JP5651167B2 - イヤホンシステム - Google Patents

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Description

本願は、2009年4月30日に出願した米国仮出願第61/174,305号、名称「EAR INTERFACE」の利益を主張するものである。
携帯音楽プレーヤ及び携帯電話が一層普及してきている。上記及び類似の装置の所有者は、そうした装置を好んでヘッドホン又はイヤホン等のパーソナル音声送達装置と共に使用することが多い。こうしたパーソナル音声送達装置は、例えば、運転中(例えば電話ヘッドセット)、運動中、移動中、又は勉強中等に装着される。
音楽プレーヤ及び携帯電話はほぼ全て標準のイヤインターフェイスを含む標準のイヤホンを付属品として有し、こうした標準のイヤインターフェイスでは、ユーザの耳に留まらない、又は長時間にわたると不快になる、又は周囲音をうまく遮断することができないということがしばしば生じる。
イヤインターフェイスが適切にフィットすると、耳栓による遮音と同様の形で、周囲騒音を遮断する、又は抑制する利点が得られる。しかし、標準のイヤホンのイヤインターフェイスでは、上記利点が実現されるほどうまくフィットしない場合が多い。
上述の標準のイヤインターフェイスのフィット問題に対処する試みで、いくつかの企業が、様々なサイズのイヤホンアダプタキットを提供している。ユーザは、試行錯誤の末、自身の耳に最もフィットするイヤインターフェイスを備えたイヤホンアダプタを選択する。したがって、イヤインターフェイスが良好にフィットする可能性は増大するが、ヒトの耳の解剖学的構造には非常に大きなばらつきがあり、形状及びサイズの範囲が必然的に限定されるイヤインターフェイスのキットでは対応しきれないため、こうしたキットは尚も不十分である。更に、この手法では、ユーザが各イヤホンアダプタを試着し、時には数時間にわたって使用して、そのイヤインターフェイスが最もフィットするか決める必要がある。最後に、最適なイヤインターフェイスを備えたアダプタを選択すると、残りのアダプタは無用となり、これでは資材の無駄となる。
いくつかの企業が、単一の可撓性イヤインターフェイスを備えるイヤホンアダプタを提供しており、このアダプタは、ユーザがその形状及びサイズを調節することが可能であり、弾性材料(典型的にはある種の発泡体)を圧縮して、外耳道に挿入する。その後、この材料は膨張して、ユーザの外耳道の解剖学的構造の内面に順応する。こうした可撓性又は順応性によって、キットに伴う上述の問題が部分的に対処されるが、可撓性又は順応性の程度は、平均的な耳を中心とした解剖学的構造の狭い範囲で最適な結果が得られるように必然的に限定される。この製品を購入する際、ユーザは、典型的には、自身の耳がそのアダプタの対応範囲内に含まれるかどうか事前に知ることはない。ユーザの耳がその範囲外であった場合、結果として生じる圧力によって、耳の痛点として知られる位置に恐らく痛みが生じることになる。
上述の問題を解決するために、他の企業が、完全カスタムのイヤホン又はイヤホンアダプタを供給している。これらの企業は、まずユーザの耳に軟質材料を注入して、物理的印象又は型を形成する。この型によって耳の形状に関する情報が得られ、次いでこの情報を用いて、イヤホン又はイヤホンアダプタの、完全カスタムでフィットするイヤインターフェイス部分を製造する。この完全カスタム手法によって、上記で概説した問題が解決するように思われるが、以下のいくつかの欠点が残る。
・相当熟練した技能が求められ、生産費用が上昇する。
・完全カスタム手法では、必然的に量産が不可能となるので、生産費用が更に増大する。
・ユーザは、成型工程を受けなければならず、この工程は不快で、恐怖感を伴い、時間がかかることがある。
・また、ユーザは、完全カスタム品が作製され、出荷されるまで、少なくとも数営業日待たなければならない。
・型材料は、耳に注入された後、凝固する際に、耳の組織に僅かな圧力を加える。耳組織のいくつかは柔軟であり、この圧力によって変形する。したがって、出来上がったカスタムイヤアダプタは、耳に挿入すると、そうした耳組織を変形させることになり、不快になる可能性があり。アダプタがより長時間耳の中にある場合は特にそうである。
・型によって得られる情報に基づいてアダプタを製造する工程では、熟練した技術者は、型を読み取らなければならず、すなわち型の表面に泡が生じていた可能性、又は型が凝固する間、耳と接触していなかったことを示す、専門家の目に検出可能な視覚的証拠の可能性を読み取らなければならない。その後、熟練技術者は、それに応じてアダプタを修正しなければならない。
