JP5709336B1 - 車両の強制停止装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】第1の課題は、多額の建設費用を要することなく、既設の設備を活用し、制限速度を大巾に超過して暴走する車両を、外方から強制的に停止させることが可能な車両の強制停止装置を提供することである。【解決手段】自動速度違反取締装置(10)又は/及び自動車ナンバー自動読取装置(20)、ATM回線(30)、モニター装置(40)、音声警告装置(50)、LED点滅装置(60)、違反車両(VC)のECUに向けて異常信号となる強い電磁波(W)を放射する電磁波放射装置(70)、及び各装置を操作する操作装置(80)から構成されている。【選択図】図1

Description

本願発明は、車両の強制停止装置に関し、より詳しくは、国道等の幹線道路や高速道路等における制限速度を大巾に超過した車両や警報機が鳴り、遮断機が降下中の踏切内に進入しようとする車両等を強制的に停止させる車両の強制停止装置に関する。
警察庁は、近年の交通事情に対応するために、現在、主要な幹線道路、高速道路又は事故多発区間等の道路には、自動速度違反取締装置である、通称オービス(登録商標)やNシステムと呼ばれる、自動車ナンバー自動読取装置等を設置している。オービス(自動速度違反取締装置)は、規定の制限速度を大巾に超過して走行している車両を検知すると、当該車両の速度を記録し、ナンバープレート及び運転者の顔面を撮影する装置である。また、Nシステム(車両ナンバー自動読取装置)は、一種の国民監視システムで、Nシステムを通過した車両の全てをTVカメラで撮影し、モニター装置等によって監視し、ATM回線(音声、データ、画像等を一つのネットワークにより高速で送信する転送方法)を介して記録・保存している。オービスやNシステムは、現在合わせて約4000機設置されている。
オービスに関連した特許文献1(第1頁、図1参照)は、車両が走行しているときに、その車両について影響するオービス装置に関する情報を提供することを課題とし、自動速度違反取締装置の存在を知らせるための技術が開示され、また、Nシステムに関連する特許文献2(第1頁、図1参照)には、主として道路上に設置し、対象道路を走行する予め登録された特定車両を検知し、当該特定車両の運転者の顔とナンバープレートを含む画像を撮影する技術が開示されている。
オービスやNシステムに関しては、上述した特許文献1及び2の他、若干の提案がなされているが、それらは特許文献1に代表されるような、主に自動速度違反取締装置の存在を知らせるための技術等であり、本願出願人の先行技術調査によると、例えば、幹線道路や高速道路等における制限速度を、運転免許停止又は取消処分対象となる30Km/h〜40Km/h以上と大巾に超過した違反車両を強制的に停止させる装置ないしは方法、システム等についての特許文献は、発見されなかった。
また、地震や風水害等の発生時に、幹線道路や高速道路等を走行中の車両についてこれを強制的に減速ないしは停止させる装置等は未だ提案されていない。さらにオートマチック式乗用車等の普及に伴い、遮断機降下中の踏切にブレーキとアクセルの踏み間違い等で踏切内に進入し、電車側のブレーキも間に合わない悲惨な衝突事故がしばしば起きている。このような事故防止のための方策も未開発という現状にある。
一方、近年の車両の殆どはECU(Engine Control Unit)と呼称される、車両制御用の電子制御装置を搭載しており、またフェイルセーフシステム、即ち、車両内の各種制御装置等の誤作動や誤操作等による障害が発生した場合、常に安全側に制御する機能が装備されている。
特開2012−198137号公報 特開2003−272091号公報
本願出願人は、上記のような大きな交通事故の原因となる、制限速度オーバー車両、地震等自然災害発生時の幹線道路や高速道路等を走行中の車両、又は踏切事故防止等に有効な車両の強制停止装置開発の必要性を痛感し、上記ECUとフェイルセーフシステムに着目し、鋭意検討を重ねた結果、本願発明を創案した。
