JP5668379B2 - 方向性電磁鋼板およびその製造方法 - Google Patents

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本発明は、トランスなどの鉄心材料に用いる方向性電磁鋼板およびその製造方法に関するものである。
方向性電磁鋼板は、主にトランスの鉄心として利用され、その磁化特性が優れていること、特に鉄損が低いことが求められている。
そのためには、鋼板中の二次再結晶粒を、(110)[001]方位(いわゆる、ゴス方位)に高度に揃えることや、製品鋼板中の不純物を低減することが重要である。しかしながら、結晶方位を制御することや、不純物を低減することは、製造コストとの兼ね合い等で限界がある。そこで、鋼板の表面に対して物理的な手法で不均一性(歪)を導入し、磁区の幅を細分化して鉄損を低減する技術、すなわち磁区細分化技術が開発されている。
例えば、特許文献1には、最終製品板にレーザを照射し、鋼板表層に線状の高転位密度領域を導入し、磁区幅を狭くすることによって、鋼板の鉄損を低減する技術が提案されている。レーザ照射を用いる磁区細分化技術は、その後改良され(特許文献2、特許文献3および特許文献4などを参照)鉄損特性が良好な方向性電磁鋼板が得られるようになってきている。
特公昭57−2252号公報 特開2006−117964号公報 特開平10−204533号公報 特開平11−279645号公報
しかしながら、特許文献1〜4に記載の技術は、鉄損の低減には有効であるものの、得られた方向性電磁鋼板を用いて作製した単相積み変圧器鉄心を励磁して騒音を測定した場合、思いのほか騒音が高く、測定条件にも依存するがレーザ照射を行っていない素材で作製した変圧器鉄心の騒音よりも大きくなった。すなわち、上掲の特許文献1〜4に記載された方向性電磁鋼板は、そのいずれもが低鉄損および低騒音特性を兼ね備えるものではなく、これら2つの特性を両立した方向性電磁鋼板を製造する方法の確立が希求されていた。
そこで、本発明の目的は、レーザを鋼板表面に照射して該表面上に線状に照射痕を形成することにより鉄損を低減させる方向性電磁鋼板の製造方法において、該鋼板を用いて作製した変圧器鉄心を励磁する際に発生する騒音(以下、単に「騒音」という)の低い方向性電磁鋼板を得るための方途を提供することにある。
発明者らは、連続または不連続の線状にレーザを方向性電磁鋼板に照射することにより形成される、圧延方向と交差する方向の線状照射痕の圧延方向の間隔を様々に変更し、照射後の方向性電磁鋼板を用いて小型変圧器を作製して線状照射痕の圧延方向の間隔と変圧器鉄心から発生する騒音との関係を詳細に調査した。その結果、線状照射痕の圧延方向の間隔を一定で変更した場合には顕著な変化が見られなかったが、線状照射痕の間隔を変化させたところ、変圧器鉄心から発生する騒音が低減されることを見出し、本発明を完成するに到った。
すなわち、本発明の要旨構成は次のとおりである。
(1)二次再結晶焼鈍後の方向性電磁鋼板の表面に、該鋼板の圧延方向と交差する方向へのレーザ走査を前記圧延方向に間隔を置いて繰り返し行って、磁区細分化処理を施すに当たり、前記レーザ走査の圧延方向の間隔を、その間隔がランダムな値をとるように相互に変化させ、前記鋼板の圧延方向と交差する方向へのレーザ走査は楕円形のレーザビームを用いて不連続の線状に行うことを特徴とする方向性電磁鋼板の製造方法
(2)二次再結晶焼鈍後の方向性電磁鋼板の表面に、該鋼板の圧延方向と交差する方向にレーザを走査して照射を圧延方向に間隔を置いて繰り返し行って、前記線状照射痕が圧延方向に、その間隔がランダムな値となる不等間隔で配置されてなり、前記線状照射痕は鋼板の圧延方向と交差する方向に不連続であり楕円形を有することを特徴とする方向性電磁鋼板。
本発明によれば、レーザの照射により磁区細分化処理を行った方向性電磁鋼板について、磁区細分化による鉄損の低減効果を有しつつ、トランス等で使用する際に発生する騒音を大きく低減することができる。
従来の(a)連続、および(b)不連続の線状の磁区細分化処理の要領を示す図である。 本発明に従う(a)連続、および(b)不連続の線状の磁区細分化処理の要領を示す図である。
以下、本発明の方法について具体的に説明する。