・イヤインターフェイス部分が完全にフィットしない場合、手作業による調節が必要となることがあり、その場合、熟練技術者が、典型的には、ドレメルツール(Dremel tool)等の回転研磨具を用いて、そのイヤインターフェイス部分の形状を研削して、耳内の耳輪脚、耳珠、対珠、及び対輪等の耳内の既知の痛点にかかる圧力を軽減する。
上記及びその他の理由で、本発明が求められている。
添付の図面は、本発明の更なる理解が得られるように含まれるものであり、本明細書に組み込まれ、その一部を成すものである。図面は、本発明の実施例を例示し、以下の説明と共に、本発明の原理を説明する働きをする。本発明の他の実施例、及び本発明が意図する数多くの利点は、以下の詳細な説明を参照することによってより良く理解されると容易に認識されよう。図面の諸要素は、必ずしも互いに原寸に比例しているわけではない。同じ参照符号は、対応する同じ部品を示す。
耳甲介(窪み)に入るように作成された標準のイヤインターフェイスをそれぞれが備える、一対の標準のイヤホンを示す図である。 外耳道に入るように作成された標準のイヤインターフェイスを備える、標準のイヤホンを示す図である。 耳甲介(窪み)に入るように作成され、ループが耳の上に出て、イヤホンが耳から抜け落ちるのを防止するように作成された標準のイヤインターフェイスを備える、一対の標準のイヤホンを示す図である。 調節可能な標準のイヤインターフェイスを備える、補修部品市場のイヤホンアダプタを示す図である。 調節可能な標準のイヤインターフェイスを備える、補修部品市場のイヤホンアダプタを示す図である。 完全カスタムイヤインターフェイスを備える、補修部品市場のイヤホンアダプタを示す図である。 完全カスタムイヤインターフェイスを備える、補修部品市場のイヤホンアダプタを示す図である。 完全カスタムイヤインターフェイスを備える、補修部品市場のインイヤモニタを示す図である。 完全カスタムイヤインターフェイスを備える、補修部品市場のインイヤモニタを示す図である。 既知の痛点を表示した外耳の解剖学的構造の図解である。 既知の痛点を表示した外耳の解剖学的構造の図解である。 潜在顧客界にわたる耳の解剖学的構造全体をターゲットサブセットに分類して示すベン図である。 耳珠との接触が最小限となるように成形され、且つ外耳道部分が、外耳道の内面に360°未満でフィットするように成形された、半カスタムイヤホンアダプタを示す図である。 耳甲介の後方領域に合わせた接触部、脚緩衝部、及びトラクションフィーチャを備える、耳甲介型イヤホン用の半カスタムイヤホンアダプタを示す図である。 耳甲介の後方領域に合わせた接触部、脚緩衝部、及びトラクションフィーチャを備える、耳甲介型イヤホン用の半カスタムイヤホンアダプタを示す図である。 耳甲介の後方領域に合わせた接触部、脚緩衝部、及びトラクションフィーチャを備える、耳甲介型用に設計された半カスタムイヤホンアダプタの斜視図である。 脚にかかる圧力を軽減する発泡体を備えた半カスタムイヤホンアダプタを示す図である。 音声トンネル区画を含む、耳甲介型イヤホン用に設計された半カスタムイヤホンアダプタを示す図である。 イヤホンがアダプタ内に取り付けられている、外耳道型イヤホン用に設計された半カスタムイヤホンアダプタを示す断面図である。 アダプタのコンプライアンスチャンバ内に材料が取り付けられている、外耳道型イヤホン用の半カスタムイヤホンアダプタの斜視図である。 アダプタのコンプライアンスチャンバ内に材料が取り付けられている、外耳道型イヤホン用の半カスタムイヤホンアダプタの斜視図である。 アダプタのコンプライアンスチャンバ内に材料が取り付けられていない、外耳道型イヤホン用の半カスタムイヤホンアダプタの断面図である。 イヤホンアダプタの耳甲介部分の直径が、耳甲介型イヤホンの直径よりも小さく、且つトラクションフィーチャによって、アダプタが耳内に留まる力が向上した、半カスタムイヤホンアダプタを示す図である。 イヤホン受けチャンバを示す、耳甲介型イヤホンアダプタの断面図である。
以下の詳細な説明では、本明細書の一部を成す添付の図面を参照するが、これらの図面は、本発明を実施することができる特定の実施例を例示するものである。尚、「上部(top)」、「底部(bottom)」、「前部(front)」、「後部(back)」、「前方(leading)」、「後方(trailing)」等の方向を示す用語は、説明している図の向きを参照しながら使用している。本発明の実施例の構成要素は、いくつかの異なる向きに配置することができるので、こうした方向を示す用語は、例示の目的で使用するものであり、いかなる形にも限定するものではない。本発明の範囲から逸脱することなく、他の実施例を使用することができ、また、構造的変更又は論理的変更を行うことができることを理解されたい。したがって、以下の詳細な説明は、限定的な意味で取るべきではなく、本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲によって規定される。
