JP5710698B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
例えば特許文献1には、複数の電気部品と、電気部品を制御する制御基板又は電気部品と制御基板とを中継する中継基板の少なくとも一方を含む基板と、複数の電気部品と基板とを接続するコネクタと、を備え、パチンコ遊技機の制御を実行するパチンコ遊技機用制御機器であって、電気部品のうちの特定の電気部品に対して、他の電気部品とは異なるコネクタを使用するように構成したパチンコ遊技機用制御機器が開示されている。
また、遊技機には、特定の動作を行うように構成されたギミックなどの可動部材が設けられる。そして、可動部材は、遊技の進行に応じて動作し演出等を行う。
そこで、本発明は、可動部材に電子部品のハーネスが引っ掛からないようにすることを目的とする。
電子部品214と、電子部品214に差し込まれるコネクタ72Cと、当該電子部品214への電源経路あるいは信号経路に用いられる電線72Lと、を有するハーネス72と、電子部品214が所定の挿入量にて挿入されることにより電子部品214を保持する保持部73と、可動部530を有するとともに、前記電子部品214に対向配置される可動部材115と、前記可動部材115に設けられ、前記ハーネス72と当該可動部材115の前記可動部530との間に介在するとともに電子部品214に接触する接触部821を有する介在部材80と、を備え、介在部材80は、保持部73に対して電子部品214が所定の挿入量にて挿入されていない場合に、接触部821が電子部品214を保持部73に向けて押し込むことを特徴とする遊技機である。
〔遊技機の基本構成〕
図1は、本実施の形態に係るパチンコ遊技機100の概略正面図である。
同図に示す遊技機の一例としてのパチンコ遊技機100は、遊技者の指示操作により打ち出された遊技球が入賞すると賞球を払い出すように構成されたものである。このパチンコ遊技機100は、遊技球が打ち出される遊技盤110と、遊技盤110を囲む枠部材150とを備えている。遊技盤110は、枠部材150に着脱自在に取り付けられている。以下の説明において、パチンコ遊技機100から見て遊技者側を前方または表、遊技者側とは反対側を後方または裏とする。また、左、右、上、下は、遊技者から見た方向を意味する。
本実施の形態では、遊技者により視認され易い遊技領域111aの位置に、演出のための各種の画像を表示する画像表示部114が配設されている。この画像表示部114は、液晶ディスプレイ等による表示画面を備え、遊技者によるゲームの進行に伴い、例えば、図柄抽選結果(図柄変動結果)を遊技者に報知するための装飾図柄を表示したり、キャラクタの登場やアイテムの出現による演出画像を表示したりする。
また、パチンコ遊技機1は、各種の演出に用いられる可動役物115および盤ランプ116を備えている。可動役物115は、特定の動作をすることにより各種の演出を行い、また、盤ランプ116は、発光することで各種の演出を行う。
第2始動口122は、チューリップの花の形をした一対の羽根が電動ソレノイドにより開閉すると共に点灯する普通電動役物としての電動チューリップ123を備えている。電動チューリップ123は、羽根が閉じていると、遊技球が第2始動口122へ入り難い一方で、羽根が開くと第2始動口122の入口が拡大して遊技球が第2始動口122へ入り易くなるように構成されている。そして、電動チューリップ123は、普通図柄抽選に当選すると、点灯ないし点滅しながら羽根が規定時間(例えば6秒間)および規定回数(例えば3回)だけ開く。
なお、本実施の形態では、遊技領域111aに第1始動口121および第2始動口122が配設されているが、いずれか一方のみを配設する構成例やさらに他の始動口を配設する構成例も考えられる。また、本実施の形態では、遊技領域111aに大入賞口125が1つ配設されているが、大入賞口125を複数配設する構成例も考えられる。
本実施の形態では、遊技盤110の右下の位置に、抽選結果や保留数に関する表示を行う表示器130が配設されている。
なお、本実施の形態では、皿153を上下皿一体で構成しているが、上皿と下皿とを分離する構成例も考えられる。また、ハンドル151を所定条件下で発光させる構成例も考えられる。
また、枠部材150は、遊技盤110を遊技者と隔てるための透明板(不図示)を備えている。
パチンコ遊技機100の表示器130は、図2の(a)に示すように、第1始動口121の入賞に対応して作動する第1特別図柄表示器221と、第2始動口122の入賞に対応して作動する第2特別図柄表示器222と、ゲート124の通過に対応して作動する普通図柄表示器223と、を備えている。第1特別図柄表示器221は、第1始動口121の入賞による特別図柄を変動表示しその抽選結果を表示する。第2特別図柄表示器222は、第2始動口122の入賞による特別図柄を変動表示しその抽選結果を表示する。普通図柄表示器223は、遊技球がゲート124を通過することにより普通図柄を変動表示しその抽選結果を表示する。第1特別図柄表示器221、第2特別図柄表示器222および普通図柄表示器223の各々は、LED表示装置で構成され、その点灯態様によって各抽選結果を表す図柄が表示される。
次に、パチンコ遊技機100での動作制御や信号処理を行う制御ユニットについて説明する。
図3は、制御ユニットの内部構成を示すブロック図である。同図に示すように、制御ユニットは、メイン制御手段として、内部抽選および当選の判定等といった払い出す賞球数に関する各種制御を行う遊技制御部200を備えている。また、サブ制御手段として、演出を統括的に制御する演出制御部300と、画像および音響を用いた演出を制御する画像/音響制御部310と、各種のランプおよび可動役物115を用いた演出を制御するランプ制御部320と、払出球の払い出し制御を行う払出制御部400と、を備えている。
遊技制御部200は、内部抽選および当選の判定等といった払い出し賞球数に関連する各種制御を行う際の演算処理を行うCPU201と、CPU201にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM202と、CPU201の作業用メモリ等として用いられるRAM203と、を備えている。
遊技制御部200は、第1始動口121または第2始動口122に遊技球が入賞すると特別図柄抽選を行い、特別図柄抽選での当選か否かの判定結果を演出制御部300に送る。また、特別図柄抽選時の当選確率の変動設定(例えば300分の1から30分の1への変動設定)、特別図柄抽選時の特別図柄変動時間の短縮設定、および普通図柄抽選時の普通図柄変動時間の短縮設定を行い、設定内容を演出制御部300に送る。
さらに、遊技制御部200は、電動チューリップ123の羽根の開時間の延長、および電動チューリップ123の羽根が開く回数の設定、さらには羽根が開く際の開閉動作間隔の設定を制御する。また、遊技球が連続的に第1始動口121または第2始動口122へ入賞したときの未抽選分の限度個数(例えば4個)までの保留や、遊技球が連続的にゲート124を通過したときの未抽選分の限度個数(例えば4個)までの保留を設定する。
また、遊技制御部200は、特別図柄抽選の結果に応じて、大入賞口125が所定条件(例えば30秒経過または遊技球10個の入賞)を満たすまで開状態を維持するラウンドを所定回数だけ繰り返すように制御する。さらには、大入賞口125が開く際の開閉動作間隔を制御する。
払出制御部400が遊技制御部200の指示に従って賞球の払い出しを行った場合には、遊技制御部200は、払い出した賞球の個数に関する情報を払出制御部400から取得する。それにより、払い出した賞球の個数を管理する。
