JP5652330B2 - 半導体装置及び半導体装置の評価方法 - Google Patents
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Description
常動作ができなくなるという問題を生じる。
モリセルとが、2つのインバータ回路の入力と出力をタスキ掛けに交差接続して構成したフリップフロップ回路と、該フリップフロップ回路の2つの入力に接続する2つのアクセストランジスタとから構成され、
前記外部接続端子に接続する配線として、電気特性測定用の入出力線と、電源線と、接地線と、ワード線と、ビット線とを有し、
前記測定用メモリセルの2つのアクセストランジスタのゲート端子が前記ワード線に接続されて前記フリップフロップ回路の2つの入力を前記ビット線に接続または非接続とし、前記測定用メモリセルの2つのインバータ回路の電源端子が前記電源線に接続され接地端子が前記接地線に接続され、
前記測定用メモリセルの行方向で隣接する第1のダミーのメモリセルが前記ワード線を共有し、
前記測定用メモリセルの列方向で隣接する第2のダミーのメモリセルの2つのアクセストランジスタのゲート端子が前記接地線に接続され、該第2のダミーのメモリセルの前記2つのインバータ回路のうちの1つである電源共有インバータ回路の電源端子が前記電源線に接続され接地端子が前記接地線に接続されていることを特徴とする半導体装置である。
評価対象となる評価セルを選択するための前記選択信号を供給する第1の工程と、
前記選択信号によって選択された前記評価セルの前記測定用メモリセルへ前記外部接続端子に接続する配線を接続する第2の工程と、
前記外部接続端子に可変のゲート電圧を供給して前記測定用メモリセルの電気特性を測定する工程とを有することを特徴とする半導体装置の評価方法である。
<第1の実施形態>
図1に、第1の実施形態のSRAM用TEGの全体回路構成を示す。本実施形態は、DMA(Device Matrix Array)、すなわち、n行m列(m、nは正の整数)のマトリックス状に配列された評価セルC11〜Cnm(このうち任意の1つの評価セルをCijとする)から成るDMAを有し、そのDMAは、列選択線X1〜Xmと行選択線Y1〜Ynを有し、そのDMAにセルテスト回路20とXセレクト用デコーダMDXとYセレクト用デコーダMDYからなる選択信号供給回路によってDMAの評価セルの1つを選択して電気特性を測定する。また、図2に、DMAの回路の概要を示す。
図2のように、n行m列(m、nは正の整数)のDMAにおいてマトリックス状に配列されたm×n個の評価セルC11〜Cnm(このうち任意の1つの評価セルをCijとする)は、それぞれ、図3に示す複合セルMCと、選択回路10と、第1のトランジスタT1〜第6のトランジスタT6から構成する。
複合セルMCは、図3のように、測定用メモリセル(5)と、その周囲に、SRAMの各メモリセルの配列と同様に配列したダミーのメモリセル(ダミーセル)とで構成する。これにより、測定用メモリセル(5)の周囲の回路を実製品のSRAMのメモリセルと同じ状態にし、実製品のメモリセルの電気特性を正確に再現した測定用メモリセル(5)を持つDMA−TEGが得られる効果がある。複合セルMCは、例えば45nmの微細プロセスで作製する。なお、以下では、図2及び図3の縦方向を列方向(Y方向)とし、横方向を行方向(X方向)として説明する。
以下で、SRAM用TEGのDMAの回路を詳細に説明する。
(評価セルCijの回路をTEGの測定端子に接続する回路)
図2のように、SRAM用TEGは、DMAの回路の評価セルCijの回路から、電気特性測定用の外部接続端子である第1の主入出力端子V0P、第2の主入出力端子V1P、主電源端子VDDP、セル接地端子VSSCP、TEG接地端子VSSP、主ワード端子WLP、第1ビット主電源端子BLTP、第2ビット主電源端子BLCPに配線を引き出して、その外部接続端子を外部の電源供給装置(図示省略)と接続して、その回路の電気特性を測定する。