(1)そこで、本願発明が解決しようとする第1の課題は、
多額の建設費用を要することなく、既設の設備を活用し、制限速度を大巾に超過して暴走する車両を、外方から強制的に停止させることが可能な車両の強制停止装置を提供することである。
(2)第2の課題は、検問所等における車両の強行突破や急発進等に際して、当該車両を外方から強制的に停止させることが可能な車両の強制停止装置を提供することである。
(3)第3の課題は、地震、風水害等の発生又は発生が予測される道路を交通止めするために、当該道路の走行車両を緊急停止させる車両の強制停止装置を提供することである。
(4)第4の課題は、警報信号を発している踏切内に進入しようとする車両を強制的に停止させることが可能な車両の強制停止装置を提供することである。
課題を解決するための手段(第1発明〜第7発明)は、本願、特許請求の範囲の各請求項に記載の発明であり、具体的には、
第1発明は、請求項1に記載の発明であり、
第2発明は、請求項2に記載の発明であり、
第3発明は、請求項3に記載の発明であり、
第4発明は、請求項4に記載の発明であり、
第5発明は、請求項5に記載の発明であり、
第6発明は、請求項6に記載の発明であり、
第7発明は、請求項7に記載の発明であり、
具体的な課題を解決するための手段は、以下の通りである。
○第1の発明(請求項1に記載の発明)
上記の課題を解決するための第1の発明(請求項1に記載の発明)は、
自動速度違反取締装置(10)又は/及び自動車ナンバー自動読取装置(20)、ATM回線(30)を用いた制限速度オーバーの違反車両の検挙装置において、前記自動速度違反取締装置(10)又は/及び自動車ナンバー自動読取装置(20)、ATM回線(30)に連動し、規定の制限速度を大巾に超過した違反車両(VC)を追跡するモニター装置(40)と、前記違反車両(VC)に対する音声警告装置(50)と、前記音声警告装置(50)と連動して点滅するLED点滅装置(60)と、前記違反車両(VC)のECUに向けて異常発生信号となる電磁波(W)を放射する電磁波放射装置(70)と、前記モニター装置(40)、音声警告装置(50)、LED点滅装置(60)及び電磁波放射装置(70)を操作する操作装置(80)と、から構成されたことを特徴とする車両の強制停止装置(100)である。
○第2の発明(請求項2に記載の発明)
上記の課題を解決するための第2の発明(請求項2に記載の発明)は、
前記音声警告装置(50)及びLED点滅装置(60)は、前記自動速度違反取締装置(10)又は/及び自動車ナンバー自動読取装置(20)から所定の間隔をあけて1〜複数設置されている、ことを特徴とする請求項1に記載の車両の強制停止装置(100)である。
○第3の発明(請求項3に記載の発明)
上記の課題を解決するための第3の発明(請求項3に記載の発明)は、
前記電磁波放射装置(70)は、前記音声警告装置(50)及びLED点滅装置(60)から所定の間隔をあけて1〜複数設置されている、ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両の強制停止装置(100)である。
○第4の発明(請求項4に記載の発明)
上記の課題を解決するための第4の発明(請求項4に記載の発明)は、
前記音声警告装置(50)、LED点滅装置(60)及び前記電磁波放射装置(70)は、固定又は移動可能とされている、ことを特徴とする請求項1〜請求項3の何れかに記載の車両の強制停止装置(100)である。
○第5の発明(請求項5に記載の発明)
上記の課題を解決するための第5の発明(請求項5に記載の発明)は、
前記電磁波放射装置(70)から放射される電磁波(W)は、少なくとも車両衝突防止装置又は車間距離制御装置等に使用しているミリ波周波数を超えるように増幅器(71)で増幅されている、ことを特徴とする請求項1〜請求項4の何れかに記載の車両の強制停止装置(100)である。
