JP5654054B2 - 無線通信ネットワークにおける搬送波の発見 - Google Patents

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Description

本発明は、無線通信ネットワークにおける搬送波の発見に関する。詳細には、本発明は、無線通信ネットワークの一部において送信が行われている搬送波を発見するための方法、移動局、およびコンピュータプログラムに関する。
これまでのセルラー無線通信ネットワークのようなワイヤレスネットワークにおける基地局またはセルは、いくつかの搬送波上で、例えば既知の同報搬送波上で、すなわち、既知の専用の搬送周波数で、連続して送信している。
このようにして、移動局は、単にすべてのあり得る搬送波および周波数をスキャンし、注目の基地局またはセルを識別するデータを検出し、次いで、最適な基地局を介してネットワークに接続することを通して、どの基地局またはセルが自分の近くにいるかを判定することができる。
しかし、重要なことだが、将来のネットワーク、例えばLTE(Long Term Evolution)の将来のバージョンでは、基地局が、典型的には、通常の通信に用いられる通常のフレーム長よりずっと長い時間、セルの中でサイレント(無送信)になる。
また、これによって、移動局がそのような搬送波を見つけ、従って無線通信ネットワークに接続することも、より困難になる。
本発明は、基地局が長時間にわたってサイレントになる場合に、この状況を改善することを対象としている。
従って本発明は、周囲のネットワークがサイレントモードまたは低アクティビティモードで動作している時に、移動局が搬送波の存在を識別するのに要する時間を短縮することを対象としている。
従って、本発明の1つの目的は、間欠送信方式に従う送信サイクル(送信周期)のうちのアクティブ送信間隔においてこれらの信号が搬送波上で送信される場合に、無線通信ネットワークの一部において送信が行われている搬送波を、より速く発見するやり方を提供することである。
本発明の第1の態様によると、この目的は、間欠送信方式に従う送信周期のうちのアクティブ送信間隔においてこれらの信号が搬送波上で送信される場合に、無線通信ネットワークの一部において送信が行われている搬送波を発見するための、移動局における方法を通じて達成される。本明細書では、間欠送信方式は、一セットの搬送波の送信シーケンスを指定する。この方法では、或る搬送波が、間欠送信方式の各搬送波について規定された確率設定に基づいて選択され、送信周期の一部分である或る時間範囲の間にスキャンされ、次いで、搬送波の存在が、その搬送波上での送信信号が検出された場合に、確認される。しかし、送信信号が検出されなかった場合、搬送波の確率設定が、送信シーケンスにおけるスキャンのタイミングと搬送波のアクティブ送信間隔の位置とに基づいて調整される。次いで、搬送波の存在が確認されるまで、確率設定に基づく搬送波の選択と確率設定の調整とが繰り返される。
本発明の第2の態様によると、この目的は、間欠送信方式に従う送信周期のうちのアクティブ送信間隔においてこれらの信号が搬送波上で送信される場合に、無線通信ネットワークの一部において送信が行われている搬送波を発見する移動局を通じて達成される。本明細書では、間欠送信方式は、一セットの搬送波の送信シーケンスを指定する。移動局は、ネットワークと通信するための少なくとも1つの無線通信ユニットを備えている。この無線通信ユニットは、間欠送信方式の各搬送波について規定された確率設定に基づいて或る搬送波を選択し、選択された搬送波を送信周期の一部分である或る時間範囲の間にスキャンし、そして、搬送波の存在を、その搬送波上での送信信号が検出された場合に、確認するように構成されている。しかし、無線通信ユニットは、そのような送信信号が検出されなかった場合、搬送波の確率設定を、送信シーケンスにおけるスキャンのタイミングと搬送波のアクティブ送信間隔の位置とに基づいて調整し、そして、搬送波の存在が確認されるまで、確率設定と確率設定の調整とに基づいて搬送波の選択を繰り返すように構成されている。
この理由で、無線通信ユニットは、搬送波を選択するためのスキャニングモジュールと、送信を検出するための測定評価モジュールと、搬送波の確率設定を調整するための搬送波確率設定モジュールとを備えていてもよい。
また、本発明の第3の態様によると、この目的は、間欠送信方式に従う送信周期のうちのアクティブ送信間隔においてこれらの信号が搬送波上で送信される場合に、無線通信ネットワークの一部において送信が行われている搬送波を移動局に発見させるためのコンピュータプログラムプロダクトによって達成される。本明細書では、間欠送信方式は、一セットの搬送波の送信シーケンスを指定する。コンピュータプログラムプロダクトは、移動局において実行される場合には間欠送信方式の各搬送波について規定された確率設定に基づいて移動局に搬送波を選択させ、送信周期の一部である或る時間範囲の間に選択された搬送波をスキャンさせ、そして、その搬送波上の送信が検出された場合に、搬送波の存在を確認させるコンピュータプログラムコードを備えている。しかし、そのような送信が検出されなかった場合、コンピュータプログラムコードは、移動局に、搬送波の確率設定を、送信シーケンスにおけるスキャンのタイミングと搬送波のアクティブ送信間隔の位置とに基づいて調整させ、そして、搬送波の存在が識別されるまで、確率設定に基づいて搬送波の選択を繰り返させ、確率設定を調整させる。
本発明には多くの利点がある。本発明によって、間欠送信方式に従って規定された送信シーケンスにおける搬送波の送信の識別が迅速になる。これによって、移動局によって行われる当初のセル検索のための時間が改善される。また、この改善を用いて、間欠送信方式におけるサイレントな時間が延長されてもよく、それによって、基地局はエネルギーを節約することができる。
本発明の一変形形態によって、送信シーケンスに関連するタイミング確率シーケンスが提供されてもよく、その場合、タイミング確率シーケンスは、送信シーケンスの各種の位置における送信確率を反映するタイミング確率値を含んでいる。
この場合、本方法は、さらに、タイミング確率シーケンスを選択された搬送波に関連する送信シーケンスの一部と比較するステップと、タイミング確率シーケンスをその比較に基づいて更新するステップとを含むであろう。これに加えて、搬送波の確率設定を調整するステップは、更新されたタイミング確率シーケンスに基づいて行なわれるであろう。
この場合、移動局の無線通信ユニットは、タイミング確率シーケンスを選択された搬送波に関連する送信シーケンスの一部と比較して、タイミング確率シーケンスをその比較に基づいて更新するように構成されるであろう。ここで、搬送波の確率設定の調整は、更新されたタイミング確率シーケンスに基づいて行なわれるであろう。
ここで無線通信ユニットは、この比較とタイミング確率シーケンスの更新とを行うための比較ユニットを備えていてもよい。
タイミング確率シーケンスは、タイミング確率シーケンス記憶部の中に記憶され、送信シーケンスと確率設定についてのデータは、搬送波シーケンス記憶部の中に記憶されてもよい。
