JP5647348B2 - アップリンクとダウンリンクの間の相互関係誤差の較正を増強するために、ユーザ端末を選択するための方法およびデバイス - Google Patents

アップリンクとダウンリンクの間の相互関係誤差の較正を増強するために、ユーザ端末を選択するための方法およびデバイス Download PDF

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Description

本発明は、通信分野に関し、より詳細には、時分割複信(time division duplex)システム内の基地局および移動局に関する。
チャネル相互関係(channel reciprocity)の特徴、すなわち、アップリンク(UL)周波数とダウンリンク(DL)周波数の間が対称である特徴は、LTE−A(アドバンスト−ロング・ターム・エボリューション)TDD(時分割複信)システムにおいて、応用上有望である。業界では、アップリンクとダウンリンクの間に相反性があるという仮定が一般に受け入れられており、チャネルを効果的に推定するために、その仮定が使用される。しかし、実際には、受信機と送信機の間でRF(無線周波)回路に違いがあるため、特に基地局側の受信機と送信機の間でRF回路に違いがあるため、TDDシステムにおけるアップリンクとダウンリンクの間の相反性を保証することは、非常に難しい。アップリンクとダウンリンクの間に相反性があるTDDベースのシステムの場合、システム性能は、アップリンク/ダウンリンクのチャネル相互関係誤差(reciprocity error)に対してきわめて敏感であり、アップリンクとダウンリンクの間のわずかな相互関係誤差が、著しい性能低下を引き起こすことがある。したがって、TDDシステムにおける相反性較正に業界の関心が集まっている。
アップリンクとダウンリンクの間に相反性があるTDDシステムのOTA(無線)インタフェースの較正は、追加的なハードウェア・デバイスを導入する必要がないので、TDDシステムのアップリンクとダウンリンクの間の相反性を保証するための効果的な方法となる。しかし、OTA較正の精度は、主にアップリンクとダウンリンクの間のチャネル推定に依存し、したがって、ユーザ端末(ユーザ機器またはUEとも呼ばれる)選択をどのように実行するかが、重要な問題であり、特にCoMP(多地点協調(coordinated multi−point))システムの場合、較正用にどのユーザ端末を選択するかが、早急に解決すべき問題である。
既存の時分割複信技法は、選択されるユーザ端末が多地点協調セル・クラスタの中央付近に所在すべきであることを提案するが、これは、ユーザ端末選択のためにユーザ端末ロケーションだけが考慮されることを意味する。
ユーザ端末ロケーションに基づいたユーザ端末の選択は、大規模なフェージングだけを考慮する。しかし、影効果および高速フェージングも考慮すると、上述の選択方法は不正確である。
したがって、本発明は、TDDシステムにおけるアップリンクとダウンリンクの間の相互関係誤差の較正の精度を高めるために、アップリンクとダウンリンクの間の相互関係誤差の較正用のユーザ端末を選択するための方法および対応するデバイスを提供する。本発明のソリューションは、単一セル・シナリオおよびマルチセルCoMPシナリオに適している。
本発明の第1の態様によれば、時分割複信通信システム内のネットワーク機器において、アップリンクとダウンリンクの間の相互関係誤差の較正を強化するために、ユーザ端末を選択する方法が提供され、方法は、複数の第1のユーザ端末と第1の基地局の間のチャネル品質関連情報を獲得するステップであって、前記チャネル品質関連情報が、前記複数の第1のユーザ端末と前記第1の基地局の間のチャネル品質を示すために使用される、ステップと、前記チャネル品質関連情報に従って、少なくとも1つの第1のユーザ端末を、アップリンクとダウンリンクの間の前記相互関係誤差を較正するための較正ユーザ端末として選択するステップとを含む。
本発明の第2の態様によれば、時分割複信通信システム内のネットワーク機器において、アップリンクとダウンリンクの間の相互関係誤差の較正を強化するために、ユーザ端末を選択するためのデバイスが提供され、デバイスは、複数の第1のユーザ端末と第1の基地局の間のチャネル品質関連情報を獲得するための獲得手段であって、前記チャネル品質関連情報が、複数の第1のユーザ端末と前記第1の基地局の間のチャネル品質を示すために使用される、獲得手段と、前記チャネル品質関連情報に従って、少なくとも1つの前記第1のユーザ端末を、アップリンクとダウンリンクの間の前記相互関係誤差を較正するための較正ユーザ端末として選択するための選択手段とを備える。
本発明のソリューションを用いて、アップリンクとダウンリンクの間の相互関係誤差の較正のために最良のユーザ端末を選択することができる。CoMPシナリオの場合、全セル・クラスタ較正重みが獲得されるように、協調セル・クラスタ内の任意の2つの基地局(BS)が連結されることを実現するために、様々な較正ユーザ端末を利用することができる。
以下の図面を参照しながら、非限定的な実施形態についての詳細な説明を読むことによって、本発明の他の特徴、目的、および利点も明らかになる。
本発明の一実施形態による、ネットワークのトポロジロジカルな構造についての概略図である。 本発明の一実施形態による、ネットワークのトポロジロジカルな構造についての概略図である。 本発明の一実施形態による、システム方法のフロー図である。 本発明の実施形態による、5つの基地局から成る協調クラスタについての1つの接続図である。 本発明の実施形態による、5つの基地局から成る協調クラスタについての別の接続図である。 本発明の一実施形態による、デバイスのブロック図である。
図面では、同一または同様の参照記号は、同一または同様のステップ機能またはデバイス/モジュールを指し示す。
最初に、無線周波不一致モデルについて簡潔に説明する。
ワイヤレス送信機とワイヤレス受信機の間には、RF(無線周波)回路に大きな相違がある。アンテナ結合の効果を除外することによって、RFアンテナ・ラインアップ(Hbr、Hbt、Hmr、Hmt)の有効チャネル応答は、対角行列としてモデル化することができる。ここで、Hbr、Hbt、Hmr、Hmtは、それぞれ、基地局の受信機(RX)における応答、基地局の送信機(TX)における応答、ユーザ端末の受信機(RX)における応答、ユーザ端末の送信機(TX)における応答を表す。例えば、基地局受信機の応答は、
Figure 0005647348
と表すことができ、ここで、Nは、基地局アンテナの数である。上記の対角行列は、
Figure 0005647348
と表すことができ、ここで、Aは、振幅を表し、
Figure 0005647348
は、位相を表す。