○第6の発明(請求項6に記載の発明)
上記の課題を解決するための第6の発明(請求項6に記載の発明)は、
地震又は風水害等が発生したとき又は発生が予測される道路を交通止めするために、当該道路の走行車両を緊急停止させる車両の強制停止装置(100)であって、交通管制センター(CC)が管理するモニター装置(40)、音声警告装置(50)、LED点滅装置(60)、電磁波放射装置(70)及び前記モニター装置(40)、音声警告装置(50)、LED点滅装置(60)、電磁波放射装置(70)を操作する操作装置(80)とからなり、地震又は風水害等の発生地又は地震又は風水害等の発生が予測される道路に最寄りの前記自動速度違反取締装置(10)又は/及び自動車ナンバー自動読取装置(20)、ATM回線(30)に連動した前記モニター装置(40)、音声警告装置(50)、LED点滅装置(60)、電磁波放射装置(70)及び操作装置(80)を介し、当該道路走行中の車両に順次電磁波放射装置(70)で増幅電磁波(W)を放射することを特徴とする請求項1〜請求項5の何れかに記載の車両の強制停止装置(100)である。
○第7の発明(請求項7に記載の発明)
上記の課題を解決するための第7の発明(請求項7に記載の発明)は、
車両通行可能な道路(R)に設置された警報機付き踏切遮断機(FS)と、LED点滅装置(60)と、前記踏切遮断機(FS)に近接して設置された電磁波増幅器(71)を備えた電磁波放射装置(70)とからなり、前記LED点滅装置(60)と電磁波放射装置(70)は、前記踏切遮断機(FS)の降下と連動して自動的に始動し、前記踏切遮断機(FS)が降下中は、警報機と共にLED(61)は点滅を続け、電磁波(W)は車両進入方向に向けて連続的に放射され、前記踏切遮断機(FS)の上昇が終われば、LED(61)の点滅と電磁波(W)の放射は、自動的に停止することを特徴とする車両の強制停止装置(100)である。
本願発明に係る、車両の強制停止装置(100)は、上記のような特徴的要件から構成され、特徴的構成要件に応じた、以下のような本願発明特有の効果を奏する。また、各発明に応じた、上記のような特徴的構成要件から構成された車両の強制停止装置(100)によれば、本願発明の課題を十分解消することができた。
○第1の発明の効果
第1の発明によれば、自動速度違反取締装置(10)又は/及び自動車ナンバー自動読取装置(20)、ATM回線(30)を用いた制限速度オーバーの違反車両の検挙装置において、
前記自動速度違反取締装置(10)又は/及び自動車ナンバー自動読取装置(20)、ATM回線(30)に連動し、規定の制限速度を大巾に超過した違反車両(VC)を追跡するモニター装置(40)と、前記違反車両(VC)に対する音声警告装置(50)と、前記音声警告装置(50)と連動して点滅するLED点滅装置(60)と、前記違反車両(VC)のECUに向けて異常発生信号となる電磁波(W)を放射する電磁波放射装置(70)と、前記モニター装置(40)、音声警告装置(50)、LED点滅装置(60)及び電磁波放射装置(70)を操作する操作装置(80)とから構成された、という特徴的な構成要件により、本願発明が解決しようとする第1課題を達成することができ、当業者予測が全く不可能な顕著な効果を奏することができた。
○第2の発明の効果
第2の発明によれば、前記音声警告装置(50)及びLED点滅装置(60)は、前記自動速度違反取締装置(10)又は/及び自動車ナンバー自動読取装置(20)から所定の間隔をあけて1〜複数設置されているという特徴的な構成要件により、本願発明が解決しようとする第1課題を達成することができ、当業者予測が全く不可能な顕著な効果を奏することができた。
○第3の発明の効果
第3の発明によれば、前記電磁波放射装置(70)は、前記音声警告装置(5及びLED点滅装置(60)から所定の間隔をあけて1〜複数設置されているという特徴的な構成要件により本願発明が解決しようとする第1の課題を達成することができ、当業者予測が全く不可能な顕著な効果を奏することができた。