本発明の態様によれば、量産性の半カスタムイヤホンアダプタ又は量産性の半カスタムイヤホンモニタは、ヒトの耳にフィットし、更に、これらの装置の装着者がフィット感のパラメータを調節することが可能なイヤインターフェイスを備える。更なる態様では、これらの装置のイヤインターフェイス部分によって、ユーザが周囲音の伝達を調節することが可能となる。このイヤインターフェイス部分はまた、ユーザが装飾を変更することを許す。
本明細書に記載のイヤインターフェイスとは、パーソナル音声送達装置の一部分、又はそうした装置のアダプタの一部分を意味し、第1に、ヒトの耳と物理的に接触し、第2に、ヒトの耳との前記物理的な接触の特徴に影響を及ぼし、第3に、ヒトの耳に音声を伝達する部分である。
本明細書に記載のイヤホンとは、外耳に実質的にフィットし、音響エミッタを備える、パーソナル音声送達装置を意味する。今日、一般に使用されているイヤホンの大部分は、標準の万能サイズのイヤホンであり、したがって、ユーザの特定の耳の解剖学的構造に従って作製されたものではない標準のイヤインターフェイスを備える。
本明細書に記載のインイヤモニタとは、そのイヤインターフェイスが、ユーザの特定の耳の解剖学的構造に対応するように、カスタムで、又は半カスタムで作製されたイヤホンを意味する。
本明細書に記載のイヤホンアダプタとは、第1に、イヤホンに物理的、且つ音響的に連結し、第2に、ユーザの耳に物理的、且つ音響的に連結するイヤインターフェイスを備える、物理的アダプタを意味する。イヤホンアダプタは、音響エミッタを含まない。
本明細書に記載のイヤホンとは、イヤホン又はイヤホンアダプタのいずれも総称して指す。
図1aを参照すると、従来技術による一対のイヤホンは標準のイヤインターフェイスを有している。唯一の形状及びサイズしか利用可能でなく、したがって、様々な耳の解剖学的構造に対応する試みが為されていない。このイヤホンは、耳甲介にフィットするように作成されている。
他のイヤホンは、外耳道にフィットするように作成されている(図1b)。これらの外耳道型イヤホンの大部分は、ユーザが圧縮してから、イヤホンを外耳道に挿入する発泡体末端部を備えるイヤインターフェイスを有する。挿入後、この発泡体は、膨張するにつれて、外耳道の解剖学的構造に順応する。この発泡体によって、こうしたイヤインターフェイスは調節可能となり、また、製造される製品は顧客に応じて変わるものではない。
図1cは、耳甲介(窪み)に入るように作成され、ループ16が耳の上に出て、イヤホンが耳から抜け落ちるのを防止するように作成された標準のイヤインターフェイス18をそれぞれが備える、一対の標準イヤホン19を示す。この装置の重大な欠点は、イヤホン18が耳に対して動いた結果、この装置が外耳道領域から外れる点である(したがって、イヤホンから外耳道に入る意図された音が低減し、それと同時に周囲騒音の伝達が増大する)。この相対的な動きは、頭部を不意に動かすことによって頻繁に生じ、その理由は、この装置の質量がゼロではないため、したがって第1に、頭部の動きに起因する加速のため生じる装置の慣性によって、及び、第2に、ループに沿った係留点がイヤインターフェイス18と同じ位置に配置されていないため、前記相対的な動きが生じることになるからである。
図2は、Burton Technologies,LLC製の従来技術によるイヤホンアダプタ(製品名「Acoustibuds」)を示し、この製品もやはり調節可能なイヤインターフェイスを有する。このイヤホンアダプタは、外耳道内型装置であり、発泡体ではなくフィンを用いて、圧縮、挿入、及びその後の順応性膨張を可能としている。この装置の調節性によって、ユーザは、イヤホンインターフェイス部分とイヤインターフェイス部分との間で角度を変えることが更に可能となる。この型のイヤインターフェイスは調節可能ではあるが、製造される製品は顧客に応じて変わるものではない。
図3a及び3bは、Starkey Laboratories製の完全カスタムイヤホンアダプタを示し、図4a及び4bは、やはりStarkey Laboratories製の完全カスタムインイヤモニタを示す。図3及び図4の装置はどちらも、上記した成型工程を用いて作製され、オーダーメイドである。図3のアダプタには、音響ドライバが組み込まれていないが、図4のインイヤモニタには、音響ドライバが組み込まれている。これらの装置はいずれも量産することができず、またどちらも高価で、製造に時間がかかる。
