JP5644904B2 - 無線通信に低電力モードを組み込むためのシステム及び方法 - Google Patents

無線通信に低電力モードを組み込むためのシステム及び方法 Download PDF

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Description

本発明は、概して無線通信に関し、より具体的には無線通信に低電力モードを組み込むためのシステム及び方法に関する。
無線通信システムは干渉及び電力消費の問題を抱えている。一貫したサービスの提供は、通信の利用可能性を通知する信号を装置に絶えず送出させることによって達成されてきた。これは、特定の状況において、リソースの無駄遣いとなり得る。この種の動作はまた、サービス提供者の数が増加して衝突が生じるとき、提供されるサービスの質を低下させ得るものである。
本発明は、無線通信に低電力モードを組み込むためのシステム及び方法を提供することを目的とする。
一実施形態によれば、無線通信方法は、基地局にて、複数のエンドポイントに無線ネットワークへのアクセスを提供する段階を有する。当該方法はまた、基地局が低電力モードに入る段階を有し、基地局は、低電力モードにある間、複数のエンドポイントに無線ネットワークへのアクセスを提供することを中止する。また、当該方法は、基地局が第1の所定期間の間、低電力モードからアクティブモードに移行する段階を有し、基地局は、第1の所定期間が基地局及び少なくとも1つのエンドポイントによって特定された後に、アクティブモードに移行する。さらに、基地局が、アクティブモードに移行した後、第2の所定期間中に、少なくとも1つのエンドポイントから無線ネットワークへのアクセス要求を受信した場合、当該方法は、基地局がアクティブモードに留まる段階を有する。基地局が、アクティブモードに移行した後、第2の所定期間中に、何れのエンドポイントからも無線ネットワークへのアクセス要求を受信しない場合には、当該方法は、基地局が低電力モードに移行する段階を有する。
一部の実施形態において、当該方法は更に、基地局を、インターネットサービスプロバイダのネットワークを介して基地局に無線ネットワークへのアクセスを提供するネットワークアクセス装置に結合する段階を含んでもよい。さらに、複数のエンドポイントに無線ネットワークへのアクセスを提供する段階は、インターネットサービスプロバイダのネットワークを使用してもよく、無線ネットワークは無線サービスプロバイダのネットワークを有してもよい。当該方法はまた、基地局が少なくとも1つのエンドポイントと通信する必要があることを指し示すメッセージを無線ネットワークから受信したことに応答して、基地局が低電力モードからアクティブモードに移行する段階を含んでもよい。さらに、当該方法は、無線ネットワークがネットワーク負荷情報を更新し得るように、基地局が無線ネットワークにアクティブモードから低電力モードへの移行を通知する段階を含んでもよい。
一実施形態によれば、無線通信システムは、複数のエンドポイントに無線ネットワークへのアクセスを提供するよう動作する無線機を有する。無線機はまた、基地局が低電力モードにある間、複数のエンドポイントに無線ネットワークへのアクセスを提供することを中止するよう動作する。さらに、無線機は、少なくとも1つのエンドポイントから少なくとも1つのレンジング(ranging)コードを受信するよう動作する。当該システムはまた、少なくとも1つのプロセッサを有し、該少なくとも1つのプロセッサは、受信レンジングコードのうちの少なくとも1つが、一組の所定のレンジングコードのうちの少なくとも1つのレンジングコードに一致することを決定するよう動作する。該少なくとも1つのプロセッサはまた、少なくとも1つの受信レンジングコードが少なくとも1つの所定のレンジングコードと一致すると決定したことに応答して、基地局に低電力モードから抜け出させるよう動作する。
特定の実施形態は、実装される具体的な機能に応じて、以下のような技術的利点のうちの一部又は全てを示すこともあるし、それらの何れをも示さないこともある。低電力モードに入ることは、無線ネットワーク上の干渉を抑制し得る。サービスの必要性があるときに低電力モードからアクティブモードへの移行を行い得るようにレンジングコードを監視することにより、低電力モードに入ることによるサービス途絶の影響が抑制され得る。その他の技術的利点が、以下の説明、図面及び特許請求の範囲から当業者に容易に明らかになる。
添付の図面とともに以下の詳細な説明を参照する。図面において、同様の参照符号は同様の部分を表す。
特定の一実施形態に従った、様々な通信ネットワークを有する通信システムを例示する図である。 エンドポイントと、フェムト基地局と、ネットワークアクセス装置とを有する無線ネットワークの一実施形態を例示する図である。 図2のフェムト基地局の特定の構成要素の一実施形態を例示する図である。 フェムト基地局が時間インターバルを用いて低電力モードに出入りする一実施形態を例示するフローチャートである。 フェムト基地局がレンジングモードを用いて低電力モードに出入りする一実施形態を例示するフローチャートである。
図1は、特定の一実施形態に従った、様々な通信ネットワークを有する通信システムを示している。通信システム100は複数のネットワーク110を有し得る。各ネットワーク110は、その他のネットワーク及び/又は通信プロトコルから独立して、あるいはそれらと協働して、の何れかで様々なサービスのうちの1つ以上をサポートするように設計された多様な通信プロトコルのうちの何れかを有する多様な通信ネットワークのうちの何れかとし得る。例えば、ネットワーク110は、有線接続又は無線接続(例えば、WiMAXサービス)を介してネットワーク及び/又はインターネットへのアクセスを容易にし得る。ネットワークアクセスは、オンラインゲーム、ファイル共有、ピアツーピア・ファイル共有(P2P)、インターネット回線を利用した音声通信(Voice over Internet protocol;VoIP)電話、インターネット回線を利用した映像通信(video over IP)電話、又はネットワークにより一般的に提供されるその他の種類の機能を可能にし得る。特定の実施形態において、ネットワーク110のうちの1つ以上は、WiMAXとして広く知られた、mBS120等のマクロ基地局(mBS)とfBS190等のフェムト基地局(fBS)とを含み得るIEEE802.16に基づく無線ネットワークを有していてもよい。これらの構成要素の各々は、エンドポイント140に、ネットワーク110の1つ以上への無線接続150を用いたアクセスを提供する。
説明の便宜上、以下の説明では、関与する様々なエンティティに対して、簡略化した用語を用いることがある。‘オーナー’は、fBSを購入したエンティティ、又はそれに対してfBSが登録されたエンティティを意味し得る。‘ユーザ’は、それに対して無線サービスが提供されるエンティティを意味し得る。‘インターネットサービス’は、オーナーが例えばインターネット等の外部ネットワークにアクセスするために使用するサービスを意味し得る。単純化のために用語‘インターネット’が使用されるが、この用語は、インターネットに限定されるものではなく、公衆ネットワーク及び私的ネットワークを含め、fBSが自身のバックホール接続を構築する(更に後述する)ために使用し得るその他の種類のネットワークをも含む。‘インターネットサービスプロバイダ(ISP)’は、インターネットサービスをオーナーに提供するエンティティを意味し得る。‘無線サービス’又は‘キャリアサービス’は、例えばWiMAX等、ユーザが無線アクセスのために使用するサービスを意味し得る。‘無線サービスプロバイダ(WSP)’は、ユーザ又はオーナーに無線サービスを提供するエンティティを意味し得る。これらの用語は単純化のために使用されており、取り得る全ての実施形態の全範囲を表すものではない。例えば、オーナーは同時にユーザであってもよく、ISPは同時にWSPであってもよい。他の一例として、ISPはオーナーにインターネットアクセスを直接的に提供しなくてもよい(例えば、ISPは建物にインターネットアクセスを提供し、建物所有者がfBSオーナーにインターネットアクセスを提供してもよい)。
図1に示した実施形態において、ネットワーク110aは複数のfBS190を含んでいる。fBS190は、本質的に、オーナーがWSPから購入した(あるいは借りた)小型基地局であり得る。オーナーは例えば自身の建物などにfBSを設置することを担う。fBSは、設置されると、オーナーの建物内の信号カバレッジを高めるために使用され得る地理的に小さい受信可能領域を提供する。状況に応じて、オーナーは、(例えば、fBSが公衆fBSである場合など)この受信可能領域をその他の未知のユーザと共有してもよいし、(例えば、fBSが私的なfBSである場合など)それを既知の/権限を有するユーザに限定してもよい。図1に示した状況において、fBS190はネットワークアクセス装置180に接続されている。この接続は、fBS190に、WSPのネットワークであるWSNネットワーク110dへのバックホール接続を提供してもよい。ネットワークアクセス装置180はオーナーに全般的なインターネットアクセスを提供してもよい。fBS190は、WSPに結合された専用のバックホール通信回線を用いるのではなく、オーナーの既存のインターネットアクセスを使用する。実施形態及び状況に応じて、ISP及びWSPは同一のエンティティであってもよい。
一部の実施形態において、エンドポイント140は、レンジングコード及びレンジングスロットを用いることにより、fBS190との通信セッションを開始するように構成され得る。エンドポイントからfBSへ、1つ以上のレンジングコードが1つ以上のレンジングスロットにて送信され得る。fBSは該1つ以上のレンジングコードを受信し、該レンジングコードを送信したエンドポイントとの通信セッションに入るかを決定し得る。様々な実施形態において、レンジングコードは多様な異なる種類の符号化方式を有し得る。例えば、レンジングコードは、一連の2進数を含んでいてもよいし、例えばQAM(直交振幅変調)シンボル又はQPSK(四相位相変調)シンボル等のシンボルであってもよい。レンジングスロットは、レンジングコードに関するタイミングパラメータ又は周波数パラメータを表し得る。例えば、レンジングコードは、fBSと交信するときに特定のタイムスロットにて送信され得る。他の一例として、レンジングコードは特定の1つの周波数又は一組の副周波数上で伝達されてもよい。WiMAXプロトコルにおいては、エンドポイントはfBSに、その目的に専用のアップリンクフレーム上でCDMA(符号分割多重アクセス)コードを送信し得る。
