JP5692426B2 - 電力伝送システム - Google Patents

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Description

本発明は、容量結合(電界結合)により電力を伝送する電力伝送システムに関するものである。
容量結合により電力を伝送するシステムとして特許文献1が開示されている。
特許文献1の電力伝送システムは、高周波高電圧発生器、パッシブ電極およびアクティブ電極を備えた電力送電装置と、高周波高電圧負荷、パッシブ電極およびアクティブ電極を備えた電力受電装置とで構成される。
図33Aは特許文献1の電力伝送システムの基本構成を示す図である。また、図33Bは容量結合により電力を伝送する別のシステムの基本構成を示す図である。電力送電装置には、高周波高電圧発生器1、パッシブ電極2およびアクティブ電極3を備えている。電力受電装置には、高周波高電圧負荷5、パッシブ電極7およびアクティブ電極6を備えている。そして、電力送電装置のアクティブ電極3と電力受電装置のアクティブ電極6とが空隙4を介して近接することにより、この二つの電極同士が容量結合する。
特表2009−531009号公報
図33A、図33Bに示されている容量結合構造の電力伝送システムは、面積当たりの伝送電力を大きくできることや、搭載面内の位置自由度が高い、といった利点がある。しかし、電力伝送中に電力受電装置のパッシブ電極に掛かる電圧が高いことに起因して電界ノイズが生じやすい。また、受電装置のグランド電位がアースに対して変動すると、例えばタッチパネルのように人が触れるデバイスなどで、電力伝送中に受電装置の負荷回路の誤動作が生じる場合がある。よって電力伝送中のパッシブ電極の電圧低減が重要である。
本発明の目的は、受電装置側基準電位の電位変動を低減してノイズを低減し、受電装置側の負荷回路の動作を安定化させた電力伝送システムを提供することにある。
この発明の電力伝送システムは、送電装置側第一電極と、送電装置側第二電極と、前記送電装置側第一電極と前記送電装置側第二電極との間に交流電圧を給電する給電回路と、を有する電力送電装置と、受電装置側第一電極と、受電装置側第二電極と、前記受電装置側第一電極と前記受電装置側第二電極との間に生じる交流電圧を受ける負荷回路と、を有する電力受電装置と、を備えた電力伝送システムにおいて、前記負荷回路と前記受電装置側第二電極との接続点、または前記負荷回路の中点、である受電装置側基準電位点は受電装置の基準電位に接続され、前記電力送電装置は、前記送電装置側第一電極と前記送電装置側第二電極との間に、第1素子が前記送電装置側第一電極に接続されるように、第1素子および第2素子が直列接続された直列回路を備え、前記直列回路の前記第1素子と第2素子との接続点である送電装置側基準電位点は送電装置の基準電位に接続され、前記第1素子のインピーダンスをZ1、前記第2素子のインピーダンスをZ2、前記送電装置側第一電極と前記受電装置側第一電極との間に生じる容量および負荷回路を含む直列回路のインピーダンスをZ3、前記送電装置側第二電極と前記受電装置側第二電極との間に生じる容量を含むインピーダンスをZ4で表したとき、前記交流電圧の基本波周波数において、平衡条件Z1×Z4=Z2×Z3を満足する、または前記平衡条件に近似させ得るように前記直列回路が設けられ、前記第1素子のインピーダンスZ1および前記第2素子のインピーダンスZ2の少なくとも一方を可変インピーダンスとし、前記可変インピーダンスのフィードバック制御する制御手段を備えたことを特徴とする。
前記制御手段は、前記受電装置側基準電位点の電位を測定し、前記受電装置側基準電位点の電位が所定の電位となるように前記可変インピーダンスを制御する構成が好ましい。
前記制御手段は、前記送電装置側基準電位点に流れるコモンモード電流を測定し、前記コモンモード電流が流れなくなるように前記可変インピーダンスを制御する構成が好ましい。
前記送電装置側基準電位点と前記受電装置側基準電位点との間に容量が接続されている、または容量が構成されていることが好ましい。このことにより、受電側基準電位の安定化が図れる。
この発明によれば、送電装置側パッシブ電極および受電装置側パッシブ電極の電圧を低減することができる。そのことで、電力送電装置および電力受電装置からの電界放射ノイズを低減できる。また、受電装置側の基準電位をアースに対して近づけることができるので、電力伝送中での受電装置側の負荷回路の動作が安定化される。
例えば、電力受電装置の負荷回路に静電容量検知式のタッチパネルがある場合にも、正常に検知できる。また、例えば無線通信回路がある場合、受信感度劣化を抑えることができる。
第1の実施形態に係る電力伝送システムの回路図 図1Aの機能ブロック図 第1の実施形態に係る電力伝送システムを構成する電力送電装置および電力受電装置の主要部を概念的に表した断面図 電力伝送システムの等価回路図 ブリッジ回路を取り出して簡略化した、電力伝送システムの等価回路図 ブリッジ回路を取り出して簡略化した、電力伝送システムの等価回路図 第2の実施形態に係る電力伝送システムを構成する電力送電装置102および電力受電装置の主要部を概念的に表した断面図 電力伝送システムの等価回路図 第3の実施形態の電力伝送システムが備える電力送電装置の回路図 第3の実施形態の電力伝送システムの等価回路図 第3の実施形態の電力伝送システムの等価回路図 図8に示す第3の実施形態の電力伝送システムの変形例の等価回路図 第4の実施形態の電力伝送システムが備える電力受電装置の回路図 図10に示した電力受電装置を備える電力伝送システムの等価回路図 第5の実施形態の電力伝送システムが備える電力受電装置の回路図 図12に示した電力受電装置を備える電力伝送システムの等価回路図 第6の実施形態の電力伝送システムの等価回路図 電力伝送システムの受電装置側パッシブ電極の電位の周波数特性図 