JP5680040B2 - 移動体通信端末試験システム及び移動体通信端末試験方法 - Google Patents

移動体通信端末試験システム及び移動体通信端末試験方法 Download PDF

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Description

本発明は、試験対象の移動体通信端末を制御して通信試験を行う移動体通信端末試験システム及び移動体通信端末試験方法に関する。
移動体通信端末の動作特性を試験する移動体通信端末試験装置が従来から知られている。この移動体通信端末試験装置は、疑似基地局として動作し、移動体通信端末と信号を送受信することで、移動体通信端末との通信試験を行う装置である。この通信試験には、移動体通信端末に指示を送り、移動体通信端末がこの指示に対応する動作をするかを確認する試験がある。例えば、所定の信号を発信させるための指示を移動体通信端末に送り、移動体通信端末からの信号を受信し、この受信した信号を解析することにより移動体通信端末が所定の信号を発信したかを確認する。このように、移動体通信端末試験には、移動体通信端末に信号を発信させる制御や信号を受信させる制御が必要である。
また、一般的な試験装置には、外部の制御装置からコマンドを受けることによるリモート制御が可能な構成の装置がある。例えば製造ラインでは、このような測定装置のリモート制御機能を利用し、複数のコマンドを連ねてその送信手順を定めたコマンドシーケンスを予め作成して制御装置に記憶させておき、このコマンドシーケンスに従って制御装置から試験装置にコマンドを送信することにより試験装置をリモート制御して、決められた試験を行う。このようにすることで、試験にかかる時間の短縮や、製造ライン変更への対応の容易化を図っている。
このコマンドシーケンスを作成するとき、試験装置の取扱説明書等を参照し、1つ1つのコマンドの機能や書式を確認する必要がある。コマンドは、測定装置自体の操作部から行うキー操作やマウス操作とは別に定義されているので、試験装置の操作に慣れている操作者であってもコマンドシーケンスの作成に多大な労力を必要とする。また、コマンドの記述ミスが発生するおそれがあるので、作成したコマンドシーケンスが正しいかどうか、個々のコマンド毎に検証する必要があった。
また、例えば、工場内で、制御装置を用いずに直接測定装置を操作して測定を実行しているときに不具合が発生した場合、その不具合の相談を受けた製造者側でその不具合が生じたときの操作と同様の制御をし、不具合を再現して対策を検討したい、或いは製造者側で正常に動作することが確認されたコマンドシーケンスで不具合があった工場側の測定装置を制御したいという要求があった。
ここで、試験装置の制御に係る操作に基づいてコマンドシーケンスを自動的に作成及び記憶し、そのコマンドシーケンスを実行することにより該操作に係る制御を再現する測定装置がある(特許文献1)。
特開2010−203996号公報
上述したように、移動体通信端末の試験には、移動体通信端末に信号を発信させる制御や信号を受信させる制御、即ち、移動体通信端末に指示を送り動作させる制御を必要とする試験がある。このような試験において、試験装置のみではなく移動体通信端末への指示に係る操作をコマンドシーケンスとして作成及び記憶し、該操作を再現して制御したいという要求があった。即ち、移動体通信端末及び移動体通信端末試験装置の測定部それぞれに対する制御を簡便に再現したいという要求である。上記特許文献1の技術では、移動体通信端末への指示に係る制御を再現することができなかった。このため、上述したようにコマンドシーケンスの作成や、装置の保守サービスにおける動作再現において、多大な労力が生じていた。
本発明の目的は、移動体通信端末及び移動体通信端末試験システムの測定部それぞれに対する制御を簡便に再現することである。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、試験対象の移動体通信端末を制御して通信試験を行う移動体通信端末試験システムであって、操作部(110)を有し、前記通信試験の測定制御のための操作指示を前記操作部から受けて出力するユーザインターフェース処理部(111)と、前記移動体通信端末を制御するために当該移動体通信端末に対して使用者が行う操作を模擬した第1の操作指示を受けてこの第1の操作指示に対応する端末制御コマンドを生成するとともに、前記ユーザインターフェース処理部から前記測定制御のための操作指示を第2の操作指示として受けてこの第2の操作指示に対応する測定制御