○第4の発明の効果
第4の発明によれば、前記音声警告装置(50)、LED点滅装置(60)及び前記電磁波放射装置(70)は、固定又は移動可能とされているという特徴的な構成要件により、本願発明が解決しようとする第2課題を達成することができ、当業者予測が全く不可能な顕著な効果を奏することができた。
○第5の発明の効果
第5の発明によれば、前記電磁波放射装置(70)から放射される電磁波(W)は、少なくとも車両衝突防止装置又は車間距離制御装置等に使用しているミリ波周波数を超えるように増幅器(71)で増幅されている、という特徴的な構成要件により、本発明が解決しようとする第1及び第2課題を達成することができ、当業者予測が全く不可能な顕著な効果を奏することができた。
○第6の発明の効果
第6の発明によれば、地震又は風水害等が発生したとき又は発生が予測される道路を交通止めするために、当該道路の走行車両を緊急停止させる車両の強制停止装置(100)であって、交通管制センター(CC)が管理するモニター装置(40)、音声警告装置(50)、LED点滅装置(60)、電磁波放射装置(70)及び前記モニター装置(40)、音声警告装置(50)、LED点滅装置(60)、電磁波放射装置(70)を操作する操作装置(80)とからなり、地震又は風水害等の発生地又は地震又は風水害等の発生が予測される道路に最寄りの前記自動速度違反取締装置(10)又は/及び自動車ナンバー自動読取装置(20)、ATM回線(30)に連動した前記モニター装置(40)、音声警告装置(50)、LED点滅装置(60)、電磁波放射装置(70)及び操作装置(80)を介し、当該道路走行中の車両に順次電磁波放射装置(70)で増幅電磁波(W)を放射するという特徴的な構成要件により、本発明が解決しようとするとする第3課題を達成することができ、当業者予測が全く不可能な顕著な効果を奏することができた。
○第7の発明の効果
第7の発明によれば、車両通行可能な道路(R)に設置された警報機付き踏切遮断機(FS)と、LED点滅装置(60)と、前記踏切遮断機(FS)に近接して設置された電磁波増幅器(71)を備えた電磁波放射装置(70)とからなり、前記LED点滅装置(60)と電磁波放射装置(70)は、前記踏切遮断機(FS)の降下と連動して自動的に始動し、前記踏切遮断機(FS)が降下中は、警報機と共にLED(61)は点滅を続け、電磁波(W)は車両進入方向に向けて連続的に放射され、前記踏切遮断機(FS)の上昇が終われば、LED(61)の点滅と電磁波(W)の放射は、自動的に停止する、という特徴的な構成要件により、本願発明が解決しようとするとする第4課題を達成することができ、当業者予測が全く不可能な顕著な効果を奏することができた。
以下、本願発明に係る、車両の強制停止装置(100)に関する実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本願発明に係る、車両の強制停止装置(100)の一実施形態を示すブロック図である。
図2は、同上各装置の配置の概要を示す平面図である。
図3は、電磁波放射装置の一実施態様を示し、(イ)は固定型の正面図、(ロ)は移動型の正面図である。
図4は、本願発明に係る、車両の強制停止装置(100)を踏切に設けた状態を説明する平面図である。
本願発明における、車両の強制停止装置(100)は、図1に示すように、自動速度違反取締装置(10)、自動車ナンバー自動読取装置(20)、ATM回線(30)、モニター装置(40)、音声警告装置(50)、LED点滅装置(60)、電磁波放射装置(70)及び操作装置(80)とから構成されている。自動速度違反取締装置(以下、オービス(10)という)は、国道等の主要な幹線道路、高速道路又は事故多発区間等の道路の中央分離帯や路肩に設置され、レーダーやカメラ等により規定の制限速度を大巾に超過して走行している車両を検知すると、当該車両の速度を記録し、ナンバープレート及び運転者の顔面を撮影する装置である。