さらに、遊技制御部200には、大入賞口125への遊技球の入賞を検出する大入賞口検出部(大入賞口スイッチ(SW))215と、大入賞口125を閉状態と突出傾斜した開状態とに設定する大入賞口開閉部216と、普通入賞口126への遊技球の入賞を検出する普通入賞口検出部(普通入賞口スイッチ(SW))217と、が接続されている。
さらに、遊技制御部200には、第1始動口121への遊技球の入賞により始動した特別図柄抽選の結果を表示する第1特別図柄表示器221と、第2始動口122への遊技球の入賞により始動した特別図柄抽選の結果を表示する第2特別図柄表示器222と、普通図柄抽選の結果を表示する普通図柄表示器223と、パチンコ遊技機100の状態を表示する状態表示器224と、が接続されている。
次に、演出制御部300は、演出を制御する際の演算処理を行うCPU301と、CPU301にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM302と、CPU301の作業用メモリ等として用いられるRAM303と、日時を計測するリアルタイムクロック(RTC)304と、を備えている。
演出制御部300は、例えば遊技制御部200から送られる特別図柄抽選での当選か否かの判定結果に基づいて、演出内容を設定する。その際、演出ボタン等(演出ボタン161および演出キー162)を用いたユーザからの操作入力を受けて、操作入力に応じた演出内容を設定する場合もある。この場合、例えば演出ボタン等のコントローラ(不図示)から操作に応じた信号(操作信号)を受け付け、この操作信号により識別される操作内容を演出の設定に反映させる。また、遊技が所定期間中断された場合には、演出の一つとして客待ち用の画面表示の設定を指示する。
さらには、遊技制御部200が特別図柄抽選時の当選確率を変動させた場合、特別図柄抽選時の特別図柄変動時間を短縮させた場合、および普通図柄抽選時の普通図柄変動時間を短縮させた場合には、演出制御部300は設定された内容に対応させて演出内容を設定する。
また、演出制御部300は、設定した演出内容の実行を指示するコマンドを画像/音響制御部310およびランプ制御部320に送る。
画像/音響制御部310は、演出内容を表現する画像および音響を制御する際の演算処理を行うCPU311と、CPU311にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM312と、CPU311の作業用メモリ等として用いられるRAM313と、を備えている。
そして、画像/音響制御部310は、演出制御部300から送られたコマンドに基づいて、画像表示部114に表示する画像およびスピーカ156から出力する音響を制御する。
具体的には、画像/音響制御部310のROM312には、画像表示部114において遊技中に表示する図柄画像や背景画像、遊技者に抽選結果を報知するための装飾図柄、遊技者に予告演出を表示するためのキャラクタやアイテム等といった画像データが記憶されている。さらには、画像データと同期させて、または画像データとは独立にスピーカ156から出力させる楽曲や音声、さらにはジングル等の効果音等といった各種音響データが記憶されている。CPU311は、ROM312に記憶された画像データや音響データの中から、演出制御部300から送られたコマンドに対応したものを選択して読み出す。さらには、読み出した画像データを用いて背景画像表示、図柄画像表示、図柄画像変動、およびキャラクタ/アイテム表示等のための画像処理と、読み出した音響データを用いた音声処理とを行う。
そして、画像/音響制御部310は、画像処理された画像データにより画像表示部114での画面表示を制御する。また、音声処理された音響データによりスピーカ156から出力される音響を制御する。
ランプ制御部320は、盤ランプ116や枠ランプ157の発光、および可動役物115の動作を制御する際の演算処理を行うCPU321と、CPU321にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM322と、CPU321の作業用メモリ等として用いられるRAM323と、を備えている。
そして、ランプ制御部320は、演出制御部300から送られたコマンドに基づいて、盤ランプ116や枠ランプ157の点灯/点滅や発光色等を制御する。また、可動役物115の動作を制御する。
具体的には、ランプ制御部320のROM322には、演出制御部300にて設定される演出内容に応じた盤ランプ116や枠ランプ157での点灯/点滅パターンデータおよび発光色パターンデータ(発光パターンデータ)が記憶されている。CPU321は、ROM322に記憶された発光パターンデータの中から、演出制御部300から送られたコマンドに対応したものを選択して読み出す。そして、ランプ制御部320は、読み出した発光パターンデータにより盤ランプ116や枠ランプ157の発光を制御する。
また、ランプ制御部320のROM322には、演出制御部300にて設定される演出内容に応じた可動役物115の動作パターンデータが記憶されている。CPU321は、可動役物115に対しては、読み出した動作パターンデータによりその動作を制御する。
払出制御部400は、払出球の払い出しを制御する際の演算処理を行うCPU401と、CPU401にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM402と、CPU401の作業用メモリ等として用いられるRAM403と、を備えている。
そして、払出制御部400は、遊技制御部200から送られたコマンドに基づいて、払出球の払い出しを制御する。
具体的には、払出制御部400は、遊技制御部200から、遊技球が入賞した場所(第1始動口121等)に応じた所定数の賞球を払い出すコマンドを取得する。そして、コマンドに指定された数だけの賞球を払い出すように払出駆動部411を制御する。ここでの払出駆動部411は、遊技球の貯留部から遊技球を送り出す駆動モータで構成される。
払出制御部400は、払出球検出部412、球有り検出部413および満タン検出部414にて検出された検出信号を受け取り、これらの検出信号に応じた所定の処理を行う。例えば、払出制御部400は、払出球検出部412から取得した信号を基に払出駆動部411から皿153の方へ供給された、言い換えれば払い出された遊技球の個数を計数する。そして、払出球検出部412が検出した遊技球の数が指定された数となったら払出駆動部411の駆動を停止する。また、払出制御部400は、指定された数の遊技球を払い出し終える前であっても、球有り検出部413が遊技球の貯留が無いことを検出した場合には、払い出すのに十分な遊技球が存在しないと判断し、払出駆動部411の駆動を停止する。また、払出制御部400は、満タン検出部414が予め定められた数の遊技球が皿153に溜められた状態となる満タン状態であることを検出した場合には、払出駆動部411の駆動を停止するとともに、発射制御部に皿満タン信号を出力する。
さらに、払出制御部400には、ホールに設置されたホストコンピュータに対して各種の情報を送信する枠用外部情報端子基板450が接続されている。そして、払出制御部400は、例えば払出駆動部411に対して払い出すように指示した賞球数に関する情報や払出球検出部412にて検出された実際に払い出された賞球数に関する情報等を枠用外部情報端子基板450を介してホストコンピュータに送信する。また、遊技制御部200に対しても、同様の情報を送信する。
続いて、遊技制御部200の機能構成を説明する。
