JP5650675B2 - 無線システム及び情報収集装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の電波モニタを異なる場所に設置して電波利用状況を判断する技術に関する。
近年、電波資源を有効利用する技術の一つとして、ホワイトスペースの利用が注目されている。ホワイトスペースとは、特定の電波利用サービスを目的に特定周波数帯の利用免許が与えられているにもかかわらず使用されていない周波数領域である。ホワイトスペースを利用するためには、電波を発信しても与干渉の問題が生じない帯域、場所、時間を事前に確認してから通信を行う必要がある。そのため、電波を発信する前に電波の利用状況を把握する必要がある。
電波の利用状況を把握する技術は色々と提案されている。ホワイトスペース利用においては、複数地点で電波をモニタし、モニタ結果をデータセンタなどに収集する分散スペクトラムセンシングが有効であると報告されている。
図6は、従来の電波利用状況の把握技術の構成例を示した図である。複数の電波モニタP10(P10−1〜P10−N)は、それぞれ異なる場所に配置されている。電波モニタP10は、光ファイバや無線伝送路などで構成されたコアネットワークP20を介して情報収集装置P30に接続される。情報収集装置P30は、電波モニタP10−1〜P10−Nにおける電波の受信状況の情報を集約する。
各電波モニタP10の構成は同じである。広帯域アンテナP11は電波を受信する。受信部P12は、受信された電波についてA/D変換を行い、高速フーリエ変換などにより各周波数帯の電力値を取得する。ストリーム処理部P13は、各周波数帯の電力値、受信時刻を含む電波情報を生成する。そして、ストリーム処理部P13は、NWインタフェースP14及びコアネットワークP20を介して情報収集装置P30に電波情報を送信する。
情報収集装置P30のNWインタフェースP31は、複数の電波モニタP10−1〜P10−Nから電波情報を受信する。記憶部P32は、受信された電波情報を蓄積する。統計処理部P33は、記憶部P32に蓄積された電波情報に基づいて、所望の電波モニタの組み合わせにおける周波数利用時間の平均値、最大値、累積分布などの統計量を解析する。解析結果は記憶部P32に保存するとともに、表示部P35などに出力される。
このような技術により、電波モニタP100が設置された領域において使用されていない周波数帯域(未使用帯域)を特定することができる。そのため、未使用帯域が存在する領域の通信装置からの送信要求に対し、未使用帯域を割り当てて送信を許可することができる。
しかしながら、従来の分散スペクトラムセンシングでは、複数の通信装置からの送信要求に対して周波数帯域を割り当てると、新たに周波数帯域が割り当てられた通信装置同士で干渉を生じさせてしまうおそれがあった。
上記事情に鑑み、本発明は、分散スペクトラムセンシングにおいて、複数の電波モニタの領域に対して同時に割り当て可能な周波数帯域を特定することを可能とする技術の提供を目的としている。
本発明の一態様は、複数の電波モニタと、前記電波モニタから電波情報を受信する情報収集装置と、を備える無線システムであって、前記電波モニタは、電波を受信し、受信した前記電波の周波数帯域毎の電力値を取得する受信部と、前記周波数帯域毎の電力値を前記電波情報として前記情報収集装置に通知する通知部と、電波を発信する送信部と、を備え、前記情報収集装置は、前記電波モニタから前記電波情報を受信して記憶する記憶部を備える無線システムである。
本発明の一態様は、上記の無線システムであって、前記情報収集装置は、一の電波モニタの前記送信部が電波を発信したタイミングに他の電波モニタにおいて受信された電波情報において、前記一の電波モニタの前記送信部が発信した電波の周波数帯域における電力値が閾値よりも低い場合に、前記一の電波モニタ及び前記他の電波モニタの位置において前記周波数帯域の無線通信を同時に実行可能であると判定する判定部をさらに備える。
本発明の一態様は、上記の無線システムであって、前記判定部は、前記一の電波モニタの前記送信部が電波を発信したタイミングに前記他の電波モニタにおいて受信された電波情報において、前記一の電波モニタの前記送信部が発信した電波の周波数帯域における電力値が閾値よりも低い場合であって、且つ、前記他の電波モニタの前記送信部が電波を発信したタイミングに前記一の電波モニタにおいて受信された電波情報において、前記他の電波モニタの前記送信部が発信した電波の周波数帯域における電力値が閾値よりも低い場合に、前記一の電波モニタ及び前記他の電波モニタの位置において前記周波数帯域の無線通信を同時に実行可能であると判定する。