コマンドを生成するコマンド生成部(12)と、前記コマンド生成部により生成された前記端末制御コマンド及び前記測定制御コマンドをコマンドシーケンスとして順次記憶し、該コマンドシーケンスを外部に出力可能に記憶する記憶部(13)と、前記コマンドシーケンスを前記記憶部又は前記外部から受け、当該コマンドシーケンスに記憶された順に前記端末制御コマンド及び前記測定制御コマンドを出力するコマンド実行部(15)と、前記移動体通信端末と端末制御インターフェース(30)を介して接続可能となっており、前記コマンド実行部からの前記端末制御コマンドに基づいた端末制御指示を前記移動体通信端末に前記端末制御インターフェースを介して出力するとともに、前記コマンド実行部からの前記測定制御コマンドに基づいて前記測定制御を行う試験制御部(160)と、前記試験制御部からの前記測定制御に基づいて、前記端末制御指示に従って制御された前記移動体通信端末とRF信号を送受して、該移動体通信端末に対する測定を行う測定部(163)と、を備えた試験装置と、前記移動体通信端末に消去可能に記憶されて前記移動体通信端末のハードウェアによって動作し、前記試験制御部からの端末制御指示を受け該移動体通信端末を制御するための試験アプリケーション(20)と、を含むことを特徴とする移動体通信端末試験システムである。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の移動体通信端末試験システムであって、前記記憶部は、前記端末制御コマンドと前記測定制御コマンドとを区別して取り出し可能なフラグを付して記憶することを特徴とする。
また、請求項に記載の発明は、請求項1又は2に記載の移動体通信端末試験システムであって、前記ユーザインターフェース処理部は、前記第1の操作指示を前記操作部から受けて前記コマンド生成部に出力することを特徴とする。
また、請求項に記載の発明は、請求項1又は2に記載の移動体通信端末試験システムであって、前記試験アプリケーションは、前記移動体通信端末に備えられた第1の操作部から前記第1の操作指示を受けて、前記端末制御インターフェースを介して前記試験制御部に出力し、前記試験制御部は、前記試験アプリケーションから受けた前記第1の操作指示を前記コマンド生成部に出力することを特徴とする。
また、請求項に記載の発明は、請求項1〜のいずれかに記載の移動体通信端末試験システムであって、前記コマンド生成部は、前記端末制御コマンド又は前記測定制御コマンドを生成する毎に、所定時間の待機を行うためのウェイトコマンドを生成し、前記記憶部は、当該生成された端末制御コマンド又は当該生成された測定制御コマンドの次のコマンドとして前記ウェイトコマンドを含んだ前記コマンドシーケンスを記憶し、前記コマンド実行部は、前記ウェイトコマンドの実行順となったとき、前記所定時間だけ待機してから当該ウェイトコマンドの次に前記コマンドシーケンスに記憶された前記端末制御コマンド又は前記測定制御コマンドを出力することを特徴とする。
また、請求項6に記載の発明は、試験対象の移動体通信端末を制御して通信試験を行う移動体通信端末試験方法であって、前記移動体通信端末のハードウェアによって動作して前記移動体通信端末を制御するための試験アプリケーションを予め前記移動体通信端末に記憶するステップと、前記移動体通信端末を制御するために当該移動体通信端末に対して使用者が行う操作を模擬した第1の操作指示を受けてこの第1の操作指示に対応する端末制御コマンドを生成するとともに、前記通信試験における測定制御のための第2の操作指示を受けてこの第2の操作指示に対応する測定制御コマンドを生成するステップと、前記端末制御コマンド及び前記測定制御コマンドをコマンドシーケンスとして順次記憶するステップと、前記記憶されたコマンドシーケンスを受けて、当該コマンドシーケンスに記憶された順に、前記端末制御コマンド及び前記測定制御コマンドを出力するステップと、前記出力された前記端末制御コマンドに基づいた端末制御指示を前記移動体通信端末に端末制御インターフェースを介して出力するステップと、前記端末制御指示に基づいて前記試験アプリケーションが前記移動体通信端末を制御するステップと、前記出力された前記測定制御コマンドに基づいて前記測定制御を行うステップと、前記測定制御に基づいて、前記試験アプリケーションによって制御された前記移動体通信端末とRF信号を送受して、該移動体通信端末に対する測定を行うステップと、を有することを特徴とする移動体通信端末試験方法である。
