JP5695282B2 - オイルサンドを開発するための機械一式および方法 - Google Patents

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Description

本発明は、蒸気の注入により重油あるいは原油を現場において動かすための方法および機械一式に関する。
オイルサンドは、タールサンドに関して言及したように、石油の原油、手短に言えば原油のようなタールで覆われた砂粒を備えている。オイルサンド内の原油は粘性が高く、かつ流すには加熱あるいは希釈が必要である。オイルサンドの現場での開発は、SAGD法として短縮された“スチーム補助重力排出法”により達成できる。SAGD法は、オイルサンド内の原油を動かすための蒸気発生室を形成している、水平方向に延びている蒸気注入井戸を使用する。動かされた原油は下方へと流れ、特許文献1に開示されたように、水平方向に延びている第二の井戸、いわゆる生産井により回収される。
蒸気は特許文献2により提案されたような、電気式加熱装置により地上施設あるいは下げ孔の近くで生成される。水は給水配管により地上から供給される。電気式蒸気器は水を加熱して、蒸気を発生する。
蒸気はサンド内に注入され、原油を動かし、原油は隣接した生産井により集められる。
米国特許出願公開第2001/0278001号明細書 米国特許第4805698号明細書 米国特許第6132823号明細書 米国特許第6911231号明細書 米国特許第6916430号明細書 米国特許第6811720号明細書 米国特許出願公開第2005/0056807号明細書 米国特許第7220365号明細書
本発明により解決すべき課題は、現場においてオイルサンドの開発を改善することである。
課題の解決手段は、各独立請求項により記載されたオイルサンド埋蔵地を開発するための下げ孔内の機械一式および方法により提供される。従属請求項は本発明の更なる改善点に関する。
オイルサンド開発のための下げ孔内の機械一式は、水管を介して水を受入れるための水導管を収容するための少なくとも一つのケーシングと、少なくとも一つの蒸気発生室を備え、この蒸気発生室は前記水導管と流体連通状態にあり、かつ少なくとも一つの蒸気出口を備えている。蒸気発生室は電気加熱装置に熱的に接続している。さらに下げ孔内の機械一式は、前記蒸気により動かされる原油を回収するための少なくとも一つのオイル導管を備えている。このような下げ孔内の機械一式により、原油をオイルサンド内に動かすための蒸気を注入し、かつ単一装置により原油を回収することができ、従ってただ一つの試掘孔しか必要ない。
ケーシングは少なくとも一つの原油導管を収容するのが好ましい。ケーシングは例えば多重導管であってもよいかあるいは多重導管を備えていてもよい。これによりハウジングの設計を安定化できる。
少なくとも一つの蒸気発生室はケーシングの周面に支持されているのが好ましい。蒸気発生室のこの位置により、蒸気発生室内で発生した蒸気をオイルサンド内に容易に注入することができる。
複数の、例えば五あるいは九、少なくとも二つの蒸気発生室があるのが好ましく、これらは一束の蒸気発生室を定義しているケーシングの周面の周りに配置されている。下げ孔内の機械一式は、一つあるいはそれより多くの束を備えていてもよい。一実施形態において、一束の蒸気発生室が設けられている。別の実施形態において、ケーシングの末端長さに沿った異なる部分に配置された一つあるいはそれより多くの束が設けられている。一つあるいはそれより多くの束の蒸気発生室により、蒸気の均一な注入が可能になり、従ってオイルサンドの効率的開発が可能になる。一つあるいはそれより多くの束の蒸気発生室がケーシングの周りに配置されているので、一つあるいはそれより多くの束は、(ケーシング内の原油導管を介して)埋蔵地から原油を除去するケーシングの温度を維持するかあるいは上昇させるように働く。
蒸気発生室は各々、加熱管を取囲んでいる金属被覆をしてある隔室を備えているのが好ましい。加熱管は少なくとも一つの電気式加熱カートリッジを収容してもよい。これにより、一方では水を効率的に加熱することができ、他方では失敗した場合に、電気式加熱カートリッジを簡単に取り替えることができる。加熱管は少なくとも一つの予備の電気式加熱カートリッジを収容しているのが好ましい。これにより、下げ孔内の機械一式を格納する間の運転時隔がより長くなる。
