JP5654440B2 - 無線通信システム、中継装置及び通信方法 - Google Patents

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Description

本発明は、通信に要する処理の負荷を分散する技術に関する。
本来アクセスポイントの専用装置で実行すべき無線信号処理を、汎用の演算装置で動作するソフトウェアで実行することによって、1台のアクセスポイントで複数の無線方式を収容可能とする技術がある。このような演算装置(信号処理リソース)は、アクセスポイント内に設けられても良いし、アクセスポイントとネットワークを介して接続される無線信号処理装置内に設けられても良い。このように構成された場合、アクセスポイントの単機能化による小型化、低コスト化、長寿命化を実現できる。さらに、演算装置において新たな無線方式をサポートする際には、ソフトウェアを更新することによって柔軟に対応することが可能である。
図6は、特許文献1に開示された技術の概略を示す図である。特許文献1記載の技術では、アクセスポイントP20内の信号処理リソース(信号処理部P202)又はネットワークを介してアクセスポイントP20に接続された無線信号処理装置P30内の信号処理リソース(信号処理部P302)が無線信号処理を実行する。その際、無線方式の種類によって処理する場所が決定される。用いられている無線方式が、アクセスポイントP20で実行可能な無線方式(すなわちアクセスポイントP20にソフトウェアがダウンロードされている無線方式)である場合は、アクセスポイントP20の信号処理部P202が無線信号処理を行う。一方、用いられている無線方式が、アクセスポイントP20で実行できない無線方式(すなわちアクセスポイントP20にソフトウェアがダウンロードされていない無線方式)である場合は、無線信号処理装置P30の信号処理部P302が無線信号処理を行う。
また、アクセスポイントP20及び無線信号処理装置P30の信号処理部(P202,P302)は、必要なソフトウェアを無線方式管理装置P40からダウンロードし実行することができる。このような処理によって、柔軟な信号処理が可能となっている。
無線通信においては、無線信号を信号送信手順(シーケンス)やフレームフォーマットに基づいて送受信することで信号伝送を実現している。そのため、無線方式には遵守すべき時間規定がある。したがって、無線通信を実現する際には、無線方式において定められている時間規定を守れなければ無線通信が成立しない。また、仮に無線通信が成立したとしても、伝送効率が大幅に低下してしまう。例えば、IEEE802.11で規定される各種無線LAN(Local Area Network)においては、CSMA(Carrier Sense Multiple Access)に基づいたパケット送出間隔を実現する際にマイクロ秒オーダの時間規定を満たす必要がある。
処理の効率化を実現するための技術として、負荷分散処理がある。図7は、負荷分散処理を行う構成の具体例を示す図である。Webサーバ等のサーバ装置においては、図7に示すような構成により、処理受付サーバP60が受け付けた処理を、複数の信号処理サーバP70に振り分けて負荷を分散する技術(ロードバランサ:例えば特許文献2参照)が知られている。処理の振り分け方法としては、等確率あるいは重み付けをしてラウンドロビン処理により振り分ける方法等がある。
特開2009−231903号公報 特開2008−59060号公報
各無線方式の時間規定を満たすという観点からは、アクセスポイントP20の信号処理部P202において全ての信号処理を行うことが望ましい。しかしながら、無線LANのような高速の信号伝送のための無線方式を収容するためには、アクセスポイントP20に具備すべき信号処理リソースが大きくなってしまう。そのため、アクセスポイントP20が大型になり装置コストが高くなってしまうという問題がある。
他方、アクセスポイントP20側で信号処理を行わずに、無線信号処理装置P30において全ての信号処理を行うというシステムも構築しうる。しかしながら、この場合はアクセスポイントP20の構成を簡易化できるものの、アクセスポイントP20と無線信号処理装置P30との間の伝送遅延が問題となる。すなわち、この伝送遅延を含めた時間で時間規定を満たす必要があるため、伝送遅延を低減する必要が生じる。
