JP5713754B2 - Ceiling foundation structure - Google Patents
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Description
本願発明は、天井下地構造に関し、さらに詳しくは耐震性能を高めた天井下地構造に関するものである。 The present invention relates to a ceiling foundation structure, and more particularly to a ceiling foundation structure with improved seismic performance.
従来型の天井下地構造としては、野縁と該野縁と直交する野縁受けとからなり、建物の構造体から吊りボルトで吊り下げて支持されているものがある(例えば、特許文献1参照) 。 A conventional ceiling foundation structure includes a field edge and a field edge receiver orthogonal to the field edge, and is supported by being suspended from a building structure with a suspension bolt (see, for example, Patent Document 1). )
また、間仕切り用の下地構造としては、角形鋼に対してチャンネルを直交状に挿通した構造のものが従来から知られている(例えば、特許文献2参照)。
ところで、上記特許文献1に開示されている天井下地構造の場合、野縁と野縁受けとの直交部分は、接合金具を用いて同定する構造としたり、クリップ状部材を手で折り曲げて止めたりしている。しかしながら、このような固定構造とした場合、地震が起きた時、接合金具が外れたり、クリップ状部材の折り曲げている部分が開いて外れたりして、野縁が天井とともに落下してしまうおそれがある。 By the way, in the case of the ceiling foundation structure disclosed in Patent Document 1, the orthogonal portion between the field edge and the field edge receiver is configured to be identified by using a joint fitting, or the clip-shaped member is bent by hand and stopped. doing. However, with such a fixed structure, when an earthquake occurs, there is a risk that the joint will come off or the bent part of the clip-shaped member will open and come off, and the field edge will fall with the ceiling. is there.
また、特許文献2に開示されている下地構造を、天井下地構造に適用した場合、野縁受け(チャンネル〉が角形鋼の中を通ってしっかり嵌めこまれといるところから、野縁受け(チャンネル)が脱落することはないが、チャンネルを角形鋼に挿通し易くするために、角形鋼の一部からなる扉状の板片を形成し、チャンネル挿通後に板片でチャンネルを挟む構造としている。すると、地震による横揺れによって、チャンネルが水平方向に移動し、扉状の板片の左右方向への規制だけでは不十分な場合があり、扉状の板片が変形してしまい、チャンネルが左右に動いてしまうという不具合が生じるおそれがある。
In addition, when the ground structure disclosed in
本願発明は、上記のような課題を解決するために行われたものであり、耐震性能に優れた天井下地構造を提供することを目的としてなされたものである。 The present invention has been made in order to solve the above-described problems, and has been made for the purpose of providing a ceiling foundation structure having excellent seismic performance.
本願発明では、上記課題を解決するための第1の手段として、平行に並ぶ多数の中空な金属製角形筒1,1・・と該各金属製角形筒1に形成した嵌挿穴11, 11・・に対して直交する多数のチャンネル2, 2・・を挿通してなり、前記チャンネル2,2・・を吊りボルト3, 3・・を用いて吊り下げるように構成された天井下地構造において、前記各金属製角形筒1における前記チャンネル2,2・・との交差部A,A・・に、前記各金属製角形筒1に対して上方から嵌合される下方が開放された断面コ字状を呈し且つ前記各チャンネル2に対して上方から嵌合される下方が開放された嵌合溝17,17・・がそれぞれ形成された固定金具6,6・・を取り付けるとともに、該各固定金具6,6・・には、前記嵌合溝17,17の下端部に架設され、前記各チャンネル2,2・・の下端に当接される支持板26を取り付けている。
In the present invention, as a first means for solving the above-mentioned problems, a large number of hollow metal square tubes 1, 1... Arranged in parallel and