図4は、遊技制御部200の機能構成を示すブロック図である。同図に示すように、遊技制御部200は、各種抽選処理を実行する機能部として、特別図柄抽選部231と、普通図柄抽選部232と、特別図柄変動制御部233と、特別図柄抽選結果判定部234と、普通図柄制御部237と、を備えている。
また、遊技制御部200は、特別図柄変動に伴う処理を実行する機能部として、変動パターン選択部235と、遊技進行制御部236と、を備えている。
さらに、遊技制御部200は、各種役物の動作制御や賞球等に関するデータ処理を実行する機能部として、大入賞口動作制御部238と、電動チューリップ動作制御部239と、賞球処理部240と、出力制御部241と、乱数制御部242と、を備えている。
普通図柄抽選部232は、ゲート124を遊技球が通過した場合に、普通図柄抽選を行う。
特別図柄変動制御部233は、特別図柄の抽選が行われた場合に、その抽選結果に応じて特別図柄の変動を制御する。
ここで、「大当たり」は、大当たり遊技の終了後に発生する遊技状態に応じて複数の種類に分けられる。具体的には、特別図柄の変動時間が短縮される時短遊技状態の有無および大当たりの当選確率が高確率に変動した確変遊技状態の有無の組み合わせによって大当たりの種類が決まる。すなわち、大当たりの種類としては、大当たり遊技の終了後に、時短遊技状態および確変遊技状態の両方が発生する大当たり、時短遊技状態のみが発生する大当たり、確変遊技状態のみが発生する大当たり、時短遊技状態および確変遊技状態のいずれも発生しない大当たりが有り得る。以下、これらの大当たりを区別する場合は、大当たり遊技の終了後に発生する遊技状態に基づき、「時短有り」、「時短無し」、「確変有り」、「確変無し」等と記載して区別する。これらの大当たりは、各々個別の特別図柄に対応付けられており、特別図柄抽選において当選した特別図柄の種類に応じて大当たりの種類が確定する。
また、「はずれ」では、「大当たり」でも「小当たり」でもなく、遊技者に有利となる上記の遊技状態の何れも設定されない。
遊技進行制御部236は、各遊技状態において遊技の進行を制御する。
「当選」と判定された場合には、電動チューリップ123を規定時間および規定回数だけ開放し、第2始動口122への遊技球の入賞確率が高まる状態を発生させる。上記の入賞サポート(電チューサポート)時には、この規定回数や規定時間が増える。また、「はずれ」と判定された場合には、電動チューリップ123のこのような開放状態は発生しない。
電動チューリップ動作制御部239は、電動チューリップ123の開放動作を制御する。
賞球処理部240は、入賞や抽選に関する種々の役物への入賞個数の管理および入賞に応じた賞球の払い出しを制御する。
出力制御部241は、遊技制御部200から演出制御部300および払出制御部400へ制御用コマンドの出力を制御する。
乱数制御部242は、メイン制御手段やサブ制御手段による処理で用いられる各種の乱数値の更新を制御する。
次に、上記のように構成されたパチンコ遊技機100の基本動作を説明する。
パチンコ遊技機100の基本的な動作は、メイン制御手段である遊技制御部200により行われる。そして、この遊技制御部200の制御の下、サブ制御手段である演出制御部300により遊技上の演出の制御が行われ、払出制御部400により賞球の払い出しの制御が行われる。
遊技制御部200は、電源投入時や電源断時等の特殊な場合を除く通常の動作時において、図5に示す各処理を一定時間(例えば4ミリ秒)ごとに繰り返し実行する。図5を参照すると、乱数更新処理、スイッチ処理、図柄処理、電動役物処理、賞球処理、出力処理が順次実行される(ステップ501〜506)。
始動口スイッチ処理では、遊技制御部200の特別図柄抽選部231は、図3の第1始動口スイッチ211および第2始動口スイッチ212の状態を監視し、スイッチがONとなった場合に、特別図柄抽選のための処理を実行する。
ゲートスイッチ処理では、遊技制御部200の普通図柄抽選部232は、図3のゲートスイッチ214の状態を監視し、スイッチがONとなった場合に、普通図柄抽選のための処理を実行する。
これらのスイッチ処理の詳細な内容については後述する。
特別図柄処理では、遊技制御部200の特別図柄変動制御部233、特別図柄抽選結果判定部234、変動パターン選択部235、および遊技進行制御部236により、特別図柄変動およびこの図柄変動に伴う処理が行われる。
普通図柄処理では、遊技制御部200の普通図柄制御部237により、普通図柄変動およびこの図柄変動に伴う処理が行われる。
これらの図柄処理の詳細な内容については後述する。
大入賞口処理では、遊技制御部200の大入賞口動作制御部238は、所定の条件に基づいて大入賞口125の開放動作を制御する。
電動チューリップ処理では、遊技制御部200の電動チューリップ動作制御部239は、所定の条件に基づいて電動チューリップ123の開放動作を制御する。
これらの電動役物処理の詳細な内容については後述する。
出力処理(ステップ506)では、遊技制御部200の出力制御部241は、演出制御部300および払出制御部400へ制御用コマンドを出力する。制御用コマンドは、ステップ505までの各処理において生成され、RAM203にセットされており、この出力処理で出力される。
図6は、図5のステップ502に示したスイッチ処理のうちの始動口スイッチ処理の内容を示すフローチャートである。
この始動口スイッチ処理は、第1始動口121における入賞に対する処理と、第2始動口122における入賞に対する処理とが順次行われる。図6を参照すると、遊技制御部200の特別図柄抽選部231は、まず、第1始動口121に遊技球が入賞して第1始動口スイッチ211がONとなったか否かを判断する(ステップ601)。第1始動口スイッチ211がONとなったならば、次に特別図柄抽選部231は、第1始動口121の入賞における未抽選分の保留数U1が上限値未満か否かを判断する(ステップ602)。図6に示す例では、上限値を4個としている。保留数U1が上限値に達している場合は(ステップ602でNo)、それ以上未抽選分の入賞を保留することができないので、第1始動口121における入賞に対する処理を終了する。
この後、特別図柄抽選部231は、ステップ603による保留数U1の増加を演出制御部300に通知するための保留数U1増加コマンドをRAM203にセットし(ステップ606)、第1始動口121における入賞に対する処理を終了する。ステップ605の事前判定処理が行われた場合は、保留数U1増加コマンドには、ステップ605で得られた事前判定の判定結果の情報が含まれる。
この後、特別図柄抽選部231は、ステップ609による保留数U2の増加を演出制御部300に通知するための保留数U2増加コマンドをRAM203にセットし(ステップ612)、第2始動口122における入賞に対する処理を終了する。ステップ611の事前判定処理が行われた場合は、保留数U2増加コマンドには、ステップ611で得られた事前判定の判定結果の情報が含まれる。
図7は、図5のステップ502に示したスイッチ処理のうちのゲートスイッチ処理の内容を示すフローチャートである。
このゲートスイッチ処理において、遊技制御部200の普通図柄抽選部232は、まず、ゲート124を遊技球が通過してゲートスイッチ214がONとなったか否かを判断する(ステップ701)。ゲートスイッチ214がONとなったならば、次に普通図柄抽選部232は、未抽選分の保留数Gが上限値未満か否かを判断する(ステップ702)。図7に示す例では、上限値を4個としている。保留数Gが上限値に達している場合は(ステップ702でNo)、それ以上未抽選分の入賞を保留することができないので、ゲートスイッチ処理を終了する。