図14に示した調整用交流源を設けない場合の電力伝送システムの受電装置側パッシブ電極の電位の周波数特性図 調整用交流源による振幅の補正量を表す図 調整用交流源による位相の補正量を表す図 第7の実施形態の電力伝送システムが備える電力送電装置の回路図 第8の実施形態の電力伝送システムの等価回路図 第9の実施形態の電力伝送システムの等価回路図 第10の実施形態の電力伝送システムの等価回路図 第11の実施形態の電力伝送システムの等価回路図 第12の実施形態の電力伝送システムの等価回路図 電力伝送システムのインピーダンス素子Z1のインピーダンス特性図 電力伝送システムの受電装置側パッシブ電極の電位の周波数特性図 第13の実施形態に係る電力伝送システムの回路図 図25Aに示す電力伝送システムの等価回路図 電圧比Mの周波数特性図 基準電位点TG−RG間の電圧の周波数特性図 伝送電力の周波数特性図 第14の実施形態に係る電力伝送システムの回路図 図29Aに示す電力伝送システムの等価回路図 電圧比Mの周波数特性図 基準電位点TG−RG間の電圧の周波数特性図 伝送電力の周波数特性図 特許文献1の電力伝送システムの基本構成を示す図 特許文献1の電力伝送システムの基本構成を示す図
《第1の実施形態》
第1の実施形態に係る電力伝送システムの構成を図1〜図4を参照して説明する。
図1Aは第1の実施形態に係る電力伝送システムの回路図、図1Bはその機能ブロック図である。図1Aにおいて、電力送電装置101の高周波電圧発生回路13Sは例えば100kHz〜数10MHzの高周波電圧を発生する。昇圧トランスXGおよびインダクタLGによる昇圧回路RC1は、高周波電圧発生回路13Sの発生する電圧を昇圧してパッシブ電極12とアクティブ電極11との間に印加する。高周波電圧発生回路13S、昇圧トランスXGおよびインダクタLGは本発明に係る「給電回路」に相当する。キャパシタCGは、主に電力送電装置101のパッシブ電極12とアクティブ電極11との間に生じる容量である。昇圧回路RC1のインダクタンスとキャパシタンスとで共振回路が構成される。ここで便宜上、アクティブ電極・パッシブ電極と記載しているが、アクティブ電極とパッシブ電極の電圧変動は同じ(アクティブ電極間とパッシブ電極間の容量が同じ)であってもよい(以下同じ)。
電力受電装置201のパッシブ電極22とアクティブ電極21との間には、降圧トランスXLおよびインダクタLLによる降圧回路RC2が接続されている。キャパシタCLは、主に電力受電装置201のパッシブ電極22とアクティブ電極21との間に生じる容量である。降圧回路RC2のインダクタンスとキャパシタンスとで共振回路が構成される。降圧トランスXLの二次側には負荷RLが接続されている。この負荷RLは、ダイオードとコンデンサによる整流平滑回路および二次電池で構成されている。降圧回路RC2と負荷RLとで構成される回路が本発明の「負荷回路」に相当する。
前記送電装置側パッシブ電極12,アクティブ電極11、および前記受電装置側パッシブ電極22,アクティブ電極21による結合電極は相互容量Cmで容量結合する。
図1Bに示すように、この電力伝送システムは、高周波電圧発生部31、電力増幅回路32、昇圧トランス33、前記結合電極34、降圧トランス41、整流回路42および負荷43で構成されている。ここで、電力増幅回路32および昇圧トランス33で、図1Aに示した昇圧回路RC1を構成していて、降圧トランス41、整流回路42および負荷43で、図1Aに示した負荷回路を構成している。
図2は第1の実施形態に係る電力伝送システム301を構成する電力送電装置および電力受電装置の主要部を概念的に表した断面図である。
電力伝送システム301は電力送電装置101および電力受電装置201で構成されている。電力送電装置101の筐体10の上面付近には、送電装置側アクティブ電極11と、この電極11の周囲を絶縁状態で取り囲む送電装置側パッシブ電極12とが形成されている。また、電力送電装置101の筐体10内には、アクティブ電極11とパッシブ電極12との間に高周波の高電圧を印加する高周波高電圧発生回路が設けられている。この高周波高電圧発生回路は、高周波電圧発生回路13Sおよび昇圧トランス13Tを備えている。また、送電装置側アクティブ電極11と送電装置側パッシブ電極12との間に、直列回路16が接続されている。この直列回路16は、アクティブ電極11に接続された第1素子16xと、パッシブ電極12側に接続された第2素子16yとで構成されていて、第1素子16xと第2素子16yとの接続点である送電装置側基準電位点は電力送電装置の基準電位に接続されている。なお、第1素子16x、第2素子16yは空間的に分布する容量成分や配線のインダクタンス成分も含む。または、これらの第1素子16x、第2素子16yは、空間的に分布する容量成分や配線のインダクタンス成分で構成された素子である。
電力送電装置101の筐体10は、例えばABS樹脂などのプラスチックの成形体であり、筐体10の内部にアクティブ電極11およびパッシブ電極12を一体成形することによって、筐体10の外表面を絶縁構造にしている。
電力受電装置201の筐体20の下面付近には、受電装置側アクティブ電極21と、その周囲を絶縁状態で取り囲む受電装置側パッシブ電極22とが形成されている。また、電力受電装置201の筐体20内には、アクティブ電極21とパッシブ電極22との間に誘起される電力を受ける負荷回路23が設けられている。この例ではパッシブ電極22は筐体20の内周面に沿って配置されている。したがって、負荷回路23はパッシブ電極22で覆われている。
電力受電装置201の筐体20も例えばABS樹脂などのプラスチックの成形体であり、筐体20の内部にアクティブ電極21およびパッシブ電極22を一体成形することによって、筐体20の外表面を絶縁構造にしている。