本発明の一態様は、上記の無線システムであって、前記通知部は、前記送信部が発信した前記電波の周波数帯域と送信タイミングとを発信電波情報として前記情報収集装置に通知する。
本発明の一態様は、上記の無線システムであって、前記送信部は、他の電波モニタと同時に同一の周波数帯域の電波を発信することのないように、電波を発信する。
本発明の一態様は、複数の電波モニタと、前記電波モニタから電波情報を受信する情報収集装置と、を備える無線システムにおける電波モニタであって、電波を受信し、受信した前記電波の周波数帯域毎の電力値を取得する受信部と、前記周波数帯域毎の電力値を前記電波情報として前記情報収集装置に通知する通知部と、電波を発信する送信部と、を備える電波モニタである。
本発明の一態様は、複数の電波モニタと、前記電波モニタから電波情報を受信する情報収集装置と、を備える無線システムの情報収集装置であって、前記電波モニタから前記電波情報を受信して記憶する記憶部と、一の電波モニタが電波を発信したタイミングに他の電波モニタにおいて受信された電波情報において、前記一の電波モニタが発信した電波の周波数帯域における電力値が閾値よりも低い場合に、前記一の電波モニタ及び前記他の電波モニタの位置において前記周波数帯域の無線通信を同時に実行可能であると判定する判定部と、を備える情報収集装置である。
本発明により、各々の電波モニタ間における与干渉量を把握して、同時に同一の周波数帯域を割り当て可能な電波モニタの領域を特定することが可能となる。そのため、複数の送信要求に対して同時に同じ周波数帯域を割り当てることが可能となる。
無線システム10のシステム構成を表すシステム構成図である。 記憶部302に蓄積された電波情報の概略を示す図である。 第一の変形例における電波モニタ100の機能構成の概略ブロック図である。 第二の変形例及び第三の変形例における電波モニタ100の機能構成の概略ブロック図である。 第四の変形例における電波モニタ100の機能構成の概略ブロック図である。 従来の電波利用状況の把握技術の構成例を示した図である。
図1は、無線システム10のシステム構成を表すシステム構成図である。無線システム10は、複数台(N台:Nは2以上の整数)の電波モニタ100(100−1〜100−N)、コアネットワーク200、情報収集装置300を備える。無線システム10は、このように複数台の電波モニタ100を備えることによって、分散スペクトラムセンシングを実現する。
具体的には以下の通りである。無線通信を行う通信装置は、無線通信を行うために周波数帯域の割り当てを受ける必要がある。そのため、通信装置は、周波数帯域の割当を受けるために、割当装置に対して送信要求を送信する。割当装置は、送信要求を受信すると、情報収集装置300にアクセスすることによって、送信要求の送信元(通信装置)の位置における電波の利用状況を取得する。
電波モニタ100から送信された電波情報は、情報収集装置300に蓄積されている。情報収集装置300は、各電波モニタ100から収集した電波情報に基づいて、各電波モニタ100の周辺領域(以下、「モニタ領域」という。)にある通信装置に対して割り当て可能な周波数帯域を判定する。割当装置は、情報収集装置300の判定結果に基づいて、送信要求の送信元(通信装置)に対して周波数帯域を割り当てる。
次に、無線システム10の詳細について説明する。各電波モニタ100は、それぞれ異なる場所に配置されている。電波モニタ100は、光ファイバや無線伝送路などで構成されたコアネットワーク200を介して情報収集装置300に接続される。情報収集装置300は、電波モニタ100における電波の受信状況の情報を集約する。電波モニタ100と情報収集装置300とは、時刻同期を確立する。時刻同期は、例えばNTP(Network time protocol)やGPS(Global Positioning System)などの技術を適用して実現される。
電波モニタ100は、広帯域アンテナ101、受信部102、ストリーム処理部103、NWインタフェース104、送信部105、SW106を備える。広帯域アンテナ101は電波を送受信する。SW106は、広帯域アンテナ101によって受信された電波の信号(以下、「受信信号」という。)を受信部102に対して出力する。また、SW106は、送信部105によって生成された信号(以下、「送信信号」という。)を広帯域アンテナ101に対して出力する。SW106は、例えばサーキュレータ等の素子を用いて構成される。
