JP4987935B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
以上、右打ちで遊技者に有利な状況が生じるように構成された遊技機を例として説明したが、一般に、表示器を遊技領域の外に設ける場合に、広い遊技領域を確保するために、表示器を設置するための領域は小さい方が望ましい。
複数個のLEDで構成され、当該複数個のLEDの点灯態様により、前記第1の抽選の抽選結果を示す図柄である普通図柄を表示する普通図柄表示器223と、
複数個のLEDを1列に並べて構成され、当該複数個のLEDの点灯態様により、前記第2の抽選の抽選結果を示す図柄である特別図柄を表示する特別図柄表示器221、222と、
複数個のLEDを1列に並べて構成され、前記遊技球が前記特定領域124を通過した後、前記普通図柄の変動が開始されていない状態である保留状態を表示する普通図柄保留表示器220と、
複数個のLEDを1列に並べて構成され、前記始動口121、122に入賞した後、前記特別図柄の変動が開始されていない状態である保留状態を表示する特別図柄保留表示器218、219と、を備え、
前記特別図柄表示器221、222を構成する前記複数個のLEDの列と、前記普通図柄保留表示器220を構成する前記複数個のLEDの列と、前記特別図柄保留表示器218、219を構成する前記複数個のLEDの列とを並列に配置したことを特徴とする。
ここで、個々の前記特別図柄表示器221、222を構成する前記複数個のLEDは、少なくとも2種類以上の異なる間隔で配置されている。
個々の前記特別図柄表示器221、222を構成する前記複数個のLEDの列は、当該特別図柄表示器221、222ごとに並列に配置され、
個々の前記特別図柄保留表示器218、219を構成する前記複数個のLEDの列は、1列に並べて配置され、
前記特別図柄表示器221、222、前記特別図柄保留表示器218、219および前記普通図柄保留表示器220の全体で4列のLEDの列が形成される。
また、前記普通図柄表示器223を構成する前記複数個のLEDは、前記4列のLEDの列に含まれるように配置されることを特徴とする請求項3に記載の遊技機。
また、特別図柄表示器221、222ごとのLEDの列は、特定の隣り合う2個のLEDの位置が、当該特別図柄表示器221、222ごとに個別に設定されている。
また、前記特別図柄表示器221、222を構成するLEDは、長手方向とそれよりも短い幅方向を有する形状で、少なくとも1つの特別図柄表示器221、222は、当該LEDの長手方向が当該LEDの列の方向に沿うように配置し、少なくとも他の1つの特別図柄表示器221、222は、当該LEDの長手方向が当該LEDの列の方向と交差するように配置されている。
また、前記特別図柄表示器221、222を構成するLEDが点灯していない状態では個々の当該LEDを視認できない程度の透光性を持った部材で当該特別図柄表示器221、222を覆って構成される。
〔遊技機の基本構成〕
図1は、本実施の形態に係るパチンコ遊技機100の概略正面図である。
同図に示す遊技機の一例としてのパチンコ遊技機100は、遊技者の指示操作により打ち出された遊技球が入賞すると賞球を払い出すように構成されたものである。このパチンコ遊技機100は、遊技球が打ち出される遊技盤110と、遊技盤110を囲む枠部材150とを備えている。遊技盤110は、枠部材150に着脱自在に取り付けられている。
本実施の形態では、遊技者により視認され易い遊技領域111の位置に、演出のための各種の画像を表示する画像表示部114が配設されている。この画像表示部114は、液晶ディスプレイ等による表示画面を備え、遊技者によるゲームの進行に伴い、例えば、図柄抽選結果(図柄変動結果)を遊技者に報知するための装飾図柄を表示したり、キャラクタの登場やアイテムの出現による演出画像を表示したりする。
また、遊技盤110の前面に、各種の演出に用いられる可動役物115および盤ランプ116を備えている。可動役物115は、遊技盤110上で動作することにより各種の演出を行い、また、盤ランプ116は、発光することで各種の演出を行う。
なお、本実施の形態では、遊技領域111に第1始動口121および第2始動口122が配設されているが、いずれか一方のみを配設する構成例やさらに他の始動口を配設する構成例も考えられる。また、本実施の形態では、遊技領域111に大入賞口125が1つ配設されているが、大入賞口125を複数配設する構成例も考えられる。
本実施の形態では、遊技盤110の右下の位置に、抽選結果や保留数に関する表示を行う表示器130が配設されている。
なお、本実施の形態では、皿153を上下皿一体で構成しているが、上皿と下皿とを分離する構成例も考えられる。また、発射装置のハンドル151を所定条件下で発光させる構成例も考えられる。
また、枠部材150は、パチンコ遊技機100の遊技状態や状況を告知したり各種の演出を行ったりするスピーカ156および枠ランプ157を備えている。スピーカ156は、楽曲や音声、効果音による各種の演出を行い、また、枠ランプ157は、点灯点滅によるパターンや発光色の違い等で光による各種の演出を行う。なお、枠ランプ157については、光の照射方向を変更する演出を行うことを可能にする構成例が考えられる。
また、枠部材150は、遊技盤110を遊技者と隔てるための透明板(不図示)を備えている。
