以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。
<第1の実施形態>
SNS(Social Networking Service)会員向けに提供しているアプリケーション(例えば、ゲーム等)とは異なり、アプリケーションを販売するストアサイトからダウンロードして利用することができる独立運営型のアプリケーションでは、そのアプリケーションを利用してもらうユーザを一から集客する必要がある。そのため、新たなアプリケーションを販売(リリース)するごとに、集客のための宣伝等のプロモーション活動を行う必要がある。ここで、独立運営型のアプリケーションとは、SNSで提供されるアプリケーションのようにSNSにおけるユーザ情報が共通で利用できるアプリケーションではなく、アプリケーション毎またはアプリケーションの提供元毎に独立してユーザ情報が設定されるようなアプリケーションのことをいう。
例えば、利用するユーザが多い人気のあるアプリケーションを提供している運営者は、新規のアプリケーションを販売(リリース)する場合に、その人気のあるアプリケーション(即ち、送客元アプリケーション)を利用しているユーザを、新規のアプリケーション(即ち、送客先アプリケーション)へ送客させる目的で、送客元アプリケーションの画面に送客先アプリケーションの広告画像を張り付けて、その新規のアプリケーションをユーザに周知させる方法などがある。しかしながら、このような広告画像によるユーザへの周知では、ユーザに対して送客先アプリケーションをインストールさせて利用させる動機付け高めることが難しい場合があった。
そこで、本実施形態では、ユーザに対して、送客させたい送客先アプリケーションにおける報酬を、事前に付与(実際にはまだ報酬が付与されていないため「仮付与」ともいう)するようにした。まだ利用していないアプリケーションではあるものの報酬が仮付与されたことで、ユーザに対して当該アプリケーションの興味を持たせるようにして、当該アプリケーションを利用させる動機付けを高めることができるようにした。
〔相互キャンペーンシステムによるキャンペーン処理の概要〕
以下に、上述の報酬の仮付与を実現する本実施形態による相互キャンペーンシステムによるキャンペーン処理の概要について説明する。本実施形態による相互キャンペーンシステムは、アプリケーション間で相互にアプリケーションの宣伝等(キャンペーン)を行うことが可能なシステムであって、ユーザのアプリケーションの利用に基づいて、当該ユーザがまだ利用していないアプリケーションの報酬を当該ユーザに対して仮付与する処理を実行する。また、本実施形態による相互キャンペーンシステムは、ユーザのアプリケーションの利用に基づいて、当該ユーザが利用済みのいずれかのアプリケーションの報酬を当該ユーザに対して付与する処理を実行する。
ここで、ユーザが利用するアプリケーションに対して何らかの報酬を付与する場合には、そのアプリケーションにおけるユーザのユーザ情報とデータを関連付けて管理しているアプリケーションサーバに通知する必要がある。しかしながら、上述の仮付与の場合には、報酬が仮付与されるユーザは、まだ送客先アプリケーションを利用する前(即ち、ユーザ端末にインストールする前)の段階である。したがって、上述のアプリケーションサーバでは当該ユーザ情報が管理されていないことになる。そのため、本実施形態による相互キャンペーンシステムは、ユーザが送客先アプリケーションをユーザ端末にインストールするまでの期間、報酬を仮付与したことを示す情報を管理する。そして、相互キャンペーンシステムは、送客先アプリケーションが当該ユーザ端末にインストールされたと判断した場合に、仮付与した報酬を送客先アプリケーションのユーザ情報と関連付けてアプリケーションサーバに対して通知する。これにより、アプリケーションサーバにおいて、仮付与した報酬が当該ユーザに対して付与される。
図1は、本実施形態によるキャンペーン処理の概要を説明する模式図である。この図1を参照して、本実施形態によるキャンペーン処理の概要を説明する。管理サーバ200は、相互キャンペーンシステムの対象となるアプリケーション(以下、「対象アプリケーション」または「対象アプリ」とも称する)に関する情報を管理している。また、管理サーバ200は、対象アプリケーションのうちのいずれかに設定される、キャンペーン(宣伝等)が行われるキャンペーン期間を管理する。このキャンペーンとは、キャンペーン期間だけ所定の条件を満たすとユーザに対して報酬を付与することにより、対象アプリケーションの利用を促進させる施策(イベント)のことである。なお、ここでは、対象アプリケーションがゲームのアプリケーションであるものとして説明する。
この図1において、ユーザXが利用するユーザ端末100には、「対象アプリA」、「対象アプリB(ゲームB)」、及び「対象アプリC(ゲームC)」の3種類の対象アプリケーションがインストールされている。また、「対象アプリP(ゲームP)」は、ユーザXが利用するユーザ端末100にインストールされていない対象アプリケーションを示している。なお、「対象アプリA」、「対象アプリB(ゲームB)」、「対象アプリC(ゲームC)」、及び「対象アプリP(ゲームP)」のそれぞれを、「対象アプリA」、「対象アプリB」、「対象アプリC」、及び「対象アプリP」とも記述する。
ここで、「対象アプリA」、「対象アプリB」、「対象アプリC」、及び「対象アプリP」は、同一のキャンペーンのキャンペーン期間中であるものとする。また、管理サーバ200は、ユーザ端末100に「対象アプリA」、「対象アプリB」、及び「対象アプリC」のそれぞれがインストールされたことを示すインストール通知情報をそれぞれ取得して管理しているものとする。このインストール通知情報のそれぞれには、このユーザ端末100を特定する固有識別情報と、「対象アプリA」、「対象アプリB」、及び「対象アプリC」のうちの該当する対象アプリケーションを一意に識別する識別情報が含まれる。以下、アプリケーションを一意に識別する識別情報をアプリIDと称する。
以下、(1)〜(6)の順に従って、キャンペーン処理の概要を説明する。
(1)ユーザXは、ユーザ端末100において、「対象アプリA」、「対象アプリB」、及び「対象アプリC」のいずれかからの要求に応じて管理サーバ200から提供されるキャンペーンのコンテンツを実行する(ユーザXによるコンテンツの実行)。ここで、このコンテンツは、ユーザ端末100において実行可能なコンテンツであって、例えば、ユーザ端末100においてユーザXの操作を受け付けるとともに当該操作に応じた結果を提示する、簡易な操作で結果が表示されるような簡易ゲーム(例えば、スクラッチゲームやビンゴゲーム等)が適している。以下の説明において、この実行可能なコンテンツのことを、第1のコンテンツと称する。
ユーザXがユーザ端末100において第1のコンテンツを実行すると、ユーザ端末100は、第1のコンテンツでのアクションの実行結果を管理サーバ200に送信する。
(2)ユーザXによる第1のコンテンツでのアクションの実行結果に応じて報酬付与条件が充足された場合、管理サーバ200は、管理している対象アプリケーションの中からユーザXに報酬が付与されるアプリケーション(以下、「報酬付与アプリケーション」とも称する)として選択された報酬付与アプリケーションの識別情報(以下、アプリケーションの識別情報を「アプリID」と称する)と、ユーザXのユーザ端末100を特定する固有識別情報とを関連付けて報酬付与管理情報として管理する。
(3)管理サーバ200は、選択された報酬付与アプリケーションがユーザXのユーザ端末100にインストールされている対象アプリケーションである場合には、その報酬付与アプリケーションにおけるユーザXのユーザ情報を取得できる。ここで、報酬付与アプリケーションにおけるユーザXのユーザ情報とは、例えば、報酬付与アプリケーションにおけるユーザXを一意に識別する識別情報(ユーザID)である。以下、アプリケーションにおけるユーザIDを、「アプリユーザID」と称する。
管理サーバ200は、報酬付与アプリケーションにおけるユーザXのユーザ情報(例えば、アプリユーザID)を関連付けた報酬付与情報を、報酬付与アプリケーションに対応するアプリケーションサーバ(以下、アプリサーバ300と称する)に送信する。
例えば、管理サーバ200は、報酬付与アプリケーションが「対象アプリA」である場合には、「対象アプリA」に対応するアプリサーバ300であるアプリサーバA310に報酬付与情報を送信する。また、管理サーバ200は、報酬付与アプリケーションが「対象アプリB」である場合には、「対象アプリB」に対応するアプリサーバ300であるアプリサーバB320に報酬付与情報を送信し、報酬付与アプリケーションが「対象アプリC」である場合には、「対象アプリC」に対応するアプリサーバ300であるアプリサーバC330に報酬付与情報を送信する。これにより、「対象アプリA」、「対象アプリB」、または「対象アプリC」における報酬が、それぞれ対応するアプリサーバ300においてユーザXに対して付与される。
(4)管理サーバ200は、選択された報酬付与アプリケーションがユーザXのユーザ端末100にインストールされていない対象アプリケーション(ここでは、「対象アプリP」)である場合には、その報酬付与アプリケーションにおけるユーザXのユーザ情報を取得することができない。そこで、管理サーバ200は、この未インストールの「対象アプリP」のアプリIDと、ユーザXのユーザ端末を特定する固有識別情報とを関連付けた報酬付与管理情報を、「対象アプリP」においてユーザXに対して報酬が仮付与されたことを示す情報として管理するとともに、その旨をユーザXのユーザ端末100に通知して提示する(仮報酬の提示)。これにより、管理サーバ200は、未インストールの「対象アプリP」においてユーザXに報酬が仮付与されたことをユーザXに対して通知することができる。
(5)ユーザXが、報酬が仮付与された「対象アプリP」をユーザ端末100にインストールしたとする。その場合、ユーザ端末100は、「対象アプリP」がインストールされたことを示すインストール通知情報を管理サーバ200に対して送信する。また、管理サーバ200は、このインストールされた「対象アプリP」において登録されたユーザXのユーザ情報(例えば、ユーザXのアプリユーザID)をユーザ端末100から取得する。
(6)管理サーバ200が、ユーザXのユーザ端末100に「対象アプリP」がインストールされたことを示すインストール通知情報を取得し、「対象アプリP」におけるユーザXのユーザ情報(例えば、アプリユーザID)を取得したとする。その場合、管理サーバ200は、「対象アプリP」においてユーザXに対して報酬が仮付与されたことを示す報酬付与管理情報に基づいて、「対象アプリP」におけるユーザXのユーザ情報(例えば、アプリユーザID)を関連付けた報酬付与情報を「対象アプリP」に対応するアプリサーバ300であるアプリサーバP370に送信する。これにより、アプリサーバP370において、仮付与されていた報酬がユーザXに対して付与される。
このように、本実施形態の相互キャンペーンシステムによれば、ユーザが、ユーザ端末100にインストールされている対象アプリケーションからキャンペーンページの第1のコンテンツを実行することにより、当該ユーザ端末100にインストールされていない対象アプリケーションにおける報酬が仮付与されるため、この未インストールのアプリケーションをユーザが利用する動機付けを高めることができる。そして、この報酬が仮付与されたことがきっかけとなって、ユーザがこの未インストールのアプリケーションをユーザ端末100にインストールして利用した場合には、ユーザ端末100にインストールされている対象アプリケーションから未インストールのアプリケーションへの送客が成立したことになる。即ち、本実施形態の相互キャンペーンシステムでは、対象アプリケーション間で相互に送客することができる。
また、本実施形態の相互キャンペーンシステムでは、ユーザが、ユーザ端末100にインストールされている対象アプリケーションからキャンペーンページの第1のコンテンツを実行することにより、当該ユーザ端末100にインストールされているいずれかの対象アプリケーションにおける報酬が付与される。例えば、ユーザが、よく利用している対象アプリケーションからキャンペーンページの第1のコンテンツを実行することにより、当該ユーザが、あまり利用していない対象アプリケーションにおける報酬が付与されたとする。その場合、相互キャンペーンシステムは、ユーザがあまり利用していない対象アプリケーションにおける報酬を付与することにより、当該ユーザが当該対象アプリケーションを利用する動機付けを高めることができる。
〔キャンペーン処理における表示画面例〕
次に、図2を参照して、上述したキャンペーン処理の過程においてユーザXのユーザ端末100の表示部に表示される表示画面(ゲーム画面)の一例について説明する。図2は、キャンペーン処理において、ユーザ端末100に表示される表示画面の一例を説明する図である。
ここでは、管理サーバ200からユーザ端末100に提供されるキャンペーンの第1のコンテンツをユーザXが「対象アプリA」から実行し、未インストールの「対象アプリP」においてユーザXに対して報酬が仮付与される処理を例として、その処理の過程においてユーザ端末100に表示される表示画面の例を説明する。また、管理サーバ200から提供されるユーザ端末100で実行可能な上述の第1のコンテンツがスクラッチゲームであるものとして説明する。
このスクラッチゲームでは、表示画面上に配置された複数のスクラッチカードのうちのいずれかのカードに対してタップ操作をすることにより、操作したカードをめくることができる。また、一度めくったカードは、再び操作してもめくることができない。この図に示す例では、6種類の対象アプリケーションのそれぞれから最大で1日1回ずつめくることが可能なように、6枚のスクラッチカードが表示されるスクラッチゲームを例としている。ユーザXがスクラッチカードをめくると、いずれかの対象アプリケーションにおける報酬(例えば、いずれかのアプリケーションにおいて利用可能なアイテム)がユーザXに対して付与される。ここで、付与される報酬は、例えば、報酬が付与される対象アプリケーションやキャンペーンに対応して予め設定されており、設定されている固定の報酬が付与されてもよいし、設定されている複数の報酬の中からめくったスクラッチカードに応じた報酬が選択されて付与されてもよい。
なお、この図に示す例では、スクラッチカードをめくる毎に、いずれかの対象アプリケーションにおける報酬がユーザXに対して付与されるものとして説明するが、報酬が付与される報酬付与条件はこれに限られるものではない。例えば、スクラッチカードにはめくった後にのみ判別できる「当たり」と「はずれ」とのカードがあり、「当たり」のカードをめくったときのみ報酬が付与されるようにしてもよい。また、表示されている全てのスクラッチカードをめくった場合に報酬が付与されるようにしてもよい。
ステップST10の表示処理において表示される表示画面G10は、「対象アプリA」が起動したときに表示されるゲームAのゲーム画面であって、例えば、ゲームAのプレイの開始やプレイ方法の説明表示等を選択させるための選択メニュー、ユーザへのお知らせメッセージ、等が表示されるメイン画面である。この表示画面G10には、キャンペーンページを表示させるための広告画像であるバナーK10が表示される。例えば、このバナーK10は、キャンペーンページのリンク先を示す情報を含み、そのリンク先を表示させるための操作子として表示される。なお、このバナーK10は、「対象アプリA」のキャンペーンへの参加状況(キャンペーン期間中であるか否か等の状況)に応じて、その表示内容が変わったり表示されなくなったりする。ここでは、「対象アプリA」がキャンペーン期間中であるため、キャンペーンページを表示させるための広告画像がバナーK10として表示される。
ステップST20の判定処理では、ステップST10に示す表示画面G10において、ユーザXがバナーK10に対して操作(例えば、タップ操作)をすると、ユーザXがその日初めて「対象アプリA」にログインしたか否かが判定される。その日初めてのログインではないと判定された場合には(ステップST20:NO)、ステップST70の表示処理に進む。一方、ステップST20においてその日初めてのログインであると判定された場合には(ステップST20:YES)、ステップST30の判定処理に進む。
ステップST30の判定処理では、タップ操作によってめくることが可能なスクラッチカードがあるか否か(残っているか否か)が判定される。タップ操作によってめくることが可能なスクラッチカードがある(残っている)と判定された場合には(ステップST30:YES)、ステップST40の表示処理に進む。
ステップST40の表示処理において表示される表示画面G40は、ステップST30において、タップ操作が可能なスクラッチカードがあると判定された場合(ステップST30:YES)にユーザ端末100に表示されるキャンペーンページの表示画面である。この表示画面G40は、バナーK10に含まれるキャンペーンページのリンク先にアクセスすることにより取得される。このキャンペーンページの表示画面G40には、ユーザ端末100において実行可能な第1のコンテンツとして、スクラッチゲームのゲーム画面が含まれている。
この図に示すスクラッチゲームのゲーム画面の例では、6枚のスクラッチカード(符号K41〜K46)が表示されている。例えば、このキャンペーンには、6種類の対象アプリケーションが参加しており、それぞれの対象アプリケーションから最大で1日1回ずつめくることが可能なように6枚のスクラッチカードが表示されている。なお、6種類の対象アプリケーションのうちユーザ端末100にインストールされている対象アプリケーションが3種類の場合には、表示されるスクラッチカードを3枚としてもよいし、6枚のカードを表示しておいて、タップ操作によってめくることが可能なカードを、その表示した6枚のうちの3枚としてもよい。
また、ユーザXによって既にタップ操作がされてめくられたカードには「済」が表示されており(符号K41、K44が示すカード参照)、この「済」が表示されたカードにタップ操作をしても再びめくることはできない。
この表示画面G40において、ユーザXがタップ操作することによりスクラッチカード(この図では、符号K42、K43、K44、及びK46のそれぞれが示すカードのうちのいずれか1枚、例えば符号K43が示すカード)をめくることができる(図1の(1)における、ユーザXによる第1のコンテンツの実行)。
ステップST50の表示処理において表示される表示画面G50は、キャンペーンページの表示画面であって、ステップST30において、タップ操作によってめくることが可能なスクラッチカードがない(残っていない)と判定された場合に(ステップST30:NO)表示される表示画面である。この表示画面G50には、スクラッチゲームのゲーム画面の上に重ねて、例えば「今日は終了!また明日」というメッセージが記載されたメッセージラベルK50が表示される。なお。このときのスクラッチゲームのゲーム画面に表示されているスクラッチカードは、全てめくられた状態のカードである。メッセージラベルK50には、タップ操作によってめくることが可能なスクラッチカードがない(残っていない)ことを示す情報(ここでは、「今日は終了!また明日」)が表示される。なお、このスクラッチゲームでは、1日毎に実行結果(カードをめくった結果)がリセットされ、翌日になれば、再び6枚全てのスクラッチカードがめくることが可能な状態になる。
なお、スクラッチカードの数とキャンペーンに参加している対象アプリケーションの数とが一致している場合には、ステップST30の処理をなしとしてもよい。ステップST20の処理においてその日初めてのログインであると判定された場合、タップ操作が可能なスクラッチカードがあることと等しく、ステップST20の処理においてその日初めてのログインではないと判定された場合、タップ操作によってめくることが可能なスクラッチカードがない(残っていない)ことと等しい。この場合には、ステップST50の表示処理には遷移しないため、表示画面G50は表示されない。
ステップST60の表示処理において表示される表示画面G60は、ステップST40において、ユーザXがスクラッチカードをめくった場合に表示される画面であって、ユーザXが報酬を獲得したことを示す画面である。ここに示す表示画面G60は、「対象アプリP(ゲームP)」の報酬(ここでは、レアカード)をユーザXが獲得したことを示す画面であり、獲得した報酬を表すアイコンK60と、その旨を通知する、例えば「ゲームPのレアカード獲得!」というメッセージが記載されたメッセージラベルK61とが表示される。
なお、「対象アプリP(ゲームP)」がユーザXのユーザ端末100に未インストールであるため、「対象アプリP(ゲームP)」の報酬をユーザXが獲得するとは、その報酬がユーザXに対して仮付与されたことを意味する。一方、ユーザXのユーザ端末100にインストールされている対象アプリケーションにおける報酬をユーザXが獲得した場合には、その報酬がユーザXに対して付与されたことを意味する。
また、表示画面G60には、次の画面に進むための操作入力を受け付ける操作子としてのボタンK65が表示される。このボタンK65にタップ操作がされると、ステップST70の表示処理に進む。
ステップST70の表示処理において表示される表示画面G70は、キャンペーンページの表示画面であり、実行済みのスクラッチゲームのゲーム画面と、各ゲームに関する情報を示すゲーム情報ラベルK71及びゲーム情報ラベルK72が表示される。各ゲームに関する情報には、ゲーム名、インストール済みであるか否かを示す情報、獲得済みの報酬を示す情報等が含まれる。ゲーム情報ラベルK71には、「対象アプリA(ゲームA)」のゲーム名と、ユーザXのユーザ端末100にインストール済みであることを示す情報と、ユーザXが獲得済みの報酬を示す情報とが表示されている。ゲーム情報ラベルK72には、「対象アプリP(ゲームP)」のゲーム名と、ユーザXのユーザ端末100に未インストールであることを示す情報と、ユーザXが獲得済みの報酬(仮付与された報酬)を示す情報とが表示されている(図1の(4)における、仮報酬の提示)。
また、ゲーム情報ラベルK71及びゲーム情報ラベルK72は、タップ操作がされることにより、それぞれのゲーム情報ラベルに表示されているゲームに応じた処理を実行する操作子として表示されている。ゲーム情報ラベルK71には、ゲームAを実行する実行指示情報(例えば、URLスキーム)が含まれており、タップ操作がされると、ゲームAの所定のゲーム画面が表示される。一方、ゲーム情報ラベルK72には、「対象アプリP(ゲームP)」をダウンロード可能なストアサイト(ダウンロードサービスサイト)を提供するサーバ装置であるアプリストア400へのリンク情報が含まれている。そして、ゲーム情報ラベルK72にタップ操作がされると、アプリストア400にアクセスして、「対象アプリP(ゲームP)」をダウンロード可能なダウンロードページが表示される。
なお、上述したユーザ端末100の表示部に表示される表示画面には、表示画面に表示される情報としての画面情報のうちの一部又は全部が表示される。一部の画面情報が表示される場合、ユーザ端末100は、例えばタッチパネルである画面の任意の箇所において行われるスクロール操作に応じて、この画面情報のうちの表示部分をスクロール表示させることできる。
以下、本実施形態の構成及び処理について詳しく説明する。
〔ネットワークシステムの構成〕
図3は、相互キャンペーンシステムを実現する本実施形態によるネットワークシステム1の構成の一例を示す概略構成図である。ネットワークシステム1は、複数のユーザ端末100−N(Nは正の整数。ユーザ端末100−1、ユーザ端末100−2、・・・)と、管理サーバ200と、複数のアプリサーバ300と、アプリストア400とのコンピュータ装置を備えており、これらのコンピュータ装置はネットワークNWを介して通信可能に接続される。ここで、複数のユーザ端末100−Nは同様の構成であるので、特に区別しない場合には、「−1」、「−2」等の記載を省略してユーザ端末100として説明する。
ユーザ端末100は、ユーザによって使用される端末装置の一例であり、例えば、携帯電話やスマートフォン、タブレット端末、パーソナルコンピュータ、通信機能付きゲーム機などが用いられる。ここでは、ユーザ端末100はスマートフォンであるとして説明する。