本発明によれば、移動体通信端末に試験のための動作をさせる試験アプリケーションを予め記憶しておき、測定部及び移動体通信端末の動作に係る操作指示をコマンドに変換しさらにコマンドシーケンスとして記憶し、コマンドシーケンスを外部に取り出し可能にし、記憶されたコマンドシーケンスに基づいて測定部及び移動体通信端末のそれぞれへの操作指示を再現する。従って、移動体通信端末及び移動体通信端末試験システムの測定部それぞれに対する制御を簡便に再現することができる。
本発明の実施形態に係る移動体通信端末試験システムの構成を表すブロック図。 本発明の実施形態に係る移動体通信端末試験システムの概略を表す模式図。 本発明の実施形態に係る移動体通信端末試験システムの概略を表す模式図。 本発明の実施形態に係る移動体通信端末試験システムの動作を表すフローチャート。 本発明の実施形態に係る移動体通信端末試験システムの構成を表すブロック図。
本発明の実施形態に係る移動体通信端末試験システムについて図面を参照しながら説明する。
〈第1の実施形態〉
[構成]
図1は、この実施形態の移動体通信端末試験システム1の構成を表すブロック図である。移動体通信端末試験システム1は、試験装置10と、移動体通信端末2に予め記憶された試験アプリケーション20と、を有する。試験装置10は、端末制御インターフェース30と、無線インターフェース40と、測定部163とを有する。また、図1の移動体通信端末2は通信試験の被試験体である。移動体通信端末試験システム1は、移動体通信端末2及び測定部163のそれぞれを制御して通信試験を行う。
試験装置10は、ユーザインターフェース部11と、コマンド生成部12と、記憶部13と、外部インターフェース14と、コマンド実行部15と、試験実行部16とを有する。ユーザインターフェース部11は、操作部110と、ユーザインターフェース処理部111と、表示部112とを有する。操作部110は、移動体通信端末2に対する第1の操作指示及び測定部163に対する第2の操作指示の入力に用いられる。また、操作部110は、表示部112に表示されたGUI(Graphical User Interface)を含んでいてもよい。
ユーザインターフェース処理部111は、移動体通信端末2に対する第1の操作指示及び前記測定部163に対する第2の操作指示を、操作部110から受けてコマンド生成部12に出力する。また、ユーザインターフェース処理部111は、移動体通信端末2に対する第1の操作指示及び前記測定部163に対する第2の操作指示を、操作部110から受けて試験制御部160に出力してもよい。
具体的には、ユーザインターフェース処理部111は、移動体通信端末2に対する第1の操作指示を入力するための第1の入力画面と、測定部163に対する第2の操作指示を入力するための第2の入力画面とを、表示部112に表示する。
第1の入力画面には、移動体通信端末2に対して使用者が本来行う操作を模擬して、移動体通信端末2から通話の発呼やメール送信、Webアクセス等を行わせるための画面が表示される。これは、例えば、電話番号入力欄や、メールのアドレス、タイトル、本文の入力欄や、インターネットアドレスの入力欄が設けられた画面である。あるいは、移動体通信端末2の表示画面そのものを模擬した画面であってもよい。
また、第1の入力画面の別な表示として、移動体通信端末2の通信の制御に係る設定を行うための画面が表示される。これは、例えば、移動体通信端末2の通信方式、通信に用いる周波数及び帯域幅、移動体通信端末2から出力される信号のレベル等を設定するための画面である。
第2の入力画面には、測定部163が移動体通信端末2に送出する信号の通信方式、周波数及び帯域幅、レベル、信号出力指示等を入力するための画面が表示される。また、測定部163が移動体通信端末2から受けた信号に対して解析を行うための、周波数及び帯域幅の設定等の入力画面が表示される。
表示部112は、LCD(Liquid Crystal Display)等の表示デバイスによって構成される。
コマンド生成部12は、第1の操作指示を所定の端末制御コマンドに変換するとともに、第2の操作指示を所定の測定制御コマンドに変換することにより、各コマンドを生成する。コマンド生成部12は、コマンドテーブルを予め記憶し、このコマンドテーブルを参照することによって入力された指示をコマンドに変換する。図2は、コマンドテーブルの概要を表す模式図である。コマンド生成部12は、例えばGPIB(General Purpose Interface Bus)コマンドを所定の端末制御コマンド及び所定の測定制御コマンドとする。以下、コマンドとしては、GPIBコマンドを例に説明する。