パチンコ遊技機100の表示器130は、図2の(a)に示すように、第1始動口121の入賞に対応して作動する第1特別図柄表示器221と、第2始動口122の入賞に対応して作動する第2特別図柄表示器222と、ゲート124の通過に対応して作動する普通図柄表示器223と、を備えている。第1特別図柄表示器221は、第1始動口121の入賞による特別図柄を変動表示しその抽選結果を表示する。第2特別図柄表示器222は、第2始動口122の入賞による特別図柄を変動表示しその抽選結果を表示する。普通図柄表示器223は、遊技球がゲート124を通過することにより普通図柄を変動表示しその抽選結果を表示する。本実施の形態では、第1特別図柄表示器221、第2特別図柄表示器222および普通図柄表示器223は、各々LEDを配列した表示装置で構成されている。
本実施形態では、図1に示したように、表示器130が遊技領域111の外(右下)に設けられている。そして、広い遊技領域111を確保できるように、表示器130におけるLEDの配列が工夫されている。本実施形態における表示器130の具体的な構成およびLEDの配列の詳細については、後述する。
次に、パチンコ遊技機100での動作制御や信号処理を行う制御ユニットについて説明する。
図3は、制御ユニットの内部構成を示すブロック図である。同図に示すように、制御ユニットは、メイン制御手段として、内部抽選および当選の判定等といった払い出す賞球数に関する各種制御を行う遊技制御部200を備えている。また、サブ制御手段として、演出を統括的に制御する演出制御部300と、画像および音響を用いた演出を制御する画像/音響制御部310と、各種のランプおよび可動役物115を用いた演出を制御するランプ制御部320と、払出球の払い出し制御を行う払出制御部400と、を備えている。
遊技制御部200は、内部抽選および当選の判定等といった払い出し賞球数に関連する各種制御を行う際の演算処理を行うCPU201と、CPU201にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM202と、CPU201の作業用メモリ等として用いられるRAM203と、を備えている。
遊技制御部200は、第1始動口121または第2始動口122に遊技球が入賞すると特別図柄抽選を行い、特別図柄抽選での当選か否かの判定結果を演出制御部300に送る。また、特別図柄抽選時の当選確率の変動設定(例えば300分の1から30分の1への変動設定)、特別図柄抽選時の特別図柄変動時間の短縮設定、および普通図柄抽選時の普通図柄変動時間の短縮設定を行い、設定内容を演出制御部300に送る。
さらに、遊技制御部200は、電動チューリップ123の羽根の開時間の延長、および電動チューリップ123の羽根が開く回数の設定、さらには羽根が開く際の開閉動作間隔の設定を制御する。また、遊技球が連続的に第1始動口121または第2始動口122へ入賞したときの未抽選分の限度個数(例えば4個)までの保留や、遊技球が連続的にゲート124を通過したときの未抽選分の限度個数(例えば4個)までの保留を設定する。
また、遊技制御部200は、特別図柄抽選の結果に応じて、大入賞口125が所定条件(例えば30秒経過または遊技球10個の入賞)を満たすまで開状態を維持するラウンドを所定回数だけ繰り返すように制御する。さらには、大入賞口125が開く際の開閉動作間隔を制御する。
払出制御部400が遊技制御部200の指示に従って賞球の払い出しを行った場合には、遊技制御部200は、払い出した賞球の個数に関する情報を払出制御部400から取得する。それにより、払い出した賞球の個数を管理する。
さらに、遊技制御部200には、大入賞口125への遊技球の入賞を検出する大入賞口検出部(大入賞口スイッチ(SW))215と、大入賞口125を閉状態と突出傾斜した開状態とに設定する大入賞口開閉部216と、普通入賞口126への遊技球の入賞を検出する普通入賞口検出部(普通入賞口スイッチ(SW))217と、が接続されている。
さらに、遊技制御部200には、第1始動口121への遊技球の入賞により始動した特別図柄抽選の結果を表示する第1特別図柄表示器221と、第2始動口122への遊技球の入賞により始動した特別図柄抽選の結果を表示する第2特別図柄表示器222と、普通図柄抽選の結果を表示する普通図柄表示器223と、パチンコ遊技機100の状態を表示する状態表示器224と、が接続されている。
次に、演出制御部300は、演出を制御する際の演算処理を行うCPU301と、CPU301にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM302と、CPU301の作業用メモリ等として用いられるRAM303と、日時を計測するリアルタイムクロック(RTC)304と、を備えている。
演出制御部300は、例えば遊技制御部200から送られる特別図柄抽選での当選か否かの判定結果に基づいて、演出内容を設定する。その際、演出ボタン等を用いたユーザからの操作入力を受けて、操作入力に応じた演出内容を設定する場合もある。また、遊技が所定期間中断された場合には、演出の一つとして客待ち用の画面表示の設定を指示する。
さらには、遊技制御部200が特別図柄抽選時の当選確率を変動させた場合、特別図柄抽選時の特別図柄変動時間を短縮させた場合、および普通図柄抽選時の普通図柄変動時間を短縮させた場合には、演出制御部300は設定された内容に対応させて演出内容を設定する。
また、演出制御部300は、設定した演出内容の実行を指示するコマンドを画像/音響制御部310およびランプ制御部320に送る。
画像/音響制御部310は、演出内容を表現する画像および音響を制御する際の演算処理を行うCPU311と、CPU311にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM312と、CPU311の作業用メモリ等として用いられるRAM313と、を備えている。
そして、画像/音響制御部310は、演出制御部300から送られたコマンドに基づいて、画像表示部114に表示する画像およびスピーカ156から出力する音響を制御する。
