JP5678212B2 - 移動体装置における電力制御 - Google Patents

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Description

説明される実施形態は、一般的に無線移動体通信に関する。より具体的には、移動体無線通信装置と無線通信ネットワークとの間の通信に用いられる送信電力レベルを制御する方法が説明される。
[関連出願との相互参照]
この出願は、2011年1月13日に出願されると共に「移動体装置における電力制御」とタイトルを付された米国特許出願第13/182369号に対する優先権を主張し、2011年1月7日に出願されると共に「移動体装置における電力制御」とタイトルを付された米国仮出願第61/430910に対する優先権を主張する、2012年1月5日に出願されると共に「移動体装置における電力制御」とタイトルを付された国際特許出願第PCT/US2012/020364号に対する利益及び優先権を主張するものであり、これらのそれぞれが、言及することによって、ここにその全てが組み入れられる。
携帯電話又は無線パーソナルデジタルアシスタントのような移動体無線通信装置は、例えば、音声通信、テキストメッセージング、インターネット閲覧、及び電子メールを含む、広範な種類の通信サービスを提供することができる。移動体無線通信装置は、「セルエリア」を重畳させる無線通信ネットワークにおいて動作することができ、各セルエリアは、そのセルエリア内(又はそのセルエリアのエッジ)に位置する無線周波数アクセスネットワークシステムから広がる無線信号カバレッジの地理的エリアを提供する。無線周波数アクセスネットワークシステムは、通信用グローバルシステム(GSM(登録商標))ネットワークにおける無線基地局装置(BTS)、又はユニバーサル移動通信システム(UMTS)ネットワークにおけるノードBを含むことができる。無線周波数アクセスネットワークシステムは、また、符号分割多元接続2000(CDMA2000)ネットワークにおける無線アクセスネットワーク(RAN)を含むことができる。用語「セルアリア」は、UMTSネットワークに対して「セル」と、そして、GSMネットワーク又はCDMA2000ネットワークに対して「セクタ」と、呼ばれる場合がある。ここでは、専門用語を単純化し、一貫性を維持するために、移動体無線通信装置が地理的エリアをカバーする無線周波数アクセスネットワークシステムの少なくとも一部に接続されるとき、移動体無線通信装置が「セル」に接続されると説明する。複数のセルのための複数の信号が所与の地理的位置において重畳してもよく、移動体無線通信装置は、無線通信ネットワークにおける1つ以上のセルに接続することができる。
無線ネットワークは、新しい装置と古い装置との間の後方互換性を確保するために、異なる世代の通信プロトコルに基づいて、同時に、いくつかの異なるサービスを提供することができる。無線ネットワーク内の異なるセルは、また、無線ネットワークが進化するのにつれて、選択的に更新されることができ、したがって、すべてのセルが、移動体無線通信装置に対して、同じ能力を用意するわけではないかもしれない。進化した移動体無線通信装置は、異なるセルへの複数のサービス接続を同時にサポートすることができ、そして、1つのサービス接続は、同時に動作する別個のセルへの別のサービス接続と異なる世代の通信プロトコルを使用することができる。複数のセルに接続されるとき、移動体無線通信装置は、自身が接続される複数のセルのうちの1つ以上から送信電力制御コマンドを受信することができる。送信電力制御コマンドは、移動体無線通信装置の送信電力レベルを規定することができる。高速データサービスのようないくつかのサービスは、低速な音声又はデータサービスより高い送信電力レベルを要求しうる。しかしながら、移動体無線通信装置のための送信電力レベルは、移動体無線通信装置が低速の音声又はデータサービスのために接続されることができるセルにおいて、無線ネットワークサブシステムによって、より低い送信電力レベルに設定されうる。より低い送信電力レベルは、低速の音声又はデータサービスには適切であるが、移動体無線通信装置が異なるセルに同時に高速データ接続のための送信を行うことを妨げうる。
したがって、無線通信ネットワークにおいて、移動体無線通信装置と複数のセルとの間での通信に使用される送信出力をより効率的に制御することに対する要求が存在する。
説明される実施形態は、一般的に、無線移動体通信に関する。より具体的には、移動体無線装置と無線通信ネットワークとの間の送信電力制御を管理する方法及び装置が説明される。
ある実施形態において、移動体無線装置が無線ネットワークにおける第1のセル及び第2のセルと接続されている場合に、移動体無線装置において、送信電力制御を管理する方法が実行される。移動体無線装置は、高速データ接続を通じて第1のセルに接続し、第2のセルに低速接続を通じて接続する。方法は、少なくとも以下のステップを含む。移動体無線装置は、高速データ接続を伴う第1のセルから受信した、送信電力アップ制御コマンド及び送信電力ダウン制御コマンドを実行する。移動体無線装置は、低速接続を伴う第2のセルから受信した送信電力アップ制御コマンドを実行する。移動体無線装置は、第2のセルから受信した送信電力ダウン制御コマンドを無視する。1つの実施形態において、高速データ接続は、エンハンスド個別チャネル(E−DCH)高速データ接続であり、低速接続は、リリース99(R99)無線アクセスベアラを使用する。
別の実施形態では、無線ネットワークにおけるアクティブセットを維持する移動体無線装置において、送信電力制御を管理する方法が実行される。アクティブセットが1つのセルのみを含む場合、移動体無線装置は、アクティブセット内のその単一のセルから受信した全ての送信電力制御コマンドを実行する。アクティブセットのセルがいずれも移動体無線装置との高速上りリンク接続を維持していない場合、移動体無線装置は、アクティブセット内の任意のセルから受信した全ての送信電力制御コマンドを実行する。移動体無線装置は、また、移動体無線装置が高速上りリンク接続を維持している、アクティブセット内のセルから受信した、全ての送信電力制御コマンドを実行する。アクティブセットが、少なくとも、移動無線装置がアクティブ接続を維持している高速上りリンクセルと、また低速上りリンクセルとを含む場合、移動体装置は、以下の3つの追加のステップを実行する。低速上りリンクセルが移動体無線装置とのアクティブな接続を維持する場合、移動体無線装置は、低速上りリンクセルから受信した送信電力アップ制御コマンドを実行する。低速上りリンクセルが移動体無線装置とのアクティブな接続を維持しない場合は、送信電力アップ制御コマンドを無視する。移動体無線装置は、低速上りリンクセルから受信した送信電力ダウン制御コマンドを全て無視する。
別の実施形態において、移動体無線装置は、無線ネットワーク内のセルに信号を送信し、そのセルから信号を受信する無線送受信器と、無線送受信器に接続されるアプリケーションプロセッサとを有する。アプリケーションプロセッサは、以下の命令を実行するように構成される。アプリケーションプロセッサは、無線ネットワーク内の第1のセルと第2のセルとから送信電力制御コマンドを受信する。アプリケーションプロセッサは、移動体無線装置が音声接続により第2のセルと接続されると共に高速データ接続により第1のセルに接続される場合、第2のセルから受信される送信電力ダウン制御コマンドを無視する。アプリケーションプロセッサは、無線ネットワークから受信した送信電力制御コマンドに基づいて、無線送受信器に対して送信電力設定を送る。無線送受信器は、アプリケーションプロセッサから、送信電力設定を受け取るように構成される。無線送受信器は、また、アプリケーションプロセッサから受け取った送信電力設定に基づいて、送信電力増幅器を設定するように構成される。
さらなる実施形態では、非一時的なコンピュータ可読媒体においてエンコーディングされる、無線ネットワークに接続される移動体無線装置における送信電力を制御するためのコンピュータプログラム媒体が説明される。移動体無線装置におけるアクティブセットが、移動体無線装置に対するアクティブな高速接続を有する第1のセルと、低速な接続を支持するように構成される第2のセルとの、少なくとも2つのセルを含む場合に、以下のコンピュータプログラムコードが、移動体無線装置において使用される。コンピュータプログラムコードは、移動体無線装置に対するアクティブな高速接続を有する第1のセルから受信された送信電力アップ制御コマンドと送信電力ダウン制御コマンドとを実行するように構成される。追加のコンピュータプログラムコードは、第2のセルにおいてアクティブな接続がない場合、第2のセルから受信された送信電力アップ制御コマンドと送信電力ダウン制御コマンドとを無視するように構成される。
本発明とその利点は、添付の図面と併用される以下の説明を参照することにより、最もよく理解されるかもしれない。
