JP5649324B2 - 眼科装置及び眼科装置の制御方法 - Google Patents

眼科装置及び眼科装置の制御方法 Download PDF

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    • A61B3/12Objective types, i.e. instruments for examining the eyes independent of the patients' perceptions or reactions for looking at the eye fundus, e.g. ophthalmoscopes

Description

本発明は、接眼光学系に関し、特に眼の網膜の画像を撮像するための機器の接眼光学系に関するものである。
眼の網膜の検査をする眼科機器としては、網膜を面としての2次元像として取得するSLO(Scanning Laser Ophthalmoscope)が知られている。また、網膜の断層像を非侵襲で取得するOCT(Optical Coherence Tomography:光学的干渉断層計)も知られている。これらは、既に実用化されて久しい。これらは、光ビームを偏向器によって網膜上に2次元走査し、反射・後方散乱光を同期計測して、網膜の2次元画像や3次元画像を取得する。
取得した画像の、網膜の面方向(横方向)の空間分解能(以下、横分解能と記す)は、基本的に網膜上で走査されるビームスポット径で決まるが、網膜上に集光されたビームスポット径を小さくするためには、眼に入射するビームの径を太くすればよい。しかし、眼球で主に屈折の作用を受け持つ角膜や水晶体の曲面形状や屈折率の一様性は不完全であり、これらは透過光の波面に高次の収差を発生させるため、太いビームを入射しても、網膜上のスポットは所望の径には集光できずに、むしろ広がってしまう。この結果、得られる画像の横分解能は低下し、取得する画像信号のS/N比も低化することになる。従って、従来は眼光学系の持つ収差の影響を受けにくい1mm程度の細いビームを入射させ、網膜上には20μm程度のスポットを形成するのが一般的であった。
このようなSLOやOCTの2次元スキャン光学系で一般によく用いられているのは、2台の1次元スキャナミラーを近接して配置する構成(以下、タンデム型と記す)である。特許文献1では、それぞれ1つの回動軸を中心に回動可能とされているガルバノミラーを、回動軸が互いに直交するように近接して配置し、入射ビームを2次元方向に偏向して、撮影光学系と対物レンズによって、眼球の瞳に入射するように設定している。また、非特許文献1では、同様の構成による2次元スキャナが用いられているが、眼球への入射ビームは3.68mmと太いビームが形成され、眼球光学系の収差の影響を補正するために、波面センサと形状可変ミラーを用いた補償光学系が併設されている。
特開2007−117714
B.Hermann et.al."Adaptive-optics ultrahigh-resolution optical coherence tomography" OPTICS LETTERS / Vol. 29, No. 18 / September 15, 2004
非特許文献1に記載されているように、近年アクティブな光学素子を用いて、高次の波面収差まで補正する補償光学の技術が実用化されており、眼底測定時にも適用されつつある。これは、測定対象自身が持つ特性や測定環境の変動などで発生する波面収差を波面検出器で逐次測定し、形状可変ミラーや空間光変調器などの波面収差補正器で補正するものである。これまでに、この技術を用いて7mm程度の太いビームを眼球に入射しても、波面補償により網膜上で回折限界に近い3μm程度にまで集光でき、高解像度のSLOやOCTの画像を取得した例が、報告されている。
このように太い入射ビームを形成する場合には、光学系の構成の点で留意しなければならない点が発生するが、これをタンデム型2次元スキャナを用いた接眼光学系を一直線上に展開した図3を用いて説明する。この構成では、水平方向走査(以下xと記す)スキャナ11と垂直方向走査(以下yと記す)スキャナ12の回転軸の距離△Zが少なくとも数mm必要である。従って、少なくとも両スキャナの何れかが、眼球瞳41と光学的に共役にならないことになる。図3ではxスキャナ11は眼球瞳41と共役であるが、yスキャナ12の像は△Zだけ瞳41から眼球内側にシフトしている。ここで、共役とは物点と像点の位置関係にあることを示す。