また、特許文献1に開示された技術では、無線方式に特有の時間規定を担保する仕組みが無いため、時間規定を守ることができずに無線通信を維持できない場合が生じる。さらに、ロードバランサに関連した技術をアクセスポイント及び無線信号処理装置のシステムに適用したとしても、時間規定を必ずしも担保することはできない。
上記事情に鑑み、本発明は、複数の信号処理リソースを用いて、無線方式に特有の時間規定を満たした無線通信を実現するための技術を提供することを目的としている。
本発明の一態様は、無線端末と無線通信する中継装置と、信号処理装置とを備える無線通信システムであって、前記中継装置は、前記無線端末との間で信号を送受信する第1通信部と、前記無線端末から受信した信号に対して所定の受信処理を行う信号処理部と、前記信号処理装置との間で信号を送受信する第2通信部と、自装置と前記信号処理装置との間の伝送遅延及び前記信号の無線方式における時間規定に応じて、前記受信した信号を分割し、先に受信した部分信号を前記信号処理装置に送信し、残る部分信号を自装置の前記信号処理部に処理させる制御部と、を備え、前記信号処理装置は、前記中継装置との間で信号を送受信する第3通信部と、前記中継装置から受信した部分信号に対して前記受信処理を行い、前記受信処理の結果を前記中継装置に送信する信号処理部と、を備える無線通信システムである。
本発明の一態様は、上記の無線通信システムであって、前記制御部は、前記信号処理装置が複数ある場合に、伝送遅延の小さい信号処理装置に対して前記部分信号を送信する。
本発明の一態様は、無線端末と無線通信する中継装置と、信号処理装置とを備える無線通信システムにおける中継装置であって、前記無線端末との間で信号を送受信する第1通信部と、前記無線端末から受信した信号に対して所定の受信処理を行う信号処理部と、前記信号処理装置との間で信号を送受信する第2通信部と、自装置と前記信号処理装置との間の伝送遅延及び前記信号の無線方式における時間規定に応じて、前記受信した信号を分割し、先に受信した部分信号を前記信号処理装置に送信し、残る部分信号を自装置の前記信号処理部に処理させ、前記部分信号に対して前記信号処理装置が行った受信処理の結果を受信する制御部と、を備える中継装置である。
本発明の一態様は、無線端末と無線通信する中継装置と、信号処理装置とを備える無線通信システムが行う通信方法であって、前記中継装置が、前記無線端末から受信した信号に対して所定の受信処理を行う信号処理ステップと、自装置と前記信号処理装置との間の伝送遅延及び前記信号の無線方式における時間規定に応じて、前記受信した信号を分割し、先に受信した部分信号を前記信号処理装置に送信し、残る部分信号を自装置の前記信号処理ステップで処理させる制御ステップと、前記信号処理装置が、前記中継装置から受信した部分信号に対して前記受信処理を行い、前記受信処理の結果を前記中継装置に送信する信号処理ステップと、を有する通信方法である。
本発明により、複数の信号処理リソースを用いた場合であっても、無線方式に特有の時間規定を満たした無線通信を実現することが可能となる。よって,アクセスポイント内に配置された限られた信号処理リソースの利用時間を短縮することができ、アクセスポイント内信号処理リソース(特にCPUコア数)を削減することが可能となる。また、アクセスポイントのリソースを削減せずに、複数のアプリケーションを並行して実行させる場合には,その並列数を増加させることができるようになる。
本発明の第1実施形態における無線通信システム1のシステム構成を表すシステム構成図である。 制御部203の制御内容の概略を示す図である。 受信信号に対するアクセスポイント20の処理の流れを示すフローチャートである。 第1部分信号の処理を割り当てるべき信号処理リソースを静的に選択する処理の流れを示すフローチャートである。 第1部分信号の処理を割り当てるべき信号処理リソースが、動的に選択される場合のフローチャートである。 特許文献1に開示された技術の概略を示す図である。 負荷分散処理を行う構成の具体例を示す図である。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態における無線通信システム1のシステム構成を表すシステム構成図である。以下、第1実施形態における無線通信システム1について説明する。