図8は、図5のステップ503に示した図柄処理のうちの特別図柄処理の内容を示すフローチャートである。
この特別図柄処理において、遊技制御部200の特別図柄変動制御部233は、まず、RAM203においてセットされるフラグの設定(以下、フラグ設定)において当たり遊技フラグがONになっているか否かを調べる(ステップ801)。ここで、当たり遊技フラグは、特別図柄抽選の結果が大当たりまたは小当たりである場合に、これらの当たりに応じた遊技状態であることを識別するためにセットされるフラグである。当たりの種類に応じて、長当たり遊技フラグ、短当たり遊技フラグ、小当たり遊技フラグのいずれかがセットされる。本実施の形態では、これらを総称して当たり遊技フラグと呼ぶ。
図9は、大当たり判定処理(図8のステップ808)の内容を示すフローチャートである。
この大当たり判定処理において、遊技制御部200の特別図柄抽選結果判定部234は、まず、今回の特別図柄抽選における大当たり乱数の判定を行い(ステップ901)、大当たりまたは小当たりしたか否かを判断する(ステップ902、905)。大当たりまたは小当たりしたか否かは、図6のステップ604またはステップ610で取得した大当たり乱数の値が、大当たりの当選値として設定された値または小当たりの当選値として設定された値と一致したか否かを判断することによって決定される(図17(a)参照)。
以上の判定の後、特別図柄抽選結果判定部234は、大当たり図柄乱数の判定により決定された大当たりの種類を表す図柄(大当たり図柄)を設定情報としてRAM203にセットする(ステップ904)。
図10は、変動パターン選択処理(図8のステップ809)の内容を示すフローチャートである。
この変動パターン選択処理において、遊技制御部200の変動パターン選択部235は、まず、今回の特別図柄抽選で大当たりしたか否かを判断する(ステップ1001)。この判断は、大当たり判定処理(図9)のステップ901、902と同様である(ステップ902の判断結果を用いても良い)。そして、大当たりだった場合(ステップ1001でYes)、変動パターン選択部235は、大当たり用の変動パターンテーブルをROM202から読み出してRAM203にセットする(ステップ1002)。
乱数を用いた判定の結果、リーチ演出を行う場合(ステップ1004でYes)、変動パターン選択部235は、リーチ用の変動パターンテーブルをROM202から読み出してRAM203にセットする(ステップ1005)。また、リーチ演出を行わない場合(ステップ1004でNo)、変動パターン選択部235は、はずれ用の変動パターンテーブルをROM202から読み出してRAM203にセットする(ステップ1006)。
ここで、変動パターンテーブルとは、予め用意されている複数の変動パターン(変動時間10秒、30秒、60秒、90秒など)と変動パターン乱数の値とを対応付けたテーブルである。
図11は、停止中処理(図8のステップ815)の内容を示すフローチャートである。
この停止中処理において、遊技制御部200の遊技進行制御部236は、まず、RAM203のフラグ設定において時短フラグがONになっているか否かを調べる(ステップ1101)。時短フラグとは、パチンコ遊技機100の遊技状態が時短遊技状態であることを識別するためのフラグである。時短フラグがONである場合(ステップ1101でYes)、遊技進行制御部236は、時短遊技状態での抽選回数(変動回数)Jの値を1減算し(ステップ1102)、抽選回数Jが0になったか否かを調べる(ステップ1103)。そして、抽選回数J=0であれば(ステップ1103でYes)、時短フラグをOFFにする(ステップ1104)。なお、時短フラグをONにする操作と、抽選回数Jの初期値の設定は、後述の大入賞口処理(図14)における遊技状態設定処理(図15)で行われる。
一方、小当たりであった場合(ステップ1115でYes)、遊技進行制御部236は、小当たり遊技フラグをONにする(ステップ1116)。これにより、RAM203の遊技状態の設定が小当たり遊技状態となる。
この後、遊技進行制御部236は、演出制御部300において当たり遊技フラグに応じたオープニング動作における演出を行うためのオープニングコマンドをRAM203にセットして(ステップ1118)、停止中処理を終了する。このオープニングコマンドは、図5のステップ506に示した出力処理で演出制御部300へ送信される。
図12は、客待ち設定処理(図8のステップ816)の内容を示すフローチャートである。
この客待ち設定処理において、遊技制御部200の遊技進行制御部236は、まず、RAM203のフラグ設定において客待ちフラグがONになっているか否かを調べる(ステップ1201)。ここで、客待ちフラグは、パチンコ遊技機100が客待ち状態であることを識別するためにセットされるフラグである。
図13は、図5のステップ503に示した図柄処理のうちの普通図柄処理の内容を示すフローチャートである。
この普通図柄処理において、遊技制御部200の普通図柄制御部237は、まず、RAM203のフラグ設定において補助遊技フラグがONになっているか否かを調べる(ステップ1301)。ここで、補助遊技フラグは、普通図柄抽選で当選した場合に、これに応じた遊技状態(補助遊技状態)であることを識別するためにセットされるフラグである。補助遊技状態では、電動チューリップ123が後述の電動チューリップ処理(図16)にしたがって開放され、第2始動口122に入賞し易くなる(補助される)。
図14は、図5のステップ504に示した電動役物処理のうちの大入賞口処理の内容を示すフローチャートである。
この大入賞口処理において、遊技制御部200の大入賞口動作制御部238は、まず、RAM203のフラグ設定において当たり遊技フラグがONになっているか否かを調べる(ステップ1401)。当たり遊技フラグがOFFである場合、大入賞口125への入賞はないので、大入賞口処理を終了する(ステップ1401でNo)。一方、当たり遊技フラグがONである場合(ステップ1401でYes)、次に大入賞口動作制御部238は、パチンコ遊技機100が停止中処理(図11)で開始された大当たり時の動作制御におけるオープニング動作の最中か否かを判断する(ステップ1402)。
この後、大入賞口動作制御部238は、演出制御部300において当たり遊技フラグに応じたエンディング動作における演出を行うためのエンディングコマンドをRAM203にセットする(ステップ1413)。このエンディングコマンドは、図5のステップ506に示した出力処理で演出制御部300へ送信される。
エンディング時間が経過した場合(ステップ1417でYes)に実行される遊技状態設定処理(ステップ1418)の内容を図15に示す。
図15に示すように、大入賞口動作制御部238は、まず、図14のステップ1401で当たり遊技フラグがONとなっているので、その当たりの種類を判断する(ステップ1501、1502、1503、1506)。これらの判断は、例えば大当たり判定処理(図9)でRAM203に設定情報としてセットされた図柄の種類に基づいて判断することができる。なお、これらの判断は大当たり判定処理(図9)のステップ902、903、905と概ね同様であるので、ステップ902、903、905の判断結果を用いても良い。
当たりの種類が確変無し+時短有りの大当たりである場合(ステップ1501でNo、ステップ1502、1503でYes)、大入賞口動作制御部238は、時短フラグをONにする(ステップ1504)。これにより、RAM203の遊技状態の設定が時短遊技状態となる。また、大入賞口動作制御部238は、抽選回数Jの初期値を設定し(ステップ1505)、遊技状態設定処理を終了する。抽選回数Jの初期値は、図示の例では100回である。したがって、時短遊技状態における抽選が100回行われたならば、時短遊技状態が終了する。