上記説明では、操作部110から第1の操作指示と第2の操作指示とが分かれて入力される形態で説明したが、第1の操作指示と第2の操作指示とは区別なく指示されてもよい。この場合、コマンド生成部12が、端末制御用コマンドテーブルと測定制御用コマンドテーブルとを有し、指示が前者のテーブル又は後者のテーブルのいずれかに該当するかを判断することによって第1の操作指示、第2の操作指示の区別ができる。
また、コマンド生成部12は、ユーザインターフェース処理部111を介して所定の指示が入力されたとき、予め設定された所定の時間間隔に基づくウェイトコマンドを生成してもよい。例えば、所定の指示として操作部110のシフトキーを押した状態で上述した第1の操作指示又は第2の操作指示が入力されたとき、コマンド生成部12は、所定の時間間隔に基づくウェイトコマンドを生成する。ウェイトコマンドとは、被制御部(測定部163、移動体通信端末2)に出力する次のコマンドの実行を所定の時間待機させるコマンドである。一般的な装置のハードウェアは動作の切り替え(例えば送信から受信への切り替え)に所定の時間を必要とする。ウェイトコマンドはこの時間に侵食して指示が送られることを防ぐためのものである。また、コマンド生成部12は、端末制御コマンド及び測定制御コマンドを生成する毎に、上述のウェイトコマンドを生成するようにしてもよい。
記憶部13は、コマンド生成部12から出力された端末制御コマンド及び測定制御コマンドを一連のコマンドシーケンスとして順次記憶する。図3は、記憶部13が記憶したコマンドシーケンスの概要を表す模式図である。記憶部13は、コマンドに項番を付してコマンドシーケンスとして記憶する。なお、記憶部13は、コマンド生成部12がウェイトコマンドを生成したとき、ウェイトコマンドを含んだコマンドシーケンスを記憶する。
上記説明において、端末制御コマンドと測定制御コマンドとを区別して取り出し可能に識別するためのフラグ(或いはタグ)を付して記憶させるとよい。
また、記憶部13は、記憶したコマンドシーケンスを外部に出力可能である。ここで、外部とは、例えばUSB(Universal Serial Bus)等の外部インターフェース14を介して試験装置10と接続された記憶媒体3である。記憶部13は、操作部110からユーザインターフェース処理部111を介して外部への出力指示を受けたとき、外部インターフェース14を介してコマンドシーケンスを外部に出力する。
コマンド実行部15は、内部のコマンドを用いる場合は記憶部13から、又は、外部のコマンドを用いる場合(外部コントロール)は外部インターフェース14からのコマンドシーケンスを試験実行部16の試験制御部160に出力する。
試験制御部160は、ユーザインターフェース処理部111から移動体通信端末2及び測定部163に対する第1の操作指示及び第2の操作指示を直接受けて、測定部163及び移動体通信端末2内の試験アプリケーション20が認識できる指示で測定部163及び移動体通信端末2を制御する場合と、切り替えによって、第1の操作指示、第2の操作指示が変換されたコマンドで測定部163及び移動体通信端末2を制御する場合がある。前者は通常の制御であり、後者は操作指示を再現する制御である。
試験制御部160は、測定制御部162と端末制御部161とを有する。なお、試験制御部160は、測定部163による測定結果を表示部112に表示させる。
測定制御部162は、ユーザインターフェース処理部111からの第2の操作指示又は入力された測定制御コマンドに基づいて測定部163を制御する。
測定部163は、RF帯で移動体通信端末2と通信を行い、移動体通信端末2との通信に係る送信信号の発生及び受信信号の解析を行う。測定部163は、測定制御部162からの指示に基づいて、移動体通信端末2に所定の無線システムで規定される信号を送り、移動体通信端末2からの信号を受信して、測定、解析することにより、移動体通信端末2を検査するものである。そのとき、例えば受信した信号を時間領域で解析し、また、周波数領域でその信号の周波数スペクトラムを解析し、あるいは通信の内容をログ表示する。その測定結果、解析を行った結果を、試験制御部160を介して表示部112に表示させる。
端末制御部161は、ユーザインターフェース処理部111からの第1の操作指示又は入力された端末制御コマンドに基づいて移動体通信端末2に対する指示を端末制御インターフェース30を介して出力する。
このように、ユーザインターフェース処理部111、コマンド生成部12、記憶部13、端末制御部161及び測定制御部162は、一つの装置内即ち試験装置10に含まれる。
