JP5678753B2 - 画面同期システムおよび情報処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画面同期システムおよび情報処理装置に関する。
会議において、プロジェクタが存在しない場合、または、プロジェクタ画面が見えない位置にいる場合には、たとえ紙文書が配布されていたとしても、常時注意深く聞き取っていなければ、プレゼンターが説明している箇所を見失い、十分な理解を得られない可能性が大きい。そこで、複数のデバイスで表示する画面を共有または同期することで、各参加者の持つデバイスで会議の進行状況に合わせた画面を閲覧でき、プレゼンターが説明している箇所を共有できるシステムが既に知られている。
例えば、(1)参加者のデバイスはファイルそのものを持たずに、プレゼンターのデバイスの画面そのものを共有するシステム、(2)参加者のデバイスがファイルそのものを持ち、ページ捲りのコマンドを受けてページ捲りを同期するシステム、(3)参加者のデバイスがファイルそのものを持ち、表示内容の変更があった場合に、水平および垂直の移動距離を参加者のデバイスに通知し、参加者のデバイスは移動距離に合わせて表示を切り替えて同期するシステムなどが知られている。
特許文献1では、表示画面を同期するために、会議情報を表示する手段のスクロール摘み位置を監視することにより、スクロール操作による表示内容の変更を検知し、会議に参加するPC端末のスクロール摘み位置を同値にし、表示画像を同期する技術が提案されている。
しかしながら、上記(1)および(2)の方法では、プレゼンターのデバイスよりも参加者のデバイスの画面サイズが小さければ、一部表示されない箇所が発生し、その箇所に関しては参加者のデバイス側でスクロールする必要があるという問題があった。また、(3)の方法では、プレゼンターのデバイスでスクロールする必要がなければ、上記と同様の問題が生じる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、プレゼンターのデバイスの表示画面で説明している箇所を同期して表示することができる画面同期システムおよび情報処理装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、情報処理装置と、表示端末装置とを備える画面同期システムであって、前記表示端末装置は、第1表示部と、前記第1表示部の画面サイズを前記情報処理装置に対して送信する画面サイズ送信部と、前記情報処理装置から指定された領域座標に基づいて、前記情報処理装置から送信された画像を前記第1表示部に表示する指定領域座標画像表示部と、を備え、前記情報処理装置は、第2表示部と、前記第2表示部に表示する画像に対して、前記第2表示部の画面サイズに基づいて変換または変倍した変換画像を作成する画像作成部と、前記変換画像を前記第2表示部に表示する画像表示部と、表示された前記変換画像上で指定された指定座標を検出する指定座標検出部と、前記変換画像に対して、前記表示端末装置の画面サイズに基づいて割り当てた複数の表示領域を表す画像領域情報を作成する画像領域情報作成部と、前記指定座標と前記画像領域情報と現在の表示領域とに基づいて、画像を表示する前記表示領域の切り替えの要否を判断し、切り替えが必要であると判断された場合に、切り替える前記表示領域の座標を表す領域座標を指定して前記表示端末装置に対して表示を要求する表示切替判断部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明は、表示端末装置と接続される情報処理装置であって、表示部と、前記表示部に表示する画像に対して、前記表示部の画面サイズに基づいて変換または変倍した変換画像を作成する画像作成部と、前記変換画像を前記表示部に表示する画像表示部と、表示された前記変換画像上で指定された指定座標を検出する指定座標検出部と、前記変換画像に対して、前記表示端末装置の画面サイズに基づいて割り当てた複数の表示領域を表す画像領域情報を作成する画像領域情報作成部と、前記指定座標と前記画像領域情報と現在の表示領域とに基づいて、画像を表示する前記表示領域の切り替えの要否を判断し、切り替えが必要であると判断された場合に、切り替える前記表示領域の座標を表す領域座標を指定して前記表示端末装置に対して表示を要求する表示切替判断部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、プレゼンターのデバイスの表示画面でプレゼンターが指し示して説明している箇所を同期して表示することができるという効果を奏する。
図1は、本実施形態にかかる情報処理装置を含む画面同期システムの構成例を示すブロック図である。 図2は、メイン端末およびサブ端末のモジュール構成について説明する図である。 図3は、端末間のシーケンスについて説明する図である。 図4は、「画像領域情報を作成する工程」におけるモジュール間のシーケンスについて説明する図である。 図5は、「同期表示する工程」におけるモジュール間のシーケンスについて説明する図である。 図6は、画像作成部で作成した画像の座標軸について説明する図である。 図7は、指定領域座標画像表示部の画面表示基準点について説明する図である。 図8は、座標(0,0)を指定されたときの指定領域座標画像表示部の画面表示について説明する図である。 図9は、座標(Sx,Sy)を指定されたときの指定領域座標画像表示部の画面表示について説明する図である。 図10は、表示領域管理部が管理するテーブルについて説明する図である。 図11は、サブ端末の画像領域情報のテーブルについて説明する図である。 図12は、画像領域情報作成処理の詳細を示すフローチャートである。 図13は、具体的な画像領域情報の例について説明する図である。 図14は、具体的な画像領域情報の例について説明する図である。 図15は、表示切替処理の詳細を示すフローチャートである。 図16は、変形例1の画像領域情報作成処理の詳細を示すフローチャートである。 