図5a及び図5bは、ヒトの耳を示す図である。特に重要な特徴は、耳輪10、外耳道12、耳輪脚14(「脚」)、耳珠16、及び対輪18である。図5bに示すように、これらは典型的な痛点である。これらの解剖学的特徴に圧力を加える、耳内に、又は耳にかけて装着する装置では、痛みが生じることが知られており、特に長時間、例えば1時間以上装着すると、痛みが生じる。
次に、図5cを参照すると、これは潜在的な耳の解剖学的構造界をより細かいターゲットサブセットに分類して示したベン図である。標準のイヤインターフェイス(全ての耳の解剖学的構造の組50に対応しなければならない)を備えた装置とは異なり、本開示のイヤホンアダプタ又はインイヤモニタの各例は、潜在的な耳の解剖学的構造の、あるサブセット(51〜57のうちの1つ)にだけ対応すればよく、こうしたサブセットを本明細書ではターゲットサブセットと呼ぶ。イヤホンアダプタ又はインイヤモニタの多数の変形品を、各変形品のターゲットサブセットの市場サイズに見合った規模で量産する。例えば、ターゲットサブセット57は、ターゲットサブセット53よりも大きいので、ターゲットサブセット57に対応する(最適化させた)イヤホンアダプタ又はインイヤモニタを、ターゲットサブセット53に対応するものよりも大量に製造することは、経済的意味を成すことになる。様々なイヤインターフェイスのサイズ及び形状を取揃えることによって、実質的に全ての耳の解剖学的構造に対応することが可能となるが、この品揃えから外れる解剖学的構造58が生じることになる。
ユーザは、いくつかの利用可能なサイズ及び形状のうち自身に最適なものを選択する。この選択は、何らかの外因的補助を用いて(例えば、耳の物理的測定に基づいて予め絞っておくことによって)手作業で(例えば、全て試着することによって)、又は、例えば米国仮出願第61/154,502号(参照により本明細書に援用する)に記載のように自動的に行うことができる。
本開示のイヤホンアダプタ又はインイヤモニタの実施例は、解剖学的構造の全範囲ではなく、その対応するターゲットサブセットにだけ対応すればよいので、そのターゲットサブセットによりフィットすることができると同時に、より快適なものとなる。「フィットする」とは、本明細書では、(装着者が活発に運動している場合でも)耳に確実に留まり、抜け落ちる、又はぐらつくことがなく、音響を良好に封止する(それによって周囲音を有効に遮断する)ことを意味する。
上述のように、本開示のイヤホンアダプタ又はインイヤモニタの実施例は、典型的には量産されることになるが、独自の色、パターン、又は電子部品(インイヤモニタの場合)を備えた製品を所有したい顧客にも対応することが可能となる。これを(完全カスタム装置に比べて)経済的に行うために、所望の形状を量産するのに使用するのと同じ製造型が、これらのカスタム装置を必要数、おそらくはそれらのうち1つだけを作成する場合にも用いられる。したがって、新しい型を作成する費用、又は物品を手作業で成形する費用が回避され、一方で、ある程度のカスタム化の利点が実現される。
外耳道の内面は、圧力に敏感であることが知られ、耳の解剖学的構造のこの部分に装置を挿入すると、ユーザに不快感が生じる傾向がある。図6は、半カスタムイヤホンアダプタ60の側面図である。このイヤホンアダプタの外耳道に入る部分61は、その全周にわたって外耳道の内面と接触することがないほど小さい直径を有する。部分61は、容易に撓むことができるほど薄い壁を有する。したがって、部分61によって外耳道の内面に加わる圧力が最小限に抑えられ、したがってユーザの不快感が最小限に抑えられる。
耳珠もやはり、圧力に敏感であることが知られ、耳の解剖学的構造のこの部分に装置が接触すると、ユーザに不快感が生じる傾向がある。(イヤホンアダプタ又はインイヤモニタの特定の変形品のいずれかに対応するターゲットサブセットについても)耳珠との接触が最小限に抑えられるように、角度63、寸法64、及び表面部分の形状62が最適化され、それによってユーザの不快感が最小限に抑えられる。例示の実施例では、角度63は約100度であり、寸法64は約4.50mmである。
脚もやはり、圧力に敏感であることが知られ、耳の解剖学的構造のこの部分を装置が押圧すると、ユーザに不快感が生じる傾向がある。次に、図7a、図7b、及び図8を参照すると、これらは本開示のイヤホンアダプタ70の実施例の3つの図である。イヤホンアダプタ70は、トラクションフィーチャ71、及び脚緩衝部72を有する。脚緩衝部72は、脚に加わる圧力を防止又は低減させ、それによってユーザの不快感を最小限に抑える、本開示のイヤホン(イヤホンアダプタ及び/又はインイヤモニタ)のいくつかの実施例の主面にある凹状フィーチャである。この部分72は、容易に撓むことができるほど薄い壁を有する。したがって、部分72によって外耳道の脚に加わる圧力が最小限に抑えられ、したがってユーザの不快感が最小限に抑えられる。脚緩衝部72は、図7aに示す主面を下りて延在し、外耳道の脚を収容するように概ね成形されている。