図16は、図5のステップ504に示した電動役物処理のうちの電動チューリップ処理の内容を示すフローチャートである。
電動チューリップ処理において、遊技制御部200の電動チューリップ動作制御部239は、まず、RAM203のフラグ設定において補助遊技フラグがONになっているか否かを調べる(ステップ1601)。補助遊技フラグがOFFである場合、電動チューリップ123は開放しないため、電動チューリップ処理を終了する(ステップ1601でNo)。一方、補助遊技フラグがONである場合(ステップ1601でYes)、次に電動チューリップ動作制御部239は、電動チューリップ123が作動中か否かを判断する(ステップ1602)。
ここで、大当たり判定処理(図9)、変動パターン選択処理(図10)、普通図柄処理(図13)等で行われる、乱数による判定の手法について詳細に説明する。
図17は、本実施の形態で用いられる乱数の構成例を示す図である。
図17(a)には大当たり乱数の構成例、図17(b)には大当たり図柄乱数の構成例、図17(c)にはリーチ乱数の構成例、図17(d)には当たり乱数の構成例が、それぞれ示されている。
通常図柄Bでは、第1始動口121および第2始動口122ともに、当選値として15個の値が割り当てられている。したがって、大当たりに当選した場合に通常図柄Bでの当選(確変無し+時短無し)となる確率は、15/250(=3/50)である。
一方、第2始動口122に入賞した場合の当選値として175個の値が割り当てられている。したがって、第2始動口122に入賞したことによって開始された特別図柄抽選において大当たりに当選した場合に確変図柄Aでの当選(確変有り+時短有り)となる確率は、175/250(=7/10)である。
一方、第2始動口122に入賞した場合の当選値として25個の値が割り当てられている。したがって、第2始動口122に入賞したことによって開始された特別図柄抽選において大当たりに当選した場合に確変図柄Bでの当選(確変有り+時短無し)となる確率は、25/250(=1/10)である。
一方、第2始動口122には潜確図柄での当選値が割り当てられておらず、第2始動口122に入賞した場合に潜確図柄での当選となることはない。
次に、演出制御部300の動作を説明する。
図18は、遊技制御部200からコマンドを受信した際の演出制御部300の動作を示すフローチャートである。
演出制御部300の動作は、図18(a)に示すメイン処理と、図18(b)に示す割り込み処理とからなる。図18(a)を参照すると、演出制御部300は、まず起動時に初期設定を行い(ステップ1801)、CTC(Counter/Timer Circuit)の周期設定を行った後(ステップ1802)、設定された周期にしたがって、演出制御において用いられる乱数を更新しながら(ステップ1803)、割り込み処理を受け付ける。
図19は、コマンド受信処理(図18(b)のステップ1811)の内容を示すフローチャートである。
このコマンド受信処理において、演出制御部300は、まず、受信したコマンドが保留数を増加するためのコマンド(保留数増加コマンド)か否かを判断する(ステップ1901)。この保留数増加コマンドは、遊技制御部200において、図6に示した始動口スイッチ処理においてセットされ(ステップ606、612)、図5に示した出力処理(ステップ506)で演出制御部300へ送信される。保留数増加コマンドであった場合(ステップ1901でYes)、演出制御部300は、RAM303に保持されている保留数の値を1加算し(ステップ1902)、加算後の保留数の値を示す保留数コマンドをRAM303にセットする(ステップ1903)。
受信したコマンドが変動開始コマンドであった場合(ステップ1904でYes)、演出制御部300は、演出選択処理を実行する(ステップ1905)。演出選択処理の詳細については後述する。
受信したコマンドが変動停止コマンドであった場合(ステップ1906でYes)、演出制御部300は、変動演出終了中処理を実行する(ステップ1907)。変動演出終了中処理の詳細については後述する。
受信したコマンドがオープニングコマンドであった場合(ステップ1908でYes)、演出制御部300は、当たり演出選択処理を実行する(ステップ1909)。当たり演出選択処理の詳細については後述する。
受信したコマンドがエンディングコマンドであった場合(ステップ1910でYes)、演出制御部300は、エンディング演出選択処理を実行する(ステップ1911)。エンディング演出選択処理の詳細については後述する。
演出制御部300により演出が行われる場合、特別図柄抽選の抽選結果に応じて設定される動作モードに基づき、種々の演出パターンが選択されて実行される。この動作モードは、演出制御部300のRAM303にセットされるモードフラグによって決定される。図20に示す例では、AモードからEモードまでの5種類のモードが設定され、各モードに対してモードフラグの値0〜4が割り当てられている。また、Bモードには確変図柄Aの大当たりが、Cモードには通常図柄Aの大当たりが、Dモードには確変図柄Bおよび通常図柄Bの大当たりが、Eモードには潜確図柄の大当たりおよび小当たりが、それぞれ割り当てられている。ここで、これらの図柄の種類は、図17(b)に示したものと同様である。Aモードには何れの当たりも割り当てられていない。さらに、図20に示す例では、変動演出終了中処理で用いられるパラメータM(M値)が、Aモードを除く各モードに対して個別に設定されている。
この演出選択処理において、演出制御部300は、まず受信した変動開始コマンドを解析する(ステップ2101)。また、演出制御部300は、RAM303の設定からパチンコ遊技機100の現在のモードフラグを参照し(ステップ2102)、RAM303に保持されている保留数の値を1減算する(ステップ2103)。そして、演出制御部300は、変動開始コマンドの解析結果から得られる各種の設定情報(大当たりの種類、大当たり遊技後の遊技状態、変動パターン等の情報)およびモードフラグにより決定される動作モードに基づき、その動作モードで画像表示部114に表示する画像による図柄変動の演出パターン(変動演出パターン)を選択する(ステップ2104)。最後に、演出制御部300は、選択した演出パターンによる演出に用いられる画像データや音響データをROM302から読み出し、これらのデータと共に、選択した演出の実行開始を指示する変動演出開始コマンドをRAM303にセットして、演出選択処理を終了する(ステップ2105)。
この変動演出終了中処理において、演出制御部300は、まず受信した変動停止コマンドを解析する(ステップ2201)。また、演出制御部300は、RAM303の設定からパチンコ遊技機100の現在のモードフラグを参照する(ステップ2202)。そして、演出制御部300は、変動停止コマンドの解析の結果から得られる特別図柄変動が停止した際の図柄の種類を示す情報に基づいて特別図柄抽選の抽選結果が当たり(大当たりまたは小当たり)か否かを判断する(ステップ2203)。何らかの当たりである場合は(ステップ2203でYes)、その当たりの種類に応じて、図20に示した設定例に基づきRAM303にセットされているモードフラグを変更する(ステップ2204)。