具体的には、画像/音響制御部310のROM312には、画像表示部114において遊技中に表示する図柄画像や背景画像、遊技者に抽選結果を報知するための装飾図柄、遊技者に予告演出を表示するためのキャラクタやアイテム等といった画像データが記憶されている。さらには、画像データと同期させて、または画像データとは独立にスピーカ156から出力させる楽曲や音声、さらにはジングル等の効果音等といった各種音響データが記憶されている。CPU311は、ROM312に記憶された画像データや音響データの中から、演出制御部300から送られたコマンドに対応したものを選択して読み出す。さらには、読み出した画像データを用いて背景画像表示、図柄画像表示、図柄画像変動、およびキャラクタ/アイテム表示等のための画像処理と、読み出した音響データを用いた音声処理とを行う。
そして、画像/音響制御部310は、画像処理された画像データにより画像表示部114での画面表示を制御する。また、音声処理された音響データによりスピーカ156から出力される音響を制御する。
ランプ制御部320は、盤ランプ116や枠ランプ157の発光、および可動役物115の動作を制御する際の演算処理を行うCPU321と、CPU321にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM322と、CPU321の作業用メモリ等として用いられるRAM323と、を備えている。
そして、ランプ制御部320は、演出制御部300から送られたコマンドに基づいて、盤ランプ116や枠ランプ157の点灯/点滅や発光色等を制御する。また、可動役物115の動作を制御する。
具体的には、ランプ制御部320のROM322には、演出制御部300にて設定される演出内容に応じた盤ランプ116や枠ランプ157での点灯/点滅パターンデータおよび発光色パターンデータ(発光パターンデータ)が記憶されている。CPU321は、ROM322に記憶された発光パターンデータの中から、演出制御部300から送られたコマンドに対応したものを選択して読み出す。そして、ランプ制御部320は、読み出した発光パターンデータにより盤ランプ116や枠ランプ157の発光を制御する。
また、ランプ制御部320のROM322には、演出制御部300にて設定される演出内容に応じた可動役物115の動作パターンデータが記憶されている。CPU321は、可動役物115に対しては、読み出した動作パターンデータによりその動作を制御する。
払出制御部400は、払出球の払い出しを制御する際の演算処理を行うCPU401と、CPU401にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM402と、CPU401の作業用メモリ等として用いられるRAM403と、を備えている。
そして、払出制御部400は、遊技制御部200から送られたコマンドに基づいて、払出球の払い出しを制御する。
具体的には、払出制御部400は、遊技制御部200から、遊技球が入賞した場所(第1始動口121等)に応じた所定数の賞球を払い出すコマンドを取得する。そして、コマンドに指定された数だけの賞球を払い出すように払出駆動部411を制御する。ここでの払出駆動部411は、遊技球の貯留部から遊技球を送り出す駆動モータで構成される。
さらに、払出制御部400には、ホールに設置されたホストコンピュータに対して各種の情報を送信する枠用外部情報端子基板450が接続されている。そして、払出制御部400は、例えば払出駆動部411に対して払い出すように指示した賞球数に関する情報や払出球検出部412にて検出された実際に払い出された賞球数に関する情報等を枠用外部情報端子基板450を介してホストコンピュータに送信する。また、遊技制御部200に対しても、同様の情報を送信する。
続いて、遊技制御部200の機能構成を説明する。
図4は、遊技制御部200の機能構成を示すブロック図である。同図に示すように、遊技制御部200は、各種抽選処理を実行する機能部として、特別図柄抽選部231と、普通図柄抽選部232と、特別図柄変動制御部233と、特別図柄抽選結果判定部234と、普通図柄制御部237と、を備えている。
また、遊技制御部200は、特別図柄変動に伴う処理を実行する機能部として、変動パターン選択部235と、遊技進行制御部236と、を備えている。
さらに、遊技制御部200は、各種役物の動作制御や賞球等に関するデータ処理を実行する機能部として、大入賞口動作制御部238と、電動チューリップ動作制御部239と、賞球処理部240と、出力制御部241と、乱数制御部242と、を備えている。
普通図柄抽選部232は、ゲート124を遊技球が通過した場合に、普通図柄抽選を行う。
特別図柄変動制御部233は、特別図柄の抽選が行われた場合に、その抽選結果に応じて特別図柄の変動を制御する。
ここで、「大当たり」は、大当たり遊技の終了後に発生する遊技状態に応じて複数の種類に分けられる。具体的には、特別図柄の変動時間が短縮される時短遊技状態の有無および大当たりの当選確率が高確率に変動した確変遊技状態の有無の組み合わせによって大当たりの種類が決まる。すなわち、大当たりの種類としては、大当たり遊技の終了後に、時短遊技状態および確変遊技状態の両方が発生する大当たり、時短遊技状態のみが発生する大当たり、確変遊技状態のみが発生する大当たり、時短遊技状態および確変遊技状態のいずれも発生しない大当たりが有り得る。以下、これらの大当たりを区別する場合は、大当たり遊技の終了後に発生する遊技状態に基づき、「時短有り」、「時短無し」、「確変有り」、「確変無し」等と記載して区別する。これらの大当たりは、各々個別の特別図柄に対応付けられており、特別図柄抽選において当選した特別図柄の種類に応じて大当たりの種類が確定する。