管理サーバ200は、本実施形態の相互キャンペーンシステムに対応する対象アプリケーションに関する情報や対象アプリケーションに設定されるキャンペーンに関する情報を管理するとともに、対象アプリケーションの中から報酬が付与されるアプリケーションとして選択された報酬アプリケーションにおける報酬付与管理情報を管理する管理装置の一例である。
具体的には、管理サーバ200は、ユーザ端末100にインストールされている対象アプリケーションからの要求に応じて、ユーザ端末100において実行可能な第1のコンテンツを含むキャンペーンページをユーザ端末100に対して提供する。また、管理サーバ200は、ユーザ端末100における第1のコンテンツの実行結果(第1のコンテンツでのアクションの実行結果)に基づいて、管理する対象アプリケーションのうちの少なくとも一のアプリケーションにおいて当該ユーザ端末を利用するユーザに報酬が付与されたことを示す報酬付与管理情報を管理する。そして、管理サーバ200は、この報酬付与管理情報に基づいて、ユーザ端末100インストールされている対象アプリケーションにおける報酬付与管理情報を管理している場合には、その対象アプリケーションに対応するアプリサーバ300に対して報酬付与情報を送信する。一方、管理サーバ200は、この報酬付与管理情報に基づいて、ユーザ端末100インストールされていない対象アプリケーションにおける報酬付与管理情報を管理している場合には、その対象アプリケーションがユーザ端末100にインストールされた後に、その対象アプリケーションに対応するアプリサーバ300に対して報酬付与情報を送信する。
アプリサーバ300は、ユーザ端末100にインストール可能な対象アプリケーションに対応するサーバ装置である。ここでは、ユーザ端末100にインストールされる対象アプリケーションがゲームである場合を例として、アプリサーバ300は、各ゲームのアプリケーションに対応するゲームサーバである。この図3では、図1に示す「対象アプリA」と、「対象アプリB」と、「対象アプリC」と、「対象アプリP」とのそれぞれに対応するアプリサーバ300として、アプリサーバA310と、アプリサーバB320と、アプリサーバC330と、アプリサーバP370とが、ネットワークNWを介してユーザ端末100や管理サーバ200と接続されることを例示している。
なお、ネットワークシステム1には、上述したアプリサーバ300に限らず、ユーザ端末100にインストールされてプレイすることができるゲームに対応して複数のアプリサーバ300が備えられる。ここで、ユーザ端末100にインストールされる対象アプリケーションは、アプリケーションのプログラムがユーザ端末100にインストールされることにより、インストールされたプログラムに基づいてユーザ端末100がアプリケーションに関する処理(例えば、ゲームの処理)を行う、所謂ネイティブ型のアプリケーションである。ユーザ端末100は、ゲームをプレイするユーザに対応したユーザ情報をアプリサーバ300に送信したり、ゲームのプレイ中に必要な情報をアプリサーバ300から取得したりする。
アプリストア400は、ユーザ端末100にインストール可能な対象アプリケーションをダウンロード可能なストアサイト(ダウンロードサービスサイト)を提供するサーバ装置である。ユーザは、自身のユーザ端末100からネットワークNWを介してアプリストア400に接続して所望のアプリケーションを有料または無料で購入することにより、購入したアプリケーションを自身のユーザ端末100にダウンロードしてインストールすることができる。
ネットワークNWは、例えば、携帯電話網、PHS(Personal Handy-phone System)網、VPN(Virtual Private Network)網、専用通信回線網、WAN(Wide Area Network)、LAN(Local Area Network)、PSTN(Public Switched Telephone Network;公衆交換電話網)など、またはこれらの組み合わせによって構成される情報通信ネットワークである。
〔ユーザ端末の構成〕
次に、図4を参照して、本実施形態によるユーザ端末100の構成について説明する。図4は、本実施形態によるユーザ端末100の構成の一例を示す概略構成図である。この図に示すように、ユーザ端末100は、入力部110と、表示部120と、端末通信部130と、端末記憶部140と、端末制御部150とを備えている。
入力部110は、ユーザからの操作に応じてユーザの指示を受付けて、指示内容に応じた入力指示情報を生成する入力デバイスである。入力部110には、例えば、キーボードやボタン、タッチパネル、マウス、マイクロホン等を適用できる。
表示部120は、画像や文字等の情報を表示する表示デバイスであり、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等を適用できる。入力部110と表示部120とは一体に構成されてユーザからの操作入力を受け付けるタッチパネルとして適用することもできる。
端末通信部130は、ネットワークNWを介して管理サーバ200またはアプリサーバ300と通信する。
端末記憶部140は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュROM、HDD(Hard Disk Drive)等の記録媒体またはこれらの組合せを用いて構成され、ユーザ端末100が備える各部を制御するためのプログラム(例えば、端末制御部150に基本動作を行わせるためのOS(Operating System))、インストールされたアプリケーションのプログラム、各種情報等を記憶する。
端末制御部150は、ユーザ端末100の制御中枢として機能するCPU(Central Processing Unit)等の情報処理装置を備えており、ユーザ端末100が備える各部を制御する。例えば、端末制御部150は、端末記憶部140に記憶されているOSに基づく基本動作の処理を実行するとともに、アプリケーションのプログラム(ゲームのプログラム)に基づく処理を実行する。また、端末制御部150は、OS上で動作可能な各種のアプリケーション(Webブラウザや、アプリストア400が提供するストアサイトのストアページを表示させるアプリケーション等)の機能をOSを介して実行する処理を行う。
〔相互キャンペーンシステムの概略構成〕
次に、図5を参照して、本実施形態による相互キャンペーンシステムの概略構成について説明する。図5は、本実施形態のネットワークシステム1における相互キャンペーンシステムの概略構成の一例を説明する模式図である。
この図5において、図1を用いて説明した模式図の各構成に対応する部分には同じ符号を付している。図1と同様に、「対象アプリA(ゲームA)」、「対象アプリB(ゲームB)」、「対象アプリC(ゲームC)」、及び「対象アプリP(ゲームP)」は、同一のキャンペーンのキャンペーン期間中にある対象アプリケーション(即ち、同一のキャンペーンに参加している対象アプリケーション)である。以下の説明において、ユーザXのユーザ端末100にインストールされている「対象アプリA(ゲームA)」、「対象アプリB(ゲームB)」、及び「対象アプリC(ゲームC)」のそれぞれを、対象アプリA10、対象アプリB20、及び対象アプリC30と符号を付して記述する。また、ユーザXのユーザ端末100にインストールされていない対象アプリケーションである「対象アプリP(ゲームP)」を、対象アプリP70と符号を付して記述する。
また、本実施形態の相互キャンペーンシステムに対応する対象アプリケーションには、キャンペーン処理用のソフトウェア(以下、SDK(Software Development Kit)11と称する)が組み込まれている。このSDK11は、例えば、ユーザ端末100にインストールされた相互キャンペーンシステムに対応する各対象アプリケーションと管理サーバ200とを仲介するためのAPI(Application Programming Interface)の集合体で構成されている。
この図5では、対象アプリA10にはSDK11−1が組み込まれ、対象アプリB20にはSDK11−2が組み込まれ、対象アプリC30にはSDK11−3が組み込まれている。また、対象アプリP70にはSDK11−7が組み込まれている。なお、各対象アプリケーションに組み込まれているSDK11−1、SDK11−2、SDK11−3及びSDK11−7は、同じ構成を備えており、特に区別しない場合には、「−1」、「−2」等の記載を省略してSDK11として説明する。
上述のSDK11と管理サーバ200とを備えた構成が本実施形態の相互キャンペーンシステムの主要な構成であり(符号500参照)、以下、相互キャンペーンシステム500と符号を付して記述する。
次に、相互キャンペーンシステム500が備えるSDK11と、管理サーバ200との各構成の詳細について説明する。
〔ユーザ端末(SDK)の機能構成〕
図6は、本実施形態によるユーザ端末100において、端末制御部150が対象アプリケーションに組み込まれたSDK11に基づいて実行するキャンペーン処理の機能構成の一例を示す構成図である。この図5を参照して、相互キャンペーンシステム500においてユーザ端末100(SDK11)が実行するキャンペーン処理の機能構成について説明する。
SDK11は、初期化処理部1110と、ログイン通知部1120と、イベント確認部1130と、コンテンツ要求部1140と、コンテンツ取得部1150と、コンテンツ提示部1160と、実行結果通知部1170とを備えている。
初期化処理部1110は、SDK11の組み込み先の対象アプリケーションがユーザ端末100インストールされると、初回起動時の処理として、SDK11自身が組み込まれている対象アプリケーションから当該対象アプリケーションに関する情報(例えば、アプリID、アプリユーザID等)を取得する。また、初期化処理部1110は、固有識別情報取得部1111と、インストール通知部1112とを備えている。
固有識別情報取得部1111は、ユーザ端末100毎に固有に設定される固有識別情報であって、ユーザ端末100を特定可能な(当該ユーザ端末100を利用しているユーザを特定可能な)固有識別情報(以下、「リワードユーザID」と称する)を取得する。例えば、固有識別情報取得部1111は、擬似乱数列を生成し、生成した擬似乱数列を用いて他のユーザ端末100のリワードユーザIDとは重複しないようにユーザ端末100に対応するリワードユーザIDを生成して取得する。また、固有識別情報取得部1111は、取得したリワードユーザIDを、ユーザ端末100にインストールされたいずれの対象アプリケーションからも参照可能なように端末記憶部140のアプリ間共有エリアに記憶させる。
ここで、固有識別情報取得部1111は、インストールされた対象アプリケーションが複数の対象アプリケーションのうちの最初にユーザ端末100にインストールされた対象アプリケーションである場合、リワードユーザIDを取得する。例えば、固有識別情報取得部1111は、複数の対象アプリケーションのそれぞれがユーザ端末100にインストールされたときに、リワードユーザIDが端末記憶部140に記憶されているか否かを判定する。そして、固有識別情報取得部1111は、リワードユーザIDが端末記憶部140に記憶されていないと判定した場合にリワードユーザIDを取得する。そして、この固有識別情報取得部1111が取得したリワードユーザIDは、それ以降にインストールされた対象アプリケーションにおいても利用される。
インストール通知部1112は、ユーザ端末100にインストールされた対象アプリケーション(SDK11自身が組み込まれている対象アプリケーション)の当該インストールされたことを示すインストール通知情報を管理サーバ200に対して送信する。ここで、上述のインストール通知情報には、当該インストールされた対象アプリケーションのアプリIDと、このユーザ端末100を特定するリワードユーザIDとが含まれる。なお、相互キャンペーンシステム500によるキャンペーン処理を介さずにユーザがストアサイトからダウンロードして対象アプリケーションがインストールされた場合と、相互キャンペーンシステム500によるキャンペーン処理を介してインストールされた場合(単に対象アプリケーションがインストールされた場合)とのいずれでも、インストール通知部1112は、インストール通知情報を送信する。
また、インストール通知部1112は、ユーザ端末100にインストールされた対象アプリケーションにおけるアプリユーザIDをさらに含めたインストール通知情報を管理サーバ200に対して送信してもよい。つまり、インストール通知部1112は、ユーザ端末100にインストールされた対象アプリケーションにおけるアプリユーザIDを管理サーバ200に対して送信するユーザ情報通知部としての機能を備えている。これにより、このインストール通知情報を取得した管理サーバ200は、インストールされた対象アプリケーションにおけるアプリユーザIDとリワードユーザIDとを関連付けて管理することができる。
なお、アプリユーザIDの送信タイミングは、このインストール通知情報の送信タイミングに限られるものではない。例えば、アプリユーザIDをインストール通知情報以外の情報に含めて管理サーバ200に対して送信してもよい。
ログイン通知部1120は、ユーザ端末100にインストールされている対象アプリケーションが起動してユーザがログインすると、当該ユーザが当該対象アプリケーションにログインしたことを示すログイン通知情報を、例えば1日1回に限って管理サーバ200に対して送信する。ここで、このログイン通知情報には、当該起動した対象アプリケーションのアプリIDと、このユーザ端末100を特定するリワードユーザIDとが含まれる。これにより、管理サーバ200は、ユーザ端末100において対象アプリケーション毎にユーザがログインした回数等を把握することができる。
イベント確認部1130は、ユーザ端末100にインストールされている対象アプリケーション(SDK11自身が組み込まれている対象アプリケーション)のキャンペーンに関する情報を管理サーバ200に確認する。ここで、キャンペーンに関する情報とは、当該対象アプリケーションがキャンペーンに参加しているか否か、参加している場合にはキャンペーン期間中であるか否かといったキャンペーンの開催状況である。そして、イベント確認部1130は、確認した結果、管理サーバ200から送信されたキャンペーンの開催状況に応じたコンテンツが含まれるキャンペーンページの提供先を示す提供先情報を取得する。このキャンペーンページの提供先情報は、例えば、キャンペーンページのリンク先を示すURL(Uniform Resource Locator)であって、キャンペーンの広告画像(「バナー」とも称する)の提供先を示す提供先情報とともに取得される。ここで、広告画像の提供先を示す提供先情報は、例えば、広告画像のリンク先を示すURLである。以下の説明において、キャンペーンページの提供先情報を「ページURL」と称し、広告画像の提供先情報を「バナーURL」と称する。
イベント確認部1130は、取得したバナーURLとページURLとを、SDK11自身が組み込まれている対象アプリケーションに受け渡す。
具体的には、イベント確認部1130は、イベント情報要求部1131と、イベント情報取得部1132とを備えている。
イベント情報要求部1131は、複数の対象アプリケーションのうちのユーザ端末100にインストールされている対象アプリケーションにおいて、キャンペーンの開催状況の確認を要求する要求情報を管理サーバ200に対して送信する。
イベント情報取得部1132は、イベント情報要求部1131が上述の要求情報を送信した対象アプリケーションがキャンペーンに参加しているアプリケーションである場合であって、管理サーバ200が上述の要求情報を受けたタイミングがキャンペーン期間中であるときに管理サーバ200から通知された第1のページURLを取得する。ここで、第1のページURLは、キャンペーン期間中の場合にユーザ端末100に表示されるキャンペーンページのうち第1のページのリンク先を示すURL(Uniform Resource Locator)である。このキャンペーンページには、ユーザ端末100において実行可能な第1のコンテンツ(例えば、スクラッチゲーム)が含まれる。
また、管理サーバ200において、キャンペーンに参加している対象アプリケーションに対して設定されたキャンペーン期間の直前のキャンペーン予告期間が管理されている。このキャンペーン予告期間は、例えば、キャンペーンの開始日時の3日前や1週間前から開始され、キャンペーンの開始とともに終了する。
イベント情報取得部1132は、イベント情報要求部1131が上述の要求情報を送信した対象アプリケーションがキャンペーンに参加しているアプリケーションである場合であって、管理サーバ200が上述の要求情報を受けたタイミングがキャンペーン予告期間中であるときに管理サーバ200から通知された第2のページURLを取得する。ここで、第2のページURLは、例えば、キャンペーン予告期間中の場合にユーザ端末100に表示されるキャンペーンページのうち第2のページのリンク先を示すURLである。このキャンペーンページには、キャンペーン期間の開始の予告を示すコンテンツ(以下、第2のコンテンツと称する)であって、例えば、キャンペーンの開催期間を示す情報やキャンペーンで獲得可能な報酬に関する情報等が含まれる。
また、管理サーバ200において、キャンペーンに参加している対象アプリケーションに対して設定されたキャンペーン期間の直後のキャンペーン終了告知期間が管理されている。このキャンペーン終了告知期間は、例えば、キャンペーンの終了とともに開始され、キャンペーンの終了日時の3日後や1週間後に終了する。
イベント情報取得部1132は、イベント情報要求部1131が上述の要求情報を送信した対象アプリケーションがキャンペーンに参加しているアプリケーションである場合であって、管理サーバ200が上述の要求情報を受けたタイミングがキャンペーン終了告知期間中であるときに管理サーバ200から通知された第3のページURLを取得する。ここで、第3のページURLは、例えば、キャンペーン終了告知期間中の場合にユーザ端末100に表示されるキャンペーンページのうち第3のページのリンク先を示すURLである。このキャンペーンページには、キャンペーン期間の終了の告知を示すコンテンツ(以下、第3のコンテンツと称する)が含まれる。
また、イベント情報取得部1132は、上述した第1のページURL、第2のページURL、または第3のページURLとともに、キャンペーンの広告画像のリンク先を示すバナーURLを管理サーバ200から取得する。なお、イベント情報取得部1132は、管理サーバ200が上述の要求情報を受けたタイミングに基づいて管理サーバ200から通知されるそれぞれの期間応じたバナーURLを取得してもよい。
対象アプリケーションは、上述したイベント情報取得部1132が取得したバナーURLとページURLとに基づいて、キャンペーンページのリンク先にアクセスするための操作子としての広告画像を、当該対象アプリケーションによる表示画面に表示させる。この広告画像に対してタップ操作がされると、コンテンツ要求部1140は、当該対象アプリケーションからキャンペーンページのリンク先へのアクセス要求として、当該キャンペーンページの表示を要求するキャンペーンページ表示要求情報を管理サーバ200に対して送信する。
即ち、コンテンツ要求部1140は、複数の対象アプリケーションのうちのユーザ端末100にインストールされているいずれかのアプリケーションにおいて、キャンペーンページの表示を要求するキャンペーンページ表示要求情報を管理サーバ200に対して送信する。
コンテンツ取得部1150は、コンテンツ要求部1140が、キャンペーンページのリンク先へのアクセス要求としてキャンペーンページ表示要求情報を管理サーバ200に対して送信することにより、当該リンク先のキャンペーンページを管理サーバ200から取得する。
例えば、コンテンツ取得部1150は、イベント情報取得部1132が取得した第1のページURLへのアクセス要求を行うことにより、ユーザ端末100において実行可能な第1のコンテンツが含まれるキャンペーン期間中のキャンペーンページを管理サーバ200から取得する。
また、コンテンツ取得部1150は、イベント情報取得部1132が取得した第2のページURLへのアクセス要求を行うことにより、キャンペーンの開始の予告を示す第2のコンテンツが含まれるキャンペーン予告期間中のキャンペーンページを管理サーバ200から取得する。
また、コンテンツ取得部1150は、イベント情報取得部1132が取得した第3のページURLへのアクセス要求を行うことにより、キャンペーン期間の終了の告知を示す第3のコンテンツが含まれるキャンペーン終了告知期間中のキャンペーンページを管理サーバ200から取得する。
また、コンテンツ取得部1150は、キャンペーン期間中に取得したユーザ端末100において実行可能な第1のコンテンツがユーザ端末100において実行された実行結果に応じて付与される報酬に関する情報を含むコンテンツを管理サーバ200から取得する。ここで、ユーザ端末100において実行された実行結果とは、ユーザがプレイした(操作した)アクションの実行結果を意味する。
例えば、コンテンツ取得部1150は、ユーザ端末100にインストールされていないアプリケーションの中から報酬が付与されるアプリケーションとして選択された報酬付与アプリケーションにおいて報酬が付与されることを、当該報酬付与アプリケーションのインストール前に通知する事前付与通知情報が含まれるコンテンツを管理サーバ200から取得する。
また、コンテンツ取得部1150は、ユーザ端末100にインストールされているアプリケーションの中から報酬が付与されるアプリケーションとして選択された報酬付与アプリケーションにおいて報酬が付与されることを通知する付与通知情報が含まれるコンテンツを管理サーバ200から取得する。この場合、コンテンツ要求部1140が第1のページURLへのアクセス要求を行った対象アプリケーションが報酬付与アプリケーションとして選択される場合と、第1のページURLへのアクセス要求を行った対象アプリケーション以外のユーザ端末100にインストールされている対象アプリケーションの中から報酬付与アプリケーションが選択される場合とがある。
なお、コンテンツ取得部1150は、実行結果通知部1170が第1のコンテンツの実行結果を管理サーバ200に対して送信したことに応じて、事前付与通知情報または付与通知情報が含まれるコンテンツを管理サーバ200から取得する。
コンテンツ提示部1160は、コンテンツ取得部1150が取得した各キャンペーンページや各コンテンツを表示部120に表示させて提示する。
例えば、コンテンツ提示部1160は、コンテンツ取得部1150が取得したキャンペーン期間中、キャンペーン予告期間中、またはキャンペーン終了告知期間中のキャンペーンページ、即ち、第1のコンテンツ、第2のコンテンツ、または第3のコンテンツが含まれるキャンペーンページを表示部120に表示させる。また、コンテンツ提示部1160は、コンテンツ取得部1150が取得した事前付与通知情報が含まれるコンテンツまたは付与通知情報が含まれるコンテンツを表示部120に表示させる。
実行結果通知部1170は、キャンペーン期間中に管理サーバ200から提供される実行可能な第1のコンテンツに対してユーザがプレイしたアクションの実行結果を示す情報を管理サーバ200に対して送信する。この実行可能な第1のコンテンツは、キャンペーン期間中にコンテンツ取得部1150が取得してコンテンツ提示部1160が提示したキャンペーンページに含まれるコンテンツである。
〔管理サーバの構成〕
次に、図7を参照して、管理サーバ200の構成の詳細について説明する。
図7は、本実施形態による管理サーバ200の構成の一例を示す構成図である。管理サーバ200は、通信部210と、管理部220と、記憶部230と、制御部250とを備えている。通信部210は、ネットワークNWを介してユーザ端末100、アプリサーバ300と通信する。
管理部220は、アプリケーション管理部221と、インストール情報管理部222と、ポイント管理部223と、報酬付与管理部224とを備えている。なお、管理部220は、管理する各情報を関連付けて記憶部230に記憶させて管理する。
アプリケーション管理部221は、管理の対象となる複数の対象アプリケーションに関する情報(以下、「対象アプリケーション情報」と称する)を管理する。ここで、管理の対象となる複数の対象アプリケーションとは、相互キャンペーンシステム500に対応する複数の対象アプリケーションである。また、アプリケーション管理部221は、複数の対象アプリケーションのうちのキャンペーンに参加している複数の対象アプリケーションに対して設定されたキャンペーン期間を有するキャンペーンに関する情報を管理する。例えば、アプリケーション管理部221は、キャンペーンの名称、キャンペーン期間、及び報酬が付与される期間等のキャンペーンに関する情報とを関連付けて管理する。また、アプリケーション管理部221は、キャンペーンに参加している対象アプリケーションの情報を管理する。