固定と移動の融合(fixed-mobile convergence;FMC)は、ユーザが、屋外環境と屋内環境との間で歩き回るときにサービスの連続性及びサービスの統合を享受することが可能な状況である。fBS190は、エンドポイント140が単一の無線インタフェースを使用し得るようにすることにより、FMCを容易にし得る。より具体的には、例えば、fBS190bがオーナーの家に設置されると、オーナーは、屋外のmBS120又は屋内のfBS190bの何れかに接続する同一の無線インタフェースを用いて、同一の移動式機器を使用することができる。何れの装置に接続するかの選択は、ユーザによって手動で為される、あるいは、エンドポイント140k、BS120、又はWSNネットワーク110dに結合されるかそれによって制御されるかの何らかの構成要素によって自立的に為されることができる。一部の実施形態において、特定のエンドポイント140は、エンドポイント140で行われているアクティブな通信セッションを中断しないように、mBS120とfBS190との間で移行(“ハンドオーバ”)することが可能である。ハンドオーバは、ネットワーク110d内のノードからの支援を受けて行われてもよい。例えば、ノードは、エンドポイント140をハンドオーバすることにfBS190が使用すべきmBS120の識別子を送信してもよい。
所与の領域内の無線接続150の数の増加は、無線接続150間の干渉の影響及び深刻度を増大させ得る。これは、サービス品質(QoS)の低下、及び管理コストの増加を生じさせ得る。これは、fBS190を広く普及させることに関する特別な関心事である。より具体的には、オーナーがfBSを設置するため、WSPが何らかの事前の周波数計画及び/又は現場調査を行う術はない。配置されたfBSの数が増加すると、干渉の問題が発生し得る。例えば、各fBSは、エンドポイントが無線ネットワーク内で通信する機会を周期的にブロードキャストし得る。このようなブロードキャストは、様々なfBS及びBSにわたって多重化されると、ネットワーク内の様々な基地局(例えば、fBS又はBS)と干渉し得る。この状況を緩和するため、一部の実施形態において、fBSは低電力モードに入るように構成されてもよい。低電力モードにおいて、fBSは、エンドポイントが無線ネットワークと通信する機会を周期的にブロードキャストすることを中止するように構成され得る。これは、例えば、fBSが、そのサービスエリアからエンドポイントが立ち去り、その結果、そのサービスエリア内にエンドポイントが存在しない、ことを検出した状況において行われ得る。様々な実施形態において、fBSはまた、そのサービスエリア内のエンドポイントが低電力モードに入り、もはや無線ネットワークと通信しようとしていないことを検出したときに、低電力モードに入ってもよい。更に後述するように、fBSは、そのサービスエリア内の何れかのエンドポイントが無線ネットワークと通信することが望まれるとき、低電力モードから抜け出てアクティブモードに入り得る。低電力モードの様々な実施形態においてに関する動作及び利点の更なる詳細は、図2−4に関連して後述する。
図1の通信システム100の例は、ネットワーク110a−110dという4つの異なるネットワークを含んでいるが、用語“ネットワーク”は、ウェブページ、電子メール、文字チャット、VoIP及びインスタントメッセージによって伝送される信号、データ又はメッセージを含めて、信号、データ及び/又はメッセージを伝送可能な何らかのネットワーク又は複数のネットワークの組み合わせを全般的に規定するものと解釈されるべきである。ネットワークの範囲、サイズ及び/又は構成に応じて、ネットワーク110a−110dの各々は、LAN、WAN、MAN、PSTN、WiMAXネットワーク、例えばインターネット等の地球規模で分布されたネットワーク、イントラネット、エクストラネット、又はその他の形態の無線若しくは有線のネットワークとして実現され得る。
ネットワーク110は、如何なる数の、また、如何なる組み合わせの、有線リンク160、無線接続150、ノード170及び/又はエンドポイント140を含んでいてもよい。説明のため、そして単なる例として、ネットワーク110aは、少なくとも部分的にWiMAXによって実現され得るMANであり、ネットワーク110bはWAN(例えば、長距離光ネットワーク又はインターネット)であり、ネットワーク110dは、ネットワーク110aに無線サービス(例えば、WiMAX)を提供することを担うWSPによって操作され得る無線サービスネットワーク(WSN)であり、ネットワーク110cは、そのユーザにインターネットアクセスを提供することを担うISPによって操作され得るインターネットサービスネットワーク(ISN)である。図1には示していないが、WSNネットワーク110d及びISNネットワーク110cの双方は、サーバ、モデム、ゲートウェイ、及びそれぞれのサービスを提供するのに必要なその他の要素を含み得る。ネットワーク110は4つの別々のネットワークとして描かれているが、状況に応じて、これらのネットワークのうちの2つ以上が単一のネットワークであってもよい。例えば、WSP及びISPは、同一のネットワーク上で双方のサービスに必要な要素を管理する同一の企業体であってもよく、故に、ISNネットワーク110c及びWSNネットワーク110dは単一のネットワークにまとめられていてもよい。また、複数のネットワーク110間の相互接続は、図1に示したものとは異なっていてもよい。
一般的に、ネットワーク110a−dは、エンドポイント140及び/又はノード170(後述)間での情報のパケット、セル、フレーム又はその他の部分(ここでは概してパケットと称する)の通信を提供する。特定の実施形態において、ネットワーク110a−dはIPネットワークとし得る。IPネットワークは、データをパケット内に配置し、各パケットを個別に、1つ以上の通信パスに沿って、選択された宛先に伝送することによってデータを伝送する。ネットワーク110a−dの何れかが、これに限定されるものではないが、インターネットを含むその他のIPネットワークに結合されていてもよい。IPネットワークはデータを送信する共通の方法を共有するので、信号は、相互に接続された相異なるIPネットワーク上に位置する複数の装置間で伝送され得る。その他のIPネットワークに結合されることに加えて、ネットワーク110a−dの何れかが、インタフェース又は例えばゲートウェイ等の構成要素の使用を介して非IPネットワークに結合されていてもよい。
ネットワーク110は、相互に、そしてその他のネットワークに、複数の有線リンク160、無線接続150及びノード170を介して接続され得る。有線リンク160、無線接続150及びノード170は、様々なネットワークを接続するだけでなく、エンドポイント140を、相互に、そしてネットワーク110の何れかに結合されるかその一部であるその他の構成要素に相互接続する。ネットワーク110の相互接続は、エンドポイント140がデータを通信したり相互間での信号伝達を制御したりすることを可能にし、且つ、介在する要素又は装置がデータを通信したり信号を制御したりすることを可能にする。従って、エンドポイント140のユーザは、ネットワーク110のうちの1つ以上に結合された各ネットワーク要素との間で、データの送受信を行ったり信号を制御したりすることが可能にされ得る。
上述のように、無線接続150は、例えばWiMAXを用いた、2つの構成要素間の無線リンクを表す。特定の場合において、WiMAX mBSの拡張範囲は1つ以上のfBSと協働して、ネットワーク110aが、比較的少ない数の有線リンクを用いながら、MANに結合された一層広い地理的領域をカバーすることを可能にし得る。より具体的には、都市圏の方々にmBS120及びfBS190を適切に配置することにより、複数のアクセス局が、mBS120と通信するために無線接続150又は既存の有線リンクを使用し、且つ該都市圏の全体で無線エンドポイント140と通信するために無線接続150を使用することが可能となり得る。mBS120は、無線接続160aを介して、その他のmBS、ネットワーク110dの構成要素、無線接続を構築不能なネットワーク要素、及び/又は例えばインターネット等のMANの外部のその他のネットワークと通信し得る。
上述のように、ネットワーク110aのカバレッジ品質は、fBS190の使用により増強され得る。より具体的には、WiMAX fBSの比較的狭められた受信可能範囲は、ネットワーク110aが、例えば建物内といった、より狭い領域内のユーザに、改善された信号品質及び/又は信号容量を提供することを可能にし得る。fBS190は、既存のネットワークアクセスの使用によってアクセスリンクを提供することが可能であってもよい。より具体的には、fBS190はオーナーのネットワークアクセス装置180に接続し得る。接続されると、fBS190は、WSPのネットワーク(例えば、ネットワーク110d)へのバックホール接続のために、ISPのネットワーク(例えば、ネットワーク110c)を介してオーナーのISPによって提供されるオーナーのインターネットアクセスを使用し得る。
ノード群170は、ネットワーク要素、モデム、セッションボーダーコントローラ、ゲートキーパー、ISNゲートウェイ、WSNゲートウェイ、セキュリティゲートウェイ、OAM&P(operation administration maintenance and Provisioning;保守運用と提供)サーバ、ネットワークアクセスプロバイダ(NAP)サーバ、基地局、カンファレンス・ブリッジ、ルータ、ハブ、スイッチ、ゲートウェイ、エンドポイント、又は、通信システム100内でパケット交換を可能にする任意数の通信プロトコルを実装したその他のハードウェア、ソフトウェア若しくは埋込ロジック、の如何なる組み合わせを含んでいてもよい。
ネットワークアクセス装置180は、ハードウェア、コンピュータ読み取り可能媒体に埋め込まれたソフトウェア、及び/又は、ハードウェアに組み込まれた、あるいはその他の方法で格納された符号化ロジック(例えば、ファームウェア)の何らかの組み合わせによって、fBS190にインターネットアクセスを提供し得る。特定の実施形態において、ネットワークアクセス装置180はオーナーのISPによって供給され得る。例えば、オーナーのISPがケーブルテレビ会社である場合、該ISPはケーブルモデムをネットワークアクセス装置180として供給し得る。他の一例として、オーナーのISPが電話会社である場合、該ISPはxDSLモデムをネットワークアクセス装置180として供給し得る。明らかなように、ネットワークアクセス装置180はfBS190以外の構成要素にインターネットアクセスを提供してもよい。例えば、オーナーは、インターネットにアクセスするために、自身のパーソナルコンピュータをネットワークアクセス装置180に接続してもよい。