受信部102は、受信された電波についてA/D変換を行い、高速フーリエ変換などにより各周波数帯の電力値を取得する。ストリーム処理部103は、電波情報を生成する。電波情報は、受信部102によって取得された各周波数帯の電力値と、受信信号の受信時刻と、を含む情報である。ストリーム処理部103は、NWインタフェース104及びコアネットワーク200を介して情報収集装置300に電波情報を送信する。
NWインタフェース104は、コアネットワーク200に対して接続するためのネットワークインタフェースである。NWインタフェース104は、ストリーム処理部103によって生成された電波情報を、コアネットワーク200を介して情報収集装置300へ送信する。また、NWインタフェース104は、情報収集装置300から送信された情報を、コアネットワーク200を介して受信する。NWインタフェース104の具体的な構成は、コアネットワーク200の構成やコアネットワーク200と電波モニタ100との間の通信路などに応じて適宜選択される。
送信部105は、広帯域アンテナ101から電波を発信する。具体的には以下の通りである。送信部105は、送信のタイミングと周波数帯域とを対応付けたテーブルを予め記憶している。送信部105は、タイミング毎に対応する周波数帯域の電波を、広帯域アンテナ101から発射する。ある電波モニタ100の送信部105から発射された電波は、他の電波モニタ100にとって与干渉電波となる。送信部105がある周波数帯域の電波を発信するタイミングは、他の電波モニタ100がその周波数帯域の電波を発信するタイミングと異なる。言い換えれば、一つのタイミングで複数の電波モニタ100から同一の周波数帯域の電波が発信されることはない。すなわち、一つのタイミングで各電波モニタ100から発射される電波の周波数帯域は全て異なる。
次に、情報収集装置300について説明する。情報収集装置300は、バスで接続されたCPU(Central Processing Unit)やメモリや補助記憶装置などを備え、情報収集プログラムを実行する。情報プログラムの実行により、情報収集装置300は、NWインタフェース301、記憶部302、統計処理部303、出力部304を備える装置として機能する。なお、情報収集装置300の各機能の全て又は一部は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やPLD(Programmable Logic Device)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアを用いて実現されても良い。情報収集プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されても良い。コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置である。情報収集プログラムは、電気通信回線を介して伝送されても良い。
NWインタフェース301は、コアネットワーク200に対して接続するためのネットワークインタフェースである。NWインタフェース301は、コアネットワーク200を介して各電波モニタ100から電波情報を受信する。NWインタフェース301の具体的な構成は、コアネットワーク200の構成やコアネットワーク200と情報収集装置300との間の通信路などに応じて適宜選択される。
記憶部302は、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置などの記憶装置を用いて構成される。記憶部302は、NWインタフェース301を介して受信された電波情報を記憶する。また、記憶部302は、電波モニタ100が電波を発信するタイミング及び周波数帯域を、電波モニタ100毎に記憶している。また、記憶部302は、各電波モニタ100の位置を記憶している。
統計処理部303は、記憶部302に記憶されている電波情報に基づいて、各電波モニタ100のモニタ領域での電波の状況を推定する。例えば、統計処理部303は、各電波モニタ100から受信した電波情報を時系列にソートし、各周波数における受信電力の統計値(平均値、最大値、累積値など)を算出する。そして、統計処理部303は、複数の電波モニタ100のモニタ領域における通信装置に対して、同時に割り当て可能な周波数帯域を特定する。