無線セルラ通信ネットワーク内に位置する移動体無線通信装置を説明する図。 無線セルラ通信ネットワーク内に位置する移動体無線通信装置を説明する図。 無線通信ネットワークのための階層構造を説明する図。 図2の無線通信ネットワークで使用される移動体無線通信装置のための通信プロトコルスタックを説明する図。 移動体無線通信装置における要素を説明する図。 無線通信ネットワークにおける移動体無線装置のための送信電力制御の測定及び通信を説明する図。 無線通信ネットワークにおいてノードBに接続されるセルにおける、受信信号と干渉電力レベルとを説明する図。 移動体無線通信装置における送信電力レベルの変動を説明する図。 無線通信ネットワークにおける、高速データ接続のためのノードBに接続されるセルにおける受信信号と干渉電力レベルを説明する図。 無線通信ネットワークにおける2つの異なるセルのうちの1つからの送信電力制御に基づく、当該2つの異なるセルにおける受信電力レベルの変化を示す図。 移動体無線通信装置における追加の送信電力レベルの変動を説明する図。 高速データ接続無線ベアラの設定失敗のイベントの典型的なシーケンスを示す図。 無線通信ネットワークにおける上りリンク負荷インバランスを説明する図。 移動体無線通信装置における送信電力制御のための典型的な方法を説明する図。 移動体無線通信装置における送信電力制御のための別の典型的な方法を説明する図。 アクティブセットセルのタイプと送信電力制御コマンドの実行との間の関係をまとめた図。
以下の説明では、説明される実施形態に内在する概念の完全な理解を与えるために、多くの特定の詳細について説明する。しかしながら、当業者であれば、これらの特定の詳細のうち、いくつか又は全てを用いずに、説明される実施形態が実施されうることを理解するだろう。換言すれば、内在する概念を不必要にあいまいにすることを防ぐために、よく知られた処理のステップについては、詳細に説明していない。
図1Aは、移動無線通信装置106が接続することができる、重畳する無線通信セルエリアの無線通信ネットワーク100を図解している。各無線通信セルエリアは、中心にある無線周波数アクセスネットワークシステムから延びる地理的エリアをカバーすることができる。移動体無線通信装置106は、無線周波数アクセスネットワークシステムの一部である無線周波数送信及び受信装置の集合体でありうるセルに、接続することができる。図1Aは、無指向性アンテナに基づくセルエリアを伴って生じうるような、各無線周波数アクセスネットワークシステムを囲むセルエリアを示している。別のネットワーク構成として、図1Bは、1つの特定の方向によりフォーカスされうるセルエリアを有する、無線通信ネットワーク120を図解している。図1Bでは、複数のセルエリアが、六角形の領域の頂点に置かれた無線周波数アクセスネットワークシステムから放射状に延びうる。各セルエリアは、無線周波数アクセスネットワークシステムの一部である、無線周波数装置から放射状に延びることができる。
図1Aでは、移動体無線通信装置106がセルエリアに対応する無線周波数装置に接続される場合、移動体無線通信装置106が、セルに接続されていると称する場合がある。移動体無線通信装置106は、無線通信ネットワーク100の多くの異なるセルから通信信号を受信することができ、各セルは、移動体無線通信装置から異なる距離に位置する場合がある。第2世代(2G)無線通信ネットワーク、例えば、移動体通信用グローバルシステム(GSM)に従うネットワークでは、移動体無線通信装置106は、無線通信ネットワーク100における各セルに、時間的に連続的に1つの無線リンクを用いて接続することができる。例えば、移動体無線通信装置106は、初期的に、サービングセルエリア102において無線周波数アクセスネットワークシステム104に接続することができる。移動体無線通信装置106は、隣接セルエリアに位置する他の無線周波数アクセスネットワークシステムからの信号を監視することができる。移動体無線通信装置106は、移動体無線通信装置が無線通信ネットワーク100の中で移動するのに応じて、サービングセルエリア102における無線周波数アクセスネットワークシステム104から、隣接セルエリア110における無線周波数アクセスネットワークシステム108へ、その接続を遷移させることができる。
より単純な専門用語を使用して、移動体無線通信装置106が、1つのセルから他のセルへと接続を遷移すると述べることができる。移動体無線通信装置106は、近隣のセルからの信号を監視することができ、そして、移動体無線通信装置106において、セルのそれぞれから受信した信号品質の跡を保持しておくことができる。受信信号品質についての情報は、移動体無線通信装置から無線通信ネットワーク100へ、測定メッセージ(又はより一般的に管理メッセージ、又は制御メッセージ)を用いて、連絡されてもよい。無線通信ネットワーク100は、測定メッセージにおいて供給された情報を、移動体無線通信装置106が接続されうるセルを変更するか否か、及びいつ変更するかを決定するのに使用することができる。
ユニバーサル移動体通信システム(UMTS)プロトコルのような、第3世代(3G)無線通信ネットワークでは、移動体無線通信装置106は、複数の無線アクセスベアラを通じて、1つ以上の無線周波数アクセスネットワークシステムに同時に接続されることができる。無線アクセスベアラのそれぞれは、第1の無線アクセスベアラ上で音声サービス、及び第2の無線アクセスベアラ上でデータサービス、のように、異なる通信サービスを独立して伝送することができる。移動体無線通信装置106は、また(無線周波数アクセスネットワークシステム104が同時の複数の無線リンク接続に対応している場合)、同時に複数の無線アクセスベアラによって、サービングセルエリア102における無線周波数アクセスネットワークシステム104に接続されてもよい。移動体無線通信装置は、また、第1の無線アクセスベアラによってサービングセルエリア102における無線周波数アクセスネットワークシステム104に接続されると共に、隣接セルエリア110における第2の無線周波数アクセスネットワークシステム108に接続されてもよい。場合によって「スマート」フォンと呼ばれる、進化した移動体無線通信装置は、複数の無線アクセスベアラを伴う接続を用いて、ユーザに多種多様なサービスを提供することができる。例えば、1つのセルは、データ接続を提供することができ、一方で、第2のセルは、音声接続を提供することができる。または、1つのセルが標準化された通信プロトコルの1つのバージョンを使用する高速データ接続を提供することができ、第2のセルが、異なるバージョンの標準化された通信プロトコルを使用する、低速データ接続、音声接続、またはシグナリング接続を提供することができる。無線ネットワークの異なるセルにおけるネットワーク装置の能力は様々な時間で変化することができ、従って、無線ネットワークにおける全てのセルが必ずしも同一のサービスを提供するわけではない場合がある。
符号分割多元接続(CDMA)ネットワークにおいて、移動体無線通信装置106は、また、特に、ソフトハンドオフ(またはソフトハンドオーバ)として知られる手順の間に、複数の無線リンクを通じて、無線通信ネットワーク100に接続されうる。移動体無線通信装置106が無線通信ネットワークを行き来している間、通信サービスに対する連続的なアクセスには、異なるセルに位置する異なる無線周波数アクセスネットワークシステム間のシームレスなハンドオフが要求される場合がある。移動体無線通信装置106は、移動体無線通信装置106により1つ以上の異なる無線周波数アクセスネットワークシステムから受信された信号品質の測定値を含みうる、管理メッセージを、無線通信ネットワーク100へ送信することができる。信号品質の典型的な測定値は、受信信号符号電力(RSCP)及び総雑音/干渉に対するチップあたり電力比(Eco)を含んでもよい。移動体無線通信装置106が第1のセルにおいて第1の無線周波数接続により無線基地局装置に接続される一方で、無線通信ネットワーク100は、第1の無線周波数接続を打ち切る前に「ソフトハンドオフ」を提供するために、移動体無線通信装置106と第2のセルにおける無線基地局装置との間の第2の無線周波数接続を加えることができる。このように、移動体無線通信装置106は、第1のセルにおける第1の無線基地局装置に接続されることができ、その後、2つの異なるセルに位置する2つの無線基地局装置に同時に接続されることができ、その後、第2のセルにおける第2の無線基地局装置に接続されることができる。ソフトハンドオフが成功すると、第1の無線周波数接続が信号品質において劣化する一方で、第2の無線周波数接続が信号品質において改善する場合に、移動体無線通信装置106と無線通信ネットワーク100との間の通信リンクを維持することができる。
