JP5667118B2 - データ転送制御装置、データ転送制御システム、データ転送制御方法、及びそのためのプログラム - Google Patents

データ転送制御装置、データ転送制御システム、データ転送制御方法、及びそのためのプログラム Download PDF

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Description

本発明は、ネットワークを介したデータの転送を制御するデータ転送制御装置、データ転送制御システム、データ転送制御方法、及びそのためのプログラムに関する。
ネットワークを介したデータの転送を制御する様々な関連技術が知られている。
特許文献1は、情報転送システムの一例を開示する。特許文献1の情報転送システムは、配信元コンテンツサーバと、中継サーバと、配信要求クライアントから構成されている。配信元コンテンツサーバと中継サーバとは、低速回線により接続されている。また、中継サーバと配信要求クライアントとは、高速回線により接続されている。
このような構成を有する特許文献1の情報転送システムは、以下のように動作する。
第一に、配信要求クライアントは、配信元コンテンツサーバをアクセスできない場合、中継サーバに対して、配信元コンテンツサーバが保持している情報(コンテンツ)の取得を要求する。そして、配信要求クライアントは、中継サーバからその情報を取得する。
第二に中継サーバは、配信要求クライアントからの要求に応答して、配信要求クライアントへ、その情報を配信する。ここで、中継サーバは、配信要求クライアントが要求する情報をキャッシュしていない場合、配信元コンテンツサーバよりその情報を取得し、取得した情報をキャッシュする。また、中継サーバは、その情報をキャッシュしている場合、配信元コンテンツサーバよりその情報を取得する処理を行わず、そのキャッシュしている情報を配信要求クライアントへ配信する。
特許文献2は、情報配信装置の一例を開示する。特許文献2の情報配信装置は、配信予約情報登録手段と配信予定情報登録手段とスケジューリング手段とを有する。
配信予約情報登録手段は、コンテンツの視聴開始予定時刻を示す情報と、そのコンテンツを示すコンテンツ情報とを含む配信予約情報を登録する。配信予定情報登録手段は、コンテンツの配信開始予定時刻及び配信終了予定時刻を含む配信予定情報を登録する。スケジューリング手段は、配信予定情報を利用して、配信予約情報に登録されたコンテンツ情報に対応するコンテンツの配信開始予定時刻及び配信終了予定時刻を算出する。
特開2010−191807号公報 特開2008−252735号公報
しかしながら、上述した特許技術文献に記載された技術においては、そのコンテンツの転送による通信経路の負荷が、通信経路を共用している他のシステム(外部システム)の通信性能の低下を招く場合があるという問題点がある。
具体的には、通信経路の帯域幅は限られているため、上述の特許文献におけるコンテンツの転送と外部システムの通信とが競合した場合、双方の使用できる通信経路の帯域幅は狭くなる。従って、そのコンテンツサイズが大きいほど、その外部システムの通信完了は遅れる。そして、その外部システムにおいて、そのシステムが処理を継続するためには所定の時間内での通信完了を必要とする場合に、上述のような通信完了の遅れが発生すると、その処理が継続できないという問題が発生する。
外部システムの通信性能の低下を招く理由は、上述した特許技術文献に記載された技術が、コンテンツの転送タイミングを決定する際に、外部システムの通信との競合を考慮していない技術だからである。
即ち、その理由は、特許文献1の中継サーバが、配信元コンテンツサーバからの情報の取得を、配信要求クライアントからの要求を契機に実行するからである。また、その理由は、特許文献2の情報配信装置が、配信予定情報を利用して、配信予約情報に基づいて、コンテンツの配信開始予定時刻及び配信終了予定時刻を算出するからである。
本発明の目的は、上述した問題点を解決するデータ転送制御装置、データ転送制御システム、データ転送制御方法、及びそのためのプログラムを提供することにある。
本発明のデータ転送制御装置は、履歴単位時間で区切られた履歴時刻毎の、外部システムの通信の通信量の測定値である通信量測定値と前記履歴時刻との組を含む履歴通信量情報を記憶する履歴通信量記憶手段と、
予測単位時間で区切られた予測時刻毎の、通信量の予測値と前記予測時刻との組を含む予測通信量情報を記憶する予測通信量記憶手段と、
外部から前記通信量測定値を取得し、前記取得した通信量の測定値と対応する履歴時刻との組を、前記履歴通信量情報として履歴通信量記憶手段に出力し、前記履歴通信量記憶手段が記憶している前記履歴通信量情報に基づいて、前記予測通信量情報を生成し、前記生成した予測通信量情報を前記予測通信量記憶手段に出力する通信量取得手段と、
前記予測通信量記憶手段が記憶している前記予測通信量情報を利用して、第1のサーバから第2のサーバへのデータ転送の負荷が招く前記外部システムの通信性能の低下が、最小の時刻であると判定した時刻を転送時刻として決定し、前記決定した転送時刻を出力する転送時刻決定手段と、を含む。
本発明のデータ転送制御方法は、外部から履歴単位時間で区切られた履歴時刻毎の、外部システムの通信の通信量の測定値である通信量測定値を取得し、
前記取得した通信量測定値と前記履歴時刻との組を含む履歴通信量情報を履歴通信量情報記憶手段に記憶させ、
前記履歴通信量記憶手段が記憶している履歴通信量情報に基づいて、予測単位時間で区切られた予測時刻毎の、通信量の予測値と前記予測時刻との組を含む予測通信量情報を生成し、
前記生成した予測通信量情報を予測通信量情報記憶手段に記憶させ、
前記予測通信量記憶手段が記憶している前記予測通信量情報を利用して、第1のサーバから第2のサーバへのデータ転送の負荷が招く前記外部システムの通信性能の低下が、最小の時刻であると予測した時刻を転送時刻として決定し、
前記決定した転送時刻を出力する。
本発明のプログラムは、外部から履歴単位時間で区切られた履歴時刻毎の、外部システムの通信の通信量の測定値である通信量測定値を取得し、