図17は、変形例1についての具体的な画像領域情報の例について説明する図である。 図18は、変形例1についての具体的な画像領域情報の例について説明する図である。 図19は、変形例2の画像領域情報作成処理の詳細を示すフローチャートである。 図20は、変形例2についての具体的な画像領域情報の例について説明する図である。 図21は、変形例2についての具体的な画像領域情報の例について説明する図である。 図22は、変形例3の表示切替処理の詳細を示すフローチャートである。 図23は、変形例4の表示切替処理の詳細を示すフローチャートである。 図24は、変形例5の表示切替処理の詳細を示すフローチャートである。 図25は、変形例6の表示切替処理の詳細を示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる画面同期システムおよび情報処理装置の一実施形態を詳細に説明する。
図1は、本実施形態にかかる情報処理装置を含む画面同期システムの構成例を示すブロック図である。本実施形態の画面同期システムは、情報処理装置としてのメイン端末10と、表示端末装置としてのサブ端末20A、20Bとがネットワーク30で接続された構成となっている。ネットワークは、LAN(ローカルエリアネットワーク)およびインターネット等のあらゆる形態のネットワークを適用できる。サブ端末20A、20Bは、同様の機能を備えるため、以下では単にサブ端末20という場合がある。なお、サブ端末20の台数は2に限られるものではない。また、以下ではサブ端末20Aおよびサブ端末20Bをそれぞれサブ端末Aおよびサブ端末Bという場合がある。
メイン端末10は、会議のプレゼンターが保持するデバイスである。サブ端末20は、会議の参加者が保持するデバイスである。メイン端末10およびサブ端末20は、いずれも液晶ディスプレイなどの表示部(第2表示部)を備えている。この表示部のサイズ(以下、表示部サイズという。)や解像度は異なっていてもよい。メイン端末10およびサブ端末20は、例えば、ディスプレイを備えるデスクトップPC(パーソナルコンピュータ)、ノートPC、タブレットPC、PDA、携帯電話、および、スマートフォンなどを利用できる。メイン端末10およびサブ端末20は、いずれも通信手段を備えている。メイン端末10およびサブ端末20は、相互にアドレスを知っており、データ送受信が可能であることを前提とする。
図2は、メイン端末10およびサブ端末20のモジュール構成について説明する図である。まず、メイン端末10の構成例について説明する。
画像作成部301は、メイン端末10の表示部サイズ(インチ)と表示部解像度(dpi(dots per inch))とから、以下のように画面サイズを算出する。
画面サイズ横=表示部サイズ横(インチ)×表示部解像度横(dpi)
画面サイズ縦=表示部サイズ縦(インチ)×表示部解像度縦(dpi)
画像作成部301は、メイン端末10で表示して説明するファイルの画像を、メイン端末10の画面サイズの横または縦に収まるように変倍する。画像作成部301は、ファイルの表示するページが画像でない場合は、最初にページを画像に変換する。画像作成部301は、画像表示部306における表示倍率を加味した変倍をしても良い。本実施形態では、画像と画面サイズが相似であり、表示倍率は100%であるものとする。画像作成部301は、作成した画像(変換画像)をサブ端末20に送信する。画像作成部301は、作成した画像を画像表示部306に送信する。
画像領域情報作成部302は、サブ端末20の画面サイズをサブ端末20から取得する。画像領域情報作成部302は、画像作成部301で作成した画像に対して、サブ端末20の画面サイズ領域を割り当てた画像領域情報を作成する。画像領域情報作成部302は、作成した画像領域情報を画像領域情報管理部303に記録する。画像領域情報管理部303は、作成した画像領域情報のサブ端末ID(端末名)を表示領域管理部304に記録する。サブ端末IDとは、サブ端末20を識別する情報である。
画像領域情報管理部303は、画像領域情報作成部302が作成した、全てのサブ端末20の画面領域情報を管理する。
表示領域管理部304は、全てのサブ端末20が現在表示している領域(現在表示領域)の座標を管理する。本実施形態では、画像左上を画面表示基準点とし、表示領域のデフォルトは、左上の領域とする。
指定座標検出部305は、画像表示部306で表示された画像上で指定された座標を検出し、その座標を表示切替判断部307に通知する。本実施形態では、メイン端末10の入力装置(マウスなど)によるクリック(タッチパネルの場合はタッチ)を検出する既存技術を用いるものとする。
画像表示部306は、画像作成部301が作成した画像を表示部に表示する処理を制御する。本実施形態では、ウィンドウ枠の幅は無いものとし、画像は全画面表示するものとする。
表示切替判断部307は、指定座標検出部305から座標検出が通知されたとき、画像領域情報管理部303で管理されている画像領域情報および表示領域管理部304で管理されている表示領域から、サブ端末20に対して表示切替を要求するか否かを判断する。表示切替判断部307は、表示切替を要求すると決定したサブ端末20に対して、領域座標(表示を要求する領域の座標)を指定して表示を要求する。
ネットワーク通信部308は、ネットワーク30を介して、サブ端末20との間でデータを送受信する。
次に、サブ端末20の構成例について説明する。ネットワーク通信部310は、ネットワーク30を介して、メイン端末10との間でデータを送受信する。
画面サイズ送信部311は、サブ端末20の液晶ディスプレイなどの表示部(第1表示部)のサイズ(表示部サイズ)と解像度とから画面サイズを算出し、メイン端末10に対して送信する。
指定領域座標画像表示部312は、メイン端末10から受信した画像を、指定された座標に従って表示部に表示する処理を制御する。本実施形態では、画面左上を基準点とし、指定された座標を基準点に合わせて表示するものとする。また、画像表示部306同様、本実施形態の指定領域座標画像表示部312は、ウィンドウ枠の幅は無いものとし、画像を全画面表示するものとする。
