JP5681260B2 - 発光装置 - Google Patents

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Description

本発明は、導光部材を有する発光装置に関する。
電力により発光する光源部と、前記光源部を収納する筐体部と、この筐体部から突出して設けられ、入射面から入射した前記光源部の光を分岐された出射面から導出させる導光部材とを有するものが開示されている(特許文献1)。
また、入射面から入射した光を主面に形成された凹状又は凸状のパターンから拡散光として導出する導光板を組み合わせて設けた導光部と、前記導光部に隣接し、前記導光板の前記入射面から内部に光を導入する光源部と前記光源部に所定の駆動電力を供給する電源部とを設けた筐体部と、前記導光部の前記導光板に係合し、少なくとも前記導光板を前記筐体部に着脱可能に保持する保持部とを有するものが開示されている(特許文献2、特許文献3)。
また、拡散光を導出するパターンが少なくとも1面以上に形成され複数に分岐された導光板を設けた導光部と、導光部に隣接し、導光板の下面から対向する上面に向かって導光板の内部に光を導入する光源を設けた光源部と、光源部の裏面に当接し、光源部で発生した熱を吸収して放熱する放熱部と、光源部と電気的に接続され、光源部に対する電力の供給を介する給電部と、導光部の一端に当接し、少なくとも導光部を放熱部に対して着脱可能に保持する保持部とを有するものが開示されている(特許文献4)。
また、超音波加工用ホーンに設けられたマトリクス状の加工ドットが押圧されることにより前記加工ドットの形状を反映した反射ドットが形成された複数の導光板と、前記導光板にLED光を入射させるLED光源と、前記LED光源を保持する保持部材とを有し、前記複数の導光板は前記反射ドットが形成された主面がそれぞれ異なる角度になるように形成したものが開示されている(特許文献5)。
さらに、こうした導光部材を使用した発光装置に使用される導光部材を製造する製造装置として、導光板に形成する前の基材である導光板基材を固定する導光板基材固定部と、前記導光板基材固定部に固定された前記導光板基材の主面を超音波の振動により部分的に溶融させて凹部を形成する超音波加工用ホーンと、前記超音波加工用ホーンを前記導光板基材の主面に沿って移動させ且つ前記導光板基材の主面に対して押下させる移動機構と、前記導光板基材に所定の深さまで前記凹部を形成した後に、前記超音波加工用ホーンへの超音波の印加を継続させた状態で前記超音波加工用ホーンの位置を保持するように前記超音波加工用ホーン及び前記移動機構を制御する制御部と、を有するものが開示されている(特許文献6)。
さらに、導光部材の作製方法として、導光板用基板の側面から光を入射して主面から該光を導出させるための導光板の製造方法であって、超音波加工用ホーンの矩形状の先端面にマトリクス状に加工ドットを配列させ、前記超音波加工用ホーンの前記先端面を前記導光板用基板の一主面に押圧させて前記導光板用基板の一主面に前記先端面の前記加工ドットを反映した反射ドットを形成させ、前記超音波加工用ホーンを前記導光板用基板に対して前記主面の面内で相対的に移動させて前記反射ドットの形成を繰り返し、前記導光板用基板の一主面の所定範囲に前記反射ドットを形成し、前記反射ドットが対面同一とならないように前記導光板用基板の対向する両主面の両方にそれぞれ形成されるものを開示している(特許文献8)。
上述した先行技術文献は、参照することによりその全体が組み込まれる。
WO2011/148420 特開2011−228168 特開2011−228167 特開2011−175737 特開2011−3367 特開2011−29027 特開2010−257847 特開2010−257846
本発明の目的は、導光部材を使用した発光装置において、施設の環境やユーザの要望に適合させて導光部材の場所に応じて異なる色の光を照射することができる発光装置を提供することにある。
本発明は、上述の目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の発光装置は、外部から供給された電源により発光する1又は2以上の光源からなる複数の光源部を備える光源部材と、前記光源部材から光が入射される入射面と入射された前記光を出射する他端面とを有する導光部材と、を備えた発光装置において、
前記光源部材は、隣接する光源部はそれぞれ異なる色を発光するものからなり、
前記導光部材は、それぞれの前記光源部から入射されるそれぞれの前記入射面との間に形成され、
前記入射面から入射された光の少なくとも1部を反射する凹部側面を有する凹部と、それぞれの前記光源部から前記入射面に入射された光をそれぞれ主として導光する複数の延出部と、各延出部との間に形成された切欠部と、を備えたことを特徴とする。
本発明の発光装置によれば、一体の導光部材に、異なる色を発光する光源部の光を入射した場合であっても、導光部材内で異なる色の光が混じることなく、それぞれ所定の部位において特定の色の光を出射することができる。
図1は、第1実施形態にかかる発光装置100の分解斜視図である。 図2は、拡散角度30°(指光角60°)のLEDを光源として使用した際に、光の進行状況を模式的に説明した説明図である。 図3は、第1実施形態の主面に拡散凹部からなる拡散ドット28を設けた発光装置の分解斜視図である。 図4は、拡散ドット28のバリエーションを示す図である。 図5は、拡散ドット28が存在する導光部材20を光が拡散する状態を示す模式図である。 図6は、第2実施形態にかかる発光装置300の分解斜視図である。 図7は、導光部材20を分解した状態を示す図であり、図7Aは正面、右側面及び平面を表す図であり、図7Bは背面、左側面及び底面を表す図である。 図8は、第1導光部材20aと光源部材10との位置関係を正面から視認した状態を示す模式図である。 図9は、第2導光部材20bと光源部材10との位置関係を側面から視認した状態を示す模式図である。 図10は、第2実施形態にかかる発光装置300の別実施形態を示す斜視図である。 図11は、第2実施形態にかかる発光装置300の凹部(25c、25d)と切欠部(26c、26d、26e)の別実施形態を示す正面図である。 図12は、第2実施形態にかかる発光装置300のさらなる別実施形態の導光部材20を示す正面図である。