図2のように、DMAは、評価セルCijを選択する選択信号を供給する列選択線X1〜Xmと行選択線Y1〜Ynを有する。
行選択線に供給されるYセレクト信号に応じて、ワード線WLを、トランジスタWLT1〜WLTnでスイッチングすることで、当該行に属する副ワード線WL1〜WLnと接続または非接続とする。また、第1ビット線BLT(第1ビット主電源線)を、トランジスタBLTT1〜BLTTnでスイッチングすることで、当該行に属する第1ビット線BLT1〜BLTn(第1ビット副電源線)と接続または非接続とする。さらに、第2ビット線BLC(第2ビット主電源線)を、トランジスタBLCT1〜BLCTnでスイッチングすることで、当該行に属する第2ビット線BLC1〜BLCn(第2ビット副電源線)と接続または非接続とする。
次に、図2の評価セルC11〜Cnmのうち、評価セルC11を代表として、図3を参照して評価セルの回路を詳細に説明する。
図3の評価セルC11内に複数存在する各メモリセルの構成を、そのメモリセル群の配列の中心に位置する測定用メモリセル(5)を代表として、その構成を説明する。すなわち、測定用メモリセル(5)は、例えば45nmの微細プロセスで作製された6トランジスタタイプのSRAMセルである。そのメモリセルは、左側と右側の2つのインバータ回路の入力と出力をタスキ掛けに交差接続して構成したフリップフロップ回路を有する。
図3のように、第1の実施形態の複合セルMCの回路は、測定用メモリセル(5)を中心として、ワード線WLが横方向に、ビット線BLC、BLTが縦方向になるように、3×3個のメモリセルを配置し、さらにダミーセル(4)と(6)にワード線WLを配線し、ブロックを形成している。複合セルMCの中心に測定用メモリセル(5)があり、ダミーセル(1)、(2)、(3)、(4)、(6)、(7)、(8)、(9)はそれを囲むように8方向に配置している。
測定用メモリセル(5)とその周囲の複数のダミーセルとの各メモリセルは、それぞれ、左側と右側の2つのインバータ回路を左右に配置配線したフリップフロップ回路から構成されている。各メモリセルのインバータ回路の電源端子とグラウンド端子は、図3で上下左右で隣り合うメモリセルのインバータ回路と、以下で説明するように、回路の所定のノードを共有している。
測定用メモリセル(5)のフリップフロップ回路の左側と右側の2つのインバータ回路I1とI2の電源端子を電源線ノードVDDNに接続する。その電源線ノードVDDNに、図3で測定用メモリセル(5)の上側に配置したダミーセル(2)のフリップフロップ回路の左側のインバータ回路の電源端子を接続し、また、測定用メモリセル(5)の下側に配置したダミーセル(8)のフリップフロップ回路の右側のインバータ回路の電源端子を接続する。ここで、電源端子を電源線ノードVDDNに接続したダミーセル(2)と(8)のインバータ回路を、電源共有インバータ回路と名付ける。この電源線ノードVDDNは第3のトランジスタT3を介して電源線VDDと接続する。
他のメモリセルについては、ダミーセル(1)の左側のインバータとダミーセル(4)の左側のインバータとの電源端子を共有の電源ノードに接続し、その電源ノードは回路中で孤立(OPEN)させる。ダミーセル(4)の右側のインバータとダミーセル(7)の右側のインバータ(以下左側、右側のインバータの文言は省略して左側、右側とする)と
の電源端子を共有の電源ノードに接続し、その電源ノードは回路中で孤立(OPEN)させる。
(セル接地ノードVSSCN)
フリップフロップ回路のインバータ回路の接地端子の配線については、測定用メモリセル(5)のフリップフロップ回路の左側と右側の2つのインバータ回路I1とI2の接地端子をセル接地ノードVSSCNに接続する。セル接地ノードVSSCNは、セル接地線VSSC(メモリ部の接地電位)に接続する。そのセル接地ノードVSSCNに、ダミーセル(1)の右側、ダミーセル(2)の左側(電源共有インバータ回路)、ダミーセル(4)の右側、ダミーセル(6)の左側、ダミーセル(8)の右側(電源共有インバータ回路)、ダミーセル(9)の左側の接地端子を接続する。