また、統計処理部303は以下のような処理によって、同一の周波数帯域の無線通信を同時に実行可能であるモニタ領域を判定する。統計処理部303は、一組の電波モニタ100(第一電波モニタ及び第二電波モニタ)毎に判定処理を行う。統計処理部303は、第一電波モニタの送信部105が電波を発信したタイミングに第二電波モニタにおいて受信された電波情報を参照する。統計処理部303は、参照している電波情報において、第一電波モニタの送信部105が発信した電波の周波数帯域における電力値が閾値よりも低いか否か判定する。低い場合、統計処理部303は、第一電波モニタ及び第二電波モニタのモニタ領域において、上記周波数帯域の無線通信を同時に実行可能であると判定する。
統計処理部303は、一組の電波モニタ100において相互に電力値と閾値との判定を行い、いずれも閾値よりも低い場合に無線通信を同時に実行可能であると判定しても良い。具体的には以下の通りである。統計処理部303は、一組の電波モニタ100(第一電波モニタ及び第二電波モニタ)毎に判定処理を行う。統計処理部303は、第一電波モニタの送信部105が電波を発信したタイミングに第二電波モニタにおいて受信された電波情報を参照する。統計処理部303は、参照している電波情報において、第一電波モニタの送信部105が発信した電波の周波数帯域における電力値が閾値よりも低いか否か判定する。さらに、統計処理部303は、第二電波モニタの送信部105が上記周波数帯域の電波を発信したタイミングに第一電波モニタにおいて受信された電波情報を参照する。統計処理部303は、参照している電波情報において、第二電波モニタの送信部105が発信した電波の周波数帯域における電力値が閾値よりも低いか否か判定する。いずれにおいても電力値が閾値よりも低い場合、統計処理部303は、第一電波モニタ及び第二電波モニタのモニタ領域において、上記周波数帯域の無線通信を同時に実行可能であると判定する。
出力部304は、CRT(Cathode Ray Tube)や液晶ディスプレイや有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等の画像表示装置を用いて構成される。出力部304は、統計処理部303による処理の結果を表示する。
次に、無線システム10の動作について説明する。無線LAN(Local Area Network)において、キャリアセンスが有効で隠れ端末などが生じない環境では、各々のアクセスポイントの送信は単独となる。そのため、情報収集装置300で収集した電波情報に基づいて、各電波モニタ100のモニタ領域における干渉電力の周波数帯域及び大きさを判定できる。N台の電波モニタ100からM種類(Mは1以上の整数)の周波数帯域の電波を発信する場合、電波モニタ100の送信周期を1/(Δt×N)とする。n1番目の電波モニタ100(100−n1)とn2番目の電波モニタ100(100−n2)とが同一の周波数帯域の電波を発信する際の時間差を、|n2−n1|×Δtとする。このような時間差が設けられることにより、同一の時刻に同一の周波数帯域の電波が複数の電波モニタ100から発射されることを防止できる。
図2は、記憶部302に蓄積された電波情報の概略を示す図である。電波モニタ100は、時間Δt毎の各周波数帯域(f1〜fM)の電力値を表す電波情報を生成する。これらの電波情報は、図2のように記憶部302に蓄積されている。図2の表において、縦方向にはN台の各電波モニタ100における周波数帯域f1〜fMが並んでおり、横方向には時間Δt〜N×Δtが並んでいる。すなわち、図2には、時間毎に、電波モニタ100−n(n=1,・・,N)において受信された電波の周波数帯域fm(m=1,・・・,M)の電力値が表されている。斜線部分は、電波モニタ100−nがその周波数帯域の電波を発信していることを表わす。上述したように、ある時間(タイミング)で、複数の電波モニタ100から同一の周波数帯域の電波が発信されることはない。そのため、電波モニタ100−nにおいて、周波数帯域fmに関して、n1×Δtのタイミングでは受信電波の電力値が閾値よりも大きく、n2×Δtのタイミングでは受信電波の電力値が閾値よりも小さい場合、n1×Δtのタイミングで周波数帯域fmの電波を発信した電波モニタ100との間で干渉が生じると判定できる。一方、n2×Δtのタイミングで周波数帯域fmの電波を発信した電波モニタ100との間では干渉が生じないと判定できる。すなわち、相互に干渉が生じないと判定された2台の電波モニタ100の各モニタ領域に設置された通信装置に対して、周波数帯域fmによる無線通信を同じタイミングで割り当てることが可能であると判定できる。このような判定は、各電波モニタ100の統計処理部303によって行われる。