相反性シミュレーションにおいて、最も配慮すべきパラメータの1つは、アップリンク・チャネル応答のダウンリンク・チャネル応答に対する(またはその逆の)比である。一般に、アップリンク/ダウンリンク送信の遅延を無視した場合、OTA(無線)インタフェースのチャネルは、相反的と見なすことができる。しかし、アンテナ・ラインアップの不一致のため、アップリンクとダウンリンクの有効チャネル(送信機のベースバンドから受信機のベースバンドへの有効チャネル)が相反性を満たさない事態が生じる。先のRFラインアップ応答の式に基づくと、基地局のTXアンテナ・ラインアップとRXアンテナ・ラインアップの間の相互関係誤差は、
Figure 0005647348
と表すことができ、ここで、εは、相互関係誤差行列Eの対角要素を表す。
したがって、TXアンテナ・ラインアップの応答は、RXアンテナ・ラインアップと相互関係誤差行列から、
bt=Ebr
と計算することができる。
とHbrは、ともに対角行列であるので、交換可能である。ほとんどの相反性シミュレーションでは、絶対的なRFアンテナ・ラインアップ応答は、性能係数が実数ではないことがある。対照的に、相互関係誤差行列Eなど、TXアンテナ・ラインアップとRXアンテナ・ラインアップの間の相対的な差分値は、実数として役割を果たすことができる。
上述の説明はすべて、基地局側についてのものである。モデルを移動局側向けに拡張することは容易である。基地局側とユーザ端末側の両方における非相反性効果を含めることによって、
DL,eff=HmrDLbt
UL,eff=HbrULmt
が得られる。
ここで、
Figure 0005647348
である。上記の式に相互関係誤差の定義
Figure 0005647348
Figure 0005647348
を適用することによって、有効ダウンリンク・チャネルと有効アップリンク・チャネルは、
Figure 0005647348
と関連付けることができる。
この式は、有効アップリンクRFチャネルと有効ダウンリンクRFチャネルの相反性をモデル化するために使用することができる。OTAインタフェース較正は、アップリンクCSI(チャネル状態情報)およびダウンリンクCSIから誤差
Figure 0005647348
およびEを獲得できる、チャネル相互関係を保証するソリューションである。アップリンクCSIは、アップリンク推定から獲得され、一方、ダウンリンクCSIは、較正ユーザ端末によってフィードバックされる。通常、ダウンリンク送信の場合、
Figure 0005647348
は、あまり影響を及ぼさず、したがって、TXのEの較正だけを行うことも可能である。
図1aは、本発明の一実施形態による、ネットワークのトポロジロジカルな構造についての概略図であり、基地局1aは、単一セル・システム内に所在しており、図1bは、本発明の一実施形態による、ネットワークのトポロジロジカルな構造についての別の概略図であり、基地局1aは、マルチセルCoMPシステム内に所在している。図1bでは、基地局1a、1b、1cが、複数のユーザ端末2a、2b、2c、2d、2e、2fに協調してサービスする。図1bには、協調的に動作する3つの基地局1a、1b、1cと、6つのユーザ端末2a、2b、2c、2d、2e、2fが、示されているにすぎない。協調的に動作する基地局は、上述の基地局に限定されず、あるいはただ2つの協調的に動作する基地局が存在することも可能であること、またユーザ端末は、図1bに示される6つのユーザ端末に限定されないことは、当業者であれば理解できよう。さらに、基地局1aが、単一セル・モードで動作するか、それともCoMPモードで動作するかは、初期ネットワーク計画および配備中に決定されることも、当業者であれば理解されたい。以下のネットワーク動作手順では、基地局1aは、ネットワーク計画フェーズ中における構成に従って動作する。
図2は、本発明の一実施形態による、システム方法のフロー図である。最初に、ステップS20において、基地局1a、1b、1cの各々がそれぞれ、複数のユーザ端末と基地局の間のチャネル品質関連情報を獲得し、ここで、基地局とユーザ端末の間のチャネル品質関連情報は、アップリンク推定からのチャネル情報、およびユーザ端末によってフィードバックされるダウンリンク・チャネル情報とすることができる。ユーザ端末の各々によって送信されるアップリンク・サウンディング信号(sounding signal)に基づいて、基地局1a、1b、または1cによって推定される、アップリンク・チャネルSINR(信号対干渉雑音比)情報を含むチャネル品質情報を、説明のための一例として利用する。
その後、ステップS21において、基地局1aは、最初に、基地局が単一セル・モードで動作するか、それともCoMPモードで動作するかを判断する。ネットワーク・パラメータの設定を介して、基地局1aは、単一セル・モードで動作することを知り、その後、方法は、ステップS22’に進み、基地局1aは、アップリンクとダウンリンクの間の前記相互関係誤差を較正するために、基地局1aによってサービスされる複数の第1のユーザ端末から得たチャネル品質関連情報に従って、複数の第1のユーザ端末から少なくとも1つの候補ユーザ端末を選択し、ここで、選択された少なくとも1つの候補ユーザ端末と基地局1aの間のチャネル品質は、第1の所定の閾値Γよりも大きい。
第1の所定の閾値Γは、ネットワーク構成の開始時に、システムによって設定されるパラメータとすることができ、例えば、第1の所定の閾値Γは、16dBに設定される。基地局1aとユーザ端末2a、2b、2c、2dの間のSINRは、それぞれ、18dB、22dB、25dB、18dBとする。したがって、基地局1aとユーザ端末2a、2b、2c、2dの間のチャネル品質は、第1の所定の閾値Γよりも大きく、基地局1aは、ユーザ端末2a、2b、2c、2dを候補ユーザ端末として採用する。ここでは、簡潔にするため、表1には、ユーザ端末の各々と対応する基地局との間のSINR値のうち、閾値よりも大きいものしか示していない。
その後、ステップS23’において、基地局1aは、候補ユーザ端末数を所定の数MaxUEと比較し、小さい方の値を最終的な較正ユーザ端末数として採用する。すなわち、基地局1aは、X個のユーザ端末を最終的な較正ユーザ端末として採用することを決定し、ここで、X=min(MaxUE,QualifiedUE)であり、QualifiedUEは、選択された候補ユーザ端末の数を表し、すなわち、これらの候補ユーザ端末と基地局1aの間のチャネル品質は、第1の所定の閾値Γよりも大きい。基地局1aとの間で良好なチャネル品質を有する複数のユーザ端末が、基地局1aにチャネル情報をフィードバックすることで、較正のロバスト性を強化することができる。しかし、較正に使用するために、あまりに多くのユーザ端末がチャネル情報をフィードバックした場合、相対的に大きなアップリンク・フィードバック・オーバヘッドを引き起こし、その結果、スペクトル効率を低下させる。したがって、所定の数MaxUEを制限することは、アップリンク・フィードバック・オーバヘッドを抑制するうえで有益である。