本発明のこの変形形態では、コンピュータプログラムプロダクトのコンピュータプログラムコードが、さらに、移動局に、タイミング確率シーケンスを選択された搬送波に関連する送信シーケンスの一部と比較させ、その比較に基づいてタイミング確率シーケンスを更新させるように構成されてもよい。ここで、無線通信ユニットによって行われる搬送波の確率設定の調整は、更新されたタイミング確率シーケンスに基づいて行なわれてもよいだろう。
本発明の別の変形形態によると、タイミング確率シーケンスの個々の確率値が、送信シーケンスにおける位置に対応してもよい。
この場合、タイミング確率シーケンスを本方法の中の送信シーケンスの一部と比較するステップは、さらに、タイミング確率値を送信シーケンスの中の選択された搬送波のアクティブ送信間隔と比較するステップと、送信シーケンスの中の選択された搬送波のアクティブ送信間隔の位置に対応するタイミング確率シーケンスの中の位置を有する確率値を変更するステップと、既知の送信シーケンスとタイミング確率シーケンスとのいずれか一方をシフトするステップとを含んでもよい。次いで、搬送波確率設定が、タイミング確率シーケンスの中の高確率値と選択された搬送波によって占有される送信シーケンスの対応する部分との一致に基づいて、調整されるであろう。
また、この最後の変形形態に関して、搬送波確率設定を、送信シーケンスの中の搬送波位置とタイミング確率シーケンスの中の高確率値との間のオーバラップの量に基づいて調整することも可能である。さらに、タイミング確率シーケンスのすべての確率値が、当初、割り当てられた同じ確率を有しており、次いで、本方法がさらに、選択された搬送波について規定された送信シーケンスの部分に関するタイミング確率シーケンスにおいて確率値をゼロに設定するステップを含んでもよい。
さらに、同じ変形形態によると、移動局の無線通信ユニットは、タイミング確率値を送信シーケンスの中の選択された搬送波のアクティブ送信間隔と比較し、送信シーケンスの中の選択された搬送波のアクティブ送信間隔の位置に対応するタイミング確率シーケンスの中の位置を有する確率値を変更し、そして、既知の送信シーケンスとタイミング確率シーケンスとのいずれか一方をシフトするように構成されるであろう。ここで、無線通信ユニットによって行われる搬送波確率設定の調整は、タイミング確率シーケンスの中の高確率値と選択された搬送波によって占有される送信シーケンスの対応する部分との一致に基づいて行なわれるであろう。
また、この最後の変形形態に関して、搬送波確率設定を、送信シーケンスの中の搬送波位置とタイミング確率シーケンスの中の高確率値との間のオーバラップの量に基づいて調整することも可能である。タイミング確率シーケンスの中のすべての確率値が、さらに、当初、割り当てられた同じ確率を有していて、次いで、無線通信ユニットがさらに、選択された搬送波について規定された送信シーケンスの部分に関するタイミング確率シーケンスにおいて確率値をゼロに設定するように構成されてもよい。
さらに、同じ変形形態によると、コンピュータプログラムプロダクトのコンピュータプログラムコードが、移動局に、タイミング確率値を送信シーケンスの中の選択された搬送波のアクティブ送信間隔と比較させ、送信シーケンスの中の選択された搬送波のアクティブ送信間隔の位置に対応するタイミング確率シーケンスの中の位置を有する確率値を変更させ、そして、既知の送信シーケンスとタイミング確率シーケンスとのいずれか一方をシフトさせるように構成されてもよい。次いで、搬送波確率設定の調整は、タイミング確率シーケンスの中の高確率値と選択された搬送波によって占有される送信シーケンスの対応する部分との一致に基づいて行なわれるであろう。
さらに、搬送波確率設定が、送信シーケンスの中の搬送波位置とタイミング確率シーケンスの中の高確率値との間のオーバラップの量に基づいて調整されることも可能である。タイミング確率シーケンスの中のすべての確率値が、当初、割り当てられた同じ確率を有していて、かつ、コンピュータプログラムコードがさらに、移動局に、選択された搬送波について規定された送信シーケンスの部分に関するタイミング確率シーケンスにおいて確率値をゼロに設定させるように構成されてもよい。
本発明の別の変形形態によると、本方法は、さらに、搬送波についてのフェアネススコアを判定するステップと、選択された搬送波についてフェアネススコアをゼロに設定するステップと、その他の搬送波についてフェアネススコアを増加させるステップとを含んでいる。また、ここでは、搬送波を選択するステップは、各搬送波のフェアネススコアに基づいている。
本発明の同じ変形形態によると、移動局の無線通信ユニットは、さらに、各搬送波についてのフェアネススコアを判定し、選択された搬送波についてフェアネススコアをゼロに設定し、そして、その他の搬送波についてフェアネススコアを増加させるように構成されてもよく、ここでは、搬送波の選択は、搬送波のフェアネススコアにも基づいて行なわれる。
また、本発明の同じ変形形態によると、コンピュータプログラムコードが、移動局に、各搬送波についてフェアネススコアを判定させ、選択された搬送波についてフェアネススコアをゼロに設定させ、そして、その他の搬送波についてフェアネススコアを増加させてもよく、ここで、搬送波の選択も、搬送波のフェアネススコアに基づいて行なわれる。
移動局が、間欠送信方式の送信シーケンスの情報を無線通信ネットワークから受信していることもあるだろう。あるいは、間欠送信方式の送信シーケンスが、ネットワークの通信標準の一部であってもよいだろう。また、SIMカードかまたはその他の何らかのデータキャリアを介して、それが移動局に提供されてもよいだろう。
強調されるべきだが、本明細書で用いられた場合の「含む/含んでいる」という用語は、述べられた特徴、整数、ステップ、またはコンポーネントの存在を明記するとみなされるが、1つ以上の他の特徴、整数、ステップ、コンポーネント、またはそれらのグループの存在もしくは追加を除外するものではない。
次に、本発明について、添付された図面に関して詳細に記述しよう。
複数の搬送波上で信号を送信する複数の基地局と、これらの搬送波の範囲内にある移動局とを含むワイヤレスネットワークのアクセスネットワークを略示する図である。 基地局の送信シーケンスによる間欠送信方式のタイミングと、これらの送信が移動局ではどう見えるかとを略示する図である。 移動局の簡略化したブロック略図である。 搬送波送信シーケンス記憶部と、移動局の中に提供されたタイミング確率シーケンス記憶部との内容を略示する図である。 移動局で行われる搬送波を発見するための方法の中で行われる方法の複数のステップのフローチャートである。 初期化された搬送波送信シーケンスと、初期化されたタイミング確率シーケンスとの概要を示す図である。 搬送波シーケンスから時間をずらした実際の送信シーケンスを開示する図である。 否定的な結果を伴う第1のスキャンの後の搬送波送信シーケンスとタイミング確率シーケンスとを開示する図である。 否定的な結果を伴う第2のスキャンの後の搬送波送信シーケンスとタイミング確率シーケンスとを開示する図である。 否定的な結果を伴う第3のスキャンの後の搬送波送信シーケンスとタイミング確率シーケンスとを開示する図である。 否定的な結果を伴う第4のスキャンの後の搬送波送信シーケンスとタイミング確率シーケンスとを開示する図である。 否定的な結果を伴う第5のスキャンの後の搬送波送信シーケンスとタイミング確率シーケンスとを開示する図である。 本発明の方法を実現するコンピュータプログラムが記憶されているCD ROMディスクの形をした、本発明の一実施形態によるコンピュータプログラムプロダクトを略示する図である。