トラクションフィーチャ71は、イヤホンアダプタ70の全周には配置されていない。イヤホンアダプタ70又はインイヤモニタ(図示せず)のトラクションフィーチャ71は、イヤホンを対輪後方にある耳甲介の後方領域にしっかりと取り付ける一助となり、この領域は、圧力にさほど敏感でないことが知られている解剖学的構造領域である。例示の実施例では、トラクションフィーチャ71は、イヤホン70の中央部分に形成された溝又はノッチの形であり、脚緩衝部72を画定する表面に略垂直に配置される。トラクションフィーチャ71は、脚緩衝部72の両側に位置する第1及び第2のグループを含む。トラクションフィーチャ71は、頭部が加速を受けた場合、例えば運動中でも、この装置が耳に留まる一助となるように設計されている。上述のイヤインターフェイスの外耳道内部分61の属性と、表面部分62及び脚緩衝部72の耳珠との接触を最小限に抑える属性との組合せによって、本開示の態様によるイヤホンアダプタ又はインイヤモニタは、解剖学的構造が変形品の対応するターゲットサブセットに当てはまるユーザでは、数時間にわたって快適に装着することが可能となる。イヤインターフェイストラクションフィーチャ71によって、ユーザが活動している場合、例えば走っている場合でも、イヤホンアダプタ70又はインイヤモニタ(図示せず)は、不快感を生じずにユーザの耳に確実に留まることになる。
次に、図9を参照すると、これは脚に過度の圧力が加わるのを回避するいくつかの実施例で使用される代替策及び/又は補完策を示す。イヤホンアダプタ70の脚緩衝部72に対応する領域が、この図では圧縮発泡材料90で被覆されている。したがって、図9のイヤホンアダプタ70、又は同様に構築されたインイヤモニタ(図示せず)は、最小圧力で脚領域から安定し、したがって不快感が生じることがない。
脚と接触する発泡体の使用は、必ずしも脚緩衝部の使用を排除するものではない。これら2つを別個に、又は組み合わせて使用することもできる。
本開示のイヤホンアダプタ又はインイヤモニタのイヤインターフェイス部分の、脚領域を越えて延在するより広い表面を、かかる圧縮発泡体で被覆することができることが想定される。接触領域をこのように広げることによって、安定性が増し、快適性を保持したまま、耳に留まる性能を向上させる。
次に、図10を参照すると、線A−A101に沿った断面図103は、イヤホンアダプタ70等のイヤホンの実施例の音声トンネル102を示す。イヤホンアダプタ70の第1の部分は、イヤホン(図示せず)をイヤホン受けチャンバ107内に受けるように構築されている。いくつかの実施例では、第1の部分は、脚緩衝部72を画定する主面(図7a参照)を有し、この脚緩衝部72は、耳輪脚を収容するように成形された、第1の表面の略凹状の陥凹部である。第2の部分は、第1の部分から延在し、端部に開口を有する音声トンネル102を画定している。
イヤホンの第1の部分(イヤホン受けチャンバ107)は、第1の中央軸又は横位置105を有する。イヤホンアダプタ70の、音声トンネル102を画定する第2の部分は、第2の中央軸又は横位置106を有する開口から外耳道に音を送達するように構築されている。第1及び第2の中央軸又は横位置105、106は、互いに位置がずれており、したがって音声トンネル102は、音声エネルギーを横方向に距離L104変位させる働きをし、したがってイヤホン(図示せず)は、イヤホンアダプタ70と嵌合させて耳に挿入すると、外耳道後方に配置されることになる。イヤホンを外耳道後方に配置することによって、イヤホンは耳珠から離れて動くことになる。
したがって、本開示のイヤホンアダプタ70は、敏感な耳の解剖学的構造との接触を最小限に抑えるように構築されているだけでなく、イヤホン(図示せず)及び/又はイヤホンにつながるワイヤを、不快感が回避されるように配置している。
図10には、ただ1つの直線変位104しか示されていないが、音声トンネル102及びイヤホンアダプタ70は、イヤホンが敏感な耳の解剖学的構造と接触するのを防止するために、イヤホンがいかなる位置又は角度にも位置するように構築することができ、かかる位置は、良好な音声忠実度、機械的安定性、ユーザの快適性、及び視覚的外観を求める要件によって限定される。
イヤホンアダプタ70の音声トンネル102は、イヤホンアダプタのイヤインターフェイス部分とは異なる材料で作製することができ、かかる材料は、ユーザの耳に送達される音の忠実度が向上するように選択される。同様に、音声トンネル102の形状も、好ましくは、高忠実度の音声が耳に送達されるように最適化される。