その後、ステップS24’において、基地局1aは、Xが0よりも大きいかどうかを判断する。Xが0よりも大きい場合、インデックス・フラグを1にするように決定し、これは、基地局を較正するためのユーザ端末が少なくとも1つは見つかったことを意味し、選択されたユーザ端末インデックスが出力され、Xが0の場合、インデックス・フラグを0にするように決定し、これは、基地局を較正するためのユーザ端末が見つからなかったことを意味する。
ステップS21において、ネットワーク・パラメータの設定を介して、基地局1aは、CoMPモードで動作すること、すなわち、基地局1aを含むZ個の基地局が協調的に動作することを知るものとし、以下では、Z=3が、説明のための一例として利用され、すなわち、協調セル・クラスタ内には、3つの基地局1a、1b、1cが存在するものとする。その場合、方法は、ステップS22に進み、基地局1a、1b、1cの各々は、それ自体と基地局の各々によってそれぞれ獲得されたユーザ端末の各々との間のチャネル品質関連情報に基づいて、これらのユーザ端末から少なくとも1つの候補ユーザ端末を選択し、ここで、これらの選択された候補ユーザ端末と基地局の間のチャネル品質は、第2の所定の閾値よりも大きい。
例えば、第2の所定の閾値Kは、K=16dBである。単一セル・モードにおける例と同様に、基地局1aとユーザ端末2a、2b、2c、2dの間のSINRは、それぞれ、18dB、22dB、25dB、18dBとし、さらに、基地局1bとユーザ端末2b、2e、2fの間のSINRは、それぞれ、21dB、18dB、17dBとし、基地局1cとユーザ端末2d、2e、2fの間のSINRは、それぞれ、18dB、21dB、17dBとし、詳細は、以下の表に示される通りである。
Figure 0005647348
この場合、基地局1aとユーザ端末2a、2b、2c、2dの間のチャネル品質は、第2の所定の閾値Kよりも大きく、基地局1bとユーザ端末2b、2e、2fの間のチャネル品質は、第2の所定の閾値Kよりも大きく、基地局1cとユーザ端末2d、2e、2fの間のチャネル品質は、第2の所定の閾値Kよりも大きい。基地局1a、1b、1cの各々はそれぞれ、候補集合A、i=1,...,Zを生成し、各候補集合は、ユーザ端末と基地局の間のチャネル品質が第2の所定の閾値よりも大きい、ユーザ端末を含む。例えば、基地局1aによって生成される候補集合Aは、A={UE2a,UE2b,UE2c,UE2d}であり、基地局1bによって生成される候補集合Aは、A={UE2b,UE2e,UE2f}であり、基地局1cによって生成される候補集合Aは、A={UE2d,UE2e,UE2f}である。その後、基地局1bは、ユーザ端末2b、2e、2fのユーザ端末インデックスと、基地局インデックスとを基地局1aに報告し、この場合、基地局とユーザ端末2b、2e、2fの間のチャネル品質は、第2の所定の閾値Kよりも大きく、また基地局1cは、ユーザ端末2d、2e、2fのユーザ端末インデックスと、基地局インデックスとを基地局1aに報告し、この場合、基地局とユーザ端末2d、2e、2fの間のチャネル品質は、第2の所定の閾値Kよりも大きい。
その後、ステップS23において、基地局1aは、集合A、A、Aの各々から、各基地局ペアに共通する、条件を満たす要素を見つけ出し、これらの条件を満たす共通要素をCommonUEsetに入れ、すなわち、CommonUEset=A∩A
Figure 0005647348
である、CommonUEsetを見つけ出し、ここで、
Figure 0005647348
は、Z個の要素を含む集合から2つの異なる要素を選択するすべての可能性を表す、組み合わせの数である。例えば、CommonUEset=A∩A={UE2b}、CommonUEset=A∩A={UE2d}、およびCommonUEset=A∩A={UE2e,UE2f}である。
その後、各CommonUEsetについて、基地局1aは、その集合において、その集合に対応する基地局ペアに関して最大のSINR平均値を有するユーザ端末を選択し、選択されたユーザ端末をベクトルdに入れ、選択されたユーザ端末に対応する基地局ペアを記録する。例えば、CommonUEsetの場合、基地局1bと基地局1cに関して、ユーザ端末2eの平均SINRは、(18+21)/2=19.5dBであり、基地局1bと基地局1cに関して、ユーザ端末2fの平均SINRは、(17+17)/2=17dBであり、したがって、ユーザ端末2eが、この集合において、この集合に対応する基地局ペアに関して最大のSINR平均値を有するユーザ端末であり、そのため、基地局1aは、ユーザ端末2eを選択し、対応する基地局ペア、すなわち、基地局1bと基地局1cを記録する。さらに、同様なことを行うと、ベクトルd内の選択された要素には、基地局1aと基地局1bに対応するユーザ端末2bと、基地局1aと基地局1cに対応するユーザ端末2dとがさらに含まれる。
その後、基地局1aは、基地局ペアの各々とユーザ端末の間の平均SINRに従って、ベクトルdを昇順でソートする。1aと1bの基地局ペアに関するユーザ端末2bの平均SINRは21.5dB、1aと1cの基地局ペアに関するユーザ端末2dの平均SINRは18dB、1bと1cの基地局ペアに関するユーザ端末2eの平均SINRは19.5dBであるので、ソート後の結果は、{UE2d,UE2e,UE2b}となる。
その後、ステップS24において、基地局1aは、最初に、S=dとすることによって、候補ユーザ端末集合Sを初期化し、次に、n=1:length(d)とすることによって、nを初期化し、これは、最初に、n=1とし、その後、n=length(d)(ベクトルdの長さ)になるまで、nを1ずつ加算することを意味する。
その後、ステップS25において、基地局1aは、nがlength(d)+1よりも小さいかどうかを判断し、nがlength(d)+1よりも小さい場合、方法は、ステップS26に進み、基地局1aは、集合Sから第nの要素を除去し、その後、ステップS27において、基地局1aは、第nの要素を除去した後の隣接行列(adjacent matrix)Bの連結性を判断する。以下では、連結性の原理を説明するために、一般性を失うことなく、5つの基地局を含むCoMP協調セル・クラスタを、説明のための一例として利用する。
最初に、4つの候補ユーザ端末が選択され、選択された候補ユーザ端末の各々はそれぞれ、CoMPセル・クラスタの2つの基地局に関連し、すなわち、候補ユーザ端末の各々と2つの基地局の間のチャネル品質はともに、第2の所定の閾値Kよりも大きい。したがって、CoMPセル・クラスタの5つの基地局は、4つの部分集合に分類される。図3(a)に示されるように、部分集合が、例えば、{1,2}、{2,4}、{3,5}、{4,5}であり、連結である場合、すなわち、どの1つの基地局も、他のすべての基地局と直接的または間接的に連結できる場合、部分較正重み(partial calibration weight)が連結され、したがって、CoMPクラスタ全体の全体較正重み(overall calibration weight)を獲得することができる。しかし、図3(b)に示されるように、部分集合が、例えば、{1,2},{1,3},{2,3},{4,5}であり、基地局の部分集合が非連結である場合、具体的には、基地局4、5が、基地局1、2、3から分離されている場合、CoMPクラスタ全体の全体較正重みを獲得することはできない。