下記の説明では、本発明の十分な理解を提供するために、限定ではなく説明を目的として、例えば具体的なアーキテクチャ、インタフェース、技法等の特定の詳細が記述されている。しかし、当業者には明らかであろうが、本発明は、これらの特定の詳細から逸脱した他の実施形態において実施されうる。その他の例では、不要な詳細によって本発明の記述をあいまいにしないようにするため、既知のデバイス、回路、方法の詳細記述は省略されている。
今日のセルラーシステムでは、セルまたは基地局にとって、送信していない時間が長いということは重要である。
これは、データトラヒックを必要とする移動局が存在しない場合や、エネルギーを節約するために行われてもよく、データトラヒックには、例えば、メッセージング、マルチメディアセッション、ならびに、音声および動画セッションが含まれてもよい。また、送信の頻度が低下しうるもう1つの理由は、これらの場合、無線回路を、修理する必要なしでより長い期間使用できるということである。それゆえ、MTBF(Mean Time Between Failure:平均故障間隔)が増加されうる。本明細書で論じるこのサイレント時間は、典型的には、通常の無線送信の形式である無線フレームより長い。
しかし、ユーザ装置(UE)としばしば呼ばれる移動局が、LTEにおいてeノードB(eNB)としばしば呼ばれるこれらのセルまたは基地局を実際に発見できるようにするためには、送信が行われるやり方に何らかの論理が必要である。それゆえ、これらの送信は、或る種の方式、すなわち、間欠送信モードまたはロングDTXモードに従う必要がある。
このため、基地局は、いわゆるサイレントモードまたは低アクティビティモードで動作することがあり、その場合、基地局の電源は、かなり長い時間オフにされており、オンにされる時間は、それより短い。これは、基地局が、アクティブな送信期間にあるセルのために送信し、その場合は通常の同期信号と同報チャネルとが提供され、その後、送信が行われないアイドル期間が続きうることを意味する。
それゆえ、このタイプのモードでは、アクティブな移動端末がまったく存在しないかまたは非常にわずかしか存在しないセルにおいては、基地局は、基地局の近くのアクティブな端末がアイドルセルを見つけるのに必要な信号の間欠送信を除いて、下りリンク送信を行わないことが規定されうる。これは、マクロセルがマイクロセルを重畳する場合に特に重要である。低負荷の場合、アイドル端末は、マクロセルに常駐することができ、それゆえ、それらの同期シンボルを用いてネットワークと同期することができる。
ネットワークは、アクティブ端末がどのセルに接続されているのかを知っているわけだから、「空の」または非常に低負荷のセルを識別するのは容易である。端末がアイドルセルによってカバーされるエリアに進入すると、基地局は、目を覚まして、信号の通常の送受信を再開する必要がある。基地局が通常の動作を再開すべきかどうか判定するためには、端末がアイドルセルに進入しようとしているかどうかを検出することが必要となりうる。そのような端末は、セルを発見できるようにするため、同期信号、基準信号、同報チャネルのような所定の信号を予期する。従って、低アクティビティモードにあるにも関わらず、移動性のために必要な信号は間欠的に送信される。見込まれるエネルギー削減は、Taをアクティブ期間の持続時間、Tpをアイドル期間の持続時間とすると、ここではおよそTa/(Tp+Ta)に比例する。
Taの値は、移動端末が十分高い成功確率で同期信号を発見できるようにするため、かつ、セル上で信号測定を実行できるようにするため、十分大きく選択されるべきである。これに必要な時間は、端末での信号対雑音比に依存するが、Taが100ms乃至1sのオーダにある場合、アイドルセルを発見できない確率は、十分低いと想定できる。
値Tpは、エネルギー消費の大幅な削減を可能にするため、十分大きくするべきである。同時に、Taが大きすぎると、アイドルセルを発見できないことがありうる。典型的なTaの値は、1乃至10msのオーダであってもよい。
マクロセルについてもロングDTXモードを可能にするため、移動局が低アクティビティモードにあるセルに関して当初のセル検索と移動性測定とを行うことができることを保証することが必要となりうる。当初のセル検索は、ここでは、移動局の最初のセル検索手順を拡張することを通して行われることがあり、この場合、第1の通常のセル検索が行われ、その場合、移動局は、通常の動作モードでセルを検出することができるにすぎない。この手順が失敗した場合、移動局は、低アクティビティモードのセルを見つけるために、拡張セル検索を行うことがある。基地局は間欠送信を行っているにすぎないのだから、移動局は、これらの周波数を検出するために、個々の候補周波数についてより長く測定する必要があるだろう。
場合によっては、この拡張セル検索は、通常のセル検索と比べて、特に長いセル検索になりうる。
従って、そのようなセル検索を迅速化するために実装されうる1つの方策は、セルが送信する送信シーケンスを規定する際に、移動局がこのシーケンスを知っているならばセルを識別するという問題点を簡易化するような送信シーケンスを規定することである。
そのような状況を図1および2によって略示する。
図1は、ワイヤレスネットワークの一部にある複数の基地局12、14、16、18を略示する図であり、ここで、これらの基地局は、移動局10に関してロングDTXモードまたは低アクティビティモードで送信している。それゆえ、移動局10は、データをアクティブに送受信してはいない。個々の基地局は、さらに、少なくとも1つの搬送波または周波数上でデータを送信し、ここで、そのようなデータは、同期データおよび同報データであってもよい。基地局は、2つ以上のセルをカバーしてもよいし、従って、2つ以上の搬送波上で送信してもよく、ここで、そのような個々の搬送波が、異なるセルに割り当てられてもよい。
それゆえ、第1の基地局BS1 12、第2の基地局BS2 14、第3の基地局BS3 16および第4の基地局BS4 18が、ワイヤレスネットワークのアクセスネットワークNに存在する。ここで、第1の基地局12が第1の搬送波C1上で送信し、第2の基地局14が第2の搬送波C2上で送信し、第3の基地局16が第3の搬送波C3上で送信し、第4の基地局18が第4の搬送波C4上で送信する。ここでは、これらの複数の搬送波は、一セットの搬送波を構成する。
ここでは移動局は、これらの基地局の範囲内にあり、データが送信される構造を移動局が知っているならば、搬送波上でデータを受信することができるであろう。