エンドポイント140及び/又はノード170は、ハードウェア、コンピュータ読み取り可能媒体に埋め込まれたソフトウェア、及び/又は、ハードウェアに組み込まれた、あるいはその他の方法で格納された符号化ロジック(例えば、ファームウェア)の何らかの組み合わせによって、ユーザにデータ又はネットワークサービスを提供し得る。例えば、エンドポイント140a−140kは、セル方式携帯電話、IP電話、コンピュータ、ビデオモニタ、カメラ、携帯情報端末、又は、ネットワーク110のうちの1つ以上を用いてパケット(又は、フレーム)の通信を支援するその他のハードウェア、ソフトウェア及び/又は符号化ロジックを含み得る。
図1は特定の数及び構成のエンドポイント、接続、リンク及びノードを示しているが、通信システム100は、如何なる数又は構成の、データを通信するための構成要素をも意図するものである。また、通信システム100の要素は、互いに対して中央に位置する(ローカルな)構成要素や、通信システム100全体に分散された構成要素を含んでいてもよい。
図2は、無線ネットワークを例示しており、エンドポイント270、ネットワークアクセス装置(NAD)251及びfBS250を含む特定の一実施形態に従ったシステム200をより詳細に示している。図示した実施形態は、複数のネットワーク205、fBS250、ネットワークアクセス装置251及びエンドポイント270を含む簡略化した状況である。様々な実施形態において、システム200は、如何なる数の、有線又は無線ネットワーク、mBS、エンドポイント、fBS、及び/又は、有線又は無線の何れの接続であろうとデータや信号の通信を容易にする、あるいはそれに関与するその他の構成要素、を有していてもよい。エンドポイント270及びfBS250は、PHY/HWブロック274及び254、MAC/SWブロック277及び257を有している。fBS250は更に通信インタフェース256を有している。エンドポイント270及びfBS250はまた、無線機272及び252、アンテナ278及び258を含んでいる。これらの構成要素は、協働して、例えば無線ネットワーク(例えば、WiMAX無線ネットワーク)内で無線接続をエンドポイントに提供すること等、無線接続無線ネットワークに関する機能を提供する。一部の実施形態において、PHY/HWブロック254及び274は、通信プロトコルの物理層と相互作用するように動作可能な要素及びハードウェアを有する。MAC/SWブロック257及び277は、通信プロトコルのメディアアクセス制御層と相互作用するように動作可能な要素及びソフトウェアを有し得る。以下、図2の態様及び構成要素に関する更なる細部を説明する。
ネットワーク205は、1つ以上の異なるオペレータによって操作される別個であるが相互接続された複数のネットワークを有し得る。より具体的には、ネットワーク205aはISPのネットワークであり、ネットワーク205bは公衆ネットワーク(例えば、インターネット)であり、ネットワーク205cはWSPのネットワークとし得る。fBS250のオーナーはインターネットアクセスのためにネットワーク205aを使用し得る。該オーナーにネットワークアクセスを提供するに当たり、ISPのネットワーク205aは、モデム222、サーバ224、及びISPゲートウェイ226を含み得る。モデム222は、オーナーのネットワークアクセス装置251との通信のためにISPによって使用され得る。故に、ネットワークアクセス装置251及びモデム222は、これらが相互にデータを通信することを可能にする相補的なハードウェア及び/又はソフトウェアを有し得る。ネットワークアクセス装置251は、図1に関連して説明したネットワークアクセス装置180と同様に、オーナーのアクセスポイントとして作用する。モデム222は、ISPのネットワーク205aとオーナーのネットワークアクセス装置251との間のゲートウェイとして作用する。特定の実施形態において、モデム222はセキュリティゲートウェイ機能を含んでいてもよい。サーバ224は、例えば、OAM&Pサーバ、認証・認可・課金(Authentication,Authorization and Accounting;AAA)サーバ、動的ホスト構成プロトコル(Dynamic Host Configuration Protocol;DHCP)、又はISPがオーナーにネットワークアクセス(又は、ISPによって提供されるその他の機能)を提供するために必要とするその他のサーバ等、1つ以上のサーバを有し得る。ISPゲートウェイ226は、ネットワーク205aをネットワーク205bと接続するために必要なハードウェア及び/又はソフトウェアを有し得る。
ネットワーク205cはWiMAXサービスプロバイダのネットワークとし得る。状況に応じて、ネットワーク205cは、ユーザ又はオーナーのWiMAXサービスプロバイダのネットワークとし得る。WiMAXサービスを提供するに当たり、ネットワーク205cはサーバ232及びゲートウェイ234を使用し得る。サーバ232は、例えば、OAM&Pサーバ、ネットワークアクセスプロバイダ(NAP)サーバ、AAAサーバ、自己組織型ネットワーク(Self Organizing Network;SON)サーバ、又はWiMAXプロバイダがfBS250を設定/認証してユーザにWiMAXサービスを提供するために必要とするその他のサーバ等、1つ以上のサーバを有し得る。ゲートウェイ234は、ネットワーク205cをネットワーク205bと接続するために必要なハードウェア及び/又はソフトウェアを有し得る。
ネットワーク205a及び205cはネットワーク205bを介して結合され得る。一部の実施形態において、ネットワーク205bはインターネットとし得る。故に、このような実施形態においては、fBS250はインターネットを介してWSPのネットワークであるネットワーク205cに接続される。ネットワーク205bは、単一のネットワークとして図示されているが、如何なる数の、図1に関連して説明したようなネットワークを有していてもよい。例えば、ネットワーク205bは、インターネット、LAN、WAN、MAN、PSTN、又はこれらの組み合わせを有していてもよい。
PHY/HWブロック254及び274は、それぞれ、fBS250及びエンドポイント270の動作に必要なハードウェアを含み得る。例えば、PHY/HWブロック254及び274は各々、1つ以上のプロセッサと、アナログ−デジタル変換器及びデジタル−アナログ変換器とを有し得る。各プロセッサは、マイクロプロセッサ、コントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、その他の好適な計算装置やリソース、又は、無線ネットワークに関する機能を単独あるいはその他の要素(例えば、メモリ)とともに提供するように動作可能なハードウェア、ソフトウェア及び/又は符号化ロジックの組み合わせとし得る。この機能は、ここで説明するような様々な無線機能を提供することを含む。例えば、PHY/HWブロック254内の複数のプロセッサのうちの1つ以上は、fBS250に低電力モードに入らせ、且つfBS250が低電力モードからアクティブモードに入るときを決定するための支援を提供することができてもよい。
一部の実施形態において、PHY/HWブロック254は1つ以上の相関器を含み得る。相関器は別個の部品であってもよいし、その機能が上述のハードウェアの組み合わせを用いて提供されてもよい。相関器は、受信信号を所定のシンボルと比較し、受信信号と所定のシンボルとの間の類似度に基づく値を出力することによって動作し得る。これら及びその他の実施形態の更なる詳細は、図2A−4に関連して後述する。
また、PHY/HWブロック254及び274の各々はメモリモジュールを有していてもよい。各メモリモジュールは、以下に限定されないが、磁気媒体、光媒体、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、フラッシュメモリ、取り外し可能媒体、又はその他の好適な局所あるいは遠隔メモリ部品を含む、如何なる形態の不揮発性メモリであってもよい。これらのメモリモジュールは、それぞれ、fBS250及びエンドポイント270によって使用される好適なデータ、命令、ロジック又は情報を格納し得る。このような好適なデータ、命令、ロジック又は情報は、コンピュータ読み取り可能媒体に埋め込まれたソフトウェア、及び/又はハードウェアに組み込まれた、あるいはその他の方法で格納された符号化ロジック(例えば、ファームウェア)を含み得る。様々な実施形態において、このメモリモジュールは、fBS250が低電力モードにどのように出入りするかのパラメータ及びプロトコルに関する情報及び/又は命令を格納し得る。
MAC/SWブロック257及び277は、それぞれ、fBS250及びエンドポイント270の動作に必要なソフトウェア、ロジック、又はその他の情報を含み得る。特定の実施形態において、これらのソフトウェア、ロジック又はその他の情報は、PHY/HWブロック254及び274のメモリモジュールに格納されてもよい。例えば、MAC/SWブロック257は、様々な実施形態において、fBS250が低電力モードにどのように出入りするかのパラメータ及びプロトコルに関する情報及び/又は命令を有し得る。
無線機252及び272は、それぞれ、アンテナ258及び278に結合され、あるいはその一部にされ得る。無線機252及び272は、その他のmBS、fBS及び/又はエンドポイントに無線接続を介して送出されるデジタルデータを受信し得る。無線機の動作例に関する更に多くの情報は、図2A−4及びそれらそれぞれの説明を参照することによって理解され得る。
一部の実施形態において、fBS250の動作中には様々な電力消費源が存在し得る。例えば、PHY/HWブロック254及びMAC/SWブロック257(又は、様々な実施形態において、それらに等価なもの)は、アップリンクフレーム及びダウンリンクフレームを処理し得る。そのような部分で動作するプロセッサはエネルギーを消費する。また、通信中にfBS内でアナログ−デジタル変換器(ADC)及びデジタル−アナログ変換器(DAC)が用いられることがあり、それらが電力を消費する。fBSはまた、例えば増幅器、混合器、変調器、フィルタ、及びその他の好適な要素などの品目を含むRF回路を含み得る。このような品目も電力を消費する。fBSは、上述の要素の何らかの組み合わせ又は全ての電力消費を抑制あるいは停止することによってエネルギーを節減するように低電力モードに入り得る。
アンテナ258及び278は、データ及び/又は信号を無線で送受信可能な如何なる形式のアンテナであってもよい。一部の実施形態において、アンテナ258及び278は、2GHzと66GHzとの間の無線信号を送信/受信するように動作可能な、1つ以上の無指向性アンテナ、セクタアンテナ又はパネルアンテナを有し得る。無指向性アンテナは、あらゆる方向に対して無線信号を送信/受信するために使用され、セクタアンテナは、特定領域内の装置に対して無線信号を送信/受信するために使用され、パネルアンテナは、比較的直線的に無線信号を送信/受信するために使用される見通し線(ライン・オブ・サイト)アンテナとし得る。一緒になって、無線機252及びアンテナ258、無線機272及びアンテナ278、の各々は無線インタフェースを形成する。