無線通信システム1は、複数の無線端末10、アクセスポイント20、無線信号処理装置30、無線方式管理装置40を備える。図1では、アクセスポイント20、無線信号処理装置30、無線方式管理装置40はそれぞれ1台ずつ記載されているが、複数台であっても良い。複数の無線端末10は、アクセスポイント20と無線通信を行う装置であればどのような装置であっても良い。図1の例では、無線端末10の具体例として、RFID(Radio Frequency Identification)タグ10−1、ZigBeeで無線通信をするセンサ10−2、無線LAN(Local Area Network)で無線通信する無線端末10−3が示されている。
アクセスポイント20と無線信号処理装置30とはネットワークを介して通信可能に接続される。無線通信システム1では、無線端末10とアクセスポイント20との間で行われる無線通信に関する処理(以下、「無線信号処理」という。)を、アクセスポイント20の演算リソース(CPU(Central Processing Unit)コア)及び無線信号処理装置30の演算リソースとで分担して処理する。無線通信システム1では、アクセスポイント20及び無線信号処理装置30の演算リソースを効率的に使用することによって、無線方式に特有の時間規定を満たした無線通信を実現する。
アクセスポイント20は、バスで接続されたCPU(Central Processing Unit)やメモリや補助記憶装置などを備え、プログラムを実行する。アクセスポイント20は、プログラムの実行によって、無線通信部201、信号処理部202、制御部203、通信部204を備える装置として機能する。なお、アクセスポイント20の各機能の全て又は一部は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やPLD(Programmable Logic Device)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアを用いて実現されても良い。プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されても良い。コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置である。プログラムは電気通信回線を介して送受信されても良い。
無線通信部201は、複数の無線端末10と無線通信を行う。無線通信部201は、無線端末10から無線信号を受信すると、受信した無線信号(以下、「受信信号」という。)を信号処理部202に出力する。
信号処理部202は、受信信号に対して受信処理として必要な信号処理を行う。受信処理として必要な信号処理とは、例えば受信信号のPHY層(ISO第1層)処理(即ち、復調処理)、受信信号のMAC層(ISO第2層)処理、応答信号のMAC層処理、応答信号のPHY層処理(即ち、変調処理)である。また、信号処理部202は、受信信号のヘッダを解析し、データ種別を判定する。信号処理部202は、汎用の演算装置を備えており、無線方式管理装置40から送信されるソフトウェアを実行することによって1又は複数の無線方式に対応した信号処理を行う。
制御部203は、信号処理部202による判定結果に基づいて、ACK(Acknowledge)等の応答データを送信する必要があるか否か判定する。また、制御部203は、信号処理部202による判定結果に基づいてデータ長の情報を得る。制御部203は、判定結果や取得した情報に基づいて、受信信号に対する信号処理を制御する。制御部203の処理の詳細については後述する。
通信部204は、ネットワークを介して無線信号処理装置30及び無線方式管理装置40と通信する。通信部204は、有線通信路によってネットワークに接続されても良いし、無線通信路によってネットワークに接続されても良い。
無線信号処理装置30は、バスで接続されたCPUやメモリや補助記憶装置などを備え、プログラムを実行する。無線信号処理装置30は、プログラムの実行によって、通信部301、信号処理部302を備える装置として機能する。なお、無線信号処理装置30の各機能の全て又は一部は、ASICやPLDやFPGA等のハードウェアを用いて実現されても良い。