送信がどのような構造で行われうるかを、図2の上部に略示する。間欠送信方式に従うすべての基地局の搬送波C1、C2、C3およびC4が、一定の長さを有する送信周期TCの中で提供される。ここで、間欠送信方式は、各搬送波の送信シーケンスTSを指定する。これは、送信が、所定の順序で相互に続くことを意味し、その順序は標準規格で指定されてもよい。各搬送波上の送信は、さらに、この送信周期TCのうちの限定されたアクティブ送信間隔TIの中で行われる。この間隔は、すべての異なる搬送波について等しい間隔が適用されてもよい。理解されるべきだが、これは必要条件ではない。ゆえに、アクティブ送信間隔TIは、互に異なっていてもよい。しかし、アクティブ送信間隔は、共通の周期性を有していてもよく、すなわち、それらは、その中でそれらが動作する、同じ送信周期を有していてもよい。異なる複数の搬送波はそれぞれ、送信周期の範囲内で任意の長さの1つ以上のアクティブ送信間隔を有してもよい。搬送波の個々のアクティブ送信間隔に続いて、サイレンス間隔SIがあり、ここではこれらのアクティブ送信間隔とサイレンス間隔SIといった2つの間隔を加算すると、送信周期TCと同じ長さになる。それゆえ、所定の搬送波についての1つのアクティブ送信間隔TIと1つのサイレンス間隔SIとが、1つの送信周期の長さとなる。また、図2で分かるように、アクティブ送信間隔の開始は、前のアクティブ送信間隔の終了の直後に続く必要はない。それゆえ、アクティブ送信間隔の間にはサイレンスがありうる。また、異なる搬送波のアクティブ送信間隔を、互いの直後に設けることや、それらが互いにオーバラップすることも可能である。また、送信周期の長さが変動してもよいが、それらは、すべてのそのようなサイクルについて共通であるような1つの区間(セクション)を有するべきである。図2で分かるように、それぞれが1秒である3つの長い送信周期TCを示しており、ここで、送信シーケンスTSが、個々のそのような送信周期の中で送信される。送信周期は、ここでは、通常のシステム送信で用いられる通常のフレーム長より大幅に長いため、それによって搬送波の検出が遅れる可能性があるだろう。この送信シーケンスは、ここでは、第1の搬送波の送信によって開始されるとして例示しており、その後に第2の搬送波の送信が続いている。次いで、第3の搬送波C3と最後に第4の搬送波C4が来る。さらに、この構造はシステム内で周知であり、ここではそれを、各種の搬送波の送信のアクティブ送信間隔TIの開始時刻の差を通して示す。ここでは、第1の搬送波C1のアクティブ送信間隔の開始時刻と第2の搬送波C2のアクティブ送信間隔の開始時刻との第1の差Δ1と、第2の搬送波C2のアクティブ送信間隔の開始時刻と第3の搬送波C3のアクティブ送信間隔の開始時刻との第2の差Δ2と、最後に、第3の搬送波C3のアクティブ送信間隔の開始時刻と第4の搬送波C4のアクティブ送信間隔の開始時刻との第3の差Δ3とがある。
しかし、たとえシーケンスと開始時刻が周知であったとしても、移動局はやはり、通常は一度に1つの搬送波を受信できるにすぎないのだから、搬送波上の送信の位置を見つけることは困難である可能性がある。さらに、例えば、移動局の電源が長時間オフにされていた場合などがそれに該当するのだが、移動局のタイミングがネットワークのタイミングと同期されていない場合には、送信周期の開始と終了とがどこなのかを移動局が知らないことがありうる。それゆえ、同期できないことがありうる。
これを図2の下部に示すが、ここで、移動局のタイミングとネットワークのタイミングには差ΔMSがある。この差を図3では小さく示しているが、それがかなり大きい場合、搬送波の検出と、従ってセル検索時間とは、非常に長引くことがありうる。
また、図2の最下部に、各搬送波が時間範囲TRにおいて移動局によってスキャンされることを示す。この時間範囲は、搬送波のアクティブ送信間隔と同じ長さとすることも可能だが、もっと短くてもよい。最後に、スキャンサイクルSCを描いている。スキャンサイクルとは、すべての搬送波をスキャンすることであり、これは、移動局が送信シーケンスの存在を検出すると同時に移動局によって行われるが、それほど単純でないこともある。
従って、この点から見て、移動局がネットワークと大幅に同期がずれていた場合であっても、移動局がセルまたは搬送波の識別を迅速化できるようにする必要がある。
これは、本発明の実施形態によると、請求項に記載した方法および移動局においてセルが用いている既知の送信構造の存在を識別することを通して行われる。
本発明は一般に、移動局による搬送波の発見を簡易化することを対象とする。この方法によって、上記で述べたもののようなロングDTX方式が存在する場合に、識別が迅速になりうる。これは、移動局の電源投入時に有利に行われうるが、それは、その時に移動局が、典型的には、ネットワークタイミングの情報を有しないからである。
本発明の機能性を実現することができる簡易化された移動局を図3に示す。ここで理解されるべきだが、本発明を理解するのに必要ない多数の要素が除外されており、また、移動局は通常、図3に示すものよりはるかに複雑なデバイスである。それゆえ、図3には、本発明の一変形形態による移動局10のブロック略図を示す。移動局は、アンテナ20だけでなく搬送波シーケンス記憶部CS_S32およびタイミング確率シーケンス記憶部TPS_S34にも接続された無線通信ユニット22を含んでいる。詳細には、この実施形態による無線通信ユニット22は、アンテナ20と搬送波シーケンス記憶部32との間に接続されたスキャニングモジュールSC_M24と、アンテナ20とスキャニングモジュール24と比較モジュールCMP_M28とに接続された測定評価モジュールME_M26とを含んでいる。この比較モジュール28は、タイミング確率シーケンス記憶部34と、スキャニングモジュール24と搬送波シーケンス記憶部32とに接続されている。また、搬送波確率設定モジュールCPS_M30が、搬送波シーケンス記憶部32とタイミング確率シーケンス記憶部34との間に接続されている。最後に、起動モジュールI_M31が記憶部32と34の両方に接続されている。
図4は、搬送波シーケンス記憶部32とタイミング確率シーケンス記憶部34との中に内容が記憶される原理を略示する図である。搬送波シーケンス記憶部32は、既知の送信シーケンスTSについてのデータを含んでおり、それは、ここでは搬送波シーケンスCS1、CS2、CS3、CS4として異なる搬送波に分割されている。それゆえ、ここでは、第1の搬送波についての1つの搬送波シーケンスCS1を、第1の時刻点P1で送信し、次いで、時刻P2、P3、P4では送信しないものとして示す。送信は、ここではTで示す。これらの時刻点は、相対的であり、ネットワーク内で用いられる実際の送信時刻との関係は知られていない。同様に、第2の搬送波についての搬送波シーケンスCS2が規定されており、それは、第1の時刻点P1では送信しておらず、次いで、第2の時刻点P2では送信しており、そして再び、第3の時刻点P3および第4の時刻点P4では送信していない。また、第3の搬送波についての搬送波シーケンスCS3も規定されており、第1の時刻点P1および第2の時刻点P2では送信しておらず、次いで第3の時刻点P3では送信しており、再び第4の時刻点P4では送信していないことを示す。さらに、第4の搬送波についての搬送波シーケンスCS4もあり、第1の時刻点P1、第2の時刻点P2、および第3の時刻点P3では送信しておらず、次いで第4の時刻点P4では送信していることを示す。これらの搬送波シーケンスはそれぞれ、確率設定を備えている。第1の搬送波シーケンスCS1、もっと正確に言えば第1の搬送波に、第1の確率設定PC1が割り当てられ、第2の搬送波シーケンスCS2、もっと正確に言えば第2の搬送波に、第2の確率設定Pが割り当てられ、第3の搬送波シーケンスCS3、もっと正確に言えば第3の搬送波に、第3の確率設定PC3が割り当てられ、そして、第4の搬送波シーケンスCS4、もっと正確に言えば第4の搬送波に、第4の確率設定PC4が割り当てられる。