加熱管は中空であり、かつ無機化合物の組成、ことによると純粋な元素種(pure elemental species)の組成を含む内部構造を有していてもよい。このような組成のための実例は、特許文献3〜7に開示されており、これらはあたかもここに十分開示されているかのように、参照することにより本願に含まれる。このような組成は、加熱カートリッジにより供給される熱が加熱管によりほぼ完全な少なくとも一つの均一な分布を提供するために熱伝導材料あるいは熱伝導媒体として作用する。さらに加熱管は上述を参照して提案されるように空にされてもよい。好ましい実施形態において、加熱管は空にされ、ある量の液体無機化合物、例えば少なくとも一つの無機塩の溶液が管内に入れられる。次いで電気式加熱装置に電力が供給される。それにより、上記実例の溶液内の液体無機化合物は気化し、少なくとも一つの無機塩の残りものは加熱管の内面と電気式加熱装置を被覆し、電気式加熱装置は加熱管と熱的に接続する。加熱管は、加熱要素に電力を供給する間回転あるは旋回され、加熱管内の溶液の良好な分布を得て、それにより、より均一な被膜を得る。加熱管内に入れられた溶液の量は、加熱管の容積よりもかなり少なく、例えば加熱管の容積の1/10よりも少ないか、あるいは1/50よりも少ないのが好ましい。被覆溶液は上記の引用文献に開示されている。加熱管の被覆は下げ孔内の機械一式に加熱管を取付ける前に行われるのが好ましい。
加熱管は蒸気発生室の上方に延びており、例えば軸方向に延びていてもよい。従って、加熱管の少なくとも一部分は、蒸気発生室から出て試掘孔内に延びている。加熱管は蒸気発生室内部の水を蒸気になるまで加熱するだけでなく、水の注入後、埋蔵地内で冷却される蒸気あるいは水を再加熱もする。それにより開発の効率が増す。
オイルサンド埋蔵地を開発するための方法は、少なくとも下げ孔内の機械一式の蒸気発生室内で蒸気を生産する工程と、オイルサンドの埋蔵地の原油を動かすために、前記蒸気を蒸気出口を経由してオイルサンドの埋蔵地内に注入する工程を備えている。動かされた原油の少なくとも一部は、前記下げ孔内の機械一式により回収される。この方法により、SADGと比べて、オイルサンド開発の現場の場合の下げ孔の最小数量は減り、従ってコストも減る。
以下に、図に関する実施形態の実例について、一般的発明概念を限定することなく、例として本発明を説明する。
オイルサンド開発システムの概略図を示す。 下げ孔内の機械一式の一部の斜視図を示す。 蒸気発生室の断面図を示す。 オイルサンド開発システムのの第二の実施形態の概略図を示す。
図1のオイルサンド開発システム100は、例えばオイルサンド開発を監視し、制御するための制御ステーション115のような上記地上施設を収容するための地上基地110を備えている。地上基地110は、抽出井戸に電力を供給するための電源を備えていてもよい。地上基地110は、抽出井戸に水(例えば真水)を供給するための貯水槽などの水源を備えていてもよい。
オイルサンド開発システム100は試掘孔105に挿入された下げ孔内の機械一式を備えた抽出井戸120を備えている。下げ孔内の機械一式は、図1に概略的に描いたような、下げ孔内の機器、例えば保護装置165に電力を供給するための例えば電源ケーブル230のためのケーシング130のような多重導管および/または井戸上位部構造と井戸監視装置140を駆動するためのモータ153を備えている。抽出井戸120はケーシング130の周面に取付けられた蒸気発生器200を備えている。蒸気発生器200は以下に、図2及び3に関連付けてさらに詳細に説明してある。蒸気発生器200は、この実施形態ではケーシング130の底部あるいは末端部分にケーシング130の周囲に位置決めされており、試掘孔105の第一の好ましくは垂直な区間に位置決めされている。蒸気発生器200は図1に示したように蒸気をオイルサンド内に好ましくは横方向から注入する。蒸気によりオイルサンド内の原油が集まる。