試験アプリケーション20は、移動体通信端末2に消去可能に予め記憶されて、端末制御部161が出力した移動体通信端末2に対する指示を受け、移動体通信端末2を制御するためのソフトウェアである。試験アプリケーション20は、移動体通信端末2のCPUやメモリ等のハードウェア上で動作して、移動体通信端末2の通信の制御を行う。具体的には、試験アプリケーション20は、端末制御部161からの指示に基づいて、移動体通信端末2から通話の発呼やメール送信、Webアクセス等を行わせる。また、試験アプリケーション20は、端末制御部161からの指示に基づいて、移動体通信端末2の通信方式、通信に用いる周波数及び帯域幅、移動体通信端末2から出力される信号のレベル等を設定する。
なお、移動体通信端末2に対する試験アプリケーション20の記憶及び消去は、例えば以下のように行われる。移動体通信端末2に対する通信試験を行う際、試験者は、予め移動体通信端末2に試験アプリケーション20をインストールする。また、通信試験が終了した段階で、試験者は、試験アプリケーション20を移動体通信端末2からアンインストールする。このようにすることにより、移動体通信端末2の検査を効率的に行って出荷でき、且つ、移動体通信端末2の使用段階で、試験アプリケーション20による誤った制御が行われることを防止できる。
[動作]
図4は、この実施形態の移動体通信端末試験システム1の動作を表すフローチャートである。
(S01)
ユーザインターフェース処理部111は、移動体通信端末2に対する第1の操作指示及び前記測定部163に対する第2の操作指示を、操作部110から受けてコマンド生成部12に出力する。このとき、これらの第1の操作指示及び第2の操作指示に基づいた通信試験が行われる。
(S02)
コマンド生成部12は、第1の操作指示を所定の端末制御コマンドに変換するとともに、第2の操作指示を所定の測定制御コマンドに変換することにより、各コマンドを生成する。このときコマンド生成部12は、コマンドテーブルを予め記憶し、このコマンドテーブルを参照することによって入力された指示をコマンドに変換する。なお、コマンド生成部12は、ユーザインターフェース処理部111を介して所定の指示が入力されたとき、予め設定された所定の時間間隔に基づくウェイトコマンドを生成してもよい。あるいは、コマンド生成部12は、端末制御コマンド又は測定制御コマンドを生成する毎に、このウェイトコマンドを生成してもよい。
(S03)
記憶部13は、コマンド生成部12による端末制御コマンド及び測定制御コマンドをコマンドシーケンスとして順次記憶する。なお、記憶部13は、コマンド生成部12がウェイトコマンドを生成したとき、ウェイトコマンドを含んだコマンドシーケンスを記憶する。
ここまでは、最初の通信試験における動作である。これ以降は、最初の通信試験の手順を再現するための動作である。
(S04)
コマンド実行部15は、記憶部13又は外部インターフェース14からのコマンドシーケンスに基づいて、端末制御コマンド及び測定制御コマンドを試験実行部16の試験制御部160に出力する。なお、コマンド実行部15は、コマンドシーケンスに記憶された順に端末制御コマンド及び測定制御コマンドを出力するが、ウェイトコマンドがあった場合は、所定の時間だけ待機して、次のコマンドを出力する。
(S05)
試験制御部160は、コマンド実行部15による出力を受け、それが端末制御コマンドであるとき、当該端末制御コマンドを端末制御部161に出力する。また、試験制御部160は、コマンド実行部15による出力を受け、それが端末制御コマンドでないとき、受けた制御コマンドを測定制御部162に出力する。
(S06)
端末制御部161は、入力された端末制御コマンドに基づいて移動体通信端末2に対する指示を出力する。
(S07)
試験アプリケーション20は、端末制御部161が出力した移動体通信端末2に対する指示を受け移動体通信端末2を制御する。
(S08)
測定制御部162は、入力された測定制御コマンドに基づいて測定部163を制御する。
(S09)
測定部163は、測定制御部162からの指示に基づいて、測定及び解析を行う。また、試験制御部160を介して測定及び解析結果を表示部112に表示させる。以上で図4に示す動作を終了する。
[作用・効果]
本実施形態の移動体通信端末試験システム1の作用及び効果について説明する。