他のメモリセルについては、ダミーセル(2)の右側とダミーセル(3)の左側のインバータの接地端子を共有の接地ノードに接続し、その接地ノードは回路中で孤立(OPEN)させる。
また、ダミーセル(4)、測定用メモリセル(5)、ダミーセル(6)のメモリセルのグループと、ダミーセル(1)、(2)、(3)、(7)、(8)、(9)のメモリセルのグループとは、それぞれ別にワード線用のノードを共有させる。
横方向(行方向と呼ぶ)のダミーセル(4)と測定用メモリセル(5)とダミーセル(6)のワード線用のノード(アクセストランジスタのゲート端子が接続するノード)は、横方向でこれらのメモリセルで共有し、T6を介してワード線WLに接続する。SRAMと同様の構成になるようにメモリセルを配置しているので、このようにワード線用のノードを共有する。すなわち、ワード線入力用に相当する、ダミーセル(4)のアクセストランジスタA4とF4のゲートと、測定用メモリセル(5)のアクセストランジスタA5とF5のゲートと、ダミーセル(6)のアクセストランジスタA6とF6のゲートをT6を介してワード線WLに接続する。
ダミーセル(1)、(2)、(3)、(7)、(8)、(9)のワード線入力用に相当する各アクセストランジスタのゲート端子は、セル接地ノードVSSCNに接続し、セル接地線VSSC(メモリ部の接地電位)から電位を供給する。すなわち、ダミーセル(1)のアクセストランジスタA1とF1のゲートと、ダミーセル(2)のアクセストランジスタA2とF2のゲートと、ダミーセル(3)のアクセストランジスタA3とF3のゲートと、ダミーセル(7)のアクセストランジスタA7とF7のゲートと、ダミーセル(8)のアクセストランジスタA8とF8のゲートと、ダミーセル(9)のアクセストランジスタA9とF9のゲートをセル接地ノードVSSCNを経由してセル接地線VSSC(メモリ部の接地電位)に接続する。
このように、本実施形態のSRAM用TEGでは、各評価セルCijを、測定用メモリセル(5)の周囲にダミーセルを配置したメモリセル群から成る複合セルMCで構成して、測定用メモリセル(5)の様々な電気特性を測定する。そのために、第1のラッチノードLN1に第2のトランジスタT2を介して第1の入出力線V0を接続し、第2のラッチノードLN2に第1のトランジスタT1を介して第2の入出力線V1を接続する。
図3では、図2に記載した列電源線切替回路PSW1及び行電源線切替回路SSW1を省略し、第1のトランジスタT1のドレイン端子に第2の主入出力線V1を直結し、第2のトランジスタT2のドレイン端子に第1の入出力線V0を直結し、第3のトランジスタT3のドレイン端子に電源線VDDを直結し、第4のトランジスタT4のドレイン端子に第2ビット線BLCを直結し、第5のトランジスタT5のドレイン端子に第1ビット線BLTを直結し、第6のトランジスタT6のドレイン端子にワード線WLを直結した場合を図示している。
以下では、SRAMの製品のメモリセルの動作を、図3のSRAM用TEGの測定用メモリセル(5)で示した回路の記号を用いて説明する。
以下では、図5を参照して、本実施形態のSRAM用TEGで評価セルC11を選択して、その複合セルMC内の測定用メモリセル(5)の電気特性を測定する際の、回路の動作を説明する。
まず、図2において、列選択線X1及び行選択線Y1のそれぞれに「1」を示すXセレクト信号XS1及びYセレクト信号YS1が供給されて評価セルC11が選択されると、1列目に属する列電源線切替回路PSW1におけるトランジスタV1T1、トランジスタVDDT1及びトランジスタV0T1が全てオン状態となるため、1列目に属する第2の副入出力線V11と第2の入出力線V1とが接続され、副電源線VDD1と電源線VDDとが接続され、第1の副入出力線V01と第1の入出力線V0とが接続される。
