JP5650682B2 - 判定システム、符号化装置、復号化装置、判定方法及びコンピュータプログラム - Google Patents

判定システム、符号化装置、復号化装置、判定方法及びコンピュータプログラム Download PDF

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本発明は、情報や物体の欠落又は混入を検出する技術に関する。
近年、リーダ/ライタと電子タグとから構成されるRFIDシステム(RFID:Radio Frequency IDentification)や、バーコードに代表される自動認識装置は、交通システムや物品管理など、様々な分野で利用されている。RFIDシステムでは、複数の電子タグに記憶されている識別子を実質的に同時に読み取ることや、電子タグに新たな情報(追加情報)を書き込むことが可能である。また、最近では、バーコードにも、商品番号に加えて他の情報(追加情報)も書き加えることが可能である。このような電子タグやバーコードなどの識別媒体を管理対象となる物品等に貼付することによって、管理対象を管理することが可能である。
電子タグの読み取り技術の向上に応じて、様々な応用技術が提案されている。例えば、特許文献1には、電子タグに短距離トランシーバ機能と長距離トランシーバ機能とを配備し、電子タグ同士が相互に通信することで一群のコンテナから所定のコンテナを探す技術が開示されている。
また、電子タグの情報セキュリティの観点から、識別子の組み合わせの適正性を確認する技術が提案されている。非特許文献1には、読み取り装置を介して、複数の電子タグが情報を伝達することで最終的にグループを1つの値で表し、その適正性を別途設置した認証機能によって確認することが提案されている。非特許文献2には、グループを形成する物品等の総重量を確認することによって、グループの完全性を確認する技術が提案されている。
また、非特許文献3には以下のような技術が開示されている。電子タグ等の書き込み可能な識別子を用いることによって、グループを論理的な部分グループに分割する。そして、符号化装置は、部分グループに属する物品の識別子を組み合わせて作成した部分グループ識別子を電子タグ等に書き込む。その後、時間的・距離的に離れた場所で、復号化装置が物品の識別子及び部分グループ識別子を読み出す。そして、復号化装置が集めた情報から部分グループの成立性を確認し、その結果から欠落した物品数を確率的に求める。
特開平10−506357号公報
S. Inoue, D. Hagiwara, and H. Yasuura, "Systematic error detection for RFID reliability," in The First International Conference on Availability, Reliability and Security (ARES). IEEE, 2006, p. 7. V. Potdar, P. Hayati, and E. Chang, "Improving RFID read rate reliability by a systematic error detection approach," in 1st Annual RFID Eurasia.IEEE, 2007, pp. 1-5. Y.Sato、他3名,"Group coding of RF tags to verify the integrity of group of objects". IEEE International conference on RFID 2011, pp.200-206.
上述したように、自動認識技術によって、電子タグ等の個々の識別媒体から識別子を迅速に読み取ることができるようになった。しかし、識別媒体の集合に対して欠落や混入が生じた場合に、識別媒体に記録された情報のみに基づいて欠落や混入を検出することが困難であった。さらに、どの物品が欠落したのかを確認するためには、別途確認する必要があった。混入した物品がある場合も同様であった。
非特許文献1の技術では認証機能が必要である。そのため、情報システムとの接続性を確保する必要がある。非特許文献2の方法では物品の重量に依存しているため、工業製品で同種のモノで仕向け先が異なるグループなどには適用できない。非特許文献3に開示された技術は、欠落数の特定を行う技術であり、欠落物品の識別子を特定することはできない。
上記事実に鑑み、本発明は、識別子が記録された媒体から読み出した情報に基づいて、欠落や混入が生じているか否か判定する技術の提供を目的としている。
本発明の一態様は、符号化装置及び復号化装置を備えた判定システムであって、前記符号化装置は、複数の識別媒体を分けた複数のグループ毎に、前記識別媒体から読み出された識別子を用いた可換演算によって付加符号を算出する付加符号生成部と、前記識別子に基づいて識別符号を生成する識別符号生成部と、前記識別媒体毎に、属するグループの前記付加符号と当該グループに属する他の識別媒体の識別符号とを含む、前記識別媒体に書き込むべき追加情報を生成する追加情報生成部と、を備え、前記復号化装置は、前記追加情報を記憶している前記識別媒体から読み出された前記識別子と前記追加情報に基づいて、前記識別子と前記追加情報とを対応付けた読出テーブルを生成する読出テーブル生成部と、前記読出テーブルに基づいて、前記識別子を対応する前記追加情報に含まれる前記付加符号によって各前記グループに振り分け、各前記グループに属する前記識別媒体を分類したグループテーブルを生成するグループテーブル生成部と、前記読出テーブルと前記グループテーブルとに基づいて、前記グループ毎に、属する識別媒体から読み出された前記識別子に対して前記可換演算を行った結果と前記識別媒体から読み出された前記付加符号とが一致した場合には当該グループにおいて前記識別媒体の欠落又は混入が生じていないと判定する判定部と、を備える判定システムである。