次に、図11を参照すると、線B−B111に沿った断面図113は、イヤホンアダプタ70のコンプライアンスチャンバ112を示す。イヤホン119が、イヤホンアダプタ70に取り付けられて示されている。
コンプライアンスチャンバ112は、イヤホンアダプタ70のいくつかの側面を調節する働きをする。第1に、イヤホンアダプタの(イヤホンから耳までの)音響伝達関数は、コンプライアンスチャンバ112のサイズ、形状、表面材料等の機械的パラメータ、及び任意の充填材料のパラメータの影響を受ける。したがって、コンプライアンスチャンバに様々な材料を充填することによって、この伝達関数は変わることになる。第2に、コンプライアンスチャンバ112を、耳と接触することになる表面から離隔する壁は薄く、ある程度可撓性であるので、より剛性の、又はより軟性の充填材料によって、その壁の変形性が変わることになる。この変形性を変えることによって、イヤインターフェイスが耳にフィットする具合も変わることになり、これは、快適性、及び周囲音の抑制量に影響を及ぼすことになる。
次に、図12a及び図12bを参照すると、コンプライアンスチャンバ112に、弾性材料121を充填した様子が示されている。ユーザは、コンプライアンスチャンバ112にフィットするように設計された各種材料から選択することができ、こうした各種材料によって、ユーザは、音響伝達関数、又はチャンバの順応性を互いに独立に調節することが可能となる。
したがって、ユーザは、快適性、及び装置を耳に装着した際に、一部のユーザが感じる(そして通常は嫌悪される)閉塞感を含めて、フィット感の主観的な質を調節することができる。
したがって、ユーザは更に、運動中の装置の安定性を含めて、装置が耳に留まる傾向に関与することができる。
したがって、ユーザは更に、周囲音の抑制量に関与することができる(この抑制量は、イヤホンアダプタの、耳の解剖学的構造に対する封止によって制御され、したがって、コンプライアンスチャンバの順応性の影響を受ける)。
周囲音が有効に抑制されると、外来雑音に対抗する必要が低減するので、ユーザは、自身のイヤホン又はインイヤモニタを好んでより低音量で操作することになる。こうした音量低減には、以下の2つの利点、すなわち、第1に、ユーザの耳が受ける音圧が低減し、したがって音声に起因する耳への傷害を低減させることができ、第2に、イヤホン又はインイヤモニタに信号を送達するために使用する電力が低減する。こうした電力低減によって、携帯音楽プレーヤ又は携帯電話のバッテリ寿命が延びるため、電力低減は有益である。
図12cを参照すると、コンプライアンスチャンバ内の材料を、イヤホンアダプタ70とイヤホン119との間の接合部にある間隙122、及びイヤホンアダプタ112の2つの面間の間隙123から、アセンブリ全体の外側まで延在させることができる。間隙122及び123は、図12cでは離散した点として示されているが、イヤホンアダプタは、必ずしもそうである必要はないが、好ましくは、間隙が、連続し、軸125の周りを360°一周して延在するように構築される。このフィーチャはまた、装置のぐらつきをなくす一助となり、こうしたぐらつきは、対珠及び耳珠に当たるように感じられ、そのように聞こえることがある。このフィーチャはまた、イヤホンが耳と接触しないように保持するのに役立ち、したがって前記接触に起因する雑音を回避することができる。
したがって、様々な色又は意匠をコンプライアンスチャンバ112から突出させて見せることができ、それによってユーザは、アセンブリの外観を調節することができる。かかる多様化には、企業ロゴ、又は学校マスコットの画像等を含めることができる。コンプライアンスチャンバ112から突出させる材料は、いかなる方向にも延在するように形成することができる。例えば、突出した材料を折り返して、イヤホンアダプタ70の一部分を被覆することができる。又は、その材料を実質的に外方に延在させて、イヤホン119を被覆する、又は耳全体、若しくは耳の一部を被覆することもできる。したがって、ユーザはアセンブリ全体の外観を個性化することができる。
図11及び図12では、イヤホンアダプタを例にとってコンプライアンスチャンバ112を示しているが、電子部品及び音響エミッタを組み込んだインイヤモニタについても、上述の機能全てを実現するように、同様のコンプライアンスチャンバを働かせることができることが想定される。かかる電子部品及びエミッタを格納したチャンバ(図示せず)は、好ましくはルサイト等の硬質材料から形成され、最高の音響性能が実現される。