このような状態で、外部の電源供給装置、例えばテスタと、第2の主入出力端子V1P(第2の入出力線V1)、第1の主入出力端子V0P(第1の入出力線V0)、主電源端子VDDP(電源線VDD)、第2ビット主電源端子BLCP(第2ビット線BLC)、第1ビット主電源端子BLTP(第1ビット線BLT)、主ワード端子WLP(ワード線WL)を接続/非接続(オープン)し、評価セルC11の複合セルMCの測定用メモリセル(5)の各ノードが所望の電圧になるように、電源供給装置から供給する電圧を調整する。例えば、図5の表のように、測定対象のトランジスタの所定端子に供給する電圧を固定し、或いは電圧を所望の範囲で振って、流れる電流を測定することにより、測定用メモリセル(5)の特性評価を行う。電流を測定するためには、図5の表で指定した電流測定端子と電源供給装置との間に直列に電流計を接続し、その値をモニターすることで、その端子に流れる電流を測定する。
本実施形態でアクセストランジスタF5の電気特性を測定する場合、図5の表のように、電源線VDD、セル電源線VDDC及び第1ビット線BLTをオープンとする。そして、セル接地ノードVSSCNに接続するセル接地線VSSCに0V、第1のラッチノードLN1に接続する第1の入出力線V0に0V、第2のラッチノードLN2に接続する第2の入出力線V1に0V、第2ビット線BLCに0.1Vを供給し、ワード線WLに供給する電圧を0Vから1.5Vまで上昇させる。すなわち、アクセストランジスタF5のドレイン・ソース間を0.1Vとし、ワード線WLからゲート・ソース間に電圧を加えていくことで、例えばドレイン電流が0.1μA流れた時を閾値電圧Vthと定義し、アクセストランジスタF5のVthを測定することができる。なお、アクセストランジスタF5のドレイン電流を測定するには、第2ビット主電源端子BLCPとその端子に電圧を供給する装置との間に直列に電流計を接続して測定する。
また、測定項目は閾値電圧Vtだけでなく、アクセストランジスタF5の静特性のドレイン電流の測定も可能である。そのために、図5の表のように、ワード線WLに1.5V、第2ビット線BLCに0Vから1.5Vの電圧を供給することでアクセストランジスタF5の静特性のドレイン電流の測定が可能である。また、アクセストランジスタA5についても、同様にして静特性のドレイン電流を測定することができる。
本実施形態でドライバトランジスタE5の電気特性を測定する場合、図5の表のように、電源線VDD、セル電源線VDDC、第1ビット線BLT及び第2ビット線BLCをオープンとする。そして、セル接地ノードVSSCNに接続するセル接地線VSSCに0V、第2の入出力線V1に0.1V、ワード線WLに0Vを供給し、第1の入出力線V0に供給する電圧を0Vから1.5Vまで上昇させる。すなわち、ドライバトランジスタE5のドレイン・ソース間を0.1Vとし、ゲート・ソース間に電圧を加えていくことで、例えばドレイン電流が0.1μA流れた時を閾値電圧Vthと定義し、Vthを測定することができる。
また、測定項目は閾値電圧Vthだけでなく、ドライバトランジスタE5の静特性のドレイン電流の測定も可能である。そのために、図5の表のように、第1の入出力線V0に1.5Vの電位を加え、第2の入出力線V1に0Vから2Vの電位を供給する。この際に、第1の入出力線V0から、ロードトランジスタB5と、ダミーセル(2)のトランジスタB2とC2及びダミーセル(8)のトランジスタB8とC8を経由してセル接地ノードVSSCNにリーク電流が流れ、それがセル接地線VSSCからセル接地端子CSSCPから流出する。しかし、ドライバトランジスタE5に関しては、ロードトランジスタD5、アクセストランジスタF5がオフしているため、ドライバトランジスタE5のドレイン電流が他のノードへ流れ込むことはない。そのため、第2の入出力線V1からドライバトランジスタE5のドレインに流入するドレイン電流を測定することで、ドライバトランジスタE5のドレイン電流の正確な測定が可能である。