前記取得した通信量測定値と前記履歴時刻との組を含む履歴通信量情報を履歴通信量情報記憶手段に記憶させ、
前記履歴通信量記憶手段が記憶している履歴通信量情報に基づいて、予測単位時間で区切られた予測時刻毎の、通信量の予測値と前記予測時刻との組を含む予測通信量情報を生成し、
前記生成した予測通信量情報を予測通信量情報記憶手段に記憶させ、
前記予測通信量記憶手段が記憶している前記予測通信量情報を利用して、第1のサーバから第2のサーバへのデータ転送の負荷が招く前記外部システムの通信性能の低下が、最小の時刻であると予測した時刻を転送時刻として決定し、
前記決定した転送時刻を出力する、処理をコンピュータに実行させる。
本発明は、コンテンツの転送による通信経路の負荷が与える、その通信経路を共用している外部システムの通信性能の低下を、軽減することを可能にするという効果がある。
図1は、第1の実施形態に係るデータ転送制御装置の構成を示すブロック図である。 図2は、第1の実施形態におけるデータ転送制御装置を含むシステムの構成を示すブロック図である。 図3は、第1の実施形態における履歴通信量レコードの一例を示す図である。 図4は、第1の実施形態における予測通信量レコードの一例を示す図である。 図5は、第1の実施形態に係るデータ転送制御装置を実現するコンピュータのハードウェア構成を示すブロック図である。 図6は、第1の実施形態におけるデータ転送制御装置の動作を示すフローチャートである。 図7は、第1の実施形態におけるデータ転送制御装置の動作を示すフローチャートである。 図8は、第2の実施形態に係るデータ転送制御装置の構成を示すブロック図である。 図9は、第2の実施形態における転送予定レコードの一例を示す図である。 図10は、第3の実施形態に係るデータ転送制御装置の構成を示すブロック図である。 図11は、第4の実施形態におけるデータ転送制御装置を含むシステムの構成を示すブロック図である。 図12は、第4の実施形態における履歴通信量レコードの一例を示す図である。
本発明を実施するための形態について図面を参照して詳細に説明する。尚、各図面及び明細書記載の各実施形態において、同様の機能を備える構成要素には同様の符号が与えられている。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係るデータ転送制御装置100の構成を示すブロック図である。
図1を参照すると、本実施形態に係るデータ転送制御装置100は、履歴通信量記憶部110と、予測通信量記憶部120と、通信量取得部130と、転送時刻決定部140とを含む。
まず、本実施形態に係るデータ転送制御装置100の、動作の概要を説明する。
図2は、本発明の第1の実施形態に係るデータ転送制御装置100を含む、システムの構成を示す図である。
図2に示すシステムは、データ転送制御装置100、ルータ811、外部システム主部816、コンテンツサーバ(第1のサーバ)819、ルータ821、配信要求クライアント824、中継サーバ(第2のサーバ)825及び外部システム副部826を備える。
ルータ811とルータ821とは、網間通信経路800で接続されている。ルータ811、外部システム主部816及びコンテンツサーバ819は、第一網通信経路801で、互いに接続されている。また、ルータ821、配信要求クライアント824、中継サーバ825及び外部システム副部826は、第二網通信経路802で互いに接続されている。尚、網間通信経路800、第一網通信経路801及び第二網通信経路802は、図示しない様々なネットワーク機器(例えば、ハブ)を含んでよい。ここで、網は、各ルータ配下のローカルエリアネットワークを示す。例えば、網間通信経路800をローカルエリアネットワーク間通信経路800と、第一網通信経路801を第一ローカルエリアネットワーク通信経路801と呼んでもよい。他も、同様である。
外部システム主部816と外部システム副部826とは、第一網通信経路801、ルータ811、網間通信経路800、ルータ821及び第二網通信経路802を介して、通信を行う。例えば、外部システム主部816は、外部システム副部826へ、定期的にデータを送信する。
コンテンツサーバ819は、コンテンツ要求に応答して、コンテンツを配信(送信)する。
中継サーバ825は、コンテンツサーバ819にコンテンツ要求を送信し、その応答としてコンテンツを受け取り、受け取ったコンテンツを記憶(キャッシュ)する。また、中継サーバ825は、配信要求クライアント824からコンテンツの配信を要求された場合に、要求されたコンテンツを配信要求クライアント824に配信する。
配信要求クライアント824は、ユーザの操作に基づいて、中継サーバ825にコンテンツの配信を要求し、その応答として、コンテンツを受け取る。
データ転送制御装置100は、例えば中継サーバ825から、転送時刻要求661を受信した場合、コンテンツサーバ819から中継サーバ825へのコンテンツの転送時刻を決定し、中継サーバ825に決定した転送時刻を含む転送時刻応答662を送信する。ここで、データ転送制御装置100は、コンテンツサーバ819から中継サーバ825へのコンテンツの転送による通信経路への負荷が招く外部システムの通信性能の低下が、最小の時刻であると判定した時刻を、転送時刻として決定する。尚、「外部システムの通信」は、外部システム主部816と外部システム副部826間の通信を示す。以下も同様に、外部システム主部816と外部システム副部826間の通信を、外部システムの通信と呼ぶ。
この場合、上述のようにして決定された転送時刻を含む、転送時刻応答622を受け取った中継サーバ825は、その転送時刻に、コンテンツサーバ819に対してコンテンツ要求を送信してコンテンツを受け取る。
次に、第1の実施形態におけるデータ転送制御装置100が備える各構成要素について説明する。尚、図1に示す構成要素は、ハードウェア単位の構成要素ではなく、機能単位の構成要素を示している。
===履歴通信量記憶部110===
履歴通信量記憶部110は、履歴単位時間で区切られた履歴時刻毎の通信量の測定値(以後、履歴通信量と呼ぶ)の情報である、履歴通信量レコード(履歴通信量情報とも呼ばれる)を後述する通信量取得部130から受け取り、記憶する。ここで、履歴単位時間は、例えば、1分間である。尚、履歴単位時間は、任意の時間であってよい。また、通信量の測定値(履歴通信量)は、履歴時刻に対応する履歴単位時間における、外部システムの通信の、通信量の測定値である。