上記のように構成したことにより、金属製角形筒1とチャンネル2,2・・との交差部A,A・・が強固に補強されることとなり、地震時においても、チャンネル2,2・・が左右方向(即ち、水平方向)に動かないように固定される。従って、激震に耐え得る耐震性能に優れた天井下地構造となり、また地震発生時におけるチャンネル2の縦揺れが支持板26の存在により防止されることから、より一層耐震性能に優れた天井下地構造が得られる。
By configuring as described above, the intersections A, A,... Between the metal rectangular tube 1 and the
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第2の手段として、上記第1の手段を備えた天井下地構造において、前記金属製角形筒1に、前記チャンネル2が挿通された嵌挿穴11に連続する開口12を形成し且つ該開口12の片側口縁12aに、該片側口縁12aを折曲部として開閉自在とされ、前記チャンネル2に近接される固定片13を一体に突設することもでき、そのように構成した場合、固定片13を押し開きながらチャンネル2を挿通させ、あるいは固定片13を手指で押し開いた状態でチャンネル2を挿通させた後、固定片13を閉じれば、金属製角形筒1へのチャンネル2の組付を容易且つ確実に行うことができる。
In the invention of the present application, as a second means for solving the above-described problem, in the ceiling foundation structure provided with the first means, a fitting insertion hole in which the
本願発明の第1の手段によれば、平行に並ぶ多数の中空な金属製角形筒1,1・・と該各金属製角形筒1に形成した嵌挿穴11,11・・に対して直交する多数のチャンネル2,2・・を挿通してなり、前記チャンネル2,2・・を吊りボルト3,3・・を用いて吊り下げるように構成された天井下地構造において、前記各金属製角形筒1における前記チャンネル2,2・・との交差部A,A・・に、前記各金属製角形筒1に対して上方から嵌合される下方が開放された断面コ字状を呈し且つ前記各チャンネル2に対して上方から嵌合される下方が開放された嵌合溝17,17がそれぞれ形成された固定金具6,6・・を取り付けて、金属製角形筒1とチャンネル2,2・・との交差部A,A・・が強固に補強されることとなり、地震時においても、チャンネル2,2・・が左右方向(即ち、水平方向)に動かないように固定されるようにしたので、激震に耐え得る耐震性能に優れた天井下地構造が得られ、また地震発生時におけるチャンネル2の縦揺れが支持板26の存在により防止されることから、より一層耐震性能に優れた天井下地構造が得られるという効果がある。
According to the first means of the present invention, a plurality of hollow metal square tubes 1, 1... Arranged in parallel and orthogonal to the
本願発明の第2の手段におけるように、上記第1の手段を備えた天井下地構造において、前記金属製角形筒1に、前記チャンネル2が挿通された嵌挿穴11に連続する閉口12を形成し且つ該開口12の片側口縁12aに、該片側口縁12aを折曲部として開閉自在とされ、前記チャンネル2に近接される固定片13を一体に突設することもでき、そのように構成した場合、固定片13を押し開きながらチャンネル2を挿通させ、あるいは固定片13を手指で押し開いた状態でチャンネル2を挿通させた後、固定片13を閉じれば、金属製角形筒1へのチャンネル2の組付を容易且つ確実に行うことができる。
As in the second means of the present invention, in the ceiling base structure provided with the first means, the metal rectangular tube 1 is formed with a
以下、添付の図面を参照して、本願発明の第1の実施の形態の構成の前提となる参考例の構成および同参考例の構成を前提として構成される本願発明の第1の実施の形態の構成について説明する。 Hereinafter, with reference to the accompanying drawings, the configuration of a reference example which is a premise of the configuration of the first embodiment of the present invention and the first embodiment of the present invention configured based on the configuration of the reference example The configuration of will be described.
参考例
図1ないし図6には、後に述べる本願発明の第1の実施の形態の構成の前提となる参考例にかかる天井下地構造が示されている。
Reference Example FIGS. 1 to 6 show a ceiling foundation structure according to a reference example which is a premise of the configuration of the first embodiment of the present invention described later .