移動体無線通信装置106は、様々な時間において、無線通信ネットワーク100のセル102/110から、異なる距離に位置する場合がある。セルにおける無線周波数アクセスネットワークシステム104/108は複数の無線通信装置106から同時に信号を受信することができるため、無線周波数アクセスネットワークシステム104/108は、移動体無線通信装置106の送信電力を制御することができる。理想的には、各移動体無線通信装置106に対する受信信号電力が、無線周波数アクセスネットワークシステム104/108における受信器にとって好ましい範囲内でありうる。無線周波数アクセスネットワークシステム104/108からより遠くに位置する移動体無線通信装置106は、同じ無線周波数アクセスネットワークシステム104/108のより近くに位置する移動体無線通信装置106より高い電力レベルで送信することができる。異なる移動体無線装置106から同じ無線周波数アクセスネットワークシステム104/108への伝送のための異なる距離に起因して、無線周波数アクセスネットワークシステム104/108において受信される信号は、同様の範囲内の受信信号電力を有しうる。異なる距離にある異なるセルに位置する無線周波数アクセスネットワークシステム104/108に同時に接続される場合、移動体無線通信装置106は、異なるセルからの異なる要求を調和させる、歩み寄った送信信号レベルに設定されうるが、送信信号レベルは、いくつかのサービスに対しては十分である一方で他のサービスに対しては不十分となりうる。
CDMA又は広帯域CDMA(W−CDMA)技術を使用するネットワークでは、移動体無線通信装置106は、スペクトラム拡散として知られる技術において、同一の周波数スペクトラムを使用して送信することができる。したがって、異なる移動体無線通信装置106からの送信が重畳することができる。無線通信ネットワーク100における無線周波数アクセスネットワークシステム104/108は、移動体無線通信装置106のそれぞれの送信を、共通の周波数スペクトラムから、それぞれの移動体無線通信装置のためのユニークな擬似ランダム符号系列を用いて抽出することができ、したがって、その名が符号分割多元接続(CDMA)となっている。1つの移動体無線通信装置106による送信を、他の移動体無線通信装置106からの信号の受信に対しては干渉(又は雑音)とみなすことができる。ある無線周波数アクセスネットワークシステム104/108に接続される移動体無線通信装置106の数は、受信干渉レベルを設定することができる。無線通信ネットワーク100は、受信干渉レベルを受信信号レベルと共に考慮するように、移動体無線通信装置106の送信電力レベルを設定することができる。このように、送信電力制御は、無線通信ネットワーク100の中の異なる無線周波数アクセスネットワークシステム104/108との効率的な通信を行うために、複数の無線通信装置106の要求を調和させなければならない。
移動体装置106が無線ネットワーク100における無線周波数アクセスネットワークシステム104/108に接続する図1Aに対する上述の説明は、図1Bで図解されている無線ネットワーク120における無線周波数アクセスネットワークシステムに対する移動体装置106の接続に同様に適用することができる。移動体無線通信装置106は、複数の無線周波数アクセスネットワークサブシステムから信号を受信することができる。図1Bに示すように、単一の無線周波数アクセスネットワークサブシステムは、いくつかの異なるセルエリア122において、無線周波数信号を送信し受信することができる。各セルエリア122は、無線周波数アクセスネットワークシステム124/128における無線周波数装置によって生成されうる。移動体無線通信装置106が、サービングセルエリア126をカバーする無線周波数アクセスネットワークシステム124に接続されている場合、移動体無線通信装置106が無線周波数アクセスネットワークシステム124により生成されたセルに接続されていると述べる場合がある。同様に、移動体無線通信装置は、隣接セルエリア130をカバーする無線周波数アクセスネットワークシステム128によって生成されるセルに接続することができる。
図2は、UMTSアクセスネットワーク要素を含む3GのUMTS無線通信ネットワーク200を図解している。UMTS無線通信ネットワーク200において動作する移動体無線通信装置106は、ユーザ端末(UE)202と呼ばれてもよい。(移動体無線通信装置106は、GSMネットワーク及びUMTSネットワークのような、異なる無線ラジオアクセスネットワーク技術を使用する様々な無線通信ネットワークに接続する能力を含むことができ、従って、以下の説明も、このような「マルチネットワーク」の装置に同様に適用されうる。)UMTS無線ネットワークにおいては、UE202は、1つ以上の無線ネットワークサブシステム(RNS)204/214によって、1つ以上の無線リンク220を通じて生成されうる、1つ以上のセル244に接続することができる。各RNSは、無線ネットワーク制御装置(RNC)、及び、「ノードB」206/210/216として知られる1つ以上の無線周波数アクセスネットワークサブシステムを含むことができる。RNS204とRNS214は、共に、UMTS地上無線アクセスネットワーク(UTRAN)242を形成することができる。
図2に示すように、第1のRNS204は、複数のノードB206/210を含むことができる。各「ノードB」206/210は、UE202が接続することができる、複数のセル244を生成するために、無線周波数の信号を送信し受信することができる。RNS204におけるRNC212は、複数のノードB206/210とコアネットワーク236との間の通信を管理することができる。同様に、第2のRNS214は、コアネットワーク236に接続することもできるノードB216とRNC208を含むことができる。UMTSネットワークにおけるUE202は、2GのGSMネットワークにおける移動体無線通信装置106とは異なり、1つより多くのRNSに同時に接続することができる。各RNSは、回線交換音声ネットワークを通じた音声接続のため及びパケット交換データネットワークを通じたデータ接続のためのような、異なるサービスのための、別個の接続を、UE202に対して提供することができる。各無線リンク220は、また、UE202とそれぞれのRNS204/214との間の信号を転送する1つ以上の無線アクセスベアラを含むことができる。複数の無線アクセスベアラは、別個の接続において別個のサービスのために、又は所与の接続のための追加の無線リソースを用いたサービスを補完するために使用されることができる。
図2は、また、UE202が、1つ以上のノードB206/210/216により生成されるセル244に関連する1つ以上の無線リンク220を通じて無線周波数アクセスネットワークに接続できることを図解している。UE202は、ノードB206に対する単一のセル244に接続することができる。UE202は、また、2つセル244に接続することができ、その2つのセルは、(図においてRNS204におけるノードB206/210のような)同一のRNSにおける2つの異なるノードBによって、又は、(図においてRNS204におけるノードB210のような)同一のノードBによって、生成されうる。さらに、UE202は、(RNS204におけるノードB210とRNS214におけるノードB216のような)異なるRNSに位置する異なるノードBにより生成される複数のセル244に接続することができる。典型的には、UE202のための音声又はデータサービス接続のような、単一のサービスは、単一のRNSにおける単一のRNCによって処理されうる。単一のRNCは、RNCに接続される1つ以上のノードBによって生成される1つ以上のセルを通じて、UE202へ信号を送信できることを確実にすることができる。音声サービス接続と別個のデータサービス接続のような、複数のサービスは、また、同一の又は異なるノードBにより生成される複数のセルによって処理されてもよい。図2に示すように、UE202は、1つのサービスのために、RNC212に接続されるノードB210に接続されるセル244に、接続されることができ、また、同時に、第2のサービスのために、RNC208に接続されるノードB216に接続されるセル244に、接続されることができる。
コアネットワーク236は、音声トラフィックを外部の公衆交換電話網(PSTN)232へ運ぶと共に外部の公衆交換電話網(PSTN)232から運ぶことができる回線交換ドメイン238と、データトラフィックを外部の公衆データ網(PDN)234へ運ぶと共に外部の公衆データ網(PDN)234から運ぶことができるパケット交換ドメイン240との両方を含むことができる。音声及びデータトラフィックは、各ドメインによって独立してルーティングされ転送されることができる。各RNS204/214は、音声及びデータトラフィックの両方を、複数のUE202に対して、合成して運ぶことができる。回線交換ドメイン238は、移動体加入者を他の移動体加入者へ、又はゲートウェイMSC(GMSC)230を通じて他のネットワークの加入者へ接続する、複数の移動通信交換局(MSC)228を含むことができる。パケット交換ドメイン240は、1つ以上のゲートウェイGPRSサポートノード(GGSN)226を通じて移動体加入者とPDN234における他のデータソース及び受信装置との間のデータトラフィックをルーティングする、サービングGPRSサポートノード(SGSN)224と呼ばれる、複数のサポートノードを含むことができる。コアネットワーク236の回線交換ドメイン238とパケット交換ドメイン240は、並行して動作することができ、両ドメインは、異なる無線アクセスネットワークに同時に接続することができる。