図3は、履歴通信量記憶部110が記憶する履歴通信量レコード111の一例を示す図である。図3を参照すると、履歴通信量レコード111は、履歴時刻112及び履歴通信量113を含む。ここで、履歴通信量113は、例えば、その時刻に対応する履歴単位時間に、転送されたデータの量をバイト数で示した数値である。
例えば、図3における最上行の履歴通信量レコード111の履歴時刻112の「201106061727」は、「2011年6月6日17時27分」を示す。また、その履歴通信量レコード111の履歴通信量113の「700」は、「700メガバイト」を示す。即ち、図3における最上行の履歴通信量レコード111は、2011年6月6日17時27分台の1分間に、700メガバイトのデータが転送されたことを示す。
===予測通信量記憶部120===
予測通信量記憶部120は、予測単位時間で区切られた予測時刻毎の通信量の予測値(以後、予測通信量と呼ぶ)の情報である、予測通信量レコード(予測通信量情報とも呼ばれる)を後述する通信量取得部130から受け取り、記憶する。予測単位時間は、例えば、1分間である。尚、予測単位時間は、任意の時間であってよく、履歴通信量レコード111における履歴単位時間と同じである必要はない。通信量の予測値は、予測時刻に対応する予測単位時間における、外部システムの通信の、通信量の予測値である。
図4は、予測通信量記憶部120が記憶する予測通信量レコード121の一例を示す図である。図4を参照すると、履歴通信量レコード111は、予測時刻122及び予測通信量123を含む。ここで、予測通信量123は、例えば、その時刻に対応する予測単位時間に、転送されるであろうと予測されるデータの量をバイト数で示した数値である。
例えば、図4における最上行の予測通信量レコード121の予測時刻122の「201106071727」は、「2011年6月7日17時27分」を示す。また、その予測通信量レコード121の予測通信量123の「700」は、「700メガバイト」を示す。即ち、図4における最上行の予測通信量レコード121は、2011年6月7日17時27分台の1分間に、700メガバイトの量のデータが転送されると予測されていることを示す。
===通信量取得部130===
通信量取得部130は、外部(例えばルータ811)から、通信量の測定値(履歴通信量)を取得する。そして、通信量取得部130は、取得した履歴通信量と対応する履歴時刻との組を、履歴通信量レコード111として履歴通信量記憶部110に出力する。例えば、通信量取得部130は、履歴通信量記憶部110が集計期間(例えば、過去4週間)分の履歴通信量レコード111を保持するように、履歴通信量レコード111を出力する。
通信量取得部130は、例えば、ルータ811のポートの1つに接続されたプローブ手段(不図示)を含む。そして、通信量取得部130は、そのプローブ手段(不図示)から、外部システムの通信の履歴通信量を取得する。尚、プローブ手段は、ルータ811を経由する通信を監視し、履歴単位時間毎の所定の送信元及び送信先に係る通信の履歴通信量を出力する。このようなプローブ手段は、一般的にネットワークアナライザとも呼ばれ、網間通信経路800やルータ811応じて様々な技術が存在するが、当業者において周知の技術であるため、詳細な説明を省略する。
また、通信量取得部130は、第一網通信経路801を介してルータ811から、或いは、網間通信経路800、ルータ811及び第一網通信経路801を介してルータ821から、外部システムの通信の履歴通信量を取得するようにしてもよい。この場合、ルータ811及びルータ821は、上述のネットワークアナライザの機能(或いは、その一部)を含んでいてよい。
また、通信量取得部130は、履歴通信量記憶部110の内容に基づいて、予測通信量レコード121を生成し、予測通信量記憶部120に出力する。例えば、通信量取得部130は、予測期間(例えば、1日)分の予測通信量レコード121を、集計時刻(例えば、毎日0時00分)毎に、予測通信量記憶部120に出力する。即ち、予測通信量記憶部120が保持する予測通信量レコード121は、毎集計時刻に更新される。
具体的には、通信量取得部130は、集計期間分の履歴通信量レコード111を、予測期間で区切り、各予測期間の履歴時刻112が対応する、履歴通信量レコード111に含まれる履歴通信量113を平均し、予測通信量123を算出する。次に、通信量取得部130は、その履歴時刻112を予測時刻122とし、算出した予測通信量123と合わせて予測通信量レコード121とし、予測通信量レコード121を生成する。
尚、履歴単位時間が予測単位時間より短い場合、通信量取得部130は、例えば、予測時刻122に対応する複数の履歴時刻112について、履歴通信量113それぞれの合計値を平均して予測通信量123を算出する。或いは、その場合、通信量取得部130は、予測時刻122に対応する複数の履歴時刻112について、履歴時刻112が対応する履歴通信量113を平均したものを、合計して予測通信量123を算出してもよい。
また、履歴単位時間が予測単位時間より長い場合、例えば、履歴時刻112に対応する複数の予測時刻122について、履歴通信量113をそれぞれの予測時刻122に分配し、分配した通信量の値を対応する予測時刻122毎に平均して予測通信量123を算出する。或いは、その場合、通信量取得部130は、履歴時刻112に対応する複数の予測時刻122について、履歴時刻112が対応する履歴通信量113を平均したものを、その対応する複数の予測時刻122分配して予測通信量123を算出してもよい。
また、集計期間、予測期間及び集計時刻は、任意の値であってよい。例えば、集計期間を1年とし、予測期間を1週間とし、集計時刻を毎正時としてもよい。
また、通信量取得部130は、特定の条件に(例えば、休日)に合致する時刻の履歴通信量レコード111に基づいて、予測通信量レコード121を生成するようにしてもよい。