通信部301は、ネットワークを介してアクセスポイント20及び無線方式管理装置40と通信する。通信部301は、有線通信路によってネットワークに接続されても良いし、無線通信路によってネットワークに接続されても良い。
信号処理部302は、アクセスポイント20から受信した第1部分信号に対して受信処理として必要な信号処理を行う。第1部分信号とは、無線信号処理装置30が信号処理を担当する部分の信号である。受信処理として必要な信号処理は上述した通りである。信号処理部302は、汎用の演算装置を備えており、無線方式管理装置40から送信されるソフトウェアを実行することによって1又は複数の無線方式に対応した信号処理を行う。信号処理部302は、信号処理の処理結果を、ネットワークを介してアクセスポイント20へ送信する。
無線方式管理装置40は、バスで接続されたCPUやメモリや補助記憶装置などを備え、プログラムを実行する。無線方式管理装置40は、プログラムの実行によって、通信部401、ソフトウェア記憶部402、制御部403を備える装置として機能する。なお、無線方式管理装置40の各機能の全て又は一部は、ASICやPLDやFPGA等のハードウェアを用いて実現されても良い。
通信部401は、ネットワークを介してアクセスポイント20及び無線信号処理装置30と通信する。通信部401は、有線通信路によってネットワークに接続されても良いし、無線通信路によってネットワークに接続されても良い。
ソフトウェア記憶部402は、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置などの記憶装置を用いて構成される。ソフトウェア記憶部402は、無線端末10とアクセスポイント20との間の無線通信において用いられる1又は複数の無線方式に対応するソフトウェアを記憶する。ソフトウェア記憶部402が記憶するソフトウェアを汎用の演算装置が実行することによって、ある無線方式に応じた信号処理を行うことが可能となる。
制御部403は、アクセスポイント20又は無線信号処理装置30からソフトウェアのダウンロードの要求を受信すると、要求された無線方式に応じたソフトウェアをソフトウェア記憶部402から読み出す。制御部403は、読み出したソフトウェアのデータを、ネットワークを介して要求元(アクセスポイント20又は無線信号処理装置30)に送信する。
次に、アクセスポイント20の制御部203の処理の詳細について説明する。受信信号が実データのパケットであれば、アクセスポイント20は送信元の無線端末10に対して応答信号を送信する必要がある。応答信号は、受信信号の受信を終了してからSIFS(Short InterFrame Space)時間内に送信される必要がある。このように、応答信号の送信タイミングには時間規定がある。IEEE802.11−2007標準においては、SIFSは2.4GHz帯では10μ秒と規定されており、5GHz帯では16μ秒と規定されている。
受信信号に対し、SIFS時間を守って応答信号を送出するためには、無線信号の受信時点からSIFS時間経過までの間に以下の処理を完了する必要がある。
1.受信信号のPHY層(ISO第1層)処理(即ち、復調処理)
2.受信信号のMAC層(ISO第2層)処理
3.応答信号のMAC層処理
4.応答信号のPHY層処理(即ち、変調処理)
アクセスポイント20及び無線信号処理装置30で協調して受信信号に対する信号処理を実現するため、制御部203は、受信信号を複数の部分信号に分割する。制御部203は、例えば以下のように各部分信号の処理担当を決定する。制御部203は、時間的にデッドラインが厳しい部分信号(アクセスポイント20で処理しないと間に合わない部分信号)に対する信号処理をアクセスポイント20の信号処理部202で処理するように制御する。一方、制御部203は、残る部分信号に対する信号処理を、無線信号処理装置30の信号処理部302で実行するように制御する。このような制御により、アクセスポイント20が備える信号処理部202の限られた信号処理リソースを節約することが可能となる。なお、時間規定が無い受信信号に対する信号処理については、制御部203は、信号処理全てを無線信号処理装置30において処理するように制御しても良い。