また、アプリケーション管理部221は、キャンペーンに参加している対象アプリケーションに対して設定されたキャンペーン期間の直前のキャンペーン予告期間を管理する。また、アプリケーション管理部221は、キャンペーンに参加している対象アプリケーションに対して設定されたキャンペーン期間の直後のキャンペーン終了告知期間を管理する。
インストール情報管理部222は、ユーザ端末100から取得したインストール通知情報に基づいて、インストール通知情報に含まれるリワードユーザIDと、インストールされた対象アプリケーションのアプリIDとを関連付けてインストール情報として管理する。
なお、インストール情報管理部222は、インストール通知情報に含まれるリワードユーザIDと、対象アプリケーションのアプリIDと、対象アプリケーションのアプリユーザIDとを関連付けてインストール情報として管理してもよい。
ポイント管理部223は、ユーザ端末100にインストールされている複数の対象アプリケーションのそれぞれからの要求に基づいて所定の数値を累積したポイントを管理する。例えば、ポイント管理部223は、ユーザ端末100にインストールされている複数の対象アプリケーションのそれぞれにおいてユーザがログインしたことを示すログイン通知情報をユーザ端末100から取得すると、取得したログイン通知情報に基づいて、所定の数値を累積したログインポイントを算出する。そして、ポイント管理部223は、算出したログインポイントと、取得したログイン通知情報に含まれるリワードユーザID及びアプリIDとを関連付けて、各ユーザの対象アプリケーション毎のログインポイントとして管理する。例えば、ポイント管理部223は、ユーザ端末100からログイン通知情報を取得する毎に、取得したログイン通知情報に対尾する対象アプリケーションのログインポイントを1ポイント加算する。また、ポイント管理部223は、定期的にログインポイントをリセットする。例えば、ポイント管理部223は、新たなキャンペーンが開始される場合にログインポイントをリセットしてもよい。
報酬付与管理部224は、複数の対象アプリケーションのうちユーザ端末100にインストールされていない対象アプリケーションの中から、報酬が付与されるアプリケーションとして選択された報酬付与アプリケーションのアプリID、及びユーザ端末100を特定するリワードユーザIDを関連付けて報酬付与管理情報として管理する。
また、報酬付与管理部224は、複数の対象アプリケーションのうちユーザ端末100にインストールされている対象アプリケーションの中から、報酬が付与されるアプリケーションとして選択された報酬付与アプリケーションのアプリID、報酬付与アプリケーションにおけるアプリユーザID、及びユーザ端末100を特定するリワードユーザIDを関連付けて報酬付与管理情報として管理する。
例えば、報酬付与管理部224は、ユーザ端末100に対して提供した第1のコンテンツの実行結果に基づいて所定の報酬付与条件が充足された場合に、キャンペーンに参加している複数の対象アプリケーションのうち、ユーザ端末100にインストールされていないアプリケーションの中から選択された報酬付与アプリケーションの報酬付与管理情報を管理する。
また、報酬付与管理部224は、ユーザ端末100に対して提供した第1のコンテンツの実行結果に基づいて所定の報酬付与条件が充足された場合に、キャンペーンに参加している複数の対象アプリケーションのうち、ユーザ端末100にインストールされているアプリケーションの中から選択された報酬付与アプリケーションの報酬付与管理情報を管理する。
つまり、報酬付与管理部224は、ユーザ端末100に対して提供した第1のコンテンツの実行結果に基づいて所定の報酬付与条件が充足された場合に、キャンペーンに参加している複数の対象アプリケーションのうち、ユーザ端末100にインストールされているアプリケーションとユーザ端末100にインストールされていないアプリケーションとを含めた中から選択された報酬付与アプリケーションの報酬付与管理情報を管理する。
なお、報酬付与アプリケーションの選択方法は任意の方法を適用することができる。この報酬付与アプリケーションの選択方法は、所定の規則や条件にしたがって選択される方法であってもよいし、抽選により選択される方法であってもよい。また、報酬付与アプリケーションは、キャンペーン毎に決められていてもよい。
記憶部230は、管理部220または制御部250により管理される各種情報を記憶する。例えば、記憶部230は、対象アプリ情報記憶部231と、キャンペーン情報記憶部232と、キャンペーン参加アプリ情報記憶部233と、リンク情報記憶部234と、インストール情報記憶部235と、ポイント情報記憶部236と、報酬付与管理情報記憶部237と、報酬成立情報記憶部238と、コンテンツ記憶部239とを備えている。なお、各種情報は、データベースのテーブル形式やJSON(JavaScript(登録商標)Object Notation)形式など、その情報の利用に適した形式で格納されていればよい。
対象アプリ情報記憶部231は、相互キャンペーンシステム500に対応する対象アプリケーションに関する対象アプリケーション情報を記憶する。図8は、対象アプリ情報記憶部231に記憶される対象アプリケーション情報の一例を示す図である。対象アプリケーション情報には、対象アプリケーションのアプリID(ApID)と、通知先URL(NoticeURL)と、ストアURL(ApStoreURL)と、当該対象アプリケーションの名称を示すアプリ名称(ApNAME)と、当該対象アプリケーションに関する説明情報であるアプリ説明(ApDOC)と、当該対象アプリケーションを示すアイコン画像であるアプリアイコン画像(ApICO)と、アプリ価格(ApPRICE)とが関連付けられている。
通知先URL(NoticeURL)は、リワード(報酬)の通知先のURL(Uniform Resource Locator)であって、例えば、当該対象アプリケーションに対応するアプリサーバ300のURLが設定される。ストアURL(ApStoreURL)は、当該対象アプリケーションをダウンロード可能な販売サイト(アプリストア400)のページのURLである。アプリ価格(ApPRICE)は、当該対象アプリケーションの販売価格である。なお、これらの対象アプリケーション情報は、例えば、アプリストア400からダウンロード可能になる前に予め設定されて対象アプリ情報記憶部231に記憶され、アプリケーション管理部221によって管理される。
キャンペーン情報記憶部232は、対象アプリケーションが参加するキャンペーンに関する情報(キャンペーン情報)を記憶する。図9は、キャンペーン情報記憶部232に記憶されるキャンペーン情報の一例を示す図である。キャンペーン情報には、キャンペーンID(CpID)と、キャンペーン名(CpNAME)と、キャンペーン開始日時(CpStartDATE)と、キャンペーン終了日時(CpEndDATE)と、キャンペーン告知開始日時(NoticeStartDATE)と、キャンペーン告知終了日時(NoticeEndDATE)と、報酬付与開始日時(RewardStartDATE)と、報酬付与終了日時(RewardEndDATE)とが関連付けられている。
キャンペーンID(CpID)は、キャンペーンを識別する識別情報である。キャンペーン名(CpNAME)はキャンペーンの名前を示す。キャンペーン開始日時(CpStartDATE)及びキャンペーン終了日時(CpEndDATE)のそれぞれは、キャンペーン期間の開始日時及び終了日時をそれぞれ示している。つまり、キャンペーン開始日時からキャンペーン終了日時までの期間がキャンペーン期間中となる期間を示す。ユーザは、このキャンペーン期間中にキャンペーンページに含まれる第1のコンテンツを実行することにより、選択された報酬付与アプリケーションにおける報酬を獲得できる。
キャンペーン告知開始日時(NoticeStartDATE)と、キャンペーン告知終了日時(NoticeEndDATE)とのそれぞれは、キャンペーン予告期間(第2の期間)の開始日時と、キャンペーン終了告知期間(第3の期間)の終了日時とのそれぞれを示している。この例では、キャンペーン予告期間(第2の期間)は、キャンペーン告知開始日時(NoticeStartDATE)からキャンペーン開始日時(CpStartDATE)までの期間として設定される。また、キャンペーン終了告知期間(第3の期間)は、キャンペーン終了日時(CpEndDATE)からキャンペーン告知終了日時(NoticeEndDATE)までの期間として設定される。
なお、このキャンペーン情報の例では、キャンペーン開始日時(CpStartDATE)が、キャンペーン予告期間(第2の期間)の終了日時とキャンペーン期間の開始日時との両方の設定を兼ねているが、別々に設定されるように構成してよい。同様に、このキャンペーン情報の例では、キャンペーン終了日時(CpEndDATE)が、キャンペーン期間の終了日時とキャンペーン終了告知期間の開始日時との両方の設定を兼ねているが、別々に設定されるように構成してよい。
なお、キャンペーン期間中にユーザが獲得した報酬付与アプリケーションにおける報酬は、その報酬付与アプリケーションがユーザ端末100にインストールされている場合には、獲得後にその報酬付与アプリケーションに対応するアプリサーバ300に対して管理サーバ200が報酬付与情報を送信することにより、アプリサーバ300において速やかに付与される。一方、その報酬付与アプリケーションがユーザ端末100にインストールされていない場合には、獲得後にその報酬付与アプリケーションがインストールされてから、その報酬付与アプリケーションに対応するアプリサーバ300に対して管理サーバ200が報酬付与情報を送信することにより、アプリサーバ300において実際に報酬が付与される。このように、報酬付与アプリケーションがユーザ端末100にインストールされていない場合には、ユーザが獲得した報酬(即ち、仮付与された報酬)は、その報酬付与アプリケーションがユーザ端末100にインストールされるまでは、実際には付与されない。そこで、報酬付与開始日時(RewardStartDATE)と報酬付与終了日時(RewardEndDATE)で規定される報酬付与期間を設けている。つまり、この報酬付与期間内に報酬付与アプリケーションがインストールされた場合、仮付与された報酬が実際に付与される。一方、この報酬付与期間内に報酬付与アプリケーションがインストールされない場合には、仮付与された報酬は実際には付与されない。
例えば、キャンペーン期間に対して、キャンペーン期間の開始又は途中から開始し、キャンペーン期間より後に終了する報酬付与期間が設定される。一例としては、キャンペーン開始日時と報酬付与開始日時は同日時が設定され、報酬付与終了日時はキャンペーン終了日時の一週間後に設定される。なお、キャンペーン開始日時と報酬付与開始日時とが同日時の場合には、報酬付与開始日時が設定されない構成としてもよく、この場合、少なくとも報酬付与終了日時が報酬付与期限として設定されればよい。
これらのキャンペーン情報は、キャンペーンの開始日時前に予め設定されてキャンペーン情報記憶部232に記憶され、アプリケーション管理部221によって管理される。また、これらのキャンペーン情報は、キャンペーンを実施する各対象アプリケーションに対応するアプリサーバ300と管理サーバ200とにおいて同様の情報が設定される。
なお、キャンペーン予告期間またはキャンペーン終了告知期間が設定されない構成としてもよい。また、キャンペーン期間とは別に報酬付与期間が設定されない構成としてもよく、報酬付与期間がキャンペーン期間と同じ期間である構成としてもよい。
キャンペーン参加アプリ情報記憶部233は、キャンペーン情報記憶部232に設定されたキャンペーンに参加する対象アプリケーションを示す情報(以下、「キャンペーン参加アプリ情報」と称する)を記憶する。ここで、アプリケーション間の相互キャンペーンであるため、一つのキャンペーンには、少なくとも2つのアプリケーションが設定されることになる。図10は、キャンペーン参加アプリ情報記憶部233に記憶されるキャンペーン参加アプリ情報の一例を示す図である。キャンペーン参加アプリ情報には、キャンペーンID(CpID)と、このキャンペーンIDのキャンペーンに参加する対象アプリケーションのアプリID(ApID)と、報酬として付与されるアイテムを識別するアイテムID(ItemID)と、当該アイテムの名称を示す報酬アイテム名称(ItemName)と、当該アイテムの報酬として付与される数を示す報酬アイテム数(ItemNum)とが関連付けられている。
なお、上述のアイテムID(ItemID)と、報酬アイテム名称(ItemName)と、報酬アイテム数(ItemNum)とが設定されない構成としてもよい。例えば、キャンペーンの種類によらず付与される報酬の内容がアプリサーバ300において決まっている場合には、アプリサーバ300に報酬の内容を通知する必要がない。一方、このキャンペーン参加アプリ情報において、報酬の内容を設定する場合には、キャンペーンに応じて報酬の内容を設定してもよいし、報酬付与アプリケーションがインストールされている場合とインストールされていない場合とによって異なる報酬が付与されるように設定してもよい。
リンク情報記憶部234は、管理サーバ200がユーザ端末100からキャンペーンに関する情報を要求する要求情報を取得したことに応じて、ユーザ端末100に対して送信するキャンペーンの広告画像の提供先に関するリンク情報を記憶する。
図11は、リンク情報記憶部234に記憶されるリンク情報の一例を示す図である。リンク情報には、キャンペーンID(CpID)と、このキャンペーンIDのキャンペーンに参加する対象アプリケーションのアプリID(ApID)と、バナー画像URL(BnrImgURL)と、バナー種別(BnrTyp)と、キャンペーンページURL(CpPageURL)が関連付けられている。
バナー画像URL(BnrImgURL)は、管理サーバ200が、ユーザ端末100からキャンペーンに関する情報を要求する要求情報を取得したことに応じて、ユーザ端末100に対して送信するキャンペーンの広告画像のリンク先を示すバナーURLである。バナー種別(BnrTyp)は、広告画像の種別を示す情報であって、キャンペーンのそれぞれの期間に対応する広告画像のバナーURLを判別するための情報である。例えば、バナー種別(BnrTyp)が「1」の場合には、キャンペーン期間中に送信される広告画像(開催中バナー)のバナーURLであることを示す。また、バナー種別(BnrTyp)が「2」の場合には、キャンペーン予告期間中に送信される広告画像のバナーURL(事前告知バナー)であることを示す。また、バナー種別(BnrTyp)が「3」の場合には、キャンペーン終了告知期間中に送信される広告画像(終了後告知バナー)のバナーURLであることを示す。
なお、同一のキャンペーンに対して、いずれの対象アプリケーションに対しても掲載する広告画像が共通の場合には、共通のリンク先に一つの広告画像データが記憶され、対象アプリケーション毎に広告画像を異ならせる場合には、それぞれの対象アプリケーションに対応したリンク先のそれぞれに、それぞれの対象アプリケーションに対応した広告画像データが記憶される。
キャンペーンページURL(CpPageURL)は、管理サーバ200が、ユーザ端末100からキャンペーンに関する情報を要求する要求情報を取得したことに応じて、キャンペーンの広告画像のバナーURLとともにユーザ端末100に対して送信するキャンペーンページのリンク先を示すページURLである。例えば、「1」が設定されているバナー種別(BnrTyp)に関連付けられたキャンペーンページURL(CpPageURL)には、キャンペーン期間中に送信されるキャンペーンページのリンク先を示す第1のページURLが設定される。また、「2」が設定されているバナー種別(BnrTyp)に関連付けられたキャンペーンページURL(CpPageURL)には、キャンペーン予告期間中に送信されるキャンペーンページのリンク先を示す第2のページURLが設定される。また、「3」が設定されているバナー種別(BnrTyp)に関連付けられたキャンペーンページURL(CpPageURL)には、キャンペーン終了告知期間中に送信されるキャンペーンページのリンク先を示す第3のページURLが設定される。
インストール情報記憶部235は、ユーザ端末100から送信されて管理サーバ200が取得したインストール通知情報に基づいてインストール情報管理部222が管理するインストール情報を記憶する。
図12は、インストール情報記憶部235に記憶されるインストール情報の一例を示す図である。インストール情報には、取得したインストール通知情報に含まれるリワードユーザID(RewardUID)と、アプリID(ApID)と、アプリユーザID(ApUID)とが関連付けられている。
この図に示す例では、ユーザXのリワードユーザIDを「RU1」としている。また、対象アプリA10のアプリIDを「GameA」とし、対象アプリB20のアプリIDを「GameB」とし、対象アプリC30のアプリIDを「GameC」としている。また、対象アプリA10、対象アプリB20、及び対象アプリC30のそれぞれにおけるユーザXのアプリユーザIDを、それぞれ「AUX」、「BUX」、及び「CUX」としている。
つまり、この図に示すインストール情報の例には、ユーザXのユーザ端末100にインストールされた対象アプリA10、対象アプリB、及び対象アプリCのインストール通知情報に基づくインストール情報が含まれている。
ポイント情報記憶部236は、ユーザ端末100から送信されて管理サーバ200が取得したログイン通知情報に基づいてポイント管理部223が管理するログインポイント情報を記憶する。
図13は、ポイント情報記憶部236に記憶されるログインポイント情報の一例を示す図である。ログインポイント情報には、取得したログイン通知情報に含まれるリワードユーザID(RewardUID)及びアプリID(ApID)と、ログインポイント(LoginPoint)とが関連付けられている。ログインポイント(LoginPoint)は、取得したログイン通知情報に基づいてポイント管理部223が算出したログインポイントである。
この図に示すログインポイント情報の例では、ユーザXの対象アプリA10のログインポイントが「1」、ユーザXの対象アプリB20のログインポイントが「2」、及びユーザXの対象アプリC30のログインポイントが「1」であることを示している。例えば、ユーザXが対象アプリA10と対象アプリC30とにログインした回数がそれぞれ1回であり、ユーザXが対象アプリB20にログインした回数が2回であることを示している。
なお、ポイント情報記憶部236は、ユーザ端末100から送信されて管理サーバ200が取得したログイン通知情報に基づいて、当該ログイン通知情報を取得した日時を示すログイン時間をさらに記憶してもよい。例えば、ポイント情報記憶部236は、各ユーザのユーザ端末100からアプリケーション毎の最後にログイン通知情報を取得した日時を、アプリケーション毎の最終ログイン時間として記憶してもよい。
報酬付与管理情報記憶部237は、複数の対象アプリケーションの中から選択された報酬付与アプリケーションにおいて報酬が付与されることを示す報酬付与管理情報を記憶する。
図14は、報酬付与管理情報記憶部237に記憶される報酬付与管理情報の一例を示す図である。報酬付与管理情報には、リワード管理ID(RewardID)と、リワードユーザID(RewardUID)と、遷移元アプリID(ApIDfrom)と、報酬付与先アプリID(ApIDto)と、報酬付与先アプリユーザID(ApUID)と、キャンペーンID(CpID)とが関連付けられている。リワード管理ID(RewardID)は、報酬付与管理情報毎に識別可能なように各報酬付与管理情報が登録された順に発行される管理IDである。遷移元アプリID(ApIDfrom)は、キャンペーンページに含まれるユーザ端末100において実行可能な第1のコンテンツを要求した対象アプリケーションのアプリIDであり、報酬付与先アプリID(ApIDto)は、報酬付与アプリケーションのアプリIDである。報酬付与先アプリユーザID(ApUID)は、リワードユーザIDにより特定されるユーザ端末100を利用するユーザの報酬付与アプリケーションにおけるユーザIDである。キャンペーンID(CpID)は、ユーザ端末100において実行した第1のコンテンツを提供するキャンペーンのキャンペーンIDである。
リワード管理IDが「R1」である報酬付与管理情報は、ユーザXのリワードユーザIDとして「RU1」と、遷移元アプリIDとして「GameA」と、報酬付与先アプリIDとして「GameB」と、報酬付与先アプリユーザIDとして「BUX」と、キャンペーンIDとして「CP10」とが関連付けられている。この報酬付与管理情報は、リワードユーザIDが示すユーザXが、遷移元アプリIDが示す対象アプリA10においてキャンペーンID「CP10」のキャンペーンにおける第1のコンテンツを実行したことによって、対象アプリB20における報酬がユーザXに対して付与されることを示す情報である。
リワード管理IDが「R2」である報酬付与管理情報は、ユーザXのリワードユーザIDとして「RU1」と、遷移元アプリIDとして「GameA」と、報酬付与先アプリIDとして「GameP」と、キャンペーンIDとして「CP20」とが関連付けられている。ここで、「GameP」は、対象アプリP70のアプリIDである。即ち、この報酬付与管理情報は、ユーザ端末100にインストールされていない対象アプリP70における報酬がユーザXに仮付与されたことを示す情報である。ここで、対象アプリP70がユーザ端末100にインストールされていないため、ユーザXの対象アプリP70におけるユーザIDが未登録である。そのため、報酬付与先アプリユーザIDには「null」が設定される。
このように、報酬付与管理情報記憶部237に記憶されている報酬付与管理情報において、報酬付与先アプリユーザID(ApUID)に、報酬付与アプリケーションにおけるアプリユーザIDが設定されている場合には、報酬付与アプリケーションがユーザ端末100にインストールされている対象アプリケーションであり、報酬付与先アプリユーザID(ApUID)に「null」が設定されている場合には、報酬付与アプリケーションがユーザ端末100にインストールされていない対象アプリケーションであることを示す。
ここで、報酬付与先アプリユーザID(ApUID)に「null」が設定されている報酬付与管理情報は、報酬付与アプリケーションにおけるアプリユーザIDが不明のため、報酬付与アプリケーションに対応するアプリサーバ300において報酬を付与することが出来ない状態にある。そのため、この報酬付与管理情報に基づく報酬付与情報は、報酬付与アプリケーションに対応するアプリサーバ300に通知されない。また、ユーザ端末100にインストールされていない報酬付与アプリケーションがインストールされて、当該報酬付与アプリケーションにおけるアプリユーザIDが登録されると、「null」が設定されていた報酬付与先アプリユーザID(ApUID)に、登録された報酬付与アプリケーションにおけるアプリユーザIDが設定される。これにより、報酬付与アプリケーションに対応するアプリサーバ300において、アプリユーザIDが示すユーザに対して報酬を付与することが可能な状態となり、報酬付与管理情報に基づく報酬付与情報が、報酬付与アプリケーションに対応するアプリサーバ300に通知可能となる。
報酬成立情報記憶部238は、報酬付与管理情報記憶部237に記憶されている報酬付与管理情報に基づく報酬付与情報を報酬アプリケーションに対応するアプリサーバ300に通知したか否かを示す報酬成立情報を記憶する。
図15は、報酬成立情報記憶部238に記憶される報酬成立情報の一例を示す図である。報酬成立情報には、リワード管理ID(RewardID)と、成立通知状態(NoticeStatus)とが関連付けられている。リワード管理ID(RewardID)は、報酬付与管理情報記憶部237に記憶されている報酬付与管理情報に含まれるリワード管理IDと対応する。成立通知状態(NoticeStatus)は、リワード管理ID(RewardID)により対応する報酬付与管理情報に基づく報酬付与情報を報酬アプリケーションに対応するアプリサーバ300に通知したか否かの状態を示すフラグ情報が設定される。ここでは、成立通知状態(NoticeStatus)にフラグ「0」が設定されている場合には未通知の状態を示し、フラグ「1」が設定されている場合には通知済の状態を示す。