図3は、端末間のシーケンスについて説明する図である。本シーケンスは、大きく3つの工程に分かれる。1つ目は「画像を作成する工程」であり(ステップS101〜ステップS103)、メイン端末10の画像作成部301が行う。
画像作成部301は、メイン端末10で表示して説明するファイルの画像に対して、メイン端末10の画面サイズに基づいて変倍(必要に応じて変換も行う)した画像を作成する(ステップS101)。画像作成部301は、各サブ端末20に作成した画像を送信する(ステップS102、ステップS103)。
2つ目は「画像領域情報を作成する工程」であり(ステップS104〜ステップS109)、主に画像領域情報作成部302が行う。
画像領域情報作成部302は、各サブ端末20からサブ端末20の画面サイズを取得する(ステップS104〜ステップS105、ステップS107〜ステップS108)。画像領域情報作成部302は、「画像を作成する工程」で作成した画像に対して、サブ端末20の画面サイズに基づいた領域を割り当てた画像領域情報を作成する(ステップS106、ステップS109)。サブ端末20の画面サイズを提供するのは、サブ端末20の画面サイズ送信部311である。
3つ目は「同期表示する工程」であり(ステップS110〜ステップS117)、主に表示切替判断部307が行う。
画像表示部306は、「画像を作成する工程」で得られた画像を表示部に表示する。表示された画像上の任意の座標がプレゼンターによって指定されると、指定座標検出部305が指定された座標を検出する(ステップS110)。表示切替判断部307は、指定された座標、表示領域管理部304で管理する現在表示領域、および、「画像領域情報を作成する工程」で得られた画像領域情報から、各サブ端末20の表示切替の要否を判断する(ステップS111)。
表示切替判断部307は、表示切替の必要があると判断したサブ端末20に対して、表示すべき領域座標に基づいた表示を要求する(ステップS112、ステップS113)。サブ端末20では、指定領域座標画像表示部312が、指定された領域座標に従って画像を表示する(ステップS114、ステップS115)。
図3に示すように、表示切替判断部307は、表示切替の必要があると判断したサブ端末20が存在しないときは、表示要求を送信しない。また、表示切替判断部307は、例えばサブ端末20Aのみに対して表示切替が必要と判断したときは、サブ端末20Aのみに対して表示要求を送信する(ステップS116)。この場合、サブ端末20Aの指定領域座標画像表示部312が、指定された領域座標に従って画像を表示する(ステップS117)。
図4は、「画像領域情報を作成する工程」におけるモジュール間のシーケンスについて説明する図である。
端末間のやり取りは必ずネットワーク通信部308およびネットワーク通信部310を介すので、図4では省略する。また、他のサブ端末20に対しても同様のシーケンスにより、メイン端末10が各サブ端末20に対する画像領域情報を作成する。
画像領域情報作成部302は、サブ端末20Aからサブ端末20Aの画面サイズを取得する(ステップS201、ステップS202)。画像領域情報作成部302は、画像に対して、サブ端末20の画面サイズに基づいた領域を割り当てた画像領域情報を作成する(ステップS203)。画像領域情報作成部302は、作成した画像領域情報を画像領域情報管理部303に記録する(ステップS204)。
画像領域情報作成部302が行う画像領域情報作成フロー(作成に必要な画面サイズの取得、画像領域情報の作成、作成した画面領域情報の記録)が本実施形態の特徴の1つである。この処理の詳細については、後述の図12で説明する。
図5は、「同期表示する工程」におけるモジュール間のシーケンスについて説明する図である。
端末間のやり取りは必ずネットワーク通信部308およびネットワーク通信部310を介すので、図5では省略する。また、他のサブ端末20に対しても同様のシーケンスにより、メイン端末10が各サブ端末20に対する表示切替を判断する。
指定座標検出部305が指定された座標を検出する(ステップS301)。表示切替判断部307は、指定座標の検出を通知されたとき、現在表示領域を表示領域管理部304から取得する(ステップS302、ステップS303)。表示切替判断部307は、指定座標と現在表示領域とから表示切替要否を判断する。
表示切替判断部307は、指定座標が現在表示領域に含まれていれば、表示切替は不要と判断する。表示切替判断部307は、指定座標が現在表示領域に含まれていなければ、表示切替が必要と判断し、サブ端末20Aの画像領域情報を検索する(ステップS304)。表示切替判断部307は、指定座標が含まれる領域を見つけ、新しい表示領域としてサブ端末20Aに表示を要求する(ステップS305)。サブ端末20Aの指定領域座標画像表示部312は、指定された領域座標に従って画像を表示する(ステップS306)。
表示切替判断部307が行う表示切替判断フロー(現在表示領域の取得、表示切替の判断、新しい表示領域の特定、サブ端末20への表示の要求)が、本実施形態の特徴の1つである。この処理の詳細については、後述の図15で説明する。
図6は、画像作成部301で作成した画像の座標軸について説明する図である。本実施形態では、画像の左上を座標軸の基準(0,0)とし、画像の横方向をx軸、縦方向をy軸とする。また、画像の横サイズをH、縦サイズをVとする。
図7は、指定領域座標画像表示部312の画面表示基準点について説明する図である。図8は、座標(0,0)を指定されたときの指定領域座標画像表示部312の画面表示について説明する図である。図9は、座標(Sx,Sy)を指定されたときの指定領域座標画像表示部312の画面表示について説明する図である。
本実施形態では、図7のように、画面左上を画面表示基準点とし、指定された座標を画面表示基準点に合わせて表示するものとする。指定された座標が(0,0)の場合、図8のように、画像の(0,0)に画面表示基準点を合わせて画面表示する。指定された座標が(Sx,Sy)の場合、図9のように、画像の(Sx,Sy)に画面表示基準点を合わせて画面表示する。