本発明の一態様は、属するグループに対応する付加符号と当該グループに属する他の識別媒体の識別符号とを含む追加情報と識別子とを記憶している識別媒体から読み出された前記識別子と前記追加情報に基づいて、前記識別子と前記追加情報とを対応付けた読出テーブルを生成する読出テーブル生成部と、前記読出テーブルに基づいて、前記識別子を対応する前記追加情報に含まれる前記付加符号によって各前記グループに振り分け、各前記グループに属する前記識別媒体を分類したグループテーブルを生成するグループテーブル生成部と、前記読出テーブルと前記グループテーブルとに基づいて、前記グループ毎に、属する識別媒体から読み出された識別子に対して可換演算を行った結果と前記識別媒体から読み出された前記付加符号とが一致した場合には当該グループにおいて前記識別媒体の欠落又は混入が生じていないと判定する判定部と、を備えた復号化装置を備える判定システムの符号化装置であって、複数の前記識別媒体を分けた複数の前記グループ毎に、前記識別媒体から読み出された前記識別子を用いた前記可換演算によって前記付加符号を算出する付加符号生成部と、前記識別子に基づいて前記識別符号を生成する識別符号生成部と、前記識別媒体毎に、前記識別媒体に書き込むべき前記追加情報を生成する追加情報生成部と、を備える符号化装置である。
本発明の一態様は、複数の識別媒体を分けた複数のグループ毎に、前記識別媒体から読み出された識別子を用いた可換演算によって付加符号を算出する付加符号生成部と、前記識別子に基づいて識別符号を生成する識別符号生成部と、前記識別媒体毎に、属するグループの前記付加符号と当該グループに属する他の識別媒体の識別符号とを含む、前記識別媒体に書き込むべき追加情報を生成する追加情報生成部とを備える符号化装置を備えた判定システムの復号化装置であって、前記追加情報を記憶している前記識別媒体から読み出された前記識別子と前記追加情報に基づいて、前記識別子と前記追加情報とを対応付けた読出テーブルを生成する読出テーブル生成部と、前記読出テーブルに基づいて、前記識別子を対応する前記追加情報に含まれる前記付加符号によって各前記グループに振り分け、各前記グループに属する前記識別媒体を分類したグループテーブルを生成するグループテーブル生成部と、前記読出テーブルと前記グループテーブルとに基づいて、前記グループ毎に、属する識別媒体から読み出された前記識別子に対して前記可換演算を行った結果と前記識別媒体から読み出された前記付加符号とが一致した場合には当該グループにおいて前記識別媒体の欠落又は混入が生じていないと判定する判定部と、を備える復号化装置である。
本発明の一態様は、複数の識別媒体を分けた複数のグループ毎に、前記識別媒体から読み出された識別子を用いた可換演算によって付加符号を算出する付加符号ステップと、前記識別子に基づいて識別符号を生成する識別符号生成ステップと、前記識別媒体毎に、属するグループの前記付加符号と当該グループに属する他の識別媒体の識別符号とを含む、前記識別媒体に書き込むべき追加情報を生成する追加情報生成ステップと、前記追加情報を記憶している前記識別媒体から読み出された前記識別子と前記追加情報に基づいて、前記識別子と前記追加情報とを対応付けた読出テーブルを生成する読出テーブル生成ステップと、前記読出テーブルに基づいて、前記識別子を対応する前記追加情報に含まれる前記付加符号によって各前記グループに振り分け、各前記グループに属する前記識別媒体を分類したグループテーブルを生成するグループテーブル生成ステップと、前記読出テーブルと前記グループテーブルとに基づいて、前記グループ毎に、属する識別媒体から読み出された前記識別子に対して前記可換演算を行った結果と前記識別媒体から読み出された前記付加符号とが一致した場合には当該グループにおいて前記識別媒体の欠落又は混入が生じていないと判定する判定ステップと、を有する判定方法である。
本発明の一態様は、属するグループに対応する付加符号と当該グループに属する他の識別媒体の識別符号とを含む追加情報と識別子とを記憶している識別媒体から読み出された前記識別子と前記追加情報に基づいて、前記識別子と前記追加情報とを対応付けた読出テーブルを生成する読出テーブル生成部と、前記読出テーブルに基づいて、前記識別子を対応する前記追加情報に含まれる前記付加符号によって各前記グループに振り分け、各前記グループに属する前記識別媒体を分類したグループテーブルを生成するグループテーブル生成部と、前記読出テーブルと前記グループテーブルとに基づいて、前記グループ毎に、属する識別媒体から読み出された識別子に対して可換演算を行った結果と前記識別媒体から読み出された前記付加符号とが一致した場合には当該グループにおいて前記識別媒体の欠落又は混入が生じていないと判定する判定部と、を備えた復号化装置を備える判定システムのコンピュータに対し、複数の前記識別媒体を分けた複数の前記グループ毎に、前記識別媒体から読み出された前記識別子を用いた前記可換演算によって前記付加符号を算出するステップと、前記識別子に基づいて前記識別符号を生成する識別符号生成ステップと、前記識別媒体毎に、前記識別媒体に書き込むべき前記追加情報を生成する追加情報生成ステップと、を実行させるためのコンピュータプログラムである。