図2は、制御部203の制御内容の概略を示す図である。以下の説明では、アクセスポイント20内のバスにおける伝送遅延は無視できる微小値であると仮定する。そのため、以下の説明における伝送遅延とは、アクセスポイント20と無線信号処理装置30との間のネットワークにおける伝送遅延を示す。
制御部203は、無線通信部201が受信した受信信号を複数の部分信号に分割する。制御部203は、一方の部分信号(以下、「第1部分信号」という。)を、ネットワークを介して無線信号処理装置30に送信する。そして、制御部203は、無線信号処理装置30に対して、第1部分信号に対する信号処理を実行させる。制御部203は、他方の部分信号(以下、「第2部分信号」という。)を自装置(アクセスポイント20)の信号処理部202に対して出力し、信号処理を実行させる。
より具体的には以下の通りである。制御部203は、無線通信部201が無線端末10から無線信号を受信すると、信号処理部202に対して受信信号のヘッダ解析を実行させる。制御部203は、ヘッダ解析の結果として、信号処理部202からデータ種別とデータ長の情報とを取得する。制御部203は、取得した情報に基づいて、無線信号処理装置30に信号処理を実行させる第1部分信号と、自装置(アクセスポイント20)の信号処理部202に信号処理を実行させる第2部分信号とに受信信号を分割する。例えば、制御部203は、ネットワークを介して無線信号処理装置30に第1部分信号を送信する際に生じる伝送遅延と、無線信号処理装置30における信号処理に要する時間と、ネットワークを介して無線信号処理装置30から信号処理の結果を受信する際に生じる伝送遅延と、を要して処理を行ったとしても、応答信号の送信が時間規定を満足するような第1部分信号を生成し、無線信号処理装置30に送信する。
図2では、受信信号に対する処理内容の(信号処理内容)のうち、受信PHY処理(処理1)は、MAC処理(処理2)を開始するまでに完了すれば良い。したがって、制御部203は、受信信号の先頭から符号SDが示す破線部分までを分割信号として生成する。このとき、制御部203は、時間軸において受信PHY処理が完了する時刻からDLの2倍の値分手前(符号SD)までに処理が完了する受信信号を、第1部分信号として生成する。DLは、アクセスポイント20と無線信号処理装置30との間で生じる伝送遅延の時間である。そして、制御部203は、生成した分割信号を無線信号処理装置30へ送信する。図2において、符号61で表される矩形で囲まれた時間に行われる処理は、信号処理装置30の信号処理部302によって実行される処理である。図2において、符号62で表される矩形で囲まれた時間に行われる処理は、アクセスポイント20の信号処理部202によって実行される処理である。
言い換えれば、制御部203は以下の式1に基づいて第1部分信号の終わり部分(符号SD)を判定する。なお、式1において、処理1の受信PHY処理に要する時間をN1とする。N1の値は以下のように算出されても良い。制御部203は、無線信号処理装置30の信号処理部302の処理スペック値を予め取得している。制御部203は、受信信号のヘッダ部に含まれるデータ長の情報と、信号処理部302の処理スペック値と、に基づいて、N1の値を推定する。
Figure 0005654440
式1が満たされる条件下では、受信信号に対する信号処理を、アクセスポイント20と無線信号処理装置30とで分散して処理することが可能である。一方、式1が満たされない場合には、受信信号に対する信号処理を全てアクセスポイント20の信号処理部202によって処理する必要がある。
無線信号処理装置30の信号処理部302による信号処理(復号処理)によって生成されたデータは、ネットワークを介してアクセスポイント20の信号処理部202に入力される。信号処理部202は、入力されたデータと、自身の信号処理によって生成したデータとを結合し、受信信号の全体に対応するデータ(全体データ)を生成する。信号処理部202は、全体データに対して誤り検出等の処理を行い、応答信号を返信するか否か判断する。