また、「はずれ」では、「大当たり」でも「小当たり」でもなく、遊技者に有利となる上記の遊技状態の何れも設定されない。
遊技進行制御部236は、各遊技状態において遊技の進行を制御する。
「当選」と判定された場合には、電動チューリップ123を規定時間および規定回数だけ開放し、第2始動口122への遊技球の入賞確率が高まる状態を発生させる。上記の入賞サポート(電チューサポート)時には、この規定回数や規定時間が増える。また、「はずれ」と判定された場合には、電動チューリップ123のこのような開放状態は発生しない。
電動チューリップ動作制御部239は、電動チューリップ123の開放動作を制御する。
賞球処理部240は、入賞や抽選に関する種々の役物への入賞個数の管理および入賞に応じた賞球の払い出しを制御する。
出力制御部241は、遊技制御部200から演出制御部300および払出制御部400へ制御用コマンドの出力を制御する。
乱数制御部242は、メイン制御手段やサブ制御手段による処理で用いられる各種の乱数値の更新を制御する。
次に、上記のように構成されたパチンコ遊技機100の基本動作を説明する。
パチンコ遊技機100の基本的な動作は、メイン制御手段である遊技制御部200により行われる。そして、この遊技制御部200の制御の下、サブ制御手段である演出制御部300により遊技上の演出の制御が行われ、払出制御部400により賞球の払い出しの制御が行われる。
遊技制御部200は、電源投入時や電源断時等の特殊な場合を除く通常の動作時において、図5に示す各処理を一定時間(例えば4ミリ秒)ごとに繰り返し実行する。図4を参照すると、乱数更新処理、スイッチ処理、図柄処理、電動役物処理、賞球処理、出力処理が順次実行される(ステップ501〜506)。
始動口スイッチ処理では、遊技制御部200の特別図柄抽選部231は、図2の第1始動口スイッチ211および第2始動口スイッチ212の状態を監視し、スイッチがONとなった場合に、特別図柄抽選のための処理を実行する。
ゲートスイッチ処理では、遊技制御部200の普通図柄抽選部232は、図2のゲートスイッチ214の状態を監視し、スイッチがONとなった場合に、普通図柄抽選のための処理を実行する。
これらのスイッチ処理の詳細な内容については後述する。
特別図柄処理では、遊技制御部200の特別図柄変動制御部233、特別図柄抽選結果判定部234、変動パターン選択部235、および遊技進行制御部236により、特別図柄変動およびこの図柄変動に伴う処理が行われる。
普通図柄処理では、遊技制御部200の普通図柄制御部237により、普通図柄変動およびこの図柄変動に伴う処理が行われる。
これらの図柄処理の詳細な内容については後述する。
大入賞口処理では、遊技制御部200の大入賞口動作制御部238は、所定の条件に基づいて大入賞口125の開放動作を制御する。
電動チューリップ処理では、遊技制御部200の電動チューリップ動作制御部239は、所定の条件に基づいて電動チューリップ123の開放動作を制御する。
これらの電動役物処理の詳細な内容については後述する。
出力処理(ステップ506)では、遊技制御部200の出力制御部241は、演出制御部300および払出制御部400へ制御用コマンドを出力する。制御用コマンドは、ステップ505までの各処理において生成され、RAM203にセットされており、この出力処理で出力される。
図6は、図5のステップ502に示したスイッチ処理のうちの始動口スイッチ処理の内容を示すフローチャートである。
この始動口スイッチ処理は、第1始動口121における入賞に対する処理と、第2始動口122における入賞に対する処理とが順次行われる。図6を参照すると、遊技制御部200の特別図柄抽選部231は、まず、第1始動口121に遊技球が入賞して第1始動口スイッチ211がONとなったか否かを判断する(ステップ601)。第1始動口スイッチ211がONとなったならば、次に特別図柄抽選部231は、第1始動口121の入賞における未抽選分の保留数U1が上限値未満か否かを判断する(ステップ602)。図6に示す例では、上限値を4個としている。保留数U1が上限値に達している場合は(ステップ602でNo)、それ以上未抽選分の入賞を保留することができないので、第1始動口121における入賞に対する処理を終了する。
この後、特別図柄抽選部231は、ステップ603による保留数U1の増加を演出制御部300に通知するための保留数U1増加コマンドをRAM203にセットし(ステップ606)、第1始動口121における入賞に対する処理を終了する。
この後、特別図柄抽選部231は、ステップ609による保留数U2の増加を演出制御部300に通知するための保留数U2増加コマンドをRAM203にセットし(ステップ612)、第2始動口122における入賞に対する処理を終了する。
図7は、図5のステップ502に示したスイッチ処理のうちのゲートスイッチ処理の内容を示すフローチャートである。
このゲートスイッチ処理において、遊技制御部200の普通図柄抽選部232は、まず、ゲート124を遊技球が通過してゲートスイッチ214がONとなったか否かを判断する(ステップ701)。ゲートスイッチ214がONとなったならば、次に普通図柄抽選部232は、未抽選分の保留数Gが上限値未満か否かを判断する(ステップ702)。図7に示す例では、上限値を4個としている。保留数Gが上限値に達している場合は(ステップ702でNo)、それ以上未抽選分の入賞を保留することができないので、ゲートスイッチ処理を終了する。
図8は、図5のステップ503に示した図柄処理のうちの特別図柄処理の内容を示すフローチャートである。