本発明の一態様は、複数の識別媒体を分けた複数のグループ毎に、前記識別媒体から読み出された識別子を用いた可換演算によって付加符号を算出する付加符号生成部と、前記識別子に基づいて識別符号を生成する識別符号生成部と、前記識別媒体毎に、属するグループの前記付加符号と当該グループに属する他の識別媒体の識別符号とを含む、前記識別媒体に書き込むべき追加情報を生成する追加情報生成部とを備える符号化装置を備えた判定システムのコンピュータに対し、前記追加情報を記憶している前記識別媒体から読み出された前記識別子と前記追加情報に基づいて、前記識別子と前記追加情報とを対応付けた読出テーブルを生成する読出テーブル生成ステップと、前記読出テーブルに基づいて、前記識別子を対応する前記追加情報に含まれる前記付加符号によって各前記グループに振り分け、各前記グループに属する前記識別媒体を分類したグループテーブルを生成するグループテーブル生成ステップと、前記読出テーブルと前記グループテーブルとに基づいて、前記グループ毎に、属する識別媒体から読み出された前記識別子に対して前記可換演算を行った結果と前記識別媒体から読み出された前記付加符号とが一致した場合には当該グループにおいて前記識別媒体の欠落又は混入が生じていないと判定する判定ステップと、を実行させるためのコンピュータプログラムである。
本発明により、識別子が記録された媒体から読み出した情報に基づいて、欠落や混入が生じているか否か判定するが可能となる。
本発明の一実施形態である判定システムの機能構成を表す概略ブロック図である。 符号化装置の機能構成を表す概略ブロック図である。 復号化装置の機能構成を表す概略ブロック図である。 グループ情報の具体例を示す図である。 追加情報の具体例を示す図である。 復号化装置の読出部によって読み出された追加情報の具体例を示す図である。 復号化装置のグループテーブルの具体例を示す図である。 判定部によって更新された復号化装置のグループテーブルの具体例を示す図である。 判定部によって更新された復号化装置のグループテーブルの具体例を示す図である。 符号化装置の処理の流れを示すフローチャートである。 復号化装置の処理の流れを示すフローチャートである。 識別媒体に書き込まれる追加情報の変形例である。
[概略]
図1は、本発明の一実施形態である判定システムの機能構成を表す概略ブロック図である。判定システムは、符号化装置10、復号化装置20、複数の識別媒体30を備える。識別媒体30は、固有の識別子を予め記録している。また、識別媒体30は、符号化装置10によって生成された追加情報をさらに記録する。識別媒体30に記録される追加情報には、識別媒体30が属するグループに応じた付加符号が含まれる。識別媒体30は、識別子及び追加情報を記録可能であればどのような媒体であっても良い。識別媒体30は、例えばRFIDタグ等の電子タグであっても良いし、バーコードが付された媒体であっても良い。
符号化装置10は、識別媒体30から識別子を読み出し、付加符号を含む追加情報を識別媒体30に書き込む。付加符号は、複数の識別媒体を分けた複数のグループ毎に、識別媒体から読み出された識別子を用いた可換演算によって算出される。
復号化装置20は、識別媒体30から追加情報と識別子とを読み出し、追加情報に含まれる付加符号に基づいてグループ毎に識別媒体を分類する。復号化装置20は、グループ毎に、そのグループに属する識別媒体の識別子に対して符号化装置10と同じ可換演算を行い、演算結果と付加符号とに基づいて判定を行う。復号化装置20は、演算結果と付加符号とが一致した場合には、そのグループにおいて識別媒体の欠落や混入が生じていないと判定する。一方、復号化装置20は、演算結果と付加符号とが一致しない場合には、そのグループにおいて識別媒体の欠落や混入が生じていると判定する。そして、復号化装置20は、識別媒体に記録されている識別子及び追加情報に基づいて、欠落している識別媒体30の識別子、混入している識別媒体30の識別子を判定する。
[詳細]
以下、判定システムの詳細について説明する。
図2は、符号化装置10の機能構成を表す概略ブロック図である。符号化装置10は、バスで接続されたCPU(Central Processing Unit)やメモリや補助記憶装置などを備え、符号化プログラムを実行する。符号化プログラムの実行によって、符号化装置10は、読出部101、識別符号生成部102、グループ記憶部103、付加符号生成部104、追加情報生成部105、書込部106を備える装置として機能する。なお、符号化装置10の各機能の全て又は一部は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やPLD(Programmable Logic Device)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアを用いて実現されても良い。符号化プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されても良い。コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置である。符号化プログラムは、電気通信回線を介して送受信されても良い。
読出部101は、識別媒体30から識別子を読み出す。例えば識別媒体30がRFIDタグである場合には、読出部101はRFIDリーダを用いて構成される。例えば識別媒体30がバーコードである場合には、読出部101はバーコードリーダを用いて構成される。
識別符号生成部102は、読出部101によって読み出された識別子に基づいて識別符号を生成する。識別符号の生成には、1つの識別子から常に同一の識別符号が得られる処理であり、且つ、識別子よりも少ないデータ量の識別符号が得られる処理であれば、どのような処理によって識別符号が生成されても良い。例えば、識別符号は、識別子に対して所定のハッシュ演算を行うことによって得られたハッシュ値であっても良い。
グループ記憶部103は、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置などの記憶装置を用いて構成される。グループ記憶部103は、識別媒体30のグループ情報を記憶する。グループ情報は、各識別媒体30がどのグループに属しているかを表す情報である。複数の識別媒体30の中には、複数のグループに属しているものが存在する。全ての識別媒体30が2つ以上のグループに属するようにグループ情報が生成されても良い。