また、確率シーケンス記憶部34の記憶内容は、確率値p、p、p、pのシーケンスを含んでおり、それらは、時間軸上で搬送波送信シーケンスと同じ時間位置に提供される。それゆえ、それらは、既知の搬送波送信シーケンスと同じ時間間隔を有する。
次に、本発明の第1の実施形態による本発明の機能について図5を参照しながら記述するが、図5には、移動局10の中で、詳細には移動局の無線通信ユニットの中で行われる本発明の一実施形態のフローチャートを示す。本方法は、有利なことに、移動局の電源投入の後で、すなわち、ネットワークによって用いられるタイミングの実際の情報を、また、どのネットワークがロングDTXモードを送信しているのかについての実際の情報を移動局が有しないときに、実行される。
移動局10は、本発明によると、例えば電源投入時に、動作している無線通信ネットワークの一部において送信が行われている搬送波を発見するために動作する。無線通信ネットワークでは、基地局がエネルギー節約モードで動作しているために上述したロングDTXモードが用いられている。信号が送信周期TCのアクティブ送信間隔において搬送波C1、C2、C3、C4上で送信される。間欠送信方式が、一セットの搬送波とアクティブ送信間隔との送信シーケンスTSとが等しいサイズを有しうることを指定している。
本方法が開始されると、起動モジュール31は、最初に、ステップ36で、タイミング確率シーケンスTPSを作成する。タイミング確率シーケンスTPSは、送信シーケンス全体を表すような複数の位置、すなわち順序と、複数の搬送波の送信が送信周期の期間内で相互に続くような相対的時間とを含むように作成される。それゆえ、このデータは、移動局には既知である。さらに、個々のそのような位置は、搬送波をスキャンするのに用いられる時間範囲TRに対応する。従って、シーケンスの中の1つの位置は、搬送波をスキャンするときに用いられるスキャンステップに対応すると考えることができる。従って、複数の確率値P、P、P、Pが作成され、ここで確率値は、送信シーケンスの所定の位置が搬送波上の送信と一致する確率を反映している。これについては、後でより詳細に説明しよう。それゆえ、これらの確率にはそれぞれ値が割り当てられており、それはここでは1という値である。通常、これらの値は、1という値か0(ゼロ)という値かのいずれかを有するであろう。その後、ステップ38で、複数の搬送波に、確率設定Pが与えられる。これは、各搬送波に確率設定が割り当てられていて、その確率設定は、その搬送波が、基地局が現在送信している搬送波である確率を示すのに用いられることを意味する。この最初の段階では、起動ユニット31は、すべての搬送波に対して同じ、例えば、可能な限り最高の、確率設定を与える。
その後、ステップ42で、スキャニングモジュール24が、確率設定に基づいて搬送波を選択する。ここでは、搬送波送信シーケンス記憶部32の中の確率設定を調べて、最高の確率設定を有する搬送波を選択する。当初、すべての搬送波は同じ設定を有するのだから、任意の搬送波が選択されてもよい。また、例えば、シーケンスのうちの第1の搬送波または周波数が最も低い搬送波のように、特定の搬送波が常に選択されることも可能である。また、選択された搬送波についての情報が、スキャニングモジュールから比較ユニット28へ送信される。
次いで、ステップ44で、スキャニングユニット24が、選択された搬送波を、送信シーケンスの一部分である、この選択された搬送波に関連付けられている時間範囲TRにおいて、スキャンする。既知のシーケンスに従って搬送波が送信される、アクティブ送信間隔の全体にわたってスキャンすることもできる。また、この間隔の一部だけでスキャンされてもよい。スキャンは、有利なことに、信号強度測定を通して行われてもよい。次いで、測定値の形式でのスキャンの結果が、例えば同期信号のような、送信Tを含んでいるかどうかに関して評価される。ここでは、信号強度がノイズフロアを下回る、すなわち、測定可能なエネルギーが十分でないこともありうる。次いで、搬送波上で送信されている信号シーケンスの情報に基づく処理利得を用いて、送信を識別することが可能でありうる。従って、ステップ46で、そのような送信Tが検出された場合には、ステップ48で、測定評価モジュール26によって、搬送波Cの存在が確認される。次いで、任意で、結果がスキャニングモジュール24へ送信されてもよい。ステップ50で、送信シーケンスに従って残りの搬送波へと進んでそれらをスキャンしてもよい。これは、シーケンスが既知であって、かつ、今では送信周期の絶対時刻も既知であるのだから、容易に行うことができる。このようにして、送信が行われている搬送波を見つけ、また、任意で、残りの搬送波をスキャンすることができる。
しかし、ステップ46で、測定評価モジュール26によって送信Tが見つからなかった場合、このモジュールは、この事実を比較モジュール28に通知する。次いで、比較モジュールは、スキャンのタイミングと送信シーケンスにおける搬送波のアクティブ送信間隔の位置とに基づいて、搬送波の確率設定を調整する。詳細には、これは、選択された搬送波の搬送波シーケンスCSとタイミング確率シーケンスTPSとを記憶部32および34から取り出すことによって行われてもよい。次いで、比較モジュールは、ステップ51で、タイミング確率シーケンスを、選択された搬送波に関連する送信シーケンスの部分CSと比較する。ここで、比較処理には、タイミング確率値を送信シーケンスの中の選択された搬送波のアクティブ送信間隔と比較することと、送信シーケンスの中の選択された搬送波のアクティブ送信間隔の位置に対応するタイミング確率シーケンスの中の位置を有する確率値を変更することとが含まれる。より詳細には、比較処理は、タイミング確率シーケンスにおける複数の位置の各確率値を、搬送波シーケンスCSの複数の位置のうち送信が行われていることを示す位置と比較することを含む。次いで、ステップ52で、タイミング確率シーケンスが更新される。この更新は、ここでは、搬送波シーケンスCSの位置と一致するタイミング確率シーケンスの位置の確率値を通して行われる。本実施形態では、送信が変更され、それらが低い値をまだ有していない場合には高い値から低い値へと変更されることを示す。本実施形態では、これは、1からゼロへの変更を含む。その後、ステップ54で、確率シーケンスはシフトされる。このシフトは、ここでは、時間範囲に対応するステップサイズを使って行われる。この例で、シフトは、右へのシフトである。次いで、修正されシフトされたタイミング確率シーケンスが、比較モジュール28によって記憶部34の中に記憶される。その後、搬送波確率設定モジュール30が、複数の搬送波の確率設定を調整する。従って、このモジュール30は、すべての搬送波シーケンスとシフトされたタイミング確率シーケンスとを記憶部32および34から取り出し、次いで、複数の搬送波のすべての搬送波シーケンスをタイミング確率シーケンスと比較する。次いで、搬送波確率が変更される。この変更は、ここでは、送信が行われていることを示す搬送波シーケンスの一部と、低確率値またはゼロ確率値を有するタイミング確率シーケンスの一部との間のオーバラップの量を判定することを通して行われる。このようにして、搬送波シーケンスに対して、確率設定の調整が行われる。次いで、更新された確率設定が、モジュール30によって記憶部32に記憶される。この後で、スキャニングユニット24が、再び、確率設定に基づいて搬送波を選択し、スキャンを行い、その結果が、測定評価ユニットによって測定されて評価され、それが、送信が行われている場合には、搬送波の存在を確認し、次いで、スキャニングユニットが残りの搬送波をスキャンし、そうでない場合には、選択された搬送波の搬送波シーケンスが再びタイミング確率シーケンスと比較され、搬送波シーケンスの位置に関連する確率は、変更された送信と、シフトされたタイミング確率シーケンスと、再び調整された搬送波確率設定とを示す。無線通信ユニットは、搬送波が送信を含むことが確認されるまで、このように動作を続ける。