本実施形態の移動体通信端末試験システム1は、操作部110を介して入力された、測定部163及び移動体通信端末2の動作に係る一連の操作入力をコマンドに変換しさらにコマンドシーケンスとして記憶し、記憶されたコマンドシーケンスに基づいて測定部163及び移動体通信端末2のそれぞれへの操作指示を再現する。それにより、移動体通信端末2及び移動体通信端末試験システム1の測定部163それぞれに対する制御を簡便に再現する移動体通信端末試験システム1を提供することができ、コマンドシーケンス作成や保守サービスに係る労力を低減することができる。
〈第2の実施形態〉
図5は、第2の実施形態の移動体通信端末試験システム1の構成を表すブロック図である。この移動体通信端末試験システム1は、第1の実施形態に対して、ユーザインターフェース部11、試験アプリケーション20、コマンド生成部12及び端末制御部161の構成が異なる。他の構成要素の構成は第1の実施形態に同様であり、第1の実施形態の構成を援用してよい。
第2の実施形態において、試験対象の移動体通信端末2は、第1の操作部1101及び第1の表示部1121を備えている。第1の操作部1101は、例えばキーボードやタッチパネルであり、第1の表示部1121は、例えば液晶ディスプレイである。
試験アプリケーション20は、第1のユーザインターフェース処理部1111を含んでいる。第1のユーザインターフェース処理部1111は、第1の表示部1121に前述した第1の表示画面を表示するとともに、第1の操作部1101から前述した第1の操作指示を受ける。試験アプリケーション20は、第1のユーザインターフェース処理部1111が受けた第1の操作指示に従って移動体通信端末2を制御するとともに、この第1の操作指示を、端末制御インターフェース30を介して端末制御部161に出力する。これ以外の機能について、第2の実施形態における試験アプリケーション20は、第1の実施形態に同様である。
端末制御部161は、試験アプリケーション20から受けた第1の操作指示を、コマンド生成部12に出力する。これにより、コマンド生成部12は、移動体通信端末2での第1の操作指示に対応する端末制御コマンドを生成する。これ以外の機能について、第2の実施形態における端末制御部161及びコマンド生成部12は、第1の実施形態に同様である。
第2のユーザインターフェース処理部1112は、コマンド生成部12、記憶部13、端末制御部161及び測定部163部とともに一つの装置内即ち試験装置10に含まれ、試験装置10に備えられた第2の操作部1102及び第2の表示部1122を有し第2の操作部1102からの第2の操作指示をコマンド生成部12へ出力する。このように、測定部163に対する指示(第2の操作指示)は試験装置側にて受ける。
[作用・効果]
本実施形態の移動体通信端末試験システム1の作用及び効果について説明する。
本実施形態の移動体通信端末試験システム1は、このように、試験装置側のみならず、移動体通信端末側からの指示入力もコマンドに変換しさらにコマンドシーケンスとして記憶し、記憶されたコマンドシーケンスに基づいて測定部163及び移動体通信端末2のそれぞれへの指示を再現する。それにより、移動体通信端末2及び移動体通信端末試験システム1の測定部163それぞれに対する制御を簡便に再現する移動体通信端末試験システム1を提供することができる。
1 移動体通信端末試験システム
2 移動体通信端末
3 記憶媒体
10 試験装置
11 ユーザインターフェース部
12 コマンド生成部
13 記憶部
14 外部インターフェース
15 コマンド実行部
16 試験実行部
20 試験アプリケーション
30 端末制御インターフェース
40 無線インターフェース
110 操作部
111 ユーザインターフェース処理部
112 表示部
160 試験制御部
161 端末制御部
162 測定制御部
163 測定部
1101 第1の操作部
1102 第2の操作部
1111 第1のユーザインターフェース処理部
1112 第2のユーザインターフェース処理部
1121 第1の表示部
1122 第2の表示部

Claims (6)

  1. 試験対象の移動体通信端末を制御して通信試験を行う移動体通信端末試験システムであって、
    操作部(110)を有し、前記通信試験の測定制御のための操作指示を前記操作部から受けて出力するユーザインターフェース処理部(111)と、
    前記移動体通信端末を制御するために当該移動体通信端末に対して使用者が行う操作を模擬した第1の操作指示を受けてこの第1の操作指示に対応する端末制御コマンドを生成するとともに、前記ユーザインターフェース処理部から前記測定制御のための操作指示を第2の操作指示として受けてこの第2の操作指示に対応する測定制御コマンドを生成するコマンド生成部(12)と、