また、通信量取得部130は、予測期間分ではなく、次の集計時刻までの分の予測通信量レコード121を、予測通信量記憶部120に出力するようにしてもよい。
また、通信量取得部130は、予め定められた集計時刻ではなく、転送時刻要求661を受け取ったタイミングで、予測通信量レコード121を生成し、予測通信量記憶部120に出力するようにしてもよい。この場合、転送時刻決定部140は、予測通信量記憶部120の内容が更新された後に、更新された予測通信量記憶部120に基づいて、転送時刻を決定する処理を実行する。
===転送時刻決定部140===
転送時刻決定部140は、転送時刻要求661を受け取った場合に、予測通信量レコード121を利用して、コンテンツサーバ819から中継サーバ825へのコンテンツ(一般的にデータとも呼ばれる)の転送時刻を決定する。そして、転送時刻決定部140は、決定した転送時刻を含む転送時刻応答662を出力する。
転送時刻決定部140は、予測通信量記憶部120を参照し、最小の予測通信量123を含む予測通信量レコード121の内、現在時刻以後で現在時刻に最も近い、予測通信量レコード121の予測時刻122を転送時刻として決定する。即ち、転送時刻決定部140は、コンテンツサーバ819から中継サーバ825へのコンテンツ転送の負荷が招く外部システムの通信性能の低下が、最小の時刻であると予測した時刻を転送時刻として決定する。
尚、転送時刻要求661は、転送量を含んでいてもよい。この場合、転送時刻決定部140は、例えば、その転送量に対応して予め定められた条件に合致する、予測通信量レコード121の予測時刻122を、転送時刻として決定する。予め定められた条件に合致する予測通信量レコード121は、例えば、以下の条件を全て満足する予測通信量レコード121である。第一の条件は、現在の時刻よりも後の時刻の予測時刻122を含む予測通信量レコード121であることである。第二の条件は、所定値以下の予測通信量123を含む予測通信量レコード121であることである。第三の条件は、第一及び二の条件を満足する、所定個数以上の連続する、予測通信量レコード121の1つであることである。尚、所定個数は、その転送量(例えば、500メガバイト)を所定のデータ量(例えば、100メガバイト)で除した場合の商の値である。尚、所定のデータ量は、網間通信経路800の帯域幅に基づいて、算出された値である。即ち、転送時刻決定部140は、予測通信量記憶部120の内容と転送するコンテンツのファイルサイズ(転送量)とから、転送開始時刻を計算する。
以上が、データ転送制御装置100の機能単位の各構成要素についての説明である。
次に、データ転送制御装置100のハードウェア単位の構成要素について説明する。
次に、データ転送制御装置100のハードウェア単位の構成要素について説明する。まず、データ転送制御装置100のハードウェア単位の構成要素について説明する
図5は、本実施形態におけるデータ転送制御装置100を実現するコンピュータ700のハードウェア構成を示す図である。
図5に示すように、コンピュータ700は、CPU(Central Processing Unit)701、記憶部702、記憶装置703、入力部704、出力部705及び通信部706を含む。更に、コンピュータ700は、外部から供給される記録媒体(または記憶媒体)707を含む。記録媒体707は、情報を非一時的に記憶する不揮発性記録媒体であってもよい。
CPU701は、オペレーティングシステム(不図示)を動作させて、コンピュータ700の、全体の動作を制御する。また、CPU701は、例えば記憶装置703に装着された記録媒体707から、プログラムやデータを読み込み、読み込んだプログラムやデータを記憶部702に書き込む。ここで、そのプログラムは、例えば、後述の図6に示すフローチャートの動作をコンピュータ700に実行させるプログラムである。そして、CPU701は、読み込んだプログラムに従って、また読み込んだデータに基づいて、図1に示す通信量取得部130及び転送時刻決定部140として各種の処理を実行する。
尚、CPU701は、通信網(不図示)に接続されている外部コンピュータ(不図示)から、記憶部702にプログラムやデータをダウンロードするようにしてもよい。
記憶部702は、プログラムやデータを記憶する。記憶部702は、履歴通信量記憶部110及び予測通信量記憶部120を含んでよい。
記憶装置703は、例えば、光ディスク、フレキシブルディスク、磁気光ディスク、外付けハードディスク及び半導体メモリであって、記録媒体707を含む。記憶装置703は、プログラムをコンピュータ読み取り可能に記録する。また、記憶装置703は、データをコンピュータ読み取り可能に記録してもよい。記憶装置703は、履歴通信量記憶部110及び予測通信量記憶部120を含んでよい。
入力部704は、例えばマウスやキーボード、内蔵のキーボタンなどで実現され、入力操作に用いられる。入力部704は、マウスやキーボード、内蔵のキーボタンに限らず、例えばタッチパネル、加速度計、ジャイロセンサ、カメラなどでもよい。
出力部705は、例えばディスプレイで実現され、出力を確認するために用いられる。
通信部706は、他の装置(例えば、ルータ811及び中継サーバ825)とのインタフェースを実現する。通信部706は、転送時刻決定部140の一部として含まれる。また、通信部706は、通信量取得部130の一部としても、含まれてよい。
以上説明したように、図1に示す、データ転送制御装置100の機能単位のブロックは、図5に示すハードウェア構成のコンピュータ700によって実現される。但し、コンピュータ700が備える各部の実現手段は、上記に限定されない。すなわち、コンピュータ700は、物理的に結合した1つの装置により実現されてもよいし、物理的に分離した2つ以上の装置を有線または無線で接続し、これら複数の装置により実現されてもよい。
尚、上述のプログラムのコードを記録した記録媒体707が、コンピュータ700に供給され、CPU701は、記録媒体707に格納されたプログラムのコードを読み出して実行するようにしてもよい。或いは、CPU701は、記録媒体707に格納されたプログラムのコードを、記憶部702、記憶装置703またはその両方に格納するようにしてもよい。すなわち、本実施形態は、コンピュータ700(CPU701)が実行するプログラム(ソフトウェア)を、一時的にまたは非一時的に、記憶する記録媒体707の実施形態を含む。