上記、本発明にかかる発光装置の実施形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態及び図面は、本発明の実施形態の一部を例示するものであり、これらの構成に限定する目的に使用されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更することができる。
(第1実施形態)
第1実施形態にかかる発光装置100について、図1及び図2を参照しつつ説明する。図1は、第1実施形態にかかる発光装置100の斜視図であり、図2は、拡散角度30°のLEDを光源として使用した際に、光の進行状況を模式的に説明した説明図である。第1実施形態にかかる発光装置100は、図1に示すように、主として、光源部材10、導光部材20及びこれらが取り付けられるC型鋼30と保持部材35とを備えている。
光源部材10は、図1に示すように、供給された電源により20nmから1mmの波長を出射する左側光源部12a及び右側光源部12bと、これら光源部12が取り付けられた基板15とを備えている。左側光源部12aは複数の光源11aを備えており、右側光源部12bは複数の光源11bを備えている。第1実施形態においては、光源11a、11bに発光ダイオードを用いている。なお、光源部材10としては、有機発光ダイオード、蛍光管、冷陰極管、レーザー発振器等を使用することができる。可視光を発光する光源を使用した場合の光の色は、限定されるものではなく、例えば、白色、赤色、橙色、黄色、緑色、青色、藍色、又は紫色のいずれかの色若しくはそれらの色の組み合わせ等であってもよい。左側光源部12aは、それぞれ同一の波長を出射又は同一の色を発光する光源群によって形成される一方で、隣接する右側光源部12bとは異なる波長又は異なる光の光源群によって構成される。第1実施形態においては、拡散角度が30°(指光角60°)の可視光を発光するLEDを用いており、図1に示すように白色の光を発光する4つのLEDからなる光源11aを有する左側の左側光源部12aと、橙色の光を発光する4つLEDからなる光源11bを有する右側の右側光源部12bとを備えている。なお、このように可視光を出射する光源11a、11bを使用した場合には、照明装置として使用する場合に有効である。基板15には、光源部12の端部近傍には、電源(図示しない。)からの電気を供給するための電源コード13が実装されている。電源コード13から供給された電力は、電源ユニット(図示しない)を介して光源11a又は光源11bに電力を供給する。電源ユニットは、外部から入力された電力を、光源11の定格に適合させるユニットであり、降圧、直流の定電流への整流、整流後のパルス変調及びノイズの除去等を行い、光源部12に駆動電力を供給する。電源ユニットは、例えば、変圧機、整流器、コンデンサ等から構成される。
導光部材20は、図1に示すように、光源部12から入射された光を導いて、所望の面から光を出射するための部材である。導光部材20の素材としては、例えば、メチルメタクリレートやエチルメタクリレート等のメタクリル樹脂、メチルアクリレート、エチルアクリレート等のアクリル製樹脂、ポリカーボネート、ポリエチレン等の種々の素材を用いることができる。高透過性を有する素材であれば特に限定するものではない。さらに、導光部材20は、可視光を拡散可能な微粒子状の拡散剤を添加してもよいし、可視光や紫外域の光を照射することによって蛍光を発する蛍光剤を塗布又は添加した樹脂板を用いても構わない。かかる構成を採用することによって、導光部材20内が発光するため、導光部材20内を通過する光の色の相違が導光部材20を視認することで見分けることができる。第1実施形態において導光部材20は、図1に示すように、一枚のメタクリル樹脂からなる板状に形成された導光板からなり、主面29及び側面を有している。側面のうち左側光源部12a及び右側光源部12bに対向する側面は、それぞれの光源部12の光が入射される左側入射面23a及び右側入射面23bが形成される。左側入射面23a及び右側入射面23bと反対側の側面は、それぞれ中央に切欠部26によって分岐された左側出射面24a及び右側出射面24bが形成され、左側入射面23a及び右側入射面23bから入射された光がそれぞれ出射される。左側出射面24a及び右側出射面24bの表面は、左側入射面23a及び右側入射面23bから入射された光が拡散して出射されるように粗面に形成される。さらに、導光部材20の両側には左側外側面22a及び右側外側面22bが形成される。それぞれ左側入射面23a及び右側入射面23bは、切欠部26によって分岐された左側延出部101及び右側延出部102が形成され、切欠部26の反対側には、凹部25が形成される。よって、それぞれ左側入射面23aと右側入射面23bの反対側に左側延出部101及び右側延出部102が延出形成される。
C型鋼30は、主として、基板15が配置される部材であり、主として光源部12の熱を放熱する機能を有する。保持部材35は、断面がU型の長尺部材であり、C型鋼や導光部材20を保持するための部材である。保持部材35は、C型鋼が配置された後、導光部材20がボルト90によって固定されて発光装置100とされる。