この特別図柄処理において、遊技制御部200の特別図柄変動制御部233は、まず、RAM203においてセットされるフラグの設定(以下、フラグ設定)において当たり遊技フラグがONになっているか否かを調べる(ステップ801)。ここで、当たり遊技フラグは、特別図柄抽選の結果が大当たりまたは小当たりである場合に、これらの当たりに応じた遊技状態であることを識別するためにセットされるフラグである。当たりの種類に応じて、長当たり遊技フラグ、短当たり遊技フラグ、小当たり遊技フラグのいずれかがセットされる。本実施の形態では、これらを総称して当たり遊技フラグと呼ぶ。
図9は、大当たり判定処理(図8のステップ808)の内容を示すフローチャートである。
この大当たり判定処理において、遊技制御部200の特別図柄抽選結果判定部234は、まず、今回の特別図柄抽選における大当たり乱数の判定を行い(ステップ901)、大当たりまたは小当たりしたか否かを判断する(ステップ902、905)。大当たりまたは小当たりしたか否かは、図6のステップ604またはステップ610で取得した大当たり乱数の値が、大当たりの当選値として設定された値または小当たりの当選値として設定された値と一致したか否かを判断することによって決定される(図17(a)参照)。
以上の判定の後、特別図柄抽選結果判定部234は、大当たり図柄乱数の判定により決定された大当たりの種類を表す図柄(大当たり図柄)を設定情報としてRAM203にセットする(ステップ904)。
図10は、変動パターン選択処理(図8のステップ809)の内容を示すフローチャートである。
この変動パターン選択処理において、遊技制御部200の変動パターン選択部235は、まず、今回の特別図柄抽選で大当たりしたか否かを判断する(ステップ1001)。この判断は、大当たり判定処理(図9)のステップ901、902と同様である(ステップ902の判断結果を用いても良い)。そして、大当たりだった場合(ステップ1001でYes)、変動パターン選択部235は、大当たり用の変動パターンテーブルをROM202から読み出してRAM203にセットする(ステップ1002)。
乱数を用いた判定の結果、リーチ演出を行う場合(ステップ1004でYes)、変動パターン選択部235は、リーチ用の変動パターンテーブルをROM202から読み出してRAM203にセットする(ステップ1005)。また、リーチ演出を行わない場合(ステップ1004でNo)、変動パターン選択部235は、はずれ用の変動パターンテーブルをROM202から読み出してRAM203にセットする(ステップ1006)。
ここで、変動パターンテーブルとは、予め用意されている複数の変動パターン(変動時間10秒、30秒、60秒、90秒など)と変動パターン乱数の値とを対応付けたテーブルである。
図11は、停止中処理(図8のステップ815)の内容を示すフローチャートである。
この停止中処理において、遊技制御部200の遊技進行制御部236は、まず、RAM203のフラグ設定において時短フラグがONになっているか否かを調べる(ステップ1101)。時短フラグとは、パチンコ遊技機100の遊技状態が時短遊技状態であることを識別するためのフラグである。時短フラグがONである場合(ステップ1101でYes)、遊技進行制御部236は、時短遊技状態での抽選回数(変動回数)Jの値を1減算し(ステップ1102)、抽選回数Jが0になったか否かを調べる(ステップ1103)。そして、抽選回数J=0であれば(ステップ1103でYes)、時短フラグをOFFにする(ステップ1104)。なお、時短フラグをONにする操作と、抽選回数Jの初期値の設定は、後述の大入賞口処理(図14)における遊技状態設定処理(図15)で行われる。
一方、小当たりであった場合(ステップ1115でYes)、遊技進行制御部236は、小当たり遊技フラグをONにする(ステップ1116)。これにより、RAM203の遊技状態の設定が小当たり遊技状態となる。
この後、遊技進行制御部236は、演出制御部300において当たり遊技フラグに応じたオープニング動作における演出を行うためのオープニングコマンドをRAM203にセットして(ステップ1118)、停止中処理を終了する。このオープニングコマンドは、図5のステップ506に示した出力処理で演出制御部300へ送信される。
図12は、客待ち設定処理(図8のステップ816)の内容を示すフローチャートである。
この客待ち設定処理において、遊技制御部200の遊技進行制御部236は、まず、RAM203のフラグ設定において客待ちフラグがONになっているか否かを調べる(ステップ1201)。ここで、客待ちフラグは、パチンコ遊技機100が客待ち状態であることを識別するためにセットされるフラグである。
図13は、図5のステップ503に示した図柄処理のうちの普通図柄処理の内容を示すフローチャートである。
この普通図柄処理において、遊技制御部200の普通図柄制御部237は、まず、RAM203のフラグ設定において補助遊技フラグがONになっているか否かを調べる(ステップ1301)。ここで、補助遊技フラグは、普通図柄抽選で当選した場合に、これに応じた遊技状態(補助遊技状態)であることを識別するためにセットされるフラグである。補助遊技状態では、電動チューリップ123が後述の電動チューリップ処理(図16)にしたがって開放され、第2始動口122に入賞し易くなる(補助される)。
図14は、図5のステップ504に示した電動役物処理のうちの大入賞口処理の内容を示すフローチャートである。