図10は、表示領域管理部304が管理(記憶)するテーブルについて説明する図である。表示領域管理部304は、サブ端末20の画像サイズを取得し、画像領域情報を作成する際に、端末名をテーブルに登録する。同時に、表示領域管理部304は、デフォルトの表示領域として、画像の基準点(0,0)を画面表示基準点とする領域(X00)を登録する。
図11は、具体的なサブ端末Aの画像領域情報のテーブルについて説明する図である。本テーブルは、列をiとし、行をkとするテーブルである。IおよびKは、それぞれ画像に対して割り当てられる横の領域の個数および縦の領域の個数から1を減算した数値である。
サブ端末Aの画面サイズの横をAh、縦をAvとすると、I=|H/Ah|、K=|V/Av|で一意に決まる。A12とは、i=1、k=2の領域を指す。
ikのセルには、領域基準点(本実施形態では左上)の座標が入っている。Aikの領域基準点のx座標をAik(x)、y座標をAik(y)とする。画像領域情報作成部302は、図11に示すようなテーブルをサブ端末20ごとに作成する。
図12は、画像領域情報作成処理の詳細を示すフローチャートである。図12は、画像領域情報作成部302が、サブ端末20ごとに図10のテーブルに記録する表示領域の領域基準点の座標を決定して、画像領域情報を作成するフローである。図12は、サブ端末Aの画像領域情報作成フローの例を示している。
最初に、画像領域情報作成部302は、サブ端末Aから画面サイズ(横および縦)を取得する(ステップS401)。取得した横サイズをAh、縦サイズをAvとする。前述の通り、IおよびKは画像に対して割り当てられる横の領域の個数および縦の領域の個数から1を減算した数値であり、I=|H/Ah|、K=|V/Av|である(ステップS402)。画像領域情報作成部302は、k=0(ステップS403)、i=0とする(ステップS404)。
画像領域情報作成部302は、画像領域情報管理部303の領域Aikの領域基準点の座標(Aik(x),Aik(y))には、(Ah×i,Av×k)を記録する(ステップS405)。画像領域情報作成部302は、iをインクリメントし(ステップS406)、iがI以下であるか否かを判断する(ステップS407)。iがI以下であれば(ステップS407:Yes)、ステップS405に戻り処理を繰り返す。
iがIより大きければ(ステップS407:No)、画像領域情報作成部302は、kをインクリメントする(ステップS408)。画像領域情報作成部302は、kがK以下であるか否かを判断する(ステップS409)。kがK以下であれば(ステップS409:Yes)、ステップS404に戻り処理を繰り返す。kがKより大きければ(ステップS409:No)、画像領域情報作成処理を終了する。
画像領域情報作成部302は、他のサブ端末20に対しても、同様の処理により画像領域情報を作成する。
図13および図14は、具体的な画像領域情報の例について説明する図である。図13は、画像サイズが30×40の場合の、サブ端末A(画面サイズが16×9)の画像領域情報を示している。図14は、画像サイズが30×40の場合の、サブ端末B(画面サイズが16×12)の画像領域情報を示している。
図15は、表示切替処理の詳細を示すフローチャートである。図15は、表示切替判断部307が、指定座標検出部305から指定座標を通知されたときに、サブ端末20ごとに表示切替の要否を判断し、表示切替が必要と判断した場合に表示切替を要求するフローである。図15は、サブ端末Aの表示切替判断フローの例を示している。
以下では、指定座標のx座標をSx、y座標をSyとする。最初に、表示切替判断部307は、表示領域管理部304からサブ端末Aの現在表示領域を取得する(ステップS501)。取得した現在表示領域をAnmとする。
表示切替判断部307は、指定座標が現在表示領域Anm内に存在するか否かを判断する(ステップS502、ステップS503)。指定座標のx座標Sxおよびy座標Sy共に、現在表示領域Anm内に存在すれば(ステップS502:Yes、ステップS503:Yes)、表示切替は不要と判断し判断フローを終了する。
SxおよびSyいずれかが現在表示領域Anm外に存在すれば(ステップS503:No、ステップS504:No)、表示切替が必要と判断し、新しく表示すべき領域の決定処理に移行する。
前述の通り、IおよびKは画像に対して割り当てられる横の領域の個数および縦の領域の個数から1を減算した数値であり、I=|H/Ah|、K=|V/Av|である(ステップS504)。画像領域情報作成部302は、k=0、i=0とする(ステップS505)。
画像領域情報作成部302は、SxがAik(x)以上Aik(x)+Ah以下(ステップS506:Yes)かつSyがAik(y)以上Aik(y)+Av以下(ステップS509:Yes)であれば、Aikを新しく表示すべき領域とする。この場合、画像領域情報作成部302は、サブ端末Aに対し、座標(Aik(x),Aik(y))を指定して表示を要求する(ステップS512)。また、画像領域情報作成部302は、表示領域管理部304で管理する領域をAikに上書きして記録して(ステップS513)、表示切替処理を終了する。
画像領域情報作成部302は、SxがAik(x)以上Aik(x)+Ah以下でない(ステップS506:No)ならば、iをインクリメントする(ステップS507)。画像領域情報作成部302は、インクリメントしたiがI以下であれば(ステップS508:Yes)、ステップS506に戻り処理を繰り返す。iがIより大きければ(ステップS508:No)、表示切替処理を終了する。ただし、指定座標は画像上に存在し、かつ、領域は画像前面に対して割り当てているので、本実施形態では発生しえない。