次に、光源部材10から導光部材20に入射された光が周囲に拡散するまでの光学特性について、図2に基づいて説明する。光源11aから照射された白色の光は、図2の左側入射面23aを介して垂直方向に対して30°の範囲に拡散されて左側延出部101内へ導入される。導入された光のうち、左側出射面24aへ直接到達した光(例えば、αの線)は、左側出射面24aの粗面で拡散されて出射され周囲を照射する。左側外側面22aに到達した光(例えば、βの線)は、左側外側面22aで反射された後、左側出射面24aへ到達し、左側出射面24aの粗面で拡散されて周囲を照射する。さらに、左側延出部101の右側面101aに到達した光(例えば、γの線)は、右側面101aで反射された後、左側出射面24aへ到達し、左側出射面24aの粗面で拡散されて周囲を照射する。さらに、凹部25の凹部左側側面25aに到達した光(例えば、δ)は、凹部左側側面25aで反射された後、左側出射面24aへ到達し、左側出射面24aの粗面によって拡散されて周囲を照射する。このようにして、光源11aから照射された主たる光は左側延出部101内を通過し、直接又は左側外側面22a、左側延出部101の右側面101a及び凹部左側側面25aによって反射されて、最終的に左側出射面24aで拡散されて出射し、周囲を照射する。また、光源11aから出射した光は、切欠部26の底面と凹部25との間の隙間2を通過することがほとんどない。そのため、右側延出部102内に光源11aの光が混入することを低減させることができ、この左側延出部101内は光源11aの光である白色光を導出することになる。
一方、光源11bから照射された橙色の光は、右側入射面23bを介して垂直方向に対して30°の範囲に拡散されて導光部材20内へ導入される。光源11aと同様の理論で、直接に右側出射面24bへ到達した光は、右側出射面24bの粗面で拡散されて周囲を照射する。右側外側面22b、右側延出部102の左側面102b又は凹部右側側面25bに到達した光は、それぞれの側面で反射された後、右側出射面24bへ到達し、右側出射面24bの粗面によって拡散されて周囲を照射する。同様に、すべての光源11bから出射した光は、切欠部26の底面と凹部25との間の隙間2を通過することがほとんどない。そのため、左側延出部101内に光源11bの光が混入することを低減させることができ、右側延出部102内は光源11bの光である橙色の光を導出することになる。
ここで、光源部12、切欠部26及び凹部25との関係について光源11aを利用して説明する。光源11aから出射した光が切欠部26又は凹部25に到達した際に反射する光が70%以上であることが好ましい。70%以下の反射率であると、左側延出部101の右側面101a又は凹部25の凹部左側側面25aを通過して、右側延出部102内に混入して光が混ざってしまい、本来の色の光を導出することができなくなるからである。より好ましくは90%以上であり、さらには全反射することが望ましい。
なお、全反射させるためには、例えば、メタクリル樹脂を導光部材20に使用した場合には、メタクリル樹脂の屈折率が約1.49であるので、空気の屈折率を1.0とすると、臨界角は、
sinθm/sin90°=1/1.49=0.6711
であるので、
θm=42.1°
である。
そのため、切欠部26の左側切欠側面26a又は凹部25の凹部左側側面25aが光源部材10に対し垂直に設けられている場合には、光源11bの拡散率が47.9°以下であれば、全反射させることができる。
また、切欠部26と凹部25は、すべての光源部12aからの光が直接に切欠部26の底面と凹部25との間の隙間2を通過しない関係に形成するとよい。かかる構成を採用することによって、隣接する延出部に光が混入する可能性を低減することができる。
なお、上述した第1実施形態では、可視光を発光するLEDを使用して説明したが、前述したように、可視光以外の波長を有する赤外線や紫外線を出射する光源を使用してもよい。例えば、近紫外線を出射する光源11aを有する左側の左側光源部12aと、遠紫外線を出射する光源11bを有する右側の右側光源部12bを使用してもよい。かかる構成を採用することによって、左側出射面24aと右側出射面24bとで異なる波長の紫外線を出射することができ、例えば、水耕栽培等で植物に応じて異なる波長の光をそれぞれの植物に応じて出射させたい場合に有効である。
上述した第1実施形態では、導光部材20の主面に滑面を有するものを使用したが、これに限定されるものではなく、図3に示すように、導光部材20の両側の主面29に、導光部材20の左側入射面23a、右側入射面23bから入射された光を拡散光として導出する拡散凹部又は拡散凸部からなる拡散ドット28が形成されていてもよい。なお、図3は、第1実施形態の主面29に拡散凹部からなる拡散ドット28を設けた発光装置100の斜視図である。図4は、拡散ドット28のバリエーションを示す図である。図5は、拡散ドット28が形成された導光部材20の光の拡散状態を示す模式図である。拡散凹部の形態としては、好ましくは、四角錐型の拡散ドット28の各辺の長さが0.6mm、深さが0.4mmにマトリックス状に形成するとよい。勿論、これに限定されるものではなく、四角錐型の拡散ドット28の各辺の長さは、例えば、0.6mm〜1.5mmであっても良い。また、四角錐型拡散ドットの深さは、例えば、0.4mm〜0.8mmであっても良い。また、隣り合う四角錐型の拡散ドット28間のピッチについても特に限定するものではなく、例えば、約1.5mm〜約8.0mmのピッチの間から適宜選択することができる。好ましくは、1.5mmから3.0mmのピッチに作製するとよい。また、個々の四角錐型の拡散ドット28の大きさは、同じであっても異なっていても良い。例えば、光源部12から遠ざかるにつれて、四角錐型の拡散ドット28の各辺を徐々に長くしたり、四角錐型の拡散ドット28の深さを徐々に深くしたりしても良い。こうすれば、光源から近く光が強い位置では屈曲される光量が小さくなり、光源から遠ざかるにつれて屈曲される光量が大きくなるため、四角錐型の拡散ドット28の明るさを均等に見せることができる。
また、拡散凹部の形状及び大きさは、特に限定するものではない。適宜様々な拡散凹部を有する拡散ドット28を採用することができる。具体的ないくつかの例を図に示す。図4Aは、四角錐側の拡散凹部を示している。図4Bは、円錐側の拡散凹部を示している。図4Cは、四角柱型の拡散凹部を示している。図4Dは、四角錐台形型の拡散凹部を示している。図4Eは、半球型の拡散凹部を示している。さらに、拡散凹部は必ずしもドットである必要はなく溝であっても構わない。また作製方法としては、超音波加工、加熱加工、レーザー加工、切削加工等種々の加工方法を採用することができる。