このように構成された無線システム10では、記憶部302に蓄積された電波情報に基づいて、同一のタイミングで同一の周波数帯域を用いた無線通信を行っても互いに無線通信可能となる複数のモニタ領域を判定することが可能となる。したがって、分散スペクトラムセンシングにおいて、複数の電波モニタ100のモニタ領域に対して同時に割り当て可能な周波数帯域を特定することが可能となる。このような判定は、情報収集装置300の管理者等の人間によって行われても良いし、情報収集装置300の統計処理部303によって行われても良い。
また、無線システム10では、各電波モニタ100において、互いに干渉し合うことの無いように電波が発信される。そのため、より正確に上記の判定を行うことが可能となる。
なお、全ての電波モニタ100のモニタ領域の通信装置からの送信要求に対して同時に同じ周波数帯域を割当てた場合に、受信電波の電力値が閾値を超えてしまう場合には、受信電波の電力値が閾値を超えないように周波数帯域割当を分割してもよい。このような処理によって、可能な範囲で同時送信の機会が増え、周波数利用効率が改善できる。
<変形例>
記憶部302は、情報収集装置300に備えられる機能部ではなく、情報収集装置300とは異なる装置として設けられても良い。この場合、情報収集装置300と記憶部302とはネットワークを介して通信可能に接続される。また、記憶部302は、一つの装置として構成されても良いし、複数の装置として構成されても良い。
MとNとは異なる数であっても良いし、同じ数であっても良い。
<電波モニタ100の第一の変形例>
電波モニタ100は、自装置の位置を取得する位置取得部107をさらに備えても良い。図3は、このように構成された電波モニタ100の機能構成の概略ブロック図である。この場合、位置取得部107は、所定のタイミングで自装置の位置を取得し、位置を表す情報(位置情報)をストリーム処理部103に出力する。ストリーム処理部103は、位置情報を、NWインタフェース104を介して情報収集装置300へ送信する。情報収集装置300の記憶部302は、各電波モニタ100から送信された位置情報を記憶する。
<無線システム10の第二の変形例>
電波モニタ100の送信部105は、送信のタイミングと周波数帯域とを対応付けたテーブルを記憶していなくとも良い。この場合、無線システム10は例えば第二の変形例、第三の変形例、第四の変形例のように構成されても良い。図4は、第二の変形例及び第三の変形例における電波モニタ100の機能構成の概略ブロック図である。
情報収集装置300の記憶部302は、送信のタイミングと周波数帯域とを対応付けたテーブルを、電波モニタ100毎に予め記憶している。情報収集装置300は、所定のタイミングで、各電波モニタ100に対して、送信のタイミングと周波数帯域とを対応付けた送信情報を通知する。電波モニタ100の送信部105は、NWインタフェース104を介して送信情報を受信する。送信部105は、受信した送信情報に従って、送信情報が示すタイミング及び周波数帯域で電波を発信する。
<無線システム10の第三の変形例>
各電波モニタ100は、互いに通信し合うことによって、それぞれの装置が電波を発信する際のタイミング及び周波数帯域を決定する。そして、1台又は複数台の電波モニタ100の送信部105は、決定されたタイミング及び周波数帯域を送信情報として情報収集装置300に通知する。情報収集装置300の記憶部302は、通知された送信情報を記憶する。電波モニタ100の送信部105は、決定したタイミング及び周波数帯域で電波を発信する。
<無線システム10の第四の変形例>
図5は、第四の変形例における電波モニタ100の機能構成の概略ブロック図である。無線システム10の第四の変形例では、上述した無線システム10とは異なり、各電波モニタ100が電波を発信するタイミングは予め定められていない。各電波モニタ100は、装置毎に独自のタイミングで電波を発信する。以下、具体的に構成について説明する。