図3は電力伝送システム301の等価回路図である。ここで、容量Cpは送電装置側パッシブ電極12と受電装置側パッシブ電極22との間に生じる(等価的に接続される)容量である。容量Caは送電装置側アクティブ電極11と受電装置側アクティブ電極21との間に生じる(等価的に接続される)容量である。図3において電力受電装置201以外の回路部は電力送電装置の回路である。図2に示した回路と同一部分には同一符号を付している。
図3において、第1素子16xのインピーダンスをZ1、第2素子16yのインピーダンスをZ2、容量Caおよび負荷RLによる直列回路のインピーダンスをZ3、容量CpのインピーダンスをZ4、でそれぞれ表すと、昇圧トランス13Tの2次側に、Z1〜Z4のブリッジ回路が接続されていることになる。
図4A、図4Bは前記ブリッジ回路を取り出して簡略化した、電力伝送システムの等価回路図である。インピーダンスZ1とインピーダンスZ2との接続点は送電装置側基準電位点TGであり、インピーダンスZ3とインピーダンスZ4との接続点は受電装置側基準電位点RGである。前記インピーダンスZ1〜Z4のインピーダンスを同じ符号Z1〜Z4で表したとき、ブリッジ回路の平衡条件は、
Z1×Z4=Z2×Z3
である。この平衡条件を満足すると、送電装置側基準電位点TGと受電装置側基準電位点RGとの電位差は0となる。
そのため、図4Bに示すように、送電装置側基準電位点TGを電力送電装置のグランド電位に接続されていれば、受電装置側基準電位点RGの電位は電力送電装置のグランド電位に等しくなる。この受電装置側基準電位点RGは図3に示したとおり、受電装置側パッシブ電極(容量Cpの一端)であるので、図2に示した電力受電装置201の筐体20は電力送電装置101のグランド電位と等しくなる。通常、電力送電装置101のグランド電位は接地電位(大地電位)であるので、前記平衡条件を満たすようにインピーダンスZ1〜Z4を設定することによって、受電装置側の基準電位を接地電位(大地電位)に近付けることができる。そのことによって、人が触って静電的に入力するデバイス(容量型タッチパネル)などの誤動作をなくすことができる。
《第2の実施形態》
図5は第2の実施形態に係る電力伝送システム302を構成する電力送電装置102および電力受電装置201の主要部を概念的に表した断面図である。
電力伝送システム302は電力送電装置102および電力受電装置201で構成されている。電力送電装置102の筐体10の上面付近には、送電装置側アクティブ電極11と、この電極11の周囲を絶縁状態で取り囲む送電装置側パッシブ電極12と、この電極12の周囲を絶縁状態で取り囲むガード電極15とが形成されている。また、電力送電装置101の筐体10内には、アクティブ電極11とパッシブ電極12との間に高周波電圧発生回路13Sおよび昇圧トランス13Tを備えている。また、送電装置側アクティブ電極11と送電装置側パッシブ電極12との間に、アクティブ電極11に接続された第1素子16xと、パッシブ電極12側に接続された第2素子16yとで構成された直列回路16が接続されている。第1素子16xと第2素子16yとの接続点である送電装置側基準電位点は電力送電装置の基準電位に接続されている。また、前記ガード電極15は電力送電装置の基準電位に接続されている。
電力受電装置201の構成は第1の実施形態で示した電力受電装置201と同じである。受電装置側パッシブ電極22は送電装置側パッシブ電極12と対向するだけでなく、ガード電極15とも対向する。
図6は電力伝送システム302の等価回路図である。ここで、容量Cpは送電装置側パッシブ電極12と受電装置側パッシブ電極22との間に生じる(等価的に接続される)容量である。容量Caは送電装置側アクティブ電極11と受電装置側アクティブ電極21との間に生じる(等価的に接続される)容量である。また、キャパシタCoはガード電極15と受電装置側パッシブ電極22との間に生じる(等価的に接続される)容量である。
第1素子16xはキャパシタCxと可変インピーダンス素子Zxとの並列接続回路である。同様に、第2素子16yはキャパシタCyと可変インピーダンス素子Zyとの並列接続回路である。
図6において電力受電装置201以外の回路部は電力送電装置102の回路である。図2に示した回路と同一部分には同一符号を付している。
図6において、第1素子16xのインピーダンスをZ1、第2素子16yのインピーダンスをZ2、容量Caおよび負荷RLによる直列回路のインピーダンスをZ3、容量CpのインピーダンスをZ4、でそれぞれ表すと、昇圧トランス13Tの2次側に、Z1〜Z4のブリッジ回路が接続されていることになる。このブリッジ回路の平衡条件は、Z1×Z4=Z2×Z3である。この平衡条件を満足すると、送電装置側基準電位点TGと受電装置側基準電位点RGとの電位差は0となる。平衡条件から多少ずれていても、送電装置側基準電位点TGと受電装置側基準電位点RGとの間にキャパシタCoが等価的に接続されているので、送電装置側基準電位点TGと受電装置側基準電位点RGとの間のインピーダンスは低くなる。そのため、キャパシタCoが存在しない場合に比べて、送電装置側基準電位点TGと受電装置側基準電位点RGとの電位差は小さい。したがって、受電装置側基準電位点と接地電位(大地電位)との差を小さくすることができる。
また、結合容量Ca,Cpの変動や負荷RLの変動により平衡条件から乖離する場合には、可変インピーダンスZx、Zyを適宜調整すれば平衡条件を維持することができる。平衡条件を維持することで基準電位点TG−RG間の電位差を小さく保つことができる。結合容量Ca,Cpの変動や負荷RLの変動が小さい場合には、可変インピーダンスZx、Zyは固定であってもよい。
すなわち、第2の実施形態によれば、平衡条件からのずれに対する許容度を高めることができる。