画像領域情報作成部302は、SyがAik(y)以上Aik(y)+Av以下でない(ステップS509:No)ならば、kをインクリメントする(ステップS510)。画像領域情報作成部302は、インクリメントしたkがK以下であれば(ステップS511:Yes)、ステップS509に戻り処理を繰り返す。kがKより大きければ(ステップS511:No)、表示切替処理を終了する。ただしx座標同様、本実施形態では発生しえない。
画像領域情報作成部302は、他のサブ端末20に対しても同様の処理により表示切替の要否を判断する。
図13および図14の例を用いると、サブ端末Aの現在表示領域がA00、サブ端末Bの現在表示領域がB00で、指定座標が(Sx=10,Sy=10)の場合、指定座標はA00の領域外であるため、表示切替判断部307は、指定座標を含むA01に表示を切り替える。一方、指定座標はB00の領域内であるため、表示切替判断部307は、表示切替は不要と判断し、表示は切り替えない。
このような構成により、どんな画面サイズのサブ端末20でも、メイン端末10の画面で指し示している箇所を常に同期して表示することができる。また、表示切替が必要と判断したときのみ表示領域を切り替えるので、通信回数が抑えられ、また無駄な表示切替をすることがない。
(変形例1)
図16は、変形例1の画像領域情報作成処理の詳細を示すフローチャートである。本変形例では、ステップS607、ステップS612、ステップS610、および、ステップS613を追加した点が、図12と異なっている。図16は、サブ端末Aの画像領域情報作成フローの例を示している。
ステップS601〜ステップS606は、図12のステップS401〜ステップS406と同様であるため説明を省略する。
画像領域情報作成部302は、iがIと等しくなく(ステップS607:No)かつiがIより小さければ(ステップS608:Yes)、ステップS605に戻り処理を繰り返す。iがIと等しければ(ステップS607:Yes)、画像領域情報作成部302は、座標(Aik(x),Aik(y))には、(H−Ah,Av×k)を記録し(ステップS612)、ステップS609に移る。
iがIより大きければ(ステップS608:No)、画像領域情報作成部302は、kをインクリメントする(ステップS609)。画像領域情報作成部302は、kがKと等しくなく(ステップS610:No)かつkがKより小さければ(ステップS611:Yes)、ステップS604に戻り処理を繰り返す。
kがKと等しければ(ステップS610:Yes)、画像領域情報作成部302は、座標(Aik(x),Aik(y))には、((Ah×i,V−Av)を記録し(ステップS613)、画像領域情報作成処理を終了する。kがKより大きければ(ステップS611:No)、画像領域情報作成処理を終了する。
画像領域情報作成部302は、他のサブ端末20に対しても、同様の処理により画像領域情報を作成する。
図17および図18は、変形例1についての具体的な画像領域情報の例について説明する図である。図17は、画像サイズが30×40の場合の、サブ端末A(画面サイズが16×9)の画像領域情報を示している。図18は、画像サイズが30×40の場合の、サブ端末B(画面サイズが16×12)の画像領域情報を示している。
変形例1によれば、メイン端末10より画面サイズが小さいサブ端末で、表示領域を必ず画面サイズとすることができる。このため、常に画面全面を活用して画像を表示することができる。
(変形例2)
図19は、変形例2の画像領域情報作成処理の詳細を示すフローチャートである。本変形例では、ステップS703〜ステップS708、および、ステップS711が、図12と異なっている。図19は、サブ端末Aの画像領域情報作成フローの例を示している。
ステップS701〜ステップS702は、図12のステップS401〜ステップS402と同様であるため説明を省略する。
本変形例では、常に領域を重複させるため、各領域の領域基準点の間隔を(画面サイズではなく)重複サイズを考慮したサイズにする必要がある。考慮した横サイズをAh’、縦サイズをAv’とする。
I=0、すなわち、画像の横サイズがサブ端末Aの画面サイズの横サイズより小さければ(ステップS703:Yes)、画像領域情報作成部302は、Ah’にはAhをそのまま使用する(ステップS705)。画像の横サイズが、サブ端末Aの画面サイズの横サイズより小さいので、横方向の領域の数は1つであり、よって重複範囲は発生しない。
I>=1、すなわち、画像の横サイズがサブ端末Aの画面サイズの横サイズ以上であれば(ステップS703:No)、画像領域情報作成部302は、Ah’にはAh−(Ah×(I+1)−H)/Iを代入する(ステップS704)。
一方、縦サイズに関しても同様で、K=0、すなわち、画像の縦サイズがサブ端末Aの画面サイズの縦サイズより小さければ(ステップS706:Yes)、画像領域情報作成部302は、Av’にはAvをそのまま使用する(ステップS708)。画像の縦サイズがサブ端末Aの画面サイズの縦サイズより小さいので、縦方向の領域の数は1つであり、よって重複範囲は発生しない。
K>=1、すなわち、画像の縦サイズがサブ端末Aの画面サイズの縦サイズ以上であれば(ステップS706:No)、画像領域情報作成部302は、Av’には、Av−(Av×(K+1)−V)/Kを代入する(ステップS707)。
ステップS709〜ステップS710は、図12のステップS403〜ステップS404と同様であるため説明を省略する。
画像領域情報作成部302は、画像領域情報管理部303の領域Aikの領域基準点の座標(Aik(x),Aik(y))には、(Ah’×i,Av’×k)を記録する(ステップS711)。
ステップS712〜ステップS715は、図12のステップS406〜ステップS409と同様であるため説明を省略する。
図20および図21は、変形例2についての具体的な画像領域情報の例について説明する図である。図20は、画像サイズが30×40の場合の、サブ端末A(画面サイズが16×9)の画像領域情報を示している。図21は、画像サイズが30×40の場合の、サブ端末B(画面サイズが16×12)の画像領域情報を示している。
変形例2によれば、表示する情報を重複させることができるので、表示を切り替えても、上下左右の繋がりを把握できる。