ロードトランジスタD5の電気特性を測定する場合、図5の表のように、セル接地線VSSC、第1ビット線BLT及び第2ビット線BLCをオープンとする。そして、電源線VDDに1.5V、セル電源線VDDCに1.5V、ワード線WLに0V,第2の入出力線V1に1.4Vを供給し、第1の入出力線V0に供給する電圧を0Vから1.5Vまで上昇させる。すなわち、ロードトランジスタD5のドレイン・ソース間を0.1Vとし、ゲート・ソース間に負電圧を加えることで、例えばドレイン電流が0.1μA流れた時をロードトランジスタD5の閾値電圧Vthと定義し、閾値電圧Vthを測定することができる。
細な評価が可能である効果がある。
第1の実施形態には、以下に説明する点で、電気特性の測定が困難、あるいは、測定が不便である制約がある。
第1の実施形態では、以下に説明するように、ドライバトランジスタの電気特性を測定する場合に、ダミーセルと共有している一部の配線を通りダミーセルにリーク電流が流れる場合がある。すなわち、ドライバトランジスタのドレイン電流を測定する際に、セル接地線VSSCに測りたい電流の他にリーク電流が流れる可能性があり、セル接地線VSSCの電流は信用できない。そのため、例えば、ドライバトランジスタE5のドレイン電流を測定する際には、第2の入出力線V1からドライバトランジスタE5のドレインに流入する流入する電流を測定する必要があるという測定上の制約がある不便さがある。
VSSCの接地電位にバイアスされていることから、第1の入出力線V0から、ロードトランジスタB5、電源線ノードVDDN、電源共有インバータ回路のロードトランジスタD8とドライバトランジスタE8とセル接地ノードVSSCNを経由してセル接地線VSSCにリーク電流が流れてしまう。
また、第1の実施形態では、以下に説明するように、ロードトランジスタの静特性のドレイン電流の正確な測定ができない、測定上の制約がある。
ーク電流がダミーセル(2)及び(8)を経由してセル接地線VSSCに流れ込むので、セル接地線VSSCの電流の測定は行えず、第2の入出力線V1からドライバトランジスタE5のドレインに流入する流入する電流を測定する必要があるという測定上の制約がある不便さがある。
第2の実施形態では、第1の実施形態のこれらの欠点を以下の構成により改善し、メモリセルの電気特性の測定にあたって、第1の実施形態よりも更に正確に電気特性を測定し、また、測定の制約を少なくして測定することができるSRAM用TEGを得る。
図8は、第2の実施形態のSRAM用TEGの評価セルCijの構成を示した説明図である。図8は、第1の実施形態の図3と同様に、SRAMを構成するメモリセルを用いている。すなわち、2つのインバータの入力と出力をタスキ掛けに接続してフリップフロップ回路を構成し、そのフリップフロップ回路の2つの出力端子(ラッチノード)に、ゲート端子にワード信号が入力されて信号をスイッチングするトランスファーゲートのアクセストランジスタに接続して形成されたメモリセルを用いる。
この第2の実施形態の複合セルMCの回路を図8に示すが、図8は、第1の実施形態を示す図3の回路に対して、以下の配線を追加している。第1の実施形態の図3と同様に、SRAMを構成するメモリセルを用いている。すなわち、2つのインバータの入力と出力をタスキ掛けに接続してフリップフロップ回路を構成し、そのフリップフロップ回路の2つの出力端子(ラッチノード)に、ゲート端子にワード信号が入力されて信号をスイッチングするトランスファーゲートのアクセストランジスタに接続して形成されたメモリセルを用いる。
第2の実施形態では、第1の実施形態と同様に、ダミーセル(4)、測定用メモリセル(5)、ダミーセル(6)と、ダミーセル(1)、(2)、(3)、(7)、(8)、(9)のメモリセルはそれぞれ別にワード線用のノードを共有しているが、以下の回路構成が異なる。
、SRAM用TEG全体に共通に用いられるTEG接地線VSS1に接続する。つまり、ワード線入力用に相当する、ダミーセル(1)のアクセストランジスタA1とF1のゲートと、ダミーセル(2)のアクセストランジスタA2とF2のゲートと、ダミーセル(3)のアクセストランジスタA3とF3のゲートと、ダミーセル(7)のアクセストランジスタA7とF7のゲートと、ダミーセル(8)のアクセストランジスタA8とF8のゲートと、ダミーセル(9)のアクセストランジスタA9とF9のゲートをTEG接地線VSS1に接続する。