通信インタフェース256は、fBS250とネットワーク205との間での信号及び/又はデータの有線通信に使用され得る。例えば、通信インタフェース256は、ネットワークアクセス装置251上の対応するインタフェース(例えば、イーサネット(登録商標)インタフェース)に適合したインタフェース(例えば、RJ−45)を有し得る。図示していないが、エンドポイント270も有線インタフェースを含んでいてもよい。
fBS190に関して上述したように、fBS250は、本質的に、家庭又はオフィスに有限な受信可能領域を提供する小型基地局であり得る。fBS250は、実施形態及び構成に応じて、公衆的であってもよいし私的であってもよい。fBS250は、WiMAXサービスプロバイダがバックホール接続を供給するのとは異なり、ネットワークアクセス装置251を介したユーザのネットワークアクセスを頼りにして、ネットワーク205cへのバックホール接続を提供し得る。
ネットワークアクセス装置251は、オーナーにインターネットアクセスを提供するために使用され得る。fBS250は、WiMAXネットワーク205cへの自身のバックホール接続に、インターネットアクセスを使用し得る。ネットワークサービスの種類及び/又はユーザのサービスプロバイダに応じて、ネットワークアクセス装置251は、ケーブルモデム、デジタル加入者回線(DSL)モデム、光ファイバモデム、その他のモデム、ゲートウェイ、又はオーナーのネットワークサービスプロバイダにより提供されるネットワークアクセス装置とし得る。オーナーは、fBS250とネットワークアクセス装置251との間に、如何なる数のルータ、スイッチ及び/又はハブを有していてもよい。
バックホール接続を構築する部分として、fBS250はネットワークアクセス装置251と通信し得る。ネットワークアクセス装置251は、ユーザのISPによって提供された、あるいは権限を与えられたものであってもよく、ISPのネットワーク205aへのアクセスをfBS250に提供し、その後、ISPのネットワーク205aが、ネットワーク205bを介したネットワーク205cへのアクセスを許可し得る。ネットワーク205aにアクセスすることは、モデム241がISPのモデム222と交信することを伴い得る。
ISPは、ユーザにインターネットアクセスを提供するに当たり、1つ以上のサーバ224(例えば、OAM&Pサーバ、AAAサーバ、DHCPサーバ)を操作し得る。例えば、ユーザは、デジタル加入者回線(DSL)プロバイダとのネットワークアクセス用のDSLアカウントを有していてもよい。サーバ224は、ユーザが料金の支払いを済ましてDSLプロバイダと良好な状態にあることを確かなものとし得る。
ISPゲートウェイ226は、ISPネットワーク205aをインターネット(例えば、ネットワーク205b)と接続し得る。これは、fBS250がインターネットを介してWiMAXネットワーク205cにアクセスすることを可能にする。ネットワーク205aをインターネットと接続するに当たり、ゲートウェイ226は必要なフォーマット機能及び/又はセキュリティ機能を実行してもよい。
WiMAXネットワーク205cは、それ自身のゲートウェイ234及びサーバ232を有し得る。ISPネットワーク205aのゲートウェイ及びサーバと同様に、ゲートウェイ234及びサーバ232は、ユーザが有効なWiMAXアカウントを有すること、及びネットワーク205cが例えばネットワーク205b等のその他のネットワークと通信できることを確保し得る。サーバ232はまた、fBS250の様々な特徴及び機能を提供するために使用され得る情報、データ、命令及び/又はロジックを格納していてもよい。例えば、サーバ232はfBS250に、エンドポイント270との無線接続290に関するチャネル情報を提供してもよい。
エンドポイント270は、fBS250との間でデータ及び/又は信号の送信及び受信を行うことが可能な如何なる種類のエンドポイントであってもよい。エンドポイント270の取り得る種類は、デスクトップコンピュータ、PDA、セル方式携帯電話、スマートフォン、ノート型コンピュータ、及び/又はVoIP電話を含み得る。
図2Aは、無線機252及びPHY/HWブロック254の一実施形態をより詳細に例示している。無線機252は、低域通過フィルタ262に結合された増幅器260を含んでいる。低域通過フィルタ262の出力は増幅器264に結合される。この構成により、無線機252は、増幅器260を用いて受信信号を増幅し、低域通過フィルタ262を用いて受信信号をフィルタリングし、増幅器264を用いて、フィルタリングされた信号を増幅し得る。受信信号は:
Figure 0005644904

と表し得る。ただし、C[i]は、レンジングスロットtでレンジングコードを送信するM個のユーザのうちのm番目のユーザからのi番目の副搬送波におけるレンジングコードであり、n(t)はスロットtにおけるノイズ信号であり、SFは1つのレンジング用サブチャネルで使用される副搬送波の数であり、Nは多重伝搬チャネルの数であり、TはOFDMAシンボル期間であり、tTTDは伝送時間の遅延を表す。i番目の副搬送波のチャネルモデルは:
Figure 0005644904

と表すことができる。ただし、Aは減衰係数であり、αはランダムな大きさであり、exp{j}はランダムな位相であり、τはi番目のパスのマルチパス遅延である。
PHY/HW254は、アナログ−デジタル変換器280、高速フーリエ変換(FFT)282、相関器284−294、及び比較器296を含んでいる。PHY/HW254は、増幅器264から増幅された信号を受信し、ADC280を用いて該信号をデジタル形式に変換し得る。ADC280から出力されるデジタル信号は、FFT282を用いて周波数ドメインに変換され得る。FFT282の出力は相関器284−294に送信される。相関器284−294は、FFT282の出力を分析し、該信号内に様々なコード又はシンボル(例えば、レンジングコード等)が存在するかを決定し得る。相関器284−294は、コード又はシンボルが検出されたかを指し示す信号を出力し得る。これは:
Figure 0005644904

に従って行われ得る。ただし、生じ得る全ての伝送時間遅延及びクロックオフセット値がΔtで表されている。Rは、複数のスロットにまたがる相関を計上する値を提供する。相関器284−294によって出力される信号の強度は、信号内に存在するコード又はシンボルを正しく識別する統計的な可能性に依存して増大あるいは低減される。比較器296は、相関器284−294によって決定された検出シンボル又はコードが、低電力モード中のfBS250に予期されるシンボル又はコードであるかを決定し、検出シンボル又はコードが予期されるシンボル又はコードに一致することを指し示す信号を出力し得る。比較器296はまた、増幅器260及び264によって提供される増幅の量を変更する信号を送信するように構成されてもよい。
これまで、幾つかの異なる実施形態及び特徴を提示してきた。特定の実施形態は、これらの特徴の1つ以上を、動作上の必要性及び/又は要素の制約に応じて組み合わせ得る。これは、様々な組織及びユーザのニーズに対するネットワーク200の多大な適応性を可能にし得る。以下、これらの構成要素が特定の実施形態の機能を提供するためにどのように相互作用するかを説明する助けとなるよう、幾つかの例を説明する。
一部の実施形態において、fBS250はエンドポイント270にネットワーク205cへのアクセスを提供し得る。何らかの時点で、エンドポイント270はfBS250のサービスエリアから立ち去り得る。あるいは、その他の状況において、エンドポイント270は低電力モード(例えば、アイドリングモード又はスリープモード)に入り、もはやネットワーク205cと通信する必要がない状態となり得る。これらの及びその他の状況において、fBS250は低電力モードに入ることを決定し得る。一部の実施形態において、fBS250は、例えばエンドポイント270等のエンドポイントに、fBS250との通信セッションに入るための機会を送信することを停止し得る。fBS250はまた、あるいは代替的に、アンテナ258及び無線機252を用いて受信信号の増幅を抑制してもよい。例えば、fBS250は増幅器260及び264における増幅率を(状況に応じて、ゼロまで)低下させ得る。低電力モードにある間、fBS250は周期的にアクティブモードに入って、信号の送受信、及びfBS250がアクティブモードに留まるべきか低電力モードに戻るべきかの決定を行ってもよい。この決定は、fBS250のサービスエリア内に、fBS250との通信セッションに入ることを望むエンドポイントが存在するかに基づき得る。PHY/HWブロック254及び/又はMAC/SWブロック257によって、タイミングパラメータ及びクロック情報の格納及び処理が行われてもよい。低電力モードにおいてエネルギーが節減される程度は、相異なる低電力モード間で異なり得る。例えば、アイドリングモードでは、スリープモードにおいてより多くのエネルギーが節減されてもよい。アイドリングモードにおいて、fBS250は、スリープモードにおいてより少ない頻度で低電力モードを抜け出て信号を受信するように構成されてもよい。特定の実施形態において、アイドリングモードにあるとき、fBS250は、スリープモードにあるときには電力を抑制あるいは除去しない1つ以上の構成要素からも、電力を抑制あるいは除去してもよい。そのような構成要素は、PHY/HWブロック254又は無線機252の発振回路を含み得る。これらの実施形態の更なる詳細及び変形例は、図3に関連して後述する。
一部の実施形態において、fBS250は、1つ以上のレンジングコードを受信することによって、低電力モードから抜け出ることを決定し得る。低電力モードに入るとき、fBS250は増幅器260及び264の増幅を抑制するように構成されてもよい。エンドポイントは、fBS250との通信セッションに入ることを望むとき、fBS250に、レンジングスロット内でレンジングコードを送信し得る。fBS250は、無線機252を用いて、送信されたレンジングコードを検出し、受信したレンジングコードが、fBS250が低電力モードにあるときに通信セッションに入るために用いられる一組の所定のレンジングコードに一致するかを決定し得る。受信したレンジングコードが所定のレンジングコードに一致する場合、fBS250は、アクティブモードに入ることを決定し、レンジングコードを送信したエンドポイント(例えば、エンドポイント270等)との通信セッションを提供し得る。様々な実施形態において、fBS250は、通信セッションを望む1つのエンドポイントから複数のレンジングコードを受信するように構成されてもよく、そのとき、fBS250は、各レンジングコードの受信後に増幅器260及び264の増幅を増大させるように構成されてもよい。このような実施形態によってもたらされる1つの利点は、fBS250が、アクティブモードに完全に入る必要なく誤検出を決定することができるため、電力を節減し且つその他の基地局との干渉を抑制し得ることである。これら及びその他の実施形態の更なる詳細は、図4に関連して後述する。