以上が、本実施形態におけるデータ転送制御装置100を実現するコンピュータ700の、ハードウェア単位の各構成要素についての説明である。
次に本実施形態の動作について、図1〜図7を参照して詳細に説明する。
図6は、本実施形態の通信量取得部130の動作を示すフローチャートである。尚、このフローチャートによる処理は、前述したCPUによるプログラム制御に基づいて、実行されても良い。また、処理のステップ名については、S601のように、記号で記載する。
通信量取得部130は、履歴単位時間で区切られた時刻に、履歴通信量を取得する(S601)。
次に、通信量取得部130は、取得した履歴通信量と履歴時刻との組を、履歴通信量レコード111として履歴通信量記憶部110に出力する(S602)。
次に、通信量取得部130は、現在の時刻が、集計時刻に達したか否かを判定する。(S603)。集計時刻に達していない場合(S603でNO)、処理はS601へ戻る。
集計時刻に達している場合(S603でYES)、通信量取得部130は、履歴通信量レコード111に基づいて、予測期間分の予測通信量レコード121を生成し、予測通信量記憶部120に出力する(S604)。
図7は、本実施形態の転送時刻決定部140の動作を示すフローチャートである。尚、このフローチャートによる処理は、前述したCPUによるプログラム制御に基づいて、実行されても良い。
転送時刻決定部140は、転送時刻要求661を受信する(S611)。
次に、転送時刻決定部140は、予測通信量記憶部120を利用して、転送時刻を決定する(S612)。
次に、転送時刻決定部140は、決定した転送時刻を含む転送時刻応答662を出力する(S613)。
上述した本実施形態における第1の効果は、コンテンツの転送による通信経路の負荷が招くその通信経路を共用している外部システムの通信性能の低下を、軽減することを可能にする点である。
その理由は、通信量取得部130が外部システムの通信の履歴通信量に基づいて、予測通信量レコード121を生成し、転送時刻決定部140が予測通信量レコード121を利用して、コンテンツの転送時刻を決定するようにしたからである。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。以下、本実施形態の説明が不明確にならない範囲で、前述の説明と重複する内容については説明を省略する。
図8は、本発明の第2の実施形態に係るデータ転送制御装置200の構成を示すブロック図である。
図8を参照すると、本実施形態におけるデータ転送制御装置200は、第1の実施形態のデータ転送制御装置100と比べて、転送予定記憶部250を更に含む。また、データ転送制御装置100と比べて、転送時刻決定部140の動作が異なる。
===転送予定記憶部250===
転送予定記憶部250は、コンテンツサーバ819から中継サーバ825へ転送するコンテンツの、転送予定の情報を示す転送予定レコード(転送予定情報とも呼ばれる)を、転送時刻決定部140から受け取り、記憶する。
図9は、転送予定記憶部250が記憶する転送予定レコード251の一例を示す図である。図9を参照すると、転送予定レコード251は、予定時刻252及び予定転送量253を含む。ここで、予定時刻252は、そのコンテンツの転送開始予定時刻と転送終了予定時刻とからなる。また、予定転送量253は、例えば、その予定時刻252に、転送を予定されているデータの量をバイト数で示した数値である。
例えば、図9に示す予定時刻252の「201106061730−201106061731」及び予定転送量253の「500」は、2011年6月6日17時30分及び31分台にかけて、500メガバイトのコンテンツを転送することを示す。
===転送時刻決定部140===
第1の実施形態で説明した動作に加えて、更に、本実施形態の転送時刻決定部140は、決定した転送時刻を含む、転送予定レコード251を転送予定記憶部250に出力する。
また、本実施形態の転送時刻決定部140は、予測通信量記憶部120に加えて、転送予定記憶部250も参照し、転送時刻を決定する。
例えば、その転送時刻決定部140は、以下の手順で転送時刻を決定する。第一に、転送時刻決定部140は、転送予定レコード251に含まれる予定時刻252と重なる、予測時刻122を含む予測通信量レコード121を抽出する。次に、その転送時刻決定部140は、抽出した予測通信量レコード121の内、最小の予測通信量123を含む予測通信量レコード121を取得する。次に、その転送時刻決定部140は、取得した予測通信量レコード121の内、現在の時刻よりも後の時刻で、かつ現在の時刻に最も近い予測時刻122を含む予測通信量レコード121を取得する。次に、転送時刻決定部140は、取得した予測通信量レコード121の予測時刻122を、転送時刻として決定する。
上述した本実施形態における効果は、第1の実施形態の効果に加えて、コンテンツの転送による通信経路の負荷が与える、その通信経路を共用している他のコンテンツの転送性能への影響を軽減することを可能にする点である。
その理由は、転送時刻決定部140が、転送予定記憶部250に記憶されている転送予定レコード251を参照して、コンテンツの転送時刻を決定するようにしたからである。
[第3の実施形態]
次に、本発明の第3の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。以下、本実施形態の説明が不明確にならない範囲で、前述の説明と重複する内容については説明を省略する。
図10は、本発明の第3の実施形態に係るデータ転送制御装置300の構成を示すブロック図である。
図10を参照すると、本実施形態におけるデータ転送制御装置300は、第1の実施形態のデータ転送制御装置100と比べて、登録監視部360を更に含む。
===登録監視部360===