本発明の方向性電磁鋼板の製造方法は、二次再結晶焼鈍後の方向性電磁鋼板の表面に、連続または不連続の線状にレーザを圧延方向と交差する方向に走査し、照射痕を形成して磁区細分化処理を施すことにより、鉄損の低減とともに、騒音の低減を図るものである。その際、レーザ走査の圧延方向の間隔を、従来技術のように等間隔とはせずに、変化させて不等とすることが肝要である。なお、本発明において、「圧延方向と交差する方向」とは、圧延方向と直交する方向に対して±30°以内の角度範囲を意味する。また、「レーザ走査の圧延方向の間隔」は、線状照射痕の幅中心間距離を意味する。
発明者らは、連続レーザまたはパルスレーザを照射して表面に連続または不連続の線状の照射痕をそれぞれ形成する処理を施した方向性電磁鋼板を用いて500 mm角の単相変圧器のモデル鉄心を多数作製し、レーザ走査の圧延方向の間隔と鉄心から発生する騒音との関係について詳細に検討した。その際、使用した電磁鋼板の質量は約50 kgであり、電磁鋼板の積層は、磁区細分化処理面が常に同じ側となるように、すなわち磁区細分化処理面と非磁区細分化処理面とが接するように行った。
騒音の測定は、鉄心の全面に面圧で1.0 kgf/cm2(0.098 MPa)の荷重をかけ、U脚、W脚およびそれらを結ぶ両ヨーク部から200 mm 外側の位置に設置したコンデンサマイクロフォンを用いて行い、4点の平均値をとった。同時に周波数解析も行ったが、騒音はオーバーオール値で比較した。
その結果、連続レーザ(パルスレーザ)走査の圧延方向の間隔を変化させることにより、該間隔を等間隔にした場合に比べて騒音値が小さくなることが判明したのである。
良く知られているように、鉄心の振動は、交流磁場における磁化に伴い3%Si-Fe合金の結晶格子が伸縮運動を行ういわゆる磁歪振動に基づくと考えられている。この磁歪振動を駆動力として積層鉄心は振動するが、積層構造ゆえに単板の振動とはかなり異なり、積層構造等の如何によって、その騒音レベルは変化する。例えば、前記のモデル鉄心では鋼板を約30 mm積層しているが、脚を例にとると、幅100 mm、厚さ30 mmの鉄塊が振動する場合と、幅100 mm、0.23 mm厚の鋼板を約150枚積層して締結した鉄積層体(厚さ約30 mm)が振動する場合とでは、異なる固有振動数となる。
レーザ走査の圧延方向の間隔を等間隔から不等とすることにより騒音が低減されるメカニズムは明らかではないが、該間隔を不等とすることにより磁区細分化処理の間隔が不規則となり、(1)磁歪振動に起因する鋼板の圧延方向の固有振動数の変化、(2)積層状態での固有振動のピークの緩和、(3)積層鉄心全体の見かけの弾性率の変化、等が、騒音の低減に有利に働いたものと考えられる。
本発明において使用するレーザ光源は特に限定されず、パルスレーザや連続レーザ等を使用でき、YAGレーザやCOレーザ等の種類も限定されない。中でも、最近使用されるようになってきたグリーンレーザマーカーは、照射精度の面で特に好適である。このグリーンレーザマーカーを使用する場合には、その出力は、単位長さ当たりの熱量として、5〜100J/m程度の範囲が好ましい。
使用するレーザビームのスポット形状は限定されず、例えば円形や楕円形とすることができる。スポット径は0.1〜0.5 mmの範囲とすることが好ましい。また、線状照射痕の圧延方向の間隔は、1〜20 mmの範囲とすることが好ましい。
また、レーザ光源としてパルスレーザを使用する場合には、鋼板表面に圧延方向と交差する方向に等間隔に形成される照射痕の間隔は、鉄損の低減効果を図る点から0より大きく、30mm以下とする。好ましくは2〜20mmである。
ここで、レーザ走査の圧延方向の間隔を変化させて不等にする具体的方法について説明する。
図1は、従来の(a)連続、および(b)不連続の線状の磁区細分化処理の要領を示す図である。レーザ光源を圧延方向と交差する方向に走査して照射し、レーザ光源として連続レーザを使用する場合には連続の線状に、パルスレーザを使用する場合には不連続の線状に照射痕がそれぞれ形成される。本発明において、パルスレーザを使用する場合には、圧延方向と交差する方向の照射痕の間隔は等間隔である。このような線状照射痕の形成を、圧延方向に間隔を置いて繰り返す。