自動車ナンバー自動読取装置(以下、Nシステム(20)という)は、オービス(10)と同様に、国道等の主要な幹線道路、高速道路等の上方に跨ぐように、又は路肩に設置され、通過した車両の全てをTVカメラで撮影し、モニター装置(40)やパソコン等によって監視すると共に、ATM回線(30)を使って、速度違反車両(以下、車両(VC)という)の画像等を、オービス(10)やNシステム(20)等を管理、運営する交通管制センター(CC)に送信する装置である。ATM回線(30)(Asynchronous Trannsfer Mode:非同期転送モード)は、音声、データ、画像等を一つのネットワークにより高速で送信する転送方法である。モニター装置(40)は、交通管制センター(CC)内に配置された通信装置(41)、蓄積装置(42)及びディスプレイ(43)等からなり、ATM回線(30)で受信した写真、車両ナンバー等のデータをもとに車両(VC)を追跡するものである。音声警告装置(50)は、規定の制限速度を少なくとも30Km/h〜40Km/h以上と大巾に超過した車両(VC)に対し、「スピード違反していること、減速して路肩に停止すること等」を図2に示すラウドスピーカー(51)による告知装置である。LED点滅装置(60)は、音声警告装置(50)に連動し、車両(VC)のドライバーに対して、音声と共に複数のLED(61)を車両(VC)に向け点滅させて視覚的に警告するもので、音声警告装置(50)の近傍に配置されている。電磁波放射装置(70)は、音声警告装置(50)やLED点滅装置(60)の警告を無視して走行する車両(VC)が搭載しているECUに向け異常発生信号となる電磁波(W)を、少なくとも車両衝突防止装置又は車間距離制御装置等に使用しているミリ波周波数(例えば、30Hz〜)を超えるように増幅器(71)によって増幅し、放射管(72)を介して車両(VC)に向けて放射する装置であり、固定型と移転型がある(詳細は後述)。操作装置(80)は、交通管制センター(CC)に配置されたモニター装置(40)、音声警告装置(50)、LED点滅装置(60)及び電磁波放射装置(70)等を作動させる装置である。
図2は、本願発明に係る、車両の強制停止装置(100)における各種装置の配置概要を示している。車両(VC)の前方の矢印→は車両(VC)の進行方向である。高速道路(HW)等の上方に設置されたオービス(10)又はNシステム(20)と音声警告装置(50)・LED点滅装置(60)とは、所定の距離(D1)、例えば、約1〜2kmあけられている。また音声警告装置(50)・LED点滅装置(60)と電磁波放射装置(70)とは所定の距離(D2)、例えば、約1〜2kmあけられている。各装置間に所定の距離(D1)、(D2)をあけているのは、車両(VC)のドライバーが音声警告装置(50)・LED点滅装置(60)によって速度違反に気付いて、減速するか又は路肩に寄せて停止する猶予を与えるためである。オービス(10)又はNシステム(20)の取付梁(11)には、複数のカメラ(12)、レーダー、スピードメーター等の監視装置(13)とATM回線(30)用の機器等が装備され、オービス(10)又はNシステム(20)の下方を通過する全ての車両は、カメラ(12)によって車両ナンバー、ドライバーの顔写真等が撮影される。制限速度を大巾(国道等で30Km/h以上、高速道路〜40Km/h以上:運転免許停止又は免許取消処分相当)に超過すれば、各種データは直ちにATM回線(30)で交通管制センター(CC)に送信され、センター(CC)内の通信装置(41)で受信される。音声警告装置(50)・LED点滅装置(60)には、複数のラウドスピーカー(51)とLED(61)が配設されており、走行してくる車両(VC)に速度違反していることを警告するものである。電磁波放射装置(70)は、警告に従わない車両(VC)に対して減速又は停止させるために強力な電磁波(W)を放射する複数の放射管(71)を配備している。(50)及び(60)は、第1回目の警告を行う音声警告装置・LED点滅装置で、オービス(10)又はNシステム(20)間には所定の距離(D1)があけられている。音声警告装置(50)・LED点滅装置(60)の後方には所定の距離(D2)をおいて電磁波放射装置(70)が配置されている。さらに電磁波放射装置(70)の後方には、予備として第2の音声警告装置(50B)・LED点滅装置(60B)が配置されている。また第2の音声警告装置(50B)・LED点滅装置(60B)と第2の電磁波放射装置(70B)間には所定の距離があけられている。