この大入賞口処理において、遊技制御部200の大入賞口動作制御部238は、まず、RAM203のフラグ設定において当たり遊技フラグがONになっているか否かを調べる(ステップ1401)。当たり遊技フラグがOFFである場合、大入賞口125への入賞はないので、大入賞口処理を終了する(ステップ1401でNo)。一方、当たり遊技フラグがONである場合(ステップ1401でYes)、次に大入賞口動作制御部238は、パチンコ遊技機100が停止中処理(図11)で開始された大当たり時の動作制御におけるオープニング動作の最中か否かを判断する(ステップ1402)。
この後、大入賞口動作制御部238は、演出制御部300において当たり遊技フラグに応じたエンディング動作における演出を行うためのエンディングコマンドをRAM203にセットする(ステップ1413)。このオープニングコマンドは、図5のステップ506に示した出力処理で演出制御部300へ送信される。
エンディング時間が経過した場合(ステップ1417でYes)に実行される遊技状態設定処理(ステップ1418)の内容を図15に示す。
図15に示すように、大入賞口動作制御部238は、まず、図14のステップ1401で当たり遊技フラグがONとなっているので、その当たりの種類を判断する(ステップ1501、1502、1505)。これらの判断は、例えば大当たり判定処理(図9)でRAM203に設定情報としてセットされた図柄の種類に基づいて判断することができる。なお、これらの判断は大当たり判定処理(図9)のステップ902、903、905と概ね同様であるので、ステップ902、903、905の判断結果を用いても良い。
当たりの種類が確変無しの大当たりである場合(ステップ1501でNo、ステップ1502でYes)、大入賞口動作制御部238は、時短フラグをONにする(ステップ1503)。これにより、RAM203の遊技状態の設定が時短遊技状態となる。また、大入賞口動作制御部238は、抽選回数Jの初期値を設定し(ステップ1504)、遊技状態設定処理を終了する。抽選回数Jの初期値は、図示の例では100回である。したがって、時短遊技状態における抽選が100回行われたならば、時短遊技状態が終了する。
図16は、図5のステップ504に示した電動役物処理のうちの電動チューリップ処理の内容を示すフローチャートである。
電動チューリップ処理において、遊技制御部200の電動チューリップ動作制御部239は、まず、RAM203のフラグ設定において補助遊技フラグがONになっているか否かを調べる(ステップ1601)。補助遊技フラグがOFFである場合、電動チューリップ123は開放しないため、電動チューリップ処理を終了する(ステップ1601でNo)。一方、補助遊技フラグがONである場合(ステップ1601でYes)、次に電動チューリップ動作制御部239は、電動チューリップ123が作動中か否かを判断する(ステップ1602)。
ここで、大当たり判定処理(図9)、変動パターン選択処理(図10)、普通図柄処理(図13)等で行われる、乱数による判定の手法について詳細に説明する。
図17は、本実施の形態で用いられる乱数の構成例を示す図である。
図17(a)には大当たり乱数の構成例、図17(b)には大当たり図柄乱数の構成例、図17(c)にはリーチ乱数の構成例、図17(d)には当たり乱数の構成例が、それぞれ示されている。
通常図柄Bでは、第1始動口121および第2始動口122ともに、当選値として15個の値が割り当てられている。したがって、大当たりに当選した場合に通常図柄Bでの当選(確変無し+時短無し)となる確率は、15/250(=3/50)である。
一方、第2始動口122に入賞した場合の当選値として175個の値が割り当てられている。したがって、第2入賞口122に入賞したことによって開始された特別図柄抽選において大当たりに当選した場合に確変図柄Aでの当選(確変有り+時短有り)となる確率は、175/250(=7/10)である。
一方、第2始動口122に入賞した場合の当選値として25個の値が割り当てられている。したがって、第2入賞口122に入賞したことによって開始された特別図柄抽選において大当たりに当選した場合に確変図柄Bでの当選(確変有り+時短無し)となる確率は、25/250(=1/10)である。
一方、第2始動口122には潜確図柄での当選値が割り当てられておらず、第2入賞口122に入賞した場合に潜確図柄での当選となることはない。
次に、演出制御部300の動作を説明する。
図18は、遊技制御部200からコマンドを受信した際の演出制御部300の動作を示すフローチャートである。
演出制御部300の動作は、図18(a)に示すメイン処理と、図18(b)に示す割り込み処理とからなる。図18(a)を参照すると、演出制御部300は、まず起動時に初期設定を行い(ステップ1801)、CTC(Counter/Timer Circuit)の周期設定を行った後(ステップ1802)、設定された周期にしたがって、演出制御において用いられる乱数を更新しながら(ステップ1803)、割り込み処理を受け付ける。
図19は、本実施形態における表示器130の第1の構成例を示す図である。
図19に示すように、本実施形態の表示器130は、第1特別図柄保留表示器218と、第2特別図柄保留表示器219と、普通図柄保留表示器220と、第1特別図柄表示器221と、第2特別図柄表示器222と、普通図柄表示器223と、状態表示器224とを備える。
また、第1特別図柄表示装置221および第2特別図柄表示装置222は、それぞれ横1列に並ぶ8個のLEDにより構成された表示装置であり、LEDの表示態様によって特別図柄を表示する。
また、普通図柄表示器223は、それぞれ縦1列に並ぶ2個のLEDにより構成された表示装置であり、LEDの表示態様によって普通図柄を表示する。
また、状態表示器224は、それぞれ縦1列に並ぶ2個のLEDにより構成された表示装置であり、LEDの表示態様によって確率変動しているか否か等の遊技状態についての情報を表示する。