搬送波が識別されるのだから、移動局は、見つけられた搬送波を送信しているセルに留まることによって、正確なネットワークタイミングを容易に判定することができ、また、その後、通信を行うために適切な基地局に接続することができる。上記のスキャニング方式は、他のタイプのスキャニング方式に比べて相当な時間の節約を提供しうる。
上記の方法によって、搬送波が識別されるスピードの向上が実現された。これによって、移動局は、より速くシステムに接続することができる。あるいは、これを用いて、送信が行われない時間を引き伸ばし、さらなるエネルギー節約を可能にすることもできる。
上記では、送信方式が標準化されると述べた。これは、必ずしもそうではない。移動局は、他のやり方を通して、例えば、SIMカード上の情報を読むことを通して、または、販売時またはサービス時に適切にプログラムされることを通して、情報を得ることがある。
次に、搬送波シーケンス、アクティブ送信間隔の短縮、搬送波の増加、および公平性点数(フェアネススコア)との組み合わせに関する本発明のもう1つの例を、挙げよう。
ここではこの例は、図6乃至12に関して挙げる。ここでは、移動局の同じ各モジュールおよび各ユニットが含まれるであろうが、これらは、ここではこれ以上詳細には記述しないであろう。この実施形態には、以前に開示していないフェアネススコアが存在する。このスコアは、搬送波を選択する際にスキャニングモジュールによって用いられ、搬送波確率設定モジュール30によって設定される。ここで図6は、複数の確率値P、P、P等を含むタイミング確率シーケンスTPSを示す図である。また、タイミング確率シーケンスTPSにおけるタイミング確率値と同数の位置を有する7つの異なる搬送波C1乃至C7についての複数の搬送波シーケンスを含む、搬送波送信シーケンスCTSも存在する。これらの確率値は、ゼロまたは1という値を有する可能性があり、当初、それらは図6に示すように1の値を有する。ここでは、個々のそのような位置は、スキャンが行われるアクティブ送信間隔に対応する。シーケンスの所定の位置にある搬送波上で送信が行われる場合、これはここではTとマークされ、この場合、送信が行われなければ、ゼロとマークされる。図で分かるように、個々の搬送波は、5つのアクティブ送信間隔について送信される。搬送波シーケンスは、それらがシステムによって用いられる送信シーケンスによる搬送波の送信間の時間差を正確に反映するという点で、ここではすべて正確である。それゆえ、搬送波送信シーケンスは、システムによって用いられることを移動局が知っているシーケンスである。また、個々の搬送波送信シーケンスには、確率設定Pとフェアネススコアfとが与えられている。ここでは、確率設定は、送信とタイミング確率シーケンスの高確率間との間のオーバラップの量を反映する。タイミング確率シーケンスの確率値はすべて1に設定されているのだから、確率設定Pは、すべて、オーバラップの最大程度を示す5という同じ最高値を有する。フェアネススコアは、いつ搬送波がスキャンのために最後に選択されたかの指標であり、ここでは、すべての搬送波についてゼロに設定される。
前述したとおり、シーケンスには、送信されているシーケンスのタイミングとの時間差がある。これは、実際の送信が行われる時間と、搬送波送信シーケンスCTSにおいて明示されたこのシーケンスの情報との間に時間差があることを意味する。図7にそのような正確な時間のシーケンスを示すが、移動局は、それについての情報を持っていない。この図で分かるように、第1の搬送波上の実際の送信は、例えば、移動局によって用いられることになりそうなタイミングによる送信より前に行われる。
また、図7に、実際の送信方式TSに関する複数の時刻の例を示す。それゆえ、時刻点t1、t2、t3、t4、t5、t6が存在し、ここで、時刻t1乃至t3のすべてで、送信は行われず、一方で時刻t4乃至t6では、第1の搬送波上で送信が行われる。ここで、これらの時刻点は、移動局が送信方式TSを見つけることを開始する時刻点に対応する。
上記の文章から明らかなように、図6は、初期化された確率値と、確率設定と、フェアネススコアとを示す。従って、今度は、第1の時刻点t1でいずれかの搬送波がスキャンされるように選択されうる。例として、第1の搬送波C1が選択される。図7で分かるように、本搬送波は、この時刻点では送信せず、一方で、タイミング確率セクションの確率値が調整される。それゆえ、この調整は、第1の搬送波がC1についての搬送波シーケンスにおいて送信していると示された場合の位置と一致する確率をゼロに変更することを含む。その後、1つのスキャンが行われたことを考慮に入れるために、タイミング確率シーケンスTPSが、1ステップ右へシフトされる。その後、搬送波の確率設定が更新される。この更新の結果を図8に示す。ここでは、タイミング確率シーケンスの高い値の確率値と搬送波シーケンスの送信との間のオーバラップの量が5つの時間範囲のうちの1つであるため、第1の搬送波の確率設定が1へと下げられていることが分かる。ここで留意すべきだが、第5の搬送波も若干のオーバラップを有する。ゼロの値の確率値と一致する2つの送信例が存在する。従って、この搬送波の確率設定も、ここでは3という値に下げられる。残りの確率設定は変更されない。第1の搬送波のフェアネススコアは、ゼロに再設定され、その他の搬送波のフェアネススコアは増加され、結果として、それらは今では1というスコアを有する。
その後、第2の時刻点t2で新たな搬送波がスキャンされるように選択される。図8から、第1および第5の搬送波は無理であることが分かる。しかし、その他の搬送波は、同じ確率設定と同じフェアネススコアとを有するのだから、それらのいずれかを選択することは可能である。この例では、移動局の情報によれば第2であるべきという理由で、第2の搬送波が選択される。
次いで、この第2の搬送波が時刻点t2においてスキャンされる。図7で分かるように、この時刻点においてもこの搬送波上で送信は行われていない。従って、第2の搬送波が送信されていると推定された位置と一致する確率は変更され、続いてシフトが行われる。その後、搬送波の確率設定が調整され、この場合、第2の搬送波は、今度は1という確率を授与される。シフトのため、第1の搬送波の確率設定は増加し、従って今では2の値を有する。シフトのため、第5の搬送波は、その確率設定がさらに減少し、従って今では2の値を有する。その他の搬送波は高い確率設定を維持する。たった今スキャンされた搬送波は、そのフェアネススコアをゼロにリセットされ、一方では、その他の搬送波のフェアネススコアは増加する。それゆえ、ここまでの結果を図9に示す。