例えば、報酬付与管理部224は、報酬付与管理情報の新たなレコード(一つ分の報酬付与管理情報のデータ)を生成して報酬付与管理情報記憶部237に記憶させる際に、当該報酬付与管理情報に対応する報酬成立情報の新たなレコード(一つ分の報酬成立情報のデータ)を生成して報酬成立情報記憶部238に記憶させる。ここで、報酬付与管理部224は、報酬成立情報の新たなレコードを生成する際に、成立通知状態(NoticeStatus)にフラグ「0」(未通知)を初期値として設定する。その後、この報酬成立情報に対応する報酬付与管理情報に基づく報酬付与情報が報酬アプリケーションに対応するアプリサーバ300に通知されると、報酬付与管理部224は、成立通知状態(NoticeStatus)をフラグ「1」(通知済)に更新する。
コンテンツ記憶部239は、ユーザ端末100に提供する各コンテンツに関する情報を記憶する。例えば、コンテンツ記憶部239は、ユーザ端末100に送信するリンク先に対応するキャンペーンページ(キャンペーン期間中、キャンペーン予告期間中、もしくはキャンペーン終了告知期間中のキャンペーンページ)、または、ユーザ端末100において実行可能な第1のコンテンツに関する情報を記憶する。
また、コンテンツ記憶部239は、第1のコンテンツがユーザ端末100において実行された実行結果に基づく第1のコンテンツの利用状況を示すコンテンツ利用状況情報を記憶する。ここでは、図2を参照して説明したスクラッチゲームを例として説明する。
図16は、コンテンツ記憶部239に記憶されるコンテンツ利用状況情報の一例を示す図である。コンテンツ利用状況情報には、コンテンツID(ContID)と、キャンペーンID(CpID)と、リワードユーザID(RewardUID)と、カードID(CardID)と、遷移元アプリID(ApIDfrom)と、アクション日時(ActionDATE)とが関連付けられている。コンテンツID(ContID)は、第1のコンテンツを識別する識別情報である。キャンペーンID(CpID)は、この第1のコンテンツが含まれるキャンペーンのキャンペーンIDである。リワードユーザID(RewardUID)は、この第1のコンテンツが実行されたユーザ端末100を特定するリワードユーザIDである。カードID(CardID)は、スクラッチゲームのゲーム画面(図2のG40参照)に表示されるスクラッチカード(例えば、図2に示す符号K41〜K46のスクラッチカード)を識別する識別情報である。遷移元アプリID(ApIDfrom)は、この第1のコンテンツを要求した対象アプリケーションのアプリIDである。アクション日時(ActionDATE)は、この第1のコンテンツに対するアクションの実行結果をユーザ端末100から取得した日時を示している。
この図に示すコンテンツ利用状況情報の例では、カードIDが「CD1」であるスクラッチカード(例えば、図2に示す符号K41のスクラッチカード)は、遷移元アプリID(GameC)が示す対象アプリC30からアクションされた状態(カードがめくられた状態)であることを示している。また、カードIDが「CD5」であるスクラッチカード(例えば、図2に示す符号K45のスクラッチカード)は、遷移元アプリID(GameB)が示す対象アプリB20からアクションされた状態(カードがめくられた状態)であることを示している。カードIDが「CD2」、「CD3」、「CD4」、及び「CD6」であるスクラッチカード(例えば、図2に示す符号K42、K43、K44、及びK46のスクラッチカード)は、遷移元アプリIDに「null」が設定されており、アクションされていない状態(カードがめくられていない状態)であることを示している。
次に、図7に戻り、制御部250の構成について説明する。
制御部250は、インストール通知取得部251と、ユーザ情報取得部252と、イベント情報通知部253と、コンテンツ提供部254と、報酬付与処理部255と、計時部256とを備えている。
インストール通知取得部251は、複数の対象アプリケーションのうちユーザ端末100にインストールされたアプリケーション(当該対象アプリケーションのSDK11)から、当該アプリケーションがインストールされたことを示すインストール通知情報を取得する。このインストール通知情報には、前述したように、当該対象アプリケーションのアプリIDと、このユーザ端末100を特定するリワードユーザIDとが含まれている。また、このインストール通知情報には、さらに当該対象アプリケーションにおけるアプリユーザIDが含まれてもよい。そして、インストール通知取得部251は、取得したインストール通知情報を、インストール情報管理部222に供給する。
ユーザ情報取得部252は、インストール通知取得部251がインストール通知情報を取得した対象アプリケーションにおけるユーザ端末100を利用するユーザのおけるアプリユーザIDを取得する。例えば、ユーザ情報取得部252は、インストール通知取得部251が取得したインストール通知情報に含まれるアプリユーザIDを取得する。
なお、ユーザ情報取得部252は、インストール通知情報以外の情報に含まれるアプリユーザIDを取得してもよい。また、インストール通知取得部251がユーザ情報取得部252の機能を備えてもよい。
イベント情報通知部253は、ユーザ端末100にインストールされている対象アプリケーション(当該対象アプリケーションのSDK11)からの要求を受けると、当該要求した対象アプリケーションのキャンペーンの開催状況に応じたコンテンツが含まれるキャンペーンページのページURLをユーザ端末100に対して送信する。
例えば、イベント情報通知部253は、ユーザ端末100にインストールされている対象アプリケーション(当該対象アプリケーションのSDK11)からキャンペーンに関する情報を要求する要求情報を取得する。そして、イベント情報通知部253は、当該要求をした対象アプリケーションがキャンペーンに参加している対象アプリケーションである場合あって、当該要求情報を取得したタイミングがキャンペーン期間中であるときには、第1のページURLをユーザ端末100に対して送信する。前述したように、この第1のページURLは、ユーザ端末100において実行可能な第1のコンテンツ(例えば、スクラッチゲーム)が含まれるキャンペーンページのリンク先を示すURLである。
また、イベント情報通知部253は、当該要求をした対象アプリケーションがキャンペーンに参加している対象アプリケーションである場合あって、当該要求情報を取得したタイミングがキャンペーン予告期間中であるときには、予告第2のページURLをユーザ端末100に対して送信する。前述したように、この第2のページURLは、キャンペーン期間の開始の予告を示す第2のコンテンツが含まれるキャンペーンページのリンク先を示すURLである。
また、イベント情報通知部253は、当該要求をした対象アプリケーションがキャンペーンに参加している対象アプリケーションである場合あって、当該要求情報を取得したタイミングがキャンペーン終了告知期間中であるときには、第3のページURLをユーザ端末100に対して送信する。前述したように、この第3のページURLは、キャンペーン期間の終了の告知を示す第3のコンテンツが含まれるキャンペーンページのリンク先を示すURLである。
なお、イベント情報通知部253は、ユーザ端末100において実行可能な第1のコンテンツを提供したユーザ端末100(例えば、キャンペーンを利用して第1のコンテンツをプレイしたユーザのユーザ端末100)に対してのみ、第3のページURLを送信してもよい。つまり、イベント情報通知部253は、ユーザ端末100にインストールされている対象アプリケーションからの第1のページURLへのアクセス要求に基づいて第1のコンテンツを提供したユーザ端末100に対して、当該要求情報を取得したタイミングがキャンペーン終了告知期間中であるときには、第3のページURLを送信してもよい。
これにより、キャンペーンを利用していないユーザのユーザ端末100には、キャンペーン期間の終了の告知を示す第3のコンテンツが含まれるキャンペーンページのリンク先が通知されないようにすることができる。
また、イベント情報通知部253は、上述した第1のページURL、第2のページURL、または第3のページURLとともに、リンク情報記憶部234に記憶されているリンク情報を参照して、キャンペーンの広告画像のリンク先を示すバナーURLをユーザ端末100に対して送信する。例えば、このバナーURLは、リンク情報記憶部234に記憶されているリンク情報に含まれるバナー画像URL(BnrImgURL)に設定されており、キャンペーンのそれぞれの期間に対応するバナー種別(BnrTyp)に関連付けられているバナー画像URL(BnrImgURL)に設定されているURLである。
ユーザ端末100にインストールされている対象アプリケーションにおいて、イベント情報通知部253が送信したページURLとバナーURLとに基づいて表示された広告画像に対してタップ操作がされると、当該対象アプリケーション(当該対象アプリケーションのSDK11)から、ページURLによって示されるリンク先のキャンペーンページの表示を要求するキャンペーンページ表示要求情報が送信される。コンテンツ提供部254は、ユーザ端末100にインストールされている対象アプリケーション(当該対象アプリケーションのSDK11)から送信されたキャンペーンページ表示要求情報を、上述した第1のページURLへのアクセス要求、第2のページURLへのアクセス要求、または第3のページURLへのアクセス要求として取得する。
コンテンツ提供部254は、ユーザ端末100にインストールされている対象アプリケーション(当該対象アプリケーションのSDK11)からの第1のページURLへのアクセス要求に基づいて、第1のコンテンツが含まれるキャンペーンページを、当該ユーザ端末100に対して送信する。また、コンテンツ提供部254は、ユーザ端末100にインストールされている対象アプリケーション(当該対象アプリケーションのSDK11)からの第2のページURLへのアクセス要求に基づいて、第2のコンテンツが含まれるキャンペーンページを、当該ユーザ端末100に対して送信する。また、コンテンツ提供部254は、ユーザ端末100にインストールされている対象アプリケーション(当該対象アプリケーションのSDK11)からの第3のページURLへのアクセス要求に基づいて、第3のコンテンツが含まれるキャンペーンページを、当該ユーザ端末100に対して送信する。
また、コンテンツ提供部254は、所定の期間内における同一の対象アプリケーションからの要求に対して、第1のコンテンツの提供を所定の回数までに制限する。例えば、コンテンツ提供部254は、同一の対象アプリケーションからの第1のページURLへのアクセス要求に対して、第1のコンテンツを実行できる回数を1日に1回までに制限する。なお、上述の所定の回数は、キャンペーン毎や対象アプリケーション毎に任意に設定されてもよい。
報酬付与処理部255は、報酬付与管理部224において管理されている報酬付与管理情報に基づいて、報酬付与アプリケーションにおけるアプリユーザIDを関連付けた報酬付与情報を、当該報酬付与アプリケーションに対応するアプリサーバ300に対して送信する。
例えば、報酬付与処理部255は、報酬付与管理情報記憶部237に記憶されている報酬付与管理情報と、報酬成立情報記憶部238に記憶されている報酬成立情報とを参照して、成立通知状態(NoticeStatus)にフラグ「0」(未通知)が設定されている報酬付与管理情報を抽出する。また、報酬付与処理部255は、抽出した報酬付与管理情報のうち、ユーザ端末100に報酬付与アプリケーションがインストール済みの報酬付与管理情報がある場合には、当該報酬付与アプリケーションにおけるアプリユーザIDを関連付けた報酬付与情報を、当該報酬付与アプリケーションに対応するアプリサーバ300に対して送信する。
ここで、報酬付与処理部255は、報酬付与管理情報に含まれる報酬付与先アプリユーザID(ApUID)にアプリユーザIDが設定されていることを条件として、当該報酬付与管理情報に含まれる報酬付与アプリケーションがユーザ端末100にインストール済みであると判定する。
また、報酬付与処理部255は、報酬付与管理情報に含まれる報酬付与先アプリユーザID(ApUID)に「null」が設定されている場合、当該報酬付与管理情報に含まれる報酬付与アプリケーションがユーザ端末100にインストールされていない(未インストールである)と判定する。この場合、報酬付与処理部255は、報酬付与先アプリユーザID(ApUID)にアプリユーザIDが設定されるまでは報酬付与情報を送信せずに、報酬付与先アプリユーザID(ApUID)にアプリユーザIDが設定された後に、当該報酬付与アプリケーションにおけるアプリユーザIDを関連付けた報酬付与情報を、当該報酬付与アプリケーションに対応するアプリサーバ300に対して送信する。
ここで、報酬付与先アプリユーザID(ApUID)にアプリユーザIDが設定された後とは、未インストールの報酬付与アプリケーションがユーザ端末100にインストールされたことを示すインストール通知情報をインストール通知取得部251が取得済であって、且つ当該報酬付与アプリケーションにおけるアプリユーザIDを管理サーバ200が取得済であることを示す。
即ち、報酬付与処理部255は、報酬付与管理部224において管理されている報酬付与管理情報に基づいて、報酬付与アプリケーションがユーザ端末100にインストールされたことを示すインストール通知情報をインストール通知取得部251が取得したと判定し、且つ報酬付与アプリケーションにおけるアプリユーザIDをユーザ情報取得部252が取得した場合、当該インストールされた報酬付与アプリケーションにおけるアプリユーザIDを関連付けた報酬付与情報を、当該報酬付与アプリケーションに対応するアプリサーバ300に対して送信する。
また、アプリケーション管理部221において報酬付与期間(報酬付与期限)が管理されている場合、報酬付与処理部255は、報酬付与アプリケーションがユーザ端末100にインストールされたことを示すインストール通知情報を報酬付与期限内にインストール通知取得部251が取得したと判定し、且つ報酬付与アプリケーションにおけるアプリユーザIDをユーザ情報取得部252が取得した場合に、上述の報酬付与情報を、当該報酬付与アプリケーションに対応するアプリサーバ300に対して送信してもよい。
なお、報酬付与処理部255は、当該報酬付与管理情報に含まれる報酬付与アプリケーションがユーザ端末100にインストール済みであるか否かと、報酬付与アプリケーションにおけるアプリユーザIDを取得済であるか否かとを、報酬付与管理情報に含まれる報酬付与先アプリユーザID(ApUID)にアプリユーザIDが設定されているか否かに基づいて判定してもよいし、インストール情報記憶部235に記憶されているインストール情報に基づいて判定してもよい。
計時部256は、時刻を計時して現在日時を取得する。なお、計時部256は、現在日時データを提供する日時情報提供サーバ(不図示)からネットワークNWを介して現在日時を取得してもよい。
例えば、イベント情報通知部253は、計時部256が計時した現在日時を示す情報に基づいて、ユーザ端末100からキャンペーンに関する情報を要求する要求情報を取得したタイミングが、キャンペーン期間中であるか、キャンペーン予告期間中であるか、キャンペーン終了告知期間中であるか、または、これらの期間以外であるか、を判定する。また、報酬付与処理部255は、計時部256が計時した現在日時を示す情報に基づいて、現在日時がキャンペーン期間中であるか否か、または報酬付与期間内であるか否かなどを判定する。なお、記憶部230に記憶して管理される各種の情報記憶部(231〜239)には、レコードが生成された日時を示すデータ登録日時と、生成されたレコードの一部を更新した日時を示すデータ更新日時を各レコードに記憶するようにしてもよい。例えば、インストール情報記憶部235で記憶するデータ登録日時には、計時部256が計時したユーザ端末100から取得したインストール情報を取得した日時が記録され、ユーザ端末100で当該インストール情報に対応した対象アプリケーションがインストールした日時を示すデータとなる。
〔キャンペーン処理の動作〕
次に、図17から図23を参照して、本実施形態による相互キャンペーンシステム500によるキャンペーン処理の動作の詳細について説明する。
図17は、キャンペーン処理における第1の処理の動作の全体の流れの一例を示す動作図である。図18から図22のそれぞれは、図17に示すキャンペーン処理の中の詳細の動作を示す動作図である。また、図23は、キャンペーン処理における第2の処理の動作の一例を示す動作図である。ここで、上述の第1の処理は、キャンペーンにより付与される報酬を報酬付与管理情報として管理サーバ200が管理する処理であり、第2の処理は、管理サーバ200が管理している報酬付与管理情報に基づいて、アプリサーバ300において報酬が付与される処理である。なお、ここでは、ユーザXがユーザ端末100にインストールされた対象アプリA10からキャンペーンを利用した場合の処理を例として説明する。
まず、図17から図22を参照して、キャンペーン処理における第1の処理の動作について説明する。
〔SDK初期化処理の動作〕
ユーザXのユーザ端末100に対象アプリA10がインストールされて起動すると、対象アプリケーションは、自身に組み込まれているSDK11−1に対してSDKの初期化処理の実行を要求する(ステップSA110)。
SDK11−1は、対象アプリA10からSDKの初期化処理の実行要求を受け取ると、SDK初期化処理を実行する。このSDK初期化処理において、SDK11−1は、リワードユーザIDの取得の処理やインストール通知情報を管理サーバ200に対して送信する処理を実行する。SDK11−1は、SDK初期化処理が終了すると、初期化処理が終了したことを示す完了通知を対象アプリA10に応答する(ステップSB100)。
ここで、図18を参照して、このステップSB100のSDK初期化処理について説明する。なお、SDK11−1の初期化処理部1110は、初回起動時のみに実行する処理として、組み込み先の対象アプリA10のアプリID(ApID)と、対象アプリA10において登録されたユーザXのアプリユーザID(ApUID)とを、対象アプリA10から取得するものとする。
次に、SDK11−1の初期化処理部1110は、初期化処理済みであるか否かを判定する(ステップSB110)。初期化処理済みであると判定された場合(ステップSB110:YES)、初期化処理部1110は、その後の初期化処理を実行しないでSDK初期処理を終了する。一方、初期化処理済みでないと判定された場合(ステップSB110:NO)、SDK11−1の固有識別情報取得部1111は、端末記憶部140を参照して、リワードユーザIDが取得済みであるか否かを判定する(ステップSB120)。このリワードユーザIDが取得済みであるか否かを判定は、ユーザ端末100にインストールされたいずれの対象アプリケーションからも参照可能なように端末記憶部140のアプリ間共有エリアにリワードユーザIDが記憶されているか否かによって判定される。
リワードユーザIDが取得済みであると判定された場合(ステップSB120:YES)、SDK11−1の固有識別情報取得部1111は、端末記憶部140からリワードユーザIDを読み出し、ステップSB150に処理を進める。
一方、リワードユーザIDが取得済みでないと判定された場合(ステップSB12:NO)、SDK11−1の固有識別情報取得部1111は、ユーザ端末100に対応するリワードユーザID(相互キャンペーンシステム500においてユニークなID)を生成して取得する(ステップSB130)。
次に、SDK11−1の固有識別情報取得部1111は、取得したリワードユーザIDを、端末記憶部140のアプリ間共有エリアに記憶させる(ステップSB140)。
続いて、SDK11−1のインストール通知部1112は、対象アプリA10がユーザ端末100にインストールされたことを示すインストール通知情報を、管理サーバ200に対して送信する(ステップSB150)。ここでインストール通知情報には、このユーザ端末100を特定するリワードユーザID(RewardUID)と、インストールされた対象アプリA10のアプリID(ApID)と、この対象アプリA10において登録されたユーザXのアプリユーザID(ApUID)とが含まれる。
次に、管理サーバ200のインストール通知取得部251は、ユーザ端末100(SDK11−1)から送信されたインストール通知情報を取得する。そして、インストール通知取得部251は、インストール通知情報を取得したことを示す応答情報(通知結果)を、当該ユーザ端末100(SDK11−1)に対して送信する。また、管理サーバ200のインストール情報管理部222は、インストール通知取得部251が取得したインストール通知情報に含まれるリワードユーザID(RewardUID)と、対象アプリA10のアプリID(ApID)と、対象アプリA10におけるユーザXのアプリユーザID(ApUID)とを関連付けて、インストール情報としてインストール情報記憶部235に記憶させる(ステップSE110)。
SDK11−1の初期化処理部1110は、管理サーバ200から送信された応答情報(通知結果)を取得すると、初期化済みを示すフラグを設定して初期化処理を終了する(ステップSB160)。
〔ログイン通知処理の動作〕
図17に戻り、次に、対象アプリA10は、SDK11−1に対してログイン通知処理の実行を要求する(ステップSA120)。SDK11−1は、対象アプリA10からログイン通知処理の実行要求を受け取ると、ログイン通知処理を実行する。このログイン通知処理において、SDK11−1は、この対象アプリA10にユーザXがログインしたことを示すログイン通知情報を管理サーバ200に対して送信する。SDK11−1は、ログイン通知処理が終了すると、ログイン通知処理が終了したことを示す完了通知を対象アプリA10に応答する(ステップSB200)。
ここで、図19を参照して、このステップSB200のログイン通知処理について説明する。
SDK11−1のログイン通知部1120は、ユーザXが対象アプリA10にログインしたことを示すログイン通知情報を管理サーバ200に対して送信する(ステップSB210)。ここで、このログイン通知情報には、このユーザ端末100を特定するリワードユーザID(RewardUID)と、対象アプリA10のアプリID(ApID)とが含まれる。また、ログイン通知部1120は、このログイン通知情報を1日1回に限って管理サーバ200に対して送信する。例えば、ログイン通知部1120は、ログイン通知情報を管理サーバ200に対して送信したことを示すフラグ情報を端末記憶部140に記憶させ、当該フラグ情報に基づいて、ログイン通知情報の送信を1日1回に制限する。
管理サーバ200のポイント管理部223は、ユーザ端末100(SDK11−1)からログイン通知情報を取得すると、取得したログイン通知情報に基づいて、所定の数値を累積したログインポイントを算出(カウント)する。そして、ポイント管理部223は、算出したログインポイントと、取得したログイン通知情報に含まれるリワードユーザID(RewardUID)及びアプリID(ApID)とに基づいて、ポイント情報記憶部236に記憶されているポイント情報を更新する。そして、ポイント管理部223は、ログイン通知情報に基づいてポイント情報を更新したことを示す応答情報(通知結果)を、当該ユーザ端末100(SDK11−1)に対して送信する(ステップSE210)。
SDK11−1のログイン通知部1120は、管理サーバ200から送信された応答情報(通知結果)を取得して、ログイン通知処理を終了する(ステップSB220)。
なお、SDK11−1のログイン通知部1120がログイン通知情報の送信を1日1回に制限するのに代えて、SDK11−1のログイン通知部1120がログイン通知情報の送信を1日1回に制限せずに、管理サーバ200のポイント管理部223がポイント情報の更新を1日1回に制限してもよい。
〔キャンペーン確認処理の動作〕
図17に戻り、次に、対象アプリA10は、SDK11−1に対してキャンペーン確認処理の実行を要求する(ステップSA130)。SDK11−1は、対象アプリA10からキャンペーン確認処理の実行要求を受け取ると、キャンペーン確認処理を実行する。このキャンペーン確認処理において、SDK11−1は、対象アプリA10のキャンペーンに関する情報(キャンペーンの開催状況)を確認する。SDK11−1は、キャンペーン確認処理が終了すると、キャンペーン確認処理が終了したことを示す完了通知を対象アプリA10に応答する(ステップSB300)。