瞳入射ビーム径dが1mm程度であれば、接眼光学系2の瞳倍率(横倍率)β、すなわちスキャナ入射ビーム径dに対する瞳入射ビーム径dの比率を1未満の縮小系とすることが容易である。このため、瞳位置シフト量△Zは無視できる程度に小さくすることができる。例えば、スキャナ入射ビーム径dが4mm、瞳入射ビーム径dが1mmであると、横倍率βはd/d=0.25であるので、縦倍率α=βは0.0625となる。このときスキャナ回転軸間距離△Zが10mmでも、瞳位置シフト量△Zは0.625mmに抑えられる。4mm径のビームであれば、スキャナミラー径は6〜7mm程度あれば十分であるが、ここで必要なミラー径、振り角、駆動周波数を満たすようなスキャナは容易に入手できる。
一方、上記の接眼光学系2において瞳入射ビーム径dを太くするためには、横倍率βを大きくするか、或いはスキャナ入射ビーム径dを大きくしなければならない。しかし、前者の方法のように横倍率を大きくしてβ>1となると、瞳位置シフト量△Zは拡大されることになる。d=4mm、d=6mmであれば、α=(6/4)=2.25となり瞳位置シフト量△Zは20mm以上と非常に大きくなる(ここで説明の簡略化のため前眼部の屈折パワーは考慮していない)。これだけ△Zが大きくなると、第一に、軸外光束は虹彩で蹴られてしまい、網膜上で所望のスポット径を形成することができず、網膜への照射光も網膜からの反射・後方散乱光も光量が低下する。また、網膜上に走査されるエリアの歪曲も発生するなど、画質の劣化が発生する。
更に、補償光学を用いる場合には、眼球の瞳と波面センサ、波面補正器を光学的に共役にする必要があるが、図3の例ではyz面においては、その共役関係が成立しなくなるため、正しい波面測定と補正が出来なくなる問題も発生する。
また後者の方法のようにスキャナ入射ビーム径dを大きくしても、縮小光学系のままではdを非常に大きくしなければならない。その分スキャナミラーも大きくなってスキャナ間隔dも大きくしなければならないので、最終的に瞳位置シフト量△Zを1mm未満にすることは非常に困難である。
このような瞳位置シフト量△Zが生じないためには、図4のように、両スキャナ間にリレー光学系201を配置した接眼光学系2の構成が考えられる。これによりxスキャナ11、yスキャナ12とも瞳41と共役な位置に配置することはできるが、その分光学系は肥大化し、部品コスト、調整工数ともに増え、光学系の効率も落ちて画像のS/N比も低下することになる。1枚のミラーが2軸方向に回転するタイプの2次元スキャナであれば、リレー光学系を用いずとも瞳位置シフト量は発生しないが、現在では必要性能を満たすものを入手するのは困難な状況にある。
本発明は、2台の1次元スキャナを近接配置することにより2次元スキャナを実現する場合に、スキャナの配置の違いによる瞳位置シフト量を抑えることができる接眼光学系を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る眼科装置は、互いに近接して設けられ、被検眼の眼底において互いに異なる方向に測定光を走査する2つの走査手段と、前記測定光の光路に設けられた光学部材に関して前記被検眼の眼底と光学的に共役な位置に設けられ、前記2つの走査手段の走査方向に対応する光学パワーが互いに異なる面を持つことにより、前記2つの走査手段それぞれが前記被検眼の前眼部と光学的に共役の位置になるようにする光学手段と、を有する。
本発明によれば、近接配置した2台の1次元スキャナの配置の違いによる瞳位置シフト量を抑えることができる。
本発明の実施例1に係る接眼光学系の断面図。 本発明の実施例1に係る接眼光学系の構成図。 従来の接眼光学系の構成図。 従来の接眼光学系の構成図。 本発明の実施例2に係る接眼光学系の構成図。 本発明の実施例2の効果を説明するための図。 本発明の実施例3に係る接眼光学系の構成図。 本発明の実施例1の光学系におけるMTF図。 本発明の実施例2の光学系におけるMTF図。 本発明の実施例3の光学系におけるMTF図。 本発明の実施例4に係るOCTの構成図。 レンズの配置と焦点距離算出の原理を説明するための図。
以下、本発明の接眼光学系を、実施例に基づいて図面を参照しながら説明する。
(実施例1)