図2に示されるUMTS無線通信ネットワーク200は、UE202が複数の無線アクセスベアラを通じて無線通信ネットワークに接続する、いくつかの異なる構成に対応することができる。第1の構成では、UE202の「ソフト」ハンドオフが、UE202がUMTS無線通信ネットワーク200の範囲内で位置を変化させるとき、第2のRNS204と第2のRNS214との間で発生しうる。RNS204を通じた第1の無線アクセスベアラは、その第1の無線アクセスベアラを非アクティブ化する前に、第2のRNS214を通じた第2の無線アクセスベアラによって補われることができる。この場合、複数の無線アクセスベアラを、通信の信頼性を向上させるために使用することができ、UE202は、典型的には、1つのサービスを、複数の無線アクセスベアラを通じて使用し続けることができる。第2の構成では、UE202は、パケットデータ接続に対応するために、第1のRNS204を通じてパケット交換ドメイン240に接続することができ、同時に、音声接続に対応するために、第2のRNS214を通じて回線交換ドメイン238に接続することができる。この場合、UE202は、異なる無線アクセスベアラをそれぞれのサービスのために維持することができる。第3の構成では、単一のRNSが、同一のUE202に対して、それぞれが異なるサービスに対応する複数の無線アクセスベアラに対応することができる。第2の構成及び第3の構成に対しては、各無線アクセスベアラが異なるサービスに同時に対応することができるため、それらの確立と開放とが独立であることが望ましい場合がある。
図3は、レイヤ化されたプロトコルスタック300を示しており、UE202は、それを用いて、メッセージの交換を通じてUMTS無線通信ネットワーク200との接続を確立し、開放することができる。セッション管理レイヤのような、レイヤ化されたプロトコルスタック300における上位レイヤ310は、無線通信ネットワーク200に対して、UE202の接続を要求することができる。セッション管理レイヤからの接続要求は、プロトコルスタック300のレイヤ3における無線リソース制御(RRC)処理ブロック308からプロトコルスタック300のレイヤ2における無線リンク制御(RLC)処理ブロック306へと受け渡される、RRCサービスデータユニット(SDC)として知られる、一連の個別のパケット化されたメッセージをもたらすことができる。レイヤ3のSDUは、通信リンクのそれぞれの端においてレイヤ3ピア間の通信の基本単位に相当しうる。各レイヤ3のRRC SDUは、RLC処理ブロック306によって、通信リンクを介した伝送のための、ナンバリングされた一連のレイヤ2のRLCプロトコルデータユニット(PDU)に分割されうる。レイヤ2のRLC PDUは、通信リンクの各端におけるレイヤ2ピア間の、データ転送の基本単位に相当しうる。レイヤ2のRLC PDUは、プロトコルスタック300における追加の下位レイヤ、すなわち、論理チャネル314をトランスポートチャネル312へマッピングする媒体アクセス制御(MAC)レイヤ304及び無線リンクの「エア」インタフェースを提供する物理レイヤ302を通じて、送信されることができる。通信リンクの受信端(不図示)において、レイヤ2のRLC PDUは、RLC処理ブロックにより、遠隔装置(又は他の端)における相補的なRRC処理ブロックへ運ぶための完全なレイヤ3のSDUを形成するように再構築されることができる。RLC レイヤ2処理ブロック306における誤り検査を伴う分割及び再構築機能は、レイヤ3のRRC SDUが完全かつ正確に送信され、受信されることを確実にすることができる。
図4は、アプリケーションプロセッサ(AP)402と送受信器(XCVR)404とを含む移動体無線通信装置106の処理要素400を示している。AP402は、接続の要求、無線周波数リンクの性能の監視、無線通信ネットワーク100との制御メッセージの交換、受信した電力制御コマンドの解釈及び送受信器404の設定の構成のような、上位レイヤの機能を実行することができる。AP402は、移動体無線通信装置106がXCVR404を通じて受信した信号から得られた、測定情報を含むメッセージを形成することができる。送受信器404は、無線通信ネットワーク100における1つ以上の無線ネットワークサブシステム104/108(又は等価的に、階層的な無線通信ネットワーク200におけるRNS204/214により生成されたセル)と、無線周波数信号の送信及び受信をすることができる。送受信器404は、また、アプリケーションプロセッサ402から受け取ったコマンドに基づいて、その送信器(及び受信器)を設定することができる。コマンドは、アプリケーションプロセッサ402により、無線通信ネットワーク100における無線周波数アクセスネットワークシステム104/108から受信した制御コマンドに基づいて、形成されることができる。図4に示される処理要素400は、無線通信ネットワーク200において動作するUE202に等しく適用される。
図5は、無線ネットワーク制御装置(RNC)518に順に接続するノードB502と接続されるUE202間の信号通信500を示している。UE202は、下りリンク(DL)方向において、ノードB502から受信した信号を測定し、その下りリンク測定値508をノードB502へ報告することができる。ノードB502は、上りリンク(UL)方向において、UE202から受信した信号を測定することができる。ノードB502は、また、他のUE504から受信した信号を測定することができる。他のUE504から受信された信号は、UE202から受信されたUL信号に関して、干渉/雑音レベルを形成するために合成することができる。UL及びDLの両方の測定値512は、RNC518へ報告されてもよい。報告されるUL及びDL測定値512は、1つ以上の信号強度と、受信信号符号電力(RSCP)、受信信号強度(RSS)、信号符号電力対干渉雑音比(Ec/Io)、搬送波干渉/雑音比(C/I)、信号対干渉比(SIR)又は他の適切なメトリックを含む信号品質メトリックとを含むことができる。RNC518は、ノードB502のためのターゲットSIR値514を決定し、その値をノードB502に返して連絡することができる。ノードB502は、受け取ったターゲットSIR値514に基づいて、UEの送信電力を調節する(516)ために、1つ以上の電力制御コマンドをUE202へ送る。ノードB502及びRNC518は共に、ノードBにおいて、他のUE504からの干渉信号の存在下で所望のSIR値を満たすことができる、UE202からの受信信号電力レベルを設定するために、UE送信電力516を調節する(516)ことができる。加えて、ノードBにおいて、受信干渉雑音レベルに寄与しうる他のUE504からの干渉、さらなる雑音源及び干渉が存在しうる。
図6は、典型的な、ノードB502に接続されているUE202のための信号レベルの電力周波数密度600を示している。縦軸は、ノードBにおいて測定された受信信号電力値を表すことができ、一方で、横軸は、無線周波数の値を表すことができる。ノードB502で測定されたUE202からの受信UE信号602は、他のUE504から受信した受信干渉信号604より狭い周波数の範囲に広がりうる。信号対干渉比606を、図示のように縦方向において測ることができる。SIRのターゲット値606は、安定的な接続を維持するのに、そして、UL方向においてUE202からの受信信号を所望の復号エラーレベル以下で復号するのに、干渉と比較して十分な信号強度を確保することができる。より高いSIR606値は、より高い伝送レートに対応することができ、一方で、より低いSIR606値は、より低い伝送レートにしか対応できない。高速データサービスのようなあるサービスは、音声サービス又は低速データサービスのような他のサービスより高いSIR606値を要求するかもしれない。UE202からの過剰な送信電力レベルを、同一のノードB502に接続されうる他のUE504への干渉レベルを低減するために、回避してもよい。異なる送信電力レベルは、また、ノードBにおける電力消費に影響する場合があり、バッテリ電力に依存する持ち運び可能な移動体無線通信装置106は、可能な場合、電力消費を最小化する(したがって、送信電力レベルを制限する)ように構成されてもよい。
(それぞれがユニークな擬似ランダム系列数を有するパイロット信号のセットとして表されうる)セルのアクティブセットは、UE202と無線通信ネットワーク100との間にアクティブ接続が存在するセルを含むことができる。UE202がより強い信号を受信するセルは、音声、データ又はシグナリング接続に対応するために、無線リンクを用いたUE202と無線ネットワークとの間の接続を補完するために、アクティブセットに加えられてもよい。アクティブセット内のセルの数は制限されてもよく、より強いセルが加えられた場合、より弱いセルが除かれてもよい。アクティブセットにおける全て乗せるが、必ずしも、同一のサービスに対応しなくてもよい。アクティブセットにおけるいくつかのセルは高速データ接続を提供してもよい一方で、アクティブセット内の他のセルは高速データ接続を提供しなくてもよい。