2つのCoMPクラスタに対応する隣接行列BおよびBunCを、それぞれ以下に示す。
図3(a)に示される連結グラフ(connected graph)に対応する隣接行列Bは、
Figure 0005647348
(1)であり、図3(b)に示される連結グラフに対応する隣接行列BunCは、
Figure 0005647348
(2)である。
ネットワークにおけるノードとブランチの集合は、グラフと呼ばれ、G=(V,E)と表され、ここで、Vは、ノードの集合V={v,v,...,v}を表し、mは、ノードの数であり、通常、m=|V|と書き表され、Eは、ブランチの集合E={e,e,...,e}を表し、nは、ブランチの数、n=|E|である。ブランチに対応する2つのノードがuとvであり、流体の流れの方向が、検討中の問題には無関係である場合、グラフGは、無向グラフ(undirected graph)と呼ばれる。
グラフG内の任意の2つのノードの間に少なくとも1つの経路が存在する場合、2つのノードは、連結されていると言われ、グラフGは、連結グラフと呼ばれる。無向グラフG=(V,E)の場合、m=|V|次の正方行列B=(bij)=|e|、e=<v,v>∈Eである、行列Bは、グラフGのノード隣接行列と呼ばれる。
Bのk乗を
Figure 0005647348
と表し、ここで、
Figure 0005647348
である。行列
Figure 0005647348
(3)の場合、行列S内のすべての要素が非ゼロ要素であれば、グラフGは、連結グラフであり、そうではなく、行列S内にT個のゼロ要素であれば、グラフGは、非連結グラフ(unconnected graph)であり、ここで、Bは、グラフGのノード隣接行列である。式(1)および式(2)の場合、式(1)のBに対応するのが、
Figure 0005647348
であり、式(2)のBunCに対応するのが、
Figure 0005647348
である。したがって、図3(a)に対応するグラフは、連結グラフであり、図3(b)に対応するグラフは、非連結グラフである。
3つの基地局1a、1b、1cと、6つのユーザ端末2a〜2fとを含む、上述のCoMPクラスタに話を戻す。ステップS23において、ソート後の結果は、ベクトルdが{UE2d,UE2e,UE2b}となる。その後、ステップS26において、基地局1aは、最初に、d内の第1の要素UE2dを除去し、すなわち、較正が望まれる2つの基地局との間で最悪の平均チャネル品質を有するユーザ端末を除去する。その後、ステップS27において、基地局1aは、d内の残りの要素が、CoMPクラスタ内の基地局によって構成されるグラフを連結にするかどうかを判断する。残りの2つの要素は、基地局1a、1b、1cによって構成されるグラフが連結であることを保証するので、その場合、方法は、ステップS29に進み、nに1が加算され、その後、方法は、ステップS25に戻り、nがlength(d)+1よりも小さいかどうかが判断され、小さい場合は、ステップS26が繰り返され、基地局1aは、ベクトルdの残りにおいて、ソート順による第1の要素をさらに除去し、すなわち、ベクトルdの残りにおいて、選択された基地局との間で最悪の平均チャネル品質を有するユーザ端末、すなわち、UE2eを除去する。その後、基地局1aは、d内の残りの要素が、セル・クラスタ内の基地局によって構成されるグラフを連結にするかどうかをさらに判断する。基地局1a、1b、1cを連結にすることができない、ただ1つの要素UE2bしか残っていないので、したがって、ステップS28において、基地局1aは、UE2eをベクトルd内に戻す。その後、方法は、ステップS25に進むが、判断結果はいいえであり、したがって、方法は、ステップS26’に進む。
ステップS26’の判断手順において、隣接行列Bが連結であると判断された場合、ステップS27’において、基地局1aは、インデックス・フラグを1に設定し、インデックス1は、十分に条件を満たすユーザ端末が見つかったことを示し、この時点における集合Sと、対応する基地局ペアのインデックスとが出力される。例えば、上述のステップS26’では、基地局1aは、UE2eとUE2bが、基地局1a、1b、1cを連結にすることができることを見出し、したがって、基地局1aは、集合S{UE2e,UE2b}を候補ユーザ端末として採用し、対応する基地局ペア{基地局1b,基地局1c}および{基地局1a,基地局1b}を出力し、さもなければ、方法は、ステップS27’に進み、基地局1aは、インデックス・フラグを0に設定し、インデックス0は、十分に条件を満たすユーザ端末が見つからなかったことを示す。
上述の実施形態では、チャネル品質関連情報は、基地局1a、1b、1cによって獲得されるアップリンク・チャネルのSINR情報を含む。推定されるアップリンク・チャネル情報は、実際に必要とされるダウンリンク・チャネル情報と完全には一致しないことがあるので、代替的に、ステップS26’の後、ステップS27’の前に、ステップS29’がさらに含まれ、すなわち、基地局1aは、ダウンリンクCSI(チャネル状態情報)をフィードバックする、上で選択されたユーザ端末2e、2bを指示する。代替的に、ステップS29”において、基地局1aは、較正ユーザ端末2b、2dによってフィードバックされるダウンリンク・チャネル情報に従って、例えば、SINRが上述の第2の所定の閾値よりも大きいかどうかなど、ユーザ端末2e、2bによってフィードバックされるダウンリンク・チャネル情報を再判断し、較正ユーザ端末2e、2bによってフィードバックされるダウンリンク・チャネル情報がともに、第2の所定の閾値よりも大きい場合、方法は、ステップS27’に進み、基地局1aは、TDDにおいてアップリンクとダウンリンクの間の較正を行うために、選択された較正ユーザ端末を含む集合S{UE2e,UE2b}と、較正ユーザ端末2e、2bによってフィードバックされるダウンリンク・チャネル状態情報と、ユーザ端末2e、2bの間の推定アップリンク・チャネル状態情報と、対応する基地局ペア{基地局1b,基地局1c}および{基地局1a,基地局1b}とに従って、クラスタ全体の較正重みを獲得する。
上述の方法は、単一セル・シナリオにも適していること、すなわち、ステップS22’において、基地局1aが単一セル・モードで動作し、基地局1aによって獲得されるユーザ端末2a、2b、2c、2dとの間のチャネル品質関連情報がすべて、アップリンク・チャネル推定情報である場合、変更可能な一実施形態では、基地局1aが較正ユーザ端末を選択するステップS23’の後、基地局1aは、ダウンリンク・チャネル情報を測定およびフィードバックする選択されたユーザ端末を指示することもできることは、当業者であれば理解できよう。その後、基地局1aは、較正ユーザ端末によってフィードバックされるダウンリンク・チャネル情報と、基地局によって推定されるアップリンク・チャネル情報とに従って、アップリンクとダウンリンクの間の較正を行う。