これまで、幾つかの異なる実施形態及び特徴を提示してきた。特定の実施形態は、これらの特徴の1つ以上を、動作上の必要性及び/又は要素の制約に応じて組み合わせ得る。これは、様々な組織及びユーザのニーズに対するネットワーク200の多大な適応性を可能にし得る。
図3は、フェムト基地局(fBS)が時間インターバルを用いて低電力モードに出入りする一実施形態を例示するフローチャートである。一般に、図3に示すステップ群は、必要に応じて、組み合わされ、変更され、あるいは削除されてもよく、また、この処理の例に更なるステップが追加されてもよい。さらに、記載のステップ群は好適な如何なる順序で実行されてもよい。
ステップ302にて、fBSは1つ以上のエンドポイントとの通信セッションにある。fBSはエンドポイントに、バックホール接続を介した無線ネットワークへのアクセスを提供し得る。この通信セッション中、複数のエンドポイントのうちの1つ以上がfBSのサービスエリアを立ち去り得る。また、複数のエンドポイントのうちの幾つかが、fBSと通信しない低電力モード(例えば、アイドリングモード又はスリープモード等)に入り得る。エンドポイントによるこれら又はその他の活動に応答して、ステップ303にて、fBSは低電力モードに入ることを決定し得る。例えば、fBSのサービスエリア内にエンドポイントが存在しない場合、fBSは低電力モードに入ることを決定し得る。他の一例として、fBSのサービスエリア内の全てのエンドポイントが低電力モード(例えば、アイドリングモード又はスリープモード等)に入った場合、fBSは低電力モードに入り得る。一部の実施形態において、fBSは、無線ネットワークからのメッセージに応答して、低電力モードに入ることを決定してもよい。例えば、無線ネットワークはfBSに、fBSのサービスエリア内にエンドポイントが存在しないことを通知し得る。無線ネットワークはまた、例えばネットワークの干渉レベル等のその他の考察によって、fBSに低電力モードに入ることを要求するメッセージを送信してもよい。
ステップ304にて、fBSは、低電力モードに入ろうとしていることの1つ又は複数の通知を、無線ネットワークの様々なノードに送信し得る。fBSは、低電力モードに入ろうとしていることのメッセージを、そのサービスエリア内のエンドポイントに送信してもよい。fBSはまた、低電力モードに入ろうとしていることの通知を、無線ネットワーク内の1つのノードに送信してもよい。このような1つのノードはASN−GW(アクセスサービスネットワーク−ゲートウェイ)としてもよい。fBSは、無線ネットワーク内のエンティティが、ネットワーク負荷を含め、無線ネットワーク内で行われている通信セッションを正確に表現したものを有し得るようにする通知を送信してもよい。このような情報により、fBSからこのような通知を受信した無線ネットワーク内のエンティティは、無線ネットワーク内のリソースを一層効率的に管理することができる。一部の実施形態において、fBSは、例えばWiMAXネットワーク内で動作しているとき等、FEMTO_SLP_REQメッセージを送信してもよい。様々な実施形態において、fBSはまた、無線ネットワーク内の例えばASN−GW等の1つのエンティティにFEMTO_SLP_REQメッセージを送信してもよい。FEMTO_SLP_REQメッセージは、WiMAXプロトコルのMOB_SLP_REQメッセージと同様に構造化され得るが、それがfBSから発せられたことを指し示し得る。ステップ306にて、fBSは、ステップ304にて送信された1つ以上の通知への1つ以上の応答を受信し得る。fBSが低電力モードに入ることの通知を送信した無線ネットワーク内のエンドポイント及びエンティティの双方が、該通知を受信したことを肯定応答し得る。この応答はまた、fBSのサービスエリア内のエンドポイント等のエンティティを同期化させるように作用し得る。ステップ308、310及び312に関連して更に後述するように、この同期化は、fBSが何時どのように低電力モードを抜け出してアクティブモードに入るかを決定する上で有用なものとなり得る。
ステップ308にて、fBSは低電力モードに入り、fBSが低電力モードを何時抜け出るかを決定するタイマーを開始させ得る。例えば、fBSは、低電力モードに所定期間留まった後に、エンドポイントがfBSとの通信セッションに入ることを望んでいるかを決定するために低電力モードを抜け出し得る。所定期間使用されるタイマーは、ステップ306にて受信した応答を利用することによって、fBSのサービスエリア内のエンドポイントと同期化され得る。fBSは、低電力モードに入ると、1つ以上の事項に関して該fBSの動作を変更し得る。例えば、fBSは無線ネットワーク上で何らかの情報を送信することを中止してもよい。一部の実施形態において、fBSは通信セッションの複数のフレームの間、プリアンブルを送信することを中止し得る。低電力モード中のfBS挙動の変更の他の一例は、増幅器によって受信信号に適用される利得を低減するものである。fBSが低電力モードに留まる期間は、fBSのサービスエリア内のエンドポイントの状態に応じてfBSによって決定され得る。例えば、そのようなエンドポイントのうちの1つ以上は低電力モードにあり、その間、自身宛の通信に周期的に耳を傾け(リッスンし)てもよい。fBSは、そのようなエンドポイントが自身宛の通信を何時リッスンするかに基づいて期間を決定するように構成されてもよい。
一部の実施形態において、fBSのサービスエリア内のエンドポイント群は、複数の種類の低電力モードにあってもよい。例えば、1つのエンドポイントはアイドリングモードにあり、別の1つのエンドポイントはスリープモードにあってもよい。これら相異なる低電力モードにあることは、複数のエンドポイントが相異なるインターバルで着信に対するリッスンモードに入ることを意味する。結果として、fBSは、fBSのサービスエリア内のエンドポイント群が入っている相異なる低電力モードの各々が満足されるように、上記期間を決定し得る。故に、fBSは、エンドポイントの1つのインターバルが満了したときに低電力モードを抜け出し、そして、エンドポイントの別の1つのインターバルが満了したときにも低電力モードを抜け出し得る。
ステップ310にて、fBSは低電力モードを抜け出てアクティブモードに入り得る。これは、ステップ308で説明した所定期間の満了に応答して行われ得る。また、fBSは、無線ネットワークから受信した通信に応答して、アクティブモードに入ることを決定してもよい。例えば、無線ネットワーク上のサーバは、アクティブモードに入るようにfBSに命令するメッセージをfBSに送信し得る。ネットワーク上のサーバは、新たなエンドポイントがfBSのサービスエリア内に入ろうとしていることを認識しているからである。fBSがアクティブモードに入ることの要求を無線ネットワーク上のサーバが送信し得る別の理由は、無線ネットワークは、fBSのサービスエリア内のエンドポイントのうちの1つに情報を送信する必要がある場合があるからである。また、無線ネットワークは、現在はその他の基地局によってサービスを受けているエンドポイントにfBSがサービス提供可能になる場合にネットワークの混雑が緩和されることを決定し得る。
アクティブモードにあるステップ312にて、fBSはそのサービスエリア内のエンドポイントにメッセージを送信し得る。このメッセージは、エンドポイントの何れかがfBSからそれに送信される必要があるデータを有するかを指し示し得る。このメッセージはまた、無線ネットワークに関する、あるいはfBSのサービスエリアに関するその他の情報を含んでいてもよい。このメッセージはまた、エンドポイント及び/又はfBSが低電力モードに入る期間に関するタイミングパラメータ又はその他の同期化情報を含んでいてもよい。fBSはまた、ステップ312中に、サービスエリア内の様々なエンドポイントからメッセージを受信し得る。例えば、fBSは、fBSとの通信セッションに入る必要がある1つのエンドポイントからメッセージを受信し得る。
ステップ314にて、fBSは、自身が低電力モードに再び入るか否かを決定し得る。この決定は、ステップ310又は312におけるfBSが関与する活動に依存し得る。例えば、ネットワークによってfBSに、1つ以上のエンドポイントに送信する必要がある情報が通知された場合、fBSは、その情報を適切なエンドポイントに送信することができるように、低電力モードに入らないことを決定し得る。また、fBSは、ステップ312にて或るエンドポイントから、該エンドポイントがfBSとの通信セッションに入る必要があることを指し示すものを受信していることもあり得る。そのような場合、fBSは、そのエンドポイントとの通信セッションに参加することができるように、再び低電力モードに入ることはしない。fBSは、そのような活動が必要ないと決定した場合、低電力モードに再び入ることを決定し、ステップ308に進み得る。
一部の実施形態において、fBSは、所定の期間が満了したことに応答して、低電力モードに再びはいることを決定し得る。例えば、fBSは、ステップ310にて、予め定められた有限な期間だけアクティブモードに入ることを決定してもよい。この期間が、fBSがアクティブモードに留まることを必要とする活動が発生することなく満了した場合、fBSは低電力モードに再び入ることを決定し、ステップ308に進み得る。
fBSは、自身が低電力モードに留まる量及び期間を、ステップ312にて送信あるいは受信されたメッセージに基づいて再決定してもよい。fBSはまた、以前に留まったのと同一の期間だけ留まることを決定してもよい。fBSが低電力モードに留まる期間の決定は、fBSのサービスエリア内のエンドポイントが入っている低電力モードの種類に応じて為されてもよい。例えば、複数のエンドポイントがスリープモード又はアイドリングモードにあり、それらのモードが、エンドポイントがそれらのモードを立ち去る期間を異にしていることがあり得る。fBSは、自身がどれだけ長く低電力モードに留まるかの決定に、これらの相異なる期間を組み入れることを選択してもよい。fBSは、低電力モードに入らないことを決定した場合、アクティブモードに入るステップ316に進み得る。