また、光源部12から入射された光を拡散光として導出するものとして、導光部材20の主面に拡散凸部からなる拡散ドット28を設けてもよい。拡散凸部の具体例を同様に図4Fに示す。図4Fは半球型の拡散凸部を示している。一方、拡散凸部も同様にドットである必要はなく盛り上がった線状に形成しても構わない。拡散凸部を形成するには、スクリーン印刷やシルク印刷等によって、盛り上がるように(凸状)形成するとよい。
次に、主面29に凹状の拡散ドットを設けた場合に光が主面から拡散していく状態について説明する。図5Aは、両側主面29の同一位置に拡散ドット28a、28bを形成した導光部材20であり、図5Bは、両側主面29の拡散ドット28a、28bの位置を縦方向及び横方向に1/2ピッチずらした状態の導光部材20を示す図である。両側主面29に拡散ドット28a、28bを同一位置に設けた場合であっても、1/2ピッチずらした場合であっても、導光部材20内を通過してきた光が拡散ドット28によって周囲に拡散する点は同様である。1/2ピッチずらした場合は、隣接する第1拡散ドット28aで形成される四角の頂点の中心に第2拡散ドット28bが配置される関係になる。かかる構成を採用することによって、第2拡散ドット28bが、隣接する四方の第1拡散ドット28aに対して、等距離の位置に配置され、拡散ドット28の分散率が均一化するので主面29全体の明るさが均一化し、拡散ドット28による明暗の差を認識しづらくすることができる。なお、第1拡散ドット28aと第2拡散ドット28bとの位置関係は、必ずしも1/2ピッチずらしたものである必要なく、第1拡散ドット28aのピッチ間隔に対して1/4ピッチ〜3/4ピッチの長さ分それぞれずらして配置してもよい。また、第1拡散ドット28aと第2拡散ドット28bとの位置関係は、縦方向のみにずらしたものでもよいし、横方向のみにずらしたものでもよい。
(第2実施形態)
以下、本発明にかかる発光装置の第2実施形態として、LED電球の実施形態について図6から図を参照しながら説明する。図6は、第2実施形態にかかる発光装置300の分解斜視図である。図7は、導光部材20を分解した状態を示す図であり、図7Aが、正面、右側面及び平面を表す図であり、図7Bが背面、左側面及び底面を表す図である。図8は、導光部材20と光源部材10との関係を示す模式図である。
第2実施形態にかかる発光装置300は、図6に示すように、光源部材10、導光部材20及びこれらを保持するための筐体部36を備えている。筐体部36は、主として、口金31、放熱部材32と、を備えている。口金31は、ソケット(図示しない。)に取り付けられて電力の供給を受けるものである。さらに、後述する光源部材10及び導光部材20を固定するための固定部材50を有している。
光源部材10は、口金31から得られた電力によって、発光される光源11(11c、11e、11f、11g)を有する光源部12(12c、12d、12e、12f、12g)を備えている。電源ユニット(図示しない。)は、筐体36内に配置されており、実施形態1と同様に、降圧、直流の定電流への整流、整流後のパルス変調及びノイズの除去等を行い、コネクタ33を介して光源11に駆動電力を供給する。光源部12は、1つ又は複数の同一色を有する光源からなる。第2実施形態においては、表面実装型で拡散角度30°(指光角60°)のLEDを用いている。それぞれ光源部12は、以下に説明する入射面にそれぞれ対応して設けられており、中央の第1光源部12c、第2光源部12d、第3光源部12e、第4光源部12f及び第5光源部12gを備え、それぞれ中心及び四方にそれぞれ十字状に設けられている。第1光源部12cは、2つの光源11cからなり、同様に、第2光源部12dは1つの光源11d、第3光源部12eは1つの光源11e、第4光源部12fは1つの光源11f、第5光源部gは1つの光源11gとからなる。光源11cは、白色の光を発光するLEDを採用し、光源11d、光源11e、光源11f及び光源11gは、それぞれ橙色の光を発光するLEDを採用している。なお、光源部12を構成する光源の数は、特に限定するものではなく、単数であっても、複数であっても構わないし、それぞれの光源部12は、同数であっても異なる数であっても構わない。また光源部材10としては、有機発光ダイオード、蛍光管、冷陰極管、レーザー発振器等を使用することができる。可視光を発光する光源を使用した場合の光の色は、限定されるものではなく、例えば、白色、赤色、橙色、黄色、緑色、青色、藍色、又は紫色のいずれかの色若しくはそれらの色の組み合わせ等であってもよい。
導光部材20は、図7に示すように、2つの第1導光部材20a及び第2導光部材20bを組み合わせて構成されている。導光部材20の素材としては、第1実施形態と同様のものを使用できる。第1導光部材20aの先端側が第1延出部201、第2延出部202、第3延出部203及び第4延出部204の4本に分岐されている。第1導光部材20aは、第2延出部202及び第3延出部203の長さが、第1延出部201及び第4延出部204の長さより長く形成されている。さらに、第1延出部201と第2延出部202との間には第1切欠部26cが形成されており、第2延出部202と第3延出部203との間には第2切欠部26dが形成されており、第3延出部203と第4延出部204との間には第3切欠部26eが形成されている。第1切欠部26c、第2切欠部26d及び第3切欠部26eの底面には、それぞれ第1底面部211、第2底面部212及び第3底面部213が設けられている。第1延出部201から第4延出部204の左右には、それぞれ入射された光を反射する第1延出部左側面201a及び第1延出部右側面201b、第2延出部左側面202a及び第2延出部右側面202b、第3延出部左側面203a及び第3延出部右側面203b、第4延出部左側面204a及び第4延出部右側面204bが形成される。さらに、第1延出部201から第4延出部204の先端は、それぞれ、より広角に光を導出することができるV字状に形成されている。第1導光部材20aの面のうち、光源部材10と対向する面には、それぞれの光源11に対向する位置に、第1入射面23d、第2入射面23c及び第3入射面23eが形成され、第1入射面23dと第2入射面23cとの間には、第1凹部25cが形成され、第2入射面23cと第3入射面23eとの間には、第2凹部25dが形成される。第1導光部材20aの両側平面には、主面29aが形成される。