上述のように、本発明においてはレーザ走査の圧延方向の間隔を変化させて等間隔としないことが肝要であり、変化のさせ方は限定されない。一例としては、レーザ走査の圧延方向の間隔を周期的に変化させることである。その際、所定の間隔範囲の下限から上限までを、所定の刻み間隔で増減させることができ、図2(a)および(b)に示すように、例えばレーザ走査の圧延方向の間隔を0.1 mmから0.7 mmの間で0.1 mmの刻み間隔で変化させる。また、刻み間隔を一定としないで、レーザ走査の圧延方向の間隔を、例えば0.1 mmから0.7 mmまでの間において三角関数的に変化させることもできる。
更に、上記した騒音が低減されるメカニズムを考慮すると、レーザ走査の圧延方向の間隔を完全に不均一(ランダム)にすることが最も効果的と考えられる。ここで、照射痕の「レーザ走査の圧延方向の間隔をランダムにする」とは、所定の下限から上限までを所定の刻み間隔で刻み、下限から上限までの間の刻まれた間隔の中から、間隔の値を不規則に選択して設定することを意味する。
こうして、レーザを圧延方向と交差する方向に走査して連続または不連続の線状に照射痕を形成する際に、電磁鋼板の表面におけるレーザ走査の圧延方向の間隔を変化させて不等とすることにより、騒音を大きく低減することができる。
次に、方向性電磁鋼板の素材について説明する。
本発明の方法は、二次再結晶焼鈍後の方向性電磁鋼板の表面にレーザを照射する磁区細分化処理に特徴を有しており、従って、素材については方向性電磁鋼板の一般に従えばよく、例えば、Si:2.0〜8.0質量%を含む電磁鋼素材を用いればよい。以下、使用する電磁鋼素材における各組成について説明する。
Si:2.0〜8.0質量%
Siは、鋼の電気抵抗を高め、鉄損を改善するのに有効な元素であるが、含有量が2.0質
量%に満たないと十分な鉄損低減効果が達成できず、一方、8.0質量%を超えると加工性
が著しく低下し、また磁束密度も低下するため、Si量は2.0〜8.0質量%の範囲とすることが好ましい。
ここで、Siの他の基本成分および任意添加成分について述べると次のとおりである。
C:0.08質量%以下
Cは、熱延板組織の改善のために添加をするが、0.08質量%を超えると製造工程中に磁気時効の起こらない50質量ppm以下までCを低減することが困難になるため、0.08質量%以下とすることが好ましい。なお、下限に関しては、Cを含まない素材でも二次再結晶が可能であるので特に設ける必要はない。
Mn:0.005〜1.0質量%
Mnは、熱間加工性を良好にする上で必要な元素であるが、含有量が0.005質量%未満ではその添加効果に乏しく、一方1.0質量%を超えると製品板の磁束密度が低下するため、Mn量は0.005〜1.0質量%の範囲とすることが好ましい。
ここで、二次再結晶を生じさせるために、インヒビターを利用する場合、例えばAlN系インヒビターを利用する場合であればAlおよびNを、またMnS・MnSe系インヒビターを利用する場合であればMnとSeおよび/またはSを適量含有させればよい。勿論、両インヒビターを併用してもよい。この場合におけるAl、N、SおよびSeの好適含有量はそれぞれ、Al:0.01〜0.065質量%、N:0.005〜0.012質量%、S:0.005〜0.03質量%、Se:0.005〜0.03質量%である。
さらに、本発明は、Al、N、S、Seの含有量を制限した、インヒビターを使用しない方向性電磁鋼板にも適用することができる。
この場合には、Al、N、SおよびSe量はそれぞれ、Al:100 質量ppm以下、N:50 質量ppm以下、S:50 質量ppm以下、Se:50 質量ppm以下に抑制することが好ましい。
上記の基本成分以外に、磁気特性改善成分として、次に述べる元素を適宜含有させることができる。
Ni:0.03〜1.50質量%、Sn:0.01〜1.50質量%、Sb:0.005〜1.50質量%、Cu:0.03〜3.0質量%、P:0.03〜0.50質量%、Mo:0.005〜0.10質量%およびCr:0.03〜1.50質量%のうちから選んだ少なくとも1種
Niは、熱延板組織を改善して磁気特性を向上させるために有用な元素である。しかしながら、含有量が0.03質量%未満では磁気特性の向上効果が小さく、一方1.5質量%を超えると二次再結晶が不安定になり磁気特性が劣化する。そのため、Ni量は0.03〜1.5質量%の範囲とするのが好ましい。