ステップ316にて、fBSはアクティブモードに入る。このアクティブモードにおいて、fBSはそのサービスエリア内で情報を送受信し得る。上述のように、fBSは、そのサービスエリア内のエンドポイントに無線ネットワークからの通信を送信する必要があるために、ステップ316に入ってもよい。また、fBSは、そのサービスエリア内の、無線ネットワークへのアクセスを要求しているエンドポイントに、該アクセスを提供する必要があるために、ステップ316に入ってもよい。このような要求は、ステップ312でfBSによって受信されたものであり得る。ステップ318にて、fBSはネットワークのノードに、自身がアクティブモードに入ったことの1つ以上の通知を送信し得る。例えば、fBSはそのサービスエリア内のエンドポイントに、自身がアクティブモードに入ったことの1つ以上の通知を送信し得る。fBSはまた、無線ネットワーク内のノードに、自身がアクティブモードに入ったことの1つ以上の通知を送信してもよい。例えば、fBSは、自身がアクティブモードに入ったことの通知を、無線ネットワーク内のASN−GWに送信してもよいし、あるいは、そのような通知を利用して自身の活動を容易にし得るその他のノードに送信してもよい。これは、無線ネットワークのオペレータに、ネットワーク負荷を含む無線ネットワーク内の動作の更なる可視性を提供し得る。このような可視性は、無線ネットワークのオペレータに、無線ネットワークのリソースを更に効率的に管理する機会を提供し得る。例えば、無線ネットワークのオペレータは、ネットワークの様々な箇所におけるネットワーク負荷に基づいて、エンドポイントを様々な基地局に経路付けることができる。アクティブモードに入ると、fBSはステップ302に戻り、様々なエンドポイントに無線ネットワークへのアクセスを提供し得る。
図4は、例えばfBS250等のフェムト基地局が、図3で説明した時間インターバルの代わりにレンジングモードを用いて低電力モードに出入りする一実施形態を例示するフローチャートである。更に後述するように、レンジングコードの使用は、fBSが低電力モードに入ることによって引き起こされるサービスの途絶を抑制し得る。一般に、図4に示すステップ群は、必要に応じて、組み合わされ、変更され、あるいは削除されてもよく、また、この処理の例に更なるステップが追加されてもよい。さらに、記載のステップ群は好適な如何なる順序で実行されてもよい。
ステップ402にて、fBSはそのサービスエリア内の1つ以上のエンドポイントに無線アクセスを提供し得る。ステップ402の実行はステップ302の実行と同様とし得る。ステップ404−416の実行に由来し、ステップ302にて行われる変形と同等のステップ402の実行における変形は好ましいものとなり得る。以下、これらの変形の幾つかの例を説明する。
ステップ404にて、fBSはそのサービスエリア内のエンドポイントに、低電力モードに入ろうとしていることの通知を送信し得る。fBSはまた、無線ネットワーク内のエンティティ(例えば、ASN−GW等)に、低電力モードに入ろうとしていることの1つ以上の通知を送信してもよい。fBSはそのサービスエリア内のエンドポイントに、エンドポイントがレンジングコード及びレンジングスロットを決定するために使用し得るパラメータを送信し得る。これらのレンジングコード及びレンジングスロットは、例えばエンドポイントがfBSとの通信セッションに入る必要があるときに、エンドポイントによって、fBSに低電力モードを抜け出させるために使用され得る。これらのパラメータは、使用されるべき実際のレンジングコード及びレンジングスロットを含み得る。一部の実施形態において、これらのパラメータは、例えば、ランダムに生成されたレンジングコード及びレンジングスロットを決定し得るようにエンドポイントが使用する暗号情報などの情報を含んでいてもよい。これは、エンドポイントとfBSとの間の通信に更なる安全性を提供することにより有益となり得る。例えば、fBSは、暗号的に安全な疑似乱数発生器(cryptographically secure pseudoranom generator;CSPRNG)信用証明を含んでいてもよい。CSPRNG信用証明は、fBSにてランダムに生成され、例えばトラフィック暗号鍵(TEK)を用いるもの等の暗号形式、又はその他の暗号形式にて送信され得る。CSPRNG信用証明を受信したエンドポイントは、合意された暗号アルゴリズムに基づいてfBSが生成するものと同一の乱数を生成することができる。好適な暗号アルゴリズムの例には、AES−128等の先端暗号規格(Advanced Encryption Standard;AES)に記載されたアルゴリズムが含まれ得る。エンドポイント及びBSは、上記通知にて送信されたCSPRNG信用証明と、例えばフレーム番号、クロック値、fBSのハードウェア識別値などのその他のエントロピー入力又はその他の入力とを用いて、生成されるフレームごとに変更されるように乱数を生成し得る。一部の実施形態において、fBSはそのサービスエリア内の各エンドポイントに異なるCSPRNG信用証明を送信し得る。しかしながら、fBSはそのサービスエリア内のエンドポイント群に同一のCSPRNG信用証明を送信してもよい。レンジングコード及びスロットは、この生成された乱数に基づいて、多様な手法にて決定され得る。一例において、レンジングスロットは、生成された乱数の第1最上位バイトに従って生成され、レンジングコードは、生成された乱数の第2最上位バイトに従って生成され得る。例えば、レンジング用サブチャネルは、レンジング用サブチャネルの総数を法とする乱数の第1最上位バイトの剰余とし、レンジングコードは、レンジングコードの総数を法とする乱数の第2最上位バイトの剰余としてもよい。以上は、生成された乱数をレンジングスロット及びコードを決定するために使用する多数の様々な手法のうちの単なる一例である。
ステップ406にて、fBSは、低電力モードにありながら、そのサービスエリア内のエンドポイントによって送信されたレンジングコードを監視する。この間、fBSは、如何なる情報も送信せず、電力を節減し且つその他の基地局との干渉を抑制し得る。受信した信号を処理するfBSの動作も、例えば受信信号に適用される増幅率を低減することによって、低電力モードにて行われ得る。ステップ408にて、fBSは1つ以上のレンジングコードを受信する。レンジングコードは、fBSのサービスエリア内のエンドポイントによって送信され得る。一部の実施形態において、エンドポイントによるレンジングコードの送信は、無線ネットワーク上のその他のノードから行われる通信、及びエンドポイントとfBSとの間に存在するクロックドリフトを考慮に入れるようにして行われてもよい。これは、εがエンドポイントとfBSとの間の許容クロックドリフトの総和を表すとして、好適なプロトコルに従って無線ネットワーク上で行われることが既知の通信からεシンボル隔ててレンジングコードを送信することによって行われ得る。例えば、レンジングコードは、WiMAXプロトコルにてプリアンブルシンボルが送信される時からεシンボル隔てて送信され得る。エンドポイントは、fBSにエンドポイントとの通信セッションを開始させるためにレンジングコードを送信し得る。
何れのレンジングコードを受信したかを特定するため、fBSは受信信号を様々な手法で処理し得る。例えば、fBSは受信信号を増幅した後、増幅された信号を低域通過フィルタへと通し得る。低域通過フィルタは、信号内に存在するノイズの量を低減するために使用される。fBSは、信号内に存在し得るレンジングコードを適切に検出する確率を増大させるため、フィルタリングされた信号を増幅し得る。fBSはこれらの作業を様々なハードウェア要素及びソフトウェア要素を用いて達成し得る。これらの要素は、増幅器260及び264、並びに低域通過フィルタ262と同様とし得る。そして、増幅され且つフィルタリングされた信号は、例えばADC280等のアナログ−デジタル変換器を用いてデジタル信号に変換され得る。デジタル信号は、例えばFFT282等の1つ以上の要素を用いて周波数ドメインに変換され得る。そして、周波数ドメインのデジタル信号は、信号内に存在するレンジングコードに関して分析され得る。これは、一部の実施形態において、例えば相関器284−294等の相関器を用いて行われ得る。各々が1つ以上のレンジングコードに対応する複数の相関器の使用は、複数のレンジングコードが並行して識別され得るので、受信信号の処理を高速化し得る。
ステップ410にて、fBSは、検出したレンジングコードが所定のレンジングコードと一致するか否かを決定し得る。上述のように、所定のレンジングコードは、fBSが低電力モードに入るときに選択され得る。所定のレンジングコードはランダム且つ動的に決定され得る。これは、暗号的に安全な乱数発生器を用いて行われ得る。fBSが一組の所定のレンジングコードを取得すると、検出した一組のレンジングコードと所定のレンジングコードとの比較が行われる。所定のレンジングコードと検出したレンジングコードとの比較を行うことには、例えば比較器296等の1つ以上の要素が用いられ得る。検出したレンジングコードの何れかが所定のレンジングコードの何れかと一致する場合、fBSはステップ412に進み得る。しかしながら、受信信号が所定のレンジングコードと一致するレンジングコードを含まなかった場合、fBSはステップ406に戻り、送信されるレンジングコードの監視を継続する。様々な実施形態において、レンジングコードが一致する場合、fBSは、ステップ412及び414に進むことに代えて、ステップ416に進んでもよい。ステップ412及び414に進むことの利点は、一部の実施形態において、fBSが、1つのエンドポイントによって送信されたレンジングコードを検出することに関して、誤検出を決定することを回避し得ることである。fBSは、ステップ412及び414を通ることにより、アクティブモードに入ることを決定する前に、同一のエンドポイントから複数のレンジングコードを受信するように構成され得る。しかしながら、fBSは、ステップ412及び414を通ることなく、一組の所定のレンジングコードに対する一致を含む一組のレンジングコードを受信するのみで、ステップ416で更に説明するアクティブモードに入ることを決定してもよい。
上述のように、レンジングコードは複数のレンジングスロットにわたってfBSに送信され得る。従って、様々な実施形態において、fBSは、受信したレンジングコードが適切なレンジングスロットで送信されている場合にのみ、一致が生じたと決定してもよい。この処理は更に、各レンジングスロット間の遅延時間が同一であることを確保することによって、誤りから保護され得る。そのような決定は、複数のレンジングコードが同一のエンドポイントによって送信されたものであることを指し示し得る。このステップへの必要に応じてのこれらの付加は、一致が存在するかを決定するために用いられ得る。