また、制御部203は以下の式2に基づいて送信PHY処理(処理4)についても第1部分信号の終わり部分を判定する。式2において、処理4の送信PHY処理に要する時間をN2とする。N2の値は以下のように算出されても良い。制御部203は、無線信号処理装置30の信号処理部302の処理スペック値を予め取得している。制御部203は、応答信号のデータ長の情報と、信号処理部302の処理スペック値と、に基づいて、N2の値を推定する。なお、受信信号の場合とは異なり、応答信号はアクセスポイント20が生成する信号である。そのため、応答信号のデータ長は、制御部203において既知である。
Figure 0005654440
式2が満たされる条件下では、制御部203は処理1の場合と同様の処理によって、応答信号の一部を第1部分信号とし、無線信号処理装置30に送信する。なお、図2に示す例では、N2の値は小さく、式2が満たされていない。そのため、制御部203は処理4の全てをアクセスポイント20の信号処理部202において処理すると判断する。すなわち、制御部203は、応答信号から第1部分信号を生成しない。
図3は、受信信号に対するアクセスポイント20の処理の流れを示すフローチャートである。以下、図3を用いて受信信号に対するアクセスポイント20の処理の流れについて説明する。なお、応答信号に対するアクセスポイント20の処理の流れも、受信信号を応答信号と読み替え、N1をN2と読み替えれば図3に示される処理と同様である。なお、応答信号に対するアクセスポイント20の処理は、送信処理であるため、パケット長の情報は既知である。そのため、分析により求める必要はない。したがって、ヘッダ解析の手順は省略される。
まず、信号処理部202は、受信信号のヘッダを解析する。解析結果に基づいて、制御部203はパケット種別及びパケット長情報を取得する(ステップS101)。制御部203は、N1の値を推定し、式1の条件が満たされるか否か判定する(ステップS102)。式1の条件が満たされる場合(ステップS103−YES)、制御部203は、無線信号処理装置30の信号処理部302において時刻(N1−2DL)までに処理が完了する部分の受信信号を、第1部分信号として分割する。また、制御部203は、残る受信信号を第2部分信号とする(ステップS103)。そして、制御部203は、第1部分信号を無線信号処理装置30に送信し、第2部分信号を信号処理部202に実行させる。
一方、式1の条件が満たされない場合(ステップS103−NO)、制御部203は、分散処理が不可能であると判定する(ステップS104)。この場合、制御部203は、受信信号全てについての信号処理を信号処理部202に実行させる。
このように構成された第1実施形態における無線通信システム1では、受信信号や応答信号に対して行われる信号処理を、複数の信号処理リソースに分散して実行することが可能である。そして、複数の信号処理リソースを用いて、無線方式に特有の時間規定を満たした無線通信を実現することが可能となる。
<変形例>
制御部203は、第1部分信号として、複数の部分信号を生成しても良い。この場合、制御部203は、各第1部分信号を、それぞれの割り当て先となる無線信号処理装置30に送信する。
[第2実施形態]
本発明の第1実施形態では、アクセスポイント20が第1部分信号を送信する宛先となる無線信号処理装置30は予め決定されている。第2実施形態では、制御部203が、複数の無線信号処理装置30の中から、第1部分信号の宛先となる無線信号処理装置30を選択する。なお、第2実施形態において、その他の処理は第1実施形態と同様であるため説明を省略する。以下、制御部203が無線信号処理装置30を選択する処理について説明する。
伝送遅延DLが小さいほど、無線信号処理装置30の信号処理部302に実行させることが可能な第1部分信号を大きくできる。そのため、第2実施形態の制御部203は、分散処理を担当させる信号処理リソース(信号処理部302)を伝送遅延DLが小さくなるように選択する。このような選択によって、第2実施形態では、アクセスポイント20の信号処理部202の負担を減らすことが可能となる。
図4は、第1部分信号の処理を割り当てるべき信号処理リソースを静的に選択する処理の流れを示すフローチャートである。