登録監視部360は、コンテンツサーバ819へのコンテンツの登録を監視する。そして、登録監視部360は、コンテンツサーバ819にコンテンツが登録されたことを検出した場合、中継サーバ825にその旨の情報を通知する。その通知を受けた中継サーバ825は、すでに説明したように、データ転送制御装置300に転送時刻要求661を送信し、転送時刻応答662を受け取る。そして、中継サーバ825は、受け取った転送時刻応答662及び先に通知されたコンテンツサーバ819にコンテンツが登録された旨の情報に基づいて、コンテンツを取得する。
尚、登録監視部360は、コンテンツサーバ819にコンテンツが登録されたことを検出した場合、転送時刻決定部140に転送時刻要求661を出力し、転送時刻応答662を受け取るようにしてもよい。そして、登録監視部360は、コンテンツサーバ819にコンテンツが登録された旨と、受け取った転送時刻応答662とを合わせた情報(登録転送情報と呼ぶ)を中継サーバ825へ送信するようにしてもよい。この場合、中継サーバ825は、受信した登録転送情報に基づいて、コンテンツを取得する。
また、登録監視部360は、転送時刻応答662を受け取り、現在時刻が転送時刻に到達するのを待つようにしてもよい。そして、登録監視部360は、現在時刻が転送時刻に到達した場合、中継サーバ825へ登録されたコンテンツを取得することを指示するようにしてもよい。この場合、取得することを指示された中継サーバ825は、直ちに、そのコンテンツを取得するようにしてよい。
尚、登録監視部360は、コンテンツサーバ819の一部として実装されてもよい。
上述した本実施形態における効果は、第1の実施形態の効果に加えて、配信要求クライアント824が要求したコンテンツが、中継サーバ825にキャッシュされていない状況の発生を回避することが可能になる点である。
その理由は、以下のような構成を含むからである。第一に、登録監視部360が、コンテンツの登録を監視する。第二に、転送時刻決定部140が、その監視結果に対応して、中継サーバ825がコンテンツを取得する、転送時刻を決定する。即ち、転送時刻決定部140が決定する転送時刻は、コンテンツサーバ819から中継サーバ825へのデータ転送の負荷が招く外部システムの通信性能の低下が、最小の時刻であって、最も現在時刻に近い時刻だからである。
[第4の実施形態]
次に、本発明の第4の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。以下、本実施形態の説明が不明確にならない範囲で、前述の説明と重複する内容については説明を省略する。
図11は、本発明の第4の実施形態に係るシステムの構成を示すブロック図である。
図11に示すシステムは、第一網通信経路で互いに接続された、データ転送制御装置100、登録監視部361、ルータ811、外部システム主部816及びコンテンツサーバ819を備える。また、このシステムは、第二網通信経路で互いに接続された、ルータ821、配信要求クライアント824、中継サーバ825及び外部システム副部826を備える。更に、このシステムは、第三網通信経路で互いに接続された、登録監視部362、ルータ831、外部システム副部836及びコンテンツサーバ839を含む。更に、このシステムは、第四網通信経路で互いに接続された、ルータ841、配信要求クライアント844、中継サーバ845及び外部システム副部846を備える。また、ルータ811、ルータ821、ルータ831及びルータ841は、網間通信経路800で接続されている。
外部システム副部836及び外部システム副部846は、外部システム副部826と同様に、動作する。コンテンツサーバ839は、コンテンツサーバ819と同様に、動作する。中継サーバ845及び配信要求クライアント844の組は、中継サーバ825及び配信要求クライアント824の組と同様に、動作する。
登録監視部361及び登録監視部362は、図10に示す登録監視部360と同等である。登録監視部361及び登録監視部362それぞれは、コンテンツサーバ819及びコンテンツサーバ839それぞれへのコンテンツの登録を監視する。例えば、登録監視部362は、第三網通信経路803、ルータ831、ルータ811及び第一網通信経路801を介して、データ転送制御装置100に転送時刻要求661を送信し、データ転送制御装置100から転送時刻応答662を受信する。また、登録監視部362は、専用インタフェース(不図示)を介して、データ転送制御装置100を通信するようにしてもよい。
データ転送制御装置100の通信量取得部130は、例えば、ルータ811、ルータ821及びルータ841それぞれのポートの1つに接続された3つのプローブ手段(不図示)を含む。そして、通信量取得部130は、それらのプローブ手段から、履歴通信量を取得する。尚、プローブ手段それぞれは、ルータ811、ルータ821及びルータ841を経由する通信を監視し、履歴単位時間毎の所定の送信元及び送信先に係る通信の履歴通信量を出力する。こうすることで、通信量取得部130は、網間通信経路800を経由する通信の履歴通信量を、少なくともいずれか1台のルータから取得する。
尚、データ転送制御装置100、登録監視部361及び登録監視部362を合わせて、1つのデータ転送制御装置と呼ばれることもある。
尚、本実施形態は、データ転送制御装置100に替えて、第2の実施形態のデータ転送制御装置200を備えるようにしてもよい。また、データ転送制御装置100と登録監視部361とに替えて、データ転送制御装置300を備えるようにしてもよい。
図12は、本実施形態における履歴通信量レコード511の一例を示す図である。
図12を参照すると、履歴通信量レコード511は、履歴時刻112、履歴通信量113、送信元識別子514及び送信先識別子515を含む。ここで、送信元識別子514及び送信先識別子515それぞれは、例えば、外部システム主部816、外部システム副部826、外部システム副部及び外部システム副部846のいずれかの識別子である。
データ転送制御装置100は、履歴通信量レコード511を利用して、特定の外部システムの通信に対する、第1のサーバから第2のサーバへのデータ転送の負荷が招く通信性能の低下が、最小の時刻であると判定した時刻を転送時刻として決定するようにしてもよい。例えば、データ転送制御装置100は、特定の外部システムの通信について、優先的に、通信性能の低下を軽減するようにしてもよい。