本実施形態では、各表示器を構成するLEDとして、長手方向とそれよりも短い幅方向を有する形状のLEDを用いている。図示の例では長円形であるが、長手方向と幅方向を有する形状であれば、長方形(長辺と短辺を有する)、楕円形(長軸と短軸を有する)等であっても良い。
また、普通図柄表示器223および状態表示器224は、縦1列に並べて配列されている。この普通図柄表示器223および状態表示器224を構成する各2個(合計4個)のLEDは、上記の第1特別図柄保留表示器218、第2特別図柄保留表示器219、普通図柄保留表示器220、第1特別図柄表示器221および第2特別図柄表示器222による4列のLEDの配列に対応させて配置されている。
次に、本構成例における特別図柄表示器(第1特別図柄表示器221および第2特別図柄表示器222)の構成を説明する。
図19に示す例では、特別図柄表示器は、7セグメントLED等を用いず、上述したように8個のLEDを横1列に並べて構成されている。すなわち、LED1個分の幅の領域に1つの特別図柄表示器を設置することができる。個々のLEDは、長円形の長手方向が列の方向に沿うように配置されている(以下、個々のLEDを区別するときは、左端から何番目に位置するかによって表すこととする)。また、各LEDの間の間隔は、長さの異なる2種類の間隔がある。具体的には、例えば第1特別図柄表示器221において、1番目(左端)のLEDと2番目のLEDの間の間隔と、5番目のLEDと6番目のLEDの間の間隔とは異なっている。ここでは、前者を短間隔、後者を長間隔と呼ぶ。
図20は、図19に示した表示器130の特別図柄表示器の構成を示す図である。
図20(a)を参照すると、図19の例における特別図柄表示器を構成するLEDの列は、10個のLEDが短間隔で並ぶ列のうち、2箇所で1個ずつLEDが抜けた列として構成されているものと把握することができる。この場合、第1特別図柄表示器221は6番目と9番目のLEDが抜けたLED列として把握され、第2特別図柄表示器222は3番目と8番目のLEDが抜けたLED列として把握される。
また、図19および図20に示したように、第1特別図柄表示器221と第2特別図柄表示器222とで対応するLEDの位置が異なるように構成することにより、同じ図柄を表示しても点灯するLEDの位置が異なることとなり、特別図柄を識別することがさらに困難となる。例えば、図20(b)を参照すると、各特別図柄表示器は同じ特別図柄が表示されており、それぞれ1番目、3番目、6番目、7番目のLEDが点灯している。しかし、図20(c)に示すように、対応するLEDの位置が異なっているために、一見した限りでは異なる図柄が表示されているような錯覚を与えることができる。
さらに、特別図柄の識別を一層困難にするために、点灯していない状態では個々のLEDを視認できない(または視認が困難となる)程度の透光性を持ったフィルムを特別図柄表示器の前面に設けることが考えられる。このようにすれば、図20(c)に示すように点灯しているLED以外は視認できなくなるため、特別図柄の識別がさらに困難となる。
L1=L2×2+L3
である。これに対し、長間隔の長さを、短間隔の長さに対して短間隔1つの長さと1個のLEDの長手方向の長さを加えた長さの整数倍の長さを加えた長さ(長間隔の中にLEDを1個以上の整数個だけ配置できる長さ)としても良い。すなわち、
L1=L2+n×(L2+L3) (nは整数)
となる。
また、図19および図20に示した構成例では、LEDの間の間隔を短間隔と長間隔の2種類としたが、さらに異なる間隔(全部で3種類以上の間隔)を設定しても良い。
図21は、本実施形態における表示器130の第2の構成例を示す図である。図21(a)は表示器130全体を示し、図21(b)は特別図柄表示器のみを拡大して示す。
図21に示すように、第2の構成例において、各表示器の配置等、表示器130の全体構成は、図19に示した第1構成例の表示器130と同様である。また、第1特別図柄表示器221および第2特別図柄表示器222を除く他の表示器におけるLEDの配列も、図19に示した第1構成例の表示器130と同様である。
次に、本構成例における特別図柄表示器(第1特別図柄表示器221および第2特別図柄表示器222)の構成を説明する。
図21に示す例では、特別図柄表示器は、7セグメントLED等を用いず、8個のLEDを横1列に並べて構成されている。すなわち、LED1個分の幅の領域に1つの特別図柄表示器を設置することができる。個々のLEDは、長円形の長手方向が列の方向に沿うように配置されている。各LEDの間の間隔は一定ではなく、様々な間隔でLEDが配置されている。すなわち、第2の構成例は、少なくとも1組の隣り合う2個のLEDの間隔が他の隣り合う2個のLEDの間隔と異なっている(LEDの間隔として2種類以上の間隔が設定されている)点では上記の第1の構成例と同様であるが、各LEDの間の間隔は不規則に設定されている点で第1の構成例と異なっている。例えば、第1特別図柄表示器221において、1番目のLEDと2番目のLEDの間隔、2番目のLEDと3番目のLEDの間隔、3番目のLEDと4番目のLEDの間隔は、全て異なっている。このため、第2の構成例における特別図柄表示器は、第1の構成例の特別図柄表示器と比較して、さらに特別図柄の識別が困難になっている。
図22は、本実施形態における表示器130の第3の構成例を示す図である。図22(a)は表示器130全体を示し、図22(b)は特別図柄表示器のみを拡大して示す。
図22に示すように、第3の構成例において、各表示器の配置等、表示器130の全体構成は、図19に示した第1構成例の表示器130と同様である。また、第1特別図柄表示器221および第2特別図柄表示器222を除く他の表示器におけるLEDの配列も、図19に示した第1構成例の表示器130と同様である。