図1に、本実施例の接眼光学系の断面図を示す。図示されていない光源から射出され、平行化されたビーム6は、近接配置された2つの1次元スキャナミラー(実施例において1次元ビーム走査手段に相当する構成)11、12で2次元方向に偏向され、接眼光学系2によって眼球4の虹彩41に導かれる。ここで、本実施例における近接配置とは、2つの1次元スキャナ11、12の動作が干渉しない程度に接近して配置されていることを指す。更に2つの1次元スキャナ11、12の間に光学的にパワーを持つ光学素子が無い状態であって、後述のシリンドカルレンズにより前述のシフト量を補正できる距離で配置されている場合も含まれる。尚ここでは見易さのために、スキャナミラーで折り返される光路も含め、一直線上に描画してある。また、眼球は説明の簡略化のために視度がゼロで収差を持たない理想レンズとしており、虹彩41に入射した平行ビームは、図示されていない角膜などの前眼光学系によって、網膜42上に集光される。ここでは、水平方向をx、鉛直方向をyとし、xz面、yz面各々の断面図を示しており、ビームをスキャナ11がx方向に、スキャナ12がy方向に走査するものとする。
この接眼光学系の瞳倍率βは2倍であり、xスキャナミラー11へ入射される際のビーム6の直径を3mmとすると、虹彩41に入射する際のビーム直径は6mmとなる。従って眼球光学系の焦点距離が22mm、ビームの波長が850nmであると、網膜42上のビームスポット径は約4μmとなる。
接眼光学系は、f(>0)の焦点距離を持つレンズ群21(実施例において第1の光学素子に相当する構成)と、f(>0)の焦点距離を持つレンズ群22で構成され、f=2・fの関係を持っている。このとき接眼光学系2によって、xスキャナミラー11と眼球瞳41は、光学的に共役の配置となっており、xスキャナミラー11で偏向されたビーム6が画角を持って眼球4に入射する際、その主光線52は眼球瞳41の中心を通過する。
同時に、接眼光学系は、レンズ群21と22の間に位置する、網膜と光学的に共役位置にあたる中間像位置近傍に、シリンドリカルレンズ3(実施例において第2の光学素子に相当する構成)が設置されている。ここでの中間像位置とは、接眼光学系の光軸(視軸)上の点とする。このシリンドリカルレンズ3は、yz断面方向のみに屈折パワーを持ち、xz断面方向に対しては屈折パワーを持たないように配置されている。このときyz断面図でy方向へスキャンされたビームについて考える。ここでシリンドリカルレンズ3の円筒面31は、中間像位置、すなわちビームが集光される位置とほぼ一致するように設置されている。これにより、円筒面31によって、スキャンされて光軸外を通るビーム(図1の実線)は曲げられるが、ビームの波面には殆ど影響しない。即ちシリンドリカルレンズがyz断面方向にのみ、いわゆるフィールドレンズの機能を持つことになる。従って、円筒面の曲率、すなわちシリンドリカルレンズの焦点距離を適当に選べば、最終的に主光線54が眼球瞳41の中心を通るように設定でき、かつデフォーカスが発生しないように瞳入射ビームの平行度はそのままに維持することができる。
△Zの値をゼロにするためには、円筒面31を、中間像位置にほぼ一致させればよい。この関係を満たすためのシリンドリカルレンズを配置する位置と、シリンドリカルレンズの焦点距離についての関係を、図12及び数式を用いて説明する。いま図1の構成をもとにして、xz断面においては、xスキャナミラー基準点SC11と眼球瞳PUが、焦点距離f21のレンズ群21と焦点距離f22のレンズ群22を図12のように配置することで、光学的に共役な位置関係となっているとする。ここで、レンズ群21は、スキャナ側主点位置がL21O、眼球瞳側主点位置がL21Iであり、レンズ群22は、スキャナ側主点位置がL22O、眼球瞳側主点位置L22Iである。また、xスキャナミラー基準点SC11は、xスキャナミラーへのビーム入射位置(ミラー面の回転軸位置)とする。yz断面についても、図1の構成に従って、L21Iから距離sの位置に、そのスキャナ側主点CYLがくるように、シリンドリカルレンズが配置されている。このとき、CYLが光学的パワーを持たなければ、xスキャナミラー基準点SC11から△z離れた位置に配置されたyスキャナミラー基準点SC12の共役位置は、yz断面図に示したように、眼球瞳PUから△zだけシフトする。ここで、yスキャナミラー基準点SC12は、ビームが接眼光学系の光軸を通るときの、yスキャナミラーへのビーム入射位置(ミラー面の回転軸位置)とする。このzを0にするための、シリンドリカルレンズのスキャナ側主点CYLの位置sと焦点距離fCYLを以下のように近軸結像公式に基づいて求める。
今、yz断面において、レンズ群21の物点はyスキャナSC12であり、そのスキャナ側主点L21Oからの距離はs21(=−(f21−△z)<0)である。ここでの符号は、スキャナから眼球瞳側に向かって正とする。従って、このときの眼球瞳側主点L21Iからレンズ群21の像点位置までの距離は、次式を満たすS22となる。
1/s22 = 1/s21 + 1/f21 ・・・・・(式1)