ステップ412にて、一部の実施形態において、fBSは、受信したレンジングコードが所定のレンジングコードと一致すると決定したことに応答して、1つ以上の増幅器の増幅率を増大させてもよい。このステップで増幅率が増大される該1つ以上の増幅器は、例えば増幅器260及び264等の増幅器を含み得る。増幅率の増大量は設定可能とし得る。比較的小さい量だけ増幅量を増大させることによってfBSが消費する電力量を低減することが望ましい場合がある。しかしながら、様々な実施形態において、誤判定を排除する助けとなり得る点で、比較的大きい量だけ増幅率を増大させることが有利となり得る。
ステップ414にて、fBSは、増幅率が所定に閾値に達したかを決定し得る。この閾値は、所望の確率で適切なレンジングコードを受信し得るように設定され得る。故に、増幅率が閾値以上の値に達した場合、fBSはステップ416に進み得る。しかしながら、閾値に達していない場合、fBSはステップ408に進む。以下の例は、様々な実施形態においてこの処理がどのように進められるかを説明する助けとなろう。fBSは、先ず、一致するレンジングコードを受信し、1レベルだけ増幅率を増大させる。fBSはその後、所定の組と一致する更なるレンジングコードの受信を待つ。第2の一致するレンジングコードを受信した後、fBSは増幅率を更に増大させる。しかしながら、この後者の増幅率の増大は、依然として、所定の閾値に一致するほど高いものではない。これは、fBSが複数のレンジングコードを複数の増幅率で受信することを可能にし、fBSが検出し得る誤検出の量を低減する助けとなる。閾値が高く設定されるほど、受信信号を一致するレンジングコードとして誤って識別する確率が低減される。最終的に、fBSは第3の一致するレンジングコードを受信して増幅率を増大させ得る。この最終的な増幅率の増大は閾値に達するものであり、fBSはステップ416に進み得る。閾値の値及び増幅率の値は全て、所望の確率でレンジングコードを正確に検出し得るように様々な大きさに設定され得る。
ステップ416にて、fBSはアクティブモードに入り得る。アクティブモードにおいて、fBSはそのサービスエリア内のエンドポイントとの通信セッションに入り得る。fBSはまた、エンドポイントが通信セッションに入る機会を周期的に送信することを再開し得る。fBSはまた、受信信号の増幅率を通常のレベルに設定し得る。斯くして、ステップ402−416にて説明したように、fBSはアクティブモードから低電力モードへと移行し、そして、エンドポイントが例えばレンジングコード等の信号を送信したことに応答して、アクティブモードに戻ることができる。これは、ネットワーク干渉及び電力消費の量を抑制しながら、通信に関するエンドポイントのニーズ及び望みにfBSが一層迅速に応答することが可能となり得る点で有利となり得る。
幾つかの実施形態を例示し、詳細に説明したが、認識されるように、請求項の主旨及び範囲を逸脱することなく、様々な改変及び代用が可能である。
以上の説明に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1) 基地局にて、複数のエンドポイントに無線ネットワークへのアクセスを提供する段階と、
前記基地局にて、低電力モードに入る段階であり、該低電力モードにある間、前記基地局は前記複数のエンドポイントに前記無線ネットワークへのアクセスを提供することを中止する、段階と、
前記基地局にて、第1の所定期間の間、前記低電力モードからアクティブモードに移行する段階であり、前記第1の所定期間が前記基地局及び少なくとも1つのエンドポイントによって特定された後に、前記基地局が前記アクティブモードに移行する段階と、
前記基地局が、前記アクティブモードに移行した後、第2の所定期間中に、少なくとも1つのエンドポイントから前記無線ネットワークへのアクセス要求を受信した場合に、前記アクティブモードに留まる段階と、
前記基地局が、前記アクティブモードに移行した後、前記第2の所定期間中に、何れのエンドポイントからも前記無線ネットワークへのアクセス要求を受信しない場合に、前記低電力モードに移行する段階と、
を有する無線通信方法。
(付記2) 前記基地局を、インターネットサービスプロバイダのネットワークを介して前記基地局に前記無線ネットワークへのアクセスを提供するネットワークアクセス装置に結合する段階を更に有し、
前記複数のエンドポイントに前記無線ネットワークへのアクセスを提供する段階は、前記インターネットサービスプロバイダのネットワークを使用し、且つ
前記無線ネットワークは無線サービスプロバイダのネットワークを有する、
付記1に記載の方法。
(付記3) 前記基地局にて、前記無線ネットワークからメッセージを受信したことに応答して、前記低電力モードから前記アクティブモードに移行する段階、を更に有する付記1に記載の方法。
(付記4) 前記無線ネットワークがネットワーク負荷情報を更新し得るように、前記基地局によって、前記アクティブモードから前記低電力モードへの移行を前記無線ネットワークに通知する段階、を更に有する付記1に記載の方法。
(付記5) 前記基地局によって、前記アクティブモードから前記低電力モードへの移行を少なくとも1つのエンドポイントに通知する段階であり、該エンドポイントが該通知に応答して前記第1の所定期間を決定し得るようにする段階、を更に有する付記1に記載の方法。
(付記6) 前記無線ネットワークはWiMAXネットワークを有する、付記1に記載の方法。
(付記7) 基地局にて、複数のエンドポイントに無線ネットワークへのアクセスを提供する段階と、
前記基地局にて、低電力モードに入る段階であり、該低電力モードにある間、前記基地局は前記複数のエンドポイントに前記無線ネットワークへのアクセスを提供することを中止する、段階と、
前記基地局にて、少なくとも1つのエンドポイントから少なくとも1つのレンジングコードを受信する段階と、
前記基地局にて、受信レンジングコードのうちの少なくとも1つが、一組の所定のレンジングコードのうちの少なくとも1つのレンジングコードに一致することを決定する段階と、
前記基地局にて、少なくとも1つの受信レンジングコードが少なくとも1つの所定のレンジングコードと一致すると決定したことに応答して、前記低電力モードを抜け出る段階と、
を有する無線通信方法。
(付記8) 少なくとも1つの受信レンジングコードが少なくとも1つの所定のレンジングコードと一致することを決定する段階は更に、
(a)第1の受信レンジングコードが第1の所定のレンジングコードと一致することを決定する段階と、
(b)前記(a)の段階における決定に応答して、前記低電力モードを抜け出る段階に先立って、前記基地局における受信信号の増幅率を増大させる段階と、
(c)第2の受信レンジングコードが第2の所定のレンジングコードと一致することを決定する段階であり、前記第2の受信レンジングコードは、前記基地局における受信信号の増幅率を増大させた後に前記基地局にて受信される、段階と、
を有し、且つ
前記低電力モードを抜け出る段階は更に、前記(c)の段階における決定に応答して前記低電力モードを抜け出ることを有する、
付記7に記載の方法。
(付記9) 少なくとも1つの受信レンジングコードが少なくとも1つの所定のレンジングコードと一致することを決定する段階は更に、(d)前記第1の受信レンジングコードに関する時間遅延が前記第2の受信レンジングコードに関する時間遅延と略等しいことを決定する段階を有し、且つ
前記低電力モードを抜け出る段階は更に、前記(c)及び(d)の段階における決定に応答して前記低電力モードを抜け出ることを有する、
付記8に記載の方法。
(付記10) 前記基地局を、インターネットサービスプロバイダのネットワークを介して前記基地局に前記無線ネットワークへのアクセスを提供するネットワークアクセス装置に結合する段階を更に有し、
前記複数のエンドポイントに前記無線ネットワークへのアクセスを提供する段階は、前記インターネットサービスプロバイダのネットワークを使用し、且つ
前記無線ネットワークは無線サービスプロバイダのネットワークを有する、
付記7に記載の方法。
(付記11) 前記基地局にて、前記無線ネットワークからメッセージを受信したことに応答して、前記低電力モードから前記アクティブモードに移行する段階、を更に有する付記7に記載の方法。
(付記12) 前記無線ネットワークがネットワーク負荷情報を更新し得るように、前記基地局によって、前記アクティブモードから前記低電力モードへの移行を前記無線ネットワークに通知する段階、を更に有する付記7に記載の方法。
(付記13) 前記無線ネットワークはWiMAXネットワークを有する、付記7に記載の方法。
(付記14) 前記基地局から少なくとも1つのエンドポイントに、前記アクティブモードから前記低電力モードへの移行を指し示す通知を送信する段階を更に有し、該通知は少なくとも1つの所定のレンジングコードを決定するために使用される暗号パラメータを含む、付記7に記載の方法。
(付記15) 少なくとも1つの受信レンジングコードが少なくとも1つの所定のレンジングコードと一致することを決定する段階は更に、前記少なくとも1つの受信レンジングコードのレンジングスロットが、前記少なくとも1つの所定のレンジングコードのレンジングスロットと一致することを決定する段階を有する、付記7に記載の方法。
(付記16) 無線機と少なくとも1つのプロセッサとを有し、
前記無線機は、
複数のエンドポイントに無線ネットワークへのアクセスを提供し、
基地局が低電力モードにある間、前記複数のエンドポイントに前記無線ネットワークへのアクセスを提供することを中止し、且つ
少なくとも1つのエンドポイントから前記無線ネットワークへのアクセス要求を受信する
よう動作し、且つ
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記基地局に前記低電力モードに入らせ、
第1の所定期間を特定し、
前記第1の所定期間の間、前記基地局に前記低電力モードからアクティブモードに移行させ、
前記低電力モードから前記アクティブモードへの移行後、第2の所定期間中に前記要求が受信された場合に、前記基地局に前記アクティブモードに留まらせ、且つ
前記低電力モードから前記アクティブモードへの移行後、前記第2の所定期間中に前記要求が受信されない場合に、前記基地局に前記アクティブモードから前記低電力モードに移行させる
よう動作する、
無線通信システム。
(付記17) インタフェースを更に有し、
前記無線ネットワークは無線サービスプロバイダのネットワークを有し、
前記インタフェースは、
前記基地局を、インターネットサービスプロバイダのネットワークを介して前記基地局に前記無線ネットワークへのアクセスを提供するネットワークアクセス装置に結合し、且つ
前記無線機を、前記複数のエンドポイントに前記無線ネットワークへのアクセスを提供することが前記インターネットサービスプロバイダのネットワークを使用するように結合する
よう動作する、