付加符号生成部104は、グループ毎に、そのグループに属する識別媒体30の識別子を用いた可換演算を行うことによって付加符号を生成する。可換演算とは、演算に用いる値の順番を変えても結果が変わらない演算である。例えば、付加符号生成部104は、可変演算として排他的論理和演算を用いることによって付加符号を生成しても良い。
追加情報生成部105は、識別媒体30毎に、識別媒体30に書き込まれる追加情報を生成する。追加情報は、その識別媒体30が属するグループ毎に、グループの付加符号と、グループに属する他の識別媒体30の識別符号と、を含む。
書込部106は、識別媒体30に対し追加情報を書き込む。例えば識別媒体30がRFIDタグである場合には、書込部106はRFIDライタを用いて構成される。例えば識別媒体30がバーコードである場合には、書込部106はバーコードライタを用いて構成される。
図3は、復号化装置20の機能構成を表す概略ブロック図である。復号化装置20は、バスで接続されたCPUやメモリや補助記憶装置などを備え、復号化プログラムを実行する。復号化プログラムの実行によって、復号化装置20は、読出部201、読出テーブル生成部202、読出情報記憶部203、グループ情報記憶部204、グループテーブル生成部205、判定部206を備える装置として機能する。なお、復号化装置20の各機能の全て又は一部は、ASICやPLDやFPGA等のハードウェアを用いて実現されても良い。復号化プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されても良い。コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置である。復号化プログラムは、電気通信回線を介して送受信されても良い。
読出部201は、識別媒体30から識別子及び追加情報を読み出す。例えば識別媒体30がRFIDタグである場合には、読出部201はRFIDリーダを用いて構成される。例えば識別媒体30がバーコードである場合には、読出部201はバーコードリーダを用いて構成される。
読出テーブル生成部202は、読出部201によって読み出された追加情報に基づいて読出テーブルを生成する。読出テーブルは、識別媒体30毎に、識別子と追加情報とを対応付けたテーブルである。
読出情報記憶部203は、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置などの記憶装置を用いて構成される。読出情報記憶部203は、読出テーブル生成部202によって生成された読出テーブルを記憶する。
グループ情報記憶部204は、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置などの記憶装置を用いて構成される。グループ情報記憶部204は、グループテーブル生成部205によって生成されるグループテーブルを記憶する。グループテーブルは、グループ毎に、そのグループの付加符号が読み出された識別媒体30の識別子と、そのグループについて生成された評価符号と、そのグループに属すると推定される識別子の数と、そのグループの付加符号が読み出された識別媒体30の識別子の数と、を対応付けたテーブルである。
グループテーブル生成部205は、読出情報記憶部203に記憶される読出テーブルに基づいて、グループテーブルを生成する。グループテーブル生成部205は、生成したグループテーブルをグループ情報記憶部204に記録する。
判定部206は、グループ毎に、グループから欠落した識別媒体30又はグループに混入した識別媒体30が存在するか否か判定する。判定部206は、グループから欠落した識別媒体30又はグループに混入した識別媒体30が存在する場合には、欠落した識別媒体30の識別子及び混入した識別媒体30の識別子を判定する。判定部206は、読出情報記憶部203に記憶されている読出テーブルと、グループ情報記憶部204に記憶されているグループテーブルと、に基づいて上記の判定を行う。そして、判定部206は、判定結果を出力する。
図4は、グループ情報の具体例を示す図である。図4の例では、5つの識別媒体30(30−1〜30−5)が3つのグループに割り当てられている。グループ1には、識別媒体30−1、30−2、30−3、30−4が割り当てられている。グループ2には、識別媒体30−3、30−4、30−5が割り当てられている。グループ3には、識別媒体30−1、30−2、30−5が割り当てられている。各グループにどの識別媒体30が割り当てられているかを示す情報は、グループ情報としてグループ記憶部103に記憶されている。
図4において、m1、m2、m3、m4、m5は各識別媒体30−1〜30−5の識別子を表す。g1、g2、g3は、各グループの付加符号を表す。演算子“+”は、排他的論理和演算を表す。グループ1の付加符号g1は、グループ1に属する各識別媒体30の識別子の排他的論理和(m1+m2+m3+m4)である。グループ2の付加符号g2は、グループ2に属する各識別媒体30の識別子の排他的論理和(m3+m4+m5)である。グループ3の付加符号g3は、グループ3に属する各識別媒体30の識別子の排他的論理和(m1+m2+m5)である。
図5は、追加情報の具体例を示す図である。図5において、s1、s2、s3、s4、s5は、m1、m2、m3、m4、m5から生成された識別符号である。
追加情報301−1は、識別媒体30−1に対して生成された追加情報である。追加情報301−1は、識別媒体30−1が属する各グループ(グループ1及びグループ3)の付加符号(g1及びg3)と、識別媒体30−1が属する各グループに属する他の識別媒体30の識別符号とを含む。追加情報301−1は、書込部106によって識別媒体30−1に書き込まれる。