(変形例3)
図22は、変形例3の表示切替処理の詳細を示すフローチャートである。本変形例では、ステップS812を追加した点が、図15と異なっている。図22は、サブ端末Aの画像領域情報作成フローの例を示している。
ステップS801〜ステップS811は、図15のステップS501〜ステップS511と同様であるため説明を省略する。
すなわち、SxがAik(x)以上Aik(x)+Ah以下(ステップS806:Yes)かつSyがAik(y)以上Aik(y)+Av以下(ステップS809:Yes)であれば、Aikを新しく表示すべき領域とする処理までは上記実施形態の図15と同様である。
ただし、領域Aik内が余白である場合(ステップS812:Yes)、余白領域に切り替えるのは無駄であるため、表示切替判断部307は、表示切替不要と判断して表示切替処理を終了する。
余白でない場合(ステップS812:No)、上記実施形態の図15と同様に、サブ端末Aに対し、座標(Aik(x),Aik(y))を指定して表示を要求する(ステップS813)。また、表示領域管理部304で管理する領域をAikに上書きして記録して(ステップS814)、表示切替処理を終了する。
変形例3によれば、全て余白の画面を共有するという無駄な表示切替を防止できる。
(変形例4)
図23は、変形例4の表示切替処理の詳細を示すフローチャートである。図23は、ステップS509(Yesの後)とステップS512との間に、ステップS901〜ステップS914が追加される点が、図15と異なっている。なお、簡略化のため、図15と共通のステップの一部は図示を省略している。図23は、サブ端末Aの表示切替処理の例を示している。
SxがAik(x)以上Aik(x)+Ah以下(ステップS506:Yes)かつSyがAik(y)以上Aik(y)+Av以下(ステップS509:Yes)であれば、画像領域情報作成部302は、Aikを新しく表示すべき領域であると判断する。ここまでの処理は、図15と同様である。
ただし、領域は必ずしも重複なく割り当てられているわけではないので、Aikは新しく表示すべき領域の候補の1つに過ぎない。
そこで、Aikの右隣の領域A(i+1)kも指定座標を含み(ステップS901:Yes)、かつ、Aikの下隣の領域Ai(k+1)も指定座標を含んでいれば(ステップS902:Yes)、指定座標は4つの領域Aik、A(i+1)k、Ai(k+1)およびA(i+1)(k+1)のいずれにも含まれ、4つの領域が重複する範囲にあると言える。
ik内の4つの領域が重複する範囲以外の範囲が余白でなければ(ステップS903:No)、表示切替判断部307は、表示すべき領域はAikとしたまま、サブ端末Aに対し、表示を要求する(ステップS512)。
ik内の4つの領域が重複する範囲以外の範囲が余白であり(ステップS903:Yes)、その他3つの領域に関しても、4つの領域が重複する範囲以外の範囲が余白であれば(ステップS904:YesかつステップS905:YesかつステップS906:Yes)、同様に表示切替判断部307は、表示すべき領域はAikとしたまま、サブ端末Aに対し、表示を要求する(ステップS512)。
一方、その他3つの領域に関して、いずれかが4つの領域が重複する範囲以外の範囲が余白でなければ(ステップS904:NoまたはステップS905:NoまたはステップS906:No)、表示切替判断部307は、その領域を表示すべき領域とする(ステップS907またはステップS908またはステップS909)。本変形例では、A(i+1)k→Ai(k+1)→A(i+1)(k+1)の順で余白か否かを確認する。
ikの右隣の領域A(i+1)kまたはAikの下隣の領域Ai(k+1)のいずれかが指定座標を含んでいれば(ステップS901:YesかつステップS902:No、または、ステップS901:NoかつステップS912:Yes)、指定座標は2つの領域AikおよびA(i+1)kまたはAikおよびAi(k+1)のいずれにも含まれ、2つの領域が重複する範囲にあると言える。
その後のステップS910〜ステップS911、および、ステップS912〜ステップS914は、重複領域が4つの場合と同様であるため説明を省略する。
変形例4によれば、重複していない範囲が余白ではない領域に表示を切り替えるので、画面内により多くの情報を表示できる。
(変形例5)
図24は、変形例5の表示切替処理の詳細を示すフローチャートである。図24は、ステップS1003〜ステップS1006、ステップS1010、ステップS1011、ステップS1013、ステップS1014が、図23(変形例4)と異なっている。図24は、サブ端末Aの表示切替処理の例を示している。
SxがAik(x)以上Aik(x)+Ah以下(ステップS506:Yes)かつSyがAik(y)以上Aik(y)+Av以下(ステップS509:Yes)であれば、画像領域情報作成部302は、Aikを新しく表示すべき領域であると判断する。ここまでの処理は、図23(図15)と同様である。
上述のように、領域は必ずしも重複なく割り当てられているわけではないので、Aikは新しく表示すべき領域の候補の1つに過ぎない。
そこで、Aikの右隣の領域A(i+1)kも指定座標を含み(ステップS901:Yes)、かつ、Aikの下隣の領域Ai(k+1)も指定座標を含んでいれば(ステップS902:Yes)、指定座標は4つの領域Aik、A(i+1)k、Ai(k+1)およびA(i+1)(k+1)のいずれにも含まれ、4つの領域が重複する範囲にあると言える。
指定座標がAikの境界上になければ(ステップS1003:No)、表示切替判断部307は、表示すべき領域はAikとしたまま、サブ端末Aに対し、表示を要求する(ステップS512)。
指定座標がAikの境界上にある(ステップS1003:Yes)が、その他3つの領域に関しても、指定座標が領域の境界上にあれば(ステップS1004:YesかつステップS1005:YesかつステップS1006:Yes)、表示切替判断部307は、表示すべき領域はAikとしたまま、サブ端末Aに対し、表示を要求する(ステップS512)。