ここで、CYLをレンズ群21の眼球瞳側主点L21Iから−s(s<0)の距離に配置すると、同様にしてCYLによる像点の位置は、CYLからの距離が次式を満たすS32となる。
1/s32 = 1/( s22 +s ) + 1/fCYL
= 1/[ 1/{ 1/s21 + 1/f21 } + s ] + 1/fCYL
・・・・・(式2)
最終的にレンズ群22による像点が、xz断面における像点と同じ位置、即ちレンズ群22の眼球瞳側主点位置L22Iからf22の距離の点に一致するためには、s32=∞となればよい。従って、上式の右辺が0となるようなfCYL を選べばよいことになる。よって、次式のようになる。
CYL = −1/{ 1/s21 + 1/f21 }− s ・・・(式3)
この式3に従って、例えば、f21=50(mm)、f22=100(mm)、△z=10(mm)、s=−50(mm)とすれば、fCYL は250mmに設定すればよいことになる。尚、各光学素子がミラーの場合には、スキャナ側と眼球瞳側の主点は一致するものとして考える。
このように△Zの値をゼロにするためには、円筒面31を中間像位置にほぼ一致させればよいが、レンズ表面でのキズやゴミによって発生するビームの劣化や光量の低下を防ぐために、非点収差が顕著に発生しない範囲で、円筒面31と中間像位置を離してもよい。この場合には、円筒面が他のどの光学パワーを持つ面よりも中間像位置に近い方が望ましい。
このように、図3のような構成の場合に発生していた瞳位置シフト量△Zを、図4のようなリレー光学系21を用いずに、無視できる量にまで低減することが可能となる。ここではxz断面とyz断面で異なる光学パワーを持つ素子としてシリンドリカルレンズを用いたが、アナモルフィックレンズなどを用いてもよい。
この基本的な接眼光学系の構成を適用した具体例を、図2に示す。ここでは、接眼系を網膜投影型の画像表示装置に適用した場合を想定する。上図は接眼光学系の鳥瞰図であり、下図がそれぞれxz断面図、yz断面図である。本実施例では、図1のように接眼光学系を全てレンズ素子で構成しており、各部を表す符合は図1と同様である。観察者の眼球4は見易さのために角膜表面41と網膜面42のみを表示している。
図示されていない光源とコリメータレンズによって形成された平行ビーム6は、xスキャナ11とyスキャナ12によって2次元走査され、接眼光学系によって観察者の眼球4に導かれる。ここで、両スキャナ間の距離は8mm、入射ビーム径は3mmに設定されており、接眼光学系の横倍率βは2倍となっている。スキャナミラーの振り角はそれぞれの走査方向に3.4°であるため、スキャナ側走査角は6.8°となり、眼球瞳側の走査角はそれぞれの走査方向に3.4°となる。この結果、網膜42上の1.07mm×1.07mmのエリアがスキャンされる。また、眼球瞳41に入射するビーム径は6mmであり、網膜42上のスポット径は約4μmとなる。尚、ここでも眼球は理想レンズとしている。このような構成によって、スキャンミラーの走査に同期させて光源を変調させれば、観察者は2次元の画像を認識することができる。
ここで、シリンドリカルレンズ3の焦点距離f(波長587.56nm)は308.76mmに設定されており、この結果、最大走査角ビームにおける瞳位置シフト量△Zは、約0.2mmに抑えられ、図2の各断面図において良好に瞳が形成されている。また同時に、眼球を含めた光学系の像性能としては、図8に示す、視軸上ビームと最大走査角ビームにおけるMTF(Modulation Transfer Function)のグラフから分かるように、両者ともにほぼ回折限界に近い良好な値を維持している。
以下に本実施例のレンズデータを示す。ここで、X、Y、Zは、絞りの位置の座標を原点とした座標である、網膜上の座標x、y、zとは異なる。単位はそれぞれXYZ方向の位置はmm、各軸回転角度は半時計回りに度で示してある。ここで、中間像位置に最も近い面はシリンドリカルレンズの平面であるが、光学パワーを持たず、シリンドリカル面31は、光学パワーを持つ他のどの面よりも中間像位置に近い配置になっている。
面番号 曲率半径 X位置 Y位置 Z位置 X軸回転 Y軸回転 ガラス
絞り ∞ 0.000 0.000 0.000 0.000 0.000 Air
2 ∞ 0.000 0.000 30.000 45.000 0.000 (反射)
3 ∞ 0.000 0.000 30.000 90.000 0.000 Air
4 ∞ 0.000 -8.000 30.000 90.000 45.000 (反射)
5 ∞ 0.000 -8.000 30.000 0.000 90.000 Air
6 ∞ 0.000 -8.000 30.000 0.000 90.000 Air