図3(イ)は、電磁波放射装置(70)における固定型の実施形態を示している。電磁波放射装置(70)は、例えば、高速道路(HW)の両側道に立設された2本の支柱(73)と高速道路(HW)と上方で直交するように水平状に架設された梁枠(74)からなり、梁枠(74)には複数の放射管(72)が配備されている。放射管(72)は、放射角度を自動的に選択可能とされており、音声警告装置(50)・LED点滅装置(60)による警告を無視して暴走する車両(VC)のECUにピンポイントで電磁波(W)を放射すれば、ECUは、強い電磁波(W)を異常信号として受信するので、フェイルセーフシステム等が作動し、燃料供給機能や点火プラグの作動等を中止することになり、当該車両(VC)は、ドライバーの意思とは関係なく減速され走行停止させることができる。また第1回目の警告と電磁波(W)の放射による当該車両(VC)の走行中止が何らかの理由、例えば放射管(71)の放射ミス等で、ECUに電磁波(W)が当射されなかった場合等は、第2の音声警告装置(50B)・LED点滅装置(60B)による警告後、第2の電磁波放射装置(70B)の放射管(71)によって、当該車両(VC)に電磁波(W)を放射し、減速させて走行を停止させることができる。さらに、当該車両(VC)を停止できないとき、図示していないが、第3の音声警告装置・LED点滅装置による警告後、第3の電磁波放射装置の放射管によって、当該車両(VC)に電磁波(W)を放射し、走行を停止させることができる。
また、例えば、震度5以上の地震が発生したとき、又は地震警報が発せられたとき、交通管制センター(CC)は、地震が発生した場所、又は地震発生が予測される最寄りの音声警告装置(50)・LED点滅装置(60)と電磁波放射装置(70)を一斉に作動させ、走行車両を緊急に停止させることができる。図3(ロ)は、電磁波放射装置(70)の移動型の実施形態を示している。(90)は、警察車両(90)で、例えば、国道(JW)等の検問所の両側又は片側に駐車して、検問等を突破するために急発信する車両(VC)を阻止するために電磁波放射装置(70)を配備することができる。電磁波(W)を放射する放射管(91)は警察車両(90)の上部に配備され、電磁波(W)の放射角度は警察車両(90)内からコントロール自在となっている。また警察車両(90)にはラウドスピーカー(92)及びLED(93)が装備されている。また図示していないが、場合によっては、例えば、指名手配中の重要犯人が運転する車両(VC)が、一般道路等に入り、逃走しているときは、警察ヘリコプターを出動させて、空からこれを追跡し、音声警告装置(50)・LED点滅装置(60)で警告し、これに従わないときは、空中から車両(VC)のECUに向けて電磁波(W)を放射して逃走車両(VC)を緊急停止させることもできる。
次に、警報信号を発している踏切(F)内に進入しようとする車両(VC)を強制的に停止させる本願発明の実施形態について、図4を参照にして説明する。(FS)は、車両通行可能な道路(R)に設置された警報機付き踏切遮断機であり、踏切遮断機(FS)に近接して車両進入方向に対面するように電磁波放射装置(70)が立設されており、電磁波放射装置(70)には電磁波増幅器(71)が内蔵されると共に、LED点滅装置(60)が装備されている。またLED点滅装置(60)と電磁波放射装置(70)は、踏切遮断機(FS)の降下と連動して自動的に始動し、踏切遮断機(FS)が降下中は、警報音と共にLED(61)は点滅を続行し、増幅器(71)で増幅された強い電磁波(W)は、車両進入方向に向けて放射され続け、踏切遮断機(FS)の上昇が終われば、LED(61)の点滅と電磁波(W)の放射は自動的に停止するようになっている。これにより、遮断機(FS)降下中の踏切にドライバーがブレーキとアクセルの踏み間違い等で踏切内に進入する車両(VC)を阻止することができ、悲惨な衝突事故を未然に防止することができるので、社会的に有意義な発明である。なお、(FR)はレールである。