その後、新たな搬送波、ここでは第3の搬送波が選択される。しかし、知られているべきだが、図9で分かるように、第3、第4、第6、第7の搬送波も同じ確率設定および同じフェアネススコアを有しているのだから、それらのいずれかが選択されてもよいだろう。単に最も低い周波数を有しているから、またはシーケンスの中の3番目の搬送波だからという理由で、第3の搬送波が選択されてもよい。その後、この搬送波に関して第3の時刻点t3においてスキャンが行われる。
図7で分かるように、この時にも送信は行われず、一方で、第3の搬送波の搬送波シーケンスの送信例と一致するタイミング確率シーケンスの確率値は、ゼロに設定される。その後、シフトと、確率設定の再評価とが続く。図10で分かるように、第4および第7の搬送波は、それらの確率設定を維持し、第3の搬送波は、確率設定を1に減らし、その設定を第2の搬送波は保持している。第1の搬送波は、その確率設定を3に増加させ、第5の搬送波は、確率設定を1に減らし、第6の搬送波は、今では2という確率設定を受信したところである。第6の搬送波の確率設定の劇的な変化の理由は、それが第3の搬送波とかなりオーバラップしているからである。第3の搬送波のフェアネススコアは、ゼロにリセットされており、残りの搬送波のフェアネススコアは、1つずつ増加されている。
図10で分かるように、次の搬送波は、第4の搬送波か第7の搬送波かのいずれかでなければならないが、それは、それらがいずれも同じ最高の確率設定と同じフェアネススコアとを有しているからである。それらのうちの1つが、ランダムに選択されてもよい。この例では、上記と同じ理由で、第4の搬送波が選択される。
それゆえ、第4の搬送波が、第4の時刻点t4でスキャンされ、図7で分かるように、この時刻点ではこの搬送波上での送信は行われず、一方で、第4の搬送波の搬送波シーケンスの送信例と一致するタイミング確率シーケンスの確率値もゼロに設定され、続いてシフトが行われる。このシフトの後の状況を図11に示す。
次に選択された搬送波は第7の搬送波である。ここでは、第1の搬送波と第7の搬送波とは、同じ確率設定を有しており、4の確率設定である。しかし、第7の搬送波の方がフェアネススコアが高いため、そちらが選択される。次いで時刻点t5で行われるスキャンでは、同様に、第7の搬送波が検出されないが、それは、図7で分かるように、この時刻点では送信が行われないからである。従って、第7の搬送波の搬送波シーケンスの送信例と一致するタイミング確率値はゼロに設定され、続いてシフトと、搬送波確率設定およびフェアネススコアの更新とが行われる。結果は図12で分かる。今度は第1の搬送波が最高の確率設定を有することは明らかであり、それが選択される。次いで、搬送波は、時刻点t6でスキャンされる。図7で分かるように、この時刻点ではこの搬送波上で送信が行われ、従って、搬送波の存在が最終的に確認される。
本発明を使って作られうる変形形態が存在する可能性がある。シフトは、タイミング確率シーケンスについて行われる必要はない。代わりに搬送波送信シーケンスを、場合によっては反対方向に、シフトすることも可能である。上記の例では、有限数の時間範囲が存在していたし、タイミング確率シーケンスは複数の値を含んでいた。しかし、理解されるべきだが、タイミング確率シーケンスは、送信周期に対応する長さを持つ連続したタイム・スパンとみなされてもよいだろうし、従って、送信シーケンスのタイミングとの未知の時間差は、時間範囲の整数の倍数に限定されなくてもよい。
無線通信ユニットは、有利に、無線通信ユニットの機能性を実行するためのコンピュータプログラムコードを含む関連のプログラムメモリを備えたプロセッサの形で提供されてもよい。また、理解されるべきだが、このユニットは、例えばASIC回路の形式のような、ハードウェアの形式で提供されてもよい。また、本発明は、ソフトウェアとして提供されてもよい。これは、本発明が、移動局の中のプロセッサの中で実行される場合に移動局に無線通信ユニットの機能性を実行させるコンピュータプログラムコードとして提供されてもよいことを意味する。このプログラムコードは、さらに、移動局にロードされた場合に上記の機能性を実装する、CD ROMディスクまたはメモリースティックのようなデータキャリア上で提供されてもよいだろう。そのようなコンピュータプログラムコード60が記憶されるCD ROMディスク58の形式の1つのそのようなコンピュータプログラムプロダクトを、図13に略示する。
現時点で非常に実際的かつ好適な実施形態であると考えられることに関連して本発明を記述してきたが、本発明は開示された実施形態に限定されるのではなく、逆に、各種の修正形態および同等の装置を対象とすることが意図されていることは、理解されるべきである。従って、本発明は、下記の請求項によってのみ限定されることになる。

Claims (15)

  1. 無線通信ネットワークの一部(N)において送信が行われている搬送波を移動局において発見する方法であって、
    送信周期(TC)内でのアクティブな送信時間間隔(TI)において信号を送信し、前記送信周期(TC)内でのアイドル時間間隔において信号を送信しない間欠送信方式の複数の搬送波(C1、C2、C3、C4)であってそれぞれが前記無線通信ネットワークにおけるそれぞれ異なる基地局によって送信される前記複数の搬送波(C1、C2、C3、C4)を有する一つのセットから搬送波を選択するステップであって、該間欠送信方式では前記複数の搬送波のセットの送信シーケンス(TS)が指定されており、当該選択のステップは当該間欠送信方式の搬送波に付与された確率設定(pc)に基づいて実行される、ステップ(42)と、
    前記送信周期(TC)の一部分である時間範囲(TR)中に、前記選択された搬送波をスキャンするステップ(44)と、
    送信信号が検出された場合は前記選択された搬送波が存在すると確認し、送信信号が検出されなかった場合は前記スキャンのタイミングと、前記送信シーケンスにおける前記アクティブな送信時間間隔における前記選択された搬送波の位置とに基づいて前記複数の搬送波の前記確率設定を調整し(56)、搬送波の存在が確認されるまで確率設定に基づいた搬送波の選択と確率設定の調整とを繰り返し実行するステップ(48)と
    を有することを特徴とする方法。
  2. 前記送信シーケンスに関連付けられたタイミング確率シーケンス(TPS)が存在し、当該タイミング確率シーケンスは、前記送信シーケンスにおける様々な位置での送信確率を反映したタイミング確率値(p1、p2、p3、p4)を有しており、
    前記方法は、さらに、
    前記タイミング確率シーケンスと、前記選択した搬送波に関連付けされている前記送信シーケンスとの一部(CS)とを比較するステップ(51)と、
    前記比較の結果に基づいて、前記タイミング確率シーケンスを更新するステップ(52)と
    を有し、
    前記複数の搬送波の前記確率設定の調整は、前記更新されたタイミング確率シーケンスに基づいて実行されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記タイミング確率シーケンスにおける前記タイミング確率値は、前記送信シーケンスにおける位置に対応しており、