追加情報301−2は、識別媒体30−2に対して生成された追加情報である。追加情報301−2は、識別媒体30−2が属する各グループ(グループ1及びグループ3)の付加符号(g1及びg3)と、識別媒体30−2が属する各グループに属する他の識別媒体30の識別符号とを含む。追加情報301−2は、書込部106によって識別媒体30−2に書き込まれる。
追加情報301−3は、識別媒体30−3に対して生成された追加情報である。追加情報301−3は、識別媒体30−3が属する各グループ(グループ1及びグループ2)の付加符号(g1及びg2)と、識別媒体30−3が属する各グループに属する他の識別媒体30の識別符号とを含む。追加情報301−3は、書込部106によって識別媒体30−3に書き込まれる。
追加情報301−4は、識別媒体30−4に対して生成された追加情報である。追加情報301−4は、識別媒体30−4が属する各グループ(グループ1及びグループ2)の付加符号(g1及びg2)と、識別媒体30−4が属する各グループに属する他の識別媒体30の識別符号とを含む。追加情報301−4は、書込部106によって識別媒体30−4に書き込まれる。
追加情報301−5は、識別媒体30−5に対して生成された追加情報である。追加情報301−5は、識別媒体30−5が属する各グループ(グループ2及びグループ3)の付加符号(g2及びg3)と、識別媒体30−5が属する各グループに属する他の識別媒体30の識別符号とを含む。追加情報301−5は、書込部106によって識別媒体30−5に書き込まれる。
図6は、復号化装置20の読出部201によって読み出された追加情報の具体例を示す図である。図5に示された5つの追加情報301は識別媒体30に書き込まれた情報であり、図6に示された5つの追加情報302は識別媒体30から読み出された情報であり、それぞれ異なる。そのため、図6では図5とは異なる符号302−1〜302−5を付して、両者を区別する。
図6に示す例では、5つあった識別媒体30−1〜30−5のうち、2つの識別媒体30−2及び30−4が欠落してしまっている。そのため、復号化装置20の読出部201によって追加情報が正常に読み出された識別媒体30は、30−1、30−3及び30−5の3つである。したがって、復号化装置20の読出情報記憶部203には、追加情報302−1、302−3及び302−5のみが記憶されている。
図7は、復号化装置20のグループテーブルの具体例を示す図である。図7に示される具体例は、図6に示す3つの追加情報301−1、301−3及び301−5が読み出された場合にグループテーブル生成部205が生成するグループテーブルの初期状態を示す。グループテーブル生成部205は、読み出された付加符号を、各グループのグループIDとしてグループテーブルを生成する。図6に示す3つの追加情報からは、3つの付加符号g1、g2及びg3が得られる。そのため、グループテーブル生成部205は、図に示されるように3つのレコードを有したグループテーブルを生成する。
グループテーブル生成部205は、各レコードに対し、グループIDに一致する付加符号を記憶していた各識別媒体30の識別子を列挙する。また、グループテーブル生成部205は、各レコードに対し、列挙された識別子を用いて可換演算を行うことによって、評価符号を生成する。グループテーブル生成部205が行う可換演算は、符号化装置10の付加符号生成部104が行う可換演算と同じである。
また、グループテーブル生成部205は、各レコードにおいて、付加符号に対応付けられている識別符号の数を計数することによって、各レコードのグループに属する識別媒体30の本来の個数を判定する。例えば、図6の追加情報301−1の付加符号g1には、3つの識別符号(s2、s3、s4)が対応付けられている。そのため、グループテーブル生成部205は、付加符号g1のグループに属する識別媒体30の個数(登録個数)を“4”と判定する。グループテーブル生成部205は、付加符号g2及びg3についても同様に処理を行い、いずれも登録個数が“3”であると判定する。
また、グループテーブル生成部205は、各レコードにおいて、列挙された識別子の数を計数することによって、各レコードのグループに属する識別媒体30のうち識別子が判明した識別媒体30の個数(検出個数)を判定する。例えば、図6の追加情報301−1の付加符号g1については、2つの識別子m1及びm3が列挙されている。そのため、グループテーブル生成部205は、付加符号g1のグループにおける検出個数を、“2”と判定する。グループテーブル生成部205は、付加符号g2及びg3についても同様に処理を行い、いずれも検出個数が“2”であると判定する。
以上の処理によって、グループテーブル生成部205は、図7に示される初期状態のグループテーブルを生成する。
判定部206は、初期状態のグループテーブルに基づいて、グループ毎に、付加符号と評価符号(本発明における演算結果)とが一致しているか否か判定する。判定部206は、評価符号と付加符号とが一致した場合には、そのグループにおいて識別媒体30の欠落や混入が生じていないと判定する。一方、判定部206は、評価符号と付加符号とが一致しない場合には、そのグループにおいて識別媒体30の欠落や混入が生じていると判定する。
判定部206は、欠落や混入が生じていると判定した場合、欠落している識別媒体30の識別子及び混入している識別媒体30の識別子を判定する。
まず、判定部206は、検出個数が1つであるグループを探す。そして、判定部206は、そのグループの識別子が、他のグループにも属しているか否か判定する。他のグループに属していない場合、判定部206は、その識別子の識別媒体30を、混入した識別媒体30であると判定する。
次に、判定部206は、登録個数と検出個数とを対比し、差が“1”となるグループを探す。そして、判定部206は、差が“1”であるグループにおいて、付加符号から評価符号を減じる処理を行う。この減じる処理は、例えば可換演算が排他的論理和である場合には、付加符号と評価符号との排他的論理和を算出することによって実現されても良いし、付加符号から評価符号を減算することによって実現されても良い。