上述の実施形態では、SINRが、チャネル品質情報を記述するための一例として利用された。オプションの実施形態では、チャネル品質情報は、チャネル推定精度に影響する他のチャネル品質測定パラメータを含むこともできる。
上述の実施形態の各々では、各ステップの実施主体は、基地局1aであり、すなわち、基地局1aは、第1の基地局の機能を果たし、基地局1b、1cは、第1の基地局に隣接する第2の基地局の機能を果たし、それぞれ収集したチャネル品質関連情報を基地局1aに報告する。本発明が上述のネットワーク構造に限定されないことを当業者であれば完全に理解できよう。例えば、基地局1a、1b、1cは、それぞれのチャネル品質関連情報を、基地局1a、1b、1cを管理する、RNC(無線ネットワーク・コントローラ)を含むが、それに限定されない、管理ネットワーク装置に報告することができ、すなわち、管理ネットワーク装置は、図2に示される対応するステップの実行主体として、基地局1aに取って代わる。
第1の所定の閾値および第2の所定の閾値の選択は、上述の文脈においては同じである。もちろん、上述の第1の所定の閾値と第2の所定の閾値が同じ値を有するのは、説明上の都合にすぎない。実際には、上述の2つの閾値は、特定のシステム構成およびネットワーク管理者による設定に従って、同じ値を有しても、または異なる値を有してもよいだけでなく、上述の例とは異なる値を有してもよいことは、当業者であれば理解できよう。
上述の実施形態では、各ユーザ端末が2つの基地局を較正する例を説明のために利用した。もちろん、一般性を失うことなく、各ユーザ端末が較正できる基地局の数は、2つに限定されず、例えば、3つとすることもできる。その場合、ステップS23において、CommonUEsetの表現は、CommonUEset=A∩A∩A
Figure 0005647348
としかるべく変更され、ここで、
Figure 0005647348
である。
上述の実施形態では、フィードバック・オーバヘッドが最小になるように、1度に1つのユーザ端末が、1つの基地局ペアを較正するために選択された。別の変更可能な実施形態では、ステップS23において、各基地局ペア、すなわち、CommonUEsetに関して、1度に複数のユーザ端末が、各基地局を較正するために選択される場合、基地局ペアとの間で最良の平均チャネル品質を有する複数のユーザ端末が選択され、選択された複数のユーザ端末が、行列Dに入れられる。例えば、ここでも表1を参照すると、基地局ペア{基地局1b,基地局1c}に関して、最良の2つのユーザ端末{UE2e,UE2f}が取り出され、行列Dに入れられる。以下では、行列D内の要素が、ユーザ端末グループの平均SINRに従ってソートされる。1bと1cの基地局ペアについてのUE2eとUE2fの平均SINRは、(18+21+17+17)/4=18.25dBであるので、ユーザ端末部分集合{UE2e,UE2f}の平均SINRは、1aと1cの基地局ペアに対応するユーザ端末2dの平均SINRである18dBよりも大きく、1aと1bの基地局ペアに対応するユーザ端末2bの平均SINRである21.5dBよりも小さい。したがって、ステップS24において、S=Dとし、したがって、ステップS26において、UE2dが最初に集合Sから除去され、その後、ステップS27の判断が実行され、ステップS29において、nに1が加算され、ステップS25の判断が実行され、その後、ステップS26において、ユーザ端末部分集合{UE2e,UE2f}が集合Sから除去され、その後の判断が実行される。後続のステップは、上述の実施形態と同様であるので、説明を繰り返すことはしない。この実施形態では、各基地局ペアが複数のユーザ端末を使用して、較正を行うので、ロバスト性がさらに改善される。
もちろん、上述の実施形態の各々において挙げた値は、例示的なものにすぎない。上述のパラメータは、実際のシステムの動作中に完全にリアルタイムで測定できること、また上述のパラメータは、トポロジロジカルな構造が異なるネットワークでは異なることもあることを、当業者であれば理解できよう。
図1(b)に示される3つのサイトは、同じ六角形セルラ・セル内に位置しているが、較正が望まれる基地局は、それぞれ異なるセルラ・サイト内に位置することができることを、当業者であれば十分に理解できよう。
ここまでは、方法フローの態様から本発明を説明したが、これ以降は、デバイスの態様から本発明を説明する。
図4に示されるデバイス40は、図1(a)および図1(b)に示される基地局1a内に存在するが、もちろん、デバイス40は、基地局1b、1c内に存在することもできる。
デバイス40は、獲得手段400と、選択手段401とを備える。さらに、選択手段401は、除去手段4010と、第1の判断手段4011とを備える。
最初に、獲得手段400が、複数の第1のユーザ端末と第1の基地局1aの間のチャネル品質関連情報を獲得し、ここで、チャネル品質関連情報は、複数の第1のユーザ端末と第1の基地局の間のチャネル品質を示すために使用される。
次に、選択手段401が、チャネル品質関連情報に従って、アップリンクとダウンリンクの間の相互関係誤差を較正するための較正ユーザ端末として、少なくとも1つの第1のユーザ端末を選択する。
特に、基地局1aが単一セル・モードで動作する場合、選択手段401は、最初に、チャネル品質関連情報に従って、複数の第1のユーザ端末から少なくとも1つの候補ユーザ端末を選択し、ここで、少なくとも1つの候補ユーザ端末と第1の基地局1aの間のチャネル品質は、第1の所定の閾値よりも大きい。説明のための例として、表1をここでも利用するが、第1の所定の閾値Γ=16dBである。例えば、ユーザ端末2a、2b、2c、2dが選択される。その後、選択手段401は、少なくとも1つの候補ユーザ端末2a、2b、2c、2dの数が、所定の数MaxUEよりも大きいかどうかを判断する。
少なくとも1つの候補ユーザ端末の数がMaxUEよりも大きい場合、少なくとも1つの候補ユーザ端末のうち、第1の基地局との間のチャネル品質に関して上位MaxUE個のユーザ端末である、MaxUE個のユーザ端末が、較正ユーザ端末として採用される。例えば、数MaxUEを2に設定した場合、少なくとも1つの候補ユーザ端末のうち、上位2個のユーザ端末UE2cおよびUE2bが、較正ユーザ端末として採用される。
少なくとも1つの候補ユーザ端末の数が所定の数MaxUE以下の場合、少なくとも1つの候補ユーザ端末が、較正ユーザ端末として採用される。例えば、数MaxUEを5に設定した場合、候補ユーザ端末UE2c、UE2b、UE2a、UE2dのすべてが、較正ユーザ端末として採用される。
別の実施形態では、第1の基地局1aと少なくとも1つの近隣の第2の基地局が、協調基地局クラスタを構成して、協調的に動作し、例えば、図1(b)に示されるように、近隣の第2の基地局が、基地局1b、1cを含む場合、獲得手段400は、少なくとも1つの第1のユーザ端末と複数の第2のユーザ端末とを獲得するためにさらに使用され、ここで、少なくとも1つの第1のユーザ端末と第1の基地局1aの間のチャネル品質は、第2の所定の閾値よりも大きく、複数の第2のユーザ端末と少なくとも1つの第2の基地局1bまたは1cの間のチャネル品質は、第2の所定の閾値よりも大きい。