一方、第1導光部材20aに組み合わされる第2導光部材20bも同様に先端側が第5延出部205、第6延出部206、第7延出部207及び第8延出部208の4本に分岐されている。また、第2導光部材20bは、第6延出部206及び第7延出部207の長さが、第5延出部205及び第8延出部208の長さより長く形成されている。さらに、第5延出部205と第6延出部206との間には第4切欠部26fが形成されており、第6延出部206と第7延出部207との間には第5切欠部26gが形成されており、第7延出部207と第8延出部208との間には第6切欠部26hが形成されている。第4切欠部26f、第5切欠部26g及び第6切欠部26hの底面には、それぞれ第4底面部214、第5底面部215及び第6底面部216が設けられている。それぞれ第5延出部205から第8延出部208の左右には、入射された光を反射する第5延出部左側面205a及び第5延出部右側面205b、第6延出部左側面206a及び第6延出部右側面206b、第7延出部左側面207a及び第7延出部右側面207b、第8延出部左側面208a及び第8延出部右側面208bが形成される。さらに、それぞれの第5延出部205から第8延出部208の先端は、より広角に光を導出することができるV字状に形成されている。第2導光部材20bの面のうち、光源部材10と対向する面には、それぞれの光源11に対向する位置に、第4入射面23f、第5入射面23gが形成されている。第4入射面23fと第5入射面23gとの間には、第1導光部材20aと組み合わせるために組付凹部25gが形成されており、この組付凹部25gと第4入射面23fとの間には、第3凹部25eが形成され、第5入射面23gと組付凹部25gとの間には、第4凹部25fが形成される。第2導光部材20bの両側平面には、主面29bが形成される。
以上の光源部材10、導光部材20及び筐体部36は、以下のようにして組み付けられて、LED電球とされる。まず、筐体部36に口金31から得られた電源を受給可能に接続された光源部材10が取り付けられる。一方で、第1導光部材20aと第2導光部材20bを十字状となるように組み合わせる。組み合わせは、第1導光部材20aの第2切欠部26dに第2導光部材20bの組付凹部25gを挿入していき、組付凹部25gの底面を第2底面部212に接触させる。十字状に形成された導光部材20に固定部材50を取り付けた状態で、光源部材10を覆うようにして筐体部36に取り付け固定して、光源部材10及び導光部材20を固定する。
次に、光源部材10から導光部材20に入射された光が周囲に拡散するまでの光学特性について図8に基づいて説明する。まず、第1導光部材20aに光源部材10から光が入射された場合について説明する。図8は、第1導光部材20aと光源部材10との位置関係を正面から視認した状態を示す模式図である。なお、光が一部反射又は全反射する条件等は、第1実施形態で説明したのと同様に考えられる。第1導光部材20aの第1入射面23dから入射された第2光源部12dの光の大部分(ε)は、第1延出部201に導入され、第1延出部201の先端から光が出射される。具体的には、第2光源部12dから第1延出部201に導入された光の一部は直進(図示しない。)して、第1延出部201の先端に到達し、それ以外の光は、第1延出部左側面201a及び第1延出部右側面201b、第1凹部25cの左側面及び主面29aの間を多重反射して、第1延出部201の先端まで到達する。こうして到達された光は、第1延出部201の先端から拡散されて周囲を照射する。このように第2光源部12dから照射された光は、垂直方向に対して30°以内(指光角60°以内)のどの角度で照射したとしても、第1凹部25cの左側面及び第1延出部右側面201bによって第1延出部201内に光が導かれる。そのため、第2光源部12dの光が、第2延出部202、第3延出部203及び第4延出部204に導入されることを極力低減することができる。
同様にして、第1導光部材20aの第3入射面23eから入射された第3光源部12eの光の大部分(η)は、第4延出部204に導入され、第4延出部204の先端から光が導出されることになる。この際に、第2凹部25dの右側面及び第4延出部左側面204aによって、第3光源部12eの光が第1延出部201、第2延出部202及び第3延出部203に導入されることを極力低減することがきる点も同様である。
次に、第1導光部材20aの第2入射面23cから入射された第1光源部12cの光学特性について説明する。第1光源部12cから入射された光の大部分(ζ)は、第2延出部202及び第3延出部203に導入され、第2延出部202及び第3延出部203の先端から光が導出されることになる。具体的には、第1光源部12cから導入された光は、第1凹部25cの右側面、第2凹部25dの左側面、第2延出部右側面202b、第2延出部左側面202a、第3延出部右側面203b、第3延出部左側面203a及び主面29aの間を多重反射して第2延出部202又は第3延出部203の先端に到達し、こうして到達された光は、先端から拡散されて周囲を照射する。この際に第1光源部12cから照射された光は、図8に示すように、垂直方向に対して30°以内(指光角60°以内)のどの角度で照射したとしても、第2延出部202及び第3延出部203に導入され、第1延出部201及び第4延出部204に光が導入されるのを極力低減することができる。