この天井下地構造は、図1に示すように、平行に並ぶ多数の中空な金属製角形筒1,1・・と該金属製角形筒1,1・・に形成した嵌挿穴11,11・・(図2参照)に対して直交する多数のチャンネル2,2・・を挿通してなり、前記チャンネル2,2・・を吊りボルト3,3・・を用いて吊り下げるように構成されている。符号4は前記金属製角形筒1,1・・の端部を支持する断面コ字状の支持部材、5は前記金属製角形筒1,1・・の途中部分を支持するH型鋼である。
As shown in FIG. 1, the ceiling base structure has a large number of hollow metal rectangular tubes 1, 1... Arranged in parallel and
そして、前記各金属製角形筒1は、図2に示すように、所定の幅に切断された金属板をその両端がコーナの一点において接するように四角筒状に折曲して構成された中空な金属板四角筒によって構成されている。前記金属板の一方の端部には、前記金属板角形筒1の内側に折曲され、さらにその先端部が外側に向かって折山されてなる逆J字状折曲部31 が設けられ、前記金属板の他方の端部には、内側に逆U字状折曲部32が設けられており、両者を連続して嵌合圧着せしめて水平方向に連続するコーナ型接続部33として成形されている。そして、該コーナ型接続部33における逆U宇状折曲部32の基端から内側に向かってコの字状に突出するリブ34が水平方向に連続して形成されている。このように構成したことにより、金属製角形筒1のいずれの四面を、後述する開口形成部およびボード貼付面として選択することが可能となる。また、コーナ型接続部33の外れをリブ34により防止できるとともに金属製角形筒1の剛性強化も図れる。
As shown in FIG. 2, each of the metal square tubes 1 is a hollow formed by bending a metal plate cut into a predetermined width into a square tube shape so that both ends thereof are in contact at one corner. It is constituted by a simple metal plate square tube. One end portion of the metal plate is provided with an inverted J-
前記各金属製角形筒1には、図2に示すように、前記チャンネル2が挿通された嵌挿穴11に連続する開口12が形成されており、該開口12の片側口縁(例えば、上部口縁)12aには、該上部口縁12aを折曲部として開閉自在とされ、前記チャンネル2に近接される固定片13が一体に突設されている。符号14は前記チャンネル2の嵌挿穴11への挿通状態を維持するための舌片、15は前記開口上部口縁12aに形成された折曲を容易にするための長穴、16は前記開口上部口縁12aに形成された折曲を容易にするためのヌスミ部、12bは前記開口12に連続して形成された手指挿入用の余剰空間である。このように構成したことにより、固定片13を押し開きながらチャンネル2を挿通させ、あるいは固定片13を手指で押し開いた状態でチャンネル2を挿通させた後、固定片13 を閉じれば、金属製角形筒1へのチャンネル2の組付が容易且つ確実に行うことができる.
ところで、前記金属製角形筒1,1・・における前記チャンネル2,2・・との各交差部Aには、後述する固定金具6が取り付けられる。この固定金具6は、図2および図3に示すように、前記金属製角形筒1に対して上方から嵌合される下方が開放された断面コ字状を呈し且つ前記チャンネル2に対して上方から嵌合される下方が開放された嵌合溝17,17が形成された構成となっており、天面6aを金属製角形筒1の上面1aに対してビス18を用いて取り付けるとともに、側面6bにおける前記嵌合溝17の両側部分17a,17aの下端部をビス19,19を用いて取り付けることによって、各交差部Aにおいて金属製角形筒1とチャンネル2とを強同に結合することができるようになっている。
As shown in FIG. 2, each metal square tube 1 is formed with an
By the way, a fixing bracket 6 to be described later is attached to each intersection A of the metal rectangular tubes 1, 1,... With the
また、本参考例においては、図1に示すように、選ばれたチャンネル2を吊り下げている吊りボルト3,3・・のうち選ばれたものの下端部と、前記チャンネル2に隣合うチャンネル2,2を吊り下げている吊りボルト3,3の上端部との間には、断面コ字状の斜め補強材20,20が架設されている。該各斜め補強材20の上端部には、図4に示すように、取り付け用ボルト21が固着されており、該取り付け用ボルト21の先端部には、前記吊りボルト3の上端部に対して係合する係合溝22a,22aを有する取付金具22が螺着されている。一方、前記斜め補強材20,20の下端部は、吊りボルト3に対して取付金具23を介して取り付けられた断面コ字状の支持部材24の両端部に対して斜め上向き姿勢で取り付けられている。このようにすると、地震発生時の横揺れによって、周囲の壁に天井下地材が衝突するおそれがなくなるが、斜め補強材20,20の下端部付近に地震による水平力が集中してかかるおそれがある。そこで、斜め補強材20,20の下端部が取り付けられている吊りボルト23によって吊り下げられているチャンネル2と金属製角形筒1との交差部Aにおいて、固定金具6を取り付けるのが望ましい。