図7は、ノードB502から受信した送信電力制御コマンドの系列に基づいてレベルが変動するUE202の送信電力レベル700を示している。ノードB502は、アップ送信電力制御コマンド(U)とダウン送信電力制御コマンド(D)をそれぞれ用いて、UE202の送信電力レベル700を増加させ、減少させることができる。ノードB502は、受信した送信電力制御コマンドに応答してUE送信電力レベルが近接し又は近いレベルを維持する、好ましいUE送信電力レベル702を有する。ノードB502は、UE202から受信した信号レベルを測定し、測定した信号レベル(及び干渉レベル)を、間接的にノードBにとって好ましいUE送信電力レベル702に設定することができるターゲットSIR606と、繰り返し比較する。
図8は、2つの異なる電力レベルを要求しうる2つの異なるサービスに対する、ノードB502における受信電力レベル800を示している。ノードB502をUE202に接続するための無線アクセスベアラの1つのタイプを使用することができるサービスは、第1の受信電力レベル802を要求することができ、一方で、ノードB502をUE202に接続するための無線アクセスベアラの異なるタイプを使用することができる第2のサービスは、第2の電力レベル804を要求しうる。第2の電力レベル804は、第1の電力レベル802より高くてもよい。1つの実施形態において、「より高い電力」のサービスは、エンハンスド個別チャネル(EDCH)無線アクセスベアラを使用することができ、一方で、「より低い電力」のサービスは、非EDCH無線アクセスベアラを使用することができる。EDCH無線アクセスベアラを介して使用されるような、より高いデータレートの接続に対応するのに要求される追加の受信信号電力806は、「基礎の」より低いデータレート接続、音声接続、又はシグナリング接続に要求されるUE信号電力602に加えられてもよい。ノードB502によって特定されたターゲットSIR606は、より高いデータレートのEDCH接続に要求される実際のSIRより低くてもよい。
図9は、(それぞれ、同一の無線ネットワークに置ける異なる無線ネットワーク制御装置に接続された異なる無線アクセスネットワークシステムの一部でありうる)2つの異なるノードB902/904に接続される、UE202のための送信電力制御の変化900を示している。UE202は、ノードB904により生成された「セルB」に対する高速データE−DCH接続908により、そして、ノードB902により生成された「セルA]に対する低速データ、音声、又はシグナリングの少なくともいずれかの非E−DCH接続906により、同時に接続されうる。UE202の送信電力レベルは、初期的には、ノードB904に対するE−DCH接続とノードB902に対する非E−DCH接続との両方に対応するレベルにありうる。図9に示すように、UE202からの、ノードB904において測定された受信信号電力は、ノードB904によって設定されたターゲットSIR920を超過する実際のSIR918をもたらす。追加のE−DCH電力922が、高速データサービス接続に対応するためのE−DCH接続のために要求されうる。図示するように、受信した送信電力レベルは、E−DCHに要求されるSIRに対応するのに十分でありうる。
UE202が同時に接続されうるノードB902がどれであるかによらず、UE202における送信器は同一の送信電力レベルを使用することができるため、ノードB902において、非E−DCH接続906に対して受信される送信電力レベルは、非E−DCH接続906に対応するのに要求されるより高くなる場合がある。ノードB902の受信器において測定された実際のSIR912は、非E−DCH接続に対応するための、そして、UE202から他のUE(不図示)への干渉を最小限に保つための、ノードB902に対して望ましいターゲットSIR914より高い場合がある。ノードB902は、超過電力レベル916を認識することができる。UE202が2つの異なるノードB902/904から異なる距離に位置する場合、ノードB902/904において測定された受信電力レベルに違いが生じうる。UE202から非E−DCH接続906のためのノードB902への距離は、UEからE−DCH接続904のためのノードB904への距離より小さい場合がある。したがって、ノードB902によって生成されたセルは、UE202からの受信信号強度に関して、ノードB904によって生成されたセルより「良好」である場合がある。
超過電力レベル916、すなわちターゲットSIR914を超えている実際のSIR912の測定に応答して、ノードB902は、ターゲットSIR914と合致するレベルへその送信電力を提言するように、1つ以上の電力ダウン制御コマンドを、UE202へ送信することができる。電力ダウン制御コマンドの結果として、UE202は、その送信電力レベルを低下させ、その結果、ノードB902において受信される実際のSIR924が低減される。受信された低減後の実際のSIR924は、ノードB902に接続されたRNC(不図示)により設定されたターゲットSIR914に相当しうる。ノードB902からの電力ダウン制御コマンドに応答して、UE202の送信電力を下げた結果として、ノードB904における受信した実際のSIR926は、ターゲットSIR920を下回る場合がある。UE202からの実際の送信電力レベルは、E−DCH接続に対応するには不十分928となりうる。したがって、あるノードBにより生成された「非EDCHセル」からの電力制御コマンドは、好ましくないことに、別のノードBにより生成された「EDCHセル」に対する高速データ接続の安定性に影響を及ぼしうる。
図10は、第1のノードB904によって生成されたセルBと第2のノードB902によって生成されたセルAとから受信した電力制御コマンドに応答したUE送信電力レベルの変化1000を示している。電力レベルは、初期的には、高速データサービス接続に対応するためのUE202とノードBにより生成されたセルBとの間でE−DCH接続により設定されうる。その後、電力レベルは、UE202が同時の非E−DCH接続を維持しうるセルAのためのノードBにより、低減されうる。高速データサービス接続に対応するための、セルBのためのノードB904にとって好ましいUE202のための第1の送信電力レベル906は、セルAのためのノードB902にとって好ましいUE202のための第2の送信電力レベル908より高い場合がある。
図11は、図10に示される、送信電力レベルの低減が高速データサービス接続を維持するためのUE202の能力に影響を及ぼしうるのと同様に、送信電力レベルの低減が、UE202の高速データサービス接続を確立するための能力に影響を及ぼしうることのシナリオ1100を示している。UE202の送信電力レベルを縦軸により表すことができる一方で、横軸はそれぞれの時間を示すことができる。無線通信ネットワーク100におけるセルに対するE−DCH無線アクセスベアラを用いた安定かつ最小エラーの高速データサービス接続を維持するために、UE202に対する要求送信電力レベル1116が存在しうる。UE202は、初期的に、セルのアクティブセットのうち、(パイロット#1のラベルで示される)セル1102に接続されうる。UE202は、無線ネットワークにおける他のセルからの受信信号を監視することができ、受信信号の測定値に基づいて、UE202は、アクティブセットにセルを加え、または除くことができる。1つの実施形態において、アクティブセット内へのまたは外へのセルの移動は、UE202と、無線通信ネットワークのエレメント、例えば1つ以上のBTSとRNCとの少なくともいずれかとの、メッセージの交換を要求する場合がある。図11に示すように、UE202は、第2のセルを、アクティブセット(AS)に追加(パイロット#2を追加、のラベルで示される)することができる。UE202によって受信される第2のセルからのパイロット信号の、UE202において測定された受信信号強度と信号品質との少なくともいずれかが、所定の時間区間の間に所定の閾値を越えることができた場合に、第2のセルが追加されてもよい。同様に、UE202は、受信され測定された、第3のセルからの信号強度と信号品質との少なくともいずれかに基づいて、第3のセルを追加(パイロット#3を追加、のラベルで示される)してもよい。