前記可変インピーダンスZx,Zyの調整は、フィードバックにより常時アクティブに制御する構成としてもよい。受電装置側で制御する場合には、例えば、電力受電装置201側の基準電位点RGの電位を測定することで平衡条件からのずれを検知し、この基準電位点RGの電位が所定の電位となるように可変インピーダンス素子Zx,Zyをフィードバック制御する。また、送電装置側で制御する場合には、接地電位から送電装置側の基準電位点TGに流れ込むコモンモード電流を測定し、このコモンモード電流が0になるように可変インピーダンス素子Zx,Zyをフィードバック制御する。なお可変インピーダンス素子Zx,Zyのいずれか一方のみを可変としフィードバック制御する構成でもよい。
《第3の実施形態》
図7は第3の実施形態の電力伝送システムが備える電力送電装置103の回路図である。電力送電装置103の筐体の上面付近には、送電装置側アクティブ電極11と、この電極11の周囲を絶縁状態で取り囲む送電装置側パッシブ電極12とが形成されている。また、電力送電装置103の筐体内には、アクティブ電極11とパッシブ電極12との間に高周波の高電圧を印加する高周波高電圧発生回路が設けられている。この高周波高電圧発生回路は、高周波電圧発生回路13Sおよび昇圧トランス13Tを備えている。また、送電装置側アクティブ電極11と送電装置側パッシブ電極12との間に、キャパシタC1、可変キャパシタC2による直列回路が接続されている。このキャパシタC1、可変キャパシタC2の接続点とグランドとの間に可変インピーダンス回路Zwが接続されている。また、アクティブ電極11とグランドとの間にキャパシタCx、パッシブ電極12とグランドとの間にキャパシタCyがそれぞれ接続されている。
図8Aおよび図8Bはこの第3の実施形態の電力伝送システムの等価回路図である。図7および図8Aにおいて、同一素子には同一の符号を付している。電力伝送システム303における電力受電装置201の構成は第1・第2の実施形態で示したものと同じである。可変インピーダンス素子Zwは図8Aにおいては可変インダクタの記号で表している。
図8Bは図8Aに示した等価回路のキャパシタC1,可変キャパシタC2および可変インダクタZwのY型(スター型)回路をΔ(デルタ型)回路に変換した等価回路図である。すなわち、前記Y型回路は可変インピーダンス素子Zx,Zy,ZzのΔ型回路と等価である。そして、キャパシタCxと可変インピーダンス素子Zxとで、ブリッジ回路の一辺であるインピーダンス素子Zw、キャパシタCyと可変インピーダンス素子Zyとで、ブリッジ回路の他の一辺であるインピーダンス素子Z2が構成される。
このようにして、ブリッジ回路の2辺のインピーダンスを可変インピーダンス回路とすることができる。すなわち、図8Aに示した可変インピーダンス素子Zwおよび可変キャパシタC2でブリッジ回路の平衡条件を満足するように調整できる。特に可変インピーダンス素子Zwは平衡条件の実部、可変キャパシタC2は平衡条件の虚部をそれぞれ調整できる。そのため、実部、虚部共に平衡して、受電装置側基準電位点RGの電圧の振幅をより小さくできる。
図9は、図8Aに示す第3の実施形態の電力伝送システムの変形例の等価回路図である。図9に示す電力伝送システム303Aでは、図7に示す可変インピーダンス回路Zwを、並列接続されたインダクタLzwと可変キャパシタCzwとで構成している。電力伝送システム303Aでは、このLC並列回路の共振周波数を高周波電圧発生回路13Sが発生する高周波電圧の周波数より高く定める。すなわち、LC並列回路を誘導性領域で利用し、可変キャパシタCzwの容量値を可変させて平衡条件が満足されるようにしている。これにより、受電側基準電位の安定化が図れる。
《第4の実施形態》
図10は第4の実施形態の電力伝送システムが備える電力受電装置204の回路図である。この例では、降圧トランス23Tの二次側にダイオードブリッジ回路DBおよびキャパシタCsによる整流平滑回路が構成されている。そして、この整流平滑回路の出力部にDC−DCコンバータCNVが接続されていて、このコンバータの出力で二次電池SBが充電されるように構成されている。
図11は、図10に示した電力受電装置204を備える電力伝送システム304の等価回路図である。図10に示したように、ダイオードブリッジによる整流回路を構成すると、電力受電装置の基準電位は降圧トランスの二次コイルの中点電位に等価的に等しくなるので、図11に示すように負荷RLa,RLbの接続点が受電装置側基準電位点RGとなる。すなわち、この受電装置側基準電位点RGから受電装置側パッシブ電極(容量Cpの一端)までの回路のインピーダンスと、受電装置側基準電位点RGから受電装置側アクティブ電極(容量Caの一端)までの回路のインピーダンスとは等しく、平衡回路が構成されることになる。
電力送電装置の構成は第2の実施形態で示したものと同じである。このような回路構成であっても、平衡条件Z1×Z4=Z2×Z3を満足するようにZz,Zyのインピーダンスを調整すればよい。
《第5の実施形態》
図12は第5の実施形態の電力伝送システムが備える電力受電装置205の回路図である。この例では、降圧トランス23Tの二次側の中間タップが基準電位であり、両端にダイオードD1,D2が接続されて中間タップ整流回路が構成されている。そして、この整流平滑回路の出力部にDC−DCコンバータCNVが接続されていて、このコンバータの出力で二次電池SBが充電されるように構成されている。
図13は、図12に示した電力受電装置205を備える電力伝送システム305の等価回路図である。図12に示したように、中間タップ整流回路を構成すると、電力受電装置の基準電位は降圧トランスの二次コイルの中点電位に等価的に等しくなるので、図13に示すような等価回路となる。
電力送電装置の構成は第2の実施形態で示したものと同じである。このような回路構成であっても、平衡条件Z1×Z4=Z2×Z3を満足するようにZz,Zyのインピーダンスを調整すればよい。
《第6の実施形態》
図14は第6の実施形態の電力伝送システム306の等価回路図である。第3の実施形態で図8Aに示した等価回路と異なり、調整用交流源13aを備えている。この調整用交流源13aとインダクタL1との直列回路の一端は基準電位(接地電位)に接続され、他端はキャパシタC1,C2の接続点に接続されている。調整用交流源13aとインダクタL1とで電流源として作用する。