次に、選択手段が、複数の第1のユーザ端末と複数の第2のユーザ端末の中のユーザ端末を候補ユーザ端末として採用するためにさらに使用され、ここで、候補ユーザ端末と少なくとも2つの基地局の間のチャネル品質は、第2の所定の閾値よりも大きく、次に、選択手段は、協調基地局クラスタを連結にする、最小数の候補ユーザ端末を較正ユーザ端末として採用するためにさらに使用され、その場合、協調基地局クラスタは、
Figure 0005647348
内に非ゼロ要素が存在しない場合に連結であり、ここで、Bは、ノード隣接行列を表し、Bは、Bのk乗を表し、Zは、協調基地局クラスタ内の基地局の総数を表す
詳細に説明すると、選択手段401は、
候補ユーザ端末の平均チャネル品質に従って、最小平均チャネル品質を有する少なくとも1つの候補ユーザ端末を1つずつ除去するための除去手段4010であって、候補ユーザ端末の平均チャネル品質が、候補ユーザ端末と少なくとも2つの基地局の間のチャネル品質の平均値を含み、候補ユーザ端末と少なくとも2つの基地局の間のチャネル品質が、ともに第2の所定の閾値よりも大きい、除去手段4010と、
複数の候補ユーザ端末の残りが、協調基地局クラスタを連結にできるかどうかを判断するために使用される第1の判断手段4011と
をさらに備え、
複数の候補ユーザ端末の残りが、協調基地局クラスタを連結にできる場合、複数の候補ユーザ端末の残りが、協調基地局クラスタを連結にできなくなるまで、除去手段4010および第1の判断手段4011が、上述の操作を繰り返し、
その場合、選択手段401が、協調基地局クラスタを連結にできる候補ユーザ端末の最小数の残りを、較正ユーザ端末として採用するためにさらに使用される。
変更可能な一実施形態では、チャネル品質がSINR情報を含む場合、獲得手段400が、
複数の第1のユーザ端末によってフィードバックされたダウンリンクCQI(チャネル品質表示)を獲得し、その後、ダウンリンクCQIに従って、SINR情報を獲得する
ためにさらに使用される。
変更可能な一実施形態では、基地局1aが、単一セル・シナリオ内にあり、チャネル品質が、基地局によって獲得されたアップリンク・チャネル推定情報をさらに含む場合、獲得手段400が、較正ユーザ端末によってフィードバックされるダウンリンク・チャネル品質情報を獲得するためにさらに使用され、その場合、デバイス40は、較正ユーザ端末によってフィードバックされたダウンリンク・チャネル品質が、第1の所定の閾値よりも大きいかどうかを判断するための第2の判断手段(図4には図示されず)をさらに備え、較正ユーザ端末によってフィードバックされたダウンリンク・チャネル品質が第1の所定の閾値よりも大きい場合、較正ユーザ端末に従って、アップリンクとダウンリンクの間の相互関係誤差を較正するために、デバイス40がさらに使用され、さもなければ、デバイス40は、較正ユーザ端末に従って、アップリンクとダウンリンクの間の相互関係誤差を較正することはできない。
変更可能な一実施形態では、基地局1aが、CoMPシナリオ内にあり、チャネル品質が、基地局によって獲得されたアップリンク・チャネル推定情報を含む場合、獲得手段400が、較正ユーザ端末によってフィードバックされたダウンリンク・チャネル品質情報を獲得するためにさらに使用される。その場合、デバイス40は、較正ユーザ端末によってフィードバックされたダウンリンク・チャネル品質が、第2の所定の閾値よりも大きいかどうかを判断するための第3の判断手段(図4には図示されず)をさらに備え、較正ユーザ端末によってフィードバックされたダウンリンク・チャネル品質が第2の所定の閾値よりも大きい場合、較正ユーザ端末に従って、アップリンクとダウンリンクの間の相互関係誤差を較正するために、デバイス40がさらに使用される。
本発明によるシミュレーション結果を以下に提示する。最初に、以下の表2に、シミュレーション・パラメータを示す。
Figure 0005647348
表3には、単一セルMU−MIMO(マルチユーザ多入力多出力)のシミュレーション結果が示されており、上位3個のユーザ端末が、較正ユーザ端末として選択された。本発明が提示するOTA較正を使用することによって、平均スループットは1.48%低下しただけだった。表3には、ハードウェア自己較正の結果も示されており、(1dB,10deg)残余誤差は、24.8%のスループット低下を引き起こし、(0.5dB,5deg)残余誤差は、7.73%のスループット低下を引き起こした。ハードウェア自己較正精度は、RF回路に大きく依存し、それは、高い精度を得るには、より多くのコストが必要になることを意味する。
Figure 0005647348
図4には、サイト内CoMPの場合のシミュレーション結果が示されている。同じ残余誤差(1dB,10deg)が、スループットを約41.97%低下させた。単一セルMU−MIMOと比べて、CoMPが相互関係誤差に対してより敏感であることは明らかである。
本発明のユーザ端末選択方式は、このシナリオの場合に非常に効率的である。単一セル最良SINR方式が、CoMP較正ユーザ端末選択に単純に導入された場合、スループットは約36.75%低下する。しかし、CoMPに対して本発明の好ましい実施形態の連結部分最良SINR方式を使用することによって、平均スループットは23.70%低下するだけになる。加えて、較正のために2つのユーザ端末を使用でき、平均スループットは13%改善する。
Figure 0005647348
上述の実施形態は、本発明を限定するものではなく、説明するものにすぎないことに留意されたい。有益な効果を獲得するために、異なる実施形態において使用される異なる技術的特徴を互いに組み合わせることができることを含む、本発明の主旨から逸脱することのない技術的ソリューションはいずれも、本発明の保護範囲内に包含されるべきである。加えて、請求項内のいずれの参照符号も、関連する請求項を限定するものと見なすべきではなく、「comprise(含む)」という語は、他の請求項または説明に列挙されていないデバイスまたはステップを排除せず、要素の前に置かれる「a/an」という語は、そのような要素が複数存在することを排除せず、複数の手段を含むデバイスでは、複数の手段のうちの少なくとも1つの機能を、同じハードウェアまたはソフトウェア・モジュールによって実施することができ、「第1の」、「第2の」、「第3の」などの用語は、いずれか特定の順序ではなく、名前を表すために使用される。

Claims (13)

  1. 時分割複信通信システム内のネットワーク機器において、アップリンクとダウンリンクの間の相互関係誤差の較正を強化するために、ユーザ端末を選択する方法であって、
    A.複数の第1のユーザ端末と第1の基地局の間のチャネル品質関連情報を獲得するステップであって、前記チャネル品質関連情報が、前記複数の第1のユーザ端末と前記第1の基地局の間のチャネル品質を示すために使用される、ステップと、