次に、本構成例における特別図柄表示器(第1特別図柄表示器221および第2特別図柄表示器222)の構成を説明する。
図22に示す例では、特別図柄表示器は、7セグメントLED等を用いず、8個のLEDを横1列に並べて構成されている。すなわち、LED1個分の幅の領域に1つの特別図柄表示器を設置することができる。個々のLEDは長円形であり、第1特別図柄表示器221では、長手方向が列の方向に沿うように配置されている。また、第2特別図柄表示器222では、長手方向が列の方向と交差するように(幅方向が列の方向に沿うように)配置されている。各LEDの間の間隔は一定ではなく、少なくとも2種類以上の間隔が設定されている。
図23は、本実施形態における表示器130の第4の構成例を示す図である。図23(a)は表示器130全体を示し、図23(b)は特別図柄表示器のみを拡大して示す。
図23に示すように、第4の構成例において、各表示器の配置等、表示器130の全体構成は、図19に示した第1構成例の表示器130と同様である。また、第1特別図柄表示器221および第2特別図柄表示器222を除く他の表示器におけるLEDの配列も、図19に示した第1構成例の表示器130と同様である。
次に、本構成例における特別図柄表示器(第1特別図柄表示器221および第2特別図柄表示器222)の構成を説明する。
図23に示す例では、特別図柄表示器は、7セグメントLED等を用いず、8個のLEDを横1列に並べて構成されている。すなわち、LED1個分の幅の領域に1つの特別図柄表示器を設置することができる。個々のLEDは長円形であり、第1特別図柄表示器221では、長手方向が列の方向に沿うように配置したLEDと長手方向が列の方向と交差するように配置した(幅方向が列の方向に沿うように配置した)LEDとが混在している。また、第2特別図柄表示器222では、長手方向が列の方向に沿うようにLEDが配置されている。各LEDの間の間隔は一定ではなく、少なくとも2種類以上の間隔が設定されている。
Claims (8)
- 遊技球による遊技が行われる遊技領域内で特定領域を遊技球が通過したことを契機として第1の抽選が行われ、当該遊技領域内の特定の入賞口である始動口に入賞したことを契機として第2の抽選が行われる遊技機であって、
複数個のLED(Light Emitting Diode)で構成され、当該複数個のLEDの点灯態様により、前記第1の抽選の抽選結果を示す図柄である普通図柄を表示する普通図柄表示器と、
複数個のLEDを1列に並べて構成され、当該複数個のLEDの点灯態様により、前記第2の抽選の抽選結果を示す図柄である特別図柄を表示する特別図柄表示器と、
複数個のLEDを1列に並べて構成され、前記遊技球が前記特定領域を通過した後、前記普通図柄の変動が開始されていない状態である保留状態を表示する普通図柄保留表示器と、
複数個のLEDを1列に並べて構成され、前記始動口に入賞した後、前記特別図柄の変動が開始されていない状態である保留状態を表示する特別図柄保留表示器とを備え、
前記特別図柄表示器を構成する前記複数個のLEDの列と、前記普通図柄保留表示器を構成する前記複数個のLEDの列と、前記特別図柄保留表示器を構成する前記複数個のLEDの列とを並列に配置したことを特徴とする遊技機。 - 個々の前記特別図柄表示器を構成する前記複数個のLEDは、少なくとも2種類以上の異なる間隔で配置されていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
- 前記特別図柄表示器および前記特別図柄保留表示器は、2個の前記始動口に対応して各々2つずつ設けられ、
個々の前記特別図柄表示器を構成する前記複数個のLEDの列は、当該特別図柄表示器ごとに並列に配置され、
個々の前記特別図柄保留表示器を構成する前記複数個のLEDの列は、1列に並べて配置され、
前記特別図柄表示器、前記特別図柄保留表示器および前記普通図柄保留表示器の全体で4列のLEDの列が形成されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の遊技機。 - 前記普通図柄表示器を構成する前記複数個のLEDは、前記4列のLEDの列に含まれるように配置されることを特徴とする請求項3に記載の遊技機。
- 前記特別図柄表示器ごとのLEDの列は、特定の隣り合う2個のLEDの位置が、当該特別図柄表示器ごとに個別に設定されていることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の遊技機。
- 前記特別図柄表示器を構成するLEDは、長手方向とそれよりも短い幅方向を有する形状で、一方の特別図柄表示器は、当該LEDの長手方向が当該LEDの列の方向に沿うように配置し、他方の特別図柄表示器は、当該LEDの長手方向が当該LEDの列の方向と交差するように配置したことを特徴とする請求項2乃至請求項5のいずれかに記載の遊技機。
- 前記特別図柄表示器は、遊技盤における前記遊技領域の外に設けられることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の遊技機。
- 前記特別図柄表示器を構成するLEDが点灯していない状態では個々の当該LEDを視認できない程度の透光性を持った部材で当該特別図柄表示器を覆ったことを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の遊技機。
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