100…車両の強制停止装置、CC…交通管制センター、10…自動速度違反取締装置、20…自動車ナンバー自動読取装置、30…ATM回線、40…モニター装置、50…音声警告装置、51…ラウドスピーカー、60…LED点滅装置、61…LED、70…電磁波放射装置、71…増幅器、72…放射管、80…操作装置、W…電磁波、VC…違反車両、90…警察車両、FS…踏切遮断機
本願発明に係る、車両の強制停止装置(100)の一実施形態を示すブロック図である。 同上各装置の配置の概要を示す平面図である。 電磁波放射装置の一実施態様を示し、(イ)は固定型の正面図、(ロ)は移動型の正面図である。 本願発明に係る、車両の強制停止装置(100)を踏切に設けた状態を説明する平面図である。

Claims (6)

  1. 自動速度違反取締装置又は/及び自動車ナンバー自動読取装置、ATM回線を用いた制限速度オーバーの違反車両の取締装置において、
    前記自動速度違反取締装置又は/及び自動車ナンバー自動読取装置、ATM回線に連動し、規定の制限速度を超過した違反車両を追跡するモニター装置と、前記違反車両に対する音声警告装置と、前記音声警告装置と連動して点滅する1〜複数のLED点滅装置と、前記違反車両のECUに向けて異常発生信号となる電磁波を放射する電磁波放射装置と、前記モニター装置、音声警告装置、LED点滅装置及び電磁波放射装置を操作する操作装置と、から構成されたことを特徴とする車両の強制停止装置。
  2. 前記音声警告装置及びLED点滅装置は、前記自動速度違反取締装置又は/及び自動車ナンバー自動読取装置から所定の間隔をあけて1〜複数設置されている、ことを特徴とする請求項1に記載の車両の強制停止装置。
  3. 前記電磁波放射装置は、前記音声警告装置及びLED点滅装置から所定の間隔をあけて1〜複数設置されている、ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両の強制停止装置。
  4. 前記音声警告装置、LED点滅装置及び前記電磁波放射装置は、固定又は移動可能とされている、ことを特徴とする請求項1〜請求項3の何れかに記載の車両の強制停止装置。
  5. 前記電磁波放射装置から放射される電磁波は、少なくとも車両衝突防止装置又は車間距離制御装置に使用しているミリ波周波数を超えるように増幅器で増幅されている、ことを特徴とする請求項1〜請求項4の何れかに記載の車両の強制停止装置。
  6. 地震又は風水害が発生したとき又は発生が予測される道路を交通止めするために、当該道路の走行車両を緊急停止させる車両の強制停止装置であって、
    交通管制センターが管理するモニター装置、音声警告装置、LED点滅装置、電磁波放射装置及び前記モニター装置、音声警告装置、LED点滅装置、電磁波放射装置を操作する操作装置とからなり、地震又は風水害の発生地又は地震又は風水害の発生が予測される道路に最寄りの前記自動速度違反取締装置又は/及び自動車ナンバー自動読取装置、ATM回線に連動した前記モニター装置、音声警告装置、LED点滅装置、電磁波放射装置及び操作装置を介し、当該道路走行中の車両に順次電磁波放射装置で増幅電磁波を放射することを特徴とする請求項1〜請求項5の何れかに記載の車両の強制停止装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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