この当たり演出選択処理において、演出制御部300は、まず受信したオープニングコマンドを解析し(ステップ2301)、解析結果から得られたオープニング動作の内容に応じて演出のパターン(当たり演出パターン)を選択する(ステップ2302)。そして、演出制御部300は、選択した演出パターンによる演出に用いられる画像データや音響データをROM302から読み出し、これらのデータと共に、選択した演出を指示する当たり演出開始コマンドをRAM303にセットして、当たり演出選択処理を終了する(ステップ2303)。この当たり演出を、オープニング演出とも呼ぶ。
このエンディング演出選択処理において、演出制御部300は、まず受信したエンディングコマンドを解析し(ステップ2401)、RAM303の設定からパチンコ遊技機100の現在のモードフラグを参照する(ステップ2402)。次に、演出制御部300は、エンディングコマンドの解析結果から得られたエンディング動作の内容に応じて演出のパターン(エンディング演出パターン)を選択する(ステップ2403)。そして、演出制御部300は、選択した演出パターンによる演出に用いられる画像データや音響データをROM302から読み出し、これらのデータと共に、選択した演出を指示するエンディング演出開始コマンドをRAM303にセットして、エンディング演出選択処理を終了する(ステップ2404)。
演出制御部300は、客待ち状態に移行するための客待ちコマンドを受信したか否かを判断する(ステップ2501)。客待ちコマンドを受信した場合(ステップ2501でYes)、演出制御部300は、経過時間の計測を開始し(ステップ2502)、RAM303において計測フラグをONにする(ステップ2503)。一方、受信したコマンドが客待ちコマンドでなかった場合(ステップ2501でNo)、RAM303に保持されている計測フラグがONになっているか否かを判断する(ステップ2504)。計測フラグがOFFであれば(ステップ2504でNo)、客待ちコマンド受信処理を終了する。
図26は、演出ボタン処理(図18(b)のステップ1812)の内容を示すフローチャートである。
この演出ボタン処理において、演出制御部300は、まず遊技者による演出ボタン等の操作があったか否かを判断する(ステップ2601)。ここで、演出ボタン等の操作とは、演出ボタン161が押下されてONとなること、演出キー162の中央キーや周囲キーが押下されてONとなることを含む。また、タッチパネル等、演出ボタン161および演出キー162以外の操作用デバイスがパチンコ遊技機100に設けられている場合は、そのデバイスの操作を検知したことを含む。演出制御部300は、これらのデバイスのコントローラから操作信号を受け付けて、操作が行われたことを検知する。
演出ボタン等が操作されたならば(ステップ2601でYes)、演出制御部300は、演出ボタン等の操作内容を示す情報を含む演出ボタンコマンドをRAM303にセットして演出ボタン処理を終了する(ステップ2602)。
図27は、本実施の形態に係る遊技盤110の構成を斜め前方から示す斜視図である。
図27に示すように、遊技盤110は、前面に遊技領域111aが形成されるとともに遊技くぎおよび風車等が配設された遊技板111と、遊技板111の板面(遊技盤110の盤面)に略直交する方向に遊技板111の後方に配置されて、画像表示部114を保持するとともに可動役物115を支持する支持ユニット10と、を備えている。
本実施の形態に係る遊技板111は、ベニヤ(合板、木)製ではなく、光を透過する樹脂製の板状部材である。より具体的には、遊技板111は、材料としてポリカーボネート(PC)が用いられ、射出成形により成形された、透明遊技板である。遊技板111自体が透明であることから、遊技板111の裏側に可動役物115を配置しても、遊技板111を通して遊技者に可動役物115を視認させることが可能となっている。支持ユニット10は、例えばボルトなどにより遊技板111に締め付けられる。
次に、可動役物115について説明する。
図28は、可動役物115の概略構成を示す図である。(a)は、可動役物115を構成する部品を前方から見た斜視図である。(b)は、可動役物115を構成する部品を後方から見た斜視図である。
可動役物115は、装飾文字が記されているとともに形状が変化する装飾体500と、この装飾体500の形状を変化させる装飾体移動機構600と、を備えている。
装飾体500は、図28(a)に示すように、手前側の部位に英文字の装飾文字の一部が表された複数のユニットである、第1装飾ユニット510〜第4装飾ユニット540を備えている。第1装飾ユニット510は、遊技者から見た場合に左上に配置され、第2装飾ユニット520は、遊技者から見た場合に左下に配置され、第3装飾ユニット530は、遊技者から見た場合に右上に配置され、第4装飾ユニット540は、遊技者から見た場合に右下に配置されている。第1装飾ユニット510〜第4装飾ユニット540のそれぞれに表された装飾文字の一部が集合することで一つの装飾図柄を完成させる(図1参照)。
第1装飾ユニット510は、装飾文字の一部の形状をなすレンズである第1装飾レンズ511と、第1装飾レンズ511を保持するとともに第1装飾レンズ511側の部位にレンズが形成された第1装飾ユニットケース512と、複数のLEDが実装された第1装飾ユニット基板513と、第1装飾ユニットケース512と協働して第1装飾ユニット基板513を収容する第1装飾ユニットカバー514と、を備えている。第1装飾ユニットケース512には、第1装飾レンズ511、第1装飾ユニット基板513および第1装飾ユニットカバー514が例えばビスなどにより取り付けられている。また、第1装飾ユニットケース512には、上述した回転軸ピン515が取り付けられているとともに、第2装飾ユニット520の後述する連結部526が挿入される貫通孔516が形成されている。第1装飾ユニットカバー514には、回転移動ピン517が取り付けられている。第1装飾ユニット基板513における第1装飾レンズ511側の面には複数のLED(不図示)が実装されているとともに、第1装飾ユニットカバー514側の面にも複数のLED518が実装されている。また、第1装飾ユニットケース512における第2装飾ユニット520側の部位(下端部)には、その後端部から第2装飾ユニット520側に延出した薄板状の延出部519が設けられている。
以上のように構成された第1装飾ユニット510と第2装飾ユニット520とは、第1装飾ユニット510の貫通孔516に、第2装飾ユニットケース522の連結部526が通された状態で、第2装飾ユニットケース522と第2装飾ユニットカバー524とが対向部527側から例えばビスなどにより締め付けられることで、連結部526を回転軸として互いに回転可能に連結される。そして、第1装飾ユニット510における第2装飾ユニット520側の部位(下端部)と、第2装飾ユニット520における第1装飾ユニット510側の部位(上端部)とが最も近づいた状態のときに、第1装飾ユニットケース512の延出部519と第2装飾ユニット520とは重なり合い、第1装飾ユニットケース512の延出部519の手前側に第2装飾ユニット520が位置する(図1、図28参照)。