この場合、本実施形態の通信量取得部130は、履歴通信量レコード511に基づいて、送信元識別子514及び送信先識別子515を含む予測通信量レコードを生成する。そして、本実施形態の転送時刻決定部140は、その予測通信量レコードを利用して、転送時刻を決定する。
上述した本実施形態における第1の効果は、大規模なシステムにおいても、第1の実施形態の効果と同様の効果が得られることである。
その理由は、網間通信経路800を経由する通信の履歴通信量を、少なくともいずれか1台のルータから取得するようにし、配信要求クライアントを含む網通信経路それぞれに中継サーバを接続するようにしたからである。
上述した本実施形態における第2の効果は、大規模なシステムにおいても、第2の実施形態の効果と同様の効果が得られることである。
その理由は、データ転送制御装置100に替えて、第2の実施形態のデータ転送制御装置200を備えるようにしたからである。
上述した本実施形態における第3の効果は、大規模なシステムにおいても、第3の実施形態の効果と同様の効果が得られることである。
その理由は、コンテンツサーバを含む網通信経路それぞれに登録監視部または第3の実施形態のデータ転送制御装置300のいずれかを接続するようにしたからである。
上述した本実施形態における第4の効果は、通信性能の低下を軽減する対象を選択することを可能にする点である。
その理由は、通信量取得部130が、履歴通信量レコード511に基づいて送信元識別子514及び送信先識別子515を含む予測通信量レコードを生成し、転送時刻決定部140が、その予測通信量レコードを利用して転送時刻を決定するようにしたからである。
以上の各実施形態で説明した効果は、各網通信経路が高速ネットワークで構築され、網間通信経路800が低速ネットワークで構築されている場合、より顕著なものとなる。また、外部システムが、特定の周期の時間帯(例えば、毎日決まった時刻)に、ネットワークを使用した転送処理を行うシステムにおいても、効果が大きい。
以上の各実施形態で説明した各構成要素は、必ずしも個々に独立した存在である必要はない。例えば、各構成要素は、複数の構成要素が1個のモジュールとして実現されてよい。また、各構成要素は、1つの構成要素が複数のモジュールで実現されてもよい。また、各構成要素は、ある構成要素が他の構成要素の一部であるような構成であってよい。また、各構成要素は、ある構成要素の一部と他の構成要素の一部とが重複するような構成であってもよい。
以上説明した各実施形態における各構成要素及び各構成要素を実現するモジュールは、必要に応じ、可能であれば、ハードウェア的に実現されてよい。また、各構成要素及び各構成要素を実現するモジュールは、コンピュータ及びプログラムで実現されてよい。また、各構成要素及び各構成要素を実現するモジュールは、ハードウェア的なモジュールとコンピュータ及びプログラムとの混在により実現されてもよい。
そのプログラムは、例えば、磁気ディスクや半導体メモリなど、不揮発性のコンピュータ可読記録媒体に記録されて提供され、コンピュータの立ち上げ時などにコンピュータに読み取られる。この読み取られたプログラムは、そのコンピュータの動作を制御することにより、そのコンピュータを前述した各実施形態における構成要素として機能させる。
また、以上説明した各実施形態では、複数の動作をフローチャートの形式で順番に記載してあるが、その記載の順番は複数の動作を実行する順番を限定するものではない。このため、各実施形態を実施するときには、その複数の動作の順番は内容的に支障しない範囲で変更することができる。
更に、以上説明した各実施形態では、複数の動作は個々に相違するタイミングで実行されることに限定されない。例えば、ある動作の実行中に他の動作が発生したり、ある動作と他の動作との実行タイミングが部分的に乃至全部において重複していたりしていてもよい。
更に、以上説明した各実施形態では、ある動作が他の動作の契機になるように記載しているが、その記載はある動作と他の動作との全ての関係を限定するものではない。このため、各実施形態を実施するときには、その複数の動作の関係は内容的に支障のない範囲で変更することができる。また各構成要素の各動作の具体的な記載は、各構成要素の各動作を限定するものではない。このため、各構成要素の具体的な各動作は、各実施形態を実施する上で機能的、性能的、その他の特性に対して支障をきたさない範囲内で変更されて良い。
以上、各実施形態及び実施例を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態及び実施例に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解しえる様々な変更をすることができる。
本発明は、以下のようなシステムに適用できる。以下は、一例であり、本発明の用途や適用分野を限定するものではない。例えば、本発明は、企業の本店にて実施した処理結果を各支店へ配信するといった外部システムを含むシステムに適用できる。
また、本発明は、アプリケーションの修正モジュールを配信するといった外部システムを含むシステムに適用できる。
また、本発明は、アンチウイルスソフトウェアのウイルスなどの特徴を記録したデータファイルを配信するといった外部システムを含むシステムに適用できる。
また、本発明は、スケジューリングされた、ネットワークを使用したファイルのバックアップを実行するといった外部システムを含むシステムに適用できる。
100 データ転送制御装置
110 履歴通信量記憶部
111 履歴通信量レコード
112 履歴時刻
113 履歴通信量
120 予測通信量記憶部
121 予測通信量レコード
122 予測時刻
123 予測通信量
130 通信量取得部
140 転送時刻決定部
200 データ転送制御装置
250 転送予定記憶部
251 転送予定レコード
252 予定時刻
253 予定転送量
300 データ転送制御装置
360 登録監視部
361 登録監視部
362 登録監視部
511 履歴通信量レコード
514 送信元識別子
515 送信先識別子
661 転送時刻要求
662 転送時刻応答
700 コンピュータ
701 CPU
702 記憶部
703 記憶装置