図14に示す回路によれば、キャパシタC1,C2による分圧回路で回路の中性点近傍の電圧に分圧され、この分圧された中性点近傍の電位に調整用交流源13aによりキャンセル信号が注入される。第6の実施形態の電力伝送システム306は、第3の実施形態で図8Aに示した回路の可変インピーダンス回路Zwおよび可変キャパシタC2の代わりに、キャンセル信号を注入する電流源を設けたものである。すなわち、調整用交流源13aの振幅、位相を調整することにより前記平衡条件を満たすように設定できる。このことにより、平衡条件Z1×Z4=Z2×Z3からのずれが生じても、そのずれに起因して生じるノイズ成分をキャンセルすることが容易となる。また、送電装置と受電装置との結合度の変化や負荷変動などに応じて、前記ノイズ成分のキャンセルをアクティブに制御できるようになる。
前記調整用交流源13aには、駆動電源(交流電圧信号)に同期したスイッチング回路を用いることができる。
このように第6の実施形態によれば、パッシブな可変インピーダンス素子を用いることなく、アクティブ回路で、平衡条件を満足させるように制御できる。
図15Aは電力伝送システム306の受電装置側パッシブ電極の電位の周波数特性図、図15Bは、図14に示した調整用交流源13aを設けない場合の電力伝送システムの受電装置側パッシブ電極の電位の周波数特性図である。
図16Aは、調整用交流源13aによる振幅の補正量、図16Bは調整用交流源13aによる位相の補正量についてそれぞれ表している。両図において横軸は負荷RLのインピーダンスである。前記調整用交流源13aが回路に注入する交流電流の振幅と位相は、フィードバックにより定められる。例えば接地電位から送電装置側の基準電位点TGに流れ込むコモンモード電流を測定し、このコモンモード電流が0になるように、調整用交流源13aが回路に注入する交流電流の振幅と位相を調節する。
図15Aから明らかなように、特定の周波数(この例では298kHz)で電位変動を極小化できる。調整用交流源13aを設けない場合、図15Bから明らかなように、特定の周波数での電位変動の極小点は生じない。調整用交流源13aを設けない場合、298kHzでのパッシブ電極の電位は282Vpであるのに対し、調整用交流源13aを設けて平衡条件を満足させると、パッシブ電極の電位は僅か3Vp程度にまで低減できる。
《第7の実施形態》
図17は第7の実施形態の電力伝送システムが備える電力送電装置107の回路図である。電力送電装置107の筐体の上面付近には、送電装置側アクティブ電極11と、この電極11の周囲を絶縁状態で取り囲む送電装置側パッシブ電極12と補助電極17とが形成されている。送電装置側アクティブ電極11は受電装置側アクティブ電極に対向し、送電装置側パッシブ電極12は受電装置側パッシブ電極に対向する。さらに、補助電極17は受電装置側パッシブ電極に対向する。
アクティブ電極11とパッシブ電極12との間には昇圧トランス13Tの二次側が接続されていて、この昇圧トランス13Tの一次側に電力増幅回路14が接続されている。また、送電装置側アクティブ電極11と送電装置側パッシブ電極12との間に、キャパシタC11,C12による直列回路およびキャパシタC31,C32による直列回路が接続されている。このキャパシタC11,C12の接続点にはインダクタL11が接続されている。同様に、キャパシタC31,C32の接続点にはインダクタL31が接続されている。
電力送電装置107はさらに制御回路18を備えている。この制御回路18は、電力増幅回路14へ高周波電圧を出力し、補助電極17に誘起される信号を検知し、インダクタL11,L31からキャンセル信号を注入する。具体的には、制御回路18は補助電極17に誘起される電圧の基本波周波数成分について振幅と位相を検知し、基本波周波数成分について、補助電極17に誘起される電圧が0に近づくように、インダクタL11へキャンセル信号を注入する。同様に、3次高調波成分について、補助電極17に誘起される電圧が0に近づくように、インダクタL31へキャンセル信号を注入する。
図17に示した電力送電装置を含む電圧伝送システムの等価回路は図14に示した回路に3次高調波成分についてのキャンセル回路を付加したものに等しい。
このようにして、基本波周波数成分に限らず、高調波成分についても前記平衡条件を満足するように、注入するキャンセル信号の振幅と位相を調整することで、受電装置側パッシブ電極の基本波および高調波(特に比率の大きな3次高調波)について、電圧を低減できる。
《第8の実施形態》
図18は第8の実施形態の電力伝送システム308の等価回路図である。
図18に示す電力伝送システム308は、第2の実施形態で図6に示した等価回路の可変インピーダンス素子Zx,Zyを備えず、昇圧トランス13Tの2次コイルが引き出し端子を備えている。2次コイルは、引き出し端子により第1の2次コイルns1と第2の2次コイルns2とに分割されている。具体的には、第1の2次コイルns1は、送電装置側アクティブ電極と引き出し端子との間に形成され、第2の2次コイルns2は、送電装置側パッシブ電極と引き出し端子との間に形成されている。
キャパシタCxが第1の2次コイルns1に並列に接続され、インピーダンス素子Z1を形成している。このインピーダンス素子Z1は本発明の第1素子に相当する。また、キャパシタCyが第2の2次コイルns2に並列に接続され、インピーダンス素子Z2を形成している。このインピーダンス素子Z2は本発明の第2素子に相当する。
電力受電装置204の構成は第4の実施形態で図11に示したものと同じである。この電力伝送システム308では、昇圧トランス13Tの2次コイルの巻線数、または、引き出し端子の位置により、第1の2次コイルns1および第2の2次コイルns2のインピーダンスを変更することで、平衡条件Z1×Z4=Z2×Z3を満足させるように調整が可能となる。これにより、必要な素子数を少なくしつつ、受電側基準電位の安定化が図れる。