ダミーセル(2)では、ワード入力用に相当するアクセストランジスタF2のゲートとフリップフロップ回路のラッチノードLN22がTEG接地線VSS1に接続されている。そのため、電源共有インバータ回路のドライバトランジスタC2は、TEG接地線VSS1に接続されたラッチノードLN22にゲート端子が接続しているため、OFF状態となり、ロードトランジスタD5の電気特性を測定する際も、ドライバトランジスタE5の電気特性を測定する際も、電源共有インバータ回路のドライバトランジスタC2にリーク電流が流れず安定している。
タA8のゲートとフリップフロップ回路のラッチノードLN18がTEG接地線VSS1に接続されている。そのため、電源共有インバータ回路のドライバトランジスタE8は、TEG接地線VSS1に接続されたラッチノードLN18にゲート端子が接続しているため、OFF状態となり、ロードトランジスタD5の電気特性を測定する際も、ドライバトランジスタE5の電気特性を測定する際も、電源共有インバータ回路のドライバトランジスタE8にリーク電流が流れず安定している。
以下では、図9を参照して、第2の実施形態のSRAM用TEGの動作を説明する。図9では、図2のSRAM用TEGのうちの1つの評価セルC11を選択し、その評価セルC11の複合セルMC内の測定用メモリセル(5)のドライバトランジスタE5の電気特性を測定する方法を示す。図9には、測定用メモリセル(5)のドライバトランジスタE5の閾値電圧Vthを測定するための、配線へのバイアスの印加状態を示す。
る。
セストランジスタのゲート端子と共にTEG接地線VSS1に接続している。その結果、TEG接地線VSS1に接続されたそのラッチノードにゲート端子が接続した電源共有インバータ回路のドライバトランジスタにリーク電流が流れず安定する効果がある。
本実施形態で、ロードトランジスタB5あるいはD5の静電特性を測定する場合も、図8のように、ダミーセル(2)のラッチノードLN22とダミーセル(8)のラッチノードLN18をTEG接地線VSS1に接続しているため、ダミーセル(2)の電源共有インバータ回路のドライバトランジスタC2及びダミーセル(8)の電源共有インバータ回路のドライバトランジスタE8は常にOFFである。そのため、ロードトランジスタB5又はD5の電気特性を測定する場合も、ドライバトランジスタC5又はE5の電気特性を測定する場合と同様に、電源共有インバータ回路にリーク電流が流れず、ロードトランジスタB5あるいはD5の静特性を正確に測定することができる効果がある。
20・・・セルテスト回路
A1〜A9、F1〜F9・・・アクセストランジスタ
B1〜B9、D1〜D9・・・ロードトランジスタ
C1〜C9、E1〜E9・・・ドライバトランジスタ
AX0P〜AX8P・・・Xアドレス入力端子、
AY0P〜AY8P・・・Yアドレス入力端子
BT・・・第1ビットノード
BC・・・第2ビットノード
BLT・・・第1ビット線(第1ビット主電源線)、
BLT1,BLT2,BLTj,BLTn・・・第1ビット副電源線
BLTP・・・第1ビット主電源端子、
BLC・・・第2ビット線(第2ビット主電源線)、
BLC1,BLC2,BLCj,BLCn・・・第2ビット副電源線
BLCP・・・第2ビット主電源端子、
C11,C12,C21,Cn1,C1m,Cnm・・・評価セル、
CLK・・・クロック信号、
CLKP・・・クロック信号入力端子、
LN1・・・第1のラッチノード
LN2・・・第2のラッチノード
LN18・・・ダミーセル(8)の第1のラッチノード
LN22・・・ダミーセル(2)の第2のラッチノード
MC・・・複合セル
MDX・・・Xセレクト用デコーダ、
MDY・・・Yセレクト用デコーダ、
PSW1,PSW2,PSWi,PSWm・・・列電源線切替回路
SELCONT・・・セレクタ制御信号、
SELCONTP・・・セレクタ制御信号入力端子、
SSW1,SSW2,SSWj,SSWn・・・行電源線切替回路