    B.前記チャネル品質関連情報に従って、少なくとも1つの第1のユーザ端末を、アップリンクとダウンリンクの間の前記相互関係誤差を較正するための較正ユーザ端末として選択するステップと
    を含み、
    前記第1の基地局が、単一セル・モードで動作する場合、
    前記ステップBが、
    B1.前記チャネル品質関連情報に従って、前記複数の第1のユーザ端末から、少なくとも1つの候補ユーザ端末を選択するステップであって、前記少なくとも1つの候補ユーザ端末と前記第1の基地局の間のチャネル品質が、第1の所定の閾値よりも大きい、ステップと、
    B2.前記少なくとも1つの候補ユーザ端末の数が、所定の数Nよりも大きいかどうかを判断するステップであって、
    前記少なくとも1つの候補ユーザ端末の数がNよりも大きい場合、前記少なくとも1つの候補ユーザ端末のうち、前記第1の基地局との間の前記チャネル品質に関して上位N個のユーザ端末であるN個の前記ユーザ端末を、前記較正ユーザ端末として採用し、
    前記少なくとも1つの候補ユーザ端末の数がN以下の場合、前記少なくとも1つの候補ユーザ端末を、前記較正ユーザ端末として採用する、
    ステップと
    をさらに含む、方法。
  2. 時分割複信通信システム内のネットワーク機器において、アップリンクとダウンリンクの間の相互関係誤差の較正を強化するために、ユーザ端末を選択する方法であって、
    A.複数の第1のユーザ端末と第1の基地局の間のチャネル品質関連情報を獲得するステップであって、前記チャネル品質関連情報が、前記複数の第1のユーザ端末と前記第1の基地局の間のチャネル品質を示すために使用される、ステップと、
    B.前記チャネル品質関連情報に従って、少なくとも1つの第1のユーザ端末を、アップリンクとダウンリンクの間の前記相互関係誤差を較正するための較正ユーザ端末として選択するステップと
    を含み、
    前記第1の基地局と少なくとも1つの近隣の第2の基地局が、協調基地局クラスタを構成し、協調的に動作する場合、
    前記ステップAが、
    少なくとも1つの第1のユーザ端末と、複数の第2のユーザ端末とを獲得するステップであって、前記少なくとも1つの第1のユーザ端末と前記第1の基地局の間のチャネル品質が、第2の所定の閾値よりも大きく、前記複数の第2のユーザ端末と前記少なくとも1つの第2の基地局の間のチャネル品質が、前記第2の所定の閾値よりも大きい、ステップ
    をさらに含み、
    前記ステップBが、
    B1’.前記少なくとも1つの第1のユーザ端末および前記複数の第2のユーザ端末のうち、少なくとも1つのユーザ端末を、候補ユーザ端末として採用するステップであって、前記少なくとも1つのユーザ端末と少なくとも2つの基地局の間のチャネル品質が、前記第2の所定の閾値よりも大きい、ステップと、
    B2’.前記協調基地局クラスタを連結にする複数の前記候補ユーザ端末を、前記較正ユーザ端末として採用するステップであって、
    Figure 0005647348
    内に非ゼロ要素が存在しない場合に、前記協調基地局クラスタが連結され、ここで、Bが、ノード隣接行列を表し、Bが、BのK乗を表し、Zが、前記協調基地局クラスタ内の基地局の総数を表す、ステップと
    をさらに含む、方法。
  3. 前記ステップB2’が、
    B2’1.前記候補ユーザ端末の平均チャネル品質に従って、最小平均チャネル品質を有する少なくとも1つの候補ユーザ端末を1つずつ除去するステップであって、候補ユーザ端末の前記平均チャネル品質が、前記候補ユーザ端末と少なくとも2つの基地局の間のチャネル品質の平均値を含み、前記候補ユーザ端末と前記少なくとも2つの基地局の間のチャネル品質が、ともに前記第2の所定の閾値よりも大きい、ステップと、
    B2’2.複数の候補ユーザ端末の残りが、前記協調基地局クラスタを連結にできるかどうかを判断するステップと、
    B2’3.前記複数の候補ユーザ端末の前記残りが、前記協調基地局クラスタを連結にできる場合、前記複数の候補ユーザ端末の前記残りが、前記協調基地局クラスタを連結にできなくなるまで、ステップ前記B2’1およびB2’2を繰り返すステップであって、
    前記協調基地局クラスタを連結にできる候補ユーザ端末の最小数の前記残りを、前記較正ユーザ端末として採用する、ステップと
    をさらに含む、請求項に記載の方法。
  4. 前記チャネル品質が、信号対干渉雑音比情報を含む場合、
    前記ステップAが、
    A1.前記複数の第1のユーザ端末によってフィードバックされたダウンリンク・チャネル品質表示を獲得するステップと、
    A2.前記ダウンリンク・チャネル品質表示に従って、前記信号対干渉雑音比情報を獲得するステップと
    をさらに含む、請求項1乃至のいずれか1項に記載の方法。
  5. 前記チャネル品質が、前記基地局によって獲得されたアップリンク・チャネル推定情報を含む場合、
    前記ステップBの後に、前記方法が、
    前記較正ユーザ端末によってフィードバックされたダウンリンク・チャネル品質情報を獲得するステップと、
    前記較正ユーザ端末によってフィードバックされた前記ダウンリンク・チャネル品質が、前記第1の所定の閾値よりも大きいかどうかを判断するステップと、
    前記較正ユーザ端末によってフィードバックされた前記ダウンリンク・チャネル品質が、前記第1の所定の閾値よりも大きい場合、前記較正ユーザ端末に従って、アップリンクとダウンリンクの間の相互関係誤差を較正するステップと
    をさらに含む、請求項に記載の方法。
  6. 前記チャネル品質が、前記基地局によって獲得されたアップリンク・チャネル推定情報を含む場合、
    前記ステップBの後に、前記方法が、
    前記較正ユーザ端末によってフィードバックされたダウンリンク・チャネル品質情報を獲得するステップと、
    前記較正ユーザ端末によってフィードバックされた前記ダウンリンク・チャネル品質が、前記第2の所定の閾値よりも大きいかどうかを判断するステップと、
    前記較正ユーザ端末によってフィードバックされた前記ダウンリンク・チャネル品質が、前記第2の所定の閾値よりも大きい場合、前記較正ユーザ端末に従って、アップリンクとダウンリンクの間の相互関係誤差を較正するステップと
    をさらに含む、請求項に記載の方法。
  7. 前記ネットワーク機器が、前記第1の基地局、または前記第1の基地局および/もしくは前記少なくとも1つの第2の基地局を管理する管理ネットワーク装置を備える、請求項1乃至のいずれか1項に記載の方法。
  8. 時分割複信通信システム内のネットワーク機器において、アップリンクとダウンリンクの間の相互関係誤差の較正を強化するために、ユーザ端末を選択するためのデバイスであって、