7 138.973 -46.656 -8.000 30.000 0.000 90.000 STIH4_OHARA
8 15.000 -51.656 -8.000 30.000 0.000 90.000 SBAM4_OHARA
9 -24.554 -59.656 -8.000 30.000 0.000 90.000 Air
10 233.175 -104.379 -8.000 30.000 0.000 90.000 STIH4_OHARA
(CYL)
11 ∞ -109.379 -8.000 30.000 0.000 90.000 Air
12 -267.271 -173.836 -8.000 30.000 0.000 90.000 STIH10_OHARA
13 29.805 -179.836 -8.000 30.000 0.000 90.000 Air
14 79.482 -188.012 -8.000 30.000 0.000 90.000 SBAL50_OHARA
15 -25.252 -194.012 -8.000 30.000 0.000 90.000 Air
16 ∞ -269.4289 -8.000 30.000 0.000 90.000 (眼球入射面)
(実施例2)
次に、網膜の反射光を測定する走査型の網膜検査装置を想定した場合の実施例を以下に示す。図2のような構成の場合、シリンドリカル面31は、網膜42と光学的に共役に近い関係となり、ビーム6が光軸上を通るときには、このシリンドリカル面20からの反射光も検出されることになる。網膜の反射率は10−3%程度であるので、反射・後方散乱光は非常に微弱なものとなるのに対し、レンズ表面の反射率は、反射防止コーティングを施したとしても、実際には0.1%を下回る程度であり、レンズからの不要反射光の強度の方が著しく大きい。従って、ビームを2次元走査して画像を形成したとき、この不要反射光が強いゴースト像となって、深刻な画像故障となる。
そこで本実施例では、図5に示すように、シリンドリカルレンズ3を接眼光学系の光軸に対して傾けることで、シリンドリカル面31からの反射光が検出されないような構成としている。本実施例の各レンズ21、22、3と、レンズ間距離は実施例1と同じであるが、シリンドリカルレンズ3を、円筒面の母線に垂直な軸(ここではy軸)に関してdφ°だけ傾けてある。これにより、シリンドリカルレンズ3の表面反射が検出されることを防ぐことが可能になる。ここでは本実施例の接眼光学系が、例えばSLOに適用される場合を考え、SLOの共焦点光学系におけるシリンドリカルレンズ3までの構成を示した図6をもとに説明する。
光源7から発せられた発散ビーム6は、コリメータレンズ81で平行化され、xスキャナ11、yスキャナ12、正パワーレンズ21を介してシリンドリカルレンズ3に到達する。この後ビームは、図示されていないレンズを通過して眼球に導かれ、網膜に集光されて反射した光は、逆の光路を通った後に光分岐部材91で一部が反射され、レンズ82、ピンホール92を介して受光センサ93に導かれる。ここで、網膜とピンホール92は光学的に共役な位置関係となっており、ピンホール92の径に対応した網膜上の微細な点からの反射・後方散乱光のみを検出できるようになっている。尚ここでは見易さのために、スキャナミラーで折り返される光路も含め、一直線上に描画してある。
図2の構成では前記のようにシリンドリカルレンズ3の表面からの反射光もピンホール92を通って検出されてしまう。しかし、例えばシリンドリカルレンズ3の傾きdφを3度とすると、円筒面31からの反射光61は、入射光6の光路とは異なる光路を通り、yスキャナ12に入射しないため、ピンホール92までは到達しない。従って面31からの反射光を除去した良好な画像を取得することが可能となる。また、シリンドリカルレンズ3を傾けることによる収差の劣化は無視できるレベルであり、図9に示したように像性能は傾けない場合と殆ど同じで、回折限界に近い品質を維持している。但し、ここでレンズ群22と眼球4の光軸は、シリンドリカルレンズ3を傾けることによって発生する光軸シフト分を相殺するように、同量だけ逆にシフトさせてある。
本実施例では、傾ける向きは円筒面の母線に垂直な軸を回転軸としたが、母線を回転軸として傾けても良い。ただし、反射面の面法線の傾きは小さくなるため、反射ゴースト光除去の分離量が小さくなって効果も小さくなる。
(実施例3)