次に第2導光部材20bに光源部材10から光が入射された場合について説明する。図9は、第2導光部材20bと光源部材10との位置関係を側面から視認した状態を示す模式図である。第2導光部材20bの第4入射面23fから入射された第4光源部12fの光の大部分(ι)は、第5延出部205の先端からが導出されることになる。具体的には、第4光源部12fから第5延出部205に導入された光の一部は直進(図示しない。)して、第5延出部205の先端に到達し、それ以外の光は、第5延出部左側面205a及び第5延出部右側面205b、第3凹部25eの左側面及び主面29bの間を多重反射して、第5延出部205の先端まで到達する。こうして到達された光は、第5延出部205の先端から拡散されて周囲を照射する。この際に第4光源部12fから照射された光は、図9に示すように、垂直方向に対して30°以内(指光角60°以内)のどの角度で照射したとしても第3凹部25eの左側面及び第5延出部右側面205bによって第5延出部205内に光が導かれる。そのため、第4光源部12fの光が、第6延出部206、第7延出部207及び第8延出部208に導入されることを極力低減することができる。
同様にして、第2導光部材20bの第5入射面23gから入射された第5光源部12gの光の大部分(κ)は、第8延出部208に導入され、第8延出部208の先端から光が導出されることになる。この際に、第4凹部25fの右側面及び第8延出部左側面208aによって、第5光源部12gの光が第5延出部205、第6延出部206及び第7延出部207に導入されることを極力低減することができる点も同様である。
次に、第1光源部12cから入射された光の光学特性について説明する。第1光源部12cから入射された光の大部分(λ)は、第1導光部材20aの第2入射面23cに一旦入射した後、第6延出部206及び第7延出部207に導入され、一部の光は、第2入射面23cの隣に形成された第6入射面23hから導入され、第6延出部206及び第7延出部207の先端から光が導出されることになる。具体的には、第1光源部12cから導入された光は、第3凹部25eの右側面、第4凹部25fの左側面、第6延出部右側面206b、第6延出部左側面206a、第7延出部右側面207b、第7延出部左側面207a及び主面29bの間を多重反射して第6延出部206又は第7延出部207の先端に到達し、こうして到達された光は、先端から拡散されて周囲を照射する。この際に第1光源部12cから照射された光は、図9に示すように、30°以内のどの角度で照射したとしても、第6延出部206及び第7延出部207に導入され、第5延出部205又は第8延出部208に光が導入されるのを極力低減することができる。
以上の第1導光部材20a及び第2導光部材20bの光学特性により、第1光源部12cの光は、主として、第2延出部202、第3延出部203、第6延出部206及び第7延出部207に光が導光され、光源11cの光の色で発光される。第2光源部12dの光は、第1延出部201に導入され、光源11dの光の色で発光される。第3光源部12eの光は、第4延出部204に導入され、光源11eの光の色で発光される。第4光源部12fの光は、第5延出部205に導入され、光源11fの光の色で発光される。第5光源部12gの光は、第8延出部208に導入され、光源11gの光の色で発光される。このように、それぞれの光源部の光の色に応じて、各延出部から導出される光の色を異ならせることができる。第2実施形態においては、第2延出部202、第3延出部203、第6延出部206及び第7延出部207が白色を照射し、第1延出部201、第4延出部204、第5延出部205及び第8延出部208は橙色を照射することになる。
なお、本発明は、上記実施形態の構成に限定されるものではなく、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく種々の変更や改良を行うことが可能であり、例えば、以下の態様に変更してもよい。
第2実施形態においては、導光部材20の主面29a、29bや側面に滑面を有するものを使用したが、これに限定されるものではなく、第1実施形態の変形例と同様に、図10に示したように、導光部材20の両側の主面に、導光部材20の入射面を介して光源部12から入射された光を拡散光として導出する拡散凹部又は拡散凸部からなる拡散ドット28cを形成してもよい。かかる構成を採用することによって、主面に光源の色が反映されてそれぞれの延出部が各対応する光源の色に発光することになり、美観的に優れた発光装置300とすることができる。拡散ドット28cの形態については、第1実施形態で説明した変形例と同様である。
また、上述した第2実施形態においては、光の混合を防止する手段として、基本的にすべての光源部の光が隣接する延出部に侵入しない形態について説明したがこれに限定するものではなく、光が隣接する延出部と色の相違を認識することができれば、光がある程度侵入しても構わない。
また、例えば、図11に示すように、第1光源部12cからの光が第1切欠部26cの底面と第1凹部25cとの間又は第3切欠部26eの底面と第2凹部25dとの間を光が通過した後、そのまま第1延出部201や第4延出部204に侵入することなく外部に出射するように形成してもよい。かかる構成を採用することによって、第1光源部12cからの光が、他の第1延出部201や第4延出部204に侵入して、第2光源部12d又は第3光源部12eの光と混合することを低減することができる。
また、上述した第2実施形態においては、図8に示すように、第1延出部左側面201aの下方及び第4延出部右側面204bの下方は平面に形成されており、図9に示すように、第5延出部左側面205a及び第8延出部右側面208bの下方は平面に形成されているが、必ずしも平面である必要はなく、図12に示すように、固定部材50と嵌合するように凹部220を形成してもよい。