第四の変形例における送信部105は、所定のタイミングで電波を発信する。送信部105は、電波を発信すると、発信した電波の周波数帯域及び発信時刻をストリーム処理部103に通知する。ストリーム処理部103は、送信部105によって発信された電波の周波数帯域及び発信時刻を表す発信電波情報を生成する。そして、ストリーム処理部103は、NWインタフェース104及びコアネットワーク200を介して情報収集装置300に発信電波情報を送信する。情報収集装置300の記憶部302は、NWインタフェース301を介して受信された発信電波情報を記憶する。統計処理部303及び出力部304の処理は上述したとおりである。
第四の変形例において、電波モニタ100は、位置検出部107を備えて、自装置の位置を情報収集装置300に通知するように構成されても良い。
このように構成された第四の変形例では、予め各電波モニタ100の電波発信のタイミングを定めておく必要が無いため、初期の設置に要する作業が軽減されるとともに、電波モニタ100の追加にも柔軟に対応することが可能となる。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
10…無線システム, 100…電波モニタ, 200…コアネットワーク, 300…情報収集装置, 101…広帯域アンテナ, 102…受信部, 103…ストリーム処理部(通知部), 104…NWインタフェース, 105…送信部, 106…SW, 107…位置検出部, 301…NWインタフェース, 302…記憶部, 303…統計処理部, 304…出力部

Claims (5)

  1. 複数の電波モニタと、前記電波モニタから電波情報を受信する情報収集装置と、を備える無線システムであって、
    前記電波モニタは、
    電波を受信し、受信した前記電波の周波数帯域毎の電力値を取得する受信部と、
    前記周波数帯域毎の電力値を前記電波情報として前記情報収集装置に通知する通知部と、
    電波を発信する送信部と、を備え、
    前記情報収集装置は、前記電波モニタから前記電波情報を受信して記憶する記憶部と、
    一の電波モニタの前記送信部が電波を発信したタイミングに他の電波モニタにおいて受信された電波情報において、前記一の電波モニタの前記送信部が発信した電波の周波数帯域における電力値が閾値よりも低い場合に、前記一の電波モニタ及び前記他の電波モニタの位置において前記周波数帯域の無線通信を同時に実行可能であると判定する判定部と、を備える無線システム。
  2. 前記判定部は、前記一の電波モニタの前記送信部が電波を発信したタイミングに前記他の電波モニタにおいて受信された電波情報において、前記一の電波モニタの前記送信部が発信した電波の周波数帯域における電力値が閾値よりも低い場合であって、且つ、前記他の電波モニタの前記送信部が電波を発信したタイミングに前記一の電波モニタにおいて受信された電波情報において、前記他の電波モニタの前記送信部が発信した電波の周波数帯域における電力値が閾値よりも低い場合に、前記一の電波モニタ及び前記他の電波モニタの位置において前記周波数帯域の無線通信を同時に実行可能であると判定する
    請求項に記載の無線システム。
  3. 複数の電波モニタと、前記電波モニタから電波情報を受信する情報収集装置と、を備える無線システムであって、
    前記電波モニタは、
    電波を受信し、受信した前記電波の周波数帯域毎の電力値を取得する受信部と、
    前記周波数帯域毎の電力値を前記電波情報として前記情報収集装置に通知する通知部と、
    電波を発信する送信部と、を備え、
    前記情報収集装置は、前記電波モニタから前記電波情報を受信して記憶する記憶部を備え、
    前記通知部は、前記送信部が発信した前記電波の周波数帯域と送信タイミングとを発信電波情報として前記情報収集装置に通知す
    線システム。
  4. 前記送信部は、他の電波モニタと同時に同一の周波数帯域の電波を発信することのないように、電波を発信する、請求項1に記載の無線システム。
  5. 複数の電波モニタと、前記電波モニタから電波情報を受信する情報収集装置と、を備える無線システムの情報収集装置であって、
    前記電波モニタから前記電波情報を受信して記憶する記憶部と、
    一の電波モニタが電波を発信したタイミングに他の電波モニタにおいて受信された電波情報において、前記一の電波モニタが発信した電波の周波数帯域における電力値が閾値よりも低い場合に、前記一の電波モニタ及び前記他の電波モニタの位置において前記周波数帯域の無線通信を同時に実行可能であると判定する判定部と、を備える情報収集装置。
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