ここで、図20を参照して、このステップSB300のキャンペーン確認処理について説明する。
SDK11−1のイベント情報要求部1131は、キャンペーンの開催状況の確認(キャンペーン開催確認)を要求する要求情報を管理サーバ200に対して送信する(ステップSB310)。
管理サーバ200のイベント情報通知部253は、ユーザ端末100(DK11−1)からキャンペーン開催確認を要求する要求情報を取得すると、取得した日時と、キャンペーン情報記憶部232に記憶されているキャンペーン情報と、キャンペーン参加アプリ情報記憶部233に記憶されているキャンペーン参加アプリ情報とを参照して、当該要求した対象アプリA10のキャンペーンの開催状況を確認する(ステップSE310)。ここで、対象アプリA10のキャンペーンの開催状況とは、対象アプリA10がキャンペーン期間中であること、キャンペーン予告期間中であること、キャンペーン終了告知期間中であること、及び、これらの期間以外であることのうちのいずれかを示す。
次に、管理サーバ200のイベント情報通知部253は、対象アプリA10のキャンペーンの開催状況の確認結果(キャンペーン開催確認結果)を通知する。具体的には、イベント情報通知部253は、対象アプリA10のキャンペーンの開催状況に応じたコンテンツが含まれるキャンペーンページのURL及び広告画像のURLをユーザ端末100に対して送信する(ステップSE320)。
SDK11−1のイベント情報取得部1132は、管理サーバ200からキャンペーン開催確認結果として、対象アプリA10のキャンペーンの開催状況に応じたコンテンツが含まれるキャンペーンページのページURL及び広告画像のバナーURLを取得して、端末記憶部140に記憶させる(ステップSB320)。
図17に戻り、次に、対象アプリA10は、SDK11−1から、キャンペーン確認処理が終了したことを示す完了通知を受け取ると、キャンペーンページを表示させるための広告画像を、表示部120に表示させるメイン画面上の所定の位置に表示させる(例えば、図2に示す表示画面G10参照)。具体的には、対象アプリA10は、端末記憶部140を参照して、SDK11−1のイベント情報取得部1132が取得したキャンペーンページのページURL及び広告画像のバナーURLに基づいて、当該バナーURLにリンクしている広告画像を、当該ページURLにリンクしているキャンペーンページを表示させるための操作子として、メイン画面に表示させる(ステップSA140)。
この広告画像に対してタップ操作がされた場合(ステップSA150:YES)、対象アプリA10は、SDK11−1に対してキャンペーン処理の実行を要求する。一方、この広告画像に対してタップ操作がされた場合(ステップSA150:NO)、このメイン画面が表示されている状態が継続される。
SDK11−1は、対象アプリA10からSDKのキャンペーン処理の実行要求を受け取ると、キャンペーンページ表示処理(ステップSB400)及びアクション結果処理(ステップSB600)を実行する。
SDK11−1は、ステップSB400のキャンペーンページ表示処理において、タップ操作がされた広告画像に応じたキャンペーンページを管理サーバ200から取得した表示させる。例えば、SDK11−1は、対象アプリA10がキャンペーン期間中の場合には、ユーザ端末100において実行可能な第1のコンテンツを含むキャンペーンページを管理サーバ200から取得して表示部120に表示させる(例えば、図2に示す表示画面G40参照)。
表示部120に表示されたキャンペーンページの第1のコンテンツに対するユーザXのアクション(タップ操作)を入力部110が受け付けると(ステップSB500)、SDK11−1は、アクション結果処理(ステップSB600)を実行する。
SDK11−1は、ステップSB600のアクション結果処理において、第1のコンテンツに対するユーザXのアクションの実行結果を示す情報を管理サーバ200に対して送信する。そして、SDK11−1は、このアクションの実行結果に応じたキャンペーンページを管理サーバ200から取得して表示部120に表示させる。例えば、SDK11−1は、アクションの実行結果に応じて報酬付与条件が充足された場合に、複数の対象アプリケーションの中から選択された報酬付与アプリケーションにおいて付与される報酬を示す情報が含まれるキャンペーンページを管理サーバ200から取得して表示部120に表示させる(例えば、図2に示す表示画面G60、G70参照)。
次に、表示部120に表示されたキャンペーンページにおいて、対象アプリA10のメイン画面に表示を戻すための操作子としてのアイコン(戻るボタン)に対してタップ操作がされると(ステップSB710:YES)、SDK11−1は、表示部120に表示させていたキャンペーンページの表示を終了してキャンペーンページを閉じる(ステップSB720)。これにより、表示部120の表示画面は、対象アプリA10のメイン画面に戻る。
以下に、上述したステップSB400のキャンペーンページ表示処理、及びステップSB600のアクション結果処理の動作について、詳しく説明する。なお、ここでは、対象アプリAがキャンペーン期間中である場合の処理の動作を説明する。
〔キャンペーンページ表示処理の動作〕
まず、図21を参照して、ステップSB400のキャンペーンページ表示処理の動作について説明する。
SDK11−1のコンテンツ要求部1140は、対象アプリA10からキャンペーンページのリンク先へのアクセス要求として、当該キャンペーンページの表示を要求するキャンペーンページ表示要求情報を管理サーバ200に対して送信する(ステップSB410)。このキャンペーンページ表示要求情報は、ユーザ端末100において実行可能な第1のコンテンツが含まれるキャンペーンページのリンク先を示す第1のページURLへのアクセス要求を示す要求情報である。ここで、この要求情報には、例えば、このユーザ端末100を特定するリワードユーザIDと、対象アプリA10のアプリIDと、キャンペーンIDと、第1のページURLとが含まれている。
管理サーバ200のコンテンツ提供部254は、ユーザ端末100(SDK11−1)から第1のページURLへのアクセス要求を示す要求情報を取得すると、コンテンツ記憶部239に記憶されているコンテンツ利用状況情報を参照して、この第1のページURLにリンクされているキャンペーンページの第1のコンテンツのユーザXによる利用状況を確認する(ステップSE410)。
次に、管理サーバ200のコンテンツ提供部254は、第1のコンテンツの利用状況を確認した結果に基づいて、第1のコンテンツの利用状況に応じたキャンペーンページを生成してユーザ端末100に対して送信する(ステップSE420)。例えば、コンテンツ提供部254は、第1のコンテンツが実行可能な状態である場合、その実行可能な第1のコンテンツが含まれるキャンペーンページをユーザ端末100に対して送信する。第1のコンテンツがスクラッチゲームの例では、第1のコンテンツが実行可能な状態とは、タップ操作によりめくることができるスクラッチカードがある状態を示す。
SDK11−1のコンテンツ取得部1150は、管理サーバ200から送信されたキャンペーンページを取得する(ステップSB420)。そして、SDK11−1のコンテンツ提示部1160は、コンテンツ取得部1150が取得したキャンペーンページを表示部120に表示させる(ステップSB430)。これにより、ユーザ端末100の表示部120に、その実行可能な第1のコンテンツが含まれるキャンペーンページが表示される(例えば、図2に示す表示画面G40参照)。
一方、コンテンツ提供部254は、第1のコンテンツが実行不可能な状態である場合、第1のコンテンツが利用不可であることを示す情報が含まれるキャンペーンページをユーザ端末100に対して送信する。第1のコンテンツがスクラッチゲームの例では、第1のコンテンツが実行不可能な状態とは、タップ操作によりめくることができるスクラッチカードがない状態を示す。
これにより、ユーザ端末100の表示部120に、その第1のコンテンツが利用不可であることを示す情報が含まれるキャンペーンページが表示される(例えば、図2に示す表示画面G50参照)。
〔アクション結果処理の動作〕
次に、図22を参照して、ステップSB600のアクション結果処理の動作について説明する。ここでは、ユーザ端末100の表示部120に表示された第1のコンテンツが実行可能な状態であるものとする。
SDK11−1の実行結果通知部1170は、第1のコンテンツに対するユーザXのアクションの実行結果を示す情報を管理サーバ200に対して送信する(ステップSB610)。
管理サーバ200の報酬付与管理部224は、ユーザ端末100(SDK11−1)から取得したアクションの実行結果を示す情報に基づいて、報酬付与条件が充足されたか否かを判定する(ステップSE610)。
例えば第1のコンテンツがスクラッチゲームの例では、報酬付与管理部224は、ユーザXがスクラッチカードをめくる毎に、報酬付与条件が充足されたと判定する。なお、前述したように、報酬が付与される報酬付与条件はこれに限られるものではない。例えば、スクラッチカードにはめくった後にのみ判別できる「当たり」と「はずれ」とのカードがあり、「当たり」のカードをめくったときのみ報酬が付与されるようにしてもよい。また、表示されている全てのスクラッチカードをめくった場合に報酬が付与されるようにしてもよい。
ステップSE610において報酬付与条件が充足されたと判定された場合(ステップSE610:YES)、管理サーバ200の報酬付与管理部224は、アプリケーション管理部221が管理している複数の対象アプリケーションの中から、報酬が付与される報酬付与アプリケーションを選択して、報酬の付与先の対象アプリケーションを決定する(ステップSE620)。
次に、管理サーバ200の報酬付与管理部224は、ステップSE610において選択した報酬付与アプリケーションにおいてユーザXに報酬が付与されることを示す報酬付与管理情報の新たなレコードを生成して報酬付与管理情報記憶部237に登録する(ステップSE630)。
ここで、報酬付与管理部224は、インストール情報記憶部235に記憶されているインストール情報を参照して、選択した報酬付与アプリケーションがユーザXのユーザ端末100にインストールされたことを示すインストール通知情報に基づくインストール情報が記憶されているか否かを判定する。
報酬付与アプリケーションに対応するインストール情報が記憶されていると判定された場合には、報酬付与管理部224は、リワードユーザIDと、遷移元アプリIDとしての対象アプリA10のアプリIDと、報酬付与アプリケーションのアプリIDと、報酬付与アプリケーションのアプリユーザIDと、キャンペーンIDとを関連付けた報酬付与管理情報の新たなレコードを生成して報酬付与管理情報記憶部237に記憶させる。
一方、報酬付与アプリケーションに対応するインストール情報が記憶されていないと判定された場合には、報酬付与管理部224は、リワードユーザIDと、遷移元アプリIDとしての対象アプリA10のアプリIDと、報酬付与アプリケーションのアプリIDと、キャンペーンIDとを関連付けるとともに、報酬付与先アプリユーザIDに「null」を設定した報酬付与管理情報の新たなレコードを生成して報酬付与管理情報記憶部237に記憶させる。
また、報酬付与管理部224は、報酬付与管理情報の新たなレコードを報酬付与管理情報記憶部237に記憶させる際に、当該報酬付与管理情報に対応する報酬成立情報の新たなレコードを生成し、成立通知状態にフラグ「0」(未通知)を設定して報酬成立情報記憶部238に記憶させる。
次に、管理サーバ200のコンテンツ提供部254は、第1のコンテンツに対するユーザXのアクションの実行結果に応じたキャンペーンページを生成する。つまり、コンテンツ提供部254は、報酬付与管理部224が登録した報酬付与管理情報に基づいて、ユーザXに対して報酬が付与される報酬アプリケーションに関する情報を含むキャンペーンページを生成する(ステップSE640)。
例えば、ユーザ端末100に未インストールの対象アプリP70が報酬付与アプリケーションとして選択された場合には、コンテンツ提供部254は、ユーザXのユーザ端末100にインストールされる前に報酬が仮付与された対象アプリP70に関する情報(即ち、事前付与通知情報)を含むキャンペーンページを生成する。また、ユーザ端末100にインストール済みの対象アプリA10、対象アプリB20、または対象アプリC30が報酬付与アプリケーションとして選択された場合には、コンテンツ提供部254は、報酬が付与される対象アプリA10、対象アプリB20、または対象アプリC30に関する情報(即ち、付与通知情報)を含むキャンペーンページを生成する。
SDK11−1のコンテンツ取得部1150は、管理サーバ200から送信されたキャンペーンページを取得する(ステップSB620)。そして、SDK11−1のコンテンツ提示部1160は、コンテンツ取得部1150が取得したキャンペーンページを表示部120に表示させる(ステップSB630)。これにより、ユーザ端末100の表示部120に、報酬が付与される報酬付与アプリケーションに関する情報が含まれるキャンペーンページが表示される(例えば、図2に示す表示画面G70参照)。
〔報酬付与処理の動作〕
次に、図23を参照して、キャンペーン処理における第2の処理の動作の一例を示す動作図である。この第2の処理では、管理サーバ200が管理している報酬付与管理情報に基づいて、アプリサーバ300において報酬が付与される処理である。
管理サーバ200の報酬付与処理部255は、報酬付与管理部224において管理されている報酬付与管理情報のうち、報酬付与アプリケーションに対応するアプリサーバ300に未通知の報酬付与管理情報を抽出する。具体的には、報酬付与処理部255は、報酬付与管理情報記憶部237に記憶されている報酬付与管理情報と、報酬成立情報記憶部238に記憶されている報酬成立情報とを参照して、ユーザXのユーザ端末100を特定するリワードユーザIDが含まれる報酬付与管理情報のうち、成立通知状態(NoticeStatus)にフラグ「0」(未通知)が設定されている報酬付与管理情報を抽出する(ステップSE710)。
次に、報酬付与処理部255は、ステップSE710において抽出した報酬付与管理情報に含まれる報酬付与アプリケーションがユーザ端末100にインストール済みであるか否かを判定する(ステップSE720)。例えば、報酬付与処理部255は、報酬付与管理情報に含まれる報酬付与先アプリユーザIDにアプリユーザIDが設定されていることを条件として、当該報酬付与管理情報に含まれる報酬付与アプリケーションがユーザ端末100にインストール済みであると判定する。また、報酬付与処理部255は、報酬付与管理情報に含まれる報酬付与先アプリユーザIDに「null」が設定されている場合、当該報酬付与管理情報に含まれる報酬付与アプリケーションがユーザ端末100にインストールされていない(未インストールである)と判定する。
ステップSE720において、報酬付与管理情報に含まれる報酬付与アプリケーションがユーザ端末100にインストール済みではない(未インストールである)と判定された場合(ステップSE720:NO)、報酬付与処理部255は、ステップSE710に処理を戻す。例えば、報酬アプリケーションが対象アプリP70である報酬付与管理情報(図14参照)については、対象アプリP70がユーザ端末100にインストール済みではない(未インストールである)と判定される。
ステップSE720において、報酬付与管理情報に含まれる報酬付与アプリケーションがユーザ端末100にインストール済みであると判定された場合(ステップSE720:YES)、報酬付与処理部255は、当該報酬付与管理情報に含まれる報酬付与先アプリユーザIDに設定されているアプリユーザIDを関連付けた報酬付与情報を、報酬付与先アプリIDが示す報酬付与アプリケーションに対応するアプリサーバ300に対して送信する(ステップSE730)。
例えば、未インストールであった対象アプリP70がユーザXのユーザ端末100にインストールされたとする。この場合、報酬付与管理部224は、インストール通知取得部251がユーザ端末100(SDK11−1)から取得した対象アプリP70のインストール通知情報に含まれるアプリユーザIDを、報酬アプリケーションが対象アプリP70である報酬付与管理情報(図14参照)に含まれる報酬付与先アプリユーザIDに設定する。
これにより、報酬付与処理部255は、対象アプリP70がユーザ端末100にインストール済みであると判定して、報酬付与処理部255は、当該報酬付与管理情報に含まれる報酬付与先アプリユーザIDに設定されているアプリユーザIDを関連付けた報酬付与情報を、報酬付与先アプリIDが示す対象アプリP70に対応するアプリサーバP370に対して送信する。
なお、報酬付与管理情報が生成された時点で既にユーザ端末100にインストール済みであった対象アプリA、対象アプリB、または対象アプリCが報酬アプリケーションの場合には、ステップSE720においてインストール済みであるとすぐに判定され、報酬付与処理部255は、対象アプリA、対象アプリB、または対象アプリCのアプリユーザIDを関連付けた報酬付与情報を、対象アプリA、対象アプリB、または対象アプリCに対応するアプリサーバA310、アプリサーバB320、またはアプリサーバC330に対して送信する。
アプリサーバ300は、管理サーバ200から送信された報酬アプリケーションにおけるアプリユーザIDが関連付けられた報酬付与情報を取得すると、取得したことを示す応答情報を管理サーバ200に対して送信する(ステップSF710)。そして、アプリサーバ300は、取得した報酬付与情報に基づいて、報酬アプリケーションにおけるアプリユーザIDに示されるユーザに対して報酬を付与する(ステップSF720)。ここで、アプリサーバ300が付与する報酬は、予め定められた報酬であってもよいし、管理サーバ200(キャンペーン参加アプリ情報記憶部233)において設定されている報酬に関する情報が報酬付与情報に含まれている場合には、その設定されている報酬であってもよい。
報酬付与管理部224は、報酬付与情報を取得したことを示す応答情報をアプリサーバ300から取得することにより、アプリサーバ300が報酬付与情報を取得したことを確認する(ステップSE740)。そして、報酬付与管理部224は、アプリサーバ300が報酬付与情報を取得したことを確認すると、報酬成立情報記憶部238に記憶されている報酬付与成立情報のうち、当該報酬付与情報に対応する報酬付与管理情報にリワード管理IDで関連付けられている報酬付与成立情報に含まれる成立通知状態をフラグ「1」(通知済)に更新する(ステップSE750)。
〔まとめ〕
(1)以上説明してきたように、本実施形態による管理サーバ200(管理装置の一例)は、管理の対象となる複数の対象アプリケーションに関する情報を管理するアプリケーション管理部221と、複数の対象アプリケーションのうち、ユーザ端末100(端末装置の一例)にインストールされている複数のアプリケーションのそれぞれから、それぞれのアプリケーションにおけるユーザ端末100を利用するユーザのアプリユーザID(ユーザ情報の一例)を取得するユーザ情報取得部252と、を備えている。
また、管理サーバ200は、コンテンツ提供部254と、報酬付与処理部255とを備えている。コンテンツ提供部254は、ユーザ端末100において実行可能な第1のコンテンツ(コンテンツの一例)をユーザ端末100に対して送信(提供)する。報酬付与処理部255は、コンテンツ提供部254が提供した第1のコンテンツがユーザ端末100において実行された実行結果に基づいて、少なくともユーザ端末100にインストールされている複数の対象アプリケーションの中から、報酬が付与される対象アプリケーションとして選択された報酬付与アプリケーションにおけるユーザ情報を関連付けた報酬付与情報を、ユーザ端末100にインストールされている報酬付与アプリケーションに対応するアプリサーバ300(サーバ装置の一例)に対して送信(通知)する。
このように、管理サーバ200は、複数の対象アプリケーションを対象としたキャンペーンを実施することにより、キャンペーンで提供される第1のコンテンツをユーザが実行した結果に応じて、当該ユーザのユーザ端末100にインストールされているいずれかの対象アプリケーションに報酬が付与されるようにした。これにより、ユーザが対象アプリケーションを利用する動機付けを高めることができる。例えば、ユーザがあまり利用していない対象アプリケーションにおいて報酬が付与された場合には、その対象アプリケーションを再び利用しようとする動機付けを高めることができる。即ち、管理サーバ200は、ユーザが利用しなくなったアプリケーションを再び利用する動機付けを高めることができる。
(2)管理サーバ200は、複数の対象アプリケーションのうち、ユーザ端末100にインストールされたアプリケーションから、当該アプリケーションがインストールされたことを示すインストール通知情報であって、当該アプリケーションのアプリID(識別情報の一例)と当該アプリケーションがインストールされたユーザ端末100を特定するリワードユーザID(固有識別情報の一例)とが含まれるインストール通知情報を取得するインストール通知取得部251を備えている。また、管理サーバ200は、第1のコンテンツ(コンテンツの一例)の実行結果に基づいて選択された報酬付与アプリケーションのアプリIDおよびユーザ端末100を特定するリワードユーザIDを関連付けて報酬付与管理情報として管理する報酬付与管理部224を備えている。なお、固有識別情報としては、相互キャンペーンシステム500で独自に生成したリワードユーザID以外にも、ユーザ端末100ごとに一意に割り振られるUDID(Unique Device Identifier)、IMEI(International Mobile Equipment Identity)またはIMSI(International Mobile Subscriber Identity)等の識別番号を利用いてもよい。また、これら識別番号をハッシュ化・暗号化して利用してもよい。つまり、相互キャンペーンシステム500の内部もしくは外部において生成または設定され、ユーザ端末100で一意となる識別情報であればよい。
そして、報酬付与処理部255は、報酬付与管理部224において報酬付与管理情報として管理されている報酬付与アプリケーションが、ユーザ端末100にインストールされているアプリケーションである場合には、報酬付与アプリケーションにおけるアプリユーザID(ユーザ情報の一例)を関連付けた報酬付与情報を、報酬付与アプリケーションに対応するアプリサーバ300に対して送信(通知)する。
また、報酬付与処理部255は、報酬付与管理部224において報酬付与管理情報として管理されている報酬付与アプリケーションが、ユーザ端末100にインストールされていないアプリケーションの場合には、報酬付与管理部224において管理されている報酬付与管理情報に基づいて、報酬付与アプリケーションがユーザ端末100にインストールされたことを示すインストール通知情報をインストール通知取得部251が取得したと判定し、且つ報酬付与アプリケーションにおけるアプリユーザIDをユーザ情報取得部252が取得した場合、報酬付与アプリケーションにおけるアプリユーザIDを関連付けた報酬付与情報を、報酬付与アプリケーションに対応するアプリサーバ300に対して送信(通知)する。
このように、管理サーバ200は、複数の対象アプリケーションを対象としたキャンペーンを実施することにより、キャンペーンで提供される第1のコンテンツをユーザが実行した結果に応じて、ユーザ端末100にインストールされている対象アプリケーションのみならず、ユーザ端末100にインストールされていない対象アプリケーションに報酬が仮付与されるようにした。なお、管理サーバ200は、複数の対象アプリケーションのうち複数の特定アプリケーションを対象としたキャンペーンを実施することにより、キャンペーンで提供される第1のコンテンツをユーザが実行した結果に応じて、ユーザ端末100にインストールされている対象アプリケーションのみならず、ユーザ端末100にインストールされていない対象アプリケーションに報酬が仮付与されるようにしてもよい。すなわち、報酬付与処理部255は、報酬付与アプリケーションとして、ユーザ端末100にインストールされているか否かによらずに、アプリケーション管理部221が管理する複数の対象アプリケーションの全てを対象として、その中から選択してもよいし、アプリケーション管理部221が管理する複数の特定アプリケーションの全てを対象として、その中から選択してもよい。また、対象の中から所定の条件が充足する対象アプリケーション、または特定アプリケーションを除外してもよい。ここで、上述の特定アプリケーションとは、複数の対象アプリケーションのうち、例えば、キャンペーンに参加している対象アプリケーションのことを示している。以下、キャンペーンに参加している対象アプリケーションを特定アプリケーションとも称する。