また、上述した第2実施形態おいては、直線状の切欠部26とし、直方体型の凹部25としたが、本発明は、切欠部26の大きさ、形状や凹部25の幅、高さ及び光源部12に対する凹部側面の角度、さらには切欠部26と凹部25とで形成される間隔の距離等によって、光源部からの光の進行方向を調整することができる。そこで、これらを随時調整することによって、所望の光の反射方向を得ることができる。例えば、図12に示すように、切欠部26は、必ずしも直線である必要はなく、カーブを描いていても構わない。また、凹部25は、図12に示すように、溝状に形成されていても構わない。また、光源部12からの光の方向や光を拡散させたい方向等を考慮して、凹部25の側面は光源部材10に対して90°未満の角度や90°を超える角度に形成してもよい。
さらに、上述した第2実施形態においては、光源として、垂直方向に対して両側に30°に拡散するLED(指光角60°)を使用しているが、特に拡散角度について限定するものではなく、各延出部の光の色の差が認識可能な範囲で、垂直方向に対して両側に5°〜60°の範囲で拡散するLED(指光角10°〜120°)を採用することができる。
さらに、上述した第2実施形態においては、光源11cは、白色の光を発光するLEDを採用し、光源11d、光源11e、光源11f及び光源11gは、それぞれ橙色の光を発光するLEDを採用しているが、これに限定するものではなく、例えば、全ての光源の光の色を異なるものとしてもよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について、それらの効果とともに以下に記載する。本発明は、異なる波長又は色を出射する隣接した光源部の光を、導光部材内で光が混合する割合を極力低減して、導光部材の部位に応じて異なる波長や色の光を出射可能にしたものである。
これらを達成するために、本発明の発光装置は、外部から供給された電源により、20nmから1mmの波長から任意の波長の光を出射する1又は2以上の光源からなる複数の光源部を備える光源部材と、前記光源部材から光が入射される入射面と入射された前記光を出射する他端面とを有する導光部材と、を備えた発光装置において、
前記光源部材は、隣接する光源部はそれぞれ異なる波長の光を出射するものであり、
前記導光部材は、それぞれの前記光源部から入射されるそれぞれの前記入射面間に形成され、かつ前記入射面から入射された光の少なくとも1部を反射する凹部側面を有する凹部と、それぞれの前記光源部から前記入射面に入射された光をそれぞれ主として導光する複数の延出部と、各前記延出部との間に形成された切欠部と、
を備える。また、本発明の発光装置は、外部から供給された電源により、可視光を発光する1又は2以上の光源からなる複数の光源部を備える光源部材と、前記光源部材から光が入射される入射面と入射された前記光を出射する他端面とを有する導光部材と、を備えた発光装置において、
前記光源部材は、隣接する光源部はそれぞれ異なる色の光を発光するものであり、
前記導光部材は、それぞれの前記光源部から入射されるそれぞれの前記入射面間に形成され、かつ前記入射面から入射された光の少なくとも1部を反射する凹部側面を有する凹部と、それぞれの前記光源部から前記入射面に入射された光をそれぞれ主として導光する複数の延出部と、各前記延出部との間に形成された切欠部と、を備える。
本発明の発光装置は、使用される導光部材の入射側面側に凹部が設けられ、出射面側に切欠部を設けられて、それぞれ独立した延出部が形成される。これによって、光源部から入射された光は、凹部の側面又は延出部の側面によって、隣接する延出部に光が侵入することを極力防止することができ、隣接する光源部同士の光が混合する可能性を低減することができる。
前記主面には、前記光源部の光を拡散光として導出させる拡散ドット又は拡散溝を形成することもできる。拡散ドット又は溝を形成することで、主面からも光源部からの光を出射させることができる。また、主面の拡散ドットによって光源部の光の色を認識することができるようになり、導光部材がカラフルに色づいた美感性に優れた発光装置とすることができる。なお、拡散ドット又は拡散溝は、側面に設けてもよい。
さらに、凹部側面は、入射面に対して垂直面で形成することもできる。凹部側面を垂直面に形成することで、光源部から入射された光が同じ角度で反射し延出部へ導入されていくので、導光部材の設計を行いやすくすることができる。
さらに、凹部側面は、凹部側面と隣接する入射面とのなす角が90°未満に形成してもよいし、90°を超える角度に形成してもよい。凹部側面の角度を調整することによって、光が延出部へ導入する量を調整することができる。そのため、光の光量の調整等を行い易くすることができる。
前記凹部側面は、凹部側面と隣接する入射面とのなす角が対応する光源部からの光を全反射する角度に形成されていてもよい。かかる構成を採用することで、光が凹部を通過して、隣接する延出部へ光が導入されることを防止することができ、隣接する光源部の光と混合することを低減することができる。
前記導光部材は、アクリル樹脂で作製されており、前記凹部側面に入射する光源からの光の入射角が42°以上に形成してもよい。アクリル樹脂の臨界角は、おおよそ42.1°であるので、光源からの光の入射角を42°以上とすることで、光源部からの光を凹部側面で全反射させることができる。そのため、隣接する光源部の光と混合することを低減することができる。
また、前記凹部と前記切欠部は、光源部からの光が前記凹部と前記切欠部との間を通過しない位置に配置するとよい。これにより、さらに、光が隣接する延出部へ光が混入することを防止することができる。
上述した実施の形態で示すように、発光装置として利用することができる。
10…光源部材、
11、11a、11b、11c、11d、11e、11f、11g…光源、
12…光源部、12a…左側光源部、12b…右側光源部、12c…第1光源部、
12d…第2光源部、12e…第3光源部、12f…第4光源部、12g…第5光源部、
13…電源コード、15…基板、20…導光部材、20a…第1導光部材、
20b…第2導光部材、21…光源部、22a…左側外側面、22b…右側外側面、
23a…左側入射面、23b…右側入射面、23c…第2入射面、23d…第1入射面、