704 入力部
705 出力部
706 通信部
707 記録媒体
800 網間通信経路
801 第一網通信経路
802 第二網通信経路
803 第三網通信経路
811 ルータ
816 外部システム主部
819 コンテンツサーバ
821 ルータ
824 配信要求クライアント
825 中継サーバ
826 外部システム副部
831 ルータ
836 外部システム副部
839 コンテンツサーバ
841 ルータ
844 配信要求クライアント
845 中継サーバ
846 外部システム副部

Claims (10)

  1. 履歴単位時間で区切られた履歴時刻毎の、第1のサーバ及び第2のサーバと通信経路を共有し、かつ前記第1のサーバ及び前記第2のサーバの両方に対して外部に存在する、外部システムの通信の通信量の測定値である通信量測定値と前記履歴時刻との組を含む履歴通信量情報を記憶する履歴通信量記憶手段と、
    予測単位時間で区切られた予測時刻毎の、通信量の予測値と前記予測時刻との組を含む予測通信量情報を記憶する予測通信量記憶手段と、
    外部から前記通信量測定値を取得し、前記取得した通信量の測定値と対応する履歴時刻との組を、前記履歴通信量情報として履歴通信量記憶手段に出力し、前記履歴通信量記憶手段が記憶している前記履歴通信量情報に基づいて、前記予測通信量情報を生成し、前記生成した予測通信量情報を前記予測通信量記憶手段に出力する通信量取得手段と、
    前記予測通信量記憶手段が記憶している前記予測通信量情報を利用して、前記第1のサーバから前記第2のサーバへのデータ転送の負荷が招く前記外部システムの通信性能の低下が、最小の時刻であると判定した時刻を転送時刻として決定し、前記決定した転送時刻を出力する転送時刻決定手段と、
    を含むデータ転送制御装置。
  2. 前記転送時刻要求は、前記第1のサーバから前記第2のサーバへ転送するデータのサイズを含み、
    前記転送時刻決定手段は、更に前記サイズに基づいて、前記転送時刻要求に対応する転送時刻を決定する
    ことを特徴とする請求項1記載のデータ転送制御装置。
  3. 前記転送時刻決定手段が決定した転送時刻を少なくとも含む転送予定情報を記憶する転送予定記憶手段を更に含み、
    前記転送時刻決定手段は、更に前記転送予定情報を利用して、前記転送時刻要求に対応する転送時刻を決定する
    ことを特徴とする請求項1または2記載のデータ転送制御装置。
  4. 前記第1のサーバは、コンテンツサーバであって、
    前記コンテンツサーバにコンテンツが登録されたことを監視し、前記コンテンツが登録されたことを検出した場合に、転送時刻決定手段に転送時刻要求を出力する登録監視手段を更に含む
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のデータ転送制御装置。
  5. 前記コンテンツサーバが存在するローカルエリアネットワークそれぞれに対応する、前記登録監視手段を含む
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のデータ転送制御装置。
  6. 外部から履歴単位時間で区切られた履歴時刻毎の、第1のサーバ及び第2のサーバと通信経路を共有し、かつ前記第1のサーバ及び前記第2のサーバの両方に対して外部に存在する、外部システムの通信の通信量の測定値である通信量測定値を取得し、
    前記取得した通信量測定値と前記履歴時刻との組を含む履歴通信量情報を履歴通信量情報記憶手段に記憶させ、
    前記履歴通信量記憶手段が記憶している履歴通信量情報に基づいて、予測単位時間で区切られた予測時刻毎の、通信量の予測値と前記予測時刻との組を含む予測通信量情報を生成し、
    前記生成した予測通信量情報を予測通信量情報記憶手段に記憶させ、
    前記予測通信量記憶手段が記憶している前記予測通信量情報を利用して、前記第1のサーバから前記第2のサーバへのデータ転送の負荷が招く前記外部システムの通信性能の低下が、最小の時刻であると予測した時刻を転送時刻として決定し、
    前記決定した転送時刻を出力する、
    データ転送制御方法。
  7. 前記転送時刻要求は、前記第1のサーバから前記第2のサーバへ転送するデータのサイズを含み、
    前記転送時刻の決定は、更に前記サイズに基づいて、前記転送時刻要求に対応する転送時刻を決定する
    ことを特徴とする請求項6記載のデータ転送制御方法。
  8. 前記決定した転送時刻を少なくとも含む転送予定情報を記憶し、
    前記転送時刻の決定は、更に前記転送予定情報を利用して、前記転送時刻要求に対応する転送時刻を決定する
    ことを特徴とする請求項6または7記載のデータ転送制御方法。
  9. 外部から履歴単位時間で区切られた履歴時刻毎の、第1のサーバ及び第2のサーバと通信経路を共有し、かつ前記第1のサーバ及び前記第2のサーバの両方に対して外部に存在する、外部システムの通信の通信量の測定値である通信量測定値を取得し、
    前記取得した通信量測定値と前記履歴時刻との組を含む履歴通信量情報を履歴通信量情報記憶手段に記憶させ、
    前記履歴通信量記憶手段が記憶している履歴通信量情報に基づいて、予測単位時間で区切られた予測時刻毎の、通信量の予測値と前記予測時刻との組を含む予測通信量情報を生成し、
    前記生成した予測通信量情報を予測通信量情報記憶手段に記憶させ、
    前記予測通信量記憶手段が記憶している前記予測通信量情報を利用して、前記第1のサーバから前記第2のサーバへのデータ転送の負荷が招く前記外部システムの通信性能の低下が、最小の時刻であると予測した時刻を転送時刻として決定し、
    前記決定した転送時刻を出力する、処理をコンピュータに実行させるプログラム。
  10. 前記決定した転送時刻を少なくとも含む転送予定情報を記憶し、
    前記転送時刻の決定は、更に前記転送予定情報を利用して、前記転送時刻要求に対応する転送時刻を決定する、処理をコンピュータに実行させる
    ことを特徴とする請求項9記載のプログラム。
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