    前記コマンド生成部により生成された前記端末制御コマンド及び前記測定制御コマンドをコマンドシーケンスとして順次記憶し、該コマンドシーケンスを外部に出力可能に記憶する記憶部(13)と、
    前記コマンドシーケンスを前記記憶部又は前記外部から受け、当該コマンドシーケンスに記憶された順に前記端末制御コマンド及び前記測定制御コマンドを出力するコマンド実行部(15)と、
    前記移動体通信端末と端末制御インターフェース(30)を介して接続可能となっており、前記コマンド実行部からの前記端末制御コマンドに基づいた端末制御指示を前記移動体通信端末に前記端末制御インターフェースを介して出力するとともに、前記コマンド実行部からの前記測定制御コマンドに基づいて前記測定制御を行う試験制御部(160)と、
    前記試験制御部からの前記測定制御に基づいて、前記端末制御指示に従って制御された前記移動体通信端末とRF信号を送受して、該移動体通信端末に対する測定を行う測定部(163)と、
    を備えた試験装置と、
    前記移動体通信端末に消去可能に記憶されて前記移動体通信端末のハードウェアによって動作し、前記試験制御部からの端末制御指示を受け該移動体通信端末を制御するための試験アプリケーション(20)と、
    を含むことを特徴とする移動体通信端末試験システム。
  2. 前記記憶部は、前記端末制御コマンドと前記測定制御コマンドとを区別して取り出し可能なフラグを付して記憶することを特徴とする請求項1に記載の移動体通信端末試験システム。
  3. 前記ユーザインターフェース処理部は、前記第1の操作指示を前記操作部から受けて前記コマンド生成部に出力することを特徴とする請求項1又は2に記載の移動体通信端末試験システム。
  4. 前記試験アプリケーションは、前記移動体通信端末に備えられた第1の操作部から前記第1の操作指示を受けて、前記端末制御インターフェースを介して前記試験制御部に出力し、
    前記試験制御部は、前記試験アプリケーションから受けた前記第1の操作指示を前記コマンド生成部に出力することを特徴とする請求項1又は2に記載の移動体通信端末試験システム。
  5. 前記コマンド生成部は、前記端末制御コマンド又は前記測定制御コマンドを生成する毎に、所定時間の待機を行うためのウェイトコマンドを生成し、
    前記記憶部は、当該生成された端末制御コマンド又は当該生成された測定制御コマンドの次のコマンドとして前記ウェイトコマンドを含んだ前記コマンドシーケンスを記憶し、
    前記コマンド実行部は、前記ウェイトコマンドの実行順となったとき、前記所定時間だけ待機してから当該ウェイトコマンドの次に前記コマンドシーケンスに記憶された前記端末制御コマンド又は前記測定制御コマンドを出力することを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の移動体通信端末試験システム。
  6. 試験対象の移動体通信端末を制御して通信試験を行う移動体通信端末試験方法であって、
    前記移動体通信端末のハードウェアによって動作して前記移動体通信端末を制御するための試験アプリケーションを予め前記移動体通信端末に記憶するステップと、
    前記移動体通信端末を制御するために当該移動体通信端末に対して使用者が行う操作を模擬した第1の操作指示を受けてこの第1の操作指示に対応する端末制御コマンドを生成するとともに、
    前記通信試験における測定制御のための第2の操作指示を受けてこの第2の操作指示に対応する測定制御コマンドを生成するステップと、
    前記端末制御コマンド及び前記測定制御コマンドをコマンドシーケンスとして順次記憶するステップと、
    前記記憶されたコマンドシーケンスを受けて、当該コマンドシーケンスに記憶された順に、前記端末制御コマンド及び前記測定制御コマンドを出力するステップと、
    前記出力された前記端末制御コマンドに基づいた端末制御指示を前記移動体通信端末に端末制御インターフェースを介して出力するステップと、
    前記端末制御指示に基づいて前記試験アプリケーションが前記移動体通信端末を制御するステップと、
    前記出力された前記測定制御コマンドに基づいて前記測定制御を行うステップと、
    前記測定制御に基づいて、前記試験アプリケーションによって制御された前記移動体通信端末とRF信号を送受して、該移動体通信端末に対する測定を行うステップと、
    を有することを特徴とする移動体通信端末試験方法。
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