制御部203は、アクセスポイント20と各無線信号処理装置30との間の伝送遅延の情報と、各無線信号処理装置30の信号処理部302の処理スペック値とを予め記憶している。また、制御部203は、各無線信号処理装置30の信号処理部302の利用状況(空/予約済/割当済)を取得する(ステップS201)。利用状況のうち、「空」は、いずれのアクセスポイント20の分散先としても選択されていないことを示す。「予約済」は、いずれかのアクセスポイント20の分散先として選択されており、必要なソフトウェアのダウンロードが完了した状態であり、未稼働であることを示す。「割当済」は、いずれかのアクセスポイント20の分散先として稼働していることを示す。
制御部203は、各無線信号処理装置30の処理スペック値と伝送遅延DLに基づいて、式1の条件を満たすか否か判定する。なお、データ長によってN1の値は変化する。そのため、データ長が可変の場合、制御部203は、N1の最小値を用いて式1の条件を満たすか否か判定する。制御部203は、式1の条件を満たし且つ利用状況が空の無線信号処理装置30を、伝送遅延DLが小さい順にソートする。制御部203は、伝送遅延DLが小さい方から順に所定数の無線信号処理装置30を選択する(ステップS202)。なお、以下の説明では所定数を1とするが、所定数は2以上であっても良い。
次に、制御部203は、選択した無線信号処理装置30に対し、信号処理に必要となるソフトウェアのダウンロードを指示する。この指示に応じて、無線信号処理装置30の信号処理部302は、無線方式管理装置40から指示されたソフトウェアをダウンロードする。その後、図3に示される処理が実行される。
このように構成された第2実施形態によれば、無線通信システム1全体における伝送遅延DLが小さくなり、より効率的に信号処理の分散を実現することが可能となる。また、伝送遅延DLが小さくなるため、アクセスポイント20の信号処理部202において実行すべき処理をより軽減することが可能となる。
<変形例>
図4の処理は、所定のタイミング毎に繰り返し実行されても良い。この場合、制御部203は、一定時間利用されていない信号処理部302については、ソフトウェアを削除させ、利用状況を「割当済」から「空」に変更しても良い。
図5は、第1部分信号の処理を割り当てるべき信号処理リソースが、動的に選択される場合のフローチャートである。以下、図5の処理について説明する。
制御部203は、図5に示される処理を、所定のタイミングで実行することによって、信号処理リソースを選択する。所定のタイミングとは、前回の実行から一定時間経過後であっても良いし、他のタイミングであっても良い。
ステップS201の処理は、図4と同様である。割当要求がある場合(ステップS301−YES)、すなわち制御部203が新たに第1部分信号の割り当て先となる信号処理リソースが必要であると判断した場合、制御部203は、必要CPUコア数>割当済CPUコア数+予約済CPUコア数という条件を満たすか否か判定する(ステップS302)。CPUコア数とは、信号処理リソースの単位を表す。上記の条件を満たす場合(ステップS302−YES)、制御部203は、不足するCPUコア数の分だけ、利用状況が「空」となっている信号処理リソースのCPUコア数を予約し、予約した信号リソースに対して必要となるソフトウェアのダウンロードを指示する(ステップS303)。新たに予約された信号処理リソースの利用状況は、「空」から「予約済」に変更される。
一方、上記の条件を満たしていない場合(ステップS302−NO)、新たな予約は不要である。そのため、制御部203は予約処理を行わない。
その後、制御部203は、式1の条件を満たし且つ利用状況が「空」又は「予約済」の信号処理リソースを、伝送遅延DLが小さい順にソートする。制御部203は、伝送遅延DLが小さい方から順に所定数の信号処理リソースを選択する(ステップS304)。
一定時間使用されていない信号処理リソースが存在する場合(ステップS305−YES)、制御部203は、この信号処理リソースに対し、ソフトウェアの削除処理を指示する(ステップS306)。削除処理によって、信号処理リソースは、利用状況が「割当済」から「空」に変更される。
なお、信号処理リソースの割当に必要な上記の各情報は、無線方式管理装置40から取得しても良いし、アクセスポイント20の制御部203が収集しても良いし、他の装置によって取得されても良い。