第2のセルと第3のセルとのアクティブセットへの追加後、無線通信ネットワーク100は、追加された第2および第3のセルのためのノードBにおいて測定された受信信号強度と信号品質との少なくともいずれかに基づいて、UE202に対して、1つ以上の送信電力制御コマンドを送ってもよい。ノードBにおいて測定された実際のSIRが、第2のセルと第3のセルとの少なくともいずれかのためのターゲットSIRを超える場合、無線通信ネットワーク100は、(ノードBを介して)UE202に対して、1つ以上の送信電力ダウン制御コマンドを送ることができ、その結果、UE202の送信電力レベルが下がる(イベント1108)。無線通信ネットワーク100は、UE202からの低減された送信電力レベルは、追加された第2と第3のセルとの少なくともいずれかへ、十分な信号品質で接続することができるものであることを認識することができるが、第1のセルへの接続は、UE202の送信電力の変化により劣化しうる。結果としてのUE202からの送信電力レベルは、E−DCH無線アクセスベアラを介するような、第1のセルへの安定した高速データサービス接続を確立し、維持するために要求されるレベル1116を下回る場合がある。
初期的に、UE202は、第1のセルに接続されるが、E−DCH無線アクセスベアラを用いた高速データ接続を伴わなくてもよいことに留意されたい。UE202は、その後、第1のセルに対するE−DCH無線アクセスベアラをセットアップするように、高速データサービス接続を開始することができる。E−DCH無線アクセスベアラのセットアップの開始(イベント1110)は、第2のセルと第3のセルがアクティブセットに追加された(イベント1104/1106)後、すぐに起こりうる。UE202による無線通信ネットワーク100へのイベントの報告のタイミングは、UE送信電力レベルが要求されるE−DCH無線アクセスベアラをセットアップして維持するのに要求されるレベルより下へ下がっている場合があっても、UE202が高速上りリンクデータ接続のためにE−DCH無線ベアラのセットアップを試みる場合があるように、変動しうる。図11に示すシナリオでは、UE202は、ネットワークにおける第2のセルと第3のセルからの信号強度がターゲットSIRを超えうるため、第2のセルと第3のセルとを追加した後にネットワークから送信電力ダウンコマンドを受け取る場合がある。その一方で、UE202は、第2のセルと第3のセルとの少なくともいずれかがそのときにアクティブセット内の「最良の」セルであることを、ネットワークにまだ報告していないかもしれない。図示されるUE202は、「非最良の」セルに、高速データ接続の確立に影響を与えうる、新しいより低い送信電力レベルを用いて、「非最良の」セルに対する高速データ接続を要求するかもしれない。図11に示す典型的な例において、UE202からの上りリンク方向における、第1のセルにおいて受信される弱い信号が、第2および第3のセルへの上りリンク方向における1つ以上のより強い信号接続と同時に存在する場合、要求されたE−DCH接続を確立することができない場合がある。UE202とより強い第2および第3のセルとの間の接続は、非高速データ、音声、またはシグナリング接続を運ぶことができるが、高速データに対応することができない場合がある。したがって、UE202は、E−DCH接続を通じた高速データ接続を、(より強い信号強度を伴いうるが高速データ接続に対応することができない)第2および第3のセルを通じてではなく、(より弱い信号強度を伴いうる)第1のセルに要求しうる。しかしながら、UE202の送信電力レベルを変更しうる、より強い第2および第3のセルからの送信電力制御コマンドは、第1のセルに対する高速データ接続を開始し維持するためのUE202の能力に干渉しうる。図11に示すように、E−DCH無線ベアラの設定完了タイムアウト期間1114の後、E−DCH1116のために要求されるUE送信電力が利用可能なUE送信電力を超えうるため、E−DCH無線ベアラ設定は失敗するかもしれない。
図12は、上りリンクの負荷における不均衡が、図9について説明した低減された送信電力レベルと同様の効果をも起こしうる場合の典型的なシナリオ1200を示している。非EDCHセルに対する接続に基づく送信電力制御は、EDCHセルに対する接続(開始または安定維持)に干渉しうる。UE202は、非E−DCH接続1206を通じてノードB1202により生成された第1の「セルA」と、E−DCH接続1208を通じたノードB1204により生成された第2の「セルB」との、同時に接続されうる。セルAへの非E−DCH接続1206は、より低速なデータ接続、音声接続、シグナリング接続、またはその組み合わせでありうる。ノードB1202からのセルAは、UE202への高速E−DCHデータサービス接続に対応することができない(または対応するように構成されていない)場合がある。ノードB1202により生成されたセルAに「非高速」接続によって接続されている一方で、UE202は、また、ノードB1204により生成されたセルBに対して高速E−DCHデータサービス接続により接続されることができる。
UE202は、第2のノードB1204により生成されるセルBへより近い距離に、また、第1のノードB1202により生成されるセルAへより遠い距離に、位置しうる。ノードB1202により生成されたセルAからの受信下りリンク信号は(より長い距離がより大きな信号の損失を生じさせ)、ノードB1204により生成されたセルBからUE202により受信された、(より短い距離がより少ない信号の損失を生じさせる)受信下りリンク信号より弱いかもしれない。高い受信信号強度を測定した結果、UE202は、セルBが、セルAより「良好」なセルであるとみなすかもしれない。しかしながら、セルAのためのノードB1202とセルBのためのノードB1204のそれぞれが受信する干渉の量は、異なりうる。ノードB1202におけるセルAは、より少ない他のUE1210から信号を受信するかもしれない一方で、ノードB1204におけるセルBは、より多くの他のUEから信号を受信するかもしれない。結果として、ノードB1202におけるセルAがノードB1204におけるセルBよりUE202からより距離が離れた位置にあっても、ノードB1202におけるセルAは、ノードB1204におけるセルBにおいて測定された受信SIR1218より、より低い干渉信号レベル1216に起因して、より高い受信SIR1214を測定することができる。より多くの他のUE1212は、セルBのためのノードB1204において測定されるより高い干渉信号レベル1220を引き起こし、より低い測定されたSIR1218値をもたらしうる。より低い実際の測定されたSIR1218を用いて、UE202は、E−DCH接続に対応するための予備の利用可能な送信電力1222が少なくなる。図12に示す上りリンクの負荷の不均衡は、それぞれのセルにおける干渉の差が、UE202から、UE202が接続されうるセルへの経路における異なる距離に起因する減衰の差より大きい場合に、生じうる。
図11および図12にそれぞれ示すようなシナリオ1100/1200は、無線ネットワークにおける異なるノードBによって生成される2つの異なるセルにおいて測定される信号電力または干渉の差が、セル(例えばセルB)において得られるSIRの量が、高速E−DCHデータ接続を介して転送されるパケットの復号が成功するのに要求される最小値を下回ることを引き起こしうる。UE202が無線ネットワークにおいて接続されうる1つのセル(例えばセルA)は、上りリンク送信電力制御レベルを支配して、UE202により低い電力レベルを強いて、それにより、他のセル(例えばセルB)において受信される信号に利用可能な予備の電力を減らしうる。これは、接続を開始して保つためのUE202の能力に影響を与えうる。
UE202において送信電力制御をより効率的に管理するために、UE202が送信電力制御コマンドにどのように応答することができるかの変更を用いる。UE202と第1のセルとの1つの接続が(E−DCH無線アクセスベアラを通じるような)より高速なデータサービス接続を用いるとともに、(より低速なデータサービス、音声サービス接続またはシグナリング接続のための接続非E−DCH無線アクセスベアラを通じるような)より高速なデータサービス接続を提供しない第2のセルへの第2の接続が存在する場合、UE202は、「E−DCH」セルから受信した送信電力制御コマンドを実行するとともに、「非E−DCH」セルから受信した送信電力制御コマンドの一部または全部を無視することができる。
1つの実施形態において、UE202は、(1)EDCHセルがアクティブセットに存在し、(2)UE202とEDCHセルとの間の高速データ接続が存在し、(3)(音声、低速データまたはシグナリング接続のような)UE202と非EDCHセルとの間の接続が同時に存在する場合、アクティブセット内の非E−DCHセルから受信したあらゆる送信電力ダウン制御コマンドを無視することができる。
別の実施形態では、UE202は、(1)EDCHセルがアクティブセット内に存在し、(2)UE202とEDCHセルとの間の高速データ接続が存在し、(3)非EDCHセルに対して接続が存在しない場合、アクティブセット内の非EDCHセルからの送信電力ダウン制御コマンドと送信電力アップ制御コマンドとを無視することができる。セルは、UE202に対するアクティブなデータ接続、音声接続またはシグナリング接続を有さなくてもアクティブセット内にある場合がある。