これにより、ユーザがまだ利用していない対象アプリケーションを利用する動機付けを高めることができる。その結果として、対象アプリケーションのインストール数を増加させる効果がある。
また、管理サーバ200は、報酬が仮付与された対象アプリケーションがユーザ端末100にインストールされる前に報酬付与管理情報を生成して管理し、インストール後にその報酬付与管理情報に基づいて、その対象アプリケーションに実際に報酬が付与されるようにしたため、対象アプリケーションまたはアプリサーバ300側で、まだ利用していない(登録されていない)ユーザに対する報酬を管理する必要がない。
なお、インストール情報管理部222は、インストール通知情報に含まれる、ユーザ端末100にインストールされたアプリケーションのアプリID(識別情報の一例)とユーザ端末100を特定するリワードユーザID(固有識別情報の一例)とを関連付けて管理するとともに、当該リワードユーザIDと当該アプリケーションにおけるアプリユーザID(ユーザ情報の一例)とを関連付けて管理する。
(3)アプリケーション管理部は、少なくとも終了日時が規定された報酬付与期限を管理している。報酬付与処理部255は、報酬付与アプリケーションがユーザ端末100にインストールされたことを示すインストール通知情報を報酬付与期限内にインストール通知取得部251が取得したと判定し、且つ報酬付与アプリケーションにおけるアプリユーザID(ユーザ情報の一例)をユーザ情報取得部252が取得した場合に報酬付与情報を送信(通知)する。
このように、報酬が付与される期限が設定されているため、報酬が仮付与された対象アプリケーションをユーザがインストールして利用する動機付けをさらに高めることができる。
なお、インストール情報管理部222は、インストール通知情報を取得したタイミングに基づくインストール日時情報を、インストール通知情報に含まれる、ユーザ端末100にインストールされたアプリケーションのアプリID(識別情報の一例)とユーザ端末100を特定するリワードユーザID(固有識別情報の一例)とを、直接的または間接的に関連付けて管理してもよい。この場合、報酬付与処理部255は、報酬付与アプリケーションがユーザ端末100にインストールされたことを示すインストール通知情報をインストール通知取得部251が取得したと判定し、且つ報酬付与アプリケーションにおけるアプリユーザID(ユーザ情報の一例)をユーザ情報取得部252が取得した場合であって、インストール情報管理部が管理する、前記報酬付与アプリケーションに対応するインストール日時情報が報酬付与期限内である場合に報酬付与情報を送信(通知)する。
(4)コンテンツ提供部254は、ユーザ端末100において実行可能な第1のコンテンツ(コンテンツの一例)をユーザ端末100に対して送信(提供)する。報酬付与管理部224は、コンテンツ提供部254がユーザ端末100に対して提供した第1のコンテンツの実行結果に基づいて所定の報酬付与条件が充足された場合に、複数の対象アプリケーションのうちユーザ端末100にインストールされていないアプリケーションの中から選択された報酬付与アプリケーションの報酬付与管理情報を管理する。
このように、例えば、単に広告を表示するバナー広告とは異なり、ユーザ端末100において実行可能な第1のコンテンツを提供し、その実行結果に応じて報酬が付与されるようにしたため、ユーザの興味を高めることができ、対象アプリケーションをインストールして利用させる動機付けが、さらに高まるようになる。
(5)例えば、コンテンツ提供部254が送信(提供)する第1のコンテンツ(コンテンツの一例)は、ユーザ端末100においてユーザの操作を受け付けるとともに当該操作に応じた結果を提示する処理を実行する。報酬付与管理部224は、コンテンツ提供部254がユーザ端末100に対して提供した第1のコンテンツにおいて、操作に応じて所定の報酬付与条件が充足された場合に、複数の対象アプリケーションのうちユーザ端末100にインストールされていないアプリケーションの中から選択された報酬付与アプリケーションの報酬付与管理情報を管理する。なお、報酬付与アプリケーションとして、ユーザ端末100にインストールされている特定アプリケーションの中から選択してもよいし、ユーザ端末100にインストールされているか否かによらずに複数の特定アプリケーションの中から選択してもよい。
このように、例えば、単に広告を表示するバナー広告とは異なり、ユーザの操作を受け付ける第1のコンテンツを提供し、その操作の結果に応じて報酬が付与されるようにしたため、ユーザの参加意識を高めることができ、対象アプリケーションをインストールして利用させる動機付けが、さらに高まるようになる。例えば、第1のコンテンツが抽選要素を有している場合には、ユーザの操作によって報酬が得られれば、自身の運によって報酬を引き当てたという満足感から、対象アプリケーションのインストールへ繋げることができる。
(6)報酬付与管理部224は、コンテンツ提供部254が提供した第1のコンテンツ(コンテンツの一例)において所定の報酬付与条件が充足された場合に、複数の対象アプリケーションのうち、ユーザ端末100にインストールされているアプリケーションとユーザ端末100にインストールされていないアプリケーションとを含めた中から選択された報酬付与アプリケーションの報酬付与管理情報を管理する。
これにより、管理サーバ200は、第1のコンテンツの実行結果に応じて、ユーザ端末100にインストールされている対象アプリケーションと、ユーザ端末100にインストールされていない対象アプリケーションとのいずれにも報酬が付与されるように管理することができる。
例えば、現在利用しているアプリケーションにもっぱら興味があって、新しいアプリケーションに対して興味を持たないユーザも存在し得る。この場合には、第1のコンテンツ自体に興味を持たない場合が考えられる。そこで、第1のコンテンツの実行結果に応じて、自身が既に利用している対象アプリケーションに対する報酬が得られるようにすることにより、第1のコンテンツに対する興味をユーザに持たせることが可能になる。これにより、新しいアプリケーションに対する興味が薄いユーザに対しても、第1のコンテンツを利用させることが可能となる。その後、ユーザがインストールしていない新しい対象アプリケーションにおける報酬が付与されることにより、当該アプリケーションに対する興味を持たせるきっかけをユーザに与えることができる。
(7)コンテンツ提供部254は、複数の対象アプリケーションのうちユーザ端末100にインストールされているアプリケーションからの要求に応じて第1のコンテンツ(コンテンツの一例)を送信(提供)する。報酬付与管理部224は、複数の対象アプリケーションのうち第1のコンテンツを要求したアプリケーションを除くアプリケーションの中から選択された報酬付与アプリケーションの報酬付与管理情報を管理する。
このように、相互キャンペーンシステム500に対応する複数の対象アプリケーションのうち遷移元のアプリケーションを除くアプリケーションの中から選択された対象アプリケーションに報酬が付与されるようにしたため、ユーザが対象アプリケーションを利用する動機付けを高めることができる。したがって、ユーザ端末100にインストールされていない対象アプリケーションへ相互送客させること、または、ユーザ端末100にインストールされているがあまり利用されていない対象アプリケーションの利用を促すことができる。
なお、報酬付与アプリケーションに、第1のコンテンツを要求した対象アプリケーションを含めるようにしてもよい。この場合であっても、この第1のコンテンツを要求した対象アプリケーションの利用をさらに促すことができる。
(8)なお、コンテンツ提供部254は、所定の期間内における同一のアプリケーションからの要求に対して、第1のコンテンツの提供を、例えば1日1回のように所定の回数までに制限してもよい。
このように、同一のアプリケーションの第1のコンテンツの実行が制限されるので、ユーザに多くの対象アプリケーションをプレイするきっかけを与えることができる。また、ユーザ端末100にインストールされていない対象アプリをユーザがインストールして利用する動機付けを高めることができる。
(9)ユーザ端末100は、管理の対象となる複数の対象アプリケーションに関する情報を管理する管理サーバ200と通信可能であり、コンテンツ取得部1150と、コンテンツ提示部1160と、実行結果通知部1170と、を備えている。
コンテンツ取得部1150は、管理サーバ200から送信(提供)されたユーザ端末100(自端末装置の一例)において実行可能な第1のコンテンツ(コンテンツの一例)を取得する。コンテンツ提示部1160は、コンテンツ取得部1150が取得した実行可能な第1のコンテンツを提示する。実行結果通知部1170は、コンテンツ提示部1160が提示した実行可能な第1のコンテンツの実行結果を管理サーバ200に対して送信(通知)する。
また、コンテンツ取得部1150は、実行結果通知部1170が第1のコンテンツの実行結果を管理サーバ200に対して送信(通知)したことに応じて、複数の対象アプリケーションのうちユーザ端末100(自端末装置の一例)にインストールされていないアプリケーションの中から報酬が付与されるアプリケーションとして選択された報酬付与アプリケーションにおいて報酬が付与されることを、酬付与アプリケーションのインストール前に通知する事前付与通知情報が含まれる第1のコンテンツを管理サーバ200から取得する。そして、コンテンツ提示部1160は、コンテンツ取得部1150が取得した事前付与通知情報が含まれる第1のコンテンツを提示する。
このように、ユーザ端末100は、第1のコンテンツの実行結果に応じて自身にインストールされていない対象アプリケーションにおいて報酬が仮付与されたことを、当該対象アプリケーションのインストール前に表示する。これにより、ユーザがまだ利用していない対象アプリケーションを利用する動機付けを高めることができる。
(10)コンテンツ取得部1150は、実行結果通知部1170が第1のコンテンツ(コンテンツの一例)の実行結果を管理サーバ200に対して送信(通知)したことに応じて、複数の対象アプリケーションのうちユーザ端末100(自端末装置の一例)にインストールされているアプリケーションの中から報酬が付与されるアプリケーションとして選択された報酬付与アプリケーションにおいて報酬が付与されることを通知する付与通知情報が含まれる第1のコンテンツを管理サーバ200から取得する。そして、コンテンツ提示部1160は、コンテンツ取得部1150が取得した付与通知情報が含まれる第1のコンテンツを提示する。
このように、ユーザ端末100は、第1のコンテンツの実行結果に応じて自身にインストールされている対象アプリケーションのいずれかに報酬が付与されることを、表示する。これにより、ユーザが対象アプリケーションを利用する動機付けを高めることができる。例えば、ユーザがあまり利用していない対象アプリケーションにおいて報酬が付与された場合には、その対象アプリケーションを再び利用しようとする動機付けを高めることができる。即ち、ユーザ端末100は、ユーザが利用しなくなったアプリケーションを再び利用する動機付けを高めることができる。
(11)ユーザ端末100は、複数の対象アプリケーションのうちのユーザ端末100(自端末装置の一例)にインストールされているアプリケーションにおいて、実行可能な第1のコンテンツ(コンテンツの一例)を管理サーバ200に対して要求するコンテンツ要求部1140を備えている。そして、コンテンツ取得部1150は、コンテンツ要求部1140が要求したことに応じて管理サーバ200から送信(提供)された実行可能な第1のコンテンツを取得する。
このように、ユーザ端末100にインストールされている対象アプリケーションから第1のコンテンツを実行するため、複数の対象アプリケーション間で相互送客が可能になる。よって、対象アプリケーションのインストール数を増加させる効果がある。
(12)管理サーバ200には、複数の対象アプリケーションのそれぞれのアプリID(識別情報の一例)が管理されているとともに、報酬付与アプリケーションのアプリIDおよびユーザ端末100を特定するリワードユーザID(固有識別情報の一例)が関連付けられて報酬付与管理情報として管理されている。
ユーザ端末100のコンテンツ取得部1150は、実行結果通知部1170が第1のコンテンツの実行結果を管理サーバ200に対して送信(通知)したことに応じて、管理サーバ200に管理されている報酬付与管理情報に基づく事前付与通知情報が含まれる第1のコンテンツを管理サーバ200から取得する。
また、ユーザ端末100は、インストール通知部1112を備えている。インストール通知部1112は、複数の対象となる複数の対象アプリケーションのうちユーザ端末100(自端末装置の一例)にインストールされたアプリケーションの当該インストールされたことを示すインストール通知情報であって、当該アプリケーションのアプリID(識別情報の一例)とユーザ端末100を特定するリワードユーザID(固有識別情報の一例)とが含まれるインストール通知情報を管理サーバ200に対して送信(通知)する。
これにより、ユーザ端末100に対象アプリケーションがインストールされた場合、管理サーバ200は、インストールされた対象アプリケーションのアプリIDと、ユーザ端末100を特定するリワードユーザIDとを関連付けて管理することができる。よって、管理サーバ200は、ユーザ端末100毎にインストールされている対象アプリケーションを特定することができる。
(13)なお、インストール通知部1112は、ユーザ情報通知部の機能を有している。ユーザ情報通知部は、複数の対象アプリケーションのうちユーザ端末100(自端末装置の一例)にインストールされたアプリケーションにおけるユーザ端末100を利用するユーザのアプリユーザID(ユーザ情報の一例)を管理サーバ200に対して送信(通知)する。
これにより、ユーザ端末100に対象アプリケーションがインストールされた場合、管理サーバ200は、インストールされた対象アプリケーションのアプリユーザIDを、対象アプリケーションのアプリID及びユーザ端末100を特定するリワードユーザIDに関連付けて管理することができる。よって、管理サーバ200は、ユーザ端末100毎にインストールされている対象アプリケーションにおけるアプリユーザIDを特定することができる。
(14)ユーザ端末100は、固有識別情報取得部1111を備えている。固有識別情報取得部1111は、ユーザ端末100(自端末装置の一例)にインストールされたアプリケーションが複数の対象アプリケーションのうちの最初にユーザ端末100にインストールされた対象アプリケーションである場合、リワードユーザID(固有識別情報の一例)を取得し、取得したリワードユーザID(固有識別情報の一例)を、ユーザ端末100にインストールされたいずれの対象アプリケーションからも参照可能なように端末記憶部140(記憶部の一例)に記憶させる。
つまり、ユーザ端末100を特定するリワードユーザID(固有識別情報の一例)は、複数の対象アプリケーションのうち最初にユーザ端末100にインストールされた対象アプリケーションが起動したことを条件として取得され、ユーザ端末100にインストールされたいずれの対象アプリケーションからも参照可能なようにユーザ端末100に記憶されている。なお、リワードユーザIDは、相互キャンペーンシステム500のユーザ端末100、アプリサーバ300または管理サーバ200のいずれかで生成されればよく、生成されたリワードユーザIDは、ユーザ端末100で取得される。
このように、相互キャンペーンシステム500において、ユーザ端末100は、初めて対象アプリケーションがインストールされたときに自動でリワードユーザIDを取得し、取得したリワードユーザIDをその後インストールされる対象アプリケーションでも共通に利用可能とする。そのため、ユーザに特別な操作をさせることなくリワードユーザIDが取得されて本システムを利用可能とすることができる。
具体的には、固有識別情報取得部1111は、複数の対象アプリケーションのそれぞれがユーザ端末100にインストールされたときに、リワードユーザID(固有識別情報の一例)が端末記憶部140(記憶部の一例)に記憶されているか否かを判定し、リワードユーザIDが端末記憶部140に記憶されていないと判定した場合にリワードユーザIDを取得する。
これにより、ユーザ端末100は、初めて対象アプリケーションがインストールされて起動したときにリワードユーザIDを取得することができる。
(15)上述の報酬付与管理情報が管理される報酬付与アプリケーションとして選択される対象となるアプリケーションは、複数の対象アプリケーションのうち、キャンペーンに参加している複数の特定アプリケーションである。
管理サーバ200のアプリケーション管理部221は、管理の対象となる複数の対象アプリケーションのうち複数の特定アプリケーションに関する情報を管理する。また、ユーザ情報取得部252は、複数の特定アプリケーションのうち、ユーザ端末100にインストールされている複数のアプリケーションのそれぞれから、それぞれのアプリケーションにおけるユーザ端末100を利用するユーザのアプリユーザID(ユーザ情報の一例)を取得する。コンテンツ提供部254は、ユーザ端末100において実行可能な第1のコンテンツをユーザ端末100に対して送信(提供)する。
報酬付与処理部255は、コンテンツ提供部254が提供した第1のコンテンツがユーザ端末100において実行された実行結果に基づいて、少なくともユーザ端末100にインストールされている複数の特定アプリケーションの中から、報酬が付与される特定アプリケーションとして選択された報酬付与アプリケーションにおけるユーザ情報を関連付けた報酬付与情報を、ユーザ端末100にインストールされている報酬付与アプリケーションに対応するアプリサーバ300(サーバ装置の一例)に対して送信(通知)する。
このように、管理サーバ200は、複数の対象アプリケーションのうち2以上の特定アプリケーションを対象としたキャンペーンを実施することにより、キャンペーンで提供される第1のコンテンツをユーザが実行した結果に応じて、当該ユーザのユーザ端末100にインストールされているいずれかの特定アプリケーションに報酬が付与されるようにした。これにより、ユーザが特定アプリケーションを利用する動機付けを高めることができる。例えば、ユーザがあまり利用していない特定アプリケーションにおいて報酬が付与された場合には、その特定アプリケーションを再び利用しようとする動機付けを高めることができる。
ユーザ端末100のコンテンツ取得部1150は、実行結果通知部1170が第1のコンテンツの実行結果を管理サーバ200に対して送信(通知)したことに応じて、複数の特定アプリケーションのうちユーザ端末100(自端末装置の一例)にインストールされているアプリケーションの中から報酬が付与されるアプリケーションとして選択された報酬付与アプリケーションにおいて報酬が付与されることを通知する付与通知情報が含まれる第1のコンテンツを管理サーバ200から取得する。そして、コンテンツ提示部1160は、コンテンツ取得部1150が取得した付与通知情報が含まれる第1のコンテンツを提示する。
このように、相互キャンペーンシステム500において、複数の対象アプリケーションを対象としたキャンペーンを実施することにより、キャンペーンに参加している特定アプリケーションに対して提供される第1のコンテンツをユーザが実行した結果に応じて、いずれかの特定アプリケーションに報酬が付与されるようにした。これにより、ユーザに対してキャンペーンによる特別感を演出し、ユーザが対象アプリケーションを利用する動機付けを高めることができる。
(16)例えば、アプリケーション管理部221は、複数の特定アプリケーションに対して設定されたキャンペーン期間(第1の期間の一例)を管理する。コンテンツ提供部254は、このキャンペーン期間に第1のコンテンツをユーザ端末100に対して送信(提供)する。
そして、ユーザ端末100のコンテンツ取得部1150は、キャンペーン期間(第1の期間の一例)に実行可能な第1のコンテンツを管理サーバ200から取得する。
このように、相互キャンペーンシステム500において、キャンペーン期間中にユーザ端末100において第1のコンテンツを実行することができようにしたため、ユーザに対して期間限定による特別感を演出し、ユーザが対象アプリケーションを利用する動機付けを高めることができる。
(17)なお、ユーザ端末100のコンテンツ取得部1150は、実行可能な第1のコンテンツを要求したアプリケーションとは異なるアプリケーションの中から選択された報酬付与アプリケーションにおいて報酬が付与されたことを示す付与通知情報が含まれる第1のコンテンツを管理サーバ200から取得してもよい。
これにより、ユーザ端末100は、第1のコンテンツを実行したアプリケーションとは異なるアプリケーションにおいて報酬が付与されたことをユーザに提示することができる。
(18)なお、報酬付与アプリケーションには、ユーザ端末100(自端末装置の一例)にインストールされていないアプリケーションが含まれてもよい。
これにより、ユーザ端末100は、未インストールのアプリケーションにおいて報酬が仮付与されたことをユーザに提示することができる。
(19)管理サーバ200のアプリケーション管理部221は、管理の対象となる複数の対象アプリケーションに関する情報と、当該複数の対象アプリケーションのうちの複数の特定アプリケーションに対して設定されたキャンペーン期間(第1の期間の一例)を有するキャンペーン(イベントの一例)に関する情報を管理する。
管理サーバ200は、さらにイベント情報通知部253を備え、複数の対象アプリケーションのうちユーザ端末100にインストールされているアプリケーションからの要求を受けたことに応じて、当該要求をしたアプリケーションが特定アプリケーションである場合あって、当該要求を受けたタイミングがキャンペーン期間中であるときに送信(提供)する第1のコンテンツの提供先を示す第1のページURL(第1の提供先情報の一例)を、ユーザ端末100に対して送信(通知)する。
コンテンツ提供部254は、ユーザ端末100にインストールされているアプリケーションからの第1のページURLへのアクセス要求に基づいて、第1のコンテンツをユーザ端末100に対して送信(提供)する。
このように、ユーザ端末100にインストールされている対象アプリケーションからの問い合わせに応じて、当該対象アプリケーションがキャンペーン期間中であるか否かを判断し、キャンペーン期間中の場合には、キャンペーンページのページURLを対象アプリケーションに通知するようにした。これにより、対象アプリケーションまたはアプリサーバ300側がキャンペーンページのページURLを管理する必要がない。例えば、異なるキャンペーンが、同じ時期に実施された場合に、それぞれのキャンペーン毎に異なるキャンペーンページを設ける場合など、キャンペーンの運営側の多用なニーズに対応することが可能となる。このように、管理サーバ200は、キャンペーンに関する期間および各コンテンツを管理することにより、ユーザ端末100にインストールされている対象アプリケーションのプログラムを変更することなく、キャンペーン期間に応じたキャンペーンに関する情報をユーザに提供することができる。ここで、プログラムの変更とは、例えば、プログラムのアップデートが必要な変更である。
(20)ユーザ端末100は、管理の対象となる複数の対象アプリケーションに関する情報と、当該複数の対象アプリケーションのうちの複数の特定アプリケーションに対して設定されたキャンペーン期間(第1の期間の一例)を有するキャンペーン(イベントの一例)に関する情報を管理する管理サーバ200と通信可能である。
ユーザ端末100は、イベント情報要求部1131と、イベント情報取得部1132と、コンテンツ取得部1150と、コンテンツ提示部1160と、を備えている。