一方、その他3つの領域に関して、いずれかの領域の境界上に指定座標が存在しなければ(ステップS1004:NoまたはステップS1005:NoまたはステップS1006:No)、表示切替判断部307は、その領域を表示すべき領域とする(ステップS907またはステップS908またはステップS909)。本変形例では、A(i+1)k→Ai(k+1)→A(i+1)(k+1)の順で境界上か否かを確認する。
ikの右隣の領域A(i+1)kまたはAikの下隣の領域Ai(k+1)のいずれかが指定座標を含んでいれば(ステップS901:YesかつステップS902:No、または、ステップS901:NoかつステップS912:Yes)、指定座標は2つの領域AikおよびA(i+1)kまたはAikおよびAi(k+1)のいずれにも含まれ、2つの領域が重複する範囲にあると言える。
その後のステップS1010〜ステップS1011、および、ステップS1013〜ステップS1014は、重複領域が4つの場合と同様であるため説明を省略する。
変形例5によれば、指定座標が複数の領域が重複する範囲の境界線上にある場合にも、境界を持たない領域に表示を切り替えるので、表示する情報の領域を優先して表示できる。
(変形例6)
図25は、変形例6の表示切替処理の詳細を示すフローチャートである。図25は、ステップS1103〜ステップS1106、ステップS1110、ステップS1113が、図23(変形例4)と異なっている。図25は、サブ端末Aの表示切替処理の例を示している。
SxがAik(x)以上Aik(x)+Ah以下(ステップS506:Yes)かつSyがAik(y)以上Aik(y)+Av以下(ステップS509:Yes)であれば、画像領域情報作成部302は、Aikを新しく表示すべき領域であると判断する。ここまでの処理は、図23(図15)と同様である。
上述のように、領域は必ずしも重複なく割り当てられているわけではないので、Aikは新しく表示すべき領域の候補の1つに過ぎない。
ikの右隣の領域A(i+1)kまたはAikの下隣の領域Ai(k+1)のいずれかが指定座標を含んでいれば(ステップS901:YesかつステップS902:No、または、ステップS901:NoかつステップS912:Yes)、指定座標は2つの領域AikおよびA(i+1)kまたはAikおよびAi(k+1)のいずれにも含まれ、2つの領域が重複する範囲にあると言える。
指定座標がAikとA(i+1)kの重複範囲に含まれているとき(ステップS901:YesかつステップS902:No)、指定座標のx座標Sxが重複範囲の中央の座標より小さければ(ステップS1110:Yes)、表示切替判断部307は、表示すべき領域はAikとしたまま、サブ端末Aに対し、表示を要求する(ステップS512)。重複範囲の中央の座標より大きければ(ステップS1110:No)、表示切替判断部307は、表示すべき領域はA(i+1)kとして(ステップS907)、サブ端末Aに対し、表示を要求する(ステップS512)。
指定座標がAikとAi(k+1)との重複範囲に含まれているとき(ステップS901:NoかつステップS912:Yes)の処理(ステップS1113)も同様であるため説明を省略する。
ikの右隣の領域A(i+1)kも指定座標を含み(ステップS901:Yes)かつAikの下隣の領域Ai(k+1)も指定座標を含んでいれば(ステップS902:Yes)、指定座標は4つの領域Aik、A(i+1)k、Ai(k+1)およびA(i+1)(k+1)のいずれにも含まれ、4つの領域が重複する範囲にあると言える。
ikの現在表示領域Anmとの重複範囲面積はそれぞれの領域座標から計算できる。以下では、重複範囲面積をTikで示す。Tik、T(i+1)k、Ti(k+1)およびT(i+1)(k+1)(Aik、A(i+1)k、Ai(k+1)およびA(i+1)(k+1)の現在表示領域Anmとの重複範囲面積)のいずれも0である場合(ステップS1103:Yes)、表示すべき領域はAikとしたまま、サブ端末Aに対し、表示を要求する(ステップS512)。
いずれかの領域がAnmとの重複している範囲を持つ場合、表示切替判断部307は、その面積T(重複範囲面積)が最も大きい領域を、新しく表示すべき領域とし、表示を要求する(ステップS512)。
このように、上記実施形態では、説明するファイルの画像に対して、サブ端末の画面サイズに基づいた領域を割り当てた画像領域情報を作成する。メイン端末では、表示している画像の説明箇所の座標をプレゼンターに指定された時、サブ端末が現在表示している領域が指定座標を含まない場合、指定座標を含む領域へ表示を切り替える必要があると判断し、サブ端末に対して、画像領域情報に従って新しく表示する領域を指定し、表示するよう要求する。このため、各参加者のどんな画面サイズのデバイスでも、プレゼンターのデバイスの表示画面でプレゼンターが指し示して説明している箇所を常に同期して表示することができる。
変形例6によれば、指定座標が2つの領域が重複する範囲にある場合にも、より領域の中心部に近い領域に表示を切り替えるので、表示する情報の領域を優先して表示できる。また、指定座標が4つの領域が重複する範囲にある場合にも、現在表示している領域との重複範囲が広い領域に表示を切り替えるので、現在表示している情報との繋がりをより把握できる状態で表示できる。
本実施形態の情報処理装置(メイン端末、サブ端末)は、CPUなどの制御装置と、ROM(Read Only Memory)やRAMなどの記憶装置と、HDD、CDドライブ装置などの外部記憶装置と、ディスプレイ装置などの表示装置と、キーボードやマウスなどの入力装置を備えている。
本実施形態の情報処理装置で実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されてコンピュータ・プログラム・プロダクトとして提供される。