図13は、移動体無線通信装置106において送信電力制御を管理するための典型的な方法1300を示している。移動体無線通信装置106は、ステップ1302において、無線ネットワークにおける第1のセルに対する高速データ接続が存在するかを判定することができる。移動体無線通信装置106と無線ネットワークにおける第1のセルとの間に高速データ接続が存在しない場合、本方法は停止する。移動体無線通信装置106と無線ネットワークにおける第1のセルとの間の高速無線接続が存在する場合、ステップ1304において、移動体無線通信装置106は、同時の無線ネットワークにおける第2のセルに対する低速音声、データ、またはシグナリング接続が存在するかを判定することができる。移動体無線通信装置106と無線ネットワークとの間に、同時の低速音声、データまたはシグナリング接続が存在しない場合、本方法は終了してもよい。移動体無線通信装置106と無線ネットワークとの間の、同時の低速音声、データまたはシグナリング接続が存在する場合、ステップ1306において、移動体無線通信装置106は、送信電力制御コマンドを受信しうる。
送信電力制御コマンドを受信した後、ステップ1308において、移動体無線通信装置106は、受信した送信電力制御子コマンドが、高速データ接続が存在する第1のセルから出されたものか、または低速接続が存在する第2のセル出されたものかを判定することができる。受信した送信電力制御コマンドが高速データ接続を伴う第1のセルから出されたものであった場合、ステップ1312において、移動体無線通信装置106は、受信した送信電力制御コマンドを実行することができる。送信電力制御コマンドは、電力アップコマンドまたは電力ダウンコマンドでありうる。しかしながら、受信した送信電力制御コマンドが低速接続(音声、データまたはシグナリング)を用いる第2のセルから出されたものであった場合、ステップ1310において、移動体無線通信装置106は、受信した送信電力制御コマンドが電力アップコマンドであるかを判定することができる。受信した送信電力制御コマンドが電力アップコマンドでない場合、本方法は終了し、そうでなければ、移動体無線通信装置106は、受信した送信電力制御コマンドを、ステップ1312において実行することができる。移動体無線通信装置への童子の高速データ接続が存在する場合に、効果的に、低速接続を有するセルから移動体無線通信装置への送信電力ダウンコマンドを無視することができる。送信電力アップコマンドは、高速データ接続セルと低速接続セルとのいずれかから受信された場合に、実行されてもよい。1つの実施形態では、高速データ接続は、エンハンスド個別チャネル(E−DCH)高速データ接続である。1つの実施形態では、低速接続は、リリース99(R99)無線アクセスベアラを使用することができる。1つの実施形態では、第2のセルは、E−DCH高速データ接続に対応することができなくてもよい。
図14は、移動体無線通信装置106において送信電力制御コマンドを管理する別の代表的な方法1400を示している。ステップ1402において、移動体無線通信装置106は、送信電力制御コマンドが受信されるまで待つことができる。送信電力制御コマンドは、電力アップコマンドまたは電力ダウンコマンドでありうる。送信電力制御コマンドは、移動体無線通信装置106に関連するアクティブセット内のセルから受信されうる。ステップ1404において、移動体無線通信装置106は、アクティブセットにおいて、1つのセルのみが存在するか、1つより多くのセルが存在するかを判定することができる。アクティブセット内に1つのセルしかない場合、ステップ1420において、移動体無線通信装置106は、受信した送信電力制御コマンドを実行する。ステップ1420で実行される送信電力制御コマンドは、送信電力アップコマンドであってもよいし送信電力ダウンコマンドであってもよい。移動体無線通信装置106が、アクティブセット内に1つのセルしか有さない場合、アクティブセット内のそのセルからの送信電力制御コマンドは、セルのタイプによらず、常に許可されうる。
アクティブセットが1つより多くのセルを含む場合、移動体無線通信装置106は、セルのタイプ、コマンドのタイプおよび接続のタイプを含む、いくつかのパラメータに応じて、受信した送信電力制御コマンドを選択的に実行することができる。ステップ1404においてアクティブセットが1つより多くのセルを含む場合、そして、ステップ1406で判定されるように、アクティブセット内のセルのいずれもが、移動体無線通信装置106に対する高速(HS)上りリンク接続を有さない場合、ステップ1420において、受信した送信電力制御コマンドが実行されてもよい。上述のように、高速上りリンク接続は、送信電力の変化に弱い場合があるが、低速データ、音声またはシグナリングに使用されるような低速上りリンク接続は送信電力制御コマンドで動作することができる。ステップ1406で判定されたように、アクティブセット内の少なくとも1つのセルが移動体無線通信装置106に対する上りリンク高速接続を有する場合、移動体無線通信装置106は、受信した送信電力制御コマンドのタイプ、そしていずれのタイプのセルから受信したかを判定することができる。ステップ1408において、移動体無線通信装置106は、受信した送信電力制御コマンドが、移動体無線通信装置106に対する上りリンク高速接続を用いるセルから受信した電力アップコマンドであるかを判定することができる。ステップ1410において、上りリンク高速セルからの電力アップコマンドが実行されうる。そうでない場合、移動体無線通信装置106は、アクティブセット内の非高速(すなわち低速)セルへの接続の状態を評価することができる。
ステップ1412において、移動体無線通信装置106は、アクティブセット内の非高速セルに対する低速接続(データまたは音声)またはシグナリング接続が存在するかを判定することができる。ステップ1412において判定されるように非高速セルに対する接続が存在する場合で、ステップ1414で判定されるように、非高速セルからの受信した送信電力制御コマンドが電力アップコマンドである場合、電力アップコマンドを、ステップ1410において実行することができる。そうでなければ、受信した送信電力制御コマンドは送信電力ダウンコマンド、または移動体無線通信装置106に対するアクティブな接続を有さない非高速セルから受信した送信電力制御コマンドのいずれかでありうる。移動体無線通信装置106に対するアクティブ接続を有しない非高速セルからの送信電力制御コマンド(電力アップまたは電力ダウン)を無視することができる。
ステップ1416では、移動体無線通信装置106は、受信した送信電力制御コマンドが、高速上りリンク接続を伴うアクティブセット内のセルからの送信電力ダウンコマンドであるかを判定し、肯定的な判定がなされた場合、続いてステップ1418において、移動体無線通信装置106は、送信電力ダウンコマンドを実行することができる。そうでなければ、アクティブ接続を有さない非高速セルから、またはアクティブ接続を有する非高速セルからの電力ダウンコマンドでありうる送信電力制御コマンドを、移動体無線通信装置106は無視することができる。
図15は、移動体無線通信装置106のためのアクティブセットが1つより多くのセルを含むとともにアクティブセット内のセルの少なくとも1つが高速上りリンクデータ接続を有する場合に、アクティブセット内の各セルタイプからの、いずれの送信電力制御コマンドが実行されるかおよび無視されうる送信電力コマンドを、表1500にまとめたものである。移動体無線通信装置106は、高速上りリンク接続を伴うセルから受信した送信電力制御コマンド(電力アップまたは電力ダウン)を実行することができる。移動体無線通信装置106は、また、アクティブ接続を有する非高速上りリンクセルからの送信電力アップ制御コマンドを実行することができる。アクティブ接続は、音声接続、低速データ接続またはシグナリング無線ベアラ接続(または、非高速上りリンクセルに対する、それらの組み合わせ)を含みうる。しかしながら、アクティブ接続を有する非高速上りリンクセルからの送信電力ダウン制御コマンドは無視されうる。移動体無線通信装置106は、また、移動体無線通信装置106とのアクティブ接続を有さないアクティブセット内のセルからのあらゆる送信電力制御コマンド(電力アップまたは電力ダウン)を無視することができる。
説明された実施形態の様々な態様を、ソフトウェア、ハードウェア、またはハードウェアとソフトウェアとの組み合わせにより実装することができる。説明した実施形態は、また、非一時的なコンピュータ可読媒体上のコンピュータプログラムコードとして実現されることができる。非一時的コンピュータ可読媒体は、その後にコンピュータシステムが読みだし可能なデータを記憶することができる、任意のデータ記憶装置である。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、読み出し専用メモリ、ランダムアクセスメモリ、CD−ROM、DVD、磁気テープおよび光学データ記憶装置である。コンピュータプログラムコードは、また、コンピュータプログラムコードが分散的に記憶され実行されるように、ネットワークに接続されたコンピュータシステムを介して配布されてもよい。