    複数の第1のユーザ端末と第1の基地局の間のチャネル品質関連情報を獲得するための獲得手段であって、前記チャネル品質関連情報が、前記複数の第1のユーザ端末と前記第1の基地局の間のチャネル品質を示すために使用される、獲得手段と、
    前記チャネル品質関連情報に従って、少なくとも1つの前記第1のユーザ端末を、アップリンクとダウンリンクの間の前記相互関係誤差を較正するための較正ユーザ端末として選択するための選択手段と
    を備え、
    前記第1の基地局が、単一セル・モードで動作する場合、
    前記選択手段が、
    前記チャネル品質関連情報に従って、前記複数の第1のユーザ端末から、少なくとも1つの候補ユーザ端末を選択することであって、前記少なくとも1つの候補ユーザ端末と前記第1の基地局の間のチャネル品質が、第1の所定の閾値よりも大きい、選択することと、
    前記少なくとも1つの候補ユーザ端末の数が、所定の数Nよりも大きいかどうかを判断することであって、
    前記少なくとも1つの候補ユーザ端末の数がNよりも大きい場合、前記少なくとも1つの候補ユーザ端末のうち、前記第1の基地局との間の前記チャネル品質に関して上位N個のユーザ端末であるN個の前記ユーザ端末を、前記較正ユーザ端末として採用し、
    前記少なくとも1つの候補ユーザ端末の数がN以下の場合、前記少なくとも1つの候補ユーザ端末を、前記較正ユーザ端末として採用する、
    判断することと
    を行うためにさらに使用される、デバイス。
  9. 時分割複信通信システム内のネットワーク機器において、アップリンクとダウンリンクの間の相互関係誤差の較正を強化するために、ユーザ端末を選択するためのデバイスであって、
    複数の第1のユーザ端末と第1の基地局の間のチャネル品質関連情報を獲得するための獲得手段であって、前記チャネル品質関連情報が、前記複数の第1のユーザ端末と前記第1の基地局の間のチャネル品質を示すために使用される、獲得手段と、
    前記チャネル品質関連情報に従って、少なくとも1つの前記第1のユーザ端末を、アップリンクとダウンリンクの間の前記相互関係誤差を較正するための較正ユーザ端末として選択するための選択手段と
    を備え、
    前記第1の基地局と少なくとも1つの近隣の第2の基地局が、協調基地局クラスタを構成し、協調的に動作する場合、
    前記獲得手段が、
    少なくとも1つの第1のユーザ端末と、複数の第2のユーザ端末とを獲得することであって、前記少なくとも1つの第1のユーザ端末と前記第1の基地局の間のチャネル品質が、第2の所定の閾値よりも大きく、前記複数の第2のユーザ端末と前記少なくとも1つの第2の基地局の間のチャネル品質が、前記第2の所定の閾値よりも大きい、獲得すること
    を行うためにさらに使用され、
    前記選択手段が、
    前記少なくとも1つの第1のユーザ端末および前記複数の第2のユーザ端末のうち、少なくとも1つのユーザ端末を、候補ユーザ端末として採用することであって、前記少なくとも1つのユーザ端末と少なくとも2つの基地局の間のチャネル品質が、前記第2の所定の閾値よりも大きい、採用することと、
    前記協調基地局クラスタを連結にする複数の前記候補ユーザ端末を、前記較正ユーザ端末として採用することであって、
    Figure 0005647348
    内に非ゼロ要素が存在しない場合に、前記協調基地局クラスタが連結され、ここで、Bが、ノード隣接行列を表し、Bが、Bのk乗を表し、Zが、前記協調基地局クラスタ内の基地局の総数を表す、採用することと
    を行うためにさらに使用される、デバイス。
  10. 前記選択手段が、
    前記候補ユーザ端末の平均チャネル品質に従って、最小平均チャネル品質を有する少なくとも1つの候補ユーザ端末を1つずつ除去するための除去手段であって、候補ユーザ端末の前記平均チャネル品質が、前記候補ユーザ端末と前記少なくとも2つの基地局の間のチャネル品質の平均値を含み、前記候補ユーザ端末と少なくとも2つの基地局の間のチャネル品質が、ともに前記第2の所定の閾値よりも大きい、除去手段と、
    前記複数の候補ユーザ端末の残りが、前記協調基地局クラスタを連結にできるかどうかを判断するための第1の判断手段と
    をさらに備え、
    前記複数の候補ユーザ端末の前記残りが、前記協調基地局クラスタを連結にできる場合、前記複数の候補ユーザ端末の前記残りが、前記協調基地局クラスタを連結にできなくなるまで、前記除去手段および前記第1の判断手段が、上述の動作を繰り返し、
    前記選択手段が、前記協調基地局クラスタを連結にできる候補ユーザ端末の最小数の前記残りを、前記較正ユーザ端末として採用するためにさらに使用される、
    請求項に記載のデバイス。
  11. 前記チャネル品質が、信号対干渉雑音比情報を含む場合、
    前記獲得手段が、
    前記複数の第1のユーザ端末によってフィードバックされたダウンリンク・チャネル品質表示を獲得することと、
    前記ダウンリンク・チャネル品質表示に従って、前記信号対干渉雑音比情報を獲得することと
    を行うためにさらに使用される、請求項乃至1のいずれか1項に記載のデバイス。
  12. 前記チャネル品質が、前記基地局によって獲得されたアップリンク・チャネル推定情報を含み、
    前記獲得手段が、
    前記較正ユーザ端末によってフィードバックされたダウンリンク・チャネル品質情報を獲得すること
    を行うためにさらに使用され、
    前記デバイスが、
    前記較正ユーザ端末によってフィードバックされた前記ダウンリンク・チャネル品質が、前記第1の所定の閾値よりも大きいかどうかを判断するための第2の判断手段
    をさらに備え、
    前記デバイスが、前記較正ユーザ端末によってフィードバックされた前記ダウンリンク・チャネル品質が、前記第1の所定の閾値よりも大きい場合、前記較正ユーザ端末に従って、アップリンクとダウンリンクの間の前記相互関係誤差を較正することを行うためにさらに使用される、
    請求項に記載のデバイス。
  13. 前記チャネル品質が、前記基地局によって獲得されたアップリンク・チャネル推定情報を含み、
    前記獲得手段が、
    前記較正ユーザ端末によってフィードバックされたダウンリンク・チャネル品質情報を獲得すること
    を行うためにさらに使用され、
    前記デバイスが、
    前記較正ユーザ端末によってフィードバックされた前記ダウンリンク・チャネル品質が、前記第2の所定の閾値よりも大きいかどうかを判断するための第3の判断手段
    をさらに備え、
    前記デバイスが、前記較正ユーザ端末によってフィードバックされた前記ダウンリンク・チャネル品質が、前記第2の所定の閾値よりも大きい場合、前記較正ユーザ端末に従って、アップリンクとダウンリンクの間の相互関係誤差を較正することを行うためにさらに使用される、
    請求項に記載のデバイス。
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