また、Sn、Sb、Cu、P、MoおよびCrはそれぞれ磁気特性の向上に有用な元素であるが、いずれも上記した各成分の下限に満たないと、磁気特性の向上効果が小さく、一方、上記した各成分の上限量を超えると、二次再結晶粒の発達が阻害されるため、それぞれ上記の範囲で含有させることが好ましい。
なお、上記成分以外の残部は、製造工程において混入する不可避的不純物およびFeである。
上記した成分組成になる鋼スラブは、やはり方向性電磁鋼板の一般に従う工程を経て、二次再結晶焼鈍を施した方向性電磁鋼板とする。すなわち、スラブ加熱後に熱間圧延を施し、1回または中間焼鈍を挟む2回の冷間圧延にて最終板厚とし、その後、脱炭、一次再結晶焼鈍した後、例えばMgOを主成分とした焼鈍分離剤を塗布し、二次再結晶過程と純化過程を含む最終焼鈍を施す。必要に応じて、例えば、コロイダルシリカとリン酸塩(リン酸マグネシウムやリン酸アルミニウムなど)からなる絶縁コートを塗布して焼付けてもよい。
こうして、連続レーザやパルスレーザの照射により磁区細分化処理を行った方向性電磁鋼板について、磁区細分化による鉄損の低減効果を有しつつ、トランス等で使用する際に発生する騒音を大きく低減することができる。
以下、本発明の実施例について説明する。
3質量%のSiを含有する、最終板厚0.20mmに圧延された冷延板を、脱炭、一次再結晶焼鈍した後、MgOを主成分とした焼鈍分離剤を塗布し、二次再結晶焼鈍と純化焼鈍を兼ねた最終焼鈍を施し、60%のコロイダルシリカとリン酸マグネシウムからなる絶縁コートを塗布して800℃にて焼付けた。次いで、圧延方向と直交する方向にレーザを走査して照射する磁区細分化を施した後、再度、リン酸マグネシウムからなる絶縁コート液(コロイダルシリカおよび固形物を含まない)を500℃にて焼き付けた。
レーザ光源として、Qスイッチパルスレーザ(発明例1、2、5、6および比較例1、3)、連続ファイバレーザ(発明例3、4および比較例2)を使用し、ビームのスポット径および形状は、発明例1、2および比較例1については直径0.3 mmの円形、発明例3、4および比較例2については、直径0.2 mmの円形、および発明例5、6および比較例3については、長径0.3 mm、短径0.1 mmの楕円形である。また、レーザ走査の圧延方向の間隔は、表1のように変化させた。
得られた試料を500 mm角の製法三脚鉄心用に斜角剪断して積層し、三層変圧器を作製した。ここで、それぞれの足の幅は100 mmとした。この単相変圧器に対して、コンデンサマイクロフォンを使用して1.7 T、50 Hz励磁における騒音を測定した。その際、聴間補正としてAスケール補正を行った。
計測された変圧器騒音をレーザ照射条件と合わせて表1に示す。従来のレーザ走査の圧延方向の間隔を等間隔とした照射条件では大きな騒音値が測定された一方で、本発明によるレーザ走査の圧延方向の間隔を変化させた条件で変圧器騒音が低くなっていることが分かる。また、パルスレーザのビームのスポットの直径や形状は、レーザ走査の圧延方向の間隔の変化による影響に比べて、騒音への影響は大きくないことが分かる。このように、レーザ走査の圧延方向の間隔を変化させて不等にすることが、騒音の低減に極めて有効であることを明確に示している。
Figure 0005668379

Claims (2)

  1. 二次再結晶焼鈍後の方向性電磁鋼板の表面に、該鋼板の圧延方向と交差する方向へのレーザ走査を前記圧延方向に間隔を置いて繰り返し行って、磁区細分化処理を施すに当たり、
    前記レーザ走査の圧延方向の間隔を、その間隔がランダムな値をとるように相互に変化させ、前記鋼板の圧延方向と交差する方向へのレーザ走査は楕円形のレーザビームを用いて不連続の線状に行うことを特徴とする方向性電磁鋼板の製造方法。
  2. 二次再結晶焼鈍後の方向性電磁鋼板の表面に、該鋼板の圧延方向と交差する方向にレーザを走査して照射を圧延方向に間隔を置いて繰り返し行って、前記鋼板の表面に前記交差方向に伸びる線状照射痕を前記圧延方向に間隔を置いて導入した方向性電磁鋼板であって、
    前記線状照射痕が圧延方向に、その間隔がランダムな値となる不等間隔で配置されてなり、前記線状照射痕は鋼板の圧延方向と交差する方向に不連続であり楕円形を有することを特徴とする方向性電磁鋼板。
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