23e…第3入射面、23f…第4入射面、23g…第5入射面、24a…左側出射面、
24b…右側出射面、25…凹部、25a…凹部左側側面、25b…凹部右側側面、
25c…第1凹部、25d…第2凹部、25e…第3凹部、25f…第4凹部、
25g…組付凹部、26…切欠部、26a…左側切欠側面、26c…第1切欠部、
26d…第2切欠部、26e…第3切欠部、26f…第4切欠部、26g…第5切欠部、
26h…第6切欠部、28…拡散ドット、28a…第1拡散ドット、
28b…第2拡散ドット、29…主面、29a…主面、29b…主面、30…C型鋼、
31…口金、32…放熱部材、33…コネクタ、35…保持部材、36…筐体部、
50…固定部材、100…発光装置、101…左側延出部、101a…右側面、
102b…左側面、102…右側延出部、201…第1延出部、
201a…第1延出部左側面、201b…第1延出部右側面、202…第2延出部、
202a…第2延出部左側面、202b…第2延出部右側面、203…第3延出部、
203a…第3延出部左側面、203b…第3延出部右側面、204…第4延出部、
204a…第4延出部左側面、204b…第4延出部右側面、205…第5延出部、
205a…第5延出部左側面、205b…第5延出部右側面、206…第6延出部、
206a…第6延出部左側面、206b…第6延出部右側面、207…第7延出部、
207a…第7延出部左側面、207b…第7延出部右側面、208…第8延出部、
208a…第8延出部左側面、208b…第8延出部右側面、211…第1底面部、
212…第2底面部、213…第3底面部、214…第4底面部、215…第5底面部、
216…第6底面部、300…発光装置

Claims (8)

  1. 外部から供給された電源により、20nmから1mmの波長から任意の波長の光を出射する1又は2以上の光源からなる複数の光源部を備える光源部材と、前記光源部材から光が入射される入射面と入射された前記光の少なくとも1部を先端から出射する出射面とを有する導光部材と、を備えた発光装置において、
    前記光源部材は、隣接する光源部はそれぞれ異なる波長の光を出射するものであり、
    前記導光部材は、それぞれの前記光源部から入射されるそれぞれの前記入射面間に形成され、かつ前記入射面から入射された光の少なくとも1部を反射する凹部側面を有する凹部と、それぞれの前記光源部から前記入射面に入射された光をそれぞれ主として導光する複数の延出部と、各前記延出部との間に形成された切欠部と、を備え、前記凹部は、切欠部の反対側に形成され、前記凹部と前記切欠部は前記光源部からの光が直接に前記凹部と前記切欠部との間を通過しない位置に配置されており、
    前記導光部材の主面及び側面又はいずれか一方には、前記光源部の光を拡散光として導出させる拡散ドット又は拡散溝が形成されており、
    前記導光部材は、複数の導光部材を組み合わせてあることを特徴とする発光装置。
  2. 外部から供給された電源により、可視光を発光する1又は2以上の光源からなる複数の光源部を備える光源部材と、前記光源部材から光が入射される入射面と入射された前記光の少なくとも1部を先端から出射する出射面とを有する導光部材と、を備えた発光装置において、
    前記光源部材は、隣接する光源部はそれぞれ異なる波長の光を出射するものであり、
    前記導光部材は、それぞれの前記光源部から入射されるそれぞれの前記入射面間に形成され、かつ前記入射面から入射された光の少なくとも1部を反射する凹部側面を有する凹部と、それぞれの前記光源部から前記入射面に入射された光をそれぞれ主として導光する複数の延出部と、各前記延出部との間に形成された切欠部と、を備え、前記凹部は、切欠部の反対側に形成され、前記凹部と前記切欠部は前記光源部からの光が直接に前記凹部と前記切欠部との間を通過しない位置に配置されており、
    前記導光部材の主面及び側面又はいずれか一方には、前記光源部の光を拡散光として導出させる拡散ドット又は拡散溝が形成されており、
    前記導光部材は、複数の導光部材を組み合わせてあることを特徴とする発光装置。
  3. 前記導光部材は、第1導光部材と第2導光部材とを十字状となるように組み合わせて構成されており、
    前記第1導光部材は、先端側が4本に分岐されるとともに、光源に対向する面には複数の前記入射面を有しかつ各前記入射面の間には前記凹部が形成されており、
    前記第2導光部材は、先端側が4本に分岐されるとともに、光源に対向する面には複数の前記入射面を有しかつ各前記入射面の間には前記凹部が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の発光装置。
  4. 前記凹部側面は、入射面に対して垂直面からなることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の発光装置。
  5. 前記凹部側面は、前記凹部側面と隣接する入射面とのなす角が90°未満であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の発光装置。
  6. 前記凹部側面は、前記凹部側面と隣接する入射面とのなす角が90°を超える角度であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の発光装置。
  7. 前記凹部側面は、凹部側面と隣接する入射面とのなす角が対応する前記光源部からの光を全反射する角度に形成されていることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の発光装置。
  8. 前記導光部材は、アクリル樹脂で作製されており、
    前記凹部側面に入射する前記光源からの光の入射角が42°以上であることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の発光装置。
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