    前記比較のステップは、
    タイミング確率値と、前記送信シーケンスにおける前記選択された搬送波の前記アクティブな送信時間間隔とを比較するステップと、
    前記送信シーケンスにおける前記選択された搬送波の前記アクティブな送信時間間隔の位置に対応した前記タイミング確率シーケンスにおける位置の前記タイミング確率値を変更するステップと、
    既知の送信シーケンスまたは前記タイミング確率シーケンスをシフトするステップ(54)と
    を有し、
    前記確率設定の調整は、前記選択された搬送波によって占有されている前記送信時間間隔の対応する部分と、前記タイミング確率シーケンスにおける高確率値との一致に基づいて、実行されることを特徴とする請求項2に記載の方法。
  4. 前記搬送波の確率設定は、送信シーケンス内での搬送波の位置とタイミング確率シーケンスにおける高確率値とのオーバラップ量に基づいて、調整されることを特徴とする請求項3に記載の方法。
  5. 前記タイミング確率シーケンスにおけるすべての確率値は初期において同一の割り当て値(p)を有しており、
    前記方法は、さらに、
    前記選択された搬送波について提供されている前記送信シーケンスの前記一部分に関連した前記タイミング確率シーケンスにおける前記タイミング確率値に対してゼロを設定するステップを有することを特徴とする請求項2ないし4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 前記複数の搬送波についてフェアネススコアを決定するステップと、
    前記選択された搬送波についてのフェアネススコアをゼロに設定するステップと、
    残りの他の搬送波についてのフェアネススコアを増加させるステップと
    をさらに有し、
    前記搬送波を選択するステップは、前記フェアネススコアにもさらに基づいて実行されることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の方法。
  7. 前記間欠送信方式の前記送信シーケンスの情報は前記無線通信ネットワークから受信されることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の方法。
  8. 前記間欠送信方式の前記送信シーケンスは、前記無線通信ネットワークの通信規格の一部であることを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載の方法。
  9. 無線通信ネットワークの一部(N)において送信が行われている搬送波を発見する移動局であって、
    前記無線通信ネットワークと通信する少なくとも1つの無線通信ユニットを有し、
    当該無線通信ユニットは、
    送信周期(TC)内でのアクティブな送信時間間隔(TI)において信号を送信し、前記送信周期(TC)内でのアイドル時間間隔において信号を送信しない間欠送信方式の複数の搬送波(C1、C2、C3、C4)であってそれぞれが前記無線通信ネットワークにおけるそれぞれ異なる基地局によって送信される前記複数の搬送波(C1、C2、C3、C4)を有する一つのセットから搬送波を選択する際に、当該間欠送信方式の搬送波に付与された確率設定(pc)に基づいて、搬送波を選択し、
    前記送信周期(TC)の一部分である時間範囲(TR)中に、前記選択された搬送波をスキャンし、
    送信信号が検出された場合は前記選択された搬送波が存在すると確認し、送信信号が検出されなかった場合は前記スキャンのタイミングと、前記送信シーケンスにおける前記アクティブな送信時間間隔における前記選択された搬送波の位置とに基づいて前記複数の搬送波の前記確率設定を調整し(56)、搬送波の存在が確認されるまで確率設定に基づいた搬送波の選択と確率設定の調整とを繰り返し実行する
    ように構成されており、
    当該間欠送信方式では前記複数の搬送波のセットの送信シーケンス(TS)が指定されていることを特徴とする移動局。
  10. 前記送信シーケンスに関連付けられたタイミング確率シーケンス(TPS)が存在し、当該タイミング確率シーケンスは、前記送信シーケンスにおける様々な位置での送信確率を反映したタイミング確率値(p1、p2、p3、p4)を有しており、
    前記無線通信ユニットは、さらに、
    前記タイミング確率シーケンスと、前記選択した搬送波に関連付けされている前記送信シーケンスとの一部(CS)とを比較し、
    前記比較の結果に基づいて、前記タイミング確率シーケンスを更新し、
    前記複数の搬送波の前記確率設定の調整を、前記更新されたタイミング確率シーケンスに基づかせて実行させる
    ように構成されていることを特徴とする請求項9に記載の移動局。
  11. 前記タイミング確率シーケンスにおける前記タイミング確率値のそれぞれは、前記送信シーケンスにおける位置に対応しており、
    前記無線通信ユニットは、
    タイミング確率値と、前記送信シーケンスにおける前記選択された搬送波の前記アクティブな送信時間間隔とを比較し、
    前記送信シーケンスにおける前記選択された搬送波の前記アクティブな送信時間間隔の位置に対応した前記タイミング確率シーケンスにおける位置の前記タイミング確率値を変更し、
    既知の送信シーケンスまたは前記タイミング確率シーケンスをシフトし、
    前記搬送波の前記確率設定の調整を、前記選択された搬送波によって占有されている前記送信時間間隔の対応する部分と、前記タイミング確率シーケンスにおける高確率値との一致に基づいて、実行させる
    ように構成されていることを特徴とする請求項10に記載の移動局。
  12. 前記移動局の前記無線通信ユニットは、前記搬送波の確率設定の調整を、送信シーケンス内での搬送波の位置とタイミング確率シーケンスにおける高確率値とのオーバラップ量に基づかせることを特徴とする請求項11に記載の移動局。
  13. 前記無線通信ユニットは、
    前記複数の搬送波についてフェアネススコアを決定し、
    前記選択された搬送波についてのフェアネススコアをゼロに設定し、
    残りの他の搬送波についてのフェアネススコアを増加させる
    ように構成されており、前記搬送波の選択は、前記複数の搬送波のフェアネススコアに基づいて実行されることを特徴とする請求項9ないし12のいずれか1項に記載の移動局。
  14. 前記無線通信ユニットは、
    搬送波を選択するためのスキャンニングモジュール(24)と、
    送信信号を検出する測定評価モジュール(26)と、
    前記複数の搬送波の前記確率設定を調整する搬送波確率設定モジュール(30)と
    を有することを特徴とする請求項9ないし13のいずれか1項に記載の移動局。
  15. 請求項1ないし8のいずれか1項に記載の方法を移動局に実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
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