図7の例では、付加符号g2のグループは、登録個数と検出個数との差が“1”である。そのため、判定部206は、付加符号g2から評価符号e2を減じる処理を行う。判定部206は、算出された値“g2−e2”を、このグループの残りの1つの識別子であると判定する。また、図7の例では、付加符号g3のグループも、登録個数と検出個数との差が“1”である。そのため、判定部206は、付加符号g3から評価符号e3を減じる処理を行う。判定部206は、算出された値“g3−e3”を、このグループの残りの1つの識別子であると判定する。判定部206は、以上の判定結果に基づいて、グループ情報記憶部204に記憶されるグループテーブルを更新する。
図8は、判定部206によって更新された復号化装置20のグループテーブルの具体例を示す図である。判定部206は、算出された値“g2−e2”を付加符号g2に対応する識別子として追加し、評価符号e2の値にさらに“g2−e2”を加算し、検出個数を1つ増やして“3”とする。また、判定部206は、算出された値“g3−e3”を付加符号g3に対応する識別子として追加し、評価符号e3の値にさらに“g3−e3”を加算し、検出個数を1つ増やして“3”とする。
次に、判定部206は、更新後のグループテーブルに基づいて、全てのグループにおいて評価符号と付加符号とが一致するか否か判定する。一致する場合には、判定部206は判定処理を終了し、判定結果を出力する。一方、一致しないグループが存在する場合には、判定部206は、登録個数と検出個数との差が“2”であるグループを探す。判定部206は、差が“2”であるグループにおいて、付加符号から評価符号を減じる処理を行う。判定部206は、この時点でグループテーブルに登録されている複数の識別子について、全パターンの2つの識別子の組み合わせを生成し、各パターンの可換演算を行う。そして、判定部206は、付加符号から評価符号を減じた演算結果と、各パターンの可換演算との演算結果とを対比し、一致するものを探す。一致するものが存在した場合、判定部206は、その識別子の組み合わせを、そのグループにおける残りの2つの識別子であると判定する。
図8の例では、付加符号g1のグループは、登録個数と検出個数との差が“2”である。そのため、判定部206は、付加符号g1から評価符号e1を減じる処理を行う。また、判定部206は、全パターンの2つの識別子の組み合わせを以下のように生成する。(m1,m3)、(m1,m5)、(m1,g2−e2)、(m1,g3−e3)、(m3,m5)、(m3,g2−e2)、(m3,g3−e3)、(m5,g2−e2)、(m5,g3−e3)、(g2−e2,g3−e3)。判定部206は、各パターンの識別子の可換演算の演算結果と、g1−e1とを比較し、一致する組み合わせを探す。この場合、(g2−e2,g3−e3)の組み合わせにおいて、演算結果が一致する。そのため、判定部206は、付加符号g1のグループにおける残りの2つの識別子を、“g2−e2”及び“g3−e3”であると判定する。
判定部206は、以上の判定結果に基づいて、グループ情報記憶部204に記憶されるグループテーブルをさらに更新する。
図9は、判定部206によって更新された復号化装置20のグループテーブルの具体例を示す図である。判定部206は、“g2−e2”及び“g3−e3”を付加符号g1に対応する識別子として追加し、評価符号e1の値にさらに“g2−e2”及び“g3−e3”を加算し、検出個数を2つ増やして“4”とする。
次に、判定部206は、更新後のグループテーブルに基づいて、全てのグループにおいて評価符号と付加符号とが一致するか否か判定する。一致する場合には、判定部206は判定処理を終了し、判定結果を出力する。一方、一致しないグループが存在する場合には、判定部206は、登録個数と検出個数との差が“3”であるグループを探す。そして、判定部206は、登録個数と検出個数との差が“2”である場合と同様の原理によって処理を行い、欠落している識別子を判定する。判定部206は、全てのグループにおいて評価符号と付加符号とが一致するまで、登録個数と検出個数との差の数を増加させて処理を繰り返し実行する。
図9の場合、全ての付加符号のレコードにおける登録個数と検出個数とが一致する。そのため、判定部206は、欠落した識別媒体30及び混入した識別媒体30の検出が完了したと判定する。
図10は、符号化装置10の処理の流れを示すフローチャートである。まず、読出部101が各識別媒体30から識別子を読み出す(ステップS101)。次に、識別符号生成部102が、各識別子に基づいて識別符号を生成する(ステップS102)。次に、付加符号生成部104が、グループ毎に付加符号を生成する(ステップS103)。次に、追加情報生成部105が、識別子毎に追加情報を生成する(ステップS104)。そして、書込部106が、各識別媒体30に対し、識別子に応じた追加情報を書き込む(ステップS105)。
図11は、復号化装置20の処理の流れを示すフローチャートである。まず、読出部201が各識別媒体30から識別子及び追加情報を読み出す。読出テーブル生成部202は、読出部201によって読み出された情報に基づいて読出テーブルを生成する(ステップS201)。グループテーブル生成部205は、読出テーブルに基づいて、初期状態のグループテーブルを生成する(ステップS202)。判定部206は、グループ毎に、付加符号と評価符号とを比較する(ステップS203)。全てのグループにおいて付加符号と評価符号とが一致する場合(ステップS204−YES)、判定部206は欠落した識別媒体30及び混入した識別媒体30は無いと判定する(ステップS205)。そして、判定部206は判定結果を出力する(ステップS208)。