《第9の実施形態》
図19は第9の実施形態の電力伝送システム309の等価回路図である。
図19に示す電力伝送システム309は、第6の実施形態で図14に示した等価回路と異なり、キャパシタC1,C2を備えていない。また、昇圧トランス13Tの2次コイルは、第8の実施形態で図18に示した等価回路と同様に、引き出し端子を有し、引き出し端子により第1の2次コイルns1と第2の2次コイルns2とに分割されている。第1の2次コイルns1は、寄生容量とでインピーダンス素子Z1を形成している。このインピーダンス素子Z1は本発明の第1素子に相当する。また、第2の2次コイルns2は、寄生容量とでインピーダンス素子Z2を形成している。このインピーダンス素子Z2は本発明の第2素子に相当する。
2次コイルの引き出し端子には、調整用交流源13aとインダクタL1との直列回路が接続されている。この直列回路は、第6の実施形態で図14に示した直列回路と同じであり、調整用交流源13aとインダクタL1とで交流電流源として作用する。なお、電力受電装置201の構成は第1の実施形態で示した電力受電装置201と同じである。
このような回路構成により、必要な素子数を少なくしつつ、受電側基準電位の安定化が図れる。また、平衡条件Z1×Z4=Z2×Z3からのずれが生じても、調整用交流源13aの振幅、位相を調整してキャンセル信号を注入することで、前記平衡条件を満たすように設定できる。このことにより、平衡条件Z1×Z4=Z2×Z3からのずれが生じても、そのずれに起因して生じるノイズ成分をキャンセルすることが容易となる。また、送電装置と受電装置との結合度の変化や負荷変動などに応じて、前記ノイズ成分のキャンセルをアクティブに制御できるようになる。
《第10の実施形態》
図20は第10の実施形態の電力伝送システム310の等価回路図である。
図20に示す電力伝送システム310は、第9の実施形態で図19に示した等価回路と異なり、調整用交流源13aとインダクタL1との直列回路を備えていない。また、昇圧トランス13Tの2次コイルは中間タップTcを有し、第1の2次コイルns1および第2の2次コイルns2が形成されている。さらに、第1の2次コイルns1は引き出し端子T1を有し、第2の2次コイルns2は引き出し端子T2を有している。
また、昇圧トランス13Tの2次コイルと基準電位点TGとの間には調整用スイッチ回路S1が接続されている。調整用スイッチ回路S1は、中間タップTc及び引き出し端子T1,T2の何れかと、基準電位点TGとを接続する。調整用スイッチ回路S1は、例えば図示しないマイコンなどにより制御される。
この電力伝送システム310では、調整用スイッチ回路S1の切り替えにより基準電位点TGの接続先を選択できるようにすることで、インピーダンス素子Z1,Z2のインピーダンスを変更することができる。これにより、簡易、かつ、安価な回路構成により、平衡条件Z1×Z4=Z2×Z3を満たすように設定できる。なお、中間タップTcの位置を2次コイルの中央に位置させる必要はなく、第1の2次コイルns1のインピーダンスおよび第2の2次コイルns2のインピーダンスで2次コイルの両端電圧を分圧した電圧が基準電位電圧に近くなるように適宜設定すればよい。
《第11の実施形態》
図21は第11の実施形態の電力伝送システム311の等価回路図である。
図21に示す電力伝送システム311は、第9の実施形態で図19に示した等価回路と異なり、調整用交流源13aとインダクタL1との直列回路を備えていない。また、昇圧トランス13Tの2次コイルは、基準電位点TGに接続される引き出し端子を有している。昇圧トランス13Tの2次コイルは、引き出し端子により、第1の2次コイルns11,ns12と第2の2次コイルns2とに分割されている。
第1の2次コイルns11,ns12は、寄生容量とでインピーダンス素子Z1を形成している。このインピーダンス素子Z1は本発明の第1素子に相当する。また、第2の2次コイルns2は、寄生容量とでインピーダンス素子Z2を形成している。このインピーダンス素子Z2は本発明の第2素子に相当する。電力送電装置204の構成は第4の実施形態で図11に示したものと同じである。
電力伝送システム311は、インダクタLsおよび可変キャパシタCsで構成されるLC並列回路を備える。電力伝送システム311では、このLC並列回路の共振周波数を高周波電圧発生回路13Sが発生する高周波電圧の周波数より高く定める。すなわち、LC並列回路を誘導性領域で利用して、インピーダンス素子Z1のインピーダンスを調整する。具体的には、インダクタLsを第1の2次コイルns12と結合させることで、インピーダンス素子Z1のインピーダンスを調整し、平衡条件Z1×Z4=Z2×Z3を満足させる。これにより、受電装置側基準電位の安定化が図れる。
なお、可変キャパシタCsは、例えばRGの受電装置側基準電位を検知する不図示のマイコンによりキャパシタンスが調整される。より具体的には、図17で示した補助電極17に誘起される電圧の基本波周波数成分について振幅と位相を検知し、基本波周波数成分について、補助電極17に誘起される電圧が0に近づくように、マイコンは可変キャパシタCsのキャパシタンスを調整する。
《第12の実施形態》
図22は第12の実施形態の電力伝送システム312の等価回路図である。
図21に示す第11の実施形態の電力伝送システム311では、昇圧トランス13Tの2次コイルに基準電位点に接続される引き出し端子を設けているが、図22に示す電力伝送システム312は、2次コイルに引き出し端子を設けない構成としている。
図22に示す電力伝送システム312では、第1のインダクタL21と第2のインダクタL22との直列接続回路を昇圧トランス13Tの2次コイルに並列接続し、第1のインダクタL21と寄生容量とでインピーダンス素子Z1(第1素子)を構成し、第2のインダクタL22と寄生容量とでインピーダンス素子Z2(第2素子)を構成している。
