学撮像レンズ。
  2. 前記第1乃至第4のレンズ素子の光軸に沿ったレンズ素子の厚さの総和として定義されるALTと、前記aaとは、不等式
    Figure 0005715677
    を満たすことを特徴とする請求項に記載の光学撮像レンズ。
  3. 記T 3と、前記第4のレンズ素子の光軸に沿った中心厚を示すT4とは、不等式
    Figure 0005715677
    を満たすことを特徴とする請求項1に記載の光学撮像レンズ。
  4. 記G 23と、前記T 1とは、不等式
    Figure 0005715677
    を満たすことを特徴とする請求項に記載の光学撮像レンズ。
  5. 前記第1のレンズ素子は、当該第1のレンズ素子の周縁部近傍に凸部をなす前記像側の面を有することを特徴とする請求項1に記載の光学撮像レンズ。
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