一方、一部又は全てのグループにおいて付加符号と評価符号とが一致しない場合(ステップS204)、判定部206は欠落した識別媒体30又は混入した識別媒体30があると判定する(ステップS206)。そして、判定部206は、欠落した識別媒体30の識別子と、混入した識別媒体30の識別子とを判定する(ステップS207)。そして、判定部206は判定結果を出力する(ステップS208)。
以上のように構成された判定システムでは、
<変形例>
追加情報は、グループに属する他の全ての識別媒体30の識別符号を含むのではなく、他の識別媒体30のうちの一部の識別子を含むように構成されても良い。具体的には、追加情報は、グループに属する識別媒体30の個数(登録個数)の一定の割り合いの個数の識別符号を含むように構成されても良いし、一定の個数の識別符号のみを含むように構成されても良いし、登録個数から一定の数を引いた個数の識別符号のみを含むように構成されても良いし、その他の方法で識別符号の数が決定されても良い。また、グループに属する識別媒体30の識別符号のうち、追加情報に含まない識別符号を選択する方法は、どのような方法であっても良い。例えば、追加情報が書き込まれる対象の識別媒体30の識別符号に近い値の識別符号から順に追加情報に書き込まれる(又は書き込まれない)ように構成されても良い。
例えば、図5に示される追加情報301−1のg1に対応する識別符号は、識別符号s2、s3、s4を含む。これに対し、追加情報301−1のg1に対応する識別符号は識別符号s3及びs4のみを含み、追加情報301−2のg1に対応する識別符号は識別符号s4及びs1のみを含み、追加情報301−3のg1に対応する識別符号は識別符号s1及びs2のみを含み、追加情報301−4のg1に対応する識別符号は識別符号s2及びs3のみを含むように構成されても良い。
このように構成された場合であっても、同じグループに属する(同じ付加符号を有する)他の識別媒体30の追加情報を用いることによって、グループに属している識別媒体30の個数(登録個数)を判定することが可能である。
判定部206は、評価符号と付加符号とが一致する場合、さらに登録個数と検出個数とが一致するか否か判定し、登録個数と検出個数とが一致する場合に、欠落や混入が生じていないと判定しても良い。
図12は、識別媒体30に書き込まれる追加情報の変形例である。図12に示される符号311−1〜311−5は、それぞれ識別媒体30−1〜30−5に書き込まれる追加情報の変形例である。追加情報生成部105は、図12に示されるように、各グループの付加符号のみを含む追加情報を生成しても良い。この場合、符号化装置10は識別符号生成部102を備えなくとも良い。このように構成された符号化装置10を備える判定システムでは、復号化装置20の判定部206は、グループ毎に評価符号と付加符号とを比較して欠落又は混入が生じているか否かについて判定するが、欠落した識別媒体30の識別子及び混入した識別媒体30の識別子を判定しないように構成されても良い。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
10…符号化装置, 20…復号化装置, 30…識別媒体, 101…読出部, 102…識別符号生成部, 103…グループ記憶部, 104…付加符号生成部, 105…追加情報生成部, 106…書込部, 201…読出部, 202…読出テーブル生成部, 203…読出情報記憶部, 204…グループ情報記憶部, 205…グループテーブル生成部, 206…判定部

Claims (6)

  1. 符号化装置及び復号化装置を備えた判定システムであって、
    前記符号化装置は、
    複数の識別媒体を分けた複数のグループ毎に、前記識別媒体から読み出された識別子を用いた可換演算によって付加符号を算出する付加符号生成部と、
    前記識別子に基づいて識別符号を生成する識別符号生成部と、
    前記識別媒体毎に、属するグループの前記付加符号と当該グループに属する他の識別媒体の識別符号とを含む、前記識別媒体に書き込むべき追加情報を生成する追加情報生成部と、を備え、
    前記復号化装置は、
    前記追加情報を記憶している前記識別媒体から読み出された前記識別子と前記追加情報に基づいて、前記識別子と前記追加情報とを対応付けた読出テーブルを生成する読出テーブル生成部と、
    前記読出テーブルに基づいて、前記識別子を対応する前記追加情報に含まれる前記付加符号によって各前記グループに振り分け、各前記グループに属する前記識別媒体を分類したグループテーブルを生成するグループテーブル生成部と、
    前記読出テーブルと前記グループテーブルとに基づいて、前記グループ毎に、属する識別媒体から読み出された前記識別子に対して前記可換演算を行った結果と前記識別媒体から読み出された前記付加符号とが一致した場合には当該グループにおいて前記識別媒体の欠落又は混入が生じていないと判定する判定部と、
    を備える判定システム。
  2. 属するグループに対応する付加符号と当該グループに属する他の識別媒体の識別符号とを含む追加情報と識別子とを記憶している識別媒体から読み出された前記識別子と前記追加情報に基づいて、前記識別子と前記追加情報とを対応付けた読出テーブルを生成する読出テーブル生成部と、前記読出テーブルに基づいて、前記識別子を対応する前記追加情報に含まれる前記付加符号によって各前記グループに振り分け、各前記グループに属する前記識別媒体を分類したグループテーブルを生成するグループテーブル生成部と、前記読出テーブルと前記グループテーブルとに基づいて、前記グループ毎に、属する識別媒体から読み出された識別子に対して可換演算を行った結果と前記識別媒体から読み出された前記付加符号とが一致した場合には当該グループにおいて前記識別媒体の欠落又は混入が生じていないと判定する判定部と、を備えた復号化装置を備える判定システムの符号化装置であって、