次に、図13を参照すると、イヤホンアダプタ70は、イヤホン(図示せず)の直径が、ユーザの耳甲介の直径よりも大きいイヤホンをユーザが快適に装着することを可能にする働きをする。ユーザの耳甲介にフィットするイヤホンアダプタの直径を、例えばイヤホンの位置131から材料を除去することによって低減させるが、この目標は、多種多様な方策で実現することが可能である。
次に、図14を参照すると、イヤホン受けチャンバ107がより良く見える断面図でイヤホンアダプタ70が示されており、このチャンバ107は、Apple iPod式イヤホン(図示せず)、又はMotorola Cell Phoneヘッドセットのいずれも、追加の構成要素又は調節なく受けるように設計されている。
本開示のイヤホンアダプタは、ヒトの発汗が、特にその音響部品及び電子部品を含めてイヤホンに達するのを防止することによって、イヤホンの損傷を防止する働きをする。
挿入に両手が必要となる、外耳道に挿入するように作成された完全カスタムイヤアダプタ、又は順応部分をベースとしたアダプタとは異なり、本開示のイヤホンアダプタ及びインイヤモニタは、ユーザが片手だけで耳に挿入することが可能である。
特定の実施例について本明細書で例示し説明してきたが、本発明の範囲から逸脱することなく、図示し、説明した特定の実施例を、多種多様な代替及び/又は均等の実装例で置き換えることができることが当業者には理解されよう。本願は、本明細書で論じた特定の実施例のいかなる適用例又は変形例をも網羅するものである。したがって、本発明は、特許請求の範囲、及びその均等物によってのみ限定されるものである。

Claims (22)

  1. ユーザの耳甲介の表面上に覆いかぶさるように、滑らかで略平坦な楕円型の接触面を有する第1の部分であって、前記接触面は前記ユーザの耳輪脚を収容するための前記接触面を横切って延在する細長い脚緩衝溝を有し、前記脚緩衝溝は前記接触面の一方から他方に向けて幅が狭くなる、前記第1の部分と、
    前記第1の部分から延在し、前記第1の部分とは反対側の端部に開口を有する音声トンネルを形成する第2の部分と
    を備える、イヤホンシステム。
  2. 前記接触面に略垂直に向いた複数の溝を含むトラクションフィーチャを更に備える、請求項1に記載のイヤホンシステム。
  3. 前記トラクションフィーチャが、前記脚緩衝の第1及び第2の側面にそれぞれ位置する、第1及び第2のグループの溝を含む、請求項2に記載のイヤホンシステム。
  4. 前記第1の部分がイヤホンを受けるイヤホン受けチャンバを含む、請求項1に記載のイヤホンシステム。
  5. 前記第1の部分が第1の中央軸を画定し、前記第2の部分の前記開口が前記第1の中央軸に略平行に向いた第2の中央軸を画定し、前記第1の中央軸が前記第2の中央軸に対して位置がずれている、請求項1に記載のイヤホンシステム。
  6. 前記脚緩衝に取り付けられる発泡体を更に備える、請求項1に記載のイヤホンシステム。
  7. 前記トラクションフィーチャが前記イヤホンシステムの装着者の耳の対輪後方にある耳甲介の後方領域と相互作用するように配置される、請求項2に記載のイヤホンシステム。
  8. ユーザの耳甲介の表面上に覆いかぶさるように、滑らかで略平坦な楕円型の接触面を有する第1の部分であって、前記接触面は前記ユーザの耳輪脚を収容するための前記接触面を横切って延在する細長い脚緩衝溝を有し、前記脚緩衝溝は前記接触面の一方から他方に向けて幅が狭くなる、前記第1の部分と、
    前記接触面に略垂直に向いた複数の溝を含むトラクションフィーチャと、
    前記第1の部分から延在し、前記第1の部分とは反対側の端部に開口を有する音声トンネルを形成する第2の部分と
    を備える、イヤホンシステム。
  9. 前記第1の部分がイヤホンを受けるイヤホン受けチャンバを含む、請求項8に記載のイヤホンシステム。
  10. ユーザの耳に物理的に係合し、且つ音響的に連結するイヤホン用のイヤインターフェイスであって、該イヤインターフェイスが、
    前記ユーザの耳甲介にフィットするようにされた中空の可撓性本体であって、前記耳甲介の外周に概ね対応する略楕円形の外周を有し、前記ユーザの前記耳甲介の表面上に重なるようにされた、滑らかで、略平坦な楕円形接触面を更に有し、前記接触面が、前記ユーザの耳輪脚を収容するための前記接触面を横切って延在する細長い脚緩衝溝を有し、前記脚緩衝溝は前記接触面の一方から他方に向けて幅が狭くなる、前記本体と、
    前記本体が前記耳甲介に係合すると、耳珠の下にフィットするようにされた、前記本体の前記外周の第1の部分、及び対珠の下にフィットするようにされた、前記本体の前記外周の隣接する第2の部分と、
    一端部が隣接して、前記略平坦な楕円形接触面から突出し、前記ユーザの外耳道内に延在するようにされたチューブであって、前記外耳道の周囲よりも短い周囲を有し、したがって前記チューブが、その全周周りで前記外耳道の表面と接触しない、チューブとを備える、イヤインターフェイス。