Further, in this reference example , as shown in FIG. 1, the lower end portion of the selected one of the
さらに、前記吊りボルト23の下端部は、図6に示すように、ハンガー25を介してチャンネル3に支持されている。
Further, the lower end portion of the
上記のように構成された天井下地構造においては、金属製角形筒1,1・・とチャンネル2,2・・との交差部A,A・・が固定金具6,6・・によって強固に補強されることとなる。従って、地震時においても、チャンネル2,2・・が左右方向(即ち、水平方向)に動かないように固定されることとなり、激震に耐え得る耐震性能に優れた天井下地構造が得られる。しかも、前記各金属製角形筒1には、前記チャンネル2が挿通された嵌挿穴11に連続する開口12を形成し且つ該開口12の片側口縁12aには、該片側口縁12aを折曲部として開閉自在とされ、前記チャンネル2に近接される固定片13を一体に突設する構成としたことにより、固定片13を押し開きながらチャンネル2を挿通させ、あるいは固定片13を手指で押し開いた状態でチャンネル2を挿通させた後、固定片13を閉じれば、金属製角形筒1へのチャンネル2の組付が容易且つ確実に行うことができる。
In the ceiling base structure constructed as described above, the intersections A, A,... Between the metal rectangular tubes 1, 1... And the
第1の実施の形態
図7には、上記参考例の構成を前提として構成される本願発明の第1の実施の形態にかかる天井下地構造の要部(上述した図1のA部に相当する部分)を拡大した斜視図が示されている。
The first embodiment Figure 7 corresponds to the main part (A portion in FIG. 1 described above ceiling foundation structure according to the first embodiment of the composed present invention assumes the configuration of the reference example The perspective view which expanded the part) is shown.
この場合、先ず図7中の固定金具6は、上述の参考例にかかる天井下地構造における固定金具6に相当し、該固定金具6には、その嵌合溝17の下端部に架設され、チャンネル2の下端に当接される金属製(例えば、鋼板製) の支持板26が取り付けられている。この支持板26の取付は、金属製角形筒1とチャンネル2との交差部Aへの固定金具6の取付と同時にビス19,19の締め付けにより行われる。このように構成した場合、地震発生時におけるチャンネル2の縦揺れが支持板26の存在により防止されることとなり、より一層耐震性能に優れた天井下地構造が得られる。
In this case, first, the fixing metal 6 in FIG. 7 corresponds to the fixing metal 6 in the ceiling base structure according to the above-described reference example , and the fixing metal 6 is installed at the lower end portion of the
その他の構成および作用効果は、上述した参考例におけるものと同様なので、重複を避けて詳細な説明を省略する。 Since other configurations and operational effects are the same as those in the above-described reference example , detailed description is omitted to avoid duplication.
なお、本願発明は、上記参考例および第1の実施の形態において説明したものに限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜設計変更可能なことは勿論である。 The present invention is not limited to the one described in the reference example and the first embodiment, and it is needless to say that the design can be changed as appropriate without departing from the gist of the invention.
1は金属製角形筒
2はチャンネル
3は吊りボルト
6は固定金具
11は嵌挿穴
12は開口
12aは片側口縁
13は固定片
17は嵌合溝
26は支持板
Aは交差部
1 is a metal square tube
2 is the channel
3 is a hanging bolt
6 is a fixture
11 is an insertion hole
12 is an opening
12a is a lip on one side
13 is a fixed piece
17 is a fitting groove
26 is a support plate
A is the intersection
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