イベント情報要求部1131は、複数の対象アプリケーションのうちのユーザ端末100(自端末装置の一例)にインストールされているアプリケーションにおいて、キャンペーンに関する情報を要求する要求情報を管理サーバ200に対して送信する。
イベント情報取得部1132は、イベント情報要求部1131が上記要求情報を送信したアプリケーションが特定アプリケーションである場合であって、管理サーバ200が上記要求情報を受けたタイミングがキャンペーン期間中であるときに管理サーバ200から通知された第1のページURL(第1の提供先情報の一例)を取得する。
コンテンツ取得部1150は、イベント情報取得部1132が取得した第1のページURL(第1の提供先情報の一例)へのアクセス要求を行うことにより、管理サーバ200から送信(提供)された第1のコンテンツを取得する。また、コンテンツ提示部1160は、コンテンツ取得部1150が取得した第1のコンテンツを表示部120に表示させる(提示する)。
このように、インストールされている対象アプリケーションがキャンペーン期間中であるか否を管理サーバ200が判断するため、ユーザ端末100は、キャンペーンの期間を管理していなくとも、キャンペーン期間中の場合にはキャンペーンページのページURLを管理サーバ200から取得できる。即ち、ユーザ端末100は、インストールされている対象アプリケーションのプログラムを変更することなく、キャンペーン期間に応じたキャンペーンに関する情報をユーザに提供することができる。
(21)管理サーバ200のアプリケーション管理部221は、複数の特定アプリケーションに対して設定されたキャンペーン期間(第1の期間の一例)の直前のキャンペーン予告期間(第2の期間の一例)を管理する。
管理サーバ200のイベント情報通知部253は、ユーザ端末100にインストールされているアプリケーションからの要求を受けたことに応じて、当該要求をしたアプリケーションが特定アプリケーションである場合であって、当該要求を受けたタイミングがキャンペーン予告期間であるときに提供する第2のコンテンツの提供先を示す第2のページURL(第2の提供先情報の一例)を、ユーザ端末100に対して送信(通知)する。
ここで、第2のコンテンツは、第1のコンテンツが提供されるキャンペーン期間(第1の期間の一例)の開始の予告を示すコンテンツである。
このように、管理サーバ200は、ユーザ端末100にインストールされている対象アプリケーションからの問い合わせに応じて、当該対象アプリケーションがキャンペーン予告期間中であるか否かを判断し、キャンペーン予告期間中の場合には、キャンペーンの開始の予告を示すコンテンツが含まれるキャンペーンページのページURLを対象アプリケーションに通知することができる。
(22)上述したように管理サーバ200は、複数の特定アプリケーションに対して設定されたキャンペーン期間(第1の期間の一例)の直前のキャンペーン予告期間(第2の期間の一例)を管理する。
ユーザ端末100のイベント情報取得部1132は、イベント情報要求部1131が上記要求情報を送信したアプリケーションが特定アプリケーションである場合であって、管理サーバ200が上記要求情報を受けたタイミングがキャンペーン予告期間中であるときに管理サーバ200から通知された第2のページURL(第2の提供先情報の一例)を取得する。
コンテンツ取得部1150は、イベント情報取得部1132が取得した第2のページURLへのアクセス要求を行うことにより、管理サーバ200から送信(提供)された第2のコンテンツを取得する。また、コンテンツ提示部1160は、コンテンツ取得部1150が取得した第2のコンテンツを表示部120に表示させる(提示する)。
このように、インストールされている対象アプリケーションがキャンペーン予告期間中であるか否を管理サーバ200が判断するため、ユーザ端末100は、キャンペーンの予告期間を管理していなくとも、キャンペーン予告期間中の場合にはキャンペーンの予告を示す第2のコンテンツが含まれるキャンペーンページのページURLを管理サーバ200から取得できる。これにより、ユーザ端末100は、ユーザに対してキャンペーンの開始を予告することができ、ユーザのキャンペーンへの参加を促すことができる。
(23)管理サーバ200のアプリケーション管理部221は、複数の特定アプリケーションに対して設定されたキャンペーン期間(第1の期間の一例)の直後のキャンペーン終了告知期間(第3の期間の一例)を管理する。
管理サーバ200のイベント情報通知部253は、ユーザ端末100にインストールされているアプリケーションからの要求を受けたことに応じて、当該要求をしたアプリケーションが特定アプリケーションである場合であって、当該要求を受けたタイミングがキャンペーン終了告知期間中であるときに送信(提供)する第3のコンテンツの提供先を示す第3のページURL(第3の提供先情報の一例)を、ユーザ端末100に対して送信(通知)する。
ここで、第3のコンテンツは、第1のコンテンツが提供されるキャンペーン期間(第1の期間の一例)の終了の告知を示すコンテンツである。
このように、管理サーバ200は、ユーザ端末100にインストールされている対象アプリケーションからの問い合わせに応じて、当該対象アプリケーションがキャンペーン終了告知期間中であるか否かを判断し、キャンペーン終了告知期間中の場合には、キャンペーンの終了の告知を示す第3のコンテンツが含まれるキャンペーンページのページURLを対象アプリケーションに通知することができる。
(24)上述したように管理サーバ200は、複数の特定アプリケーションに対して設定されたキャンペーン期間(第1の期間の一例)の直後のキャンペーン終了告知期間(第3の期間の一例)を管理する。
ユーザ端末100のイベント情報取得部1132は、イベント情報要求部1131が上記要求情報を送信したアプリケーションが特定アプリケーションである場合であって、管理サーバ200が上記要求情報を受けたタイミングがキャンペーン終了告知期間中であるときに管理サーバ200から通知された第3のページURL(第3の提供先情報の一例)を取得する。
コンテンツ取得部1150は、イベント情報取得部1132が取得した第3のページURLへのアクセス要求を行うことにより、管理サーバ200から提供された第3のコンテンツを取得する。また、コンテンツ提示部1160は、コンテンツ取得部1150が取得した第3のコンテンツを表示部120に表示させる(提示する)。
このように、インストールされている対象アプリケーションがキャンペーン終了告知期間中であるか否を管理サーバ200が判断するため、ユーザ端末100は、キャンペーンの終了告知期間を管理していなくとも、キャンペーン終了告知期間中の場合にはキャンペーンの終了の告知を示す第3のコンテンツが含まれるキャンペーンページのページURLを管理サーバ200から取得できる。これにより、ユーザ端末100は、ユーザに対してキャンペーンが終了したことを告知することができる。
(25)なお、管理サーバ200のイベント情報通知部253は、ユーザ端末100にインストールされているアプリケーションからの第1のページURL(第1の提供先情報の一例)へのアクセス要求に基づいてコンテンツ提供部254が第1のコンテンツを送信(提供)したユーザ端末100に対して、当該インストールされているアプリケーションからの要求を受けたことに応じて送信(提供)する第3のページURL(第3の提供先情報の一例)を通知してもよい。
これにより、キャンペーンを利用していないユーザのユーザ端末100には、キャンペーン期間の終了の告知を示す第3のコンテンツが含まれるキャンペーンページのリンク先が通知されないようにすることができる。
(26)管理サーバ200のユーザ情報取得部252は、ユーザ端末100にインストールされているアプリケーションから、当該アプリケーションにおけるユーザ端末100を利用するユーザのアプリユーザID(ユーザ情報の一例)を取得する。
管理サーバ200の報酬付与処理部255は、コンテンツ提供部254が送信(提供)した第1のコンテンツがユーザ端末100において実行された実行結果に基づいて、少なくとも複数の特定アプリケーションの中から、報酬が付与されるアプリケーションとして選択された報酬付与アプリケーションにおけるアプリユーザIDを関連付けた報酬付与情報を、報酬付与アプリケーションに対応するアプリサーバ300に対して通知する。
これにより、管理サーバ200は、キャンペーンに参加している少なくとも複数の特定アプリケーションの中から選択された報酬付与アプリケーションにおけるアプリユーザIDが示すユーザに対して、報酬が付与されるようにすることができる。なお、報酬付与アプリケーションとして、ユーザ端末100にインストールされている特定アプリケーションの中から選択してもよいし、ユーザ端末100にインストールされていない特定アプリケーションの中から選択してもよいし、ユーザ端末100にインストールされているか否かによらずに複数の特定アプリケーションの中から選択してもよい。
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態を説明する。本実施形態の相互キャンペーンシステムの構成は、第1の実施形態と同様であるので、本実施形態において特徴的な処理について説明する。第1の実施形態のキャンペーン処理では、ユーザ端末100にインストールされた対象アプリケーションからの要求に応じて、その対象アプリケーションがキャンペーン期間中であって、キャンペーンの第1のコンテンツが実行可能なコンテンツの利用状況にある場合には、その実行可能な第1のコンテンツがユーザ端末100に提供された。本実施形態のキャンペーン処理では、さらに所定の提供条件を充足した場合に、ユーザ端末100において実行可能な第1のコンテンツがユーザ端末100に提供される。
図24は、本実施形態によるキャンペーン処理を説明する模式図である。この図に示す相互キャンペーンシステム500Aは、管理サーバ200Aが実行する処理が、図5に示す管理サーバ200の処理と相違する。この図24において、図5に示す各構成に対応する部分には同じ符号を付しており、その説明を省略する。
(1−1)管理サーバ200Aは、対象アプリA10、対象アプリB20、及び対象アプリC30のいずれかからキャンペーンページ表示要求情報を取得した場合に、各対象アプリケーションにログインしたことによって累積されているログインポイントを消費することによって、ユーザ端末100において実行可能な第1のコンテンツをユーザ端末100に送信する。つまり、累積されているログインポイントから所定のポイントを減ずることを引き換えに第1のコンテンツをユーザ端末100に送信する。
各対象アプリケーションにログインしたことによって累積されているログインポイントは、ポイント情報記憶部236に記憶されているポイント情報に記憶されて管理されている。コンテンツ提供部254は、第1のコンテンツをユーザ端末100に送信する際に、このポイント情報に管理されているログインポイントを所定のポイントを減じた値に更新する。この所定のポイントは、キャンペーン毎または対象アプリケーション毎に定められたポイントである。従って、ポイント情報に管理されているログインポイントが、所定のポイントに達していない場合には、コンテンツ提供部254は、第1のコンテンツをユーザ端末100に送信しない。
(1−2)管理サーバ200が、第1のコンテンツをユーザ端末100に送信した場合のその後の処理は第1の実施形態と同様であり、ユーザXがユーザ端末100において第1のコンテンツを実行すると、ユーザ端末100は、第1のコンテンツでのアクションの実行結果を管理サーバ200に送信する。
〔まとめ〕
以上説明したように、管理サーバ200のコンテンツ提供部254は、複数の対象アプリケーションのうちユーザ端末100(端末装置の一例)にインストールされているアプリケーションからの要求に基づいて所定の提供条件を充足した場合に第1のコンテンツをユーザ端末100に対して送信(提供)する。
このように、管理サーバ200は、第1のコンテンツの提供に所定の提供条件を必要とするため、コンテンツの特別感を演出することができるとともに、ユーザに第1のコンテンツを提供した場合に当該ユーザに達成感を与えることができる。
例えば、管理サーバ200のポイント管理部223は、ユーザ端末100にインストールされている複数の対象アプリケーションのそれぞれからの要求に基づいて所定のポイント(数値の一例)を累積して管理する。そして、コンテンツ提供部254は、複数の対象アプリケーションのそれぞれからの要求に基づいて、ポイント管理部223に管理されている所定のポイント(数値の一例)の累積値を減ずることと引き換えに第1のコンテンツをユーザ端末100に対して送信(提供)する。
このように、管理サーバ200は、例えば、ログインした回数に応じて第1のコンテンツを提供するため、ポイントを稼ぐ目的でユーザの対象アプリケーションの利用を促進することができる。
<第3の実施形態>
次に、本発明の第3の実施形態を説明する。本実施形態の相互キャンペーンシステムの構成は、第1の実施形態と同様であるので、本実施形態において特徴的な処理について説明する。第1の実施形態のキャンペーン処理では、ユーザ端末100にインストールされた対象アプリケーションからキャンペーンで提供される第1のコンテンツを実行することにより、ユーザ端末100にインストールされているか否かによらずに、同一のキャンペーンに参加している対象アプリケーションのいずれかが報酬付与アプリケーションとして選択された。本実施形態のキャンペーン処理では、同一のキャンペーンに参加している対象アプリケーションのうち、ユーザ端末100にインストールされていない対象アプリケーションのみが報酬付与アプリケーションとして選択される。
図25は、本実施形態によるキャンペーン処理を説明する模式図である。この図に示す相互キャンペーンシステム500Bは、管理サーバ200Bが実行する処理が、図5に示す管理サーバ200の処理と相違する。この図25において、図5に示す各構成に対応する部分には同じ符号を付しており、その説明を省略する。
この図に示すように、管理サーバ200の報酬付与管理部224は、第1のコンテンツを要求した対象アプリケーション(対象アプリA10、対象アプリB20、及び対象アプリC30のいずれか)と同一のキャンペーンに参加している複数の対象アプリケーションのうちユーザ端末100にインストールされていない対象アプリケーションの中から報酬付与アプリケーション(対象アプリP70)を選択する。そして、報酬付与管理部224は、ユーザ端末100にインストールされていない対象アプリケーションの中から選択された報酬付与アプリケーション(対象アプリP70)の報酬付与管理情報を管理する。また、報酬付与管理部224は、当該報酬付与アプリケーション(対象アプリP70)がユーザ端末100にインストールされた後で、その報酬付与管理情報に基づく報酬がユーザXに対して付与される。
なお、ユーザ端末100にインストールされていない対象アプリケーションが存在しない場合には、報酬付与管理部224は、ユーザ端末100にインストールされている対象アプリケーションの中から報酬付与アプリケーションを選択するようにしてもよい。
また、本実施形態においても、第2の実施形態で説明したキャンペーン処理のように、所定の提供条件を充足した場合に、ユーザ端末100において実行可能な第1のコンテンツがユーザ端末100に提供されるようにしてもよい。
〔まとめ〕
以上説明したように、本実施形態による管理サーバ200B(管理装置の一例)は、少なくとも、アプリケーション管理部221と、インストール通知取得部251と、ユーザ情報取得部252と、報酬付与管理部224と、報酬付与処理部255とを備えている。
アプリケーション管理部221は、管理の対象となる複数の対象アプリケーションに関する情報を管理する。インストール通知取得部251は、複数の対象アプリケーションのうちユーザ端末100(端末装置の一例)にインストールされたアプリケーションから、当該アプリケーションがインストールされたことを示すインストール通知情報であって、当該アプリケーションのアプリID(識別情報の一例)と当該アプリケーションがインストールされたユーザ端末100を特定するリワードユーザID(固有識別情報の一例)とが含まれるインストール通知情報を取得する。ユーザ情報取得部252は、インストール通知取得部251がインストール通知情報を取得したアプリケーションにおけるユーザ端末100を利用するユーザのアプリユーザID(ユーザ情報の一例)を取得する。なお、固有識別情報としては、相互キャンペーンシステム500で独自に生成したリワードユーザID以外にも、ユーザ端末100ごとに一意に割り振られるUDID(Unique Device Identifier)、IMEI(International Mobile Equipment Identity)またはIMSI(International Mobile Subscriber Identity)等の識別番号を利用いてもよい。またこれら識別番号をハッシュ化・暗号化して利用してもよい。つまり、相互キャンペーンシステム500の内部もしくは外部において生成または設定され、ユーザ端末100で一意となる識別情報であればよい。
報酬付与管理部224は、複数の対象アプリケーションのうちユーザ端末100にインストールされていないアプリケーションの中から、報酬が付与されるアプリケーションとして選択された報酬付与アプリケーションのアプリID(識別情報の一例)およびユーザ端末100を特定するリワードユーザID(固有識別情報の一例)を関連付けて報酬付与管理情報として管理する。
報酬付与処理部255は、報酬付与管理部224において管理されている報酬付与管理情報に基づいて、報酬付与アプリケーションがユーザ端末100にインストールされたことを示すインストール通知情報をインストール通知取得部251が取得したと判定し、且つ報酬付与アプリケーションにおけるアプリユーザID(ユーザ情報の一例)をユーザ情報取得部252が取得した場合、報酬付与アプリケーションにおけるアプリユーザID(ユーザ情報の一例)を関連付けた報酬付与情報を、報酬付与アプリケーションに対応するアプリサーバ300(サーバ装置の一例)に対して送信(通知)する。
このように、管理サーバ200Bは、ユーザ端末100にインストールされていない対象アプリケーションにおける報酬を、当該ユーザ端末100を特定するリワードユーザIDと当該対象アプリケーションのアプリIDとを関連付けて管理する。これにより、管理サーバ200Dは、ユーザ端末100にインストールされていない対象アプリケーションにおける報酬を、当該対象アプリケーションのインストール前に仮付与することができる。これにより、ユーザがまだ利用していない対象アプリケーションを利用する動機付けを高めることができる。
また、コンテンツ提供部254は、ユーザ端末100において実行可能な第1のコンテンツをユーザ端末100に対して送信(提供)する。報酬付与管理部224は、コンテンツ提供部254がユーザ端末100に対して提供した第1のコンテンツの実行結果に基づいて所定の報酬付与条件が充足された場合に、複数の対象アプリケーションのうちユーザ端末100にインストールされていないアプリケーションの中から選択された報酬付与アプリケーションの報酬付与管理情報を管理する。
このように、例えば、単に広告を表示するバナー広告とは異なり、ユーザ端末100において実行可能な第1のコンテンツを提供し、その実行結果に応じて報酬が付与されるようにしたため、ユーザの興味を高めることができ、対象アプリケーションをインストールして利用させる動機付けが、さらに高まるようになる。
また、コンテンツ提供部254は、複数の対象アプリケーションのうちユーザ端末100にインストールされているアプリケーションからの要求に応じて第1のコンテンツを送信(提供)する。報酬付与管理部224は、複数の対象アプリケーションのうち第1のコンテンツを要求したアプリケーションを除くアプリケーションの中から選択された報酬付与アプリケーションの報酬付与管理情報を管理する。
これにより、ユーザ端末100にインストールされている対象アプリケーションから、当該ユーザ端末100にインストールされていない対象アプリケーションへの送客が可能になるので、対象アプリケーションのインストール数を増加させる効果がある。
<第4の実施形態>
次に、本発明の第4の実施形態を説明する。本実施形態の相互キャンペーンシステムの構成は、第1の実施形態と同様であるので、本実施形態において特徴的な処理について説明する。第1の実施形態のキャンペーン処理では、ユーザ端末100にインストールされた対象アプリケーションからキャンペーンで提供される第1のコンテンツを実行することにより、ユーザ端末100にインストールされているか否かによらずに、同一のキャンペーンに参加している対象アプリケーションのいずれかが報酬付与アプリケーションとして選択された。本実施形態の処理では、キャンペーンに関係なく、対象アプリケーション以外のアプリケーションから実行された第1のコンテンツの実行結果に応じて、ユーザ端末100にインストールされていない対象アプリケーションの中から報酬付与アプリケーションが選択される。
図26は、本実施形態による処理を説明する模式図である。この図に示す相互キャンペーンシステム500Cは、管理サーバ200Cが実行する処理が、図5に示す管理サーバ200の処理と相違する。この図26において、図5に示す各構成に対応する部分には同じ符号を付しており、その説明を省略する。
管理サーバ200Cは、ユーザ端末100にインストールされているアプリW15から実行された第1のコンテンツの実行結果を取得する。管理サーバ200の報酬付与管理部224は、この実行結果を取得することに応じて、ユーザ端末100にインストールされていない対象アプリケーションの中から報酬付与アプリケーションを選択して、報酬付与管理情報を管理する。
ここで、アプリW15は、対象アプリケーション以外のアプリケーションである。従って、アプリW15は、相互キャンペーンシステム500Cに対応していないアプリケーションであって、キャンペーンにも参加していない。アプリW15は、キャンペーン処理によらず管理サーバ200Cから提供される第1のコンテンツを取得して表示するとともに、当該第1のコンテンツが実行された実行結果を管理サーバ200に対して送信する機能を有している。また、アプリW15は、自身がインストールされているユーザ端末100を特定するリワードユーザIDを端末記憶部140から読み出して管理サーバ200Cに送信する機能を有している。これにより、管理サーバ200Cは、アプリW15から実行された第1のコンテンツの実行結果と、アプリW15がインストールされているユーザ端末100を特定するリワードユーザIDとを取得して、ユーザ端末100にインストールされていない対象アプリケーションの中から報酬付与アプリケーションを選択して、報酬付与管理情報を管理することができる。
なお、ユーザ端末100にインストールされていない対象アプリケーションが存在しない場合には、報酬付与管理部224は、ユーザ端末100にインストールされている対象アプリケーションの中から報酬付与アプリケーションを選択するようにしてもよい。
また、本実施形態においても、第2の実施形態で説明したキャンペーン処理のように、所定の提供条件を充足した場合に、ユーザ端末100において実行可能な第1のコンテンツがユーザ端末100に提供されるようにしてもよい。
〔まとめ〕
このように、管理サーバ200Cのコンテンツ提供部254は、複数の対象アプリケーション以外のユーザ端末100(端末装置の一例)において動作するアプリケーションからの要求に応じて第1のコンテンツを提供する。報酬付与管理部224は、第1のコンテンツの実行結果に基づいて、複数の対象アプリケーションの中から選択された報酬付与アプリケーションの報酬付与管理情報を管理する。
これにより、管理サーバ200C(管理装置の一例)は、対象アプリケーション以外のアプリケーションにおける第1のコンテンツの実行結果に応じて、いずれかの対象アプリケーションに報酬が付与されるようにすることができる。よって、相互キャンペーンシステム500Cでは、対象アプリケーション以外のアプリケーションから、ユーザ端末100にインストールされていない対象アプリケーションへ送客させること、または、ユーザ端末100にインストールされているがあまり利用されていない対象アプリケーションの利用を促すことができる。
なお、少なくとも、第1のコンテンツの実行結果を管理サーバ200に対して送信する機能と、リワードユーザIDを管理サーバ200Cに送信する機能とに限定された機能が、アプリW15に組み込まれたSDKの機能により実現されてもよい。このSDKは、SDK11とは異なり、相互キャンペーンシステム500Cにおける機能を有する構成ではない。