容量Caおよび負荷RLaによる直列回路のインピーダンスをZ3、容量Cpおよび負荷RLbによる直列回路のインピーダンスをZ4、でそれぞれ表すと、昇圧トランス13Tの2次側に、Z1〜Z4のブリッジ回路が接続されていることになる。このブリッジ回路の平衡条件は、Z1×Z4=Z2×Z3である。この平衡条件を満足すると、送電装置側基準電位点TGと受電装置側基準電位点RGとの電位差は0となる。
この構成では、第1の2次コイルと寄生容量とでインピーダンス素子Z1を形成し、また、第2の2次コイルns2と寄生容量とでインピーダンス素子Z2を形成した図21に示す電力伝送システム311に比べて、インダクタLsおよび可変キャパシタCsで構成されるLC並列回路を第1のインダクタL21に誘導結合させインピーダンス素子Z1(第1素子)のインピーダンスを調整することが容易である。
図23は電力伝送システム312のインピーダンス素子Z1のインピーダンス特性図である。図23の縦軸はインピーダンス素子Z1のインピーダンスであり、横軸は高周波電圧発生回路13Sにより印加される高周波電圧の周波数である。図23は、可変キャパシタCsの容量値を変動させることで、インピーダンス素子Z1のインピーダンスが誘導性の範囲で変動していることを表している。
図24は電力伝送システム312の受電装置側パッシブ電極の電位の周波数特性図である。図24の縦軸は受電装置側基準電位点RGの電位であり、横軸は高周波電圧発生回路13Sにより印加される高周波電圧の周波数である。図24は、特定の周波数に対し、可変キャパシタCsの容量値を設定することで、受電装置側基準電位点RGの電位を低減できることを表している。
《第13の実施形態》
第1から第12の実施形態では、ブリッジ回路の平衡条件がZ1×Z4=Z2×Z3を満足する構成について説明しているが、第13の実施形態では、平衡条件Z1×Z4=Z2×Z3を完全には満たさないが、平衡条件Z1×Z4=Z2×Z3に近似させることができる構成について説明する。
図25Aは第13の実施形態に係る電力伝送システムの回路図であり、図25Bは、図25Aに示す電力伝送システムの等価回路図である。ここで、電力伝送システム313の容量Ca,Cp、負荷RL、インダクタLLおよびインダクタLGなどは、上述の実施形態と同じである。インダクタLG,LLには、キャパシタC1a,C2pが接続されている。
アクティブ電極11と送電装置側基準電位点TGとの間にキャパシタCx、パッシブ電極12と送電装置側基準電位点TGとの間にキャパシタCyがそれぞれ接続されている。送電装置側基準電位点TGには、調整用定電流源13bが接続されている。この調整用定電流源13bは、送電装置側基準電位点TGにキャンセル信号を注入する電流源であり、振幅、位相を調整することにより、平衡条件(上述したZ1×Z4=Z2×Z3を満たす条件)に近似するように設定する。具体的には、キャパシタCy部分を短絡した場合における、送電装置側基準電位点TGと受電装置側基準電位点RGとの間の電圧をV0、キャパシタCy部分を開放した場合の電圧をV1とすると、電圧比M=V1/V0<1を満たすように、調整用定電流源13bはキャンセル信号を注入する。
以下に、電圧比Mが1未満としたときに、基準電位点TG−RG間の電位差を小さく保つことができ、かつ、十分な伝送電力が得られることを示す。
図26は電圧比Mの周波数特性図である。図27は基準電位点TG−RG間の電圧の周波数特性図である。図28は、伝送電力の周波数特性図である。図26から図28に示す図は、図25Aおよび図25Bにおいて、Ca=12pF、C1a=10pF、C2p=10pF、LG=14.19mH、LL=14.07mH、RL=15.32kΩ、Cx=2pF、Cy=10pFとし、調整用定電流源13bは、1.34mAのキャンセル信号を注入した場合のシミュレーション結果である。
図26における縦軸は電圧比M、横軸は高周波電圧発生回路13Sにより印加される高周波電圧の周波数である。図27における縦軸は基準電位点TG−RG間の電圧、横軸は、高周波電圧発生回路13Sにより印加される高周波電圧の周波数である。図28における縦軸は伝送電力、横軸は、高周波電圧発生回路13Sにより印加される高周波電圧の周波数である。図26〜図28に示すように、高周波電圧発生回路13Sにより印加される高周波電圧の周波数が約300kHzの場合に、伝送電力1Wを得ることができ、基準電位点TG−RG間の電圧は約0Vとなる。そして、この時の電圧比Mは0である。M<1/2にすれば、M<1/2となる周波数範囲は約260kHz〜約330kHzとなり、TG−RG電圧は0〜約40V程度に抑えられ、伝送電力は約0.95〜約1.2W範囲内におさまる。しかし、従来構成(=送電側パッシブ電極と送電側基準電位を接続していた)に対して受電側の基準電位の電位変動量を低減するためには、本構成を適用し、Mの範囲をM<1にすればよい。
《第14の実施形態》
図29Aは第14の実施形態に係る電力伝送システムの回路図であり、図29Bは、図29Aに示す電力伝送システムの等価回路図である。電力伝送システム314の容量Ca,Cp、負荷RL、インダクタLL、インダクタLGおよびキャパシタC1a,C2pなどは、第13の実施形態と同じである。
アクティブ電極11と送電装置側基準電位点TGとの間にキャパシタCx、パッシブ電極12と送電装置側基準電位点TGとの間にキャパシタCyがそれぞれ接続されている。送電装置側基準電位点TGは、インダクタLzを介してグランドに接続されている。また、直列接続されたキャパシタCag,Cpgが、キャパシタCx,Cyに並列接続されている。キャパシタCag,Cpgの接続点はグランドに接続されている。
この構成において、第13の実施形態と同様、電圧比M=V1/V0<1を満たすように、各素子のインダクタンスおよびキャパシタンスなどが調整される。この結果、平衡条件(上述したZ1×Z4=Z2×Z3を満たす条件)に近似するようになる。