なお、1つの信号処理部302に対して、複数の第1部分信号を割り当てても良い。すなわち、1つの無線信号処理装置30の信号処理部302が具備する一のCPUコアが、複数のアクセスポイント20の信号を時分割で処理してもよく、一つのアクセスポイント200において並列で処理される複数の信号の各々を時分割で処理してもよい。その場合、制御部203は、割当候補の各信号処理部302に関して、信号処理リソースの使用率(F[%]:例えばCPU利用率やメモリ利用率など)、単位時間当りの信号処理発生回数(x1[回/秒])の情報を取得する。そして、制御部203は、以下の式3を満足する信号処理部302を選択する。なお、式3において、Twは平均待ち時間(伝送遅延DLを含む)を示し、Tpは信号処理に要する時間を示し、Tdは時間規定に表される時間を示す。
Figure 0005654440
なお、平均待ち時間Tw[秒]は、伝送遅延DL、信号処理リソース使用率F[%]、単位時間当りの信号処理発生回数x1[回/秒]に基づき、待ち行列理論(M/M/1モデル)を用いることによって式4及び式5のように表すことができる。
Figure 0005654440
Figure 0005654440
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
10…無線端末, 20…アクセスポイント(中継装置), 30…無線信号処理装置, 40…無線方式管理装置, 201…無線通信部(第1通信部), 202…信号処理部, 203…制御部, 204…通信部(第2通信部), 301…通信部(第3通信部), 302…信号処理部, 401…通信部, 402…ソフトウェア記憶部, 403…制御部

Claims (4)

  1. 無線端末と無線通信する中継装置と、信号処理装置とを備える無線通信システムであって、
    前記中継装置は、
    前記無線端末との間で信号を送受信する第1通信部と、
    前記無線端末から受信した信号に対して所定の受信処理を行う信号処理部と、
    前記信号処理装置との間で信号を送受信する第2通信部と、
    自装置と前記信号処理装置との間の伝送遅延及び前記信号の無線方式における時間規定に応じて、前記受信した信号を分割し、先に受信した部分信号を前記信号処理装置に送信し、残る部分信号を自装置の前記信号処理部に処理させる制御部と、を備え、
    前記信号処理装置は、
    前記中継装置との間で信号を送受信する第3通信部と、
    前記中継装置から受信した部分信号に対して前記受信処理を行い、前記受信処理の結果を前記中継装置に送信する信号処理部と、を備える無線通信システム。
  2. 前記制御部は、前記信号処理装置が複数ある場合に、伝送遅延の小さい信号処理装置に対して前記部分信号を送信する、請求項1に記載の無線通信システム。
  3. 無線端末と無線通信する中継装置と、信号処理装置とを備える無線通信システムにおける中継装置であって、
    前記無線端末との間で信号を送受信する第1通信部と、
    前記無線端末から受信した信号に対して所定の受信処理を行う信号処理部と、
    前記信号処理装置との間で信号を送受信する第2通信部と、
    自装置と前記信号処理装置との間の伝送遅延及び前記信号の無線方式における時間規定に応じて、前記受信した信号を分割し、先に受信した部分信号を前記信号処理装置に送信し、残る部分信号を自装置の前記信号処理部に処理させ、前記部分信号に対して前記信号処理装置が行った受信処理の結果を受信する制御部と、を備える中継装置。
  4. 無線端末と無線通信する中継装置と、信号処理装置とを備える無線通信システムが行う通信方法であって、
    前記中継装置が、
    前記無線端末から受信した信号に対して所定の受信処理を行う信号処理ステップと、
    自装置と前記信号処理装置との間の伝送遅延及び前記信号の無線方式における時間規定に応じて、前記受信した信号を分割し、先に受信した部分信号を前記信号処理装置に送信し、残る部分信号を自装置の前記信号処理ステップで処理させる制御ステップと、
    前記信号処理装置が、
    前記中継装置から受信した部分信号に対して前記受信処理を行い、前記受信処理の結果を前記中継装置に送信する信号処理ステップと、
    を有する通信方法。
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