例えば、相互キャンペーンシステム500Cに対応する対象アプリケーションにおいて、本システムのサービスを停止することが決まった場合に、上述の限定された機能を有するSDKを搭載させて、本システムに対応するいずれかの対象アプリケーションに送客(流出のみ)させるようにしてもよい。なお、このアプリW15は、第1のコンテンツを実行することが可能であるが報酬が付与されないので対象アプリケーションには相当しない。
なお、SDK11が組み込まれた対象アプリケーションを、上述の限定された機能を有するSDKが組み込まれたアプリW15と同様に、いずれかの対象アプリケーションに送客(流出のみ)させるが、報酬が付与されないようにするために、報酬付与対象から除外するフラグ情報を、対象アプリ情報記憶部231に記憶させてもよい。
<第5の実施形態>
次に、本発明の第5の実施形態を説明する。本実施形態のネットワークシステム1の構成は、第1の実施形態と同様である。ここでは、本実施形態において特徴的な処理について説明する。第1の実施形態のキャンペーン処理では、ユーザ端末100にインストールされた対象アプリケーションからキャンペーンで提供される第1のコンテンツを実行することにより、ユーザ端末100にインストールされているか否かによらずに、同一のキャンペーンに参加している対象アプリケーションのいずれかが報酬付与アプリケーションとして選択された。本実施形態の処理では、キャンペーン及び第1のコンテンツの実行結果に関係なく、管理サーバに設定されている報酬付与管理情報に基づいて、ユーザ端末100にインストールされていない対象アプリケーションがユーザ端末100にインストールされた場合に報酬が付与される。
図27は、本実施形態による処理を説明する模式図である。この図に示す相互キャンペーンシステム500Dは、管理サーバ200Dが実行する処理が、図5に示す管理サーバ200の処理と相違する。この図27において、図5に示す各構成に対応する部分には同じ符号を付しており、その説明を省略する。
管理サーバ200Dの報酬付与管理部224は、ユーザXのユーザ端末100を特定するリワードユーザIDと、当該ユーザ端末100にインストールされていない対象アプリケーションの中から選択された報酬付与アプリケーションのアプリIDとを関連付けて報酬付与管理情報として管理する。この報酬付与管理情報は、管理サーバ200Dがユーザ端末100にインストールされた対象アプリケーションのインストール通知情報を取得したタイミングで、そのインストール通知情報に含まれるリワードユーザIDと、選択された報酬付与アプリケーションのアプリIDとを関連付けて生成されてもよい。また、この報酬付与管理情報は、管理サーバ200Dがユーザ端末100からインストール通知情報を取得した回数に基づいて、所定の回数に達したタイミングで生成されてもよい。
また、管理サーバ200Dは、対象アプリケーションがユーザ端末100にインストールされたことを示すインストール通知情報を取得したタイミングで、そのインストール通知情報に含まれるリワードユーザIDに対して、第1抽選として報酬を付与するかしないかを決定し、第2抽選として、報酬の付与先となる報酬付与アプリケーションを決定する抽選を行ってもよい。このようにインストール通知情報に基づくことにより、対象アプリケーションをプレイしていない休眠ユーザに対して報酬が付与されることを防止することができる。
〔まとめ〕
以上説明したように、本実施形態による管理サーバ200D(管理装置の一例)は、少なくとも、アプリケーション管理部221と、インストール通知取得部251と、ユーザ情報取得部252と、報酬付与管理部224と、報酬付与処理部255とを備えている。
アプリケーション管理部221は、管理の対象となる複数の対象アプリケーションに関する情報を管理する。インストール通知取得部251は、複数の対象アプリケーションのうちユーザ端末100(端末装置の一例)にインストールされたアプリケーションから、当該アプリケーションがインストールされたことを示すインストール通知情報であって、当該アプリケーションのアプリID(識別情報の一例)と当該アプリケーションがインストールされたユーザ端末100を特定するリワードユーザID(固有識別情報の一例)とが含まれるインストール通知情報を取得する。ユーザ情報取得部252は、インストール通知取得部251がインストール通知情報を取得したアプリケーションにおけるユーザ端末100を利用するユーザのアプリユーザID(ユーザ情報の一例)を取得する。
報酬付与管理部224は、複数の対象アプリケーションのうちユーザ端末100にインストールされていないアプリケーションの中から、報酬が付与されるアプリケーションとして選択された報酬付与アプリケーションのアプリID(識別情報の一例)およびユーザ端末100を特定するリワードユーザID(固有識別情報の一例)を関連付けて報酬付与管理情報として管理する。
報酬付与処理部255は、報酬付与管理部224において管理されている報酬付与管理情報に基づいて、報酬付与アプリケーションがユーザ端末100にインストールされたことを示すインストール通知情報をインストール通知取得部251が取得したと判定し、且つ報酬付与アプリケーションにおけるアプリユーザID(ユーザ情報の一例)をユーザ情報取得部252が取得した場合、報酬付与アプリケーションにおけるアプリユーザID(ユーザ情報の一例)を関連付けた報酬付与情報を、報酬付与アプリケーションに対応するアプリサーバ300(サーバ装置の一例)に対して送信(通知)する。
このように、管理サーバ200Dは、ユーザ端末100にインストールされていない対象アプリケーションにおける報酬を、当該ユーザ端末100を特定するリワードユーザIDと当該対象アプリケーションのアプリIDとを関連付けて管理する。これにより、管理サーバ200Dは、ユーザ端末100にインストールされていない対象アプリケーションにおける報酬を、当該対象アプリケーションのインストール前に仮付与することができる。これにより、ユーザがまだ利用していない対象アプリケーションを利用する動機付けを高めることができる。
なお、報酬付与管理部224がインストール通知情報を取得したタイミングで報酬付与管理情報を生成することにより、当該インストール通知情報を送信した対象アプリケーションに報酬が付与されるような報酬付与管理情報を生成して管理することができ、当該対象アプリケーションに報酬を付与させることも可能である。この場合、ユーザ端末100に最初にインストールされた対象アプリケーションにおける報酬を付与させることもできる。
<第6の実施形態>
次に、本発明の第6の実施形態を説明する。本実施形態の相互キャンペーンシステムの構成は、第1の実施形態と同様であるので、本実施形態において特徴的な処理について説明する。第1の実施形態のキャンペーン処理では、ユーザ端末100にインストールされた対象アプリケーションからキャンペーンで提供される第1のコンテンツを実行することにより、ユーザ端末100にインストールされているか否かによらずに、同一のキャンペーンに参加している対象アプリケーションのいずれかが報酬付与アプリケーションとして選択された。本実施形態のキャンペーン処理では、同一のキャンペーンに参加している対象アプリケーションのうち、ユーザ端末100にインストールされている対象アプリケーションのみが報酬付与アプリケーションとして選択される。
図28は、本実施形態によるキャンペーン処理を説明する模式図である。この図に示す相互キャンペーンシステム500Eは、管理サーバ200Eが実行する処理が、図5に示す管理サーバ200の処理と相違する。この図28において、図5に示す各構成に対応する部分には同じ符号を付しており、その説明を省略する。
この図に示すように、管理サーバ200の報酬付与管理部224は、第1のコンテンツを要求した対象アプリケーション(対象アプリA10、対象アプリB20、及び対象アプリC30のいずれか)と同一のキャンペーンに参加している複数の対象アプリケーションのうちユーザ端末100にインストールされている対象アプリケーション(即ち、対象アプリA10、対象アプリB20、及び対象アプリC30)の中から報酬付与アプリケーションを選択する。そして、報酬付与管理部224は、対象アプリA10、対象アプリB20、及び対象アプリC30の中から選択された報酬付与アプリケーションの報酬付与管理情報を管理する。
なお、ユーザ端末100にインストールされている対象アプリケーション(対象アプリA10、対象アプリB20、及び対象アプリC30)のうち、第1のコンテンツを要求した対象アプリケーション(対象アプリA10、対象アプリB20、及び対象アプリC30のいずれか)とは異なる対象アプリケーションが報酬付与アプリケーションとして選択されるようにしてもよい。
また、本実施形態においても、第2の実施形態で説明したキャンペーン処理のように、所定の提供条件を充足した場合に、ユーザ端末100において実行可能な第1のコンテンツがユーザ端末100に提供されるようにしてもよい。
〔まとめ〕
以上説明したように、本実施形態による管理サーバ200E(管理装置の一例)は、少なくとも、アプリケーション管理部221と、ユーザ情報取得部252と、コンテンツ提供部254と、報酬付与処理部255とを備えている。
アプリケーション管理部221は、管理の対象となる複数の対象アプリケーションに関する情報を管理する。
ユーザ情報取得部252は、複数の対象アプリケーションのうち、ユーザ端末100にインストールされている複数のアプリケーションのそれぞれから、それぞれのアプリケーションにおけるユーザ端末100を利用するユーザのアプリユーザID(ユーザ情報の一例)を取得する。コンテンツ提供部254は、ユーザ端末100において実行可能な第1のコンテンツをユーザ端末100に対して送信(提供)する。
報酬付与処理部255は、コンテンツ提供部254が提供した第1のコンテンツがユーザ端末100において実行された実行結果に基づいて、少なくともユーザ端末100にインストールされている複数のアプリケーションの中から、報酬が付与される対象アプリケーションとして選択された報酬付与アプリケーションにおけるアプリユーザIDを関連付けた報酬付与情報を、酬付与アプリケーションに対応するアプリサーバ300(サーバ装置の一例)に対して送信(通知)する。
このように、管理サーバ200は、複数の対象アプリケーションを対象としたキャンペーンを実施することにより、キャンペーンで提供される第1のコンテンツをユーザが実行した結果に応じて、当該ユーザのユーザ端末100にインストールされているいずれかの対象アプリケーションに報酬が付与されるようにした。これにより、ユーザが対象アプリケーションを利用する動機付けを高めることができる。例えば、管理サーバ200は、ユーザが第1のコンテンツを要求した対象アプリケーションとは異なる対象アプリケーションにおいて報酬が付与されるにしてもよく、ユーザがあまり利用していない対象アプリケーションにおいて報酬が付与された場合には、その対象アプリケーションを再び利用しようとする動機付けを高めることができる。即ち、本実施形態によれば、ユーザが利用しなくなったアプリケーションを再び利用する動機付けを高めることができる。
<第7の実施形態>
次に、本発明の第7の実施形態を説明する。本実施形態の相互キャンペーンシステムの構成は、第1の実施形態と同様であるので、本実施形態において特徴的な処理について説明する。
上記各実施形態では、管理サーバ200の通信部210は、インストール通知情報、ユーザ情報、実行可能な第1のコンテンツやその提供先情報、実行可能な第1のコンテンツの実行結果、及び事前付与通知情報が含まれるコンテンツやその提供先情報等を、直接的にユーザ端末100と通信する例を説明した。同様にユーザ端末100の端末通信部130は、インストール通知情報、ユーザ情報、実行可能な第1のコンテンツやその提供先情報、実行可能な第1のコンテンツの実行結果、及び事前付与通知情報が含まれるコンテンツやその提供先情報等を、直接的に管理サーバ200と通信する例を説明した。
ここで、管理サーバ200の通信部210は、ユーザ端末100にインストールされた対象アプリケーションに対応するアプリサーバ300(サーバ装置)を介して通信セッションを確立させた後で、直接的にユーザ端末100と通信してもよい。同様にユーザ端末100の端末通信部130(送受信部)は、ユーザ端末100(自端末装置)にインストールされた対象アプリケーションに対応するアプリサーバ300(サーバ装置)を介して通信セッションを確立させた後で、直接的に管理サーバ200と通信してもよい。
なお、ユーザ端末100から直接的に管理サーバ200と通信する場合に、必要に応じて通信セッションを確立させるようにしてもよい。つまり、通信セッションを確立させる前に直接的に管理サーバ200と通信する場合と、通信セッションを確立させた後に直接的に管理サーバ200と通信する場合との両方を含んでもよい。
図29は、通信セッションの確立処理の動作の一例を示す動作図である。この通信セッションの確立処理(通信セッション確立処理)は、ユーザ端末100にインストールされた対象アプリケーションが起動した後に、管理サーバ200と通信を行う前に必要に応じて行われる処理である。例えば、この図29に示すように、図19に示すSDK初期化処理の最後(ステップSB160の処理の後)に、通信セッション確立処理が行われる。また、図29では、ユーザ端末100にインストールされている対象アプリケーションのSDK11から直接的に管理サーバ200と通信する場合に行われる通信セッションの確立処理を示している。なお、この通信セッションの確立処理は、対象アプリケーションから直接的に管理サーバ200と通信する場合も同様に行うことができる。なお、ユーザ端末100とアプリサーバ300とは既に通信セッションが確立されている前提となる。
ステップSB160の処理の後、ユーザ端末100のSDK11は、ワンタイムトークンの取得を要求するワンタイムトークン取得要求情報をアプリサーバ300に対して送信する(ステップSB170)。アプリサーバ300は、ユーザ端末100(SDK11)からワンタイムトークン取得要求情報を取得すると、取得したワンタイムトークン取得要求情報に基づくワンタイムトークン生成要求情報を管理サーバ200に対して送信する(ステップSF170)。管理サーバ200は、アプリサーバ300からワンタイムトークン生成要求情報を取得すると、ワンタイムトークンを生成し、生成したワンタイムトークンをアプリサーバ300に対して送信する(ステップSE170)。アプリサーバ300は、管理サーバ200からワンタイムトークンを取得すると、取得したワンタイムトークンをユーザ端末100(SDK11)に対して送信する(ステップSF180)。ユーザ端末100のSDK11は、アプリサーバ300からワンタイムトークンを取得すると、取得したワンタイムトークンを含むセッション確立要求情報を管理サーバ200に対して送信する(ステップSB180)。管理サーバ200は、ユーザ端末100(SDK11)からセッション確立要求情報を取得すると、取得したセッション確立要求情報に含まれるワンタイムトークンが正しい情報である場合(ユーザ端末100(SDK11)に対して送信したワンタイムトークンと一致する場合)には、通信セッションを確立して、相互キャンペーンシステム500による通信が許可される(ステップSE180)。以後、例えば、図17から23を参照して説明した相互キャンペーンシステム500によるキャンペーン処理が行われる。なお、管理サーバ200は、ユーザ端末100(SDK11)から取得したセッション確立要求情報に含まれるワンタイムトークンが正しい情報でない場合には通信エラーとし、相互キャンペーンシステム500による通信が許可されない。また、管理サーバ200がユーザ端末100(SDK11)からセッション確立要求情報を取得できない場合には、当然、相互キャンペーンシステム500による通信が許可されない。
このように、通信セッションを確立させた後で、相互キャンペーンシステム500による通信を開始することで、相互キャンペーンシステム500を含むネットワークシステム1内のセキュリティを向上させることができる。
なお、インストール通知情報、ユーザ情報、実行可能な第1のコンテンツやその提供先情報、実行可能な第1のコンテンツの実行結果、及び事前付与通知情報が含まれるコンテンツやその提供先情報等の一部は、ユーザ端末100から直接的に管理サーバ200と通信せずに、ユーザ端末100にインストールされた対象アプリケーションに対応するアプリサーバ300(サーバ装置)を介してユーザ端末100と通信されてもよい。即ち、管理サーバ200の通信部210は、インストール通知情報、ユーザ情報、実行可能な第1のコンテンツやその提供先情報、実行可能な第1のコンテンツの実行結果、又は事前付与通知情報が含まれるコンテンツやその提供先情報等を、ユーザ端末100にインストールされた対象アプリケーションに対応するアプリサーバ300(サーバ装置)を介してユーザ端末100と通信、若しくは直接的にユーザ端末100と通信するようにしてもよい。同様に、ユーザ端末100の端末通信部130は、インストール通知情報、ユーザ情報、実行可能な第1のコンテンツやその提供先情報、実行可能な第1のコンテンツの実行結果、又は事前付与通知情報が含まれるコンテンツやその提供先情報等を、ユーザ端末100(自端末装置)にインストールされた対象アプリケーションに対応するアプリサーバ300(サーバ装置)を介して管理サーバ200と通信、若しくは直接的に管理サーバ200と通信してもよい。
さらに、管理サーバ200の通信部210は、インストール通知情報、ユーザ情報、実行可能な第1のコンテンツやその提供先情報、実行可能な第1のコンテンツの実行結果、及び事前付与通知情報が含まれるコンテンツやその提供先情報等を、ユーザ端末100にインストールされた対象アプリケーションに対応するアプリサーバ300(サーバ装置)を介してユーザ端末100と通信してもよい。同様に、ユーザ端末100の端末通信部130は、インストール通知情報、ユーザ情報、実行可能な第1のコンテンツやその提供先情報、実行可能な第1のコンテンツの実行結果、及び事前付与通知情報が含まれるコンテンツやその提供先情報等を、ユーザ端末100(自端末装置)にインストールされた対象アプリケーションに対応するアプリサーバ300(サーバ装置)を介して管理サーバ200と通信してもよい。
このように、相互キャンペーンシステム500は、アプリサーバ300を介してユーザ端末100と管理サーバ200とが通信しても、上記実施形態と同様のキャンペーン処理を行うことができ、同様の効果を得ることができる。
<変形例>
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成は上述の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。例えば、上述の第1から7の実施形態において説明した各機能は、任意に組み合わせることができる。
(1)上記実施形態において、管理サーバ200は、報酬付与管理情報に基づいて、報酬付与アプリケーションのアプリユーザIDを関連付けた報酬付与情報を、報酬付与アプリケーションに対応するアプリサーバ300に送信する処理を説明したが、これに限られるものではない。例えば、管理サーバ200は、報酬付与情報を、報酬付与アプリケーションがインストールされたユーザ端末100(報酬付与アプリケーションに組み込まれたSDK11)に対して送信してもよい。これにより、ユーザ端末100にインストールされた報酬付与アプリケーションにおいて、報酬付与情報に基づく報酬が付与されてもよい。また、報酬付与情報がユーザ端末100にインストールされた報酬付与アプリケーションを介して報酬付与アプリケーションに対応するアプリサーバ300に送信されて、アプリサーバ300において、報酬付与情報に基づく報酬が付与されてもよい。
(2)上記実施形態では、リワードユーザIDが、最初に対象アプリケーションがインストールされたときに、インストールされたユーザ端末100を一意に識別可能な固有識別情報(相互キャンペーンシステム500においてユニークな固有識別情報)として生成される例を説明したが、これに限られるものではない。例えば、ユーザ端末100に固有に設定されている端末識別番号や電話番号(例えば、スマートフォンの場合)をリワードユーザIDとしてもよい。しかしながら、端末識別番号や電話番号等のような個人情報を利用せずに、本実施形態のようにリワードユーザIDを生成して利用する方がセキュリティ性を高めることができる。また、リワードユーザIDとして、端末識別番号や電話番号等を利用せずに、相互キャンペーンシステム500においてユニークな固有識別情報を採用することで、ユーザが所有するユーザ端末100(端末装置)を買い替え等で変更する場合でも、所定の手続きを経てリワードユーザIDを変更後のユーザ端末100に移行することで、変更前のユーザ端末100からの状態を維持して相互キャンペーンシステム500を利用することが可能となる。
(3)上記実施形態では、相互キャンペーンシステム500に対応する対象アプリケーションとしてゲームを例に説明したが、この対象アプリケーションはゲームに限られるものではなく、ゲーム以外のいずれのアプリケーションであってもよい。
また、管理サーバ200の記憶部230は、管理サーバ200とは異なるサーバ装置に備えられてもよい。そして、管理サーバ200の管理部220または制御部250が管理サーバ200とは異なるサーバ装置に備えられた記憶部230に対してネットワークNWを介して通信することにより、記憶部230が備える各部が記憶する各情報を管理してもよい。
また、管理サーバ200が有する機能のうち、ページURLまたはバナーURLに基づいてユーザ端末100に対してキャンペーンページや広告画像等を提供するウェブサーバ機能を、管理サーバ200と異なるサーバ装置が有する構成としてもよい。
また、管理サーバ200とアプリサーバ300とが一体となったサーバ装置として構成されてもよい。
(4)上述の管理部220、制御部250、またはSDK11の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより上述の各部の処理を行ってもよい。ここで、「記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行する」とは、コンピュータシステムにプログラムをインストールすることを含む。ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、インターネットやWAN、LAN、専用回線等の通信回線を含むネットワークを介して接続された複数のコンピュータ装置を含んでもよい。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。このように、プログラムを記憶した記録媒体は、CD−ROM等の非一過性の記録媒体であってもよい。また、記録媒体には、当該プログラムを配信するために配信サーバからアクセス可能な内部または外部に設けられた記録媒体も含まれる。配信サーバの記録媒体に記憶されるプログラムのコードは、端末装置で実行可能な形式のプログラムのコードと異なるものでもよい。すなわち、配信サーバからダウンロードされて端末装置で実行可能な形でインストールができるものであれば、配信サーバで記憶される形式は問わない。なお、プログラムを複数に分割し、それぞれ異なるタイミングでダウンロードした後に端末装置で合体される構成や、分割されたプログラムのそれぞれを配信する配信サーバが異なっていてもよい。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、ネットワークを介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また、上記プログラムは、上述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
また、上述した機能の一部または全部を、LSI(Large Scale Integration)等の集積回路として実現してもよい。上述した各機能は個別にプロセッサ化してもよいし、一部、または全部を集積してプロセッサ化してもよい。また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路、または汎用プロセッサで実現してもよい。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いてもよい。