付記16に記載のシステム。
(付記18) 前記少なくとも1つのプロセッサは更に、前記基地局が前記無線ネットワークから、前記基地局が少なくとも1つのエンドポイントと通信する必要があることを指し示すメッセージを受信したことに応答して、前記基地局に前記低電力モードから前記アクティブモードに移行させるよう動作する、付記16に記載のシステム。
(付記19) 前記少なくとも1つのプロセッサは更に、前記無線ネットワークがネットワーク負荷情報を更新し得るように、前記基地局に、前記アクティブモードから前記低電力モードへの移行を前記無線ネットワークに通知すること、を行わせるよう動作する、付記16に記載のシステム。
(付記20) 前記無線機は更に、前記アクティブモードから前記低電力モードへの前記基地局の移行を少なくとも1つのエンドポイントに通知し、それにより、該エンドポイントが該通知に応答して前記第1の所定期間を決定し得るようにするよう動作する、付記16に記載のシステム。
(付記21) 前記無線ネットワークはWiMAXネットワークを有する、付記16に記載のシステム。
(付記22) 無線機と少なくとも1つのプロセッサとを有し、
前記無線機は、
複数のエンドポイントに無線ネットワークへのアクセスを提供し、
基地局が低電力モードにある間、前記複数のエンドポイントに前記無線ネットワークへのアクセスを提供することを中止し、且つ
少なくとも1つのエンドポイントから少なくとも1つのレンジングコードを受信する
よう動作し、且つ
前記少なくとも1つのプロセッサは、
少なくとも、受信レンジングコードのうちの少なくとも1つが、一組の所定のレンジングコードのうちの少なくとも1つのレンジングコードに一致することを決定し、
少なくとも1つの受信レンジングコードが少なくとも1つの所定のレンジングコードと一致すると決定したことに応答して、前記基地局に前記低電力モードから抜け出させる
よう動作する、
無線通信システム。
(付記23) 少なくとも1つの受信レンジングコードが少なくとも1つの所定のレンジングコードと一致することを決定することは更に、
(a)第1の受信レンジングコードが第1の所定のレンジングコードと一致することを決定する段階と、
(b)前記(a)の段階における決定に応答して、前記低電力モードを抜け出るのに先立って、前記基地局における受信信号の増幅率を増大させる段階と、
(c)第2の受信レンジングコードが第2の所定のレンジングコードと一致することを決定する段階であり、前記第2の受信レンジングコードは、前記基地局における受信信号の増幅率を増大させた後に前記基地局にて受信される、段階と、
を有し、且つ
前記基地局に前記低電力モードから抜け出させることは更に、前記(c)の段階における決定に応答して、前記基地局に前記低電力モードから抜け出させることを有する、
付記22に記載のシステム。
(付記24) 少なくとも1つの受信レンジングコードが少なくとも1つの所定のレンジングコードと一致することを決定することは更に、(d)前記第1の受信レンジングコードに関する時間遅延が前記第2の受信レンジングコードに関する時間遅延と略等しいことを決定する段階を有し、且つ
前記基地局に前記低電力モードから抜け出させることは更に、前記(c)及び(d)の段階における決定に応答して、前記基地局に前記低電力モードから抜け出させることを有する、
付記23に記載のシステム。
(付記25) インタフェースを更に有し、
前記無線ネットワークは無線サービスプロバイダのネットワークを有し、
前記インタフェースは、
前記基地局を、インターネットサービスプロバイダのネットワークを介して前記基地局に前記無線ネットワークへのアクセスを提供するネットワークアクセス装置に結合し、且つ
前記無線機を、前記複数のエンドポイントに前記無線ネットワークへのアクセスを提供することが前記インターネットサービスプロバイダのネットワークを使用するように結合する
よう動作する、
付記22に記載のシステム。
(付記26) 前記少なくとも1つのプロセッサは更に、前記基地局が前記無線ネットワークから、前記基地局が少なくとも1つのエンドポイントと通信する必要があることを指し示すメッセージを受信したことに応答して、前記基地局に前記低電力モードから前記アクティブモードに移行させるよう動作する、付記22に記載のシステム。
(付記27) 前記少なくとも1つのプロセッサは更に、前記無線ネットワークがネットワーク負荷情報を更新し得るように、前記基地局に、前記アクティブモードから前記低電力モードへの移行を前記無線ネットワークに通知すること、を行わせるよう動作する、付記22に記載のシステム。
(付記28) 前記無線ネットワークはWiMAXネットワークを有する、付記22に記載のシステム。
(付記29) 前記無線機は更に、前記基地局から少なくとも1つのエンドポイントに、前記アクティブモードから前記低電力モードへの移行を指し示す通知を送信するよう動作し、該通知は少なくとも1つの所定のレンジングコードを決定するために使用される暗号パラメータを含む、付記22に記載のシステム。
(付記30) 少なくとも1つの受信レンジングコードが少なくとも1つの所定のレンジングコードと一致することを決定することは更に、前記少なくとも1つの受信レンジングコードのレンジングスロットが、前記少なくとも1つの所定のレンジングコードのレンジングスロットと一致することを決定することを有する、付記22に記載のシステム。
100、200 通信システム
110、205 ネットワーク
120 マクロ基地局
140、270 エンドポイント
150、290 無線接続
160 有線リンク
170 ノード
180、251 ネットワークアクセス装置
190、250 フェムト基地局
224、232 サーバ
226、234 ゲートウェイ
252、272 無線機
254、274 PHY/HWブロック
257、277 MAC/SWブロック
280 アナログ−デジタル変換器
282 高速フーリエ変換
284−294 相関器
296 比較器

Claims (5)

  1. 基地局にて、複数のエンドポイントに無線ネットワークへのアクセスを提供する段階と、
    前記基地局にて、低電力モードに入る段階であり、該低電力モードにある間、前記基地局は前記複数のエンドポイントに前記無線ネットワークへのアクセスを提供することを中止する、段階と、
    前記基地局にて、少なくとも1つのエンドポイントから少なくとも1つのレンジングコードを受信する段階と、
    前記基地局にて、受信レンジングコードのうちの少なくとも1つが、一組の所定のレンジングコードのうちの少なくとも1つのレンジングコードに一致することを決定する段階と、
    前記基地局にて、少なくとも1つの受信レンジングコードが少なくとも1つの所定のレンジングコードと一致すると決定したことに応答して、前記低電力モードを抜け出る段階と、
    を有し、
    少なくとも1つの受信レンジングコードが少なくとも1つの所定のレンジングコードと一致することを決定する段階は更に、
    (a)第1の受信レンジングコードが第1の所定のレンジングコードと一致することを決定する段階と、
    (b)前記(a)の段階における決定に応答して、前記低電力モードを抜け出る段階に先立って、前記基地局における受信信号の増幅率を増大させる段階と、
    (c)第2の受信レンジングコードが第2の所定のレンジングコードと一致することを決定する段階であり、前記第2の受信レンジングコードは、前記基地局における受信信号の増幅率を増大させた後に前記基地局にて受信される、段階と、
    を有し、且つ
    前記低電力モードを抜け出る段階は更に、前記(c)の段階における決定に応答して前記低電力モードを抜け出ることを有する、
    無線通信方法。
  2. 少なくとも1つの受信レンジングコードが少なくとも1つの所定のレンジングコードと一致することを決定する段階は更に、(d)前記第1の受信レンジングコードに関する時間遅延が前記第2の受信レンジングコードに関する時間遅延と略等しいことを決定する段階を有し、且つ
    前記低電力モードを抜け出る段階は更に、前記(c)及び(d)の段階における決定に応答して前記低電力モードを抜け出ることを有する、
    請求項に記載の方法。
  3. 前記基地局から少なくとも1つのエンドポイントに、アクティブモードから前記低電力モードへの移行を指し示す通知を送信する段階を更に有し、該通知は少なくとも1つの所定のレンジングコードを決定するために使用される暗号パラメータを含む、請求項1に記載の方法。
  4. 少なくとも1つの受信レンジングコードが少なくとも1つの所定のレンジングコードと一致することを決定する段階は更に、前記少なくとも1つの受信レンジングコードのレンジングスロットが、前記少なくとも1つの所定のレンジングコードのレンジングスロットと一致することを決定する段階を有する、請求項1に記載の方法。
  5. 無線機と少なくとも1つのプロセッサとを有し、
    前記無線機は、
    複数のエンドポイントに無線ネットワークへのアクセスを提供し、
    基地局が低電力モードにある間、前記複数のエンドポイントに前記無線ネットワークへのアクセスを提供することを中止し、且つ
    少なくとも1つのエンドポイントから少なくとも1つのレンジングコードを受信する
    よう動作し、且つ
    前記少なくとも1つのプロセッサは、
    少なくとも、受信レンジングコードのうちの少なくとも1つが、一組の所定のレンジングコードのうちの少なくとも1つのレンジングコードに一致することを決定し、
    少なくとも1つの受信レンジングコードが少なくとも1つの所定のレンジングコードと一致すると決定したことに応答して、前記基地局に前記低電力モードから抜け出させる
    よう動作
    少なくとも1つの受信レンジングコードが少なくとも1つの所定のレンジングコードと一致することを決定することは更に、
    (a)第1の受信レンジングコードが第1の所定のレンジングコードと一致することを決定する段階と、
    (b)前記(a)の段階における決定に応答して、前記低電力モードを抜け出るのに先立って、前記基地局における受信信号の増幅率を増大させる段階と、
    (c)第2の受信レンジングコードが第2の所定のレンジングコードと一致することを決定する段階であり、前記第2の受信レンジングコードは、前記基地局における受信信号の増幅率を増大させた後に前記基地局にて受信される、段階と、
    を有し、且つ
    前記基地局に前記低電力モードから抜け出させることは更に、前記(c)の段階における決定に応答して、前記基地局に前記低電力モードから抜け出させることを有する、
    無線通信システム。
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