図7を用いて実施例3を説明する。前記のように、網膜上に数μmの小さいスポット径を形成するために太いビームを入射すると、眼球光学系の収差によってスポットが乱れて所望の集光状態を得られないため、補償光学系を用いることが必要になる。このとき画像取得のための網膜への照射光を、波面測定のための照射光と共用するタイプにおいては、レンズを用いた透過型の共軸光学系では不都合が生じることが良く知られている。これは、例えば波面検出器としてShack−Hartmann型の波面センサを用いた場合には、網膜からの反射・後方散乱光だけでなく、各レンズ面からの反射光も不要な光として波面センサに入射してしまうためである。前記のように網膜からの反射・後方散乱光よりも、レンズ表面からの反射光の方がはるかに強度が大きいため、波面を正しく測定することが困難になる。このため、補償光学系を用いたOCTやSLOの光学系は偏心反射系で構築されることが多い。本実施例では、本発明の構成を反射光学系に適用した場合について説明する。
図示されていない光源とコリメータレンズによって形成されたビーム6は、まずxスキャナ11、yスキャナ12によって2次元偏向される。その後、正のパワーを持つ球面ミラー21、正のパワーを持つシリンドリカルミラー32、正のパワーを持つ球面ミラー22から構成される接眼光学系によって眼球4に導かれる。ここで、xスキャナ11への入射ビーム径は3mm、接眼光学系の横倍率は2倍、眼球への入射ビーム径は6mmであり、網膜上のスポット径は約4μmである。尚、見易さのためにxz断面は球面ミラー22から眼球まで、yz断面はyスキャナ12から眼球までが描画されている。
このとき、球面ミラー21と22は、xz断面内においてxスキャナ11と眼球瞳41が光学的に共役になるように配置されている。またシリンドリカルミラー32は、yz断面方向にのみ光学パワーを有しており、接眼光学系の中間像位置に配置されている。これによりyz断面においても、フォーカス状態に影響することなくyスキャナ12と眼球瞳41が光学的に共役となっている。図10に、網膜上でのMTF図を示し、以下に光学データを示す。単位と座標設定は、第一の実施例の場合と同様である。
面番号 曲率半径 X位置 Y位置 Z位置 X軸回転 Y軸回転 ガラス
絞り ∞ 0.000 0.000 0.000 0.000 0.000 Air
2 ∞ 0.000 0.000 30.000 45.000 0.000 (反射)
3 ∞ 0.000 0.000 30.000 90.000 0.000 Air
4 ∞ 0.000 -8.000 30.000 90.000 45.000 (反射)
5 ∞ 0.000 -8.000 30.000 0.000 90.000 Air
6 -200.000 -92.000 -8.000 30.000 -90.000 86.000 (反射)
7 ∞ -92.000 -8.000 30.000 -90.000 82.000 Air
8 2500.000 7.027 5.917 30.000 -90.000 88.000 (反射)
(CYL)
9 ∞ 7.027 5.917 30.000 90.000 86.000 Air
10 -400.000 -192.486 19.869 30.000 90.000 89.000 (反射)
11 ∞ -192.486 19.869 30.000 -90.000 88.000 Air
12 ∞ 7.392 26.849 30.000 -90.000 88.000 (眼球入射面)
シリンドリカルレンズを用いた実施例1で発生する、レンズ表面からの戻り光については、本実施例のような偏心させたシリンドリカルミラーを用いたときは発生しない。従って、網膜反射光を検査する機器などにおいては、瞳位置シフト量△Zを低減するための手段としての、各断面方向に異なるパワーを持つ面には、ミラーを用いた方が有利と言える。
(実施例4)
図11に、本実施例の接眼光学系を用いた補償光学OCTの構成を示す。このOCT100は、光源7、観察アーム101、参照アーム102、分光器90で構成されたスペクトラルドメイン(SD)−OCTであり、この観察アーム101に、実施例3の接眼光学系20が適用されている。当然のことながら、第一又は第二の接眼光学系を適用しても良い。