抽出井戸120はオイルを集めるために設計されており、特に抽出井戸はオイルサンド内の動いた原油を集めるために設計されていてもよい。この目的を達成するために、抽出井戸120のケーシング130は、オイルがケーシングに浸入できる長さに沿って一つあるいはそれより多くの入口135を備えている。ケーシング130の内部には少なくとも一つのオイル導管125が配置されている。オイル導管125は、ケーシング130の底部あるいは末端部分から上述の地上基地110まで延びている。ケーシング130に浸入するオイルは、例えばオイル入口135を経由して、導管の末端部分でオイル導管125に入り、かつ好ましくはケーシング130の底部あるいは末端部分に配置されている例えば遠心ポンプで地表まで汲み上げられて、生産ライン109へ供給されてもよい。原油を上記地上基地110へ汲み上げる前に、水は分離器176により原油から分離されてもよい。さらに、ケーシング130の底部あるいは末端部分には、電気ケーブルクリップ195、通気弁172、一方向流弁185、電源ケーブル175、回転分離器176、保護装置165、ケーブルヘッド162、モータ152そして井戸監視装置140がある。それらの間には、散水孔145一組とさらに別のオイル入口135がある。散水孔145は蒸気発生手段、例えば蒸気発生室375(図3参照)の少なくとも一つと流体連通状態にあるのが好ましく、従って原油を集めるためにオイルサンド内に蒸気を注入することができる。
図2は抽出井戸120の蒸気発生器200を含んだケーシング130の筒軸測視図の部分を示す。蒸気発生器200は一束の加熱部材300を備えている(図3参照)。これらの加熱部材300はケーシング130の周面の周りに配置されている。ケーシング130は管状である。ケーシング130は内周面の周りに複数の隔室あるいは導管を備え、これらの導管は、(地上基地110から蒸気発生器200への水のための)水導管250として、(オイル入口からケーシング130内に浸入するオイルのための)オイル導管125として、あるいは(ケーシング内の構成部材(例えば遠心ポンプ180、モータ152)および蒸気発生器200に割当てられた熱カートリッジへ電力を供給するための)ケーブル導管として使用されてもよい。
蒸気発生器200は一束の加熱部材300を備えている(図3参照)。加熱部材300はケーシング130の周面の周りに配置されており、かつ例えば一つあるいはそれより多くの溶接接合部によりケーシング130に互いに接続している。抽出井戸120のような井戸と関連した二つ以上の束を備えることが所望される場合、これらの束はケーシング130に沿って上下に積重ねられてもよい。図3を参照すると、各加熱部材300は、加熱管310と蒸気発生室375を各々備えている。
加熱管310の(上側の)正面は、加熱管310に溶接で接続されていてもよい円錐形キャップ330により閉鎖されている。加熱管310の後側は端部キャップ340により閉鎖されていてもよく、この端部キャップは、水密である解除可能な接続、例えばネジ接続であるのが好ましい。加熱管310、円錐形キャップ330及び端部キャップ340は容積あるいは小室335を定義する。
図3に示すように、加熱部材300の小室335は、金属材料(例えば鋼)などの熱伝導材料のキャップ360により第一の部分と第二の部分に分割されている。一実施例において、片側端部(図で見て最も近い端部)に陽端子と陰端子を備えた電気式加熱カートリッジ350は、(キャップ340に対して最も近い)小室335の第一の部分に位置決めされている。キャップ360は加熱カートリッジ350が小室335の第一の部分に配置できるのに十分な第一の端部から間隔をおいて小室335を分割するが、第一の部分のためのそれ以上の容積を最小限にする。図3に示すように、加熱カートリッジ350が小室335の第一の位置に配置されると、端子355は端部キャップ340の堆積内に延びていてもよい。端部キャップ340は、側方開口部365、すなわち例えば端子355に電気的に接続するためのネジが切られた開口部を備えているのが好ましい。導線はケーシング130の補助導管を通って側方開口部365内に供給される。電流は地上基地110内の上記地上電源から導線に供給できる。
各蒸気発生室375は、例えば溶接接合により接続された、例えば円筒シェル320、前壁380及び後壁370により定義されている。前壁380と後壁370は各々、そこを通って加熱管310が配置されている開口部を備えている。加熱管310は蒸気発生室375を通って軸方向に延びている。加熱管310と、前壁380および/または後壁370との接続は溶接接合であってもよい。
電気式加熱カートリッジ350は、加熱管310に熱的に接続しておりかつ例えば電源ケーブル230により電力線と電気的に接続している。電力(例えば電流)は、制御ステーション115により制御されるのが好ましく、かつ側方開口部365のような側方開口部を経由して導管で伝えられてもよい。ガスケットはケーブルの貫通接続をシールするために使用されてもよい。加熱管310に内部には、特許文献3〜5、8および7に記載されているように熱伝導材料がある。