TEST0P,TEST1P・・・テスト信号入力端子、
T1・・・第1のトランジスタ
T2・・・第2のトランジスタ
T3・・・第3のトランジスタ、
T4・・・第4のトランジスタ
T5・・・第5のトランジスタ
T6・・・第6のトランジスタ、
V0・・・第1の入出力線(第1の主入出力線)
V01,V02,V0i,V0m・・・第1の副入出力線
V0P・・・第1の主入出力端子、
V1・・・第2の入出力線(第2の主入出力線)、
V11,V12,V1i,V1m・・・第2の副入出力線
V1P・・・第2の主入出力端子、
VDD・・・電源線(主電源線)、
VDDN・・・電源線ノード
VDDP・・・主電源端子、
VDD1,VDD2,VDDi,VDDm・・・電源線(副電源線)、
VDDC・・・セル電源線、
VDDCP・・・セル電源端子、
VDDPERIP・・・周辺電源端子、
VSS1・・・TEG接地線、
VSSP・・・TEG接地端子、
VSSC・・・セル接地線、
VSSCN・・・セル接地ノード
VSSC・・・セル接地端子、
WL・・・ワード線(主ワード線)、
WL1,WL2,WLj,WLn・・・副ワード線
WLP・・・主ワード端子、
X1,X2,Xm・・・列選択線、
XS1〜XSm・・・Xセレクト信号
Y1,Y2,Yn・・・行選択線、
YS1〜YSn・・・Yセレクト信号
Claims (4)
- SRAMのメモリセルの特性を評価するための半導体装置であって、
マトリックス状に配列された複数の評価セルを有し、
前記評価セルを選択する選択信号を供給する行選択線と列選択線を有し、
前記評価セルが、測定用メモリセルと該測定用メモリセルの周囲に配列したダミーのメモリセルとから成る複合セルと、前記選択信号によって選択されて該評価セルを動作させる選択回路と、該選択回路の出力により電気特性測定用の外部接続端子に接続する配線を前記測定用メモリセルへ接続または非接続とするトランジスタを備えたことを特徴とする半導体装置。 - 請求項1記載の半導体装置であって、前記測定用メモリセルと前記ダミーのメモリセルとが、2つのインバータ回路の入力と出力をタスキ掛けに交差接続して構成したフリップフロップ回路と、該フリップフロップ回路の2つの入力に接続する2つのアクセストランジスタとから構成され、
前記外部接続端子に接続する配線として、電気特性測定用の入出力線と、電源線と、接地線と、ワード線と、ビット線とを有し、
前記測定用メモリセルの2つのアクセストランジスタのゲート端子が前記ワード線に接続されて前記フリップフロップ回路の2つの入力を前記ビット線に接続または非接続とし、前記測定用メモリセルの2つのインバータ回路の電源端子が前記電源線に接続され接地端子が前記接地線に接続され、
前記測定用メモリセルの行方向で隣接する第1のダミーのメモリセルが前記ワード線を共有し、
前記測定用メモリセルの列方向で隣接する第2のダミーのメモリセルの2つのアクセストランジスタのゲート端子が前記接地線に接続され、該第2のダミーのメモリセルの前記2つのインバータ回路のうちの1つである電源共有インバータ回路の電源端子が前記電源線に接続され接地端子が前記接地線に接続されていることを特徴とする半導体装置。 - 請求項2記載の半導体装置であって、前記第2のダミーのメモリセルにおいて前記電源共有インバータ回路の入力端子が前記接地線に接続されていることを特徴とする半導体装置。
- SRAMのメモリセルの特性を評価するための半導体装置の評価方法であって、
請求項1乃至3の何れか一項に記載の半導体装置を使用し、評価対象となる評価セルを選択するための前記選択信号を供給する第1の工程と、
前記選択信号によって選択された前記評価セルの前記測定用メモリセルへ前記外部接続端子に接続する配線を接続する第2の工程と、
前記外部接続端子に可変のゲート電圧を供給して前記測定用メモリセルの電気特性を測定する工程とを有することを特徴とする半導体装置の評価方法。
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