光源7からの射出ビームは、ファイバ71を伝播しファイバカプラー75で所定の比率でファイバ73と74に分岐される。ファイバ73を伝播した光は観察アーム側の射出端から射出し、コリメータレンズ81で平行化され、凹面ミラー53、54を介して、反射型波面補正器50に送られる。このとき波面補正器50は駆動していない平面の状態であり、反射されたビームは、凹面ミラー55、56で反射された後に、スキャナ11、12、接眼光学系20を経て眼球4に入射する。ここで接眼光学系20は球面ミラー21、22、シリンドリカルミラー32で構成されている。その後、眼球の前眼部光学系で網膜に集光され、反射・散乱した光は、眼球前眼部、接眼光学系20や波面補正器50など、入射光路を逆に伝搬し、ビームスプリッタ等で構成された分岐部52で所定の比率で分岐される。ここで反射したビームはShack−Hartmann型の波面センサ51で検出され、眼球4の光学系によって発生した波面収差が測定される。測定された波面収差の値は計算機13に送られ、波面補正器50の制御値が算出された後に、この制御値を元に波面補正器50は収差を相殺するように駆動される。ここで波面補正器50は形状可変ミラーでも空間光変調器でもよい。
駆動された波面補正器50により、眼球に入射する照明ビームの波面は、眼球の光学系が持つ収差を反転させたような特性を持つので、眼球内部で相殺されて収差は低減され、網膜には回折限界に近い良好な集光状態で結像される。一方、この集光点で反射・散乱した光は、眼球4の光学系を通過する際に、再度収差を持つ波面となるが、入射光路を逆に伝搬した後に、波面補正器50で同様に収差が補正され、コリメータレンズ81を経てファイバ73に良好に結合される。
一方、参照アーム102では、ファイバ74の端部から射出したビームは同様にコリメータレンズ81で平行化され、分散補償ガラス82を透過し、折り返しミラー80で反射され、元の光路を経て再度ファイバ74に結合する。
ファイバ73、74を伝搬した各々の光は、カプラー75により合波されてファイバ72を伝搬し、分光器90へ送られる。ファイバ端から射出した光はレンズ96で平行化され、グレーティング98で各波長の光に分光された後、結像レンズ97で1次元センサー99上に結像される。センサー99で検出された各波長ごとの光強度は、電気信号に変換され、計算機13に送られる。この信号は波長を波数に変換した後にフーリエ変換することで、縦方向の位置に対する散乱強度として求められる。これを走査されたビーム位置各々に対して行うことで、断層像、3D画像が得られる。このように、実施例1−3の接眼光学系をOCTに用いることにより、瞳に入射されるビームとして太いビームを形成し、補償光学系を併設したOCTでも、全体のサイズを肥大化させずに、良好な性能を得ることが可能になる。即ち、実施例1−3の接眼光学系をOCTに用いることにより、眼底画像生成装置を実現することができる。
本実施例では、接眼光学系をOCTに適用した場合を用いたが、SLOに適用しても、同様の効果が得られることは言うまでもない。
(その他の実施例)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
3・・・シリンドリカルレンズ(第2の光学素子)
6・・・入射ビーム
7・・・光源
11、12・・・1次元スキャナ(1次元走査手段)
21・・・レンズ群(第1の光学素子)
31・・・円筒面

Claims (19)

  1. 互いに近接して設けられ、被検眼の眼底において互いに異なる方向に測定光を走査する2つの走査手段と、
    前記測定光の光路に設けられた光学部材に関して前記被検眼の眼底と光学的に共役な位置に設けられ、前記2つの走査手段の走査方向に対応する光学パワーが互いに異なる面を持つことにより、前記2つの走査手段それぞれが前記被検眼の前眼部と光学的に共役の位置になるようにする光学手段と、
    を有することを特徴とする眼科装置。
  2. 前記2つの走査手段のうち一方の走査手段が前記前眼部と光学的に共役な位置に設けられ、
    前記他方の走査手段が、前記光学手段が設けられない場合においては前記前眼部と光学的に共役でない位置であって、前記一方の走査手段に近接した位置で且つ前記測定光の光路において前記一方の走査手段よりも前記被検眼に近い位置に設けられ、
    前記光学手段が、前記一方の走査手段の走査方向に対応する光学パワーよりも他方の走査手段の走査方向に対応する光学パワーの方が大きい面を持つことを特徴とする請求項1に記載の眼科装置。
  3. 測定光の光路において近接して設けられた2つの走査手段であって、前記2つの走査手段のうち一方の走査手段被検眼の前眼部と光学的に共役な位置に設けられた2つの走査手段と
    該2つの走査手段により走査された前記測定光を該前眼部を介して該被検眼の眼底に照射する照射手段と、
    前記測定光の光路の光路に設けられた光学部材に関して前記眼底と光学的に共役な位置に設けられ、該一方の走査手段の走査方向に対応する光学パワーよりも該他方の走査手段の走査方向に対応する光学パワーの方が大きい面を持つ光学手段と、
    を有することを特徴とする眼科装置。