第3装飾ユニット530は、装飾文字の一部の形状をなすレンズである第3装飾レンズ531と、第3装飾レンズ531を保持するとともに第3装飾レンズ531側の部位にレンズが形成された第3装飾ユニットケース532と、複数のLEDが実装された第3装飾ユニット基板533と、第3装飾ユニットケース532と協働して第3装飾ユニット基板533を収容する第3装飾ユニットカバー534と、を備えている。第3装飾ユニットケース532には、第3装飾レンズ531、第3装飾ユニット基板533および第3装飾ユニットカバー534が例えばビスなどにより取り付けられている。また、第3装飾ユニットケース532には、上述した回転軸ピン535が取り付けられている。第3装飾ユニットカバー534には、上述した突出部536が設けられている。第3装飾ユニット基板533における第3装飾レンズ531側の面には複数のLED(不図示)が実装されている。また、第3装飾ユニットケース532における第4装飾ユニット540側の部位(下端部)には、その後端部から第4装飾ユニット540側に延出した薄板状の延出部539が設けられている。そして、第3装飾ユニット530における第4装飾ユニット540側の部位(下端部)と、第4装飾ユニット540における第3装飾ユニット530側の部位(上端部)とが最も近づいた状態のときに、第3装飾ユニットケース532の延出部539と第4装飾ユニット540とは重なり合い、第3装飾ユニットケース532の延出部539の手前側に第4装飾ユニット540が位置する(図1参照)。
また、本実施の形態では、第4装飾ユニット540の第4装飾ユニットケース542に、ハーネスカバー80が固定される。
可動役物115は、図31に示すように、ランプ制御部320の制御のもと、遊技者に対して、画像表示部114の下方にて装飾体500が装飾文字(装飾図柄)を完成させた状態で存在する通常状態(図1参照)から、第1装飾ユニット510〜第3装飾ユニット530を移動させる演出が行われる。具体的には、可動役物115は、第1装飾ユニット510および第2装飾ユニット520が、中央寄り(第4装飾ユニット540側)の端部を支点として他方側の端部が画像表示部114と重層となるように回転するとともに、第3装飾ユニット530が、中央寄り(第1装飾ユニット510側)の端部を支点として他方側の端部が画像表示部114と重層となるように回転した状態である第1状態となる(図31(a)参照)。また、第1状態から、さらに第1装飾ユニット510および第2装飾ユニット520が移動し、第1装飾ユニット510と第2装飾ユニット520とが分離した状態である第2状態となる(図31(b)参照)。
図32は、装飾体移動機構600を構成する部品を、前方から見た斜視図である。図33は、装飾体移動機構600を構成する部品を、後方から見た斜視図である。図34は、装飾体移動機構600における装飾体500を移動させる機構を後方から見た平面図である。なお、図34においては、後述する移動機構保持部材660を省略して示している。
装飾体移動機構600は、装飾体500を移動させるための回転駆動力を付与する装飾体モータ610と、装飾体モータ610の出力軸に連結された駆動ギア611と、装飾体モータ610を保持する装飾体モータ保持部材620と、を備えている。また、装飾体移動機構600は、装飾体モータ610の回転駆動力を第1装飾ユニット510および第2装飾ユニット520の移動へと変換する、移動カムギア630、回転アーム640、連結アーム650、および回転アーム640と連結アーム650とを連結する連結ピン655と、を備えている。また、装飾体移動機構600は、装飾体モータ保持部材620を保持するとともに移動カムギア630を回転可能に支持する移動機構保持部材660と、回転アーム640を回転可能に支持するとともに、移動機構保持部材660との間に形成されたスペース内に移動カムギア630、回転アーム640、連結アーム650などを収納する機構ケース670と、を備えている。また、装飾体移動機構600は、第3装飾ユニット530に取り付けられた回転軸ピン535に固定されるとともに、回転アーム640からの回転力が伝達される第3装飾ユニットギア680を備えている。また、装飾体移動機構600は、回転アーム640に対して回転力を付与するトーションバネ690と、トーションバネ690をカバーするバネカバー695と、を備えている。
移動カムギア630は、歯車631と、歯車631が形成された部位よりも回転軸方向の一方の端部側に歯車631よりも回転軸方向に突出するように設けられた薄板状の突出部632と、歯車631よりも回転軸方向の他方の端部側に、回転軸方向に突出するように設けられた円柱状の突起633と、を有している。そして、移動カムギア630は、移動機構保持部材660に取り付けられた回転軸635回りに回転可能に、移動機構保持部材660に支持されている。
連結アーム650は、両端部に孔が形成された棒状の部材であり、一方の端部に形成された一方孔651には連結ピン655がしまりばめで嵌め込まれており、他方の端部に形成された他方孔652には第1装飾ユニット510の回転移動ピン517がすきまばめで嵌め込まれている。
図35に示すように、第1案内孔671は、軸受け676の内径の中心を中心とする円弧状に形成された孔である。第2案内孔672は、軸受け676の内径の中心を中心とする円弧状に形成された円弧状部位672aと、円弧状部位672aの一方の端部から直線状に第1案内孔671から離れる方向に向かう直線状部位672bと、が形成された孔である。つまり、第2案内孔672の円弧状部位672aは、第1案内孔671と同心円状に形成されている。
以上のように構成された機構ケース670は、例えばビスなどにより支持ユニット10に取り付けられる。
トーションバネ690は、コイル部691と、コイル部691の一方の端部から伸びた一方のアーム692と、コイル部691の他方の端部から伸びた他方のアーム693と、から構成される。そして、コイル部691が回転アーム640の軸受け642の周りに配置され、一方のアーム692が移動機構保持部材660に接触し、他方のアーム693が回転アーム640に接触するように取り付けられる。
バネカバー695は、トーションバネ690を覆うように、例えばビスなどにより、移動機構保持部材660に締め付けられる。
可動役物115が通常状態であるときに、装飾体モータ610が、図36で見た場合の時計回転方向に回転すると、移動カムギア630が反時計回転方向に回転する。すると、回転アーム640の長孔643の側面が移動カムギア630の突起633により押され、回転アーム640が、トーションバネ690のバネ力に抗して、図36で見た場合の反時計回転方向に回転する。回転アーム640が反時計回転方向に回転すると、連結アーム650を介して第1装飾ユニット510に力が伝達される。このとき、第1装飾ユニット510は、回転移動ピン517が第1案内孔671に案内されつつ、第1装飾ユニット510が回転軸ピン515を回転軸として反時計回転方向に回転する。また、第1装飾ユニット510の貫通孔516や、第2装飾ユニット520の連結部526および対向部527などを介して第1装飾ユニット510に連結された第2装飾ユニット520が、第1装飾ユニット510とともに移動する。このとき、第2装飾ユニット520は、回転移動ピン525が第2案内孔672の円弧状部位672aに案内されつつ、第1装飾ユニット510とともに回転軸ピン515を回転軸として反時計回転方向に回転する。また、回転アーム640が反時計回転方向に回転すると、回転アーム640に設けられた複数の歯646および第3装飾ユニットギア680を介して回転力が伝達され、第3装飾ユニット530が回転軸ピン535を回転軸として図36で見た場合の時計回転方向に回転する。これらにより、可動役物115が通常状態から第1状態に遷移する。
他方、ランプ制御部320は、可動役物115を第2状態から通常状態へ移行させるべき旨の指示を受けた場合には、第3フォトセンサが移動カムギア630の突出部632の存在を検出している状態から、第1フォトセンサが移動カムギア630の突出部632の存在を検出するまで装飾体モータ610を図36で見た場合の反時計回転方向に回転させる。また、ランプ制御部320は、可動役物115を第1状態から通常状態へ移行させるべき旨の指示を受けた場合には、第2フォトセンサが移動カムギア630の突出部632の存在を検出している状態から、第1フォトセンサが移動カムギア630の突出部632の存在を検出するまで装飾体モータ610を図36で見た場合の反時計回転方向に回転させる。