説明された実施形態の様々な態様、実施形態、実装または特徴は、別個にまたは任意の組み合わせで用いられることができる。説明のための上述の説明は、本発明の完全な理解を提供するために特定の用語体系を用いた。しかしながら、当業者であれば、本発明を実行するために、特定の詳細が要求されるわけではないことを理解するだろう。このように、本発明の特定の実施形態の上述の説明は図解と説明のために提示されたものである。それらは、本発明を網羅し、本発明を開示された詳細な形式に限定することを意図していない。当業者であれば、上述の教示を考慮して多くの変形および変更が可能であることは明らかであろう。
本発明の原理とその実際の適用をもっともよく説明し、それにより当業他者が本発明と様々な実施形態を、予期される特定の使用に適するような様々な変形を用いてもっともよく利用することを可能とするために実施形態を選択して説明した。

Claims (19)

  1. 高速データ接続を通じた無線ネットワークにおける第1のセルと、低速接続を通じた前記無線ネットワークにおける第2のセルとに、移動体無線装置が同時に接続されている場合に、当該移動体無線装置において、
    前記第1のセルから受信した送信電力アップ制御コマンド及び送信電力ダウン制御コマンドを実行し、
    前記第2のセルから受信した送信電力アップ制御コマンドを実行し、
    前記第2のセルから受信した送信電力ダウン制御コマンドを無視する、
    ことを特徴とする方法。
  2. 前記高速データ接続は、エンハンスド個別チャネル(E−DCH)高速データ接続である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記低速接続は、リリース99(R99)無線アクセスベアラを使用する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 前記第2のセルは、エンハンスド個別チャネル(E−DCH)高速データ接続に対応していない、
    ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  5. 前記移動体無線装置は、前記無線ネットワークに対する同時の音声及びデータ接続に対応し、前記第2のセルへの前記低速接続は音声接続である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  6. 無線ネットワークにおけるセルのアクティブセットを保持する移動体無線装置において、
    前記アクティブセットが第1のセルのみを含む場合、当該アクティブセットにおける当該第1のセルから受信した全ての送信電力制御コマンドを実行し、
    前記アクティブセットのいずれのセルも前記移動体無線装置との高速上りリンク接続を維持していない場合、当該アクティブセットにおける任意のセルから受信した全ての送信電力制御コマンドを実行し、
    前記アクティブセットにおける前記移動体無線装置との高速上りリンク接続を維持している任意のセルから受信した全ての送信電力制御コマンドを実行し、
    前記アクティブセットが、前記移動体無線装置に対するアクティブ接続を伴う高速上りリンクセルと、低速上りリンクセルとを、少なくとも含む場合、
    前記低速上りリンクセルが前記移動体無線装置とのアクティブ接続を維持している場合、前記低速上りリンクセルから受信した送信電力アップ制御コマンドを実行し、
    前記低速上りリンクセルが前記移動体無線装置とのアクティブ接続を維持していない場合、前記低速上りリンクセルから受信した送信電力アップ制御コマンドを無視し、
    前記低速上りリンクセルから受信した全ての送信電力ダウン制御コマンドを無視する、
    ことを特徴とする方法。
  7. 前記高速上りリンクセルは、前記移動体無線装置に対してエンハンスド個別チャネル(E−DCH)高速データ接続を提供するように構成される、
    ことを特徴とする請求項6に記載の方法。
  8. 前記低速上りリンクセルは、前記移動体無線装置に対してリリース99(R99)無線アクセスベアラを提供するように構成される、
    ことを特徴とする請求項に記載の方法。
  9. 前記移動体無線装置は、リリース99(R99)無線アクセスベアラを用いた前記無線ネットワークとの音声接続と、エンハンスド個別チャネル(E−DCH)高速データ接続を用いたデータ接続とを同時に維持する、
    ことを特徴とする請求項に記載の方法。
  10. 無線送受信器に接続されたアプリケーションプロセッサを有する移動体無線装置であって、
    前記アプリケーションプロセッサは、
    無線ネットワークにおける第1のセルと第2のセルとから送信電力制御コマンドを受信し、
    前記移動体無線装置が音声接続により前記第2のセルに接続されると共に、高速データ接続により前記第1のセルに接続される場合、前記第2のセルから受信した送信電力ダウン制御コマンドを無視し、
    前記無線ネットワークから受信した送信電力制御コマンドに基づいて前記無線送受信器に送信電力設定を送る、
    ための命令を実行するように構成され、
    前記無線送受信器は、
    前記アプリケーションプロセッサから送信電力設定を受け取り、
    前記アプリケーションプロセッサから受け取った前記送信電力設定に基づいて、送信電力増幅器を設定する、
    ように構成されることを特徴とする移動体無線装置。
  11. 前記アプリケーションプロセッサは、さらに、前記第1のセルから受信した送信電力アップ制御コマンドと送信電力ダウン制御コマンドとに基づいて、送信電力設定を決定するように構成された命令を実行するように構成される、
    ことを特徴とする請求項10に記載の移動体無線装置。
  12. 前記アプリケーションプロセッサは、さらに、前記第2のセルから受信した送信電力アップ制御コマンドに基づいて、送信電力設定を決定するように構成された命令を実行するように構成される、
    ことを特徴とする請求項10に記載の移動体無線装置。
  13. 前記高速データ接続は、エンハンスド個別チャネル(E−DCH)無線アクセスベアラを使用する、
    ことを特徴とする請求項10に記載の移動体無線装置。
  14. 前記音声接続はリリース99(R99)無線アクセスベアラを使用する、
    ことを特徴とする請求項10に記載の移動体無線装置。
  15. 前記アプリケーションプロセッサは、さらに、前記移動体無線装置において保持されているセルのアクティブセットが前記高速データ接続を伴う前記第1のセルとアクティブ接続を伴わない第3のセルとを含む場合に、
    前記第1のセルから受信した送信電力アップ制御コマンドと送信電力ダウン制御コマンドとを実行し、
    前記第3のセルから受信した送信電力アップ制御コマンドと送信電力ダウン制御コマンドとを無視する、
    ように構成された命令を実行することを特徴とする請求項10に記載の移動体無線装置。
  16. 無線ネットワークに接続される移動体無線装置における送信電力を制御するための複数の命令を含むコンピュータ可読記録媒体であって、
    前記複数の命令は、実行されるときに、移動体無線装置に、
    前記移動体無線装置におけるアクティブセットが少なくとも2つのセルを含み、第1のセルはアクティブな高速データ接続を伴い、第2のセルは低速接続に対応するように構成される場合、
    前記第1のセルから受信した送信電力アップ制御コマンドと送信電力ダウン制御コマンドとを実行させ、
    前記第2のセルに伴うアクティブ接続がない場合、前記第2のセルから受信した送信電力アップ制御コマンドと送信電力ダウン制御コマンドとを無視させ、
    前記第2のセルに伴うアクティブな低速接続が存在する場合、当該第2のセルから受信した送信電力ダウン制御コマンドを無視する一方で、当該第2のセルからの送信電力アップ制御コマンドを実行させる、
    ように構成されることを特徴とするコンピュータ可読記録媒体。
  17. 前記高速データ接続は、第3世代(3G)又はその後の世代の通信プロトコルに基づく第1の無線アクセスベアラを使用し、前記低速接続は、第2世代(2G)又はその前の世代の通信プロトコルに基づく第2の無線アクセスベアラを使用する、
    ことを特徴とする請求項16に記載のコンピュータ可読媒体。
  18. 第1の無線アクセスベアラは、エンハンスド個別チャネル(E−DCH)無線アクセスベアラであり、
    第2の無線アクセスベアラは、リリース99(R99)無線アクセスベアラである、
    ことを特徴とする請求項16に記載のコンピュータ可読媒体。
  19. 前記低速接続は音声接続を提供する、
    ことを特徴とする請求項16に記載のコンピュータ可読媒体。
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