  4. 前記2つの走査手段のうち一方の走査手段が前記前眼部と光学的に共役な位置に設けられ、
    前記他方の走査手段が前記光学手段が設けられない場合においては前記前眼部と光学的に共役でない位置であって、前記一方の走査手段に近接した位置で且つ前記測定光の光路において前記一方の走査手段よりも前記被検眼に近い位置に設けられることを特徴とする請求項3に記載の眼科装置。
  5. 前記他方の走査手段の走査方向に対応する面が、前記2つの走査手段が前記被検眼の前眼部と光学的に共役の位置になるように、湾曲することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の眼科装置。
  6. 前記他方の走査手段の走査方向に対応する面が円筒面であり、
    前記円筒面が前記眼底と光学的に共役な位置に設けられることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の眼科装置。
  7. 前記2つの走査手段と前記光学手段との間に、前記円筒面を含まない第1の光学素子群と前記円筒面を含む第2の光学素子が配置され、前記第1の光学素子の焦点距離をf21、前記第1の光学素子の、前記走査手段の側の主点と、前記2つの走査手段のうち、前記円筒面が光学的パワーを持つ断面方向にビームを走査する走査手段の基準点との距離をs21、前記第1の光学素子の被検眼側の主点と、前記第2の光学素子の、前記走査手段の側の主点との距離をs、前記第2の光学素子の焦点距離をfCYLとしたとき、
    CYL = −1/{ 1/s21 + 1/f21 }−s
    の関係を満たすことを特徴とする請求項6に記載の眼科装置。
  8. 前記2つの走査手段を含む光学系の倍率を
    β=(前記被検眼への入射ビーム径)/(前記走査手段への入射ビーム径)
    としたとき、β>1であることを特徴とする請求項1〜7の何れか1項に記載の眼科装置。
  9. 前記2つの走査方向の光学パワーが異なる面の、前記2つの走査手段を含む光学系の光軸における面法線が、前記2つの走査手段を含む光学系の光軸に対して傾けられていることを特徴とする請求項1〜8の何れか1項に記載の眼科装置。
  10. 前記光学部材は第1のレンズ群からなり、
    前記光学手段は、前記第1のレンズ群と第2のレンズ群との間の位置に設けられることを特徴とする請求項1〜9の何れか1項に記載の眼科装置。
  11. 前記光学手段は、前記光学部材と異なる光学部材であって、シリンドリカル型の光学部材であることを特徴とする請求項1〜10の何れか1項に記載の眼科装置。
  12. 前記光学手段は、前記光学部材と異なる光学部材であって、アナフォルフィック型の光学部材であることを特徴とする請求項1〜10の何れか1項に記載の眼科装置。
  13. 前記光学手段は、前記2つの走査手段を含む光学系における中間像の位置に設けられることを特徴とする請求項1〜12の何れか1項に記載の眼科装置。
  14. 前記光学手段は、前記前眼部と前記2つの走査手段との間の位置に設けられることを特徴とする請求項1〜11の何れか1項に記載の眼科装置。
  15. 前記2つの走査手段と光源との間に、ビームの波面を検出する波面センサと、該波面センサで測定された波面収差に応じて駆動される波面補正器を含む補償光学系が構成されることを特徴とする請求項1〜14の何れか1項に記載の眼科装置。
  16. 光源からの測定光を前記被検眼の眼底で走査することにより得られる反射光に基づき、前記眼底の画像を取得する取得手段をさらに有することを特徴とする請求項1〜15のいずれか1項に記載の眼科装置。
  17. 前記反射光と前記測定光に対応する参照光との合波光を受光する受光手段を有し、
    前記取得手段は、前記受光手段で受光した合波光に基づき、前記眼底の断層像を前記画像として取得することを特徴とする請求項16に記載の眼科装置。
  18. 請求項1〜17の何れか1項に記載の眼科装置の制御方法であって、
    光源からの測定光を前記被検眼の眼底で走査することにより得られる反射光に基づき、前記眼底の画像を取得する取得工程を有することを特徴とする眼科装置の制御方法。
  19. 前記反射光と前記測定光に対応する参照光との合波光を受光する受光工程を有し、
    前記取得工程において、前記受光工程で受光した合波光に基づき、前記眼底の断層像を前記画像として取得することを特徴とする請求項18に記載の眼科装置の制御方法。
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