    複数の前記識別媒体を分けた複数の前記グループ毎に、前記識別媒体から読み出された前記識別子を用いた前記可換演算によって前記付加符号を算出する付加符号生成部と、
    前記識別子に基づいて前記識別符号を生成する識別符号生成部と、
    前記識別媒体毎に、前記識別媒体に書き込むべき前記追加情報を生成する追加情報生成部と、
    を備える符号化装置。
  3. 複数の識別媒体を分けた複数のグループ毎に、前記識別媒体から読み出された識別子を用いた可換演算によって付加符号を算出する付加符号生成部と、前記識別子に基づいて識別符号を生成する識別符号生成部と、前記識別媒体毎に、属するグループの前記付加符号と当該グループに属する他の識別媒体の識別符号とを含む、前記識別媒体に書き込むべき追加情報を生成する追加情報生成部とを備える符号化装置を備えた判定システムの復号化装置であって、
    前記追加情報を記憶している前記識別媒体から読み出された前記識別子と前記追加情報に基づいて、前記識別子と前記追加情報とを対応付けた読出テーブルを生成する読出テーブル生成部と、
    前記読出テーブルに基づいて、前記識別子を対応する前記追加情報に含まれる前記付加符号によって各前記グループに振り分け、各前記グループに属する前記識別媒体を分類したグループテーブルを生成するグループテーブル生成部と、
    前記読出テーブルと前記グループテーブルとに基づいて、前記グループ毎に、属する識別媒体から読み出された前記識別子に対して前記可換演算を行った結果と前記識別媒体から読み出された前記付加符号とが一致した場合には当該グループにおいて前記識別媒体の欠落又は混入が生じていないと判定する判定部と、
    を備える復号化装置。
  4. 複数の識別媒体を分けた複数のグループ毎に、前記識別媒体から読み出された識別子を用いた可換演算によって付加符号を算出する付加符号ステップと、
    前記識別子に基づいて識別符号を生成する識別符号生成ステップと、
    前記識別媒体毎に、属するグループの前記付加符号と当該グループに属する他の識別媒体の識別符号とを含む、前記識別媒体に書き込むべき追加情報を生成する追加情報生成ステップと、
    前記追加情報を記憶している前記識別媒体から読み出された前記識別子と前記追加情報に基づいて、前記識別子と前記追加情報とを対応付けた読出テーブルを生成する読出テーブル生成ステップと、
    前記読出テーブルに基づいて、前記識別子を対応する前記追加情報に含まれる前記付加符号によって各前記グループに振り分け、各前記グループに属する前記識別媒体を分類したグループテーブルを生成するグループテーブル生成ステップと、
    前記読出テーブルと前記グループテーブルとに基づいて、前記グループ毎に、属する識別媒体から読み出された前記識別子に対して前記可換演算を行った結果と前記識別媒体から読み出された前記付加符号とが一致した場合には当該グループにおいて前記識別媒体の欠落又は混入が生じていないと判定する判定ステップと、
    を有する判定方法。
  5. 属するグループに対応する付加符号と当該グループに属する他の識別媒体の識別符号とを含む追加情報と識別子とを記憶している識別媒体から読み出された前記識別子と前記追加情報に基づいて、前記識別子と前記追加情報とを対応付けた読出テーブルを生成する読出テーブル生成部と、前記読出テーブルに基づいて、前記識別子を対応する前記追加情報に含まれる前記付加符号によって各前記グループに振り分け、各前記グループに属する前記識別媒体を分類したグループテーブルを生成するグループテーブル生成部と、前記読出テーブルと前記グループテーブルとに基づいて、前記グループ毎に、属する識別媒体から読み出された識別子に対して可換演算を行った結果と前記識別媒体から読み出された前記付加符号とが一致した場合には当該グループにおいて前記識別媒体の欠落又は混入が生じていないと判定する判定部と、を備えた復号化装置を備える判定システムのコンピュータに対し、
    複数の前記識別媒体を分けた複数の前記グループ毎に、前記識別媒体から読み出された前記識別子を用いた前記可換演算によって前記付加符号を算出するステップと、
    前記識別子に基づいて前記識別符号を生成する識別符号生成ステップと、
    前記識別媒体毎に、前記識別媒体に書き込むべき前記追加情報を生成する追加情報生成ステップと、
    を実行させるためのコンピュータプログラム。
  6. 複数の識別媒体を分けた複数のグループ毎に、前記識別媒体から読み出された識別子を用いた可換演算によって付加符号を算出する付加符号生成部と、前記識別子に基づいて識別符号を生成する識別符号生成部と、前記識別媒体毎に、属するグループの前記付加符号と当該グループに属する他の識別媒体の識別符号とを含む、前記識別媒体に書き込むべき追加情報を生成する追加情報生成部とを備える符号化装置を備えた判定システムのコンピュータに対し、
    前記追加情報を記憶している前記識別媒体から読み出された前記識別子と前記追加情報に基づいて、前記識別子と前記追加情報とを対応付けた読出テーブルを生成する読出テーブル生成ステップと、
    前記読出テーブルに基づいて、前記識別子を対応する前記追加情報に含まれる前記付加符号によって各前記グループに振り分け、各前記グループに属する前記識別媒体を分類したグループテーブルを生成するグループテーブル生成ステップと、
    前記読出テーブルと前記グループテーブルとに基づいて、前記グループ毎に、属する識別媒体から読み出された前記識別子に対して前記可換演算を行った結果と前記識別媒体から読み出された前記付加符号とが一致した場合には当該グループにおいて前記識別媒体の欠落又は混入が生じていないと判定する判定ステップと、
    を実行させるためのコンピュータプログラム。
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