シェル320の後壁370は、水源のための入口395を備えており、この入口は水を蒸気発生室375に供給するためにさらにシェルに接続している。水は水源、例えば地上基地110から、ケーシング130の補助導管により蒸気発生室375へ供給される。すなわち入口375と流体連通状態にある。水を蒸気になるまで加熱するために、電力を電気式加熱カートリッジ350に供給してもよい。従って、加熱カートリッジ350は熱を生成し、熱は加熱管310を経由して蒸気発生室375に伝達されている。蒸気は蒸気発生室375の内部で発生し、かつ蒸気出口390を通ってオイルサンド内に流入する。一方向圧力弁が流れ出口390内に設けられていてもよい。それにより、砂粒などのような異物が蒸気発生室375内に入ることを回避することができる。さらに蒸気は加圧されてもよい。加熱管310が蒸気発生室にわたって延びるので、電気式加熱カートリッジ350により供給された熱の一部もまたオイルサンドに直接伝達される。この熱により、抽出井戸120に近い蒸気の濃度は減少し、従って蒸気は抽出井戸の周りのより広い領域を加熱することができ、それにより原油は上手く移動する。移動した原油はオイル入口135(図1と2を参照)を経由して集められ、回転分離器176により水から分離され、そして遠心ポンプ180により汲み上げられて、図1に概略的に示した生産ライン109内に入る。
典型的な例として、図1に関して先に説明したように、抽出井戸120の一つあるいはそれより多くの管束200は、蒸気を発生させ、かつ蒸気を石油保有地へ排出し、オイルサンドの場合、ケーシング130と汲み上げ導管125を通ってオイルの抽出ができるようにオイルサンド内の原油に十分な流動性を与え、二次的にはケーシング130もまた加熱するために使用されてもよい。蒸気発生室375内で発生した蒸気の温度は、制御装置115で監視および/または制御されるのが好ましい。例えば、コンピュータ115に配信される処理プロトコルは、少なくとも一つの温度センサからの温度測定量を受信するためのコマンド(instructions)を含んでいてもよい。これらの測定量に基づいて、制御装置115により実行されるべき、コンピュータが解読できる形でコマンドが与えられる。従って、制御装置115はある範囲f(例えば250℃〜280℃)の目標温度を達成するための一つあるいはそれより多くの加熱ロッド350への電力出力を増減するためにコマンドを実行する。制御装置115が加熱カートリッジ350の幾つかへの電力を増大させるかもしれない一方で、同時に他の加熱カートリッジへの電力を減少させるかもしれない。制御装置115は、一つあるいは複数の蒸気発生室375に供給される水流を代替え的にあるいが付加的に制御してもよい。すなわち前記水流を増やすかあるいは減らしてもよく、それにより蒸気の温度を制御する。その上さらに、制御装置115は、ポンプ180および汲み上げ導管125内の他の構成部材に接続され、かつ井戸から所望のスループットを得るためのプログラムコマンドに基づいてポンプおよび/または他の構成部材を制御してもよい。
図4はオイルサンド開発システムの別の実施形態を示す。この実施形態において、オイルサンド開発システム400は、例えば制御装置415電源及び水源などの上記地上施設のための地上基地410を備えている。図1のように、上記地上基地410は海岸に面した基地として描かれているが、水で覆われたオイルサンドを開発するための遊泳基地であってもよい。システム400は下げ孔内の機械一式を備えた抽出井戸420が挿入されている試掘孔405を備えている。図1において、抽出井戸は井戸の全長にわたり垂直あるいはほぼ垂直に挿入された。図4において、抽出井戸420は井戸の地表面では試掘孔405を通って垂直に延びているが、その後は井戸内で横方向に延びている。一方、抽出井戸420とシステム400の構造と運転は、図1〜3に関して記載された抽出井戸120とシステム100の構造と運転に似ている。下げ孔内の機械一式は、例えば図1のケーシング130に似て設計された多重導管ケーシングであるケーシング430を備えている。図4はケーシング430の末端部分の周りに配置されているかあるいはケーシング430の末端部分に接続された一束を示す。蒸気発生器500の各蒸気発生室に供給される水は、図1〜3に関連して先に記載されたような加熱カートリッジと熱伝導材料を含んだ加熱管に供給される熱により蒸気に転換される。オイルサンド内のオイルを動かすために、蒸気発生室の蒸気出口490からオイルサンド埋蔵地内に蒸気が吐出される。動かされたオイルはオイル入口435を通ってケーシング430内に浸入し、井戸の表面まで汲み上がられる。