図38は、本実施の形態のゲートスイッチ214を説明するための図である。
ゲート124において遊技球の通過を検出するゲートスイッチ214は、図38に示すように、遊技盤110のゲート124の配置箇所に形成された開口部111hに設けられる。本実施の形態では、図27を参照しながら説明したとおり、ゲートスイッチ214は、遊技盤110の下方であって、可動役物115に対向する箇所に配置されている。
そして、ゲートスイッチ214は、保持部材73によって保持されて遊技盤110を構成する遊技板111に取り付けられる。また、ゲートスイッチ214には、検出センサの検出信号の伝送経路を構成するハーネス72が接続する。
遊技球通過部214Hは、遊技盤110の前面側(遊技者側)にて突出して設けられる。また、被接続部214Rは、遊技盤110の背面側にて突出して設けられる。そして、ゲートスイッチ214では、遊技球通過部214Hにおける遊技球通過に基づいて、被接続部214Rに接続するハーネス72を介して検出信号が伝送される。
端部保持部73Rは、板部731の接続部73Jの一方の面側に位置し、開口部733に貫通して取り付けられるゲートスイッチ214の遊技球通過部214H側の外縁を囲む形状を有する。
固定部73Fは、接続部73Jの他方の面から立ち上がるように形成される。そして、固定部73Fは、開口部733に取り付けられるゲートスイッチ214の端部に引っ掛かるように構成された爪732を有している。なお、本実施の形態では、爪732は、図38に示すように、ゲートスイッチ214の幅方向において一方側にのみ設けられる。そして、固定部73Fは、爪732がゲートスイッチ214の端部に掛かることで、ゲートスイッチ214を端部保持部73Rとの間に挟み込んでゲートスイッチ214を固定する。
図40は、本実施の形態が適用されるハーネスカバー80を詳細に説明するための図である。なお、図40(a)はパチンコ遊技機100の左右方向となる側面から見たハーネスカバー80であり、図40(b)はパチンコ遊技機100の上側から見たハーネスカバー80である。
ハーネスカバー80は、図39に示すように、基部81と覆い部82とを有している。そして、ハーネスカバー80は、図40(a)に示すように、可動役物115とゲートスイッチ214との間に介在し、さらにゲートスイッチ214に接続するハーネス72の少なくとも一部を覆う。
基部81は、概形が板形状を有している。基部81には、覆い部82が一体的に設けられる。そして、基部81がビス等の保持手段によって可動役物115の第4装飾ユニット540(第4装飾ユニットケース542)に取り付けられることで、ハーネスカバー80が組み付けられた状態になる。
そして、覆い部82は、図39に示すように、面部821と、開口部822と、斜面部823と、壁部824とを有している。
面部821は、概形が板状の部材である。そして、図40(a)に示すように、基部81から本実施の形態では第3装飾ユニット530が位置する側(図40(a)中の上側)に向けて延びて、斜面部823を介して基部81から所定の距離だけ離れて突出するように構成される。
面部821とゲートスイッチ214の端部である被接続部214Rとの隙間には、図40(a)に示すように、保持部材73にゲートスイッチ214が予め定めたとおりに固定された状態で、距離L1の間隔が形成されるように設定している。
そして、本実施の形態では、ハーネスカバー80が予め定めた位置に組み付けられた状態で、開口部822の左右方向における端部の縁が、ゲートスイッチ214の左右方向における端部の縁にそれぞれ対向するように取り付けられる。
図41は、本実施の形態のハーネスカバー80の作用を説明するための図である。
遊技盤110に対して支持ユニット10を予め定めた位置関係に組み付ける際に、可動役物115とゲートスイッチ214とが接近する。このとき、図41(a)に示すように、ゲートスイッチ214に対して第4装飾ユニット540に設けられたハーネスカバー80が接触し始める。具体的には、ハーネスカバー80の斜面部823が最初にケーブル72Lに接する。
さらに、第4装飾ユニット540とゲートスイッチ214とが近づけられると、面部821および壁部824によってハーネス72のケーブル72Lが内側に包み込まれるようになる。そして、ケーブル72Lが面部821および壁部824に覆われた状態で、ハーネスカバー80が押し下げられることで、ケーブル72Lが第3装飾ユニット530に対して相対的に遠ざけられる。
そして、例えば実際の遊技の演出によって第3装飾ユニット530が動作した場合などにおいて、ケーブル72Lが第3装飾ユニット530に絡まることを防止することができる。また、組付けを行う作業者がハーネス72を特別に意識しなくても、ハーネスカバー80がケーブル72Lを第3装飾ユニット530に対して遠ざけるように作用するため作業性が向上する。
これに対して、本実施の形態では、図41(b)に示すように、ハーネスカバー80の面部821がゲートスイッチ214を背後から押し込むように作用する。そのため、ゲートスイッチ214に爪732が引っ掛かって固定部73Fにより固定させることができる。
例えば、ハーネスカバー80が、ゲートスイッチ214に接続するコネクタ72Cを被接続部214Rに押し込む構成を採用しても良い。この構成の場合、ハーネスカバー80は、例えば開口部822の幅をコネクタ72Cの幅よりも小さくし、面部821がコネクタ72Cに接触可能な形状にする。これによって、例えばゲートスイッチ214の被接続部214Rに対してコネクタ72Cの接続が十分でない場合には、その接続を確保することができる。さらに、ハーネスカバー80によって、コネクタ72Cを介してゲートスイッチ214全体を押すこともできるため、ゲートスイッチ214が保持部材73に対して半差しである場合、ゲートスイッチ214を保持部材73に押し込むことができる。
Claims (2)
- 電子部品と、
前記電子部品に差し込まれるコネクタと、当該電子部品への電源経路あるいは信号経路に用いられる電線と、を有するハーネスと、
前記電子部品が所定の挿入量にて挿入されることにより当該電子部品を保持する保持部と、
可動部を有するとともに、前記電子部品に対向配置される可動部材と、
前記可動部材に設けられ、前記ハーネスと当該可動部材の前記可動部との間に介在するとともに前記電子部品に接触する接触部を有する介在部材と、を備え、
前記介在部材は、前記保持部に対して前記電子部品が前記所定の挿入量にて挿入されていない場合に、前記接触部が当該電子部品を当該保持部に向けて押し込むことを特徴とする遊技機。 - 電子部品と、
前記電子部品に差し込まれるコネクタと、当該電子部品への電源経路あるいは信号経路に用いられる電線と、を有するハーネスと、
前記電子部品に設けられ、前記コネクタが所定の挿入量にて挿入されることにより当該電子部品と電気的に接続する被接続部と、
可動部を有するとともに、前記電子部品に対向配置される可動部材と、
前記可動部材に設けられ、前記ハーネスと当該可動部材の前記可動部との間に介在するとともに前記コネクタに接触する接触部を有する介在部材と、
前記介在部材は、前記被接続部に対して前記コネクタが前記所定の挿入量にて挿入されていない場合に、前記接触部が当該コネクタを当該被接続部に向けて押し込むことを特徴とする遊技機。
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