以下に、電圧比Mが1未満としたときに、基準電位点TG−RG間の電位差を小さく保つことができ、かつ、十分な伝送電力が得られることを示す。
図30は電圧比Mの周波数特性図である。図31は基準電位点TG−RG間の電圧の周波数特性図である。図32は、伝送電力の周波数特性図である。図30から図32に示す図は、図29Aおよび図29Bにおいて、Ca=12pF、C1a=5pF、C2p=10pF、LG=14.19mH、LL=14.07mH、RL=15.32kΩ、Cx=6pF、Cy=30pF、Cag=2pF、Cpg=10pF、Lz=31.27mHとした場合のシミュレーション結果である。
図30、図31および図32の縦軸および横軸は、図26〜図28と同じである。図30〜図32に示すように、高周波電圧発生回路13Sにより印加される高周波電圧の周波数が約300kHzの場合に、伝送電力1Wを得ることができ、基準電位点TG−RG間の電圧は約0Vとなる。そして、この時の電圧比Mは0である。M<1/2にすれば、M<1/2となる周波数範囲は約295kHz〜約315kHzとなり、TG−RG電圧は0〜約30V程度に抑えられ、伝送電力はほぼ1.0Wを得ることができる。しかし、従来構成(=送電側パッシブ電極と送電側基準電位を接続していた)に対して受電側の基準電位の電位変動量を低減するためには、本構成を適用し、Mの範囲をM<1にすればよい。
以上のように、第1から第12の実施形態で説明したように、ブリッジ回路の平衡条件がZ1×Z4=Z2×Z3を満足しなくても、第13または第14の実施形態のように、平衡条件Z1×Z4=Z2×Z3に近似させることで、基準電位点TG−RG間の電圧を約0Vとすることができ、電力伝送中での受電装置側の負荷回路の動作が安定化される。
なお、以上に示した各実施形態は代表例であり、これらを適宜組み合わせてもよいことは言うまでもない。例えば、図14の等価回路で示される電力伝送システムの電力受電装置の構成を図10、図11で示される構成にしてもよい。
また、以上に示した各実施形態では、可変インピーダンスおよび固定インピーダンスを設けた例を示したが、インピーダンスが固定であるか可変であるかは例示であり、いずれであってもよい。インピーダンスを調整する場合には調整箇所または調整箇所に関連する箇所に可変インピーダンスを設ければよい。
C2…可変キャパシタ
Ca,Cp…結合容量
Cm…相互容量
CNV…DC−DCコンバータ
D1,D2…ダイオード
DB…ダイオードブリッジ回路
RC1…昇圧回路
RC2…降圧回路
RG…受電装置側基準電位点
RL…負荷
RLa,RLb…負荷
S1…調整用スイッチ回路(接続切替回路)
SB…二次電池
TG…送電装置側基準電位点
XG…昇圧トランス
XL…降圧トランス
10…筐体
11…送電装置側アクティブ電極
12…送電装置側パッシブ電極
13a…調整用交流源
13S…高周波電圧発生回路
13T…昇圧トランス
14…電力増幅回路
15…ガード電極
16…直列回路
16x…第1素子
16y…第2素子
17…補助電極
18…制御回路
20…筐体
21…受電装置側アクティブ電極
22…受電装置側パッシブ電極
23…負荷回路
23T…降圧トランス
31…高周波電圧発生部
32…電力増幅回路
33…昇圧トランス
41…降圧トランス
42…整流回路
43…負荷
101〜103,107…電力送電装置
201,204,205…電力受電装置
301〜312…電力伝送システム

Claims (4)

  1. 送電装置側第一電極と、送電装置側第二電極と、前記送電装置側第一電極と前記送電装置側第二電極との間に交流電圧を給電する給電回路と、を有する電力送電装置と、
    受電装置側第一電極と、受電装置側第二電極と、前記受電装置側第一電極と前記受電装置側第二電極との間に生じる交流電圧を受ける負荷回路と、を有する電力受電装置と、
    を備えた電力伝送システムにおいて、
    前記負荷回路と前記受電装置側第二電極との接続点、または前記負荷回路の中点、である受電装置側基準電位点は受電装置の基準電位に接続され、
    前記電力送電装置は、前記送電装置側第一電極と前記送電装置側第二電極との間に、第1素子が前記送電装置側第一電極に接続されるように、第1素子および第2素子が直列接続された直列回路を備え、
    前記直列回路の前記第1素子と第2素子との接続点である送電装置側基準電位点は送電装置の基準電位に接続され、
    前記第1素子のインピーダンスをZ1、前記第2素子のインピーダンスをZ2、前記送電装置側第一電極と前記受電装置側第一電極との間に生じる容量および負荷回路を含む直列回路のインピーダンスをZ3、前記送電装置側第二電極と前記受電装置側第二電極との間に生じる容量を含むインピーダンスをZ4で表したとき、前記交流電圧の基本波周波数において、平衡条件Z1×Z4=Z2×Z3を満足する、または前記平衡条件に近似させ得るように前記直列回路が設けられ、
    前記第1素子のインピーダンスZ1および前記第2素子のインピーダンスZ2の少なくとも一方を可変インピーダンスとし、前記平衡条件が維持されるように前記可変インピーダンス制御する制御手段を備えた、
    電力伝送システム。
  2. 前記制御手段は、前記受電装置側基準電位点の電位を測定し、前記受電装置側基準電位点の電位が所定の電位となるように前記可変インピーダンスを制御する、
    請求項1に記載の電力伝送システム。
  3. 前記制御手段は、前記送電装置側基準電位点に流れるコモンモード電流を測定し、前記コモンモード電流が流れなくなるように前記可変インピーダンスを制御する、
    請求項1に記載の電力伝送システム。
  4. 前記送電装置側基準電位点と前記受電装置側基準電位点との間に容量が接続されている、または容量が構成されている、請求項1から3の何れかに記載の電力伝送システム。
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