また、本実施形態の情報処理装置で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、本実施形態の情報処理装置で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
また、本実施形態のプログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するように構成してもよい。
本実施形態の情報処理装置で実行されるプログラムは、上述した各部(画像作成部等)を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPU(プロセッサ)が上記記憶媒体からプログラムを読み出して実行することにより上記各部が主記憶装置上にロードされ、上記各部が主記憶装置上に生成されるようになっている。
10 メイン端末
20A、20B サブ端末
30 ネットワーク
301 画像作成部
302 画像領域情報作成部
303 画像領域情報管理部
304 表示領域管理部
305 指定座標検出部
306 画像表示部
307 表示切替判断部
308 ネットワーク通信部
310 ネットワーク通信部
311 画面サイズ送信部
312 指定領域座標画像表示部
特開2006−091938号公報

Claims (9)

  1. 情報処理装置と、表示端末装置とを備える画面同期システムであって、
    前記表示端末装置は、
    第1表示部と、
    前記第1表示部の画面サイズを前記情報処理装置に対して送信する画面サイズ送信部と、
    前記情報処理装置から指定された領域座標に基づいて、前記情報処理装置から送信された画像を前記第1表示部に表示する指定領域座標画像表示部と、を備え、
    前記情報処理装置は、
    第2表示部と、
    前記第2表示部に表示する画像に対して、前記第2表示部の画面サイズに基づいて変換または変倍した変換画像を作成する画像作成部と、
    前記変換画像を前記第2表示部に表示する画像表示部と、
    表示された前記変換画像上で指定された指定座標を検出する指定座標検出部と、
    前記変換画像に対して、前記表示端末装置の画面サイズに基づいて割り当てた複数の表示領域を表す画像領域情報を作成する画像領域情報作成部と、
    前記指定座標と前記画像領域情報と現在の表示領域とに基づいて、画像を表示する前記表示領域の切り替えの要否を判断し、切り替えが必要であると判断された場合に、切り替える前記表示領域の座標を表す領域座標を指定して前記表示端末装置に対して表示を要求する表示切替判断部と、を備える
    ことを特徴とする画面同期システム。
  2. 表示端末装置と接続される情報処理装置であって、
    表示部と、
    前記表示部に表示する画像に対して、前記表示部の画面サイズに基づいて変換または変倍した変換画像を作成する画像作成部と、
    前記変換画像を前記表示部に表示する画像表示部と、
    表示された前記変換画像上で指定された指定座標を検出する指定座標検出部と、
    前記変換画像に対して、前記表示端末装置の画面サイズに基づいて割り当てた複数の表示領域を表す画像領域情報を作成する画像領域情報作成部と、
    前記指定座標と前記画像領域情報と現在の表示領域とに基づいて、画像を表示する前記表示領域の切り替えの要否を判断し、切り替えが必要であると判断された場合に、切り替える前記表示領域の座標を表す領域座標を指定して前記表示端末装置に対して表示を要求する表示切替判断部と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  3. 複数の前記表示領域のそれぞれは、前記表示端末装置の画面サイズと同一のサイズであること、
    を特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 複数の前記表示領域のそれぞれは、他の前記表示領域と重複する重複領域を含むこと、
    を特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  5. 前記表示切替判断部は、前記指定座標が前記重複領域に含まれる場合、前記重複領域を含む複数の前記表示領域のうち、重複していない範囲が余白領域ではない前記表示領域を、切り替える前記表示領域であると判断すること、
    を特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記表示切替判断部は、前記指定座標が前記重複領域の境界線上に含まれる場合、前記重複領域を含む複数の前記表示領域のうち、前記指定座標を境界線上に含まない前記表示領域を、切り替える前記表示領域であると判断すること、
    を特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  7. 前記表示切替判断部は、前記指定座標が前記重複領域に含まれる場合、前記重複領域を含む複数の前記表示領域のうち、前記重複領域の中央に対して前記指定座標側の前記表示領域を、切り替える前記表示領域であると判断すること、
    を特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  8. 前記表示切替判断部は、前記指定座標が前記重複領域に含まれる場合、前記重複領域を含む複数の前記表示領域のうち、現在の表示領域と重複する領域が最も大きい前記表示領域を、切り替える前記表示領域であると判断すること、
    を特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  9. 前記表示切替判断部は、表示の切り替えが必要と判断した前記表示領域が、すべて余白領域であるか否かをさらに判断し、すべて余白領域の場合は切り替えが不要と判断すること、
    を特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
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