100 システム
105 試掘孔
108 井戸上部構造
109 生産ライン
111 弁
110 地上基地
115 制御ステーション
120 抽出井戸
125 オイル導管
130 抽出管
135 オイル入口
140 井戸監視装置
150 モータ
162 ケーブルヘッド
165 保護装置
170 回転分離器
172 通気弁
175 電源ケーブル
176 回転分離器
180 遠心ポンプ
185 一方向流弁
190 通気弁
195 電気ケーブルクリップ
200 管束/蒸気発生器
230 電源ケーブル
250 水導管
300 加熱部材
310 加熱管
320 シェル
330 円錐形キャップ
335 小室
340 端部キャップ
350 電気式加熱カートリッジ
360 加熱カートリッジの端部キャップ
365 横方向開口部
370 後壁(下向き)
375 蒸気発生室
380 前壁(上向き)
390 蒸気出口
395 蒸気入口
400 システム
405 試掘孔
410 上記地上基地
415 制御装置
420 抽出井戸
430 ケーシング
435 オイル入口
490 オイル出口
500 蒸気発生器

Claims (9)

  1. オイルサンドを開発するための下げ孔内の機械一式であって、この機械一式が少なくとも以下のもの、
    −水管を介して水を受入れるための水導管(250)を収容するための少なくとも一つのケーシング(130)と、
    −少なくとも一つの蒸気発生室であって、この蒸気発生室が前記水導管(250)と流体連通状態にあり、かつ少なくとも一つの蒸気出口(390)を備えている蒸気発生室(375)と、
    −少なくとも一つの電気式加熱装置であって、この電気式加熱装置が前記蒸気発生室(375)に熱的に接続している電気式加熱装置(350)を備え、
    −ケーシングがさらに、前記蒸気により動かされた原油を回収するための少なくとも一つの原油導管(135)を備えている下げ孔内の機械一式において、
    少なくとも一つの蒸気発生室(375)が、ケーシング(130)の周面により支持されていることを特徴とする下げ孔内の機械一式。
  2. ケーシング(130)が少なくとも一つの原油導管(135)を収容することを特徴とする請求項1記載の下げ孔内の機械一式。
  3. ケーシング(130)が多重導管であり、少なくとも一つの水導管(250)と少なくとも一つの原油導管(125)が多重導管の内の一つ一つであることを特徴とする請求項1または2に記載の下げ孔内の機械一式。
  4. 少なくとも二つの蒸気発生室(375)が、ケーシング(130)の周面の周りに束の状態で配置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の下げ孔内の機械一式。
  5. −蒸気発生室(130)が加熱管(310)の周囲に金属被覆をしてある隔室を備えており、
    −加熱管(310)が少なくとも一つの電気式加熱カートリッジ(350)を収容することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の下げ孔内の機械一式。
  6. 加熱管(310)が中空であり、かつ内表面を備えており、この内表面が無機塩で被覆されていることを特徴とする請求項5に記載の下げ孔内の機械一式。
  7. 加熱管(310)が空にされていることを特徴とする請求項6に記載の下げ孔内の機械一式。
  8. 加熱管(310)が蒸気発生室(375)の上方で軸方向に延びていることを特徴とする請求項5〜7のいずれか一つに記載の下げ孔内の機械一式。
  9. オイルサンドの埋蔵場所を開発するための方法であって、この方法が少なくとも以下の工程、すなわち
    −請求項1に記載の下げ孔内の機械一式内で蒸気を生産する工程と、
    −オイルサンドの埋蔵場所の原油を動かすために、前記蒸気を蒸気出口(390)を経由してオイルサンドの埋蔵場所内に注入する工程と、
    −前記下げ孔内の機械一式の少なくとも一つの原油導管により、動かされた原油の少なくとも一部を回収することを特徴とする方法。
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