  11. 前記外周の前記第2の部分に、前記ユーザの前記耳甲介の壁に前記対珠の下で係合する、複数の隆起したトランクションフィーチャを画定する複数の凹部を更に備える、請求項10に記載のイヤインターフェイス。
  12. 前記本体の前記外周の、前記チューブとは概ね反対側に、前記耳甲介の前記壁に係合する、複数の隆起したトランクションフィーチャを画定する複数の凹部を更に備える、請求項10に記載のイヤインターフェイス。
  13. 前記チューブが前記接触面から約100°の角度で突出する、請求項10に記載のイヤインターフェイス。
  14. 前記脚緩衝溝が前記接触面の残りの部分よりも薄い壁厚を有している、請求項10に記載のイヤインターフェイス。
  15. 音源に接続し、スピーカと、ユーザの耳に物理的に係合し且つ音響的に連結するイヤインターフェイスとを備えるイヤホンであって、該イヤホンが、
    前記イヤインターフェイスが前記ユーザの耳甲介にフィットするようにされた中空の可撓性本体であって、前記耳甲介の外周に概ね対応する、略楕円形の外周を有し、前記ユーザの前記耳甲介の表面上に重なるようにされた、滑らかで、略平坦な楕円形接触面を更に有し、前記接触面が、前記ユーザの耳輪脚を収容するための、前記接触面を横切って延在する細長い脚緩衝溝を有し、前記脚緩衝溝は前記接触面の一方から他方に向けて幅が狭くなる、前記本体と、
    前記本体が前記耳甲介に係合すると、耳珠の下にフィットするようにされた、前記本体の前記外周の第1の部分、及び対珠の下にフィットするようにされた、前記本体の前記外周の隣接する第2の部分と、
    一端部が隣接して、前記略平坦な楕円形接触面から突出し、前記ユーザの外耳道内に延在するようにされたチューブであって、前記外耳道の周囲よりも短い周囲を有し、したがって前記チューブが、その全周周りで前記外耳道の表面と接触しない、チューブとを備える、イヤホン。
  16. 前記イヤインターフェイスが、前記外周の前記第2の部分に、前記ユーザの前記耳甲介の壁に前記対珠の下で係合する、複数の隆起したトランクションフィーチャを画定する複数の凹部を更に備える、請求項15に記載のイヤホン。
  17. 前記イヤインターフェイスが、前記本体の前記外周の、前記チューブとは概ね反対側に、前記耳甲介の前記壁に係合する、複数の隆起したトランクションフィーチャを画定する複数の凹部を更に備える、請求項15に記載のイヤホン。
  18. 前記イヤインターフェイスの前記チューブが前記接触面から約100°の角度で突出している、請求項15に記載のイヤホン。
  19. 各インターフェイスの前記脚緩衝溝が前記接触面の残りの部分よりも薄い壁厚を有している、請求項15に記載のイヤホン。
  20. ユーザの耳に物理的に係合し、且つ音響的に連結するイヤホン用のイヤインターフェイスであって、該イヤインターフェイスが、
    前記ユーザの耳甲介にフィットするようにされた中空の可撓性本体であって、前記耳甲介の外周に概ね対応する略楕円形の外周を有し、前記ユーザの前記耳甲介の表面上に重なるようにされた、滑らかで、略平坦な楕円形接触面を更に有し、前記接触面が、前記ユーザの耳輪脚を収容するための、前記接触面を横切って延在した細長い脚緩衝溝を有し、前記脚緩衝溝が、前記接触面の片面から他方の面へと幅が狭くなる本体と、
    前記本体が前記耳甲介に係合すると、耳珠の下にフィットするようにされた、前記本体の前記外周の第1の部分、及び前記本体が前記耳甲介に係合すると、対珠の下にフィットするようにされた、前記本体の前記外周の隣接する第2の部分と、
    前記外周の前記第2の部分に、前記ユーザの前記耳甲介の壁に前記対珠の下で係合する、複数の隆起したトランクションフィーチャを画定する複数の凹部と、
    一端部が隣接して、前記略平坦な楕円形接触面から約100°の角度で突出したチューブであって、前記ユーザの外耳道内に延在するようにされ、前記外耳道の周囲よりも短い周囲を有し、したがって前記チューブが、その全周周りで前記外耳道の表面と接触しない、チューブとを備える、イヤインターフェイス。
  21. 前記本体の前記外周の、前記チューブとは概ね反対側に、前記耳甲介の前記壁に係合する、複数の隆起したトランクションフィーチャを画定する複数の凹部を更に備える、請求項20に記載のイヤインターフェイス。
  22. 前記脚緩衝溝が前記接触面の残りの部分よりも薄い壁厚を有している、請求項20に記載のイヤインターフェイス。
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